JP2002280690A - プリント配線板、及びプリント配線板の接続構造 - Google Patents

プリント配線板、及びプリント配線板の接続構造

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JP2002280690A
JP2002280690A JP2001079219A JP2001079219A JP2002280690A JP 2002280690 A JP2002280690 A JP 2002280690A JP 2001079219 A JP2001079219 A JP 2001079219A JP 2001079219 A JP2001079219 A JP 2001079219A JP 2002280690 A JP2002280690 A JP 2002280690A
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wiring board
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pattern
layer substrate
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JP2001079219A
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Kazukuni Kawakami
千国 川上
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の小型化、及び電子機器の小型化、薄型
化を図り、接続及び接続解除操作を容易としたプリント
配線板の接続構造を得る。 【解決手段】 プリント配線板10は、上面の端部近傍
までパターン24を配線した基板16に、パターン24
との対応位置に切り欠き部28を形成した基板18と、
切り欠き部28の上部側を被う基板20を貼着して形成
する。基板16と基板20に挟まれた切り欠き部28に
は凹部34が設けられ、凹部34の底壁面34Aにはパ
ターン24に端部が配置される。フレキシブルプリント
配線板40の接続部46には、パターン露出面に加圧導
電ゴム48を貼着する。これにより、プリント配線板1
0の凹部34にフレキシブルプリント配線板40の接続
部46を挿入すると、フレキシブルプリント配線板40
側のパターンが加圧導電ゴム48を介してパターン24
に電気的に導通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板、及
びプリント配線板の接続構造に係り、詳しくは、基板内
にコネクター部を配置したプリント配線板、及びプリン
ト配線板の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器等に搭載されるプリント配線板
とフレキシブルプリント配線板の接続には、一般にコネ
クターが用いられている。図11及び図12には、コネ
クターを介する従来の接続構造が示されており、図示の
ように、プリント配線板100には、上面100Aの端
部近傍にリフローによってコネクター102がマウント
されている。
【0003】コネクター102は、樹脂製で外形がコ字
状とされたコネクター本体104を備え、コネクター本
体104の両側面に取り付けられた金属板製の脚部10
6がプリント配線板100のランド108に半田付けさ
れて固定されている。コネクター本体104の底壁部1
04Aには、幅方向に所定間隔で配列された複数の電極
端子110が底壁部104A表面から露出して埋設され
ており、各電極端子110は、下方に屈曲した後端部
が、プリント配線板100の上面100Aに配線された
パターン112に半付けされている。コネクター本体1
04の上部には、平板状のストッパー114が配置され
ており、ストッパー114は両側面の後端部がコネクタ
ー本体104の側壁部104B、104Cに回動可能に
軸支されている。
【0004】一方、フレキシブルプリント配線板120
は、ベースとなる基板122が屈曲性を有する樹脂材料
によって形成されている。この基板122には、電極端
子110の配列間隔と同間隔、且つ、同数で、基板12
2の幅方向に配列された複数のパターン124が配線さ
れている。パターン124は、フレキシブルプリント配
線板120の先端部に設けられた接続部126では基板
表面から露出しており(パターン露出面126A)、接
続部126以外の領域では、基板表面をコーティングし
ている絶縁材料によって被覆されている。また、パター
ン露出面126Aの裏面側(図の上面側)には、接続部
126の剛性を補う樹脂板製の裏打ち128が貼着され
ている。なお、図示を省略したフレキシブルプリント配
線板120の反対側の端部にも、同様の接続部が設けら
れている。
【0005】このフレキシブルプリント配線板120を
コネクター102に接続するには、図10のように、コ
ネクター102のストッパー114を上方に開いた状態
で、フレキシブルプリント配線板120のパターン露出
面126Aをコネクター102の電極端子110側に向
け、接続部126をコネクター本体104に嵌め入れる
(図中矢印A方向)。そして、ストッパー114を図1
2の矢印B方向に押し倒しロックすると、接続部126
はコネクター本体104の底壁部104Aとストッパー
114に挟持され、パターン露出面126Aに位置する
パターン124が電極端子110に圧接して、フレキシ
ブルプリント配線板120とコネクター102の接続が
