JP2004234117A - 電力供給課金システム及び電力供給課金方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】認証及び課金対象になっている電力供給対象装置と電力供給を受けている電気機器の一致を保証すること。
【解決手段】ノートパソコン100に対して電力を供給すると共に通信回線を提供し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムにおいて、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段を含む電力供給装置200を設け、該電力供給装置200がノートパソコン100から電力線LANを介して利用者のID及びパスワードを入手して認証サーバ32により認証を行うと共に、該電力線LANを介して電力を供給する様に構成したことにより、認証及び課金対象になっている電力供給対象装置と電力供給を受けている電気機器との一致を保証したもの。
【選択図】 図2
【解決手段】ノートパソコン100に対して電力を供給すると共に通信回線を提供し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムにおいて、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段を含む電力供給装置200を設け、該電力供給装置200がノートパソコン100から電力線LANを介して利用者のID及びパスワードを入手して認証サーバ32により認証を行うと共に、該電力線LANを介して電力を供給する様に構成したことにより、認証及び課金対象になっている電力供給対象装置と電力供給を受けている電気機器との一致を保証したもの。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力線LANを有する装置に対して電力供給を行うと共に電力を供給している電力量に応じた課金を行うことができる電力供給課金システム及び電力供給課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【従来の技術】
近年、例えば携帯電話/ノートブック型パーソナルコンピュータ/PDA(情報携帯端末)等の携帯用電気機器が一般に普及し、これに携帯用電気機器の電源としては、一般に商用電源のコンセントから充電可能な二次電池が使用されている。
【0003】
しかしながら前記携帯用電気機器の電源として使用される電池容量は、小型軽量を考慮した可搬性も満足しなければならないため、電気機器の使用電力に比べて小容量なことが多く、例えばノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートパソコンと呼ぶ)では、2時間〜5時間程度の使用にしか耐えないのが一般的である。
【0004】
このため電気機器の電池へ充電を外出先で行い、この際の課金を行う充電量課金システムが、特開2002−203610号公報に記載されている。この公報には、電池を充電するとともに登録ユーザ識別情報を出力しうる充電装置と、登録ユーザに関する登録ユーザ情報が予め記憶された認証サーバとを設け、登録ユーザ識別情報と登録ユーザ情報とが対応していることを認証条件として該電池に対して充電を行なうと共に該充電に使用された電力量に応じて該登録ユーザに対し課金を行うシステムと、磁気カードに予め充電可能な電力量を記録しておき、該磁気カードを利用者がカード差込口に差し込むことにより磁気カードに記録された充電可能な電力量が読み取られ、この電力量の範囲で電気機器に対して充電を行なうシステムとが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術による充電量課金システムは、電気機器が使用した充電量に対応して課金を行うことができ、その支払い方法は、例えば(1)充電した電力量を表示して、その料金をレジ等で支払う方法、(2)プリペイドカードあるいは現金等を装置に投入して、指定量だけ充電をする方法、(3)充電をする機器からサーバ(認証サーバ,課金サーバ等)にアクセスをして、電力供給を要求し、要求されたサーバが充電装置に電力供給を許可して電力供給させる方法等が考えられる。
【0006】
しかしながら、前記(1)の方法では人手を介す必要があり自動化が困難であること、前記(2)の方法ではカード又は現金がないと電力供給ができなくなるためカード現金の残金を常に気にしていなければならないこと、前記(3)の方法では、サーバへのアクセス経路と電力を供給される経路が違うため、同じエリア内で複数の同一電力供給装置を並べて使用する場合サーバにアクセスしてきた機器と電力を供給する機器とが食い違う恐れがあると言う不具合があった。
【0007】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、電力を供給する機器とLAN接続された機器との一致を確保しつつ、充電を行う機器から認証サーバ及び課金サーバ等にアクセスをして、電力供給を要求し、要求されたサーバが充電装置に電力供給を許可して電力供給及び換金を行うことができる電力供給課金システム及び電力供給課金方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムにおいて、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、電力供給装置が電気機器に供給した電力の課金を制御する課金制御手段とを含む電力供給装置を第1の特徴とする。
【0009】
また本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給すると共に、電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムであって、電力供給装置と該電力供給装置と電力線LANを介して接続されたサーバシステムとを備え、前記電力供給装置が、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、該電力線LAN制御手段が電気機器に供給した電力量を検知し、該電力量に応じた電力度数を算出する電力量検知手段と、前記電力線LAN制御手段を介して通信信号をサーバシステムに接続する回線制御手段とを含み、前記サーバシステムが、前記通信信号により電気機器に対して予め設定されたID及びパスワードを用いて、前記電力供給装置に接続した電気機器を認証する認証サーバと、前記電力供給装置の電力量検知手段により算出した電力度数を基に課金を行う課金サーバとを含むことを第2の特徴とする。
【0010】
更に本発明は、前記第1又第2の特徴の電力供給課金システムにおいて、前記電力供給装置が、ID及びパスワードを入力する操作表示パネルを備え、該操作表示パネルを用いて入力したID及びパスワードを用いて前記認証サーバが認証を行うことを第3の特徴とする。
【0011】
また本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金方法において、電気機器に対して電力及び通信信号を電力線LANを介して供給することにより、電気機器の認証と電気機器に供給した電力の課金の検知を行うことを第4の特徴とする。
【0012】
