JP2002278228A - 2ドラムカラー画像形成装置 - Google Patents

2ドラムカラー画像形成装置

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JP2002278228A
JP2002278228A JP2001072685A JP2001072685A JP2002278228A JP 2002278228 A JP2002278228 A JP 2002278228A JP 2001072685 A JP2001072685 A JP 2001072685A JP 2001072685 A JP2001072685 A JP 2001072685A JP 2002278228 A JP2002278228 A JP 2002278228A
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color image
writing
lens
mirrors
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JP2001072685A
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English (en)
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Mitsunori Sakamoto
光紀 阪本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込み部の温度上昇に伴う部品の熱変形によ
り光学系に位置ズレが生じてカラー画像に色ずれができ
るのを防止する。 【解決手段】 ブラックの画像を書き込むことで記録量
が多くなる書込み部12側のレーザ光を折り返すミラー
の数を、ポリゴンミラー25と3つの折り返しミラー2
7,28,29の合計で4個とする。他方の書込み部1
1側のレーザ光を折り返すミラーの数は、折り返りミラ
ー32とポリゴンミラー25と3つの折り返しミラー3
3,34,35の合計で5個とする。それにより、書込
み部12側はミラーの折り返し数が少ない分だけビーム
の光量の低減が少なくなる。それにより、その分だけビ
ームパワーを抑えることにより書込み部12の温度上昇
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2つの感光体と
その各感光体に2つの書込み部によりそれぞれ画像の色
に対応する走査光を照射して画像を形成する2ドラムカ
ラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、2つの感光体と、その各感光
体に対応する2つの書込み部と各感光体に対応する複数
の現像部とを備え、その2つの書込み部によりそれぞれ
形成する画像の色に対応するレーザ光を感光体に照射し
て潜像を形成し、その潜像を現像部で各色のトナーによ
り現像してトナー像とし、その各色のトナー像を中間転
写ベルト上に重ね合わせてカラーの画像を形成するよう
にした2ドラムカラー画像形成装置がある。そして、こ
のような2ドラムカラー画像形成装置には、2つの書込
み部を共に同一のケースに一体に設け、その各書込み部
の光源となるレーザ発光部もそれぞれケースに一体に設
けるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに2つの書込み部を一体に形成して、そこに各書込み
部のレーザ発光部も一体に設けている場合には、不都合
を生じることがあった。すなわち、一般的に2つの書込
み部がある場合、ブラック色の画像を形成する側の書込
み部は、ブラックの画像を形成しない他方の書込み部に
比べて画像の書込み量(記録量)が多くなるので、それ
に対応してレーザ発光部が発光している時間も多くな
る。したがって、それだけ発熱量が多くなる。レーザ発
光部の発熱量が多くなると、その熱によりそのレーザ発
光部を取付けているケースの温度が上昇するようになる
ため、それに伴ってケースが熱により変形(膨張等)し
たときには、そのケースに取付けられている書込み部の
ミラーやレンズ等の各部品の位置が変位するので、それ
により光路長が変わってしまいカラー画像に色ずれが生
じてしまうということがあった。この発明は、上記の問
題点に鑑みてなされたものであり、書込み部の温度上昇
に伴う部品の熱変形により光学系に位置ズレが生じてカ
ラー画像に色ずれができるのを防止することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、2つの感光体と、その各感光体に対応し
てそれぞれ配設された複数の現像部と、2つの書込み部
のそれぞれ発光部から照射してポリゴンミラーを介して
複数のミラーにより光路を折り返して上記2つの感光体
にそれぞれ画像に対応したビームを照射して露光する光
