JP2001199401A - 粉体充填装置及び粉体充填方法 - Google Patents

粉体充填装置及び粉体充填方法

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JP2001199401A
JP2001199401A JP2000004819A JP2000004819A JP2001199401A JP 2001199401 A JP2001199401 A JP 2001199401A JP 2000004819 A JP2000004819 A JP 2000004819A JP 2000004819 A JP2000004819 A JP 2000004819A JP 2001199401 A JP2001199401 A JP 2001199401A
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powder
filling
container
suction pipe
air suction
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JP2000004819A
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English (en)
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Yukihiko Fujita
幸彦 藤田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トナー、薬品、化粧品等を入れる
細長な粉体容器内へ粉体を高速、且つ高密度に充填する
コンパクト構造の粉体充填装置及び粉体充填方法を提供
する。 【解決手段】 粉体容器内2に粉体3を供給しながらエ
アー吸引管5の負圧により粉体3内のエアーを吸引し充
填を図ると共に、エアー吸引管5のエアー分離部8まわ
りに付着する粉体3を分離し、エアー吸引管5内への粉
体3の進入を防止し、且つ粉体容器2を加圧手段7によ
り加圧し、充填密度の向上を図る。更に、粉体容器2の
充填量に同期してエアー吸引管5及びハンマリング装置
7aを段階的又は連続的に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー、薬品、化
粧品、食料品等の粉体を粉体容器に充填させる粉体充填
装置及び粉体充填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体容器内に粉体を充填するため
の粉体充填装置としては、様々な物や機構が知られてい
る。一般的なものとして、棒状の回転軸にらせん翼をつ
けたオーガーを回転させることにより粉体を回転しなが
ら計量、押出すものが用いられている。また、粉体が充
填される容器には、複写機やプリンター用のトナーや現
像剤であるときにはカートリッジなど、化粧品や食料品
であるときにはガラスやプラスチック製ビンやビニール
袋がある。また、粉体は大型のホッパーや保管容器より
オーガーを有するホッパーへいったん入れられた後、オ
ーガーの回転によりホッパーの底の開口部よりロートを
介して粉体容器へ計量されながら一定量が充填される。
このような従来技術は、粉体が容器内で沈降するのに時
間がかかり、充填が効率的でない上に高密度に充填する
ことができない問題点がある。また、トナーの場合、オ
ーガーの回転摩擦によりトナー粉がブリッジ化して圧塊
となるなどの問題点があった。特に、粉体容器が複写
機、プリンター、ファクシミリなど画像形成装置に用い
るトナーカートリッジの場合には、トナーを高密度に充
填することがカートリッジの長寿命化、コンパクト化を
もたらし、操作性の向上、コストの低減にも貢献するも
のであるため、トナーの充填密度を高密度化する必要が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では以上のよ
うな種々の問題点があったが、その問題点を解決するた
めの各種の公知技術も開示されている。即ち、特開平8
−198203号公報、特開平7−125702号公
報、特開平7−40903号公報等が挙げられる。これ
等のものはエアー吸引管を粉体の充填中に引き上げて充
