JP2002277509A - デバイス検査装置 - Google Patents

デバイス検査装置

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JP2002277509A
JP2002277509A JP2001074757A JP2001074757A JP2002277509A JP 2002277509 A JP2002277509 A JP 2002277509A JP 2001074757 A JP2001074757 A JP 2001074757A JP 2001074757 A JP2001074757 A JP 2001074757A JP 2002277509 A JP2002277509 A JP 2002277509A
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JP
Japan
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chuck
conductive film
inspection apparatus
resistance conductive
device inspection
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JP2001074757A
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English (en)
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Shigeki Terada
茂樹 寺田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイス検査装置において、静電気によるデ
バイスの破壊を防止し、同時にノイズの放射アンテナ化
を防止して電磁ノイズを低減する。 【解決手段】 チャック13を絶縁体製とし、さらに、
このチャック13のデバイス4の装着面を覆うように高
抵抗導電膜12を形成する。この高抵抗導電膜12をケ
ーブル9でプローバ筐体8に接地することにより、デバ
イス4をチャック13から取り外す際に発生する静電気
は、高抵抗導電膜12を通して接地側に逃げる。一方、
チャック13は絶縁物であるため、ノイズの放射アンテ
ナになることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスや
液晶デバイス等の電気的な検査を行うデバイス検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体デバイス又は液晶デバ
イスのアレイ基板を電気的に検査する装置として、ウェ
ハダイソータ、またはアレイテスタと呼ばれる装置が知
られている。図2は、従来のこの種のデバイス検査装置
の概略構成を示す斜視図である。デバイス検査装置10
0は、プローバ1とテスタ本体2に大別され、プローバ
1内のチャック3に固定されたデバイス4に設けられた
検査用パッド5に、テスタの各種電源、信号源又は各種
センシング回路を接続するためのプローブ6を当てて、
デバイス4を動作させ、出力や消費電流などを測定す
る。
【0003】上記のようなデバイス検査装置100で
は、プローバ1に備えられたチャック3を動かすXYZ
θステージ(以下、ステージ)7から発生する電磁ノイ
ズやプローバ1が設置された外部環境から侵入する電磁
ノイズが測定誤差の大きな原因になっていた。一般的な
電磁ノイズ対策の一つとして、デバイス4を載せるチャ
ック3が導電体でできている場合、チャック3をプロー
バ匿体8にケーブル9で接地した構成とし、チャック3
をプローバ筐体8と同電位に保つようにしたものがあ
る。
【0004】ところで、チャック3はステージ7の上に
あり、このステージの動作範囲内を移動するため、必然
的にケーブル9の長さは移動距離程度に長くなる。例え
ば、液晶ディスプレイ用アレイ基板においては、最大で
長辺が1m近くにもなり、さらに基板を最大270度回
転しなければならない場合は配線長が3m以上にもなる
場合がある。このような場合、接地の効果が得られるの
は直流成分だけであり、10MHz以上の高周波領域で
は、ケーブル9のインピーダンスの影響により十分な接
地の効果を得ることはできない。しかも、高周波領域で
はチャック3自体がノイズ放射アンテナとなって、デバ
イス測定時のS/N比を低下させるという問題があっ
た。この対策のために、チャック3を絶縁体で製作する
ことで、ノイズ放射アンテナとしての作用を防止する対
策が考えられている。
【0005】しかし、チャック3を絶縁体で製作する事
