JP2002274114A - トレッド変更装置 - Google Patents

トレッド変更装置

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JP2002274114A
JP2002274114A JP2001083507A JP2001083507A JP2002274114A JP 2002274114 A JP2002274114 A JP 2002274114A JP 2001083507 A JP2001083507 A JP 2001083507A JP 2001083507 A JP2001083507 A JP 2001083507A JP 2002274114 A JP2002274114 A JP 2002274114A
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良雄 鰐川
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公浩 輿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、油圧シリンダを用いて車軸を伸縮させ
る構成としていたために、油圧シリンダは車軸と平行に
配置され、車軸回りが複雑となって、車軸周囲に大きな
配置スペースを必要としていた。 【解決手段】 車輪36を固定した可動フランジ体30
を車軸22上で摺動可能に配置し、該可動フランジ体に
ネジ体20を連結して、該ネジ体の回動によりトレッド
を変更可能とする構成において、前記可動フランジ体3
0を、車輪を取り付けるフランジボス35と、該フラン
ジボス35に内包される固定ボス34及び押圧ボス33
より構成するとともに、ネジ体を車軸上に外嵌したオス
ネジ体26とメスネジ体25より構成し、メスネジ体を
車軸に連結し、オスネジ体の一端を前記フランジボスと
固定ボスの間に挟持固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業車両、特に、ト
ラクタのトレッドを変更可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタ等の作業車両におい
て、畝間を走行して作業を行なう場合、移植機や収穫機
等の作業機のトレッドに合わせたり、畝成形後に畝を跨
いで走行できるように、トラクタのトレッドを変更でき
るようにした技術が公知となっている。例えば、特開平
9−2011号や特開平10−100607号の技術で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の技術で
は、油圧シリンダを用いて車軸を伸縮させる構成として
いたために、油圧シリンダは車軸と平行に配置され、車
軸回りが複雑となって、車軸周囲に大きな配置スペース
を必要としていたのである。また、油圧配管を配置する
スペースも必要としていたのである。また、図9に示す
ように、車軸上にフランジボスを軸心方向に摺動可能に
外嵌して、該フランジボスの外端面にオスネジ体を固設
し、一方車軸の端面に第一のネジ体を螺装し、該第一の
ネジ体の端部に第二のネジ体のメスネジ体を固定し、該
メスネジ体を前記オスネジ体に槽する構成とする構造が
考えられる。しかし、この構造であると、第一のネジ体
を回動することによって、フランジボスを車軸の軸心方
向に摺動させることが可能であるが、車幅方向に車輪が
摺動すると同時にメスネジ体も同時に移動するために、
広げたときにもメスネジ体が車幅外方向に突出してしま
うので、狭い道路を通行したりする場合にメスネジ体部
分が障害物に当たる可能性があった。また、この構成で
あると、締付用ボックスの数が多くなり、手間がかかる
と共に、締付トルクを管理しておかないと弛みの原因と
なっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、請求項1においては、車輪を固定した可動フランジ
体を車軸上で摺動可能に配置し、該可動フランジ体にネ
ジ体を連結して、該ネジ体の回動によりトレッドを変更
可能とする構成において、前記可動フランジ体を、車輪
を取り付けるフランジボスと、該フランジボスに内包さ
れる固定ボス及び押圧ボスより構成するとともに、ネジ
体を車軸上に外嵌したオスネジ体とメスネジ体より構成
し、メスネジ体を車軸に連結し、オスネジ体の一端を前
記フランジボスと固定ボスの間に挟持固定した。
【0005】また、請求項2においては、前記車軸と固
定ボスの間の相対回転を阻止するキーを固定ボスに固定