填密度を高くする工夫を行うものや、粉体容器全体を振
動させて充填密度の向上を図るものである。しかし、こ
れ等の公知技術は充填密度の向上に寄与するものである
が、エアー吸引管の吸込み部の近傍に粉体塊ができ、こ
の粉体塊の中間や粉体容器の内側面の近傍に粉体の低密
度の部分ができるため、粉体容器の全体について高密度
化を達成することができない問題点があった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、特に縦長の粉体容器の高密度の充填ができると共
に、充填速度の向上、粉体容器の小型化ができ、充填の
高速自動化を可能とする粉体充填装置及び粉体充填方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る粉体充填装置は、粉体を充填するた
めの粉体容器と、前記粉体容器の上方に着脱自在に設置
され、前記粉体を前記粉体容器内に供給する粉体供給体
と、前記粉体容器内に挿入され、前記粉体容器内に充填
された前記粉体中のエアーを吸引するエアー吸引管と、
前記エアー吸引管を前記粉体容器に沿って上下方向に移
動させるエアー吸引管駆動手段と、を有することを特徴
とする。このように請求項1に係る粉体充填装置におい
ては、粉体容器内に充填された粉体中のエアーを吸引す
るエアー吸引管と、このエアー吸引管を粉体容器に沿っ
て上下方向に移動させるエアー吸引管駆動手段とを有し
ていることにより、粉体容器が縦長又は細長の容器であ
っても、粉体容器内に充填された粉体の全体についてそ
の中のエアーを吸引することが可能になるため、粉体が
粉体容器の全域に渡って高密度に充填される。
【0006】また、請求項2に係る粉体充填装置は、上
記請求項1に係る粉体充填装置において、前記エアー吸
引管の下端の吸入部に、前記エアー吸引管内への前記粉
体の導入を防止するためのエアー分離部が設置されてい
ることを特徴とする。このように請求項2に係る粉体充
填装置においては、エアー吸引管の下端の吸入部に、例
えばメッシュの細かい篩い網やフィルタからなるエアー
分離部が設置され、エアー吸引管内への前記粉体の導入
が防止されるため、エアー吸引管による粉体中のエアー
の吸引が効率よく行われ、粉体が粉体容器の全域に渡っ
て高密度に充填される際の充填速度が向上する。
【0007】また、請求項3に係る粉体充填装置は、上
記請求項2に係る粉体充填装置において、前記エアー吸
引管内のエアーの吸引を行う減圧部と、前記エアー吸引
管内にエアー吸引管内に押圧エアーを送る逆洗部と、前
記減圧部及び前記逆洗部と前記エアー吸引管との切換を
行う切換弁と、を有するエアー出入装置が、前記エアー
吸引管に接続して設置されていることを特徴とする。こ
のように請求項3に係る粉体充填装置においては、エア
ー吸引管内のエアーの吸引を行う減圧部と、エアー吸引
管内にエアー吸引管内に押圧エアーを送る逆洗部とを有
するエアー出入装置がエアー吸引管に接続されているこ
とにより、減圧部に接続されたエアー吸引管により粉体
中のエアーを吸引するのみならず、逆洗部に接続された
エアー吸引管により例えばメッシュの細かい篩い網やフ
ィルタからなるエアー分離部を洗浄し、粉体による目詰
まりを防止することが可能になるため、エアー吸引管に
よる粉体中のエアーの効率よい吸引が維持され、粉体が
粉体容器の全域に渡って高密度に充填される際の充填速
度が向上する。
【0008】なお、上記請求項3に係る粉体充填装置に
おいて、前記減圧部の吸引負圧が、−1KPA乃至−2
0KPAであることが好適である。
【0009】また、請求項5に係る粉体充填装置は、上
記請求項1〜4のいずれかに係る粉体充填装置におい
て、前記粉体容器の外側面に、前記粉体容器を側面から
ハンマリングするハンマリング装置が設置されているこ
とを特徴とする。このように請求項5に係る粉体充填装
置においては、粉体容器の外側面にハンマリング装置が
設置されていることにより、エアー吸引管による粉体中
のエアーの吸引によって粉体塊が形成される場合であっ
ても、粉体が充填された粉体容器側面をハンマリングし
て、粉体塊を容易にほぐすことが可能になり、粉体塊間
の低密度部の脱気も促進されるため、粉体が更に高密度
に充填される。
【0010】また、請求項6に係る粉体充填装置は、上
記請求項5に係る粉体充填装置において、前記ハンマリ
