JP2002279626A - 情報記録媒体、記録方法及び記録再生装置 - Google Patents

情報記録媒体、記録方法及び記録再生装置

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JP2002279626A
JP2002279626A JP2001082442A JP2001082442A JP2002279626A JP 2002279626 A JP2002279626 A JP 2002279626A JP 2001082442 A JP2001082442 A JP 2001082442A JP 2001082442 A JP2001082442 A JP 2001082442A JP 2002279626 A JP2002279626 A JP 2002279626A
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recording
information
speed
linear velocity
disc
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JP2001082442A
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Tadashi Kobayashi
忠 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD−R、RW等への高速記録を可能とす
る記録媒体、記録方法、記録再生装置を提供する。 【解決手段】 ディスクが所定速度に対して何倍速の記
録再生に対応するかを規定する記録速度情報(RVI)
を該ディスクの物理情報としてランドプリピット情報の
中に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVD−R、D
VD−RW等の光ディスク媒体及び該媒体への記録方
法、及び記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DVD等の光ディスクへ情報を記
録する場合の記録線速度は一定の値に定められている。
例えば、DVD−R、RW等への記録線速度は3.49
m/sと規格書(DVD−R BOOK,DVD−RW
BOOK)で定められており、より高線速度で記録を
行う場合については想定されていない。
【0003】転送レートを可変して情報を再生する方法
は従来から提案されている。例えば、特開2000−1
75150号公報は、チューナなどからの画像及び音声
情報(AV情報)の記録と、外部出力端子などに対す
る、記録したAV情報の再生を同時に行うことができる
第1の記録再生装置を有し、また第1の記録再生装置か
らDVD−RAMなどの低速装置である第2の記録再生
装置へ所望のAV情報をダビングする機能を有し、更に
前記第1の記録再生装置の利用可能な転送レートと前記
第2の記録再生装置の利用可能な転送レートを比較し、
遅い方の転送レートにあわせてAV情報の転送速度を制
御してダビングを実施する記録再生装置を開示してい
る。
【0004】また、DVD−RAMへの高速のデータ記
録方法が特開平10−214457号公報に開示されて
いる。この公報は、DVD−RAMにデータを記録する
方法において、記録しようとするファイルをデータブロ
ック単位にECCエンコーディング及び変調する段階
(a)と、段階(a)によりECCエンコーディング及
び変調されたデータブロックをデータが記録されていな
いDVD−RAMの記録領域に記録する段階(b)とを
含む構成とした。
【0005】以上のように、DVD−R、RWなどのデ
ィスクに対して通常の2倍あるいは3倍等の線速度で、
情報を記録する場合の対応について開示している技術は
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、配信されるコ
ンテンツの転送速度が、ディスクに規定されている一種
類の線速度、即ち転送速度を超えている場合、そのコン
テンツをディスクに該線速度で直接記録することはでき
ない。例えば、BSデジタル放送は20Mbpsの転送
速度で放送されている。これを転送速度が10Mbps
一定のDVD−Rに直接記録することはできない。
【0007】また、ディスク材料及びディスクドライブ
の開発が進むにつれ、高線速度での記録が可能になると
考えられる。このような場合、ディスクが何倍速で記録
可能なのかが該ディスクに記録あるいは保証さていない
と、該ディスクの最高記録線速度を、実際に情報記録再
生して確認するためには、比較的長い処理時間を要する
と考えられる。
【0008】また、1つのDVD−Rに、互いに線速度
が異なる記録再生装置によって、様々のアプリケーショ
ンが記録された場合、各アプリケーションの再生速度
