JP2002277440A - 複数材料で成る金属片の識別装置 - Google Patents

複数材料で成る金属片の識別装置

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JP2002277440A JP2001075846A JP2001075846A JP2002277440A JP 2002277440 A JP2002277440 A JP 2002277440A JP 2001075846 A JP2001075846 A JP 2001075846A JP 2001075846 A JP2001075846 A JP 2001075846A JP 2002277440 A JP2002277440 A JP 2002277440A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数材料で成るクラッド硬貨やバイカラー硬貨
等の金属片を確実に識別し得る金属片の識別装置を提供
する。 【解決手段】複数材料で成る金属片の通路11一摺動面
側に配設された反射型検出センサ40と、通路の一端部
を挟持するように配設された第1の透過型検出センサ2
0と、通路の他端部を挟持するように配設された第2の
透過型検出センサ30とで成り、通路を導電性材料で構
成した金属片検出センサであり、複数周波数の励磁信号
を反射型検出センサの1次側コイル42、第1の透過型
検出センサの1次側コイル21及び第2の透過型検出セ
ンサの1次側コイル31に供給し、反射型検出センサの
2次側コイル43の出力、第1の透過型検出センサの2
次側コイル23の出力及び第2の透過型検出センサの2
次側コイル33の出力に基づき、識別手段が、通路を通
過する金属片の識別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数材料で成る金
属片の識別装置に関し、特に硬貨分類機、硬貨入金機、
硬貨包装機等の硬貨処理機に適し、複数材料で成る金属
片であるクラッド硬貨やバイカラー硬貨を確実に識別で
きるようにした非常に信頼性の高い複数材料で成る金属
片の識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属片である硬貨を識別する装置とし
て、従来特許第2567654号公報に開示されている
ような硬貨識別装置がある。この硬貨識別装置は、高周
波及び低周波で発振コイルを励磁し、受信コイルから出
力される各周波数の出力減衰の和をとることにより、表
面が同一材質のクラッド硬貨(バイメタル硬貨)と、単
体構造硬貨とで異なる出力が得られることに基づいて硬
貨の識別を行っている。ここで、クラッド硬貨とは図1
8に示すように、例えばアルミニウム(Al)又は銅を心材
とし、両表面に白銅(CuNi)を層設したような異なる材質
による3層構造の硬貨のことであり、通常の白銅硬貨の
出力と、表面のみ白銅であるクラッド硬貨の出力とでは
信号の出力レベルが異なることを利用して識別するもの
である。
【0003】また、バイカラー硬貨は図19に示すよう
に、中心部のコア部100の金属と周辺部のリング部1
01の金属とが異なる構造となっており、バイカラー硬
貨を識別する有力な手段は存在していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置では、クラッド硬貨を確実に識別することができ
ない欠点がある。というのは、表面のみ白銅であるクラ
ッド硬貨の出力レベルと同一の他種単一材硬貨も存在し
得るからである。
【0005】また、従来はクラッド硬貨及びバイカラー
硬貨といった複合材質構造を持った硬貨の識別を行い得
るセンサや識別装置は存在しなかった。
【0006】本発明は上述のような事情よりなされたも
のであり、本発明の目的は、複数材料で成るクラッド硬