完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の接続構造では、コネクター102がプリント配線板1
00上に配置されて基板表面から突出している。そのた
め、プリント配線板100を電子機器に搭載するには、
機器内部にコネクター102の外形に相当する空きスペ
ースを確保する必要がある。また、複数枚のプリント配
線板100を重ねて配置する場合等も、基板間をコネク
ター102の高さ寸法以上に離さなければならない。そ
のため、機器内部に無駄なスペースが生じており、機器
の小型化、薄型化を図る上では改善が望まれている。ま
た、プリント配線板100にもコネクター102の実装
スペースを確保しなければならないため、基板の小型化
(機器の小型化)を妨げる要因となっている。
【0007】また、コネクター102の接続及び接続解
除では、ストッパー114を押し込む、又は引き上げな
けらばならないために操作が煩雑である。
【0008】さらに、電極端子110とパターン112
の半付けにおいては、自動化されたリフローといえど
も、量産時には往々にして半田付け不良が起きており、
また良品であっても、接続及び接続解除時のストッパー
操作により、基板やコネクターに過度のストレスが加わ
ると、半田付け箇所にクラックを生じることもある。そ
してそれらの導通不良を検査及び修理するための工数は
製造コストに付加されるため、電子機器のコストアップ
を招く問題がある。
【0009】本発明は上記事実を考慮して、基板の小型
化、及び電子機器の小型化、薄型化を図り、且つ、接続
及び接続解除操作を容易にすることを第1の目的とし、
また導通不良を防止して品質の向上及び製造コストの低
減を図ることを第2の目的としたプリント配線板、及び
プリント配線板の接続構造を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも片面にパターンが配線されたベース層基
板と、前記ベース層基板のパターン配線面端部近傍に配
置され、前記パターンに電気的に接続された電極端子
と、前記ベース層基板のパターン配線面に一面が貼着さ
れ、絶縁材料により所定厚さに形成されるとともに、前
記電極端子との対応位置に基板内部側から基板端部側に
掛けての幅寸法が同一もしくは広がる形状の切り欠き部
が設けられた絶縁層基板と、前記絶縁層基板の他面に貼
着され、前記切り欠き部との対応位置に前記電極端子と
対向した対向面を設ける被覆層基板と、を有することを
特徴としている。
【0011】請求項1に記載の発明では、ベース層基板
は片面もしくは両面にパターンが配線されており、その
パターン配線面の端部近傍に、パターンと電気的に接続
された電極端子、例えば、板ばね状の圧着型端子等が配
置される。この電極端子を設けたパターン配線面に、絶
縁材料により所定厚さに形成され、且つ、電極端子との
対応位置に基板内部側から基板端部側に掛けての幅寸法
が同一もしくは広がる形状の切り欠き部、例えば、コ字
状やU字状、基板内部側から基板端部側に向けて広がる
テーパー状、階段状等、が設けられた絶縁層基板の一面
を貼着し、さらに、絶縁層基板の他面には、被覆層基板
を貼着して、切り欠き部との対応位置に電極端子と対向
した対向面を設ける。
【0012】このように、ベース層及び被覆層基板の間
に位置する絶縁層基板に切り欠き部を設け、両基板で挟
んだ構造とすることにより、プリント配線板には、基板
側端面に開口を有し、且つ、ベース層基板側の内壁面に
電極端子を配置し、被覆層基板側の内壁面を電極端子と
の対向面とした凹部が形成される。この凹部(切り欠き
部)に、凹部に対応した形状の凸部(挿入部)を備える
フレキシブルプリント配線板やICカード等の接続部材
を挿入することにより、接続部材の挿入部裏面が凹部の
対向面に接し、挿入部表面に設けられた端子部がプリン
ト配線板の電極端子に接触して電気的に接続される。つ
まり、電極端子を備えた凹部は、プリント配線板に内蔵
されたコネクターとして機能することになる。
【0013】なお、ベース層基板の両面にパターンを配
線する構成では、両面の端部近傍に電極端子を設け、上
記の絶縁層基板及び被覆層基板を貼着して積層すること
により、凹部(コネクター部)をベース層基板の両面側
に配置することができる。
【0014】これにより、従来のような別部材のコネク
ターをプリント配線板の外部に設ける必要がなくなり、
電子機器の小型化、薄型化が可能になる。またプリント
配線板においては、コネクターの実装スペースに他の電
気部品を配置することができて基板の小型化が可能とな
り、設計自由度も向上する。
【0015】また、プリント配線板と接続部材の接続及
び接続解除では、接続部材を凹部に挿入、又は凹部から
引き抜いて離脱させるだけでよいため、操作が容易にな
る。
【0016】また請求項1記載の発明においては、請求
項2のように、前記ベース層基板に前記絶縁層基板を貼
着して構成される複合層が複数重ね合せられている多層
構造のプリント配線板とすることができる。
【0017】この場合、例えば、ベース層基板と絶縁層
基板とを交互に貼着し積層させた構造では、絶縁層基板
の切り欠き部がベース層基板に挟まれて凹部が形成さ
れ、凹部内に、一方のベース層基板により電極端子が配
置され、他方のベース層基板により電極端子との対向面
が形成される。このように、多層構造のプリント配線板
においては、ベース層基板と絶縁層基板とで構成される
複合層を複数重ね合せる際に、複合層の間に、請求項1
で説明した被覆層基板を介在させなくてもコネクタ機能
を有する凹部を形成することがでる。これにより、プリ
ント配線板の薄型化と製造コストの抑制が図られる。
【0018】また、ベース層基板の両面にパターンを配
