JP2002279874A - 圧力スイッチ - Google Patents

圧力スイッチ

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JP2002279874A
JP2002279874A JP2001075270A JP2001075270A JP2002279874A JP 2002279874 A JP2002279874 A JP 2002279874A JP 2001075270 A JP2001075270 A JP 2001075270A JP 2001075270 A JP2001075270 A JP 2001075270A JP 2002279874 A JP2002279874 A JP 2002279874A
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contact
case
terminal block
pressure switch
diaphragm
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JP2001075270A
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English (en)
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Takumi Nagasawa
巧 長沢
Takahiro Ogoshi
高広 大越
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力スイッチにおけるダイヤフラム外周部の
シール機能の維持と、ケースに対するターミナルブロッ
クのがたつきによる周方向回転を防止することを可能と
する。 【解決手段】 中空金属製のケース3と、ターミナル4
1を備えた中空樹脂製のターミナルブロック5と、ダイ
ヤフラム7と、外周部57がケース3に軸方向に加締め
られダイヤフラム7のシール部49をシール面29に対
し押圧する環状の第1コンタクト9と、ダイヤフラム7
の変位に応じて軸方向移動する樹脂製の作動ブロック1
1と、第2コンタクト13と、第2コンタクト13を第
1コンタクト9に対し接触又は離反させるように付勢す
るスプリング15とよりなる。また、ケース3の内周面
に、第1コンタクト9の加締めのための潰しにより係止
凹部21を設け、ターミナルブロック5の係合突条部3
5をケース3の係止凹部21に周方向に係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力スイッチに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力スイッチとしては、例えば実
公平1−45057号公報に記載された図7,図8に示
すようなものがある。図7は圧力スイッチの全体断面図
を示し、図8は要部の拡大断面図を示している。図7,
図8のように、圧力スイッチ101は、中空金属製のケ
ース103、中空樹脂製のターミナルブロック105、
金属製のダイヤフラム107、金属製のコンタクト10
9、樹脂製の作動ブロック111、スプリング113と
よりなっている。
【0003】前記ケース103は、一側先端部に軸方向
に対向するターミナルブロック加締部115及びターミ
ナルブロック突当面119を周回状に有し、内部に軸方
向に向いたシール面125を有している。
【0004】前記ターミナルブロック105は、外周部
に被加締部117が周回状に設けられ、前記ケース10
3のターミナルブロック加締部115及びターミナルブ
ロック突当面119間に軸方向に加締め結合されてい
る。これによってケース103に対するターミナルブロ
ック105の固定が行われている。前記ターミナルブロ
ック105には、内周部にターミナル121が備えられ
ている。このターミナル121には、端子板135が固
定されている。端子板135には、リード線137が接
続されている。
【0005】前記ダイヤフラム107は、前記ケース1
03内に配置され、外周部123が、ターミナルブロッ
ク105の端部126によってシール面125に対し押
圧されている。ダイヤフラム107の外周部123とケ
ース103のシール面125との間には、Oリングなど
のゴム製のシール材127が介設されている。従って、
ダイヤフラム107によりケース103内が受圧室12
9とターミナルブロック105側の背圧室131とに区
画されている。
【0006】前記コンタクト109は、前記ターミナル
ブロック105内に支持されている。 前記作動ブロッ
ク111は、前記コンタクト109の内周部に固定され
ている。この作動ブロック111は、前記ダイヤフラム
107の変位に応じて軸方向移動する。
【0007】前記スプリング113は、前記コンタクト
