JP2002277819A - 投射型表示装置用色分解装置及び投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置用色分解装置及び投射型表示装置

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JP2002277819A
JP2002277819A JP2001080897A JP2001080897A JP2002277819A JP 2002277819 A JP2002277819 A JP 2002277819A JP 2001080897 A JP2001080897 A JP 2001080897A JP 2001080897 A JP2001080897 A JP 2001080897A JP 2002277819 A JP2002277819 A JP 2002277819A
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light
mirror
specific wavelength
color
optical system
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JP2001080897A
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Masaaki Sato
正聡 佐藤
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光源光のうち不要な光を簡単に低減できる投射
型表示装置用色分解装置及び投射型表示装置を提供する
こと。 【解決手段】光源101からの光を特定波長(580n
m)を含む第1色光(R光)と、前記第1色光(R光)
と異なる第2色光(B光、G光)とに色分解する色分解
光学系103R,103BGと、前記第1色光(R光)
を前記特定波長(580nm)を除いた前記第1色光
(R光)と前記特定波長(580nm)とに分離し、前
記特定波長(580nm)の光を除いた前記第1色光
(R光)をライトバルブ111Rへ導き、前記特定波長
(580nm)の光を廃棄する特定波長分離光学系10
3B,103Cとを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源光を例えばR
(赤)光とG(緑)光とB(青)光とに色分解して、各
色光毎に配置したライトバルブに入射させる投射型表示
装置用色分解装置および投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の投射型表示装置の構成例について
説明する。まず、光源からの略平行光が、偏光ビームス
プリッタにより偏光分離される。次に、偏光分離された
光は色分解光学系によりR(赤)光、G(緑)光及びB
(青)光に色分解される。色分解されたR光、G光及び
B光の各色光は、それぞれR光、G光及びB光用のライ
トバルブに入射する。各色用ライトバルブは、入射光を
画像信号に応じて変調して射出する。ライトバルブによ
り変調された反射光は、色合成光学系により色合成され
る。そして、再度偏光ビームスプリッタに入射し、検光
される。最後に、偏光ビームスプリッタから射出された
検光光は、投射レンズを介してスクリーン上に変調画像
のフルカラー像として投射される。
【0003】従来の投射型表示装置においては、投射像
の高輝度化及び消費電力の低減化が要求されている。こ
のため、キセノンランプ等に代わって、この要求を満足
するメタルハライドランプや高圧水銀ランプを光源とし
て使用する場合が多くなってきている。従来使用されて
いるキセノンランプの発光スペクトルはほぼフラットな
特性を有している。これに対して、高圧水銀ランプ等の
発光スペクトルは幾つかのピーク波長を有している。
【0004】図17は、高圧水銀ランプの発光スペクト
ルを示す図である。図17の横軸は波長(単位:n
m)、縦軸は各波長における発光強度(単位は任意)を
それぞれ示している。図17に示すように高圧水銀ラン
プの発光スペクトルは、特定の波長において特有の複数
のピーク波長を有している。特に、略580nm近傍に
大きなピーク強度を有している。ピーク波長580nm
を中心にして、その近傍部分に含まれる光(以下、「ピ
ーク光」という)は、色相では黄色光に相当する。光源
からの光が色分解光学系によって色分解された後に、こ
の黄色光が緑光成分に混入した場合は、緑色光は黄緑色
光になってしまう。また、この黄色光が赤色成分に混入
した場合は、赤色光は燈色光になってしまう。さらに、
この黄色光が分解されて緑光成分と赤色成分とに混入し
てしまう場合もある。このため、緑色光成分、赤色光成
分の色純度をそれぞれ劣化させてしまうという問題があ
る。
【0005】このように、高圧水銀ランプ等は、発光効
率が良いために省エネルギー化ならびに投射像の高輝度
化は達成できる。しかし、前述の理由より特定色光の色
純度が劣化するため、投射像の色純度が劣化してしまう
という問題を生じている。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、光源光のうち不要な光を簡単に低減できる投射
型表示装置用色分解装置及び投射型表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施の形態を示す添付図面に対応づけた符号
を例に説明すると、請求項1に記載の発明は、光源10
1からの光を特定波長(580nm)を含む第1色光
(R光)と、前記第1色光(R光)と異なる第2色光
(B光、G光)とに色分解する色分解光学系203R,
203BGと、前記第1色光(R光)を、前記特定波長
(580nm)の光の光量が低減された前記第1色光
(R光)と前記特定波長(580nm)の光とに分離
し、前記特定波長(580nm)の光の光量が低減され
た前記第1色光(R光)をライトバルブ111Rへ導
き、分離された前記特定波長(580nm)の光を廃棄
する特定波長分離光学系204とを有することを特徴と
する投射型表示装置用色分解装置を提供する。
【0008】また、請求項2に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、第1の長波長領域の光(R光,580n
m)を透過し、第1の短波長領域の光(B光,G光)を
反射する第1ミラー103Aと、第2の長波長領域の光
(580nm)を透過し、第2の短波長領域の光(B
光,G光)を反射する第2ミラー103Bと、第3の長
波長領域の光(R光)を反射し、第3の短波長領域の光
(580nm)を透過する第3ミラー103Cと、第4
の長波長領域の光(R光)を反射し、第4の短波長領域
の光(B光,G光,580nm)を透過する第4ミラー1
03Dとを有し、前記第1ミラー103Aと前記第2ミ
ラー103Bとは、第1平面PL1の略同一面上に設け
られ、前記第3ミラー103Cと前記第4ミラー103
Dとは、前記第1平面PL1に対して交わる方向の第2
平面PL2の略同一面上に設けられ、前記色分解光学系
は前記第1ミラー103Aと前記第4ミラー103Dと
で構成され、前記特定波長分離光学系は前記第2ミラー
103Bと前記第3ミラー103Cとで構成され、前記
色分解光学系103A,103Dは前記特定波長分離光
学系103B,103Cよりも前記光源101側に設け
られ、前記第1ミラー103Aに入射する光において
