JP2002276662A - 軸受およびその製造方法 - Google Patents

軸受およびその製造方法

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JP2002276662A JP2001074487A JP2001074487A JP2002276662A JP 2002276662 A JP2002276662 A JP 2002276662A JP 2001074487 A JP2001074487 A JP 2001074487A JP 2001074487 A JP2001074487 A JP 2001074487A JP 2002276662 A JP2002276662 A JP 2002276662A
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metal
groove
sliding layer
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Yoshiharu Murata
義春 村田
Masahiro Saito
正弘 齋藤
Kunihiko Wada
国彦 和田
Kazuhide Matsumoto
一秀 松本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軸受台金上のメタル摺動層の密着性の向上、軸
受起動、停止時の荷重変動に対するホワイトメタルの剥
離を防止し、長寿命で信頼性の高いものとする。 【解決手段】軸受台金1にメタル摺動層3を溶射により
被覆形成してなる摺動軸受において、軸受台金1とメタ
ル摺動層3とは、軸受台金1のメタル摺動層形成面に形
成した多数本の微小幅の溝2にメタル摺動層3を密着さ
せた形で接合しているものとする。溝の断面形状は、三
角形、四角形、割円形もしくは鋸刃形のいずれか1種ま
たは2種以上の複合とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水車、ガス
タービン、蒸気タービン、ディーゼルエンジン、モー
タ、ポンプなどのスラスト軸受あるいはジャーナル軸受
等として適用される摺動軸受に係り、特に軸受台金にメ
タル摺動層が高密着度で形成された軸受およびその軸受
を製造するための軸受製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スラスト軸受やジャーナル軸受
等の摺動軸受の軸受台金には、ホワイトメタルがライニ
ングされる。このホワイトメタルのライニングは、従来
主に、遠心鋳造等の鋳造法により行われていた(例えば
実公平1−17694号公報、特開平8−135660
号公報、特開平8−291824号公報等)。
【0003】この鋳造法を使用してライニングを形成す
る場合には、予め軸受台金を約80℃の有機溶剤に浸漬
して十分な脱脂処理を行っておき、軸受台金表面に錫メ
ッキまたは錫半田を下地処理として施した後に、ホワイ
トメタルを鋳造によりライニングしている。このような
方法で製造される軸受の軸受台金とホワイトメタルとの
密着力は、一般に49〜78.4MPa(5〜8Kgf
/mm)である。
【0004】なお、最近ではホワイトメタルの鋳造法に
代えて溶射法によるホワイトメタルの形成を行い、製造
コスト低減や信頼性向上を図ることが提案されている
(例えば特開平5−339700号公報、特開2000
−17418号公報等)。
【0005】このような溶射法によれば、比較的簡単に
軸受台金上にホワイトメタルを形成することができ、鋳
造法に比較して前処理である錫メッキなどの煩雑な作業
行程を少なくすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の鋳造法および溶
射法等においては、解決すべき種々の問題がある。
【0007】鋳造法の場合、ホワイトメタル摺動層を形
成するにあたり、鋳造後の冷却時に冷却速度の差によ
り、軸受台金界面のホワイトメタルと表面層のホワイト
メタルの組織に有意差を生じる。すなわち、表面層では
