JP2002279553A - 異常検出装置 - Google Patents
異常検出装置Info
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Abstract
声メッセージや警報音を出力する際に、監視対象を驚か
さないようにすることができる異常検出装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 異常検出装置において、監視対象の静止
状態が一定時間以上継続している場合に、監視対象に対
して安否確認用または警報用メッセージを繰り返し出力
する出力手段を備えており、出力手段は、安否確認用ま
たは警報用メッセージの音量を徐々に上昇させる手段を
備えている。
Description
室、トイレなどの部屋内において人が倒れるといった異
常が発生した場合に、そのことを検出する異常検出装置
に関する。
る事故が年々増加しており、入浴者の入浴中での死亡者
数が交通事故による死亡者数以上になり、入浴中での事
故が注目されてきている。
に心不全や脳卒中などで倒れたり、バスタブ中で意識障
害が生じて溺死するというものである。しかし、そのよ
うな状態となる要因は、原因究明が進んではいるもの
の、現在の生活様式の変化も重なりなかなか特定できな
いのが現状である。従って、入浴中の心不全や脳卒中な
どを防止することはなかなか容易ではない。
ができなくても、早期発見により、一命を取り留める可
能性はかなり高くなる。
次のような異常検出装置を開発した。つまり、浴室内の
映像を撮像手段によって撮像する。撮像手段で撮像した
映像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領
域毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出す
る。
量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する。各特徴
量算出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と
動き判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像
特徴量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合
にはその特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判
定用閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが
有ると判定する。
が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に入浴者が
静止状態であると判定し、動きが有ると判定された特徴
量算出領域数が動状態/静止状態判定用基準値より多い
場合に入浴者が動状態であると判定する。そして、過去
所定回数の動状態/静止状態の判定結果に基づいて、入
浴者に異常が発生したか否かを判定する。
止状態が一定時間以上継続した場合には、入浴者に安否
確認のための音声メッセージや警報音を出力することが
考えられる。しかしながら、安否確認のための音声メッ
セージや警報音をいきなり出力すると、入浴者を驚かす
ことにもなりかねない。
警報音を出力した後、入浴者が動くと、入浴者が動いた
ことが検出され、異常状態ではないことが異常検出装置
側では認識されるが、入浴者は自分の動きが異常検出装
置によって検出されたかどうか分からないため、疑心暗
鬼状態で不要な動きを続けることになる。
音声メッセージや警報音を出力する際に、監視対象を驚
かさないようにすることができる異常検出装置を提供す
ることを目的とする。
ための音声メッセージや警報音を出力した後に、監視対
象が動いたことが検出された場合に、その旨を監視対象
に通知することができる異常検出装置を提供することを
目的とする。
常検出装置は、部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
備えている異常検出装置において、監視対象の静止状態
が一定時間以上継続している場合に、監視対象に対して
安否確認用または警報用メッセージを繰り返し出力する
出力手段を備えており、出力手段は、安否確認用または
警報用メッセージの音量を徐々に上昇させる手段を備え
ていることを特徴とする。
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像から画像特徴量を抽出する抽出手段、抽出手段で抽出
した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出
する検出手段、ならびに検出手段によって検出された画
像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを比較し、
画像特徴量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である
場合に部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動
き判定用閾値より大きい場合に部屋内の監視対象が動状
態であると判定する動き判定手段を備えている異常検出
装置において、監視対象の静止状態が一定時間継続した
場合に、監視対象に対して安否確認用メッセージを出力
する手段、および安否確認用メッセージが出力された後
に、監視対象が動状態であると初めて判定されたとき
に、監視対象が動状態であると判定されたことを監視対
象に通知する手段を備えていることを特徴とする。
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領域
毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する
抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出手段で抽出した画
像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する検
出手段、検出手段によって各特徴量算出領域毎に検出さ
れた画像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを各
特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴量の時間的変化量
が動き判定用閾値以下である場合にはその特徴量算出領
域に動きが無いと判定し、動き判定用閾値より大きい場
合にその特徴量算出領域に動きが有ると判定する第1動
き判定手段、ならびに動きが有ると判定された特徴量算
出領域数が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に
部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動きが有
ると判定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判
定用基準値より多い場合に部屋内の監視対象が動状態で
あると判定する第2動き判定手段を備えた異常検出装置
において、監視対象の静止状態が一定時間以上継続して
いる場合に、監視対象に対して安否確認用または警報用
メッセージを繰り返し出力する出力手段を備えており、
出力手段は、安否確認用または警報用メッセージの音量
を徐々に上昇させる手段を備えていることを特徴とす
る。
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領域
毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する
抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出手段で抽出した画
像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する検
出手段、検出手段によって各特徴量算出領域毎に検出さ
れた画像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを各
特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴量の時間的変化量
が動き判定用閾値以下である場合にはその特徴量算出領
域に動きが無いと判定し、動き判定用閾値より大きい場
合にその特徴量算出領域に動きが有ると判定する第1動
き判定手段、ならびに動きが有ると判定された特徴量算
出領域数が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に
部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動きが有
ると判定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判
定用基準値より多い場合に部屋内の監視対象が動状態で
あると判定する第2動き判定手段を備えた異常検出装置
において、監視対象の静止状態が一定時間継続した場合
に、監視対象に対して安否確認用メッセージを出力する
手段、および安否確認用メッセージが出力された後に、
監視対象が動状態であると初めて判定されたときに、監
視対象が動状態であると判定されたことを監視対象に通
知する手段を備えていることを特徴とする。
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像から画像特徴量を抽出する抽出手段、抽出手段で抽出
した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出
する検出手段、ならびに検出手段によって検出された画
像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを比較し、
画像特徴量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である
場合に部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動
き判定用閾値より大きい場合に部屋内の監視対象が動状
態であると判定する動き判定手段を備えている異常検出
装置において、監視対象が静止状態であると判定されて
いるか監視対象が動状態であると判定されているかを監
視対象に知らせるための表示器を備えていることを特徴
とする。
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領域
毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する
抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出手段で抽出した画
像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する検
出手段、検出手段によって各特徴量算出領域毎に検出さ
れた画像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを各
特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴量の時間的変化量
が動き判定用閾値以下である場合にはその特徴量算出領
域に動きが無いと判定し、動き判定用閾値より大きい場
合にその特徴量算出領域に動きが有ると判定する第1動
き判定手段、ならびに動きが有ると判定された特徴量算
出領域数が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に