ング装置を前記粉体容器に沿って上下方向に移動させる
ハンマリング装置駆動手段が設置されていることを特徴
とする。このように請求項6に係る粉体充填装置におい
ては、ハンマリング装置を粉体容器に沿って上下方向に
移動させるハンマリング装置駆動手段が設置されている
ことにより、粉体の充填量に対応させつつ、粉体が充填
された粉体容器側面の最も適切な位置(高さ)を常にハ
ンマリングして、粉体容器の全域に渡って粉体塊を効果
的にほぐすことが可能になり、粉体塊間の低密度部の脱
気も促進されるため、粉体が粉体容器の全域に渡って更
に高密度に充填される。
【0011】また、請求項7に係る粉体充填装置は、上
記請求項1〜6のいずれかに係る粉体充填装置におい
て、前記粉体容器の外側面に、前記粉体容器を側面から
加振する加振装置が設置されていることを特徴とする。
このように請求項7に係る粉体充填装置においては、粉
体容器の外側面に加振装置が設置されていることによ
り、エアー吸引管による粉体中のエアーの吸引によって
粉体塊が形成される場合であっても、粉体が充填された
粉体容器側面を加振して、粉体塊を容易にほぐすことが
可能になり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進されるた
め、粉体が更に高密度に充填される。
【0012】また、請求項8に係る粉体充填装置は、上
記請求項7に係る粉体充填装置において、前記加振装置
を前記粉体容器に沿って上下方向に移動させる加振装置
駆動手段が設置されていることを特徴とする。このよう
に請求項8に係る粉体充填装置においては、加振装置を
粉体容器に沿って上下方向に移動させる加振装置駆動手
段が設置されていることにより、粉体の充填量に対応さ
せつつ、粉体が充填された粉体容器側面の最も適切な位
置(高さ)を常に加振して、粉体容器の全域に渡って粉
体塊を効果的にほぐすことが可能になり、粉体塊間の低
密度部の脱気も促進されるため、粉体が粉体容器の全域
に渡って更に高密度に充填される。
【0013】また、請求項9に係る粉体充填方法は、上
記請求項1に係る粉体充填装置を用いて粉体を充填する
粉体充填方法であって、前記粉体供給体から前記粉体を
前記粉体容器内に供給する際に、前記粉体の充填量に対
応させつつ連続的又は段階的に前記エアー吸引管を上方
に移動させることを特徴とする。このように請求項9に
係る粉体充填方法においては、粉体の充填量に対応させ
つつ連続的又は段階的にエアー吸引管を上方に移動させ
ることにより、粉体容器が縦長又は細長の容器であって
も、粉体容器内に充填された粉体の全体についてその中
のエアーを吸引することが可能になるため、粉体が粉体
容器の全域に渡って高密度に充填される。
【0014】また、請求項10に係る粉体充填方法は、
上記請求項3に係る粉体充填装置を用いて粉体を充填す
る粉体充填方法であって、前記粉体供給体から前記粉体
を前記粉体容器内に供給する際に、前記粉体の充填を一
時的に停止し、前記エアー吸引管内のエアーの吸引から
前記エアー吸引管内への押圧エアーの送出に切り替えた
後、前記粉体の充填及び前記エアー吸引管内のエアーの
吸引を再開することを特徴とする。このように請求項1
0に係る粉体充填方法においては、粉体の充填を一時的
に停止し、エアー吸引管内のエアーの吸引からエアー吸
引管内への押圧エアーの送出に切り替えた後、粉体の充
填及びエアー吸引管内のエアーの吸引を再開することに
より、エアー吸引管内への押圧エアーの送出によって例
えばメッシュの細かい篩い網やフィルタからなるエアー
分離部が洗浄され、粉体による目詰まりが防止されるた
め、エアー吸引管による粉体中のエアーの効率よい吸引
が維持され、粉体が粉体容器の全域に渡って高密度に充
填される際の充填速度が向上する。
【0015】また、請求項11に係る粉体充填方法は、
上記請求項5に係る粉体充填装置を用いて粉体を充填す
る粉体充填方法であって、前記粉体供給体から前記粉体
を前記粉体容器内に供給する際に、前記ハンマリング装
置によって前記粉体容器の外側面をハンマリングするこ
とを特徴とする。このように請求項11に係る粉体充填
方法においては、ハンマリング装置によって粉体容器の
外側面をハンマリングすることにより、エアー吸引管に
よる粉体中のエアーの吸引によって粉体塊が形成される
