JP2002274502A - 粉体充填装置および粉体充填方法 - Google Patents
粉体充填装置および粉体充填方法Info
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Abstract
高い充填密度および充填速度を実現する。 【解決手段】 粉体容器4に粉体の供給を行うホッパー
またはロート2と粉体容器4とを着脱自在に接続した
後、空気吸引管3を粉体容器4内部に挿入する。容器回
転手段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を水
平方向に回転する。このとき粉体容器4は充填口を中心
に回転されているため、充填口部分において充填粉体の
流入部が外側に、容器内空気の流出部が中心側に分離さ
れる。これにより粉体と空気との置換速度が速くなり、
粉体の落下速度を高速化することができる。さらに、粉
体容器4内部の空気を空気分離部7により分離し、空気
吸引管3を介して粉体容器4の外部に排出する。これに
より充填密度が高く充填速度の速い粉体充填を実現す
る。
Description
充填するための粉体充填装置および粉体充填方法に関
し、特に粉体容器への充填率を高める粉体充填装置およ
び粉体充填方法に関する。
の粉体充填装置および粉体充填方法としては様々なもの
および方法が知られている。粉体が充填される容器とし
ては、粉体が複写機やプリンタ用のトナーであるときは
カードリッジ、化粧品や食料品であるときにはガラスま
たはプラスチック製ビン等が用いられるほか、ビニール
袋等も用いられる。また、粉体充填装置の一般的なもの
としては、棒状の回転軸に螺旋翼を付けたオーガーを回
転させることにより、粉体を計量し、押し出すものが知
られている。
粉体充填装置を示す構成図である。この粉体充填装置に
おいて粉体は、図示しない大型のホッパーや保管容器等
から、オーガー25を有するホッパーまたはロート2に
一旦入れられる。その後、粉体はオーガー25の回転に
よりホッパーまたはロート2の底面の開口部からコンベ
アー27上の粉体容器4に計量されながら充填される。
コンベアー27上を移動する各粉体容器4は粉体の充填
前にその風袋を計量される。そのデータ基づいてオーガ
ー25の回転数を駆動モータ26の回転数により制御す
ることにより一定量の粉体を充填する。また、充填後の
粉体容器4の重量を再度計量し、充填前に測定された風
袋との重量差により充填量を算出する。この時、許容容
量範囲に満たないものや超えるものを除外することによ
り一定の充填量を実現している。
沈降するのに時間を要するため、能率的に充填を行うこ
とができない。さらには、高密度に充填を行うことがで
きないという問題があった。
に開示される「粉体充填方法および装置」が提案されて
いる。これは、粉体を粉体容器内で自然に沈降させるの
ではなく、積極的に空気を分離して高密度化を図るもの
である。図13において上記公報に開示される粉体充填
装置の実施形態を示す。この粉体充填装置においては、
ロート(図示しない)が広口の粉体容器4の粉体供給口
15に着脱自在に接続されている。ロート内には空気吸
引管3が配管され、容器内へ延出した空気吸引管3の一
端側には粉体から空気を分離するための空気分離部28
が取り付けられている。また、ロート外へ延出した空気
吸引管3の他端側には減圧源が接続されている。
を図14において示す。空気分離部28は、空気吸引管
3の先端部が多数の穴群30を有することにより構成さ
れる。または、さらにその周囲に目の細かいふるい網ま
たはフィルタからなる層32を有して構成される。
図13を用いて説明する。まず、充填ノズル29を介し
て粉体を粉体容器4内へ供給し、所定量の粉体が粉体容
器4内に供給された後に減圧源を駆動する。これによ
り、空気分離部28において粉体容器4内の空気と粉体
とを分離する。その後、分離した空気を空気分離部28
から空気吸引管3内へ吸引し、粉体容器4外部へ排出す
ることにより粉体の充填を行う。
発明によれば、粉体容器内部の空気を吸引することによ
って、従来の方法に比べ高速高密度に粉体の充填を行う
ことができた。
生産性を向上させるため、より高速度に、より高密度に
粉体容器に粉体を充填する粉体充填装置および粉体充填
方法を実現することが求められている。また、それにと
もなって高い作業能率を確保するため、良好なメンテナ
ンス性を有する粉体充填装置装置の実現が求められてい
る。
であり、上記公報に開示される発明よりも、高速度およ
び高密度に粉体を充填することを実現した粉体充填装置
および粉体充填方法を提供することを目的とする。
離を均一に行い、粉体容器への粉体の充填量を高める粉
体充填装置および粉体充填方法を提供することを目的と
する。
を有する分離手段を備えた粉体充填装置を提供すること
を目的とする。
め、請求項1記載の粉体充填装置は、粉体容器に粉体を
供給する供給手段と、供給手段と粉体容器とを接続する
接続手段と、粉体容器内の粉体と空気とを分離する分離
手段を先端部に有し、分離手段が分離した空気を粉体容
器外に排出する排出手段と、粉体容器の充填口を中心
に、粉体容器全体を水平方向に回転する回転手段とを有
することを特徴としている。
充填装置において、分離手段は、メッシュの細かいふる
い網またはフィルタの層である分離層を有することを特
徴としている。
充填装置において、分離手段は、粗密度の異なるメッシ
ュのふるい網またはフィルタによる、複数の層による分
離層を有することを特徴としている。
充填装置において、分離層の外層は、粗密度が粗い層で
あることを特徴としている。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、粉体容器内
の粉体の充填量に応じて、排出手段を移動する移動手段
をさらに有することを特徴としている。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、分離手段に
加圧空気を供給する加圧手段をさらに有することを特徴
としている。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、粉体容器に