は、前記第1の長波長領域の光(R光,580nm)が
前記第1色光に対応し、前記第4ミラーに入射する光に
おいては、前記第4の短波長領域の光(B光,G光,58
0nm)が前記第1色光に対応することを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、前記特定波長分離光学系103B,10
3Cは、前記特定波長(580nm)の光を透過して廃
棄することを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、前記特定波長分離光学系505は、前記
特定波長(580nm)の光を反射して廃棄することを
特徴とする。
【0011】また、請求項5に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、廃棄された前記特定波長(580nm)
の光を吸収する吸収部材115をさらに有することを特
徴とする。
【0012】また、請求項6に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、前記第1色光は、第1波長領域の光(B
光,G光)と、第2波長領域の光(R光)と、特定波長
(580nm)の光とを含み、前記特定波長分離光学系
403R,404は、第1分離部403Rと第2分離部
404とからなり、前記第1分離部403Rは、前記光
源101からの光を前記第1波長領域の光(B光,G
光)と、前記第2波長領域の光(R光)と前記特定波長
(580nm)の光との混合光とに分離し、前記第2分
離部404は、前記特定波長の光の光量が低減された前
記第2波長領域の光(R光)と、前記特定波長(580
nm)の光とに分離することを特徴とする。
【0013】また、請求項7に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、前記特定波長分離光学系103B,10
3Cは、入射角が略45度の入射光のうち前記特定波長
(580nm)の光を略50パーセント以上カットする
特性のダイクロイック膜を有することを特徴とする。
【0014】また、請求項8に記載の投射型表示装置用
色分解装置は、前記光源101はメタルハライドランプ
又は高圧水銀ランプであって、前記特定波長は580n
mであることを特徴とする。
【0015】また、請求項9に記載の発明は、照明光を
供給する光源101と、前記光源101からの光を特定
波長(580nm)を含む第1色光(R光)と、前記第
1色光と異なる第2色光(B光,G光)とに色分解する
色分解光学系203BG,203Rと、前記第1色光
(R光)を、前記特定波長(580nm)の光の光量が
低減された前記第1色光(R光)と前記特定波長(58
0nm)の光とに分離し、前記特定波長(580nm)
の光の光量が低減された第1色光(R光)を射出し、分
離された前記特定波長(580nm)の光を廃棄する特
定波長分離光学系204と、前記特定波長(580n
m)を除いた前記第1色光(R光)を画像信号に基づき
変調する第1色用ライトバルブ111Rと、前記第2色
光(B光,G光)を画像信号に基づき変調する第2色用
ライトバルブ111B,111Gと、前記第1色用ライ
トバルブ111Rと前記第2色用ライトバルブ111
B,111Gとに生成された像を投影する投射光学系1
13とを有することを特徴とする投射型表示装置を提供
する。
【0016】また、請求項10に記載の投射型表示装置
は、第1の長波長領域の光(R光,580nm)を透過
し、第1の短波長領域の光(B光,G光)を反射する第
1ミラー103Aと、第2の長波長領域の光(580n
m)を透過し、第2の短波長領域の光(B光,G光)を
反射する第2ミラー103Bと、第3の長波長領域の光
(R光)を反射し、第3の短波長領域の光(580n
m)を透過する第3ミラー103Cと、第4の長波長領
域の光(R光)を反射し、第4の短波長領域の光(B
光,G光,580nm)を透過する第4ミラー103Dと
を有し、前記第1ミラー103Aと前記第2ミラー10
3Bとは、第1平面PL1の略同一面上に設けられ、前
記第3ミラー103Cと前記第4ミラー103Dとは、
前記第1平面PL1に対して交わる方向の第2平面PL
2の略同一面上に設けられ、前記色分解光学系は前記第
1ミラー103Aと前記第4ミラー103Dとで構成さ
れ、前記特定波長分離光学系は前記第2ミラー103B
と前記第3ミラー103Cとで構成され、前記色分解光
学系103A,103Dは前記特定波長分離光学系10
3B,103Cよりも前記光源101側に設けられ、前
記第1ミラー103Aに入射する光においては、前記第
1の長波長領域(R光,580nm)の光が前記第1色
光に対応し、前記第4ミラー103Dに入射する光にお
いては、前記第4の短波長領域の光(B光,G光,580
nm)が前記第1色光に対応することを特徴とする。
【0017】また、請求項11に記載の投射型表示装置
は、前記特定波長分離光学系103B,103Cは、前
記特定波長(580nm)の光を透過して廃棄すること
を特徴とする。
【0018】また、請求項12に記載の投射型表示装置
は、前記特定波長分離光学系505は、前記特定波長
(580nm)の光を反射して廃棄することを特徴とす
る。
【0019】また、請求項13に記載の投射型表示装置
は、廃棄された前記特定波長(580nm)の光を吸収
する吸収部材115をさらに有することを特徴とする。
【0020】また、請求項14に記載の投射型表示装置
は、前記第1色光は、第1波長領域の光(B光,G光)
と、第2波長領域の光(R光)と、特定波長(580n
m)の光とを含み、前記特定波長分離光学系403R,
404は、第1分離部403Rと第2分離部404とか
らなり、前記第1分離部403Rは、前記光源101か
らの光を前記第1波長領域の光(B光,G光)と、前記
第2波長領域の光(R光)と前記特定波長(580n
m)の光との混合光とに分離し、前記第2分離部404
は、前記特定波長の光の光量が低減された前記第2波長
領域の光(R光)と、前記特定波長(580nm)の光
とに分離することを特徴とする。
【0021】また、請求項15に記載の投射型表示装置
は、前記特定波長分離光学系103B,103Cは、前
記投射光学系113の開口絞りの中心C1と共役な位置
C2から発する光束の中心の光線のうち前記特定波長
(580nm)の光を略50パーセント以上カットする
特性のダイクロイック膜を有することを特徴とする。
【0022】また、請求項16に記載の投射型表示装置
は、前記光源101はメタルハライドランプ又は高圧水
銀ランプであって、前記特定波長は580nmであるこ
とを特徴とする。
【0023】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。
【0025】(第1実施形態)図1は第1実施形態にか
かる投射型表示装置の概略構成を示す図である。高圧水
銀ランプLと放物面形状の凹面鏡PMとから構成される
光源101は、略平行な光源光を射出する。光源光は、
図17に示すような、特定波長580nmにピークを有
する光を含む発光スペクトル特性を有している。そし
て、光源101からの略平行光は、単一偏光変換装置1
02に入射される。単一偏光変換装置102は、不図示
のフライアイインテグレータと偏光ビームスプリッタア
レイと該アレイの所定面に配置された1/2波長板とか
ら構成される。単一偏光変換装置102は、光源101