場合であっても、その粉体塊を容易にほぐすことが可能
になり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進されるため、
粉体が更に高密度に充填される。
【0016】また、請求項12に係る粉体充填方法は、
上記請求項6に係る粉体充填装置を用いて粉体を充填す
る粉体充填方法であって、前記粉体供給体から前記粉体
を前記粉体容器内に供給する際に、前記粉体の充填量に
対応させつつ前記ハンマリング装置を上方に移動させ
て、前記粉体容器の外側面をハンマリングすることを特
徴とする。このように請求項12に係る粉体充填方法に
おいては、粉体の充填量に対応させつつハンマリング装
置を上方に移動させて、粉体容器の外側面をハンマリン
グすることにより、粉体が充填された粉体容器側面の最
も適切な位置(高さ)を常にハンマリングして、粉体容
器の全域に渡って粉体塊を効果的にほぐすことが可能に
なり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進されるため、粉
体が粉体容器の全域に渡って更に高密度に充填される。
【0017】また、請求項13に係る粉体充填方法は、
上記請求項7に係る粉体充填装置を用いて粉体を充填す
る粉体充填方法であって、前記粉体供給体から前記粉体
を前記粉体容器内に供給する際に、前記加振装置によっ
て前記粉体容器の外側面を加振することを特徴とする。
このように請求項13に係る粉体充填方法においては、
加振装置によって粉体容器の外側面を加振することによ
り、エアー吸引管による粉体中のエアーの吸引によって
粉体塊が形成される場合であっても、粉体が充填された
粉体容器側面を加振して、粉体塊を容易にほぐすことが
可能になり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進されるた
め、粉体が更に高密度に充填される。
【0018】また、請求項14に係る粉体充填方法は、
上記請求項8に係る粉体充填装置を用いて粉体を充填す
る粉体充填方法であって、前記粉体供給体から前記粉体
を前記粉体容器内に供給する際に、前記粉体の充填量に
対応させつつ前記加振装置を上方に移動させて、前記粉
体容器の外側面を加振することを特徴とする。このよう
に請求項14に係る粉体充填方法においては、粉体の充
填量に対応させつつ加振装置を上方に移動させて、粉体
容器の外側面を加振することにより、粉体が充填された
粉体容器側面の最も適切な位置(高さ)を常に加振し
て、粉体容器の全域に渡って粉体塊を効果的にほぐすこ
とが可能になり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進され
るため、粉体が粉体容器の全域に渡って更に高密度に充
填される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粉体充填装置及び
方法を図面を参照して詳述する。まず、図1、図2によ
り本実施の形態における粉体充填装置1、1aを説明す
る。図1に示す粉体充填装置1は、縦長の容器からなる
粉体容器2と、この上部の粉体投入口2aに臨んで粉体
供給管4aを挿入し内部に粉体3を蓄溜するホッパ状の
粉体供給体4と、粉体容器2の上部のエアー吸引管口2
bから粉体容器2内に挿入され粉体容器2の長手方向
(上下方向)に沿って配置されるエアー吸引管5と、エ
アー吸引管5内にエアーを出入させるエアー出入装置6
と、粉体容器2の外側面に配置されて粉体容器2に加圧
力を与えるハンマリング装置7a等とから構成される。
【0020】なお、 図2に示す粉体充填装置1aは、
ハンマリング装置7aの代わりに、加振装置7bが用い
られている。また、エアー吸引管5及びこのエアー出入
装置6とハンマリング装置7a又は加振装置7bとは、
粉体容器2の長手方向に沿って移動自在に、且つ粉体3
の粉体容器2内の充填量に対応して段階的又は連続的に
移動すべく図略の移動手段及び制御手段により移動制御
される。
【0021】また、エアー吸引管5は細長の中空パイプ
からなり、その下端側にはエアー分離部8が形成され
る。このエアー分離部8はエアー吸引管5内に粉体3が
進入することを防止するフィルタ的機能を有するもので
あり、適宜のメッシュの篩状のものからなる。
