JP2002276234A - キャビネットにおける扉取付け構造 - Google Patents

キャビネットにおける扉取付け構造

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JP2002276234A
JP2002276234A JP2001074977A JP2001074977A JP2002276234A JP 2002276234 A JP2002276234 A JP 2002276234A JP 2001074977 A JP2001074977 A JP 2001074977A JP 2001074977 A JP2001074977 A JP 2001074977A JP 2002276234 A JP2002276234 A JP 2002276234A
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door
hinge
mounting plate
cabinet
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Masashi Momoi
雅士 桃井
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蝶番を分解したり、専用の蝶番を用意するこ
となく、2部品で構成される蝶番で扉の開閉位置を容易
に変換できるようにしたキャビネットにおける扉取付け
構造を提供すること。 【解決手段】 蝶番14は、支柱12cに取付け可能な
取付板16aと該取付板から突出する荷重支持軸16b
から成る第1支持体16と、扉8側に取付け可能な取付
板18aと前記荷重支持軸16bと回動可能に嵌合する
受部18bから成る第2支持体18とで構成され、上方
部において上から第1支持体16、第2支持体18の順
に組み付け、下方部においては上から第2支持体18、
第1支持体16の順に組み付けて、扉8を上下逆さまに
回転させるだけで、扉の開閉位置が変えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右支柱を有する
前面が開口したキャビネット前面部に、扉を蝶番を介し
て開閉自在に取り付けたキャビネットにおける扉取付け
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右支柱を有する前面が開口した
キャビネット前面部に、扉を開閉自在に取り付けると
き、ピポットヒンジを用いたもの、あるいは旗蝶番を用
いたものが知られている。図7(a)は従来のピポット
ヒンジの拡大図と、それを扉に適用したキャビネットに
おける扉取付け構造を示した正面図であり、図7(b)
はヒンジ片を付け替えた状態のピポットヒンジの斜視図
である。図8(a)は旗蝶番の拡大図と、それを扉に適
用したキャビネットにおける扉取付け構造を示した正面
図であり、図8(b)は蝶番片を付け替えた状態の旗蝶
番の斜視図である。
【0003】図7(a)において、01はピポットヒン
ジであって、ヒンジ上片01aとヒンジ下片01bがピ
ン01cにより相互に回動でき、このピポットヒンジ0
1を扉02の左上方に取付ける場合は、ヒンジ上辺01
aの取付け部01a’をキャビネットの天板03側に、
ヒンジ下片01bの取付け部01b’を扉02側に取付
ける。同様に扉02の左下方にもピボットピン01を取
り付けることにより、扉02はキャビネットの左支柱0
4側にピン01cを中心として開閉自在に支持される。
【0004】一方、図8(a)において、05は旗蝶番
であって、蝶番上片05aと蝶番下片05bがピン05
cにより相互に回動自在に接続され、それぞれ脱落防止
のためのキャップ05a’、05b’がピン05cと嵌
合している。この旗蝶番05を扉06の左上方に取付け
る場合は、蝶番上片05aをキャビネットの左支柱07
側に、蝶番下片05bを扉側に取付ける。同様に扉04
の左下方にも旗蝶番05を取り付けることにより、扉0
6はキャビネットの左支柱07側にピン05cを中心と
して開閉自在に支持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7
