JP4764495B2 - 電子機器収納筐体の扉構造 - Google Patents
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Description
また、特別なヒンジや追加部品を必要とせず、1種類の扉を右開き用と左開き用に兼用することができる電気電子機器収納用キャビネットが特許文献2に記載されている。このキャビネットは、キャビネット本体に、上下複数のヒンジによって扉を枢着した電気電子機器収納用キャビネットである。キャビネット本体の上下のヒンジ取り付け位置をキャビネット本体の上下端部から等距離とし、扉の上下のヒンジ取り付け位置も扉の上下端部から等距離とする。扉はキャビネット本体よりも若干小さく形成しておき、扉の下面がキャビネット設置面と接触しないようにする。また扉の上端部に隙間塞部材を着脱自在に装着し、扉の上端からキャビネット本体が見えないようにする。キャビネット本体開口部には左右両側の一方にヒンジ金具が配置される。一方、扉の縁部には、ヒンジ金具に対応するヒンジ受け金具が配置される。上端のヒンジ金具は、下方へ突出した軸を有し、下端のヒンジ金具は、上方へ突出した軸を有し、軸はそれぞれヒンジ受け金具に挿入される。
したがって、この出願に係る発明は、筐体に対する着脱が容易で、閉鎖位置では扉体の取り外しが不可能となり、また一種類の扉を右開き用、左開き用に兼用することができ、筐体の設置現場において任意に開き方向を変更することができる扉構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためのこの出願に係る発明の第1の扉構造は、内部に電子機器を収納し、前面側に開口部7を有する筐体1と、閉鎖時に筐体1の開口部7を閉塞する扉体2と、扉体2を筐体1に枢支する上下少なくとも2つのヒンジ11とを具備する。筐体1は、開口部7の周囲に上下の横枠3,4と左右の縦枠5、6とを有する。扉体2は、筐体1の開口部7を閉塞することができる矩形の前板8と、閉鎖時にこの前板8の左右側縁から筐体1の奥行き方向後方へ直角に延びる左右側板9,10とを有する。ヒンジ11は、扉体2を筐体1の左右いずれかの縦枠5,6に枢支する。ヒンジ11は、筐体1の一方の縦枠5,6に固着される台座12と、この台座12に枢支される回転羽根13と、回転羽根13に取り付けられる扉係合部材14とを具備する。回転羽根13は扉体2を吊支する。扉係合部材14は、回転羽根13に扉体2を着脱自在に結合する。回転羽根13は、互いにほぼ直角に接合する第1及び第2の翼片22,23と、両翼片の接合部に設けられる枢支部24と、両翼片22,23の対向内側面25,26間を接続する支持板27とを具備する。枢支部24は、台座12との間に縦軸20を貫通させて台座12に枢支される。支持板27は、両翼片22,23の直角に向き合う内側面25,26間を水平に架橋するように両翼片22,23の上下方向中央に設けられる。第1の翼片22の内側面25は、扉体2の前板8の前面と密着する前板密着面となり、第2の翼片23の内側面26は、扉体2の左右いずれかの側板9,10の外面に密着する側板密着面となる。扉係合部材14は、回転羽根13の支持板27上に設けられ、前板密着面25との間に前板8の板厚に対応する前板挟持間隙33を形成すると共に、側板密着面25との間に側板10の板厚に対応する側板挟持間隙34を形成する形状を有する。扉体2は、ヒンジ11に対応する高さ位置の一方の側縁に係合開口39を有する。係合開口39は、回転羽根13の支持板27と扉係合部材14とを受け入れることができるように、側板10と前板8に連続して形成される。係合開口39に、回転羽根13の支持板27と扉係合部材14とを受け入れ、前板挟持間隙33と側板挟持間隙34に、それぞれ前板8又は側板10における係合開口39の上縁部を落とし込むことによって、扉体2を回転羽根13に吊り止めることができるように構成される。
図1,2において、1は電子機器を収納する筐体、2は筐体1の開口部7を開閉する扉体である。図2によく示すように、筐体1は、上下の横枠3,4と左右の縦枠5,6に囲まれた矩形の開口部7を前面側に有する。扉体2は、閉鎖時に筐体1の開口部7を閉塞することができる矩形の前板8と、閉鎖時にこの前板8の左右側縁から筐体1の奥行き方向である後方へ直角に延びる左右側板9,10とを有する。図示の実施例では、扉体2の一方の側縁(図1において右側縁)には、前板8と側板10を含む四角筒状の中空補強枠40が形成される(図10,12)。扉体2は、上下2つのヒンジ11によって、筐体1の右縦枠6(図1〜3)又は左縦枠5(図4,5)に枢支される。上下2つのヒンジ11の取り付け位置は、筐体1の上下端部から等距離であり、また上下2つのヒンジ11の扉体2に対する接続位置も扉体2の上下端部から等距離である。以下、ヒンジ11が、右縦枠6に取り付けられる場合について説明する。
図10,15によく示すように、台座12は、互いにほぼ直角に接合する取り付け板15と吊り板16とを具備する。取り付け板15は、筐体1の縦枠6の前面に固着される。吊り板16は、取り付け板15の一端から直角に前方へ起立する。吊り板16は、固着状態において筐体1の外側面と平行な外側面17と、その反対側の内側面18とを有する。内側面18からは、抜け止め突起19が突出する。吊り板16の前端縁には、縦軸20を貫通させて回転羽根13を枢支する軸挿部21が設けられる。