更に本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給すると共に、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金方法において、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、該電力線LAN制御手段が電気機器に供給した電力量を検知し、該電力量に応じた電力度数を算出する電力量検知手段と、前記電力線LAN制御手段を介して通信信号を接続する回線制御手段とを含む電力供給装置と、前記電力供給装置に接続した電気機器を、通信信号により電気機器に対して予め設定されたID及びパスワードを用いて認証する認証サーバと、前記電力供給装置の電力量検知手段により算出した電力度数を基に課金を行う課金サーバとを含み、前記電力供給装置と電力線LANを介して接続されたサーバシステムとを設け、該サーバシステムが前記電力線LANを介して電力供給装置を認証し、前記電力供給装置が電気機器に供給した電力に相当する電力度数をサーバシステムに転送し、該サーバシステムが課金を行うことを第5の特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記第4又は第5の特徴の電力供給課金方法において、前記電力供給装置に、ID及びパスワードを入力する操作表示パネルを設け、該操作表示パネルを用いて入力したID及びパスワードを用いて前記認証サーバが認証を行うことを第6の特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電力供給課金システム及び電力供給課金方法の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明による電力供給課金システム及び電力供給課金方法をホットスポットで実現したときのビジネスモデル形態を模式的に示した図、図2は、本実施形態による電力線LANを使用した電力供給課金システムの構成を模式的に示した図、図3は、本実施形態による電力供給課金方法を説明するための模式的な動作フロー図、図4は、認証サーバでの認証に使用するパケットフォーマット及び認証サーバ内データフォーマットの一例を示した図、図5は、課金サーバでの課金に使用するパケットフォーマット及び課金サーバ内データフォーマットの一例を示した図、図6は、本発明の第2実施形態による電力供給課金システムの構成を模式的に示した図、図7は、本発明の第3の実施形態による電力供給課金システムの構成を模式的に示した図である。
【0015】
図1は、例えばインターネット接続を行うための通信環境を提供するホットスポットに本実施形態による電力供給装置4a〜4dを適用した電力供給課金システムを示すものである。本システムは、利用者が予め登録するための認証情報及び課金情報を登録し、且つ後述の電力供給装置4a〜4dによる電力供給及び課金を管理するためのサーバシステム300と、ユーザが搬入したノートパソコン7a〜7b他を使用するためのテーブル3及びイス5a〜5dと、該ノートパソコン7a〜7bに電力供給を行うための電力供給装置4a〜4dと、該電力供給装置4a〜4dに電力を供給するためのコンセント6a〜6dと、前記電力供給装置4a〜4dからノートパソコン7a〜7bに対して電力供給及び通信(LAN)環境を提供するための電力線LAN8a〜8bとから構成されている。
【0016】
前記サーバシステム300は、ターミナルサーバ2a,認証サーバ2b,課金サーバ2c,外部ホットライン2eとから構成され、電力線LAN8a〜8bは、通常の電力線(低電圧配電線)を用いて電波法が定める通信周波数帯(10キロヘルツ〜450キロヘルツ)の範囲内でメガビット毎秒クラスの高速データ通信を行うものであり、前記ノートパソコン7a〜7bは前記電力線LANに対応し、電力線に乗せられた通信信号を相互に通信可能な機能を備えるものである。
【0017】
この様に構成された電力供給課金システムは、まず利用者が、例えばノートパソコン7aを持ち込み、初回時のみカウンタ1で本システムの利用申し込みの手続きを行う。この手続きは、本システムを使用するためのID及びパスワードの発行の依頼、氏名/住所等のユーザ情報及び課金条件の登録を行う手続きである。前記課金条件とは、本システムの利用費用を支払う際の条件、例えば、先に現金を支払いその代金に対応した電力度数を課金サーバ2cに登録する先払い方法や、クレジットカード情報、銀行引き落とし情報等を登録して、外部ホットラインを介して銀行等からの引き落としを行う後払い方法である。
【0018】
本システムは、前記申し込み手続きが完了すると、利用者に対して本システムを使用するためのIDとパスワードを認証サーバ2bに登録し、課金サーバ2cに前記ID及びパスワードに対応した課金情報、例えば電力使用量に対応した電力度数を登録する。尚、前記電力度数の追加には、先払い方法で電力度数を課金サーバ2cに登録する方法の場合、再びカウンタ1で電力度数を追加購入して課金サーバ2cに登録してもらう必要があり、後払い方法の場合は、毎月使用した分だけ自動的に引き落としされる。また利用者は、2回目以降の利用に際して、課金条件が成立していれば、IDとパスワードを入力することで引き続き使用できるものとする。
【0019】
さて、前記ID及びパスワードを入手した利用者は、空いているテーブル3につき例えばノートパソコン7aのプラグを電力線LAN8aに接続されている電力供給装置4bのコンセントに接続する。この接続を検出した電力供給装置4bは、利用者にID及びパスワードの入力を促し、このID及びパスワードが入力されると、課金サーバ2cに前記ID及びパスワードを基にした課金情報(電力度数)をチェックし、これら認証及び課金条件が成立していることを検出すると、電力供給を開始するか否かを利用者に確認した後に電力供給を開始する。その後、利用者は、電力供給を受けながらWebサーバを使用してインタネット等を利用し、終了時は、電力供給停止ボタンを選択して電力供給を停止させ、ノートパソコン7aの電源をオフして終了する。
【0020】
以上の説明がホットスポットに本システムを適用した際の概要説明であるが、本実施形態による電力供給課金シテムは、電力供給及び課金を行う電力供給装置と課金サーバを含むサーバシステムとから成り、この詳細を次に説明する。図2は、本実施形態による電力供給課金システムの全体構成を示すブロック図であり、本例では電源供給対象装置をノートパソコン100及びサーバシステム300として説明する。
【0021】
本実施形態による電力供給課金システムは、電力供給装置200とサーバシステム300を備えて構成される。この電力供給装置200は、電力線LANケーブル5を接続するコンセント27と、LANのパケットを抽出してシステム制御手段23に転送する又はシステム制御手段23から転送されたパケットを電力線LANに載せる機能を有する電力線LAN制御手段21と、電力供給の開始/停止を制御する電力供給制御回路22と、ノートパソコン100から回線(LAN)制御手段26を介してサーバシステム300及び課金制御手段25とのやり取りを制御するシステム制御手段23と、前記電力供給制御回路22がノートパソコン100に供給した電力量を算出する電力量検知手段24と、サーバシステム300とのやり取りにより電力供給課金を実現させる課金制御手段25と、自己のIDを付加して専用線を使用することによりサーバシステム300との制御の実現とノートパソコン100から一般回線(インタネット等)に接続を可能とする回線(LAN)制御手段26とから構成されている。
【0022】
前記システム制御手段23は、ノートパソコン100とのLAN制御におけるID及びパスワード要求及び電力供給の開始/停止に関しては、回線(LAN)制御手段26を介してサーバシステム300との接続を行い、その他のLAN制御に関しては、何も制御をせずに一般回線へ転送する。
【0023】