部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動きが有
ると判定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判
定用基準値より多い場合に部屋内の監視対象が動状態で
あると判定する第2動き判定手段を備えた異常検出装置
において、監視対象が静止状態であると判定されている
か監視対象が動状態であると判定されているかを監視対
象に知らせるための表示器を備えていることを特徴とす
る。
の実施の形態について説明する。
模式図である。図1において、1は浴室である。2は脱
衣場である。3は廊下である。4は台所である。
が開閉自在に設けられており、ドア5を開けて人が脱衣
場2から浴室1内に入室または浴室1から脱衣場2へ退
室することができる。浴室1と脱衣場2との間の壁の脱
衣場2側には、浴室1内に接地された照明灯7をオンオ
フさせるための照明スイッチ6が配置されている。
出するための異常状態検出装置である。より具体的に
は、異常状態検出装置9は、浴室1内の映像を撮像する
カメラ8(図2参照)を内蔵しており、カメラ8の映像
に基づいて、入浴者が異常状態になったことを検出す
る。
チ6のオンオフに連動してオンオフされる。つまり、照
明スイッチ6がオンされると、照明灯7が点灯されると
ともに、異常状態検出装置9の電源がオンとなる。そし
て、照明スイッチ6がオフされると、照明灯7が消灯さ
れるとともに、異常状態検出装置9の電源がオフとな
る。
者)に対して、安否確認等の音声メッセージを出力した
り、異常状態検出装置9の動作状態を提示するための第
1警報器である。20は浴室1外の人に入浴者の異常を
通知するために、例えば台所4に配置された第2警報器
である。
ている。カメラ8は、レンズ8aとCCD8bとからな
る。CCD8bは、レンズ8aを通して浴室内の光学像
を光電変換し、電気信号として出力する。CCD8bの
出力信号は、前処理回路91に送られる。前処理回路
は、CDS回路、AGC回路およびADCを備えてい
る。
関二重サンプリング処理され、さらに、AGC回路で最
適な振幅にゲイン調整された後、ADCによりデジタル
信号に変換されて、YC分離回路92に入力する。
から輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yを生成する。
YC分離回路92によって生成された信号Y,R−Y,
B−Yは、領域毎積算回路93に送られる。
に、1画面を複数の同一面積の領域(特徴量算出領域)
D11〜D44に分割し、各特徴量算出領域において、
信号Y,R−Y,B−Y毎に積算処理または平均処理を
行なう。この例では、信号Y,R−Y,B−Y毎に積算
処理を行なうものとする。領域毎に積算した結果(以
下、画像特徴量という)D11〜D44は、画像特徴量
RAM96に格納される。
動するためのCCD駆動パルスを出力する。また、タイ
ミング制御部99は、CDS回路用にサンプリングパル
スを、ADC用にサンプリングクロックを出力する。
ミングで入力されるCCDデジタル信号に対し、所定の
YC分離、領域毎積算、高周波成分積算および画像特徴
RAMへの書き込みが正常が行なわれるように、タイミ
ング制御部99は各回路に制御信号を送る。また、タイ
ミング制御部99は、動き判定を行なうマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコン)97に対して、割り込み信号
として映像の垂直同期信号であるVsync 信号を出力す
る。
対し、領域の位置設定などのパラメータ設定を行なう。
また、マイコン97は、映像の明るさを最適化するため
に、AGC回路のゲイン制御や、CPUI/F98を通
じてタイミング制御を行い、CCD8bの露光時間制御
を行なう。さらに、マイコン97は、タイミング制御部
99から割り込み信号を受け、映像の出力に同期して動
き判定を行なう。
ピーカ11、赤色LED12および緑色LED13を備
えている。マイコン97は、音声出力LSI100を制
御して、スピーカ11から状況に応じた音声メッセージ
を出力させる。また、マイコン97は、異常検出装置9
の動作状態に応じて赤色LED12および緑色LED1
3を制御する。また、マイコン97は、入浴者が異常で
あると判定した場合には、第2警報器(外部警報器)2
0を駆動させる。
理手順を示している。
理で用いられるフラグと変数とについて説明する。
ラグCL_FLG および故障フラグTR_FLG がある。
に、入室待状態であること(ST_FLG=0)、入室が検知
されたこと(ST_FLG =1)、入浴者が動状態であること
(ST_FLG =2)、入浴者が静止状態であること(ST_FL
G =3)を識別するためのフラグである。
に、カメラ8のレンズ8aが曇っていたり、部屋の明る
さが足りないために動き検知が不能であるか否かを識別
するためのフラグである。動き検知が不能であれば、CL
_FLG =1となり、動き検知が可能であれば、CL_FLG
=0となる。
に、カメラ8の電源がOFFまたはカメラ8が故障中で
あるか否かを識別するためのフラグである。カメラ8の
電源がOFFまたはカメラ8が故障中である場合にはTR
_FLG =1となり、カメラ8が通常動作状態である場合
にはTR_FLG =0となる。
ST_FLG 、CL_FLG およびTR_FLGの値に基づいて、赤
色LED12および緑色LED13が制御される。
LED12および緑色LED13の状態と、入浴者に知
らせる内容との関係は、表5に示すようになる。
態の継続時間 ST_TIME:入浴者の静止状態が継続している時間 CountM :動き有りと判定された特徴量算出領域の数
電源が入ると(ステップ1)、マイコン97は、3種類
のフラグST_FLG 、CL_FLG およびTR_FLG および3種
類の変数CL_TIME、ST_TIME、CountM の値を0にする
(ステップ2)。そして、マイコン97は、Vsync 信号
が入力するまで入力待機状態となり(ステップ3)、Vs