線する場合は、対向面となる部位にパターンを配線しな
いことで、凹部に挿入される接続部材によりパターンが
破損される不具合を回避することができる。ただし、配
線スペースや配線経路等の制約でそれが不可能であれ
ば、被覆層基板を介在させパターンを被覆することによ
り、上記の不具合を解消することができる。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載のプリント配線板において、前記電極端子
は、前記パターンの一部により構成されていることを特
徴としている。
【0020】請求項3に記載の発明では、電極端子にパ
ターンの一部を用いることで、別部材の電極端子を設け
ることなく構造を簡単にすることができる。またパター
ン(銅箔等)であれば、例えば圧着型端子等と比較して
基板表面からの突出量が小さいため、凹部(切り欠き
部)の高さ寸法を低く設定する、すなわち、絶縁層基板
を薄くすることができる。これにより、プリント配線板
の薄型化を図ることができる。さらに電極端子とパター
ンの半田付けが不要となるため、半田付け不良やクラッ
クによる導通不良が防止されて、品質の向上と製造コス
トの低減を図ることができる。
【0021】請求項4に記載の発明は、一面にパターン
が配線されたベース層基板と、前記ベース層基板の端部
近傍に形成された貫通孔に配置され、前記パターンに電
気的に接続されるとともに先端が前記貫通孔からベース
層基板の他面側に突出する電極端子と、前記ベース層基
板の他面に一面が貼着され、絶縁材料により所定厚さに
形成されるとともに、前記電極端子との対応位置に基板
内部側から基板端部側に掛けての幅寸法が同一もしくは
広がる形状の切り欠き部が設けられた絶縁層基板と、前
記絶縁層基板の他面に貼着され、前記切り欠き部との対
応位置に前記電極端子と対向した対向面を設ける被覆層
基板と、を有することを特徴としている。
【0022】請求項4に記載の発明では、ベース層基板
の一面にパターンを配線し、そのパターン配線面の端部
近傍に貫通孔を形成する。貫通孔には、パターンと電気
的に接続された、例えばピン状の電極端子を配置し、端
子先端を貫通孔からベース層基板の他面側に突出させ
る。そしてベース層基板の他面には、請求項1と同様
に、絶縁材料により所定厚さに形成され、且つ、電極端
子との対応位置に基板内部側から基板端部側に掛けての
幅寸法が同一もしくは広がる形状の切り欠き部が設けら
れた絶縁層基板の一面を貼着し、絶縁層基板の他面に
は、被覆層基板を貼着して、切り欠き部との対応位置に
電極端子と対向した対向面を設ける。
【0023】これにより、コネクター部としての凹部は
パターン配線面(一面)の裏面(他面)側に配置され
る。したがって、パターン配線が片面のみとされるベー
ス層基板においても、請求項1で説明した、パターン配
線面と同一面にコネクター部を設ける構成と組み合わせ
ることで、コネクター部を両面に配置することができ
る。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
プリント配線板において、前記電極端子は、前記貫通孔
に嵌入されて前記パターンに電気的に接続される筒状の
本体と、前記本体内に収納され、先端部が本体から露出
されて前記ベース層基板の他面側に突出するとともにこ
の突出方向に沿って摺動自在とされた接触子と、前記接
触子の後端部に配置され、接触子を前記突出方向へ付勢
するスプリングと、を備えるコンタクトピンとされてい
ることを特徴としている。
【0025】請求項5に記載の発明では、接続部材を凹
部に挿入すると、接続部材の端子部がコンタクトピンの
接触子先端に接触する。接触子は、コンタクトピンの筒
状の本体内に摺動可能に収納されて本体から露出し、ベ
ース層基板の他面側に突出してスプリングにより突出方
向に付勢されているため、先端が端子部に接触すると、
スプリングの付勢力により端子部を加圧する。これによ
り、接触子と端子部との導通が確実になる。
【0026】また本発明は、請求項6のように、請求項
1〜請求項5の何れか1項記載のプリント配線板と、前
記切り欠き部に挿入される挿入部を備えこの挿入部の表
面に前記電極端子に接触される端子部が設けられた接続
部材と、を有することを特徴とするプリント配線板の接
続構造に適用することができる。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
プリント配線板の接続構造において、前記挿入部の表面
で前記端子部との対応位置に、板状とされ厚さ方向への
圧縮変形によりその厚さ方向のみに電気的導通を示す異
方導電性の弾性部材が貼着されていることを特徴として
いる。
【0028】請求項7に記載の発明では、接続部材をプ
リント配線板の凹部(切り欠き部)に挿入すると、挿入
部の表面に貼着された、例えばゴムや低弾性フィル等の
弾性部材が凹部内で圧縮方向に弾性変形し、電極端子に
密着する。弾性部材は、内部に、例えば銅等の金属粒子
が厚さ方向に所定の間隔で配列されており、厚さ方向に
圧縮変形すると、金属粒子同士が接触して厚さ方向にの
み電気的導通を示す(異方導電性)。これにより、プリ
ント配線板側の電極端子と接続部材側の端子部の接触安
定性が高められる。また、弾性部材の弾性力により、凹
部と接続部材との間には摩擦力が生じるため、接続状態
も保持される。
【0029】請求項8に記載の発明は、請求項6記載の
プリント配線板の接続構造において、前記挿入部の裏面
に、板状の弾性部材が貼着されていることを特徴として
いる。
【0030】請求項8に記載の発明では、接続部材をプ
リント配線板の凹部(切り欠き部)に挿入すると、挿入
