JP2007172220A - 電力供給システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】供給アダプタ22の専用コンセント206と利用アダプタ32の専用プラグ306とが接続されると、利用アダプタ32は、供給アダプタ22から供給者IDを取得する。利用アダプタ32は、課金サーバ12に、利用者IDなどを含む情報を送り、利用開始を要求し、電気機器100に対する電力供給を行う。課金サーバ12は、電気機器100に対する電力供給時間に応じて、供給アダプタ22の利用者に対する課金を行う。
【選択図】図1
Description
一般に、このような電力使用機器に対して供給される電力量が、企業および家庭などで使用される電力量に占める割合は少なく、その電力料金もごく少ない。
このように少ない電力量を供給するシステムに対しては、電力量に従った電力料金の課金方法は、必ずしも最適ではない。
図1は、本発明にかかる電力供給方法が適用される第1の電力供給システム1の構成を例示する図である。
電力供給システム1は、図1に示す構成部分により、電気機器100に対する電力の供給、電力の供給を受けた電気機器100の利用者(電力利用者)に対する電力利用時間に応じた課金、および、電力利用装置302の所有者(電力供給者)に対する電力利用時間に応じた電力料金の払い戻しなどを行う。
また、以下、電力供給システム1などにおいて、情報処理および情報伝送の主体となりうる構成部分を、ノードと総称することがある。
また、以下に示す各ノードの機能が、ハードウエア的に、あるいは、ソフトウエア的に実現されるかは例示であって、各ノードの機能は、可能な範囲で、ハードウエア的にもソフトウエア的にも実現されうる。
また、以下に示す各システムの構成は、例示であって、その各構成部分の数は、1つ以上であればよく、また、ノード間において、データは、有線通信回線および無線通信回線のいずれを介して伝送されてもよい。
また、以下、各図において、実質的に同じ構成部分には、同じ符号が付される。
また、以下に示す電力供給システムにおける使用時間に応じた課金は、電力利用者に対して電力利用時間ごとに課金する方法をとる方法と、例えば、何年何月何日まで使用可能、あるいは、使用開始から1年使用可能など、電力利用者に対して電力を供給する期間を設定して課金する方法とを含むが、以下の説明においては、前者の課金方法が具体例とされている。
通信システム102は、有線通信回線および無線通信回線を介したデータ伝送が可能なネットワーク104および移動体通信用の基地局106から構成される。
電力事業者システム140は、ネットワーク104に接続された課金サーバ12および電力システム142から構成される。
電力システム142は、発電設備、送電設備および変電設備など(図示せず)を含み、電力供給のために一般的に用いられる汎用コンセント146を介して、電気機器100に対して電力を供給可能なように構成されている。
なお、以下の説明においては、電気機器100が、携帯可能な機器(携帯電話機、PCあるいはPDA(Personal Digital Assistance)など)であり、ネットワーク104を介して課金サーバ12との間で通信可能である場合が具体例とされる。
電力利用装置302は、携帯可能な電気機器100のユーザにより、電気機器100とともに携帯され、電力供給装置202が設置されている場所で用いられる。
電力利用装置302は、利用アダプタ32と、利用アダプタ32に接続された汎用コンセント146および利用アダプタ32とから構成される。
PC204は、ネットワーク104などを介した電力事業者システム140の課金サーバ12との間の通信、および、利用アダプタ32との間の通信およびこれに対する制御を行う。
また、電力供給装置202において、専用コンセント206は、電力利用装置302の専用プラグ306と接続され、汎用プラグ144は、電力システム142の汎用コンセント146と接続される。
電気機器100は、利用アダプタ32との通信、利用アダプタ32に対する制御、および、ネットワーク104を介した電力事業者システム140の課金サーバ12との間の通信を行う。
また、電力利用装置302において、汎用コンセント146は、電気機器100の汎用プラグ144と接続され、専用プラグ306は、上述のように、電力供給装置202の専用コンセント206と接続される。
図2(A),(B)は、それぞれ、図1に示した専用コンセント206および専用プラグ306の構成を例示する図である。
図2(A),(B)に示すように、専用コンセント206は、専用プラグ306にのみ接続可能に適合し、汎用プラグ144に適合しない形状に構成され、同様に、専用プラグ306は、専用コンセント206にのみ接続可能に適合し、汎用コンセント146に適合しない形状に構成される。
