JP2002357516A - 油中ガス監視装置 - Google Patents

油中ガス監視装置

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JP2002357516A JP2001166047A JP2001166047A JP2002357516A JP 2002357516 A JP2002357516 A JP 2002357516A JP 2001166047 A JP2001166047 A JP 2001166047A JP 2001166047 A JP2001166047 A JP 2001166047A JP 2002357516 A JP2002357516 A JP 2002357516A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油中溶解ガスを平衡抽出させるための減圧空
間を簡単な構成で形成する。 【解決手段】 油入電気機器のタンク31と第1および
第2の配管34、35を介して連結され絶縁油32が滞
留する採油室33と、第1の配管34の途中に連結され
る第1の切換弁36と、第2の配管35の途中に連結さ
れる3方切換弁37と、第2の配管35の採油室33と
3方切換弁37との間に連結される油ポンプ38と、採
油室33の上方に採油室33と第3の切換弁40を介し
て連結され内部が減圧可能に形成されるガス抽出室39
と、3方切換弁37の残りの一方とガス抽出室39との
間に連結され途中に第4の切換弁42が連結される第3
の配管41と、ガス抽出室39と第5の切換弁47を介
して連結され抽出された絶縁油中の溶解ガスの成分を測
定するガス検出部45とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば油入変圧
器等のような油入電気機器の絶縁油中に溶解するガスを
検出し、その成分を測定することにより異常を診断する
油中ガス監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば特公平3−78924号公
報に開示された従来の油中ガス監視装置の構成を示す断
面図である。図において、1は例えば油入変圧器等のよ
うな油入電気機器のタンクで、電気機器(図示せず)が
絶縁油2で浸漬されて収納されている。3は絶縁油2が
滞留するガス抽出室で、タンク1と油送出配管4および
油送入配管5を介して連結されている。6、7は油送出
配管4および油送入配管5の途中にそれぞれ連結される
3方切換弁、8はこれら両3方切換弁6、7間を連結す
るバイパス配管で、油送出配管4および油送入配管5と
共に絶縁油循環通路9を形成している。
【0003】10は油送入配管5の3方切換弁7よりガ
ス抽出室3側に連結される絶縁油2循環用のポンプ、1
1はガス抽出室3の下部に設けられ、ガス抽出室3内に
空間3aを生じされる空間発生手段で、ガス抽出室3内
の容積を変動させるベローズ12と、このベローズ12
を往復動させるベローズ駆動部13とで構成されてい
る。14はガス抽出室3とガス配管15を介して連結さ
れるガス検知室である。
【0004】16はガス配管15の途中に開閉弁17を
介して連結される空気配管で、ガス検知室14内に空気
を導くために設けられている。18はガス配管15の空
気配管16が連結された位置よりガス検知室14側に連
結される開閉弁、19、20はガス配管15の空気配管
16が連結された位置よりガス抽出室3側に連結される
開閉弁、21はガス配管15の両開閉19、20間に連
結される油面検知器、22、23は油中溶解ガスを検知
しその成分を測定するガス検知素子およびガス測定器で
ある。
【0005】従来の油中ガス監視装置は以上のように構
成され、空間発生手段11のベローズ駆動部13を駆動
させてベローズ12を収縮させることにより、ガス抽出
室3の上部に減圧された空間3aを生じさせる。そし
て、ポンプ10を作動させて絶縁油2を、ガス抽出室3
→油送入配管5→バイパス配管8→油送出配管4を通っ
て減圧された空間3a内に噴出させることにより、油中
溶解ガスを空間3a内に平衡抽出させ、この抽出された
油中溶解ガスをガス検知室14内に導き、ガス検知素子
22およびガス測定器23により油中溶解ガスに含まれ
る成分を測定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の油中