走査装置とを備えた2ドラムカラー画像形成装置におい
て、上記2つの書込み部のうち画像を形成する記録量の
多い方の書込み部の上記ミラーの数を、他方の記録量の
少ない方の書込み部のミラー数よりも少なく配置したも
のである。上記2つの感光体のうち上記記録量の多い方
の書込み部により露光される感光体を、他方の感光体に
対してポリゴンミラーから遠くの位置に配置するとよ
い。
【0005】また、その2ドラムカラー画像形成装置に
おいて、上記2つの書込み部は共に走査光ドットの位置
関係を等間隔になるように補正するfθレンズと、その
fθレンズを通ったビームを入射させる長尺レンズとを
それぞれ有し、上記2つの書込み部は共にポリゴンミラ
ーからfθレンズまでの間のビームと、上記各長尺レン
ズからその長尺レンズを通過した後のビームを反射させ
る各折返しミラーまでのビームとがそれぞれ平行になる
ように上記fθレンズと上記各長尺レンズの位置を調整
可能にするとよい。さらに、上記いずれかの2ドラムカ
ラー画像形成装置において、上記2つの書込み部の各光
路の共通な部分の画像形成領域外に同一形状の折返しミ
ラーをそれぞれ設け、その各折返しミラーにより反射さ
れて互いに平行な2本のビームの主走査方向に直交する
方向の中央に位置する部分に凸レンズの中央を一致させ
るように同期検知レンズをそれぞれ設け、上記各折返し
ミラーに反射された後に上記各同期検知レンズをそれぞ
れ通過した各ビームをそれぞれ1点集光の各同期検知部
に集光させるようにするとよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による2ドラム
カラー画像形成装置が有する2つの書込み部の光路構成
を説明するためのブロック図、図2は同じくその2ドラ
ムカラー画像形成装置の構成を示す全体構成図、図3は
同じくその2ドラムカラー画像形成装置が有する光走査
装置の構成を上カバーを開いた状態で示す平面図であ
る。図2に示す2ドラムカラー画像形成装置は、2つの
感光体51,61と、その各感光体51,61に対応し
てそれぞれ配設された現像部である現像装置53,54
及び63,64と、2つの書込み部11,12と、その
書込み部11,12のそれぞれ発光部となる図3に示す
レーザ発光部13,14から照射して後述する複数のミ
ラーにより光路を折り返して図2に示した2つの感光体
51,61にそれぞれ画像に対応したビーム(レーザに
よる走査光)を照射して露光する光走査装置7とを備え
ている。
【0007】この2ドラムカラー画像形成装置は、装置
本体10の略中央に画像形成部1を配置し、その画像形
成部1のすぐ下方に給紙部2を配置している。その給紙
部2は、装置本体10に対して着脱可能な給紙カセット
21を備えている。なお、この給紙部2には、必要に応
じて更に別の給紙カセットを増設することもできるよう
になっている。また、画像形成部1の上部には、排紙収
納部3が形成されていて、そこに画像形成されて定着装
置19を通過した後の用紙(記録媒体)が対のローラか
らなる排紙装置31により排紙されるようになってい
る。画像形成部1には、その上方にベルト状をした中間
転写ベルト4が左右のローラ間に矢示A方向に回動可能
に張装されていて、その下部に第1作像部5と第2作像
部6をそれぞれ配設している。
【0008】その第1作像部5にはドラム状の前述した
感光体51が、第2作像部6には感光体61がそれぞれ
設けられていて、そのそれぞれ周囲にはその感光体5
1,61の表面を帯電処理する帯電装置52,62と、
感光体51,61の表面を光走査装置7により露光して
それぞれ形成した静電潜像を各色のトナーにより可視像
とする前述した現像装置53,54及び63,64と、
トナー像の用紙への転写後に感光体51,61上にそれ
ぞれ残留するトナーを除去回収するクリーニング装置5
5,65をそれぞれ配設している。なお、現像装置53
はマゼンタ(M)用の現像装置であり、現像装置54は
シアン(C)用の現像装置である。また、現像装置63
はイエロー(Y)用の現像装置であり、現像装置64は
ブラック(BK)用の現像装置である。中間転写ベルト
4の図2で右方には、その中間転写ベルト4上に担持し
たトナー像を用紙に転写する転写装置(転写ローラ)8
を設けている。また、その中間転写ベルト4の同図で左
方には、トナー像の用紙への転写後に中間転写ベルト4
の表面に残留したトナーを除去して回収する中間転写ク
リーニング装置41を設けている。
【0009】この2ドラムカラー画像形成装置の作像プ
ロセスは、中間転写ベルト4が2回動(2周)して、1
つのカラー画像を形成する。この2ドラムカラー画像形
成装置のカラー画像形成プロセスは、まず最初に、第1
作像部5でマゼンタ(M)用のトナー像を現像装置53
で現像し、それを中間転写ベルト4に転写する。次に、
第2作像部6でイエロー(Y)用のトナー像を現像装置