振動を加える加振手段をさらに有することを特徴として
いる。
充填装置において、加振手段は粉体容器の側面と、底面
と、から加振を行い、鉛直方向と水平方向との振動を粉
体容器に加えることを特徴としている。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、粉体と空気
との分離に用いる吸引負圧を制御する負圧手段をさらに
有することを特徴としている。
体充填装置において、負圧手段は、吸引負圧を変動する
ことを特徴としている。
体充填装置において、負圧手段は、吸引負圧を間欠発生
することを特徴としている。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、供給手
段は、2回以上に分けて粉体容器に粉体を供給し、分離
手段および排出手段は、粉体が供給されるたび毎に分離
および排出を行うことを特徴としている。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、排出手
段は複数に分岐した先端部を有し、各先端部にそれぞれ
分離手段を有することを特徴としている。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、排出手
段は、粗密度の異なるメッシュを組み合わせた複数の層
により構成されることを特徴としている。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、分離手
段は、洗浄により目詰まりが解消されることを特徴とし
ている。
充填される粉体容器と粉体を供給する粉体供給手段とを
接続する接続工程と、粉体容器の充填口を中心に粉体容
器全体を水平方向に回転する回転工程と、粉体容器に粉
体の供給する供給工程と、粉体容器に供給された粉体
と、粉体容器内の空気と、を分離する分離工程と、分離
工程において分離された粉体容器内の空気を、粉体容器
外へ排出する排出工程とを有することを特徴としてい
る。
粉体充填方法において、分離工程は、メッシュの細かい
ふるい網またはフィルタの層を用いて粉体と粉体容器内
の空気とを分離することを特徴としている。
粉体充填方法において、分離工程は、粗密度の異なるメ
ッシュのふるい網またはフィルタの積層を用いて粉体と
粉体容器内の空気とを分離することを特徴としている。
粉体充填方法において、分離工程は粗いメッシュのふる
い網またはフィルタによる外層を有する積層を用いて粉
体と粉体容器内の空気とを分離することを特徴としてい
る。
9のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、排出
工程の後段に、粉体容器内の粉体の充填量に応じて排出
手段を移動させる移動工程をさらに有することを特徴と
している。
0のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、分離
工程を実行する分離手段に対して、加圧空気を供給する
加圧工程を最後段に有することを特徴としている。
1のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、回転
工程の後段に、粉体容器へ振動を加える加振工程をさら
に有することを特徴としている。
粉体充填方法において、加振工程において、粉体容器の
側面と、底面と、から加振を行い、鉛直方向と水平方向
との振動を粉体容器に加えることを特徴としている。
3のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、分離
工程の後段に、粉体容器内の空気の排出に用いられる吸
引負圧を制御する負圧工程をさらに有することを特徴と
している。
粉体充填方法において、負圧工程は吸引負圧を変動する
ことを特徴としている。
粉体充填方法において、負圧工程は吸引負圧を間欠発生
することを特徴としている。
6のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、供給
工程から排出工程までの各工程をサイクルとして複数回
実行することにより、粉体容器への粉体の充填を複数段
階に分けて行うことを特徴としている。
7のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、分離
工程は、複数の分離手段を用いて粉体と粉体容器内の空
気とを分離することを特徴としている。
8のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、分離
工程は、第1の分離手段と、第1の分離手段と異なる第
2の分離手段とを用いて、粉体と粉体容器内の空気とを
分離することを特徴としている。
9のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、分離
工程は、洗浄により目詰まりが解消される分離手段を用
いて粉体と、粉体容器内の空気とを分離することを特徴
としている。
による粉体充填装置または粉体充填方法を好適に実施し
た第1の実施形態について図面を用いて説明する。図1
は本実施形態による粉体充装置の構成を示す概略図であ
る。本実施形態による粉体充填装置1は、ホッパーまた
はロート2、空気吸引管3、ターンテーブル5、容器回
転手段18を有する。
2は粉体容器4に粉体を供給する。空気吸引管3は先端
部に粉体と空気との分離を行う空気分離部7を有する。
ターンテーブル5は粉体容器4の搬送を行う。また、容
器回転手段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体
を水平方向に回転する。一方、粉体容器4は一端に粉体
を充填する粉体供給口15および空気吸引管挿入口19
を有する。
ないエアシリンダのピストンロッドが連結されている。
このエアシリンダを駆動することによりホッパーまたは
ロート2を昇降し、その切り出し部6を粉体容器4の粉
体供給口15に抜き差しする。
動作を図2に示す。図2は本実施形態における粉体供給