からの光を、図1の紙面に対して垂直方向に振動方向を
有するS偏光へ変換する。
【0026】単一偏光変換装置102から射出されたS
偏光は、クロスダイクロイックミラー103に入射す
る。
【0027】クロスダイクロイックミラー103の構成
を図2に基づいて説明する。クロスダイクロイックミラ
ー103は、第1ミラー103Aと第2ミラー103B
と第3ミラー103Cと第4ミラー103Dとから構成
される。第1ミラー103Aは、第1の長波長領域の光
(特定波長580nmを含むR光)を透過し、第1の短
波長領域の光(B光、G光)を折り曲げミラー105側
へ反射する。第2ミラー103Bは、第2の長波長領域
の光(特定波長580nm)を透過し、第2の短波長領
域の光(B光、G光)を折り曲げミラー105側へ反射
する。第3ミラー103Cは、第3の長波長領域の光
(R光)を折り曲げミラー104側へ反射し、第3の短
波長領域の光(特定波長580nm)を透過する。第4
ミラー103Dは、第4の長波長領域の光(R光)を折
り曲げミラー104側へ反射し、第4の短波長領域の光
(特定波長580nmを含むB光、G光)を透過する。
【0028】そして、第1ミラー103Aと第2ミラー
103Bとは、第1の平面PL1の略同一面上に設けら
れている。また、第3ミラー103Cと第4ミラー10
3Dとは、第1の平面PL1に対して略垂直に交わる方
向の第2の平面PL2の略同一面上に設けられている。
【0029】この第1ミラー103Aと第4ミラー10
3Dとで色分解光学系を構成する。また、第2ミラー1
03Bと第3ミラー103Cとで特定波長分離光学系を
構成する。そして、色分解光学系103A,103Dは
特定波長分離光学系103B,103Cよりも光源10
1側に設けられている。
【0030】次に、光源光からR光成分を取出してR光
用反射型ライトバルブへ導く構成を図1と図2とに基づ
いて説明する。光源からの光のうち、最初に第1ミラー
103Aに入射する光に関して、第1ミラー103Aは
特定波長580nmを含むR光を透過し、B光とG光と
を反射する。第1ミラー103Aを透過した特定波長5
80nmを含むR光は、第3ミラー103Cに入射す
る。第3ミラー103Cは、特定波長580nmを除く
R光を折り曲げミラー104側へ反射し、特定波長58
0nmの光を透過する。
【0031】また、光源101からの光のうち、最初に
第4ミラー103Dに入射する光に関して、第4ミラー
103Dは、R光を折り曲げミラー104側へ反射し、
特定波長580nmを含むG光とB光とを透過する。
【0032】かかる構成により、クロスダイクロイック
ミラー103は、光源光からR光成分を取り出し、折り
曲げミラー104側へ射出することができる。
【0033】そして、R光は折り曲げミラー104によ
り反射され、進行方向を変えてフィールドレンズ107
Rに入射する。フィールドレンズ107Rの射出面に
は、偏光板108RがS偏光を透過する方向に接着剤に
より接着されている。偏光板108Rは、単一偏光変換
装置102により偏光変換された光のうちS偏光以外の
振動方向成分、及び第1ミラー103Aを経由すること
によって発生するS偏光以外の振動方向成分の偏光を吸
収する。従って、偏光板108Rは、紙面に垂直な方向
の振動方向を有するS偏光を射出する。これにより、さ
らに純度の高いS偏光成分を得ることができるという効
果を奏する。
【0034】フィールドレンズ107Rと偏光板108
Rを透過したR光は、偏光ビームスプリッタ110Rに
入射し偏光分離作用を受ける。偏光ビームスプリッタ1
10Rは、S偏光成分を反射する。そして、反射された
S偏光成分は、該ビームスプリッタの射出面近傍に配置
されたR光用反射型ライトバルブ111Rに入射する。
また、P偏光成分は、偏光ビームスプリッタ110Rを
透過し、廃棄される。この構成により、光源101から
の光のうちR光成分を取出してR光用反射型ライトバル
ブ111Rへ導くことができる。
【0035】次に、光源光からG光成分を取出してG光
用反射型ライトバルブへ導く構成を説明する。光源から
の光のうち、最初に第1ミラー103Aに入射する光に
関して、第1ミラー103AはB光とG光とを折り曲げ
ミラー105側へ反射する。第1ミラー103Aを反射
したB光とG光は、第4ミラー103Dに入射する。第
4ミラー103Dは、B光とG光とを折り曲げミラー1
05側へ透過する。
【0036】また、光源からの光のうち、最初に第4ミ
ラー103Dに入射する光に関して、第4ミラー103
Dは特定波長580nmを含むG光とB光とを透過す
る。第4ミラー103Dを透過した特定波長580nm
を含むG光とB光とは第2ミラー103Bに入射する。
第2ミラー103Bは、特定波長580nmの光を透過
し、G光とB光とを折り曲げミラー105側へ反射す
る。
【0037】そして、G光とB光とは折り曲げミラー1
05により反射され、進行方向を変えて進行する。次
に、G光とB光とは、入射光軸AX1に対して45度の
角度を有するように配置されたG光反射ダイクロイック
ミラー106に入射する。
【0038】B光とG光とを分解するB光透過及びG光
反射のG光反射ダイクロイックミラー106は、B光を
透過すると同時に、G光を垂直方向に反射する。
【0039】そして、G光は、フィールドレンズ107
Gに入射する。フィールドレンズ107Gの射出面に
は、偏光板108GがS偏光を透過する方向に接着剤に
より接着されている。これにより、上述したように、さ
らに純度の高いS偏光成分を得ることができる。フィー
ルドレンズ107Gと偏光板108Gを透過したG光
は、偏光ビームスプリッタ110Gに入射し偏光分離作
用を受ける。偏光ビームスプリッタ110Gは、S偏光
成分を反射させる。そして、反射されたS偏光成分は、
偏光ビームスプリッタ110Gの射出面近傍に配置され
たG光用反射型ライトバルブ111Gに入射する。ま
た、P偏光成分は、偏光ビームスプリッタ110Gを透
過し、廃棄される。
【0040】この構成により、光源101からの光のう
ちG光成分を取出してG光用反射型ライトバルブ111
Gへ導くことができる。
【0041】次に、光源光からB光成分を取出してB光
用反射型ライトバルブへ導く構成を説明する。上述した
ように、ダイクロイックミラー106は、G光を垂直方
向に反射し、B光を透過する。G光反射ダイクロイック
ミラー106を透過したB光は、フィールドレンズ10
7Bに入射する。フィールドレンズ107Bの射出面に
は、偏光板108BがS偏光を透過する方向に接着剤に
より接着されている。これにより、上述したように、さ
らに純度の高いS偏光成分を得ることができる。フィー
ルドレンズ107Bと偏光板108Bを透過したB光
は、偏光ビームスプリッタ110Bに入射し偏光分離作
用を受ける。偏光ビームスプリッタ110Bは、S偏光
成分を反射させる。反射されたS偏光成分は、該ビーム
スプリッタの射出面近傍に配置されたB光用反射型ライ
トバルブ111Bに入射する。また、P偏光成分は、偏
光ビームスプリッタ110Bを透過し、廃棄される。
【0042】この構成により、光源101からの光のう
ちB光成分を取出してB光用反射型ライトバルブ111
Bへ導くことができる。
【0043】そして、各反射型ライトバルブ111B,
111R,111Gは、各B,R,G光を画像信号に基
づき変調する。
【0044】次に、ライトバルブ111R,111G,
111Bについて説明する。ライトバルブ111R,1