偏析が多く欠陥が発生しやすい組織となる。このため鋳
造法では、ホワイトメタルのライニング層を厚くし、機
械加工により表面の偏析層を除去している。また、鋳造
法ではホワイトメタル層に組成偏析が多く、軸受台金へ
のホワイトメタルの密着強度が不均一になるといった問
題がある。
【0008】さらに、鋳造法では前処理として大量の有
機溶剤の使用や下地処理の錫メッキ、錫半田処理を行う
ため、環境の観点から作業性は劣悪である。なお、軸受
台金のメタル摺動層形成面に微小窪みを形成し、その窪
みにメタル摺動層を遠心鋳造により密着させる技術も提
案されているが(特開平8−291824号公報)、微
小な窪み形成加工が困難である等の難点があるほか、各
窪みにメタル摺動層が十分に食い込ませて高密着強度を
与えることができない。
【0009】一方、溶射法の場合には、ホワイトメタル
材料が低融点でかつ軟質材料であるため、比較的硬い軸
受台金上に直接溶射しても、ホワイトメタルの食い込み
が悪く、機械的な密着力の不足によるホワイトメタル層
の剥離が生じる問題がある。また、溶射法においては、
低入熱の施工条件を用いることから、軸受台金の温度が
200℃以下に抑えられるため、軸受台金とホワイトメ
タルとの拡散反応が期待できず、密着力が低い。
【0010】本発明はこのような従来の事情に鑑みてな
されたものであり、軸受台金とメタル摺動層との機械
的、冶金的な密着性を高め、長寿命で信頼性の高い軸受
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】出願人においては、軸受
台金にメタル摺動層を溶射により被覆形成してなる摺動
軸受において、メタル摺動層の溶射施工前に、軸受台金
の溶射面をブラスト処理によってRaが5μm〜50μ
m、またはRmaxが30〜500μmの表面粗さにす
る技術を提案している(特開2000〜17418号公
報)。
【0012】本願発明者等においては、かかる提案技術
よりもさらに一層高度の技術的効果を得るべく研究した
結果なされたものであり、前述した目的を下記の手段に
よって達成する。
【0013】即ち、請求項1の発明では、軸受台金にメ
タル摺動層を溶射により被覆形成してなる摺動軸受にお
いて、前記軸受台金とメタル摺動層とは、前記軸受台金
のメタル摺動層形成面に形成した多数本の微小幅の溝に
前記メタル摺動層を密着させた形で接合していることを
特徴とする軸受を提供する。
【0014】本発明によれば、軸受台金に設けた多数本
の微小幅の溝を介してメタル摺動層の材料が溶射により
食い込む状態となるので、軸受台金とメタル摺動層との
密着性を高め、軸受起動、停止時の荷重変動に対するメ
タルの剥離を防止することができ、軸との摩擦熱を軸受
台金に素早く伝達し、摩擦熱による軸受損失を低減する
ことができる。特に、本発明では軸受台金に線条として
の溝を形成したものであるため、メタル摺動層の溶着に
際して溝への食い込み接着が隙間等を生じることなく連
続した形で、極めて良好に行なわれる。しかも溝は金属
軸受台金に対して機械的加工により、微小窪み等の形成
に比して容易かつ高精度で成形することができる。
【0015】本発明において望ましくは、軸受台金の溝
の断面形状を、三角形、四角形、割円形もしくは鋸刃形
のいずれか1種または2種以上の複合とする(請求項
2)。このような断面形状とすることにより、軸受台金
とトメタル摺動層との密着性がより高まる。
【0016】また、本発明において望ましくは、溝の配
列を平行、交差、螺旋状、渦巻き状もしくは網目状のい
ずれか1種または2種以上の複合とする(請求項3)。
ここで螺旋状の溝とは、例えばジャーナル軸受を構成す
る円筒状の軸受台金の内周面に対して軸方向に螺旋状に
形成した溝、また渦巻き状の溝とは、スラスト軸受を構
成する軸受台金のリング状端面に渦巻状に形成した溝を
指す。網目状の溝とは、例えば向きが異なる平行溝を2
以上、交錯状態で組合せたような溝を指す。
【0017】さらに本発明において実験的結果より実証
された溝の望ましい寸法値、形態要素等は、下記の通り
である。
【0018】溝のピッチは1mm以上とする(請求項
4)。溝の深さは0.5mm以上とする(請求項5)。