貨や硬貨等の金属片を確実に識別し得る非常に信頼性の
高い複数材料で成る金属片の識別装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は複数材料で成る
金属片の識別装置に関しており、本発明の上記目的は、
第1の発明において、複数材料で成る金属片の通路の摺
動面側に配設された反射型検出センサと、前記金属片検
出センサの出力に基づいて前記金属片を識別する識別手
段とを具備し、複数周波数の励磁信号を前記反射型検出
センサの1次側コイルに供給し、前記反射型検出センサ
の2次側コイルの出力に基づき、前記識別手段が前記通
路を通過する前記金属片の識別を行うことによって達成
される。
【0008】また、本発明の上記目的は、第2の発明に
おいて、複数材料で成る金属片の通路一方側に配設され
た反射型検出センサ、前記通路の一端部を挟持するよう
に配設された第1の透過型検出センサ、前記通路の他端
部を挟持するように配設された第2の透過型検出センサ
で成る金属片検出センサと、前記金属片検出センサの出
力に基づいて前記金属片を識別する識別手段とを設け、
複数周波数の励磁信号を前記反射型検出センサの1次側
コイル、前記第1の透過型検出センサの1次側コイル及
び前記第2の透過型検出センサの1次側コイルに供給
し、前記反射型検出センサの2次側コイルの出力、前記
第1の透過型検出センサの2次側コイルの出力及び前記
第2の透過型検出センサの2次側コイルの出力に基づ
き、前記識別手段が、前記通路を通過する前記金属片の
識別を行うことによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、高周波数、中周波数
及び低周波数の3周波数で金属片センサ(1次コイル)
を励磁し、出力信号を処理して判別することにより、複
数材料で成るクラッド硬貨やバイカラー硬貨等の金属片
を確実に検出する識別装置を実現している。
【0010】以下に、本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。本実施の形態では金属片として硬貨及
び金属及び構造を硬貨と同一とした硬貨サンプルを、識
別装置として硬貨識別装置をそれぞれ例に挙げて説明す
る。
【0011】図1は、本発明で使用する硬貨検出センサ
10の構造を一部断面斜視構造で示しており、図2はそ
の断面構造図である。硬貨検出センサ10は、上部に搬
送ベルト(図示せず)の着脱用隙間を有するコの字状の
形状になっており、中央部の矩形状空間底部が硬貨の通
路11を形成しており、外面には外部磁気遮断用のシー
ルド板12が層設されている。硬貨検出センサ10は、
通路11の各一端部の挟持するように透過検出型で直方
体形状のサイドセンサ20及び30が配設されると共
に、通路11の下方には反射検出型で円筒形状のセンタ
センサ40が配設されている。サイドセンサ20及び3
0は左右対称形であり、サイドセンサ20は逆コの字状
のサイドコア22の上下に1次コイル21及び2次コイ
ル23が巻回され、サイドセンサ30はコの字状のサイ
ドコア32の上下に1次コイル31及び2次コイル33
が巻回されている。また、センタセンサ40は円筒型の
ポットコア41を有し、ポットコア41の外周面には1
次コイル42が巻回され、内周面には2次コイル43が
巻回され埋設されている。更に、温度センサ用のコイル
(図示せず)が設けられている。
【0012】通路11の材料としては、導電性セラミッ
クス(導電性アルミナ、導電性ジルコニア)を耐摩耗板
として使用している。
【0013】本発明では上記硬貨検出センサ10に対し
て、図3に示す回路構成で励磁及び検出信号処理を行っ
ている。即ち、発振器1からの方形波の発振信号を分周
器2で低周波(4KHz)、中周波(16KHz)、高周波
(250KHz)に分周し、各周波数のバンドパスフィル
