JP2002279572A - ユーティリティ使用量計測システム及び方法 - Google Patents

ユーティリティ使用量計測システム及び方法

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JP2002279572A
JP2002279572A JP2001083443A JP2001083443A JP2002279572A JP 2002279572 A JP2002279572 A JP 2002279572A JP 2001083443 A JP2001083443 A JP 2001083443A JP 2001083443 A JP2001083443 A JP 2001083443A JP 2002279572 A JP2002279572 A JP 2002279572A
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Yasuhiro Ide
康弘 井出
Hiroaki Izuma
弘昭 出馬
Hajime Fujii
元 藤井
Makoto Kato
真 加藤
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種のユーティリティの機器別使用量を効
率よく計測し収集できるユーティリティ使用量計測シス
テムを提供する。 【解決手段】 複数のユーティリティ使用者の各施設1
内に、複数のコンセント2と、ユーティリティ使用量を
計測可能な複数の局所メータ3を分散配置し、局所メー
タ3の計測データ及び所定の識別情報を外部に送信可能
な複数の通信手段4を、一または二以上の局所メータ3
に対応付けて配置し、ユーティリティ使用者の所定単位
毎に所定単位内に分散配置された各局所メータ3と通信
手段4を介して通信可能なデータ収集装置40を備え、
複数のデータ収集装置40と通信可能に接続してユーテ
ィリティ使用量を遠隔収集するデータ遠隔収集装置50
を備える。各局所メータ3が、コンセント2とコンセン
ト2を介さずに直接ユーティリティ供給を受ける機器2
0に、少なくとも一つづつ対応して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス、電気、水道
等の外部から継続的に需要者に供給されるユーティリテ
ィの使用量を、機器別或いは使用場所別に遠隔計測可能
なユーティリティ使用量計測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーティリティ使用量は供給され
るユーティリティ別に独立して各ユーティリティの使用
量を計測するメータを課金対象となる需要者毎に設置
し、そのメータを用いて各ユーティリティ使用量を一括
計測し一定期間分を積算して、各ユーティリティの供給
者が、各別に需要者に課金していた。
【0003】近年、ガス、電気等のエネルギ・ユーティ
リティの使用料金について、各種の料金体系を用いて、
例えば、特定ユーティリティ消費機器や特定用途の使用
に対して優遇的な使用料金を用いることで、当該ユーテ
ィリティの使用促進を図るなどの施策が行われている。
かかる場合に、特定ユーティリティ消費機器の機器別使
用量を個別に測定する局所メータを計測対象となる機器
を固定した形で別途設ける等の方法が取られていた。し
かし、局所メータで計測されない他の機器または当該他
の機器を含む全機器については、既設の根元メータで総
使用量が一括計測されていた。尚、根元メータは、ユー
ティリティ使用者の施設内に敷設された各ユーティリテ
ィ供給ラインの最上流(根元)に設置されているメータ
であって、以下、このように称す。
【0004】更に、ガス機器や電気機器には、需要者の
施設内で使用場所が固定されるもの以外に、使用場所に
応じて移動可能で、当該施設内に分散配置されたガスコ
ンセントや電気コンセントに接続して使用する可動型の
機器が多くあり、これらの可動型機器についても機器別
のユーティリティ使用量を計測しようとする場合に、当
該計測対象のユーティリティの局所メータを根元メータ
と通信可能に、その根元メータとコンセントの間または
コンセントと計測対象のユーティリティ消費機器の間に
挿入し、当該機器の機器別使用量を計測可能にしたもの
が提案されている(例えば、特開平11−144177
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機器別
使用量の計測方法では、根元メータを独立して備えてお
り、また、ユーティリティ種別毎に閉じた計測システム
が構成されており、需要者の施設内で使用される複数の
ユーティリティの機器別使用量が必ずしも効率良く計測
される形態とはなっていない。例えば、根元メータと局
所メータを二重に設けているため、設備コストが無駄で
あり、更に、両メータ間で計測データに整合性が取れな
い場合に何れのデータを信頼すれば良いかが問題となる
おそれがある。
【0006】また、ユーティリティ種別毎に従来の機器
別使用量を収集する独立システムを個別に構築するとな
ると、例えば、ガスと電気の両エネルギを消費するガス
機器等で夫々のユーティリティ使用量を計測しながら、
両計測データに含まれる情報を有効に利用できないとい
う不利益や、各システムが個別に独自の通信手段を持つ
という設備の重複という不利益も生じる。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、複数種のユーティリティの機器
別使用量を効率よく計測し収集できるユーティリティ使
用量計測システム及び方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係るユーティリティ使用量計測システムの第
一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載
の如く、複数種のユーティリティを使用する複数のユー
ティリティ使用者の各施設内に、前記ユーティリティを
消費するユーティリティ消費機器を接続することで前記
ユーティリティ消費機器に対して一または複数の前記ユ
ーティリティの供給が可能となる複数のコンセントと、
前記ユーティリティの使用量をユーティリティ別に計測
可能な複数の局所メータとを分散配置し、前記局所メー
タの計測データを外部に送信可能な複数の通信手段を、
一または二以上の前記局所メータに対して各別に対応付
けて配置し、前記ユーティリティ使用者の所定単位毎に
