JP2002279553A - 異常検出装置 - Google Patents

異常検出装置

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JP2002279553A
JP2002279553A JP2001073764A JP2001073764A JP2002279553A JP 2002279553 A JP2002279553 A JP 2002279553A JP 2001073764 A JP2001073764 A JP 2001073764A JP 2001073764 A JP2001073764 A JP 2001073764A JP 2002279553 A JP2002279553 A JP 2002279553A
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幸夫 森
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治彦 村田
Koji Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、監視対象に安否確認のための音
声メッセージや警報音を出力する際に、監視対象を驚か
さないようにすることができる異常検出装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 異常検出装置において、監視対象の静止
状態が一定時間以上継続している場合に、監視対象に対
して安否確認用または警報用メッセージを繰り返し出力
する出力手段を備えており、出力手段は、安否確認用ま
たは警報用メッセージの音量を徐々に上昇させる手段を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、浴
室、トイレなどの部屋内において人が倒れるといった異
常が発生した場合に、そのことを検出する異常検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内において入浴者が入浴中に死亡す
る事故が年々増加しており、入浴者の入浴中での死亡者
数が交通事故による死亡者数以上になり、入浴中での事
故が注目されてきている。
【0003】入浴中での事故の直接的な原因は、入浴中
に心不全や脳卒中などで倒れたり、バスタブ中で意識障
害が生じて溺死するというものである。しかし、そのよ
うな状態となる要因は、原因究明が進んではいるもの
の、現在の生活様式の変化も重なりなかなか特定できな
いのが現状である。従って、入浴中の心不全や脳卒中な
どを防止することはなかなか容易ではない。
【0004】しかし、症状が発生するのを防止すること
ができなくても、早期発見により、一命を取り留める可
能性はかなり高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は、
次のような異常検出装置を開発した。つまり、浴室内の
映像を撮像手段によって撮像する。撮像手段で撮像した
映像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領
域毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出す
る。
【0006】各特徴量算出領域毎に抽出された画像特徴
量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する。各特徴
量算出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と
動き判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像
特徴量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合
にはその特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判
定用閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが
有ると判定する。
【0007】動きが有ると判定された特徴量算出領域数
が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に入浴者が
静止状態であると判定し、動きが有ると判定された特徴
量算出領域数が動状態/静止状態判定用基準値より多い
場合に入浴者が動状態であると判定する。そして、過去
所定回数の動状態/静止状態の判定結果に基づいて、入
浴者に異常が発生したか否かを判定する。
【0008】このような異常検出装置では、入浴者の静
止状態が一定時間以上継続した場合には、入浴者に安否
確認のための音声メッセージや警報音を出力することが
考えられる。しかしながら、安否確認のための音声メッ
セージや警報音をいきなり出力すると、入浴者を驚かす
ことにもなりかねない。
【0009】また、安否確認のための音声メッセージや
警報音を出力した後、入浴者が動くと、入浴者が動いた
ことが検出され、異常状態ではないことが異常検出装置
側では認識されるが、入浴者は自分の動きが異常検出装
置によって検出されたかどうか分からないため、疑心暗
鬼状態で不要な動きを続けることになる。
【0010】この発明は、監視対象に安否確認のための
音声メッセージや警報音を出力する際に、監視対象を驚
かさないようにすることができる異常検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】また、この発明は、監視対象に安否確認の
ための音声メッセージや警報音を出力した後に、監視対
象が動いたことが検出された場合に、その旨を監視対象
に通知することができる異常検出装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の異
常検出装置は、部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
備えている異常検出装置において、監視対象の静止状態
が一定時間以上継続している場合に、監視対象に対して
安否確認用または警報用メッセージを繰り返し出力する
出力手段を備えており、出力手段は、安否確認用または