装置1の動作の流れを表すフローチャートである。本実
施形態においては、まず粉体充填装置1のホッパーまた
はロート2と粉体容器4とを着脱自在に接続する(ステ
ップS101)。接続が完了すると容器回転手段18
は、粉体容器4の充填口を中心に容器全体を水平方向に
回転する(ステップS102)。
体容器4に粉体供給口15を介して粉体の供給を開始す
る(ステップS103)。このとき粉体容器4は容器回
転手段18によって回転されているため、充填口部分に
おいて充填粉体の流入部が外側に、容器内空気の流出部
が中心側に分離される。これにより、粉体と空気との置
換速度が速くなり、粉体の落下速度が高速化される。
を開始する際は、空気吸引管3を減圧源に接続する。こ
れにより粉体容器4内の空気を空気分離部7において分
離し、空気吸引管3内に吸引する。これに伴い、ホッパ
ーまたはロート2内の空気が粉体容器4内に吸引される
ため、充填開始直後にはホッパーまたはロート2から粉
体容器4への粉体の流入が円滑に行われる。
定量のトナーが充填された後、空気分離部7は粉体容器
4内に充填された粉体に含まれた空気を分離する(ステ
ップS104)。これにより、粉体容器内に充填された
粉体の空気含有率が低くなり、粉体容器4内の粉体の充
填密度が高くなるとともに粉体の充填量が増大する。
3内に吸引される。空気吸引管3内に吸引された空気は
粉体容器4の外部に排出される(ステップS105)。
規定量の充填が終了すると(ステップS106/Y)、
全ての動作を停止して充填作業を終了する(ステップS
107)。
体充填方法によれば、従来の粉体充填装置または粉体充
填方法よりも充填速度の高速化、設備の簡略化、および
設備の小型化が可能となり、充填工程における生産性の
向上および充填装置のコストダウンを行うことができ
る。
充填装置および粉体充填方法を好適に実施した第2の実
施形態について説明する。本実施形態による粉体充填装
置は図1において示した第1の実施形態による粉体充填
装置1と同様であり、ホッパーまたはロート2、空気吸
引管3、ターンテーブル5、容器回転手段18を有す
る。
2は粉体容器4に粉体を供給する。空気吸引管3は先端
部に粉体と空気とを分離する空気分離部7を有する。タ
ーンテーブル5は粉体容器4の搬送を行う。また、容器
回転手段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を
水平方向に回転する。一方、粉体容器4は一端に粉体を
充填する粉体供給口15および空気吸引管挿入口19を
有する。
図14において図示した従来技術による空気分離部28
とは異なる構造である。図3に本実施形態における空気
分離部7の断面の構成を示す。本実施形態において空気
分離部7は、メッシュの細かいふるい網またはフィルタ
からなる層として内層8、中間層9、および外層10を
有している。
はそれぞれ粗密さの異なるふるい網またはフィルタから
なることを特徴とする。このような構成によれば、空気
吸引部の全面において空気の吸引を行うことができるた
め、空気を均一にかつ十分に吸引することができる。こ
れにより粉体容器4内に高い充填密度で粉体を充填する
ことが可能となる。
はフィルタを用いることができるため、目詰まり等のト
ラブルの発生を低減することができ、空気分離部7の耐
久性およびメンテナンス性を向上させることが可能とな
る。
自体を粗密度の異なるメッシュを組み合わせた複数の層
による構成とすることも良い。これにより、さらに粉体
と空気との分離を行う面積を増加させることができ、よ
り均一に空気の分離および吸引を行うことが可能とな
る。この場合は、#100以下の粗いメッシュの層と、
#2000から3000の細かいメッシュの層と、の積
層とすることが好ましい。なお、本実施形態における粉
体充填装置1の動作は、先に図2を用いて示した第1の
実施形態による粉体充填装置の動作と同様である。
充填装置および粉体充填方法を好適に実施した第3の実
施形態について説明する。本実施形態における粉体充填
装置は図1において図示した第1の実施形態による粉体
充填装置1と同様であり、ホッパーまたはロート2、空
気吸引管3、ターンテーブル5、容器回転手段18を有
する。
2は粉体容器4に粉体を供給する。空気吸引管3は先端
部に空気分離部7を有する。ターンテーブル5は粉体容
器4の搬送を行う。容器回転手段18は粉体容器4の充
填口を中心に容器全体を水平方向に回転する。一方、粉
体容器4は一端に粉体を充填する粉体供給口15および
空気吸引管挿入口19を有している。
動作について説明する。図4は本実施形態による粉体充
填装置1の動作の流れを示すフローチャートである。本
実施形態においては第1の実施形態と同様に、まず粉体
充填装置1はホッパーまたはロート2と粉体容器4とを
着脱自在に接続する(ステップS301)。このとき空
気吸引管3の先端部の空気分離部7が粉体容器4の底面
付近にくるように配置する。接続が完了すると容器回転
手段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を水平
方向に回転する(ステップS302)。
容器4に、粉体供給口15を介して粉体の供給が開始さ
れる(ステップS303)。このとき粉体容器4は容器
回転手段18によって回転されているため、充填口部分
において充填粉体の流入部が外側に、容器内空気の流出
部が中心側に分離される。これにより粉体と空気との置
換速度が速くなり、粉体の落下速度が高速化される。
一端に接続された減圧源により管内の減圧を行う。これ
により、空気分離部7は粉体と粉体容器4内部の空気と
を分離し、分離した空気を空気吸引管3内に吸引する
(ステップS304)。空気吸引管3内に吸引された空
気は粉体容器4の外部に排出される(ステップS30
5)。
移動レベルと表現する)にまで到達すると(ステップS
306/Y)、空気吸引管を引き上げ、空気分離部7が
粉体容器内の粉体面付近に位置するように移動する(ス
テップS307)。規定量の充填が終了すると(ステッ
プS308/Y)、全ての動作を停止して充填作業を終
了する(ステップS309)。