前記所定単位内に分散配置された前記各局所メータと前
記通信手段を介して所定の通信方式により相互にデータ
通信可能なデータ収集装置を備え、更に、複数の前記デ
ータ収集装置と所定の通信ネットワークを経由してデー
タ通信可能に接続し、少なくとも一つのユーティリティ
種別に係るユーティリティ使用量を前記ユーティリティ
使用者別に遠隔収集するデータ遠隔収集装置を少なくと
も一つ備えてなり、前記複数の局所メータの一部または
全部が、前記ユーティリティの種別毎に、対応する前記
ユーティリティを供給可能な前記コンセントに少なくと
も一つづつ対応して配置され、前記各通信手段が、送信
する計測データにその計測データに係る前記局所メー
タ、前記コンセント及び前記ユーティリティ消費機器の
何れか一つの識別情報を付して前記データ収集装置に送
信可能に構成されている点にある。
【0009】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載の如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記通信手段の少なくとも一つは、一のユーティリ
ティ種別の使用量を計測する前記局所メータの少なくと
も一つと他のユーティリティ種別の使用量を計測する前
記局所メータの少なくとも一つの各計測データを、デー
タ収集装置に通信可能に構成されている点にある。
【0010】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載の如く、上記第一または第二の特徴構
成に加えて、前記コンセントまたは前記データ収集装置
が、前記各局所メータの前記計測データにおける前記ユ
ーティリティの使用パターンを分析して機器特定を行う
機器特定手段を備えている点にある。
【0011】同第四の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項4に記載の如く、上記第一、第二または第三の
特徴構成に加えて、前記機器特定手段が、前記ユーティ
リティ消費機器が異なる複数種のユーティリティを消費
する場合に、そのユーティリティ消費機器が接続する前
記コンセントの配置情報に基づいて機器特定を行う点に
ある。
【0012】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載の如く、上記第一から第四の何れかの
特徴構成を有するユーティリティ使用量計測システムに
おいて、前記データ収集装置を備える前記ユーティリテ
ィ使用者の所定単位の少なくとも一つにおいて、前記デ
ータ収集装置を備える代わりに、当該所定単位内に分散
配置された前記各通信手段が前記データ遠隔収集装置と
所定の通信ネットワークを経由して直接データ通信可能
に接続してなり、当該所定単位に対して、前記データ遠
隔収集装置が前記データ収集装置の機能を果たす点にあ
る。
【0013】以下に作用並びに効果を説明する。本発明
に係るユーティリティ使用量計測システムの第一の特徴
構成によれば、ユーティリティ使用者の所定単位(例え
ば、個々のユーティリティ使用者)毎にデータ収集装置
が配置され、その所定単位内に分散配置された各局所メ
ータによって、その局所メータと対応付けられているコ
ンセントに接続してユーティリティの供給を受けるユー
ティリティ消費機器、または、コンセントを介さずにそ
の局所メータと固定的に接続されユーティリティの供給
を受けるユーティリティ消費機器が存在する場合はその
ユーティリティ消費機器における、その局所メータの計
測対象となるユーティリティ種別の機器別使用量が計測
され、その計測データが通信手段を介してデータ収集装
置に集計され、データ収集装置からデータ遠隔収集装置
に所定のユーティリティ種別にかかる計測データが送信
される。
【0014】例えば、ガスと電気を例に具体的に説明す
れば、ユーティリティ使用者の施設内に分散配置された
ガスコンセント、電気コンセント、或いは、ガス電気混
在コンセント等の各種コンセント、及び、これらのコン
セントを介さずに直接ガスまたは電気またはその両方の
供給を受けるガス機器や電気機器に、ガスまたは電気の
局所メータを各別に対応させて接続することになり、当
該施設内で使用されるガス機器や電気機器は何れかの局
所メータによってその使用量が計測できることになり、
当該施設毎にユーティリティ種別毎の根元メータを設け
ずとも、当該ユーティリティ使用者のユーティリティ使
用量をデータ収集装置で集約してデータ遠隔収集装置に
送信できる。つまり、データ遠隔収集装置では複数のユ
ーティリティ使用者のユーティリティ使用量をユーティ
リティ使用者別に収集でき、ユーティリティ供給者は各
ユーティリティ使用者に対してその遠隔収集したデータ
に基づいてユーティリティ使用料金を課金することがで
きる。ここで、各ユーティリティ供給者がユーティリテ
ィ種別毎に個別にデータ遠隔収集装置を設けても構わな
いし、また、使用量計測代行業者等が一つのデータ遠隔
収集装置を設けて複数のユーティリティ種別について一
括して遠隔収集するようにしても構わない。
【0015】このように、ユーティリティ使用者の所定
単位毎にデータ収集装置を設けて複数種のユーティリテ
ィ使用量を一括収集することで、当該所定単位内に分散
配置された通信手段を特定のユーティリティ種別の計測
データに固定して使用することなく、複数のユーティリ
ティ種別間で共通に使用することができ、計測データの
データ収集にかかる通信効率を向上できる。例えば、近
接する同種または異種ユーティリティの複数の局所メー
タに対して一つの通信手段を設けて共通に使用すること
や、ユーティリティ種別に拘らずに同じ通信方式を使用
することができる。
【0016】データ収集装置が受信する計測データには
局所メータ、コンセント及びユーティリティ消費機器の
何れか一つの識別情報が付されてあり、局所メータ、コ
ンセント及びユーティリティ消費機器の所有者が予め登
録されていれば、その識別情報に基づいてその計測デー
タに係るユーティリティ使用者を特定可能となる。ま
た、データ収集装置がユーティリティ使用者の施設毎に
設置されていて、その施設内の全ての局所メータ、コン
セント及びユーティリティ消費機器の所有者が同一であ
れば、データ収集装置からデータ遠隔収集装置に計測デ
ータを送信する際に、当該同一のユーティリティ使用者
を特定可能な識別情報を計測データに付することが可能
であるので、かかる識別情報に基づいてもその計測デー
タに係るユーティリティ使用者を特定可能となる。この
