JP2002281295A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002281295A
JP2002281295A JP2001080543A JP2001080543A JP2002281295A JP 2002281295 A JP2002281295 A JP 2002281295A JP 2001080543 A JP2001080543 A JP 2001080543A JP 2001080543 A JP2001080543 A JP 2001080543A JP 2002281295 A JP2002281295 A JP 2002281295A
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scanning direction
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JP2001080543A
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Satoshi Ouchi
敏 大内
Koji Kobayashi
幸二 小林
Noriko Miyagi
徳子 宮城
Takeshi Ogawa
武士 小川
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Ricoh Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/403Edge-driven scaling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡大して画像再生する場合に発生するエッジ
部のがたつきや黒エッジ部の色にじみ現象を抑制する。 【解決手段】 ユーザで指定された変倍率の内、「がた
つき」などを発生させない変倍率αの0.9倍までを、
画像入力装置1の機械変倍で変倍し、さらに主走査方向
の変倍処理回路4、副走査方向の変倍処理回路5では、
ユーザ指定の変倍率で変倍する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像処理
における画像の画質向上処理に関し、より詳細には変倍
処理を行う場合に効果的に画質を向上させる処理に関
し、特に、カラー複写機におけるカラー/白黒判定(オ
ートカラーセレクション、以下ACS)や原稿種判定
(例えば文字/印刷絵柄、文字/印画紙絵柄、ジェネレ
ーションなど)を変倍対応可能とする技術であり、例え
ば、スタンドアローン型のデジタル複写機、デジタル複
写機同士をネットワークで接続した場合の処理形態や、
ホストコンピュータに複数の出力装置が接続された場合
の処理形態、あるいはネットワーク対応型のスキャナ装
置などに好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機などの装置で変倍
処理を行う場合には、主走査方向に対しては、電気的な
補間処理変倍を行い、副走査方向に対しては、読み取り
速度を制御する機械的な変倍を行っている。
【0003】近年、スキャナが400dpi系の読み取
りから、高密度化に伴い、600dpi系の読み取りに
移行しつつあるが、その結果、特に拡大変倍時において
は、機械振動などのノイズを拾いやすくなり、RGB信
号の読み取り位置ずれを引き起こし黒文字エッジ部、黒
細線部における「色にじみ」現象などを発生させるとい
う、問題がある。
【0004】しかし、上記した現象は、図4に示すよう
に、線形的に増加するものではなく、ある倍率を境にし
て、「色にじみ」を起こす領域幅やグレーバランスくず
れの振幅が増大することが多い。また、グレーバランス
がくずれない場合でも、エッジ部の「がたつき」と言う
不具合が、機械振動を拾うことによって、ある倍率を境
にして同様な傾向で発生する。
【0005】ところで、複数枚の複写を行う場合に、そ
の度にスキャナを駆動させるのではなく、読み取った画
像データを一旦記憶装置に保存し、それを利用する処理
タイプのデジタル複写機が近年著しく増加している。ま
た、カラー複写機、特に1ドラムタイプの装置におい
て、版の数(通常は4)と同じ回数のスキャナ駆動を行
うのではなく、一度読み取った画像データを一旦記憶装
置に保存し、それを複数回利用する処理タイプのカラー
デジタル複写機も増加している。
【0006】上記した記憶装置を搭載した従来装置(図
5)において変倍処理を行う場合には、副走査方向に対
して変倍率に応じた(倍率と1対1)機械的な変倍を行
った画像データを画像記憶装置3に記憶していた。図5
は、従来装置の構成を示す。なお、階調処理回路6は、
空間周波数の補正を行うフィルタ処理、カラーマッチン
グを行う色補正処理、プリンタ特性に合った擬似中間調