し、該キーのオスネジ体側端部を固定ボス端面より延出
し、該延出部をオスネジ体に形成した溝部に挿入した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の解決すべき課題及び手段
は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の
一実施例を説明する。図1は本発明のトレッド変更装置
を装備したトラクタの平面図、図2は本発明のトレッド
変更装置の狭めた状態の正面断面図、図3は同じくトレ
ッドを広げた状態の正面断面図、図4は図3におけるX
矢視図、図5は図3におけるY−Y矢視図、図6は図5
におけるA−A矢視図、図7は図5におけるB−B矢視
図、図8は図3におけるC−C矢視図、図9は車軸上に
フランジボスを軸心方向に摺動可能に外嵌して、該フラ
ンジボスの外端面にオスネジ体を固設した正面断面図で
ある。
【0007】まず、図1において作業車両としてトラク
ター10を実施例とした全体構成から説明する。トラク
ター10には、本機の前下部に前輪1、後下部に後輪2
をそれぞれ懸架して車輪が配設されており、前部のボン
ネット3内にはエンジン6が配設されている。前記ボン
ネット3の後部にはステアリングハンドル4が配設され
ており、該ステアリングハンドル4の後方には運転座席
5が配設され、該ステアリングハンドル4や運転座席5
等の操縦部がキャビン7によって覆われている。前記運
転座席5の下方には、ミッションケース9が配置されて
いる。
【0008】前記ミッションケース9の前下部には動力
取出しケース11が固設され、該動力取出しケース11
より前輪駆動用のドライブシャフト12を介してフロン
トアクスルケースに動力が入力され、該フロントアクス
ルケースの両側に設けた駆動ケース内の伝動機構を介し
て前輪1を駆動する構成としている。また、前記ミッシ
ョンケース9両側にはリアアクスルケースを設けて後車
軸を支持し、ミッションケース9からの動力を該後車軸
に伝えて後輪2を駆動構成としている。
【0009】本発明のトレッド変更装置13は前輪1に
おいても後輪2についても適用可能であり、その構成に
ついて図2〜図8より説明する。図2において、アクス
ルケース21に左右方向(機体進行方向を前方とする)
に支持された車軸22が外側に突出され、この突出され
た部分に本発明のトレッド変更装置13が配設されてい
る。該トレッド変更装置13は車軸22端部に設けて伸
縮操作するネジ体20と、該ネジ体20に連結されて車
輪36を取り付けて車軸22上を摺動する可動フランジ
体30より構成されている。
【0010】前記ネジ体20は少なくとも二組のオスネ
ジ体とメスネジ体を有して車軸22上に設けられ、本実
施例では第一のネジ体31と第二のネジ体32から構成
される。該第一のネジ体31は車軸22の端部位置に配
設され、第二のネジ体32は車軸22の端部の外周部分
で第一のネジ体31を内包するように配設されている。
【0011】該第一のネジ体31の構成は、前記車軸2
2の端面より軸心方向にネジ穴22aが穿設されてメス
ネジ体が形成され、該ネジ穴22aにオスネジ体23が
螺装されている。該オスネジ体23はボルトより構成し
て、該ボルトのネジ頭となる頭部23aは伸縮操作部と
なり、該頭部23aにボックスレンチ等の工具を嵌合し
て回動操作して、ネジ体20を伸縮操作できるようにし
ている。
【0012】また、前記頭部23aの座面側には座部2
3bを形成し、該座部23bに連結板24が溶接等によ
りオスネジ体23と中心を合わせて固設されている。該
座部23bはトレッド幅を狭くした第一ネジ体31を縮
小したときのストッパーの役目を果たし、該座部23b
の幅L1が連結板24と車軸22の端面との間の隙間を
形成している。但し、該連結板24はオスネジ体23と
一体的に形成してもかまわない。
【0013】該連結板24は略円盤状に構成され、図4
に示すように、外周部に一つ或いは複数の突起24a・
24a・・・が形成されている。本実施例では90度お
きに4つ配置しているがその数や位置は限定するもので
はなく、突起の形状も限定するものではない。該突起2
4a・24a・・・は第二のネジ体32を構成するメス
ネジ体25の外端部に形成した切欠25a・25a・・
・に係合されて、連結板24が止め輪29により抜け止
め固定され、第一のネジ体31と第二のネジ体32が連
結されて、オスネジ体23とメスネジ体25が互いに空
回りせず一体的に回るように構成している。
【0014】前記メスネジ体25は筒状に構成されて、
外側端部に中心方向に曲げた縁部25bが形成され、該
縁部25bと前記切欠25aに嵌め込んだ連結板24の