警報用メッセージの音量を徐々に上昇させる手段を備え
ていることを特徴とする。
【0013】この発明による第2の異常検出装置は、部
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像から画像特徴量を抽出する抽出手段、抽出手段で抽出
した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出
する検出手段、ならびに検出手段によって検出された画
像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを比較し、
画像特徴量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である
場合に部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動
き判定用閾値より大きい場合に部屋内の監視対象が動状
態であると判定する動き判定手段を備えている異常検出
装置において、監視対象の静止状態が一定時間継続した
場合に、監視対象に対して安否確認用メッセージを出力
する手段、および安否確認用メッセージが出力された後
に、監視対象が動状態であると初めて判定されたとき
に、監視対象が動状態であると判定されたことを監視対
象に通知する手段を備えていることを特徴とする。
【0014】この発明による第3の異常検出装置は、部
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領域
毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する
抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出手段で抽出した画
像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する検
出手段、検出手段によって各特徴量算出領域毎に検出さ
れた画像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを各
特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴量の時間的変化量
が動き判定用閾値以下である場合にはその特徴量算出領
域に動きが無いと判定し、動き判定用閾値より大きい場
合にその特徴量算出領域に動きが有ると判定する第1動
き判定手段、ならびに動きが有ると判定された特徴量算
出領域数が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に
部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動きが有
ると判定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判
定用基準値より多い場合に部屋内の監視対象が動状態で
あると判定する第2動き判定手段を備えた異常検出装置
において、監視対象の静止状態が一定時間以上継続して
いる場合に、監視対象に対して安否確認用または警報用
メッセージを繰り返し出力する出力手段を備えており、
出力手段は、安否確認用または警報用メッセージの音量
を徐々に上昇させる手段を備えていることを特徴とす
る。
【0015】この発明による第4の異常検出装置は、部
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領域
毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する
抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出手段で抽出した画
像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する検
出手段、検出手段によって各特徴量算出領域毎に検出さ
れた画像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを各
特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴量の時間的変化量
が動き判定用閾値以下である場合にはその特徴量算出領
域に動きが無いと判定し、動き判定用閾値より大きい場
合にその特徴量算出領域に動きが有ると判定する第1動
き判定手段、ならびに動きが有ると判定された特徴量算
出領域数が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に
部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動きが有
ると判定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判
定用基準値より多い場合に部屋内の監視対象が動状態で
あると判定する第2動き判定手段を備えた異常検出装置
において、監視対象の静止状態が一定時間継続した場合
に、監視対象に対して安否確認用メッセージを出力する
手段、および安否確認用メッセージが出力された後に、
監視対象が動状態であると初めて判定されたときに、監
視対象が動状態であると判定されたことを監視対象に通
知する手段を備えていることを特徴とする。
【0016】この発明による第5の異常検出装置は、部
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像から画像特徴量を抽出する抽出手段、抽出手段で抽出
した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出
する検出手段、ならびに検出手段によって検出された画
像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを比較し、
画像特徴量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である
場合に部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動
き判定用閾値より大きい場合に部屋内の監視対象が動状
