JP2002277160A - 穀粒乾燥機における遠赤外線放射体 - Google Patents
穀粒乾燥機における遠赤外線放射体Info
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- JP2002277160A JP2002277160A JP2001080134A JP2001080134A JP2002277160A JP 2002277160 A JP2002277160 A JP 2002277160A JP 2001080134 A JP2001080134 A JP 2001080134A JP 2001080134 A JP2001080134 A JP 2001080134A JP 2002277160 A JP2002277160 A JP 2002277160A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠赤外線放射体を備えた乾燥機において乾燥
部前方から後方にわたり温度分布を均一化すること。 【解決手段】 機体の内部に貯留室3、乾燥室4、集穀
室5、熱風室6、排風室7等を有する穀粒乾燥機1にお
ける集穀室5に設けた遠赤外線放射体20であって、該
放射体20の縦断面を三つに分割し、上段の空間Aは外
気と連通し、下段の空間Cには燃焼装置による熱風を通
気するとともに、下段の空間Cを形成する外壁面を遠赤
外線放射材24により形成する。中段の空間Bを形成す
る両側側壁には始端側より終端側にかけて熱風を排出す
る複数の開口部21、21…を設ける。
部前方から後方にわたり温度分布を均一化すること。 【解決手段】 機体の内部に貯留室3、乾燥室4、集穀
室5、熱風室6、排風室7等を有する穀粒乾燥機1にお
ける集穀室5に設けた遠赤外線放射体20であって、該
放射体20の縦断面を三つに分割し、上段の空間Aは外
気と連通し、下段の空間Cには燃焼装置による熱風を通
気するとともに、下段の空間Cを形成する外壁面を遠赤
外線放射材24により形成する。中段の空間Bを形成す
る両側側壁には始端側より終端側にかけて熱風を排出す
る複数の開口部21、21…を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒乾燥機におけ
る遠赤外線放射体に関するものである。
る遠赤外線放射体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機内を循環させながら熱風を供給して穀
粒の乾燥を行う循環型の穀粒乾燥機は従来からよく知ら
れている。また、始端側を燃焼装置に臨ませ、終端側を
乾燥機後壁面に対向するように配設した遠赤外線放射体
を集穀室又は熱風室に設け、該遠赤外線放射体を燃焼装
置により加熱し、遠赤外線放射体から放射される遠赤外
線と燃焼装置による熱風により穀粒を乾燥するようにし
た穀粒乾燥機が知られている。上記遠赤外線放射体は、
表面に遠赤外線塗料を塗布した円筒状または多角形状に
形成されており、その先端には先細状の排気孔及び先端
側周面には燃焼装置による熱風を排出する多孔を形成し
ている。したがって、燃焼装置による熱風は専ら遠赤外
線放射体の先端側から排出され、乾燥部へ送風されるの
で、乾燥部前方から後方にわたる温度分布の均一化が困
難であった。さらに、上記従来の遠赤外線放射体を備え
た穀粒乾燥機の場合、機体側壁が高温になりやすく、熱
による歪みが生じる。もちろん、断熱材を使用する方法
(例えば特開平9−89453号公報)もあるが、コス
ト高になる。また、外気を吸入して断熱に利用する方法
が知られているが、その断熱に利用した空気をそのまま
機外へ排出してしまうと熱も一緒に排出されるため、エ
ネルギーの有効利用が図れず、回りの温度上昇にもつな
がる。
粒の乾燥を行う循環型の穀粒乾燥機は従来からよく知ら
れている。また、始端側を燃焼装置に臨ませ、終端側を
乾燥機後壁面に対向するように配設した遠赤外線放射体
を集穀室又は熱風室に設け、該遠赤外線放射体を燃焼装
置により加熱し、遠赤外線放射体から放射される遠赤外
線と燃焼装置による熱風により穀粒を乾燥するようにし
た穀粒乾燥機が知られている。上記遠赤外線放射体は、
表面に遠赤外線塗料を塗布した円筒状または多角形状に
形成されており、その先端には先細状の排気孔及び先端
側周面には燃焼装置による熱風を排出する多孔を形成し
ている。したがって、燃焼装置による熱風は専ら遠赤外
線放射体の先端側から排出され、乾燥部へ送風されるの
で、乾燥部前方から後方にわたる温度分布の均一化が困
難であった。さらに、上記従来の遠赤外線放射体を備え
た穀粒乾燥機の場合、機体側壁が高温になりやすく、熱
による歪みが生じる。もちろん、断熱材を使用する方法
(例えば特開平9−89453号公報)もあるが、コス
ト高になる。また、外気を吸入して断熱に利用する方法
が知られているが、その断熱に利用した空気をそのまま
機外へ排出してしまうと熱も一緒に排出されるため、エ
ネルギーの有効利用が図れず、回りの温度上昇にもつな
がる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決するためになされたものであって、その目的
とするところは、乾燥部前方から後方にわたり温度分布