によって電磁気ノイズを防止する事はできるものの、副
作用としてチャック3とデバイス4の基板間で発生する
静電気が問題となる。図2において、絶縁体製のチャッ
ク3にデバイス4をバキューム圧を用いて固定し、各種
の測定を実施した後、デバイス4を取り外そうとする
と、デバイス4とチャック3間の剥離帯電及びデバイス
−チャック間にできる強い空気の流れが起こす摩擦帯電
によって、デバイス4の基板とチャック3がそれぞれ帯
電する。
【0006】ここで、チャック3が導電体で作られてい
た場合は、チャック3側は筐体8に対して接地されてい
るので帯電せず、更にデバイス4を取り外した瞬間に発
生する静電気の帯電圧も、直近にある導電体製のチャッ
ク3のために、図3(a)の特性図に示したカーブAに
示すようにチャック−基板間距離に関して緩やかに上昇
していく。このために、イオナイザなどの帯電除電装置
により容易に対策する事が可能となる。図3(a)及び
(b)は、デバイス4をチャック3から取り外した際の
帯電圧特性を示す特性図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁気ノイズ
を防止するためにチャック3を絶縁体で製作すると、一
度帯電したチャック3は帯電しつづけ、デバイスの交換
毎に更に帯電していくので、最終的にはデバイス自身の
静電気破壊を発生させることが多い。また、帯電直後よ
りデバイス4の近辺に接地された導電体が無いため、図
3(b)の特性図に示したカーブのように、突然大きな
帯電圧がデバイスに発生することになる。したがって、
イオナイザによる除電が間に合わず、デバイス4の静電
破壊を発生させる可能性が高いという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、静電気によるデバイスの
破壊を防止でき、また同時にノイズの放射アンテナ化を
防止して電磁ノイズを低減することができるデバイス検
査装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、デバイスを装着する絶縁体製の
チャックを筐体内に有し、前記チャックの上に装着され
たデバイスを電気的に測定器に接続して前記デバイスの
各種特性を測定するデバイス検査装置において、前記チ
ャックの少なくとも前記デバイス装着面を覆うように形
成された高抵抗導電膜と、前記高抵抗導電膜を基準電位
に接続する接続手段とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、前
記高抵抗導電膜が、サーメットをプラズマ溶射技術を使
用してセラミック又はグラナイト製のチャックの表面に
溶融した状態で吹き付けて固着することにより形成され
ることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、前記高抵抗導電膜のシート抵抗が、103 Ω/cm
以上107 Ω/cm以下であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係わるデバ
イス検査装置101の要部の概略構成を示す斜視図であ
る。但し、図2に示す従来例と同等部分には同一符号を
付して説明する。
【0013】本例のデバイス検査装置101のチャック
13は絶縁体で製作され、そのデバイス装着面を覆うよ
うに高抵抗導電膜12が形成されている。この高抵抗導
電膜12のシート抵抗は、10Ω/cm以上10
Ω/cm以下に設定されるものとする。また、チャ
ック13はステージ7の上にあり、このステージ7の動
作範囲内を移動する。
【0014】なお、本例のデバイス検査装置101の他
の構成は省略してあるが、図2に示した従来例と同様で
あり、チャック13はデバイス4を真空圧で固定するバ
キュームチャックである。
【0015】次に、本例のチャック13の製造方法を説
明する。チャック13上に発生する静電気が蓄積しない
ようにし、且つデバイス4上に発生する帯電圧の急激な
増大を防止するためには、先に述べたようにチャック1
3を導電体とすることが有効である。しかし、チャック
13を電磁気ノイズの発生源としないためには絶縁物と
する必要がある。この背反する条件を満たすために、本
例では表面に高抵抗導電膜12を付着させた絶縁体のチ
ャック13を製作する。
【0016】例えば、高抵抗導電膜12はサーメット(C
ermet)を使用する。サーメットは溶射により容易に大面
積のチャック13上に均一な膜厚の皮膜を作ることがで
きると共に、高抵抗の安定した耐磨耗性など、機械的強
度に優れた皮膜特性を有している。
【0017】それには、基材となるSiOに任意の割合
でCr等の金属粉末を混ぜ、希望する抵抗値として、例
えば1MΩ/cmのシート抵抗を持つように、ブラズマ
