JP2002276258A - サッシ枠の防露構造 - Google Patents

サッシ枠の防露構造

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JP2002276258A
JP2002276258A JP2001071003A JP2001071003A JP2002276258A JP 2002276258 A JP2002276258 A JP 2002276258A JP 2001071003 A JP2001071003 A JP 2001071003A JP 2001071003 A JP2001071003 A JP 2001071003A JP 2002276258 A JP2002276258 A JP 2002276258A
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JP
Japan
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sash frame
frame
indoor
dew
exposed
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JP2001071003A
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English (en)
Inventor
Masamichi Onishi
正道 大西
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サッシ枠の屋内側に露出した部分の結露を防
止して額縁の劣化を防止するサッシ枠の防露構造を提供
する。 【解決手段】 外壁1に設けた屋内Aと屋外Bとを連通
させる開口部2の屋外B側に金属製のサッシ枠3を取り
付けると共に上記開口部2の屋内A側に上記サッシ枠3
に隣接して額縁4を取り付ける。上記サッシ枠3の屋内
A側に露出した部分を断熱材5で被覆する。上記断熱材
5の表面を化粧材6で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁の開口部に取
り付けたサッシ枠の額縁隣接部分の防露構造に関する発
明である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、外壁には屋内と屋外とを連通させる窓や出入口の開
口部が設けられ、この開口部にはその屋外側に窓ガラス
を装着する窓枠や扉を装着するドア枠等の金属製のサッ
シ枠を取り付けている。また、上記開口部の屋内側には
サッシ枠に隣接して額縁を取り付けている。上記開口部
のサッシ枠は建物の屋内外の境界に取り付けられてお
り、屋内外の温度差によっては上記サッシ枠の屋内側に
露出した部分に屋内空気が接触すると結露を生じさせる
ものである。
【0003】上述したようにサッシ枠に結露が生じた際
には、サッシ枠に付着した結露水がサッシ枠に隣接した
額縁に流れ伝ったり滴り落ちたりしてしまうものであ
り、一般的に木質材で形成した額縁を痛めて劣化させて
しまうものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、サッシ枠の屋内側に露出した部分の結露を防止し
て額縁の劣化を防止するサッシ枠の防露構造を提供する
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るサッシ枠の防露構造においては、外壁1
に設けた屋内Aと屋外Bとを連通させる開口部2の屋外
B側に金属製のサッシ枠3を取り付けると共に上記開口
部2の屋内A側に上記サッシ枠3に隣接して額縁4を取
り付け、上記サッシ枠3の屋内A側に露出した部分を断
熱材5で被覆し、上記断熱材5の表面を化粧材6で被覆
したことを特徴とする。これにより、上記サッシ枠3の
屋内A側に露出した部分を断熱材5で被覆したことか
ら、サッシ枠3の屋内A側に露出した部分には屋内空気
を触れさせないものであって、上記サッシ枠3の屋内A
側に露出した部分に結露を生じさせないものであり、更
に断熱材5は断熱材5の表面を被覆して外観を向上させ
た化粧材6とサッシ枠3との間での熱移動を遮断するも
のであって、化粧材6の温度低下を防止して化粧材6に
も結露を生じさせないものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0007】図1乃至図5に本発明の実施の形態の例を
示す。
【0008】図1乃至図3に示すように、壁パネル等で
構成した外壁1には屋内Aと屋外Bとを連通させる開口
部2を設けており、この開口部2の屋外B側には金属製
のサッシ枠3が取り付けられる。この例においては、上
記開口部2は窓として使用される部分であって、上記サ
