JP2002281336A - カラー画像のエッジ部検出方法 - Google Patents

カラー画像のエッジ部検出方法

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JP2002281336A
JP2002281336A JP2001079796A JP2001079796A JP2002281336A JP 2002281336 A JP2002281336 A JP 2002281336A JP 2001079796 A JP2001079796 A JP 2001079796A JP 2001079796 A JP2001079796 A JP 2001079796A JP 2002281336 A JP2002281336 A JP 2002281336A
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edge
color
signal
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pixel
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JP2001079796A
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Yasunobu Shirata
康伸 白田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコントラストの低い文字等の線画エ
ッジを高精度にエッジ検出できる新規のカラー画像のエ
ッジ部検出方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、カラー原稿について色分解さ
れた2つの色信号(G信号、R信号)を用いて、一方の
色信号(G信号)に対する第1のエッジ検出部103
と、他方の色信号(R信号)に対する第2のエッジ検出
部104によってエッジ抽出する。2つの色信号は、異
なるMTF補正処理が施される。有効信号発生部127
によって、エッジ検出された画素の近傍主走査方向と、
副走査方向において第2のエッジ検出部104の検出出
力を有効にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像からエ
ッジを有する領域、例えば文字領域と写真領域、網点領
域などの他の領域との境界を検出するためのカラー画像
のエッジ部検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているエッジ部の検出方法に
は次のようなものがある。
【0003】1)特開平5−308516号公報 コントラストの低い文字等の線画エッジを検出する場合
に、複数組の閾値を設定し、また、エッジ部検出をする
場合その注目画素の近傍、主走査方向に対してエッジ部
の検出をし易いようにするものである。
【0004】2)特許第2807473号明細書 スキャナまたは、デジタルビデオなどからの色分解され
たR、G、B信号等の組を用いて、その信号の組の中で
最大、あるいは最小の信号レベルを有する色信号に対し
てエッジ判定を行なうことによりエッジ部を抽出するも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、特開平5−308516号公報に開示された発明
は、コントラストの低い文字等のエッジを検出するため
に複数組の閾値を設定する。しかし、コントラストの低
い場合は濃度差が小さく複数組の閾値を設定したとして
もエッジとして検出できない場合がある。
【0006】文字のエッジを検出するために、MTF補
正処理を施し鮮鋭化した色信号を用いてエッジ検出を行
なうが、低濃度の文字をエッジ検出するためには強い補
正を施す必要があり、その場合、切り張り部分等の文字
でないエッジや、ノイズ等もエッジ検出してしまう場合
がある。
【0007】また、エッジ判定された注目画素に続く一
定数画素についてエッジ判定しやすくしているが、この
一定数画素は、走査方向が一方向(主走査方向)であ
り、副走査方向等は考えていないため、副走査方向のエ
ッジに対しては高精度に検出できない。
【0008】特許第2807473号明細書に記載の発
明は、スキャナまたは、デジタルビデオなどからのR、
G、B信号の組を用いてその信号の組の中で最大、ある
いは最小の信号レベルを有する色信号に対してエッジ判
定を行なうことによりエッジ部を抽出するものである。
しかし、低濃度の黒文字の場合において、RGB信号の
色信号はほぼ同一の値をとり、最小レベルを有する色信
号を用いてエッジ検出を行なっても、エッジ検出がし難
い。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、コントラストの低い文字等の線画エッジ
