JP2002278815A - ファイル管理装置及びプログラム - Google Patents

ファイル管理装置及びプログラム

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JP2002278815A
JP2002278815A JP2001082961A JP2001082961A JP2002278815A JP 2002278815 A JP2002278815 A JP 2002278815A JP 2001082961 A JP2001082961 A JP 2001082961A JP 2001082961 A JP2001082961 A JP 2001082961A JP 2002278815 A JP2002278815 A JP 2002278815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管理者から離れたファイルに対して自動的に管
理を行うファイル管理装置及び方法を提供する。 【解決手段】ファイル17は管理情報からなるヘッダ部
18と実データからなるデータ部19から成る。ヘッダ
部18の管理情報はヘッダ部の前後を示すデータに挟ま
れて記述され、少なくとも「TIME_LIMIT=・
・・」で示される有効期限、「PROCESS=・・
・」で示される有効期限後の処理、及び「(MOVE)
_PATH=・・・」で示される移動先パス名を含んで
いる。ファイル管理装置1はファイルを順次読み出し、
ヘッダ部18の無いファイルについては無処理、ヘッダ
部18の有るファイル17については管理情報の中の有
効期限データを調べる。そして期限前なら無処理、期限
切れなら管理情報の中の有効期限後の処理データを読み
出してその処理を行う。処理には少なくとも「削除」と
「移動」がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイルに対応し
て記録された管理情報に基づくタイミングで同じく管理
情報に基づく処理を実行するファイル管理装置及びプロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ技術の進歩・発
展により、例えば会社などでは社員の一人ひとりがパソ
コンを保有し、それらのパソコンをハブ装置とケーブル
で接続してLANを構成し、適宜のパソコン内に共有フ
ァイルを設定して、その共有ファイルを使用することに
より、例えば商品在庫、商品仕様、設計図等の変化する
仕事の内容にリアルタイムで対処して、顧客に対する迅
速な対応を行い、これによって仕事の能率を上げるよう
な努力が行われている。
【0003】このような共有ファイルの使用方法は、単
にLAN内に止まらず、WANを介した他のLANとの
共有ファイルの使用、あるいはインターネットを介して
接続したLANの共有ファイルに携帯端末からアクセス
するなどの共有ファイルの使用方法が、例えば自動車、
住宅、土地その他の販売会社のビジネスマンの最も進ん
だ手法として用いられていることが知られている。
【0004】ところで、そのような共有ファイルの管理
は、共有の場所に保持されているものについては所定の
ファイル管理者がファイル管理を行うことが出来る。し
かしその共有ファイルが共有場所から複写されて個々の
パソコンや携帯端末に移された複写ファイルは、管理者
の手を離れてしまうため、その後は複写して移した個人
の管理に委ねられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の共
有ファイルは、上記のように一旦共有場所から複写して
取り出されると、その複写ファイルは複写して移した個
人に任されるため、共有ファイルの内容に対する一元管
理が困難になるという問題があった。これは、例えば内
部的に決められた書類の書式の原本などを共有ファイル
として共有場所に置いて(記録して)ある場合に、その
書式が更新されたとき、共有場所の原本ファイルは管理
者によって更新されるが、パソコンや携帯端末などの他
のマシンに移植された複写ファイルは、そのまま、その
マシン内に保管されるため、更新されたことを知らない
人は、いつまでもその古い書式のものを使い続けること
になって、変化に対する対応が迅速に出来ないという不
便があった。
【0006】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
管理者から離れたファイルに対して自動的に管理を行う
ファイル管理装置及び方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のファイル管理装置は、データが格納されたファイル
を記録するファイル記録手段と、上記ファイル記録手段
のファイルと対応づけて、そのファイルのデータに対す
る処理を実行する場合の処理内容と、その処理内容の処
理を実行するタイミングとを記録する処理記録手段と、
上記ファイル記録手段に記録されたファイルに対応づけ
られた処理内容の処理を、上記タイミングに到ったこと
に応じて実行する制御手段と、を備えて構成される。
【0008】上記タイミングは、例えば請求項2記載の
ように、上記ファイルの有効期限であるように構成さ
れ、また、上記処理内容は、例えば請求項3記載のよう
に、上記ファイルを削除又は移動する処理であるように
構成される。また、このファイル管理装置は、例えば請
求項4記載のように、上記ファイルに対して既に記録さ
れている上記ファイルのデータに対する処理を実行する
場合の処理内容と、その処理内容の処理を実行するタイ
ミングとを設定変更する設定変更手段を更に有して構成
され、また、例えば請求項5記載のように、上記ファイ
ルのデータに対する処理を実行する場合の処理内容と、
その処理内容の処理を実行するタイミングとして更にパ
スワードを記録するパスワード記録手段を更に備え、上
記設定変更手段は、入力されたパスワードが予め記録さ
れたパスワードと一致したときのみ上記ファイルのデー
タに対する処理を実行する場合の処理内容と、その処理
内容の処理を実行するタイミングの設定変更を実行する
ように構成される。
【0009】また、このファイル管理装置は、例えば請
求項6記載のように、上記ファイルのデータに対する処
理を実行する場合の処理内容と、その処理内容の処理を
実行するタイミングとを夫々複数記録する複数記録手段
を更に備えて構成され、また、例えば請求項7記載のよ
うに、上記ファイルのデータに対する処理を実行する場
合の処理内容と、その処理内容の処理を実行するタイミ
ングは、上記ファイルに実データと共にヘッダー情報と
して記録されるように構成される。
【0010】また、例えば請求項8記載のように、上記
ファイルのデータに対する処理を実行する場合の処理内
容と、その処理内容の処理を実行するタイミングは、上
