JP2002281639A - Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板 - Google Patents

Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板

Info

Publication number
JP2002281639A
JP2002281639A JP2001075894A JP2001075894A JP2002281639A JP 2002281639 A JP2002281639 A JP 2002281639A JP 2001075894 A JP2001075894 A JP 2001075894A JP 2001075894 A JP2001075894 A JP 2001075894A JP 2002281639 A JP2002281639 A JP 2002281639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plates
connection
metal plate
conduit
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001075894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Maeda
政己 前田
Kazuyoshi Iwasaki
一義 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Construction Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Plant Construction Corp filed Critical Toshiba Plant Construction Corp
Priority to JP2001075894A priority Critical patent/JP2002281639A/ja
Publication of JP2002281639A publication Critical patent/JP2002281639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SC構造体への電線管埋設における現場施工
の容易化と工期の短縮化を図る。 【構成】 予め工場において、単位金属板2に分割され
た接続箱構成体10およびそれに接続された電線管16
を取り付け、施工現場でそれら単位金属板2,2を互い
に接続して、連続した金属板5を形成する。その際に、
対向する接続箱構成体10,10を互いに密着させて接
続箱15を完成させる。次に対向配置された一対の金属
板5,5間にコンクリート7を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夫々多数のスタッ
ド付き単位金属板の端縁どうしを互いに接続して壁体を
形成し、その壁体を一対平行して配置し、それら壁体間
にコンクリートを充填して形成するSC構造体への電線
管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単
位金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所などのように放射線遮蔽が
必要となる建物の壁体は、一般に放射線遮蔽性の高い鋼
板等の金属板とコンクリートを複合した所謂SC構造体
(スチールーコンクリート構造体)が多く採用されてい
る。そのSC構造体の内部は、従来現場で多数の鉄筋を
縦横に敷設していた。このようなSC構造体への電線管
の埋設は鉄筋敷設後で、少なくとも一方の側の鋼板の取
付前に、電線管を鉄筋に固定し、その後に鋼板を取付
け、その電線管を含めて一対の鋼板間にコンクリートを
充填していた。そしてその電線管に電源ケーブル、ある
いは制御ケーブルなどの電気ケーブルを導いていた。
【0003】ところが、近年新たなSC構造体が提案さ
れている。これは、工場で予め金属板の内面側に多数の
スタッドを溶接により植設固定して、壁内の従来の鉄筋
の代用とするものである。この工法は現場での作業が少
なく施工が容易な特徴を有している。図6はそのSC構
造体の例を示す部分的な横断面図であり、図7はその正
面図である。これらの図において、1はSC構造体、2
は平行して一対配置された鋼板などの単位金属板、3は
単位金属板2の内面側に溶接されて垂直に延長するスタ
ッド、4は一対の単位金属板2を互いに連結するタイバ
ー、5は複数の単位金属板を互いに接続して形成された
金属板、6は単位金属板2の接続部、7は充填されたコ
ンクリート、8は接続用の鍔体である。
【0004】このようなSC構造体1を施工するには、
予め工場で所定数のスタッド3を溶接した多数の単位金