【0022】また、エアー出入装置6は、本実施の形態
では切換弁9と、エアー吸引管5内を負圧にする減圧部
10及びエアー吸引管内を正圧にする加圧部11等とを
有するものからなる。なお、本実施の形態では負圧力と
しては粉体容器2の大きさや充填量、充填速度等を考慮
し−1KPA及び−20KPAのものが適宜適用され
る。
【0023】また、図1に示すハンマリング装置7a
は、押圧部12や押圧部12に圧力媒体を供給する媒体
供給源13や押圧部12の押圧力により粉体容器2に衝
撃力を与えるハンマ14やスプリング15等からなる。
また、図2に示す加振装置7bは、振動体16や加振体
17及びスプリング18等とからなる。
【0024】次に、以上の構造の粉体充填装置1、1a
による粉体の充填方法を図2及び図3等により説明す
る。縦長な粉体容器2内に粉体3を充填させる場合、充
填密度を上げるにはエアー吸引管5内に負圧のエアーを
供給して粉体3内のエアーを吸引することが必要である
が、エアーの吸引負圧が高過ぎると粉体塊ができ易くな
り、且つ大きくなり、粉体塊間に空間が生じ易くなる。
よって、エアー吸引管5の吸引力を適宜の値に調達する
ことが必要である。また、エアー吸引管5による吸引の
みでは粉体容器2内の充填密度が不十分となるためエア
ー加圧を適宜行うことが必要となる。本発明は以上の内
容を考慮した粉体充填方法である。
【0025】粉体供給体4内に粉体3を供給し、図略の
粉体3の供給手段及び粉体3の自重により粉体容器2内
に粉体3を落下せしめて供給する。粉体3の供給開始時
には図2に示すようにエアー吸引管5は最も下方に下が
った位置にあり、減圧部10側に連通するように切換弁
9が開口される。粉体3が粉体容器2の下方側に供給さ
れると、エアー吸引管5内の負圧により粉体3内のエア
ーがエアー吸引管5内に吸引され、エアー吸引管5のま
わりには図3(a)に示すように粉体塊3aが形成され
る。
【0026】しかしながら、この状態において切換弁9
が切換られ、エアー吸引管5は加圧部11側に連通す
る。このため、エアー吸引管5から加圧エアーがエアー
分離部8から噴出しエアー分離部8まわりの粉体塊をほ
ぐし、粉体塊間の低密度部の脱気を促進すると共に、粉
体容器2内に粉体3が充填するように作用する。また、
同時に加振装置7bによる加圧力又は加振力が粉体容器
2の側面に作用するため粉体塊はほぐされ、粉体塊間の
低密度部の脱気も促進され、粉体の充填がより効果的
に、且つ迅速に行われる。なお、エアー分離部8はエア
ー吸引管5内に粉体3が進入しないようにする機能を有
するものでもある。
【0027】粉体容器2の下方側に粉体3が充填するに
伴って、図3(b)に示すようにエアー吸引管5を少し
引き上げる。この引き上げは段階的でも連続的でもよ
い。また、図3(b)に示すように、エアー吸引管5の
エアーの進入と上方への移動に伴って加振装置7bもこ
れに同期して段階的又は連続的に上方に移動する。以上
により粉体容器2の中間部までが充填される。
【0028】更に、粉体3を供給しながらエアー吸引管
を図3(c)に示すように引き上げエアーの出入を行う
と共に、加振装置7bによる粉体容器2の加圧、加振を
行うことにより、粉体容器2はその全体が粉体3により
充填される。
【0029】本発明の粉体充填装置1、1aは以上のよ
うな充填方法の充填を行うことができるため、従来技術
に較べて充填密度を大幅に向上することができる。ま
た、粉体充填装置1、1aはエアー吸引管5とこれと同
期して移動するハンマリング装置7a又は加振装置7b
等からなる簡便構造のものであり、コンパクトに、且つ
小型にまとめられる。また、エアー吸引管5とハンマリ
ング装置7a又は加振装置7bや粉体3の粉体供給体4
からの供給は同期制御が可能なため自動化が可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る粉体充填装置によれば、
粉体容器内に充填された粉体中のエアーを吸引するエア
ー吸引管と、このエアー吸引管を粉体容器に沿って上下
方向に移動させるエアー吸引管駆動手段とを有している
ことにより、粉体容器が縦長又は細長の容器であって
も、粉体容器内に充填された粉体の全体についてその中
のエアーを吸引することが可能になるため、粉体を粉体
容器の全域に渡って高密度に充填することができる。ま