溝の壁面にさらに微細な凹凸を形成する(請求項6)。
溝は、支持される軸の摺動方向に対して直交方向に沿っ
て形成する(請求項7)。溝の谷部のコーナ断面形状は
半径0.5mm以上の円弧とする(請求項8)。溝を形
成した軸受台金のメタル摺動層形成面の表面積を、当該
溝を形成しない場合の同表面積の1.4倍以上にする
(請求項9)。
【0019】軸受台金上にピッチ1mm以上の溝、また
は深さ0.5mm以上の溝、またはその両方の溝を設け
ることにより、軸受台金にメタルの食い込みを改善した
メタル摺動層を形成することができるとともに、機械的
強度が高く、耐荷重性が高く、軸受台金とメタル摺動層
との密着性を高め、軸受起動、停止時の荷重変動に対す
るメタルの剥離を防止することができる。軸受台金上に
設ける溝がピッチ1mm未満、または溝の深さが0.5
mmであると、メタルの食い込みが改善されず、機械的
強度や耐荷重性の向上が必ずしも十分に図れない。軸受
台金上に形成した溝面に微細な凹凸を設けることによ
り、軸受台金にメタルの食い込みを改善したメタル摺動
層を形成することができるとともに、さらに機械的強度
が高く、軸受台金とメタル摺動層との密着性を向上させ
ることができる。
【0020】軸受台金上に軸の摺動方向に対して直角に
なる溝を設けることにより、軸受台金とメタル摺動層と
の密着性を高め、軸受起動、停止時の荷重変動に対する
メタルの剥離を防止することができる。軸受台金上に形
成した溝の谷部に半径0.5mm以上の円弧状のコーナ
を設けることにより、溶射法での軸受台金と溶射メタル
との界面に空孔部を無くし、軸受台金とメタル摺動層と
の密着性を向上させることができる。溝の谷部の半径が
0.5mm未満の場合には、空隙部が残存し、溶射メタ
ルが十分にコーナ内方まで形成されない場合がある。溝
を形成した軸受台金のメタル摺動層形成面の表面積を、
当該溝を形成しない場合の同表面積の1.4倍以上にす
ることにより、軸受台金への溶射メタルの食い込みが改
善できるとともに、機械的強度および耐荷重性が高く、
軸受台金とメタル摺動層との密着性が向上できることが
試験により確認されている。この結果、軸受起動、停止
時の荷重変動に対する溶射メタルの剥離を防止すること
ができ、支持すべき軸との摩擦熱を軸受台金に素早く伝
達し、摩擦熱による軸受損失を低減することができる。
軸受台金表面積が、溝を形成しない場合の1.4倍に満
たない場合には、軸受台金への溶射メタルの食い込みが
改善できず、上記効果が減退する。
【0021】また、請求項10の発明では、軸受台金の
メタル摺動層成形面に、請求項1から9までのいずれか
に記載した溝を、旋盤、NC旋盤、フライス盤、マシニ
ングセンター、ボール盤、形削り盤、立て削り盤、中ぐ
り盤、歯切り盤、研削盤、放電加工、ワイヤ放電加工、
電解加工、ブラスト、グラインダー、もしくはエッチン
グのいずれか1種、または2種以上の複合加工により形
成し、この溝が形成されたメタル摺動層形成面にメタル
摺動層を溶射法により成形することを特徴とする軸受の
製造方法を提供する。
【0022】本発明の製造方法によれば、上記加工方法
のいずれか1種または2種以上の採用により、軸受台金
上に種々の溝を形成することができるとともに、軸受台
金の形状・寸法の変化に対応した溝の形成方法を選択し
て最適の加工により効果的な軸受製造が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0024】第1実施形態(図1〜図4) 本実施形態では、ジャーナル軸受を例として軸受台金に
ホワイトメタル摺動層を溶射により被覆形成する場合に
ついて説明する。
【0025】図1は軸受のメタル摺動部形成部分を拡大
して示す要部断面図であり、図2は軸受台金への溝形成
状態を示す斜視図である。図3は溝寸法等を説明する図
であり、図4は溝の変形例を示す図である。
【0026】図2に示すように、円筒状の軸受台金1の
内周面1aに、螺旋状の溝2(2a)と、軸方向に平行
な複数の直線状の溝2(2b)とが形成されている。直
線状の溝2bは、軸方向と平行、つまり当該軸受に支持
される軸(図1では図示省略)の回転方向aと直交す