結果、データ遠隔収集装置においてユーティリティ使用
者の特定が確実に行え、計測データがユーティリティ使
用者別に集約されることになる。
【0017】更に、データ遠隔収集装置にユーティリテ
ィ使用者別に集約される計測データには、局所メータ、
コンセント及びユーティリティ消費機器等の識別情報が
付されているので、例えば、特定のユーティリティ消費
機器のユーティリティ使用量に対して特別料金で課金す
る、或いは、特定のユーティリティ使用者の施設内での
ユーティリティ使用量として集計されたものの中から、
特定のコンセントから供給されたユーティリティに対し
ては、そのコンセントに対応付けられた別の課金対象者
に課金するなどの多種多様な課金方法を自在に採用する
ことができる。
【0018】同第二の特徴構成によれば、複数種のユー
ティリティを消費するユーティリティ消費機器に対応し
てそのユーティリティ種別毎に設けられた局所メータの
計測データや、複数種のユーティリティの供給口を有す
る複合型のコンセントに対応してそのユーティリティ種
別毎に設けられた局所メータの計測データを一括してデ
ータ収集装置に送信することができ、通信効率の向上が
図れる。また、これらの異種ユーティリティの計測デー
タが同じユーティリティ消費機器で消費されたユーティ
リティ使用量である場合が多いため、かかる計測データ
に対して、まとめて機器特定を行い当該計測データにユ
ーティリティ消費機器の識別情報を付してデータ収集装
置へ送信することができる。
【0019】更に、ガスと電気の各局所メータと通信手
段を夫々一つのコンセント内に収容して複合型のガスコ
ンセントを形成することもでき、かかるコンセントを壁
などの構造体内に埋め込んで設置することで、局所メー
タや通信手段の設置スペースを取ることもなく、ガス機
器や電気機器をそのガスコンセントに接続するだけで、
そのガスコンセントに接続した当該機器のエネルギ使用
量が簡便に計測される。また、ガスと電気の複合型ガス
コンセントの場合、当然にコンセントに電源供給されて
いるので、各局所メータと通信手段等への必要な電源供
給を簡易且つ効率的に行うことができる。
【0020】同第三の特徴構成によれば、コンセントを
介して或いは直接に局所メータに接続してユーティリテ
ィを消費しているユーティリティ消費機器の機器特定が
コンセントまたはデータ収集装置において行えるので、
局所メータの計測データにコンセントまたは局所メータ
の識別情報の他に、接続しているユーティリティ消費機
器の識別情報を付して当該データをデータ遠隔収集装置
に送信することができる。また、ユーティリティの使用
パターンを分析して機器特定を行うので、接続するユー
ティリティ消費機器側に特別な装置または機能を付加し
て当該識別情報をコンセントまたはデータ収集装置に送
信する必要がないので、既存のユーティリティ消費機器
に対して直ぐに応用することができる。
【0021】同第四の特徴構成によれば、機器特定手段
があるコンセントに接続された複数種のユーティリティ
を消費するユーティリティ消費機器の機器特定を複数種
のユーティリティ使用パターンを分析して行う場合に、
かかる使用パターンを計測した局所メータに対応するコ
ンセント間の相対的な位置関係がコンセントの配置情報
に基づいて判断できるので、夫々のユーティリティを供
給するコンセント間の距離が一台のユーティリティ消費
機器と同時に接続するには離れすぎている場合には、か
かる使用パターンは同一機器のものではないと判断でき
る。この結果、機器特定のパターン分析にかかるロジッ
クやアルゴリズムの簡素化及び高精度化が図れる。
【0022】同第五の特徴構成によれば、ユーティリテ
ィ使用者の所定単位の少なくとも一つにおいて、各通信
手段がデータ遠隔収集装置と所定の通信ネットワークを
経由して直接データ通信可能に接続することで、当該所
定単位内に設置されている通信手段が夫々対応する局所
メータの計測データや付随する識別情報等を、データ収
集装置を介さずに直接データ遠隔収集装置に送信できる
ので、データ遠隔収集装置側では、データ収集装置を経
由して受信する場合と同様の情報を遠隔収集できる。こ
の結果、上記第一から第四の特徴構成のユーティリティ
使用量計測システムと同様の効果を奏することができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
係るユーティリティ使用量計測システム(以下、適宜、
本発明システムと称す)の実施の形態について説明す
る。尚、以下の実施形態では、ユーティリティ種別とし
てガス(天然ガス等の都市ガスやプロパンガス)と電気
の2種類を想定して説明するが、ユーティリティ種別と
しては、これらに限定されるものではなく、例えば、水
道、温水、蒸気、水素、冷熱媒体等の供給にも応用でき
る。
【0024】〈第1実施形態〉図1に示すように、本発
明システム100は、ユーティリティ使用者の各施設1
(例えば、戸建て住宅、マンションの一室、店舗、事務
所、工場等)内に分散配置されたガス、電気、または、
その両方の供給口を有する複数のコンセント2、各施設
1内のコンセント2内に設けられたガスまたは電気の使
用量を計測する局所メータ3と通信手段4、各施設1内
に設けられたデータ収集装置40、及び、各施設1外の
ガス供給者、電気供給者、或いは、検針代行業者の検針
センタ等の施設内に設置されたデータ遠隔収集装置50
を備えて構成される。
【0025】コンセント2は、ガス供給口5aと電力供
給口5bの両方を有する複合型のガスコンセント2a
と、ガス供給口5aと電力供給口5bの何れか一方だけ
を有する単一ユーティリティのガスコンセント2bまた
は電気コンセント2cが存在し得る。以下、複合型のガ
スコンセント2aについて説明する。
【0026】図2に示すように、複合型のガスコンセン
ト2aは、ガス機器等のユーティリティ消費機器20を
使用する部屋側に表面を露出させて壁に埋め込まれて設
置される形態のものを想定する。ガスコンセント2a
は、家庭内のガス供給管30側からガスの供給を受ける
ガス受入口5cと、ガス受入口5cから供給されたガス
を機器20側に供給するガス供給口5aと、家庭内の電
力線31側から電力供給を受ける電力受入口5dと、電
力受入口5dから供給された電力を機器20側に供給す
る電力供給口5bを備えている。更に、ガス受入口5c
とガス供給口5aとの間に、ガス供給口5aから機器2
0側に供給されるガスの使用量を計測するガス局所メー