態であると判定する動き判定手段を備えている異常検出
装置において、監視対象が静止状態であると判定されて
いるか監視対象が動状態であると判定されているかを監
視対象に知らせるための表示器を備えていることを特徴
とする。
【0017】この発明による第6の異常検出装置は、部
屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像手段で撮像した映
像を複数の特徴量算出領域に分割し、各特徴量算出領域
毎に撮像手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する
抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出手段で抽出した画
像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変化量を検出する検
出手段、検出手段によって各特徴量算出領域毎に検出さ
れた画像特徴量の時間的変化量と動き判定用閾値とを各
特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴量の時間的変化量
が動き判定用閾値以下である場合にはその特徴量算出領
域に動きが無いと判定し、動き判定用閾値より大きい場
合にその特徴量算出領域に動きが有ると判定する第1動
き判定手段、ならびに動きが有ると判定された特徴量算
出領域数が動状態/静止状態判定用基準値以下の場合に
部屋内の監視対象が静止状態であると判定し、動きが有
ると判定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判
定用基準値より多い場合に部屋内の監視対象が動状態で
あると判定する第2動き判定手段を備えた異常検出装置
において、監視対象が静止状態であると判定されている
か監視対象が動状態であると判定されているかを監視対
象に知らせるための表示器を備えていることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0019】図1は、異常状態検出装置の配置例を示す
模式図である。図1において、1は浴室である。2は脱
衣場である。3は廊下である。4は台所である。
【0020】浴室1と脱衣場2との間の壁には、ドア5
が開閉自在に設けられており、ドア5を開けて人が脱衣
場2から浴室1内に入室または浴室1から脱衣場2へ退
室することができる。浴室1と脱衣場2との間の壁の脱
衣場2側には、浴室1内に接地された照明灯7をオンオ
フさせるための照明スイッチ6が配置されている。
【0021】9は、入浴者が異常状態になったことを検
出するための異常状態検出装置である。より具体的に
は、異常状態検出装置9は、浴室1内の映像を撮像する
カメラ8(図2参照)を内蔵しており、カメラ8の映像
に基づいて、入浴者が異常状態になったことを検出す
る。
【0022】異常状態検出装置9の電源は、照明スイッ
チ6のオンオフに連動してオンオフされる。つまり、照
明スイッチ6がオンされると、照明灯7が点灯されると
ともに、異常状態検出装置9の電源がオンとなる。そし
て、照明スイッチ6がオフされると、照明灯7が消灯さ
れるとともに、異常状態検出装置9の電源がオフとな
る。
【0023】10は、浴室1に入室している人(入浴
者)に対して、安否確認等の音声メッセージを出力した
り、異常状態検出装置9の動作状態を提示するための第
1警報器である。20は浴室1外の人に入浴者の異常を
通知するために、例えば台所4に配置された第2警報器
である。
【0024】図2は、異常状態検出装置9の構成を示し
ている。カメラ8は、レンズ8aとCCD8bとからな
る。CCD8bは、レンズ8aを通して浴室内の光学像
を光電変換し、電気信号として出力する。CCD8bの
出力信号は、前処理回路91に送られる。前処理回路
は、CDS回路、AGC回路およびADCを備えてい
る。
【0025】CCD8bの出力信号は、CDS回路で相
関二重サンプリング処理され、さらに、AGC回路で最
適な振幅にゲイン調整された後、ADCによりデジタル
信号に変換されて、YC分離回路92に入力する。
【0026】YC分離回路92は、デジタルCCD信号
から輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yを生成する。
YC分離回路92によって生成された信号Y,R−Y,
B−Yは、領域毎積算回路93に送られる。
【0027】領域毎積算回路93は、図3に示すよう
に、1画面を複数の同一面積の領域(特徴量算出領域)
D11〜D44に分割し、各特徴量算出領域において、
信号Y,R−Y,B−Y毎に積算処理または平均処理を
行なう。この例では、信号Y,R−Y,B−Y毎に積算
処理を行なうものとする。領域毎に積算した結果(以
下、画像特徴量という)D11〜D44は、画像特徴量
RAM96に格納される。
【0028】タイミング制御部99は、CCD8bを駆
動するためのCCD駆動パルスを出力する。また、タイ
ミング制御部99は、CDS回路用にサンプリングパル
スを、ADC用にサンプリングクロックを出力する。
【0029】タイミング制御部99によって一定のタイ
ミングで入力されるCCDデジタル信号に対し、所定の
YC分離、領域毎積算、高周波成分積算および画像特徴
RAMへの書き込みが正常が行なわれるように、タイミ
ング制御部99は各回路に制御信号を送る。また、タイ
ミング制御部99は、動き判定を行なうマイクロコンピ
ュータ(以下、マイコン)97に対して、割り込み信号
として映像の垂直同期信号であるVsync 信号を出力す
る。
【0030】マイコン97は、タイミング制御部99に
対し、領域の位置設定などのパラメータ設定を行なう。
また、マイコン97は、映像の明るさを最適化するため
に、AGC回路のゲイン制御や、CPUI/F98を通
じてタイミング制御を行い、CCD8bの露光時間制御
を行なう。さらに、マイコン97は、タイミング制御部
99から割り込み信号を受け、映像の出力に同期して動
き判定を行なう。
【0031】図2に示すように、第1警報器10は、ス
ピーカ11、赤色LED12および緑色LED13を備
えている。マイコン97は、音声出力LSI100を制
御して、スピーカ11から状況に応じた音声メッセージ
を出力させる。また、マイコン97は、異常検出装置9