を均一化することにある。また、他の目的は、適正な遠
赤外線放射を行うのに必要な温度を燃料流量をあまり高
めずに確保することにある。また、その他の目的とし
て、遠赤外線放射体近傍の温度上昇を抑えることにあ
る。さらには、遠赤外線輻射効果を高めることにある。
問題を解決するためになされたものであって、その目的
とするところは、乾燥部前方から後方にわたり温度分布
を均一化することにある。また、他の目的は、適正な遠
赤外線放射を行うのに必要な温度を燃料流量をあまり高
めずに確保することにある。また、その他の目的とし
て、遠赤外線放射体近傍の温度上昇を抑えることにあ
る。さらには、遠赤外線輻射効果を高めることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、機体の内部に貯留室、乾燥
室、集穀室、熱風室、排風室等を有する穀粒乾燥機にお
ける前記集穀室に設けた遠赤外線放射体であって、始端
側を燃焼装置に臨ませ、終端側を閉じた箱形状の遠赤外
線放射体において、該放射体の縦断面を二つに分割し、
下段の空間には前記燃焼装置による熱風を通気するとと
もに、下段の空間を形成する外壁面を遠赤外線放射材に
より形成し、上段の空間を形成する両側側壁には始端側
より終端側にかけて複数の開口部を設けてなる構成とし
ている。また、請求項2の発明は、機体の内部に貯留
室、乾燥室、集穀室、熱風室、排風室等を有する穀粒乾
燥機における前記集穀室に設けた遠赤外線放射体であっ
て、始端側を燃焼装置に臨ませ、終端側を閉じた箱形状
の遠赤外線放射体において、該放射体の縦断面を三つに
分割し、上段の空間は外気と連通し、下段の空間には前
記燃焼装置による熱風を通気するとともに、下段の空間
を形成する外壁面を遠赤外線放射材により形成し、中段
の空間を形成する両側側壁には始端側より終端側にかけ
て複数の開口部を設けてなる構成としている。また、請
求項3の発明は、前記下段の空間の始端側には空間を狭
める絞りを形成してそこから終端側にかけての熱風の流
路を狭める構成としている。また、請求項4の発明は、
前記遠赤外線放射体を二つに分割した場合の上段の空間
または三つに分割した場合の中段の空間を形成する両側
側壁に設ける開口部の大きさを始端側から終端側にかけ
て変化させる構成としている。また、請求項5の発明
は、前記遠赤外線放射体を二つに分割した場合の上段の
空間または三つに分割した場合の中段の空間を形成する
上下壁面の少なくとも一方に開口部を設けてなる構成と
している。さらに、請求項6の発明は、前記遠赤外線放
射体の下段の空間は縦断面を矩形状に形成する構成とし
ている。請求項1記載の発明によれば、燃焼装置から発
生した熱風が遠赤外線放射体の下段の流路を加熱した
後、上段の空間を形成する両側側壁の、始端側から終端
側にかけて設けた複数の開口部から均分されて吐出され
るため、上方の穀粒が流下する乾燥室に熱風を乾燥部前
方から後方にわたり均一に通気でき、これにより乾燥む
らをなくすことができる。請求項2記載の発明によれ
ば、燃焼装置から発生した熱風を下段の流路に通気する
ことにより遠赤外線を放射するのに有効な高温度に遠赤
外線放射体を加熱し、その後、熱風は上段の空間から吸
引された外気と攪拌混合された後、上方の乾燥室に熱風
を通気するため、乾燥用熱風を穀粒に最適な温度に調節
でき、また中段、上段は高温ではないので防熱や耐熱対
策を構じなくてもよい。請求項3記載の発明によれば、
遠赤外線を放射するのに有効な高温度に遠赤外線放射体
を加熱しながら、乾燥室へ熱風を均一に通気する空間を
一体的に形成することが出来、遠赤外線放射体をコンパ
クトにできる。請求項4記載の発明によれば、遠赤外線
放射体の両側側壁に設けた開口部の大きさを始端側から
終端側にかけて変化させることにより、排風室後部に接
続した排風ファンにより吸引される乾燥用熱風が始端側
から終端側にかけて均一の風量で通気される。請求項5
記載の発明によれば、前記遠赤外線放射体を二つに分割
した場合の上段の空間または三つに分割した場合の中段
の空間を形成する上下壁面の少なくとも一方に開口部を
設けることにより、該開口部から乾燥部前方へも、むら
なく熱風を送気する。また、遠赤外線放射体における熱
風と外気の攪拌混合を促進し、均一な熱風を吐出する。
請求項6記載の発明によれば、同一占有率の丸底形状な
どと比べ加工し易く、遠赤外線放射部の表面積が広くな
り、遠赤外線効果が高まる。
めに、請求項1の発明は、機体の内部に貯留室、乾燥
室、集穀室、熱風室、排風室等を有する穀粒乾燥機にお
ける前記集穀室に設けた遠赤外線放射体であって、始端
側を燃焼装置に臨ませ、終端側を閉じた箱形状の遠赤外
線放射体において、該放射体の縦断面を二つに分割し、
下段の空間には前記燃焼装置による熱風を通気するとと
もに、下段の空間を形成する外壁面を遠赤外線放射材に
より形成し、上段の空間を形成する両側側壁には始端側
より終端側にかけて複数の開口部を設けてなる構成とし
ている。また、請求項2の発明は、機体の内部に貯留
室、乾燥室、集穀室、熱風室、排風室等を有する穀粒乾
燥機における前記集穀室に設けた遠赤外線放射体であっ
て、始端側を燃焼装置に臨ませ、終端側を閉じた箱形状
の遠赤外線放射体において、該放射体の縦断面を三つに
