JP2002281293A - 画像処理装置および画像処理システム - Google Patents

画像処理装置および画像処理システム

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JP2002281293A
JP2002281293A JP2001079069A JP2001079069A JP2002281293A JP 2002281293 A JP2002281293 A JP 2002281293A JP 2001079069 A JP2001079069 A JP 2001079069A JP 2001079069 A JP2001079069 A JP 2001079069A JP 2002281293 A JP2002281293 A JP 2002281293A
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tile
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image processing
packet
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JP2001079069A
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Nobuaki Matsui
信明 松井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データをタイル画像単位で処理する画像
処理装置において、出力タイル生成に必要なバッファサ
イズを削減するとともに、処理シーケンスの複雑度を低
減させた画像処理装置を提供すること。 【解決手段】 画像処理部(2149)内部では、タイル単位
の画像データをパケットによって取り扱い、データパケ
ットには少なくとも変倍処理に関する情報を含ませる。
変倍処理を行う解像度変換部(2116)は、データパケット
を受信すると、当該データパケットに含まれる変倍処理
に関する情報に基づいて、当該データパケットに含まれ
るタイル画像データに対して変倍処理を行い、変倍後の
画像データが当該タイル内に存在する範囲を示す有効画
素範囲情報と、その変倍後の画像データを含む新たなデ
ータパケットを生成し、出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに所定
の処理を行って出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データを定型の矩形タイルに分割
し、タイル単位で処理を行う画像処理装置は、回転処理
等の特定の画像処理に非常に有利である。例えば回転処
理の場合、各タイル毎に回転処理を行った後、タイルの
管理テーブルを並び替えるだけで、画像の回転処理が終
了してしまう。このため、回転処理部に設けなければな
らないデータバッファのサイズが小さく済み、回路の規
模が小さくなるというメリットがある。また、回転処理
部は、タイル単位の回転処理を行うので、複数ページの
画像データを並列に回転させることができるというメリ
ットもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像をタイルに分割し
てタイル単位で画像処理を行うシステムでは、回転処理
等、入力の1タイルが出力の1タイルに直接変換される
ような画像処理の場合には大きなメリットがある。他
方、変倍処理、解像度変換処理等、出力タイル数が入力
タイル数の整数倍になるとは限らない画像処理において
は、出力タイルの生成のために、入力タイルの隣接タイ
ルも保持するバッファが必要となり、バッファサイズが
大きくなるという問題がある。また、入力タイルと隣接
タイルとの合成処理に伴う処理シーケンスが複雑になる
という問題もある。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みなされたものであり、画像データをタイル画像単位
で処理する画像処理装置において、出力タイル生成に必
要なバッファサイズを削減するとともに、処理シーケン
スの複雑度を低減させた画像処理装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、例えば本発明の画像処理装置は、以下の構成を備え
る。すなわち、画像データを所定のタイル画像単位に所
定の画像処理を施して出力する画像処理装置であって、
少なくとも変倍処理に関する情報と前記タイル画像とを
含む第1のデータパケットを入力する入力手段と、前記
変倍処理に関する情報に基づき、前記タイル画像を変倍
する変倍手段と、前記変倍手段により変倍されたタイル
画像が当該タイル内に存在する範囲を示す有効画素範囲
情報と、当該変倍されたタイル画像とを含む第2のデー
タパケットを生成する生成手段とを有することを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0007】(画像形成装置の構成)図2は、本発明の
実施形態に係る画像処理装置を用いた画像形成装置の構
成例を示すブロック図である。なお、図2には本実施形
態に係る画像処理装置を、プリンタおよびスキャナを有
する画像形成装置に適用した例を説明するが、他の任意
の構成を有する画像形成装置に適用可能であることはも
ちろん、画像処理装置単体で使用することも可能であ
る。
【0008】本実施形態に係る画像処理装置としての画
像処理部(2149)を有する画像処理装置コントローラ(200
0)は、画像入力デバイスであるスキャナ(2070)や画像出
力デバイスであるプリンタ(2095)と接続され、また、LA
N(2011)や公衆回線(WAN)(2051)を介して外部機器との間
でデータをやりとりし、画像入出力を行うことができる
