JP2002280790A - 導体薄膜シート及びシールドハーネス - Google Patents

導体薄膜シート及びシールドハーネス

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線に巻き付けられると該電線へのノイズの
侵入を防止できる導体薄膜シート及びシールドハーネス
を提供する。 【解決手段】 シールドハーネス1は複数の電線3とA
LS2などを備えている。電線3は互いに束ねられてい
る。ALS2は絶縁層7と両面テープ16と導体層4と
を備えている。両面テープ16は絶縁層7の一方の表面
7aに貼り付けられている。両面テープ16はALS2
の一端部2aに設けられている。導体層4は絶縁層7の
一方の表面7aに積層されている。導体層4の厚みと両
面テープの厚みとは等しい。ALS2は導体層4が内側
に位置し絶縁層7が外側に位置した状態で電線3に巻か
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁層と該絶縁層
に積層された導体層とを有する導体薄膜シート及びシー
ルドハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車には、搭載される
種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリ
などの電源から電力を供給したり制御装置から制御信号
を送ったりするためにワイヤハーネスが配索されてい
る。前述したワイヤハーネスは、複数の電線などを備え
ている。
【0003】これらの電線には、それぞれの芯線に外部
からのノイズが侵入することを防止するために、シール
ド電線が用いられることがある。シールド電線は、導電
性を有する編組からなるシールド部を備えている。この
シールド部が、前記芯線内にノイズが侵入することを防
止する。
【0004】ここで、近年、前述したワイヤハーネスの
低コスト化を図ることが望まれている。このために、図
7に示すシールドハーネス101を用いることが提案さ
れている。シールドハーネス101は、前記シールド部
を備えない電線103を複数本束ね、これらの複数本の
電線103に導体薄膜シート102を巻き付けて、構成
される。
【0005】前記導体薄膜シート102は、図8及び図
9に示すように、絶縁性の絶縁層107と、該絶縁層1
07に積層された導電性の導体層104と、両面に粘着
力を有する粘着面が形成された両面テープ116と、を
備えている。絶縁層107は、導体層104に重なる第
1絶縁層105と、該第1絶縁層105に重なる第2絶
縁層106と、を備えている。両面テープ116は、一
対設けられ、それぞれ、前述した導体薄膜シート102
の例えば幅方向の両端部102a,102bそれぞれに
貼り付けられる。両面テープ116は、それぞれ、導体
層104の表面に貼り付けられている。
【0006】一方の両面テープ116を電線103の外
周に貼り付け、該一方の両面テープ116が貼り付けら
れた一端部102aから、他方の両面テープ116が貼
り付けられた他端部102bに向かって、順に、導体薄
膜シート102を電線103の外周に巻いていく。その
後、前記他方の両面テープ116を、導体薄膜シート1
02に貼り付ける。こうして、導体薄膜シート102
を、電線103の外周に巻く。このような構成にするこ
とによって、シールドハーネス101は、低コスト化と
ノイズの侵入防止とを図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
例示したシールドハーネス101の構成では、両面テー
プ116を導体層104に貼り付けている。このため
に、導体薄膜シート102を電線103の外周に巻く
と、前記両面テープ116の近傍において、導体薄膜シ
ート102の互いに重なる部分としての両端部102
a,102b間に、隙間120が生じる。
【0008】このため、前記シールドハーネス101
を、自動車などに配索する際に、前記隙間120によっ
て、導体薄膜シート102にしわが生じることが考えら
れる。すると、前述した隙間120やしわの近傍で、電
気的なシールドを十分に行うことが困難となることが考
えられる。
【0009】さらに、前記自動車に配索された際に、該
自動車の走行中などの振動などによって、前記隙間12
0やしわの近傍で導体薄膜シート102が屈曲動作を繰
り返し、特に、導体層104が破断することが考えられ
る。すると、より一層電気的なシールドを十分に行うこ
とが困難となることが考えられる。
【0010】したがって、本発明の目的は、電線に巻き
付けられると該電線へのノイズの侵入を確実に防止でき
る導体薄膜シート及びシールドハーネスを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の導体薄膜シ
ートは、電線の外周に巻かれて該電線へのノイズの侵入