タ(BPF)3L,3M,3Hを経て正弦波化し、加算器
4で合成(加算)し、電流増幅器5を介して硬貨検出セ
ンサ10の各1次側コイル21、32及び42に印加す
る。即ち、低周波、中周波及び高周波の合成励磁信号
を、電流増幅器5を介してサイドセンサ20及び30の
1次コイル21及び31に供給すると共に、センタセン
サ40の1次コイル42に供給する。
【0014】各2次側コイル23、33及び43の出力
をそれぞれ増幅器44,44L,44Rを介して検出
し、それぞれバンドパスフィルタ、全波整流回路及びロ
ーパスフィルタを経て反射4KHz信号R4S、反射16KH
z信号R16S、反射250KHz信号R250S、透過L4K
Hz信号TL4S、透過L16KHz信号TL16S、透過L250
KHz信号TL250S、透過R4KHz信号TR4S、透過R1
6KHz信号TR16S、透過R250KHz信号TR250Sを
得る。即ち、センタセンサ40の2次コイル43の出力
は、増幅器44を経てバンドパスフィルタ(BPF)451
〜453でそれぞれ低周波、中周波、高周波に周波数分
離され、更に全波整流回路461〜463及びローパス
フィルタ(LPF)471〜473を経て反射4KHz信号R4
S,反射16KHz信号R16S,反射250KHz信号R25
0Sを得る。センタセンサ40は、1次コイル42と2
次コイル43とで渦電流損失型磁気センサを形成してい
る。
【0015】また、サイドセンサ20の2次コイル23
の出力は増幅器44Lを経てバンドパスフィルタ(BPF)
45L1〜45L3でそれぞれ低周波、中周波、高周波
に周波数分離され、更に全波整流回路46L1〜46L
3及びローパスフィルタ(LPF)47L1〜47L3を経
て透過L4KHz信号TL4S,透過L16KHz信号TL16
S,透過L250KHz信号TL250Sを得る。サイドセン
サ30の2次コイル33の出力は、増幅器44Rを経て
バンドパスフィルタ(BPF)45R1〜45R3でそれぞ
れ低周波、中周波、高周波に周波数分離され、更に全波
整流回路46R1〜46R3及びローパスフィルタ(L
PF)47R1〜47R3を経て透過R4KHz信号TR4
S,透過R16KHz信号TR16S,透過R250KHz信号TR
250Sを得る。更に、温度センサの2次コイル出力が
増幅器481、BPF482、全波整流回路483及び
LPF484を経て、温度モニタ信号THSとして出力
される。
【0016】反射4KHz信号R4S、反射16KHz信号R
16S、反射250KHz信号R250S、透過L4KHz信号T
L4S、透過L16KHz信号TL16S、透過L250KHz信号
TL250S、透過R4KHz信号TR4S、透過R16KHz信
号TR16S、透過R250KHz信号TR250S及び温度
モニタ信号THSは、硬貨の識別を行う識別手段(図示
せず)に入力され、処理及び判定が実行される。
【0017】なお、識別手段は、各特徴量を予め各硬貨
毎に設けられた判定枠と比較して、硬貨の真偽等を識別
するようになっている。高周波では材質による信号差は
少ないが、表面層の材質により減衰率が決まり、低周波
では中間層の材質にも影響を受けるため、各周波数での
減衰率を予め決められた判定基準と比較することによ
り、硬貨の識別を行うことができる。また、本例では、
硬貨はサイドセンサ20側に片寄せされて搬送されるよ
うになっている。
【0018】ここで、本発明の動作原理を説明すると次
の様になる。反射型検出センサ、透過型検出センサ共、
コイル間に入る媒体により磁束が変化するため、ここで
は透過磁束について説明する。
【0019】図4に示す電界と電流の関係において、x
が電流iの流れる方向であり、i=σEより、電界Eは
x成分だけを持つ。ここで、導電率σ=1/ρである。
電界Eの大きさは表面からの深さzに依存し、成分xと
直角方向の成分yに依存しない。次に、マクスウエルの