処理などを行う回路である。
【0007】また、複写機、特にカラー複写機におい
て、カラー/白黒判定(ACS)や原稿種判定の機能を
備えた装置もある。前者の判定機能では、原稿が白黒と
判定されると、黒単色処理を行うことにより画像再生の
スピードやコスト削減を図り、後者の判定機能では、例
えば原稿が印刷原稿であるのか、印画紙による絵柄であ
るのかを判定することにより、例えば原稿毎に最適な色
補正係数を設定するなどして、原稿の色再現性の向上を
図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したカラ
ー/白黒判定や原稿種判定は、一般的には変倍画像デー
タに対して考慮されておらず、プリスキャン時に等倍デ
ータに対して、一度判定を行った後、本スキャンおいて
画像再生が行われている。
【0009】本発明は上記した背景を基になされたもの
で、本発明の目的は、画像読み取り系の高密度化によ
り、特に拡大して画像再生する場合に発生するエッジ部
のがたつきや黒エッジ部の色にじみ現象を抑制すると共
に、プレスキャンレスでACSや原稿種認識を行う画像
処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、例えばデジ
タル複写機において、読み込んだ画像データを記憶装置
に記憶し、複数回使用して画像を再生するような場合
に、特に副走査方向の変倍処理を考慮し、ユーザーが指
定した倍率の画像データを得る際に、システム全体で高
画質化にとって一番好ましい処理を行う。
【0011】本発明では、例えばデジタル複写機におい
て、読み込んだ画像データを記憶装置に記憶し、複数回
使用して画像を再生するような場合に、記憶装置に記憶
すると同時に原稿の判定を行って画像再生する際の処理
を切り換えるとともに、特に副走査方向の変倍処理を考
慮し、ユーザーが指定した倍率の画像データを得る際
に、システム全体で高画質化にとって一番好ましい処理
を行う。
【0012】本発明では、プレスキャンレスでカラー/
白黒判定を行いつつ高画質な画像変倍を行い、また、プ
レスキャンレスで原稿種判定を行いつつ高画質な画像変
倍を行う。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて具体的に説明する。 (実施例1)モノクロ複写機の例で、全体の動作を説明
する。副走査方向の拡大変倍を行う際に、振動などによ
るノイズが入らない場合には、解像度を考慮して機械的
な変倍を行った方が有利である。しかしながら、近年の
入力機器の高解像度化に伴い、ある一定以上の拡大率
(ここではα%)になった場合には文字エッジ部の「が
たつき」が非常に目立つようになってきた。この不具合
を回避する(できる限り解像度を維持しつつ、がたつき
も発生させない)ために、ここではα%の例えば9割、
すなわち0.9×α倍までを機械的に変倍し、後段でさ
らに電気的な変倍を行う。0.9×αが100より小さ
い場合は、原稿を等倍で読み取る。
【0014】図1は、本発明の実施例の構成を示す。画
像入力装置1は、600dpi、256階調のスキャナ
であり、副走査方向に対して機械的に変倍されたデータ
を出力する。2は、画像記憶装置3に格納する画像デー
タを圧縮するための圧縮処理と圧縮された画像を元のフ
ォーマットに戻す伸長処理を行う回路である。3は原稿
1枚分に相当する画像データを記憶する画像記憶装置、
4は例えば3次元畳み込み内挿(Cubic Conv
olution)による主走査方向の変倍処理回路、5
は例えば双線形補間法(Bi−linear Inte
rpolation)による副走査方向の変倍処理回
路、6は空間フィルタ処理、擬似中間調処理を行う階調
処理回路であり、以上の処理を行った後の画像データを
画像出力装置7に転送し、画像を再生する。
【0015】以下、実施例1の処理を詳述すると、今、
仮に300%の拡大変倍がユーザーから指定されたとす
る。画像入力装置1において、主走査方向については等
倍つまり100%の読み取りを行う。副走査方向につい
ては、200%の変倍までが、再生画像に文字エッジの
がたつきが目立たないことが実験的に確認されていると
すると、200×0.9=180%の機械的変倍を行う
ことにする。これを一旦画像記憶装置3に記憶する。記
憶する理由は、例えば複数の連続コピーを行う場合に、
再度スキャニングするよりも処理が速くなり、あるいは
得られる再生画像の均一性が維持されるからである。
【0016】圧縮/伸長回路2では、公知の手法で画像
を圧縮/伸長する。伸長された画像に対し、変倍処理回
路4は、3次元畳み込み内挿による主走査方向の変倍処
理(300%)を行う。この変倍処理については、例え
ば、論文「適応的な2次元標本化関数による高品質な画
像拡大再構成:画像電子学会誌 第28巻 第5号(1
999)、620頁〜606頁」などを参照されたい。