前記サーバシステム300は、電力供給装置200との接続を管理するターミナルサーバ31と、ノートパソコン100から入力されたID及びパスワードの認証を管理する認証サーバ32と、ノートパソコンから入力されたIDの課金条件をチェックして課金条件が成立しているかどうかを判定すると共に課金制御手段25からの課金要求に対応して課金を行う課金サーバ33と、クレジットカード会社や銀行との通信制御を制御する外部ホットライン34とから構成されている。
【0024】
前記認証サーバ32は、前記システム制御手段23とサーバシステム300との接続制御の際、回線(LAN)制御手段26のID(電力供給装置毎のユニークID)をターミナルサーバ31を介して受信し、予め登録されたID(電力供給装置毎のユニークID)と比較することにより、正規な電力供給装置を判定する。
【0025】
この認識は、図4に示す認証用パケットフォーマット50を用いて行われ、この認証用パケットフォーマット50は、ヘッダM41/IDM42/パスワードM43とから構成され、認証サーバ32が送られてきたIDM42が、登録されているID一覧44にあるかどうかをチェックし、このチェックの結果、該当するIDがなければ認証不正で接続不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、あれば、引き続き一致したIDの認証データフォーマット48を参照して、パスワードM43=M4Aであるか否かをチェックする様に動作する。
【0026】
前記システム制御手段23は、課金サーバ33に対して図5に示す課金用パケットフォーマット60の課金対象電力度数M53を0にして課金条件が成立しているかどうかチェックを依頼する。この課金用パケットフォーマット60は、図5に示す如く、ヘッダM51/IDM52/課金対象電力度数(値)M53から成り、課金サーバ33は、受信したパケットのIDM52が、登録されているID一覧54にあるかどうかチェックし、このチェックの結果、該当するIDがなければ課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、あれば、引き続き一致したIDの課金データフォーマット58を参照して、課金条件が成立しているかチェックを行う。この課金条件のチェックは、例えば、先払い方法の場合は課金対象電力度数が0でないか,クレジット又は銀行引き落とし等の後払い方法の場合は、それぞれの情報が入力されていて承認されているか等のチェックを行う。
【0027】
また認証サーバ32は、前記課金情報が成立していなければ課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、成立していれば、課金条件成立で電力供給使用許可のパケットをシステム制御手段23へ返送する。
【0028】
またシステム制御手段23は、電力供給が開始され、電力量検知手段24を介して電力供給制御回路22がノートパソコン100に供給した電力量を算出して電力度数に変換し、その度数が1に達したとき、課金制御手段25を介して、課金サーバ33へ図5に示す課金用パケットフォーマット60の課金対象電力度数M53に減算する電力度数を設定(通常1度数づつ報告するため1を設定)して報告する。この報告は、例えば、1度数の消費量を3Wとすると、3W消費する毎に1度数づつ電力度数を減算させていくように、課金サーバ33に報告を行う。
【0029】
前記課金サーバ33は、受信したパケットのIDM52が、登録されているID一覧54にあるかどうかチェックし、チェックの結果、該当するIDがなければ課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、あれば、引き続き一致したIDの課金データフォーマット58を参照して、課金対象電力度数を更新する。この更新は、課金条件が先払い方法の場合、課金データフォーマット58の課金対象電力度数M5Bの値から、課金用パケットフォーマット50の課金対象電力度数M53の値を減算し、クレジット等の後払い方法の場合は、課金データフォーマット58の課金対象電力度数M5Bの値に、課金用パケットフォーマット50の課金対象電力度数M53の値を加算することによって行われる。
【0030】
更にシステム制御手段23は、課金処理が終了したとき、再び課金条件が成立しているかチェックし、成立しなくなっていれば課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、成立していれば課金条件成立で電力供給使用許可のパケットをシステム制御手段23へ返送する。
【0031】
本実施形態による電力供給課金システムは、上述したように構成されており、次に本システムの動作を図3を参照して説明する。
【0032】
本電力供給課金システムは、利用者によりノートパソコン100の電源ケーブルを電源供給課金装置200のコンセント27に接続(ステップS10)すると、システム制御手段23がノートパソコン100に対してID及びパスワードの入力を要求(ステップS20)し、これを受けた利用者はノートパソコン100からID及びパスワードを入力(ステップS30)する。
【0033】
次いで本システムは、システム制御手段23が前記ID及びパスワードを受け取ると、回線(LAN)制御手段26を使用して回線(LAN)制御手段26内のIDによりサーバシステム300と接続(ステップS40)し、ノートパソコン100から入力されたID及びパスワードを認証サーバ32を用いて妥当かどうかのチェック(ステップS50)を行う。
【0034】
このステップS60による認証の結果、認証が不能(NG)の場合、本システムは、ノートパソコン100に「認証失敗」とのメッセージを送信して表示させ(ステップS61)、ノートパソコン100にID及びパスワードの再入力を要求(ステップS20)し、前記認証が成された場合(OKの場合)、ノートパソコン100に「電力供給開始要求」をするかどうか確認して要求を待ち(ステップS70)、利用者がノートパソコン100から、電力供給開始要求(ステップS80)を行うと、システム制御手段23が課金サーバ33に課金条件が成立しているかどうかチェック(ステップS90)を実行する。
【0035】
前記ステップS100による課金条件が不成立の場合、本システムは、ノートパソコン100に理由を明示して「課金条件が不成立である」とのメッセージを送信して表示させ(ステップS101)、処理を終了し、課金条件が成立している場合、電力供給制御回路22が電力線制御手段21を介してコンセント27に電力を供給することによりノートパソコン100に電力供給を行う(ステップS110)。
【0036】
このとき電力量検知手段24は、電力供給制御回路22によりノートパソコン100に供給されている電力量を算出し、その値を電力度数に変換(ステップS120)し、電力量の度数が1に達するとそのことを課金制御手段25に報告(ステップS130)し、この報告を受けた課金制御手段25は、単位時間当たりの電力度数を算出して、システム制御手段23を介してノートパソコン100に残電力度数が無くなるまでの予想時間を表示させる(ステップS140)。
【0037】
本システムは、この電力供給過程において課金制御手段25が課金サーバ33を用いて課金(ステップS150)を継続し、課金条件をチェック(ステップS160)し、この課金条件が不成立の場合(先払い方法の場合は残電力度数が所定値より下回った場合)、システム制御手段23を介してノートパソコン100に「課金条件が不成立である」とのメッセージを送信して表示し(ステップS160)、電力供給制御回路22によりコンセント27への電力供給を停止させる(ステップS180)。
【0038】