ガス監視装置は、ベローズ12およびベローズ駆動部1
3で構成される空間発生手段11により、ガス抽出室3
内に油中溶解ガスを平衡抽出させるための減圧された空
間3aを生じさせるようにしているので、ベローズ12
の伸長、収縮の位置調整が煩雑となるため、ベローズ駆
動部13の構成が大掛かりとなり、装置として高価にな
るという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、油中溶解ガスを平衡抽出させる
ための減圧された空間を、簡単な構成で形成することが
可能な油中ガス監視装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る油中ガス監視装置は、油入電気機器のタンクに連結し
て設けられており、タンクとタンク内の絶縁油の循環路
を形成する第1および第2の配管を介して連結され絶縁
油が滞留する採油室と、第1および第2の配管の途中に
それぞれ連結される第1および第2の切換弁と、第1お
よび第2の配管のいずれか一方の途中に連結される第1
の油ポンプと、採油室の上方に採油室と第3の切換弁を
介して連結され内部が減圧可能に形成されるガス抽出室
と、採油室とガス抽出室との間に連結され途中に第4の
切換弁および第2の油ポンプがそれぞれ連結される第3
の配管と、ガス抽出室と第5の切換弁を介して連結され
ガス抽出室内に抽出された絶縁油中の溶解ガスの成分を
測定するガス検出手段とを備えるものである。
【0009】又、この発明の請求項2に係る油中ガス監
視装置は、油入電気機器のタンクに連結して設けられて
おり、タンクとタンク内の絶縁油の循環路を形成する第
1および第2の配管を介して連結され絶縁油が滞留する
採油室と、第1の配管の途中に連結される第1の切換弁
と、第2の配管の途中に連結される第2の切換弁として
の3方切換弁と、第2の配管の採油室と3方切換弁との
間に連結される油ポンプと、採油室の上方に採油室と第
3の切換弁を介して連結され内部が減圧可能に形成され
るガス抽出室と、3方切換弁の残りの一方とガス抽出室
との間に連結され途中に第4の切換弁が連結される第3
の配管と、ガス抽出室と第5の切換弁を介して連結され
ガス抽出室内に抽出された絶縁油中の溶解ガスの成分を
測定するガス検出手段とを備えるものである。
【0010】又、この発明の請求項3に係る油中ガス監
視装置は、請求項1または2において、ガス抽出室内の
所定の位置に、絶縁油の油面を検出する油面検出センサ
を設けるものである。
【0011】又、この発明の請求項4に係る油中ガス監
視装置は、請求項1または2において、採油室内の所定
の位置に、絶縁油の油面を検出する油面検出センサを設
けるものである。
【0012】又、この発明の請求項5に係る油中ガス監
視装置は、請求項1または2において、ガス抽出室とガ
ス検出手段との間に、霧状油滴捕捉用フィルタを設ける
ものである。
【0013】又、この発明の請求項6に係る油中ガス監
視装置は、請求項1または2において、ガス抽出室内
に、霧状油滴捕捉用フィルタを設けるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1における油中ガス監視装置の構成を示す概
略図である。図において、31は例えば油入変圧器等の
ような油入電気機器のタンクで、電気機器(図示せず)
が絶縁油32で浸漬されて収納されている。33は絶縁
油32が滞留する採油室で、タンク31から絶縁油32
を送出するための第1の配管34、および絶縁油32を
タンク31へ送出するための第2の配管35を介してタ
ンク31に連結されている。
【0015】36は第1の配管34の途中に連結される
第1の切換弁、37は第2の配管35の途中に連結され
る第2の切換弁としての3方切換弁、38は第2の配管
35の採油室33と3方切換弁37との間に連結される
油ポンプ、39は採油室33の上方に配置され、採油室
33と第3の切換弁40を介して連結されるガス抽出
室、41は3方切換弁37の残りの一方とガス抽出室3
9との間を連結する第3の配管で、途中に第4の切換弁
42が連結されている。
【0016】43、44はガス抽出室39内の所定の位
置に、上、下に所定の間隔を介して配置され、ガス抽出
室39内に滞留する絶縁油32の油面を検出する油面検