に詳しく説明する。図5は粉体充填装置の充填部を上部
から見た場合の模式図である。入側コンベア13が搬送
してきた粉体容器4は、図中のA点からターンテーブル
5上のB点に載せられる。粉体容器4は、ターンテーブ
ルの回転とともに時計回り方向に回転し、B→C→D→
E→Fとほぼ一巡した後、出側コンベア14のG点に降
ろされる。
における空気吸引管3の位置と粉体の充填状況とを図示
する。Bにおいて入側コンベア13からターンテーブル
5上に載せられた粉体容器4の上面に、ホッパーまたは
ロート2と空気吸引管3とがセットされる。
面からh1の高さにセットされる。粉体16の供給が開
始されると、粉体16はホッパーまたはロート2から粉
体容器4に流下する。その後、Dに示すように粉体16
の充填量が増加していき、それにつれて粉体面も上昇す
る。Eに示すように粉体面がH2(移動レベル)まで上
昇したら空気吸引管3をh2の高さまで引き上げる。
粉体面がH3(規定の充填量)まで上昇すると、Fに示
すように空気吸引管3はさらにh3の高さにまで引き上
げられる。また、これと同時にホッパーまたはロート2
も粉体容器4から引き離される。粉体容器4はGにおい
て出側コンベア14に送り込まれ粉体の充填動作を完了
する。
充填装置および粉体充填方法を好適に実施した第4の実
施形態について説明する。図7は本実施形態による粉体
充填装置の構成を示す概略図である。本実施形態におけ
る粉体充填装置1は、ホッパーまたはロート2、空気吸
引管3、ターンテーブル5、加振装置17、容器回転手
段18を有する。
2は粉体容器4に粉体を供給する。空気吸引管3は先端
部に粉体と空気との分離を行う空気分離部7を有する。
ターンテーブル5は粉体容器4の搬送を行う。加振装置
17は粉体容器4に振動を加える。また、容器回転手段
18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を水平方向
に回転する。一方、粉体容器4は一端に粉体を充填する
粉体供給口15および空気吸引管挿入口19を有する。
作について説明する。図8は本実施形態による粉体充填
装置1の動作の流れを示すフローチャートである。本実
施形態において粉体充填装置1は、まず、ホッパーまた
はロート2と粉体容器4とを着脱自在に接続する(ステ
ップS401)。このとき空気吸引管3の先端部の空気
分離部7が粉体容器4の底面付近にくるように配置す
る。接続が完了すると容器回転手段18は粉体容器4の
充填口を中心に容器全体を水平方向に回転する(ステッ
プS402)。
して鉛直方向に振動を加える(ステップS403)。そ
の後、ホッパーまたはロート2から粉体供給口15を介
して粉体容器4に粉体を供給する(ステップS40
4)。このとき粉体容器4は容器回転手段18によって
回転されているため、充填口部分において充填粉体の流
入部が外側に、容器内空気の流出部が中心側に分離され
る。これにより粉体と空気との置換速度が速くなり、粉
体の落下速度が高速化される。本実施形態においてはさ
らに加振により粉体と空気との置換が促進され、さらに
粉体の落下速度が高速化される。
一端に接続された減圧源により減圧が行われる。これに
より、空気分離部7は粉体と粉体容器4内部の空気とを
分離し、分離した空気を空気吸引管3内に吸引する(ス
テップS405)。空気吸引管3内に吸引された空気は
粉体容器4の外部に排出される(ステップS406)。
本実施形態によれば、これらの分離、排出の工程におい
て、加振の効果により空気吸引管3による空気の吸引や
粉体からの自然脱気が促進される。これにより、より効
率的に粉体と空気との分離を行うことができる。
で到達すると(ステップS407/Y)、空気吸引管3
を引き上げ、空気分離部7が粉体容器内の粉体面付近に
位置するように移動する(ステップS408)。規定量
の充填が終了すると(ステップS409/Y)、全ての
動作を停止して充填作業を終了する(ステップS41
0)。
充填装置および粉体充填方法を好適に実施した本発明の
第5の実施形態について説明する。図9に本実施形態に
おける粉体充填装置1の構成を示す。本実施形態におけ
る粉体充填装置1は、ホッパーまたはロート2、空気吸
引管3、ターンテーブル5、容器回転手段18、散布切
替弁21、減圧空気源22、加圧空気源23、ピストン
シリンダ24、オーガー25、駆動モータ26を有す
る。
2は粉体容器4に粉体を供給する。空気吸引管3は先端
部に空気分離部7を有する。ターンテーブル5は粉体容
器4の搬送を行う。容器回転手段18は粉体容器4の充
填口を中心に容器全体を水平方向に回転する。三方切替
弁21は空気吸引管3と減圧空気源22または加圧空気
源23との接続を切り換える。ピストンシリンダ24は
ホッパーまたはロート2および空気吸引管3を上下動す
る。オーガー25は回転により粉体をホッパーまたはロ
ート2に供給する。駆動モータ26はオーガー25を回
転する。一方、粉体容器4は一端に粉体を充填する粉体
供給口15を有する。本実施形態においては、空気吸引
管3を粉体供給口15から粉体容器4の内部に挿入す
る。
粉体供給口15に挿入することにより粉体充填装置1と
粉体容器4とを接続する場合、用いられる容器の粉体供
給口15の口径は15mmから23mmが一般的であ
る。このため、粉体吸引管3の直径は10mm以下であ
ることが好ましい。管の直径がこれより大きい場合は、
粉体容器4内への挿入が行いにくくなるうえに、充填口
部分で粉体と空気との置換が行われる面積が減少するた
め、置換速度が低下し好ましくない。
分岐を有しており、それぞれの先端に空気分離部7を有
する構成となっているため、より均一粉体容器4内部の
空気を吸引することができる。また、図中において空気
吸引管3は2つに分岐しているが、本発明はこれに限定
されることなく3以上に分岐しそれぞれが空気分離部7
を有する構成であっても構わない。
分離部7に負圧を発生させ、これによって粉体容器4内
部の粉体と空気との分離および分離した空気の吸引を行
う。加圧空気源23は空気吸引管3を介して空気分離部
7から加圧空気を噴出させ、これにより粉体容器4内部