ync 信号が入力されると、以下の処理を行なう。
は、CPUI/F98を通して、タイミング制御回路9
9にパラメータ設定を行なう(ステップ4)。その後、
画像特徴量RAM96に格納されている前フィールドの
全特徴量算出領域の画像特徴量をCPUI/F98を通
して読み出し(ステップ5)、マイコン97内部のRA
Mに格納する(ステップ6)。
97内部のRAMに格納されると(ステップ7)、マイ
コン97は、上記ステップ6でマイコン97内部のRA
Mに格納された前フィールドの全特徴量算出領域の画像
特徴量に基づいて、曇り度判定用データを生成する(ス
テップ8)。
いては後述する。曇り度判定用データは、レンズ面8a
の曇り度を判定するためのデータであり、曇り度判定用
データが小さい程、曇り度は高くなる。
ン97は、曇り度判定用データが所定値より小さいか否
かを判定する(ステップ9)。
合には、マイコン97はレンズ面8aの曇り度が高く、
動き判定が不可能であると判断し、曇りフラグCL_FLG
の値を1にするとともに、変数CL_TIMEをカウントアッ
プ(+1)する(ステップ10)。そして、マイコン9
7は、変数CL_TIMEが故障判定用基準値CLT _THより大
きいか否かを判定する(ステップ11)。
以下である場合には、LED表示制御を行なった後(ス
テップ35)、ステップ3に戻る。ステップ35のLE
D表示制御では、3種類のフラグST_FLG 、CL_FLG お
よびTR_FLG の値に基づいて、表4の規則にしたがっ
て、赤色LED12および緑色LED13が制御され
る。
大きい場合には、故障フラグTR_FLG の値が1にされる
(ステップ12)。そして、LED表示制御を行なった
後(ステップ35)、ステップ3に戻る。
ータが所定値以上であると判定された場合には、マイコ
ン97はレンズ面8aの曇り度が低く、動き判定が可能
であると判断し、故障フラグTR_FLG の値を0にすると
ともに、曇りフラグCL_FLGの値を0にする。また、変
数CL_TIMEを0にするとともに、変数CountMを0 にする
(ステップ13)。
量から、各特徴量算出領域毎の動き判定を行なう。つま
り、マイコン97は、各算出領域毎に画像特徴量RAM
96から今回読み出した画像特徴量Dxy(t)と画像特徴量
RAM96から前回読み出した画像特徴量Dxy(t-1)との
差の絶対値|Dxy(t)−Dxy(t-1)|が閾値SUBTHより
大きいか否かを判定する(ステップ14)。
輝度信号Yの積算値の変化量、色差信号R−Yの積算値
の変化量および色差信号B−Yの積算値の変化量それぞ
れについて行われ、いずれか1つでも変化量がSUBT
Hより大きければ、その特徴量算出領域に動きが有った
と判定する。
した場合には、マイコン97は、変数CountMを1だけイ
ンクリメントする(ステップ15)。そして、入室判定
処理を行なう(ステップ16)。
否かを判定するものである。この実施の形態では、電源
ONの後に、全特徴量算出領域D11〜D44(図3参
照)のうち中央部の4つの特徴量算出領域D22、D2
3、D32、D33のいずれかにおいて動き有りと判定
された場合に、浴室に人が入室したと判定する。
グST_FLG の値が0であるか否かを判別する(ステップ
16a)。状態フラグST_FLG の値が1、すなわち、入
室待ち状態でない場合には、入室判定を行なう必要がな
いので、ステップ17に移行する。
入室待ち状態である場合には、今回動き有りと判定され
た領域が、中央部の領域D22、D23、D32または
D33であるか否かを判定する(ステップ16b)。今
回動き有りと判定された領域が、中央部の領域でないと
きには、ステップ17に移行する。
の領域である場合には、状態フラグST_FLG の値を1に
する(ステップ16c)。そして、ステップ17に移行
する。
の特徴量算出領域についての動き判定が終了したか否か
を判定する。全ての特徴量算出領域についての動き判定
が終了していない場合には、ステップ14に戻り、次の
特徴量算出領域について動き判定を行なう。
が終了すると、マイコン97は、再び、状態フラグST_
FLG の値が0であるか否かを判別する(ステップ1
8)。状態フラグST_FLG の値が0、すなわち、入室待
ち状態である場合には、ステップ19以降の異常判定処
理を行なうことなく、LED表示制御を行なった後(ス
テップ35)、ステップ3に戻る。
_FLG の値が0でない場合、すなわち、入室待ち状態で
ない場合には、ステップ19に移行する。
が有ると判定された領域数CountMが動状態/静止状態判
定用基準値TH_Count より大きいか否かを判定する。
状態/静止状態判定用基準値TH_Count 以下である場合
には、マイコン97は、入浴者に動きが無いと判定し
(ステップ20)、動きが有ると判定された領域数Coun
tMが動状態/静止状態判定用基準値TH_Count より多い
場合には、マイコン97は、入浴者に動きが有ると判定
する(ステップ21)。そして、ステップ22に進む。
N回(Nフィールド)分の動き判定において所定のM回
以上入浴者に動きがあると判定されたか否かを判定す
る。過去N回分の動き判定においてM回以上入浴者に動
きがある場合には、マイコン97は入浴者が動状態であ
ると判定し(ステップ23)、そうでない場合にはマイ
コン97は入浴者が静止状態であると判定する(ステッ
プ24)。
は、状態フラグST_FLG の値を3にするとともに、変数
ST_TIMEをカウントアップ( +1)する(ステップ2
5)。そして、変数ST_TIMEが所定の第3時間ST_TH3
を越えているか否かを判定する(ステップ26)。
ると判定された場合には、変数ST_TIMEが第3時間ST_
TH3 より短い所定の第2時間ST_TH2 を越えているか否
かを判定する(ステップ28)。
ると判定された場合には、変数ST_TIMEが第2時間ST_
TH2 より短い所定の第1時間ST_TH1 に等しいか否かを
判定する(ステップ30)。
ないと判定された場合には、LED表示制御を行なった