11G,111Bは電気書き込み式反射型ライトバルブ
である。電気書き込み式反射型ライトバルブでは、各
R,G,B色のビデオ画像信号によってシリコン基板上に
形成された複数のTFT等の非線形素子をスイッチング
させる。これにより複数の画素を構成する液晶層に印加
される電圧を制御する。そして、画素を構成する液晶層
を波長位相板として機能させる。この結果、選択された
画素部分に入射した偏光光のみ入射偏光と異なる振動方
向に偏光光として反射、射出する。一方、非選択の画素
に入射した偏光はそのままの偏光状態を維持して反射、
射出する。
【0045】このように、変調光(P偏光)と非変調光
(S偏光)とを含む各反射型ライトバルブ111B,1
11R,111Gからの反射光は、各B,R,G光毎に
配置された偏光ビームスプリッタ110B,110R,
110Gに再度入射される。偏光ビームスプリッタ11
0B,110R,110Gは、変調光(P偏光)のみを
透過光として検光する。そして、各B,R,G色の検光
光は、クロスダイクロイックプリズム112に入射す
る。
【0046】クロスダイクロイックプリズム112は、
ダイクロイック膜112Rとダイクロイック膜112B
とを有する複合プリズムである。ダイクロイック膜11
2Rは、R光を反射し、G光とB光とを透過する。ダイ
クロイック膜112Bは、B光を反射し、G光とR光と
を透過する。そして、両膜112R,112Bが互いに
直交するようにX型に配置されている。
【0047】この構成により、クロスダイクロイックプ
リズム112に入射したR光は、ダイクロイック膜面1
12Rによって直角方向へ反射される。また、クロスダ
イクロイックプリズム112に入射したB光は、ダイク
ロイック膜112Bによって上記R光と同一方向へ反射
される。さらに、クロスダイクロイックプリズム112
に入射したG光は、両膜112R,112Bを透過して
R光、B光と同一方向へ直進する。この結果、B,R,
G光の色合成が達成される。
【0048】次に、色合成された光は、クロスダイクロ
イックプリズム112を射出する。そして、該プリズム
112を射出した光は、投射レンズ113によりライト
バルブ上に生成された変調画像のフルカラー像としてス
クリーン114上に投射される。
【0049】次に、クロスダイクロイックミラー103
が特定波長580nmの光を廃棄する構成を説明する。
図3は、第1ミラー103AのS偏光に対する反射率特
性を示す図である。図3の縦軸は反射率(単位:パーセ
ント)、横軸は波長(単位:nm)をそれぞれ示してい
る。なお、以下すべての反射率特性図において同様の座
標を用いる。また、単一偏光変換装置102の不図示の
フライアイインテグレータと光軸AXとが交わる位置C
2から発した光束の中心の光線が、第1ミラー103A
へ入射する角度θ1=45度(図2参照)の場合の反射
率特性である。ここで、位置C2は、前記投射レンズ1
13の開口絞りASの中心C1と共役な位置である。ま
た、位置C2から発した光束の中心の光線とは、主光線
について考えると、円錐上に発散する光束を平均した光
線をいう。
【0050】また、以下すべての光学特性図において、
略400nmから略500nmの波長の光をB光、略5
00nmから略580nmの波長の光をG光、略580
nmから略700nmの波長の光をR光とそれぞれ呼
ぶ。
【0051】図3から明らかなように、第1ミラー10
3Aは、B光とG光とを反射させる特性を有する。ま
た、第2ミラー103Bは第1ミラー103Aと同一の
反射率特性を有している。そして、第1ミラー103A
と第2ミラー103Bとで、一体のB光・G光反射ダイ
クロイックミラー103BGを構成する。
【0052】図4は、第3ミラー103CのS偏光に対
する反射率特性を示す図である。単一偏光変換装置10
2の不図示のフライアイインテグレータと光軸AXとが
交わる位置C2から発した光束の中心の光線が、第3ミ
ラー103Cへ入射する角度θ2=45度(図2参照)
の場合の反射率特性である。
【0053】図4から明らかなように、第3ミラー10
3Cは、R光を反射させる特性を有する。また、第4ミ
ラー103Dは第3ミラー103Cと同一の反射率特性
を有している。そして、第3ミラー103Cと第4ミラ
ー103Dとで、一体のR光反射ダイクロイックミラー
103Rを構成する。
【0054】図5は、図3に示したB光・G光反射ダイ
クロイックミラー103BGの反射率特性(一点鎖線)
と、図4に示したR光反射ダイクロイックミラー103
Rの反射率特性(実線)と、図17に示した光源101
の発光スペクトル特性とを同一の図に重ねて表示した図
である。図5からわかるように、クロスダイクロイック
ミラー103は、光源光のうち特定波長580nmの光
を50パーセント以上透過させて廃棄する。クロクダイ
クロイックミラー103を透過した特定波長580nm
の光は、入射光軸AXと平行に進行し吸収部材115に
入射する。吸収部材115は、つや消しの黒色塗料が塗
布された金属板から構成されている。このため、吸収部
材115に入射した特定波長580nmの光は吸収され
る。
【0055】かかる構成により、廃棄された特定波長5
80nmの光が投射型表示装置の内部中を進行、散乱等
して投射レンズ113に入射することを防止できる。よ
って、ゴースト像のない投射像を得ることができるとい
う効果を奏する。
【0056】以上説明したように、本実施形態では、光
源光中の特定波長580nmを中心とするピーク光をク
ロスダイクロイックミラー103にて透過することで分
離して廃棄する。従って、投射像中に特定波長580n
mの光が混入されることはない。このため、色純度が向
上した投射像を投射することができるという効果が得ら
れる。
【0057】なお、図5の例では、特定波長580nm
の光がダイクロイックミラー103によりほぼ100%
廃棄されることとしたが、50%以上廃棄されていれば
十分である。即ち、反射型ライトバルブに特定波長58
0nmの光の光量が50%未満に低減された状態で入射
されれば良い。
【0058】(第2実施形態)図6は、第2実施形態に
かかる投射型表示装置の構成を示す図である。本実施形
態は、基本的な構成は上記第1実施形態と同様であるの
で、同一部分には同じ符号を用い、重複する説明は省略
する。
【0059】本実施形態では、クロスダイクロイックミ
ラー203を構成するR光反射ダイクロイックミラー2
03R、B光・G光反射ダイクロイックミラー203B
G、及び折り曲げミラー204の光学特性が上記第1実
施形態と異なる。
【0060】クロスダイクロイックミラー203は、第
1ミラー203Aと、第2ミラー203Bと、第3ミラ
ー203Cと、第4ミラー203Dとから構成される。
第1ミラー203Aは、B光とG光とを反射させる特性
を有する。また、第2ミラー203Bは第1ミラー20
3Aと同一の反射率特性を有している。そして、第1ミ
ラー203Aと第2ミラー203Bとで、一体のB光・
G光反射ダイクロイックミラー203BGを構成する。
【0061】また、第3ミラー203Cは、特定波長5
80nmの光を含むR光を反射させる特性を有する。第
4ミラー203Dは第3ミラー203Cと同一の反射率
特性を有している。そして、第3ミラー203Cと第4
ミラー203Dとで、一体のR光反射ダイクロイックミ
ラー203Rを構成する。
【0062】図7は、B光・G光反射ダイクロイックミ
ラー203BGのS偏光に対する反射率特性(一点鎖
線)と、R光反射ダイクロイックミラー203RのS偏