属板2を製造して施工現場に搬入する。次に複数の単位
金属板2をその鍔部8を利用して平面方向に順次接続
し、施工領域に適合する面積を有する一対の壁面用金属
板5,5を形成し、それらを施工場所に設置して複数の
タイバー4で溶接等により連結する。最後に壁面用金属
板5,5間にコンクリート7を充填し、そのコンクリー
ト7が硬化することによってSC構造体が完成する。か
かるSC構造体1は主に建物の外壁や仕切壁等として施
工される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後者のスタ
ッド付き鋼板の工法によるSC構造体への電線管の埋設
工法は、全く提案されていない。この工法では、スタッ
ド付きの一対の鋼板を立設固定して壁面を構成すると、
内部に電線管を取付るのが困難になる。本発明はこのよ
うな、スタッド付き鋼板の工法によるSC構造体への電
線管の埋設工法を提供することを目的とする。また本発
明はその埋設された電線管への電気ケーブルの敷設方法
の提供を目的とする。さらに本発明は電線管が予め取り
付けられたSC構造体用の単位金属板を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本発
明に係る第1の発明は、夫々内面側に多数のスタッド
(3) の一端が溶接により植設固定された複数の単位金属
板(2) の端縁どおしを互いに平面方向へ接続して連続す
る壁面用金属板(5) を形成し、その壁面用金属板(5) を
一対平行して配置し、それら壁面用金属板(5) (5) 間に
コンクリート(7)を充填して形成するSC構造体への電
線管埋設工法において、予め単位金属板(2) の端縁に接
続部(6) を設け、その接続部(6) に分割された接続箱構
成体(10)を取り付けると共に、それら接続箱構成体(10)
に電線管(16)を接続しておき、施工現場で単位金属板
(2) を互いに接続して壁面用金属板(5) を形成する際
に、それら接続部(6) において対向する接続箱構成体(1
0)(10)を互いに密着して接続箱(15)を完成させ、次いで
壁面用金属板(5) (5) にコンクリート(7) を充填するこ
とを特徴とするSC構造体への電線管埋設工法である。
(請求項1)
【0007】上記工法において、隣接する単位金属板
(2) (2) における接続部(6) の接続箱構成体(10)に開口
部(9) を設け、その開口部(9) をその壁面用金属板(5)
の表面側に露出させることができる。(請求項2)。そ
して上記工法において、前記開口部には開閉可能な蓋体
を取り付けることができる。(請求項3)
【0008】請求項4に記載の発明は、夫々内面側に多
数のスタッド(3) の一端が溶接により植設固定された複
数の単位金属板(2) の端縁どおしを互いに平面方向へ接
続して連続する壁面用金属板(5) を形成し、その壁面用
金属板(5) を一対平行して配置し、それら壁面用金属板
(5) (5) 間にコンクリート(7) を充填して形成するSC
構造体への電線管埋設工法において、予め単位金属板
(2) の端縁に接続部(6) を設け、その接続部(6) に分割
された接続溝構成体(10a) を取り付けると共に、それら
接続溝構成体(10a) に電線管(16)を接続しておき、施工
現場で単位金属板(2) を互いに接続して壁面用金属板
(5) を形成する際に、それら接続部(6) において対向す
る接続溝構成体(10a) を互いに密着して接続溝(15a) を
完成させ、次いで壁面用金属板(5) (5) 間にコンクリー
ト(7) を充填することを特徴とするSC構造体への電線
管埋設工法である。
【0009】上記方法において、コンクリート7の硬化
後に接続箱(15)または接続溝(15a)を中継部として電線
管(16)内に電気ケーブル(19)を敷設することができる。
(請求項5)請求項6に記載の発明は、夫々内面側に多
数のスタッド(3) の一端が溶接により植設固定された複
数の単位金属板(2) (2) の縁部どうしを互いに接続して
連続する壁面用金属板(5) を形成し、その壁面用金属板
(5) を一対平行して配置し、それら壁面用金属板(5)
(5) 間にコンクリート(7) を充填して形成するSC構造
体における前記単位金属板(2) において、その縁部に設
けた接続部(6) に分割された接続箱構成体(10)が取り付
けられ、前記接続箱構成体(10)に電線管(16)が接続され
ていることを特徴とする単位金属板である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
より説明する。図1は本発明の工法によって電線管を埋
設したSC構造体の横断面図であり、図2はその接続部
の拡大斜視図である。これらの図において、SC構造体
1のスタッド付き鋼板自体は図6,図7と同様に構成さ
れる。すなわち複数の単位金属板2にはスタッド3が所
定間隔でスタッド溶接により取り付けられると共に、そ