63で現像し、それを中間転写ベルト4上にマゼンタの
トナー像に重ね合わせるように転写する。そのマゼンタ
とイエローのトナー像が転写された中間転写ベルト4が
1周すると次の色の現像動作を開始し、第1作像部5で
シアン用のトナー像を現像装置54で現像し、そのトナ
ー像を中間転写ベルト4上のトナー像に重ね合わせるよ
うに転写し、最後にブラック用のトナー像を第2作像部
6の現像装置64で現像して、それを中間転写ベルト4
のトナー像に重ね合わせるように転写する。
【0010】その中間転写ベルト4上に転写された4色
重ね合わせのトナー像は、給紙部2から所定のタイミン
グで給紙されてレジストローラ23によりタイミングが
調整されて給紙された用紙に転写装置8により転写され
る。そして、そのトナー像の転写後に中間転写ベルト4
上に残留するトナーは、中間転写クリーニング装置41
により除去回収される。なお、転写装置(転写ローラ)
8は、中間転写ベルト4に1回動目に形成した潜像がマ
ゼンタとイエロー色に現像された時点では中間転写ベル
ト4に対して離れており、その後でシアンとブラック色
の現像が行われて4色のトナーが現像された後に中間転
写ベルト4に接触する。
【0011】4色重ね合わせのトナー像が転写された用
紙は、定着装置19によりそのトナー像が定着処理さ
れ、片面にのみ画像を形成する片面画像形成時には、そ
の用紙搬送方向下流側に配設されている排紙装置31に
より排紙収納部3上に排紙されて、そこに収納される。
また、用紙の両面に画像を形成する両面画像形成時に
は、4色重ね合わせのトナー像が転写された用紙は定着
装置19を通過した直後に分岐部20で分岐され、排紙
装置31側に向かわずに上部搬送路15に一旦搬送され
た後にスイッチバック搬送されて両面経路16に送り込
まれる。そして、その用紙は、表裏が反転されて再びレ
ジストローラ23により一旦停止されてスキューが正さ
れると共に所定のタイミングで再給紙されて、今度は裏
面にトナー像が転写装置8により転写され、その後定着
装置19、排紙装置31を通って排紙収納部3上に排出
される。
【0012】次に、光走査装置7について説明する。光
走査装置7は図1に示すように、2つの書込み部11,
12のうち画像を形成する記録量の多い方の書込み部1
2のミラーの数を、他方の記録量の少ない方の書込み部
11のミラー数よりも少なくしている。すなわち、光走
査装置7は、ブラックの画像を書き込むことにより記録
する記録量が多くなる書込み部12側は、レーザ発光部
14から発光されたビームであるレーザ光がポリゴンミ
ラー25に反射した後fθレンズ26を通り、後述する
長尺レンズ24(図2,図3を参照)を通った後に3つ
の折り返しミラー27,28,29(図2も参照)に反
射されて感光体61に至り、その表面を露光する。した
がって、レーザ光を折り返すミラーの数は、ポリゴンミ
ラー25と3つの折り返しミラー27,28,29の合
計で4個である。
【0013】一方、記録量の少ない方の書込み部11側
は、レーザ発光部13から発光されたレーザ光は、図3
に示すように折り返りミラー32で反射された後にポリ
ゴンミラー25によって反射され、その後図2に示すよ
うにfθレンズ26から折り返しミラー33,34を通
った後に、長尺レンズ22を通って折り返しミラー35
に反射されて感光体51に至り、その表面を露光する。
したがって、レーザ光を折り返すミラーの数は、折り返
しミラー32とポリゴンミラー25と3つの折り返しミ
ラー33,34,35の合計で5個である。そして、こ
のポリゴンミラー25と3つの折り返しミラー27,2
8,29とfθレンズ26及び長尺レンズ22,24
と、折り返しミラー32(図3)と3つの折り返しミラ
ー33,34,35は、それぞれ1つのケースである露
光フレーム30に一体化させて設けている。また、レー
ザ発光部13,14も、図3に示すように露光フレーム
30に一体に固定している。そして、この2ドラムカラ
ー画像形成装置では、図2から明らかなように2つの感
光体51,61のうちブラック画像を形成するために記
録量の多い方の書込み部12により走査される側の感光
体61を、他方の感光体51に対してポリゴンミラー2
5から遠くの位置に配置して、書込み部12側のレーザ
光を折り返すミラーの数を書込み部11側よりも少なく
している。
【0014】この光走査装置7は、図3に示したように
レーザ発光部14で発光させたレーザ光は、折り返しミ
ラー32の下を通過してポリゴンミラー25に直接入射
し、そのポリゴンミラー25を回転させることによりレ
ーザ光を同図で左右方向(主走査方向)に走査する。そ
の走査光は、図2に示したfθレンズ26でドットの位
置関係を等間隔になるよう補正し、その後長尺レンズ2
4と3つの折り返しミラー27,28,29を介して感
光体61の表面を露光する(ミラー折り返し数4回)。
また、図3のレーザ発光部13で発光させたレーザ光