分割し、上段の空間は外気と連通し、下段の空間には前
記燃焼装置による熱風を通気するとともに、下段の空間
を形成する外壁面を遠赤外線放射材により形成し、中段
の空間を形成する両側側壁には始端側より終端側にかけ
て複数の開口部を設けてなる構成としている。また、請
求項3の発明は、前記下段の空間の始端側には空間を狭
める絞りを形成してそこから終端側にかけての熱風の流
路を狭める構成としている。また、請求項4の発明は、
前記遠赤外線放射体を二つに分割した場合の上段の空間
または三つに分割した場合の中段の空間を形成する両側
側壁に設ける開口部の大きさを始端側から終端側にかけ
て変化させる構成としている。また、請求項5の発明
は、前記遠赤外線放射体を二つに分割した場合の上段の
空間または三つに分割した場合の中段の空間を形成する
上下壁面の少なくとも一方に開口部を設けてなる構成と
している。さらに、請求項6の発明は、前記遠赤外線放
射体の下段の空間は縦断面を矩形状に形成する構成とし
ている。請求項1記載の発明によれば、燃焼装置から発
生した熱風が遠赤外線放射体の下段の流路を加熱した
後、上段の空間を形成する両側側壁の、始端側から終端
側にかけて設けた複数の開口部から均分されて吐出され
るため、上方の穀粒が流下する乾燥室に熱風を乾燥部前
方から後方にわたり均一に通気でき、これにより乾燥む
らをなくすことができる。請求項2記載の発明によれ
ば、燃焼装置から発生した熱風を下段の流路に通気する
ことにより遠赤外線を放射するのに有効な高温度に遠赤
外線放射体を加熱し、その後、熱風は上段の空間から吸
引された外気と攪拌混合された後、上方の乾燥室に熱風
を通気するため、乾燥用熱風を穀粒に最適な温度に調節
でき、また中段、上段は高温ではないので防熱や耐熱対
策を構じなくてもよい。請求項3記載の発明によれば、
遠赤外線を放射するのに有効な高温度に遠赤外線放射体
を加熱しながら、乾燥室へ熱風を均一に通気する空間を
一体的に形成することが出来、遠赤外線放射体をコンパ
クトにできる。請求項4記載の発明によれば、遠赤外線
放射体の両側側壁に設けた開口部の大きさを始端側から
終端側にかけて変化させることにより、排風室後部に接
続した排風ファンにより吸引される乾燥用熱風が始端側
から終端側にかけて均一の風量で通気される。請求項5
記載の発明によれば、前記遠赤外線放射体を二つに分割
した場合の上段の空間または三つに分割した場合の中段
の空間を形成する上下壁面の少なくとも一方に開口部を
設けることにより、該開口部から乾燥部前方へも、むら
なく熱風を送気する。また、遠赤外線放射体における熱
風と外気の攪拌混合を促進し、均一な熱風を吐出する。
請求項6記載の発明によれば、同一占有率の丸底形状な
どと比べ加工し易く、遠赤外線放射部の表面積が広くな
り、遠赤外線効果が高まる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1及び図2は本発明に
係わる穀粒乾燥機を示すもので、図1はその正面からみ
た断面図、図2はその側断面図である。ここに示した穀
粒乾燥機1は、穀粒を乾燥するための循環型の乾燥機で
あり、全体は箱型形状を成し、機枠2の内部には、貯留
室3、乾燥室4、集穀室5、熱風室6、排風室7等を有
している。貯留室3は乾燥部の上段に位置し、該貯留室
3には、機内に張り込んだ穀粒が循環して上方より供給
される。該貯留室3の下部には、上半部がハ字形の板金
材8、8で下半部が通気性板材9、9で構成された断面
菱形状の排風室7を左右一対設けている。この下半部の
通気性板材9、9と平行に通気性板材10、10を設
け、通気性板材9と通気性板材10とに挟まれる断面V
形状の乾燥室4を形成している。該乾燥室4の集合下部
には夫々ロータリバルブ11、11を設け、このロータ
リバルブからの所定量毎の繰出し穀粒を集穀室5を構成
するホッパ状に形成した集穀樋13に集めてその下部に
横設する下部送りラセン12で機外立設の揚穀エレベー
タ14に移送できる構成としている。乾燥室4を通過し
穀粒の乾燥に供された熱風は排風室7を通って機外へ排
出される。さらに、穀粒の水分を検出する水分計(図示
せず)や熱風を発生する燃焼装置19を備えている。
実施の形態について説明する。図1及び図2は本発明に
係わる穀粒乾燥機を示すもので、図1はその正面からみ
た断面図、図2はその側断面図である。ここに示した穀
粒乾燥機1は、穀粒を乾燥するための循環型の乾燥機で
あり、全体は箱型形状を成し、機枠2の内部には、貯留
室3、乾燥室4、集穀室5、熱風室6、排風室7等を有
している。貯留室3は乾燥部の上段に位置し、該貯留室
3には、機内に張り込んだ穀粒が循環して上方より供給
される。該貯留室3の下部には、上半部がハ字形の板金
材8、8で下半部が通気性板材9、9で構成された断面
菱形状の排風室7を左右一対設けている。この下半部の
通気性板材9、9と平行に通気性板材10、10を設
け、通気性板材9と通気性板材10とに挟まれる断面V
形状の乾燥室4を形成している。該乾燥室4の集合下部
には夫々ロータリバルブ11、11を設け、このロータ
リバルブからの所定量毎の繰出し穀粒を集穀室5を構成
するホッパ状に形成した集穀樋13に集めてその下部に
横設する下部送りラセン12で機外立設の揚穀エレベー