出センサ、45は第4の配管46を介してガス抽出室3
9と連結されるガス検出手段としてのガス検出部、47
は第4の配管46のガス抽出室39近傍に連結される第
5の切換弁、48は第4の配管46のガス検出部45近
傍に連結される第6の切換弁、49は第4の配管46の
途中から分岐して連結される第5の配管で、途中に第7
の切換弁50および減圧ポンプ51が連結されている。
【0017】52は第4の配管46の第5の切換弁47
よりガス検出部45側の近傍に連結される霧状油滴捕捉
用フィルタ、53は第4の配管46の霧状油滴捕捉用フ
ィルタ52と第6の切換弁48との間に連結される圧力
センサ、54は各センサ43、44、53からの情報や
予め設定された制御条件を基にして、各切換弁36、3
7、40、42、47、48、50、および油ポンプ3
8、減圧ポンプ51、ガス検出部45を駆動制御する制
御部であり、33ないし54で油中ガス監視装置100
が構成されている。
【0018】次に、上記のように構成される実施の形態
1における油中ガス監視装置100の動作を図に基づい
て説明する。まず、油中ガス監視装置100が停止して
いる場合は、各切換弁36、40、42、47、48、
50は閉止の状態、3方切換弁37は第2の配管35の
採油室33側と第3の配管41が連通された状態、油ポ
ンプ38および減圧ポンプ51は停止の状態にそれぞれ
なっている。そして、ガス抽出室39内の絶縁油32の
油面は、油面検出センサ43と44の間にあり、その上
方に形成された空間39aは減圧されており、採油室3
3内は絶縁油32が充満された状態となっている。
【0019】次いで、上記の停止状態から起動指令を受
けると、第1の段階として測定準備処理が実行される。
まず、第5の切換弁47を開放にした後、圧力センサ5
3によりガス抽出室39内の空間39aの圧力を測定
し、測定された値が所定の圧力値以上であれば、減圧ポ
ンプ51を起動させ第7の切換弁50を開放することに
より、空間39aの圧力を所定の圧力値以下に減圧し、
第5の切換弁47および第7の切換弁50は再び閉止し
た状態にそれぞれ戻される。
【0020】次に、第2の段階として採油処理が実行さ
れる。まず、第1の切換弁36を開放にするとともに、
3方切換弁37を第2の配管35がタンク31と採油室
33が連通された状態に切り換え、油ポンプ38を起動
させることにより、採油室33内の絶縁油32は第2の
配管35を介してタンク31内に戻されるとともに、第
1の配管34を介してタンク31内の絶縁油32が採油
室33内に導入されて、採油室33は新しい絶縁油32
で充満される。
【0021】次に、第3の段階として置換処理が実行さ
れる。まず、第4の切換弁42を開放にするとともに、
3方切換弁37を第3の配管41と第2の配管35の採
油室33側が連通された状態に切り換えることにより、
採油室33内の新しい絶縁油32をガス抽出室39内に
導入する。次いで、第1の切換弁36および第4の切換
弁42をそれぞれ閉止するとともに、第3の切換弁40
を開放にし、3方切換弁37を第2の配管35がタンク
31と採油室33が連通された状態に切り換えることに
より、ガス抽出室39内に滞留されていた絶縁油32は
採油室33内に戻され、ガス抽出室39内に滞留される
絶縁油32は新しいものに置換される。
【0022】次に、第4の段階としてガス抽出処理が実
行される。まず、第4の切換弁42を開放にするととも
に、3方切換弁37を第3の配管41と第2の配管35
の採油室33側が連通された状態に切り換え、採油室3
3内の絶縁油32を、油ポンプ38により採油室33→
第2の配管35→第3の配管41→ガス抽出室39→採
油室33の順に強制循環させ、ガス抽出室39内の空間
39aに噴出させることにより、空間39a内にはこの
空間39aの容積と循環される絶縁油32の油量から、
絶縁油32内の溶解ガス成分に応じた量のガスが平衡抽
出される。
【0023】なお、このガス抽出処理工程の強制循環所
要時間は、実験の結果、絶縁油32の温度が20℃、油
量が約100cc、空間39aの容積が約50cc、循
環総油量が数リットル/分の条件において、15分程度
で実用的に十分な抽出ができることを確認している。
【0024】次に、第5の段階としてガス成分測定処理
が実行される。まず、油ポンプ38を停止し、第3の切
換弁40および第4の切換弁42を閉止するとともに、