方程式より、磁界をE(x成分のみ)、磁束密度をB、
磁界をH(y成分のみ)、透磁率をμとしたとき、下記
数1が成り立つ。
【0020】
【数1】 そして、磁束密度をD、誘電率をεとすると、下記数2
が成り立つ。
【0021】
【数2】 そして、下記数3が成り立ち、i=σE,D=εEであ
るので、数3は数4となる。
【0022】
【数3】
【数4】 よって、下記数5が成り立つ。
【0023】
【数5】 上記数1及び数5より磁界Hを消去し、電界Eの式とす
ると下記数6が成り立つ。
【0024】
【数6】 次に電界Eを消去し、磁界Hの式とすると下記数7が成
り立つ。
【0025】
【数7】 ここで、E∝ejωt(ただし、ω=2πf)とおい
て、下記数8と減衰振動の式となる。
【0026】
【数8】 一般的な非磁性金属の場合、ε≒ε=8.8542×
10−12F/mであるので、σ=1/ρ≒1/10
−8〜10−7となり、εω/σ≒10−18程度であ
る。また、ωεμはωが非常に大きくならない限り、
jωσμに比べ無視できるので,下記数9と表わすこと
ができる。
【0027】
【数9】 これより、下記数10となり、δは表皮効果の深さを示
す。
【0028】
【数10】 また、数11となり、表面からz=δの深さで、電界E
は1/eに減衰する。
【0029】
【数11】 ここで、z=0において、E=EであるときA=E
とおいて、上記数11は数12となる。
【0030】
【数12】 そして、磁界Hは数2より、下記数13である。
【0031】
【数13】 これより、下記数14となる。
【0032】
【数14】 数12及び数14より、表面からの深さ(z)により磁界
H及び電界Eは減衰することが分る。減衰の度合は、励
磁周波数f(上式では角周波数ω=2πf)が高くなるほ
ど浅い位置で減衰する。
【0033】本発明の磁気センサはこの周波数の違いに
よって、表面部、断面全体だけでなく、内部材質に応じ
た信号が得られるものである。図5はその原理を模式的
に示している。
【0034】次に、Fe, Niといった強磁性体が使用され
た場合を説明する。強磁性体を考える上で、磁束密度B
に着目すると下記数15となる。
【0035】
【数15】B=μH+M ここで、Mは磁化の強さであり、χを磁化率とする
と、M=μχHであるので、上記数15は下記数1
6となる。
【0036】
【数16】 B=μH+M=μ(1+χ)H=μH ただし、透磁率μ=μ(1+χ)である。
【0037】また、相対透磁率κは、κ=μ/μ=1
+χである。そして、 1)反磁性体の場合は、χ<0、μ<μ 2)非磁性体の場合は、χ>0、μ>μ 3)強磁性体の場合は、χ>1、μ>μ となる。
【0038】ただし、強磁性体でもクロム鋼のようなも
のは、χ>>1、μ>>μであり、ωが大であって
もμの影響は大きく、磁束は増加する。全く磁性を持た
ない媒体(反磁性)の場合、μ<μであり(透磁率μよ
り導電率σの影響が支配的となる)、磁化Mの影響がな
く、磁界Hにより磁束密度が決まる。しかし、強磁性体
の場合はμ>μであり、透磁率μの影響が強いものと
なる。磁束密度は磁化Mに支配される(B=>>μ
H、よって、B≒M)。これにより、磁束の増加が起
こり得ることになる。
【0039】一方センサ出力は下記数17で表されるよ
うに、2次コイルに入る磁束によって決まることより、
非磁性媒体を通過した磁束は減衰するのでセンサ出力は
減少する。一方、強磁性媒体の場合は、磁束の増加が起
こるのでセンサ出力が増加することが分る。
【0040】
【数17】 識別手段において、センタセンサ40からの反射4KHz
信号R4Sは材質の検出に利用されると共に、硬貨断面
材質及び磁性/非磁性の判別情報として利用され、反射
16KHz信号R16Sは硬貨中間断面材質の検出に利用
されると共に、硬貨表面から中心近辺までの材質の判別