記ファイルを保持する装置とは異なる装置に記録される
ように構成される。次に、請求項9記載の発明のプログ
ラムは、コンピュータに対して、データが格納されたフ
ァイルを記録する機能と、上記ファイル記録手段のファ
イルと対応づけて、そのファイルのデータに対する処理
を実行する場合の処理内容とその処理内容の処理を実行
するタイミングとを記録する機能と、上記ファイル記録
手段に記録されたファイルに対応づけられた処理内容の
処理を上記タイミングに到ったことに応じて実行する機
能と、を実現させるように構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おけるファイル管理装置の回路構成を示すブロック図で
ある。同図に示すように、このファイル管理装置1は、
CPU(中央演算処理装置)2と、このCPU2にバス
3を介して接続された入力装置4、RAM5、伝送制御
部6、表示装置7、印刷装置8、時計部9、及び記憶装
置11から成り、記憶装置11には記録媒体12が着脱
自在に配設される。
【0012】CPU2は、内蔵の例えばフラッシュRO
M(電気的に内容を書き直せる読み出し専用メモリ)等
に格納されているファームウエアに基づいて各ハード機
構部を制御し、記憶装置11に搭載されているOS(ユ
ーザの操作環境を設定する基本ソフト)を、順次読み出
し、このOSに従って全体の動作を制御する。
【0013】入力装置4は、特には図示しないが、キー
ボードの他に、マウス装置、トラックボール装置、ステ
ィックポイント装置、又はフラットポイント装置等のポ
インティングデバイスを備えており、入力情報をCPU
2に通知する。RAM5は、CPU2からの制御に基づ
いて、記憶装置11から読み出されたプログラムを記憶
し、また、CPU2による演算処理の途中データ等を一
時的に記憶する。
【0014】伝送制御部6は、LANに接続するための
ハブケーブルコネクタや、公衆回線と接続するためのモ
デム、モデムカード、又はモジュール等を接続するため
のコネクタを有するI/O(入出力)インターフェスを
備えており、有線無線の所望のネットワークシステムと
通信が可能である。
【0015】表示装置7は、CRT又はLCDなどの表
示装置あるいはプラズマディスプレイを備えており、C
PU2からの制御の下に、入力装置4からの入力情報、
あるいはその入力情報に対応する各種の処理内容等から
なる画像データ、例えば、ファイル管理のための入力画
面等を表示する。印刷装置8は、入力装置4からの指示
入力、又はプログラムに応じたCPU2からの指示に基
づいて、各種の記録を印刷(印字)出力する。また、時
計部9は、日時を計時している。
【0016】記憶装置11は、内蔵型又は外装型の、磁
気的または光学的もしくは半導体型の、CPU2で読取
り可能な記録媒体を含んで構成されている。内蔵型の記
録媒体は、ROM、固定型のHDD等であり、外装型の
記録媒体は、外付けHDDの他、FDD、MO、CD−
ROM、あるいはメモリカード等の可搬型の記録媒体で
ある。
【0017】上記の記憶装置11の所定の記録媒体に
は、プログラム、データ等が予め記憶されている。ま
た、この記録媒体に格納するプログラム、データ等は、
適宜のネットワークを介して伝送制御部から受信する構
成にしてもよく、更に、記録媒体はネットワーク上に構
築された他の機器の記録媒体であってもよい。
【0018】この記憶装置11は、CPU2の制御の下
に、所望のファイルを所定の記録媒体から読み出し、ま
た、新たに保管すべきファイルを所定の記録媒体に格納
する。これらのファイルには、各種タスク毎に対応する
プログラムのファイル、これらのプログラムによって処
理されるデータファイルや各種管理情報ファイルのデー
タベース等が格納されている。
【0019】図2は、上記の記憶装置11の所定の記録
媒体12、例えば固定型HDDの、記憶領域の構成を示
す図である。同図に示すように、記録媒体12はファイ
ル部領域13、項目一時記憶部領域14、ワーク領域1
5、及びその他領域16を備えている。ファイル部領域
13には多数のファイルが格納(記憶、記録)されてい
る。
【0020】項目一時記憶部領域14には、後述する項
目(管理情報項目)データが一時的に格納される。ワー
ク領域15には、CPU2による演算処理の途中データ
等が一時的に格納される。その他領域16には、プログ
ラムや予め設定されているデータやテーブル等が格納さ
れている。
【0021】図3は、上記ファイル部領域13に格納さ
れるファイルの中で本発明のヘッダ部を有するデータ構
成のファイルの例を模式的に示す図である。同図に示す
ように、ファイル17は、ヘッダ部18とデータ部19
か成る。ヘッダ部18には、本発明になるファイルの管
理情報が格納され、データ部19には、通常のファイル
としての実データが格納されている。
【0022】上記ヘッダ部18の先頭にはヘッダ部18
の記述開始を示す「#HEADER_START」、こ
のファイルの共有ファイルとしてのファイル番号を示す
「ACTIVE_NUMBER=“1”」、有効期限を
示す「TIME_LIMIT=“2000−12−12
−12−12−12”」、このファイルに対する実行処
理としての有効期限後の処理を示す「PROCESS=
“削除”」、移動処理又は削除処理の際のファイルのパ
スを示す「(MOVE)_PATH=“¥¥NTSV1
D¥共有資料¥用紙原紙¥提案書原紙.txt”」、こ
のファイルの属性を示す「ATTRIBUTE=“RE
ADONLY”このファイルの管理者名を示す「ADM
INISTRATOR=“○○○雄”」、このファイル
にアクセスするためのパスワードを示す「PASSWO
RD=“AL@ef¥<”」、そして、ヘッダ部18の
記述終了を示す「#HEADER_END」の各データ
が格納されている。
【0023】このように、ファイル17自体に、ファイ
ル番号を示すACTIVE_NUMBER=“*”とフ
ァイルの属性を示すATTRIBUTE=“*”の間
に、#NUM*_STARTと#NUM*_ENDとで
区切られた1組の管理情報を設定されたヘッダ部18を
もっているので、ファイル17が管理マシン(共有ファ
イルのオリジナルを格納しているLANのサーバ)から
他のマシン(ネットワーク上の個々のパソコンや携帯端
末)に複写され又は取り出されても、有効期限が過ぎる
と自動的に削除あるいは移動を行うことができる。
【0024】これにより、例えば元ファイルの更新後に
おいても更新前のままの状態の複写ファイルが本システ
ム内を流通したり、書式や存続期限等が変更された後も
移動ファイルが本システム内を流通することが無くな
る。図4は、上記のようなデータ構造を有するファイル
に対するファイル管理装置1によるファイル管理の処理
動作を説明する全体のフローチャートである。同図に示
すように、オペレータによりファイル管理プログラムが