れら単位金属板2,2の間が複数のタイバー4で連結さ
れる。そして複数の単位金属板2がその縁の接続部6で
互いに接続されて連続した壁面用金属板5が形成され、
それら壁面用金属板5の間にコンクリート7が充填され
る。
【0011】隣接する2枚の単位金属板2,2により形
成される接続部6には、それぞれ直角方向に延長する鍔
体8,8が対向して設けられ、それら鍔体8,8の一部
およびそれに連続する各単位金属板2,2の一部をとも
に切り欠かくことにより開口部9,9が形成されてい
る。そして図2に示すように、接続部6における鍔体8
と開口部9を利用して分割型の接続箱構成体10,10
が溶接等により取り付けられる。
【0012】接続箱構成体10,10において、その横
壁11,11に貫通孔12,12が形成されると共に、
開口部9,9側の上下に取付片13,13がそれぞれ設
けられ、それら取付片13,13にネジ孔14,14が
形成されている。隣接する単位金属体2,2は、図2の
矢印のように接近して接触させた状態でそれら鍔体8,
8部分を互いに溶接等により接続されるが、その接続状
態において対向する接続箱構成体10,10が互いに密
着されて接続箱15(図1参照)が形成される。またそ
の接続箱15の開口部側には取付片13,13のネジ孔
14,14を利用して図示しない蓋体が装脱着自在に取
り付けられる。
【0013】接続箱構成体10,10における横壁11
に形成された貫通孔12,12に電線管16、16がそ
れぞれ接続されている。図3は電線管の一方の接続部分
の詳細図である。電線管16の端部に形成されたネジ部
に一方のロックナット17を螺着して貫通孔12に挿入
し、次いで他方のロックナット17を前記ネジ部に螺着
し、最後にブッシング18を嵌入することにより電線管
16を接続箱構成体10に安定且つ確実に固定すること
ができる。なお単位金属板2,2の他方の接続部も同様
に構成され、電線管16,16の他端が同様にしてその
接続箱構成体10,10に接続される。また、開口部9
は隣接する単位金属板2,2のいずれか一方のみに設け
ることもできる。さらに接続箱15やそれに接続される
電線管16は図1の上側の壁面用金属板5側にも設ける
ことができる。
【0014】次に上記のSC構造体に電線管16を埋設
する工法を説明する。先ず工場などにおいて前記のよう
な多数の単位金属板2を製造するが、その際、単位金属
板2の接続部6となる近傍に開口部9を形成すると共
に、接続箱構成体10を溶接等により取り付ける。なお
接続箱構成体10には予めネジ孔14を形成した取付片
13を上下一対設けると共に、その横壁11に貫通孔1
2を形成しておく。次にその貫通孔12に電線管16の
端部を図3のように接続する。
【0015】次に接続箱構成体10と電線管16を取り
付けた状態の上記単位金属板2を多数施工現場に搬入す
る。そして先ず単位金属板2,2を一対ずつタイバー4
(図示せず)で互いに連結し、それら単位金属板2,2
の対を所定数横に並べて一対の壁面用金属板5,5を構
成すると共に、それらをコンクリート等の基礎部にモル
タル等で固定して立設する。単位金属板2を横に接続す
る際には、隣接する単位金属板2間に対向する接続箱構
成体10,10を互いに一致させた状態でその鍔部8,
8間を溶接等により固定する。次に壁面用金属板5,5
間の空間部にコンクリート7を充填し、そのコンクリー
ト7が硬化することにより電線管16および接続箱15
を埋設したSC構造体1が完成する。
【0016】電線管16をこのように接続箱15単位で
分割して取り付けることにより、電線管16の途中接続
が必要でなくなると共に、隣接する電線管16,16の
間でそれらの軸線が多少ずれても電気ケーブルの敷設に
影響及ぼすことはない。そのためSC構造体の施工が容
易になり工期も短くなるという利点がある。なお、単位
金属板2における接続部6部分の開口部9は必ずしも設
ける必要はなく、例えばSC構造体1の端部分を構成す
る単位金属板2などにおいては省略してもよい。
【0017】上記SC構造体1に埋設された電線管16
を利用して電気ケーブルを敷設するには、埋設された電
線管16の端部から順に電気ケーブルを挿通していけば
よい。その際、単位金属板2ごとに設けられている開口
部9を敷設の中継部として利用することにより、敷設作
業を容易且つ迅速に行うことができる。そして電気ケー
ブルの敷設が完了したとき、各開口部9を蓋体(図示せ
ず)で閉鎖する。なお敷設された電気ケーブルの保守点
検や敷設変えなどにおいても、各接続箱15の開口部9
を点検口または作業の中継部として利用することができ
る。
【0018】図4は本発明の工法によって電線管を埋設
した別のSC構造体の横断面図であり、図5はそれを正
面から見た縦断面図である。これらの図において、19
は電気ケーブル、20は接地線、21はコンセントボッ
クス、22は床または天井などのスラブ、23は縦接続
路である。