専用コンセント206は、データ・電力ケーブル212のデータ用ケーブルを介して、利用アダプタ32との間でデータの伝送を行うために用いられるデータ用受け口210−1,210−2(以下、これらを単にデータ用受け口210と略記する場合がある)を有する。
また、専用コンセント206は、データ・電力ケーブル212の電力用ケーブルを介して、汎用コンセント146と同様に、汎用プラグ144に接続された利用アダプタ32および電気機器100などの電気機器に電力を供給するために用いられる電力用受け口208−1,208−2を有する。
専用プラグ306は、電力用受け口208−1,208−2に挿入され、供給アダプタ22から電力の供給を受けるために用いられる電力用電極308−1,308−2、および、データ用受け口210−1,210−2に挿入され、供給アダプタ22とのデータの伝送のために用いられるデータ用電極310を有する。
なお、実際には、データ用電極310は、データ用受け口210−1,210−2に対応する2つの接点を有する。
図3に示すように、課金サーバ12、電気機器100およびPC204は、CPU122、RAMおよびROMなどを含むメモリ124およびタイマ126などを含む本体120、キーボードおよび表示装置など(図示せず)を含む入出力装置128、他のノードとの間の通信機能およびインターフェース機能を実現する通信・インターフェース(IF)装置130、および、FDD、HDD、CD装置および不揮発性メモリなどの記録装置132から構成される。
つまり、図3に示した課金サーバ12などは、他のノードとの間の通信、および、他のノードに対する制御が可能なコンピュータとしての構成部分を有する。
図4に示すように、供給アダプタ22は、データIF部220、ID記憶部222およびPC−IF部224から構成される。
供給アダプタ22は、電力システム142から供給される電力で動作し、これらの構成部分により、供給アダプタ22の所有者(電力供給者)の識別子(供給者ID)、および、電力システム142から供給された電力を、利用アダプタ32に対して出力する。
ID記憶部222は、PC−IF部224から入力された供給者IDを記憶し、データIF部220に対して出力する。
データIF部220は、専用コンセント206のデータ用受け口210を介した利用アダプタ32からの問い合わせに応じて、ID記憶部222から入力される電力供給者IDを返す。
図5に示すように、利用アダプタ32は、ユーザインターフェース(UI)部320、CPU122、メモリ124、無線通信装置326、スイッチ制御部328、タイマ部332、データIF部334およびPC−IF部336が、バスを介して接続されて構成される。
さらに、UI部320には、操作ボタン322および動作確認ランプ324が接続され、スイッチ制御部328には、スイッチ330が接続され、データIF部334には、専用プラグ306(図1,図2(B))のデータ用電極310が接続される。
ロードされた利用プログラム34は、CPU122により、ハードウエア資源の具体的な利用を可能とするリアルタイムOS(図示せず)上で実行される(以下の各プログラムについて同様)。
利用アダプタ32は、供給アダプタ22から供給される電力、あるいは、他の電力供給装置から供給される電力により動作し、実行された利用プログラム34の制御に従って、利用アダプタ32の各構成部分は、電気機器100に対して電力を供給し、その電力の利用を可能とする。
また、CPU122などから設定されるデータに従って、UI部320は、動作確認ランプ324の点灯および消灯を行い、利用アダプタ32の動作状態を利用者に示す。
無線通信装置326は、ネットワーク104、基地局106および無線通信回線108(図1)を介した課金サーバ12との間の通信のために必要な機能を実現する。
また、スイッチ制御部328は、スイッチ330を介して、供給アダプタ22から電気機器100に対する電力の供給を監視し、電力の供給が行われているか否かを示すデータを、CPU122などに対して通知するための機能を実現する。
スイッチ330は、スイッチ制御部328の制御に従って、電気機器100に対する電力の接続および切断を行う。
なお、スイッチ330は、上述したスイッチとしての機能の他に、例えば、通過する電流が1Aを超えたときに、電流を遮断するブレーカとしての機能を有し、時間に応じた課金により、電力供給者に損失が生じることを防いでいる。
タイマ部332は、利用アダプタ32において用いられるクロック信号を計数し、データ・電力ケーブル212(図2(A),(B))の接続が外れたなどの原因で、供給アダプタ22からの電力供給がなくなってから、一定時間が経過したなどのタイミングで、図12などを参照して後述する利用終了処理を起動するための機能を実現する。