起動されると、CPU2は、先ず、最初に移動/削除処
理を行う(ステップS1)。この処理は、詳しくは後述
する有効期限が切れた共有ファイルの移動又は削除を実
行する処理である。
【0025】上記の処理に続いて、新規ファイルの作成
が指定されているか否かを判別する(ステップS2)。
この処理は、特には図示しないが、表示装置7に表示さ
れた問合わせ入力画面(ダイアログ画面)において、新
規ファイル作成指定ボタンが押された(クリックされ
た、以下同様)か否かを判別する処理である。
【0026】そして、新規ファイルの作成が指定されて
いれば(S2がYes)、これも詳しくは後述するヘッ
ダ情報入力処理(ステップS3)を行った後、通常の新
規ファイル作成の処理を行う(ステップS4)。この新
規ファイル作成処理で作成されたファイルデータは、こ
のファイルの実データとして、図3に示したファイル1
7のデータ部19に格納され記録される。
【0027】続いて、入力画面で終了が指示されている
か否かを判別し(ステップS5)、終了が指示されてい
れば(S5がYes)、処理を終了し、また、終了が指
示されていないときは(S5がNo)、上記ステップS
2に戻る。このステップS2の判別で、新規ファイルの
作成が指定されていないときは(S2がNo)、ファイ
ルを読み出してそのファイルの編集を行う通常の処理を
行って(ステップS6)、処理を終了する。
【0028】図5は、上記ステップS1におけるファイ
ル移動/削除処理の詳細を示すフローチャートである。
尚、この処理では、図2に示すファイル部領域13に、
既に作成された何等かのファイルが格納されているもの
として説明する。図5において、先ず、ファイル部領域
13の先頭のファイルを確認し(ステップS101)、
そのファイルをオープンして(ステップS102)、そ
の開いたファイルにヘッダ部18が有るか否かを判別す
る(ステップS103)。
【0029】そして、ヘッダ部18が有る場合は(S1
03がYes)、そのヘッダ部18に設定(格納)され
ている有効期限(図3の「TIME_LIMIT=」の
後の「“2000−12−12−12−12−12”」
参照)を読み込む(ステップS104)。続いて、時計
部9からこのマシンに設定されている現在時刻を読み込
んで(ステップS105)、これら読み込んだ有効期限
と現在時刻の日時データを比較して(ステップS10
6)、期限切れか否かを判別する(ステップS10
7)。
【0030】上記の処理で、図3に示す例では、有効期
限は2000年12月12日の12時12分12秒であ
る。この日時データ「2000−12−12−12−1
2−12」が現在時刻の日時データよりも大きいか小さ
いかを判断する。そして、有効期限の日時データよりも
現在時刻の日時データのほうが小さい、すなわち期限切
れとなっていれば(S107がYes)、その場合は、
続いて、期限後の処理(期限後に実行すべき処理)を読
み込んで(ステップS108)、その処理が「移動」で
あるか否かを判別する(ステップS109)。
【0031】図3に示す例では、ヘッダ部18から「P
ROCESS=“削除”」が読み込まれており、上記期
限後に実行すべき処理として「削除」が指定されてい
る。このように「削除」が指定されている場合は(S1
09がN0)、当該ファイルをクローズして(ステップ
S117)、そのファイルをファイル部領域13から削
除する(ステップS118)。
【0032】そして、次のファイルがあるかを調べて
(ステップS113)、全部のファイルについて読み出
しが終了しているか否かを判別する(ステップS11
4)。そして、まだ次のファイルが有れば(S114が
No)、上述したステップS102に戻って、ステップ
S102〜S109を繰り返す。
【0033】一方、ステップS109において、ヘッダ
部18から読み込まれている期限後の処理が「削除」で
ない、すなわち「PROCESS=“移動”」が読み込
まれていれば(S109がYes)、次に、移動先パス
を読み込む(ステップS110)。これにより、ヘッダ
部18から、図3に示す例では、「(MOVE)_PA
TH=“¥¥NTSV1D¥共有資料¥用紙原紙¥提案
書原紙.txt”」が読み込まれる。
【0034】続いて、オープンしている当該ファイルを
クローズし(ステップS111)、そのクローズしたフ
ァイルを上記の移動先パスへ移動する(ステップS11
2)。図3に示すファイル17の例であれば、当該ファ
イルである「提案書原紙.txt」が、LANのサーバ
「¥¥NTSV1D」の、第1階層フォルダ(又はディ
レクトリ)「¥共有資料」の第2階層フォルダ(又はデ
ィレクトリ)「¥用紙原紙」に移動される。
【0035】そして、再びステップS113に戻って次
のファイルについて調べる、ということを繰り返す。そ
して全てのファイルについて上述した処理が終了してい
れば(S114がYes)、次の処理(図4のステップ
S2以下の処理)を行う。尚、上記ステップS107の
判別で、有効期限の日時データが現在時刻の日時データ
以上である、すなわち期限切れではない場合は(S10
7がNo)、その場合は、オープンしている当該ファイ
ルをクローズして(ステップS116)、上記のステッ
プS113の処理に進む。また、上記ステップS103
の判別で、読み込んだファイルにヘッダ部18が無い場
合は(S103がNo)、その場合も、当該ファイルを
クローズして(ステップS115)、上記のステップS
113に進む。
【0036】このように、記憶装置11の記録媒体12
のファイル部13に格納されているファイルの中の全て
の共有ファイル(ファイル17)が、管理のタイミング
(有効期限)を監視され、そのタイミングにおいて、実
行すべき処理内容(削除又は移動)が読み出されて、そ
の処理が実行される。これにより、管理者から離れたフ
ァイルに対しても、所定の管理を自動的に行うことがで
きる。
【0037】続いて、上記のようなファイル17を作成
する際の上記の処理ステップS3においてヘッダ部18
に格納されるヘッダ情報の入力処理について詳述する。
図6は、ヘッダ情報入力処理において表示装置7に表示
されるダイアログ画面の例を示す図である。同図に示す
ように、このダイアログ画面20は、タグ21を有する
入力領域22が画面中央に表示され、その下方に「次の
設定」ボタン23、「設定変更」ボタン24、「OK」
ボタン25、及び「キャンセル」ボタン26が表示され
ている。
【0038】また、入力領域22には、上から有効期限
入力窓27、期限後処理入力窓28、移動又は削除のパ
ス名入力窓29、管理者名入力窓31、及び管理者のパ
スワード入力窓32が表示される。そして、有効期限入
力窓27内のデータ入力位置にはカーソル33が付加さ
れて表示される。上記のカーソル33は、同図には図示
していないが、管理者名入力窓31内及びパスワード入
力窓32内のデータ入力位置にも表示される。