情報として利用される。つまり、反射16KHz信号R16
Sはクラッド硬貨の検出に利用される。反射250KHz信
号R250Sは硬貨の表面材質及び構成の検出に利用さ
れると共に、硬貨表面層材質の判別として利用され、リ
ング/コア境界部の波形に特徴が現れる情報となる。つ
まり、反射250KHz信号R250Sはバイカラー硬貨の
検出に利用される。また、サイドセンサ20にかかり透
過L4KHz信号TL4Sと透過R4KHz信号TR4Sは材質×
厚さの情報として利用され、透過L250KHz信号TL25
0Sと透過R250KHz信号TR250Sは硬貨形状の検出
に利用され、材質×厚さ×径の情報として利用される。
本例では、透過L16KHz信号及び透過R16KHz信号は硬貨の
検出には利用していない。
【0041】本発明による上記識別の関係を表にまとめ
ると、下記表1のようになる。
【0042】
【表1】 図6に、反射信号の実際の検出信号を示す。特性曲線の
上側より、反射4KHz信号、反射16KHz信号、反射250KH
z信号を示している。
【0043】なお、本例では高周波数として250KHz
を使用しているが、検出対象の非磁性材料の材質(Alと
CuNi等)によって、信号出力の差異が小さい周波数帯
で、磁性/非磁性材質による信号出力差異が小さい周波
数帯であれば良く、数百KHz以上が好ましい。また、中
周波数として16KHZを使用しているが、検出対象の表
面〜中心付近までの材質により信号出力差が現れる周波
数帯であり、数十KHZオーダーの周波数帯である。低周
波数として4KHzを使用しているが、検出対象全体の材
質(導電率)により信号出力差が顕著に現れる周波数帯
であれば良く、DC〜数KHzの周波数帯が好ましい。
【0044】本発明では、硬貨検出センサ10上を通過
する硬貨の中央部での各信号を特徴量とし、判別処理に
用いる。トリガ方法は、通過センサ等が設置されている
場合には、通過センサからの信号を基に大体の位置を検
知し、硬貨中央部の検索を行う。また、通過センサを設
けていない場合には、透過信号は材質(磁性/非磁性)
に関係なく減衰し、高周波数ほど減衰量が大きく、片寄
せ搬送ならば硬貨径に関係なく、片寄せ側コアに掛かる
硬貨部は同じであることに基づき、透過L(片寄せ)の
最小位置(減衰量最大位置)がほぼ硬貨中央部と考えら
れ、その位置での各信号値を各特徴量として良い。
【0045】次に、識別手段での識別動作を説明する。
【0046】先ず磁性/非磁性硬貨の判定であるが、磁
性材料硬貨の信号特徴は、反射低周波信号で磁束の増
加があり、信号が増加する。透過低周波信号では硬貨
のエッジ部で磁束の収束を生じるので、波形に変曲が生
じる。特徴として上記の反射信号の増加が顕著に現れ
るため、この特徴を捉えることで磁性/非磁性硬貨の判
定を行うことができる。図7(A)はドイツ5Pf(Cu-
Zn25 clad Fe)の反射4KHz信号R4Sであり、図7
(B)はアメリカ1Ct(Cu-Zn5)の反射4KHz信号R4S
である。これから明らかなように、磁性材料である図7
(A)のドイツ5Pfでは信号の増加(A1部)である
のに対し、非磁性材料である図7(B)のアメリカ1C
tでは信号の減少(A2部)となり、信号の差異が分
る。
【0047】次に、異なる金属板を積層したクラッド構
造による信号の差異を説明すると、図8はAl均一硬貨サ
ンプルの特性を示しており、B1,B2,B3はそれぞ
れAlのみの場合の4KHz,16KHZ,250KHZの各反射信
号を示している。図9はAl/CuZnNi/Alクラッド硬貨サン
プルの特性を示しており、B4は表面層Al(厚み<0.5t)
の特徴を表す反射250KHZ信号R250Sを示しており、
B5は表面層Al(0.5t)+内層CuZnNi(<1.0t)の特徴を表す
反射16KHZ信号R16Sを示しており、B6はCuZnNi(0.