る。なお、図2においては、視認を容易にするため各溝
2の溝間隔を広く示してあるが、これらは後述するピッ
チで密に配列される。
【0027】図1は、軸受台金1にホワイトメタル摺動
層3を溶射し、このホワイトメタル摺動層3に軸4を摺
接させた状態を部分的に拡大して詳細に示している。こ
の図1に示すように、軸受台金1のメタル摺動層形成面
には断面三角形の多数の溝2が形成されており、メタル
摺動層形成面はいわば多数の山形が連続した断面形状と
なっている。この溝2の加工は、例えば旋盤、NC旋
盤、フライス盤、マシニングセンター、ボール盤、形削
り盤、立て削り盤、中ぐり盤、歯切り盤、研削盤、放電
加工、ワイヤ放電加工、電解加工、ブラスト、グライン
ダー、エッチング等によって行なわれる。
【0028】また、ホワイトメタル摺動層4の溶射法と
しては、高速フレーム溶射法あるいは超高速フレーム溶
射法が適用され、軸受台金1とホワイトメタル摺動層4
とが強固に密着されている。即ち、これらの溶射法は、
ガスフレームの速度が音速を超える速度を有しているた
め、溶射材料が被溶射体に衝突した場合に、衝撃により
被溶射体材料中に食い込み、これにより軸受台金1とホ
ワイトメタル摺動層3との密着性が極めて強固となるも
のである。
【0029】ホワイトメタル摺動層3の密着性は軸受寿
命に影響するため、密着性が高いことが軸受の主要要素
として要求される。一般に軸受設計においては、軸受台
金1とホワイトメタル摺動層3との密着力は49〜7
8.4MPa(5〜8Kgf/mm)を想定してお
り、本実施形態では、この密着力を満足する溝2の深
さ、ピッチ、および溝2を形成した軸受台金1のホワイ
トメタル摺動層形成面の表面積について、下記(1),
(2),(3)に示す試験を行なった。
【0030】(1)溝2の深さと密着力との関係 図3は、溝2のピッチ(P)と、深さ(D)の測定位置
を示している。
【0031】この図3に示した溝2の深さ(D)が一定
以下の小さい場合には、軸受台金1とホワイトメタル摺
動層3との密着力を49MPa(5Kgf/mm)以
上にすることができない。溝深さ試験として、図1に示
した断面形状の試験片を作成し、密着力が49MPa以
上となる場合を測定した結果、該当するのは溝2の深さ
が0.5mm以上のものであった。溝2の深さが0.5
mm未満の場合には、密着力が49MPaに達しないこ
とが確認された。
【0032】(2)溝2のピッチと密着力との関係 密着力は、溝2の深さ(D)のほか、ピッチ(P)にも
影響される。下記の表1は、深さ0.5mmの溝2を種
々のピッチ(P)に設定して、密着力を測定した結果を
示している。
【0033】
【表1】 上記表1に示すように、複数の試験体(実験番号1〜
7)として、溝2のピッチ(P)を0.6mm〜1.8
mmの範囲で0.2mmごとに変化させた密着力試験片
を作製し、軸受台金1とワイトメタル摺動層3との密着
力を測定した。その結果、設計値である49〜78.4
MPaを満足している試験片は、表1における試験番号
1〜7のもの、即ち溝2のピッチ(P)が1.0mm以
上のもの(判定○印)であることが明らかになった。
【0034】これにより、軸受台金1上にピッチ1.0
mm以上の溝2を設けることにより、軸受台金1にホワ
イトメタルの食い込みを改善したホワイトメタル摺動層
3を形成することができるとともに、機械的強度が高
く、耐荷重性が高く、軸受台金1とホワイトメタル摺動
層3との密着性を高め、軸受起動、停止時の荷重変動に
対するメタルの剥離を防止することが確認された。
【0035】(3)溝2を形成した軸受台金1のホワイ
トメタル摺動層形成面の表面積と、当該溝2を形成しな
い場合の同表面積との、密着力に対する関係 下記の表2は、軸受台金1のホワイトメタル摺動層形成
面の表面積を種々設定して、密着力を測定した結果を示
している。
【0036】
【表2】 上記表2に示すように、複数の試験体(実験番号8〜1
3)として、溝2を形成した軸受台金1のホワイトメタ
ル摺動層形成面の表面積と、当該溝2を形成しない場合
の同表面積との比を、1.0〜2.0の範囲で0.2ご
