JP2002273677A - ロボット装置及びその制御方法 - Google Patents

ロボット装置及びその制御方法

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JP2002273677A
JP2002273677A JP2001076505A JP2001076505A JP2002273677A JP 2002273677 A JP2002273677 A JP 2002273677A JP 2001076505 A JP2001076505 A JP 2001076505A JP 2001076505 A JP2001076505 A JP 2001076505A JP 2002273677 A JP2002273677 A JP 2002273677A
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Tetsuya Konishi
哲也 小西
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ロボット装置に関し、故障や破損の
原因となる場所にロボット装置が移動することを回避す
ることを提案する。 【解決手段】自己の移動履歴を記憶手段に記憶し、通信
装置51と通信不可能になった場合、当該移動履歴に基
づいてロボット装置1を通信装置51と通信可能な範囲
内に移動させるようにロボット装置1の移動動作を制御
することにより、容易にロボット装置1を所定の範囲内
のみで行動させることができ、従って故障や破損の原因
となる場所にロボット装置1が移動することを回避する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボット装置及びそ
の制御方法に関し、例えばペットロボットに適用して好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ユーザの命令や周囲の環境に応じ
て行動する4足歩行型のペットロボットが本願出願人か
ら提案及び開発されている。かかるペットロボットは、
一般家庭において飼育される犬や猫によく似た形状でな
り、ユーザの命令や周囲の環境に応じて自律的に行動す
るようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
ペットロボットにおいては、例えば段差が存在する場所
などのように、故障や破損の原因となる場所に移動する
ことを回避するため、ユーザが指定した範囲内のみで行
動させることが望ましい。
【0004】そこで、このペットロボットが所定の範囲
を超えて移動することを回避する方法として、当該ペッ
トロボットにリードと呼ばれるひもを付けることによ
り、所定の位置を基準としてリードの長さに応じた範囲
内のみで行動させる方法が考えられる。
【0005】しかしながらこの方法では、ペットロボッ
トがリードを認識しながら当該リードに引っ掛からない
ように歩行することや、当該リードに絡まないように行
動することが困難であり、またリードが絡まった場合に
は、当該絡まったリードを解くことは不可能に近く、種
々の問題が発生することを避け得ない。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、リードを付けることなく容易に所定の範囲内のみで
行動することができるロボット装置及びその制御方法を
提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の通信装置と無線交信するた
めの通信手段と、自己の移動履歴を記憶する記憶手段
と、通信装置と通信不可能になった場合、移動履歴に基
づいてロボット装置を通信装置と通信可能な範囲内に移
動させるようにロボット装置の移動動作を制御する制御
手段とを設けた。この結果、容易にロボット装置を所定
の範囲内のみで行動させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0009】(1)本実施の形態によるペットロボット
の構成 図1において、1は全体として本実施の形態によるペッ
トロボットを示し、胴体部ユニット2の前後左右にそれ
ぞれ脚部ユニット3A〜3Dが連結されると共に、胴体
部ユニット2の前端部及び後端部にそれぞれ頭部ユニッ
ト4及び尻尾部ユニット5が連結されることにより構成
されている。
【0010】ここでペットロボット1においては、図2
に示すように、胴体部ユニット2に、このペットロボッ
ト1全体の動作を制御するコントローラ10と、このペ
ットロボット1の動力源となるバッテリ11と、バッテ
リセンサ12及び熱センサ13からなる内部センサ部1
4と、外部機器と無線接続するための無線LAN(Loca
l Area Network)カード15及びアンテナ16などが収
納されている。
【0011】また頭部ユニット4には、「耳」に相当す
るマイクロホン25と、「目」に相当するイメージセン
サデバイス26と、タッチセンサ27と、「口」に相当
するスピーカ28となどがそれぞれ所定位置に配設され
ている。
【0012】さらに各脚部ユニット3A〜3Dの関節部
分や、各脚部ユニット3A〜3D及び胴体部ユニット2
の各連結部分、頭部ユニット4及び胴体部ユニット2の
連結部分、並びに尻尾部ユニット5及び胴体部ユニット
2の連結部分などにはそれぞれアクチュエータ3AA1
〜3AAK、3BA1〜3BAK、3CA1〜3CAK、3
DA1〜3DAK、4A1〜4AL、5A1〜5AMが配設さ