画像処理装置のコントローラである。
【0009】システム制御部(2150)は内部にCPU(2001)
を含み、画像処理装置全体を制御する。本実施形態では
2つのCPUを用いた例を示す。これら2つのCPUは、共通
のCPUバス(2126)を介してシステムバスブリッジ(2007)
に接続される。
【0010】2007は、第1のバススイッチとして機能す
るシステムバスブリッジである。CPUバス(2126)、RAMコ
ントローラ(2124)、ROMコントローラ(2125)、IOバス1(2
127)、サブバススイッチ(2128)、IOバス2(2129)、画像
リングインタフェース1(2147)、画像リングインタフェ
ース2(2148)が、このシステムバスブリッジ(2007)に接
続される。
【0011】2128は、第2のバススイッチとして機能す
るサブバススイッチである。画像DMA1(2130)、画像DMA2
(2132)、フォント伸張部(3134)、ソート回路(2135)、ビ
ットマップトレース部(2136)が、このサブバススイッチ
(2128)に接続される。サブバススイッチ(2128)は、これ
らのDMAから出力されるメモリアクセス要求を調停し、
システムバスブリッジ(2007)への接続を行う。
【0012】RAM(2002)はCPU(2001)が動作するためのシ
ステムワークメモリであり、画像データを一時記憶する
ための画像メモリでもある。このRAM(2002)はRAMコント
ローラ(2124)により制御される。本実施形態では、RAM
(2002)には例えばダイレクトRDRAMを採用する。
【0013】ROM(2003)はブートROMであり、システムの
ブートプログラムが格納されている。このROM(2003)はR
OMコントローラ(2125)により制御される。
【0014】画像DMA1(2130)は、画像圧縮部(3131)に接
続され、レジスタアクセスリング(2137)を介して設定さ
れた情報に基づき、画像圧縮部(2131)による、RAM(200
2)上にある非圧縮データの読み出し、圧縮、圧縮後デー
タの書き戻しの制御を行う。本実施形態では、例えばJP
EGを圧縮アルゴリズムとして採用する。
【0015】画像DMA2(2132)は、画像伸張部(2133)に接
続され、レジスタアクセスリング(2137)を介して設定さ
れた情報に基づき、画像伸張部(2133)による、RAM(200
2)上にある圧縮データの読み出し、伸張、伸張後データ
の書き戻しの制御を行う。本実施形態では、上記した圧
縮アルゴリズムに対応して、伸張アルゴリズムにはJPEG
を採用する。
【0016】フォント伸張部(2134)は、LANインタフェ
ース(2010)等を介して外部より転送されるPDL(Page De
scription Language:ページ記述言語)データに含まれ
るフォントコードに基づき、ROM(2003)またはRAM(2002)
内に格納された圧縮フォントデータの伸張を行う。本実
施形態では例えばFBEアルゴリズムを採用する。
【0017】ソート回路(2135)は、PDLデータを展開す
る段階で生成されるディスプレイリストのオブジェクト
の順番を並び替える回路である。
【0018】ビットマップトレース回路(2136)は、ビッ
トマップデータより、エッジ情報を抽出する回路であ
る。
【0019】IOバス1(2127)は、内部IOバスの一種であ
り、標準バスであるUSBバスのコントローラ、USBインタ
フェース(2138)、汎用シリアルポート(2139)、インタラ
プトコントローラ(2140)、GPIOインタフェース(2141)が
接続される。IOバス1には、バスアービタ(図示せず)が
含まれる。
【0020】操作部I/F(2006)は操作部(UI)(2012)と接
続され、操作部(2012)に表示するための画像データを操
作部(2012)に対して出力する。また、使用者によって操
作部(2012)から入力された情報を、CPU(2001)に伝える
役割を担う。
【0021】IOバス2(2129)は内部IOバスの一種であ
り、汎用バスインタフェース1及び2(2142)と、LANコン
トローラ(2010)が接続される。IOバス2にはバスアービ
タ(図示せず)が含まれる。
【0022】汎用バスインタフェース(2142)は、2つの
同一のバスインタフェースからなり、標準IOバスをサポ
ートするバスブリッジである。本実施形態では、PCIバ
ス(2143)を採用した例を示した。
【0023】外部記憶装置(2004)はハードディスクドラ
イブ(HDD)であり、システムソフトウェア、画像デ
ータ等を格納する。この外部記憶装置(2004)はディスク
コントローラ(2144)を介して一方のPCIバス(2143)に接
続される。
【0024】LANコントローラ(2010)は、MAC回路(214
5)、PHY/PMD回路(2146)を介しLAN(2011)に接続され、情
報の入出力を行う。モデム(2050)は公衆回線(2051)に接
続され、情報の入出力を行う。
【0025】画像リングインタフェース1(2147)および
画像リングインタフェース2(2148)は、システムバスブ
リッジ(2007)を画像データを高速で転送する画像リング
(2008)に接続するためのインタフェースであり、圧縮画
像データをRAM(2002)と画像処理部(2149)との間で転送
するDMAコントローラとして機能する。
【0026】画像リング(2008)は、一対の単方向接続経
路(画像リング1および画像リング2)の組み合わせにより
構成されるバスである。画像リング(2008)は、画像処理
部(2149)内で、画像リングインタフェース3(2101)およ
び画像インタフェース4(2102)を介して、タイル伸張部
(2103)、コマンド処理部(2104)、ステータス処理部(210
5)、タイル圧縮部(2106)に接続される。本実施形態で