タ14に移送できる構成としている。乾燥室4を通過し
穀粒の乾燥に供された熱風は排風室7を通って機外へ排
出される。さらに、穀粒の水分を検出する水分計(図示
せず)や熱風を発生する燃焼装置19を備えている。
【0006】穀粒乾燥機1は、このような構成におい
て、燃焼装置19および排風室7の後部側に接続する排
風ファン17の作用により発生する熱風を乾燥室4に通
気しつつ、機体長手方向に回転自在に配置されたロータ
リバルブ11、11で穀粒を一定量づつ繰り出し、その
繰り出された穀粒を集穀樋13で集穀し、下部送りラセ
ン12で移送する。さらに揚穀エレベータ14で上方へ
移送し、横ラセン18で中心部に移送し、攪拌羽根15
で貯留室3内に供給するという循環をしながら穀粒の乾
燥を行なうようにした循環式の穀粒乾燥機である。そし
て、集穀室5と乾燥室4とは熱風室6を介して連通して
おり、集穀室5での風の流れによって、熱風は熱風室6
の中央と外側とに分かれて、それぞれ乾燥室4へ送られ
る。図1の下方の矢印は熱風の主たる流れの方向を示し
ている。16は穀粒の張込口である。
て、燃焼装置19および排風室7の後部側に接続する排
風ファン17の作用により発生する熱風を乾燥室4に通
気しつつ、機体長手方向に回転自在に配置されたロータ
リバルブ11、11で穀粒を一定量づつ繰り出し、その
繰り出された穀粒を集穀樋13で集穀し、下部送りラセ
ン12で移送する。さらに揚穀エレベータ14で上方へ
移送し、横ラセン18で中心部に移送し、攪拌羽根15
で貯留室3内に供給するという循環をしながら穀粒の乾
燥を行なうようにした循環式の穀粒乾燥機である。そし
て、集穀室5と乾燥室4とは熱風室6を介して連通して
おり、集穀室5での風の流れによって、熱風は熱風室6
の中央と外側とに分かれて、それぞれ乾燥室4へ送られ
る。図1の下方の矢印は熱風の主たる流れの方向を示し
ている。16は穀粒の張込口である。
【0007】また、集穀室5にあって機内の中央部分に
は、始端側を燃焼装置19に臨ませ、終端側を乾燥機後
壁面2bに対向するように閉じた箱形状の遠赤外線放射
体20を配設している。図3に示す上記遠赤外線放射体
20の側断面図を参照して遠赤外線放射体の構成をさら
に詳しく説明する。すなわち、該遠赤外線放射体20の
縦断面を三つに分割し、そのうち上下の壁面20aと2
0bとによって画される上段の空間Aは始端側を開放し
て外気と連通している。また、上下の壁面20cと20
dとによって画される下段の空間Cは始端側を前記燃焼
装置19に臨ませて燃焼装置19による熱風を通気する
とともに、下段の空間Cの両側及び底部を断面矩形状
(図1参照)に形成する外壁面を遠赤外線放射材24に
より形成する。具体的には、外壁面の表面に黒色の遠赤
外線塗料を塗布する。また、上下の壁面20bと20c
とによって画される中段の空間Bを形成する両側の側壁
20fには始端側より終端側にかけては熱風を排出する
多数の開口部21、21…を設ける。図3には一方の側
壁20fを示しているが、これと対向するもう一方の側
壁にも同様に多数の開口部21、21…を設けている。
そして、この開口部21の大きさを始端側から終端側に
かけて変化させ、図3では終端側の開口部21の大きさ
を始端側よりも小さく形成している。さらに、この中段
の空間Bを形成する上下の壁面20bと20cには所定
間隔にて複数の開口部22、22…と23、23…を夫
々設けている。なお、図3では終端側にある開口部22
と23の大きさを始端側の開口部よりも大きく形成して
いる。
は、始端側を燃焼装置19に臨ませ、終端側を乾燥機後
壁面2bに対向するように閉じた箱形状の遠赤外線放射
体20を配設している。図3に示す上記遠赤外線放射体
20の側断面図を参照して遠赤外線放射体の構成をさら
に詳しく説明する。すなわち、該遠赤外線放射体20の
縦断面を三つに分割し、そのうち上下の壁面20aと2
0bとによって画される上段の空間Aは始端側を開放し
て外気と連通している。また、上下の壁面20cと20
dとによって画される下段の空間Cは始端側を前記燃焼
装置19に臨ませて燃焼装置19による熱風を通気する
とともに、下段の空間Cの両側及び底部を断面矩形状
(図1参照)に形成する外壁面を遠赤外線放射材24に
より形成する。具体的には、外壁面の表面に黒色の遠赤
外線塗料を塗布する。また、上下の壁面20bと20c
とによって画される中段の空間Bを形成する両側の側壁
20fには始端側より終端側にかけては熱風を排出する
多数の開口部21、21…を設ける。図3には一方の側
壁20fを示しているが、これと対向するもう一方の側
壁にも同様に多数の開口部21、21…を設けている。
そして、この開口部21の大きさを始端側から終端側に
かけて変化させ、図3では終端側の開口部21の大きさ
を始端側よりも小さく形成している。さらに、この中段
の空間Bを形成する上下の壁面20bと20cには所定
間隔にて複数の開口部22、22…と23、23…を夫
々設けている。なお、図3では終端側にある開口部22
と23の大きさを始端側の開口部よりも大きく形成して
いる。
【0008】ところで、上記下段の空間Cの始端は上下
の壁面20bと20dとによって画されて燃焼装置19
に臨ませ、この始端よりやや内方で上壁面20bと連続
