JP2002274648A - 廃棄物輸送方法およびシステム - Google Patents

廃棄物輸送方法およびシステム

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JP2002274648A
JP2002274648A JP2001075399A JP2001075399A JP2002274648A JP 2002274648 A JP2002274648 A JP 2002274648A JP 2001075399 A JP2001075399 A JP 2001075399A JP 2001075399 A JP2001075399 A JP 2001075399A JP 2002274648 A JP2002274648 A JP 2002274648A
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JP2001075399A
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English (en)
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Yuichiro Takei
雄一郎 武井
Tadashi Kato
忠 加藤
Toru Kishimoto
亨 岸本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を輸送する経路の各時点における廃棄
物を監視し、廃棄物の不法投棄や不法積込みを含む不正
処理を適確に検出し得る廃棄物輸送方法およびシステム
を提供する。 【解決手段】 各分別廃棄物1を各々個別容器3に収容
し、容器3に無線タグ5aまたはICカード5bを装着
し、無線タグ5aまたはICカード5bに廃棄重量Aを
含む情報を書き込み、トラックへの搭載前後で分別廃棄
物1の搬入重量B、搬出重量Cを含む情報を無線タグ5
aまたはICカード5bに書き込んで輸送し、最終処理
場でも分別廃棄物1の搬入重量Dを含む情報を無線タグ
5aまたはICカード5bに書き込み、該センタで無線
タグ5aまたはICカード5bに書き込んだ各重量を比
較し、各重量が等しい場合は適正輸送、等しくない場合
は不適正輸送と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物が輸送途中
において例えば不法投棄または不法積込みなどのような
不正処理されないように廃棄物発生現場から廃棄物処理
場まで廃棄物を輸送する廃棄物輸送方法およびシステム
に関し、更に詳しくは、循環型経済システムの構築を目
標とした廃棄物処理の分野に有効な廃棄物輸送方法およ
びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場で排出される廃棄物は、大量か
つ多品種であり、自然界に悪影響を及ぼす物質や物体か
ら構成されている廃棄物も多数存在する。従って、この
ような廃棄物の不法投棄は環境保護の立場からも未然に
防止し、例えば廃棄物の輸送の途中で不法投棄が行われ
ないようにする必要がある。
【0003】近年、建設廃材のリサイクルシステムの構
築の検討委員会が設けられ、建設廃材の適正処理が考案
されている段階である。環境保護の立場から建設廃材の
リサイクル方法の提案とともに不法投棄の防止方法は重
要な課題である。建設廃材が発生する建設現場からリサ
イクルあるいは処分を目的とした建設廃材処理工場まで
の建設廃材の輸送過程において、建設廃材が減少あるい
は増加していないことを確認する必要がある。現状では
建設業者、輸送業者、廃棄処理業者により目視により確
認されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、建設廃材が輸送過程における不法投棄や不法積込み
などで増減していないかどうかを確認するのに、建設業
者、輸送業者、廃棄処理業者が建設廃材を目視で検査し
ているため、不法投棄や不法積込みなどを適確に検出で
きないとともに、これらの各業者が不正処理を行った場
合には当然不法投棄や不法積込みなどを検出できないと
いう問題がある。
【0005】また、不法投棄や不法積込みなどが発生し
た場合に、建設現場、輸送中、最終処理のどの段階で発
生したのであるかがわからないという問題がある。
【0006】そして、上述したような問題により、例え
ば首都圏近郊の野山などに建設廃材が不法投棄された
り、または野焼きされるなどの問題が多発している。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、廃棄物を輸送する経路の各時
点における廃棄物を監視し、廃棄物の不法投棄や不法積
込みを含む不正処理を適確に検出し得る廃棄物輸送方法
およびシステムを提供するこにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、廃棄物を収容し、かつこ
の収容した時点において廃棄物の情報を書き込まれたデ
ータ書込み読出し可能記憶媒体の取り付けられた容器を