を防止する導体薄膜シートにおいて、絶縁性の絶縁層
と、前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた
際に前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体
と、前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の
導体層と、を備え、前記一端部が他端部を外側から覆い
かつ前記粘着体が絶縁層の他方の表面に貼り付いて、前
記電線の外周に巻かれることを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の本発明の導体薄膜シート
は、請求項1に記載の導体薄膜シートにおいて、前記導
体層は、粘着体の前記幅方向の前記他端部寄りの縁部と
前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の一方
の表面に積層されていることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の本発明の導体薄膜シート
は、請求項1または請求項2に記載の導体薄膜シートに
おいて、前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚みと、が
等しいことを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の本発明のシールドハーネ
スは、互いに並行な複数の電線と、これらの電線の外周
に巻かれて該電線へのノイズの侵入を防止する導体薄膜
シートと、を備えたシールドハーネスにおいて、前記導
体薄膜シートは、絶縁性の絶縁層と、前記絶縁層の一方
の表面でかつ前記電線に巻かれた際に前記絶縁層の幅方
向の一端部に設けられた粘着体と、前記絶縁層の前記一
方の表面に積層された導電性の導体層と、を備えてお
り、前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体
が絶縁層の他方の表面に貼り付いて、前記導体薄膜シー
トが前記電線の外周に巻かれることを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の本発明のシールドハーネ
スは、請求項4に記載のシールドハーネスにおいて、前
記導体層は、粘着体の前記幅方向の前記他端部寄りの縁
部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の
一方の表面に積層されていることを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の本発明のシールドハーネ
スは、請求項4または請求項5に記載のシールドハーネ
スにおいて、前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚み
と、が等しいことを特徴としている。
【0017】請求項1に記載した本発明の導体薄膜シー
トによれば、粘着体と導体層との双方が絶縁層の一方の
表面に取り付けられている。このため、電線の外周に巻
くと、前記粘着体の近傍において、互いに重なる部分間
に隙間が生じにくくなる。
【0018】請求項2に記載した本発明の導体薄膜シー
トによれば、導体層が、粘着体の縁部と絶縁層の他端部
とに亘って設けられている。このため、幅方向に沿っ
て、粘着体と導体層との間に隙間が生じにくくなる。こ
のため、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍で、隙
間がより生じにくくなる。
【0019】請求項3に記載した本発明の導体薄膜シー
トによれば、導体層の厚みと粘着体の厚みとが等しいの
で、電線の外周に巻くと、前記粘着体の近傍に隙間がよ
り一層生じにくくなる。
【0020】請求項4に記載した本発明のシールドハー
ネスによれば、粘着体と導体層との双方が導体薄膜シー
トの絶縁層の一方の表面に取り付けられている。このた
め、前記粘着体の近傍において、導体薄膜シートの互い
に重なる部分間に隙間が生じにくくなる。
【0021】請求項5に記載した本発明のシールドハー
ネスによれば、導体薄膜シートの導体層が、粘着体の縁
部と絶縁層の他端部とに亘って設けられている。このた
め、幅方向に沿って、粘着体と導体層との間に隙間が生
じにくくなる。このため、前記粘着体の近傍で隙間がよ
り生じにくくなる。
【0022】請求項6に記載した本発明のシールドハー
ネスによれば、導体薄膜シートの導体層の厚みと粘着体
の厚みとが等しいので、前記導体薄膜シートを電線の外
周に巻くと、前記粘着体の近傍に隙間がより一層生じに
くくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る導体薄膜シートと該導体薄膜シートを備えたシールド
ハーネスを、図1ないし図6を参照して説明する。シー