は、折り返しミラー32で反射された後にポリゴンミラ
ー25に入射し、そのポリゴンミラー25を回転させる
ことにより図3で左右方向(主走査方向)を走査する。
その走査光は、図2のfθレンズ26でドットの位置関
係を等間隔になるよう補正し、その後折り返しミラー3
3,34から長尺レンズ22を通って折り返しミラー3
5を介して感光体51の表面を露光する(ミラー折り返
し数5回)。
【0015】このように、ブラック画像も形成すること
により記録量が多い側となる書込み部12側は、レーザ
発光部14から発光させたレーザ光をポリゴンミラー2
5の手前に設けている折り返しミラー32で反射させな
いので、その分だけミラーによるビームパワー(光量)
の減衰が少なくなる。このビームパワーのミラー反射に
よる減衰量は、ミラーに1回反射する度に通常は10%
程度減衰する。これにより、ブラック画像も形成するこ
とにより使用頻度の高い書込み部12は、折り返しミラ
ーの数が書込み部11よりも1個少ない分だけビームパ
ワーの減衰が少なくなるので(10%)、その10%分
だけレーザ発光部14によるビームパワーを低く抑える
ようにしても最終的な感光体61上のビームパワーは書
込み部11と同様になる。したがって、そのレーザ発光
部14によるビームパワーを低く抑えることができる分
だけレーザ発光部14の発熱による温度上昇を抑えるこ
とができるので、ブラック画像も形成することにより使
用頻度の高い書込み部12であっても発熱を抑えること
ができる。それにより、露光フレーム30が熱膨張した
際に生じやすい光学系(レンズやミラー等)の位置ズレ
を防止することができる。
【0016】図4はこの発明による2ドラムカラー画像
形成装置の異なる他の実施形態の光走査装置と感光体付
近を示す構成図であり、図2と対応する部分には同一の
符号を付してある。この実施の形態による2ドラムカラ
ー画像形成装置は、記録量の多い感光体側を走査する光
走査装置の書込み部の折り返しミラーを1つにした点が
図1乃至図3で説明した光走査装置と異なる。この光走
査装置7′は、記録量の多いブラック画像も形成する感
光体61側の書込み部12′のレーザ発光部(図3のレ
ーザ発光部14と同じ)から発光されたレーザ光が、図
3で説明した光走査装置7と同様に折り返しミラー32
の下を通過し、ポリゴンミラー25に直接入射し、その
回転するポリゴンミラー25の多面設けられている鏡面
の1つの面に反射されて1主走査を行っている。そのポ
リゴンミラー25により反射されたレーザ光は、図4に
示すfθレンズ26でドットの位置関係を等間隔になる
よう補正し、その後に長尺レンズ24を通って折り返し
ミラー27に当たって反射され、感光体61に入射して
その表面を露光する。したがって、レーザ光(走査光)
のミラーによる折り返し数は、0+1+1=2回とな
る。
【0017】一方、ブラック画像を形成しないことによ
り記録量の少ない感光体51側の書込み部11′は、レ
ーザ発光部(図4には図示していないが図3のレーザ発
光部13と同じ)で発光させたレーザ光を折り返しミラ
ー32(図3も参照)で反射させてポリゴンミラー25
に入射させ、その回転するポリゴンミラー25の1面で
反射させて1主走査を行っている。そのポリゴンミラー
25により反射されたレーザ光は、fθレンズ26でド
ットの位置関係が等間隔になるよう補正され、その後に
折り返しミラー33,34から長尺レンズ22、折り返
しミラー35を通って感光体51の表面を露光する。し
たがって、レーザ光(走査光)のミラーによる折り返し
数は、1+1+3=5回となる。
【0018】このように、この光走査装置7′では、記
録量の多い感光体61側の書込み部12′のミラーによ
る折り返し数が2回であり、他方の記録量が少ない感光
体51側の書込み部11′のミラーによる折り返し数は
5回である。したがって、前述したように、レーザ光は
ミラーで反射される度に10%程度のビームパワーが減
衰するので、記録量が少ない書込み部11′側のビーム
パワー(光量)の減衰量50%に比べて、記録量の多い
書込み部12′側のビームパワーの減衰量は20%とな
る。それにより、約30%のビームパワーの節約ができ
る。そのため、書込み部12′のレーザ発光部のビーム
パワーを書込み部11′のレーザ発光部のビームパワー
よりも30%程度小さくしても良好な画像を形成するこ
とができる。それにより、書込み部12′のレーザ発光
部のビームパワーを小さくできる分だけそのレーザ発光
部の発熱量が少なくなって温度上昇を抑えることができ
るので、そのレーザ発光部を取付けている露光フレーム
30の熱膨張に伴う光走査装置7′の光学系(ミラー,
レンズ)の位置ズレを防止することができる。
【0019】また、この光走査装置7′の2つの書込み
部11′,12′は、共にポリゴンミラー25からfθ
レンズ26までの間のビームL,Lと、各長尺レン
ズ22,24からその長尺レンズ22,24をそれぞれ