に生じた粉体の塊の破壊や、空気分離部7における目詰
まりの解消を行う。三方切替弁21は切り換え操作によ
り空気吸引管3と減圧空気源22または加圧空気源23
との接続を切り換える。
動作について説明する。図10は本実施形態における粉
体充填装置1の動作の流れを示すフローチャートであ
る。本実施形態においては、まず、ピストンシリンダ2
4によってホッパーまたはロート2を移動し、粉体容器
4と着脱自在に接続する(ステップS501)。このと
き空気吸引管3の先端部の空気分離部7が粉体容器4の
底面付近にくるように配置する。接続が完了すると容器
回転手段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を
水平方向に回転する(ステップS502)。
容器4に、粉体供給口15を介して粉体を供給する(ス
テップS503)。このとき粉体容器4は容器回転手段
18によって回転されているため、充填口部分において
充填粉体の流入部が外側に、容器内空気の流出部が中心
側に分離される。これにより粉体と空気との置換速度が
速くなり、粉体の落下速度が高速化される。
一端に接続された減圧空気源22により管内の減圧が行
われ、空気分離部7は粉体と粉体容器4内部の空気とを
分離する(ステップS504)。
気源22の制御により、粉体容器4の内部に発生させる
負圧を、粉体の種類や容器の形状およびサイズ等に応じ
て任意に変動する(ステップS505)。変動のパター
ンは負圧に強弱を生じさせるパターンや負圧を間欠発生
させるパターン等があげられる。
kPaの範囲に制御することが好ましい。これより強い
負圧を用いた場合は、空気分離部7の周囲に粉体の凝集
体が発生しやすくなるうえに、フィルタの目詰まりも発
生しやすくなり好ましくない。一方、これより弱い負圧
を用いた場合は、粉体と空気との分離が不十分となるた
め発明の目的を十分に達成することができない。
管3内部に吸引された空気は粉体容器4の外部に排出さ
れる(ステップS506)。
で到達すると(ステップS507/Y)、空気吸引管3
を引き上げ、空気分離部7が粉体容器内の粉体面付近に
位置するように移動する(ステップS508)。規定量
の充填が終了すると(ステップS509/Y)、動作を
停止して充填作業を終了する(ステップS510)。
空気吸引管3を加圧空気源22に接続する。これによ
り、空気分離部7に圧縮空気を供給して目詰まりを解消
させフィルタの耐久性を向上させる(ステップS51
1)。
充填装置および粉体充填方法を好適に実施した第6の実
施形態について説明する。本実施形態による粉体充填装
置は図1において示した第1の実施形態による粉体充填
装置1と同様であり、ホッパーまたはロート2、空気吸
引管3、ターンテーブル5、容器回転手段18を有す
る。
2は粉体容器4に粉体を供給する。空気吸引管3は先端
部に粉体と空気とを分離するための空気分離部7を有す
る。ターンテーブル5は粉体容器4の搬送を行う。容器
回転手段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を
水平方向に回転する。一方、粉体容器4は一端に粉体を
充填する粉体供給口15および空気吸引管挿入口19を
有する。
について説明する。図11は本実施形態による粉体充填
装置1の動作の流れを示すフローチャートである。本実
施形態においては第1の実施形態と同様に、まず粉体充
填装置1のホッパーまたはロート2と粉体容器4とを着
脱自在に接続する(ステップS601)。このとき空気
吸引管3の先端部の空気分離部7が粉体容器4の底面付
近にくるように配置する。接続が完了すると容器回転手
段18は粉体容器4の充填口を中心に容器全体を水平方
向に回転する(ステップS602)。
給口15を介して粉体容器4に粉体を供給する(ステッ
プS603)。このとき粉体容器4は容器回転手段18
によって回転されているため、充填口部分において充填
粉体の流入部が外側に、容器内空気の流出部が中心側に
分離される。これにより粉体と空気との置換速度が速く
なり、粉体の落下速度を高速化することができる。
一端に接続された減圧源により管内の減圧が行う。これ
により、空気分離部7は粉体と粉体容器4内部の空気と
を分離し、分離した空気を空気吸引管3内部に吸引する
(ステップS604)。空気吸引管3内に吸引された空
気は粉体容器4の外部に排出される(ステップS60
5)。
Y)、あらかじめ規定された1回目分の粉体が粉体容器
4に充填されると(ステップS607/Y)、まず粉体
の供給を停止する(ステップS608)。そして、粉体
と空気との分離、分離した空気の吸引、および排出は一
定期間継続し実行した後停止する(ステップS60
9)。
プS603)、1回目の充填時と同様に、粉体と空気の
分離、分離した空気の吸引、および分離した空気の排出
を行う(ステップS604、S605)。2回目の充填
の場合(ステップS606/N)、規定の充填量になる
まで粉体容器4に粉体を充填した後(ステップS610
/Y)、実行中の動作を全て停止して(ステップS61
1)充填作業を終了する。
に粉体と空気との分離、分離した吸気の吸引および排出
を行い、分割して粉体の充填を行うことにより一度で粉
体の充填を行う場合よりも高い充填率を達成することが
できる。また、粉体供給停止中にも分離、吸引、排出を
行うことでこれらを実行しない場合よりも充填に要する
時間を短縮することができ生産性を高めることができ
る。
1記載の粉体充填装置は、粉体の充填を行う粉体容器を
充填口を中心に水平方向に回転する手段を有している。
これにより、粉体供給時に粉体容器の充填口における粉
体と空気との置換が促進され、粉体充填速度の高速化を
実現することができる。
充填装置において、分離手段がメッシュの細かいふるい
網またはフィルタによる分離層を有している。これによ
り、分離層の全面において均一に空気が吸引され、高い
充填密度を実現することができる。また、従来のものよ
り小型の分離手段によって従来の分離手段と同等の性能
を得ることができ装置の小型化を実現できる。
充填装置において、分離手段が粗密度の異なる複数のふ