部の裏面に貼着されたゴム等の弾性部材が凹部内で圧縮
方向に弾性変形し、その弾性力によって挿入部側の端子
部が凹部側の電極端子に圧接する。これにより、端子間
は確実に導通し、また弾性部材の弾性力で凹部と接続部
材との接続状態も保持される。
【0031】請求項9に記載の発明は、請求項6〜請求
項8の何れか1項記載のプリント配線板の接続構造にお
いて、前記プリント配線板に、前記切り欠き部に挿入さ
れた前記挿入部を離脱方向へスライドさせるスライド手
段が設けられていることを特徴としている。
【0032】請求項9に記載の発明では、プリント配線
板の凹部(切り欠き部)に接続部材の挿入部が挿入され
た状態でスライド手段を操作すると、挿入部が離脱方向
へスライドするため、接続部材がプリント配線板から取
り外し易くなる。
【0033】また、請求項6〜請求項9の何れか1項記
載のプリント配線板の接続構造における接続部材は、請
求項10のように、端子部をパターンの一部で構成する
とともにそのパターンが屈曲性を有する樹脂材料基板に
配線されたフレキシブルプリント配線板としてもよく、
請求項11のように、挿入部を構成する本体と、本体内
に設けられ、電気信号とされた情報を端子部を介して入
出力する制御手段と、本体内に設けられ、情報を電気的
に記憶及び消去可能な記憶手段と、を備えた情報記憶媒
体としてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、図面を
参照して本発明の実施の形態を説明する。図1及び図2
には、本発明の第1の実施形態に係るプリント配線板が
示されており、図示のように、プリント配線板10は、
5枚の基板12、14、16、18、20が積層され相
互に貼着されて構成されている。
【0035】最下層に位置する基板12、及び3層目に
位置する基板16は、それぞれの上面12A、16Aに
6本のパターン22、24が配線されている。パターン
22、24は、基板幅方向(図中矢印WA方向)に所定
の間隔で配列され、基板端部の稜線12B、16Bと直
交する方向に直線状に延出して配線されている。また一
端側は、上面12A、16Aの端部(稜線12B、16
B)近傍まで延出しており、上面12A、16Aの奥行
き方向(基板内部側)に延出している他端側は、図示を
省略した電気回路等に接続されている。
【0036】下から2層目に位置する基板14、及び4
層目に位置する基板18は、絶縁材料により所定の厚さ
(厚さ寸法:t1)に形成されており、基板14の端部
には、パターン22との対応位置にコ字状の切り欠き部
26が形成され、基板18の端部には、パターン24と
の対応位置に切り欠き部26と同形状の切り欠き部28
が形成されている。切り欠き部26、28は、開口の向
きがパターン22、24と平行に合わせられ、且つ、開
口の幅寸法:W1がパターン22、24の全幅寸法:W
2よりも広く設定されて、幅方向中心がパターン22、
24の全幅寸法中心に位置合わせされている。
【0037】また、最上層に位置する基板20は、基板
14、18と同材質の絶縁材料により形成されている。
【0038】これら基板12〜20が図1に示されるよ
うに、所定の位置に合わせられて積層・貼着されると、
基板12と基板16に挟まれた基板14の切り欠き部2
6には凹部32が設けられ、基板16及び基板20に挟
まれた基板18の切り欠き部28には凹部34が設けら
れる。
【0039】そして凹部32の底壁面32A(基板12
の上面12Aの一部)には、基板12の上面12Aから
露出したパターン22の一端部側が配置され、そのパタ
ーン22の上方にはパターン22と対向する凹部32の
上壁面32B(基板16の下面16Cの一部)が設けら
れる。同様に、凹部34の底壁面34A(基板16の上
面16Aの一部)には、基板16の上面16Aから露出
したパターン24の一端部側が配置され、そのパターン
24の上方にはパターン24と対向する凹部34の上壁
面34B(基板20の下面20Cの一部)が設けられ
る。
【0040】このようなプリント配線板10の作製方法
としては、先ず、基板12の上面12Aにエッチングに
よりパターン22を形成する。基板14には、プレスに
よる型抜きで所定の位置に切り欠き部26を形成する。
そして基板14を基板12に位置合わせして貼着する。
基板16、18についても各々同様の工程にて作製し、
基板14の上に順に貼着する。最後に、基板18の上面
に基板20を貼着すると、プリント配線板10が完成す
る。
【0041】次に、上述したプリント配線板に接続され
るフレキシブルプリント配線板について説明する。図3
には、本実施の形態に係るフレキシブルプリント配線板
40の接続部近傍が示されている。
【0042】このフレキシブルプリント配線板40も、
従来品と同様に、ベースとなる基板42が屈曲性を有す
る樹脂材料によって形成されており、基板42には、プ
リント配線板10側のパターン22、24の配列間隔と
同間隔、且つ、同数(6本)で、基板幅方向(図中矢印
WB方向)に配列されたパターン44が配線されてい
る。またフレキシブルプリント配線板40の先端部に設
けられた接続部46では、パターン44が基板42の表
面に露出しており(パターン露出面46A)、接続部4
6以外の領域では基板表面をコーティングしている絶縁
材料によって被覆されている。
【0043】さらにパターン露出面46Aには、板状の
加圧導電ゴム(PCR:Pressure sensitive Conductiv
e Rubber)48が導電性接着剤により接着されている。
加圧導電ゴム48は、シリコンゴム製で、内部に、銅製
の金属粒子が厚さ方向に狭ピッチで配列され埋設されて
