JP2002276842A - 自動ドレン排出方法および装置 - Google Patents

自動ドレン排出方法および装置

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JP2002276842A
JP2002276842A JP2001117476A JP2001117476A JP2002276842A JP 2002276842 A JP2002276842 A JP 2002276842A JP 2001117476 A JP2001117476 A JP 2001117476A JP 2001117476 A JP2001117476 A JP 2001117476A JP 2002276842 A JP2002276842 A JP 2002276842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定の周期で電磁弁等のドレン排出弁を開放
していたが、ドレン水が溜まらない場合無駄に圧縮空気
を排出していた。 また、ドレン水に覆われた状態の密
閉圧縮空気の滞留した位置にドレン水の存在を確認する
ドレンセンサーを設置した場合には、ドレン水の存在の
情報を得ようとしてもドレンセンサーはドレン水の存在
の情報を発しないという課題があった。 更に、均圧管
を配設することで密閉圧縮空気を排除することは可能と
なったが、均圧管を配設することは邪魔であった。 【解決手段】 圧縮空気210より露化することで発生
したドレン水220を排出するドレン排出弁20の直前
に、圧縮空気210やドレン水220やドレン水220
に覆われた状態の密閉圧縮空気230が滞留している際
の自動ドレン排出方法において、密閉圧縮空気230を
排出する目的で、ドレン排出弁20を一定の周期で一定
の微小時間の間、常に開放するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ドレン排出方
法および装置に関する技術であって、更に詳細に述べる
と、圧縮空気より露化することで発生したドレン水を排
出する電磁弁等のドレン排出弁の直前に、圧縮空気やド
レン水やドレン水に覆われた状態の密閉圧縮空気が滞留
している際にでも、確実にドレンを排出することが出来
るようにした技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、自動ドレン排出方法および装置
に関する技術としては、下記に示す、各種の技術があ
る。
【0003】第一の技術としては、溜まったドレン水を
排出する目的で、一定の周期で常に電磁弁等のドレン排
出弁を開放する方式が見られた。
【0004】第二の技術としては、溜まったドレン水を
排出する目的で、特定の場所にドレン水の存在を確認す
るドレン検出センサーを設置し、ドレン水の存在の情報
によって電磁弁等のドレン排出弁を開放する方式が見ら
れた。
【0005】第三の技術としては、第一の技術と第二の
技術を一体にしたもので、溜まったドレン水を排出する
目的で一定の周期で電磁弁等のドレン排出弁を開放する
際に、ドレン水の存在する場合にのみ電磁弁等のドレン
排出弁を開放する方式が見られた。
【0006】第四の技術としては、第二と第三の技術に
示すように、溜まったドレン水を排出する目的で、特定
の場所にドレン水の存在を確認するドレン検出センサー
を設置し、ドレン水の存在の情報によって電磁弁等のド
レン排出弁を開放する方式が見られるが、ドレン水の存
在の情報を得ようとしても、図3に見られるように、密
閉圧縮空気230の滞留によってドレン検出センサー4
0はドレン水の存在の情報を発しないという課題に対応
して、図6に見られるように、均圧管350を配設する
ことで密閉圧縮空気230をエアータンク10に逃がし
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の、自動ドレン排出方法および装置には、以下
に示すような課題があった。
【0008】第一の技術に関しては、溜まったドレン水
を排出する目的で、一定の周期で電磁弁等のドレン排出
弁を開放していたが、ドレン水が溜まらない場合にもド
レン排出弁を開放する場合があり、無駄に圧縮空気を排
出していた。
【0009】第二や第三の技術に関しては、ドレン水に
覆われた状態で密閉圧縮空気が滞留し、その密閉圧縮空
気の滞留した位置にドレン水の存在を確認するドレンセ
ンサーを設置した場合には、ドレン水の存在の情報を得
ようとしても密閉圧縮空気の滞留によって、ドレンセン