後(ステップ35)、ステップ3に戻る。
が第1時間ST_TH1 と等しいと判定された場合、つま
り、入浴者の静止状態の継続時間が第1時間に達した場
合には、マイコン97は安否確認第1要求を音声出力L
SI100に出力する(ステップ31)。そして、LE
D表示制御を行なった後(ステップ35)、ステップ3
に戻る。
求を受信すると、入浴者に対する安否確認第1要求用音
声メッセージをスピーカ11を介して出力する。安否確
認第1要求用音声メッセージとしては、たとえば、「大
丈夫ですか?動いてみて下さい」というメッセージが用
いられる。
が第2時間ST_TH2 を越えていると判定された場合、つ
まり、入浴者の静止状態の継続時間が第3時間は越えて
いないが第2時間を越えた場合には、マイコン97は安
否確認第2要求を音声出力LSI100に出力する(ス
テップ29)。そして、LED表示制御を行なった後
(ステップ35)、ステップ3に戻る。
求を受信すると、入浴者に対する安否確認第2要求用音
声メッセージをスピーカ11を介して出力する。安否確
認第2要求メッセージとしては、たとえば、「大丈夫で
すか?、大丈夫ですか?…」というように、「大丈夫で
すか?」というメッセージが連呼される。この際、マイ
コン97は、音声出力LSI100に、音量を徐々に上
げるように、音量制御信号を出力する。
が第3時間ST_TH3 を越えていると判定された場合、つ
まり、入浴者の静止状態の継続時間が第3時間を越えた
場合には、マイコン97は警報要求を音声出力LSI1
00および警報器20に出力する(ステップ27)。そ
して、LED表示制御を行なった後(ステップ35)、
ステップ3に戻る。
すると、入浴者に対する警報をスピーカ11を介して出
力する。この警報としては、たとえば、「ブー、ブー
…」というように、「ブー」という警報音が連呼され
る。この際、マイコン97は、音声出力LSI100
に、音量を徐々に上げるように、音量制御信号を出力す
る。一方、外部の警報器20は、警報要求を受信する
と、外部の人に緊急事態を通知するために警報を出力す
る。
態であると判定した場合には(ステップ23)、マイコ
ン97は、変数ST_TIMEが第1時間ST_TH1 以上である
か否かを判定する(ステップ32)。変数ST_TIMEが第
1時間ST_TH1 以上である場合には、マイコン97は、
チャイム要求を音声出力LSI100に出力した後(ス
テップ33)、ステップ34に移行する。音声出力LS
I100は、チャイム要求を受信すると、たとえば、
「ピロン」というようなチャイム音をスピーカ11を介
して出力する。
理由について説明する。上記ステップ31において安否
確認のための音声メッセージを出力した後、入浴者が動
くと、ステップ22で入浴者か動状態であると判定され
る。このように、安否確認のための音声メッセージを出
力した後、ステップ22で入浴者か動状態であると判定
されたことを、チャイムによって入浴者に通知すること
により、入浴者の不安を解消する。
が第1時間ST_T1を越えていない場合には、ステップ3
4に移行する。ステップ34では、マイコン97は、状
態フラグST_FLG の値を2にするとともに、変数ST_TI
MEを0にする。そして、LED表示制御を行なった後
(ステップ35)、ステップ3に戻る。
データの算出方法について説明する。
レンズ面8aの曇り度が高くなると、隣接する領域間の
画像データ(輝度積算値)の差が小さくなる。そこで、
全ての隣接する領域間の画像データの差分を積算し、そ
の積算結果を曇り度判定用データとする。積算結果が小
さい程曇り度は高くなる。
を積算すると処理量が多くなるため、ここでは、一部の
隣接する領域間の画像データの差分を積算するようにす
る。曇り度判定用データの算出方法には、2つの方法が
あるので、各方法について説明する。
領域D11〜D44を、最も外側の領域(ハッチング無
し)と、それらに囲まれた中央領域(ハッチング有りの
領域;D22,D23,D32,D33)とに分ける。
2,D23,D32,D33毎に、その領域とその周辺
領域との間の画像特徴量の差分に関する値を算出する。
第1方法では、最も外側の領域以外の各領域D22,D
23,D32,D33毎に、その領域とその周辺領域の
平均値との差分データの絶対値を算出する。
辺領域の平均値との差分データの絶対値ΔD22は、次
式(1)に基づいて算出される。Dxyは、領域Dxy
の輝度積算値とする。
8つの領域の輝度積算値の平均値と、領域D22の輝度
積算値との差の絶対値として求められる。
に求められた、周辺領域の平均値との差分データの絶対
値ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33を積算し、
その積算結果を曇り度判定用データとする。
い場合には、ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33
をそれぞれ2乗したものを積算し、その積算結果を曇り
度判定用データとすればよい。
領域D11〜D44を、最も外側の領域(ハッチング無
し)と、それらに囲まれた中央領域(ハッチング有りの
領域;D22,D23,D32,D33)とに分ける。
2,D23,D32,D33毎に、その領域とその周辺
領域との間の画像特徴量の差分に関する値を算出する。
第2方法では、最も外側の領域以外の各領域D22,D
23,D32,D33毎に、その領域とその周辺領域と
の差分の絶対値のうちの最大値を算出する。
辺領域との差分の絶対値のうちの最大値ΔD22は、次
式(2)に基づいて算出される。Dxyは、領域Dxy
の輝度積算値とする。
に求められた、周辺領域との差分の絶対値のうちの最大
値ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33を積算し、
その積算結果を曇り度判定用データとする。
い場合には、ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33