は、タイル伸張部(2103)を2組、タイル圧縮部を3組実
装する例を示した。
【0027】タイル伸張部(2103)は、画像リングインタ
フェース3(2101)に接続されるとともに、タイルバス(21
07)にも接続される。このタイル伸張部(2103)は、画像
リング(2008)より入力された圧縮後の画像データを伸張
し、タイルバス(2107)へ転送するバスブリッジである。
本実施形態では例えば、多値データにはJPEG、2値デー
タにはパックビッツを伸張アルゴリズムとして採用す
る。
【0028】タイル圧縮部(2106)は、画像リングインタ
フェース4(2102)に接続されるとともに、タイルバス(21
07)にも接続される。このタイル圧縮部(2106)は、タイ
ルバス(2107)より入力された圧縮前の画像データを圧縮
し、画像リング(2008)へ転送するバスブリッジである。
本実施形態では、上記伸張アルゴリズムに対応して、多
値データにはJPEG、2値データにはパックビッツを圧縮
アルゴリズムとして採用する。
【0029】コマンド処理部(2104)は、画像リングイン
タフェース3および4(2101,2102)に接続されるととも
に、レジスタ設定バス(2109)にも接続され、画像リング
(2008)を介して入力したCPU(2001)より発行されたレジ
スタ設定要求を、レジスタ設定バス(2109)に接続される
該当ブロックへ書き込む。また、CPU(2001)より発行さ
れたレジスタ読み出し要求に基づき、レジスタ設定バス
(2109)を介して該当レジスタより情報を読み出し、画像
リングインタフェース4(2102)に転送する。
【0030】ステータス処理部(2105)は、各画像データ
処理部(後述する多値化部(2119)、2値化部(2118)、色
空間変換部(2117)、画像回転部(2030)、解像度変換部(2
116))の情報を監視し、CPU(2001)に対してインタラプ
トを発行するためのインタラプトパケットを生成し、画
像リングインタフェース4に出力する。
【0031】タイルバス(2107)には上記ブロックに加
え、以下の機能ブロックが接続される。レンダリング部
インタフェース(2110)、画像入力インタフェース(211
2)、画像出力インタフェース(2113)、多値化部(2119)、
2値化部(2118)、色空間変換部(2117)、画像回転部(203
0)、解像度変換部(2116)。
【0032】レンダリング部インタフェース(2110)は、
後述するレンダリング部(2060)により生成されたビット
マップイメージを入力するインタフェースである。レン
ダリング部(2060)とレンダリング部インタフェース(211
0)とは、一般的なビデオ信号(2110)にて接続される。レ
ンダリング部インタフェース(2110)は、タイルバス(210
7)に加え、メモリバス(2108)、レジスタ設定バス(2109)
に接続される。そして、入力されたラスタ画像をレジス
タ設定バス(2109)を介して設定された所定の方法による
タイル画像への構造変換をすると同時にクロックの同期
化を行い、タイルバス(2107)に出力する。
【0033】画像入力インタフェース(2112)は、後述す
るスキャナ用画像処理部(2114)により補正画像処理され
たラスタイメージデータを入力し、レジスタ設定バス(2
109)を介して設定された所定の方法によるタイル画像へ
の構造変換とクロックの同期化を行い、タイルバス(210
7)に対し出力を行う。
【0034】画像出力インタフェース(2113)は、タイル
バス(2107)からのタイル画像データを入力し、ラスター
画像への構造変換及び、クロックレートの変更を行い、
ラスター画像をプリンタ用画像処理部(2115)へ出力す
る。
【0035】画像回転部(2030)は画像データの回転を行
う。解像度変換部(2116)は画像データの解像度の変更を
行う。この解像度変換部(2116)は変倍手段として機能す
る。色空間変換部(2117)はカラー及びグレースケール画
像の色空間の変換を行う。2値化部(2118)は、多値(カ
ラー、グレースケール)画像を2値化する。多値化部(21
19)は2値画像を多値データへ変換する。
【0036】外部バスインタフェース部(2120)は、CPU
(2001)により発行された、書き込み、読み出し要求を、
画像リングインタフェース1,2,3,4(2147,2148,210
1,2102)、コマンド処理部(2104)、レジスタ設定バス(21
09)を介して受け取り、外部バス3(2121)に変換出力する
バスブリッジである。外部バス3(2121)は、本実施形態
では、プリンタ用画像処理部(2115)およびスキャナ用画
像処理部(2114)に接続されている。
【0037】メモリ制御部(2122)は、メモリバス(2108)
に接続され、画像処理部(2149)内の各画像データ処理部
(2116,2117,2118,2119,2030)の要求に従い、あらかじめ
アドレス分割された画像メモリ1及び2(2123)に対して、
画像データの書き込み、読み出し、必要に応じてリフレ
ッシュ等の動作を行う。本実施形態では、画像メモリに
例えばSDRAMを用いる。
【0038】スキャナ用画像処理部(2114)は、画像入力
デバイスであるスキャナ(2070)によりスキャンされた画
像データに対して所定の補正画像処理を行う。また、プ
リンタ用画像処理部(2115)は、画像形成出力のための所
定の補正画像処理を行い、その結果をプリンタ(2095)へ
出力する。
【0039】レンダリング部(2060)はPDLコードまたは
中間ディスプレイリストをビットマップイメージに展開
する。
【0040】(画像形成装置の使用態様)図1は、上記
した本発明の実施形態に係る画像処理装置を備える画像
形成装置を、ネットワークに接続して使用する場合のネ
ットワーク構成例を示すブロック図である。