おり、厚さ方向に加圧されると、圧縮変形により内部の
金属粒子同士が接触して、厚さ方向にのみ電気的に導通
する異方導電性を備えている。さらに加圧導電ゴム48
の先端側角部には、面取り部48Aが設けられている。
【0044】また、基板42の板厚に加圧導電ゴム48
の板厚を加えた接続部46の厚さ寸法:t2は、前述し
た基板14、基板18の厚さ寸法:t1(凹部32、3
4の開口高さ寸法)よりも少し大きくされており、接続
部46の幅寸法:W3は、切り欠き部26、28(凹部
32、34)の開口幅寸法:W1に合わせられている。
【0045】次に、本実施形態の作用を説明する。図4
には、上記のフレキシブルプリント配線板40をプリン
ト配線板10に接続する様子が示されている。ここで
は、フレキシブルプリント配線板40をプリント配線板
10の凹部32又は凹部34に接続・接続解除する方法
は同じであるため、以下、凹部32側を用いて説明す
る。
【0046】フレキシブルプリント配線板40をプリン
ト配線板10の凹部32に接続するには、図示のよう
に、接続部46の向きを、加圧導電ゴム48側が凹部3
2のパターン22側になるようにして、接続部46を凹
部32に挿入する(凹部34への挿入では図中の矢印A
方向)。
【0047】このときは、加圧導電ゴム48の面取り部
48Aが凹部32の底壁面32A側開口縁にガイドされ
るため挿入位置が合わせ易くなり、幅方向では接続部4
6の左右側面が凹部32の左右内側壁面に摺接して位置
規制される。また、接続部46の厚さが凹部32の開口
高さよりも大きいため、接続部46は凹部32の底壁面
32Aと上壁面32Bに挟まれて加圧導電ゴム48が圧
縮方向に撓み変形する。これにより、摩擦力が大きくな
って挿入負荷を受ける。そして接続部46の先端が凹部
32の奥壁面に突き当たると、それ以上挿入することが
できなくなり接続部46は凹部32内に収納される。
【0048】図5には、接続部46が凹部32に挿入さ
れた状態の断面図が示されている。この状態では、加圧
導電ゴム48が圧縮方向に弾性変形している。そのた
め、ゴム内部の金属粒子は厚さ方向に接触し、パターン
22との接触部位において、対応するパターン44との
間に図5の破線に示されるような導通路Rが形成され
る。したがって、対向するパターン22及びパターン4
4同士が電気的に導通し、高い接触安定性が得られる。
【0049】また、加圧導電ゴム48の弾性力により、
凹部32と接続部46との間には摩擦力が生じている。
そのため、接続部46は凹部32に保持され、容易に抜
け出すこともない。これにより、フレキシブルプリント
配線板40がプリント配線板10に電気的及び機械的に
接続される。
【0050】この接続状態を解除するには、フレキシブ
ルプリント配線板40を上記の摩擦力以上の力で引っ張
ることにより、接続部46が凹部32から離脱して接続
が解除される。そして加圧導電ゴム48は弾性力により
元の形状に復元するため、上述した接続を繰り返し行っ
ても、その都度、安定した接続状態を維持することがで
きる。
【0051】なお、ここでは説明を省略した凹部34に
ついても、同様に接続及び接続解除することができる。
【0052】以上説明したように、本実施形態に係るプ
リント配線板10では、コネクター部として機能する凹
部32、34を基板に内蔵させたことにより、従来の基
板外部に設けていた別部材のコネクターが不要となる。
したがって、電子機器の小型化、薄型化が可能になる。
また、基板表面にコネクターの実装スペースを確保しな
くてもよいため、その空きスペースに他の実装部品を配
置して基板の小型化を図ることができる。さらに、空き
スペースを利用して部品のレイアウト変更等も容易にで
きるようになるため、プリント配線板10の設計自由度
が向上する。
【0053】また、フレキシブルプリント配線板40と
の接続及び接続解除では、フレキシブルプリント配線板
40の接続部46を凹部32、34に挿入、又は引き抜
いて離脱させるだけでよいため、操作が容易になる。
【0054】また本実施の形態では、凹部32、34に
配置する電極端子をパターン22、24の一部としてい
ることで、電極端子の構造を簡単にすることができてい
る。さらに電極端子の半田付けを行わないことで、半田
付け不良やクラックによる導通不良が防止され、品質の
向上と製造コストの低減が実現される。
【0055】またフレキシブルプリント配線板40にお
いては、接続部46のパターン露出面46Aに加圧導電
ゴム48を貼着していることで、接続時のパターン間の
接触安定性が高められ、電気的導通を良好に保つことが
できる。さらに加圧導電ゴム48の弾性力により、接続
部46が凹部32、34に保持されるため、不用意な脱
落が防止される。
【0056】なお、本実施の形態では、基板12、14
の端部に形成した切り欠き部26、28をコ字状として
いるが、基板内部側から基板端部側に掛けての幅寸法が
同一もしくは広がる形状であれば接続部材の挿入が可能
であるため、接続部材の形状等に合わせ適宜変更するこ
とができる。
【0057】また本実施形態では、基板12と基板14
から構成される複合層に、基板16と基板18から構成
される複合層を重ね合わせ、最上層に基板20を設けた
計5枚の基板からなる多層構造のプリント配線板10を
用いて説明したが、積層する基板数はこれに限定される
ものではない。3枚以上の基板からなるプリント配線板
であれば、本発明を適用することができる。さらに、例
えば、基板16の下面16Cにもパターンを配線するな
ど、一枚の基板の両面にパターン配線する構成であって
も、そのパターン配線面(下面16C)に貼着される基
板(基板14)に、パターンと対応する切り欠き部を設