た、簡便な構造になるため、装置の小型化が可能になる
と共に、粉体の供給とエアー吸引管の移動について同期
制御が可能になるため、装置の自動化が可能になる。
【0031】また、請求項2に係る粉体充填装置によれ
ば、エアー吸引管の下端の吸入部にエアー分離部が設置
され、エアー吸引管内への前記粉体の導入が防止される
ため、エアー吸引管による粉体中のエアーの吸引が効率
よく行われ、粉体が粉体容器の全域に渡って高密度に充
填される際の充填速度を向上することができる。
【0032】また、請求項3に係る粉体充填装置によれ
ば、エアー吸引管内のエアーの吸引を行う減圧部と、エ
アー吸引管内にエアー吸引管内に押圧エアーを送る逆洗
部とを有するエアー出入装置がエアー吸引管に接続され
ていることにより、減圧部に接続されたエアー吸引管に
より粉体中のエアーを吸引するのみならず、逆洗部に接
続されたエアー吸引管によりエアー分離部を洗浄し、粉
体による目詰まりを防止することが可能になるため、エ
アー吸引管による粉体中のエアーの効率よい吸引が維持
され、粉体が粉体容器の全域に渡って高密度に充填され
る際の充填速度を更に向上することができる。
【0033】また、請求項5に係る粉体充填装置によれ
ば、粉体容器の外側面にハンマリング装置が設置されて
いることにより、エアー吸引管による粉体中のエアーの
吸引によって粉体塊が形成される場合であっても、粉体
が充填された粉体容器側面をハンマリングして、粉体塊
を容易にほぐすことが可能になり、粉体塊間の低密度部
の脱気も促進されるため、粉体を更に高密度に充填する
ことができる。また、簡便な構造になるため、装置の小
型化が可能になる。
【0034】また、請求項6に係る粉体充填装置によれ
ば、ハンマリング装置を粉体容器に沿って上下方向に移
動させるハンマリング装置駆動手段が設置されているこ
とにより、粉体の充填量に対応させつつ、粉体が充填さ
れた粉体容器側面の最も適切な位置(高さ)を常にハン
マリングして、粉体容器の全域に渡って粉体塊を効果的
にほぐすことが可能になり、粉体塊間の低密度部の脱気
も促進されるため、粉体を粉体容器の全域に渡って更に
高密度に充填することができる。また、粉体の供給とエ
アー吸引管の移動とハンマリング装置の移動について同
期制御が可能になるため、装置の自動化が可能になる。
【0035】また、請求項7に係る粉体充填装置によれ
ば、粉体容器の外側面に加振装置が設置されていること
により、エアー吸引管による粉体中のエアーの吸引によ
って粉体塊が形成される場合であっても、粉体が充填さ
れた粉体容器側面を加振して、粉体塊を容易にほぐすこ
とが可能になり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進され
るため、粉体を更に高密度に充填することができる。ま
た、簡便な構造になるため、装置の小型化が可能にな
る。
【0036】また、請求項8に係る粉体充填装置によれ
ば、加振装置を粉体容器に沿って上下方向に移動させる
加振装置駆動手段が設置されていることにより、粉体の
充填量に対応させつつ、粉体が充填された粉体容器側面
の最も適切な位置(高さ)を常に加振して、粉体容器の
全域に渡って粉体塊を効果的にほぐすことが可能にな
り、粉体塊間の低密度部の脱気も促進されるため、粉体
を粉体容器の全域に渡って更に高密度に充填することが
できる。また、粉体の供給とエアー吸引管の移動と加振
装置の移動について同期制御が可能になるため、装置の
自動化が可能になる。
【0037】また、請求項9に係る粉体充填方法によれ
ば、粉体の充填量に対応させつつ連続的又は段階的にエ
アー吸引管を上方に移動させることにより、粉体容器が
縦長又は細長の容器であっても、粉体容器内に充填され
た粉体の全体についてその中のエアーを吸引することが
可能になるため、粉体を粉体容器の全域に渡って高密度
に充填することができる。
【0038】また、請求項10に係る粉体充填方法によ
れば、粉体の充填を一時的に停止し、エアー吸引管内の
エアーの吸引からエアー吸引管内への押圧エアーの送出
に切り替えた後、粉体の充填及びエアー吸引管内のエア
ーの吸引を再開することにより、エアー吸引管内への押
圧エアーの送出によってエアー分離部が洗浄され、粉体
による目詰まりが防止されるため、エアー吸引管による