ルドハーネス1は、図1及び図2に示すように、複数の
電線3と、導体薄膜シートとしてのアルミラミネートシ
ート(以下ALSと呼ぶ)2と、第2電線8と、を備え
ている。
【0024】電線3は、図1などに示すように、互いに
平行(即ち並行)に束ねられている。電線3は、それぞ
れ、芯線10と、芯線10を被覆する被覆部11と、を
備えたいわゆる被覆電線である。芯線10は、一本の導
線または複数の電線が撚られて形成されており、断面形
状が丸形に形成されている。芯線10を構成する導線
は、導電性を有する金属からなる。芯線10は、可撓性
を有している。被覆部11は、絶縁性と可撓性とを有す
る合成樹脂からなる。
【0025】ALS2は、図2および図4に示すよう
に、絶縁性の薄い絶縁層7と、該絶縁層7の一方の表面
7aに積層された導電性の薄い導体層4と、前記絶縁層
7の一方の表面7aに貼り付けられた粘着体としての両
面テープ16と、を備えて、比較的薄いシート状に形成
されている。ALS2は、図3に示すように、平面形状
が矩形状に形成されている。
【0026】絶縁層7は、図2及び図4に示すように、
第1絶縁層5と、該第1絶縁層5に積層された第2絶縁
層6と、を備えている。第1絶縁層5は、絶縁性を有す
る合成樹脂からなりかつ導体層4に積層されている。第
1絶縁層5は、可撓性を有しかつ例えばポリエチレンテ
レフタレート(Polyethyleneterephthalate:PET)
などからなる。第2絶縁層6は、絶縁性を有する合成樹
脂からなりかつ第1絶縁層5に積層されている。第2絶
縁層6は、可撓性を有しかつ例えばポリ塩化ビニル(Po
lyvinylchloride:PVC)などからなる。
【0027】両面テープ16は、ALS2が後述するよ
うに電線3の外周に巻かれた際に、該電線3の径方向に
沿うALS2の幅方向の一端部2aに設けられている。
両面テープ16は、前記一端部2aに位置する絶縁層7
の一方の表面7aに貼り付けられている。両面テープ1
6は、第1絶縁層5に貼り付けられている。
【0028】両面テープ16は、勿論、両方の表面に粘
着力を有する粘着面が形成されている。両面テープ16
は、ALS2が電線3の外周に巻かれた際に、該電線3
の長手方向に沿って延びる帯状に形成されている。な
お、本明細書に記した粘着体とは、例えば、粘着材(接
着剤)や粘着テープなどの粘着力を有するものを示して
いる。このため、本明細書では、両面テープ16に限定
されることなく、粘着体として周知の接着剤や粘着テー
プを用いても良いことは勿論である。
【0029】導体層4は、図3及び図4などに示すよう
に、ALS2の幅方向の内側に位置する両面テープ16
の他端部2b寄りの縁部16aと、ALS2の他端部2
bとに亘って、絶縁層7の一方の表面7aに積層されて
いる。即ち、導体層4と両面テープ16との間の隙間が
非常に小さい又は、導体層4と両面テープ16との間に
は隙間がない。導体層4は、前記縁部16aと前記他端
部2bに位置するALS2の縁部2cとに亘って、一方
の表面7aに積層されるのが望ましい。なお、前記一端
部2aは、特許請求の範囲に記載した絶縁層の一端部に
相当する。他端部2bは、特許請求の範囲に記載した絶
縁層の他端部に相当する。
【0030】導体層4は、導電性を有する金属からな
る。導体層4は、可撓性を有している。導体層4は、少
なくともアルミニウムまたはアルミニウム合金を含んで
いる。また、図4に示すように、導体層4の一方の表面
7aに接離する方向に沿った厚みT1と、両面テープ1
6の一方の表面7aに接離する方向に沿った厚みT2
と、は略等しいまたは等しい。
【0031】第2電線8は、導電性の芯線12と、芯線
12を被覆する被覆部13と、を備えたいわゆる被覆電
線である。芯線12は、一本の導線または複数の電線が
撚られて形成されており、断面形状が丸形に形成されて
いる。芯線12を構成する導線は、導電性を有する金属
からなる。芯線12は、可撓性を有している。被覆部1
3は、絶縁性と可撓性とを有する合成樹脂からなる。
【0032】複数の電線3の外周にテープ15が巻回さ
れて束ねられ、かつALS2の幅方向の他端部2b(図
3に示す)に位置する導体層4に第2電線8の芯線12
が接合されている。そして、他端部2bがテープ15の
外周面即ち電線3の外周に取り付けられる。
【0033】内側に導体層4が位置しかつ外側に絶縁層
7が位置した状態でALS2が前記テープ15の外側か
ら前記複数の電線3の外周に巻かれる。一端部2aに位
置する両面テープ16が絶縁層7の他方の表面7bに貼
り付いて、シールドハーネス1は、構成されている。
【0034】また、前記ALS2の絶縁層7に前記第2
電線8が重ねられており、絶縁層7に前記第2電線8の
被覆部13が溶着している。図示例では、第2電線8の
一端部8aに位置する芯線12と、ALS2の他端部2
bに位置する導体層4と、が互いに接合している。即
ち、第2電線8の芯線12は導体層4と電気的に接続し