タ3aを備え、電力受入口5dと電力供給口5bとの間
に、電力供給口5bから機器20側に供給される電力の
使用量を計測する電力局所メータ3bを備えるととも
に、ガス局所メータ3aと電力局所メータ3bで取得さ
れたガス使用量データGと電気使用量データEを記憶す
る記憶手段6と、各データG,Eをデータ収集装置40
に送信するための通信手段4と、ガス局所メータ3a、
電力局所メータ3b、記憶手段6及び通信手段4等に対
する制御を行う制御手段7を備えてなる。
【0027】尚、ガス供給口5aと電力供給口5bはガ
スコンセント2aの表面側に設けられている。ガス供給
口5aは、手元スイッチで開閉する開閉弁とガス機器2
0のガスコード21の先端に設けられた所定形状のソケ
ットに嵌合接続して自動的に開弁し、当該接続が解放さ
れると自動的に閉弁する自動開閉弁を備えた、一般的な
ガス専用のガスコンセントにおけるガス用接続口の同様
の構造となっている。電力供給口5bも一般的な電気コ
ンセントと同じ形態のものである。尚、ガス供給口5a
と電力供給口5bの形状及び構造は、接続対象となる機
器20側の規格に合わせて適宜変更可能である。
【0028】ガス局所メータ3aは、ガス受入口5cと
ガス供給口5aとの間のガス流量を計測するガス流量計
を備えて構成され、ガス使用量データGとしてガス流量
または単位時間当りのガス使用量を出力する。ガス流量
計としてはフローセンサ、超音波センサ等の既存技術の
ものを利用する。
【0029】電力局所メータ3bは、クランプ等を用い
て電力受入口5dと電力供給口5bとの間を流れる電流
と電圧を計測して電力供給口5bに接続された機器20
側で消費される電力を導出する電力計を備えて構成さ
れ、電気使用量データEとして電力(特に、実際の課金
対象となる有効電力)または単位時間当りの電力量を出
力する。尚、電気使用量データEとして電力に代えて電
流値であっても構わない。
【0030】記憶手段6は、制御手段7を介して、ガス
局所メータ3aと電力局所メータ3bで取得された各デ
ータG,Eを記憶する。記憶手段6は半導体不揮発性メ
モリ等で構成される。更に、ガスコンセント2aには識
別情報として固有のID番号が付与されており、記憶手
段6には、そのID番号が記憶されている。
【0031】通信手段4は、制御手段7の管理下におい
て、定期的に或いはデータ収集装置40からの送信要求
に基づいて、制御手段7によって記憶手段6から読み出
された各データG,Eに前記ID番号を付してデータ収
集装置40に送信する。本実施形態では、通信手段4
は、電力線搬送通信インターフェース4aを備えて構成
され、制御手段7から入力された各データG,Eが、所
定のデータフォーマットで電力線31を介して同じ電力
線31に接続されたデータ収集装置40へ送信される。
電力線搬送通信インターフェース4aは、電力線搬送通
信方式により電力線31との間でデータの送受信を行う
ためのインターフェース手段で、既存技術のものを利用
する。
【0032】尚、通信手段4或いは電力供給口5bと通
信手段4の間の電力線31にノイズフィルタを設け、電
力供給口5bを介してガス機器20側から入ってくるノ
イズを除去するようにするのも好ましい。この結果、通
信精度の向上が期待される。
【0033】制御手段7はマイクロコンピュータを用い
て構成され、ガス局所メータ3aと電力局所メータ3b
の計測動作の制御、計測結果である各データG,Eの受
信及び記憶手段6への書き込み、記憶手段6からの各デ
ータG,E及びID番号の読み出し、当該データ等から
所定のデータフォーマットでの送信データの生成と通信
手段4への転送、及び、通信手段4の通信動作の制御等
を行う。更に、通信手段4を介してデータ収集装置40
から送信要求を受け取った場合は、当該送信要求を解読
して、その要求内容に応じた送信データを記憶手段6か
ら読み出し、通信手段4に当該送信データの送信を指示
する。
【0034】また、制御手段7は時計またはタイマーを
内蔵することで、計測結果である各データG,Eの時間
情報を正確に管理することができ、また、単位時間当り
のガスまたは電力使用量を精度良く求めることもでき
る。
【0035】ここで、各データG,EにID番号を付し
て所定データフォーマットの送信データに生成されて、
一まとめのデータとして一括して送信されるため、ガス
と電気に係るデータを別々に送信する場合に比べて通信
効率の向上が図れる。
【0036】また、ガスコンセント2aのガス局所メー
タ3a、電力局所メータ3b、記憶手段6、通信手段
4、制御手段7の動作に必要な電力は、通常は電力線3
1から供給される交流電力を直流変換して供給される。
しかし、停電時においても動作可能なガス機器に対して
は、ガス局所メータ3a及び記憶手段6の動作が停電時
にも必要となるので、かかるガス機器の接続が予定され
ているガスコンセント2aには電池バックアップがなさ
れている。
【0037】ガスと電気の両方を消費するガス機器20
の場合、ガス機器20に接続されたガスコード21のソ
ケットをガス供給口5aに接続し、ガス機器20の電源
コード22を電力供給口5bに接続することで、ガス機
器20に一つのガスコンセント2aからガス供給と電力
供給の両方が同時になされるとともに、それらの使用量
の計測も同じガスコンセント2aで同時に実行される。
【0038】以上、複合型のガスコンセント2aにつき
説明したが、他の単一ユーティリティのコンセント2
b、2cについても、局所メータ2がガスか電力の何れ
か一方の局所メータである点を除いて複合型のガスコン
セント2aと構成は同様である。
【0039】次に、各施設1内において、各ガスコンセ
ント2aで個別に収集されたガス使用量データGまたは
電気使用量データEを一括して収集し、収集した各デー
タG,Eをデータ遠隔収集装置50に送信するデータ収
集装置40について説明する。
【0040】データ収集装置40は、ガスコンセント2
aとの間で通信可能な通信手段41と、その通信手段4
1を介してガスコンセント2aから送信される各データ
G,E等を記憶する記憶手段42と、記憶手段42に記
憶された各ガスコンセント2aのデータG,E等または
データG,E等に基づいて作成された加工データを、デ
ータ遠隔収集装置50に送信し、データ遠隔収集装置5
0から所定の命令コード等を受信する通信手段43と、
通信手段41,43と記憶手段42等に対する制御を行
う制御手段44を備えてなる。
【0041】通信手段41は、ガスコンセント2aの通
信手段4と同じ通信インターフェースを備え、本実施形