輸送手段に搭載して輸送する経路上の各時点において当
該廃棄物の情報を前記記憶媒体に書き込み、この書き込
まれた廃棄物情報に基づき廃棄物処理の適正を判別する
廃棄物管理装置を利用した廃棄物輸送方法であって、前
記廃棄物管理装置は、前記収容時点の廃棄物情報および
前記各時点において前記記憶媒体に書き込まれた廃棄物
情報を読み出すステップと、この読み出された収容時点
の廃棄物情報および各時点の廃棄物情報を互いに比較
し、各廃棄物情報間の整合性を判別するステップと、前
記整合性がとれた場合、適正処理と判定し、整合性がと
れない場合、不適正処理と判定するステップとを有する
ことを要旨とする。
【0009】請求項1記載の本発明にあっては、容器へ
の収容時点の廃棄物情報および各時点において記憶媒体
に書き込まれた廃棄物情報を互いに比較し、各廃棄物情
報間の整合性を判別し、整合性がとれた場合、適正処理
と判定し、整合性がとれない場合、不適正処理と判定す
るため、廃棄物を輸送する場合において行われた不法投
棄や不法積込みなどの不正処理を適確に検出することが
できるとともに、どの時点でこのような不正処理が行わ
れたかも適確に特定することができる。
【0010】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記記憶媒体が、無線を用いて非
接触でデータの書込みおよび読出しが可能な無線タグま
たはICカードを含み、前記各時点が、廃棄物を輸送手
段に搭載する搭載時点、廃棄物を輸送手段から降ろす時
点、および廃棄物を輸送手段から廃棄物処理業者に受け
渡す受渡し時点を含み、前記廃棄物情報が、廃棄物の重
量情報を含み、前記整合性を判別するステップが、前記
各時点における廃棄物の重量を比較し、各時点すべての
重量が等しい場合、適正と判別し、等しくない場合、不
適正と判定することを要旨とする。
【0011】請求項2記載の本発明にあっては、記憶媒
体として無線を用いて非接触でデータの書込みおよび読
出しが可能な無線タグまたはICカードを使用するた
め、非接触で廃棄物情報を容易かつ迅速に書き込むこと
ができ、また各時点が廃棄物の搭載時点、降ろす時点、
および受渡し時点であるため、どの段階、すなわちどの
業者で不正処理が行われたかを適確に判定することがで
き、更に廃棄物情報として廃棄物の重量情報を含み、こ
の廃棄物の重量比較により適正または不適正の判定を適
確に行うことができる。
【0012】更に、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載の発明において、前記廃棄物情報として、前記収容
時点においては廃棄者名、廃棄現場住所、廃棄物名、廃
棄時刻を更に含み、前記搭載時点においては輸送者名、
搭載時刻、搭載場所名、輸送手段名、輸送区間名を更に
含み、前記降ろす時点においては降ろした時刻、降ろし
た場所名を更に含み、前記受渡し時点においては廃棄物
処理業者名、受渡し時刻、廃棄物処理終了時刻、廃棄物
処理場所名を更に含むことを要旨とする。
【0013】請求項3記載の本発明にあっては、廃棄物
情報として、収容時点においては廃棄者名、廃棄現場住
所、廃棄物名、廃棄時刻を更に含み、搭載時点において
は輸送者名、搭載時刻、搭載場所名、輸送手段名、輸送
区間名を更に含み、降ろす時点においては降ろした時
刻、降ろした場所名を更に含み、前記受渡し時点におい
ては廃棄物処理業者名、受渡し時刻、廃棄物処理終了時
刻、廃棄物処理場所名を更に含む。
【0014】請求項4記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記廃棄物管理装置が、正規の廃棄物輸
送情報を予め記録した情報記憶部を有し、前記記憶媒体
に各時点において書き込まれた廃棄物情報と前記情報記
憶部に記録されている廃棄物輸送情報とを比較し、この
比較の結果に基づき廃棄物の輸送の適正を判別すること
を要旨とする。
【0015】請求項4記載の本発明にあっては、廃棄物
管理装置は記憶媒体に各時点において書き込まれた廃棄
物情報と情報記憶部に記録されている廃棄物輸送情報と
を比較し、この比較の結果に基づき廃棄物の輸送の適正
を判別するため、両情報が一致する場合には、分別廃棄
物は適正に輸送され、この輸送は適正輸送であると判定
することができ、両情報が一致しない場合には、分別廃
棄物は途中で何らかの不法投棄や不法積込みがあった可
能性があり、この分別廃棄物の輸送は不適正輸送である
と判定することができる。
【0016】また、請求項5記載の本発明は、廃棄物を
収容し、かつこの収容した時点において廃棄物の情報を
書き込まれたデータ書込み読出し可能記憶媒体の取り付
けられた容器を輸送手段に搭載して輸送する経路上の各
時点において当該廃棄物の情報を前記記憶媒体に書き込
み、この書き込まれた廃棄物情報に基づき廃棄物処理の
適正を判別する廃棄物管理装置を利用した廃棄物輸送シ
ステムであって、前記廃棄物管理装置は、前記収容時点
の廃棄物情報および前記各時点において前記記憶媒体に
書き込まれた廃棄物情報を読み出す廃棄物情報読出し手
段と、この読み出された収容時点の廃棄物情報および各