通過した後のビームを反射させる各折返しミラー35,
27までのビームLがそれぞれ平行(LとL
が平行,LとLが平行)になるように、fθレンズ
26と各長尺レンズ22,24の位置を調整可能にして
いる。それにより、各カラー画像形成装置の実機ごとに
fθレンズ26と各長尺レンズ22,24の位置を調整
する中間調整を行うことで、ビームの位置精度を向上さ
せることができる。
【0020】図5はこの発明による2ドラムカラー画像
形成装置のさらに異なる他の実施形態の光走査装置と感
光体付近を示す図4と同様な構成図、図6は同じくその
カラー画像形成装置が有する光走査装置の構成を上カバ
ーを開いた状態で示す図3と同様な平面図であり、図3
及び図4と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による2ドラムカラー画像形成装置の光
走査装置7″は、2つの書込み部11″,12″の各光
路の共通な部分となる図5に示す長尺レンズ24の手前
側(図で左方)で、図6に示すように画像形成領域外に
同一形状の折返しミラー36,37をそれぞれ設けてい
る。そして、その各折返しミラー36,37により反射
されて図5に示すように互いに平行な2本のビーム
,Lの主走査方向に直交する矢示B方向の中央に
位置する部分に(y1=y2)、凸レンズの中央を一致
させるように同期検知レンズ38,39(図6参照)を
それぞれ設け、各折返しミラー36,37に反射された
後に各同期検知レンズ38,39をそれぞれ通過した各
ビームを、それぞれ1点集光の同期検知部45,46に
集光させるようにしている。
【0021】このようにすれば、2つの書込み部1
1″,12″の互いに平行なビームL,Lは、各同
期検知レンズ38,39の中央に対してy1=y2と等
距離になるため、そのビームL,Lは同期検知レン
ズ38,39の屈折角を等しくしても、各同期検知部4
5,46のそれぞれ1点に集光させることができる。そ
れにより、同期検知レンズ38,39の共通化が図れる
のでコスト低減ができる。また、ビームをそれぞれ1点
の同期検知部45,46に集光させることができるので
位置検視精度が向上する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1乃至4の2ド
ラムカラー画像形成装置によれば、2つの書込み部のう
ち画像を形成する記録量の多い方の書込み部の光路を折
り返すミラーの数を、他方の記録量の少ない方の書込み
部のミラー数よりも少なくしているので、記録量の多い
方の書込み部はミラーの折り返し数が少ない分だけビー
ムパワー(光量)の減衰が少なくなる。それにより、そ
の記録量の多い方の書込み部の発光部のビームパワーを
小さくすることができるため、その分だけ発熱量が減っ
て書込み部の温度上昇を抑えることができるので、光走
査装置に設けられているミラーやレンズ等の光学部品を
保持している部材が熱膨張することによって生じる上記
光学部品の位置ズレを防止することができる。したがっ
て、色ずれのない良好なカラー画像を形成することがで
きる。
【0023】請求項3の2ドラムカラー画像形成装置に
よれば、2つの書込み部は共にポリゴンミラーからfθ
レンズまでの間のビームと、各長尺レンズからその長尺
レンズを通過した後のビームを反射させる各折返しミラ
ーまでのビームとがそれぞれ平行になるように上記fθ
レンズと上記各長尺レンズの位置を調整可能にしている
ので、ビームの位置精度をそのfθレンズと各長尺レン
ズの位置を調整することによる中間調整で向上させるこ
とができる。請求項4の2ドラムカラー画像形成装置に
よれば、2つの書込み部の各折返しミラーにより反射さ
れて互いに平行な2本のビームの主走査方向に直交する
方向の中央に位置する部分に凸レンズの中央を一致させ
るように同期検知レンズをそれぞれ設け、上記各折返し
ミラーに反射された後に上記各同期検知レンズをそれぞ
れ通過した各ビームをそれぞれ1点集光の各同期検知部
に集光させるようにしたので、2つの書込み部の同期検
知レンズは屈折角を等しくしても各同期検知部の1点に
集光させることができる。それにより、同期検知レンズ
及び折返しミラーの共通化が図れるのでコスト低減がで
きる。また、ビームをそれぞれ1点の同期検知部に集光
させることができるので位置検視精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による2ドラムカラー画像形成装置が
有する2つの書込み部の光路構成を説明するためのブロ
ック図である。
【図2】同じくその2ドラムカラー画像形成装置の構成
を示す全体構成図である。
【図3】同じくその2ドラムカラー画像形成装置が有す
る光走査装置の構成を上カバーを開いた状態で示す平面
図である。
【図4】この発明による2ドラムカラー画像形成装置の
異なる他の実施形態の光走査装置と感光体付近を示す構
成図である。