(a)に示した従来のピポットピン方式は、扉02に対
する開閉位置を変えようとするとき、即ち右支柱04’
側を中心として開閉自在に支持しようとするとき、回動
中心を外側にするためには、上下のピポットピン01を
取り外し、図7(b)に示すように、ヒンジ上片01a
を下にし、ヒンジ下片01bを上にしてピン01cに付
け替える必要があった。
【0006】また、図8(a)に示した従来の旗蝶番方
式も、扉06に対する開閉位置を変えようとするとき、
即ち右支柱07’側を中心として開閉自在に支持しよう
とするとき、蝶番上片、下片05a、05bの支柱と扉
に対する取付け向きが決まっているから、上下の蝶番片
05a、05bを取り外し、図8(b)に示すように、
蝶番上片05aを下にし、蝶番下片05bを上にしてピ
ン05cに付け替える必要があった。
【0007】このように、扉の開閉位置を変えたいと
き、上述したように、ピポットピン01あるいは旗蝶番
05を分解して組み替えるか、予め左右専用の部品を用
意しておかなければならなかった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、蝶番を分解したり、専用の蝶番
を用意することなく、2部品で構成される蝶番で扉の開
閉位置を容易に変換できるようにしたキャビネットにお
ける扉取付け構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のキャビネットに
おける扉取付け構造は、左右支柱を有する前面が開口し
たキャビネット前面部と、前記左右支柱のどちら側にも
取付け可能な扉と、前記扉を上方部と下方部の少なくと
も2箇所で開閉支持する蝶番とで構成されるキャビネッ
トにおける扉取付け構造であって、前記蝶番は、前記支
柱に取付け可能な取付板と該取付板から突出する荷重支
持軸から成る第1支持体と、前記扉側に取付け可能な取
付板と前記荷重支持軸と回動可能に嵌合する受部から成
る第2支持体とで構成され、上方部において上から第1
支持体、第2支持体の順に組み付けた場合には、下方部
においては上から第2支持体、第1支持体の順に組み付
け、上方部において上から第2支持体、第1支持体の順
に組み付けた場合には、下方部においては上から第1支
持体、第2支持体の順に組み付けることを特徴としてい
る。この特徴により、扉を上下逆さまに回転させるだけ
で、扉の開閉位置を変えるための専用の蝶番を用意した
り、あるいは蝶番を分解することなく、第1支持体と第
2支持体の2部品で構成した簡素な構成の蝶番で、左右
のどちらの支柱にも扉を開閉支持させることが可能であ
る。
【0010】本発明のキャビネットにおける扉取付け構
造は、少なくとも一つの蝶番の前記第1支持体の取付板
は、前記荷重支持軸の突出側と対向する側に更に延在
し、前記第2支持体の取付板は、前記受部の嵌合側と対
向する側に更に延在していることが好ましい。このよう
にすれば、両支持体の取付板の支持面積が大きくなるの
で、扉を安定支持させることができる。
【0011】本発明のキャビネットにおける扉取付け構
造は、内側端部が上下方向に亘ってほぼ扉の厚み分だけ
奥行き方向に直角に切り欠いた段差部を形成した左右支
柱を有する前面が開口したキャビネット前面部と、前記
左右支柱のどちら側にも取付け可能な扉と、前記扉を開
閉支持する第1及び第2蝶番とで構成されるキャビネッ
トにおける扉取付け構造であって、前記第1蝶番は、前
記段差部の奥行き面に取付け可能な取付板と該取付板か
ら前記段差部の内側面に沿って直角に曲げられた連結片
と該連結片から下方に突出する荷重支持軸から成る第1
支持体を上にし、前記扉側に取付け可能な取付板と前記
荷重支持軸と回動可能に嵌合する受部から成る前記第2
支持体を下側にして組み付けられ、前記第2蝶番は、前
記段差部の奥行き面に取付け可能な取付板と該取付板か
ら前記段差部の内側面に沿って直角に曲げられた連結片
と該連結片から上方に突出する荷重支持軸から成る第3
支持体を下側にし、その受部を前記第3支持体の荷重支
持軸と回動可能に嵌合させた前記第2支持体を上側にし
て組み付けられ、前記扉の上方部に第1蝶番を取り付け