サーはドレン水の存在の情報を発しないという課題があ
った。 従って、密閉圧縮空気を覆っているドレン水を
排出出来ない場合があった。
【0010】第四の技術に関しては、均圧管を配設する
ことで密閉圧縮空気を排除することは可能となったが、
均圧管を配設することは邪魔であり、また、エアータン
クやドレンセンサー部に穴をあける必要がある等の煩わ
しさがあった。本発明はこのような課題を解決すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮空気21
0より露化することで発生したドレン水220を排出す
るドレン排出弁20の直前に、前記圧縮空気210や前
記ドレン水220や前記ドレン水220に覆われた状態
の密閉圧縮空気230が滞留している際の自動ドレン排
出方法において、前記密閉圧縮空気230を排出する目
的で、前記ドレン排出弁20を一定の周期で一定の微小
時間の間、常に開放することを特徴とし、更には、前記
微小時間は、前記ドレン水220や前記密閉圧縮空気2
30が滞留しないで前記圧縮空気210だけが滞留した
際に前記圧縮空気210の無駄な排出を避けるために設
定するものであり、希望する時間を予め自由に変更して
設定可能であることを特徴とし、更には、前記ドレン排
出弁20の直前で前記ドレン水220の存在を確認して
いる間と、前記ドレン排出弁20を前記微小時間の間開
放すると同時に時間設定手段C130を一定の時間作動
させている間で、前記ドレン水220の滞留と前記時間
設定手段C130の作動が一致している間だけ前記ドレ
ン排出弁20を開放させることを特徴とすることによっ
て、上記課題を解決した。
【0012】また、圧縮空気210より露化することで
発生したドレン水220を排出す電磁弁20の直前に、
前記圧縮空気210や前記ドレン水220や前記ドレン
水220に覆われた状態の密閉圧縮空気230が滞留し
ている際の自動ドレン排出装置において、エアータンク
10の底にドレン排水管10aとドレン検出センサー4
0を配設したドレン検出センサー部10bと前記電磁弁
20を記載の順序で構成し、前記ドレン検出センサー4
0と前記電磁弁20を電磁弁制御部30に接続し、前記
電磁弁制御部30に、前記電磁弁20の作動開始の時間
を設定するタイマーA110と、前記ドレン検出センサ
ー部10bに滞留した前記密閉圧縮空気230を排出す
るために一定の周期で常に作動する前記電磁弁20の一
定の微小時間を予め任意に変更することが出来るタイマ
ーB120を記載の順序で連続して作動するように形成
したことを特徴とし、更には、前記電磁弁制御部30
に、前記電磁弁20が前記ドレン水220を排出する目
的で排出時間を設定しているタイマーC130を前記タ
イマーB120と作動開始時間が一致するように形成
し、また、前記タイマーA110と前記タイマーC13
0に設定された設定値を合計することで前記電磁弁20
が作動する周期とし、前記ドレン検出センサー40での
ドレン水220の存在と前記タイマーC130での作動
が一致している間だけ前記電磁弁20を作動させること
を特徴とすることによって、上記課題を解決した。
【0013】
【発明の実施の形態】本願発明による、自動ドレン排出
方法および装置の実施の形態を図面と共に詳細に説明す
る。ここで、図1は、エアータンク下部およびドレン検
出センサー部にドレン水が滞留している図であり、図2
は、エアータンクおよびドレン検出センサー部に圧縮空
気だけが滞留している図であり、図3は、エアータンク
下部にドレン水とドレン検出センサー部に密閉圧縮空気
が滞留している図であり、図4は、電磁弁制御部のブロ
ック図であり、図5は、本願発明の制御部タイムチャー
トである。
【0014】図1で、10はエアータンクであり、入口
10yに圧縮空気配管310と出口10zに圧縮空気配
管320を接続している。
【0015】この場合、具体的に図示していないが、圧
縮空気配管310は、空気圧縮機に接続していて圧縮空
気を供給し、圧縮空気配管320は、エアーシリンダー
やエアーモータ等の各種の空圧機器に接続していて圧縮
空気を送ることでそれらの空圧機器を作動させるように
なっている。
【0016】また、エアータンク10の底部には、ドレ
ン排水管10aとドレン検出センサー部10bとドレン
排出弁20としての電磁弁20が記載の順に接続してい
る。尚、電磁弁20を開放することによって、電磁弁2
0の排水口20aよりエアータンク10内やドレン検出
センサー部10bに滞留している圧縮空気210やドレ
ン水220を排出するようになっている。 また、ドレ