PC−IF部336は、電気機器100から入力されるデータを受けて、CPU122などに対して出力するための機能、および、CPU122から設定されたデータを、電気機器100に対して出力するための機能を実現する。
図6は、図1に示した課金サーバ12において実行される課金プログラム16の構成を示す図である。
図6に示すように、課金プログラム16は、通信制御部160、UI部162、認証部164、利用処理部170および供給処理部180から構成される。
利用処理部170は、利用者管理部172、利用時間管理部174、課金処理部176および利用者データベース(DB)178から構成される。
供給処理部180は、供給者管理部182、供給時間管理部184、返還処理部186および供給者DB188から構成される。
課金プログラム16は、これらの構成部分により、電力利用装置302の利用者(電力利用者)に対して、電力の利用時間に従った課金を行うための処理、および、電力供給装置202の所有者(電力供給者)に対して、利用者の電力利用時間に従って、その電力料金を返還したり、電力料金を支払ったりするための処理を行う。
つまり、通信制御部160は、他のノードとの間で通信制御を行い、課金プログラム16の各構成部分から入力されるデータの他のノードに対する送信、および、他のノードから受けたデータの課金プログラム16の各構成部分に対する出力を行う。
つまり、UI部162は、入出力装置128のキーボードなどに対する使用者の操作を受け入れ、その操作を示すデータを、課金プログラム16の各構成部分に対して出力する。
また、UI部162は、課金プログラム16の他の構成部分からのデータを、入出力装置128の表示装置などに対して出力する。
認証部164は、他のノードからのアクセスに応じて、アクセスしてきたノードに対する認証のための処理を行う。
利用時間管理部174は、タイマ126(図3)の機能を利用して、電力利用者が、その電力利用装置302を利用して、電力供給装置202から電力の供給を受けた時間(電力利用時間)を測定し、測定した利用時間を、利用者DB178に記憶し、管理する。
課金処理部176は、例えば、電力料金を、電力供給者により設定される単位時間(例えば1分)あたりの課金単価と、電力利用時間とを乗算することにより算出する。
供給時間管理部184は、利用者DB178に記憶された電力利用時間を集計し、各電力供給者の電力供給装置202が、電力利用装置302に対して電力を供給した時間(電力供給時間)を集計し、集計の結果として得られた電力供給時間を、供給者DB188に記憶し、管理する。
返還処理部186は、例えば、各電力供給者に返還などされるべき金額を、予め設定される単位時間(例えば1分)あたりの単価と、電力供給時間とを乗算することにより算出する。
以下、電力供給システム1の動作を説明する。
図7は、図1に示した電力供給システム1の全体的な動作を示す第1の通信シーケンス図であって、課金サーバ12に対する電力利用者登録のための処理(S10)を示す。
図8は、図7に示したS100の処理により課金サーバ12から電気機器100(図1)にダウンロードされる登録用画像を例示する図である。
図7に示すように、ステップ100(S100)において、電力利用者は、ネットワーク104を介して課金サーバ12に接続された電気機器100(PC)から、課金サーバ12にアクセスし、図8に示すような登録用画像をダウンロードする。
ステップ104(S104)において、電力利用者は、表示された登録用画像に対して操作を行い、電力利用者情報の全部または一部の項目(必要項目)を入力する。
なお、図8には、必要項目として、電力利用者に、利用者名、利用者メールアドレスおよび利用者IDの入力が求められる場合が例示されている。
ステップ108(S108)において、課金サーバ12は、電気機器100からの登録要求を受信する。
ステップ110(S110)において、課金サーバ12は、電気機器100からの登録要求に含まれる必要項目の情報を、データベース(利用者DB178;図6)に記憶する。
ステップ116(S116)において、電気機器100は、課金サーバ12からの登録完了通知を行う。
ステップ118(S118)において、電気機器100は、必要に応じて、接続された電力利用装置302の利用アダプタ32のリセットを行い、利用アダプタ32に対して、利用者IDを設定する。
図9は、図1に示した電力供給システム1の全体的な動作を示す第2の通信シーケンス図であって、課金サーバ12に対する電力供給者登録のための処理(S14)を示す。
図10は、図9に示したS142の処理により課金サーバ12からPC204(図1)にダウンロードされる登録用画像を例示する図である。