時点の廃棄物情報を互いに比較し、各廃棄物情報間の整
合性を判別する整合性判別手段と、前記整合性がとれた
場合、適正処理と判定し、整合性がとれない場合、不適
正処理と判定する適正判定手段とを有することを要旨と
する。
【0017】請求項5記載の本発明にあっては、容器へ
の収容時点の廃棄物情報および各時点において記憶媒体
に書き込まれた廃棄物情報を互いに比較し、各廃棄物情
報間の整合性を判別し、整合性がとれた場合、適正処理
と判定し、整合性がとれない場合、不適正処理と判定す
るため、廃棄物を輸送する場合において行われた不法投
棄や不法積込みなどの不正処理を適確に検出することが
できるとともに、どの時点でこのような不正処理が行わ
れたかも適確に特定することができる。
【0018】更に、請求項6記載の本発明は、請求項5
記載の発明において、前記記憶媒体が、無線を用いて非
接触でデータの書込みおよび読出しが可能な無線タグま
たはICカードを含み、前記各時点が、廃棄物を輸送手
段に搭載する搭載時点、廃棄物を輸送手段から降ろす時
点、および廃棄物を輸送手段から廃棄物処理業者に受け
渡す受渡し時点を含み、前記廃棄物情報が、廃棄物の重
量情報を含み、前記整合性判別手段が、前記各時点にお
ける廃棄物の重量を比較し、各時点すべての重量が等し
い場合、適正と判別し、等しくない場合、不適正と判定
する手段を有することを要旨とする。
【0019】請求項6記載の本発明にあっては、記憶媒
体として無線を用いて非接触でデータの書込みおよび読
出しが可能な無線タグまたはICカードを使用するた
め、非接触で廃棄物情報を容易かつ迅速に書き込むこと
ができ、また各時点が廃棄物の搭載時点、降ろす時点、
および受渡し時点であるため、どの段階、すなわちどの
業者で不正処理が行われたかを適確に判定することがで
き、更に廃棄物情報として廃棄物の重量情報を含み、こ
の廃棄物の重量比較により適正または不適正の判定を適
確に行うことができる。
【0020】請求項7記載の本発明は、請求項6記載の
発明において、前記廃棄物情報として、前記収容時点に
おいては廃棄者名、廃棄現場住所、廃棄物名、廃棄時刻
を更に含み、前記搭載時点においては輸送者名、搭載時
刻、搭載場所名、輸送手段名、輸送区間名を更に含み、
前記降ろす時点においては降ろした時刻、降ろした場所
名を更に含み、前記受渡し時点においては廃棄物処理業
者名、受渡し時刻、廃棄物処理終了時刻、廃棄物処理場
所名を更に含むことを要旨とする。
【0021】また、請求項8記載の本発明は、請求項5
記載の発明において、前記廃棄物管理装置が、正規の廃
棄物輸送情報を予め記録した情報記憶部と、前記記憶媒
体に書き込まれた情報と前記情報記憶部に記録されてい
る情報とを比較し、この比較の結果に基づき廃棄物の輸
送の適正を判別する手段とを有することを要旨とする。
【0022】請求項8記載の本発明にあっては、廃棄物
管理装置は記憶媒体に各時点において書き込まれた廃棄
物情報と情報記憶部に記録されている廃棄物輸送情報と
を比較し、この比較の結果に基づき廃棄物の輸送の適正
を判別するため、両情報が一致する場合には、分別廃棄
物は適正に輸送され、この輸送は適正輸送であると判定
することができ、両情報が一致しない場合には、分別廃
棄物は途中で何らかの不法投棄や不法積込みがあった可
能性があり、この分別廃棄物の輸送は不適正輸送である
と判定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
廃棄物輸送方法を説明するための図である。同図に示す
廃棄物輸送方法においては、建設現場で発生した建設廃
棄物は、例えば木材、コンクリート、プラスチック、金
属、繊維、紙、その他に分別され、それぞれ個別容器3
に収容または移動される。なお、図1において、複数の
個別容器3内に符号1a,1b,1c,1d,1e,1
f,1gで示す矩形は、それぞれ分別された木材、コン
クリート、プラスチック、金属、繊維、紙などの分別廃
棄物を示しているものであり、これらの各々を総称して
言及する場合には、分別廃棄物1と称することにする。
【0024】このような分別廃棄物1を収容した各個別
容器3には、図1の建設現場の下部に図示するように無
線を用いて非接触でデータの書込みおよび読出しが可能
な無線タグ(以下、図面上ではRFID(Radio Freque
ncy Identification Tag)と図示する)5aまたはIC
カード5bが装着される。なお、無線タグ5aは自律発
信式でもよいし、そうでなくてもよい。
【0025】このように個別容器3に装着された無線タ
グ5aまたはICカード5bには、この個別容器3に収
容された分別廃棄物1に関する情報、すなわち図示する
ように「廃棄者名称」「廃棄現場住所」「廃棄物名称」
「廃棄重量A」「廃棄日時」などの廃棄物情報が建設現
場において書き込まれる。廃棄重量Aは、この建設現場
で個別容器3に収容された時点の分別廃棄物1の重量で
ある。なお、このように書き込まれた「廃棄者名称」
「廃棄現場住所」「廃棄物名称」「廃棄重量A」「廃棄
日時」を廃棄関連情報と称することにする。
【0026】なお、建設現場には、無線タグ5aまたは