第5の切換弁47および第6の切換弁48を開放する。
そして、ガス検出部45に内蔵されたガス吸引ポンプ
(図示せず)を起動して、ガス抽出室39の空間39a
内に抽出された油中溶解ガスを、ガス検出部45内に導
入しその成分を測定する。この時、空間39a内に抽出
された油中溶解ガスをガス検出部45内に効率良く導入
するために、図示はしないが空間39a内に空気を混入
し、混合されたガスとしてガス検出部45内に導入する
ようにしても良い。又、霧状油滴捕捉用フィルタ52
は、ガス抽出処理段階において、絶縁油32がガス抽出
室39内に噴出される際に発生する微細な霧状油滴を捕
捉し、ガス検出部54、減圧ポンプ51および圧力セン
サ53へ浸入するのを防止する。
【0025】そして、最後の第6段階として停止処理が
実行される。まず、減圧ポンプ51を起動し、第6の切
換弁48を閉止するとともに第7の切換弁50を開放
し、ガス抽出室39内に残留する抽出ガスを排出すると
ともに、空間39a内の圧力を所定の圧力値以下に減圧
した後、減圧ポンプ51を停止し、第5の切換弁47お
よび第7の切換弁50を閉止して全て動作が終了する。
【0026】このように上記実施の形態1によれば、採
油室33の上方に第3の切換弁40を介してガス抽出室
39を連結し、このガス抽出室39内を減圧ポンプ51
で減圧することによって、ガス抽出室39内の上部に減
圧された空間39aを形成し、この減圧された空間39
a内に採油室33内の絶縁油32を噴出させて、絶縁油
32中の溶解ガスを平衡抽出させるようにしているの
で、従来装置におけるベローズおよびその駆動装置等の
ように大掛かりな構成を必要とすることなく、容易に減
圧された空間39aを形成することが可能になり、装置
としても安価になるという実用上優れた効果を発揮する
ことができる。
【0027】又、ガス抽出室39内に油面検出センサ4
3、44を設け、ガス抽出室39内に滞留される絶縁油
32の油面を検出するようにしているので、その上部に
形成される減圧された空間39aの容積を、正確に算出
して噴出させる絶縁油の量を決めることができるため、
正確な油中溶解ガスの抽出が可能になり、又、ガス抽出
室39内の下部に常に絶縁油32を滞留させることがで
きるため、ガス抽出室39側から採油室33内への空気
の混入を防止し、ひいてはタンク31内へ空気が浸入し
て絶縁性が低下するのを防止することが可能になる。
【0028】又、ガス抽出室39とガス検出部45との
間に、霧状油滴捕捉用フィルタ52を設けたので、ガス
抽出室39内で発生する霧状油滴がガス検出部45や、
圧力センサ53、減圧ポンプ51へ浸入するのを防止し
て信頼性の向上を図ることができる。なお、上記構成で
は、第2の切換弁として3方切換弁37を用い、これを
切り換えることにより1台の油ポンプ38で、採油室3
3内の絶縁油32の置換と、減圧された空間39a内へ
の絶縁油32の噴出を行うようにしているが、図示はし
ないけれども、第3の配管41を採油室33に直接連結
し、これに別の油ポンプを設けて、置換と噴出をそれぞ
れ別の油ポンプで行うようにしても良いことは言うまで
もない。
【0029】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2における油中ガス監視装置の構成を示す概略図であ
る。図において、上記実施の形態1におけると同様な部
分は同一符号を付して説明を省略する。55は採油室3
3内の所定の位置に設けられ、絶縁油32の油面を検出
する油面検出センサである。そして、上記のように油面
検出センサ55で絶縁油32の油面を検出することによ
り、採油室33内に空気の層が存在することを検知し、
タンク31内へ空気が浸入するのを阻止して、絶縁油3
2の絶縁性の低下を防止することができる。
【0030】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3における油中ガス監視装置の構成を示す概略図、図
4はこの発明の実施の形態4における油中ガス監視装置
の図3とは異なる構成を示す概略図である。図におい
て、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号
を付して説明を省略する。56はガス抽出室39内の所
定の位置、すなわち、このガス抽出室39とガス検出部