た場合には下方部に第2蝶番を、上方部に第2蝶番を取
り付けた場合には下方部に第1蝶番を取り付けることを
特徴としている。この特徴により、支柱の開口内側面側
に蝶番が取り付けにくいような状況でも、扉を上下逆さ
まに回転させるだけで、扉の開閉位置を変えるための専
用の蝶番を用意したり、蝶番を分解することなく、左右
のどちらの支柱にも扉を開閉支持させることができる。
【0012】本発明のキャビネットにおける扉取付け構
造は、前記扉が開閉支持される支柱の外側端部は所定の
角度で上下方向に亘って切り欠いてあることが好まし
い。このようにすれば、扉を180度以上開閉すること
ができる。
【0013】本発明のキャビネットにおける扉取付け構
造は、前記第1及び第3支持体の取付板は共に、前記荷
重支持軸の突出側と対向する側に更に延在し、前記第2
支持体の取付板は、前記受部の嵌合側と対向する側に更
に延在していることが好ましい。このようにすれば、3
つの支持体の取付板の支持面積が大きくなるので、扉を
安定支持させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を挙げ図面に基
づいて本発明のキャビネットにおける扉取付け構造につ
いて説明する。
【0015】図1は、右支柱に扉を開閉自在に支持した
本発明のキャビネットにおける扉取付け構造の分解斜視
図、図2は右支柱に扉を支持した場合の扉取付け構造の
部分断面図、図3の(a)は左支柱に扉を開閉自在に支
持した扉取付け構造の概略正面図であり(b)は右支柱
に扉を開閉自在に支持した扉取付け構造の概略正面図で
ある。
【0016】図1において、2はキャビネット本体であ
って、4本の支柱と天板4と底板6と扉8から成ってい
る。扉8が取り付けられるキャビネット2の前面部に形
成された開口10は左右の支柱12a、12bと上下の
桟12c、12dで構成され、扉8は右支柱12bに上
下2つの同一構造の蝶番14で開閉支持されている。
【0017】蝶番14は第1及び第2支持体16、18
で構成され、第1支持体16は、右支柱12bに取り付
けるための取付板16aとこの取付板16aから突出す
る荷重支持軸16bとを有している。取付板16aには
上下に2つの支柱用取付孔16a’が形成され、荷重支
持軸16bは径の大きい円柱荷重受け体16b’と、径
の小さい突出円柱体16b”で構成されている。
【0018】一方、第2支持体18は、扉8に取り付け
るための取付板18aと前記径の小さい突出円柱体16
b”を受け入れるための円柱孔が形成された受部18b
とを有し、この受部18bは径の小さい突出円柱体16
b”と回動可能に嵌合すると共に、取付板18aには扉
用取付孔18a’が形成されている。
【0019】このように、蝶番14は第1支持体16の
径の小さい突出円柱体16b”と第2支持体18の受部
18bとを互いに回動自在に嵌合させ、第1支持部材1
6を右支柱12bに、第2支持体18を扉8にそれぞれ
図2に示すように取付板16a、18aを介して取り付
ける。
【0020】取付位置は、少なくとも開口の上方部と下
方部に一箇所づづ設けるが、第1支持体16と第2支持
体18の取付け向きは、上方部において蝶番14を上か
ら第1支持体16,第2支持体18の順で組み付けた場
合には、下方部においては上から第2支持体18,第1
支持体16の順に組み付け、これとは逆に、上方部にお
いて上から第2支持体18,第1支持体16の順で組み
付けた場合には、下方部においては上から第1支持体1
6,第2支持体18の順に組み付ける。扉にかかる荷重
は第1支持体16の突出円柱体16b”が上向きになっ
た状態で組み付けられた方の蝶番で受けることになる。
従って、図1に示した蝶番の配列では下方部に配置した
蝶番14で荷重を受けることになる。
【0021】次に、図1に基づき、キャビネットの開口
10に向かって右側に配置されている右支柱12bに、
扉8を取付ける手順について説明する。先ず、下方部の
蝶番14の第1支持体16の取付板16aを右支柱12
bの2箇所のネジ穴部13−1に支柱用取付孔16a’
を介して螺合する。必要によりネジ穴部13−1より少