ICカード5bに情報を書き込むための専用書込装置が
設けられていて、この専用書込装置を用いて、前記廃棄
関連情報を無線タグ5aまたはICカード5bに書き込
むようになっている。
【0027】上述したように廃棄物情報を書き込まれた
無線タグ5aまたはICカード5bを装着された個別容
器3に収容された各分別廃棄物1は、個別容器3に収容
された状態で、図1の「輸送」セクションで示すよう
に、輸送手段である例えばトラックに搭載されるととも
に、この搭載時点の前後において各分別廃棄物1の重量
が測定され、搭載時点に前において測定された分別廃棄
物1の重量は「搬入重量B」とし、搭載時点の後におい
て測定された分別廃棄物1の重量は「搬出重量C」とし
て無線タグ54aまたはICカード5bに書き込まれ
る。
【0028】この重量の書込みに加えて、「輸送者名
称」「搬入日時」「搬出日時」「搬入場所」「搬送体
名」「輸送区間」「搬出場所」などの各情報も同図に示
すように無線タグ5aまたはICカード5bに書き込ま
れるようになっている。なお、このように書き込まれた
「輸送者名称」「搬入重量B」「搬出重量C」「搬入日
時」「搬出日時」「搬入場所」「搬送体名」「輸送区
間」「搬出場所」を輸送関連情報と称することにする。
【0029】なお、輸送セクションには、建設現場と同
様に、無線タグ5aまたはICカード5bに情報を書き
込むための専用書込装置が輸送基地と輸送手段に設置さ
れていて、輸送基地設置の専用書込装置によって輸送手
段への搭載前の「搬入重量B」が例えば「輸送者名称」
「搬入日時」「搬入場所」「搬送体名」「輸送区間」な
どとともに無線タグ5aまたはICカード5bに書き込
まれ、輸送手段設置の専用書込装置によって輸送手段へ
の搭載後の「搬出重量C」が例えば「搬出日時」「搬出
場所」などとともに無線タグ5aまたはICカード5b
に書き込まれるようになっている。
【0030】上述したように、廃棄関連情報、輸送関連
情報が書き込まれた無線タグ5aまたはICカード5b
を装着された個別容器3に収容された各分別廃棄物1
は、輸送手段で輸送されて、最終処理場に搬送される。
そして、この最終処理場において各分別廃棄物1の重量
が測定され、この測定された各分別廃棄物1の重量は、
「搬入重量D」として無線タグ5aまたはICカード5
bに書き込まれる。
【0031】また、この「搬入重量D」の書込みに加え
て、「最終処理業者名称」「搬入日時」「処理終了日
時」「最終処理場所」などの情報が書き込まれるように
なっている。なお、このように書き込まれた「最終処理
業者名称」「搬入重量D」「搬入日時」「処理終了日
時」「最終処理場所」を最終処理関連情報と称すること
にする。
【0032】なお、最終処理場にも、建設現場や輸送セ
クションと同様に、無線タグ5aまたはICカード5b
に情報を書き込むための専用書込装置が設置されてい
て、この専用書込装置を用いて、前記最終処理関連情報
を無線タグ5aまたはICカード5bに書き込むように
なっている。
【0033】上述したように、各分別廃棄物1を収容し
た各個別容器3に装着された無線タグ5aまたはICカ
ード5bに書き込まれた内容は、最終処理終了後に無線
タグ5aまたはICカード5bを廃棄物管理センタに送
付することにより、廃棄物管理センタに設けられた専用
読取装置で読み取られるようになっている。
【0034】廃棄物管理センタは、前記専用読取装置を
内蔵する廃棄物管理装置を有している。この廃棄物管理
装置は、上述したように建設現場、輸送セクション、最
終処理場で無線タグ5aまたはICカード5bに書き込
まれた廃棄物情報を専用読取装置で読み取られ、この読
み取った廃棄物情報のうち、前記建設現場で書き込んだ
廃棄重量A、輸送セクションで書き込んだ搬入重量Bお
よび搬出重量C、前記最終処理場で書き込んだ搬入重量
Dを互いに比較して、各廃棄物情報間の整合性を判別
し、この結果、整合性がとれ、次式を満たす場合には、
すなわち次式が真ならば、分別廃棄物1は適正に輸送さ
れ、この輸送は適正輸送であると判定される。
【0035】
【数1】 廃棄重量A=搬入重量B=搬出重量C=搬入重量D また、整合性がとれず、上記式を満たさない場合、すな
わち上記式が偽ならば、分別廃棄物1は途中で何らかの
不法投棄や不法積込みがあった可能性があり、この分別
廃棄物1の輸送は不適正輸送であると判定されるように
なっている。
【0036】また、本発明の他の実施形態においては、
前記廃棄物管理装置は、予め正規の廃棄物輸送情報を記
録した情報記憶部を有していて、各分別廃棄物1を収容
した個別容器3に装着されている無線タグ5aまたはI
Cカード5bに各部門で各時点において書き込まれた廃
棄物情報と前記情報記憶部に記録されている廃棄物輸送
情報とを比較し、この比較の結果に基づき廃棄物の輸送
の適正を判別するようにも構成されている。
【0037】すなわち、前記情報記憶部に予め記憶され
ている廃棄物輸送情報は、上述した廃棄関連情報、輸送
関連情報、および最終処理関連情報と同じ情報を含んで
いるものであり、この廃棄物輸送情報を無線タグ5aま
たはICカード5bに各部門の各時点で書き込まれた廃