する傾斜面20gによって空間Cは狭められ、そこから
終端側にかけては前述のとおり上記傾斜面20gと連続
する水平の壁面20cと下側壁面20dとによって画さ
れており、これによって熱風の流路を狭める構成として
いる。また、上記上段の空間A、中段の空間B、下段の
空間Cはいずれも放射体内の先端部にて連通している。
の壁面20bと20dとによって画されて燃焼装置19
に臨ませ、この始端よりやや内方で上壁面20bと連続
する傾斜面20gによって空間Cは狭められ、そこから
終端側にかけては前述のとおり上記傾斜面20gと連続
する水平の壁面20cと下側壁面20dとによって画さ
れており、これによって熱風の流路を狭める構成として
いる。また、上記上段の空間A、中段の空間B、下段の
空間Cはいずれも放射体内の先端部にて連通している。
【0009】また、上記燃焼装置19は、回転気化型バ
ーナを横姿勢にして上記下段の空間Cの始端側に配置し
ている。この燃焼装置19は、バーナケース25内にバ
ーナ26と、該バーナ26の手前に燃焼用一次空気を吸
気する吸気ファン27とを内蔵し、ポンプ29及びバル
ブ30をバーナケース25内と接続している。そして、
バーナ燃焼部を覆うべく、カバー部材28によって燃焼
装置19と上記下段の空間Cの始端側とを接合する。す
なわち、上記カバー部材28の一方は燃焼装置19と接
合し、他方は遠赤外線放射体20と接合しその下段の空
間Cと連通させ、これによりバーナ26の熱をすべて遠
赤外線放射体20内に流すことができる。さらに、バー
ナケース25先端の周面に複数のスリット孔25aを設
けるとともに、上記カバー部材28の後端側に複数の小
孔28aを設ける。
ーナを横姿勢にして上記下段の空間Cの始端側に配置し
ている。この燃焼装置19は、バーナケース25内にバ
ーナ26と、該バーナ26の手前に燃焼用一次空気を吸
気する吸気ファン27とを内蔵し、ポンプ29及びバル
ブ30をバーナケース25内と接続している。そして、
バーナ燃焼部を覆うべく、カバー部材28によって燃焼
装置19と上記下段の空間Cの始端側とを接合する。す
なわち、上記カバー部材28の一方は燃焼装置19と接
合し、他方は遠赤外線放射体20と接合しその下段の空
間Cと連通させ、これによりバーナ26の熱をすべて遠
赤外線放射体20内に流すことができる。さらに、バー
ナケース25先端の周面に複数のスリット孔25aを設
けるとともに、上記カバー部材28の後端側に複数の小
孔28aを設ける。
【0010】本発明に係る遠赤外線放射体20は以上の
ように構成されており、上記燃焼装置19により加熱
し、それにより該遠赤外線放射体20から放射される遠
赤外線とこの燃焼装置19による熱風とにより穀粒を乾
燥するようにしている。バーナ燃焼部には吸気ファン2
7による一次空気が導入されるとともに、その風量はス
リット25aからバーナの周囲を流れ、さらには小孔2
8aより外気が導入されるため、外気乾燥風量の変動を
受けずにバーナを安定して燃焼させることができる。ま
た、前述のとおり、遠赤外線放射体20と燃焼装置19
とはカバー部材28によって連結しているので、燃焼装
置19による熱風をすべて放射体20内に流し込むこと
が出来る。
ように構成されており、上記燃焼装置19により加熱
し、それにより該遠赤外線放射体20から放射される遠
赤外線とこの燃焼装置19による熱風とにより穀粒を乾
燥するようにしている。バーナ燃焼部には吸気ファン2
7による一次空気が導入されるとともに、その風量はス
リット25aからバーナの周囲を流れ、さらには小孔2
8aより外気が導入されるため、外気乾燥風量の変動を
受けずにバーナを安定して燃焼させることができる。ま
た、前述のとおり、遠赤外線放射体20と燃焼装置19
とはカバー部材28によって連結しているので、燃焼装
置19による熱風をすべて放射体20内に流し込むこと
が出来る。
【0011】こうして、遠赤外線放射体20の下段の空
間Cに熱風が流れ込み、同時に上段の空間Aの始端側開
口より外気(二次空気)が放射体内に導入される。そし
て、中段の空間Bを形成する上下壁面20bと20cに
それぞれ設けた開口部22、22…と23、23…にて
上述の外気と熱風が混合され、同じく中段の空間Bを形
成する両側側壁20fに設けた開口部21、21…から
混合された熱風が排出され、熱風室6を介して乾燥室4
へ通気される。図1および図3において符号を付してい
ない矢印は空気(外気)あるいは熱風の主たる流れの方
向を示している。したがって、乾燥室4の前方から後方
にわたって温度分布を均一化しやすくなる。ここで、開
口部21、21…の大きさ、開口部22、22…と2
3、23…の大きさと間隔等は適宜変更することが可能
で、また開口部22、22…と23、23…については
いずれか一方を設ける、あるいは両方とも設けない構成
とすることも可能である。なお、開口部22、22…と
23、23…のいずれも設けない構成とした場合、外気
と熱風とが放射体内先端部にて混合され、開口部21、
21…より排出される。放射体内先端部のみから外気と
熱風が排出される構成であると、排風室後部に接続した
排風ファンが放射体内先端部近傍に位置するため、ほと
んどの熱風は乾燥室後部から排出され、乾燥部前側には
熱風は送気されない。開口部21の大きさ及び間隔を適