態の場合、電力線搬送通信インターフェース41aを備
えて構成される。また、制御手段44の管理下におい
て、各ガスコンセント2aから電力線31を介して送信
されてきた各データG,Eを受信するとともに、必要に
応じて、ガスコンセント2aに対して各データG,Eの
送信要求を送信する。尚、かかる送信要求は、制御手段
44が通信手段43のデータ送信等に必要と認めた場合
に、該当するガスメータ1に対して必要なデータの送信
要求を発する。
【0042】記憶手段42は、制御手段44を介して、
通信手段41が受信した各ガスコンセント2aの各デー
タG,Eを、付されたガスコンセント2aのID番号を
もとに送信元のガスコンセント2aを識別可能に記憶す
る。記憶手段42は半導体不揮発性メモリ等で構成され
る。
【0043】通信手段43は、制御手段44の管理下に
おいて、定期的に或いはデータ遠隔収集装置50からの
送信要求に基づいて、ガスコンセント2a毎に収集され
記憶手段42に記憶された各データG,Eをデータ遠隔
収集装置50に所定の通信方式で送信するために制御手
段44で生成されたデータを、データ遠隔収集装置50
に送信する。通信手段43とデータ遠隔収集装置50間
の通信経路60として種々の形態のものが利用可能であ
る。
【0044】例えば、通信経路60の途中に、所定数の
施設1を内包する所定エリア内に1局づつ、中継局61
を分散配置し、通信手段43と中継局61の間を特定小
電力無線、PHS、Bluetooth等の無線通信に
より、中継局61とデータ遠隔収集装置50の間を公衆
電話回線により、夫々接続して、通信経路60が形成さ
れる。或いは、通信手段43にダイアルアップ機能を備
えて、直接公衆電話回線やPHS回線を用いてデータ遠
隔収集装置50との間の通信経路60を形成するように
してもよい。
【0045】制御手段44は、ガスコンセント2aの制
御手段7と同様にマイクロコンピュータを用いて構成さ
れ、通信手段41によるガスコンセント2aからの各デ
ータG,Eの受信及び記憶手段42への書き込み、記憶
手段42からの各データG,E及びID番号の読み出
し、当該データ等から所定のデータフォーマットでの送
信データの生成と通信手段43への転送、及び、通信手
段43の通信動作の制御等を行う。更に、通信手段43
を介してデータ遠隔収集装置50から送信要求を受け取
った場合は、当該送信要求を解読して、その要求内容に
応じた送信データを記憶手段42から読み出し、通信手
段43に当該送信データの送信を指示する。
【0046】データ遠隔収集装置50は、ガスまたは電
気使用量の両方或いは何れか一方の計測データG,Eを
遠隔収集するもので、以下の説明では、便宜的にガス使
用量データGだけを遠隔収集するものを想定する。従っ
て、電気使用量データEを遠隔収集する別のデータ遠隔
収集装置50が存在する。
【0047】データ遠隔収集装置50は、各データ収集
装置40の通信手段43との間の通信経路60との通信
インターフェースを備えた通信手段51と、各データ収
集装置40から受信した計測データG,E等をデータ処
理するためのデータ処理手段52を備えて構成される。
データ処理手段52は、一般的なコンピュータシステム
で構成されており、ユーティリティ使用者に関する顧客
データベース53及びガス使用料金に関する料金データ
ベース54等とLAN(ローカルエリアネットワーク)
を介して接続している。
【0048】〈第2実施形態〉次に、本発明システム1
00の第2実施形態について説明する。第2実施形態に
係る本発明システム100は、第1実施形態の本発明シ
ステム100に含まれるコンセント2の一部または全部
が機器特定手段8を備えている点において、第1実施形
態と異なる。以下、機器特定手段8を備える複合型ガス
コンセント2dについて説明する。
【0049】図3に示すように、第2実施形態のガスコ
ンセント2dは第1実施形態のガスコンセント2aと基
本的には同じ構成である。第1実施形態のガスコンセン
ト2aとの差異は、第2実施形態のガスコンセント2d
は制御手段7を構成するマイクロコンピュータを用い
て、ガス局所メータ3a及び電力局所メータ3bで収集
されたガス及び電力使用量に関するデータG,Eからこ
れらの使用パターンを抽出して、この使用パターンに基
づいてガスコンセント2dに接続されているガス機器2
0の機器特定を行う機器特定手段8が構成されている点
である。
【0050】ガスコンセント2dにガスと電力の両方を
消費するガス機器20が接続されていると、機器特定手
段8によって、電力使用パターンが特徴的であるものは
電力使用パターンに基づいて、また、ガス使用パターン
が特徴的であるものはガス使用パターンに基づいて、ま
た、両方の使用パターンの組み合わせが特徴的であるも
のは、両方の使用パターンに基づいて、ガス機器20の
特定がなされる。具体的には、例えば、電力使用パター
ンの所定電力以上の電力供給開始時点でガス機器20が
オンされたことが判定され、その後のガス流量等から定
格値等(ガス使用パターンの一例)と比較してガス機器
20の特定がなされる。また、ガス流量だけでは機器判
定が困難な場合は、例えば、ガスファンヒータ等のよう
にガス燃焼が終了した後も電気ファンを回して余熱の排
出を行う場合には電力供給が計測されるため、かかる特
徴的な電力使用パターンより機器特定が可能となる。ま
た、ガス炊飯器等は、ガス燃焼時の加熱パターンが特徴
的であるため、当該加熱パターンによるガス使用パター
ンより機器特定が可能となる。特に、予め家庭内で使用
されるガス機器20についての定格値や使用パターンを
各ガス機器20の識別情報としてのID番号とともに記
憶手段6に登録しておくことにより、かかる機器特定を
より確実に行うことができる。つまり、家庭内で使用さ
れていないガス機器であるとの誤判定を回避できる。
【0051】更に、機器特定手段8は、同じガスコンセ
ント2dに含まれるガス局所メータ3aと電力局所メー
タ3bで収集されたガス及び電気使用パターンを比較し
て、ほぼ同じ時間帯にガス及び電力使用が確認される場
合は、同一のガス機器で使用されたものとして、機器特
定に両使用パターンを用いる。しかし、両使用パターン
が時間的に一致していない場合は、当該使用パターンは
夫々異なる機器の使用パターンと判断して、ガスまたは
電気のみを使用する単一ユーティリティ消費機器である
として機器特定を試みる。
【0052】ここで、機器特定手段8は、機器特定が不
成功に終わると、異なる二つのコンセントからガス及び