間に止め輪29を嵌合して、連結板24の抜け止めとし
ている。こうして、第一のネジ体31のオスネジ体23
の端部を第二のネジ体32のメスネジ体25の端部に連
結部材となる連結板24を介して連結固定しているので
ある。そして、該メスネジ体25の他端の内面にメスネ
ジ25cを形成している。該メスネジ25cはオスネジ
体26の外周に螺装して、メスネジ25cとオスネジ体
26により第二のネジ体32を構成して車軸22上に外
包し、オスネジ体26は車軸22上を摺動できるように
している。
【0015】該オスネジ体26は筒状に構成されて、外
周面にオスネジを形成し、機体中央側の端部には図6に
示すように、段付部26aと溝部26bと凸部26cを
形成している。該段付部26aはオスネジ部の端部外周
に円周方向に凹溝を形成して構成しており、前記メスネ
ジ体25を最縮小したときにメスネジ体25の端部が当
接して更なる回動を阻止して可動フランジ体30等が破
損されないようにして、該段付部26aがストッパの役
目を果たすようにしている。尚、該段付部26aの面は
後述するフランジボス35の外側端面と一致するように
構成されている。前記溝部26bはオスネジ体26の内
側(機体左右中央側)端面より軸方向にキー27を嵌入
できる大きさの凹部を形成したものであり、後述するキ
ー27と嵌合してオスネジ体26の回り止めとしてい
る。前記凸部26cはオスネジ体26の内側端部より半
径方向外方向に外周面より突出するように構成したもの
であり、後述する固定ボス34とフランジボス35で挟
持する構成としている。
【0016】そして、前記第一のネジ体31と第二のネ
ジ体32は、一方が右ネジ、他方を左ネジとし、また、
第一のネジ体31と第二のネジ体32のネジピッチは異
なるように構成している。つまり、本実施例において
は、第一のネジ体31を右ネジとし、第二のネジ体32
を左ネジとしている。そして、第二のネジ体32のネジ
ピッチを第一ネジ体31のネジピッチよりも小さく構成
している。
【0017】このように構成することによって、オスネ
ジ体23の頭部23aを工具によって回動し、例えば、
オスネジ体23がネジ穴22aから出て車輪幅(トレッ
ド)を広くするように頭部23aを回動すると、第二の
ネジ体32は逆ネジであるために、メスネジ体25の回
動によりオスネジ体26は引き付けられるようになり、
該オスネジ体26に連結される車輪(タイヤリム)36
が外側へ移動して、工具の一回転に対してネジ体20は
二つのピッチを加えた距離でトレッドを広げることがで
きるのである。つまり、一回転で二倍近いピッチを摺動
させることができるのである。逆方向に回転すると、ト
レッドを狭めるように移動することができる。また、第
一のネジ体31と第二のネジ体32を回動しようとする
場合、半径の大きい第二のネジ体32のほうが大きな力
(トルク)を必要するが、ネジピッチが小さいために回
動トルクは小さくて済むようになり、軽い操作で第一の
ネジ体31と第二のネジ体32を回動できるようにして
いるのである。
【0018】そして、前記車軸22のアクスルケース2
1より突出した外周部分には、一つまたは複数のキー溝
22bが軸心と平行に穿設されている。本実施例ではキ
ー溝22bを一つ設けている。一方、車軸22上に外嵌
する固定ボス34の内周にもキー溝34aが軸心と平行
に穿設され、該キー溝22b・34aにキー27が嵌合
されて、車軸22上で固定ボス34(可動フランジ体3
0)が軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に嵌合さ
れているのである。そして、前記キー27は固定ボス3
4にネジ28・28によって内側より固定されている。
なお、キー27を車軸22側に固定することも可能であ
るが、この場合にはキーをキー溝22bと同じく長さと
する必要があり、キーが長くなる。また、キーの分オス
ネジ体26の直径も大きくなり、全体として大きくなっ
てしまう。
【0019】次に、可動フランジ体30について説明す
る。該可動フランジ体30は押圧ボス33と固定ボス3
4とフランジボス35から構成され、フランジボス35
は外周のフランジ部35cに車輪36を固定し、内周に
形成したテーパ面を介して押圧ボス33と固定ボス34
を内包している。即ち、該押圧ボス33と固定ボス34
は略上下対称(図2、図5において)に構成され、二つ
合わせた状態で円錐台状に構成して、中心部に車軸22
を貫通するように構成している。そして、該押圧ボス3
3と固定ボス34はそれぞれフランジ部33b・34b
と円錐状のテーパ部33c・34cを有し、該テーパ部