ている。
【0035】また、前記ALS2は、前記他端部2bが
前記テープ15の外側に取り付けられた後、幅方向の一
端部2aに向かって順に、前記複数の電線3の外周を巻
かれて、前記一端部2aが前記他端部2bの外側に重ね
られている。このため、前記他端部2bが内側に位置
し、前記一端部2aが外側に位置している。なお、この
とき、前記ALS2の一端部2aは、前記第2電線8の
外側に重なって、該第2電線8を覆っている。
【0036】シールドハーネス1は、ALS2の導体層
4と、第2電線8の芯線12とが超音波溶着(超音波溶
接または超音波接合ともいう)などの周知の溶接方法に
よって互いに固定されて得られる。なお、前記ALS2
の導体層4と第2電線8の芯線12とが超音波溶着され
る際には、周知の超音波溶着機などにより行われる。
【0037】前記超音波溶着機は、チップ(工具ホーン
ともいう)と、このチップに相対するアンビルと、発振
機と、振動子と、ホーンなどを備えている。超音波溶着
機は、チップとアンビルとの間に互いに溶着する溶着対
象物を挟み、これらのチップとアンビルとを互いに近づ
ける方向に加圧した状態で、発振機で振動子を振動させ
てこの振動をホーン経由でチップに伝える。そして、超
音波溶着機は、チップとアンビルとの間に挟んだ溶着対
象物に超音波振動を加えて該対象物を溶着させる。
【0038】前記シールドハーネス1を製造する際に
は、まず、アンビルにALS2の他端部2bを重ね、該
ALS2に第2電線8を重ねるとともに、該第2電線8
にチップを接触させる。なお、このとき、前記アンビル
に導体層4を接触させ、該第2電線8を絶縁層7に重ね
る。こうして、チップとアンビルとの間に、ALS2の
前述した他端部2bと第2電線8の一端部8aとを挟
む。
【0039】そして、チップとアンビルとを互いに近づ
ける方向に加圧した後、発振機で振動子を振動させてこ
の振動をホーン経由でチップに伝える。チップとアンビ
ルとを互いに近づける方向に加圧したまま、発振機の振
動をチップに伝える。ALS2と第2電線8との間に、
前述した振動が生じて、導体層4と芯線12とが互いに
接合し、絶縁層7と被覆部13が溶着する。
【0040】こうして、ALS2の他端部2bに位置す
る導体層4と、第2電線8の一端部8aに位置する芯線
12とは、いわゆる超音波溶着(超音波溶接または超音
波接合ともいう)によって互いに接合される。
【0041】その後、チップとアンビルの間からALS
2と第2電線8とを外し、複数の電線3の外周にテープ
15を巻く。そして、図5に示すように、内側に導体層
4が位置し外側に絶縁層7が位置した状態で、ALS2
の他端部2bをテープ15の外側即ち電線3の外周に取
り付ける。
【0042】前記ALS2の一端部2aを、図5中の矢
印Kに沿って、前記他端部2b及び第2電線8の外側
に、図6に示すように、巻く。その後、図6中の矢印K
1に沿って、前記一端部2aを更に、複数の電線3の外
周に巻いて、前記一端部2aに位置する両面テープ16
をALS2の絶縁層7に貼り付ける。
【0043】こうして、前記ALS2を、前記他端部2
bから前記一端部2aに向かって順に、前記複数の電線
3の外周に巻く。そして、前記一端部2aは、前記他端
部2bと前記第2電線8との双方に重なる。即ち、前記
両方の端部2a,2bは、互いに重なる。こうして、A
LS2の導体層4と第2電線8の芯線12とが互いに接
合し、他端部2bと第2電線8との双方の外側に前記一
端部2aが重なった前述した構成のシールドハーネス1
を得る。
【0044】このように得られたシールドハーネス1
は、複数が互いに組み付けられて、ワイヤハーネスを構
成する。前記導体層4と接合された第2電線8は、所望
のアース回路などと接続される。シールドハーネス1
は、前記電線3の芯線10に侵入しようとするノイズ
を、前記ALS2の導体層4と該導体層4に接合した第
2電線8の芯線12とを介して、前記アース回路即ちシ
ールドハーネス1外へ逃がす。こうして、シールドハー
ネス1のALS2は、複数の電線3を電気的にシールド
する。
【0045】本実施形態によれば、両面テープ16と導
体層4との双方が絶縁層7の一方の表面7aに取り付け
られている。このため、ALS2を電線3の外周に巻く
と、前記両面テープ16の近傍において、図2に示すよ
うに、ALS2の互いに重なる両端部2a,2b間に隙
間が生じにくくなる。したがって、ALS2にしわが生
じにくくなる。シールドハーネス1は、電線3の外周に
巻かれたALS2が該電線3へのノイズの侵入を確実に
防止する。
【0046】また、ALS2の互いに重なる両端部2
a,2b間に隙間が生じにくくなるので、自動車に取り
付けられると、該自動車の走行中などの振動によって導
体層4が屈曲することを防止でき、破断することを防止
できる。したがって、シールドハーネス1は、電線3の
外周に巻かれたALS2が該電線3へのノイズの侵入を