45を連結する第4の配管46が連結される位置近傍に
設けられる霧状油滴捕捉用フィルタである。
【0031】そして、上記のように霧状油滴捕捉用フィ
ルタ56をガス抽出室39内の所定の位置に設けること
により、上記実施の形態1におけると同様に、ガス抽出
室39内で発生する霧状油滴がガス検出部45や、圧力
センサ53、減圧ポンプ51に浸入するのを防止して信
頼性の向上を図ることができるのは勿論、小型化が可能
になり、又、図4に示すように、圧力センサ53をガス
抽出室39内に設けられた霧状油滴捕捉用フィルタ56
内に設けることにより、さらに小型化を図ることが可能
になる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、油入電気機器のタンクに連結して設けられてお
り、タンクとタンク内の絶縁油の循環路を形成する第1
および第2の配管を介して連結され絶縁油が滞留する採
油室と、第1および第2の配管の途中にそれぞれ連結さ
れる第1および第2の切換弁と、第1および第2の配管
のいずれか一方の途中に連結される第1の油ポンプと、
採油室の上方に採油室と第3の切換弁を介して連結され
内部が減圧可能に形成されるガス抽出室と、採油室とガ
ス抽出室との間に連結され途中に第4の切換弁および第
2の油ポンプがそれぞれ連結される第3の配管と、ガス
抽出室と第5の切換弁を介して連結されガス抽出室内に
抽出された絶縁油中の溶解ガスの成分を測定するガス検
出手段とを備えたので、油中溶解ガスを平衡抽出させる
ための減圧空間を、簡単な構成で形成することが可能な
油中ガス監視装置を提供することができる。
【0033】又、この発明の請求項2によれば、油入電
気機器のタンクに連結して設けられており、タンクとタ
ンク内の絶縁油の循環路を形成する第1および第2の配
管を介して連結され絶縁油が滞留する採油室と、第1の
配管の途中に連結される第1の切換弁と、第2の配管の
途中に連結される第2の切換弁としての3方切換弁と、
第2の配管の採油室と3方切換弁との間に連結される油
ポンプと、採油室の上方に採油室と第3の切換弁を介し
て連結され内部が減圧可能に形成されるガス抽出室と、
3方切換弁の残りの一方とガス抽出室との間に連結され
途中に第4の切換弁が連結される第3の配管と、ガス抽
出室と第5の切換弁を介して連結されガス抽出室内に抽
出された絶縁油中の溶解ガスの成分を測定するガス検出
手段とを備えたので、油中溶解ガスを平衡抽出させるた
めの減圧空間を、簡単な構成で形成することが可能な油
中ガス監視装置を提供することができる。
【0034】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1または2において、ガス抽出室内の所定の位置に、絶
縁油の油面を検出する油面検出センサを設けたので、正
確な油中溶解ガスの抽出が可能になるとともに、絶縁油
の絶縁性の低下を防止することが可能な油中ガス監視装
置を提供することができる。
【0035】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1または2において、採油室内の所定の位置に、絶縁油
の油面を検出する油面検出センサを設けたので、絶縁油
の絶縁性の低下を防止することが可能な油中ガス監視装
置を提供することができる。
【0036】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1または2において、ガス抽出室とガス検出手段との間
に、霧状油滴捕捉用フィルタを設けたので、信頼性の向
上を図ることが可能な油中ガス監視装置を提供すること
ができる。
【0037】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1または2において、ガス抽出室内に、霧状油滴捕捉用
フィルタを設けたので、信頼性の向上および小型化が可
能な油中ガス監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における油中ガス監
視装置の構成を示す概略図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における油中ガス監
視装置の構成を示す概略図である。
【図3】 この発明の実施の形態3における油中ガス監