るい網またはフィルタの層による分離層を有している。
これにより、目詰まり等の発生時におけるメンテナンス
性を向上させることができる。
充填装置において、分離層の外層が粗密度の粗い層によ
って構成されている。これにより、より効率よく粉体と
空気との分離を行うことができ、また目詰まりの発生の
低減を実現することができる。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、粉体容器内
の粉体の充填量に応じて排出手段を粉体容器の底面付近
から上部に移動することができる。これにより、より効
率的に粉体と空気との分離を行うことができ高い充填密
度および充填速度を実現することができる。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、分離手段に
加圧空気を供給する加圧手段をさらに有しているため、
分離手段に目詰まりが生じた場合に加圧空気によりこれ
を解消することができる。これにより、メンテナンス頻
度が低くても良い、作業性を高めた粉体充填装置を実現
することができる。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、充填作業中
に粉体容器に振動を加える加振手段をさらに有してい
る。これにより、粉体容器内部での自然脱気や空気の吸
引を促進し、より高い充填密度および充填速度を実現で
きる。
充填装置において、加振手段が粉体容器の底面および側
面から、鉛直方向および水平方向の振動を粉体容器に加
えるようにしている。これにより、さらに加振による効
果が促進され、さらに高い充填密度および充填速度を実
現できる。
ずれか1項に記載の粉体充填装置において、吸引負圧を
任意の圧力に制御することができる。これにより、充填
を行う粉体の種類、平均粒径、および充填量や粉体容器
の形状および容量等に応じて吸引負圧を制御することが
可能である。このため、最適な条件で粉体の充填作業を
行うことができ、より高い充填密度および充填速度を実
現することができる。
体充填装置において、圧力が変化する吸引負圧により、
粉体と空気との分離と、分離した空気の吸引および排出
と、を実行する。これにより、より効果的に分離、吸
引、および排出を行うことができ、高い充填密度および
充填速度を実現できる。
体充填装置において、間欠発生する吸引負圧により、粉
体と空気との分離と、分離した空気および排出とを実行
する。これにより、より効果的に分離、吸引、および排
出を行うことができ、高い充填密度および充填速度を実
現できる。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、2回以
上に分割して粉体の充填を行い、粉体の供給が行われる
たび毎に粉体と空気との分離と分離した空気の吸引およ
び排出とを実行する。これにより、1回の供給で規定の
充填量の粉体を粉体容器に供給する場合よりも、より高
い充填密度および充填速度を実現することができる。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、排出手
段が2つ以上に分岐しそれぞれの先端部に分離手段を有
している。これにより、粉体容器内部の複数の箇所で同
時に粉体と空気との分離を行うことができ、より高い充
填密度および充填速度を実現できる。また、さらに小型
の分離手段によって従来の分離手段と同等の性能を得る
ことができ装置の小型化を実現できる。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、排出手
段が粗密度の異なるメッシュを組み合わせた層の積層に
よって構成されているため、粉体と空気との分離を行う
部分の面積を増やすことができる。これにより、粉体容
器内部においてより均一に粉体と空気との分離を実行す
ることができ、より高い充填密度および充填速度を実現
することができる。また、さらに小型の分離手段によっ
て従来の分離手段と同等の性能を得ることができ装置の
小型化を実現できる。
のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、分離手
段を洗浄によって目詰まりが解消されるような構成にし
ている。これによって、分離手段の能率が高い水準に維
持され高い充填密度および充填速度を実現することがで
きる。
器の充填口を中心に容器全体を水平方向に回転する工程
を有している。これにより、粉体供給時に粉体容器の充
填口における粉体と空気との置換が促進され、粉体充填
速度の高速化を実現することができる。
粉体充填方法において、メッシュの細かいふるい網また
はフィルタによって粉体と空気との分離を実行する。こ
れにより、均一に空気が吸引され、高い充填密度を実現
することができる。また、従来のものより小型の分離手
段によって従来の分離手段と同等の性能を得ることがで
き装置の小型化を実現できる。
粉体充填方法において、粗密度の異なる複数のふるい網
またはフィルタの積層によって粉体と空気との分離を実
行する。これにより、目詰まり等の発生時におけるメン
テナンス性を向上させることができる。
粉体充填方法において、粗いメッシュのふるい網または
フィルタによる外層を有する積層を用いて粉体と空気と
の分離を実行する。これにより、より効率よく粉体と空
気との分離を行うことができ、また目詰まりの発生の低
減を実現することができる。
6から19のいずれか1項に記載の粉体充填方法におい
て、粉体容器内の粉体の充填量に応じて排出手段を移動
する工程をさらに有している。これにより、より効率的
に粉体と空気との分離を行うことができ高い充填密度お
よび充填速度を実現することができる。
0のいずれか1項に記載の粉体充填装置において、分離
手段に加圧空気を供給する工程をさらに有している。こ
のため、分離手段に目詰まりが生じた場合に加圧空気に
よりこれを解消することができる。これにより、メンテ
ナンス頻度が低くても良い、作業性を高めた粉体充填装
置を実現することができる。
1のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、充填