【0041】図示の如く、各ネットワーク構成機器がLA
N(ローカルエリアネットワーク)(2011)に接続されて
いる。その中において、1001が図2に示した本発明が適
用される画像形成装置である。画像形成装置(1001)は、
上述した構成により、スキャナ(2070)から読み込んだ画
像をLAN(ローカルエリアネットワーク)(2010)に出力
したり、LAN(2010)から受信した画像をプリンタ(2095)
によりプリントアウトすることができる。また、スキャ
ナ(2070)から読んだ画像を図示しないFAX送信手段によ
りPSTN(公衆回線網)またはISDN(2051)に送信したり、
PSTNまたはISDN(2051)から受信した画像をプリンタ(209
5)によりプリントアウトすることもできる。
【0042】1002はデータベースサーバであり、画像形
成装置(1001)により読み込んだ2値画像及び多値画像を
データベースとして管理する。1003はデータベースサー
バ(1002)のクライアントであり、データベースサーバ(1
002)に保存されている画像データを閲覧/検索等でき
る。
【0043】1004は電子メールの送受信機能、メールボ
ックス機能等を備える電子メールサーバである。1005は
電子メールサーバ(1004)のクライアントであり、電子メ
ールサーバ(1004)を経由して電子メールの送受信が可能
である。電子メールサーバ(1004)および電子メールクラ
イアント(1005)は、画像形成装置(1001)により読み取っ
た画像を電子メールにおける添付ファイルとして送受信
することも可能である。
【0044】1006はHTML文書をLAN(2011)に提供するWWW
サーバである。このWWWサーバ(1006)で提供されるHTML
文書は、画像形成装置(1001)によりプリントアウトする
ことができる。
【0045】この他に、ドメイン・ネーム・サービスの
管理を行うDNSサーバ(1007)、他の画像形成としてのプ
リンタ(1040)もLAN(2011)に接続されている。また、LAN
(1010)はルータ(1011)を介してインターネット/イント
ラネット(1012)に接続される。
【0046】なお、インターネット/イントラネット(1
012)には、図示のように、上記した各ネットワーク構成
機器と同様の機器、すなわち、画像形成装置(1023)、デ
ータベースサーバ(1021)、WWWサーバ(1022)、電子メー
ルサーバ(1023)等が接続される場合もある。
【0047】また、画像形成装置(1001)は、PSTNまたは
ISDN(2051)を介して、FAX装置(1031)と通信可能になっ
ている。
【0048】(パケット構成)次に、実施形態における
画像データの処理に用いられるパケットのフォーマット
を説明する。実施形態における画像処理装置コントロー
ラ(2000)は、画像データ、CPU(2001)によるコマン
ド、および、各画像データ処理部(2116,2117,2118,211
9,2030)より発行される割り込み情報を、パケット化さ
れた形式で転送する。パケットデータには、以下の種類
がある。
【0049】(1)データパケット(図3) 所定画素数(本実施形態では32pixel×32pixelとする)
で分割したタイル単位の画像データ(3002)と、後述する
制御情報が格納されるヘッダ情報(3001)及び画像付加情
報等(3003)とから構成される。
【0050】以下、ヘッダ情報(3001)に含まれる情報に
ついて説明を行う。
【0051】パケット・タイプはヘッダ情報(3001)内の
PcktType(3004)で識別される。PcktType(3004)にはリピ
ートフラグが含まれており、画像データ(3002)が1つ前
に送信したデータパケットの画像データと同一の場合、
リピートフラグをセットする。
【0052】ChipID(3005)はパケットの送信先示す。Im
ageType(3006)は画像データのタイプを示す。PageID(30
07)は画像データのページ番号を示す。JobID(3008)はソ
フトウェアで画像処理を管理するためのジョブIDを格納
する。PacketIDY(3009)及びPacketIDX(3010)は、パケッ
トに含まれる(又は指定される)画像データが、画像全
体においてどの位置におけるタイルに相当するかを示
す。タイル位置はY方向(PacketIDY(3009))とX方向(P
acketIDX(3010))を組み合わせ、YnXnで表される。
【0053】データパケットは画像データが圧縮されて
いる場合と非圧縮の場合とがある。本実施形態では、圧
縮アルゴリズムとして、多値カラー(多値グレースケー
ルを含む)の場合はJPEGを、2値の場合はパックビッツ
を採用した例を示した。圧縮されている場合と非圧縮の
場合との区別はCompressFlag(3017)で示される。
【0054】Process Instruction(3011)は5bitのUnitI
D(3019)及び3bitのMode(3020)の組である処理Unit1-8か
ら構成され、各処理Unitは左(下位)から順番に処理さ
れる。処理されたUnitID及びModeは廃棄され、次に処理
されるUnitID及びModeが左端に位置するよう、Process
Instruction全体が左に8Bitシフトされる。ProcessInst
ruction(3011)にはUnitID(3019)とMode(3020)の組が最
大8組格納される。UnitID(3019)は各画像データ処理部
を指定し、Mode(3020)は各画像データ処理部での動作モ
ードを指定する。これにより、1つの画像データパケッ
トに含まれる(又は指定される)画像データに対し、最
大でのべ8つの画像データ処理部による連続処理を指定
することが可能である。
【0055】PacketByteLength(3012)はパケットのトー