5t)+Al(1.0t)+CuZnNi(0.5t)と全層の特徴を表す反射4KH
Z信号R4Sを示している。また、図10はCuZnNi均一
硬貨サンプルの特性を示しており、B7,B8,B9は
それぞれCuZnNiのみの場合の4KHz,16KHZ,250KHZ
の各反射信号を示している。更に、図11はCuZnNi/Al/
CuZnNiクラッド硬貨サンプルの特性を示しており、B1
0はCuZnNi(<0.5t)の表面層の特徴を表す反射250KHZ信
号R250Sを示しており、B11はCuZnNi(0.5t)+ Al
(<1.0t)と表面層及び内層の特徴を表す反射16KHZ信号R
16Sを示しており、B12はCuZnNi(0.5t)+Al(1.0t)+
CuZnNi(0.5t)と全層の特徴を表す反射4KHZ信号R4Sを
示している。
【0048】図12は、図8〜図11と同一のサンプル
に対する静止状態での反射信号の周波数特性を示してお
り、Al均一硬貨サンプル、CuZnNi均一硬貨サンプル、Al
/CuZnNi/Alクラッド硬貨サンプル、CuZnNi/Al/CuZnNiク
ラッド硬貨サンプルに高周波、中周波、低周波で励磁し
たときのセンタセンサ40を用いて出力を測定し減衰率
をグラフにしたものである。高周波領域では、表皮効果
の影響で磁束は表面層しか入れず減衰率も大きい。低周
波領域では表皮効果の影響が少ないため、磁束は硬貨を
突き抜け減衰率は小さい。中周波領域では低周波と高周
波の両領域の中間の減衰率となる。これら特性より下記
のことが言える。
【0049】表面部(表面から0.5mm以下)では表
面部材質が同じであれば、反射250KHz信号R250Sも
同一(B3=B4、B9=B10)であり、約60〜7
0KHz以上の周波数で、反射信号における表面部深さ
0.5mm程度までの材質の影響が大きい。表面〜芯部
(表面から1.5mm以下程度)では、表面部材質が同
じでも、芯部材質により反射16KHz信号R16Sは異な
り(B2≠B5,B8≠B11)、表面、芯部材質が同
じでも、各厚みにより反射16KHz信号R16Sは異なる
(B5≠B11)。また、約30〜60KHzの周波数
で反射信号は表面部深さ0.5mm+αの材質の影響を
受け始め、約10〜30KHzではセンサ側表面部と芯
部の材質の影響が大きい。
【0050】一方、断面全体では、表面部材質が同じで
も両表面部、芯部を合わせた材質の厚さが異なれば、反
射4KHz信号R4Sは異なり(B1≠B6,B7≠B1
2)、表面部材質が異なっても両表面部、芯部を合わせ
た材質の厚さが同じであれば、反射4KHz信号R4Sも同
じである(B4=B12)。約6〜8KHz以下の周波
数で対象断面を磁束が貫通し、全体の材質を合わせたも
のの影響をうけている信号が反射信号として得られる。
【0051】次に、リング部及びコア部が別材質で構成
されるバイカラー硬貨の判定を説明する。
【0052】バイカラー硬貨では、例えば反射250KHz信
号は図13に示すように、硬貨のエッジ部の信号に変曲
点が生じ、その傾きが反転するか(図13(A))、傾
きがゼロになるか(図13(B))、傾きが緩やかにな
る(図13(C))。硬貨がバイカラー構造でない場合
は、図13(D)に示す様に変曲点が生じない。かかる
特性を利用して、バイカラー硬貨の判定を行う。図14
はバイカラー硬貨に対する反射信号の周波数特性であ
り、低周波においては、センタセンサの磁束の広がりが
コア部のみでなくリング部に及ぶため、C部に示すよう
な差が生じる。リング部の導電率がコア部材の導電率よ
り低い場合には、減衰率はコア部材のみでできた硬貨サ
ンプルよりも減衰率は小さい。例えばリング部がAlでコ
ア部材がCuZnNiの場合(●)は、CuZnNiの均一硬貨サン
プル(×)より減衰率が大きくなる。これは、CuZnNiよ
りAlの方が導電率が高いためである。
【0053】コア部の4KHz信号はリング部材質の影
響を受けるため、バイカラー硬貨サンプルと均一材質硬
貨サンプルでは、図15の左に示すように差異を生じ、
変曲点D1がバイカラー金属境界部の特徴である。図1
5(A)はリング部がAlで、コア部がCuZnNiのバイカラ
ー硬貨サンプルであり、同図(B)はCuZnNiの均一硬貨
サンプルである。また、図16(A)はリング部がCuZn
Niで、コア部が空隙となっている穴明き硬貨サンプルの