図9に示すように、ステップ140(S140)において、電力供給者は、ネットワーク104を介して課金サーバ12に接続されたPC204から、課金サーバ12にアクセスし、図9に示すような登録用画像をダウンロードする。
ステップ144(S144)において、電力供給者は、表示された登録用画像に対して操作を行い、電力供給者情報の全部または一部の項目(必要項目)を入力する。
なお、図10には、必要項目として、電力供給者に、供給者名、供給者メールアドレス、供給者IDおよび課金単価の入力が求められる場合が例示されている。
ステップ148(S148)において、課金サーバ12は、PC204からの登録要求を受信する。
ステップ150(S150)において、課金サーバ12は、PC204からの登録要求に含まれる必要項目の情報を、データベース(供給者DB188;図6)に記憶する。
ステップ156(S156)において、PC204は、課金サーバ12からの登録完了通知を行う。
ステップ158(S158)において、PC204は、必要に応じて、接続された電力供給装置202の供給アダプタ22のリセットを行い、供給アダプタ22に対して、供給者IDを設定する。
図11は、図1に示した電力供給システム1の全体的な動作を示す第3の通信シーケンス図であって、電力利用装置302が、電力利用を開始するための処理(S18)を示す。
図11に示すように、ステップ180(S180)において、電力利用者は、電力供給装置202の供給アダプタ22の専用コンセント206(図1,図2(A))と、電力利用装置302の利用アダプタ32の専用プラグ306(図2(B))とを接続し、利用アダプタ32の操作ボタン322(図5)に対して、電力の利用を開始するための操作を行う。
ステップ182(S182)において、電力利用装置302は、専用コンセント206および電力用電極308を介して、電力供給装置202から、供給者IDを取得する。
ステップ184(S184)において、電力利用装置302は、供給者IDを受信する。
ステップ190(S190)において、課金サーバ12は、電力利用装置302からの利用開始要求を受信する。
ステップ192(S192)において、課金サーバ12は、電力利用装置302の認証を行う。
ステップ194(S194)において、課金サーバ12は、電力利用装置302を認証したときには、認証通知を、電力利用装置302に対して送信する。
ステップ198(S198)において、電力利用装置302は、認証通知を受信する。
ステップ200(S200)において、電力利用装置302は、電力の利用を開始するための処理を行い、電気機器100に対する電力の供給を開始する。
ステップ202(S202)において、電力利用装置302は、課金サーバ12に対して、利用開始を通知する。
ステップ204(S204)において、電力利用装置302の利用アダプタ32は、動作確認ランプ324を点灯させ、電気機器100に電力が供給されていることを、電力利用者に示す。
図12は、図1に示した電力供給システム1の全体的な動作を示す第4の通信シーケンス図であって、電力利用装置302が、電力利用を終了するための処理(S22)を示す。
ステップ220,222(S220,S222)において、電力利用者が、電力利用装置302の利用アダプタ32の操作ボタン322(図5)に対して、電力の利用を終了するための操作を行ったときに、電力利用装置302は、電力利用を終了するための処理を行う。
ステップ226(S226)において、課金サーバ12は、電力利用終了の通知を受信する。
ステップ228(S228)において、課金サーバ12は、電力利用終了を通知した電力利用装置302の認証を行う。
ステップ230(S230)において、電力利用装置302が認証されたときには、課金サーバ12は、電力利用終了のための処理(電力利用時間測定の停止など)を行う。
ステップ234(S234)において、電力利用装置302は、利用終了通知を受信する。
ステップ236(S236)において、電力利用装置302の利用アダプタ32は、動作確認ランプ324を消灯する。
ステップ238(S238)において、電力利用装置302は、電気機器100に対する電力の供給を停止する。
なお、図12に示した利用停止のための処理は、電気機器100に対する電力の供給が停止してから、一定時間が経過したときにも行われ、このときには、電力供給装置202と電力利用装置302との間のデータ伝送は、適宜、省略される。
以上説明した第1の電力供給システム1においては、電力利用装置側が主な処理を行い、電気機器100に対する電力の供給が行われる場合が例示されたが、以下、電力供給装置側が主な処理を行って、電気機器100に対する電力の供給を行う第2の電力供給システム2を説明する。
図13に示すように、第2の電力供給システム2は、図1に示した第1の電力供給システム1の第1の電力利用装置302を、第2の電力利用装置314に置換し、第1の電力供給装置202を、第2の電力供給装置214に置換した構成をとる。