棄物情報と比較し、両情報が一致する場合には、分別廃
棄物1は適正に輸送され、この輸送は適正輸送であると
判定されるが、両情報が一致しない場合には、分別廃棄
物1は途中で何らかの不法投棄や不法積込みがあった可
能性があり、この分別廃棄物1の輸送は不適正輸送であ
ると判定されるものである。なお、この情報記憶部に予
め記憶される廃棄物輸送情報のうち、重量情報以外の名
称、場所、日時、区間などの情報は予め正確に計画して
記憶することができる。そして、重量についても同様
に、例えば各個別容器3にはどの種類の分別廃棄物1の
場合には、どの程度の重量が収容できるかを予め把握す
ることができるので、各分別廃棄物毎に収容重量を決
め、この収容重量まで収容するように各業者に徹底する
ことにより容易に可能なことである。
【0038】図2は、図1に示す実施形態において各場
所、すなわち建設現場、輸送基地、輸送手段、最終処理
場で使用される前記専用書込装置の一例を示す図であ
る。同図に示す専用書込装置としては、タグデータ書込
み機13を使用し、このタグデータ書込み機13によっ
て無線タグ5aまたはICカード5bに廃棄物情報を書
き込むようになっているものである。
【0039】具体的には、同図に示すように、重量秤7
に分別廃棄物1を載置することにより、この重量秤7で
分別廃棄物1の廃棄物輸送重量が測定され、更に入力端
末9で業者名称、現場名称、廃棄物名称などの情報が入
力され、最後に時計11から日時情報が入力されると、
これらのすべての情報はタグデータ書込み機13に伝達
され、タグ書込み機13から無線タグ5aまたはICカ
ード5bに無線で書き込まれるようになっているもので
ある。
【0040】なお、タグデータ書込み機13によって無
線タグ5aまたはICカード5bに最終的に書き込まれ
る廃棄物情報は、上述した「廃棄者名称」「廃棄現場住
所」「廃棄物名称」「廃棄重量A」「廃棄日時」からな
る廃棄関連情報、「輸送者名称」「搬入重量B」「搬出
重量C」「搬入日時」「搬出日時」「搬入場所」「搬送
体名」「輸送区間」「搬出場所」からなる輸送関連情
報、および「最終処理業者名称」「搬入重量D」「搬入
日時」「処理終了日時」「最終処理場所」からなる最終
処理関連情報である。
【0041】図3は、図1の実施形態において廃棄物管
理センタで使用される前記専用読取装置の一例を示す図
である。同図に示す専用読取装置は、タグデータ読出し
機15を使用し、このタグデータ読出し機15によって
無線タグ5aまたはICカード5bに書き込まれた廃棄
物情報を読み出し、この読み出した廃棄物情報を入力端
末17から出力するようになっているものである。
【0042】なお、タグデータ読出し機15で無線タグ
5aまたはICカード5bから読み出される廃棄物情報
は、上述した「廃棄者名称」「廃棄現場住所」「廃棄物
名称」「廃棄重量A」「廃棄日時」からなる廃棄関連情
報、「輸送者名称」「搬入重量B」「搬出重量C」「搬
入日時」「搬出日時」「搬入場所」「搬送体名」「輸送
区間」「搬出場所」からなる輸送関連情報、および「最
終処理業者名称」「搬入重量D」「搬入日時」「処理終
了日時」「最終処理場所」からなる最終処理関連情報で
あることは勿論のことである。
【0043】次に、図4および図5に示すフローチャー
トおよび図6、図7に示す不正処理説明図を参照して、
図1に示す実施形態の作用について説明する。
【0044】まず、建設現場において搬出された建設廃
棄物は、例えば木材、コンクリート、プラスチック、金
属、繊維、紙、その他に分別され、それぞれ個別容器3
に符号1a,1b,1c,1d,1e,1f,1gで示
すように収容される(ステップS11)。このように分
別された各分別廃棄物1は、個別容器3に収容される前
において重量測定が行われ、この測定された分別廃棄物
1自身の重量は廃棄重量Aとされる。
【0045】なお、この重量測定は分別廃棄物1を個別
容器3に収容した後に行い、この個別容器3を含んだ重
量から個別容器3の重量を減算することにより、分別廃
棄物1自身の真の重量を算出するようにしてもよいもの
であり、以降の説明では単に分別廃棄物1の重量測定を
行うと記載するも、この重量測定は上記いずれの方法で
測定したものであってもよいものであるが、実際の場面
において分別廃棄物1を個別容器3に収容した状態で重
量測定を行い、その後に個別容器3の重量を減算するこ
とにより算出されるものと考えられる。
【0046】次に、上述したように各分別廃棄物1を収
容した個別容器3には無線タグ5aまたはICカード5
bが装着される(ステップS13)。なお、この無線タ
グ5aまたはICカード5bの個別容器3への装着は、
こ時点で行う必要はなく、建設現場において早めに取り
付けられていてもよいし、または各個別容器3には予め
無線タグ5aまたはICカード5bが取り付けられてい
てもよいものであるが、無線タグ5aまたはICカード
5bは個別容器3から取り外し可能であることが好まし
い。
【0047】次に、各分別廃棄物1を収容した個別容器
3に装着された無線タグ5aまたはICカード5bに専
用書込装置を用いて、前記廃棄重量Aを含む「廃棄者名