光に対する反射率特性(実線)を同一の図に重ねて示す
図である。ここで、単一偏光変換装置102の不図示の
フライアイインテグレータと光軸AXとが交わる位置C
2から発した光束の中心の光線が、両ミラー203R,
203BGへ入射する角度が45度の場合の反射率特性
である。
【0063】図7から明らかなように、クロスダイクロ
イックミラー203は、特定波長580nmの光を含ん
だR光を折り曲げミラー204側へ反射する。
【0064】図8は、図7に示したR光反射ダイクロイ
ックミラー203Rの反射率特性(実線)と、折り曲げ
ミラー204の反射率特性(ニ点鎖線)と、図17に示
した光源101の発光スペクトル特性とを同一の図に重
ねて表示した図である。
【0065】図8から明らかなように、折り曲げミラー
204は、光源光のうち特定波長580nmの光を50
パーセント以上透過させて廃棄する。
【0066】なお、R光反射ダイクロイックミラー20
3RとB光・G光反射ダイクロイックミラー203BG
との両方を透過する特定波長580nmの光はほとんど
存在しない。このため、上記第1実施形態で示したよう
にクロスダイクロイックミラー203の透過光軸上に吸
収部材115を配置する必要がない。
【0067】ただし、本実施形態において、さらに好ま
しくは、吸収部材115を折り曲げミラー204の透過
する光の光軸上に配置することが望ましい。かかる構成
により、廃棄された特定波長580nmの光が投射型表
示装置の内部中を進行、散乱等して投射レンズに入射す
ることを防止できる。よって、ゴースト像のない投射像
を得ることができるという効果を奏する。
【0068】以上説明したように、本実施形態では、光
源光中の特定波長580nmを中心とするピーク光を、
折り曲げミラー204にて透過することで分離して廃棄
する。従って、投射像中に特定波長580nmの光が混
入されることはない。このため、色純度が向上した投射
像を投射することができるという効果が得られる。
【0069】(第3実施形態)図9は、第3実施形態に
かかる投射型表示装置の構成を示す図である。本実施形
態は、基本的な構成は上記第1実施形態と同様であるの
で、同一部分には同じ符号を用い、重複する説明は省略
する。
【0070】本実施形態では、クロスダイクロイックミ
ラー303を構成するR光反射ダイクロイックミラー3
03R、B光・G光反射ダイクロイックミラー303B
G、及び折り曲げミラー305の光学特性が上記第1実
施形態と異なる。
【0071】クロスダイクロイックミラー303は、第
1ミラー303Aと、第2ミラー303Bと、第3ミラ
ー303Cと、第4ミラー303Dとから構成される。
第1ミラー303Aは、特定波長580nmを含んだB
光とG光とを反射させる特性を有する。また、第2ミラ
ー303Bは第1ミラー303Aと同一の反射率特性を
有している。そして、第1ミラー303Aと第2ミラー
303Bとで、一体のB光・G光反射ダイクロイックミ
ラー303BGを構成する。
【0072】また、第3ミラー303Cは、R光を反射
させる特性を有する。第4ミラー303Dは第3ミラー
303Cと同一の反射率特性を有している。そして、第
3ミラー303Cと第4ミラー303Dとで、一体のR
光反射ダイクロイックミラー303Rを構成する。
【0073】図10は、B光・G光反射ダイクロイック
ミラー303BGのS偏光に対する反射率特性(一点鎖
線)と、R光反射ダイクロイックミラー303RのS偏
光に対する反射率特性(実線)とを同一の図に重ねて示
す図である。単一偏光変換装置102の不図示のフライ
アイインテグレータと光軸AXとが交わる位置C2から
発した光束の中心の光線が、両ミラー303R,303
BGへ入射する角度が45度の場合の反射率特性であ
る。
【0074】図10から明らかなように、クロスダイク
ロイックミラー303は、特定波長580nmの光を含
んだB光とG光とを折り曲げミラー305側へ反射す
る。
【0075】図11は、図10に示したB光・G光反射
ダイクロイックミラー303BGの反射率特性(一点鎖
線)と、折り曲げミラー305の反射率特性(二点鎖
線)と、図17に示した光源101の発光スペクトル特
性とを同一の図に重ねて表示した図である。
【0076】図11から明らかなように、折り曲げミラ
ー305は、光源光のうち特定波長580nmの光を5
0パーセント以上透過させて廃棄する。
【0077】なお、R光反射ダイクロイックミラー30
3RとB光・G光反射ダイクロイックミラー303BG
との両方を透過する特定波長580nmの光はほとんど
存在しない。このため、上記第1実施形態で示したよう
にクロスダイクロイックミラー303の透過光軸上に吸
収部材115を配置する必要がない。
【0078】ただし、本実施形態において、さらに好ま
しくは、吸収部材115を折り曲げミラー305の透過
する光の光軸上に配置することが望ましい。かかる構成
により、廃棄された特定波長580nmの光が投射型表
示装置の内部中を進行、散乱等して投射レンズ113に
入射することを防止できる。よって、ゴースト像のない
投射像を得ることができるという効果を奏する。
【0079】以上説明したように、本実施形態では、光
源光中の特定波長580nmを中心とするピーク光を折
り曲げミラー305にて透過することで分離して廃棄す
る。従って、投射像中に特定波長の光が混入されること
はない。このため、色純度が向上した投射像を投射する
ことができるという効果が得られる。
【0080】(第4実施形態)図12は第4実施形態に
かかる投射型表示装置の概略構成を示す図である。光源
101から単一偏光変換装置102までの光学系及び投
射レンズ113からスクリーン114までの光学系は上
記第1実施形態と同様であるので同一の符号を用い、重
複する説明は省略する。
【0081】本実施形態では、R光反射ダイクロイック
ミラー403RとG光反射ダイクロイックミラー406
Gとで色分解光学系を構成する。また、R光反射ダイク
ロイックミラー403R(第1分離部)と折り曲げミラ
ー404(第2分離部)とで特定波長分離光学系を構成
する。
【0082】まず、光源光からR光成分を取出してR光
用透過型ライトバルブへ導く構成を説明する。光源10
1からの光は、単一偏光変換装置102を経由して、R
光反射ダイクロイックミラー403Rに入射する。R光
反射ダイクロイックミラー403Rは、光源光のうち特
定波長580nmの光とR光(第2波長領域)との混合
光を折り曲げミラー404側へ反射する。また、R光反
射ダイクロイックミラー403Rは、光源光のうちG光
とB光(第1波長領域)とを透過する。
【0083】R光反射ダイクロイックミラー403Rで
反射された特定波長580nmの光とR光との混合光は
折り曲げミラー404に入射する。折り曲げミラー40
4は、特定波長580nmを除くR光をR光用透過型ラ
イトバルブ411R側へ反射し、特定波長580nmの
光を透過する。
【0084】この構成により、光源101からの光のう
ちR光成分を取出してR光用透過型ライトバルブ411
Rへ導くことができる。
【0085】次に、光源光からG光成分を取出してG光
用透過型ライトバルブへ導く構成を説明する。R光反射
ダイクロイックミラー403Rを透過したG光とB光と
は、G光反射ダイクロイックミラー406Gに入射す
る。G光反射ダイクロイックミラー406Gは、G光を
G光用透過型ライトバルブ411G側へ反射し、R光を
透過する。