ン検出センサー部10bには、ドレン水220の存在を
確認するドレン検出センサー40を配設している。
【0017】ここにおいて、ドレン検出センサー40と
電磁弁20はドレン排出制御部30でもある電磁弁制御
部30と接続していて、ドレン検出センサー40によっ
て電磁弁制御部30にドレン水220が存在しているか
どうかの情報を集めることで電磁弁20を制御すること
が可能となっている。 但し、ドレン排出弁20は、電
磁弁20に限定される訳ではなくドレン排出制御部30
で制御出来るものであればモータによるもの等、色々な
種類のものが考えられる。
【0018】尚、図2は、エアータンク10とドレン配
水管10aとドレン検出センサー部10b全ての部分に
圧縮空気120が充満している状況を示している図であ
り、図3は、エアータンク10の上部に圧縮空気210
が下部にドレン水220が滞留することでドレン検出セ
ンサー部10bに密閉圧縮空気230が密閉されている
状況を示している図である。 この場合、エアータンク
10の底部とドレン検出センサー部10bを接続してい
るドレン配水管10aは、内径が小さい程密閉圧縮空気
230が密閉され易い構造となっている。 尚、図2と
図3は共に機器の構成や構造は、図1と同じである。
【0019】一方、電磁弁制御部30については、図4
に見られるように、時間設定手段A110としてのタイ
マーA110と、時間設定手段B120としてのタイマ
ーB120と、時間設定手段C130としてのタイマー
C130と、ドレン検出センサー40からドレン水22
0滞留の情報を受けるセンサー検出部140と、タイマ
ーC130とセンサー検出部140の情報を比較するA
ND回路150と、ドレン排出弁20としての電磁弁2
0にドレン排出弁制御部30としての電磁弁制御部30
の情報を送るドレン排出弁駆動回路160としての電磁
弁駆動回路160から構成されている。
【0020】ここで、電磁弁20の作動する周期は、タ
イマーA110の設定値とタイマーC130の設定値を
合計した値で設定されている。 そして、電磁弁20の
作動開始の時間を設定する時間設定手段A110として
のタイマーA110と、ドレン水220に覆われた状態
でドレン検出センサー部10bに滞溜している密閉圧縮
空気230を排出する目的で、電磁弁20を一定の周期
で一定の微小時間の間、常に開放するようにした時間設
定手段B120としてのタイマーB120を、記載の順
序で連続して作動するように形成し、その情報を電磁弁
駆動回路160から電磁弁20に伝えている。
【0021】また、タイマーA110と、ドレン検出セ
ンサー部10bに滞留しているドレン水220を排出す
るために電磁弁20に一定の排出時間を設定している時
間設定手段C130としてのタイマーC130を、記載
の順序で連続して作動するように構成し、その情報を電
磁弁駆動回路160に伝えている。
【0022】即ち、この様な構成によって、タイマーA
110に続いて、タイマーB120とタイマーC130
は、同時に作動するようになっている。 尚、時間設定
手段A110と時間設定手段B120と時間設定手段C
130は、タイマーでなくとも時間を設定出来れば、何
等かのパルスをカウントする等他の手段によってもかま
わない。
【0023】ここで、電磁弁制御部30に、電磁弁20
がドレン水220を排出する目的で排出時間を設定して
いるタイマーC130をタイマーB120と作動開始時
間が一致するように形成し、また、タイマーA110と
タイマーC130に設定された値を合計することで電磁
弁20が作動する周期となり、ドレン検出センサー40
でのドレン水220の存在とタイマーC130での作動
が一致している間のみ電磁弁20を作動させてドレン水
220を排出している。
【0024】即ち、ドレン検出センサー40はセンサー
検出部140に接続して、タイマーCからの情報と共に
AND回路150を経由させてることによって、ドレン
検出センサー40からのドレン水220の存在とタイマ
ーC130からの作動が一致している間のみ電磁弁20
を作動させることを電磁弁駆動回路160を介して電磁
弁20に伝えている。
【0025】尚、本発明では、エアータンク10で発生
したドレン水220の排出装置を中心にして述べてきた
が、エアータンク10に限定されるものではなく、圧縮
空気210より露化することで発生したドレン水220
であれば、具体的に図示していないが、エアードライヤ
ーやエアーフィルター等、全ての機器に該当させること
が出来る。
【0026】本発明による、自動ドレン排出方法および
装置は、前述したように構成されており、以下に、その
