JP3581960B2 - 自動ドレン排出方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動ドレン排出方法および装置に関する技術であって、更に詳細に述べると、圧縮空気より露化することで発生したドレン水を排出する電磁弁等のドレン排出弁の直前に、圧縮空気やドレン水やドレン水に覆われた状態の密閉圧縮空気が滞留している際にでも、確実にドレンを排出することが出来るようにした技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、自動ドレン排出方法および装置に関する技術としては、下記に示す、各種の技術がある。
【0003】
第一の技術としては、溜まったドレン水を排出する目的で、一定の周期で常に電磁弁等のドレン排出弁を開放する方式が見られた。
【0004】
第二の技術としては、溜まったドレン水を排出する目的で、特定の場所にドレン水の存在を確認するドレン検出センサーを設置し、ドレン水の存在の情報によって電磁弁等のドレン排出弁を開放する方式が見られた。
【0005】
第三の技術としては、第一の技術と第二の技術を一体にしたもので、溜まったドレン水を排出する目的で一定の周期で電磁弁等のドレン排出弁を開放する際に、ドレン水の存在する場合にのみ電磁弁等のドレン排出弁を開放する方式が見られた。
【0006】
第四の技術としては、第二と第三の技術に示すように、溜まったドレン水を排出する目的で、特定の場所にドレン水の存在を確認するドレン検出センサーを設置し、ドレン水の存在の情報によって電磁弁等のドレン排出弁を開放する方式が見られるが、ドレン水の存在の情報を得ようとしても、図3に見られるように、密閉圧縮空気230の滞留によってドレン検出センサー40はドレン水の存在の情報を発しないという課題に対応して、図6に見られるように、均圧管350を配設することで密閉圧縮空気230をエアータンク10に逃がしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の、自動ドレン排出方法および装置には、以下に示すような課題があった。
【0008】
第一の技術に関しては、溜まったドレン水を排出する目的で、一定の周期で電磁弁等のドレン排出弁を開放していたが、ドレン水が溜まらない場合にもドレン排出弁を開放する場合があり、無駄に圧縮空気を排出していた。
【0009】
第二や第三の技術に関しては、ドレン水に覆われた状態で密閉圧縮空気が滞留し、その密閉圧縮空気の滞留した位置にドレン水の存在を確認するドレンセンサーを設置した場合には、ドレン水の存在の情報を得ようとしても密閉圧縮空気の滞留によって、ドレンセンサーはドレン水の存在の情報を発しないという課題があった。 従って、密閉圧縮空気を覆っているドレン水を排出出来ない場合があった。
【0010】
第四の技術に関しては、均圧管を配設することで密閉圧縮空気を排除することは可能となったが、均圧管を配設することは邪魔であり、また、エアータンクやドレンセンサー部に穴をあける必要がある等の煩わしさがあった。
本発明はこのような課題を解決することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧縮空気210より露化することで発生したドレン水220を排出するドレン排出弁20の直前に、前記圧縮空気210や、前記ドレン水220や、前記ドレン水220に覆われた状態の密閉圧縮空気230が滞留している際の自動ドレン排出方法において、前記密閉圧縮空気230を排出する目的で前記ドレン排出弁20を一定の周期で一定の微小時間の間常に開放することに加えて、前記ドレン排出弁20の直前で前記ドレン水220の滞留をドレン検出センサー40で確認している間と、前記ドレン排出弁20を前記微小時間の間開放すると同時に時間設定手段C130を一定の時間作動させている間に、前記ドレン水220の滞留と前記時間設定手段C130の作動が一致している間だけ引き続き前記ドレン排出弁20)を開放させることを特徴とし、更には、前記微小時間は、前記ドレン水220や前記密閉圧縮空気230が滞留しないで前記圧縮空気210だけが滞留した際に前記圧縮空気210の無駄な排出を避けるために設定するものであり、希望する時間を予め自由に変更して設定可能であることを特徴とすることによって、上記課題を解決した。
【0012】