【0039】また、期限後処理入力窓28及びパス名入
力窓29の右端には、それぞれ一覧ボタン34及び35
が表示されている。オペレータは、マウス等のポインテ
ィングデバイスを用いて矢印型ポインタ36を移動させ
て任意に選択した入力窓又はボタンを指定し、キー入力
又はクリック入力することができる。
【0040】尚、同図の各入力窓にはデータが入力され
ている状態で図示しているが、実際には、新規入力の初
期画面の場合は各入力窓は空白で表示され、変更入力の
初期画面では各入力窓に登録済みのデータが例えば図6
のように表示される。図7は、図6に示すようなダイア
ログ画面20の表示に基づいて図4に示す処理のステッ
プS3において行われるヘッダ情報入力処理の詳細を示
すフローチャートである。図7において、先ず、図6に
示すダイアログ画面20を表示する(ステップS30
1)。
【0041】次に、パスワードの入力を待ち、オペレー
タにより、ダイアログ画面20のパスワード入力窓32
にパスワードが入力され、更にキーボードのEnter
キーが押されて上記の入力が確定すると(ステップS3
02)、その入力されたパスワードが予め登録されてい
るいずれかのパスワードに一致するか否かを判別する
(ステップS303)。
【0042】もし、パスワードが登録されているパスワ
ードに一致していないときは(S303がNo)、「キ
ャンセル」ボタン26が押されているか否かを判別し
(ステップS310)、「キャンセル」ボタン26が押
されていれば(S310がYes)、その場合は、次の
処理(図4のステップS2以下の処理)を行う。
【0043】他方、「キャンセル」ボタン26が押され
ていないときは(S310がNo)、パスワードの再入
力を促すガイダンス画面(不図示)を表示して(ステッ
プS311)、この表示を一定時間継続し(ステップS
312、判別がNo)、一定時間が経過したところで、
ステップS302のパスワード入力処理に戻る。
【0044】これにより、オペレータは、入力したパス
ワードが予め登録されているいずれかのパスワードに一
致しないときは、正しいパスワードを入力するか又はこ
の処理をキャンセルするかのいずれかを選択しなければ
ならない。そして、パスワードが登録されているパスワ
ードに一致していれば(S303がYes)、続いて、
設定変更ボタン24が押されたか否かを判別する(ステ
ップS304)。そして、設定変更ボタン24が押され
たときは(S304がYes)、上記入力されたパスワ
ードに一致するパスワード(図3のヘッダ部18の「P
ASSWORD=“AL@ef¥<”」参照)を有する
ファイル17を抽出して(ステップS305)、項目変
更処理を行う(ステップS306)。この処理は、詳し
くは後述するが、既存のファイル17のヘッダ部18の
データを変更する処理である。
【0045】上記に続いて「次の設定」ボタン23が押
されたか否かを判別するステップS308の処理に進
む。また、上記ステップS304の判別で、設定変更ボ
タン24が押されていないときは(S304がNo)詳
しくは後述する新規のファイル17にヘッダ部18を付
加する項目入力処理を行って(ステップS307)、上
記のステップS308の判別処理に進む。
【0046】このステップS308の判別では、「次の
設定」ボタン23が押されていれば(S308がYe
s)、ステップS304に戻ってステップS304〜S
308の処理を繰り返し、他方、「次の設定」ボタン2
3が押されていないときは(S308がNo)、続いて
「OK」ボタン25が押されているか否かを判別する
(ステップS309)。
【0047】そして、「OK」ボタン25が押されてい
れば(S309がYes)、次の処理(図4のステップ
S2以下の処理)を行う。他方、「OK」ボタン25が
押されない間は、ステップS308に戻って、ステップ
S308→S309を繰り返す、又はステップS308
→S304〜S309を繰り返す。また、上述したステ
ップS304の判別で、設定変更ボタン24が押されな
いときは、図6の表示のまま、後述する項目入力処理を
行う(ステップS307)。
【0048】図8は、上記項目入力処理のフローチャー
トである。同図において、先ず、入力を待つ(ステップ
S307−1、判別がNo)。この処理は、図6に示す
ダイアログ画面20において入力領域22の5個の入力
窓(有効期限入力窓27、期限後処理入力窓28、パス
名入力窓29、管理者名入力窓31、又は管理者のパス
ワード入力窓32)又はその下の4個の入力ボタン
(「次の設定」ボタン23、「設定変更」ボタン24、
「OK」ボタン25、又は「キャンセル」ボタン26)
のいずれかが、矢印型カーソル35によってクリック入
力され、更には、それに続いてのキー入力等がなされて
いるか否かを判別する処理である。
【0049】そして、いずれかのイベント入力があれば
(S307−1がYes)、そのイベント入力を解析し
て(ステップS307−2)、その解析結果において上
記イベント入力が有効期限入力窓27の指定とその窓へ
のデータ入力であるか否かを判別する(ステップS30
7−3)。
【0050】この判別で上記イベント入力が有効期限入
力窓27の指定とその窓へのデータ入力であった場合は
(S307−3がYes)、入力に応じた位置にカーソ
ル33を表示し、入力された有効期限データを所定の記
憶領域に一時的に記憶して、その記憶した有効期限デー
タを有効期限入力窓27に表示する(ステップS307
−4)。
【0051】他方、上記イベント入力が有効期限入力窓
27の指定とその窓へのデータ入力ではなかった場合は
(S307−3がNo)、次に、期限後処理入力窓28
の指定とその窓へのデータ入力であるか否かを判別する
(ステップS307−5)、そして、期限後処理入力窓
28の指定とその窓へのデータ入力であった場合は(S
307−5がYes)、指定された処理種類データを所
定の記憶領域に一時的に記憶して、その記憶した処理種
類データを期限後処理入力窓28に表示する(ステップ
S307−6)。
【0052】尚、この処理では、オペレータは、図6の
ダイアログ画面20の期限後処理入力窓28において、
矢印型ポインタ36によって一覧ボタン34をクリック
してプルダウンメニューに処理種類データを表示させ、
このプルダウンメニューの中から所望の処理種類データ
を選択・指定(ダブルクリック、以下同様)することに
よって、その選択・指定された処理種類データが入力デ
ータとして期限後処理入力窓28に表示される。
【0053】他方、上記イベント入力が期限後処理入力
窓28の指定とその窓へのデータ入力ではなかった場合
は(S307−5がNo)、次に、パス名入力窓29の
指定とその窓へのデータ入力であるか否かを判別する
(ステップS307−7)、そして、パス名入力窓29
の指定とその窓へのデータ入力であった場合は(S30