動作について説明する。
【0027】先ず、図示していない空気圧縮機を作動さ
せることによって圧縮空気210を作り出し、その圧縮
空気210を圧縮空気配管310によってエアータンク
10に送り込み、送り込まれた圧縮空気210は圧縮空
気配管320によってエアーシリンダーやエアーモータ
等の各種の空圧機器に接続して圧縮空気210を送り込
み作動させるようになっている。 従って、当初は、図
2に見られるように、エアータンク10やドレン排水管
10aやドレン検出センサー部10bの全ての部分に圧
縮空気210が充満したようになっている。
【0028】ここで、圧縮空気210は、圧縮空気配管
310やエアータンク10で、特にエアータンク10
で、圧縮空気210に含まれている水分が露化すること
によってドレン水220となりエアータンク10の底に
溜まってくる。 即ち、図1に見られるように、エアー
タンク10の上部に圧縮空気210が充満し、エアータ
ンク10の下部やドレン排水管10aやドレン検出セン
サー部10bの部分にドレン水220が滞留したように
なっている。
【0029】この場合、図3に見られるように、ドレン
排水管10aの太さが細い場合には、ドレン水220が
溜まっていく過程でドレン検出センサー部10bの部分
に充満している圧縮空気210が抜けきらないで、密閉
圧縮空気230となってその上部にドレン水220で塞
がれ密閉されるような場合も出てくる。 従って、ドレ
ン検出センサー部10bに配設しているドレン検出セン
サー40は、エアータンク10の下部にドレン水220
が発生しているにも係わらずドレン水220存在の信号
を発生することはない。
【0030】そこで、本発明では、この密閉圧縮空気2
30を除去するために、時間設定手段A110としての
タイマーA110と時間設定手段C130としてのタイ
マーC130によって設定された値を合計したものを周
期として、時間設定手段B120としてのタイマーB1
20によって設定された微小時間の間、ドレン排出弁2
0としての電磁弁20を定期的に常に開放することで密
閉圧縮空気230を排出している。
【0031】尚、微小時間は、密閉圧縮空気230の溜
まるドレン検出センサー部10bの容量や季節毎に変化
する密閉圧縮空気230の発生等の状況やドレン配水管
10aの細さに応じて任意の時間を事前に自由に変更す
ることが可能となっている。その場合、一つの例とし
て、0.02〜5秒の間を変更可能にしておくことが理
想的な調整範囲と言うことが出来る。
【0032】このように、上限の排出時間に近い値を選
択することによって、少しでも圧縮空気210の無駄な
排出を防止出来るし、下限の排出時間に近い値を選択す
ることによって、時によって滞留している密閉圧縮空気
230のみを完全に排出することが可能なのがその理由
である。
【0033】次に、図5による本願発明の制御部タイム
チャートで、ドレン排出弁20としての電磁弁20の動
作の詳細を説明する。 この場合、横軸は全て時間の経
過を示している。
【0034】ここで、図5の上部には、タイマーA11
0とタイマーB120とタイマーC130の作動と未作
動の状況を示したタイムチャートが示されている。 こ
の場合、図から明かなように、タイマーA110で設定
された時間の作動時間が終了すると同時に、タイマーB
120とタイマーC130の作動が同時に開始するよう
に設定されている。
【0035】尚、図5では具体的に示していないが、タ
イマーB120の微小時間は、事前に自由に時間を変更
することが可能であり、タイマーA110とタイマーC
130は、この二つの設定値を合計することによって電
磁弁20の周期が設定されるようになっている。 当
然、タイマーA110とタイマーC130に関しても、
事前に自由に時間を変更する構造にすることは可能であ
る。
【0036】また、図5の中央部には、ドレン水220
のドレン滞留量の実態を示したタイムチャートと、ドレ
ン検出センサー40のセンサー出力の作動と未作動の状
況をタイムチャートで示している。
【0037】この場合、ドレン滞留量の前半の山では、
図1に見られるように、ドレン水220がドレン検出セ
ンサー部10bまで滞留しているので、ドレン検出セン
サー40は、ドレン水220存在の情報を電磁弁制御部
30に送っている。 即ち、ドレン検出センサー40は
作動している。
【0038】更に、ドレン滞留量の後半の山では、図3
に見られるように、ドレン水220がドレン検出センサ
ー部10bに滞留している密閉圧縮空気230を密閉し
ているので、ドレン検出センサー40は作動していな