をそれぞれ2乗したものを積算し、その積算結果を曇り
度判定用データとすればよい。
は、1画面に設定された複数の特徴量算出領域毎に抽出
されているが、1画面内に設定された1つの領域でのみ
抽出するようにしてもよい。この場合には、1つの領域
で抽出された画像特徴量の時間的変化が所定の動き判定
用閾値より大きいか否かに基づいて、入浴者が動状態で
あるか静止状態であるかを判定すればよい。
のための音声メッセージや警報音を出力する際に、監視
対象を驚かさないようにすることができるようになる。
確認のための音声メッセージや警報音を出力した後に、
監視対象が動いたことが検出された場合に、その旨を監
視対象に通知することができるようになる。
る。
る。
示す模式図である。
の説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
備えている異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間以上継続している場合
に、監視対象に対して安否確認用または警報用メッセー
ジを繰り返し出力する出力手段を備えており、出力手段
は、安否確認用または警報用メッセージの音量を徐々に
上昇させる手段を備えていることを特徴とする異常検出
装置。 - 【請求項2】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
備えている異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間継続した場合に、監視対
象に対して安否確認用メッセージを出力する手段、およ
び安否確認用メッセージが出力された後に、監視対象が
動状態であると初めて判定されたときに、監視対象が動
状態であると判定されたことを監視対象に通知する手
段、 を備えていることを特徴とする異常検出装置。 - 【請求項3】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像を複数の特徴量算出領域に分割し、
各特徴量算出領域毎に撮像手段で撮像した映像から画像
特徴量を抽出する抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出
手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変
化量を検出する検出手段、検出手段によって各特徴量算
出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と動き
判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴
量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合には
その特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判定用
閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが有る
と判定する第1動き判定手段、ならびに動きが有ると判
定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判定用基
準値以下の場合に部屋内の監視対象が静止状態であると
判定し、動きが有ると判定された特徴量算出領域数が動
状態/静止状態判定用基準値より多い場合に部屋内の監
視対象が動状態であると判定する第2動き判定手段を備
えた異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間以上継続している場合
に、監視対象に対して安否確認用または警報用メッセー
ジを繰り返し出力する出力手段を備えており、出力手段
は、安否確認用または警報用メッセージの音量を徐々に
上昇させる手段を備えていることを特徴とする異常検出
装置。 - 【請求項4】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像を複数の特徴量算出領域に分割し、
各特徴量算出領域毎に撮像手段で撮像した映像から画像
特徴量を抽出する抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出
手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変
化量を検出する検出手段、検出手段によって各特徴量算
出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と動き
判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴
量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合には
その特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判定用
閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが有る
と判定する第1動き判定手段、ならびに動きが有ると判
定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判定用基
準値以下の場合に部屋内の監視対象が静止状態であると
判定し、動きが有ると判定された特徴量算出領域数が動
状態/静止状態判定用基準値より多い場合に部屋内の監
視対象が動状態であると判定する第2動き判定手段を備
えた異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間継続した場合に、監視対
象に対して安否確認用メッセージを出力する手段、およ
び安否確認用メッセージが出力された後に、監視対象が
動状態であると初めて判定されたときに、監視対象が動
状態であると判定されたことを監視対象に通知する手