7−7がYes)、指定されたパス名を所定の記憶領域
に一時的に記憶して、その記憶したパス名をパス名入力
窓29に表示する(ステップS307−6)。
【0054】尚、この処理においても、オペレータは、
図6のダイアログ画面20のパス名入力窓29におい
て、矢印型ポインタ36により一覧ボタン35をクリッ
クすることによってパス名のプルダウンメニューを表示
させ、このプルダウンメニューの中から所望のパス名を
選択・指定する。これにより、その選択・指定されたパ
ス名が入力されたパス名としてパス名入力窓29に表示
される。
【0055】他方、上記イベント入力がパス名入力窓2
9の指定とその窓へのデータ入力ではなかった場合は
(S307−7がNo)、次に、管理者名入力窓31の
指定とその窓へのデータ入力であるか否かを判別する
(ステップS307−9)、そして、管理者名入力窓3
1の指定とその窓へのデータ入力であった場合は(S3
09−7がYes)、入力に応じた位置にカーソルを表
示し、入力された管理者名データを所定の記憶領域に一
時的に記憶して、その記憶した管理者名データを管理者
名入力窓31に表示する(ステップS307−4)。
【0056】他方、上記イベント入力が管理者名入力窓
31の指定とその窓へのデータ入力ではなかった場合は
(S309−3がNo)、次に、パスワード入力窓32
の指定とその窓へのデータ入力であるか否かを判別する
(ステップS307−11)。そして、パスワード入力
窓32の指定とその窓へのデータ入力であった場合は
(S307−11がYes)、この場合も、入力に応じ
た位置にカーソルを表示し、入力されたパスワードを所
定の記憶領域に一時的に記憶して、その記憶したパスワ
ードに代えて4個の「*」をパスワード入力窓32に表
示する(ステップS307−12)。
【0057】次に、キャンセルボタン26が押されてい
るか否かを判別し(ステップS307−13)、もし、
押されていれば(S307−13がYes)、上記一時
的に記憶している項目(有効期限、処理種類、パス、管
理者、パスワード)毎のデータを記憶領域から消去して
(ステップS307−17)、処理を終了するが、キャ
ンセルボタン26が押されていないときは(S307−
13がNo)、続いて、入力領域22の入力窓で示す全
項目について入力が完了しているか否かを判別する(ス
テップS307−14)そして、全項目についての入力
が完了していないときは(S307−14がNo)、最
初のステップS307−1に戻る。これにより、入力領
域22の入力窓で示す全項目について入力が完了してい
ないときは、この項目入力処理は終了せず、未入力の入
力窓への入力が繰り返し要求される。
【0058】そして、入力領域22の入力窓で示す全項
目について入力が完了すれば(S307−14がYe
s)、次に、OKボタン25が押されているか否かを判
別し(ステップS307−15)、OKボタン25が押
されないときは(S307−15がNo)、この場合も
最初のステップS307−1に戻る。これにより、誤っ
て入力した項目データの再入力ができる。
【0059】そして、上記ステップS307−15の判
別で、OKボタン25が押されていれば(S307−1
5がYes)、上記一時的に記憶されている各項目デー
タを当該ファイルの実データと対応付けて所定の記憶装
置に記録する(ステップS307−16)。
【0060】このように、本例においては、当該ファイ
ルのヘッダ部18に全項目データを格納することによっ
て、実データ(本来のファイル)とその管理情報との直
接の対応付けが行われる。また、このようにして作成さ
れたファイル17のヘッダ部18の管理情報としての各
項目データは、管理者名のパスワードを除き、時々の状
況によって変更が加えられる。
【0061】図9は、そのように作成済みのファイルの
ヘッダ部18の項目データを変更する項目変更処理にお
いて表示装置7に表示されるダイアログ画面の例を示す
図である。同図に示すように、このダイアログ画面37
は、タグ38を有する入力領域39が画面中央に表示さ
れ、その下方に図6のダイアログ画面20の場合と同様
に「次の設定」ボタン23、「設定変更」ボタン24、
「OK」ボタン25、及び「キャンセル」ボタン26が
表示されている。
【0062】また、入力領域39には、この場合も上か
ら有効期限入力窓27、期限後処理入力窓28、及び移
動又は削除のパス名入力窓29が表示されるが、管理者
名及びパスワードは表示のみで、入力窓は表示されな
い。すなわち、この項目変更処理では、管理者が設定し
たパスワードを入力しないと項目データ(有効期限、期
限後処理、パス名)の書き変えは出来ないようになって
おり、したがって、管理者名とパスワードは固定であ
る。
【0063】図10は、そのように作成済みのファイル
のヘッダ部18の項目データを変更する項目変更処理の
フローチャートである。同図において、先ず、不図示の
初期入力画面において図7のステップS305の処理で
抽出されているファイルのうちの先頭ファイル名を表示
して(ステップS306−1)、入力を待つ(ステップ
S306−2)。
【0064】この処理では、オペレータが、上記の初期
入力画面において先頭ファイル名が表示されている選択
入力窓の右端部の一覧ボタンを押して上記抽出されてい
る全ファイルをプルダウンメニューに表示させ、これら
の中から所望のファイルを選択(ダブルクリックによる
指定入力、以下同様)すると「入力有り」と判別され
る。
【0065】この「入力有り」を判別すると(S306
−2がYes)、その入力を解析して(ステップS30
6−3)、その解析結果において上記入力がファイルの
選択であるか否かを判別する(ステップS306−
4)。この判別で上記入力がファイルの選択でなければ
(S306−4がNo)、ステップS306−1に戻る
が、ファイルの選択がなされていれば(S306−4が
Yes)、その選択されているファイルのヘッダ部18
に既に格納されていた登録済みの各項目データを図9の
ダイアログ画面37に表示する(ステップS306−
5)。
【0066】上記に続く以下の処理において、図10の
ステップS306−6〜S306−11の処理はそれぞ
れ図8のステップS307−1〜S307−6の処理と
同一であり、図10のステップS12及びS13の処理
はそれぞれ図8のステップS9及びS10の処理と同一
であり、そして、図10のステップS306−14〜S
306−18の処理はそれぞれ図8のステップS307
−13〜S307−17の処理と同一である。但し、ス
テップS306−17の処理では、読み出した領域に上
書きする。
【0067】これにより、同一パスワードで抽出された
ファイル群の中の所望のファイルに対して、ダイアログ
画面37に表示された有効期限、期限後処理、及びパス
名の3つの項目の所望の項目についてデータを変更する
ことができる。ところで、例えば、LAN上でファイル