電力供給が行われたものと判断して、同じ部屋で一定の
離間距離内に存在する他のコンセント2で収集された使
用パターンで、時間的に一致するものを検索して、該当
する使用パターンを用いて機器特定を行うように構成さ
れるのも好ましい実施の形態である。或いは、ガスコン
セント2dの機器特定手段8で機器特定が不成功に終わ
った場合は、機器特定不能として当該情報をデータ収集
装置40に転送して、後述するデータ収集装置40に設
けられた機器特定手段46において、同様の異なる二つ
のコンセント2間の使用パターン比較を行い、機器特定
を試みるようにしても構わない。
【0053】上記要領で機器特定手段8によって機器特
定がなされると、特定されたガス機器20のID番号
が、ガス局所メータ3aと電力局所メータ3bで計測さ
れた各データG,Eに付与されたガスコンセント2dの
ID番号に加えて、ガス機器20のID番号も付与され
る。通信手段4が、制御手段7によって記憶手段6から
読み出された各データG,Eに前記両ID番号を付して
データ収集装置40に送信する。
【0054】データ収集装置40は、第1実施形態の場
合と同様に、各ガスコンセント2dから電力線31を介
して送信されてきた各データG,Eをそれに付されてい
る各ガスコンセント2dとガス機器20を夫々識別可能
なID番号とともに受信する。受信した各ガスコンセン
ト2dの各データG,Eは、付されたガスコンセント2
dとガス機器20のID番号をもとに送信元のガスコン
セント2dとそれに接続されているガス機器20を識別
可能に、記憶手段42に記憶される。
【0055】通信手段43は、ガスコンセント2d毎に
収集され記憶手段42に記憶された各データG,Eと前
記ID番号をデータ遠隔収集装置50に所定の通信方式
で送信するために制御手段44で生成されたデータを、
データ遠隔収集装置50に送信する。ここで、ガスコン
セント2d毎に収集された各データG,Eはどのガス機
器20で消費されたかが前記ID番号に基づいて特定可
能であるため、データ遠隔収集装置50では、機器別に
異なる使用料金を設定した機器別課金のためのユーティ
リティ使用量の集計が可能となる。この結果、同じガス
機器20を、複数の部屋間を移動しながら共通に使用す
る場合に、接続するガスコンセント2dが変わっても、
同じガス機器20のユーティリティ使用量に対して統一
的な課金が可能となる。
【0056】〈第3実施形態〉上記第2実施形態では、
ガスコンセント2d側に機器特定手段8が設けられてい
たが、図4に示すように、コンセント2に接続されてい
る機器20を特定する機器特定手段46を、データ収集
装置45側に設けるようにしても構わない。本第3実施
形態に係る本発明システム100で使用されるデータ収
集手段45は、上記第1または第2実施形態のデータ収
集装置40に機器特定手段46が追加されたもので、そ
の他の構成はデータ収集装置40と同様である。また、
機器特定手段46は、データ収集装置45の制御手段4
4を構成するマイクロコンピュータを用いて、記憶手段
42に記憶された各ガスコンセント2aで収集されたガ
ス及び電力使用量に関するデータG,Eからこれらの使
用パターンを抽出して、この使用パターンに基づいてガ
スコンセント2a等に接続されているガス機器20の機
器を特定する。機器特定のアルゴリズムは、上記第2実
施形態のガスコンセント2d側に設けられた機器特定手
段8と同じである。また、ガス機器20を特定できるこ
との効果は上記第2実施形態の場合と同様であり、説明
を割愛する。
【0057】本第3実施形態の場合では、同じガス機器
20のガスコード21と電源コード22が異なる二つの
コンセント2に別れて接続された場合であっても、ガス
コンセント2が相互に近接している場合は、同じガスコ
ンセント2aのガス使用パターンと電力使用パターンが
同一機器のものでないことを判定した後に、近接する他
のガスコンセント2aの使用パターンを調べて、上記し
た機器特定を行うことも可能である。
【0058】尚、上述の如く、同様の機器判定は、上記
第2実施形態の場合でも、近接するガスコンセント2d
間で電力線31を介して相互に通信可能であるから、相
互に使用パターンを比較しながら同様の機器判定は可能
である。但し、本第3実施形態の方が、既に収集された
各コンセント2のデータを一箇所において分析できるの
で、余分なガスコンセント2d間でのデータの送受信が
不要となる。
【0059】〈第4実施形態〉本第4実施形態に係る本
発明システム100では、図5に示すように、上記第
1、第2または第3実施形態の本発明システム100の
構成に加えて、自己の機器関連情報を送信する通信手段
24を有するガス機器23が少なくとも一つのガスコン
セント2aに接続されている。ここで、通信手段24
は、電源コード22(電力線31)を介してガスコンセ
ント2aの通信手段4と通信可能に構成されており、上
記第1、第2または第3実施形態のガスコンセント2
a,2dの通信手段4は電力線搬送通信インターフェー
ス4aを備えて電力線搬送通信方式による通信が可能で
あるので、通信手段24も電力線搬送通信インターフェ
ース24aを備えて構成される。
【0060】このガス機器23は、図5に示すように、
内部に自己のガス機器を識別可能なID番号を記憶した
記憶手段25と、その記憶手段25と通信手段24の動
作を制御する制御手段26が、通常の電力消費部27と
ガス消費部28に加えて設けられている。ガス機器23
の運転が開始されると、制御手段26によって自動的に
記憶手段25からID番号が読み出されて通信手段24
からガスコンセント2aに送信される。通常、電力線3
1には複数のガスコンセント2aが接続されているが、
ガスコンセント2aは電力局所メータ3bの計測結果よ
り、自己に接続されているガス機器23の電力供給が開
始されたことが分かり、そしてガス機器23からID番
号の送信がそれに同期して始まることから、そのID番
号が自己に接続されているガス機器23のものであるこ
とが判定できる。
【0061】このようにして受信されたガス機器23の
ID番号は記憶手段6に記憶され、ガス局所メータ3a
と電力局所メータ3bで計測された各データG,Eに付
与されたガスコンセント2aのID番号に加えて、ガス
機器23のID番号も付与される。通信手段4が、制御
手段7によって記憶手段6から読み出された各データ
G,Eに前記両ID番号を付してデータ収集装置40に
送信する。ガスコンセント2aに接続しているガス機器