し上に形成したネジ穴部13−2にも第1支持体16を
取付ける。
【0022】これと前後して、下方部の蝶番14の第2
支持体18の取付板18aも扉8の2箇所のネジ穴部1
7−1に扉用取付孔18a’を介して螺合する。ネジ穴
部13−2に第1支持体16を取付けた場合には、ネジ
穴部17−1より少し上に形成したネジ穴部17−2に
も第2支持体18を取付ける。
【0023】第1支持体16を右支柱12bに、第2支
持体18を扉8側に取り付けた後、扉18を持ち上げ、
第2支持体18の受部18bを第1支持体16の径の小
さい突出円柱体16b”に嵌合させる。
【0024】このように、下方部の蝶番14の第1支持
体16により扉8の荷重を支持させた上で、次の上方部
の蝶番14を組み立てることができるので、組立位置合
わせが楽である。
【0025】上方部の蝶番14の取付けは、先に第2支
持体18を扉8に取り付け、受部18bに第1支持体1
6の径の小さい突出円柱体16b”を嵌合させてから、
第1支持体16を右支柱12bに取付ければよい。取付
位置は下方部の蝶番14の取付けと同様に、右支柱12
bにおいて、ネジ穴部13−4だけ使用するかネジ穴部
13−3も利用するかは適宜設計仕様に応じて選択して
決めればよい。第2支持体18の扉8に対する取付け
も、ネジ孔部17−4だけを使用するのか,ネジ穴部1
7−3も利用するのかは第1支持体16との関係で決定
する。
【0026】上方部の蝶番14では扉8の荷重は荷重支
持軸16bに作用しないので、扉8の荷重は下方部の蝶
番14のみで受けていることになる。なお、図1におい
て、20は左支柱に設けられたマグネットキャッチプレ
ートであって、不必要に扉8が開かないように磁力で扉
を閉状態に保持しておくものである。
【0027】本発明において重要なことは、上方部で使
用した蝶番と下方部で使用した蝶番は、その構造は同じ
物であるが、その取付け向きは上方部と下下方部で反対
になるようにすることである。そのために各支持体の取
付板は表裏どちらからも取り付けることができるように
形成されている。
【0028】このように構成しておけば、図3に示すよ
うに、右支柱12bに開閉支持していた扉(図3b)を
左支柱12aで回閉支持(図3a)させようとすると
き、上方部に付けてあった第1支持体16を180度ひ
っくり返して左支柱12a下方部に、下方部に付けてあ
った第1支持体16を左支柱12aの上方部に同様にし
て付け替え、扉8側の上下2つの第2支持体18はその
ままにして扉8を図3(a)に示すように、上下逆さま
になるように180度回転させるだけですむ。
【0029】上記した蝶番の取付けは、右支柱12bに
対して上から第1支持体16と第2支持体18とを組み
付けた上方部側の蝶番14と、上から第2支持体18と
第1支持体16とを組み付けた下方部側の蝶番14との
組合わせであり、荷重は下方の蝶番14で受けるように
したものであるが、これとは逆に、右支柱12bに対し
て上から第2支持体18と第1支持体16とを組み付け
た上方部側の蝶番14と、第1支持体16と第2支持体
18とを組み付けた下方部側の蝶番14と組合わせせ、
荷重は上方の蝶番14で受けるようにしたものであって
もよく、この場合も左支柱12aで回動支持させようと
するときは、扉8を上下逆さまになるように180度回
転させるようにすればよい。
【0030】上記説明からも解るように、扉8の荷重
は、一つの蝶番で支持しているので、その支持荷重に耐
えるために各支持体16,18の取付板16a,18a
の取付け面積を大きくすることは有利である。しかしこ
の場合、扉閉鎖時に面積を大きくした両取付板がぶつか
って干渉しないようにすることが必要である。
【0031】図4はこのような目的を達成するための、
蝶番の斜視図であって、2つの蝶番の内少なくとも荷重
がかかる方の蝶番の取付板の面積を大きくしたもので、
22は第1支持体、24は第2支持体であり、第1支持
体22の取付板22aは、荷重支持軸22bの突出側と
対向する側に延びており、支柱用取付孔22a’も3箇
所設けられている。第2支持体24の取付板24aも受
部24bの荷重支持軸22bとの嵌合側と対向する側に
延び、扉用取付け孔24a’が3つ設けられている。