を転送してアンケート調査などを行う場合、調査期間が
経過したものについては「削除」ではなく調査部門への
「移動」となるが、調査部門で集計結果が付加されたフ
ァイルは一定期間が経過後には更に評価部門に「移動」
する必要がある。したがって、上記のようにファイル1
7のヘッダ部18に管理情報を登録するに際して、有効
期限後に行う処理が「移動」である場合には、設定する
管理情報を1組でなく複数組に設定すると、より複雑な
管理が容易になる。以下、これを他の実施の形態として
説明する。
【0068】図11は、第1の実施の形態におけるヘッ
ダ部のデータ構成を有するファイルの例を示す図であ
る。同図に示すように、本例のファイル40もヘッダ部
41とデータ部42からなり、データ部42にはファイ
ルの実データが納められる。そして、前述の図3に示し
たファイル17の例ではヘッダ部18に、ファイル番号
を示すACTIVE_NUMBER=“*”とファイル
の属性を示すATTRIBUTE=“*”の間に、#N
UM*_STARTと#NUM*_ENDとで区切られ
た1組の管理情報を持っていたが、この図11に示す本
例のファイル40では、ヘッダ部41に、ファイル番号
を示すACTIVE_NUMBER=“*”とファイル
の属性を示すATTRIBUTE=“*”の間に、#N
UM*_STARTと#NUM*_ENDとで区切られ
た1組の管理情報が2組設定されている。
【0069】1組目には、有効期限の「TIME_LI
MIT=“2000−12−12−12−12−1
2”」、有効期限後の処理の「PROCESS=“移
動”」、移動先のパス「(MOVE)_PATH=“¥
¥ogawab¥回覧置き場¥回覧アンケート.tx
t”」が設定され、2組目には、有効期限の「TIME
_LIMIT=“2000−12−13−12−12−
12”」、有効期限後の処理の「PROCESS=“移
動”」、移動先のパス「(MOVE)_PATH=“¥
¥furuya¥回覧置き場 ¥回覧アンケート.tx
t”」が設定されている。
【0070】すなわち、このファイル「回覧アンケー
ト.txt」は、有効期限が2000年12月の12日
と13日の2回に設定され、それぞれの日限に、ホスト
「ogawab」のフォルダ「回覧置き場」移動し更に
ホスト「furuya」のフォルダ「回覧置き場」に移
動するように設定されている。
【0071】尚、このように複数組の管理情報を設定
(登録)する場合、上記のように2組と限ることなく、
何組でも登録してよい。但し、それら複数組の管理情報
の有効期限の設定は、1組目から最終組まで古い順つま
り日付の昇順に設定するようにする。
【0072】図12は、本例の実施の形態における処理
において表示装置7に表示されるダイアログ画面の例を
示す図である。同図に示すように、このダイアログ画面
43は、タグ「1」21を有する入力領域の画面に重な
ってタグ「2」44を有する入力領域45が画面中央に
表示される。陰に隠れて見えないタグ「1」21を有す
る入力領域は、図6に示したダイアログ画面20の入力
領域22と処理機能が同一であり、その上のタグ「2」
44を有する入力領域45は、図9に示したダイアログ
画面37の入力領域39とタグ番号が異なるだけで処理
機能は同一である。
【0073】上記のファイルデータの構成及び表示画面
の構成において、本実施の形態における処理の動作を以
下に説明する。図13は、第2の実施形態における処理
の項目入力処理を説明するフローチャートである。尚、
この処理は図7に示したフローチャートのステップS3
07における他の例を示したものである。また、図13
に示すフローチャートでは、図8に示したフローチャー
トの処理と同一の処理を示すステップには図8と同一の
記号を付与して示しており、図8と同一部分で説明上必
要と思われる部分以外のステップS307−3〜S30
7−12については図示を省略している。
【0074】図13に示す処理において、ステップS3
07−1からステップS307−15まで、図8の場合
と同様にして、ダイアログ画面20の入力領域22の5
個の各入力窓へのデータ入力が完了して(S307−1
5がYes)、最初の1組の管理情報として一時的に記
憶されている各項目データが当該ファイルの実データと
対応付けて所定の記憶装置に記録される(ステップS3
07−16)。
【0075】これにより、例えば図11に示したよう
に、ファイル40のヘッダ部41に、1組目の管理情報
として管理者名とパスワードと有効期限の「TIME_
LIMIT=“2000−12−12−12−12−1
2”」、有効期限後の処理の「PROCESS=“移
動”」、移動先のパス「(MOVE)_PATH=“¥
¥ogawab¥回覧置き場¥回覧アンケート.tx
t”」が設定される。
【0076】これに続いて本例では、次の項目の入力が
あるか否かを判別する(ステップM307−1)。この
処理は、ダイアログ画面20の「次の設定」ボタン23
が押されたか否かを判別する処理である。そして、「次
の設定」ボタン23が押されていれば(M307−1が
Yes)、次の各項目データの入力画面、すなわち図1
2に示すダイアログ画面43を表示して(ステップM3
07−2)、最初のステップS307−1に戻る。但
し、本例では、特には図示しないが、2回目以降の入力
については記憶装置11の所定のフラグ領域にフラグが
立てられ、そのフラグを判別して、管理者名の入力とパ
スワードの入力は行わないようになっている。
【0077】これにより、ダイアログ画面43の3個の
入力窓にデータが入力され、例えば図11に示したよう
に、ファイル40のヘッダ部41に、追加の2組目の管
理情報として有効期限の「TIME_LIMIT=“2
000−12−13−12−12−12”」、有効期限
後の処理の「PROCESS=“移動”」、移動先のパ
ス「(MOVE)_PATH=“¥¥furuya¥回
覧置き場¥回覧アンケート.txt”が設定される。
【0078】図14は、上記のように複数組の管理情報
が設定されているファイル40の項目データを変更する
処理のフローチャートである。尚、この処理は図7に示
したフローチャートのステップS306における他の例
を示したものである。また、図14に示すフローチャー
トでは、図10に示したフローチャートの処理と同一の
処理を示すステップには図10と同一の記号を付与して
示しており、図10と同一部分で説明上必要と思われる
部分以外のステップS306−1及びS306−2並び
にステップS306−8〜S306−13については図
示を省略している。
【0079】図14に示す処理において、抽出ファイル
の先頭ファイルの表示(ステップS306−3)で、フ
ァイルが選択されると(S306−4がYes)、先
ず、その選択されたファイル40の先頭(1組目)の各
項目データを表示する(ステップM306−1)。これ