を高精度にエッジ検出できる新規のカラー画像のエッジ
部検出方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のカラー画像のエッジ部検出方法は、2つの色
信号を用いて、それぞれの色信号についてエッジ部の検
出を行い、その結果を総合するようにしたものである。
【0011】即ち、請求項1の本発明は、カラー原稿に
ついて色分解された2つの色信号を用いて、一方の色信
号に対する第1のエッジ検出部と、他方の色信号に対す
る第2のエッジ検出部によってエッジ抽出することを特
徴とするカラー画像のエッジ部検出方法である。
【0012】請求項2の本発明は、2つの色信号は、異
なるMTF補正処理が行われた色信号である請求項1に
記載のカラー画像のエッジ部検出方法である。
【0013】請求項3の本発明は、エッジ検出された画
素の近傍主走査方向と、副走査方向において第2のエッ
ジ検出部の検出出力を有効にする請求項1または2に記
載のカラー画像のエッジ部検出方法である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図を参照して
説明する。
【0015】図1は、本発明を実施するエッジ部検出装
置の構成を示している。G信号が入力されるMTF補正
部1(102)の出力が第1のエッジ検出部(103)
に入力されるようにしてある。また、R信号が入力され
るMTF補正部2(101)の出力が第2のエッジ検出
部(104)に入力されるようにしてある。そして、第
1のエッジ検出部(103)の出力と第2のエッジ検出
部(104)の出力が論理和部(105)に入力され
て、論理和部(105)の出力にエッジ検出の出力が得
られるようにしてある。
【0016】第1のエッジ検出部(103)と第2のエ
ッジ検出部(104)は、同一の構成とされており、そ
れぞれ、3値化部(111、121)、パターンマッチ
ング1部(112、122)、パターンマッチング2部
(114、124)、補正部(113、115、12
3、125)、論理積部(116、126)で構成され
ている。
【0017】また、第2のエッジ検出部(104)には
有効信号発生部(127)が接続されて、この第2のエ
ッジ検出部(104)の検出出力の有効、無効を制御で
きるようにしている。
【0018】次に、このようなエッジ部検出装置を用い
て行う本発明のエッジ部検出の方法について説明する。
【0019】原稿をスキャナ等で読み取って得られたデ
ジタル多値画像信号(ここではG信号、R信号)が、 M
TF補正部1、2(101、102)に入力し、そこ
で、MTF補正処理が施される。ここで、 MTF補正処
理の係数は、R信号に対するMTF補正部2(101)
の係数が、例えば図3に示したような係数とされ、ま
た、G信号に対するMTF補正部1(102)の係数
が、例えば図4に示したような係数とされて、MTF補
正部1(102)の方がMTF補正部2(101)より
強い補正がかかる係数を設定する。
【0020】このMTF補正後のG、R信号は第1のエ
ッジ検出部(103)と第2のエッジ検出部(104)
にそれぞれ入力される。
【0021】尚、2つの色信号としてここでは、例とし
てG、R信号を用いるが、他の組み合わせであるG、B
信号などでも良く、または二つともG信号とするなど、
同一の色信号でも構わない。
【0022】第1のエッジ検出部(103)と第2のエ
ッジ検出部(104)は、同じ動作を行なう。第1のエ
ッジ検出部(103)は、3値化部(111)に予め設
定された閾値th1、th2(ただしth1よりth2
が大)の組み合わせを用いて白画素と黒画素を検出する
ことにより、線画のエッジ画素を検出するものである。
【0023】3値化部(111)は入力信号をth1と
比較し、入力信号値≦th1のとき白画素と判定し、入
力信号値≧th2のとき黒画素と判定し、そうでないと
きには中間画素と判定する。パターンマッチング1部
(112)は、3値化部(111)の白画素と黒画素に
対して、3×3のマトリクスによりパターンマッチング
を行い、マッチするときに注目画素(マトリクスの中心
画素)をアクティブ画素と判定する。
【0024】補正部(113)はパターンマッチング1
部(112)によりアクティブ画素と判定された画素の
個数を、注目画素を含む局所領域内で計数し、その計数
値が所定値以上であれば、注目画素(または、注目画素
を含む局所領域)を黒線画画素と判定して出力をアクテ
ィブにする。
【0025】またパターンマッチング2部(114)
は、3値化部(111)の白画素に対して、3×3のマ
トリクスにより、パターンマッチングを行ない、マッチ
するときに注目画素(マトリクスの中心画素)をアクテ
ィブ画素と判定する。補正部(115)は、パターンマ
ッチング2部(114)によりアクティブ画素と判定さ
れた画素の個数を、注目画素を含む局所領域内で計数