宜設定することにより、乾燥部前側に熱風を送気させ、
乾燥風量を均一にできる。好ましくは、乾燥部前側ほ
ど、開口部が大きく、間隔を小さくするとよい。
間Cに熱風が流れ込み、同時に上段の空間Aの始端側開
口より外気(二次空気)が放射体内に導入される。そし
て、中段の空間Bを形成する上下壁面20bと20cに
それぞれ設けた開口部22、22…と23、23…にて
上述の外気と熱風が混合され、同じく中段の空間Bを形
成する両側側壁20fに設けた開口部21、21…から
混合された熱風が排出され、熱風室6を介して乾燥室4
へ通気される。図1および図3において符号を付してい
ない矢印は空気(外気)あるいは熱風の主たる流れの方
向を示している。したがって、乾燥室4の前方から後方
にわたって温度分布を均一化しやすくなる。ここで、開
口部21、21…の大きさ、開口部22、22…と2
3、23…の大きさと間隔等は適宜変更することが可能
で、また開口部22、22…と23、23…については
いずれか一方を設ける、あるいは両方とも設けない構成
とすることも可能である。なお、開口部22、22…と
23、23…のいずれも設けない構成とした場合、外気
と熱風とが放射体内先端部にて混合され、開口部21、
21…より排出される。放射体内先端部のみから外気と
熱風が排出される構成であると、排風室後部に接続した
排風ファンが放射体内先端部近傍に位置するため、ほと
んどの熱風は乾燥室後部から排出され、乾燥部前側には
熱風は送気されない。開口部21の大きさ及び間隔を適
宜設定することにより、乾燥部前側に熱風を送気させ、
乾燥風量を均一にできる。好ましくは、乾燥部前側ほ
ど、開口部が大きく、間隔を小さくするとよい。
【0012】また、下段の空間Cに導入される熱風によ
り遠赤外線放射材24から放射される遠赤外線が、前述
の乾燥室4を通りロータリバルブ11より繰り出され、
集穀樋13上を流下してくる穀粒に照射され、遠赤外線
の輻射熱により穀粒の乾燥を促進する。前にも述べたよ
うに、下段の空間Cは、始端側の熱風導入口は広くなっ
ているが、熱風の通路(熱風流路)を狭めて伝熱効果を
高め高温流路としたことにより、燃料流量をあまり多く
しなくても空間Cにおいて適正な遠赤外線放射を行うに
必要な温度を確保することが可能となる。また、遠赤外
線塗料を塗布するなどして遠赤外線放射材24で構成す
る下段の空間Cの両側部及び底部を断面矩形状に形成す
ることで、たとえば占有部を同じとすると丸底形状など
と比べて矩形断面の方が面積が広くなり、その分輻射熱
放射部が広くなるので遠赤外線効果が高まる。
り遠赤外線放射材24から放射される遠赤外線が、前述
の乾燥室4を通りロータリバルブ11より繰り出され、
集穀樋13上を流下してくる穀粒に照射され、遠赤外線
の輻射熱により穀粒の乾燥を促進する。前にも述べたよ
うに、下段の空間Cは、始端側の熱風導入口は広くなっ
ているが、熱風の通路(熱風流路)を狭めて伝熱効果を
高め高温流路としたことにより、燃料流量をあまり多く
しなくても空間Cにおいて適正な遠赤外線放射を行うに
必要な温度を確保することが可能となる。また、遠赤外
線塗料を塗布するなどして遠赤外線放射材24で構成す
る下段の空間Cの両側部及び底部を断面矩形状に形成す
ることで、たとえば占有部を同じとすると丸底形状など
と比べて矩形断面の方が面積が広くなり、その分輻射熱
放射部が広くなるので遠赤外線効果が高まる。
【0013】また、遠赤外線放射体20の上段の空間A
に外気を通気するため、遠赤外線放射体20上方の温度
上昇が抑えられ、防熱や耐熱対策をとくに構じなくても
済む。
に外気を通気するため、遠赤外線放射体20上方の温度
上昇が抑えられ、防熱や耐熱対策をとくに構じなくても
済む。
【0014】一方、遠赤外線放射体20の縦断面を二つ
に分割し、下段の空間Cには前記燃焼装置による熱風を
通気するとともに、上段の空間Aを形成する側壁には熱
風を排出する複数の開口部21、21…を設けてなる構
成とすることも可能である。図4はこの場合の構成を示
す側断面図、図5は図4のS−S線に沿った断面図であ
る。かかる構成においては、燃焼装置から発生した熱風
が遠赤外線放射体20の下段Cの流路を加熱した後、上
段の空間Aを形成する両側側壁の、始端側から終端側に
かけて設けた複数の開口部21、21…から均分されて
吐出されるため、上方の穀粒が流下する乾燥室に熱風を
乾燥部前方から後方にわたり均一に通気でき、これによ
り乾燥むらをなくすことができる。
に分割し、下段の空間Cには前記燃焼装置による熱風を
通気するとともに、上段の空間Aを形成する側壁には熱
風を排出する複数の開口部21、21…を設けてなる構
成とすることも可能である。図4はこの場合の構成を示
す側断面図、図5は図4のS−S線に沿った断面図であ
る。かかる構成においては、燃焼装置から発生した熱風
が遠赤外線放射体20の下段Cの流路を加熱した後、上
段の空間Aを形成する両側側壁の、始端側から終端側に
かけて設けた複数の開口部21、21…から均分されて
吐出されるため、上方の穀粒が流下する乾燥室に熱風を
乾燥部前方から後方にわたり均一に通気でき、これによ
り乾燥むらをなくすことができる。
【0015】次に、本発明に関連して、乾燥機の穀物種
類および停止水分表示装置について説明する。穀粒乾燥