【0086】この構成により、光源101からの光のう
ちG光成分を取出してG光用透過型ライトバルブ411
Gへ導くことができる。
【0087】次に、光源光からB光成分を取出してB光
用透過型ライトバルブへ導く構成を説明する。上述した
ように、G光反射ダイクロイックミラー406Gは、G
光をG光用透過型ライトバルブ411G側に反射し、B
光を透過する。G光反射ダイクロイックミラー406G
を透過したB光は、アルミニウムが蒸着された全反射ミ
ラー420と430とで2回光路を折り曲げられる。そ
して、B光は透過型ライトバルブ411Bに入射する。
【0088】この構成により、光源101からの光のう
ちB光成分を取出してB光用透過型ライトバルブ411
Bへ導くことができる。
【0089】そして、各透過型ライトバルブ411B,
411R,411Gは、各B,R,G光を画像信号に基
づき変調する。
【0090】次に、透過型ライトバルブ411B,41
1R,411Gについて説明する。透過型ライトバルブ
はクロスニコルを構成する2枚の偏光板で液晶パネルを
挟み込んだ構成を有している。透過型ライトバルブに入
射した光は、入射側に配置された偏光板にて所定の直線
偏光のみを液晶パネルヘ入射させる。液晶パネルは、複
数の画素を構成する液晶層と、当該画素をスイッチング
するTFT等の非線形スイッチング素子を各画素毎に有
している。そして、各色光の画像信号に基づいて各画素
を構成する液晶層に電圧を印加する。これにより、液晶
層中の液晶配列を変えることができる。
【0091】この結果、信号によって選択されない画素
に相当する液晶層では、入射した偏光は液晶分子の初期
配列の捻り構造に従って施光して進行し、入射偏光と異
なる振動方向で射出される。そして、射出面側に配置し
た偏光板を透過する。
【0092】一方、選択された画素の液晶層には電圧が
印加される。そして、液晶分子が当該電圧の電界方向に
配列する。この結果、入射光と同じ方向の偏光の光が射
出される。この光は射出面側の偏光板にて吸収される。
【0093】かかる構成により、透過型ライトバルブに
入射した光は、画像信号に応じて変調されて射出する。
【0094】このように、各透過型ライトバルブ411
B,411R,411Gの偏光板からの出射光は、クロ
スダイクロイックプリズム412に入射する。
【0095】クロスダイクロイックプリズム412は、
ダイクロイック膜412Rとダイクロイック膜412B
とを有する複合プリズムである。ダイクロイック膜41
2Rは、R光を反射し、G光とB光とを透過する。ダイ
クロイック膜412Bは、B光を反射し、G光とR光と
を透過する。そして、両膜412R,412Bが互いに
直交するようにX型に配置されている。
【0096】この構成により、クロスダイクロイックプ
リズム412に入射したR光は、ダイクロイック膜41
2Rによって直角方向へ反射される。また、クロスダイ
クロイックプリズム412に入射したB光は、ダイクロ
イック膜412Bによって上記R光と同一方向へ反射さ
れる。さらに、クロスダイクロイックプリズム412に
入射したG光は、両膜412R,412Bを透過してR
光、B光と同一方向へ直進する。この結果、B,R,G
光の色合成が達成される。
【0097】次に、色合成された光は、クロスダイクロ
イックプリズム412を射出する。そして、該プリズム
412を射出した光は、投射レンズ113によりライト
バルブ411B,411R,411G上に生成された変
調画像のフルカラー像としてスクリーン114上に投射
される。
【0098】図13は、R光反射ダイクロイックミラー
403RのS偏光に対する反射率特性と、折り曲げミラ
ー404のS偏光に対する反射率特性と、図17に示し
た光源101の発光スペクトル特性とを同一の図に重ね
て示す図である。単一偏光変換装置102の不図示のフ
ライアイインテグレータと光軸AXとが交わる位置C2
から発した光束の中心の光線が、両ミラー403R,4
04へ入射する角度が45度の場合の反射率特性であ
る。
【0099】図13から明らかなように、R光反射ダイ
クロイックミラー403Rは、特定波長580nmの光
を含んだR光を折り曲げミラー404側へ反射する。そ
して、折り曲げミラー404は、光源光のうち特定波長
580nmの光を50パーセント以上透過させて廃棄す
る。
【0100】なお、本実施形態において、さらに好まし
くは、吸収部材115を折り曲げミラー404の透過す
る光の光軸上に配置することが望ましい。かかる構成に
より、廃棄された特定波長580nmの光が投射型表示
装置の内部中を進行、散乱等して投射レンズ113に入
射することを防止できる。よって、ゴースト像のない投
射像を得ることができるという効果を奏する。
【0101】以上説明したように、本実施形態では、光
源光中の特定波長580nmを中心とするピーク光を折
り曲げミラー404にて透過することで分離して廃棄す
る。従って、投射像中に特定波長580nmの光が混入
されることはない。このため、色純度が向上した投射像
を投射することができるという効果が得られる。
【0102】なお、本実施形態では、R光と特定波長5
80nmの光との混合光を折り曲げミラー404で分離
している。しかし、これに限られず、ダイクロイックミ
ラーの特性を変えて、例えば、特定波長580nmの光
とB光との混合光が折り曲げミラー420,430に入
射するように構成しても良い。この場合は、折り曲げミ
ラー420又は430が特定波長580nmの光を透過
することで分離するように構成すれば良い。
【0103】(第5実施形態)図14は第5実施形態に
かかる投射型表示装置の概略構成を示す図である。光源
101から単一偏光変換装置102までの光学系、及び
各色用透過型ライトバルブ411B,411R,411
Gからスクリーン114までの光学系は上記第4実施形
態と同様であるので同一の符号を用い、重複する説明は
省略する。
【0104】本実施形態では、クロスダイクロイックミ
ラー503が色分解光学系を構成する。また、クロスダ
イクロイックミラー503(第1分離部)とG光透過ダ
イクロイックミラー505(第2分離部)とで特定波長
分離光学系を構成する。
【0105】まず、光源光からR光成分を取出してR光
用透過型ライトバルブへ導く構成を説明する。単一偏光
変換装置102を射出した光は、クロスダイクロイック
ミラー503に入射する。クロスダイクロイックミラー
503は、R光反射ダイクロイックミラー503RとB
光反射ダイクロイックミラー503Bとから構成され
る。R光反射ダイクロイックミラー503Rは、R光
(第1波長領域)を反射し、特定波長580nmの光と
G光(第2波長領域)との混合光とを透過する。また、
B光反射ダイクロイックミラー503Bは、B光(第1
波長領域)を反射し、特定波長580nmの光とG光
(第2波長領域)との混合光とを透過する。R光反射ダ
イクロイックミラー503Rで反射されたR光は、アル
ミニウムが蒸着された折り曲げミラー504,540と
で光路を2回折り曲げられてR光用透過型ライトバルブ
411Rに入射する。
【0106】この構成により、光源101からの光のう
ちR光成分を取出してR光用透過型ライトバルブ411
Rへ導くことができる。
【0107】次に、光源光からB光成分を取出してB光
用透過型ライトバルブへ導く構成を説明する。上述した
ように、B光反射ダイクロイックミラー503Bは、B
光を反射する。B光反射ダイクロイックミラー503B
で反射されたB光は、アルミニウムが蒸着された折り曲