前記ステップS160において課金条件が成立している場合、本システムは、ノートパソコン100からの電力供給停止要求の有無をチェック(ステップS170)し、電力供給停止要求がなかった場合は電力量検知手段24による電力量の算出(ステップS120)に戻り、電力供給停止要求が有った場合は電力供給制御回路22によりコンセント27への電力供給を停止させる(ステップS180)。この後、使用者がノートパソコン100の電源ケーブルをコンセント27から抜き取る(ステップS190)ことによって本処理は終了する。
【0039】
この様に本実施形態による電力供給課金システムは、電力線LANを用いてノートパソコンに対する電力供給と、このノートパソコンのID及びパスワードの認証を行うことによって、電力を供給するノートパソコンとLAN接続されたノートパソコンとの一致を確保することができる。即ち、充電を行う電気機器と接続を行う電気機器の一致を確保しつつ、実際に電力を供給している電気機器に対して課金を行うことができる。従って従来技術の如くサーバへのアクセス経路と電力を供給される経路が違うために、同じエリア内で複数の同一電力供給装置を並べて使用する場合サーバにアクセスしてきた機器と電力を供給する機器とが食い違う恐れを防止することができる。
【0040】
さて、前記実施形態においては、電力供給装置が電力線LANを介して電力供給及び通信を行う例を説明したが、前記実施形態においてはノートパソコン等の電気機器が電力線LANの機能を持っていることが前提となり、この機能を持たない電気機器に対して通信環境を提供することがてきないことが考えられる。
【0041】
そこで本発明の参考例においては、図6に示す如く、電力線LAN制御手段21に、電力信号と通信信号とを分離する機能を追加すると共に、電力用のコンセント27及び通信用のLANコネクタ28とを近接して追加配置し、ノートパソコン100の電源ケーブル6をコンセント27に接続し、LANケーブル7をLANコネクタ28に接続する様に構成しても良い。尚、図中に示す電力線LAN制御手段21以外の回路構成等は、図3に示したものと同様の機能及び動作を行うものである。
【0042】
本例による電力供給課金システムは、電力線LAN制御手段21が、電力信号と通信信号とを分離し、且つ電力用のコンセント27及び通信用のLANコネクタ28とを近接して配置したことにより、充電を行う電気機器と接続を行う電気機器の一致をある程度は確保しつつ、実際に電力を供給している電気機器に対して課金を行うことができる。
【0043】
更に前記実施形態においては、電力供給装置にLAN接続したノートパソコンを起動し、該ノートパソコンから利用者のID及びパスワードの入力を行う例を説明したが、仮にノートパソコンがバッテリの残容量がなく、起動することができない場合は、前記利用者のID及びパスワードの入力を行うことができないことも考えられる。
【0044】
そこで本発明の第2の実施形態においては、図7に示す如く、電力供給装置200のシステム制御手段23に接続され、前述した利用者のID及びパスワード、電力の供給・停止の入力機能並びにシステム制御手段23からの各種メッセージを表示可能な操作表示パネル29を追加し、仮にノートパソコンのバッテリが上がっている状態であっても利用者が前記操作表示パネル29を用いてID及びパスワードの入力/電力の供給開始の指示その他指示を入力し、ノートパソコンに電力を供給する様に構成しても良い。尚、図中に示す操作表示パネル29以外の回路構成等は、図3に示したものと同様の機能及び動作を行うものである。
【0045】
本実施形態による電力供給課金システムは、操作表示パネル29を用いてID及びパスワードの入力/電力の供給開始の指示を入力可能に構成したことによって、ノートパソコンのバッテリ容量が少なく、起動ができない場合であってもノートパソコンを起動し、充電を行う電気機器と接続を行う電気機器の一致を確保しつつ、実際に電力を供給している電気機器に対して課金を行うことができる。また本実施形態による電力供給課金システムは、通信機能をもたない電気機器に対しても電力を供給することができる。また、上述の実施形態では、電力供給装置の電力供給部がひとつとして述べてきているが、電力供給部は複数あっても電力供給ケーブルとLANケーブルの制御を対応させて管理することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明は、電力線LANを使用することにより、電力供給装置内にLANと電力供給経路を確保すること、及び一個所の制御部で通信環境(LAN)の提供と電力供給の制御が可能になったことができ、同一エリア内に同じ電力供給装置が複数配置されても課金対象の装置と電力供給対象装置の食い違い等の混乱が回避され電力供給課金システムのスムーズな運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をホットスポットで実現したときのビジネスモデル形態を模式的に示した図。
【図2】本発明の実施形態としての電力線LANを使用した電力供給課金システムの構成を模式的に示した図。
【図3】本発明の実施形態としての電力線LANを使用した電力供給課金方法を説明するための模式的な動作フロー図。
【図4】認証サーバでの認証に使用するパケットフォーマット及び認証サーバ内データフォーマットの一例を示した図。
【図5】課金サーバでの課金に使用するパケットフォーマット及び課金サーバ内データフォーマットの一例を示した図。
【図6】本発明の参考例による電力供給課金システムの構成を模式的に示した図。
【図7】本発明の第2の実施形態による電力線LANを使用した電力供給課金システムの構成を模式的に示した図。
【符号の説明】
1:カウンタ、2a:ターミナルサーバ、2b:認証サーバ、2c:課金サーバ、2d:Webサーバ、2e:外部ホットライン、3:テーブル、4a〜4d:電力供給課金装置、5a〜5d:イス、6a〜6d:コンセント、7a〜7b:ノートパソコン、8a〜8b:電力線LAN、10:ホットスポット、100:ノートパソコン、200:電力供給装置、21:電力線LAN制御手段、22:電力供給制御回路、23:システム制御手段、24:電力量検知手段、25:課金制御手段、26:回線(LAN)制御手段(ID付き)、27:コンセント、28:LANコネクタ、29:表示操作パネル、300:サーバシステム、31:ターミナルサーバ、32:認証サーバ、33:課金サーバ、34:外部ホットライン、40:外部供給電源、5:電力線LAN、6:電源ケーブル、7:LANケーブル、50:認証用パケットフォーマット例、M41:ヘッダ、M42:ID、M43:パスワード、44:ID一覧、M45:ID1、M46:ID2、M47:ID3、48:認証データフォーマット例、M49:ID2、M4A:パスワード、M4B:ユーザ情報、60:課金用パケットフォーマット例、M51:ヘッダ、M52:ID、M53:課金対象電力度数、54:ID一覧、M55:ID1、M56:ID2、M57:ID3、58:課金データフォーマット例、M59:ID2、M5A:課金条件、M5B:課金対象電力度数、M5C:課金情報、M5D:ユーザ情報。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力線LANを有する装置に対して電力供給を行うと共に電力を供給している電力量に応じた課金を行うことができる電力供給課金システム及び電力供給課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【従来の技術】
近年、例えば携帯電話/ノートブック型パーソナルコンピュータ/PDA(情報携帯端末)等の携帯用電気機器が一般に普及し、これに携帯用電気機器の電源としては、一般に商用電源のコンセントから充電可能な二次電池が使用されている。
【0003】