粉体中のエアーの効率よい吸引を維持して、粉体が粉体
容器の全域に渡って高密度に充填される際の充填速度を
向上することができる。
【0039】また、請求項11に係る粉体充填方法によ
れば、ハンマリング装置によって粉体容器の外側面をハ
ンマリングすることにより、エアー吸引管による粉体中
のエアーの吸引によって粉体塊が形成される場合であっ
ても、その粉体塊を容易にほぐすことが可能になり、粉
体塊間の低密度部の脱気も促進されるため、粉体を更に
高密度に充填することができる。
【0040】また、請求項12に係る粉体充填方法によ
れば、粉体の充填量に対応させつつハンマリング装置を
上方に移動させて、粉体容器の外側面をハンマリングす
ることにより、粉体が充填された粉体容器側面の最も適
切な位置(高さ)を常にハンマリングして、粉体容器の
全域に渡って粉体塊を効果的にほぐすことが可能にな
り、粉体塊間の低密度部の脱気も促進されるため、粉体
を粉体容器の全域に渡って更に高密度に充填することが
できる。
【0041】また、請求項13に係る粉体充填方法によ
れば、加振装置によって粉体容器の外側面を加振するこ
とにより、エアー吸引管による粉体中のエアーの吸引に
よって粉体塊が形成される場合であっても、粉体が充填
された粉体容器側面を加振して、粉体塊を容易にほぐす
ことが可能になり、粉体塊間の低密度部の脱気も促進さ
れるため、粉体を更に高密度に充填することができる。
【0042】また、請求項14に係る粉体充填方法によ
れば、粉体の充填量に対応させつつ加振装置を上方に移
動させて、粉体容器の外側面を加振することにより、粉
体が充填された粉体容器側面の最も適切な位置(高さ)
を常に加振して、粉体容器の全域に渡って粉体塊を効果
的にほぐすことが可能になり、粉体塊間の低密度部の脱
気も促進されるため、粉体を粉体容器の全域に渡って更
に高密度に充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体充填装置の一実施の形態全体構成
図。
【図2】本発明の粉体充填装置の他の実施の形態の全体
構成図。
【図3】本実施の形態に基づく粉体充填装置1、1aの
充填方法を説明するための模式図。
【符号の説明】
1、1a 粉体充填装置 2 粉体容器 2a 粉体投入口 2b エアー吸引管口 3 粉体 3a 粉体塊 4 粉体供給体 4a 粉体供給管 5 エアー吸引管 6 エアー出入装置 7a ハンマリング装置 7b 加振装置 8 エアー分離部 9 切換弁 10 減圧部 11 加圧部 12 押圧部 13 媒体供給源 14 ハンマ 15、18 スプリング 16 振動体 17 加振体

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を充填するための粉体容器と、 前記粉体容器の上方に着脱自在に設置され、前記粉体を
    前記粉体容器内に供給する粉体供給体と、 前記粉体容器内に挿入され、前記粉体容器内に充填され
    た前記粉体中のエアーを吸引するエアー吸引管と、 前記エアー吸引管を前記粉体容器に沿って上下方向に移
    動させるエアー吸引管駆動手段と、 を有することを特徴とする粉体充填装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粉体充填装置において、 前記エアー吸引管の下端の吸入部に、前記エアー吸引管
    内への前記粉体の導入を防止するためのエアー分離部が
    設置されていることを特徴とする粉体充填装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の粉体充填装置において、 前記エアー吸引管内のエアーの吸引を行う減圧部と、前
    記エアー吸引管内にエアー吸引管内に押圧エアーを送る
    逆洗部と、前記減圧部及び前記逆洗部と前記エアー吸引
    管との切換を行う切換弁と、を有するエアー出入装置
    が、前記エアー吸引管に接続して設置されていることを
    特徴とする粉体充填装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の粉体充填装置において、 前記減圧部の吸引負圧が、−1KPA乃至−20KPA
    であることを特徴とする粉体充填装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の粉体