第2の電力供給装置214は、第1の電力供給装置202の第1の供給アダプタ22を、第2の供給アダプタ24に置換した構成をとり、第2の電力利用装置314は、第1の電力利用装置302の利用アダプタ32を、第2の利用アダプタ36に置換した構成をとる。
これらの構成部分により、第2の電力供給システム2は、第1の電力供給システム1と同様に、電気機器100に対する電力の供給、電力利用者に対する電力利用時間に応じた課金、および、電力供給者に対する電力利用時間に応じた電力料金の払い戻しなどを行う。
図14は、図13に示した第2の供給アダプタ24のハードウエア構成を示す図である。
図14に示すように、供給アダプタ24は、UI部240、CPU122、メモリ124、無線通信装置246、スイッチ制御部250、タイマ部254、データIF部248およびPC−IF部256が、バスを介して接続されて構成される。
さらに、UI部240には、操作ボタン242および動作確認ランプ244が接続され、スイッチ制御部250には、スイッチ252が接続され、データIF部248には、専用コンセント206(図13,図2(A))のデータ用受け口210が接続される。
実行された供給プログラム26の制御に従って、供給アダプタ24の各構成部分は、第2の利用アダプタ36に対して電力を供給し、利用アダプタ36に接続された電気機器100による電力利用を可能とする。
また、CPU122などから設定されるデータに従って、UI部240は、動作確認ランプ244の点灯および消灯を行い、供給アダプタ24の動作状態を利用者に示す。
無線通信装置246は、ネットワーク104、基地局106および無線通信回線108(図13)を介した課金サーバ12との間の通信のために必要な機能を実現する。
また、スイッチ制御部250は、スイッチ252を介して、利用アダプタ36に対する電力の供給を監視し、電力の供給が行われているか否かを示すデータを、CPU122などに対して通知するための機能を実現する。
また、スイッチ制御部250は、スイッチ252を介して、利用アダプタ36の接続を監視し、利用アダプタ36が供給アダプタ24に接続されているか否かを示すデータを、CPU122などに対して通知するための機能を実現する。
なお、スイッチ252は、上述したスイッチとしての機能の他に、例えば、通過する電流が1Aを超えたときに、電流を遮断するブレーカとしての機能を有し、時間に応じた課金により、電力供給者に損失が生じることを防いでいる。
タイマ部254は、供給アダプタ24において用いられるクロック信号を計数し、データ・電力ケーブル212(図2(A),(B))の接続が外れたなどの原因で、利用アダプタ36に対する電力供給がなくなってから、一定時間が経過したなどのタイミングで、図17などを参照して後述する利用終了処理を起動するための機能を実現する。
PC−IF部256は、PC204から入力されるデータを受けて、CPU122などに対して出力するための機能、および、CPU122から設定されたデータを、PC204に対して出力するための機能を実現する。
図15に示すように、利用アダプタ36は、バスで接続されたCPU122、メモリ124、UI部320(図5)、操作ボタン322、データIF部334およびPC−IF部336、および、電気機器100への電力ケーブルに接続され、供給アダプタ24からの電力が供給されている間、点灯する動作確認ランプ324から構成される。
つまり、第2の利用アダプタ36は、第1の利用アダプタ32から、不要な構成部分を取り去り、動作確認ランプ324を、電源ケーブルに接続した構成をとる。
実行された利用プログラム38に従って、利用アダプタ36の各構成部分は、第2の利用アダプタ36から供給された電力を、電気機器100に対して供給し、電気機器100による電力利用を可能とする。
以下、図13に示した電力供給システム2の動作を説明する。
第1の電力供給システム2においても、第1の電力供給システム1について、図7〜10を参照して説明した電力利用者および電力供給者の登録が行われる。
図16は、図13に示した電力供給システム2の全体的な動作を示す第1の通信シーケンス図であって、電力供給装置214が、電力利用を開始するための処理(S26)を示す。
図16に示すように、ステップ260(S260)において、電力利用者は、電力供給装置214の供給アダプタ24の専用コンセント206(図13,図2(A))と、電力利用装置314の利用アダプタ36の専用プラグ306(図2(B))とを接続し、電力供給装置214の操作ボタン242(図14)に対して、電力の利用を開始するための操作を行う。
ステップ264(S264)において、電力利用装置314は、S262において起動されたタイマが示す時間、電力利用装置314の利用アダプタ36に電力を供給し、利用アダプタ36を起動する。