23側から直接にID番号の提供が行われるので、上記
第2または第3の実施形態のように、ガスコンセント2
dまたはデータ収集装置45側に機器特定手段8,46
を設ける必要がなく確実に機器特定がなされる。尚、デ
ータ収集装置40側の処理並びに効果は上記第2実施形
態の場合と同様であるので、説明は割愛する。
【0062】本第4実施形態においては、ガス機器23
側から通信手段24によってそのガス機器23の運転時
間や故障時の故障コード等の情報もガスコンセント2a
またはデータ収集装置40に送信できる。これにより、
検針センタ等において、データ遠隔収集装置50がガス
機器23の故障情報等も収集することができ、課金処理
に加えて機器のメンテナンス管理等も行える。
【0063】〈別実施形態〉以下に別実施形態を説明す
る。
【0064】〈1〉上記各実施形態においては、ガスコ
ンセント2a,2d、データ収集装置40,45、及
び、ガス機器23の各通信手段4,41,24は何れも
電力線搬送通信方式によるものを想定していたが、通信
方式は必ずしも電力線搬送通信方式に限定されるもので
はない。例えば、特定小電力無線、微弱無線、無線LA
N、Bluetooth等の無線通信方式や、ガスコン
セント2a,2dとデータ収集装置40,45との間で
は専用の有線通信でも構わない。また、電力線搬送通信
方式とこれらの通信方式の混在であっても構わない。但
し、各通信手段4,41,24は通信方式に適合した適
切な通信インターフェースが必要となる。また、通信方
式が混在する場合は、データ収集装置40,45側にお
いて複数の通信インターフェースを用意する必要があ
る。
【0065】〈2〉上記各実施形態では、ユーティリテ
ィ使用者の施設1内にある全てのユーティリティ消費機
器20が本発明システム100に含まれる何れかのコン
セント2に接続されガスまたは電力の供給を受ける場合
を想定したが、一部の機器20がコンセント2を介さず
に局所メータ3を介して直接ユーティリティ供給を受け
る構成を含んでいても構わない。しかし、かかる構成に
おいても、局所メータ3で収集された計測データをデー
タ収集装置40,45に送信及び記憶する必要から、通
信手段4、記憶手段6、並びに、局所メータ3、通信手
段4、記憶手段6等を制御する制御手段7を備えた上記
各実施形態のガスコンセント2a,2dと同様の構成が
要求される。或いは、近傍にある上記各実施形態のコン
セント2に局所メータを外付けして、これらのコンセン
ト2の通信手段4、記憶手段6、制御手段7を流用する
ようにしても構わない。
【0066】〈3〉上記各実施形態では、ユーティリテ
ィ使用者の各施設1には、夫々データ収集装置40が設
けられていたが、一部または全部の施設1において、デ
ータ収集装置40を設置せずに、コンセント2の通信手
段4を、データ遠隔収集装置50に至る通信経路60に
直接通信可能に構成するようにしても構わない。つま
り、データ収集装置40とデータ遠隔収集装置50を一
体化して構成しても構わない。例えば、当該施設1内に
遍在する各通信手段4の全てに、中継局61の間の無線
通信に必要な通信インターフェースを設ければよい。ま
た、当該施設1内に遍在する各通信手段4が、ダイアル
アップ機能を備えて、直接公衆電話回線やPHS回線を
用いてデータ遠隔収集装置50との間の通信経路60を
形成するようにしてもよい。
【0067】〈4〉上記各実施形態では、ユーティリテ
ィ使用者の各施設1を、局所メータ3の計測データを収
集する一つの単位として設定し、各施設1内に夫々デー
タ収集装置40を設置していたが、当該単位はユーティ
リティ使用者単位でなくても構わない。つまり、複数の
ユーティリティ使用者をまとめて一単位として、ユーテ
ィリティ使用者の複数の施設1に対して一台のデータ収
集装置40を設置するようにしても構わない。
【0068】〈5〉ガスコンセント2a,2dは必ずし
も建物の壁内に埋め込む設置形態でなくても構わない。
床や天井などの他の建物構造体に埋め込む設置形態でも
よく、更には、ガスコンセント筐体の全部または一部が
露出するものであっても構わない。また、ガスコンセン
ト2a,2dのガス供給口5aと電力供給口5bの個数
は必ずしも夫々2個以上であっても構わない。また、ガ
ス局所メータ3aと電力局所メータ3bも、ガス供給口
5aと電力供給口5bが複数の場合に、各ガス供給口5
aと各電力供給口5bに個別に設けても、全体で一つだ
け設けるようにしても構わない。また、ガス局所メータ
3aと電力局所メータ3bを各ガス供給口5aと各電力
供給口5bに個別に設ける場合は、ガスコンセント2
a,2dのID番号に加えて、または、代えて、各ガス
供給口5aと各電力供給口5bのID番号を計測した各
データG,Eに付与するようにしても構わない。
【0069】〈6〉上記各実施形態においては、各ユー
ティリティの供給ラインの最上流に従来の根元メータが
設置されないので、各コンセント2でのユーティリティ
使用に対するセキュリティ設定が必要となるため、コン
セント2や接続される機器20の識別情報であるID番
号に基づいてそれらの所有者を特定し、その所有者に課
金可能な構成としていた。
【0070】かかるセキュリティを確保する他の手段と
して、例えば、ガスコンセント2aの各ガス供給口5a
と各電力供給口5bの形状を鍵のようにし、特定のコン
セント2に特定の機器20しか接続できないようにする
方法がある。また、各コンセント2に、ユーティリティ
使用者もしくは機器20を特定する認証機能を設ける。
認証機能の一つとして、上述の機器特定手段8や機器2
3側に自己の機器関連情報を送信する通信手段24を有
する方法がある。これらに加えて、各コンセント2に、
ユーティリティ使用者の指紋照合を行う等のバイオメト
リクス機能を設ける、パスワード入力機構と認証機構を
設ける、携帯電話からコンセント2のユーティリティ供
給開始指示を受信することで、携帯電話から使用者のI
D番号を取得する等の方法がある。
【0071】〈7〉上記各実施形態においては、各ユー
ティリティの供給ラインの最上流に従来の根元メータが
設置されないので、ガス供給に関して、従来の根元メー
タが有していた漏洩検知、供給圧監視、異常ガス使用に
伴う供給遮断等の安全機能を別途設ける必要がある。漏
洩検知や供給遮断等は各局所メータ単位で行うことが可
能である。この場合、根元メータでは、全てのガス機器
の使用形態等を想定した複雑な漏洩判定が必要であり、
また、計測範囲が微小な漏洩レベルからメータの設定号