称」「廃棄現場住所」「廃棄物名称」「廃棄日時」から
なる廃棄関連情報が書き込まれる(ステップS15)。
【0048】このように無線タグ5aまたはICカード
5bに廃棄重量Aを含む廃棄関連情報が書き込まれる
と、この無線タグ5aまたはICカード5bが装着さ
れ、かつ分別廃棄物1を収容した個別容器3は、輸送手
段であるトラックに搭載されるが、この搭載される前に
輸送基地において分別廃棄物1の重量測定が行われ、こ
の重量は搬入重量Bとされる。そして、この搬入重量B
を含む「輸送者名称」「搬入日時」「搬入場所」「搬送
体名」「輸送区間」からなる輸送関連情報の一部からな
る廃棄物情報が専用書込装置で分別廃棄物1を収容した
個別容器3の無線タグ5aまたはICカード5bに書き
込まれる(ステップS17)。
【0049】次に、分別廃棄物1を収容した個別容器3
を輸送トラックに搭載する(ステップS19)。そし
て、この搭載された時点で分別廃棄物1の重量測定を行
い、この重量を搬出重量Cとし、こ搬出重量Cを含む
「搬出日時」「搬出場所」からなる輸送関連情報の残り
からなる廃棄物情報が専用書込装置で分別廃棄物1を収
容した個別容器3の無線タグ5aまたはICカード5b
に書き込まれる(ステップS21)。
【0050】このように搬入重量Bおよび搬出重量Cを
含む輸送関連情報を更に無線タグ5aまたはICカード
5bに書き込まれた個別容器3は、輸送トラックで輸送
されて、最終処理場に至る(ステップS23)。
【0051】最終処理場では、トラック輸送されてきた
分別廃棄物1の重量測定を行い、その重量を搬入重量D
とし、この搬入重量Dを含む「最終処理業者名称」「搬
入日時」「処理終了日時」「最終処理場所」からなる最
終処理関連情報である廃棄物情報が無線タグ5aまたは
ICカード5bに書き込まれる(ステップS25)。
【0052】次に、最終処理場では、個別容器3に装着
されていた無線タグ5aまたはICカード5bを廃棄物
管理センタに送付する(ステップS27)。
【0053】廃棄物管理センタにおいては、前記廃棄物
管理装置が内蔵している専用読取装置により無線タグ5
aまたはICカード5bに書き込まれている廃棄物情
報、すなわち「廃棄者名称」「廃棄現場住所」「廃棄物
名称」「廃棄重量A」「廃棄日時」からなる廃棄関連情
報、「輸送者名称」「搬入重量B」「搬出重量C」「搬
入日時」「搬出日時」「搬入場所」「搬送体名」「輸送
区間」「搬出場所」からなる輸送関連情報、および「最
終処理業者名称」「搬入重量D」「搬入日時」「処理終
了日時」「最終処理場所」からなる最終処理関連情報が
読み取られる(ステップS29)。
【0054】廃棄物管理センタの廃棄物管理装置は、こ
のように読み取った廃棄物情報のうちの各重量情報を比
較し、廃棄重量A、搬入重量B、搬出重量C、搬入重量
Dのすべてが等しいか否か、すなわち廃棄重量A=搬入
重量B=搬出重量C=搬入重量Dが真であるかまたは偽
であるかを判定する(ステップS31)。
【0055】この比較の結果、廃棄重量A、搬入重量
B、搬出重量C、搬入重量Dのすべてが等しい場合、す
なわち廃棄重量A=搬入重量B=搬出重量C=搬入重量
Dが真である場合には、分別廃棄物1は適正に輸送さ
れ、この輸送は適正輸送であると判定される(ステップ
S33)。
【0056】しかしながら、前記比較の結果、廃棄重量
A、搬入重量B、搬出重量C、搬入重量Dのすべてが等
しくない場合、すなわち廃棄重量A=搬入重量B=搬出
重量C=搬入重量Dが偽である場合には、分別廃棄物1
は途中で何らかの不法投棄や不法積込みがあった可能性
があり、この分別廃棄物1の輸送は不適正輸送であると
判定される(ステップS35)。
【0057】このように不適正輸送と判定された場合に
おいて、更に各重量を比較した結果、図6(a)に示す
ように廃棄重量Aが搬入重量Bよりも大きい場合には、
建設現場から輸送セクションに至るまでの間で積み忘
れ、不法投棄、盗難、紛失などの発生があったと判定さ
れる(ステップS37)。
【0058】また、図6(b)に示すように、廃棄重量
Aが搬入重量Bより小さい場合には、建設現場から輸送
セクションに至るまでの間で不法積込みの発生があった
と判定される(ステップS39)。
【0059】更に、図6(c)に示すように、廃棄重量
Aと搬入重量Bは等しいが、両者よりも搬出重量Cが小
さい場合には、建設現場と輸送セクションに至るまでの
間では適正に処理されていたが、輸送セクションの輸送
基地で重量測定した後、輸送トラックに搭載するまでの
間、すなわち輸送トラックへの搭載の途中で積み忘れ、
不法投棄、盗難、紛失などの発生があったと判定される
(ステップS41)。
【0060】次に、図6(d)に示すように、廃棄重量
Aと搬入重量Bが等しいが、両者よりも搬出重量Cが大
きい場合には、建設現場と輸送セクションに至るまでの
間では適正に処理されていたが、輸送セクションの輸送
基地で重量測定した後、輸送トラックに搭載するまでの
間、すなわち輸送トラックへの搭載の途中で不法積込み
などの発生があったと判定される(ステップS43)。
【0061】また、図7(a)に示すように、廃棄重量