【0019】この例では、単位金属板2の接続部6に溶
接等により取り付けた接続溝構成体10aは縦方向に細
長く形成され、それによって縦長の接続溝15aが形成
される。そして接続溝15aには横方向から電線管1
6、16を接続する中継部もしくは中継ボックスの役割
と共に、電気ケーブル19等を縦方向に敷設または分岐
する経路としての役割も兼ねている。すなわちこの接続
溝15a は、例えば数階に渡って延長する細長い縦接続
路23の一部を兼ねている。
【0020】接続溝構成体10a の一方(図4における
左側)は断面コ状に形成され、それに対向する他方は平
板状に形成され、それらの対向面を密着させることによ
り図4のような接続溝15a が完成される。このように
構成すると、図2の例に比べて対向する接続箱構成体1
0a を互いに密着して接続溝15a を形成する際の位置
合わせがさらに容易となり、特に本実施形態のように接
続溝構成体10a が縦長の場合には、その容易性の施工
に与える効果は極めて大きい。
【0021】単位金属板2は縦横の接続部6(縁部)に
設けた鍔体8を利用して互いに縦横に接続される。その
際、接続溝構成体10aも縦横に密着されて延長する。
ただし縦方向に例えば建物1階分の長さを有する単位金
属板2を使用する場合には、横方向のみの接続でよい。
接続溝15aの縦方向への中間部分において、例えば図
5に示すようなコンセントボックス21を設けたり電線
管16を接続することができる。なおこれら電線管16
もSC構造体1内に同時に埋設されるものであり、それ
らの接続溝15aへの接続方法は図3と同様に行うこと
ができる。
【0022】単位金属板2における接続部6近傍には縦
方向に延長する細長い開口部9が形成され、その開口部
9の長手方向に沿って細長い接続溝構成体10aが前記
のように取り付けられる。そして断面コ字型の接続溝構
成体10aには適宜の間隔で図2に示したようなネジ孔
14付きの取付片13が設けられ、そのネジ孔14を利
用して図示しない縦長の蓋体が装脱着自在に取り付けら
れる。
【0023】図5に示すようにスラブ22に例えば接地
線20や他の電気ケーブル19等が埋設され、それを上
下方向に延長する必要がある場合には、図示のように縦
長の接続溝15aを接地線20の通過路として利用する
ことができる。また、スラブ22を上下に貫通する短い
電線管16を埋設して他の電気ケーブル19等を通過さ
せることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係るSC構造体へ
の電線管埋設工法は、予めスタッド付きの単位金属板の
接続部に分割された接続箱構成体を取り付けると共に、
それら接続箱構成体に電線管を接続し、施工現場で単位
金属板を互いに接続して連続する金属板を形成する際
に、それら接続部において対向する接続箱構成体を互い
に密着して接続箱を完成させ、次いで金属板間にコンク
リートを充填することを特徴とする。
【0025】そのため工場などにおいて電線管の取り付
けや固定を迅速かつ容易に行うことができると共に、現
場での作業範囲を少なくして施工効率を高め、それによ
って施工時間を短縮でき、全体として低コストでSC構
造体を構成することができる。また比較的短い電線管を
接続箱単位で取り付けるので、電線管の途中接続を必要
とせず、さらに隣接する電線管の間で軸線が多少ずれて
いても電気ケーブルの敷設に際して影響及ぼすことがな
い。そのためSC構造体の施工が容易になり工期も短く
なるという利点がある。
【0026】上記工法において、隣接する単位金属板
(2) (2) における接続部(6) の接続箱構成体(10)に開口
部(9) を設け、その開口部(9) をその壁面用金属板(5)
の表面側に露出させることができる。このように構成す
ると、電気ケーブルの敷設や保守管理あるいは敷設変え
などを効率よく迅速に行うことができる。そしてその開
口部9には、開閉可能な蓋体を取り付けて内部の電気ケ
ーブルを保護することができる。
【0027】また、予め単位金属板(2) の端縁に接続部
(6) を設け、その接続部(6) に分割された接続溝構成体
(10a) を取り付けると共に、それら接続溝構成体(10a)
に電線管(16)を接続しておき、施工現場で単位金属板
(2) を互いに接続して壁面用金属板(5) を形成する際
に、それら接続部(6) において対向する接続溝構成体(1
0a) を互いに密着して接続溝(15a) を完成させた発明に
おいては、横方向の電気ケーブルの埋設と共に、例えば
建物の複数階に渡って電気ケーブルを敷設する場合にお
いて、その縦方向の通路としての接続溝を兼ねさせるこ
とができる。また、その開口部9を利用して電気ケーブ
ルの敷設や保守管理あるいは敷設変えなどを効率よく迅
速に行うことができる。そしてその開口部には開閉可能
な蓋体を取り付けて内部の電気ケーブルを保護すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工法によって電線管を埋設したSC構