【0032】このように、両取付板22a、24aの取
付け面積を大きくすることで扉に対する支持が安定す
る。また、取付け面積の拡大方向が、扉閉鎖時に互いの
取付板が干渉しない方向であるから、扉閉鎖状態で扉と
支柱との間に間隙が出来てしまう心配もない。
【0033】この拡大した面積の取付板22a,24a
を有する第1及び第2支持体22,24から成る蝶番
は、上下に使用する二つの蝶番の内、一方だけで十分で
あるが、上方と下方で蝶番の種類が違うと部品点数が多
くなるので、上下ともこの拡大した面積を有する蝶番を
用いる方がよい。
【0034】図5、図6には本発明の他の実施形態が示
されている。本第2実施形態は、例えば図2の破線で示
したように支柱12bの外側端部が切り欠かれていた
り、厚みtが十分でないときに、第1支持体16の取付
板16aを支柱内端部の直角に切り欠かれた段差部の奥
行き面12b−1に取り付けられるようにするものであ
る。
【0035】図5(a)は、第1蝶番25の分解斜視図
で、第1支持体26と第2支持体27から成り、第1支
持体26は、支柱側に取り付けるための取付孔26a’
が設けられている取付板26aと、これに直角に屈曲し
た連結片26bと、この連結片と一体的に設けた下方に
向けて突出する荷重支持軸26cで構成されている。
【0036】荷重支持軸26cは径の大きい円柱荷重受
け体26c’と、径の小さい突出円柱体26c”で構成
されている。一方、第2支持体27は、扉に取り付ける
ための扉用取付孔27a’が形成されている取付板27
aと、前記径の小さい突出円柱体26c”を受け入れる
ための円柱孔が形成された受部27bとを有し、この受
部27bは径の小さい突出円柱体26c”と回動可能に
嵌合する。
【0037】図5(b)は、第2蝶番28の分解斜視図
で、第2支持体27と第3支持体29から成り、第3支
持体29は、支柱側に取り付けるための取付孔29a’
が設けられている取付板29aと、これに直角に屈曲し
た連結片29bと、この連結片と一体的に設けた上方に
向けて突出する荷重支持軸29cで構成されている。
【0038】荷重支持軸29cは径の大きい円柱荷重受
け体29c’と、径の小さい突出円柱体29c”で構成
されている。一方、第2支持体27は、第1蝶番25の
第2支持体と同じ構造のものであり、扉に取り付けるた
めの扉用取付孔27a’が形成されている取付板27a
と、前記径の小さい突出円柱体29c”を受け入れるた
めの円柱孔が形成された受部27bとを有し、この受部
27bは径の小さい突出円柱体29c”と回動可能に嵌
合する。
【0039】図6は右支柱12bに扉8を開閉支持した
場合の本発明の第2実施形態に係る扉取付け構造の部分
断面図であり、右支柱12bはその内側端部に、上下方
向に亘ってほぼ扉8の厚み分だけ直角に切り欠いた段差
部が形成されている。段差部は直交する奥行き面12b
−1と内側面12b−2を有し、第1支持体26と第3
支持体29の取付板26aと29a(第3支持体29は
第1支持体26の下になり図示されていない)がそれぞ
れの取付孔26a’(29a’)を介して奥行き面12
b−1に取り付けられている。取付け板26a(29
a)に続く直角に曲がった連結片26b(29b)は段
差部の直角に切り欠かれた内側面12b−2に沿って延
びている。
【0040】第1支持体26を一番上にして、第1支持
体26と第2支持体27を組み付けて第1蝶番25と
し、下方に配置する第2蝶番28は上に第2支持体27
を下に第3支持体29を配して組み付ける。このように
組み付けることにより、扉の荷重は第2蝶番28で受け
ることができ、左支柱に扉を取り付けるには蝶番を新し
いものに取り代えることなく、ただ180度旋回させれ
ばよいことは第1実施形態の場合と同じである。また、
第2蝶番28を上方に、第1蝶番25を下方に使用して
も荷重を受ける位置が上方になるだけで、他は変わらな
いことは第1実施形態で既に述べたとおりである。
【0041】本第2実施形態においては、第2支持体2
7の取付け板27aは受部27bとほぼ同じ幅のものと
したが、取付け安定性等を考慮して、受部27bの嵌合