を、実際にそのアプリケーションを再生してみて確認す
るのでは不便である。
【0009】従って本発明は、DVD−R、RW等への
高速記録を可能とする記録媒体、記録方法、記録再生装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報記録媒体は、ディスクが従来の所定速度
に対して何倍速の記録再生に対応するかを規定する記録
速度情報が、該ディスクの物理情報としてランドプリピ
ット情報の中に記録されている。
【0011】DVD−R、RWではディスクの物理情報
としてランドプリピットに記録再生時の規定線速度が規
定されている。本発明ではこの物理情報の中に、何倍速
の記録が可能かを示す記録速度情報(RVI)が記録さ
れる。高線速記録は、データバックアップの時間短縮、
デジタルデータ放送の記録など、より高データ転送速度
を要求されるアプリケーションに対して有効な記録モー
ドである。前記記録速度情報(RVI)では、高線速の
場合だけでなく、低線速が可能な場合も規定が可能であ
る。標準よりデータ転送速度を落として記録したい場合
に低線速記録は有効である。会議記録やデータ通信記
録、監視記録等、低データ転送レートの記録の場合に役
立つ記録モードである。
【0012】また、本発明の情報記録媒体はディスクが
従来の所定速度に対して何倍速の記録再生に対応するか
を規定する記録速度情報が、該ディスクの物理情報とし
て記録されている。
【0013】従って、DVD−R、RWのランドプリピ
ットだけでなく他の領域または他の種類のディスクにも
本発明を適用できる。例えば、DVD−Rのプリ記録の
領域にディスクの物理情報として上記RVIを記録して
もよい。またDVD−RWの場合はリードインのエンボ
ス領域に上記RVIを記録してもよい。その他DVD−
RW、+RW等でもリードインのエンボス領域にRVI
を記録することが可能である。
【0014】また、本発明の情報記録媒体は、記録再生
装置での実際の記録のときに用いた線速度を、記録管理
領域(RMD)に記録速度情報として、各記録再生装置
毎に記録できる。
【0015】各記録再生装置での記録線速度が異なる
と、記録線速度に応じて記録ストラテジ、記録パワーが
異なってくるので、記録線速度毎にそのときの記録スト
ラテジ、記録パワーをディスクに記録、管理できるよう
になる。
【0016】更に本発明の情報記録媒体は、コントロー
ルデータ領域のデータ転送レートの規定を拡張し、記録
または再生のときの線速度情報の追加を可能としてい
る。
【0017】データ再生時のデータ転送はディスクのリ
ードインのコントロールデータ領域に記録されている
が、記録のときに線速度を可変することで標準のデータ
転送速度より、より高速または低速なデータ転送も可能
となる。例えばデータ記録時に4倍の線速度、4倍のデ
ータ転送速度で記録し、再生時に4倍の線速度で再生す
れば、4倍のデータ転送速度が可能となる。これは4倍
のデータ転送速度をデータ記録再生で必要とするアプリ
ケーションに対応できることになる。また別の例でデー
タ記録時に(1/4)倍の線速度及び1倍のデータ転送
速度で記録すれば、ディスク回転数の低減によるディス
クを回転させるスピンドルモータの消費電力の低減、記
録パワーの低減による記録レーザの駆動消費電力の低減
となり、ノートパソコンなどのモバイル機器にドライブ
を搭載した場合のバッテリ駆動時間の延長が可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】記録再生用の光ディスクは、内周から渦巻
状に溝(Groove)が形成されている。この溝により構成さ
れるトラックをグルーブトラック、溝間のトラックをラ
ンドトラックという。この光ディスクに情報信号を記録
する場合は、グルーブ上に、レーザビームで記録マーク
を形成することで情報信号を書き込んでいく。
【0020】この方法はレーザビームによる熱を利用
し、記録媒体である感光性有機物質等の反射率/吸収率
を変質させる、または記録媒体を融液化により相変化
(結晶・非結晶化)させることでマークを形成し、信号
を記録する方法である。
【0021】その代表的な光ディスク製品として、CD
−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD
−RAM等がある。このような光ディスクでの記録トラ
ックは、一般に記録密度を一定にする為、グルーブがウ
ォブル(蛇行)されて形成されている。記録時には、ウ
ォブル信号を検出し、ウォブル信号に同期するPLL回
路を動作させ、PLL回路の出力を周波数逓倍して書込
みクロックを作っている。
【0022】CD−RやCD−RWへの初期化時には、
ウォブル信号を搬送波にし、バイフェーズ(Bi-phase)変
調方式で位置情報(アドレス信号)などを変調し、この
結果得られた変調信号に対応する光ビームで、物理アド