109と前記ターミナル121との間に介設されてい
る。
【0008】このような圧力スイッチ101は、ケース
103の雄ねじ部133が、例えばエンジンのシリンダ
ブロックに螺合して取り付けられ、エンジンオイルプレ
ッシャースイッチとして用いられる。従って、前記受圧
室129には、エンジンオイルの圧力が作用するように
なっている。
【0009】そして、図7のように、受圧室129の圧
力が大気圧のとき、コンタクト109がスプリング11
3により矢印A方向に付勢され、ダイヤフラム107に
接触して接点が閉じられる。すなわちリード線137
が、端子板135、ターミナル121、スプリング11
3、コンタクト109、ダイヤフラム107を介してケ
ース103に導通する。また受圧室129に作用する油
圧が設定圧に上昇すると、図8のようにダイヤフラム1
07が反矢印A方向へ変位し、コンタクト109がスプ
リング113の付勢力に抗して同方向へ移動する。コン
タクト109は、ダイヤフラム107から離反し、リー
ド線137がケース103に対し非導通状態となる。
【0010】このような圧力スイッチ101の作用によ
って、エンジンオイルの油圧の上昇、下降に応じ接点を
断続することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構造では、ケース103に対してターミナルブロッ
ク105が経時的にがたつきを起こし、ダイヤフラム1
07の外周部123とケース103のシール面125と
の間のシール機能が低下するという問題があった。 す
なわち、圧力スイッチ101をエンジンなどの高温下で
長時間使用することにより樹脂製のターミナルブロック
105が加熱収縮(再結晶化)し、ケース103のター
ミナルブロック加締部115及びターミナルブロック突
当面119とターミナルブロック105の被加締部11
7との間に隙間が発生する。この隙間の発生により、タ
ーミナルブロック105がケース103に対し振動など
によって周方向に回転し、スプリング113が捻れて圧
力スイッチ101としての特性が変化したり、リード線
137が捻れて断線を招く恐れがある。
【0012】これに対し、ターミナルブロック加締部1
15及びターミナルブロック105間にシール材を塗布
したり、被加締部117とケース103との間に軸方向
反力を発生させるゴムパッキンを介在させるなどして、
ターミナルブロック105の回り止めを行うこともでき
る。
【0013】しかし、ゴムパッキンなどを用いる分、組
み立てが煩雑となり、部品費増大からコストアップを招
く問題がある。
【0014】本発明は、ターミナルブロックのがたつき
による周方向回転防止を、組み立ての煩雑化、コストア
ップを招くことなく達成することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一側
先端部に軸方向に対向する周回状の加締部及び突当面を
有し内部に周回状のシール面を有するする中空金属製の
ケースと、一端部側の周回状の被加締部が前記ケースの
加締部及び突当面間に軸方向に加締め結合され他端部に
ターミナルを備えた中空樹脂製のターミナルブロック
と、前記ケース内に配置され外周部が前記ケース内のシ
ール面に対し押圧されて前記ケース内を受圧室と前記タ
ーミナルブロック側の背圧室とに区画するダイヤフラム
とを有し、前記ケースの突当面に、軸方向に凹状又は凸
状の係止部を形成すると共に、前記ターミナルブロック
を前記係止部に係止させ、且つ前記被加締部の加締め結
合を行ったことを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載の圧力ス
イッチであって、前記ケース内で前記背圧室側に配置さ
れ外周部が前記ケースに軸方向に加締められ前記ダイヤ
フラムの外周部を前記シール面に対し押圧する環状の第
1コンタクトと、該第1コンタクトの内周部に遊嵌配置
され前記ダイヤフラムの変位に応じて軸方向移動する樹
脂製の作動ブロックと、該作動ブロックに支持され該作
動ブロックの軸方向移動により前記第1コンタクトに対
し接触又は離反する第2コンタクトと、該第2コンタク
トと前記ターミナルとの間に介設され前記第2コンタク
トを前記第1コンタクトに対し接触又は離反させるよう
に付勢するスプリングとを備え、前記第1コンタクトの
外周部は、前記ケースの内周面を軸方向に潰して該ケー
スに軸方向に加締められ、前記ケースの内周面に、第1
コンタクトの加締めのための潰しにより前記係止部を設
けたことを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
圧力スイッチであって、前記係止部は、周方向等間隔で
複数設けられていることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか
に記載の圧力スイッチであって、前記加締部は、前記係