また、圧縮空気210より露化することで発生したドレン水220を排出する電磁弁20の直前に、前記圧縮空気210や、前記ドレン水220や、前記ドレン水220に覆われた状態の密閉圧縮空気230が滞留している際の自動ドレン排出装置において、エアータンク10の底にドレン排水管10aとドレン検出センサー40を配設したドレン検出センサー部10bと前記電磁弁20を記載の順序で構成し、前記ドレン検出センサー40と前記電磁弁20を電磁弁制御部30に接続し、前記電磁弁制御部30に、前記電磁弁20の作動開始の時間を設定するタイマーA110と、前記ドレン検出センサー部10bに滞留した前記密閉圧縮空気230を排出するために一定の周期で常に作動する前記電磁弁20の一定の微小時間を予め任意に変更することが出来るタイマーB120を記載の順序で連続して作動するように形成したことを特徴とし、更には、前記電磁弁制御部30に、前記電磁弁20が前記ドレン水220を排出する目的で排出時間を設定しているタイマーC130を前記タイマーB120と作動開始時間が一致するように形成し、また、前記タイマーA110と前記タイマーC130に設定された設定値を合計することで前記電磁弁20が作動する周期とし、前記ドレン検出センサー40でのドレン水220の存在と前記タイマーC130での作動が一致している間だけ前記電磁弁20を作動させることを特徴とすることによって、上記課題を解決した。
【0013】
【発明の実施の形態】
本願発明による、自動ドレン排出方法および装置の実施の形態を図面と共に詳細に説明する。
ここで、図1は、エアータンク下部およびドレン検出センサー部にドレン水が滞留している図であり、図2は、エアータンクおよびドレン検出センサー部に圧縮空気だけが滞留している図であり、図3は、エアータンク下部にドレン水とドレン検出センサー部に密閉圧縮空気が滞留している図であり、図4は、電磁弁制御部のブロック図であり、図5は、本願発明の制御部タイムチャートである。
【0014】
図1で、10はエアータンクであり、入口10yに圧縮空気配管310と出口10zに圧縮空気配管320を接続している。
【0015】
この場合、具体的に図示していないが、圧縮空気配管310は、空気圧縮機に接続していて圧縮空気を供給し、圧縮空気配管320は、エアーシリンダーやエアーモータ等の各種の空圧機器に接続していて圧縮空気を送ることでそれらの空圧機器を作動させるようになっている。
【0016】
また、エアータンク10の底部には、ドレン排水管10aとドレン検出センサー部10bとドレン排出弁20としての電磁弁20が記載の順に接続している。尚、電磁弁20を開放することによって、電磁弁20の排水口20aよりエアータンク10内やドレン検出センサー部10bに滞留している圧縮空気210やドレン水220を排出するようになっている。 また、ドレン検出センサー部10bには、ドレン水220の存在を確認するドレン検出センサー40を配設している。
【0017】
ここにおいて、ドレン検出センサー40と電磁弁20はドレン排出制御部30でもある電磁弁制御部30と接続していて、ドレン検出センサー40によって電磁弁制御部30にドレン水220が存在しているかどうかの情報を集めることで電磁弁20を制御することが可能となっている。 但し、ドレン排出弁20は、電磁弁20に限定される訳ではなくドレン排出制御部30で制御出来るものであればモータによるもの等、色々な種類のものが考えられる。
【0018】
尚、図2は、エアータンク10とドレン配水管10aとドレン検出センサー部10b全ての部分に圧縮空気120が充満している状況を示している図であり、図3は、エアータンク10の上部に圧縮空気210が下部にドレン水220が滞留することでドレン検出センサー部10bに密閉圧縮空気230が密閉されている状況を示している図である。 この場合、エアータンク10の底部とドレン検出センサー部10bを接続しているドレン配水管10aは、内径が小さい程密閉圧縮空気230が密閉され易い構造となっている。 尚、図2と図3は共に機器の構成や構造は、図1と同じである。
【0019】
一方、電磁弁制御部30については、図4に見られるように、時間設定手段A110としてのタイマーA110と、時間設定手段B120としてのタイマーB120と、時間設定手段C130としてのタイマーC130と、ドレン検出センサー40からドレン水220滞留の情報を受けるセンサー検出部140と、タイマーC130とセンサー検出部140の情報を比較するAND回路150と、ドレン排出弁20としての電磁弁20にドレン排出弁制御部30としての電磁弁制御部30の情報を送るドレン排出弁駆動回路160としての電磁弁駆動回路160から構成されている。
【0020】
ここで、電磁弁20の作動する周期は、タイマーA110の設定値とタイマーC130の設定値を合計した値で設定されている。 そして、電磁弁20の作動開始の時間を設定する時間設定手段A110としてのタイマーA110と、ドレン水220に覆われた状態でドレン検出センサー部10bに滞溜している密閉圧縮空気230を排出する目的で、電磁弁20を一定の周期で一定の微小時間の間、常に開放するようにした時間設定手段B120としてのタイマーB120を、記載の順序で連続して作動するように形成し、その情報を電磁弁駆動回路160から電磁弁20に伝えている。
【0021】