33c・34cが前記フランジボス35の内部形成した
テーパ部35a内に挿入される。該テーパ部33c・3
4cとテーパ部35aは軸心及び形状が略一致するよう
に構成されている。
【0020】図5、図6、図7に示すように、前記固定
ボス34のフランジ部34bには、ボルト孔34d・3
4d・34dとピン穴34e・34eが適宜間隔を開け
て車軸22と平行に穿設され、該ピン穴34e・34e
と対向してフランジボス35に穿設したピン穴35f・
35fにはノックピン39・39を挿入して位置決めと
回り止めができるようにしている。また、ボルト孔34
d・34d・34dとフランジボス35に穿設したボル
ト穴35g・35g・35gにはボルト37・37・3
7を螺装して、締め付けることにより固定ボス34とフ
ランジボス35を固定することができる。
【0021】そして、固定ボス34のテーパ部34cの
先端は押圧ボス33の先端よりも長く構成して、該テー
パ部34cの先端面34fと、フランジボス35のテー
パ部35aの基部側内端面35hとの間には前記オスネ
ジ体26の凸部26cを配置して、前記ボルト37・3
7・37により締め付けるときに、同時に凸部26cの
左右面を挟んで挟持固定するようにしている。こうし
て、固定ボス34とフランジボス35とオスネジ体26
が一体となって同時に車軸22上をスライドすることが
できるのである。
【0022】また、前記押圧ボス33の図5における下
側のフランジ部33bには、ボルト孔33d・33d・
33dが車軸22と平行に貫通穿設され、一方、フラン
ジボス35にも該ボルト孔33dの位置に合わせて貫通
孔35bが穿設され、外側のフランジボス35の貫通孔
35bより締付ボルト40を挿入して挿入孔35dに螺
装して貫通し、該締付ボルト40の先端に回動規制部材
となるリング41を係止している。
【0023】このような構成において、締付ボルト40
・40・40を回動して締め付けると(但し、後述する
解除ボルト44は弛めておく必要がある)、押圧ボス3
3は可動フランジ35側に引き付けられて、テーパ部3
5aによって楔の如く車軸22と押圧ボス33の間を押
し広げて両者を固定することができるのである。逆に、
弛める方向に締付ボルト40・40・40を回動して後
述する解除杆43の押し付けで、車軸22と押圧ボス3
3の間で軸方向の摺動がフリーとなる。そして、弛め過
ぎた場合にはフランジ部33bがリング41・41・4
1に当接して抜け止めを防止できるのである。
【0024】また、図7に示すように、前記フランジ部
33bの外側面よりピン穴33d・33dが所定深さに
穿設され、該ピン穴33d・33dの位置に合わせてフ
ランジボス35に挿入孔35i・35iが車軸22と平
行に穿設されている。該挿入孔35iの外側はメスネジ
35jに形成されており、該挿入孔35iとピン穴33
dに解除杆43が挿入され、メスネジ35jに解除ボル
ト44が螺装されている。このように解除杆43は摺動
自在にピン孔5iとピン穴33dに挿入し、解除ボルト
44はフランジボス35のメスネジ35jに螺装して、
解除側は解除杆43と解除ボルト44とに二つに分割し
て、解除時にかかる力により解除ボルト44にコジレ等
の無理な力がかからないようにしている。そして、前記
締付ボルト40・40・40を弛めただけではロックを
解除できないので、解除ボルト44・44を締め付けて
解除杆43を押し付けることにより車軸22とフランジ
ボス35のロックを解除可能としている。
【0025】また、図8に示すように、前記締付ボルト
40の外径L2と、該締付ボルト40を挿入する挿入孔
35dの内径L3の差(t1=L3−L2)を締付側の
隙間t1とし、解除杆43の外径L4と、該解除杆43
を挿入する挿入孔35iの内径L5の差(t2=L5−
L4)を解除側の隙間t2とすると、締付側の隙間t1
は解除側の隙間t2よりも大きく(t1>t2)なるよ
うに設定している。
【0026】このように構成することによって、締付ボ
ルト40を締め付けたり(ロックしたり)、解除ボルト
44を締め付けて解除したりするときに、押圧ボス33
が摺動したり、フランジボス35が歪んだりしたときの
力は、解除杆43が受けて、締付ボルト40には前記力
が殆どかからないようになり、ネジ部が潰れるようなこ
とがなく、操作力が小さくてスムースな摺動を可能とし
ているのである。
【0027】そして、可動フランジ35の外側にフラン
ジ部35cを形成し、該フランジ部35cに挿入孔35
d・35d・・・とガイド凹部35eを形成して、車輪
36をガイド凹部35eに嵌め込んで、挿入孔35d・