止部に軸方向に対向していることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、請求項2記載の圧力ス
イッチであって、前記第1コンタクトに、該第1コンタ
クトの外周部及び内周部間で軸方向に沿った支持部を設
け、前記作動ブロックに、前記支持部の内周側に軸方向
移動自在に支持されるヘッド部を設けたことを特徴とす
る。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明では、ケースの突当面
に、軸方向に凹状又は凸状の係止部を形成すると共に、
ターミナルブロックを前記係止部に係止させ、且つ前記
被加締部の加締め結合を行うことができる。従って、高
温下で長時間使用することなどによって、樹脂製のター
ミナルブロックに加熱収縮(再結晶化)が起こり、ケー
スの加締部及び突当面間とターミナルブロックの被加締
部との間に隙間が生じても、前記係止部によるターミナ
ルブロックの係止により該ターミナルブロックの回転を
確実に防止することができる。
【0021】しかも、ターミナルブロック加締部及びタ
ーミナルブロック間にシール材を塗布したり、被加締部
とケースとの間に軸方向反力を発生させるゴムパッキン
を介在させるなどして、ターミナルブロックの回り止め
を行う必要もない。このため、回り止め用の特別な部材
としてのゴムパッキンなどを用いない分、組み立てが容
易となり、部品費増大も無いことからコストアップを抑
制することもできる。
【0022】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、コンタクトを第1のコンタクトと第2のコン
タクトとに分け、第1のコンタクトの外周部をケース内
で該ケースに軸方向に加締めることにより、ダイヤフラ
ムの外周部をシール面に対し押圧することができる。
【0023】従って、ダイヤフラムによりケース内を受
圧室とターミナルブロック側の背圧室とに区画すること
ができると共に、ダイヤフラムの外周部のシール面に対
するシール機能を第1コンタクトの加締め結合によって
長く維持することができる。前記ターミナルブロック
は、第1コンタクトとは別に一端部側の被加締部がケー
スの突当面に軸方向に突き当てられ、該被加締部がケー
スの加締部及び突当面間に軸方向に加締め結合されてい
るため、ダイヤフラムによって区画された受圧室に圧力
が作用したとき、ダイヤフラム側からターミナルブロッ
クへ圧力が直接作用するのを抑制することが可能とな
り、前記加締部及び突当面間による被加締部の加締め結
合のがたつきを助長するのを防止できる。
【0024】こうして、ダイヤフラムの変位に応じた作
動ブロックの軸方向移動により、第1コンタクトに対し
第2コンタクトを正確に接触又は離反させることができ
る。
【0025】さらに、第1コンタクトの外周部は、ケー
スの内周面を軸方向に潰してケースに軸方向に加締める
ことができ、この加締めのための潰しによりケースの内
周面に係止部を設けることができる。
【0026】したがって、回り止め用の特別な部材又は
加工を必要としないため部品点数の増加を防止し、構造
が簡単で組み付けが容易となり、全体としてコストアッ
プを大幅に抑制することができる。
【0027】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、前記係止部は、周方向に複数設けられ
ているため、係止部に対する係合によりターミナルブロ
ックの回り止めをより確実に行うことができる。
【0028】請求項4の発明では、請求項1〜3の何れ
かの発明の効果に加え、前記加締部は、前記係止部に軸
方向に対向しているため、加締部によって係止部に対す
るターミナルブロックの係合を確実に保持することがで
き、ターミナルブロックのより確実な回り止めを行うこ
とができる。
【0029】請求項5の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、前記第1コンタクトに、外周部及び内周部間
で軸方向に沿った支持部を設け、前記作動ブロックに、
前記支持部の内周側に軸方向移動自在に支持されるヘッ
ド部を設けたため、作動ブロックの軸方向移動に対する
支持をがたつきのない第1コンタクトに支持することが
できる。このため、前記ダイヤフラムの変位に応じて前
記作動ブロックを確実に移動させることができ、第1コ
ンタクトに対し第2コンタクトをより正確に接触又は離
反させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態に係り、圧力スイッチの上半分を断面にし
た半断面図、図2は要部の拡大断面図である。図1,図
2の圧力スイッチ1は、エンジンオイルプレッシャース
イッチとして適用されている。圧力スイッチ1は、中空
金属製のケース3と、中空樹脂製のターミナルブロック
5と、ゴム製のダイヤフラム7と、金属製の第1コンタ