また、タイマーA110と、ドレン検出センサー部10bに滞留しているドレン水220を排出するために電磁弁20に一定の排出時間を設定している時間設定手段C130としてのタイマーC130を、記載の順序で連続して作動するように構成し、その情報を電磁弁駆動回路160に伝えている。
【0022】
即ち、この様な構成によって、タイマーA110に続いて、タイマーB120とタイマーC130は、同時に作動するようになっている。 尚、時間設定手段A110と時間設定手段B120と時間設定手段C130は、タイマーでなくとも時間を設定出来れば、何等かのパルスをカウントする等他の手段によってもかまわない。
【0023】
ここで、電磁弁制御部30に、電磁弁20がドレン水220を排出する目的で排出時間を設定しているタイマーC130をタイマーB120と作動開始時間が一致するように形成し、また、タイマーA110とタイマーC130に設定された値を合計することで電磁弁20が作動する周期となり、ドレン検出センサー40でのドレン水220の存在とタイマーC130での作動が一致している間のみ電磁弁20を作動させてドレン水220を排出している。
【0024】
即ち、ドレン検出センサー40はセンサー検出部140に接続して、タイマーCからの情報と共にAND回路150を経由させてることによって、ドレン検出センサー40からのドレン水220の存在とタイマーC130からの作動が一致している間のみ電磁弁20を作動させることを電磁弁駆動回路160を介して電磁弁20に伝えている。
【0025】
尚、本発明では、エアータンク10で発生したドレン水220の排出装置を中心にして述べてきたが、エアータンク10に限定されるものではなく、圧縮空気210より露化することで発生したドレン水220であれば、具体的に図示していないが、エアードライヤーやエアーフィルター等、全ての機器に該当させることが出来る。
【0026】
本発明による、自動ドレン排出方法および装置は、前述したように構成されており、以下に、その動作について説明する。
【0027】
先ず、図示していない空気圧縮機を作動させることによって圧縮空気210を作り出し、その圧縮空気210を圧縮空気配管310によってエアータンク10に送り込み、送り込まれた圧縮空気210は圧縮空気配管320によってエアーシリンダーやエアーモータ等の各種の空圧機器に接続して圧縮空気210を送り込み作動させるようになっている。 従って、当初は、図2に見られるように、エアータンク10やドレン排水管10aやドレン検出センサー部10bの全ての部分に圧縮空気210が充満したようになっている。
【0028】
ここで、圧縮空気210は、圧縮空気配管310やエアータンク10で、特にエアータンク10で、圧縮空気210に含まれている水分が露化することによってドレン水220となりエアータンク10の底に溜まってくる。 即ち、図1に見られるように、エアータンク10の上部に圧縮空気210が充満し、エアータンク10の下部やドレン排水管10aやドレン検出センサー部10bの部分にドレン水220が滞留したようになっている。
【0029】
この場合、図3に見られるように、ドレン排水管10aの太さが細い場合には、ドレン水220が溜まっていく過程でドレン検出センサー部10bの部分に充満している圧縮空気210が抜けきらないで、密閉圧縮空気230となってその上部にドレン水220で塞がれ密閉されるような場合も出てくる。 従って、ドレン検出センサー部10bに配設しているドレン検出センサー40は、エアータンク10の下部にドレン水220が発生しているにも係わらずドレン水220存在の信号を発生することはない。
【0030】
そこで、本発明では、この密閉圧縮空気230を除去するために、時間設定手段A110としてのタイマーA110と時間設定手段C130としてのタイマーC130によって設定された値を合計したものを周期として、時間設定手段B120としてのタイマーB120によって設定された微小時間の間、ドレン排出弁20としての電磁弁20を定期的に常に開放することで密閉圧縮空気230を排出している。
【0031】
尚、微小時間は、密閉圧縮空気230の溜まるドレン検出センサー部10bの容量や季節毎に変化する密閉圧縮空気230の発生等の状況やドレン配水管10aの細さに応じて任意の時間を事前に自由に変更することが可能となっている。その場合、一つの例として、0.02〜5秒の間を変更可能にしておくことが理想的な調整範囲と言うことが出来る。
【0032】
このように、上限の排出時間に近い値を選択することによって、少しでも圧縮空気210の無駄な排出を防止出来るし、下限の排出時間に近い値を選択することによって、時によって滞留している密閉圧縮空気230のみを完全に排出することが可能なのがその理由である。
【0033】
次に、図5による本願発明の制御部タイムチャートで、ドレン排出弁20としての電磁弁20の動作の詳細を説明する。 この場合、横軸は全て時間の経過を示している。