い。
【0039】ここで、本発明の特徴は、ドレン滞留量の
後半の山で、タイマーA110に引き続いてタイマーB
120に設定された電磁弁20の連続した一定の周期の
微小時間の作動によってドレン検出センサー部10bに
滞留している密閉圧縮空気230が排出されることであ
る。 従って、センサー出力に見られるように、ドレン
滞留量の後半の山のタイマーB120による電磁弁20
の微小時間の作動が終わった直後に、密閉圧縮空気23
0が排出されたことでドレン検出センサー40は作動の
開始を始めるのである。
【0040】一方、電磁弁20によるドレン水220の
排出時間は、下から二番目のドレン排出時間のタイムチ
ャートに見られるように、タイマーC130による作動
とドレン検出センサー40によるセンサー出力の作動が
一致した時間の間だけ、ドレン水220の排出を目的と
して電磁弁20が作動する。 即ち、図1に見られるよ
うに、ドレン水220はドレン検出センサー部10bに
滞留していて、タイマーC130による一回目の作動の
一部が該当している。 この場合には、当然、図5の最
下部にしめしているエアー抜き時間のタイムチャートに
見られるように、電磁弁230の作動によって圧縮空気
210も密閉圧縮空気230も排出されることは無い。
【0041】その反面、タイマーC130による二回目
の作動では、図2にも見られるように、ドレン水220
はドレン検出センサー部10bに滞留していず、電磁弁
20ドレン水220排出は行われない。 この場合に
は、図5の最下部にしめしているエアー抜き時間のタイ
ムチャートに見られるように、タイマーB120の設定
されている時間の間、電磁弁20の作動によって圧縮空
気210が排出されるようになっている。
【0042】更に、タイマーC130による三回目の作
動では、図3に見られるように、ドレン検出センサー部
10bに密閉圧縮空気230が滞留している状態であ
り、当然ドレン検出センサー40は作動していない。
但し、電磁弁20がタイマーB120に設定された微小
時間の作動を行うことで、密閉圧縮空気230が排出さ
れ、微小時間の作動直後からドレン検出センサー40が
作動を開始する。 同時に、タイマーC130による作
動とドレン検出センサー40による作動が一致し、その
間ドレン水220が排出される。
【0043】このように、密閉圧縮空気230を排出す
る目的で一定の周期で常に電磁弁20を微小時間作動さ
せ、加えて、ドレン水220が滞留している時だけドレ
ン水220を排出することで、従来技術に見られる均圧
管等の無駄な機器を不要とし、密閉圧縮空気230滞留
による課題と圧縮空気210の無駄な排出の両方の課題
に対応出来るようになった。
【0044】尚、タイマーA110とタイマーB120
によって密閉圧縮空気230の排出を目的とした電磁弁
20の微小時間の作動を一定時間毎に常に行い、タイマ
ーC130を使用しないでドレン検出センサー40が作
動している時だけ電磁弁20を作動させるということも
別の応用例として考えられる。 即ち、この場合は、タ
イマーA110とタイマーB120によって周期が決め
られることになる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、下記のような効果をあげることができる。
【0046】第一に、電磁弁の微小時間の作動を一定時
間毎に常に行うことで、従来使用していた均圧管等を必
要としないで、圧縮空気を無駄に排出することも無く、
密閉圧縮空気の排出を確実に行うことが出来るようにな
った。
【0047】第二に、ドレン水排出の目的で一定の周期
で設定した一定の時間と、ドレン検出センサー40の作
動時間が一致している間だけドレン水を排出すること
で、効率的なドレン水の排出が可能となった。
【0048】第三に、電磁弁排出を微小時間にし、微小
時間の設定値を変更可能にすることで、密閉圧縮空気の
確実な排出と、圧縮空気の無駄な排出を出来るだけ押さ
えることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアータンク下部およびドレン検出センサー部
にドレン水が滞留している図
【図2】エアータンクおよびドレン検出センサー部に圧
縮空気だけが滞留している図
【図3】エアータンク下部にドレン水とドレン検出セン
サー部に密閉圧縮空気が滞留している図
【図4】電磁弁制御部のブロック図
【図5】本願発明の制御部タイムチャート
【図6】従来の技術を示した図
【符号の説明】