タルバイト数を示す。ImageDataByteLengh(3015)は画像
データのバイト数を示す。ZDataByteLength(3016)は画
像付加情報のバイト数を示す。ImageDataOffset(301
3)、ZDataOffset(3014)はそれぞれ、画像データおよび
画像付加情報の、パケットの先頭からのオフセットを示
す。
【0056】valid width(3021)とvalid height(3022)
はそれぞれ、画像データ32pixel×32pixel 内の有効画
素範囲の幅および高さを示す。ここで、有効画素範囲と
は、変倍手段としての解像度変換部(2116)による変倍後
のタイルデータが当該タイル内に存在する範囲を意味す
る(詳細は後述する)。なお、当該タイル内における有
効画素範囲以外の範囲を、対照的に、無効画素範囲とよ
ぶ。
【0057】本実施形態では、有効画素は画像データ32
pixel×32pixelの原点に寄せられて保持されており、有
効画素は原点よりvalid width(3021)、valid height(30
22)の示す範囲に存在する(詳細は後述する)。
【0058】(2)コマンドパケット(図4) レジスタ設定バス(2109)へのアクセスを行うためのもの
である。本パケットを用いることにより、CPU(2001)よ
り画像メモリ(2123)へのアクセスも可能である。このコ
マンドパケットは、ヘッダ(4001)及びコマンド(パケッ
トデータ部)(4002)から構成される。
【0059】ヘッダ(4001)におけるChipID(4004)には、
コマンドパケットの送信先となる画像処理部(2149)を表
すIDが格納される。PageID(4007)、JobID(4008)はそれ
ぞれ、ソフトウェアで管理するためのPageIDおよびJob
IDを格納する。Packet ID(4009)は1次元で表される。Da
ta PacketのX-coordinateのみを使用する。PacketByteL
ength(4010)は128Byte固定である。
【0060】パケットデータ部(4002)には、アドレス(4
011)とデータ(4012)の組を1つのコマンドとして、最大
12個のコマンドを格納することが可能である。ライトか
リードかのコマンドのタイプはCmdType(4005)で示さ
れ、コマンドの数はCmdnum(4006)で示される。
【0061】(3)インタラプトパケット(図5) インタラプトパケットはヘッダ(5001)及びインタラプト
データ(パケットデータ部)(5002)からなり、画像処理
部(2149)からCPU(2001)への割り込みを通知するために
用いられる。
【0062】ステータス処理部(2105)はインタラプトパ
ケットを送信すると、次に送信の許可がされるまではイ
ンタラプトパケットを送信してはならない。
【0063】PacketByteLength(5006)は128Byte固定で
ある。
【0064】パケットデータ部(5002)には、画像処理部
(2149)の各内部モジュールのステータス情報(5007)が格
納されている。ステータス処理部(2105)は画像処理部(2
149)内の各モジュールのステータス情報を集め、一括し
てシステム制御部(2150)に送ることができる。
【0065】ChipID(5004)にはインタラプトパケットの
送信先となるシステム制御部(2150)を表すIDが格納され
る。また、IntChipID(5005)にはインタラプトパケット
の送信元となる画像処理部(2149)を表すIDが格納され
る。
【0066】(パケットテーブルの構成)上記した各パ
ケットは、図6に示すようなパケットテーブル(6001)に
よって管理される。パケットテーブル(6001)は、RAM(20
02)に格納される。
【0067】テーブルの値に0を5bit付加すると、パケ
ットの先頭Address(Packet Start Address)(6002)、パ
ケットのバイト長(Packet Byte Length)(6005)となる。
すなわち、 Packet Address Pointer (27bit) + 5b00000 = Packet
先頭Address Packet Length (11bit) + 5b00000 = Packet Byte Len
gthとなる。
【0068】パケットテーブル(6001)とチェーンテーブ
ル(Chain Table)(6010)とは分割されないものとする。
【0069】パケットテーブル(6001)は常に走査方向に
並んでおり、Yn/Xn=000/000, 000/001,000/002,....と
いう順に並んでいる。このパケットテーブル(6001)のエ
ントリは一意に1つのタイルを示す。また、Yn/Xmaxの
次のエントリはYn+1/X0となる。
【0070】パケットがひとつ前のパケットとまったく
同じデータである場合は、そのパケットはメモリ上には
書かず、パケットテーブルのエントリに1つめのエント
リと同じPacket Address Pointer、Packet Lengthを格
納する。1つのパケットデータを2つのテーブルエント
リが指すようなかたちになる。この場合、2つめのテー
ブルエントリのRepeat Flag(6003)がセットされる。
【0071】パケットがチェーンDMAにより複数に分断
された場合は、Divide Flag(6004)をセットし、そのパ
ケットの先頭部分が入っているチェーンブロックのチェ
ーンテーブル番号(6006)をセットする。
【0072】チェーンテーブル(6010)のエントリはChai
n Block Address(6011)とChain Block Length(6012)か
らなっており、テーブルの最後のエントリにはChain Bl
ock Address(6011)、Chain Block Length(6012)共に0
を格納しておく。