により、例えば図11に示したファイル40のNUM1
_STARTと#NUM1_ENDとで区切られた既に
登録されてある1組の管理情報が、図12に示すダイア
ログ画面43の3個の入力窓に表示される。但し、本例
の場合は、ダイアログ画面43の入力領域45のタグ4
4は「2」ではなく「1」が表示される。
【0080】続いてステップS306−6からステップ
S306−17まで、図10の場合と同様にして、ダイ
アログ画面43の3個の各入力窓への変更データの入力
が完了して(S306−16がYes)、先頭(1組
目)の管理情報の変更された各項目データが当該ファイ
ルのヘッダ部41に上書きする(ステップS306−1
7)。そして、本例では、次の項目の入力があるか否か
を判別する(ステップM306−2)。この処理も、ダ
イアログ画面43の「次の設定」ボタン23が押された
か否かを判別する処理である。
【0081】そして、「次の設定」ボタン23が押され
ていれば(M306−2がYes)、次の組の各項目デ
ータの入力画面を表示して(ステップM306−3)、
ステップS306−6に戻る。これにより、ダイアログ
画面43には、「1」のタグ44の隣に表示される
「2」のタグ44を有する入力領域45に表示が切り替
わり、その3個の入力窓内に次(2組目)の登録済みの
項目データが表示され、これら3個の入力窓に変更デー
タが入力される。これにより2組目の管理情報の各項目
データが変更される。
【0082】図15は、上記のように新規の項目入力、
又は項目変更の入力により作成されているファイル40
を移動又は削除する処理の詳細を示すフローチャートで
ある。尚、この処理は図4に示したフローチャートのス
テップS1における他の例を示したものである。また、
図15に示すフローチャートでは、図5に示したフロー
チャートの処理と同一の処理を示すステップには図5と
同一の記号を付与して示しており、図5と同一部分で説
明上必要と思われる部分以外のステップS101、S1
02、S105、S106、S108、S113〜S1
15、S116〜S118については図示を省略してい
る。また、本例におけるファイル40のヘッダ部41に
設定(登録)されている複数組の管理情報の有効期限の
設定は、前述したように1組目から最終組まで古い順つ
まり日付の昇順に予め設定されている。
【0083】図15に示す処理において、先頭ファイル
を調べ、そのファイルをオープンして、ヘッダ部の有無
を判別し、ヘッダ部が有ることを判別すると(S103
がYes)、本例では、次に管理情報の番号を読み込む
(M101)。この処理では、ヘッダ部41の先頭の管
理情報番号「#NUM1_START」が読み込まれ
る。
【0084】そして「#NUM1_START」と「#
NUM1_END」とで区切られた1組の管理情報が読
み込まれ、S104以下の処理で有効期限が切れている
ことが判別されて、その期限後の処理内容が「移動」で
あると(S109がYes)、本例では更に「#NUM
2_START」と「#NUM2_END」とで区切ら
れた次の1組の管理情報があるか否かを判別する(M1
02)。
【0085】そして、次の管理情報がある場合は(M1
02がYes)、いま読み出している先頭の管理情報を
ヘッダ部41から削除すると共に次以上の管理番号をデ
クリメントした(M103)後、上記読み込んである先
頭の管理情報に基づいて移動先のパスを設定し(S11
0)、ファイルをクローズし(S111)、そのファイ
ルを上記移動先パスへ移動させる(S112)、という
ことを全てのファイル40について順位繰り返す。これ
により、複数の管理情報に基づいて、期限切れごとに指
定された処理が行われる。
【0086】尚、図11に示すファイル40のヘッダ部
41の管理情報の例では、2組の管理情報の期限切れ後
の処理がいずれも「移動」となっているが、これに限る
ことなく、複数組の最後の組には期限切れ後の処理とし
て「削除」を設定することもできる。
【0087】また、管理情報をファイルのヘッダ部にも
たせているが、ショートカットに付加するようにしても
よい。また、そのように管理情報をファイル単位とする
のではなく、ディレクトリ(フォルダ)単位としてもよ
い。また、ファイル(又はフォルダ、ショートカット、
以下同様)と管理情報との対応付けは、ファイルに設け
たヘッダ部に管理情報を格納してファイルと直接対応付
けるのではなく、例えば、ファイル毎の管理情報を1レ
コードとするデータベースを設けて、その各レコードと
そのレコードに対応するファイルとを対応付けたデータ
テーブルを設けることによって対応付けを行うようにし
てもよい。
【0088】そうすれば、上述した実施形態のようにフ
ァイルを直接読み込んで「移動」や「削除」の処理を行
うのではなく、管理マシンからLAN、WAN、インタ
ーネット等で接続された他の外部装置に持ち出されたフ
ァイルに対しても、後から管理者が有効期限の延期や後
処理の変更、あるいはファイルの削除コマンドとパス名
等を転送して削除したり、ファイルの移動コマンドとパ
ス名等を転送して移動させることなどができる。
【0089】また、期限切れ後の処理としては「移動」
と「削除」に限ることなく、「複写」や、パス名の一部
などの「名称変更」等であってもよい。また、1組の管
理情報の期限切れ後の処理を一つ設定するようにしてい
るが、これに限ることなく、複数の処理を設定するよう
にしてもよい。そうすれば、例えば「ファイルの複写」
をし、「ファイル名を変更」した後、複写先を「移動」
するといった複数の処理を1組の管理情報で行うことが
できる。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、データが格納されたファイルを記録し、そのファ
イルと対応づけて、そのファイルのデータに対する処理
を実行する場合の処理内容とその処理内容の処理を実行
するタイミングとを記録しておき、その処理内容の処理
をそのタイミングに到ったことに応じて実行するように
するので、ネットワーク内の共有場所から移動された例
えば共有資料や書式原稿等のファイルに対しても、例え
ば削除や回収等のファイル毎の期限付き管理をリアルタ
イムで行うことができるようになる。
【0091】また、予め設定した管理情報に基づいて期
限を付けて移動や削除を自動的に実行できるので、ネッ
トワーク上の複数のコンピュータ間で定期ニュースの回
覧と削除、アンケート頒布と回収等の種々な形式の書類
の頒布を自動的に行うことができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるファイル管理装置の
回路構成を示すブロック図である。
【図2】ファイル管理装置の記憶装置に含まれる記録媒
体の記憶領域の構成を示す図である。
【図3】記録領域のファイル部領域に格納されるヘッダ
部を有するファイルの構成例を示す図である。
