JP2002279927A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JP2002279927A
JP2002279927A JP2001082796A JP2001082796A JP2002279927A JP 2002279927 A JP2002279927 A JP 2002279927A JP 2001082796 A JP2001082796 A JP 2001082796A JP 2001082796 A JP2001082796 A JP 2001082796A JP 2002279927 A JP2002279927 A JP 2002279927A
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disk
wafers
ion
ion implantation
wafer
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JP2001082796A
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Nobuo Goto
伸夫 後藤
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のイオン注入装置ではディスクの最外周
近傍以外の部分は空スペースとなり製造に寄与できなか
った。また、意図的に1バッチ内でイオン注入量の異な
るウエハを製造することはできず、端数枚のウエハを処
理する場合に多くのダミーウエハを必要とする虞があっ
た。 【解決手段】 イオン注入装置101のディスク102
は中心を同じとした内側ディスク103と外側ディスク
104とに区画され、それぞれ別々の第3,4モータ1
05,106で所望の周速度に制御可能とすることで内
外周差によって生じるイオン注入量の差を補正でき1バ
ッチのウエハ処理枚数を増やせる。また、反対に、区画
されたディスク毎に周速度を任意に制御し異なるイオン
注入量のウエハを製造できる。また、端数枚のウエハを
作業する場合のダミーウエハの削減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハにイ
オンを注入するイオン注入装置に関し、特に多数の半導
体ウエハを保持し軸中心に回転運動しつつ一つの直径方
向に往復動(以下並進運動という)するディスクを有す
るイオン注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイオン注入装置の構成の一例を断
面図として示す図5を用いて説明する。イオン注入装置
1は、主に、イオン源2と、分析マグネット3と、分析
スリット4と、加速管5と、多数の半導体ウエハ6(以
降、単にウエハ6と呼ぶ)を装着し軸中心に回転運動し
つつ並進運動するディスク7とがこの順(以降、イオン
源2側を上流側とする)に配置されており、イオン源2
から放出されたイオンビーム(図中破線矢印で示す)
は、分析マグネット3およびその下流側に設けた分析ス
リット4を通ることで所望の質量および価数のイオンビ
ームに選別され、さらにそのイオンビームは分析スリッ
ト4の下流側に設けた加速管5で加速された後に、ディ
スク7に装着したウエハ6に入射しイオン注入を行う。
【0003】ディスク7は多数のウエハ6をディスク7
外周部近傍の同心円上に等間隔に装着できるようになっ
ている。これは、ディスク7の外周部近傍に配置するこ
とで一度に処理できるウエハ枚数を多くするためと、同
心円上に等間隔で配置することで多数のウエハ6を均一
な条件で処理するためである。また、ディスク7の回転
軸8は照射されるイオンビームに対して偏心した位置に
あり軸受部9を介して第1のモータ10に連結され、例
えば900回転/分の高速で回転する。また、ディスク
7は回転軸8に対して垂直なスライド軸11によってイ
オンビームがウエハ6の端から端まで照射する所定の範
囲を図中縦方向に、例えば5往復/分の等速で低速並進
運動する。ここで、スライド軸11は回転軸8と共通の
軸受部9を介して第2のモータ12に連結されており、
軸受部9と共に軸受部9に取付けられた第1のモータ1
0を昇降させる。このディスク7の高速回転運動及び低
速並進運動によりディスク7に装着した全てのウエハ6
にイオンビームが略均一に漏れなく照射されるのであ
る。また、ディスク7の周速度はイオン注入量を制御す
る一つの要素であり、周速度が遅い程、ウエハ面内のイ
オン注入量のばらつきは大きくなる関係にある。イオン
ビームがウエハ6に照射される状態を図6に示す。ディ
スク7が高速で回転することでイオンビームがウエハ6
に対して図中略横方向にスキャンされることになり、デ
ィスク7が低速で並進運動することでイオンビームがウ
エハ6に対して図中略縦方向にスキャンされることにな
る。また、周速度はディスク7中心から離れるほど大き
くなる。
【0004】次に、ディスク7の最大装着枚数に満たな
い端数枚のウエハ6を作業する場合について図7を用い