の動作状態に応じて赤色LED12および緑色LED1
3を制御する。また、マイコン97は、入浴者が異常で
あると判定した場合には、第2警報器(外部警報器)2
0を駆動させる。
【0032】図4は、マイコン97が行なう動き判定処
理手順を示している。
【0033】動き判定処理を説明する前に、動き判定処
理で用いられるフラグと変数とについて説明する。
【0034】フラグには、状態フラグST_FLG 、曇りフ
ラグCL_FLG および故障フラグTR_FLG がある。
【0035】状態フラグST_FLG は、表1に示すよう
に、入室待状態であること(ST_FLG=0)、入室が検知
されたこと(ST_FLG =1)、入浴者が動状態であること
(ST_FLG =2)、入浴者が静止状態であること(ST_FL
G =3)を識別するためのフラグである。
【0036】
【表1】
【0037】曇りフラグCL_FLG は、表2に示すよう
に、カメラ8のレンズ8aが曇っていたり、部屋の明る
さが足りないために動き検知が不能であるか否かを識別
するためのフラグである。動き検知が不能であれば、CL
_FLG =1となり、動き検知が可能であれば、CL_FLG
=0となる。
【0038】
【表2】
【0039】故障フラグTR_FLG は、表3に示すよう
に、カメラ8の電源がOFFまたはカメラ8が故障中で
あるか否かを識別するためのフラグである。カメラ8の
電源がOFFまたはカメラ8が故障中である場合にはTR
_FLG =1となり、カメラ8が通常動作状態である場合
にはTR_FLG =0となる。
【0040】
【表3】
【0041】表4に示すように、これら3種類のフラグ
ST_FLG 、CL_FLG およびTR_FLGの値に基づいて、赤
色LED12および緑色LED13が制御される。
【0042】
【表4】
【0043】したがって、異常検出装置の状態と、赤色
LED12および緑色LED13の状態と、入浴者に知
らせる内容との関係は、表5に示すようになる。
【0044】
【表5】
【0045】変数としては、次の3種類がある。 CL_TIME:レンズ8aが曇っていると判定されている状
態の継続時間 ST_TIME:入浴者の静止状態が継続している時間 CountM :動き有りと判定された特徴量算出領域の数
【0046】照明スイッチ6がオンされることによって
電源が入ると(ステップ1)、マイコン97は、3種類
のフラグST_FLG 、CL_FLG およびTR_FLG および3種
類の変数CL_TIME、ST_TIME、CountM の値を0にする
(ステップ2)。そして、マイコン97は、Vsync 信号
が入力するまで入力待機状態となり(ステップ3)、Vs
ync 信号が入力されると、以下の処理を行なう。
【0047】Vsync 信号が入力されると、マイコン97
は、CPUI/F98を通して、タイミング制御回路9
9にパラメータ設定を行なう(ステップ4)。その後、
画像特徴量RAM96に格納されている前フィールドの
全特徴量算出領域の画像特徴量をCPUI/F98を通
して読み出し(ステップ5)、マイコン97内部のRA
Mに格納する(ステップ6)。
【0048】全特徴量算出領域の画像特徴量がマイコン
97内部のRAMに格納されると(ステップ7)、マイ
コン97は、上記ステップ6でマイコン97内部のRA
Mに格納された前フィールドの全特徴量算出領域の画像
特徴量に基づいて、曇り度判定用データを生成する(ス
テップ8)。
【0049】曇り度判定用データの生成方法の詳細につ
いては後述する。曇り度判定用データは、レンズ面8a
の曇り度を判定するためのデータであり、曇り度判定用
データが小さい程、曇り度は高くなる。
【0050】曇り度判定用データを生成すると、マイコ
ン97は、曇り度判定用データが所定値より小さいか否
かを判定する(ステップ9)。
【0051】曇り度判定用データが所定値より小さい場
合には、マイコン97はレンズ面8aの曇り度が高く、
動き判定が不可能であると判断し、曇りフラグCL_FLG
の値を1にするとともに、変数CL_TIMEをカウントアッ
プ(+1)する(ステップ10)。そして、マイコン9
7は、変数CL_TIMEが故障判定用基準値CLT _THより大
きいか否かを判定する(ステップ11)。
【0052】変数CL_TIMEが故障判定用基準値CLT _TH
以下である場合には、LED表示制御を行なった後(ス
テップ35)、ステップ3に戻る。ステップ35のLE
D表示制御では、3種類のフラグST_FLG 、CL_FLG お
よびTR_FLG の値に基づいて、表4の規則にしたがっ
て、赤色LED12および緑色LED13が制御され
る。
【0053】CL_TIMEが故障判定用基準値CLT _THより
大きい場合には、故障フラグTR_FLG の値が1にされる
(ステップ12)。そして、LED表示制御を行なった
後(ステップ35)、ステップ3に戻る。
【0054】上記ステップ9において、曇り度判定用デ
ータが所定値以上であると判定された場合には、マイコ
ン97はレンズ面8aの曇り度が低く、動き判定が可能
であると判断し、故障フラグTR_FLG の値を0にすると
ともに、曇りフラグCL_FLGの値を0にする。また、変
数CL_TIMEを0にするとともに、変数CountMを0 にする
(ステップ13)。
【0055】そして、各特徴量算出領域の特徴量の変化
量から、各特徴量算出領域毎の動き判定を行なう。つま
り、マイコン97は、各算出領域毎に画像特徴量RAM
96から今回読み出した画像特徴量Dxy(t)と画像特徴量
RAM96から前回読み出した画像特徴量Dxy(t-1)との
差の絶対値|Dxy(t)−Dxy(t-1)|が閾値SUBTHより
大きいか否かを判定する(ステップ14)。
【0056】この判定は、各特徴量算出領域に対して、
輝度信号Yの積算値の変化量、色差信号R−Yの積算値
の変化量および色差信号B−Yの積算値の変化量それぞ
れについて行われ、いずれか1つでも変化量がSUBT
Hより大きければ、その特徴量算出領域に動きが有った
と判定する。
【0057】特徴量算出領域において動きが有ると判定
した場合には、マイコン97は、変数CountMを1だけイ
ンクリメントする(ステップ15)。そして、入室判定
処理を行なう(ステップ16)。
【0058】入室判定処理とは、浴室に人が入室したか