ステップ274,276(S274,S276)において、電力供給装置214は、課金サーバ12に対して、利用者ID、供給者ID、および、電力供給装置214および電力利用装置314(供給者および利用者)の認証のための情報などを含む利用開始要求を送信する。
ステップ280(S280)において、課金サーバ12は、電力供給装置214の認証を行う。
ステップ282(S282)において、課金サーバ12は、電力供給装置214を認証したときには、認証通知を、電力供給装置214に対して送信する。
ステップ284(S284)において、課金サーバ12は、認証した電力利用装置302の利用開始のための処理を行う。
ステップ290(S290)において、電力供給装置214は、課金サーバ12に対して、利用開始を通知する。
ステップ292(S292)において、課金サーバ12は、利用開始通知を受信する。
ステップ294(S294)において、課金サーバ12は、電力利用装置314に接続された電気機器100による電力利用時間の測定などの処理を行う。
図17は、図13に示した電力供給システム2の全体的な動作を示す第2の通信シーケンス図であって、電力供給装置214が、電力利用を終了するための処理(S34)を示す。
ステップ340,342(S340,S342)において、電力利用者が、電力利用装置314の利用アダプタ36の操作ボタン322(図15)に対して、電力の利用を終了するための操作を行ったときに、電力利用装置302は、電力利用を終了するための処理を行う。
ステップ346,348(S346,348)において、電力供給装置214は、課金サーバ12に対して、電力利用終了を要求する。
ステップ350(S350)において、課金サーバ12は、電力利用終了の要求を受信する。
ステップ354(S354)において、電力供給装置214が認証されたときには、課金サーバ12は、電力利用終了のための処理(電力利用時間測定(課金)の停止など)を行う。
ステップ356(S356)において、課金サーバ12は、電力利用終了を、電力供給装置214に対して通知する。
ステップ360(S360)において、電力供給装置214は、供給アダプタ24の動作確認ランプ244の消灯など、利用終了のための処理を行う。
ステップ362(S362)において、電力供給装置214から電力利用装置314への電力供給が停止される。
なお、図17に示した利用停止のための処理は、電気機器100に対する電力の供給が停止してから、一定時間が経過したときにも行われ、このときには、電力供給装置214と電力利用装置314との間のデータ伝送は、適宜、省略される。
100・・・電気機器,
102・・・通信システム,
104・・・ネットワーク,
106・・・基地局,
108・・・無線通信回線,
12・・・課金サーバ,
120・・・本体,
122・・・CPU,
124・・・メモリ,
126・・・タイマ,
128・・・入出力装置,
130・・・通信・IF装置,
132・・・記録装置,
134・・・記録媒体,
16・・・課金プログラム,
160・・・通信制御部,
162・・・UI部,
164・・・認証部,
170・・・利用処理部,
172・・・利用者管理部,
174・・・利用時間管理部,
176・・・課金処理部,
178・・・利用者DB,
180・・・供給処理部,
182・・・供給者管理部,
184・・・供給者管理部,
186・・・返還処理部,
188・・・供給者DB,
140・・・電力事業者システム,
142・・・電力システム,
144・・・汎用プラグ,
146・・・汎用コンセント,
202,214・・・電力供給装置,
204・・・PC,
206・・・専用コンセント,
208・・・電力用受け口,
210・・・データ用受け口,
212・・・データ・電力ケーブル,
22,24・・・供給アダプタ,
220・・・データIF部,
222・・・ID記憶部,
224・・・PC−IF部,
240・・・UI部,
242・・・操作ボタン,
244・・・動作確認ランプ,
246・・・無線通信装置,
248・・・データIF部,
250・・・スイッチ制御部,
252・・・スイッチ,
254・・・タイマ部,
256・・・PC−IF部,
26・・・供給プログラム,
302,314・・・電力利用装置,
306・・・専用プラグ,
308・・・電力用電極,
310・・・データ用電極,
32,36・・・利用アダプタ,
320・・・UI部,
322・・・操作ボタン,
324・・・動作確認ランプ,
326・・・無線通信装置,
328・・・スイッチ制御部,
330・・・スイッチ,
332・・・タイマ部,
334・・・データIF部,
336・・・PC−IF部,
34,38・・・利用プログラム,
Claims (9)