し、その計数値が所定値以上であれば、注目画素(また
は、注目画素を含む局所領域)を白線画画素と判定して
出力をアクティブにする。
【0026】論理積部(116)は2つの補正部(11
3、115)の出力の論理積信号を出力する。この出力
がアクティブになるのは、補正部(113、115)の
出力が同時にアクティブのとき、つまり、注目画素を含
む局所領域内に白線画画素と黒線画画素の両方が存在す
るときであり、これは注目画素が線画のエッジ画素とし
て検出されたということである。
【0027】第2のエッジ検出部(104)は、第1の
エッジ検出部(103)と同様の動作をするものである
が、論理積部(126)の入力に有効信号発生部(12
7)があり、この有効信号がアクティブのときしか第2
のエッジ検出部(104)は機能しない。有効信号発生
部(127)は、第1のエッジ検出部(103)で検出
された線画エッジ画素に続く一定数画素領域(主走査方
向一定数画素と、副走査方向一定数画素と、次ラインの
主走査方向一定数画素)についてのみ出力をアクティブ
にする。
【0028】これは、第1のエッジ検出部(103)の
エッジ判定をトリガーとして、エッジ検出された画素の
近傍の低濃度の文字エッジを第2のエッジ検出部(10
4)を用いることで確実にエッジとして判定しようとす
るものである。
【0029】ここでいう一定数画素領域を図2に示す。
図2に示す主走査方向と副走査方向のある一定の範囲に
おいて有効信号発生部(127)はアクティブ信号を出
力する。
【0030】論理和部(105)は第1のエッジ検出部
(103)の論理積部(116)と、第2のエッジ検出
部(104)の論理積部(126)の出力のどちらかが
アクティブであれば、注目画素(または、注目画素を含
む局所領域)を最終的な線画エッジと判定して出力をア
クティブにする。
【0031】
【発明の効果】請求項1のエッジ部検出方法では、二つ
の色信号を用いることで一方の色信号では抽出できない
エッジ部を他方の色信号で抽出するので、高精度に低濃
度の文字のエッジ部検出ができる。
【0032】請求項2のエッジ部検出方法では、二つの
色信号に対して、それぞれ異なるMTF補正を施すの
で、より高精度に低濃度の文字のエッジ部検出ができ
る。
【0033】請求項3のエッジ部検出方法では、主走査
方向と副走査方向の近傍においてエッジ部の検出をし易
くするので、更に高精度なエッジ検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するエッジ部検出装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】一定数画素領域の例を説明する図である。
【図3】MTF補正の係数の一例を示す図である。
【図4】MTF補正の係数の他の例を示す図である。
【符号の説明】
101;MTF補正部2、102;MTF補正部1、1
03;第1のエッジ検出部、104;第2のエッジ検出
部、105;論理和部、111、121;3値化部、1
12、122;パターンマッチング部1、113、12
3;補正部、114、124;パターンマッチング部
2、115、125;補正部、116、126;論理積
部、127;有効信号発生部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿について色分解された2つの
    色信号を用いて、一方の色信号に対する第1のエッジ検
    出部と、他方の色信号に対する第2のエッジ検出部によ
    ってエッジ抽出することを特徴とするカラー画像のエッ
    ジ部検出方法。
  2. 【請求項2】 2つの色信号は、異なるMTF補正処理
    が行われた色信号である請求項1に記載のカラー画像の
    エッジ部検出方法。
  3. 【請求項3】 エッジ検出された画素の近傍主走査方向
    と、副走査方向において第2のエッジ検出部の検出出力
    を有効にする請求項1または2に記載のカラー画像のエ
    ッジ部検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259107A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Pentax Corp パターンマッチングシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259107A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Pentax Corp パターンマッチングシステム
JP4662873B2 (ja) * 2006-03-23 2011-03-30 Hoya株式会社 パターンマッチングシステム

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