ッシ枠3は開口部2に装着する窓を取り付ける窓枠であ
る。上記窓枠としてのサッシ枠3は、上枠3a、下枠3
b及び一対の縦枠3cから構成されており、上記上枠3
a、下枠3b及び一対の縦枠3cを矩形枠状に組み上げ
て形成しているものである。そして、サッシ枠3は屋外
B側から嵌め込まれて開口部2の屋外B側の部分に配置
され、上記サッシ枠3の適所を貫通させると共に外壁1
に螺合させた複数個のねじ7によって開口部2の屋外B
側に取り付けられている。このサッシ枠3は詳述すると
引違窓を構成するものであって、複数枚の摺動窓を摺動
させるレール溝8をその上枠3a及び下枠3bの長手方
向に亘って複数条設けている。また、開口部2の屋内A
側には上記サッシ枠3に隣接して額縁4が取り付けられ
ている。この額縁4は開口部2の屋内A側部分から上記
開口部2近傍の外壁1の屋内面までを被覆し、サッシ枠
3の屋内A側端部に額縁4の屋外B側端部を連結させて
いる。
【0009】このような外壁1の開口部2に取り付けた
サッシ枠3には、サッシ枠3の額縁4との連結部分近傍
に位置するサッシ枠3の屋内A側に露出した部分(本例
では、レール溝8を形成した屋内側の溝壁面)に、図4
及び図5に示すような裏面の断熱材5と表面の化粧材6
とを積層させて形成した防露カバー10を装着してあ
る。このように、サッシ枠3の屋内A側に露出した部分
は断熱材5で被覆されるものであり、上記断熱材5の表
面は化粧材6で被覆され、上記化粧材6が屋内Aに露出
されるようになっており外観の向上が図られているもの
である。詳述すると、この防露カバー10の化粧材6は
断熱材5を被覆するように断面L型状に形成されてお
り、上記化粧材6の一端をサッシ枠3に当接させると共
に化粧材6の他端を額縁4に当接させてサッシ枠3と額
縁4との間に配置している。
【0010】ここで、断熱材5は10〜15倍に発泡さ
せた独立発泡樹脂で構成してあり、化粧材6は略数倍に
発泡させた発泡樹脂の基部6aと上記基部6aの表面を
被覆した表面化粧部6bとで構成している。本例では、
基部6aは略数倍に発泡させたABS樹脂を用いて形成
させており、表面化粧部6bはアクリル皮膜で形成させ
ている。なお、断熱材5の独立発泡樹脂においてはセル
が個々独立して構成された発泡体であって、優れた断熱
性のみならず非透水性や非通気性も兼ね備えており、ま
た、表面化粧部6bとしてのアクリル皮膜は優れた耐退
色性・耐候性を備えている。つまり、断熱材5はサッシ
枠3の屋内A側に露出した部分を防水性、断熱性及び気
密性を備えて被覆しているものである。この防露カバー
10は施工現場にてサッシ枠3の屋内A側に露出した部
分にねじや接着剤等を介在させて装着されるものである
が、本例においては、断熱材5と化粧材6とを積層して
形成した防露カバー10の工場出荷状態において、サッ
シ枠3の屋内A側に露出した部分に接触する断熱材5の
裏面にあらかじめ粘着テープを貼着したり接着剤を塗布
しておくと共に上記粘着テープや接着剤の表面に離型紙
9(図5)を着脱自在に貼着した状態にしておき、施工
現場で上記離型紙9を剥がして上記粘着テープや接着剤
を露出させて防露カバー10をサッシ枠3に圧着させる
ものであって、防露カバー10のサッシ枠3への装着の
簡単化を図っている。
【0011】また、防露カバー10は施工現場において
サッシ枠3の屋内A側に露出した部分の寸法に合わせて
切断等をして形成するものであるが、工場での防露カバ
ー10の製作時にあらかじめ施工現場でのサッシ枠3の
屋内A側に露出する部分を勘案して防露カバー10の適
所にV字状の折曲溝(図示せず)を形成しておくことも
好ましい。これによると、防露カバー10は施工現場に
おいて上記折曲溝を折り曲げて切断し、防露カバー10
をサッシ枠3の屋内A側に露出した部分の寸法に合わせ
て簡単に形成できるものであり、防露カバー10のサッ
シ枠3の屋内A側に露出した部分への装着施工の施工性
を向上させることができるものである。また、上記折曲
溝を折り曲げずにそのまま残しておいても外観意匠上の
アクセントになるものであって、外観の向上を図ること
ができるものである。
【0012】上述したように、サッシ枠3の屋内A側に
露出した部分に防露カバー10を装着して上記サッシ枠
3の屋内A側に露出した部分を断熱材5で被覆させたこ
とで、サッシ枠3の屋内A側に露出した部分に屋内空気
を触れさせないようにして、上記サッシ枠3の屋内A側
に露出した部分に結露を生じさせないようにすることが
できるものである。また、防露カバー10の断熱材5の
表面には防露カバー10の外観を向上させる化粧材6が
被覆されているが、上記断熱材5は化粧材6とサッシ枠
3との間の熱移動を遮断させるものであって化粧材6の
温度低下を防止して化粧材6の表面においても結露を生
じさせないようにできるものである。