クト9と、樹脂製の作動ブロック11と、金属製の第2
コンタクト13と、スプリング15とからなっている。
【0031】前記ケース3は、その一側先端部に、加締
部としてのターミナルブロック可締部17及び突当面と
してのターミナルブロック突当面19を有している。タ
ーミナルブロック可締部17及びターミナルブロック突
当面19は、前記ケース3の軸心を中心に周回状に設け
られている。前記ターミナルブロック加締部17は、ケ
ース3の一側先端を径方向へ折り曲げたものである。前
記ターミナルブロック突当面19は、ターミナルブロッ
ク加締部17に軸方向に対向してケース3内側に配置さ
れ、前記ケース3の軸心を中心に周回状に設けられてい
る。
【0032】前記ケース3内には、図2のように、さら
に係止部としての係止凹部21、第1コンタクト加締部
25、第1コンタクト突当面27、シール面29が軸方
向へ段階的に設けられている。
【0033】前記係止凹部21は、前記ターミナルブロ
ック加締部17に軸方向に対向している。この係止凹部
21は、前記ケース3の軸心を中心にした周方向に等間
隔で複数設けられている。また係止凹部21は、ケース
3の内周面を軸方向に潰して第1コンタクト加締部25
を形成することによって設けられている。すなわち係止
凹部21は第1コンタクト9の加締めのための潰しによ
り設けられた構成となっている。
【0034】前記第1コンタクト突当面27は、前記ケ
ース3の軸心を中心にして周回状に設けられ、前記第1
コンタクト加締部25に軸方向に対向している。前記シ
ール面29は、第1コンタクト突当面27のさらに内周
側に設けられている。このシール面29は、軸方向に向
いて凹状を呈し、前記ケース3の軸心を中心に周回状に
設けられている。前記ケース3の他側部には、図1のよ
うに雄ねじ部31が設けられている。
【0035】前記ターミナルブロック5は、前記ケース
3と同心に配置され、その一端部に被加締部33が設け
られている。この被加締部33は、ターミナルブロック
5の軸心を中心に周回状に設けられている。この被加締
部33は、ケース3のターミナルブロック突当面19に
突き当てられ、ターミナルブロック加締部17によって
加締められ、ターミナルブロック加締部17及びターミ
ナルブロック突当面19間に軸方向に加締め結合された
構成となっている。
【0036】前記ターミナルブロック5には、前記被加
締部33の一側に係合突条部35が突設されている。係
合突条部35は、後述するように周方向に周回状に設け
られ、前記ケース3の係止凹部21に食い込んで係止さ
れ、ターミナルブロック5の周方向の回り止めが行なわ
れている。すなわち、前記係止凹部21及び係合突条部
35は、係合部分37で相互に係合している。
【0037】前記加締め結合の状態において、前記ター
ミナルブロック加締部17は、前記係止凹部21及び係
合突条部35の係合部分37に対し軸方向に対向し、タ
ーミナルブロック加締部17によって係合部分37が軸
方向に確実に保持されている。但し、ターミナルブロッ
ク加締部17を短くして、係合凹部21に対し軸方向に
対向させない構成にすることもできる。
【0038】前記ターミナルブロック5の他端部には、
図1のようにターミナル41が備えられている。ターミ
ナル41には、端子板43がボルト45によって締結固
定されている。端子板43は、リード線45の雌端子4
7に接続されている。
【0039】前記ダイヤフラム7は、例えば基布を積層
したフッ素ゴムなどによって形成されている。このダイ
ヤフラム7によってケース3内を受圧室51と背圧室5
3とに区画している。このダイヤフラム7の外周部に
は、シール部49が一体に設けられている。このシール
部49は、前記ケース3のシール面29に対し押圧され
ている。シール部49は、シール面29に対し押圧され
る前は一点鎖線部55のように膨出しており、シール面
29に押圧されて凹状のシール面29内全体に密着する
構成となっている。
【0040】前記第1コンタクト9は、前記ケース3の
軸心を中心に環状に形成され、フランジ状の外周部57
と内周側のコンタクト部59と外周部57及びコンタク
ト部59間の軸方向に沿った支持部58とを備えてい
る。この第1コンタクト9は、ケース3内で背圧室53
側に配置され、前記外周部57が前記ケース3に軸方向
に加締められている。すなわち第1コンタクト9の外周
部57は、前記ケース3の第1コンタクト突当面27に
突き当てられ、第1コンタクト突当面27に対し第1コ
ンタクト加締部25によって加締められている。この第
1コンタクト9のケース3に対する加締めによって、前
記ダイヤフラム7の外周部であるシール部49がシール
面29に対し押圧される構成となっている。
【0041】前記作動ブロック11は段付き状に形成さ
れている。この作動ブロック11の中間部に第2コンタ
クト突当面61が設けられ、一側外周には、ヘッド部6