    充填装置において、前記粉体容器の外側面に、前記粉体
    容器を側面からハンマリングするハンマリング装置が設
    置されていることを特徴とする粉体充填装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の粉体充填装置において、 前記ハンマリング装置を前記粉体容器に沿って上下方向
    に移動させるハンマリング装置駆動手段が設置されてい
    ることを特徴とする粉体充填装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の粉体
    充填装置において、前記粉体容器の外側面に、前記粉体
    容器を側面から加振する加振装置が設置されていること
    を特徴とする粉体充填装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の粉体充填装置において、 前記加振装置を前記粉体容器に沿って上下方向に移動さ
    せる加振装置駆動手段が設置されていることを特徴とす
    る粉体充填装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の粉体充填装置を用いて粉
    体を充填する粉体充填方法であって、 前記粉体供給体から前記粉体を前記粉体容器内に供給す
    る際に、前記粉体の充填量に対応させつつ連続的又は段
    階的に前記エアー吸引管を上方に移動させることを特徴
    とする粉体充填方法。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の粉体充填装置を用いて
    粉体を充填する粉体充填方法であって、 前記粉体供給体から前記粉体を前記粉体容器内に供給す
    る際に、前記粉体の充填を一時的に停止し、前記エアー
    吸引管内のエアーの吸引から前記エアー吸引管内への押
    圧エアーの送出に切り替えた後、前記粉体の充填及び前
    記エアー吸引管内のエアーの吸引を再開することを特徴
    とする粉体充填方法。
  11. 【請求項11】 請求項5記載の粉体充填装置を用いて
    粉体を充填する粉体充填方法であって、 前記粉体供給体から前記粉体を前記粉体容器内に供給す
    る際に、前記ハンマリング装置によって前記粉体容器の
    外側面をハンマリングすることを特徴とする粉体充填方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の粉体充填装置を用いて
    粉体を充填する粉体充填方法であって、 前記粉体供給体から前記粉体を前記粉体容器内に供給す
    る際に、前記粉体の充填量に対応させつつ前記ハンマリ
    ング装置を上方に移動させて、前記粉体容器の外側面を
    ハンマリングすることを特徴とする粉体充填方法。
  13. 【請求項13】 請求項7記載の粉体充填装置を用いて
    粉体を充填する粉体充填方法であって、 前記粉体供給体から前記粉体を前記粉体容器内に供給す
    る際に、前記加振装置によって前記粉体容器の外側面を
    加振することを特徴とする粉体充填方法。
  14. 【請求項14】 請求項8記載の粉体充填装置を用いて
    粉体を充填する粉体充填方法であって、 前記粉体供給体から前記粉体を前記粉体容器内に供給す
    る際に、前記粉体の充填量に対応させつつ前記加振装置
    を上方に移動させて、前記粉体容器の外側面を加振する
    ことを特徴とする粉体充填方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269831A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Ueno Sato Kk 食品包装容器、食品包装体、および食品包装体の製造方法
WO2024006205A1 (en) * 2022-06-29 2024-01-04 Entegris, Inc. Vibration fill process for solid chemistries

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