しかしながら前記携帯用電気機器の電源として使用される電池容量は、小型軽量を考慮した可搬性も満足しなければならないため、電気機器の使用電力に比べて小容量なことが多く、例えばノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートパソコンと呼ぶ)では、2時間〜5時間程度の使用にしか耐えないのが一般的である。
【0004】
このため電気機器の電池へ充電を外出先で行い、この際の課金を行う充電量課金システムが、特開2002−203610号公報に記載されている。この公報には、電池を充電するとともに登録ユーザ識別情報を出力しうる充電装置と、登録ユーザに関する登録ユーザ情報が予め記憶された認証サーバとを設け、登録ユーザ識別情報と登録ユーザ情報とが対応していることを認証条件として該電池に対して充電を行なうと共に該充電に使用された電力量に応じて該登録ユーザに対し課金を行うシステムと、磁気カードに予め充電可能な電力量を記録しておき、該磁気カードを利用者がカード差込口に差し込むことにより磁気カードに記録された充電可能な電力量が読み取られ、この電力量の範囲で電気機器に対して充電を行なうシステムとが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術による充電量課金システムは、電気機器が使用した充電量に対応して課金を行うことができ、その支払い方法は、例えば(1)充電した電力量を表示して、その料金をレジ等で支払う方法、(2)プリペイドカードあるいは現金等を装置に投入して、指定量だけ充電をする方法、(3)充電をする機器からサーバ(認証サーバ,課金サーバ等)にアクセスをして、電力供給を要求し、要求されたサーバが充電装置に電力供給を許可して電力供給させる方法等が考えられる。
【0006】
しかしながら、前記(1)の方法では人手を介す必要があり自動化が困難であること、前記(2)の方法ではカード又は現金がないと電力供給ができなくなるためカード現金の残金を常に気にしていなければならないこと、前記(3)の方法では、サーバへのアクセス経路と電力を供給される経路が違うため、同じエリア内で複数の同一電力供給装置を並べて使用する場合サーバにアクセスしてきた機器と電力を供給する機器とが食い違う恐れがあると言う不具合があった。
【0007】
本発明の目的は、前述の従来技術による不具合を除去することであり、電力を供給する機器とLAN接続された機器との一致を確保しつつ、充電を行う機器から認証サーバ及び課金サーバ等にアクセスをして、電力供給を要求し、要求されたサーバが充電装置に電力供給を許可して電力供給及び換金を行うことができる電力供給課金システム及び電力供給課金方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムにおいて、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、電力供給装置が電気機器に供給した電力の課金を制御する課金制御手段とを含む電力供給装置を第1の特徴とする。
【0009】
また本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給すると共に、電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムであって、電力供給装置と該電力供給装置と電力線LANを介して接続されたサーバシステムとを備え、前記電力供給装置が、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、該電力線LAN制御手段が電気機器に供給した電力量を検知し、該電力量に応じた電力度数を算出する電力量検知手段と、前記電力線LAN制御手段を介して通信信号をサーバシステムに接続する回線制御手段とを含み、前記サーバシステムが、前記通信信号により電気機器に対して予め設定されたID及びパスワードを用いて、前記電力供給装置に接続した電気機器を認証する認証サーバと、前記電力供給装置の電力量検知手段により算出した電力度数を基に課金を行う課金サーバとを含むことを第2の特徴とする。
【0010】
更に本発明は、前記第1又第2の特徴の電力供給課金システムにおいて、前記電力供給装置が、ID及びパスワードを入力する操作表示パネルを備え、該操作表示パネルを用いて入力したID及びパスワードを用いて前記認証サーバが認証を行うことを第3の特徴とする。
【0011】
また本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金方法において、電気機器に対して電力及び通信信号を電力線LANを介して供給することにより、電気機器の認証と電気機器に供給した電力の課金の検知を行うことを第4の特徴とする。
【0012】
更に本発明は、電気機器に対して電力及び通信信号を供給すると共に、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金方法において、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、該電力線LAN制御手段が電気機器に供給した電力量を検知し、該電力量に応じた電力度数を算出する電力量検知手段と、前記電力線LAN制御手段を介して通信信号を接続する回線制御手段とを含む電力供給装置と、前記電力供給装置に接続した電気機器を、通信信号により電気機器に対して予め設定されたID及びパスワードを用いて認証する認証サーバと、前記電力供給装置の電力量検知手段により算出した電力度数を基に課金を行う課金サーバとを含み、前記電力供給装置と電力線LANを介して接続されたサーバシステムとを設け、該サーバシステムが前記電力線LANを介して電力供給装置を認証し、前記電力供給装置が電気機器に供給した電力に相当する電力度数をサーバシステムに転送し、該サーバシステムが課金を行うことを第5の特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記第4又は第5の特徴の電力供給課金方法において、前記電力供給装置に、ID及びパスワードを入力する操作表示パネルを設け、該操作表示パネルを用いて入力したID及びパスワードを用いて前記認証サーバが認証を行うことを第6の特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電力供給課金システム及び電力供給課金方法の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明による電力供給課金システム及び電力供給課金方法をホットスポットで実現したときのビジネスモデル形態を模式的に示した図、図2は、本実施形態による電力線LANを使用した電力供給課金システムの構成を模式的に示した図、図3は、本実施形態による電力供給課金方法を説明するための模式的な動作フロー図、図4は、認証サーバでの認証に使用するパケットフォーマット及び認証サーバ内データフォーマットの一例を示した図、図5は、課金サーバでの課金に使用するパケットフォーマット及び課金サーバ内データフォーマットの一例を示した図、図6は、本発明の第2実施形態による電力供給課金システムの構成を模式的に示した図、図7は、本発明の第3の実施形態による電力供給課金システムの構成を模式的に示した図である。
【0015】
図1は、例えばインターネット接続を行うための通信環境を提供するホットスポットに本実施形態による電力供給装置4a〜4dを適用した電力供給課金システムを示すものである。本システムは、利用者が予め登録するための認証情報及び課金情報を登録し、且つ後述の電力供給装置4a〜4dによる電力供給及び課金を管理するためのサーバシステム300と、ユーザが搬入したノートパソコン7a〜7b他を使用するためのテーブル3及びイス5a〜5dと、該ノートパソコン7a〜7bに電力供給を行うための電力供給装置4a〜4dと、該電力供給装置4a〜4dに電力を供給するためのコンセント6a〜6dと、前記電力供給装置4a〜4dからノートパソコン7a〜7bに対して電力供給及び通信(LAN)環境を提供するための電力線LAN8a〜8bとから構成されている。