【0073】(解像度変換部(2116)の詳細)続いて、解
像度変換部(2116)の詳細を図8を用いて説明する。
【0074】図8は、図2に示した解像度変換部(2116)
のより詳細な構成を示すブロック図である。同図におい
て、タイルスレーブインタフェース(8001)は、タイルバ
ス(2107)より入力したデータパケットのヘッダを解析
し、解析結果に基づく指示およびタイルデータを解像度
変換ブロック(「変倍ブロック」ともいう)(8002)に出
力する。
【0075】解像度変換ブロック(8002)は、タイルスレ
ーブインタフェース8001から入力したデータ及び指
示に従い、変倍処理を行う。また、解像度変換ブロック
(8002)は、変倍処理を行う際のバッファとして、画像メ
モリ(2123)を利用し、データの入出力はメモリバス(210
8)を介して行う。
【0076】タイルマスターインタフェース(8003)は、
解像度変換ブロック(8002)から出力されたタイルデータ
にヘッダを付加して、新たなデータパケットを生成す
る。そして、生成したデータパケットをタイルバス(210
7)に出力する。
【0077】タイルマスターインタフェース(8003)は、
変倍後のタイルデータが所定のタイル内に存在する範囲
を調べる機能を有する。そして、この範囲ついての情報
が有効画素範囲情報として、データパケットのヘッダに
記載される。
【0078】また、この解像度変換部(2116)は、図示は
しないが、レジスターインタフェースを有している。レ
ジスターインタフェースは、コマンド処理部(2104)から
レジスタ設定バス(2109)を介して転送されたコマンドパ
ケット等に応じて、解像度変換ブロック(8002)等の設定
や制御を行う。
【0079】(処理)次に、本実施形態におけるタイル
データの変倍処理について詳細に説明する。
【0080】以下、RAM(2002)に格納されたタイルデ
ータを解像度変換部(2116)において150%伸張し、再び
RAM(2002)に格納する、という処理を例にとって説明
する。
【0081】図9は、この例の処理に関連するブロック
間のデータの経路を示している。以下の説明では、図2
および図8のブロック図に加え、この図9を適宜参照さ
れたい。
【0082】まず、システム制御部(2150)は、RAM(2
002)からタイルデータを読み出し、図3に示したデータ
パケットを生成し、生成したデータパケットを画像リン
グインタフェース1(2147)を介して、画像処理部(2149)
に送出する。ここで、生成されたデータパケットのProc
ess Instruction(3011)には、タイル伸張部(2103)→解
像度変換部(2116)で150%伸張→タイル圧縮部(2016)に
格納、という処理を指定するためのデータが格納されて
いる。具体的には、UnitID1にタイル伸張部(2103)のI
Dが格納され、UnitID12に解像度変換部(2116)のIDが
格納され、UnitID3にタイル圧縮部(2016)が格納されて
いる。そして、UnitID2に対応するMode2には150%伸張と
いう画像処理内容が格納されている。また、Mode1、Mod
e3には何も格納されていない。同様に、UnitID4以降のU
nitID及びMode4以降のModeには何も格納されていない。
【0083】システム制御部(2150)から出力されたデー
タパケットは、画像リング(2008)を介して、画像リング
インタフェース3(2101)に入力される。画像リングイン
タフェース3(2101)はタイル伸張部1(2103)を選択し
て、データパケットを転送する。このタイル伸張部1(2
103)の選択は前記したパケットフォーマットのProcessI
nstruction(3011)に従って行われる(図3を参照)。
【0084】タイル伸張部1(2103)はデータパケットを
JPEG伸張して、非圧縮の画像データに変換する。次に、
タイル伸張部1(2103)は、タイルバス(2107)に対して解
像度変換部(2116)への接続要求を行う。そして、タイル
伸張部1(2103)は、タイルバス(2107)を介して解像度変
換部(2116)に接続されると、データパケットを解像度変
換部(2116)に転送する。
【0085】解像度変換部(2116)においては、まず、タ
イルスレーブインタフェース(8001)にデータパケットが
入力される。タイルスレーブインタフェース(8001)は入
力されたデータパケットのヘッダの内容を解析する。具
体的には、受信パケットのヘッダに含まれるProcess In
struction(3011)から、Mode(3020)を検出し、先頭にあ
るMode1より画像処理内容が150%の画像伸張であること
を把握する。このとき、タイル伸張部(2103)によってPr
ocess Instruction(3011)は8ビットシフトされており、
UnitID2およびMode2はそれぞれUnitID1, Mode1になって
いる。そして、解像度変換ブロック(8002)に対して150
%の画像伸張を行うことを指示すると共に、タイルデー
タを出力する。
【0086】解像度変換ブロック(8002)は、入力された
タイルデータに対して150%の画像伸張を行う。より具
体的には、例えば、図7に示すタイルデータ(7001)が解
像度変換ブロック(8002)に入力された場合、解像度変換
ブロック(8002)は、このデータに基づいて、7009から70
12までのタイルデータを生成する。
【0087】その後、解像度変換ブロック(8002)は生成
したタイルデータを、メモリバス(2108)及びメモリ制御
部(2122)を経由して、画像メモリ(2123)に一時的に格納
する。そして、これらのタイルデータ(7009〜7012)を
順次、タイルマスターインタフェース(8003)に送る。
【0088】タイルマスターインタフェース(8003)は、