なお、双線形補間法による変倍処理も同様によく知られ
た方法であるが、この双線形補間法による変倍と異なる
点は、注目画素近傍の画素値を多少広く参照することに
より、比較的精度の高い変倍処理が可能になる点であ
る。
【0017】変倍処理回路5では、双線形補間法による
副走査方向の変倍処理(300/180%)を行う。こ
れは簡単には、2つの画素値からの線形補間処理であ
り、副走査方向にラインバッファをさほど必要としない
点では3次元畳み込み内挿法より有利である(なお、一
般的に双線形補間法とは、二次元的な補間つまり周囲4
画素からの内部線形補間を指すことが多いが、ここでは
副走査方向の一次元的な補間処理を行う)。しかし、エ
ッジにおけるジャギーの発生など補間精度は落ちる。な
お、副走査方向にラインバッファが比較的多く使えるよ
うな状況では、副走査方向についても3次元畳み込み内
挿法による変倍処理を行ってもよいし、逆に処理をより
簡単にし、補間精度を問わない場合には、間引き処理、
二度書き処理を選択しても良い。
【0018】階調処理回路6では、例えば、特開平7−
95409号公報に記載の空間フィルタ処理を行った
後、さらに例えば、誤差拡散法による擬似中間調処理を
行って、後段の画像出力装置7に画像データを送る。ま
た、擬似中間調処理の前に、システム全体のリニアリテ
ィを保障するため、あるいは地肌を除去するなどの好み
を反映するようなγ変換処理を行っても良い。
【0019】(実施例2)カラー複写機の例で全体の動
作を説明する。実施例1では、拡大率に伴う、文字エッ
ジのがたつき増加の点で画質的な評価をしたが、実施例
2では、さらに黒文字エッジの色にじみ増加も考慮す
る。いづれにしても、これらの不具合のうち、実用に耐
えられないレベルで発生する最小拡大率をβとする。従
って、副走査方向の拡大変倍を行う際に、振動などによ
るノイズが入らない場合には、解像度を考慮して機械的
な変倍を行った方が有利であるが、上記不具合を回避す
る(できる限り解像度を維持しつつ、がたつきも色にじ
みも発生させない)ために、ここではβ%の例えば9
割、すなわち0.9×β倍までを機械的に変倍し、後段
でさらに電気的な変倍を行う。
【0020】図2は、本発明の実施例2の構成を示す。
画像入力装置1は、600dpi、256階調のカラー
スキャナであり、副走査方向に対して機械的に変倍され
たrgbデータを出力する。2は、画像記憶装置3に格
納する画像データを圧縮するための圧縮処理と圧縮され
た画像を元のフォーマットに戻す伸長処理を行う回路で
ある。3は原稿1枚分に相当する画像データを記憶する
画像記憶装置、4はRGBデータに対し、例えば3次元
畳み込み内挿(Cubic Convolution)
による主走査方向の変倍処理回路、5はRGBデータに
対し、例えば双線形補間法(Bi−linear In
terpolation)による副走査方向の変倍処理
回路、6は空間フィルタ処理、色補正処理、擬似中間調
処理を行う階調処理回路であり、以上の処理を行った後
の画像データを画像出力装置7に転送し、画像を再生す
る。
【0021】以下、実施例2の処理を詳述すると、今、
仮に300%の拡大変倍がユーザーから指定されたとす
る。画像入力装置1において、主走査方向については等
倍つまり100%の読み取りを行う。副走査方向につい
ては、200%の変倍までが、再生画像に文字エッジの
がたつきも色にじみも目立たないことが実験的に確認さ
れているとすると、200×0.9=180%の機械的
変倍を行うことにする。これを一旦画像記憶装置3に記
憶する。記憶する理由は、例えば複数の連続コピーを行
う場合に、再度スキャニングするよりも処理が速くな
り、あるいは得られる再生画像の均一性が維持されるか
らである。カラー画像を再生する場合には、特に1ドラ
ム系の装置において3版(黒を含む場合は4版)分のC
MYデータが必要であるが、これを作像する場合に、何
回もスキャンする代わりに記憶装置に蓄積して複数回使
用することにより、処理速度を向上させている。
【0022】圧縮/伸長回路2では、公知の手法で画像
を圧縮/伸長する。伸長されたRGB各画像データに対
し、変倍処理回路4は、3次元畳み込み内挿による主走
査方向の変倍処理(300%)を行う。さらに、変倍後
のR1、G1、B1の各画像データに対し、変倍処理回
路5では、双線形補間法による副走査方向の変倍処理
(300/180%)を行う。
【0023】階調処理回路6では、R2、G2、B2の
各画像データに対し、例えば、特開平7−95409号
公報に記載の空間フィルタ処理を行った後、さらに例え
ば、特許第2899461号記載の色補正方式により、
RGB系からプリンタ記録信号であるCMY系の濃度信
号へと画像変換する。また、Kを加えた4色で再生する
場合には、min(C,M,Y)をK信号とし、墨版を
加える分、CMY信号から適当な下色除去処理を行う。