【0016】
前記サーバシステム300は、ターミナルサーバ2a,認証サーバ2b,課金サーバ2c,外部ホットライン2eとから構成され、電力線LAN8a〜8bは、通常の電力線(低電圧配電線)を用いて電波法が定める通信周波数帯(10キロヘルツ〜450キロヘルツ)の範囲内でメガビット毎秒クラスの高速データ通信を行うものであり、前記ノートパソコン7a〜7bは前記電力線LANに対応し、電力線に乗せられた通信信号を相互に通信可能な機能を備えるものである。
【0017】
この様に構成された電力供給課金システムは、まず利用者が、例えばノートパソコン7aを持ち込み、初回時のみカウンタ1で本システムの利用申し込みの手続きを行う。この手続きは、本システムを使用するためのID及びパスワードの発行の依頼、氏名/住所等のユーザ情報及び課金条件の登録を行う手続きである。前記課金条件とは、本システムの利用費用を支払う際の条件、例えば、先に現金を支払いその代金に対応した電力度数を課金サーバ2cに登録する先払い方法や、クレジットカード情報、銀行引き落とし情報等を登録して、外部ホットラインを介して銀行等からの引き落としを行う後払い方法である。
【0018】
本システムは、前記申し込み手続きが完了すると、利用者に対して本システムを使用するためのIDとパスワードを認証サーバ2bに登録し、課金サーバ2cに前記ID及びパスワードに対応した課金情報、例えば電力使用量に対応した電力度数を登録する。尚、前記電力度数の追加には、先払い方法で電力度数を課金サーバ2cに登録する方法の場合、再びカウンタ1で電力度数を追加購入して課金サーバ2cに登録してもらう必要があり、後払い方法の場合は、毎月使用した分だけ自動的に引き落としされる。また利用者は、2回目以降の利用に際して、課金条件が成立していれば、IDとパスワードを入力することで引き続き使用できるものとする。
【0019】
さて、前記ID及びパスワードを入手した利用者は、空いているテーブル3につき例えばノートパソコン7aのプラグを電力線LAN8aに接続されている電力供給装置4bのコンセントに接続する。この接続を検出した電力供給装置4bは、利用者にID及びパスワードの入力を促し、このID及びパスワードが入力されると、課金サーバ2cに前記ID及びパスワードを基にした課金情報(電力度数)をチェックし、これら認証及び課金条件が成立していることを検出すると、電力供給を開始するか否かを利用者に確認した後に電力供給を開始する。その後、利用者は、電力供給を受けながらWebサーバを使用してインタネット等を利用し、終了時は、電力供給停止ボタンを選択して電力供給を停止させ、ノートパソコン7aの電源をオフして終了する。
【0020】
以上の説明がホットスポットに本システムを適用した際の概要説明であるが、本実施形態による電力供給課金シテムは、電力供給及び課金を行う電力供給装置と課金サーバを含むサーバシステムとから成り、この詳細を次に説明する。図2は、本実施形態による電力供給課金システムの全体構成を示すブロック図であり、本例では電源供給対象装置をノートパソコン100及びサーバシステム300として説明する。
【0021】
本実施形態による電力供給課金システムは、電力供給装置200とサーバシステム300を備えて構成される。この電力供給装置200は、電力線LANケーブル5を接続するコンセント27と、LANのパケットを抽出してシステム制御手段23に転送する又はシステム制御手段23から転送されたパケットを電力線LANに載せる機能を有する電力線LAN制御手段21と、電力供給の開始/停止を制御する電力供給制御回路22と、ノートパソコン100から回線(LAN)制御手段26を介してサーバシステム300及び課金制御手段25とのやり取りを制御するシステム制御手段23と、前記電力供給制御回路22がノートパソコン100に供給した電力量を算出する電力量検知手段24と、サーバシステム300とのやり取りにより電力供給課金を実現させる課金制御手段25と、自己のIDを付加して専用線を使用することによりサーバシステム300との制御の実現とノートパソコン100から一般回線(インタネット等)に接続を可能とする回線(LAN)制御手段26とから構成されている。
【0022】
前記システム制御手段23は、ノートパソコン100とのLAN制御におけるID及びパスワード要求及び電力供給の開始/停止に関しては、回線(LAN)制御手段26を介してサーバシステム300との接続を行い、その他のLAN制御に関しては、何も制御をせずに一般回線へ転送する。
【0023】
前記サーバシステム300は、電力供給装置200との接続を管理するターミナルサーバ31と、ノートパソコン100から入力されたID及びパスワードの認証を管理する認証サーバ32と、ノートパソコンから入力されたIDの課金条件をチェックして課金条件が成立しているかどうかを判定すると共に課金制御手段25からの課金要求に対応して課金を行う課金サーバ33と、クレジットカード会社や銀行との通信制御を制御する外部ホットライン34とから構成されている。
【0024】
前記認証サーバ32は、前記システム制御手段23とサーバシステム300との接続制御の際、回線(LAN)制御手段26のID(電力供給装置毎のユニークID)をターミナルサーバ31を介して受信し、予め登録されたID(電力供給装置毎のユニークID)と比較することにより、正規な電力供給装置を判定する。
【0025】
この認識は、図4に示す認証用パケットフォーマット50を用いて行われ、この認証用パケットフォーマット50は、ヘッダM41/IDM42/パスワードM43とから構成され、認証サーバ32が送られてきたIDM42が、登録されているID一覧44にあるかどうかをチェックし、このチェックの結果、該当するIDがなければ認証不正で接続不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、あれば、引き続き一致したIDの認証データフォーマット48を参照して、パスワードM43=M4Aであるか否かをチェックする様に動作する。
【0026】
前記システム制御手段23は、課金サーバ33に対して図5に示す課金用パケットフォーマット60の課金対象電力度数M53を0にして課金条件が成立しているかどうかチェックを依頼する。この課金用パケットフォーマット60は、図5に示す如く、ヘッダM51/IDM52/課金対象電力度数(値)M53から成り、課金サーバ33は、受信したパケットのIDM52が、登録されているID一覧54にあるかどうかチェックし、このチェックの結果、該当するIDがなければ課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、あれば、引き続き一致したIDの課金データフォーマット58を参照して、課金条件が成立しているかチェックを行う。この課金条件のチェックは、例えば、先払い方法の場合は課金対象電力度数が0でないか,クレジット又は銀行引き落とし等の後払い方法の場合は、それぞれの情報が入力されていて承認されているか等のチェックを行う。
【0027】
また認証サーバ32は、前記課金情報が成立していなければ課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、成立していれば、課金条件成立で電力供給使用許可のパケットをシステム制御手段23へ返送する。
【0028】