特性であり、同図(B)はCuZnNiの均一硬貨サンプルの
特性である。
【0054】更に、図17に示すように、バイカラー・
クラッド構造のコア部4KHz信号もリング部材質の影
響を受ける。この結果、クラッド硬貨検知用の16KH
z信号は、リング部の影響がないと考えられる。図17
(A)はリング部がAlで、コア部がCuZnNi/Ni/CuZnNiの
バイカラー・クラッド硬貨サンプルであり、同図(B)
はリング部がCuZnNiで、コア部がCuZnNi/Ni/CuZnNiのバ
イカラー・クラッド硬貨サンプルである。
【0055】なお、検出信号を安定させるために、硬貨
検出センサにプリアンプを内蔵するようにしても良い。
上述では1つの発振器の出力を分周して低周波、中周波
及び高周波の励磁信号を得ているが、各周波数の発振器
を個別に設けても良い。また、上述では硬貨について説
明したが、他の複数金属で構成された金属片に対しても
適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の金属片検出セン
サは従来の硬貨識別方式で用いられた硬貨全体と硬貨表
面材質による特徴信号が得られる励磁周波数に加え、硬
貨表面乃至中心近辺の材質による特徴信号の周波数を用
いて検知しているので、クラッド硬貨の特徴である硬貨
断面構造を推定することができる。バイカラー硬貨接合
部での電気的な断続を表面電流の増減信号として捉える
ことで、バイカラー硬貨を判別できる。国内で流通して
いる非磁性硬貨の場合、信号は減衰のみであるが、磁性
硬貨の場合、信号は増加する。センサ信号処理において
増加信号に対応することで、磁性貨、磁性を持つクラッ
ド構造貨の材質判別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用する硬貨検出センサの一例を示す
一部断面斜視構造図である。
【図2】本発明で使用する硬貨検出センサの断面構造図
である。
【図3】硬貨検出センサの励磁及び検出信号の処理系を
示すブロック図である。
【図4】本発明の動作原理を説明するための図である。
【図5】本発明の動作原理を模式的に示す図である。
【図6】硬貨検出センサの検出信号の一例を示す特性図
である。
【図7】硬貨の磁性/非磁性の特徴を示す特性図であ
る。
【図8】Al均一硬貨の特性を示す図である。
【図9】Al/CuZnNi/Alクラッド硬貨の特性を示す図であ
る。
【図10】CuZnNi均一硬貨の特性を示す図である。
【図11】CuZnNi/Al/CuZnNiクラッド硬貨の特性を示す
図である。
【図12】センタセンサ上でクラッド硬貨サンプルを静
止させた状態での反射周波数特性例を示す図である。
【図13】バイカラー硬貨の判定を説明するための図で
ある。
【図14】センタセンサ上でバイカラー硬貨を静止させ
た状態での反射信号周波数特性例を示す図である。
【図15】バイカラー硬貨の判定に利用する特性例(左
側バイカラー硬貨サンプル、右側均一硬貨サンプル)を
示す図である。
【図16】バイカラー硬貨の判定に利用する特性例(左
側バイカラー硬貨サンプル、右側均一硬貨サンプル)を
示す図である。
【図17】バイカラー硬貨の判定に利用する特性例(左
側バイカラー硬貨サンプル、右側均一硬貨サンプル)を
示す図である。
【図18】クラッド硬貨の構造を示す外観図である。
【図19】バイカラー硬貨の構造を示す外観図である。
【符号の説明】
1 発振器 2 分周器 4 加算器 5 電流増幅器 10 硬貨検出センサ 11 通路 20 サイドセンサ(透過型検出センサ) 21 1次コイル 22 サイドコア 23 2次コイル 30 サイドセンサ(透過型検出センサ) 31 1次コイル 32 サイドコア 33 2次コイル 40 センタセンサ(反射型検出センサ) 41 ポットコア 42 1次コイル 43 2次コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鍬田 寿之 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 (72)発明者 杉谷 祐美子 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 (72)発明者 岡 直樹 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 2G053 AA02 AA22 AB01 BC02 BC14 CA03 CB12 DB02 3E002 AA14 AA15 BC02 BC06 BC08 DA02 EA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数材料で成る金属片の通路の摺動面側に