けることで、基板両面にコネクター機能を有する凹部を
配置することができる。
【0058】また、本実施形態のフレキシブルプリント
配線板40では、接続部46のパターン露出面46Aに
加圧導電ゴム48を設けているが、異方導電性を備えた
弾性部材であればその他にも使用可能であり、例えば、
低弾性フィルムに銅等の導電性材料を埋め込んだ異方導
電性フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Fil
m)等としてもよい。
【0059】また、図6に示すように、接続部46のパ
ターン露出面46Aの裏面に板状のゴム(弾性部材)4
9を貼着してもよい。この場合、接続部46を凹部3
2、34に挿入すると、圧縮方向に弾性変形したゴム4
9の弾性力で、フレキシブルプリント配線板40側のパ
ターン44がプリント配線板10側のパターン22、2
4に圧接する。したがって、端子間の導通が確実になる
とともに、接続部46と凹部32、34の接続状態も良
好に保たれる。
【0060】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。この第2の実施形態は、従
来のフレキシブルプリント配線板120を用いる接続構
造であり、従来の技術、及び上記第1の実施形態で説明
した構成と同一構成部品もしくは同じ機能を果たす構成
部品について同一符合を付し、その説明を省略する。
【0061】図7には、本発明の第2の実施形態に係る
プリント配線板50の分解斜視図が示されている。この
プリント配線板50は、下層となる基板20及び中間層
となる基板18と、上層に配置される基板52の3枚の
基板により構成されており、各基板を貼着することで、
基板18の切り欠き部28に、基板52の下面52Bの
一部を上壁面とし、基板20の上面20Aの一部を下壁
面とする凹部54が設けられる。
【0062】また、基板52の上面52Aには複数のパ
ターン56が配線されており、各パターン56の先端側
は上面52Aの端部近傍まで延出している。さらにパタ
ーン56の先端部には、円形で上部側を大径とした段付
き形状の貫通孔58が、基板幅方向に所定の間隔で形成
されており、各貫通孔58には、導電材料(真鍮やSK
材等)で形成されたコンタクトピン60が嵌入されてい
る。
【0063】図8はコンタクトピン60の拡大斜視図
で、図9には縦断面図が示されている。図示のように、
コンタクトピン60は、上端部に円形のフランジ62が
設けられた円筒状のソケット64を備えており、ソケッ
ト64には、円筒状で内周面の先端側に段部65を形成
したスリーブ66が圧入されている。
【0064】このスリーブ66内には、先端部が略半球
状で後端部にフランジ67を形成した接触子68と、接
触子68の後方に配置された圧縮コイルバネ70が設け
られており、ソケット64への圧入状態では、スリーブ
66の先端部がソケット64の先端部に揃えられてい
る。また接触子68は、スリーブ66の段部65に摺動
自在に支持されて圧縮コイルバネ70により付勢されて
おり、自然状態では先端部がスリーブ66から突出して
フランジ67が段部65に当接している。
【0065】このコンタクトピン60が貫通孔58に嵌
め込まれると、図9に示すように、ソケット64のフラ
ンジ62が貫通孔58の段部に突き当って挿入位置が規
制されるとともに、ソケット64上面は基板52の上面
52Aに合わせら、ソケット64とスリーブ66の先端
部は基板52の下面52Bに揃えられる。そしてスリー
ブ66から突出する接触子68の先端部は凹部54内に
配置され、またソケット64上面は、半田72によって
パターン56に半田付けされている。
【0066】以上の構成からなるプリント配線板50に
フレキシブルプリント配線板120を接続するには、図
7のように、接続部126のパターン露出面126Aが
コンタクトピン60側になるようにして、接続部126
を凹部54に挿入する。すると、接触子68の先端部が
パターン124に接触して接触子68は上方に摺動し、
同時に、圧縮変形した圧縮コイルバネ70の弾性力によ
り、接触子68がパターン124に圧接する(図9の状
態)。これにより、プリント配線板50のパターン56
に接続されたコンタクトピン60と、フレキシブルプリ
ント配線板120のパターン124が確実に導通する。
【0067】また接続を解除するには、第1の実施形態
と同様に、フレキシブルプリント配線板120を引っ張
るだけで、接続部126が凹部54から離脱する。した
がって、簡単に接続及び接続解除することができる。
【0068】また、コネクターとして機能する凹部54
の電極部材に、本実施形態のようなコンタクトピン60
を用いることで、パターン配線面(基板52の上面52
A)の裏面側に、凹部54を配置することができる。し
たがって、第1の実施形態で説明した、パターン配線面
と同一面にコネクター部(凹部)を設ける構成と組み合
わせることにより、片面パターン配線基板であっても、
両面にコネクター部を配置することが可能となる。
【0069】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。この第3の実施形態は、プ
リント配線板にICカードを接続する構造であり、上記
第1及び第2の実施形態で説明した構成と同一構成部品
もしくは同じ機能を果たす構成部品について同一符合を
付し、その説明を省略する。
【0070】図10には、本発明の第3の実施形態に係
るプリント配線板80と、プリント配線板80に接続
(挿入)されるICカード82が示されている。
【0071】プリント配線板80は、第2の実施形態と
同様に、基板20と基板18によって下層及び中間層が