Aと搬入重量Bと搬出重量Cが等しいが、これらよりも
搬入重量Dが小さい場合には、建設現場から輸送搭載ま
での経路では適正に処理されていたが、輸送と最終処理
場との間で積み忘れ、不法投棄、盗難、紛失などの発生
があったと判定される(ステップS45)。
【0062】更に、図7(b)に示すように、廃棄重量
Aと搬入重量Bと搬出重量Cが等しいが、これらよりも
搬入重量Dが大きい場合には、建設現場から輸送搭載ま
での経路では適正に処理されていたが、輸送と最終処理
場との間で不法積込みなどの発生があったと判定される
(ステップS47)。
【0063】なお、上記実施形態では、無線タグ5aま
たはICカード5bに廃棄物情報を記憶するようにして
いるが、本発明はこれに限定されるものでなく、データ
書込み読出し可能な任意の記憶媒体を使用することがで
きるものである。また、無線タグ5aまたはICカード
5bへの廃棄物情報の書き込みも建設現場、輸送搭載前
および後、最終処理場に限定されるものでなく、廃棄物
の不法投棄や不法積込みなどを適確に検出し得る任意の
場所および任意の各時点において行ってもよいものであ
る。
【0064】また、上記実施形態では、廃棄物として建
設現場で搬出された廃棄物について説明しているが、本
発明は、このような廃棄物に限定されるものでなく、そ
の他の廃棄物にも適用し得るものであるとともに、また
分別された廃棄物である必要もなく、本発明は分別され
ていない廃棄物にも同様に適用し得るものである。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
容器への収容時点の廃棄物情報および各時点において記
憶媒体に書き込まれた廃棄物情報を互いに比較して、各
廃棄物情報間の整合性を判別し、整合性がとれた場合、
適正処理と判定し、整合性がとれない場合、不適正処理
と判定するので、廃棄物を輸送する場合において行われ
た不法投棄や不法積込みなどの不正処理を適確に検出す
ることができるとともに、どの時点でこのような不正処
理が行われたかも適確に特定することができる。
【0066】また、本発明によれば、記憶媒体として無
線を用いて非接触でデータの書込みおよび読出しが可能
な無線タグまたはICカードを使用するので、非接触で
廃棄物情報を迅速かつ効率的に書き込んだり、読み込む
ことができ、また各時点が廃棄物の搭載時点、降ろす時
点、および受渡し時点であるので、どの業者で不正処理
が行われたかを適確に判定することができ、更に廃棄物
情報として廃棄物の重量情報を含み、この廃棄物の重量
比較により適正または不適正の判定を適確に行うこがで
きる。
【0067】更に、本発明によれば、廃棄物管理装置は
記憶媒体に各時点において書き込まれた廃棄物情報と情
報記憶部に記録されている廃棄物輸送情報とを比較し、
この比較の結果に基づき廃棄物の輸送の適正を判別する
ので、両情報が一致する場合には、分別廃棄物は適正に
輸送され、この輸送は適正輸送であると判定することが
でき、両情報が一致しない場合には、分別廃棄物は途中
で何らかの不法投棄や不法積込みがあった可能性があ
り、この分別廃棄物の輸送は不適正輸送であると判定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る廃棄物輸送方法を説
明するための図である。
【図2】図1に示す実施形態において各場所、すなわち
建設現場、輸送基地、輸送手段、最終処理場で使用され
る前記専用書込装置の一例を示す図である。
【図3】図1の実施形態において廃棄物管理センタで使
用される前記専用読取装置の一例を示す図である。
【図4】図1に示す廃棄物輸送方法の処理手順の一部を
示すフローチャートである。
【図5】図1に示す廃棄物輸送方法の処理手順の残りを
示すフローチャートである。
【図6】図1に示す廃棄物輸送方法における不正処理を
説明するための図である。
【図7】図1に示す廃棄物輸送方法における別の不正処
理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 分別廃棄物 3 個別容器 5a 無線タグ 5b ICカード 9,17 入力端末 11 時計 13 タグ書込み機 15 タグデータ読出し機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 亨 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA31 AA46 DA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を収容し、かつこの収容した時点
    において廃棄物の情報を書き込まれたデータ書込み読出
    し可能記憶媒体の取り付けられた容器を輸送手段に搭載
    して輸送する経路上の各時点において当該廃棄物の情報
    を前記記憶媒体に書き込み、この書き込まれた廃棄物情
    報に基づき廃棄物処理の適正を判別する廃棄物管理装置
    を利用した廃棄物輸送方法であって、 前記廃棄物管理装置は、 前記収容時点の廃棄物情報および前記各時点において前