溶射技術を使用して、例えばセラミック、またはグラナ
イト(御影石)などの絶縁物上に溶融した状態で吹き付
けて固着させ、サーメット膜とする。膜の表面は適当な
精度の平面度と表面粗さになるように研削加工し、装置
に組み付ける。製作された高抵抗導電膜12はプローバ
1のプローバ筐体8に対してケーブル9で接続して接地
する。
【0018】次に、本実施形態の動作について説明す
る。高抵抗導電膜12を付着した絶緑体製のチャック1
3を使用することにより、図2に示した導電体製のチャ
ック13に近い帯電圧の特性(図3(a)参照)を得る
ことができる。また、高抵抗導電膜12は、導電膜では
あるが抵抗が高いので内部に誘導される電磁気ノイズの
中の高周波成分が減衰しやすく、アンテナにはならな
い。
【0019】本実施形態では、プローバ筐体8に接地さ
れた高抵抗導電膜12により発生した静電気をプローバ
筐体8側に逃すことができる。その上、チャック13自
体は絶縁体であり、しかも高抵抗導電膜12は高抵抗で
あるために、チャック13がノイズの放射アンテナにな
ることが防止され、電磁ノイズを低減することができ
る。
【0020】そして、上記効果により、テスタで測定で
きる信号のS/N比を向上させることができ、測定精度
の向上、または測定時の平均化処理の削減により測定時
間の短縮を実現できる。
【0021】更に、チャック13全体を高抵抗導電材
料、例えば導電性セラミックやサーメット焼結体で製作
する場合と比較すると、本例のチャック13はその表面
に高価な高抵抗導電膜を付着してある構成であるため、
コストが高くなる危惧がある。しかし、高抵抗導電材は
高価であっても、それをチャック表面に少量使用するだ
けであるので、チャック13の製造コストが上昇するこ
とはなく、安価に上記効果を得ることができる。
【0022】尚、本実施の形態では、高抵抗導電膜の作
成にサーメット膜を使用し、プラズマ溶射を使用して薄
膜化したが、その他の材料、方法により同様な薄膜を得
て、同様な効果を得る事ができる。例えばサーメット膜
の代替として適当な厚さや酸素含有量を調整して高抵抗
化したITO膜を蒸着することによって、上記実施の形
態と同様な効果を得ることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
静電気によるデバイスの破壊を防止でき、同時にノイズ
の放射アンテナ化を防止して電磁ノイズを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係わるデバイス検査装置の要部の概
略構成を示す斜視図。
【図2】従来のデバイス検査装置の概略構成を示す斜視
図。
【図3】(a)、(b)はデバイスをチャックから取り
外した際の帯電電圧特性を示す特性図。
【符号の説明】
1…プローバ 3,13…チャック 4…デバイス 7…XYZθステージ 8…プローバ筐体 9…ケーブル 12…高抵抗導電膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイスを装着する絶縁体製のチャック
    を筐体内に有し、前記チャック上に装着されたデバイス
    を測定器に電気的に接続して前記デバイスの各種特性を
    検査するデバイス検査装置において、 前記チャックの少なくとも前記デバイス装着面を覆うよ
    うに形成された高抵抗導電膜と、 前記高抵抗導電膜を基準電位に接続する接続手段と、 を具備することを特徴とするデバイス検査装置。
  2. 【請求項2】 前記高抵抗導電膜は、サーメットをプラ
    ズマ溶射技術を使用してセラミック又はグラナイト製の
    チャックの表面に溶融した状態で吹き付けて固着するこ
    とにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    デバイス検査装置。
  3. 【請求項3】 前記高抵抗導電膜のシート抵抗率は、1
    Ω/□以上10Ω/□以下であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のデバイス検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168791A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 King Yuan Electronics Co Ltd 回路の検査環境を検査するための検査装置及び検査方法
JP6463862B1 (ja) * 2018-05-08 2019-02-06 ハイソル株式会社 プローバ装置

Cited By (3)

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