造体の横断面図。
【図2】図1における接続部の拡大斜視図。
【図3】図2における電線管接続部分の拡大図。
【図4】本発明の工法によって電線管を埋設した別のS
C構造体の横断面図。
【図5】図4のSC構造体を正面から見た断面図。
【図6】SC構造体の例を示す部分的な横断面図。
【図7】図6の正面図。
【符号の説明】
1 SC構造体 2 単位金属板 3 スタッド 4 タイバー 5 金属板 6 接続部 7 コンクリート 8 鍔体 9 開口部 10 接続箱構成体 10a 接続溝構成体 11 横壁 12 貫通孔 13 取付片 14 ネジ孔 15 接続箱 15a 接続溝 16 電線管 17 ロックナット 18 ブッシング 19 電気ケーブル 20 接地線 21 コンセントボックス 22 スラブ 23 縦接続路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/06 311 G21C 13/00 Q 1/08 G21D 1/00 M 3/38 H02G 3/28 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々内面側に多数のスタッド(3) の一端
    が溶接により植設固定された複数の単位金属板(2) の端
    縁どおしを互いに平面方向へ接続して連続する壁面用金
    属板(5) を形成し、その壁面用金属板(5) を一対平行し
    て配置し、それら壁面用金属板(5) (5) 間にコンクリー
    ト(7) を充填して形成するSC構造体への電線管埋設工
    法において、 予め単位金属板(2) の端縁に接続部(6) を設け、その接
    続部(6) に分割された接続箱構成体(10)を取り付けると
    共に、それら接続箱構成体(10)に電線管(16)を接続して
    おき、 施工現場で単位金属板(2) を互いに接続して壁面用金属
    板(5) を形成する際に、それら接続部(6) において対向
    する接続箱構成体(10)(10)を互いに密着して接続箱(15)
    を完成させ、 次いで壁面用金属板(5) (5) にコンクリート(7) を充填
    することを特徴とするSC構造体への電線管埋設工法。
  2. 【請求項2】 隣接する単位金属板(2) (2) における接
    続部(6) の接続箱構成体(10)に開口部(9) を設け、その
    開口部(9) をその壁面用金属板(5) の表面側に露出させ
    たことを特徴とする請求項1に記載のSC構造体への電
    線管埋設工法。
  3. 【請求項3】 前記開口部(9) には装脱着自在な蓋体が
    取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のSC
    構造体への電線管埋設工法。
  4. 【請求項4】 夫々内面側に多数のスタッド(3) の一端
    が溶接により植設固定された複数の単位金属板(2) の端
    縁どおしを互いに平面方向へ接続して連続する壁面用金
    属板(5) を形成し、その壁面用金属板(5) を一対平行し
    て配置し、それら壁面用金属板(5) (5) 間にコンクリー
    ト(7) を充填して形成するSC構造体への電線管埋設工
    法において、 予め単位金属板(2) の端縁に接続部(6) を設け、その接
    続部(6) に分割された接続溝構成体(10a) を取り付ける
    と共に、それら接続溝構成体(10a) に電線管(16)を接続
    しておき、 施工現場で単位金属板(2) を互いに接続して壁面用金属
    板(5) を形成する際に、それら接続部(6) において対向
    する接続溝構成体(10a) を互いに密着して接続溝(15a)
    を完成させ、 次いで壁面用金属板(5) (5) 間にコンクリート(7) を充
    填することを特徴とするSC構造体への電線管埋設工
    法。
  5. 【請求項5】 コンクリート7の硬化後に接続箱(15)ま
    たは接続溝(15a) を中継部として電線管(16)内に電気ケ
    ーブル(19)を敷設することを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれかに記載のSC構造体への電気ケーブ
    ルの敷設方法。
  6. 【請求項6】 夫々内面側に多数のスタッド(3) の一端
    が溶接により植設固定された複数の単位金属板(2) (2)
    の縁部どうしを互いに接続して連続する壁面用金属板
    (5) を形成し、その壁面用金属板(5) を一対平行して配
    置し、それら壁面用金属板(5) (5) 間にコンクリート
    (7) を充填して形成するSC構造体における前記単位金
    属板(2) において、 その縁部に設けた接続部(6) に分割された接続箱構成体