確実に防止する。
【0047】また、導体層4が、粘着体16の他端部2
b寄りの縁部16aとALS2の他端部2bとに亘って
設けられている。このため、ALS2の幅方向即ち絶縁
層7の幅方向に沿って、粘着体16と導体層4との間に
隙間が生じにくくなる。なお、絶縁層7の幅方向は、電
線3の径方向に沿う。
【0048】このため、ALS2を電線3の外周に巻く
と、前記両面テープ16の近傍において、図2に示すよ
うに、ALS2の互いに重なる両端部2a,2b間に隙
間が一層生じにくくなる。したがって、シールドハーネ
ス1は、電線3の外周に巻かれたALS2が該電線3へ
のノイズの侵入を一層確実に防止する。
【0049】さらに、導体層4の厚みT1と両面テープ
16の厚みT2とが等しいので、ALS2を電線3の外
周に巻くと、両面テープ16の近傍に隙間がより一層生
じにくくなる。したがって、シールドハーネス1は、電
線3の外周に巻かれたALS2が該電線3にノイズが侵
入することを確実に防止できる。
【0050】また、超音波溶着を行って第2電線8の芯
線12とALS2の導体層4とを接合し、複数の電線3
の外周にALS2を巻く。そして、第2電線8をドレイ
ン線として用いることができる。第2電線8の芯線12
と導体層4とを超音波溶着により接合するので、第2電
線8の芯線12と導体層4とを互いに取り付ける際に、
第2電線8とALS2とは別体の部品などを用いる必要
がない。このため、部品点数が増加することを防止でき
る。
【0051】したがって、前記シールドハーネス1の部
品点数の増加を防止できるため、前記シールドハーネス
1を用いてワイヤハーネスを組み立てると、ワイヤハー
ネスのコストの高騰を抑制できる。
【0052】また、第2電線8の芯線12とALS2の
導体層4とが超音波溶着により接合しているので、これ
らの芯線12と導体層4とを確実に金属結合できる。こ
のため、第2電線8の芯線12とALS2の導体層4と
を確実に電気的に接続できる。したがって、複数の電線
3の芯線12に侵入しようとするノイズを、ALS2の
導体層4と第2電線8の芯線12とを介して、外部に確
実に逃がすことができる。
【0053】超音波溶着によって導体層4と第2電線8
の芯線12とを接合するので、該超音波溶着の際に、前
記他端部2bと一端部8aとに位置する絶縁層7と被覆
部13とが溶けて、導体層4と芯線12との間から除去
される。このため、ALS2の他端部2bなどの絶縁層
7及び前記一端部8aの被覆部13を除去する必要が生
じない。このため、組立にかかる所要工数が増加するこ
とを確実に防止できる。したがって、シールドハーネス
1及び該シールドハーネス1を備えたワイヤハーネスの
コストの高騰をより抑制できる。
【0054】前記ALS2を、他端部2bから順に複数
の電線3の外周に巻くので、前記一端部2aによって導
体層4と芯線12とが互いに接合した接合箇所及び他端
部2bが覆われる。このため、前記接合箇所が露出しな
い。また、導体層4が内側に位置しかつ絶縁層7が外側
に位置した状態で、ALS2を複数の電線3の外周に巻
いている。このため、導体層4が露出しない。
【0055】したがって、前記接合箇所と前記導体層4
を露出させないように、プロテクタやチューブなどの部
品を用いる必要がない。したがって、部品点数の増加を
抑制でき、シールドハーネス1などから組み立てられた
ワイヤハーネスのコストの高騰を抑制できる。
【0056】また、前記接合箇所と前記導体層4が露出
しないので、前記導体層4の腐食を確実に抑制できる。
したがって、複数の電線3に外部からのノイズが侵入し
ようとすることを確実に防止できる。
【0057】また、導体層4が内側に位置しかつ絶縁層
7が外側に位置した状態で、ALS2を複数の電線3の
外周に巻いている。このため、ALS2即ちドレイン線
として用いられる第2電線8と、シールドハーネス1外
の他の電線または電子機器と、が短絡することを防止で
きる。
【0058】さらに、第2電線8の芯線12が断面丸形
に形成されているので、チップとアンビルとを互いに近
づける力が、ALS2と第2電線8とが互いに接触する
箇所に集中することとなる。このため、溶けた絶縁層7
及び被覆部13とが、導体層4と芯線12との間から速
やかに除去される。導体層4と芯線12とが確実に接合
する。したがって、前記第2電線8を介して、電線3に
侵入しようとするノイズを、シールドハーネス1の外部
に確実に逃がすことができる。
【0059】前述した実施形態では、導体薄膜シートと
してアルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる
導体層4を有するALS2を用いている。しかしなが
ら、本発明では、銅または銅合金などの、アルミニウム
またはアルミニウム合金以外の金属からなる導体層を有
する導体薄膜シートを用いても良いことは勿論である。
【0060】さらに、前述した実施形態では、断面形状