- 所定の電力システムに接続されて電力の供給を受ける電力供給装置と、
固有の利用識別子が付され、接続された前記電力供給装置から電力の供給を受け、供給された電力を外部に対して供給する電力利用装置と、
前記電力利用装置による電力の供給に対する電力料金の課金を、時間単位で行う課金装置と
を有する電力供給システムであって、
前記電力利用装置は、
外部に対する電力供給の開始および終了の操作を受ける操作手段と、
前記付された利用識別子と、前記電力供給の開始および終了とを、前記課金装置に通知する通知手段と
を有する
電力供給システム。 - 前記電力利用装置と、前記課金装置とは、無線通信回線を介して接続される
請求項1に記載の電力供給システム。 - 前記電力利用装置は、
利用接続手段
を有し、
前記電力供給装置は、
供給接続装置
を有し、
前記利用接続手段と前記供給接続手段とは、互いにのみ適合するように構成され、接続されて、前記電力供給装置から前記電力利用装置に対して、電力と、前記利用識別子を含むデータとを伝える
請求項1に記載の電力供給システム。 - 所定の電力システムに接続されて電力の供給を受ける電力供給装置と、
固有の利用識別子が付され、接続された前記電力供給装置から電力の供給を受け、供給された電力を外部に対して供給する電力利用装置と、
課金装置と
を有する電力供給システムであって、
前記課金装置は、
前記電力供給装置から通知される利用識別子と電力供給の開始および終了との通知に応じて、前記電力利用装置による電力の供給に対する電力料金の課金を、時間単位で行う課金手段と、
前記電力供給装置から通知される電力供給の開始および終了との通知に応じて、前記電力供給装置から前記電力利用装置への電力供給を制御する供給制御手段と
を有し、
前記電力利用装置は、
外部に対する電力供給の開始および終了の操作を受ける操作手段と、
前記付された利用識別子と、前記電力供給の開始および終了とを、前記電力供給装置に対して通知する通知手段と
を有し、
前記電力供給装置は、
前記通知された利用識別子と前記電力供給の開始および終了とを、前記課金装置に通知する通知手段と、
前記課金装置からの制御に従って、前記電力利用装置への電力供給を開始および終了する供給スイッチ手段と
を有する
電力供給システム。 - 前記電力供給装置と、前記課金装置とは、無線通信回線を介して接続される
請求項4に記載の電力供給システム。 - 固有の利用識別子が付され、所定の電力システムから電力の供給を受ける電力供給装置に接続されて電力の供給を受ける電力利用装置であって、供給された電力を外部に対して供給する電力利用装置であって、前記電力利用装置による電力供給に対する電力料金の課金が、電力供給の開始および終了の通知に応じて、前記利用識別子を用いて時間単位で行なわれ、
前記電力利用装置は、
外部に対する電力供給の開始および終了の操作を受ける操作手段と、
前記課金のために、前記付された利用識別子と、前記電力供給の開始および終了とを通知する通知手段と
を有する電力利用装置。 - 前記電力供給装置から前記電力利用装置に対して、電力と、前記供給装置に固有に付された供給識別子とが伝えられるように接続され、前記電力利用装置による電力供給に対する課金に応じて、前記供給識別子を用いて電力料金が払い戻され、
前記通知手段は、前記課金のために、接続された前記供給装置の供給識別子をさらに通知する
請求項6に記載の電力利用装置。 - 所定の電力システムに接続されて電力の供給を受け、受けた電力を電力利用装置に供給する電力供給装置であって、
前記電力供給装置から通知される利用識別子と電力供給の開始および終了との通知に応じて、前記電力利用装置による電力の供給に対する課金が、時間単位で行なわれ、
前記電力供給装置から通知される電力供給の開始および終了との通知に応じて、前記電力供給装置から前記電力利用装置への電力供給が制御され、
前記電力利用装置は、
固有の利用識別子が付され、接続された前記電力供給装置から電力の供給を受け、供給された電力を外部に対して供給し、
前記付された利用識別子と、前記電力供給の開始および終了とを、前記電力供給装置に対して通知し、
前記電力供給装置は、
前記通知された利用識別子と前記電力供給の開始および終了とを、前記課金装置に通知する通知手段と、
前記課金装置からの制御に従って、前記電力利用装置への電力供給を開始および終了する供給スイッチ手段と
を有する電力供給装置。 - 前記電力利用装置による電力供給に対する課金に応じて、前記電力供給手段に固有に付された供給識別子を用いて電力料金が払い戻され、
前記通知手段は、前記電力料金の払い戻しのために、接続された前記供給装置の供給識別子をさらに通知する
請求項8に記載の電力供給装置。
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