    (10)が取り付けられ、前記接続箱構成体(10)に電線管(1
    6)が接続されていることを特徴とする単位金属板。
JP2001075894A 2001-03-16 2001-03-16 Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板 Pending JP2002281639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001075894A JP2002281639A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001075894A JP2002281639A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002281639A true JP2002281639A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18932909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001075894A Pending JP2002281639A (ja) 2001-03-16 2001-03-16 Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002281639A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106759849A (zh) * 2017-01-23 2017-05-31 上海市地下空间设计研究总院有限公司 一种带有通讯供电线缆的预制混凝土构件
CN109403551A (zh) * 2018-10-24 2019-03-01 远大住宅工业(上海)有限公司 一种连接盒及其加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106759849A (zh) * 2017-01-23 2017-05-31 上海市地下空间设计研究总院有限公司 一种带有通讯供电线缆的预制混凝土构件
CN109403551A (zh) * 2018-10-24 2019-03-01 远大住宅工业(上海)有限公司 一种连接盒及其加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6536168B1 (en) Apparatus and methods for moldable and customizable structures
CN108532751B (zh) 装配式混凝土梁柱节点及施工方法
CN106088148B (zh) 综合管廊模板及其应用
KR101776129B1 (ko) 슬래브 및 벽체 겸용 조립형 프리캐스트 이중 구조물 및 이를 이용한 이중 구조 pc 벽체의 시공 방법
CN105544798B (zh) 一种装配式空心板剪力墙结构及其施工方法
JP4316161B2 (ja) 発電プラント建設工法
JP2002281639A (ja) Sc構造体への電線管埋設工法および電気ケーブルの敷設方法並びにその単位金属板
JP4016382B2 (ja) Sc構造体への電設工法
CN211849569U (zh) 一种钢筋混凝土预制组装式箱变基础
CN209329658U (zh) 一种装配式电缆沟
JP4182425B2 (ja) 鋼板コンクリート構造体の埋設電路
JP2001254506A (ja) 建築物における配管ボックスユニット及びその建造方法
JP3808854B2 (ja) 間仕切り壁支持用架台
JP2007064636A (ja) Sc構造体およびその施工方法
JPH02132245A (ja) 建築物の床構造およびその施工方法
RU222277U1 (ru) Инженерная панель модульного здания
JP3346948B2 (ja) 中実の埋込材を持つコンクリートスラブ用基板、該基板を用いたコンクリートスラブの施工方法とその構築物
JP3346947B2 (ja) 一部に高さの低い埋込材を持つコンクリートスラブ用基板、該基板を用いたコンクリートスラブの施工方法とその構築物
CN211500662U (zh) 下路桁形式预应力管幕系统的预制梁连接结构
JP2001324052A (ja) 建築物用の配管ボックスユニット及びその建造方法
JPH09121420A (ja) コンクリート製ボックスおよびプレハブユニット
JPS61106007A (ja) 制御盤基礎工法
JP2002174365A (ja) 配管構造、配管基礎および配管基礎の施工方法
JPH0461564B2 (ja)
WO2010100661A1 (en) Modular building system