段、 を備えていることを特徴とする異常検出装置。 - 【請求項5】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
備えている異常検出装置において、 監視対象が静止状態であると判定されているか監視対象
が動状態であると判定されているかを監視対象に知らせ
るための表示器を備えていることを特徴とする異常検出
装置。 - 【請求項6】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像を複数の特徴量算出領域に分割し、
各特徴量算出領域毎に撮像手段で撮像した映像から画像
特徴量を抽出する抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出
手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変
化量を検出する検出手段、検出手段によって各特徴量算
出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と動き
判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴
量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合には
その特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判定用
閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが有る
と判定する第1動き判定手段、ならびに動きが有ると判
定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判定用基
準値以下の場合に部屋内の監視対象が静止状態であると
判定し、動きが有ると判定された特徴量算出領域数が動
状態/静止状態判定用基準値より多い場合に部屋内の監
視対象が動状態であると判定する第2動き判定手段を備
えた異常検出装置において、 監視対象が静止状態であると判定されているか監視対象
が動状態であると判定されているかを監視対象に知らせ
るための表示器を備えていることを特徴とする異常検出
装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001073764A JP3631154B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 異常検出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001073764A JP3631154B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | 異常検出装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3631154B2 JP3631154B2 (ja) | 2005-03-23 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013078567A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-05-02 | General Electric Co <Ge> | 遠隔健康監視データを提供するための方法および関連するシステム |
WO2017008239A1 (zh) * | 2015-07-14 | 2017-01-19 | 张阳 | Ktv点歌系统呼叫控制方法及系统 |
JP2017040425A (ja) * | 2015-08-19 | 2017-02-23 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫およびプログラム |
CN110543803A (zh) * | 2018-05-29 | 2019-12-06 | 菜鸟智能物流控股有限公司 | 监控方法、装置、服务器和存储介质 |
WO2022014145A1 (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-20 | ダイキン工業株式会社 | 画像処理装置、空気処理システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法 |
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- 2001-03-15 JP JP2001073764A patent/JP3631154B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2022018021A (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-26 | ダイキン工業株式会社 | 画像処理装置、空気処理システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法 |
JP7014982B2 (ja) | 2020-07-14 | 2022-02-15 | ダイキン工業株式会社 | 画像処理装置、空気処理システム、画像処理プログラム、及び画像処理方法 |
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US11810328B2 (en) | 2020-07-14 | 2023-11-07 | Daikin Industries, Ltd. | Image processing device, air treatment system, image processing program, and image processing method |
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