側と対向する側を延ばして広い面積にし、取り付け孔2
7a’も3つ設けるようにしてもよい。
【0042】また、図6に示すように、右支柱12bの
外側端部12b’は所定の角度で上下方向に亘って切り
欠いたもので、このようにすることで、扉8を2点鎖線
で示すように180度以上回動することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0044】(a)請求項1の発明によれば、扉を上下
逆さまに回転させるだけで、専用の蝶番を用意したりあ
るいは蝶番を分解することなく、第1支持体と第2支持
体の2部品で構成した簡素な構成の蝶番で、左右のどち
らの支柱にも扉を開閉支持させることが可能である。
【0045】(b)請求項2の発明によれば、扉を上下
逆さまに回転させるだけで、専用の蝶番を用意したりあ
るいは蝶番を分解することなく、同一構造の蝶番で左右
のどちらの支柱にも扉を開閉支持させることができる。
【0046】(c)請求項3の発明によれば、支柱の開
口内側面側に蝶番が取り付けにくいような状況でも、扉
を上下逆さまに回転させるだけで、扉の開閉位置を変え
るための専用の蝶番を用意したり、蝶番を分解すること
なく、左右のどちらの支柱にも扉を開閉支持させること
ができる。
【0047】(d)請求項4の発明によれば、扉を18
0度以上開閉することができる。
【0048】(e)請求項5の発明によれば、3つの支
持体の取付板の支持面積が大きくなるので、扉を安定支
持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】右支柱に扉を開閉自在に支持した本発明のキャ
ビネットにおける扉取付け構造の分解斜視図である。
【図2】右支柱に扉を支持した場合の扉取付け構造の部
分断面図である。
【図3】(a)は左支柱に扉を開閉自在に支持した扉取
付け構造の概略正面図であり、(b)は右支柱に扉を開
閉自在に支持した扉取付け構造の概略正面図である。
【図4】蝶番の他の変形例を示す斜視図である。
【図5】(a)は本発明の第2実施形態に使用される第
1蝶番の分解斜視図であり、(b)は同じく第2蝶番の
分解斜視図である。
【図6】右支柱に扉を開閉支持した場合の本発明の第2
実施形態に係る扉取付け構造の部分断面図である。
【図7】(a)は従来のピポットヒンジの拡大図と、そ
れを扉に適用したキャビネットにおける扉取付け構造を
示した正面図であり、(b)はヒンジ片を付け替えた状
態のピポットヒンジの斜視図である。
【図8】(a)は従来の旗蝶番の拡大図と、それを扉に
適用したキャビネットにおける扉取付け構造を示した正
面図であり、(b)は蝶番片を付け替えた状態の旗蝶番
の斜視図である。
【符号の説明】
2 キャビネット 4 天板 6 底板 8 扉 10 開口 12a 左支柱 12b 右支柱 12b−1 奥行き面 12b−2 内側面 12b’ 外側端部 13−1,13−2, ネジ穴部 13−3,13−414 蝶番 16 第1支持体 16a 取付板 16a’ 支柱用取付孔 16b 荷重支持軸 16b’ 円柱荷重受け体 16b” 突出円柱体 17−1,17−2, ネジ穴部 17−3,17−418 第2支
持体 18a 取付板 18a’ 扉用取付孔 18b 受部 20 マグネットキャッチプレー
ト 22 第1支持体 22a 取付板 22a’ 支柱用取付孔 22b 荷重支持軸 24 第2支持体 24a 取付板 24a’ 扉用取付孔 24b 受部 25 第1蝶番 26 第1支持体 26a 取付板 26a’ 支柱用取付孔 26b 連結片 26c 荷重支持軸 26c’ 円柱荷重受け体 26c” 突出円柱体 27 第2支持体 27a 取付板 27a’ 扉用取付孔 27b 受部 28 第2蝶番 29 第3支持体 29a 取付板 29a’ 支柱用取付孔 29b 連結片 29c 荷重支持軸 29c’ 円柱荷重受け体 29c” 突出円柱体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右支柱を有する前面が開口したキャビ
    ネット前面部と、前記左右支柱のどちら側にも取付け可
    能な扉と、前記扉を上方部と下方部の少なくとも2箇所