    記記憶媒体に書き込まれた廃棄物情報を読み出すステッ
    プと、 この読み出された収容時点の廃棄物情報および各時点の
    廃棄物情報を互いに比較し、各廃棄物情報間の整合性を
    判別するステップと、 前記整合性がとれた場合、適正処理と判定し、整合性が
    とれない場合、不適正処理と判定するステップとを有す
    ることを特徴とする廃棄物輸送方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体は、無線を用いて非接触で
    データの書込みおよび読出しが可能な無線タグまたはI
    Cカードを含み、 前記各時点は、廃棄物を輸送手段に搭載する搭載時点、
    廃棄物を輸送手段から降ろす時点、および廃棄物を輸送
    手段から廃棄物処理業者に受け渡す受渡し時点を含み、 前記廃棄物情報は、廃棄物の重量情報を含み、 前記整合性を判別するステップは、前記各時点における
    廃棄物の重量を比較し、各時点すべての重量が等しい場
    合、適正と判別し、等しくない場合、不適正と判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の廃棄物輸送方法。
  3. 【請求項3】 前記廃棄物情報として、前記収容時点に
    おいては廃棄者名、廃棄現場住所、廃棄物名、廃棄時刻
    を更に含み、前記搭載時点においては輸送者名、搭載時
    刻、搭載場所名、輸送手段名、輸送区間名を更に含み、
    前記降ろす時点においては降ろした時刻、降ろした場所
    名を更に含み、前記受渡し時点においては廃棄物処理業
    者名、受渡し時刻、廃棄物処理終了時刻、廃棄物処理場
    所名を更に含むことを特徴とする請求項2記載の廃棄物
    輸送方法。
  4. 【請求項4】 前記廃棄物管理装置は、 正規の廃棄物輸送情報を予め記録した情報記憶部を有
    し、 前記記憶媒体に各時点において書き込まれた廃棄物情報
    と前記情報記憶部に記録されている廃棄物輸送情報とを
    比較し、この比較の結果に基づき廃棄物の輸送の適正を
    判別することを特徴とする請求項1記載の廃棄物輸送方
    法。
  5. 【請求項5】 廃棄物を収容し、かつこの収容した時点
    において廃棄物の情報を書き込まれたデータ書込み読出
    し可能記憶媒体の取り付けられた容器を輸送手段に搭載
    して輸送する経路上の各時点において当該廃棄物の情報
    を前記記憶媒体に書き込み、この書き込まれた廃棄物情
    報に基づき廃棄物処理の適正を判別する廃棄物管理装置
    を利用した廃棄物輸送システムであって、 前記廃棄物管理装置は、 前記収容時点の廃棄物情報および前記各時点において前
    記記憶媒体に書き込まれた廃棄物情報を読み出す廃棄物
    情報読出し手段と、 この読み出された収容時点の廃棄物情報および各時点の
    廃棄物情報を互いに比較し、各廃棄物情報間の整合性を
    判別する整合性判別手段と、 前記整合性がとれた場合、適正処理と判定し、整合性が
    とれない場合、不適正処理と判定する適正判定手段とを
    有することを特徴とする廃棄物輸送システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体は、無線を用いて非接触で
    データの書込みおよび読出しが可能な無線タグまたはI
    Cカードを含み、 前記各時点は、廃棄物を輸送手段に搭載する搭載時点、
    廃棄物を輸送手段から降ろす時点、および廃棄物を輸送
    手段から廃棄物処理業者に受け渡す受渡し時点を含み、 前記廃棄物情報は、廃棄物の重量情報を含み、 前記整合性判別手段は、前記各時点における廃棄物の重
    量を比較し、各時点すべての重量が等しい場合、適正と
    判別し、等しくない場合、不適正と判定する手段を有す
    ることを特徴とする請求項5記載の廃棄物輸送システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記廃棄物情報として、前記収容時点に
    おいては廃棄者名、廃棄現場住所、廃棄物名、廃棄時刻
    を更に含み、前記搭載時点においては輸送者名、搭載時
    刻、搭載場所名、輸送手段名、輸送区間名を更に含み、
    前記降ろす時点においては降ろした時刻、降ろした場所
    名を更に含み、前記受渡し時点においては廃棄物処理業
    者名、受渡し時刻、廃棄物処理終了時刻、廃棄物処理場
    所名を更に含むことを特徴とする請求項6記載の廃棄物
    輸送システム。
  8. 【請求項8】 前記廃棄物管理装置は、 正規の廃棄物輸送情報を予め記録した情報記憶部と、 前記記憶媒体に書き込まれた情報と前記情報記憶部に記
    録されている情報とを比較し、この比較の結果に基づき
    廃棄物の輸送の適正を判別する手段とを有することを特
    徴とする請求項5記載の廃棄物輸送システム。
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