作業中に粉体容器へ振動を加える工程をさらに有してい
る。これにより、粉体容器内部での自然脱気や空気の吸
引が促進され、より高い充填密度および充填速度を実現
できる。
粉体充填方法において、粉体容器の底面および側面か
ら、鉛直方向と水平方向との振動を粉体容器に加えるよ
うにしている。これにより、さらに加振による効果が促
進され、さらに高い充填密度および充填速度を実現でき
る。
3のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、粉体
容器内の空気の排出に用いられる吸引負圧を制御する工
程をさらに有している。これにより、充填を行う粉体の
種類、平均粒径、および充填量や粉体容器の形状および
容量等に応じて吸引負圧を制御することが可能である。
このため、最適な条件で粉体の充填作業を行うことがで
き、より高い充填密度および充填速度を実現することが
できる。
粉体充填方法において、負圧工程は、吸引負圧を変動さ
せている。これにより、より効果的に分離、吸引、およ
び排出を行うことができ、高い充填密度および充填速度
を実現できる。
粉体充填方法において、負圧工程は、吸引負圧を間欠発
生させている。これにより、より効果的に分離、吸引、
および排出を行うことができ、高い充填密度および充填
速度を実現できる。
6のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、供給
工程から排出工程までの各工程をサイクルとして複数回
実行する。これにより、粉体容器への粉体の充填を2回
以上に分割して行い、粉体の供給が行われるたび毎に粉
体と空気との分離と分離した空気の吸引および排出とを
行う。このため、1回の供給で規定の充填量の粉体を粉
体容器に供給する場合よりも、より高い充填密度および
充填速度を実現することができる。
7のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、2以
上の分離手段を用いて粉体と空気との分離を行う。これ
により、粉体容器内部の複数の箇所で同時に粉体と空気
との分離を行うことができ、より高い充填密度および充
填速度を実現できる。
8のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、粉体
と空気との分離を行う部分の面積を増やすことができ
る。これにより、粉体容器内部においてより均一に粉体
と空気との分離を実行することができ、より高い充填密
度および充填速度を実現することができる。
9のいずれか1項に記載の粉体充填方法において、洗浄
によって目詰まりが解消される構成の分離手段によって
粉体と空気との分離を行う。これによって、分離工程の
能率が高い水準に維持され高い充填密度および充填速度
を実現することができる。
填装置の構成を示す概略図である。
填装置の動作を示すフローチャートである。
填装置の空気分離部の構成を示す概略図である。
填装置の動作を示すフローチャートである。
填装置の充填部を示す模式図である。
の位置と粉体の充填状況とを示す模式図である。
填装置の構成を示す概略図である。
填装置の動作を示すフローチャートである。
填装置の構成を示す概略図である。
充填装置の動作を示すフローチャートである。
充填装置の動作を示すフローチャートである。
模式図である。
概略図である。
構成を示す概略図である。
Claims (30)
- 【請求項1】 粉体容器に粉体を供給する供給手段と、 該供給手段と前記粉体容器とを接続する接続手段と、 前記粉体容器内の前記粉体と空気とを分離する分離手段
を先端部に有し、該分離手段が分離した空気を前記粉体
容器外に排出する排出手段と、 前記粉体容器の充填口を中心に、前記粉体容器全体を水
平方向に回転する回転手段と、を有することを特徴とす
る粉体充填装置。 - 【請求項2】 前記分離手段は、メッシュの細かいふる
い網またはフィルタの層である分離層を有することを特
徴とする請求項1記載の粉体充填装置。 - 【請求項3】 前記分離手段は、粗密度の異なるメッシ
ュのふるい網またはフィルタによる、複数の層による分
離層を有することを特徴とする請求項2記載の粉体充填
装置。 - 【請求項4】 前記分離層の外層は、粗密度が粗い層で
あることを特徴とする請求項3記載の粉体充填装置。 - 【請求項5】 前記粉体容器内の前記粉体の充填量に応
じて、前記排出手段を移動する移動手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
の粉体充填装置。 - 【請求項6】 前記分離手段に加圧空気を供給する加圧
手段をさらに有することを特徴とする請求項1から5の
いずれか1項に記載の粉体充填装置。 - 【請求項7】 前記粉体容器に振動を加える加振手段を
さらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれ
か1項に記載の粉体充填装置。 - 【請求項8】 前記加振手段は前記粉体容器の側面と、
底面と、から加振を行い、鉛直方向と水平方向との振動
を前記粉体容器に加えることを特徴とする請求項7記載
の粉体充填装置。 - 【請求項9】 前記粉体と空気との分離に用いる吸引負
圧を制御する負圧手段をさらに有することを特徴とする
請求項1から8のいずれか1項に記載の粉体充填装置。 - 【請求項10】 前記負圧手段は、前記吸引負圧を変動
することを特徴とする請求項9記載の粉体充填装置。 - 【請求項11】 前記負圧手段は、前記吸引負圧を間欠
発生することを特徴とする請求項9記載の粉体充填装
置。 - 【請求項12】 前記供給手段は、2回以上に分けて前
記粉体容器に前記粉体を供給し、 前記分離手段および前記排出手段は、前記粉体が供給さ
れるたび毎に分離および排出を行うことを特徴とする請
求項1から11のいずれか1項に記載の粉体充填装置。 - 【請求項13】 前記排出手段は複数に分岐した先端部
を有し、 各該先端部にそれぞれ前記分離手段を有することを特徴
とする請求項1から12のいずれか1項に記載の粉体充
填装置。 - 【請求項14】 前記排出手段は、粗密度の異なるメッ