とに変化させた密着力試験片を作製し、軸受台金1とワ
イトメタル摺動層3との密着力を測定した。その結果、
設計値である49〜78.4MPaを満足している試験
片は、表2における試験番号10〜13のもの、前記比
が1.4mm以上のもの(判定○印)であることが明ら
かになった。
【0037】これにより、溝2を形成した軸受台金のホ
ワイトメタル摺動層形成面の表面積を、当該溝2を形成
しない場合の同表面積の1.4倍以上にすることによ
り、軸受台金1へのホワイトメタル層3の食い込みが改
善できるとともに、機械的強度および耐荷重性が高く、
軸受台金1とホワイトメタル摺動層3との密着性が向上
できることが試験により確認された。この結果、軸受起
動、停止時の荷重変動に対するホワイトメタル摺動層3
の剥離を防止することができ、支持すべき軸4との摩擦
熱を軸受台金1に素早く伝達し、摩擦熱による軸受損失
を低減することができる。軸受台金1の表面積が、溝2
を形成しない場合の1.4倍に満たない場合には、軸受
台金1へのホワイトメタル摺動層3の食い込みが改善で
きず、効果が減退することが判った。
【0038】図4は、本実施形態の変形例として、溝2
の壁面にさらに微細な凹凸5を形成した軸受形状を示し
ている。この図4に示す例においては、軸受台金1上に
形成した溝面に、例えば放電加工、ワイヤ放電加工、電
解加工、ブラスト、グラインダー、エッチング等によっ
て微細な凹凸5を形成した。この凹凸5は、溝状でもよ
く、また窪み状のものでもよい。
【0039】このような微細な凹凸5を形成することに
より、軸受台金1にホワイトメタル摺動層3の食い込み
がさらに改善され、機械的強度が一層高く、軸受台金1
とホワイトメタル摺動層3との密着性をより向上させる
ことができる。
【0040】第2実施形態(図5〜図7) 本実施形態も第1実施形態と同様に、ジャーナル軸受を
例として軸受台金1にホワイトメタル摺動層3を溶射に
より被覆形成する場合についてのものである。
【0041】図5は軸受台金1への溝形成状態を示す斜
視図であり、図6および図7は軸受台金1のホワイトメ
タル摺動層3形成部分を拡大して示す要部断面図であ
る。
【0042】図5に示すように、本実施形態において
は、軸受台金1の内周面1a全体に亘る網目状の溝2
(2c)と、軸方向に平行な複数の直線状の溝2(2
b)とが形成されている。
【0043】直線状の溝2bは、軸方向と平行であり、
当該軸受に支持される軸(図示省略)の回転方向aと直
交し、第1実施形態で示したものと同様である。即ち、
図6に示すように、直線状の溝2bは第1実施形態と同
様に一定の大きさの三角形状の溝形状とされている。
【0044】これに対し、網目状の溝2cは、例えば向
きが異なる2方向に沿う平行溝を交錯させて格子状に組
合せ溝構成のものであり、この点が第1実施形態と異な
っている。即ち、図7に示すように、網目状の溝2bの
場合には、溝2の交錯により交点部分が密な三角形状と
なっている。
【0045】このように、本実施形態では2種類の溝2
b、2cを形成することにより、軸受台金1に設けた多
数本の微小幅の溝を介してメタル摺動層の材料が溶射に
より食い込む状態となるので、軸受台金1とホワイトメ
タル摺動層3との密着性を高め、軸受起動、停止時の荷
重変動に対するホワイトメタルの剥離を防止することが
でき、軸との摩擦熱を軸受台金に素早く伝達し、摩擦熱
による軸受損失を低減することができる。なお、本実施
形態における溝2b,2cの寸法関係およびその効果等
については、第1実施形態と同様である。
【0046】第3実施形態(図8、図9) 本実施形態は第1実施形態と異なり、スラスト軸受の軸
受台金1にホワイトメタル摺動層3を溶射により被覆形
成する場合についてのものである。図8は、第1構成例
を示し、図9は第2構成例を示している。
【0047】図8に示した第1構成例は、軸受台金1の
摺動面となるリング状の軸直角面上に、同心的に形成さ
れた渦巻き状の溝2(2d)と、放射状に形成された直
線状の溝2(2e)とを有している。直線状の溝2e
は、当該軸受に支持される軸(図示省略)の回転方向b
と直交する状態となる。