レス(ID等)を記録する。
【0023】一般にDVD−R、RWは線速度3.49
m/sで記録再生が行われている。本発明はその線速度
の2倍、4倍等の高線速度での記録を可能とする情報記
録媒体、記録方法及び記録再生装置を提供するものであ
る。
【0024】記録線速度を可変させた場合でも、ディス
クの記録密度はディスク互換性を保つために従来の規定
の記録密度が保たれる。即ちディスクの記録容量は変更
しない。
【0025】線速度を上げて記録するとデータ転送速度
が上がり、ドライブではそれに対応した高い記録周波数
で情報を記録する。ディスクの記録容量は変わらないの
で、記録時間は短くなる。逆に線速度を下げて記録する
とデータ転送速度が下がり、ドライブではそれに対応し
た低い記録周波数で情報を記録する。ディスクの記録容
量は変わらないので、記録時間は長くなる。
【0026】従って再生時のデータ転送速度を、標準の
線速度で規定されているデータ転送速度より、データ記
録時のデータ転送速度に応じて早くしたり、遅くしたり
することが可能である。
【0027】データ再生時のデータ転送はディスクのリ
ードインのコントロールデータ領域に記録されている
が、記録のときに線速度を可変することで標準のデータ
転送速度より、より高速または低速なデータ転送も可能
となる。
【0028】例えば、データ記録時に4倍の線速度及び
4倍のデータ転送速度で記録し、再生時に4倍の線速度
で再生すれば、4倍のデータ転送速度が可能となる。こ
れは4倍のデータ転送速度をデータ記録再生で必要とす
るアプリケーションに対応できることになる。例えば、
BSデジタル放送は20Mbpsの転送速度で放送され
ている。これを転送速度が10MbpsのDVD−Rに
直接記録することはできない。しかし、線速度を2倍に
すれば、20Mbpsの転送速度で情報を記録すること
ができる。
【0029】また別の例として、(1/4)倍の線速度
及び(1/4)倍のデータ転送速度で記録すれば、ディ
スクを回転させるスピンドルモータのディスク回転数の
低減による消費電力の低減、及び記録レーザの記録パワ
ーの低減による駆動消費電力の低減を実現できる。これ
は、ノートパソコンなどのモバイル機器にドライブを搭
載した場合のバッテリ駆動時間の延長が可能となる。
【0030】本発明では、従来の規定記録線速度に対し
て、そのディスクが何倍速の記録に対応したディスクで
あるかをそのディスク自体に予め記録しておく。例えば
DVD−R,RWの場合にはディスクの物理情報として
ランドプリピット(LPP)に記録再生時の規定線速度
が指定されているが、本発明ではディスクの物理情報と
して該ディスクの記録再生時の最大線速度をランドプリ
ピットを用いて記録する。
【0031】ディスクのグルーブトラックに記録される
データのデータ構造例を図1に示す。ディスクの内周か
ら記録パワー校正領域(OPC)11、記録管理領域
(RMD)12、リードイン領域13、ユーザデータ領
域14、リードアウト領域15で構成される。リードイ
ン領域13の一部はエンボスまたはプリ記録16で構成
されている。
【0032】データ信号はグループトラックに記録さ
れ、図2のようにランドに記録時のアドレス用にランド
プリピット17が予め形成されている。ランドプリピッ
ト17により構成されるランドプリピット情報の構造は
図3のようになっている。同図に示すようにランドプリ
ピット情報として、アドレス情報18及びディスク情報
19が記録できる。本発明ではこのディスク情報19の
中に新たに記録速度情報(RVI:Recording Velocity
Information)20を記録するものである。
【0033】図4に本発明のRVI情報テーブルを示
す。このRVI情報テーブルは、例えばディスクドライ
ブのROM内に予め記録される。1つのRVIコードが
ディスク情報19のRVI情報20として、ディスクの
プリピット17を用いて記録される。このRVIコード
は、そのディスクが何倍速で記録再生可能かを規定する
コード情報である。例えばRVIコードとして”02
h”が記録されているディスクは従来の3倍の線速度で
記録可能であることを示し、”11h”は0.25倍の
線速度で記録可能であることを示す。
【0034】高線速記録は、データバックアップの時間
短縮、デジタルデータ放送の記録など、より高データ転
送速度を要求されるアプリケーションに対して有効な記
録モードである。
【0035】RVIでは、高線速の場合だけでなく、低
線速が可能な場合も規定が可能である。標準よりデータ
転送速度を落として記録したい場合に低線速記録は有効
である。会議記録やデータ通信記録、監視記録等、低デ
ータ転送レートの記録の場合に役立つ記録モードであ
る。
【0036】このようなRVI情報は、図1に示すDV
D−Rのプリ記録の領域16にディスクの物理情報とし
て記録してもよい。又、DVD−RWの場合はリードイ