またシステム制御手段23は、電力供給が開始され、電力量検知手段24を介して電力供給制御回路22がノートパソコン100に供給した電力量を算出して電力度数に変換し、その度数が1に達したとき、課金制御手段25を介して、課金サーバ33へ図5に示す課金用パケットフォーマット60の課金対象電力度数M53に減算する電力度数を設定(通常1度数づつ報告するため1を設定)して報告する。この報告は、例えば、1度数の消費量を3Wとすると、3W消費する毎に1度数づつ電力度数を減算させていくように、課金サーバ33に報告を行う。
【0029】
前記課金サーバ33は、受信したパケットのIDM52が、登録されているID一覧54にあるかどうかチェックし、チェックの結果、該当するIDがなければ課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、あれば、引き続き一致したIDの課金データフォーマット58を参照して、課金対象電力度数を更新する。この更新は、課金条件が先払い方法の場合、課金データフォーマット58の課金対象電力度数M5Bの値から、課金用パケットフォーマット50の課金対象電力度数M53の値を減算し、クレジット等の後払い方法の場合は、課金データフォーマット58の課金対象電力度数M5Bの値に、課金用パケットフォーマット50の課金対象電力度数M53の値を加算することによって行われる。
【0030】
更にシステム制御手段23は、課金処理が終了したとき、再び課金条件が成立しているかチェックし、成立しなくなっていれば課金不正で電力供給使用不可のパケットをシステム制御手段23へ返送し、成立していれば課金条件成立で電力供給使用許可のパケットをシステム制御手段23へ返送する。
【0031】
本実施形態による電力供給課金システムは、上述したように構成されており、次に本システムの動作を図3を参照して説明する。
【0032】
本電力供給課金システムは、利用者によりノートパソコン100の電源ケーブルを電源供給課金装置200のコンセント27に接続(ステップS10)すると、システム制御手段23がノートパソコン100に対してID及びパスワードの入力を要求(ステップS20)し、これを受けた利用者はノートパソコン100からID及びパスワードを入力(ステップS30)する。
【0033】
次いで本システムは、システム制御手段23が前記ID及びパスワードを受け取ると、回線(LAN)制御手段26を使用して回線(LAN)制御手段26内のIDによりサーバシステム300と接続(ステップS40)し、ノートパソコン100から入力されたID及びパスワードを認証サーバ32を用いて妥当かどうかのチェック(ステップS50)を行う。
【0034】
このステップS60による認証の結果、認証が不能(NG)の場合、本システムは、ノートパソコン100に「認証失敗」とのメッセージを送信して表示させ(ステップS61)、ノートパソコン100にID及びパスワードの再入力を要求(ステップS20)し、前記認証が成された場合(OKの場合)、ノートパソコン100に「電力供給開始要求」をするかどうか確認して要求を待ち(ステップS70)、利用者がノートパソコン100から、電力供給開始要求(ステップS80)を行うと、システム制御手段23が課金サーバ33に課金条件が成立しているかどうかチェック(ステップS90)を実行する。
【0035】
前記ステップS100による課金条件が不成立の場合、本システムは、ノートパソコン100に理由を明示して「課金条件が不成立である」とのメッセージを送信して表示させ(ステップS101)、処理を終了し、課金条件が成立している場合、電力供給制御回路22が電力線制御手段21を介してコンセント27に電力を供給することによりノートパソコン100に電力供給を行う(ステップS110)。
【0036】
このとき電力量検知手段24は、電力供給制御回路22によりノートパソコン100に供給されている電力量を算出し、その値を電力度数に変換(ステップS120)し、電力量の度数が1に達するとそのことを課金制御手段25に報告(ステップS130)し、この報告を受けた課金制御手段25は、単位時間当たりの電力度数を算出して、システム制御手段23を介してノートパソコン100に残電力度数が無くなるまでの予想時間を表示させる(ステップS140)。
【0037】
本システムは、この電力供給過程において課金制御手段25が課金サーバ33を用いて課金(ステップS150)を継続し、課金条件をチェック(ステップS160)し、この課金条件が不成立の場合(先払い方法の場合は残電力度数が所定値より下回った場合)、システム制御手段23を介してノートパソコン100に「課金条件が不成立である」とのメッセージを送信して表示し(ステップS160)、電力供給制御回路22によりコンセント27への電力供給を停止させる(ステップS180)。
【0038】
前記ステップS160において課金条件が成立している場合、本システムは、ノートパソコン100からの電力供給停止要求の有無をチェック(ステップS170)し、電力供給停止要求がなかった場合は電力量検知手段24による電力量の算出(ステップS120)に戻り、電力供給停止要求が有った場合は電力供給制御回路22によりコンセント27への電力供給を停止させる(ステップS180)。この後、使用者がノートパソコン100の電源ケーブルをコンセント27から抜き取る(ステップS190)ことによって本処理は終了する。
【0039】
この様に本実施形態による電力供給課金システムは、電力線LANを用いてノートパソコンに対する電力供給と、このノートパソコンのID及びパスワードの認証を行うことによって、電力を供給するノートパソコンとLAN接続されたノートパソコンとの一致を確保することができる。即ち、充電を行う電気機器と接続を行う電気機器の一致を確保しつつ、実際に電力を供給している電気機器に対して課金を行うことができる。従って従来技術の如くサーバへのアクセス経路と電力を供給される経路が違うために、同じエリア内で複数の同一電力供給装置を並べて使用する場合サーバにアクセスしてきた機器と電力を供給する機器とが食い違う恐れを防止することができる。
【0040】
さて、前記実施形態においては、電力供給装置が電力線LANを介して電力供給及び通信を行う例を説明したが、前記実施形態においてはノートパソコン等の電気機器が電力線LANの機能を持っていることが前提となり、この機能を持たない電気機器に対して通信環境を提供することがてきないことが考えられる。
【0041】
そこで本発明の参考例においては、図6に示す如く、電力線LAN制御手段21に、電力信号と通信信号とを分離する機能を追加すると共に、電力用のコンセント27及び通信用のLANコネクタ28とを近接して追加配置し、ノートパソコン100の電源ケーブル6をコンセント27に接続し、LANケーブル7をLANコネクタ28に接続する様に構成しても良い。尚、図中に示す電力線LAN制御手段21以外の回路構成等は、図3に示したものと同様の機能及び動作を行うものである。
【0042】
本例による電力供給課金システムは、電力線LAN制御手段21が、電力信号と通信信号とを分離し、且つ電力用のコンセント27及び通信用のLANコネクタ28とを近接して配置したことにより、充電を行う電気機器と接続を行う電気機器の一致をある程度は確保しつつ、実際に電力を供給している電気機器に対して課金を行うことができる。
【0043】
更に前記実施形態においては、電力供給装置にLAN接続したノートパソコンを起動し、該ノートパソコンから利用者のID及びパスワードの入力を行う例を説明したが、仮にノートパソコンがバッテリの残容量がなく、起動することができない場合は、前記利用者のID及びパスワードの入力を行うことができないことも考えられる。
【0044】