3が設けられている。このヘッド部63は、前記第1コ
ンタクト9の支持部58に軸方向移動自在に支持されて
いる。作動ブロック11の端部65は、前記ターミナル
41に軸方向移動自在に支持されている。作動ブロック
11の先端面は、前記ダイヤフラム7に当接している。
【0042】前記第2コンタクト13は、環状プレート
で形成されている。この第2コンタクト13には、前記
第1コンタクト9のコンタクト部59側へ突出するコン
タクト部67が設けられている。第2コンタクト13
は、作動ブロック11の外周面69に嵌合支持され、前
記第2コンタクト突当面61に突き当てられている。こ
の第2コンタクト13は、作動ブロックの軸方向移動に
より移動し、第2コンタクト13のコンタクト部67が
第1コンタクト9のコンタクト部59に対し接触、離反
する構成となっている。
【0043】前記スプリング15は、前記第2コンタク
ト13と前記ターミナル41との間に介設されている。
このスプリング15は、コイルスプリングであり、第2
コンタクト13を前記第1コンタクトに対し接触させる
方向に付勢している。スプリング15による第2コンタ
クト13の付勢箇所は、前記第2コンタクト突当面61
の外周側に対向する部分である。
【0044】図3は、前記ターミナルブロック5を示
し、上半分を断面にした半断面図である。図3はターミ
ナルブロック5が、係止凹部21に食い込む前の状態を
示している。この図3のように、前記被加締部33は外
周面33aの一側に被加締面33bが設けられ、他側に
被突当面33cが設けられている。また係合突条部35
は、当接面33cよりも内周側において周方向に周回状
に設けられている。
【0045】図4は、前記ケース3の内部を軸方向から
見た正面図である。この図4のように、前記第1コンタ
クト加締部25は周方向に複数、例えば8個設けられて
いる。この第1コンタクト加締部25は、斜線部73を
潰したものである。これによって各第1コンタクト加締
部25の外周側に、前記係止凹部21が形成される。
【0046】なお、前記係止凹部21は、周方向不等間
隔に設けることもでき、また1個のみ設ける構成にする
こともできる。
【0047】かかる構成のターミナルブロック5の被加
締部33は、前記ケース3のターミナルブロック突当面
19に突き当てられ、ターミナルブロック加締部17に
よって加締められることにより、その係合突条部35が
前記係止凹部21に食い込まされている。
【0048】前記圧力スイッチ1は、図1のようにエン
ジンのシリンダブロック71に雄ねじ部31によって螺
合結合されている。従って、受圧室51には油圧が作用
するようになっている。
【0049】図1のように受圧室51の圧力が大気圧で
あるときは、第2コンタクト13がスプリング15によ
り第1コンタクト9側へ付勢され、第2コンタクト13
のコンタクト部67が第1コンタクト9のコンタクト部
59に接触する。従って、リード線45は、端子盤4
3、ターミナル41、スプリング15,第2コンタクト
13、第1コンタクト9を介してケース3と導通状態に
なる。
【0050】次に、エンジンオイルの油圧が作用し、受
圧室51内の圧力が設定圧に上昇すると、図5のように
ダイヤフラム7が一点鎖線図示の位置から実線図示の位
置へ変位する。このダイヤフラム7の変位に応じて、作
動ブロック11が軸方向移動する。作動ブロック11の
軸方向移動により、第2コンタクト13が作動ブロック
11の第2コンタクト突当面61により同方向へ押圧さ
れ、第2コンタクト13はスプリング15の付勢力に抗
して移動する。この第2コンタクト13の移動により、
コンタクト部67が第1コンタクト9のコンタクト部5
9から離反する。この離反によって、リード線45がケ
ース3に対して非導通状態となる。
【0051】尚、作動ブロック11が上記のように軸方
向移動したとき、ヘッド部63及びコンタクト部59の
間、作動ブロック11及びターミナル41の間に僅かな
隙間が存在するが、作動ブロック11がそれ以上に移動
しようとするときは、ヘッド部63がコンタクト部59
に当接して、作動ブロック11のそれ以上の動きが規制
されることになる。
【0052】前記受圧室51内の圧力が再び大気圧に戻
ると、スプリング15の付勢力によって第2コンタクト
13及び作動ブロック11が受圧室51側へ移動して図
1の状態へ戻る。従って、第2コンタクト13のコンタ
クト部67が第1コンタクト9のコンタクト部59に再
び接触し、リード線49がケース3に対し再び導通状態
となる。
【0053】そして、本実施形態においては特に、次の
ような作用効果を奏することができる。すなわち、エン
ジンなどのように高温下で長時間使用することにより樹
脂で成形されたターミナルブロック5が加熱収縮(再結
晶化)して、ケース3のターミナルブロック加締部17
及びターミナルブロック突当面19とターミナルブロッ