ンのエンボス領域16にRVIを記録してもよい。その
他DVD−RAM、+RW等でもリードインのエンボス
領域にRVIを記録することが可能である。
【0037】次に本発明の第2の実施形態を説明する。
【0038】従来のDVD−R、RWディスクでは、D
VD−R、DVD−RWドライブまたはレコーダで実際
にデータを記録したときに使用されたドライブまたはレ
コーダの情報が記録管理データ(RMD)12として記
録されていた(図1参照)。しかし、記録のときの線速
度についてはRMDに記録、管理されていなかった。こ
こでドライブとはパーソナルコンピュータ等に具備され
るディスク装置を示し、デコーダとは映画等を記録再生
するAV機器を示す。そこで本発明では、図5に示すよ
うにRMD12にドライブまたはレコーダでの実際の記
録のときに用いた線速度をRVI情報として、各ドライ
ブ毎に記録できるようにする。
【0039】ドライブまたはレコーダでの記録線速度が
異なると、記録線速度に応じて記録ストラテジ、記録パ
ワーが異なってくるので、記録線速度毎にそのときの記
録ストラテジ、記録パワーをディスクに記録、管理する
必要がある。
【0040】更に、データ転送速度はアプリケーション
によるので、アプリケーションでデータ転送速度の管理
をするのが望ましい。場合によっては、コントロールデ
ータ領域のデータ転送レートの規定の拡張、記録または
再生のときの線速度情報(RVI)の追加、アプリケー
ションでのデータ転送レートの拡張が必要となる。
【0041】図6は本発明を用いた記録再生装置の構成
図である。システム制御部130はRAM121を作業
エリアとして使用し、ROM120に記録された本発明
を含むプログラムに従って所定の動作を行う。このRO
M120には図4のRVI情報テーブルが含まれる。光
ピックアップ101から出力された光は、ディスク10
0に照射される。ディスク100からの反射光は、ヘッ
ドアンプ102で電気信号に変えられる。この電気信号
は、信号処理部103に入力される。信号処理部103
には、RFアンプ、サーボエラー検出部としてのフォー
カスエラー(FE)検出部、トラッキングエラー(T
E)検出部、ウォブル(WB)信号検出部などが含まれ
る。
【0042】サーボエラー信号であるフォーカスエラー
信号やトラッキングエラー信号は、サーボ制御部104
に送られ、各々の最適イコライザ処理がが施される。サ
ーボエラー信号は、アクチュエータドライバー105を
通して、光ピックアップ101の対物レンズやピックア
ップ送りモータを制御する。これにより、レーザビーム
が目的のトラックに安定に照射される。また、モータド
ライブ回路122を介してスピンドルモータ123を所
定の速度に制御する。
【0043】この動作に併せて、ウォブル信号も検出さ
れ、ライトチャネルPLL回路106にて書込みクロッ
クが生成される。このPLL回路106で生成されるク
ロックは、読出し時はリードチャンネルPLL回路10
7で生成される読出しクロックのロック動作を速やかに
行う為に利用されることもある。回路107からのクロ
ックは、読取りバッファ108に供給される。
【0044】データ書込み動作時は、データ処理部11
1がライトチャンネル回路106で作られた書込みクロ
ックを用いて、インターフェース112を通して送られ
てくるデータに誤り検出符号(EDC)やIDを付加
し、サーボ安定の為のデータスクランブル処理を施し、
更に誤り訂正符号(ECC)を付加し、同期信号を付加
すると併せて、同期信号以外を変調し、書込みパワー制
御部113に送って、対応メディアに最適なライトスト
ラテジーによって、レーザダイオード駆動回路114を
通して、メディアに信号を書き込む。
【0045】読出し時は、光ピックアップ101のヘッ
ドアンプ102から読出されたRF信号は、最適イコラ
イザを通して、読取りバッファ108とPLL回路10
7に送られる。PLL回路107で作られた読出しクロ
ックで、読取りバッファ108にチャンネルデータが読
み取られる。読み取られたデータは、データ処理部11
1で、同期化されシンボルデータが読出される。その後
誤り訂正やデ・スクランブル処理が行われ、インターフ
ェース112を通して外部に転送される。
【0046】次に記録時に線速度を選択してディスクに
記録する本発明による記録方法を以下説明する。図7は
この記録動作を示すフローチャートである。
【0047】ディスクを記録装置にローディングする
と、システム制御部130はサーボ制御部104を介し
て、記録装置の任意の線速度でディスクを回転させる
(ステップS1)。記録装置で再生可能な最高線速度で
再生することが望ましい。
【0048】システム制御部130はデータ処理部11
1を介して、ランドプリピットからディスクに記録され
ているRVIコードを読み取り、メモリ121aに記憶
する(ステップS2)。次にシステム制御部130は図