が丸形の電線3を複数束ねている。しかしながら、本発
明では、電線として、断面形状が矩形状の導体を複数並
設したフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat
Cable:FFC)やフレキシブルプリントサーキット(F
lexible Printed Circuit:FPC)などの所謂フラッ
トケーブルを用いても良いことは勿論である。
【0061】さらに、前述した実施形態では、芯線12
と導体層4とが接合した接合箇所を一箇所だけ設けてい
る。しかしながら、本発明では、前記芯線12と導体層
4とを固定するための機械的な強度を向上させるため
に、前記接合箇所を複数設けても良いことは勿論であ
る。
【0062】また、前述した実施形態では、ALS2の
一端部2aに粘着体としての両面テープ16を貼り付け
た場合を示している。しかしながら、本発明では、両端
部2a,2bそれぞれに両面テープ16を貼り付けても
良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明は、粘着体と導体層との双方が絶縁層の一方の表
面に取り付けられている。このため、電線の外周に巻く
と、前記粘着体の近傍において、互いに重なる部分間に
隙間が生じにくくなる。したがって、電線の外周に巻か
れると、該電線にノイズが侵入することをより確実に防
止できる。
【0064】また、隙間が生じにくくなるので、電線の
外周に巻かれて自動車に取り付けられると、該自動車の
走行中などの振動によって導体層が破断することを防止
できる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線
にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0065】請求項2に記載の本発明は、導体層が、粘
着体の縁部と絶縁層の他端部とに亘って設けられてい
る。このため、幅方向に沿って粘着体と導体層との間に
隙間が生じにくくなり、電線の外周に巻くと、前記粘着
体の近傍で、隙間がより生じにくくなる。したがって、
電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが侵入するこ
とをより一層確実に防止できる。
【0066】また、隙間が生じにくくなるので、電線の
外周に巻かれて自動車に取り付けられると、該自動車の
走行中などの振動によって導体層が破断することを防止
できる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線
にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0067】請求項3に記載の本発明は、導体層の厚み
と粘着体の厚みとが等しいので、電線の外周に巻くと、
前記粘着体の近傍に隙間がより一層生じにくくなる。し
たがって、電線の外周に巻かれると、該電線にノイズが
侵入することをより一層確実に防止できる。
【0068】また、隙間が生じにくくなるので、電線の
外周に巻かれて自動車に取り付けられると、該自動車の
走行中などの振動によって導体層が破断することを防止
できる。したがって、電線の外周に巻かれると、該電線
にノイズが侵入することをより一層確実に防止できる。
【0069】請求項4に記載した本発明のシールドハー
ネスによれば、粘着体と導体層との双方が導体薄膜シー
トの絶縁層の一方の表面に取り付けられている。このた
め、前記粘着体の近傍において、導体薄膜シートの互い
に重なる部分間に隙間が生じにくくなる。したがって、
導体薄膜シートが、電線にノイズが侵入することをより
確実に防止できる。
【0070】また、隙間が生じにくくなるので、自動車
に配索されると、該自動車の走行中などの振動によっ
て、導体薄膜シートの導体層が破断することを防止でき
る。したがって、電線にノイズが侵入することをより一
層確実に防止できる。
【0071】請求項5に記載した本発明のシールドハー
ネスによれば、導体薄膜シートの導体層が、粘着体の縁
部と絶縁層の他端部とに亘って設けられている。このた
め、幅方向に沿って粘着体と導体層との間に隙間が生じ
にくくなり、前記粘着体の近傍で隙間がより生じにくく
なる。したがって、導体薄膜シートが、電線にノイズが
侵入することをより一層確実に防止できる。
【0072】また、隙間が生じにくくなるので、自動車
に配索されると、該自動車の走行中などの振動によっ
て、導体薄膜シートの導体層が破断することを防止でき
る。したがって、電線にノイズが侵入することをより一
層確実に防止できる。
【0073】請求項6に記載した本発明のシールドハー
ネスによれば、導体薄膜シートの導体層の厚みと粘着体
の厚みとが等しいので、前記粘着体の近傍に隙間がより
一層生じにくくなる。したがって、導体薄膜シートが、
電線にノイズが侵入することをより一層確実に防止でき
る。
【0074】また、隙間が生じにくくなるので、自動車