否かを判定するものである。この実施の形態では、電源
ONの後に、全特徴量算出領域D11〜D44(図3参
照)のうち中央部の4つの特徴量算出領域D22、D2
3、D32、D33のいずれかにおいて動き有りと判定
された場合に、浴室に人が入室したと判定する。
【0059】入室判定処理においては、まず、状態フラ
グST_FLG の値が0であるか否かを判別する(ステップ
16a)。状態フラグST_FLG の値が1、すなわち、入
室待ち状態でない場合には、入室判定を行なう必要がな
いので、ステップ17に移行する。
【0060】状態フラグST_FLG の値が0、すなわち、
入室待ち状態である場合には、今回動き有りと判定され
た領域が、中央部の領域D22、D23、D32または
D33であるか否かを判定する(ステップ16b)。今
回動き有りと判定された領域が、中央部の領域でないと
きには、ステップ17に移行する。
【0061】今回動き有りと判定された領域が、中央部
の領域である場合には、状態フラグST_FLG の値を1に
する(ステップ16c)。そして、ステップ17に移行
する。
【0062】ステップ17では、マイコン97は、全て
の特徴量算出領域についての動き判定が終了したか否か
を判定する。全ての特徴量算出領域についての動き判定
が終了していない場合には、ステップ14に戻り、次の
特徴量算出領域について動き判定を行なう。
【0063】全ての特徴量算出領域についての動き判定
が終了すると、マイコン97は、再び、状態フラグST_
FLG の値が0であるか否かを判別する(ステップ1
8)。状態フラグST_FLG の値が0、すなわち、入室待
ち状態である場合には、ステップ19以降の異常判定処
理を行なうことなく、LED表示制御を行なった後(ス
テップ35)、ステップ3に戻る。
【0064】上記ステップ18において、状態フラグST
_FLG の値が0でない場合、すなわち、入室待ち状態で
ない場合には、ステップ19に移行する。
【0065】ステップ19では、マイコン97は、動き
が有ると判定された領域数CountMが動状態/静止状態判
定用基準値TH_Count より大きいか否かを判定する。
【0066】動きが有ると判定された領域数CountMが動
状態/静止状態判定用基準値TH_Count 以下である場合
には、マイコン97は、入浴者に動きが無いと判定し
(ステップ20)、動きが有ると判定された領域数Coun
tMが動状態/静止状態判定用基準値TH_Count より多い
場合には、マイコン97は、入浴者に動きが有ると判定
する(ステップ21)。そして、ステップ22に進む。
【0067】ステップ22では、マイコン97は、過去
N回(Nフィールド)分の動き判定において所定のM回
以上入浴者に動きがあると判定されたか否かを判定す
る。過去N回分の動き判定においてM回以上入浴者に動
きがある場合には、マイコン97は入浴者が動状態であ
ると判定し(ステップ23)、そうでない場合にはマイ
コン97は入浴者が静止状態であると判定する(ステッ
プ24)。
【0068】入浴者が静止状態であると判定した場合に
は、状態フラグST_FLG の値を3にするとともに、変数
ST_TIMEをカウントアップ( +1)する(ステップ2
5)。そして、変数ST_TIMEが所定の第3時間ST_TH3
を越えているか否かを判定する(ステップ26)。
【0069】変数ST_TIMEが第3時間ST_TH3 以下であ
ると判定された場合には、変数ST_TIMEが第3時間ST_
TH3 より短い所定の第2時間ST_TH2 を越えているか否
かを判定する(ステップ28)。
【0070】変数ST_TIMEが第2時間ST_TH2 以下であ
ると判定された場合には、変数ST_TIMEが第2時間ST_
TH2 より短い所定の第1時間ST_TH1 に等しいか否かを
判定する(ステップ30)。
【0071】変数ST_TIMEが第1時間ST_TH1 と等しく
ないと判定された場合には、LED表示制御を行なった
後(ステップ35)、ステップ3に戻る。
【0072】上記ステップ30において、変数ST_TIME
が第1時間ST_TH1 と等しいと判定された場合、つま
り、入浴者の静止状態の継続時間が第1時間に達した場
合には、マイコン97は安否確認第1要求を音声出力L
SI100に出力する(ステップ31)。そして、LE
D表示制御を行なった後(ステップ35)、ステップ3
に戻る。
【0073】音声出力LSI100は、安否確認第1要
求を受信すると、入浴者に対する安否確認第1要求用音
声メッセージをスピーカ11を介して出力する。安否確
認第1要求用音声メッセージとしては、たとえば、「大
丈夫ですか?動いてみて下さい」というメッセージが用
いられる。
【0074】上記ステップ28において、変数ST_TIME
が第2時間ST_TH2 を越えていると判定された場合、つ
まり、入浴者の静止状態の継続時間が第3時間は越えて
いないが第2時間を越えた場合には、マイコン97は安
否確認第2要求を音声出力LSI100に出力する(ス
テップ29)。そして、LED表示制御を行なった後
(ステップ35)、ステップ3に戻る。
【0075】音声出力LSI100は、安否確認第2要
求を受信すると、入浴者に対する安否確認第2要求用音
声メッセージをスピーカ11を介して出力する。安否確
認第2要求メッセージとしては、たとえば、「大丈夫で
すか?、大丈夫ですか?…」というように、「大丈夫で
すか?」というメッセージが連呼される。この際、マイ
コン97は、音声出力LSI100に、音量を徐々に上
げるように、音量制御信号を出力する。
【0076】上記ステップ26において、変数ST_TIME
が第3時間ST_TH3 を越えていると判定された場合、つ
まり、入浴者の静止状態の継続時間が第3時間を越えた
場合には、マイコン97は警報要求を音声出力LSI1
00および警報器20に出力する(ステップ27)。そ
して、LED表示制御を行なった後(ステップ35)、
ステップ3に戻る。
【0077】音声出力LSI100は、警報要求を受信
すると、入浴者に対する警報をスピーカ11を介して出
力する。この警報としては、たとえば、「ブー、ブー
…」というように、「ブー」という警報音が連呼され
る。この際、マイコン97は、音声出力LSI100
に、音量を徐々に上げるように、音量制御信号を出力す
る。一方、外部の警報器20は、警報要求を受信する