【図4】ファイル管理装置によるファイル管理の処理動
作を説明する全体のフローチャートである。
【図5】ファイル管理処理におけるファイル移動/削除
処理の詳細を示すローチャートである。
【図6】ファイル管理処理におけるヘッダ情報入力処理
において表示装置に表示されるダイアログ画面の例を示
す図である。
【図7】ファイル管理処理におけるヘッダ情報入力処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図8】ヘッダ情報入力処理における項目入力処理のフ
ローチャートである。
【図9】ヘッダ情報入力処理における項目変更処理にお
いて表示装置に表示されるダイアログ画面の例を示す図
である。
【図10】ヘッダ情報入力処理における項目変更処理の
フローチャートである。
【図11】第2の実施の形態におけるヘッダ部のデータ
構成を有するファイルの例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態における処理において表示
装置7に表示されるダイアログ画面の例を示す図であ
る。
【図13】第2の実施の形態における項目入力処理を説
明するフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態における項目変更処理を説
明するフローチャートである。
【図15】第2の実施の形態におけるファイル移動/削
除処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファイル管理装置 2 CPU 3 バス 4 入力装置 5 RAM 6 伝送制御部 7 表示装置 8 印刷装置 9 時計部 11 記憶装置 12 記録媒体 13 ファイル部領域 14 項目一時記憶部領域 15 ワーク領域 16 その他領域 17 ファイル 18 ヘッダ部 19 データ部 20 ダイアログ画面 21 タグ 22 入力領域 23 次の設定ボタン 24 設定変更ボタン 25 OKボタン 26 キャンセルボタン 27 有効期限入力窓 28 期限後処理入力窓 29 移動先パス名入力窓 31 管理者名入力窓 32 管理者のパスワード入力窓 33 カーソル 34、35 一覧ボタン 36 矢印型ポインタ 37 ダイアログ画面 38 タグ 39 入力領域 40 ファイル 41 ヘッダ部 42 データ部 43 ダイアログ画面 44 タグ 45 入力領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/14 320 G06F 12/14 320F

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが格納されたファイルを記録する
    ファイル記録手段と、 前記ファイル記録手段のファイルと対応づけて、そのフ
    ァイルのデータに対する処理を実行する場合の処理内容
    と、その処理内容の処理を実行するタイミングとを記録
    する処理記録手段と、 前記ファイル記録手段に記録されたファイルに対応づけ
    られた処理内容の処理を、前記タイミングに到ったこと
    に応じて実行する制御手段と、 を備えたことを特徴とするファイル管理装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミングは、前記ファイルの有効
    期限であることを特徴とする請求項1記載のファイル管
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理内容は、前記ファイルを削除又
    は移動する処理であることを特徴とする請求項1記載の
    ファイル管理装置。
  4. 【請求項4】 前記ファイルに対して既に記録されてい
    る前記ファイルのデータに対する処理を実行する場合の
    処理内容と、その処理内容の処理を実行するタイミング
    とを設定変更する設定変更手段を更に有することを特徴
    とする請求項1記載のファイル管理装置。
  5. 【請求項5】 前記ファイルのデータに対する処理を実
    行する場合の処理内容と、その処理内容の処理を実行す
    るタイミングとして更にパスワードを記録するパスワー
    ド記録手段を更に備え、前記設定変更手段は、入力され
    たパスワードが予め記録されたパスワードと一致したと
    きのみ前記ファイルのデータに対する処理を実行する場
    合の処理内容と、その処理内容の処理を実行するタイミ
    ングの設定変更を実行することを特徴とする請求項4記
    載のファイル管理装置。
  6. 【請求項6】 前記ファイルのデータに対する処理を実
    行する場合の処理内容と、その処理内容の処理を実行す
    るタイミングとを夫々複数記録する複数記録手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1記載のファイル管理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ファイルのデータに対する処理を実
    行する場合の処理内容と、その処理内容の処理を実行す
    るタイミングは、前記ファイルに実データと共にヘッダ
    ー情報として記録されることを特徴とする請求項1記載
    のファイル管理装置。
  8. 【請求項8】 前記ファイルのデータに対する処理を実
    行する場合の処理内容と、その処理内容の処理を実行す
    るタイミングは、前記ファイルを保持する装置とは異な
    る装置に記録されることを特徴とする請求項1記載のフ
    ァイル管理装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータに対して、 データが格納されたファイルを記録する機能と、 前記ファイル記録手段のファイルと対応づけて、そのフ
    ァイルのデータに対する処理を実行する場合の処理内容
    と、その処理内容の処理を実行するタイミングとを記録
    する機能と、 前記ファイル記録手段に記録されたファイルに対応づけ
    られた処理内容の処理を、前記タイミングに到ったこと
    に応じて実行する機能と、 を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195923A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Ricoh Co Ltd 画像情報処理システム、および画像情報処理方法
JP2010282616A (ja) * 2010-05-14 2010-12-16 Ricoh Co Ltd 画像情報処理システム、および画像情報処理方法

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