4に示す記録速度情報テーブルを参照して、読取ったR
VIコードに対応するディスク線速度を検出し、スピン
ドルモータ123の回転数を制御してディスクをその線
速度で回転させる(ステップS3)。
【0049】システム制御部130はディスクの試し記
録領域(OPC領域)にRVI指定線速度で試し記録す
る(ステップS4)。そのときシステム制御部130は
書込みパワー制御部113を介して、記録パワーを任意
に振って最適な記録波形となる記録パワーを求める(ス
テップS6)。試し記録した情報の再生信号の信号波
形、つまり信号品質がOKであれば(ステップS5)、
記録線速度、記録パワーが決定し、システム制御部13
0は決定した記録線速度、記録パワーでデータを記録す
る(ステップS7)。システム制御部130はそのとき
の記録線速度、記録パワーをメモリ121bに記憶す
る。
【0050】データ記録後、システム制御部130はデ
ィスク100のRMD領域12に記録装置で実際に使用
したRVI、記録パワーをそれぞれメモリ121bから
読み出し記録する(ステップS8)。
【0051】ステップS5において記録波形がNGであ
った場合の処理を図8に示す。
【0052】最初のRVIで記録波形がNGの場合、シ
ステム制御部130は記録のときの線速度を最初のRV
Iより1ステップ遅い線速度に変更する(ステップS1
1)。システム制御部130は又、OPC領域に変更し
たRVIの線速度で試し記録を行う(ステップS1
2)。記録パワーはパワーレベルを変化させて記録し、
最適な記録パワーを求める。記録波形でOKであれば
(ステップS13)、このRVIの線速度、記録パワー
でデータを記録する(ステップS7)。
【0053】データ記録後、システム制御部130はこ
の記録時に使用したRVIの線速度、記録パワーのコー
ド情報を、ディスク100のRMD領域12に記録する
(ステップS8)。
【0054】ステップS13において記録波形がNG2
であった場合の処理を図9に示す。
【0055】変更後のRVI(1)で記録波形がNGの
場合、システム制御部130は記録のときの線速度をR
VI(1)より1ステップ遅い線速度RVI(2)に変
更する(ステップS21)。
【0056】システム制御部130は又、RVI(2)
でOPC領域に試し記録を行い(ステップS22)、記
録波形がOKであれば(ステップS23)、この記録条
件でデータ記録を行う(ステップS7)。
【0057】データ記録後、システム制御部130はデ
ィスク100のRMD領域12にRVI(2)のコード
を記録する(ステップS8)。
【0058】ステップS23において記録波形がNG3
であった場合の処理を図10に示す。
【0059】RVI(2)で記録波形がNGの場合、シ
ステム制御部130は記録のときの線速度を順次遅く
し、1倍まで落とし(ステップS31)、記録波形でO
Kであれば(ステップS33)、この1倍の線速度、記
録パワーでデータを記録する(ステップS7)。
【0060】データ記録後、システム制御部130はこ
の記録時に使用した1倍の線速度、記録パワーのコード
情報をディスク100のRMD領域12に記録する(ス
テップS8)。ステップS33において記録波形がNG
であった場合、システム制御部130は記録を中止す
る。
【0061】上記実施形態では、線速度を1倍まで落と
してもNGの場合に記録を中止したが、ディスク100
に予め記録されたRVIの最遅線速度まで図8及び9の
動作を繰り返し、それでも記録波形がNGの場合に記録
を中止するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、D
VD−R、RW等への高速記録を可能とする記録媒体、
記録方法、記録再生装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクのグルーブトラックに記録されるデー
タのデータ構造例を示す図。
【図2】ランドプリピットを説明するための図。
【図3】ランドプリピット情報の構造を示す図。
【図4】本発明のRVI情報テーブルを示す図。
【図5】記録管理領域(RMD)に記録される本発明の
RVI情報を示す図。
【図6】本発明を用いた記録再生装置の構成図。
【図7】本発明による記録動作を示すフローチャート。
【図8】図7のステップS13において記録波形がNG
であった場合の処理を示すフローチャート。
【図9】図8のステップS13において記録波形がNG
であった場合の処理を示すフローチャート。
【図10】図9のステップS23において記録波形がN
Gであった場合の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…記録パワー校正領域、12…記録管理領域、13
…リードイン領域、14…ユーザデータ領域、15…リ
ードアウト領域、16…エンボス又はプリ記録領域、1
7…ランドプリピット、101…光ピックアップ、10