【0034】
ここで、図5の上部には、タイマーA110とタイマーB120とタイマーC130の作動と未作動の状況を示したタイムチャートが示されている。 この場合、図から明かなように、タイマーA110で設定された時間の作動時間が終了すると同時に、タイマーB120とタイマーC130の作動が同時に開始するように設定されている。
【0035】
尚、図5では具体的に示していないが、タイマーB120の微小時間は、事前に自由に時間を変更することが可能であり、タイマーA110とタイマーC130は、この二つの設定値を合計することによって電磁弁20の周期が設定されるようになっている。 当然、タイマーA110とタイマーC130に関しても、事前に自由に時間を変更する構造にすることは可能である。
【0036】
また、図5の中央部には、ドレン水220のドレン滞留量の実態を示したタイムチャートと、ドレン検出センサー40のセンサー出力の作動と未作動の状況をタイムチャートで示している。
【0037】
この場合、ドレン滞留量の前半の山では、図1に見られるように、ドレン水220がドレン検出センサー部10bまで滞留しているので、ドレン検出センサー40は、ドレン水220存在の情報を電磁弁制御部30に送っている。 即ち、ドレン検出センサー40は作動している。
【0038】
更に、ドレン滞留量の後半の山では、図3に見られるように、ドレン水220がドレン検出センサー部10bに滞留している密閉圧縮空気230を密閉しているので、ドレン検出センサー40は作動していない。
【0039】
ここで、本発明の特徴は、ドレン滞留量の後半の山で、タイマーA110に引き続いてタイマーB120に設定された電磁弁20の連続した一定の周期の微小時間の作動によってドレン検出センサー部10bに滞留している密閉圧縮空気230が排出されることである。 従って、センサー出力に見られるように、ドレン滞留量の後半の山のタイマーB120による電磁弁20の微小時間の作動が終わった直後に、密閉圧縮空気230が排出されたことでドレン検出センサー40は作動の開始を始めるのである。
【0040】
一方、電磁弁20によるドレン水220の排出時間は、下から二番目のドレン排出時間のタイムチャートに見られるように、タイマーC130による作動とドレン検出センサー40によるセンサー出力の作動が一致した時間の間だけ、ドレン水220の排出を目的として電磁弁20が作動する。 即ち、図1に見られるように、ドレン水220はドレン検出センサー部10bに滞留していて、タイマーC130による一回目の作動の一部が該当している。 この場合には、当然、図5の最下部にしめしているエアー抜き時間のタイムチャートに見られるように、電磁弁230の作動によって圧縮空気210も密閉圧縮空気230も排出されることは無い。
【0041】
その反面、タイマーC130による二回目の作動では、図2にも見られるように、ドレン水220はドレン検出センサー部10bに滞留していず、電磁弁20ドレン水220排出は行われない。 この場合には、図5の最下部にしめしているエアー抜き時間のタイムチャートに見られるように、タイマーB120の設定されている時間の間、電磁弁20の作動によって圧縮空気210が排出されるようになっている。
【0042】
更に、タイマーC130による三回目の作動では、図3に見られるように、ドレン検出センサー部10bに密閉圧縮空気230が滞留している状態であり、当然ドレン検出センサー40は作動していない。 但し、電磁弁20がタイマーB120に設定された微小時間の作動を行うことで、密閉圧縮空気230が排出され、微小時間の作動直後からドレン検出センサー40が作動を開始する。 同時に、タイマーC130による作動とドレン検出センサー40による作動が一致し、その間ドレン水220が排出される。
【0043】
このように、密閉圧縮空気230を排出する目的で一定の周期で常に電磁弁20を微小時間作動させ、加えて、ドレン水220が滞留している時だけドレン水220を排出することで、従来技術に見られる均圧管等の無駄な機器を不要とし、密閉圧縮空気230滞留による課題と圧縮空気210の無駄な排出の両方の課題に対応出来るようになった。
【0044】
尚、タイマーA110とタイマーB120によって密閉圧縮空気230の排出を目的とした電磁弁20の微小時間の作動を一定時間毎に常に行い、タイマーC130を使用しないでドレン検出センサー40が作動している時だけ電磁弁20を作動させるということも別の応用例として考えられる。 即ち、この場合は、タイマーA110とタイマーB120によって周期が決められることになる。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明により、下記のような効果をあげることができる。
【0046】