機の操作パネル31は例えば図6に示すように穀粒乾燥
機1の前面下方部に設けられている。図7はこの操作パ
ネル31の拡大図である。作業スイッチ32は、張込、
乾燥、排出及び停止の作業を指示する。表示部33は、
熱風温度、水分又は残時間をデジタル表示する。緊急停
止スイッチ34は何らかの理由で緊急停止させる場合に
押す。35は張込量スイッチである。
類および停止水分表示装置について説明する。穀粒乾燥
機の操作パネル31は例えば図6に示すように穀粒乾燥
機1の前面下方部に設けられている。図7はこの操作パ
ネル31の拡大図である。作業スイッチ32は、張込、
乾燥、排出及び停止の作業を指示する。表示部33は、
熱風温度、水分又は残時間をデジタル表示する。緊急停
止スイッチ34は何らかの理由で緊急停止させる場合に
押す。35は張込量スイッチである。
【0016】穀物種類切替スイッチ36は、押す毎に
「籾」と「麦」とを順に切り替える。「籾」が設定され
ると上段のLED1が点灯し、「麦」が設定されると下
段のLED2が点灯する。水分設定スイッチ37は、押
す毎にLED3〜LED8が順次点灯し、上段の籾の水
分レンジ38と下段の麦の水分レンジ39の設定を表示
する。つまり、穀粒の種別を表す表示部(LED1とL
ED2)と、穀粒の水分を表す表示部(籾の水分レンジ
38と麦の水分レンジ39)とを穀粒の種別ごとに上段
と下段に並設し、これら表示部の左側に穀粒の種別を切
り替える穀物種類切替スイッチ36を設け、右側に停止
水分を設定する水分設定スイッチ37を設けている。そ
して、穀粒の現在種別を表示するLED1、LED2と
水分を表示するLED3〜LED8を上記穀物種類切替
スイッチ36と水分設定スイッチ37の押釦により順次
切替え表示する。このようなスイッチ構成により、必要
なLEDの数を最小限に削減してコストダウンを図り、
あわせて操作性の向上を可能とする。
「籾」と「麦」とを順に切り替える。「籾」が設定され
ると上段のLED1が点灯し、「麦」が設定されると下
段のLED2が点灯する。水分設定スイッチ37は、押
す毎にLED3〜LED8が順次点灯し、上段の籾の水
分レンジ38と下段の麦の水分レンジ39の設定を表示
する。つまり、穀粒の種別を表す表示部(LED1とL
ED2)と、穀粒の水分を表す表示部(籾の水分レンジ
38と麦の水分レンジ39)とを穀粒の種別ごとに上段
と下段に並設し、これら表示部の左側に穀粒の種別を切
り替える穀物種類切替スイッチ36を設け、右側に停止
水分を設定する水分設定スイッチ37を設けている。そ
して、穀粒の現在種別を表示するLED1、LED2と
水分を表示するLED3〜LED8を上記穀物種類切替
スイッチ36と水分設定スイッチ37の押釦により順次
切替え表示する。このようなスイッチ構成により、必要
なLEDの数を最小限に削減してコストダウンを図り、
あわせて操作性の向上を可能とする。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る穀粒乾燥機の遠赤外線放射体によれば、乾燥部前方か
ら後方にわたり温度分布を均一化することが可能で、こ
れにより乾燥むらをなくして乾燥性を向上させることが
できる。また、熱風流路を狭めて、適正な遠赤外線放射
を行うのに必要な温度を燃料流量をあまり高めずに確保
することができる。また、熱風と混合する外気を導入す
ることで同時に遠赤外線放射体近傍の温度上昇を抑える
ことが可能になる。またさらに、遠赤外線放射部を断面
矩形状に形成することで輻射熱放射面積を広くして遠赤
外線輻射効果を高めることができる。
る穀粒乾燥機の遠赤外線放射体によれば、乾燥部前方か
ら後方にわたり温度分布を均一化することが可能で、こ
れにより乾燥むらをなくして乾燥性を向上させることが
できる。また、熱風流路を狭めて、適正な遠赤外線放射
を行うのに必要な温度を燃料流量をあまり高めずに確保
することができる。また、熱風と混合する外気を導入す
ることで同時に遠赤外線放射体近傍の温度上昇を抑える
ことが可能になる。またさらに、遠赤外線放射部を断面
矩形状に形成することで輻射熱放射面積を広くして遠赤
外線輻射効果を高めることができる。
【図1】本発明に係わる循環型穀粒乾燥機の正面からみ
た断面図である。
た断面図である。
【図2】その側断面図である。
【図3】本発明に係る遠赤外線放射体の側断面図であ
る。
る。
【図4】遠赤外線放射体を二分割する構成を示す側断面
図である。
図である。
【図5】図4のS−S断面図である。
【図6】乾燥機前面にある操作パネル付近の正面図であ
る。
る。
【図7】操作パネルの拡大平面図である。
1 穀粒乾燥機 3 貯留室 4 乾燥室 5 集穀室 6 熱風室 7 排風室 11 ロータリバルブ 12 下部送りラセン 19 燃焼装置 20 遠赤外線放射体 21〜23 開口部 24 遠赤外線放射材 26 バーナ 27 吸気ファン 28 カバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤岡 定和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 小條 ▲れい▼二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 今城 憲二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 近本 正幸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 3L113 AA07 AB03 AC03 AC10 AC40 AC45 AC46 AC53 AC54 AC56 AC63 AC64 AC74 AC86 BA03 DA01 DA11