げミラー520と530とで2回光路を折り曲げられ
る。そして、B光はB光用透過型ライトバルブ411B
に入射する。
【0108】この構成により、光源101からの光のう
ちB光成分を取出してB光用透過型ライトバルブ411
Bへ導くことができる。
【0109】次に、光源光からG光成分を取出してG光
用透過型ライトバルブへ導く構成を説明する。上述した
ように、R光反射ダイクロイックミラー503RとG光
反射ダイクロイックミラー503Gとは、G光(第2波
長領域)と特定波長580nmの光との混合光を透過す
る。この混合光はG光透過ダイクロイックミラー505
に入射する。G光透過ダイクロイックミラー505は、
G光(第2波長領域)をG光用透過型ライトバルブ41
1G側へ透過する。また、G光透過ダイクロイックミラ
ー505は、特定波長580nmを反射することで廃棄
する。
【0110】この構成により、光源101からの光のう
ちG光成分を取出してG光用透過型ライトバルブ411
Gへ導くことができる。
【0111】図15は、B光反射ダイクロイックミラー
503BのS偏光に対する反射率特性と、R光反射ダイ
クロイックミラー503RのS偏光に対する反射率特性
と、図17に示した光源101の発光スペクトル特性と
を同一の図に重ねて表示した図である。単一偏光変換装
置102の不図示のフライアイインテグレータと光軸A
Xとが交わる位置C2から発した光束の中心の光線が、
両ミラー503R,503Bへ入射する角度が45度の
場合の反射率特性である。
【0112】図15から明らかなように、クロスダイク
ロイックミラー503は、特定波長580nmの光とG
光との混合光を透過する。
【0113】図16は、G光透過ダイクロイックミラー
505の透過率特性と、図17に示した光源101の発
光スペクトル特性とを同一の図に重ねて表示した図であ
る。
【0114】図16から明らかなように、R光透過ダイ
クロイックミラー505は、光源光のうち特定波長58
0nmの光を50パーセント以上反射させて廃棄する。
【0115】なお、本実施形態において、さらに好まし
くは、吸収部材115をG光透過ダイクロイックミラー
505の反射する光の光軸上に配置することが望まし
い。かかる構成により、反射して廃棄された特定波長5
80nmの光が投射型表示装置の内部中を進行、散乱等
して投射レンズ113に入射することを防止できる。よ
って、ゴースト像のない投射像を得ることができるとい
う効果を奏する。
【0116】以上説明したように、本実施形態では、光
源光中の特定波長580nmを中心とするピーク光をG
光透過ダイクロイックミラー505にて反射することで
分離して廃棄する。従って、投射像中に特定波長580
nmの光が混入されることはない。このため、色純度が
向上した投射像を投射することができるという効果が得
られる。
【0117】また、上記各実施形態では、光源101と
して高圧水銀ランプを用いている。しかし、これに限ら
れるものではなく、特定波長580nmのピーク光を含
む発光スペクトルを有する光源、例えばメタルハライド
ランプ等でも良い。
【0118】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
構成を取り得ることはいうまでもない。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光源光のうち不要な光を簡単に低減できる投射型表示装
置用色分解装置及び投射型表示装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる投射型表示装置
の構成図である。
【図2】第1実施形態のクロスダイクロイックミラー1
03の構成を説明する図である。
【図3】第1実施形態のダイクロイックミラー103B
Gの光学特性図である。
【図4】第1実施形態のダイクロイックミラー103R
の光学特性図である。
【図5】第1実施形態のダイクロイックミラー103B
Gと103Rの光学特性と、光源スペクトルとを重ねて
説明する図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかる投射型表示装置
の構成図である。
【図7】第2実施形態のダイクロイックミラー203B
Gと203Rの光学特性図である。
【図8】第2実施形態のダイクロイックミラー203R
と204の光学特性と、光源スペクトルとを重ねて説明
する図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる投射型表示装置
の構成図である。
【図10】第3実施形態のダイクロイックミラー303
BGと303Rの光学特性図である。
【図11】第3実施形態のダイクロイックミラー303
BGと305の光学特性と、光源スペクトルとを重ねて
説明する図である。
【図12】本発明の第4実施形態にかかる投射型表示装
置の構成図である。
【図13】第4実施形態のダイクロイックミラー403
Rと404の光学特性と、光源スペクトルとを重ねて説
明する図である。
【図14】本発明の第5実施形態にかかる投射型表示装
置の構成図である。
【図15】第5実施形態のダイクロイックミラー503
Bと503Rの光学特性と、光源スペクトルとを重ねて
説明する図である。
【図16】第5実施形態のダイクロイックミラー505
の光学特性と、光源スペクトルとを重ねて説明する図で
ある。
【図17】光源のスペクトルを説明する図である。
【符号の説明】
101 光源 102 偏光変換装置 103 クロスダイクロイックミラー 103A 第1ミラー 103B 第2ミラー 103C 第3ミラー 103D 第4ミラー 103R,103BG,106, 203R,203BG, 303R,303BG, 403R,406G , 503R,503B ,505 ダイクロイックミラー 104,105,204,305,404,420,4
30, 504,520,530,540 折り曲げミラー 107R,107G,107B フィールドレンズ 108R,108G,108B 偏光板 110R,110G,110B 偏光ビームスプリッタ 111R,111G,111B 反射型ライトバルブ 411R,411G,411B 透過型ライトバルブ 112,412 クロスダイクロイックプリズム 113 投射レンズ 114 スクリーン 115 吸収部材 AS 開口絞り C1 開口中心

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を特定波長を含む第1色光
    と、前記第1色光と異なる第2色光とに色分解する色分
    解光学系と、 前記第1色光を、前記特定波長の光の光量が低減された
    前記第1色光と前記特定波長の光とに分離し、前記特定
    波長の光の光量が低減された前記第1色光をライトバル
    ブへ導き、分離された前記特定波長の光を廃棄する特定
    波長分離光学系とを有することを特徴とする投射型表示
    装置用色分解装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 第1の長波長領域の光を透過し、第1の短波長領域の光
    を反射する第1ミラーと、 第2の長波長領域の光を透過し、第2の短波長領域の光
    を反射する第2ミラーと、 第3の長波長領域の光を反射し、第3の短波長領域の光
    を透過する第3ミラーと、 第4の長波長領域の光を反射し、第4の短波長領域の光