ク5の加締め面33a及び当接面33cとの間に隙間が
発生することがある。かかる場合でも、本実施形態にお
いては、ケース3の係止凹部21に対するターミナルブ
ロック5の係合突条部35での食い込み係止を維持させ
ることができるため、周方向の回り止めが確実に行わ
れ、ケース3に対するターミナルブロック5の周方向回
転を確実に防止することができる。従って、スプリング
15が捻れることはなく、圧力スイッチ1としての特性
変化を確実に防止することができる。また、ターミナル
ブロック5がケース3に対し回転しないので、リード線
45が捻れることもなく、断線を防止することができ
る。
【0054】前記ターミナルブロック5の回り止めを係
止凹部21に対する係合突条部35の食い込みにより行
うため、ターミナルブロック加締部17とターミナルブ
ロック5との間にシールを施して回り止めを行い、或い
は被加締部33の当接面33cとケース3のターミナル
ブロック突当面19との間にゴムパッキンを介設し、被
加締部33の加締面33b及び当接面33cとターミナ
ルブロック加締部17及びターミナルブロック突当面1
9との間に予圧を与えて回り止めを行うという対策が不
要となり、構造を簡単にすることができると共に部品点
数を減らし、製造組立が容易であると共に部品管理が容
易となり、また部品費増大もなくコストアップを抑制す
ることができる。
【0055】前記係止凹部21は第1コンタクト9の加
締めのための潰しにより設けたため、係合用の凹部を別
途特別に設ける必要がなく、ケース3を成形するための
金型の構造も簡単となり、かかる点からもコスト低減を
図ることができる。
【0056】前記係止凹部21は、周方向に等間隔で複
数設けられているため、第1コンタクト9をバランス良
く保持できると共に、係止凹部21及び係合突条部35
によるターミナルブロック5の回り止めをより確実に行
うことができる。
【0057】前記ターミナルブロック加締部17は、前
記係止凹部21及び係合突条部35の係合部分37に軸
方向に対向しているため、ターミナルブロック加締部1
7によって係合部分37を確実に保持させることがで
き、ターミナルブロック5のより確実な回り止めを行う
ことができる。
【0058】前記ターミナルブロック5は、第1コンタ
クト9とは別に被加締部33がケース3のターミナルブ
ロック加締部17及びターミナルブロック突当面19間
に軸方向に加締め結合されているため、ダイヤフラム7
によって区画された受圧室51に圧力が作用したとき、
ダイヤフラム7側からターミナルブロック5へ圧力が直
接作用するのを規制することが可能となり、前記ターミ
ナルブロック5の加締め結合のがたつきを助長するのを
防止できる。
【0059】前記作動ブロック11は、ヘッド部63が
前記第1コンタクト9の支持部58にガイドされるか
ら、作動ブロック11をがたつき無く移動させることが
できる。このため、前記ダイヤフラム7の変位に応じて
前記作動ブロック11を確実に移動させることができ、
第1コンタクト9に対し第2コンタクト13をより確実
に接触又は離反させることができる。
【0060】前記金属製の第1コンタクト9はケース3
に加締められ、ダイヤフラム7の外周部であるシール部
49をシール面29に対し押圧する構成となっている。
このため、金属製の第1コンタクト9による押圧によ
り、シール部49とシール面29との間のシール機能を
長く維持することができる。
【0061】前記第1コンタクト9をケース3に加締め
て固定すると、作動ブロック11のヘッド部63が第1
コンタクト9のコンタクト部59に軸方向に係合可能と
なる。このため、ケース3、ダイヤフラム7、第1コン
タクト9、作動ブロック11、及び第2コンタクト13
をサブアッセンブリすることができ、組付け、部品管理
を容易に行うことが可能となる。 (第2実施形態)図6は本発明の第2実施形態に係り、
ターミナルブロックの上半分を断面にした半断面図を示
している。尚、第1実施形態と対応する構成部分には同
符号を付して説明する。
【0062】本実施形態のターミナルブロック5Aで
は、前記第1実施形態の係合突条部35に代えて、図6
のように、被突当面33cよりも内周側において係合凸
部35Aが周方向等間隔で複数、例えば8個設けられて
いる。この係合凸部35Aは、前記係止凹部21に対応
して形成されている。
【0063】かかる構成のターミナルブロック5Aの被
加締部33は、前記ケース3のターミナルブロック突当
面19に突き当てられ、ターミナルブロック加締部17
によって加締められる。同時に、各係合凸部35Aが前
記各係止凹部21に噛み合い係止される。
【0064】従って、本実施形態においても、前記係止
凹部21による前記係合凸部35Aの噛み合い係止によ
り、第1実施形態とほぼ同様な作用効果を奏することが
できる。
【0065】また本実施形態では、係止凹部21による
係合凸部35Aの噛み合い係止であるから、両者の係止