シュを組み合わせた複数の層により構成されることを特
徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の粉体
充填装置。 - 【請求項15】 前記分離手段は、洗浄により目詰まり
が解消されることを特徴とする請求項1から14のいず
れか1項に記載の粉体充填装置。 - 【請求項16】 粉体が充填される粉体容器と前記粉体
を供給する粉体供給手段とを接続する接続工程と、 前記粉体容器の充填口を中心に前記粉体容器全体を水平
方向に回転する回転工程と、 前記粉体容器に前記粉体の供給する供給工程と、 粉体容器に供給された前記粉体と、前記粉体容器内の空
気と、を分離する分離工程と、 該分離工程において分離された前記粉体容器内の空気
を、前記粉体容器外へ排出する排出工程と、を有するこ
とを特徴とする粉体充填方法。 - 【請求項17】 前記分離工程は、メッシュの細かいふ
るい網またはフィルタの層を用いて前記粉体と前記粉体
容器内の空気とを分離することを特徴とする請求項16
記載の粉体充填方法。 - 【請求項18】 前記分離工程は、前記粗密度の異なる
メッシュのふるい網またはフィルタの積層を用いて前記
粉体と前記粉体容器内の空気とを分離することを特徴と
する請求項17記載の粉体充填方法。 - 【請求項19】 前記分離工程は粗いメッシュのふるい
網またはフィルタによる外層を有する前記積層を用いて
前記粉体と前記粉体容器内の空気とを分離することを特
徴とする請求項18記載の粉体充填方法。 - 【請求項20】 前記排出工程の後段に、前記粉体容器
内の前記粉体の充填量に応じて排出手段を移動させる移
動工程をさらに有することを特徴とする請求項16から
19のいずれか1項に記載の粉体充填方法。 - 【請求項21】 前記分離工程を実行する分離手段に対
して、加圧空気を供給する加圧工程を最後段に有するこ
とを特徴とする請求項16から20のいずれか1項に記
載の粉体充填方法。 - 【請求項22】 前記回転工程の後段に、前記粉体容器
へ振動を加える加振工程をさらに有することを特徴とす
る請求項16から21のいずれか1項に記載の粉体充填
方法。 - 【請求項23】 前記加振工程において、前記粉体容器
の側面と、底面と、から加振を行い、鉛直方向と水平方
向との振動を前記粉体容器に加えることを特徴とする請
求項22記載の粉体充填方法。 - 【請求項24】 前記分離工程の後段に、前記粉体容器
内の空気の排出に用いられる吸引負圧を制御する負圧工
程をさらに有することを特徴とする請求項16から23
のいずれか1項に記載の粉体充填方法。 - 【請求項25】 前記負圧工程は前記吸引負圧を変動す
ることを特徴とする請求項24記載の粉体充填方法。 - 【請求項26】 前記負圧工程は前記吸引負圧を間欠発
生することを特徴とする請求項24記載の粉体充填方
法。 - 【請求項27】 前記供給工程から前記排出工程までの
各工程をサイクルとして複数回実行することにより、前
記粉体容器への前記粉体の充填を複数段階に分けて行う
ことを特徴とする請求項16から26のいずれか1項に
記載の粉体充填方法。 - 【請求項28】 前記分離工程は、複数の分離手段を用
いて前記粉体と前記粉体容器内の空気とを分離すること
を特徴とする請求項16から27のいずれか1項に記載
の粉体充填方法。 - 【請求項29】 前記分離工程は、第1の分離手段と、
第1の分離手段と異なる第2の分離手段とを用いて、前
記粉体と前記粉体容器内の空気とを分離することを特徴
とする請求項16から28のいずれか1項に記載の粉体
充填方法。 - 【請求項30】 前記分離工程は、洗浄により目詰まり
が解消される分離手段を用いて前記粉体と、前記粉体容
器内の空気とを分離することを特徴とする請求項16か
ら29のいずれか1項に記載の粉体充填方法。
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JP2001073087A JP4401589B2 (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 粉体充填装置および粉体充填方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004063010A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Ricoh Company, Ltd. | 粉体充填方法、粉体充填装置及び粉体充填用ノズル |
CN100406349C (zh) * | 2003-01-14 | 2008-07-30 | 株式会社理光 | 粉体填充方法、粉体填充装置及粉体填充用喷嘴 |
KR102056431B1 (ko) * | 2019-10-02 | 2020-01-22 | 주식회사 삼밀 | 작업효율을 향상한 오거피더 |
-
2001
- 2001-03-14 JP JP2001073087A patent/JP4401589B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2004063010A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Ricoh Company, Ltd. | 粉体充填方法、粉体充填装置及び粉体充填用ノズル |
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US7503354B2 (en) | 2003-01-14 | 2009-03-17 | Ricoh Company, Ltd. | Powder filling method, powder filling device, and powder filling nozzle |
KR102056431B1 (ko) * | 2019-10-02 | 2020-01-22 | 주식회사 삼밀 | 작업효율을 향상한 오거피더 |
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