    を透過する第4ミラーとを有し、 前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、第1平面の略同
    一面上に設けられ、 前記第3ミラーと前記第4ミラーとは、前記第1平面に
    対して交わる方向の第2平面の略同一面上に設けられ、 前記色分解光学系は前記第1ミラーと前記第4ミラーと
    で構成され、 前記特定波長分離光学系は前記第2ミラーと前記第3ミ
    ラーとで構成され、 前記色分解光学系は前記特定波長分離光学系よりも前記
    光源側に設けられ、 前記第1ミラーに入射する光においては、前記第1の長
    波長領域の光が前記第1色光に対応し、 前記第4ミラーに入射する光においては、前記第4の短
    波長領域の光が前記第1色光に対応することを特徴とす
    る投射型表示装置用色分解装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 前記特定波長分離光学系は、前記特定波長の光を透過し
    て廃棄することを特徴とする投射型表示装置用色分解装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 前記特定波長分離光学系は、前記特定波長の光を反射し
    て廃棄することを特徴とする投射型表示装置用色分解装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 廃棄された前記特定波長の光を吸収する吸収部材をさら
    に有することを特徴とする投射型表示装置用色分解装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 前記第1色光は、第1波長領域の光と、第2波長領域の
    光と、特定波長の光とを含み、 前記特定波長分離光学系は、第1分離部と第2分離部と
    からなり、 前記第1分離部は、前記光源からの光を前記第1波長領
    域の光と、前記第2波長領域の光と前記特定波長の光と
    の混合光とに分離し、 前記第2分離部は、前記特定波長の光の光量が低減され
    た前記第2波長領域の光と、前記特定波長の光とに分離
    することを特徴とする投射型表示装置用色分解装置。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 前記特定波長分離光学系は、入射角が略45度の入射光
    のうち前記特定波長の光を略50パーセント以上カット
    する特性のダイクロイック膜を有することを特徴とする
    投射型表示装置用色分解装置。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の投射型表示装置用色分解
    装置において、 前記光源はメタルハライドランプ又は高圧水銀ランプで
    あって、 前記特定波長は580nmであることを特徴とする投射
    型表示装置用色分解装置。
  9. 【請求項9】照明光を供給する光源と、 前記光源からの光を特定波長を含む第1色光と、前記第
    1色光と異なる第2色光とに色分解する色分解光学系
    と、 前記第1色光を、前記特定波長の光の光量が低減された
    前記第1色光と前記特定波長の光とに分離し、前記特定
    波長の光の光量が低減された第1色光を射出し、分離さ
    れた前記特定波長の光を廃棄する特定波長分離光学系
    と、 前記特定波長を除いた前記第1色光を画像信号に基づき
    変調する第1色用ライトバルブと、 前記第2色光を画像信号に基づき変調する第2色用ライ
    トバルブと、 前記第1色用ライトバルブと前記第2色用ライトバルブ
    とに生成された像を投影する投射光学系とを有すること
    を特徴とする投射型表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 第1の長波長領域の光を透過し、第1の短波長領域の光
    を反射する第1ミラーと、 第2の長波長領域の光を透過し、第2の短波長領域の光
    を反射する第2ミラーと、 第3の長波長領域の光を反射し、第3の短波長領域の光
    を透過する第3ミラーと、 第4の長波長領域の光を反射し、第4の短波長領域の光
    を透過する第4ミラーとを有し、 前記第1ミラーと前記第2ミラーとは、第1平面の略同
    一面上に設けられ、 前記第3ミラーと前記第4ミラーとは、前記第1平面に
    対して交わる方向の第2平面の略同一面上に設けられ、 前記色分解光学系は前記第1ミラーと前記第4ミラーと
    で構成され、 前記特定波長分離光学系は前記第2ミラーと前記第3ミ
    ラーとで構成され、 前記色分解光学系は前記特定波長分離光学系よりも前記
    光源側に設けられ、 前記第1ミラーに入射する光においては、前記第1の長
    波長領域の光が前記第1色光に対応し、 前記第4ミラーに入射する光においては、前記第4の短
    波長領域の光が前記第1色光に対応することを特徴とす
    る投射型表示装置。
  11. 【請求項11】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記特定波長分離光学系は、前記特定波長の光を透過し
    て廃棄することを特徴とする投射型表示装置。
  12. 【請求項12】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記特定波長分離光学系は、前記特定波長の光を反射し
    て廃棄することを特徴とする投射型表示装置。
  13. 【請求項13】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 廃棄された前記特定波長の光を吸収する吸収部材をさら
    に有することを特徴とする投射型表示装置。
  14. 【請求項14】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記第1色光は、第1波長領域の光と、第2波長領域の
    光と、特定波長の光とを含み、 前記特定波長分離光学系は、第1分離部と第2分離部と
    からなり、 前記第1分離部は、前記光源からの光を前記第1波長領
    域の光と、前記第2波長領域の光と前記特定波長の光と
    の混合光とに分離し、 前記第2分離部は、前記特定波長の光の光量が低減され
    た前記第2波長領域の光と、前記特定波長の光とに分離
    することを特徴とする投射型表示装置。
  15. 【請求項15】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記特定波長分離光学系は、前記投射光学系の開口絞り
    の中心と共役な位置から発する光束の中心の光線のうち
    前記特定波長の光を略50パーセント以上カットする特
    性のダイクロイック膜を有することを特徴とする投射型
    表示装置。
  16. 【請求項16】請求項9に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記光源はメタルハライドランプ又は高圧水銀ランプで
    あって、 前記特定波長は580nmであることを特徴とする投射
    型表示装置。
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