10・・・・・エアータンク 10a・・・・ドレン排水管 10b・・・・ドレン検出センサー部 10y・・・・入口 10z・・・・出口 20・・・・・電磁弁(ドレン排出弁) 20a・・・・排水口 30・・・・・電磁弁制御部(ドレン排出弁制御部) 40・・・・・ドレン検出センサー 110・・・・タイマーA(時間設定手段A) 120・・・・タイマーB(時間設定手段B) 130・・・・タイマーC(時間設定手段C) 140・・・・センサー検出部 150・・・・AND回路 160・・・・電磁弁駆動回路(ドレン排出弁駆動回
路) 210・・・・圧縮空気 220・・・・ドレン水 230・・・・密閉圧縮空気 310・・・・圧縮空気配管 320・・・・圧縮空気配管 350・・・・均圧管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気(210)より露化することで
    発生したドレン水(220)を排出するドレン排出弁
    (20)の直前に、前記圧縮空気(210)や前記ドレ
    ン水(220)や前記ドレン水(220)に覆われた状
    態の密閉圧縮空気(230)が滞留している際の自動ド
    レン排出方法において、前記密閉圧縮空気(230)を
    排出する目的で、前記ドレン排出弁(20)を一定の周
    期で一定の微小時間の間、常に開放することを特徴とす
    る自動ドレン排出方法。
  2. 【請求項2】 前記微小時間は、前記ドレン水(22
    0)や前記密閉圧縮空気(230)が滞留しないで前記
    圧縮空気(210)だけが滞留した際に前記圧縮空気
    (210)の無駄な排出を避けるために設定するもので
    あり、希望する時間を予め自由に変更して設定可能であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の自動ドレン排出方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ドレン排出弁(20)の直前で前記
    ドレン水(220)の存在を確認している間と、前記ド
    レン排出弁(20)を前記微小時間の間開放すると同時
    に時間設定手段C(130)を一定の時間作動させてい
    る間で、前記ドレン水(220)の滞留と前記時間設定
    手段C(130)の作動が一致している間だけ前記ドレ
    ン排出弁(20)を開放させることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の自動ドレン排出方法。
  4. 【請求項4】 圧縮空気(210)より露化することで
    発生したドレン水(220)を排出す電磁弁(20)の
    直前に、前記圧縮空気(210)や前記ドレン水(22
    0)や前記ドレン水(220)に覆われた状態の密閉圧
    縮空気(230)が滞留している際の自動ドレン排出装
    置において、エアータンク(10)の底にドレン排水管
    (10a)とドレン検出センサー(40)を配設したド
    レン検出センサー部(10b)と前記電磁弁(20)を
    記載の順序で構成し、前記ドレン検出センサー(40)
    と前記電磁弁(20)を電磁弁制御部(30)に接続
    し、前記電磁弁制御部(30)に、前記電磁弁(20)
    の作動開始の時間を設定するタイマーA(110)と、
    前記ドレン検出センサー部(10b)に滞留した前記密
    閉圧縮空気(230)を排出するために一定の周期で常
    に作動する前記電磁弁(20)の一定の微小時間を予め
    任意に変更することが出来るタイマーB(120)を記
    載の順序で連続して作動するように形成したことを特徴
    とする自動ドレン排出装置。
  5. 【請求項5】 前記電磁弁制御部(30)に、前記電磁
    弁(20)が前記ドレン水(220)を排出する目的で
    排出時間を設定しているタイマーC(130)を前記タ
    イマーB(120)と作動開始時間が一致するように形
    成し、また、前記タイマーA(110)と前記タイマー
    C(130)に設定された設定値を合計することで前記
    電磁弁(20)が作動する周期とし、前記ドレン検出セ
    ンサー(40)でのドレン水(220)の存在と前記タ
    イマーC(130)での作動が一致している間だけ前記
    電磁弁(20)を作動させることを特徴とする請求項4
    に記載の自動ドレン排出装置。
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