第一に、電磁弁の微小時間の作動を一定時間毎に常に行うことで、従来使用していた均圧管等を必要としないで、圧縮空気を無駄に排出することも無く、密閉圧縮空気の排出を確実に行うことが出来るようになった。
【0047】
第二に、ドレン水排出の目的で一定の周期で設定した一定の時間と、ドレン検出センサー40の作動時間が一致している間だけドレン水を排出することで、効率的なドレン水の排出が可能となった。
【0048】
第三に、電磁弁排出を微小時間にし、微小時間の設定値を変更可能にすることで、密閉圧縮空気の確実な排出と、圧縮空気の無駄な排出を出来るだけ押さえることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアータンク下部およびドレン検出センサー部にドレン水が滞留している図
【図2】エアータンクおよびドレン検出センサー部に圧縮空気だけが滞留している図
【図3】エアータンク下部にドレン水とドレン検出センサー部に密閉圧縮空気が滞留している図
【図4】電磁弁制御部のブロック図
【図5】本願発明の制御部タイムチャート
【図6】従来の技術を示した図
【符号の説明】
10・・・・・エアータンク
10a・・・・ドレン排水管
10b・・・・ドレン検出センサー部
10y・・・・入口
10z・・・・出口
20・・・・・電磁弁(ドレン排出弁)
20a・・・・排水口
30・・・・・電磁弁制御部(ドレン排出弁制御部)
40・・・・・ドレン検出センサー
110・・・・タイマーA(時間設定手段A)
120・・・・タイマーB(時間設定手段B)
130・・・・タイマーC(時間設定手段C)
140・・・・センサー検出部
150・・・・AND回路
160・・・・電磁弁駆動回路(ドレン排出弁駆動回路)
210・・・・圧縮空気
220・・・・ドレン水
230・・・・密閉圧縮空気
310・・・・圧縮空気配管
320・・・・圧縮空気配管
350・・・・均圧管
Claims (4)
- 圧縮空気(210)より露化することで発生したドレン水(220)を排出するドレン排出弁(20)の直前に、前記圧縮空気(210)や、前記ドレン水(220)や、前記ドレン水(220)に覆われた状態の密閉圧縮空気(230)が滞留している際の自動ドレン排出方法において、前記密閉圧縮空気(230)を排出する目的で前記ドレン排出弁(20)を一定の周期で一定の微小時間の間常に開放することに加えて、前記ドレン排出弁(20)の直前で前記ドレン水(220)の滞留をドレン検出センサー(40)で確認している間と、前記ドレン排出弁(20)を前記微小時間の間開放すると同時に時間設定手段C(130)を一定の時間作動させている間に、前記ドレン水(220)の滞留と前記時間設定手段C(130)の作動が一致している間だけ引き続き前記ドレン排出弁(20)を開放させることを特徴とする自動ドレン排出方法。
- 前記微小時間は、前記ドレン水(220)や前記密閉圧縮空気(230)が滞留しないで前記圧縮空気(210)だけが滞留した際に前記圧縮空気(210)の無駄な排出を避けるために設定するものであり、希望する時間を予め自由に変更して設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の自動ドレン排出方法。
- 圧縮空気(210)より露化することで発生したドレン水(220)を排出する電磁弁(20)の直前に、前記圧縮空気(210)や、前記ドレン水(220)や、前記ドレン水(220)に覆われた状態の密閉圧縮空気(230)が滞留している際の自動ドレン排出装置において、エアータンク(10)の底にドレン排水管(10a)とドレン検出センサー(40)を配設したドレン検出センサー部(10b)と前記電磁弁(20)を記載の順序で構成し、前記ドレン検出センサー(40)と前記電磁弁(20)を電磁弁制御部(30)に接続し、前記電磁弁制御部(30)に、前記電磁弁(20)の作動開始の時間を設定するタイマーA(110)と、前記ドレン検出センサー部(10b)に滞留した前記密閉圧縮空気(230)を排出するために一定の周期で常に作動する前記電磁弁(20)の一定の微小時間を予め任意に変更することが出来るタイマーB(120)を記載の順序で連続して作動するように形成したことを特徴とする自動ドレン排出装置。
- 前記電磁弁制御部(30)に、前記電磁弁(20)が前記ドレン水(220)を排出する目的で排出時間を設定しているタイマーC(130)を前記タイマーB(120)と作動開始時間が一致するように形成し、また、前記タイマーA(110)と前記タイマーC(130)に設定された設定値を合計することで前記電磁弁(20)が作動する周期とし、前記ドレン検出センサー(40)でのドレン水(220)の存在と前記タイマーC(130)での作動が一致している間だけ前記電磁弁(20)を作動させることを特徴とする請求項4に記載の自動ドレン排出装置。
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