【0024】さらに、例えば、誤差拡散法による擬似中
間調処理を行って、後段の画像出力装置7に画像データ
を送る。また、擬似中間調処理の前に、システム全体の
リニアリティを保障するため、あるいは地肌を除去する
などの好みを反映するようなγ変換処理を行っても良
い。
【0025】(実施例3)カラー複写機を例に、本実施
例を説明する。図3は、本発明の実施例3の構成を示
し、実施例2の構成にさらに、ACS/原稿種認識回路
8が追加されている。
【0026】実施例2では、拡大率に伴う、文字エッジ
のがたつき増加、色にじみ現象の増加と言う画質的な点
で変倍率を決定したが、実施例3では、さらにカラー/
白黒を判定するACS装置の性能、あるいは原稿の種類
を判定する装置の性能を考慮して変倍率を決定する。
【0027】以下、プレスキャンレスACSの動作を詳
述すると、ACS装置としては、例えば特許第2996
469号に記載された処理装置を利用する。この処理装
置は、判定領域を特に画素濃度が一様な部分、つまり非
エッジ部に特定しているため、比較的拡大率増加に伴
う、黒エッジ部の色にじみに対してロバストであるが、
それでもより大きな拡大を伴う場合には、判定精度が低
下する。従って、そのような工夫のないACS装置であ
れば、より一層変倍に伴う判定性能の低下が大きくな
る。
【0028】そこで、実用上問題の無い判定性能(ユー
ザークレームがつかないレベル)を保障する拡大率が例
えばγ%であるとすると、前述したβ%とγ%の小さい
方を選択し、これに安全性を考慮して0.9をかけた値
を機械的な変倍を行う倍率とする。
【0029】ここでは、1ドラム型のカラー複写機を想
定し、版を作る順番として、K(墨)→C(シアン)→
M(マゼンタ)→Y(イエロー)の順で作像することに
する。そして、原稿がカラーであれば通常動作によりカ
ラーの再生画像を得る。もし、原稿が白黒と判定されれ
ば、Kを記録した後に、その後の動作をストップすれば
良い。
【0030】また、K版を作る際には、圧縮/伸長処理
を行わずに、スキャナからのデータを直接、変倍処理回
路4に入力することも可能である。また、同時に圧縮/
伸長回路2を経て、後のCMY版を作成するための画像
データを画像記憶装置3に記憶する。この場合、K版の
画像記録が終わった後、カラー/白黒の判定結果が出力
されるので、その後の処理をストップすれば良い。
【0031】上記したような機能を備えているので、K
版を作像するまでの処理速度が向上し、さらに文字は黒
である場合が非常に多いことから、圧縮/伸長を行わず
にK版を作像することにより、黒文字の解像度劣化を起
こさずに画像を再生することも可能となる。
【0032】次に、プレスキャンレスモード設定の動作
について説明する。原稿の種類を判定し、その判定結果
を用いて効果的に他の回路を制御することが考えられる
が、ここでは階調処理回路における色補正処理の係数を
切り換えることにする。すなわち、デフォルトとして、
通常原稿として用いられることが比較的多い印刷原稿を
高精度に色再現させる色補正係数を準備し、原稿が例え
ば印画紙と判明したら、印画紙用の色補正係数に切り換
え、例えば複写機からの出力であるジェネレーション原
稿であると判明したらジェネレーション用の色補正係数
に切り換える。印画紙原稿か否かを判定する装置として
は、例えば特開平7−298074号公報に記載の「写
真画像判定部」を利用し、ジェネレーション原稿か否か
を判定する装置としては、例えば特開平9−18690
1号公報に記載の装置を使用する。
【0033】その後、これらを使用して、実用上問題の
無い判定性能(ユーザークレームがつかないレベル)を
保障する拡大率が例えばγ’%であるとすると、前述し
たβ%とγ’%の小さい方を選択し、これに安全性を考
慮して0.9をかけた値を機械的な変倍を行う倍率とす
る。
【0034】ここでは、1ドラム型のカラー複写機を想
定し、版を作る順番として、K(墨)→C(シアン)→
M(マゼンタ)→Y(イエロー)の順で作像することに
する。そして特にCMY版データを作成する際に、原稿
に適した色補正係数に切り換える。
【0035】また、K版を作る際には、圧縮/伸長処理
を行わずに、スキャナからのデータを直接、変倍処理回
路4に入力することも可能である。また、同時に圧縮/
伸長回路2を経て、後のCMY版を作成するための画像
データを画像記憶装置3に記憶する。この場合、K版の
画像記録が終わった後、原稿種の判定結果が出力される
ので、その後、色版作成時にその判定結果を利用すれば
良い。
【0036】上記したような機能を備えているので、K
版を作像するまでの処理速度が向上し、さらに文字は黒
である場合が非常に多いことから、圧縮/伸長を行わず
にK版を作像することにより、黒文字の解像度劣化を起
こさずに画像を再生することも可能となる。
【0037】なお、上記した実施例では、拡大変倍時に