Claims (6)
- 【請求項1】 機体の内部に貯留室、乾燥室、集穀室、
熱風室、排風室等を有する穀粒乾燥機における前記集穀
室に設けた遠赤外線放射体であって、始端側を燃焼装置
に臨ませ、終端側を閉じた箱形状の遠赤外線放射体にお
いて、該放射体の縦断面を二つに分割し、下段の空間に
は前記燃焼装置による熱風を通気するとともに、下段の
空間を形成する外壁面を遠赤外線放射材により形成し、
上段の空間を形成する両側側壁には始端側より終端側に
かけて複数の開口部を設けてなることを特徴とする穀粒
乾燥機における遠赤外線放射体。 - 【請求項2】 機体の内部に貯留室、乾燥室、集穀室、
熱風室、排風室等を有する穀粒乾燥機における前記集穀
室に設けた遠赤外線放射体であって、始端側を燃焼装置
に臨ませ、終端側を閉じた箱形状の遠赤外線放射体にお
いて、該放射体の縦断面を三つに分割し、上段の空間は
外気と連通し、下段の空間には前記燃焼装置による熱風
を通気するとともに、下段の空間を形成する外壁面を遠
赤外線放射材により形成し、中段の空間を形成する両側
側壁には始端側より終端側にかけて複数の開口部を設け
てなることを特徴とする穀粒乾燥機における遠赤外線放
射体。 - 【請求項3】 前記下段の空間の始端側には空間を狭め
る絞りを形成してそこから終端側にかけての熱風の流路
を狭めることを特徴とする請求項1又は2記載の穀粒乾
燥機における遠赤外線放射体。 - 【請求項4】 前記遠赤外線放射体を二つに分割した場
合の上段の空間または三つに分割した場合の中段の空間
を形成する両側側壁に設ける開口部の大きさを始端側か
ら終端側にかけて変化させることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の穀粒乾燥機における遠赤外線
放射体。 - 【請求項5】 前記遠赤外線放射体を二つに分割した場
合の上段の空間または三つに分割した場合の中段の空間
を形成する上下壁面の少なくとも一方に開口部を設けて
なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
の穀粒乾燥機における遠赤外線放射体。 - 【請求項6】 前記遠赤外線放射体の下段の空間は縦断
面を矩形状に形成したことを特徴とする請求項1乃至5
のいずれかに記載の穀粒乾燥機における遠赤外線放射
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080134A JP2002277160A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 穀粒乾燥機における遠赤外線放射体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001080134A JP2002277160A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 穀粒乾燥機における遠赤外線放射体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002277160A true JP2002277160A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18936472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001080134A Withdrawn JP2002277160A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 穀粒乾燥機における遠赤外線放射体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002277160A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104406386A (zh) * | 2014-10-21 | 2015-03-11 | 镇江美博生物科技有限公司 | 一种催化式红外和热风干燥一体机 |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001080134A patent/JP2002277160A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104406386A (zh) * | 2014-10-21 | 2015-03-11 | 镇江美博生物科技有限公司 | 一种催化式红外和热风干燥一体机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080603 |