と、外部の人に緊急事態を通知するために警報を出力す
る。
【0078】上記ステップ22において、入浴者が動状
態であると判定した場合には(ステップ23)、マイコ
ン97は、変数ST_TIMEが第1時間ST_TH1 以上である
か否かを判定する(ステップ32)。変数ST_TIMEが第
1時間ST_TH1 以上である場合には、マイコン97は、
チャイム要求を音声出力LSI100に出力した後(ス
テップ33)、ステップ34に移行する。音声出力LS
I100は、チャイム要求を受信すると、たとえば、
「ピロン」というようなチャイム音をスピーカ11を介
して出力する。
【0079】ステップ33でチャイム音を出力している
理由について説明する。上記ステップ31において安否
確認のための音声メッセージを出力した後、入浴者が動
くと、ステップ22で入浴者か動状態であると判定され
る。このように、安否確認のための音声メッセージを出
力した後、ステップ22で入浴者か動状態であると判定
されたことを、チャイムによって入浴者に通知すること
により、入浴者の不安を解消する。
【0080】上記ステップ32において、変数ST_TIME
が第1時間ST_T1を越えていない場合には、ステップ3
4に移行する。ステップ34では、マイコン97は、状
態フラグST_FLG の値を2にするとともに、変数ST_TI
MEを0にする。そして、LED表示制御を行なった後
(ステップ35)、ステップ3に戻る。
【0081】上記ステップ8で行なわれる曇り度判定用
データの算出方法について説明する。
【0082】まず、基本的な考え方について説明する。
レンズ面8aの曇り度が高くなると、隣接する領域間の
画像データ(輝度積算値)の差が小さくなる。そこで、
全ての隣接する領域間の画像データの差分を積算し、そ
の積算結果を曇り度判定用データとする。積算結果が小
さい程曇り度は高くなる。
【0083】全ての隣接する領域間の画像データの差分
を積算すると処理量が多くなるため、ここでは、一部の
隣接する領域間の画像データの差分を積算するようにす
る。曇り度判定用データの算出方法には、2つの方法が
あるので、各方法について説明する。
【0084】(1)第1方法 第1方法では、まず、図5に示すように、各特徴量算出
領域D11〜D44を、最も外側の領域(ハッチング無
し)と、それらに囲まれた中央領域(ハッチング有りの
領域;D22,D23,D32,D33)とに分ける。
【0085】次に、最も外側の領域以外の各領域D2
2,D23,D32,D33毎に、その領域とその周辺
領域との間の画像特徴量の差分に関する値を算出する。
第1方法では、最も外側の領域以外の各領域D22,D
23,D32,D33毎に、その領域とその周辺領域の
平均値との差分データの絶対値を算出する。
【0086】例えば、領域がD22の場合には、その周
辺領域の平均値との差分データの絶対値ΔD22は、次
式(1)に基づいて算出される。Dxyは、領域Dxy
の輝度積算値とする。
【0087】 ΔD22 =|D22-{(D11+D12+D13+D21+D23+D31+D32+D33)/8 } …(1)
【0088】つまり、ΔD22は、領域D22の周辺の
8つの領域の輝度積算値の平均値と、領域D22の輝度
積算値との差の絶対値として求められる。
【0089】各領域D22,D23,D32,D33毎
に求められた、周辺領域の平均値との差分データの絶対
値ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33を積算し、
その積算結果を曇り度判定用データとする。
【0090】なお、曇り度の変化の度合いを急峻にした
い場合には、ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33
をそれぞれ2乗したものを積算し、その積算結果を曇り
度判定用データとすればよい。
【0091】(2)第2方法 第2方法では、まず、図5に示すように、各特徴量算出
領域D11〜D44を、最も外側の領域(ハッチング無
し)と、それらに囲まれた中央領域(ハッチング有りの
領域;D22,D23,D32,D33)とに分ける。
【0092】次に、最も外側の領域以外の各領域D2
2,D23,D32,D33毎に、その領域とその周辺
領域との間の画像特徴量の差分に関する値を算出する。
第2方法では、最も外側の領域以外の各領域D22,D
23,D32,D33毎に、その領域とその周辺領域と
の差分の絶対値のうちの最大値を算出する。
【0093】例えば、領域がD22の場合には、その周
辺領域との差分の絶対値のうちの最大値ΔD22は、次
式(2)に基づいて算出される。Dxyは、領域Dxy
の輝度積算値とする。
【0094】 ΔD22 =MAX〔| D22-D11|, | D22-D12|, | D22-D13|, | D22-D21| , | D22-D23|, | D22-D31|, | D22-D32|, | D22-D33|〕 …(2)
【0095】各領域D22,D23,D32,D33毎
に求められた、周辺領域との差分の絶対値のうちの最大
値ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33を積算し、
その積算結果を曇り度判定用データとする。
【0096】なお、曇り度の変化の度合いを急峻にした
い場合には、ΔD22、ΔD23、ΔD32、ΔD33
をそれぞれ2乗したものを積算し、その積算結果を曇り
度判定用データとすればよい。
【0097】なお、上記実施の形態では、画像特徴量
は、1画面に設定された複数の特徴量算出領域毎に抽出
されているが、1画面内に設定された1つの領域でのみ
抽出するようにしてもよい。この場合には、1つの領域
で抽出された画像特徴量の時間的変化が所定の動き判定
用閾値より大きいか否かに基づいて、入浴者が動状態で
あるか静止状態であるかを判定すればよい。
【0098】
【発明の効果】この発明によれば、監視対象に安否確認
のための音声メッセージや警報音を出力する際に、監視
対象を驚かさないようにすることができるようになる。
【0099】また、この発明によれば、監視対象に安否
確認のための音声メッセージや警報音を出力した後に、
監視対象が動いたことが検出された場合に、その旨を監