そこで本発明の第2の実施形態においては、図7に示す如く、電力供給装置200のシステム制御手段23に接続され、前述した利用者のID及びパスワード、電力の供給・停止の入力機能並びにシステム制御手段23からの各種メッセージを表示可能な操作表示パネル29を追加し、仮にノートパソコンのバッテリが上がっている状態であっても利用者が前記操作表示パネル29を用いてID及びパスワードの入力/電力の供給開始の指示その他指示を入力し、ノートパソコンに電力を供給する様に構成しても良い。尚、図中に示す操作表示パネル29以外の回路構成等は、図3に示したものと同様の機能及び動作を行うものである。
【0045】
本実施形態による電力供給課金システムは、操作表示パネル29を用いてID及びパスワードの入力/電力の供給開始の指示を入力可能に構成したことによって、ノートパソコンのバッテリ容量が少なく、起動ができない場合であってもノートパソコンを起動し、充電を行う電気機器と接続を行う電気機器の一致を確保しつつ、実際に電力を供給している電気機器に対して課金を行うことができる。また本実施形態による電力供給課金システムは、通信機能をもたない電気機器に対しても電力を供給することができる。また、上述の実施形態では、電力供給装置の電力供給部がひとつとして述べてきているが、電力供給部は複数あっても電力供給ケーブルとLANケーブルの制御を対応させて管理することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明は、電力線LANを使用することにより、電力供給装置内にLANと電力供給経路を確保すること、及び一個所の制御部で通信環境(LAN)の提供と電力供給の制御が可能になったことができ、同一エリア内に同じ電力供給装置が複数配置されても課金対象の装置と電力供給対象装置の食い違い等の混乱が回避され電力供給課金システムのスムーズな運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をホットスポットで実現したときのビジネスモデル形態を模式的に示した図。
【図2】本発明の実施形態としての電力線LANを使用した電力供給課金システムの構成を模式的に示した図。
【図3】本発明の実施形態としての電力線LANを使用した電力供給課金方法を説明するための模式的な動作フロー図。
【図4】認証サーバでの認証に使用するパケットフォーマット及び認証サーバ内データフォーマットの一例を示した図。
【図5】課金サーバでの課金に使用するパケットフォーマット及び課金サーバ内データフォーマットの一例を示した図。
【図6】本発明の参考例による電力供給課金システムの構成を模式的に示した図。
【図7】本発明の第2の実施形態による電力線LANを使用した電力供給課金システムの構成を模式的に示した図。
【符号の説明】
1:カウンタ、2a:ターミナルサーバ、2b:認証サーバ、2c:課金サーバ、2d:Webサーバ、2e:外部ホットライン、3:テーブル、4a〜4d:電力供給課金装置、5a〜5d:イス、6a〜6d:コンセント、7a〜7b:ノートパソコン、8a〜8b:電力線LAN、10:ホットスポット、100:ノートパソコン、200:電力供給装置、21:電力線LAN制御手段、22:電力供給制御回路、23:システム制御手段、24:電力量検知手段、25:課金制御手段、26:回線(LAN)制御手段(ID付き)、27:コンセント、28:LANコネクタ、29:表示操作パネル、300:サーバシステム、31:ターミナルサーバ、32:認証サーバ、33:課金サーバ、34:外部ホットライン、40:外部供給電源、5:電力線LAN、6:電源ケーブル、7:LANケーブル、50:認証用パケットフォーマット例、M41:ヘッダ、M42:ID、M43:パスワード、44:ID一覧、M45:ID1、M46:ID2、M47:ID3、48:認証データフォーマット例、M49:ID2、M4A:パスワード、M4B:ユーザ情報、60:課金用パケットフォーマット例、M51:ヘッダ、M52:ID、M53:課金対象電力度数、54:ID一覧、M55:ID1、M56:ID2、M57:ID3、58:課金データフォーマット例、M59:ID2、M5A:課金条件、M5B:課金対象電力度数、M5C:課金情報、M5D:ユーザ情報。
Claims (6)
- 電気機器に対して電力及び通信信号を供給し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムであって、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、電力供給装置が電気機器に供給した電力の課金を制御する課金制御手段とを含む電力供給装置を備えることを特徴とする電力供給課金システム。
- 電気機器に対して電力及び通信信号を供給すると共に、電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金システムであって、電力供給装置と該電力供給装置と電力線LANを介して接続されたサーバシステムとを備え、前記電力供給装置が、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、該電力線LAN制御手段が電気機器に供給した電力量を検知し、該電力量に応じた電力度数を算出する電力量検知手段と、前記電力線LAN制御手段を介して通信信号をサーバシステムに接続する回線制御手段とを含み、前記サーバシステムが、前記通信信号により電気機器に対して予め設定されたID及びパスワードを用いて、前記電力供給装置に接続した電気機器を認証する認証サーバと、前記電力供給装置の電力量検知手段により算出した電力度数を基に課金を行う課金サーバとを含むことを特徴とする電力供給課金システム。
- 前記電力供給装置が、ID及びパスワードを入力する操作表示パネルを備え、該操作表示パネルを用いて入力したID及びパスワードを用いて前記認証サーバが認証を行うことを特徴とする請求項2又は3記載の電力供給課金システム。
- 電気機器に対して電力及び通信信号を供給し、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金方法であって、電気機器に対して電力及び通信信号を電力線LANを介して供給することにより、電気機器の認証と電気機器に供給した電力の課金の検知を行うことを特徴とする電力供給課金方法。
- 電気機器に対して電力及び通信信号を供給すると共に、前記電気機器の電力使用に対して課金を行う電力供給課金方法であって、電気機器に対して電力及び通信信号を供給する電力線LAN制御手段と、該電力線LAN制御手段が電気機器に供給した電力量を検知し、該電力量に応じた電力度数を算出する電力量検知手段と、前記電力線LAN制御手段を介して通信信号を接続する回線制御手段とを含む電力供給装置と、前記電力供給装置に接続した電気機器を、通信信号により電気機器に対して予め設定されたID及びパスワードを用いて認証する認証サーバと、前記電力供給装置の電力量検知手段により算出した電力度数を基に課金を行う課金サーバとを含み、前記電力供給装置と電力線LANを介して接続されたサーバシステムとを設け、該サーバシステムが前記電力線LANを介して電力供給装置を認証し、前記電力供給装置が電気機器に供給した電力に相当する電力度数をサーバシステムに転送し、該サーバシステムが課金を行うことを特徴とする電力供給課金方法。
- 前記電力供給装置に、ID及びパスワードを入力する操作表示パネルを設け、該操作表示パネルを用いて入力したID及びパスワードを用いて前記認証サーバが認証を行うことを特徴とする請求項4又は5記載の電力供給課金方法。
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