構成され、上層には、上面84Aに3本のパターン86
を配線した基板84が配置されている。
【0072】また、各パターン86の先端部に形成され
た貫通孔58にはコンタクトピン60が嵌め込まれ、対
応するパターン86と半田付けされて電気的に接続され
ており、コンタクトピン60の接触子68先端部は、基
板18の切り欠き部28が基板20と基板84とに挟ま
れることで設けられた凹部88の上壁面(基板84の下
面84B)より下方に突出している。
【0073】さらに凹部88(切り欠き部28)の奥壁
面、幅方向略中心には、後方に向けて延びる溝部90が
形成されており、基板84には、溝部90との対応部位
に溝部90と平行な向き(基板前後方向)の長穴92が
形成されている。この溝部90と長穴92には、プリン
ト配線板80の上方に配置された操作レバー94の先端
部が挿入されており、操作レバー94は、図示を省略し
たスライド機構とバネ等の付勢手段によって、溝部90
及び長穴92に沿った方向(図中矢印C方向)にスライ
ド可能、且つ、後方に付勢されるようになっている。
【0074】一方、ICカード82は、プラスチックに
よりカード型に形成された本体96に、図示を省略した
CPU、フラッシュ・メモリ(フラッシュPROM)等が内
蔵されており、本体96の表面には、CPU等に接続さ
れた3個の端子98が設けられている。そして、電気信
号とされた情報等を、この端子98を介してフラッシュ
・メモリに記憶・内容変更・全消去できる構成である。
【0075】以上の構成により、プリント配線板80に
ICカード82を接続するには、ICカード82の端子
98露出面をコンタクトピン60側に合わせ、挿入部と
なる本体96を凹部88に挿入する。カード先端が凹部
88の奥壁面に突き当たるまで挿入すると、ICカード
82は凹部88内に完全に収納される。そして第2の実
施形態と同様に、コンタクトピン60の接触子68先端
部が端子98に圧接して、ICカード82はプリント配
線板80に電気的に接続される。
【0076】またICカード82を凹部88内から取り
出す際は、操作レバー94をICカード82の挿入方向
とは反対方向にスライドさせることで、操作レバー94
の先端部によりICカード82が凹部88から押し出さ
れる。したがって、ICカード82が凹部88内に完全
に収納されていても容易に取り出すことができる。
【0077】このように、ICカードのような情報記録
媒体とプリント配線板の接続においても、ICカードの
挿入・接続用コネクター部(凹部88)を基板に内蔵す
ることができるので、電子機器の小型化、薄型化、及
び、プリント配線板の小型化を実現することができる。
【0078】なお、本実施の形態で説明した操作レバー
94(スライド手段)は、第1及び第2の実施形態のよ
うなフレキシブルプリント配線板との接続構造に適用す
ることも可能である。また、コネクター部に接続された
部材を離脱方向にスライドさせる手段は、上記のような
操作レバー以外の機構手段によっても実現可能である。
【0079】
【発明の効果】本発明のプリント配線板、及びプリント
配線板の接続構造は上記構成としたので、第1には基板
の小型化、及び電子機器の小型化、薄型化が実現され、
且つ、接続及び接続解除操作が容易となり、また第2に
は、導通不良が防止されて品質の向上及び製造コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るプリント配線板
の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るプリント配線板
の分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るフレキシブルプ
リント配線板の接続部近傍を示した斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るプリント配線板
とフレキシブルプリント配線板の接続状態を示した斜視
図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るフレキシブルプ
リント配線板の接続部の変形例を示した斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るプリント配線板
の分解斜視図である。
【図8】図7のプリント配線板に設けられたコンタクト
ピンの拡大斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るプリント配線板
とフレキシブルプリント配線板の接続状態で、接続部近
傍を拡大した縦断面である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るプリント配線
板にICカードが接続される様子を示した斜視図であ
る。
【図11】従来のプリント配線板にコネクターを介して
フレキシブルプリント配線板が接続される様子を示した
斜視図である。
【図12】図11のプリント配線板のコネクターにフレ
キシブルプリント配線板が接続される状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 プリント配線板 12 基板(ベース層基板/複合層) 12A 上面(パターン配線面) 14 基板(絶縁層基板/複合層) 16 基板(ベース層基板/被覆層基板/複合