おける例を示したが、本発明は縮小時にも適用可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、以下のような効果が得られる。 (1)例えばデジタル複写機において、読み込んだ画像
データを記憶装置に取り込んで、複数回使用して画像を
再生するような場合に、特に副走査方向の変倍処理を考
慮し、ユーザーが指定した倍率の画像データを得る際
に、エッジのがたつきを発生しない、あるいは、黒エッ
ジの色にじみを発生しない程度の機械変倍(それを後段
の電気変倍で補う)を行うことにより、エッジのがたつ
きを抑制し、あるいは黒エッジの色にじみを抑制すると
共に、解像度を維持することが可能となる。 (2)例えばデジタル複写機において、読み込んだ画像
データを記憶装置に取り込んで、複数回使用して画像を
再生するような場合に、特に副走査方向の変倍処理を考
慮し、ユーザーが指定した倍率の画像データを得て、原
稿全体の特徴に基づき画像データを補正し再生画像を得
る際に、エッジのがたつきを発生しない、あるいは、黒
エッジの色にじみを発生しない、かつ原稿判定を正確に
行う程度の機械変倍(それを後段の電気変倍で補う)を
行うことにより、エッジのがたつきを抑制し、あるいは
黒エッジの色にじみを抑制すると共に、解像度を維持す
ることが可能となる。 (3)プレスキャンレスでカラー/白黒判定を行いつ
つ、原稿が白黒の場合、黒単色かつ高速で画像再生が可
能となる。 (4)プレスキャンレスで原稿種判定を行いつつ、原稿
に忠実な色再現可能な画像再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す。
【図2】本発明の実施例2の構成を示す。
【図3】本発明の実施例3の構成を示す。
【図4】拡大率と画質の不具合発生率の関係を示す図で
ある。
【図5】従来の画像処理装置の構成を示す。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 圧縮/伸長回路 3 画像記憶装置 4、5 変倍処理回路 6 階調処理回路 7 画像出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 徳子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小川 武士 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C362 CB07 CB14 CB16 CB26 CB28 CB32 CB35 CB62 CB74 CB75 5B057 AA11 BA02 CA01 CA02 CA08 CA12 CA16 CB01 CB02 CB08 CB12 CB16 CD06 CH08 5C076 AA21 AA22 BA03 BA04 BA06 BB04 BB15 CB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を入力する手段と、前記入力さ
    れた原稿画像を記憶する記憶手段と、該記憶された原稿
    画像を読み出し所定の変倍処理を行う手段とを備えた画
    像処理装置であって、前記記憶手段に記憶される前記原
    稿画像は、所定のユーザーコマンドにより、少なくとも
    副走査方向の画素密度が制御されていることを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を入力する手段と、前記入力さ
    れた原稿画像を判定する手段と、前記原稿画像を記憶す
    る記憶手段と、該記憶された原稿画像を読み出し所定の
    変倍処理を行う手段と、前記判定結果を用いて前記変倍
    処理後の原稿画像を再生する手段とを備えた画像処理装
    置であって、前記記憶手段に記憶される前記原稿画像
    は、所定のユーザーコマンドにより、少なくとも副走査
    方向の画素密度が制御されていることを特徴とする画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿画像の判定は、カラー/白黒の
    判定であることを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記原稿画像の判定は、原稿種の判定で
    あることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のユーザーコマンドは、変倍率
    であることを特徴とする請求項1または2記載の画像処
    理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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