【0013】このように、本例のサッシ枠3と額縁4と
の連結部分近傍に位置する従来のサッシ枠3の屋内A側
に露出していた部分や防露カバー10には結露は生じな
いものであり、従って、従来において問題視されていた
サッシ枠3の屋内A側に露出する部分が結露し、上記サ
ッシ枠3の屋内A側に露出する部分に付着した結露水が
一般的に木質材で形成された額縁4に流れ伝ったり滴り
落ちて、額縁4に結露水が浸み込んでしまって額縁4を
劣化させるといった事態は確実に避けることができるも
のである。
【0014】上述したように、防露カバー10を装着さ
せる際にはサッシ枠3の屋内A側に露出する部分に特別
な加工を施さずに行うことで上記サッシ枠3の屋内A側
に露出する部分での結露を防いで額縁4の劣化を防止で
きるものであることから、上記防露カバー10は既存の
サッシ枠3に対する結露防止の要求にも容易に対応でき
る、つまり、防露カバー10は建物施工時だけでなく建
物改装時にも容易にサッシ枠3に取り付け得るという利
点も有している。
【0015】なお、図6,図7には、外壁1に設けた開
口部2が出入口として使用されるものであって、上記開
口部2には扉を装着させる扉枠としてのサッシ枠3を取
り付けた本発明の実施の形態の他例を示している。この
場合においても、先の実施の形態の例と同様にサッシ枠
3の屋内A側に露出する部分に防露カバー10を装着し
て、サッシ枠3の屋内A側に露出する部分の結露を防ぐ
と共に額縁4の結露水による劣化を防いでいるものであ
る。
【0016】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載のサ
ッシ枠の防露構造にあっては、外壁に設けた屋内と屋外
とを連通させる開口部の屋外側に金属製のサッシ枠を取
り付けると共に上記開口部の屋内側に上記サッシ枠に隣
接して額縁を取り付け、上記サッシ枠の屋内側に露出し
た部分を断熱材で被覆し、上記断熱材の表面を化粧材で
被覆したので、上記サッシ枠の屋内側に露出した部分を
断熱材で被覆したことからサッシ枠の屋内側に露出した
部分には屋内空気を触れさせないものであって上記サッ
シ枠の屋内側に露出した部分に結露を生じさせないもの
であり、更に断熱材はその表面を被覆して外観を向上さ
せた化粧材とサッシ枠との間での熱移動を遮断するもの
であって化粧材の温度低下を防止して化粧材でも結露を
生じさせないようにすることができ、従って、サッシ枠
の屋内側に隣接した額縁への結露水の滴りや浸み込みを
確実に無くすことができるものであって、上記結露水に
よる額縁の劣化を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例として窓枠用サッシ枠
の上枠を開口部に取り付けた状態を示した側面断面図で
ある。
【図2】同上の窓枠用サッシ枠の下枠を開口部に取り付
けた状態を示した側面断面図である。
【図3】同上の窓枠用サッシ枠の縦枠を開口部に取り付
けた状態を示した上面断面図である。
【図4】同上の防露カバーを示すものであり、(a)は
上枠に装着される防露カバーの裏面図であり、(b)は
(a)の側面図であり、(c)は下枠に装着される防露
カバーの裏面図であり、(d)は(c)の側面図であ
り、(e)は縦枠に装着される防露カバーの裏面図であ
り、(f)は(e)の側面図である。
【図5】(a)は図4(a)のC−C線拡大断面図であ
り、(b)は図4(c)のD−D線拡大断面図であり、
(c)は図4(e)のE−E線拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の他例として扉枠用サッシ
枠の上枠を開口部に取り付けた状態を示した側面断面図
である。
【図7】同上の扉枠用サッシ枠の縦枠を開口部に取り付
けた状態を示した上面断面図である。
【符号の説明】
1 外壁 2 開口部 3 サッシ枠 3a 上枠 3b 下枠 3c 縦枠 4 額縁 5 断熱材 6 化粧材 7 ねじ 8 レール溝 10 防露カバー A 屋内 B 屋外

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に設けた屋内と屋外とを連通させる
    開口部の屋外側に金属製のサッシ枠を取り付けると共に
    上記開口部の屋内側に上記サッシ枠に隣接して額縁を取
    り付け、上記サッシ枠の屋内側に露出した部分を断熱材
    で被覆し、上記断熱材の表面を化粧材で被覆したことを
    特徴とするサッシ枠の防露構造。
JP2001071003A 2001-03-13 2001-03-13 サッシ枠の防露構造 Pending JP2002276258A (ja)

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Effective date: 20040330