視対象に通知することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】異常状態検出装置の配置例を示す模式図であ
る。
【図2】異常状態検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】1画面内に設定された複数の特徴量算出領域を
示す模式図である。
【図4】マイコンの動作を示すフローチャートである。
【図5】曇り度判定用データの生成方法を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
8 カメラ 8a レンズ 8b CCD 9 異常状態検出装置 10 第1警報器 11 スピーカ 12 赤色LED 13 緑色LED 20 第2警報器 91 前処理回路 92 YC分離回路 93 領域毎積算回路 96 画像特徴量RAM 97 マイコン 98 CPUI/F 99 タイミング制御部 100 音声出力LSI
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 K (72)発明者 村田 治彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田中 浩司 大阪府大東市三洋町1丁目1番 三洋電子 部品株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA19 BA02 DA15 DB02 DB06 DB09 DC25 DC32 DC36 5C054 CA04 CE16 CH01 EF06 FC12 FC13 FE18 FF06 FF07 HA12 HA19 5C086 AA22 BA04 CA25 CA28 CB36 DA14 DA40 EA15 EA23 EA36 EA40 EA41 EA45 FA03 FA07 FA15 5C087 AA16 AA23 AA38 AA40 BB03 BB72 DD03 DD24 EE20 FF01 FF04 FF19 FF20 GG02 GG03 GG19 GG20 GG24 GG37 5L096 AA02 AA06 BA02 CA04 DA03 FA32 FA39 GA19 GA41 HA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
    手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
    段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
    時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
    よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
    用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
    定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
    であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
    内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
    備えている異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間以上継続している場合
    に、監視対象に対して安否確認用または警報用メッセー
    ジを繰り返し出力する出力手段を備えており、出力手段
    は、安否確認用または警報用メッセージの音量を徐々に
    上昇させる手段を備えていることを特徴とする異常検出
    装置。
  2. 【請求項2】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
    手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
    段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
    時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
    よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
    用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
    定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
    であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
    内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
    備えている異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間継続した場合に、監視対
    象に対して安否確認用メッセージを出力する手段、およ
    び安否確認用メッセージが出力された後に、監視対象が
    動状態であると初めて判定されたときに、監視対象が動
    状態であると判定されたことを監視対象に通知する手
    段、 を備えていることを特徴とする異常検出装置。
  3. 【請求項3】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
    手段で撮像した映像を複数の特徴量算出領域に分割し、
    各特徴量算出領域毎に撮像手段で撮像した映像から画像
    特徴量を抽出する抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出
    手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変
    化量を検出する検出手段、検出手段によって各特徴量算
    出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と動き