て説明する。図7には、例えば最大17枚のウエハ6が
装着できるディスク7で作業枚数として8枚のウエハ6
を作業する場合について示してある。イオンビームはデ
ィスク7上のすべてのウエハ装着予定部を照射するため
ウエハ6の装着していない空部12があってはならず、
空部12にはこの場合9枚のダミーウエハ13を装着し
作業することになる。このため、ダミーウエハ13に掛
かるコスト分のロスとダミーウエハ13の枚数分が製造
に寄与せずスループットダウンとなるロスが生じてい
た。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】従来のイオン注入装置では、ウエハを装着
するディスクの外周部近傍以外の部分は空スペースとな
り製造に寄与していなかった。尚、これに対してディス
クの外形を大きくするとイオン注入装置が大きくなると
いうデメリットが生じ、また単にディスクの内周部の空
スペースにウエハを配置するだけではディスクの内外周
差による周速度の差により均一なイオン注入ができない
というデメリットがあった。また、ウエハを1つの同心
円上に等間隔で配置することはイオン注入の均一性には
好適であるが、反対に意図的に1バッチ内でイオン注入
量の異なるウエハを製造することはできなかった。ま
た、ウエハをディスクの外周部近傍に配置し最大装着枚
数を大きくすることは端数枚のウエハを処理する場合、
逆に多くのダミーウエハを必要とする虞があった。
【0006】本発明の目的は、ディスクの内外周差によ
る周速度の差を制御できるようにし、ディスクの内周部
の空スペースにもウエハを装着することで1バッチのウ
エハ処理枚数を増やすことである。また、1バッチ内で
イオン注入量の異なるウエハの製造を可能にし、さら
に、端数枚のウエハを作業するときに使用するダミーウ
エハの枚数を削減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたもので、イオン源から放出された
イオンビームを、回転軸周りに回転しつつ一直径方向に
往復動するディスクに保持された半導体ウエハ上に照射
するイオン注入装置において、前記ディスクを半径が異
なる複数の領域に区画し、各区画領域を複数の同心回転
軸に連結して各区画領域毎に回転制御させたことを特徴
とするイオン注入装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のイオン注入装置の構成の
一例を断面図として示す図1及びイオンビームがディス
クに装着したウエハに照射される状態を示す図2を用い
て説明する。図5,6,7と同一部分には同一符号を用
いて説明を省略する。イオン注入装置101は、主に、
イオン源2と、分析マグネット3と、分析スリット4
と、加速管5と、多数の半導体ウエハ6(以降、単にウ
エハ6と呼ぶ)を装着し軸中心に回転運動しつつ並進運
動するディスク102とがこの順(以降、イオン源2側
を上流側とする)に配置されており、イオン源2から放
出されたイオンビーム(図中破線矢印で示す)は、分析
マグネット3およびその下流側に設けた分析スリット4
を通ることで所望の質量および価数のイオンビームに選
別され、さらにそのイオンビームは分析スリット4の下
流側に設けた加速管5で加速された後に、ディスク10
2に装着したウエハ6に入射しイオン注入を行う。
【0009】ここで、ディスク102は中心を同じとし
た内側ディスク103と外側ディスク104とに区画さ
れており、多数のウエハ6がそれぞれの外周部近傍の同
心円上に等間隔に装着できるようになっている。ディス
ク102の回転中心はイオンビームに対して偏心した位
置にあり、内側ディスク103の回転軸である第1回転
軸107は軸受部108を介して第3のモータ105に
連結されており、外側ディスク104の回転軸である第
2回転軸109は第1回転軸107と軸中心を同じに
し、共通の軸受部108を介して第4のモータ106に
連結されている。また、ディスク102は第1,2回転
軸107,109に対して垂直なスライド軸11によっ
てイオンビームが内側ディスク103に装着したウエハ
6及び/または外側ディスク104に装着したウエハ6
を端から端まで照射する所定の範囲を図中縦方向に等速
で低速並進運動をする。ここで、スライド軸11は第
1,2回転軸107,109と共通の軸受部108を介
して第2のモータ12に連結されており、軸受部108
と共に軸受部108に取付けられた第3,4のモータ1
05,106を昇降させる。このディスク102の高速
回転運動及び低速並進運動によりディスク102に装着
した全てのウエハ6にイオンビームが略均一に漏れなく
照射されるのである。
【0010】次に、イオン注入作業時のディスク102
の回転運動の制御について説明する。2つに区画された
内側,外側ディスク103,104の周速度は別々の第
3,4のモータ105,106で制御するため、例えば
内側ディスク103のウエハ6と外側ディスク104の
ウエハ6に同じ量のイオンを注入したいとき、内外周差
により生じる周速度の差を補正し内側ディスク103の