層) 16A 上面(パターン配線面) 18 基板(絶縁層基板/複合層) 20 基板(被覆層基板) 22 パターン(パターン/電極端子) 24 パターン(パターン/電極端子) 26 切り欠き部 28 切り欠き部 32B 上壁面(対向面) 34B 上壁面(対向面) 40 フレキシブルプリント配線板(接続部材) 44 パターン(パターン/端子部) 46A パターン露出面(表面) 46 接続部(挿入部) 48 加圧導電ゴム(異方導電性の弾性部材) 49 ゴム(弾性部材) 50 プリント配線板 52 基板(ベース層基板) 52A 上面(一面) 52B 下面(他面) 56 パターン 58 貫通孔 60 コンタクトピン(電極端子) 64 ソケット(本体) 66 スリーブ(本体) 68 接触子 70 圧縮コイルバネ(スプリング) 80 プリント配線板 82 ICカード(接続部材) 84 基板(ベース層基板) 84A 上面(一面) 84B 下面(他面) 86 パターン 94 操作レバー 96 本体(本体/挿入部) 98 端子(端子部) 120 フレキシブルプリント配線板 122 基板(樹脂材料基板) 124 パターン(パターン/端子部) 126 接続部(挿入部)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面にパターンが配線された
    ベース層基板と、 前記ベース層基板のパターン配線面端部近傍に配置さ
    れ、前記パターンに電気的に接続された電極端子と、 前記ベース層基板のパターン配線面に一面が貼着され、
    絶縁材料により所定厚さに形成されるとともに、前記電
    極端子との対応位置に基板内部側から基板端部側に掛け
    ての幅寸法が同一もしくは広がる形状の切り欠き部が設
    けられた絶縁層基板と、 前記絶縁層基板の他面に貼着され、前記切り欠き部との
    対応位置に前記電極端子と対向した対向面を設ける被覆
    層基板と、 を有することを特徴とするプリント配線板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリント配線板におい
    て、前記ベース層基板に前記絶縁層基板を貼着して構成
    される複合層が複数重ね合せられている多層構造のプリ
    ント配線板。
  3. 【請求項3】 前記電極端子は、前記パターンの一部に
    より構成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のプリント配線板。
  4. 【請求項4】 一面にパターンが配線されたベース層基
    板と、 前記ベース層基板の端部近傍に形成された貫通孔に配置
    され、前記パターンに電気的に接続されるとともに先端
    が前記貫通孔からベース層基板の他面側に突出する電極
    端子と、 前記ベース層基板の他面に一面が貼着され、絶縁材料に
    より所定厚さに形成されるとともに、前記電極端子との
    対応位置に基板内部側から基板端部側に掛けての幅寸法
    が同一もしくは広がる形状の切り欠き部が設けられた絶
    縁層基板と、 前記絶縁層基板の他面に貼着され、前記切り欠き部との
    対応位置に前記電極端子と対向した対向面を設ける被覆
    層基板と、 を有することを特徴とするプリント配線板。
  5. 【請求項5】 前記電極端子は、前記貫通孔に嵌入され
    て前記パターンに電気的に接続される筒状の本体と、前
    記本体内に収納され、先端部が本体から露出されて前記
    ベース層基板の他面側に突出するとともにこの突出方向
    に沿って摺動自在とされた接触子と、前記接触子の後端
    部に配置され、接触子を前記突出方向へ付勢するスプリ
    ングと、を備えるコンタクトピンとされていることを特
    徴とする請求項4記載のプリント配線板。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5の何れか1項記載の
    プリント配線板と、 前記切り欠き部に挿入される挿入部を備えこの挿入部の
    表面に前記電極端子に接触される端子部が設けられた接
    続部材と、を有することを特徴とするプリント配線板の
    接続構造。
  7. 【請求項7】 前記挿入部の表面で前記端子部との対応
    位置に、板状とされ厚さ方向への圧縮変形によりその厚
    さ方向のみに電気的導通を示す異方導電性の弾性部材が
    貼着されていることを特徴とする請求項6記載のプリン
    ト配線板の接続構造。
  8. 【請求項8】 前記挿入部の裏面に、板状の弾性部材が
    貼着されていることを特徴とする請求項6記載のプリン
    ト配線板の接続構造。
  9. 【請求項9】 前記プリント配線板に、前記切り欠き部
    に挿入された前記挿入部を離脱方向へスライドさせるス
    ライド手段が設けられていることを特徴とする請求項6
    〜請求項8の何れか1項記載のプリント配線板の接続構
    造。
  10. 【請求項10】 前記接続部材は、前記端子部を含むパ
    ターンが屈曲性を有する樹脂材料基板に配線されたフレ
    キシブルプリント配線板とされていることを特徴とする
    請求項6〜請求項9の何れか1項記載のプリント配線板
    の接続構造。
  11. 【請求項11】 前記接続部材は、前記挿入部を構成す
    る本体と、前記本体内に設けられ、電気信号とされた情
    報を前記端子部を介して入出力する制御手段と、前記本
    体内に設けられ、前記情報を電気的に記憶及び消去可能
    な記憶手段と、を備えた情報記憶媒体とされていること
    を特徴とする請求項6〜請求項9の何れか1項記載のプ
    リント配線板の接続構造。
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