に配索されると、該自動車の走行中などの振動によっ
て、導体薄膜シートの導体層が破断することを防止でき
る。したがって、電線にノイズが侵入することをより一
層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるシールドハーネス
を示す斜視図である。
【図2】図1中のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1に示されたシールドハーネスのALSの平
面図である。
【図4】図3中のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】同実施形態のシールドハーネスのALSの他端
部を複数の電線の外周に取り付けた状態を示す断面図で
ある。
【図6】同実施形態のシールドハーネスのALSの一端
部を第2電線に重ねた状態を示す断面図である。
【図7】従来のシールドハーネスの断面図である。
【図8】図7に示されたシールドハーネスの導体薄膜シ
ートの平面図である。
【図9】図8中のIX−IX線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 シールドハーネス 2 ALS(導体薄膜シート) 2a 一端部 2b 他端部 3 電線 4 導体層 7 絶縁層 7a 一方の表面 7b 他方の表面 16 両面テープ(粘着体) T1 導体層の厚み T2 両面テープの厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 晃 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内 Fターム(参考) 4E352 AA03 AA04 AA05 AA07 AA09 BB15 CC01 CC18 CC52 CC53 DR02 EE01 FF04 GG02 GG07 GG27 5E321 AA21 BB25 BB44 CC11 CC16 GG09 5G309 AA01 AA10 5G313 AA10 AB05 AC03 AD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の外周に巻かれて該電線へのノイズ
    の侵入を防止する導体薄膜シートにおいて、 絶縁性の絶縁層と、 前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた際に
    前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体と、 前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の導体
    層と、 を備え、 前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体が絶
    縁層の他方の表面に貼り付いて、前記電線の外周に巻か
    れることを特徴とする導体薄膜シート。
  2. 【請求項2】 前記導体層は、粘着体の前記幅方向の縁
    部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の
    一方の表面に積層されていることを特徴とする請求項1
    記載の導体薄膜シート。
  3. 【請求項3】 前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚み
    と、が等しいことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の導体薄膜シート。
  4. 【請求項4】 互いに並行な複数の電線と、これらの電
    線の外周に巻かれて該電線へのノイズの侵入を防止する
    導体薄膜シートと、を備えたシールドハーネスにおい
    て、 前記導体薄膜シートは、 絶縁性の絶縁層と、 前記絶縁層の一方の表面でかつ前記電線に巻かれた際に
    前記絶縁層の幅方向の一端部に設けられた粘着体と、 前記絶縁層の前記一方の表面に積層された導電性の導体
    層と、を備えており、 前記一端部が他端部を外側から覆いかつ前記粘着体が絶
    縁層の他方の表面に貼り付いて、前記導体薄膜シートが
    前記電線の外周に巻かれることを特徴とするシールドハ
    ーネス。
  5. 【請求項5】 前記導体層は、粘着体の前記幅方向の縁
    部と前記絶縁層の前記他端部とに亘って、前記絶縁層の
    一方の表面に積層されていることを特徴とする請求項4
    記載のシールドハーネス。
  6. 【請求項6】 前記導体層の厚みと、前記粘着体の厚み
    と、が等しいことを特徴とする請求項4または請求項5
    に記載のシールドハーネス。
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