    判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴
    量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合には
    その特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判定用
    閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが有る
    と判定する第1動き判定手段、ならびに動きが有ると判
    定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判定用基
    準値以下の場合に部屋内の監視対象が静止状態であると
    判定し、動きが有ると判定された特徴量算出領域数が動
    状態/静止状態判定用基準値より多い場合に部屋内の監
    視対象が動状態であると判定する第2動き判定手段を備
    えた異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間以上継続している場合
    に、監視対象に対して安否確認用または警報用メッセー
    ジを繰り返し出力する出力手段を備えており、出力手段
    は、安否確認用または警報用メッセージの音量を徐々に
    上昇させる手段を備えていることを特徴とする異常検出
    装置。
  4. 【請求項4】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
    手段で撮像した映像を複数の特徴量算出領域に分割し、
    各特徴量算出領域毎に撮像手段で撮像した映像から画像
    特徴量を抽出する抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出
    手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変
    化量を検出する検出手段、検出手段によって各特徴量算
    出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と動き
    判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴
    量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合には
    その特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判定用
    閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが有る
    と判定する第1動き判定手段、ならびに動きが有ると判
    定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判定用基
    準値以下の場合に部屋内の監視対象が静止状態であると
    判定し、動きが有ると判定された特徴量算出領域数が動
    状態/静止状態判定用基準値より多い場合に部屋内の監
    視対象が動状態であると判定する第2動き判定手段を備
    えた異常検出装置において、 監視対象の静止状態が一定時間継続した場合に、監視対
    象に対して安否確認用メッセージを出力する手段、およ
    び安否確認用メッセージが出力された後に、監視対象が
    動状態であると初めて判定されたときに、監視対象が動
    状態であると判定されたことを監視対象に通知する手
    段、 を備えていることを特徴とする異常検出装置。
  5. 【請求項5】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
    手段で撮像した映像から画像特徴量を抽出する抽出手
    段、抽出手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の
    時間的変化量を検出する検出手段、ならびに検出手段に
    よって検出された画像特徴量の時間的変化量と動き判定
    用閾値とを比較し、画像特徴量の時間的変化量が動き判
    定用閾値以下である場合に部屋内の監視対象が静止状態
    であると判定し、動き判定用閾値より大きい場合に部屋
    内の監視対象が動状態であると判定する動き判定手段を
    備えている異常検出装置において、 監視対象が静止状態であると判定されているか監視対象
    が動状態であると判定されているかを監視対象に知らせ
    るための表示器を備えていることを特徴とする異常検出
    装置。
  6. 【請求項6】 部屋内の映像を撮像する撮像手段、撮像
    手段で撮像した映像を複数の特徴量算出領域に分割し、
    各特徴量算出領域毎に撮像手段で撮像した映像から画像
    特徴量を抽出する抽出手段、各特徴量算出領域毎に抽出
    手段で抽出した画像特徴量の所定時間間隔毎の時間的変
    化量を検出する検出手段、検出手段によって各特徴量算
    出領域毎に検出された画像特徴量の時間的変化量と動き
    判定用閾値とを各特徴量算出領域毎に比較し、画像特徴
    量の時間的変化量が動き判定用閾値以下である場合には
    その特徴量算出領域に動きが無いと判定し、動き判定用
    閾値より大きい場合にその特徴量算出領域に動きが有る
    と判定する第1動き判定手段、ならびに動きが有ると判
    定された特徴量算出領域数が動状態/静止状態判定用基
    準値以下の場合に部屋内の監視対象が静止状態であると
    判定し、動きが有ると判定された特徴量算出領域数が動
    状態/静止状態判定用基準値より多い場合に部屋内の監
    視対象が動状態であると判定する第2動き判定手段を備
    えた異常検出装置において、 監視対象が静止状態であると判定されているか監視対象
    が動状態であると判定されているかを監視対象に知らせ
    るための表示器を備えていることを特徴とする異常検出
    装置。
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