数に合った最大使用量までと大きいため、漏洩検知精度
の確保が困難であるが、局所メータでは、接続する機器
を予め限定することや機器特定も可能であるため、漏洩
判定ロジックが簡単化でき、また、計測範囲の上限が低
くなるので、漏洩検知精度の向上が期待できる。また、
供給圧監視は、各ユーティリティ使用者の施設1外の供
給管において行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユーティリティ使用量計測システ
ムの第1実施形態を示すブロック構成図
【図2】本発明に係るユーティリティ使用量計測システ
ムの第1実施形態で用いるガスコンセントの一例を示す
ブロック構成図
【図3】本発明に係るユーティリティ使用量計測システ
ムの第2実施形態で用いるガスコンセントの一例を示す
ブロック構成図
【図4】本発明に係るユーティリティ使用量計測システ
ムの第3実施形態を示すブロック構成図
【図5】本発明に係るユーティリティ使用量計測システ
ムの第4実施形態を示すブロック構成図
【符号の説明】
1: 施設 2: コンセント 2a,2d:複合型ガスコンセント 3: 局所メータ 3a:ガス局所メータ 3b:電力局所メータ 4: 通信手段 4a: 電力線搬送通信インターフェース 5a: ガス供給口 5b: 電力供給口 5c: ガス受入口 5d: 電力受入口 6: 記憶手段 7: 制御手段 8: 機器特定手段 20,23: 機器(ガス機器) 21: ガスコード 22: 電源コード 24: 通信手段 24a: 電力線搬送通信インターフェース 25: 記憶手段 26: 制御手段 27: 電力消費部 28: ガス消費部 30: ガス供給管 31: 電力線 40,45: データ収集装置 41,43: 通信手段 41a: 電力線搬送通信インターフェース 42: 記憶手段 44: 制御手段 46: 機器特定手段 50: データ遠隔収集装置 51: 通信手段 52: データ処理手段 53: 顧客データベース 54: 料金データベース 60: 通信経路 61: 中継局 100: データ収集システム G: ガス使用量データ E: 電気使用量データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 元 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 加藤 真 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 2F030 CC02 CC13 CE09 CE32 2F073 AA07 AA08 AA09 AB01 BB01 BB08 BB09 BC02 CC03 CC09 CC12 DD02 DE13 EE11 EF07 EF09 FG01 FG02 GG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種のユーティリティを使用する複数
    のユーティリティ使用者の各施設内に、前記ユーティリ
    ティを消費するユーティリティ消費機器を接続すること
    で前記ユーティリティ消費機器に対して一または複数の
    前記ユーティリティの供給が可能となる複数のコンセン
    トと、前記ユーティリティの使用量をユーティリティ別
    に計測可能な複数の局所メータとを分散配置し、 前記局所メータの計測データを外部に送信可能な複数の
    通信手段を、一または二以上の前記局所メータに対して
    各別に対応付けて配置し、 前記ユーティリティ使用者の所定単位毎に前記所定単位
    内に分散配置された前記各局所メータと前記通信手段を
    介して所定の通信方式により相互にデータ通信可能なデ
    ータ収集装置を備え、更に、複数の前記データ収集装置
    と所定の通信ネットワークを経由してデータ通信可能に
    接続し、少なくとも一つのユーティリティ種別に係るユ
    ーティリティ使用量を前記ユーティリティ使用者別に遠
    隔収集するデータ遠隔収集装置を少なくとも一つ備えて
    なり、 前記複数の局所メータの一部または全部が、前記ユーテ
    ィリティの種別毎に、対応する前記ユーティリティを供
    給可能な前記コンセントに少なくとも一つづつ対応して
    配置され、 前記各通信手段が、送信する計測データにその計測デー
    タに係る前記局所メータ、前記コンセント及び前記ユー
    ティリティ消費機器の何れか一つの識別情報を付して前
    記データ収集装置に送信可能に構成されているユーティ
    リティ使用量計測システム。
  2. 【請求項2】 前記通信手段の少なくとも一つは、一の
    ユーティリティ種別の使用量を計測する前記局所メータ
    の少なくとも一つと他のユーティリティ種別の使用量を
    計測する前記局所メータの少なくとも一つの各計測デー
    タを、データ収集装置に通信可能に構成されている請求
    項1記載のユーティリティ使用量計測システム。
  3. 【請求項3】 前記コンセントまたは前記データ収集装
    置が、前記各局所メータの前記計測データにおける前記
    ユーティリティの使用パターンを分析して機器特定を行
    う機器特定手段を備えている請求項1または2記載のユ
    ーティリティ使用量計測システム。
  4. 【請求項4】 前記機器特定手段が、前記ユーティリテ
    ィ消費機器が異なる複数種のユーティリティを消費する
    場合に、そのユーティリティ消費機器が接続する前記コ
    ンセントの配置情報に基づいて機器特定を行う請求項3
    記載のユーティリティ使用量計測システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか1項に記載のユー
    ティリティ使用量計測システムにおいて、 前記データ収集装置を備える前記ユーティリティ使用者
    の所定単位の少なくとも一つにおいて、前記データ収集
    装置を備える代わりに、当該所定単位内に分散配置され
    た前記各通信手段が前記データ遠隔収集装置と所定の通
    信ネットワークを経由して直接データ通信可能に接続し
    てなり、当該所定単位に対して、前記データ遠隔収集装
    置が前記データ収集装置の機能を果たすことを特徴とす
    るユーティリティ使用量計測システム。
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