解像度変換ブロック(8002)から送られてきたデータ長に
関する情報に基づき、有効画素範囲情報をヘッダに記述
する。ここで、有効画素範囲情報とは、図7に示した
“Valid Width”および “Valid Height”である。そし
て、これらは各々、図3に示したデータパケットフォー
マットの、valid width(3021)及びvalid height(3022)
に記述される。
【0089】また、図7に示されるように、本実施形態
では、有効画素は、常にタイルの原点(タイルの左上)
に寄せられており、有効画素情報は、この原点を基準と
した幅と高さになっている。
【0090】具体的に説明すると、タイルマスターイン
タフェース(8003)は、タイルデータ7009に関して、vali
d width(3021)およびvalid height(3022)にそれぞれ、
有効画素範囲情報としての値“32”および“32”を記述
する。同様に、タイルデータ7010に関して、valid widt
h(3021)およびvalid height(3022)にそれぞれ、有効画
素範囲情報としての値“16”および“32”を記述する。
タイルマスターインタフェース(8003)は、解像度変換ブ
ロック(8002)から送られてきたデータ長に関する情報に
基づき、改ライン位置を認知し、タイルデータ7010に該
当する有効画素が32に達せず、16であることを判断す
る。また、タイルデータ7011に関しても、valid width
(3021)およびvalid height(3022)にそれぞれ、有効画素
範囲情報として、値“32”および“16”を記述する。ま
た、タイルデータ7012に関しても、valid width(3021)
およびvalid height(3022)にそれぞれ、有効画素範囲情
報として、値“16”および“16”を記述する。
【0091】そして、タイルマスターインタフェース(8
003)は、各タイルデータと、それぞれのタイルデータに
対応したヘッダとから、新たにデータパケットを生成す
る。ここで、Process Instruction(3011)は8ビットシフ
トされ、UnitID1にタイル圧縮部(2106)のIDが記載さ
れ、Mode1には何も格納されていない。同様に、UnitID2
以降のUnitID及びModeには何も格納されていない。
【0092】次に、タイルマスターインタフェース(800
3)は、タイルバス(2107)に対して、シフト後のUnitID1
に該当するタイル圧縮部1(2106)への接続を要求する。
その後、タイルマスターインタフェース(8003)は、タイ
ルバス(2107)によってタイル圧縮部1(2106)に接続され
ると、データパケットをタイル圧縮部1(2106)に転送す
る。
【0093】タイル圧縮部1(2106)はデータパケットを
JPEG圧縮する。JPEG圧縮されたデータパケットは画像リ
ングインタフェース4(2102)に転送される。画像リング
インタフェース4(2102)は画像リング(2008)を介して、
システム制御部(2150)に転送する。そして、最後にシス
テム制御部(2150)が、転送されてきたデータパケットの
タイルデータをRAM(2002)に格納することによって、
一連の変倍処理が終了する。
【0094】以下、図7に示した入力画像の注目タイル
7001を150%伸張する場合の変倍処理について、上述し
た実施形態における処理と、従来の処理とを比較する。
【0095】従来技術においては、上述の処理と同様
に、解像度変換部の変倍ブロック(解像度変換ブロック
8002に対応する)において変倍したタイルデータを、画
像メモリ(2123)に格納する。しかし、格納したタイルデ
ータを新たパケット化する際には、データパケットのヘ
ッダには有効画素情報を記述することはしない。
【0096】出力タイル7003を生成するには、注目タイ
ル7001だけが必要となる。注目タイル7001には水平方向
の隣接タイルが存在しないため、伸張後の出力タイル70
04も注目タイル7001だけから生成が可能である。
【0097】しかしながら、注目タイル7001の垂直方向
には隣接タイル7002が存在する。このため、伸張後の出
力タイル7005を生成するためには、注目タイル7001と共
に隣接タイル7002が必要となる。つまり、注目タイル70
01と共に隣接タイル7002をバッファとしての画像メモリ
(2123)に保持し、両タイルの伸張処理を行い出力タイル
7005を生成しなければならない。このように従来例で
は、注目タイルを伸張、縮小する場合に隣接タイルを必
要とし、その隣接タイルもバッファに保持する必要があ
る。
【0098】一方、本実施形態では、出力タイル7009〜
7012を生成するために必要とされるのは、注目タイル70
01だけであり、隣接タイル7002を必要としない。隣接タ
イル7002に対応する出力タイルは、別途、出力タイル70
13,7014として出力され、従来例の出力タイル7005のよ
うに、タイル7011とタイル7013に相当する画像を合成す
る必要がない。これによって、処理シーケンスの単純化
を図ることができる。
【0099】図3に示したように、出力タイル7010〜70
12の有効画素範囲は、パケットヘッダのvalid width(30
21)およびvalid height(3022)によって指定される。こ
のように、出力タイル7009〜7012を生成するためには、
注目タイル7001のみを保持すれば処理が完結できるた
め、隣接タイル7002を保持する必要がない。このため、
解像度変換部(2116)のバッファサイズ(すなわち、画像
メモリ(2123)のサイズ)を注目タイル7001のサイズに抑
えることが可能となる。
【0100】
【他の実施形態】なお、本実施形態では、画像リングイ
ンタフェース3(2101)を介して入力されたタイルデータ
を入力タイルとしたが、本発明はこれに限るものではな