    配設された反射型検出センサと、前記金属片検出センサ
    の出力に基づいて前記金属片を識別する識別手段とを具
    備し、複数周波数の励磁信号を前記反射型検出センサの
    1次側コイルに供給し、前記反射型検出センサの2次側
    コイルの出力に基づき、前記識別手段が前記通路を通過
    する前記金属片の識別を行うことを特徴とする複数材料
    で成る金属片の識別装置。
  2. 【請求項2】複数材料で成る金属片の通路の摺動面側に
    配設された反射型検出センサ、前記通路の一端部を挟持
    するように配設された第1の透過型検出センサ、前記通
    路の他端部を挟持するように配設された第2の透過型検
    出センサで成る金属片検出センサと、前記金属片検出セ
    ンサの出力に基づいて前記金属片を識別する識別手段と
    を具備し、複数周波数の励磁信号を前記反射型検出セン
    サの1次側コイル、前記第1の透過型検出センサの1次
    側コイル及び前記第2の透過型検出センサの1次側コイ
    ルに供給し、前記反射型検出センサの2次側コイルの出
    力、前記第1の透過型検出センサの2次側コイルの出力
    及び前記第2の透過型検出センサの2次側コイルの出力
    に基づき、前記識別手段が、前記通路を通過する前記金
    属片の識別を行うことを特徴とする複数材料で成る金属
    片の識別装置。
  3. 【請求項3】前記複数周波数の励磁信号が低周波、中周
    波及び高周波の合成信号である請求項1又は2に記載の
    複数材料で成る金属片の識別装置。
  4. 【請求項4】前記低周波、中周波及び高周波を、発振出
    力信号の分周で形成している請求項3に記載の複数材料
    で成る金属片の識別装置。
  5. 【請求項5】前記低周波が4KHz、前記中周波が16
    KHz、前記高周波が250KHzである請求項3に記
    載の複数材料で成る金属片の識別装置。
  6. 【請求項6】前記反射型検出センサの2次側コイルの出
    力、前記第1の透過型検出センサの2次側出力、前記第
    2の透過型検出センサの2次側出力をそれぞれ周波数分
    離して前記低周波、中周波及び高周波の信号を得るよう
    になっている請求項1又は2に記載の複数材料で成る金
    属片の識別装置。
  7. 【請求項7】前記周波数分離をバンドパスフィルタで行
    う請求項6に記載の複数材料で成る金属片の識別装置。
  8. 【請求項8】前記低周波が4KHz、前記中周波が16
    KHz、前記高周波が250KHzである請求項6に記
    載の複数材料で成る金属片の識別装置。
  9. 【請求項9】前記金属片が硬貨である請求項1乃至8の
    何れかに記載の複数材料で成る金属片の識別装置。
  10. 【請求項10】前記金属片が硬貨であり、低周波の前記
    反射型検出センサの2次側コイル出力が硬貨断面材質及
    び磁性/非磁性の識別であり、低周波の前記第1の透過
    型検出センサの2次側出力が材質×厚さの識別であり、
    低周波の前記第2の透過型検出センサの2次側出力が材
    質×厚さの識別であり、中周波の前記反射型検出センサ
    の2次側コイル出力が硬貨表面乃至中心近辺の材質の識
    別であり、高周波の前記反射型検出センサの2次側コイ
    ル出力が硬貨表面層材質及びリング/コア境界部の識別
    であり、高周波の前記第1の透過型検出センサの2次側
    出力が材質×厚さ×径の識別であり、高周波の前記第2
    の透過型検出センサの2次側出力が材質×厚さ×径の識
    別である請求項2乃至8のいずれかに記載の複数材料で
    成る金属片の識別装置。
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