視装置の構成を示す概略図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における油中ガス監
視装置の図3とは異なる構成を示す概略図である。
【図5】 従来の油中ガス監視装置の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
31 タンク、32 絶縁油、33 採油室、34 第
1の配管、35 第2の配管、36 第1の切換弁、3
7 3方切換弁(第2の切換弁)、38 油ポンプ、3
9 ガス抽出室、40 第3の切換弁、41 第3の配
管、42 第4の切換弁、45 ガス検出部、47 第
5の切換弁、53 圧力センサ、55 油面検出セン
サ、56 霧状油滴捕捉フィルタ、100 油中ガス監
視装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 大輔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G052 AA08 AB01 AB12 AC21 AD07 AD27 AD42 BA02 BA14 CA04 CA12 DA09 EA03 GA11 GA21 HA08 HC02 HC09 HC28 HC42 JA03 JA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油入電気機器のタンクに連結して設けら
    れており、上記タンクと上記タンク内の絶縁油の循環路
    を形成する第1および第2の配管を介して連結され上記
    絶縁油が滞留する採油室と、上記第1および第2の配管
    の途中にそれぞれ連結される第1および第2の切換弁
    と、上記第1および第2の配管のいずれか一方の途中に
    連結される第1の油ポンプと、上記採油室の上方に上記
    採油室と第3の切換弁を介して連結され内部が減圧可能
    に形成されるガス抽出室と、上記採油室と上記ガス抽出
    室との間に連結され途中に第4の切換弁および第2の油
    ポンプがそれぞれ連結される第3の配管と、上記ガス抽
    出室と第5の切換弁を介して連結され上記ガス抽出室内
    に抽出された上記絶縁油中の溶解ガスの成分を測定する
    ガス検出手段とを備えたことを特徴とする油中ガス監視
    装置。
  2. 【請求項2】 油入電気機器のタンクに連結して設けら
    れており、上記タンクと上記タンク内の絶縁油の循環路
    を形成する第1および第2の配管を介して連結され上記
    絶縁油が滞留する採油室と、上記第1の配管の途中に連
    結される第1の切換弁と、上記第2の配管の途中に連結
    される第2の切換弁としての3方切換弁と、上記第2の
    配管の上記採油室と上記3方切換弁との間に連結される
    油ポンプと、上記採油室の上方に上記採油室と第3の切
    換弁を介して連結され内部が減圧可能に形成されるガス
    抽出室と、上記3方切換弁の残りの一方と上記ガス抽出
    室との間に連結され途中に第4の切換弁が連結される第
    3の配管と、上記ガス抽出室と第5の切換弁を介して連
    結され上記ガス抽出室内に抽出された上記絶縁油中の溶
    解ガスの成分を測定するガス検出手段とを備えたことを
    特徴とする油中ガス監視装置。
  3. 【請求項3】 ガス抽出室内の所定の位置に、絶縁油の
    油面を検出する油面検出センサを設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の油中ガス監視装置。
  4. 【請求項4】 採油室内の所定の位置に、絶縁油の油面
    を検出する油面検出センサを設けたことを特徴とする請
    求項1または2記載の油中ガス監視装置。
  5. 【請求項5】 ガス抽出室とガス検出手段との間に、霧
    状油滴捕捉用フィルタを設けたことを特徴とする請求項
    1または2記載の油中ガス監視装置。
  6. 【請求項6】 ガス抽出室内に、霧状油滴捕捉用フィル
    タを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の油
    中ガス監視装置。
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