く、画像入力インタフェース(2112)、レンダリング部イ
ンタフェース(2110)、あるいは、他の画像処理部(多値
化部(2119)、2値化部(2118)等)から入力したタイルデ
ータを入力タイルとした場合においても適用可能である
ことは言うまでもない。
【0101】また、本実施の形態では、変倍処理として
150%の伸張処理に関して説明したが、本発明は、これ
に限るものではなく、圧縮処理(変倍率100%以下の処
理)を含めた、任意の変倍率による処理に適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0102】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0103】上述したように、本発明の目的は、前述し
た実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム
コードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、シス
テムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置
のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に
格納されたプログラムコードを読み出し実行することに
よっても、達成される。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能
を実現することになり、そのプログラムコードを記憶し
た記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0104】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0105】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーテ
ィングシステム(OS)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データをタイル画像単位で処理する画像処理装置に
おいて、出力タイル生成に必要なバッファサイズを削減
するとともに、処理シーケンスの複雑度を低減させた画
像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置をネットワー
クに接続して使用する場合のネットワーク構成例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像処理装置を用いた
画像形成装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像処理装置コントローラ内で使用され
るデータパケットのフォーマットを示す図である。
【図4】図2の画像処理装置コントローラ内で使用され
るコマンドパケットのフォーマットを示す図である。
【図5】図2の画像処理装置コントローラ内で使用され
るインタラプトパケットのフォーマットを示す図であ
る。
【図6】図2の画像処理装置コントローラ内で使用され
るパケットテーブルのフォーマットを示す図である。
【図7】実施形態における変倍処理を説明するための図
である。
【図8】図2の解像度変換部の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】実施形態における変倍処理に関連するブロック
間のデータの経路を示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを所定のタイル画像単位に所
    定の画像処理を施して出力する画像処理装置であって、 少なくとも変倍処理に関する情報と前記タイル画像とを
    含む第1のデータパケットを入力する入力手段と、 前記変倍処理に関する情報に基づき、前記タイル画像を
    変倍する変倍手段と、 前記変倍手段により変倍されたタイル画像が当該タイル
    内に存在する範囲を示す有効画素範囲情報と、当該変倍
    されたタイル画像とを含む第2のデータパケットを生成
    する生成手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 有効画素が常にタイルの原点に寄せられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記有効画素範囲情報は、当該有効画素
    範囲の幅および高さに対応する画素数で表現されること
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の画像処理装置を用いた画像処理システム。
  5. 【請求項5】 コンピュータ装置を、 画像データを所定のタイル画像単位に所定の画像処理を
    施して出力する画像処理装置であって、 少なくとも変倍処理に関する情報と前記タイル画像とを
    含む第1のデータパケットを入力する入力手段と、 前記変倍処理に関する情報に基づき、前記タイル画像を
    変倍する変倍手段と、 前記変倍手段により変倍されたタイル画像が当該タイル
    内に存在する範囲を示す有効画素範囲情報と、当該変倍
    されたタイル画像とを含む第2のデータパケットを生成
    する生成手段と を有する画像処理装置として機能させることを特徴とす
    るプログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のプログラムを格納した
    コンピュータ装置読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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