    で開閉支持する蝶番とで構成されるキャビネットにおけ
    る扉取付け構造であって、前記蝶番は、前記支柱に取付
    け可能な取付板と該取付板から突出する荷重支持軸から
    成る第1支持体と、前記扉側に取付け可能な取付板と前
    記荷重支持軸と回動可能に嵌合する受部から成る第2支
    持体とで構成され、上方部において上から第1支持体、
    第2支持体の順に組み付けた場合には、下方部において
    は上から第2支持体、第1支持体の順に組み付け、上方
    部において上から第2支持体、第1支持体の順に組み付
    けた場合には、下方部においては上から第1支持体、第
    2支持体の順に組み付けることを特徴とするキャビネッ
    トにおける扉取付け構造。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの蝶番の前記第1支持体
    の取付板は、前記荷重支持軸の突出側と対向する側に更
    に延在し、前記第2支持体の取付板は、前記受部の嵌合
    側と対向する側に更に延在している請求項1に記載のキ
    ャビネットにおける扉取付け構造。
  3. 【請求項3】 内側端部が上下方向に亘ってほぼ扉の厚
    み分だけ奥行き方向に直角に切り欠いた段差部を形成し
    た左右支柱を有する前面が開口したキャビネット前面部
    と、前記左右支柱のどちら側にも取付け可能な扉と、前
    記扉を開閉支持する第1及び第2蝶番とで構成されるキ
    ャビネットにおける扉取付け構造であって、前記第1蝶
    番は、前記段差部の奥行き面に取付け可能な取付板と該
    取付板から前記段差部の内側面に沿って直角に曲げられ
    た連結片と該連結片から下方に突出する荷重支持軸から
    成る第1支持体を上にし、前記扉側に取付け可能な取付
    板と前記荷重支持軸と回動可能に嵌合する受部から成る
    前記第2支持体を下側にして組み付けられ、前記第2蝶
    番は、前記段差部の奥行き面に取付け可能な取付板と該
    取付板から前記段差部の内側面に沿って直角に曲げられ
    た連結片と該連結片から上方に突出する荷重支持軸から
    成る第3支持体を下側にし、その受部を前記第3支持体
    の荷重支持軸と回動可能に嵌合させた前記第2支持体を
    上側にして組み付けられ、前記扉の上方部に第1蝶番を
    取り付けた場合には下方部に第2蝶番を、上方部に第2
    蝶番を取り付けた場合には下方部に第1蝶番を取り付け
    ることを特徴とするキャビネットにおける扉取付け構
    造。
  4. 【請求項4】 前記扉が開閉支持される支柱の外側端部
    は所定の角度で上下方向に亘って切り欠いた請求項3に
    記載のキャビネットにおける扉取付け構造。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第3支持体の取付板は共
    に、前記荷重支持軸の突出側と対向する側に更に延在
    し、前記第2支持体の取付板は、前記受部の嵌合側と対
    向する側に更に延在している請求項3または4に記載の
    キャビネットにおける扉取付け構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008277713A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Nec Lighting Ltd 筐体
JP2011088559A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 鉄道用器具箱
JP2011208768A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Toto Ltd ヒンジ構造
CN102865000A (zh) * 2011-07-07 2013-01-09 深圳日海通讯技术股份有限公司 门框铰链结构及机柜

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