【図5】この発明による2ドラムカラー画像形成装置の
さらに異なる他の実施形態の光走査装置と感光体付近を
示す図4と同様な構成図である。
【図6】同じくそのカラー画像形成装置が有する光走査
装置の構成を上カバーを開いた状態で示す図3と同様な
平面図である。
【符号の説明】
7,7′,7″:光走査装置 11,11′,11″,12,12′,12″:書込み
部 13,14:レーザ発光部(発光部) 22,24:長尺レンズ 25:ポリゴンミラー 26:fθレンズ 27,28,29,32,33,34,35,36,3
7:折り返しミラー 38,39:同期検知レンズ 51,61:感光体 53,54,63,64:現像装置(現像部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/04 D 5C072 1/113 104A 5C079 1/46 1/46 Z Fターム(参考) 2C362 AA43 AA46 AA48 BA51 BA52 BA67 BA69 BA83 BA86 BA87 BA90 BB30 CA22 CA39 DA03 2H030 AA06 AB02 BB02 2H045 AA01 CA81 CB22 DA04 DA41 2H071 DA02 DA15 EA04 EA18 2H076 AB05 AB06 AB08 AB12 AB13 AB18 EA01 5C072 AA03 BA19 DA04 HA02 HA09 HA13 JA07 QA14 XA05 5C079 HB03 KA03 KA09 KA18 KA20 LA01 LA24 NA01 NA21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの感光体と、その各感光体に対応し
    てそれぞれ配設された複数の現像部と、2つの書込み部
    のそれぞれ発光部から照射してポリゴンミラーを介して
    複数のミラーにより光路を折り返して前記2つの感光体
    にそれぞれ画像に対応したビームを照射して露光する光
    走査装置とを備えた2ドラムカラー画像形成装置におい
    て、 前記2つの書込み部のうち画像を形成する記録量の多い
    方の書込み部の前記ミラーの数を、他方の記録量の少な
    い方の書込み部のミラー数よりも少なく配置したことを
    特徴とする2ドラムカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 2つの感光体のうち前記記録量の多い方
    の書込み部により露光される感光体を、他方の感光体に
    対して前記ポリゴンミラーから遠くの位置に配置するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の2ドラムカラ
    ー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の2ドラムカラー画像形成
    装置において、前記2つの書込み部は共に走査光ドット
    の位置関係を等間隔になるように補正するfθレンズ
    と、そのfθレンズを通ったビームを入射させる長尺レ
    ンズとをそれぞれ有し、前記2つの書込み部は共に前記
    ポリゴンミラーから前記fθレンズまでの間のビーム
    と、前記各長尺レンズからその長尺レンズを通過した後
    のビームを反射させる各折返しミラーまでのビームとが
    それぞれ平行になるように前記fθレンズと前記各長尺
    レンズの位置を調整可能にしたことを特徴とする2ドラ
    ムカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    2ドラムカラー画像形成装置において、前記2つの書込
    み部の各光路の共通な部分の画像形成領域外に同一形状
    の折返しミラーをそれぞれ設け、その各折返しミラーに
    より反射されて互いに平行な2本のビームの主走査方向
    に直交する方向の中央に位置する部分に凸レンズの中央
    を一致させるように同期検知レンズをそれぞれ設け、前
    記各折返しミラーに反射された後に前記各同期検知レン
    ズをそれぞれ通過した各ビームをそれぞれ1点集光の各
    同期検知部に集光させるようにしたことを特徴とする2
    ドラムカラー画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7940419B2 (en) 2005-05-30 2011-05-10 Ricoh Company, Limited Image forming method and apparatus for effectively positioning an image forming member

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