2ヘッドアンプ122…モータドライブ回路、123…
スピンドルモータ、LD…レーザダイオード、PD…フ
ォトダイオード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが所定速度に対して何倍速の記
    録再生に対応するかを規定する記録速度情報を該ディス
    クの物理情報として記録したことを特徴とする情報記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 ディスクが所定速度に対して何倍速の記
    録再生に対応するかを規定する記録速度情報を該ディス
    クの物理情報としてランドプリピット情報の中に記録し
    たことを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 記録再生装置での実際の記録のときに用
    いた線速度を、記録管理領域(RMD)に記録速度情報
    として、各記録再生装置毎に記録できるようにしたこと
    を特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 コントロールデータ領域のデータ転送レ
    ートの規定を拡張し、記録または再生のときの線速度情
    報の追加を可能としたことを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 グルーブトラックとランドトラックを有
    する情報記録媒体において、前記ランドトラックには、
    ディスク情報と、前記グルーブトラックに記録される情
    報のアドレス情報とを記録するためのランドプリピット
    が形成され、該ディスク情報には当該ディスクが所定速
    度に対して何倍速の記録再生に対応するかを規定する記
    録速度情報が記録されていることを特徴とする情報記録
    媒体。
  6. 【請求項6】 前記グルーブトラックは少なくとも記録
    管理領域、リードイン領域、ユーザデータ領域、及びリ
    ードアウト領域を含み、前記記録管理領域は記録再生装
    置での実際の記録のときに用いた線速度を、記録速度情
    報として各ドライブ毎に記録するための領域を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 ディスクが所定速度に対して何倍速の記
    録再生に対応するかを規定する記録速度情報を前記ディ
    スクから読取る読取り手段と、 前記読取り手段にて読取られた前記記録速度情報に従っ
    て情報を前記ディスクに記録する記録手段と、 を具備することを特徴とする記録再生装置。
  8. 【請求項8】 ディスクが何倍速の記録再生に対応する
    かを規定する記録速度情報を示すコードを該ディスクか
    ら読取る読取り手段と、 互いに異なる複数のコードに各々対応する記録線速度情
    報を格納する記録速度情報テーブルと、 前記読取り手段にて読取られたコードに対応する記録線
    速度情報を前記記録速度情報テーブルを参照することに
    より検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記記録線速度情報に従
    って情報を前記ディスクに記録する記録手段と、を具備
    することを特徴とする記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段により検出された前記記録
    線速度情報に従って情報信号を前記ディスクに試し記録
    する第2の記録手段と、 前記第2の記録手段により試し記録された情報を再生
    し、該再生情報信号の信号品質を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記再生信号が所定以上の品質を有
    すると判断された場合、該記録線速度情報を前記ディス
    クに記録する第3の記録手段と、を更に具備することを
    特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 ディスクが所定速度に対して何倍速の
    記録再生に対応するかを規定する記録速度情報を示すコ
    ードを該ディスクから読取り、 前記読取りステップにて読取られたコードに対応する記
    録線速度情報を、互いに異なる複数のコードに各々対応
    する記録線速度情報を格納する記録速度情報テーブルを
    参照することにより検出し、前記検出手段により検出さ
    れた前記記録線速度情報に従って情報を前記ディスクに
    記録するステップを具備することを特徴とする記録再生
    方法。
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