ウエハ6の周速度と外側ディスク104のウエハ6の周
速度が等しくなるように第3のモータ105の回転数を
第4のモータ106の回転数より大きく制御する。尚、
こうすると周速度は同じにできるが同一処理時間では外
側ディスク104の回転数に対し内側ディスク103の
回転数が多くなるので内側ディスク103が所定の回転
数に達したらそれ以上内側ディスク103にはイオンビ
ームを照射せず、外側ディスク104のみ所定の回転運
動及び並進運動させイオンビームの照射を継続し外側デ
ィスク104が所定の回転数に達したら作業を完了す
る。
【0011】また、これとは反対に内側ディスク103
のウエハ6と外側ディスク104のウエハ6に意図的に
異なる量のイオンを注入したいとき、第3,4のモータ
105,106の回転数を任意に個別に決定し並進運動
範囲と組合わせてディスク毎に所望のイオン注入量が得
られるように制御する。
【0012】次に、ディスク102の最大装着枚数に満
たない端数枚のウエハ6を作業する場合について図3を
用いて説明する。図3には、例えばそれぞれ10枚,1
7枚の最大装着枚数を有した内側,外側ディスク10
3,104を用いて作業枚数として8枚のウエハ6を作
業する場合について示してある。この場合、作業枚数
(8枚)より大きく作業枚数にもっとも近い最大装着枚
数(10枚)の内側ディスク103に8枚のウエハ6を
装着しイオンビームの照射も内側ディスク103の範囲
のみとすることでダミーウエハ13は2枚で済むことに
なる。
【0013】尚、上記では第1,2回転軸107,10
9をそれぞれ別々の第3,4のモータ105,106で
制御するとしたが、周速度比が固定である場合は、モー
タは一つとし歯車などの変速機構を用いてもよい。
【0014】また、他のディスクの区画の例として3つ
に区画したディスク201を図4に示す。3つに区画さ
れたディスク202,203,204にはそれぞれ17
枚,10枚,5枚のウエハ6が装着でき、軸中心が同じ
3つの回転軸205,206,207はそれぞれ3つの
駆動系(図示せず)に連結されていて個別に回転運動の
制御が可能となっている。このため、1バッチのウエハ
処理枚数を増やすことができると共に最大3種類の異な
るイオン注入量のウエハ6を製造できる。また、最大装
着枚数が17枚,10枚,5枚の3種類になるため端数
枚のウエハ6に対して多段階の対応が可能となりダミー
ウエハ13の削減が図れる。
【0015】
【発明の効果】本発明のイオン注入装置によれば、ディ
スクの内外周差による周速度の差を制御でき、ディスク
内周部にウエハを装着できるようにしてウエハ処理枚数
を増やすことができる。また、1バッチ内でイオン注入
量の異なるウエハの製造が可能になり、さらに、端数枚
のウエハを作業するときに使用するダミーウエハの枚数
を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のイオン注入装置の構成図
【図2】 図1のイオン注入装置の要部斜視図
【図3】 端数枚のウエハ作業の説明図
【図4】 他の区画例の要部斜視図(3区画)
【図5】 従来のイオン注入装置の構成図
【図6】 図5のイオン注入装置の拡大斜視図
【図7】 端数枚のウエハ作業の説明図
【符号の説明】
2 イオン源 3 分析マグネット 5 加速管 6 半導体ウエハ 101 イオン注入装置 102 ディスク 103 内側ディスク 104 外側ディスク 105 第3のモータ 106 第4のモータ 107 第1回転軸 108 軸受部 109 第2回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン源から放出されたイオンビームを、
    回転軸周りに回転しつつ一直径方向に往復動するディス
    クに保持された半導体ウエハ上に照射するイオン注入装
    置において、前記ディスクを異なる半径の複数の同心領
    域に区画し、各区画領域を複数の同心回転軸に連結して
    各区画領域毎に回転制御させたことを特徴とするイオン
    注入装置。
  2. 【請求項2】前記区画領域が2以上であることを特徴と
    する請求項1に記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】各区画領域の周速度がそれぞれ可変である
    ことを特徴とする請求項1に記載のイオン注入装置。
JP2001082796A 2001-03-22 2001-03-22 イオン注入装置 Pending JP2002279927A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007012782A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 基板処理方法
CN115928022A (zh) * 2022-12-12 2023-04-07 江苏宜兴德融科技有限公司 一种蒸镀设备、镀锅装置及镀膜方法

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