を容易に行わせることができる。
【0066】尚、上記第1実施形態では、前記係止部を
係止凹部21としたが、係止凸部として構成し、この係
止凸部に係合突条部35を食い込ませる構成にすること
もできる。第2実施形態では、前記係止部を係止凹部2
1とし、この係止凹部21に係合凸部35Aを噛み合わ
せたが、第1コンタクト加締部25の加締めのための潰
しにより形成される凹部間を係止凸部として構成し、タ
ーミナルブロック5Aに前記係止凸部に係合する係合凹
部を構成することもできる。また、前記受圧室51に設
定圧の油圧が作用したときに、第2コンタクト13が第
1コンタクト9から離反するようにしたが、逆の構成に
することも可能である。ダイヤフラム7の外周部にシー
ル部49を一体に設けたが、別体のゴムのOリングなど
のシール部材を介設する構成も可能である。上記各実施
形態は、図7,図8の構造などにも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力スイッチの半
断面図である。
【図2】第1実施形態に係り、図1の要部拡大断面図で
ある。
【図3】第1実施形態に係り、ターミナルブロックの半
断面図である。
【図4】第1実施形態に係り、ケースの正面図である。
【図5】第1実施形態に係り、動作を説明する半断面図
である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るターミナルブロッ
クの半断面図である。
【図7】従来例に係る圧力スイッチの断面図である。
【図8】従来例に係り、動作を説明する要部の拡大断面
図である。
【符号の説明】
1,1A 圧力スイッチ 3 ケース 5,5A ターミナルブロック 7 ダイヤフラム 17 ターミナルブロック加締部(加締部) 19 ターミナルブロック突当面(突当面) 21 係止凹部(係止部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側先端部に軸方向に対向する周回状の
    加締部及び突当面を有し内部に周回状のシール面を有す
    る中空金属製のケースと、 一端部側の周回状の被加締部が前記ケースの加締部及び
    突当面間に軸方向に加締め結合され他端部にターミナル
    を備えた中空樹脂製のターミナルブロックと、 前記ケース内に配置され外周部が前記ケース内のシール
    面に対し押圧されて前記ケース内を受圧室と前記ターミ
    ナルブロック側の背圧室とに区画するダイヤフラムとを
    有し、 前記ケースの前記突当面に、軸方向に凹状又は凸状の係
    止部を形成すると共に、前記ターミナルブロックを前記
    係止部に係止させ、且つ前記被加締部の加締め結合を行
    ったことを特徴とする圧力スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧力スイッチであって、 前記ケース内で前記背圧室側に配置され外周部が前記ケ
    ースに軸方向に加締められ前記ダイヤフラムの外周部を
    前記シール面に対し押圧する環状の第1コンタクトと、 該第1コンタクトの内周部に遊嵌配置され前記ダイヤフ
    ラムの変位に応じて軸方向移動する樹脂製の作動ブロッ
    クと、 該作動ブロックに支持され該作動ブロックの軸方向移動
    により前記第1コンタクトに対し接触又は離反する第2
    コンタクトと、 該第2コンタクトと前記ターミナルとの間に介設され前
    記第2コンタクトを前記第1コンタクトに対し接触又は
    離反させるように付勢するスプリングとを備え、 前記第1コンタクトの外周部は、前記ケースの内周面を
    軸方向に潰して該ケースに軸方向に加締められ、 前記ケースの内周面に、第1コンタクトの加締めのため
    の潰しにより前記係止部を設けたことを特徴とする圧力
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の圧力スイッチであ
    って、 前記係止部は、周方向に複数設けられていることを特徴
    とする圧力スイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の圧力スイ
    ッチであって、 前記加締部は、前記係止部に軸方向に対向していること
    を特徴とする圧力スイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の圧力スイッチであって、 前記第1コンタクトに、該第1コンタクトの外周部及び
    内周部間で軸方向に沿った支持部を設け、前記作動ブロ
    ックに、前記支持部の内周側に軸方向移動自在に支持さ
    れるヘッド部を設けたことを特徴とする圧力スイッチ。
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