【0048】また、図9に示した第2構成例は、軸受台
金1の摺動面となるリング状の軸直角面上に、網目状の
溝2(2f)と、放射状に形成された直線状の溝2(2
e)とを有している。直線状の溝2eは、図8に示した
ものと同様である。
【0049】このような図8および図9に示した軸受台
金1の各溝2(2d),(2e),(2f)の構成およ
び寸法関係等については、第1実施形態のものと同様で
ある。
【0050】本実施形態によれば、スラスト軸受の軸受
台金1にホワイトメタル摺動層3を溶射により被覆形成
する場合について、溝22d),(2e),(2f)を
形成することにより、軸受台金1に設けた多数本の微小
幅の溝を介してメタル摺動層の材料が溶射により食い込
む状態となるので、軸受台金1とホワイトメタル摺動層
との密着性を高め、軸受起動、停止時の荷重変動に対す
るホワイトメタルの剥離を防止することができ、軸との
摩擦熱を軸受台金に素早く伝達し、摩擦熱による軸受損
失を低減することができる。
【0051】他の実施形態(図10〜図13) 上述した第1〜第3実施形態においては、軸受台金1の
溝2の断面を三角形状とした場合について説明したが、
本発明では溝2を他の種々の断面形状として実施するこ
とができる。
【0052】図10は、軸受台金1に溝2の断面を四角
形としてホワイトメタル摺動層3を溶射成形した場合を
示し、図11は同様に、溝2の断面を半割円弧状とした
場合を示し、図12は同様に、溝2の断面を鋸刃状とし
た場合を示している。これらの各種断面の溝2を、前記
第1〜第3実施形態と同様にジャーナル軸受またはスラ
スト軸受に適用することにより、当該各実施形態の場合
と同様の効果を奏することができる。
【0053】図13は、図10に示した四角形断面の溝
2を有する場合の応用例を示したものである。図13
(a)に示したように、四角形断面の溝2を形成した場
合にはホワイトメタルが溝2の谷部まで行き渡らず、空
孔部6が生じ、軸受台金1とホワイトメタル摺動層3と
の密着性を低下させる。そこで、本実施形態では図13
(b)に示すように、軸受台金1上に形成した溝2の谷
部に半円状のコーナ7を設けたものである。これによ
り、ホワイトメタルが溝2の谷部まで行き渡り、軸受台
金1とホワイトメタル摺動層3との間に空孔部を無く
し、密着性を向上させることができる。
【0054】この場合、溝2の谷部のコーナ7の半径が
0.5mm未満の場合には、空隙部が残存し、溶射ホワ
イトメタルが十分にコーナ7の内方まで形成されない場
合があるが、図13(b)に示したように、軸受台金1
上に形成した溝2の谷部のコーナ部7の半径0.5mm
以上の円弧状とすることにより、溶射法適用の際の軸受
台金1と溶射メタル摺動層3との界面に空孔部を無く
し、軸受台金1とメタル摺動層3との密着性を向上させ
ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸受台金上のメタル摺動層の密着性の向上、軸受起動、
停止時の荷重変動に対するメタル摺動層の剥離を防止す
ることができ、長寿命で信頼性の高い軸受およびその製
造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、軸受台金
上に溝を形成した状態を示す要部拡大断面図。
【図2】本発明の第1実施形態を示すもので、ジャーナ
ル軸受への適用例を示す斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態を示すもので、溝寸法を
示す説明図。
【図4】本発明の第1実施形態を示すもので、溝形状の
応用例を示す図。
【図5】本発明の第2実施形態を示すもので、ジャーナ
ル軸受への適用例を示す斜視図。
【図6】本発明の第2実施形態を示すもので、溝断面を
示す拡大図。
【図7】本発明の第2実施形態を示すもので、他の溝断
面を示す拡大図。
【図8】本発明の第3実施形態の第1構成例を示すもの
で、スラスト軸受への適用例を示す平面図。
【図9】本発明の第3実施形態の第2構成例を示すもの
で、スラスト軸受への適用例を示す平面図。
【図10】本発明の他の実施形態を示すもので、四角形
溝断面を示す図。