35d・・・にボルト42・42・・・を螺装して車輪
を固定できるようにしているのである。
【0028】以上のような構成において、例えば、図2
示すトレッドを狭めた状態から図3に示すトレッドを広
げた状態とするには、まず、締付ボルト40を弛めて解
除ボルト44を締付方向に回動することによって、押圧
ボス33とフランジボス35との間に隙間ができてロッ
クを解除でき、可動フランジ体30を車軸22上で摺動
可能となる。
【0029】次に、工具を用いてオスネジ体23を左方
向に回動することによって、オスネジ体23が外方向に
移動すると同時に、メスネジ体25の回転によってオス
ネジ体26が引き付けられる。このとき、オスネジ体2
6は可動フランジ体30に固定されており、該可動フラ
ンジ体30と車軸22の間にはキー27が介装されてい
るために軸方向に摺動可能であるが、相対回転は不能と
なっているため、メスネジ体25の回転によってオスネ
ジ体26は回転することなく引き付けられることにな
る。こうして、可動フランジ体30に固定した車輪36
を外側へ摺動移動させることができ、トレッドを広げる
ことができる。そして、解除ボルト44を弛めて、締付
ボルト40を締め付けて押圧ボス33を車軸22とフラ
ンジボス35の間のテーパ部に楔の如く挿入すること
で、車軸22と可動フランジ体30をロックすることが
できるのである。また、トレッドを狭める場合には、前
記と逆の操作を行なうのである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より、次のような効果が得られる。即ち、請求項1の如
く、車輪を固定した可動フランジ体を車軸上で摺動可能
に配置し、該可動フランジ体にネジ体を連結して、該ネ
ジ体の回動によりトレッドを変更可能とする構成におい
て、前記可動フランジ体を、車輪を取り付けるフランジ
ボスと、該フランジボスに内包される固定ボス及び押圧
ボスより構成するとともに、ネジ体を車軸上に外嵌した
オスネジ体とメスネジ体より構成し、メスネジ体を車軸
に連結し、オスネジ体の一端を前記フランジボスと固定
ボスの間に挟持固定したので、三者を固定する手段を部
品点数が少なく簡単に構成することができ、オスネジ体
とフランジボスと固定ボスを一体化して、容易にスライ
ドさせることができる。
【0031】請求項2の如く、前記車軸と固定ボスの間
の相対回転を阻止するキーを固定ボスに固定し、該キー
のオスネジ体側端部を固定ボス端面より延出し、該延出
部をオスネジ体に形成した溝部に挿入したので、キーを
溝部に嵌入するだけの簡単な構成で、オスネジ体の回動
を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトレッド変更装置を装備したトラクタ
の平面図である。
【図2】本発明のトレッド変更装置の狭めた状態の正面
断面図である。
【図3】同じくトレッドを広げた状態の正面断面図であ
る。
【図4】図3におけるX矢視図である。
【図5】図3におけるY−Y矢視図である。
【図6】図5におけるA−A矢視図である。
【図7】図5におけるB−B矢視図である。
【図8】図3におけるC−C矢視図である。
【図9】車軸上にフランジボスを軸心方向に摺動可能に
外嵌して、該フランジボスの外端面にオスネジ体を固設
した正面断面図である。
【符号の説明】
22 車軸 25 メスネジ体 26 オスネジ体 30 可動フランジ体 33 押圧ボス 34 固定ボス 35 フランジボス 36 車輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を固定した可動フランジ体を車軸上
    で摺動可能に配置し、該可動フランジ体にネジ体を連結
    して、該ネジ体の回動によりトレッドを変更可能とする
    構成において、前記可動フランジ体を、車輪を取り付け
    るフランジボスと、該フランジボスに内包される固定ボ
    ス及び押圧ボスより構成するとともに、ネジ体を車軸上
    に外嵌したオスネジ体とメスネジ体より構成し、メスネ
    ジ体を車軸に連結し、オスネジ体の一端を前記フランジ
    ボスと固定ボスの間に挟持固定したことを特徴とするト
    レッド変更装置。
  2. 【請求項2】 前記車軸と固定ボスの間の相対回転を阻
    止するキーを固定ボスに固定し、該キーのオスネジ体側
    端部を固定ボス端面より延出し、該延出部をオスネジ体
    に形成した溝部に挿入したことを特徴とする請求項1記
    載のトレッド変更装置。
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