2 扉体
3 上横枠
4 下横枠
5 左縦枠
6 右縦枠
7 開口部
8 前板
9 左側板
10 右側板
11 ヒンジ
12 台座
13 回転羽根
14 扉係合部材
15 取り付け板
16 吊り板
17 外側面
18 内側面
19 抜け止め突起
20 縦軸
21 軸挿部
22 第1の翼片
23 第2の翼片
24 枢支部
25 前板密着面
26 側板密着面
27 支持板
28 当接面
29 貫通孔
30 ねじ
31 第1の側面
32 第2の側面
33 前板挟持間隙
34 側板挟持間隙
35 弾性挟持片
36 対向側面
37 段付き斜面
38 上段部
39 下段部
40 中空補強枠
41 ロックハンドル装置
42 受け金具
43 ロックハンドルの本体
44 ハンドル
45 ロッド
46 掛け金具
47 ボルト孔
48 貫通孔
49 取り付け開口
Claims (4)
- 上下の横枠と左右の縦枠に囲まれた矩形の開口部を前面側に有し、内部に電子機器収納する筐体と、
閉鎖時に前記筐体の開口部を閉塞することができる矩形の前板と、閉鎖時にこの前板の左右側縁から前記筐体の奥行き方向後方へ直角に延びる左右側板とを有する扉体と、
この扉体を前記筐体の左右いずれかの縦枠に枢支する上下少なくとも2つのヒンジとを具備し、
前記ヒンジは、前記筐体の一方の縦枠に固着される台座と、この台座に枢支され前記扉体を吊り止める回転羽根と、この回転羽根に扉体を結合するために取り付けられる扉係合部材とを具備し、
前記回転羽根は、互いにほぼ直角に接合する第1及び第2の翼片と、両翼片の接合部において前記台座との間に縦軸を貫通させて台座に枢支される枢支部と、両翼片の直角に向き合う内側面間を水平に架橋するように両翼片の上下方向中央に設けられる支持板とを具備し、第1の翼片の内側面は、前記扉体の前板の前面と密着する前板密着面とされ、第2の翼片の内側面は、扉体の左右いずれかの側板の外面に密着する側板密着面とされ、
前記扉係合部材は、前記回転羽根の支持板上に設けられ、前板密着面との間に前板の板厚に対応する前板挟持間隙を形成すると共に、側板密着面との間に側板の板厚に対応する側板挟持間隙を形成する形状を有し、
前記扉体は、前記ヒンジに対応する位置の一方の側板と前板に連続して形成される係合開口を有し、この係合開口は前記回転羽根の支持板と前記扉係合部材とを受け入れ可能に構成され、回転羽根と扉係合部材との間に形成される前記前板挟持間隙と側板挟持間隙に係合開口の上縁部を落とし込むことによって、回転羽根に吊り止め可能に構成されることを特徴とする電子機器収納筐体の扉構造。 - 前記ヒンジを構成する台座と回転羽根の組立体は、これを上下転倒させることにより、ヒンジの取り付け位置を前記筐体の左右に変更可能に構成され、
前記扉係合部材は、回転羽根の支持板に対して着脱自在で、筐体に対するヒンジの左右取り付け位置の変更に対応して、支持板の上面となる側に選択的に取り付け可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器収納筐体の扉構造。 - 前記ヒンジを構成する台座は、前記筐体の一方の縦枠の前面に固着される取り付け板と、固着状態において縦枠の外縁に沿い、取り付け板の一端から直角に前方へ起立する吊り板とを具備し、
前記吊り板は、固着状態において縦枠の外方側に面する外側面と、その反対側の内側面とを有し、この内側面から突出する抜け止め突起と、前端縁に沿って前記縦軸を貫通させて前記回転羽根の枢支部を枢支する軸挿部とをさらに具備し、
前記ヒンジを構成する回転羽根の第2の翼片は、前記側板密着面の反対側に、閉鎖位置において前記吊り板の内側面に当接可能な当接面を有すると共に、前記吊り板の抜け止め突起を側板密着面側へ突出させるように貫通させる貫通孔を有し、当接面が吊り板の内側面に当接した閉鎖位置において、回転羽根の第1の翼片の前板密着面が前記筐体の前面と平行に配置されて、扉体が筐体の開口部を閉塞するように構成され、
前記扉体の一方の側板は、前記ヒンジの回転羽根に吊られたときに第2の翼片の貫通孔に連続する貫通孔を具備し、閉鎖位置において前記吊り板の抜け止め突起が貫通孔を貫通することにより、扉体がヒンジから離脱不可能となるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器収納筐体の扉構造。 - 前記扉体における前板の他方の側縁部に装着されるロックハンドル装置と、前記筐体における他方の縦枠の前面に固着される受け金具とをさらに具備し、
前記ロックハンドル装置は、前記前板の前方から施解錠操作可能なハンドルを具備する本体と、ハンドルの施解錠操作に応じて上下動可能に前板の裏面側に上下方向に延びるように設けられ上下端に前記受け金具に係脱可能な掛け金具を具備するロッドとを具備し、
前記扉体は、前板の他方の側縁における上下方向中央部に、ロックハンドルの本体を上下方向変更自在に嵌合させるための取り付け開口を有し、
前記筐体における左右の縦枠の同高さ位置には、選択的に前記ヒンジの台座又は前記受け金具をねじ止めするためのボルト孔が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器収納筐体の扉構造。
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