【図11】本発明の他の実施形態を示すもので、円弧状
溝断面を示す図。
【図12】本発明の他の実施形態を示すもので、鋸刃状
溝断面を示す図。
【図13】本発明の他の実施形態を示すもので、(a)
は比較例を示す図、(b)は本発明適用例を示す図。
【符号の説明】
1 軸受台金 2(2a〜2f) 溝 3 ホワイトメタル摺動層 4 軸 5 微細な凹凸 6 空孔部 7 コーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 国彦 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 松本 一秀 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3J011 PA03 QA03 4K031 AA02 BA01 BA08 CB31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受台金にメタル摺動層を溶射により被
    覆形成してなる摺動軸受において、前記軸受台金とメタ
    ル摺動層とは、前記軸受台金のメタル摺動層形成面に形
    成した多数本の微小幅の溝に前記メタル摺動層を密着さ
    せた形で接合していることを特徴とする軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の軸受において、軸受台金
    の溝の断面形状は、三角形、四角形、割円形もしくは鋸
    刃形のいずれか1種または2種以上の複合であることを
    特徴とする軸受。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の軸受において、
    溝の配列は平行、交差、螺旋状、渦巻き状もしくは網目
    状のいずれか1種または2種以上の複合であることを特
    徴とする軸受。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    軸受において、溝のピッチは1mm以上であることを特
    徴とする軸受。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    軸受において、溝の深さは0.5mm以上であることを
    特徴とする軸受。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    軸受において、溝の壁面にさらに微細な凹凸を形成した
    ことを特徴とする軸受。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    軸受において、溝は、支持される軸の摺動方向に対して
    直交方向に沿って形成されていることを特徴とする軸
    受。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
    軸受において、溝の谷部のコーナ断面形状は半径0.5
    mm以上の円弧とされていることを特徴とする軸受。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
    軸受において、溝を形成した軸受台金のメタル摺動層形
    成面の表面積を、当該溝を形成しない場合の同表面積の
    1.4倍以上にしたことを特徴とする軸受。
  10. 【請求項10】 軸受台金のメタル摺動層成形面に、請
    求項1から9までのいずれかに記載した溝を、旋盤、N
    C旋盤、フライス盤、マシニングセンター、ボール盤、
    形削り盤、立て削り盤、中ぐり盤、歯切り盤、研削盤、
    放電加工、ワイヤ放電加工、電解加工、ブラスト、グラ
    インダー、もしくはエッチングのいずれか1種、または
    2種以上の複合加工により形成し、この溝が形成された
    メタル摺動層形成面にメタル摺動層を溶射法により成形
    することを特徴とする軸受の製造方法。
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