れている。
【0013】そして頭部ユニット4のマイクロホン25
は、ユーザから図示しないサウンドコマンダ(操作内容
に応じて異なる音階の音を発生するコマンダ)により音
階として与えられる「歩け」、「伏せ」又は「ボールを
追いかけろ」等の指令音を集音し、得られた音声信号S
1をコントローラ10に送出する。またCCDカメラ2
6は、周囲の状況を撮像し、得られた画像信号S2をコ
ントローラ10に送出する。
【0014】さらにタッチセンサ27は、図1において
明らかなように頭部ユニット4の上部に設けられてお
り、ユーザからの「なでる」や「たたく」といった物理
的な働きかけにより受けた圧力を検出し、検出結果を圧
力検出信号S3としてコントローラ10に送出する。
【0015】さらに胴体部ユニット2のバッテリセンサ
12は、バッテリ11の残量を5段階に分けて検出し、
当該各段階の検出結果をバッテリ残量検出信号S4とし
て順次コントローラ10に送出する。この場合、バッテ
リセンサ12は、バッテリ11の残量が80〔%〕以上、
80〜50〔%〕、50〜25〔%〕、25〜20〔%〕及び20
〔%〕以下のとき、それぞれ「Full」、「Midd
le−Full」、「Middle」、「Low」及び
「Low−Low」として段階的に分類して検出するよ
うになされている。
【0016】さらに胴体部ユニット2の熱センタ13
は、ペットロボット1の内部温度を検出し、検出結果を
熱検出信号S5としてコントローラ20に送出する。
【0017】さらに無線LANカード15は、所定の通
信回路を収納してなり、コントローラ10の制御に基づ
いてアンテナ16を介して外部機器との間で通信を行い
得るようになされている。
【0018】コントローラ10は、マイクロホン25、
CCDカメラ26、タッチセンサ27、バッテリセンサ
12及び熱センサ13から与えられる音声信号S1、画
像信号S2、圧力検出信号S3、バッテリ残量検出信号
S4及び熱検出信号S5などに基づいて、周囲の状況
や、ユーザからの指令、ユーザからの働きかけなどの有
無を判断する。
【0019】そしてコントローラ10は、この判断結果
と予め入力される制御プログラムとに基づいて続く行動
を決定し、決定結果に基づいて必要なアクチュエータ3
AA 1〜3AAK、3BA1〜3BAK、3CA1〜3C
K、3DA1〜3DAK、4A1〜4AL、5A1〜5AM
を駆動させることにより、頭部ユニット4を上下左右に
振らせたり、尻尾部ユニット5を動かせたり、各脚部ユ
ニット3A〜3Dを駆動して歩行させるなどの行動を行
わせる。
【0020】またこの際コントローラ10は、必要に応
じて所定の音声信号S6をスピーカ28に与えることに
より当該音声信号S6に基づく音声を外部に出力させた
り、このペットロボット1の「目」の位置に設けられた
図示しないLED(Light Emitting Diode)を点灯、消
灯又は点滅させる。
【0021】このようにしてペットロボット1において
は、周囲の状況及び制御プログラム等に基づいて自律的
に行動し得るようになされている。
【0022】(2)本実施の形態による行動制御処理 この実施の形態の場合、図3に示すように、ペットロボ
ット1とパーソナルコンピュータ50に接続された通信
装置51とを無線接続することによりペットロボットシ
ステム52を構築し、当該ペットロボット1を所定の範
囲内のみで行動させるようになされている。
【0023】具体的には、このペットロボットシステム
52は、無線通信規格としてIEEE(Institute of E
lectrical and Electronics Engineers )802.11
b規格を採用し、ペットロボット1の胴体部ユニット2
に収納されているアンテナ16(図2)と通信装置51
のアンテナ53との間で無線交信を可能にしている。
【0024】この場合、IEEE802.11Bにおい
ては、複数の通信レートが予め用意されており、ユーザ
によって指定された通信レートでペットロボット1と無
線通信を行うことが可能である。すなわち、ユーザがペ
ットロボット1を操作することにより、用意されている
複数の通信レートのうち所望の通信レートを選択する
と、当該選択された通信レートに応じて通信装置51と
ペットロボット1との間の通信可能な距離が決定され
る。
【0025】ところでペットロボット1のコントローラ
10は、当該ペットロボット1が移動する際、その歩数
に基づいて移動した距離を算出し、当該移動距離を直線
近似して直線移動距離を得ると共に、各脚部ユニット3
A〜3Dを駆動するためのコマンドに基づいて移動方向
すなわち移動角度を得、これら直線移動距離及び移動角
度からなる移動ベクトルをメモリ10Aに記憶するよう
になされている。
【0026】このようにしてコントローラ10は、当該
ペットロボット1が移動方向を変化する毎に、前回移動
方向を変化させた位置から今回移動方向を変化させた位
置までの直線移動距離と、前回の移動方向に対する今回
の移動方向の角度を示す移動角度とを移動ベクトルとし
て順次メモリ10Aに記憶していくことにより、当該移
動ベクトルの履歴を移動履歴データとしてメモリ10A
に保持する。
【0027】その際、ペットロボット1のコントローラ
10は、無線LANカード15、アンテナ16及び通信
装置51を順次介して例えば数十秒間隔で定期的にパー
ソナルコンピュータ50に向けて電波を発信し、それに
対する応答の有無に応じて通信できたか否かを判断す
る。
【0028】すなわちコントローラ10は、パーソナル
コンピュータ50から応答があってパーソナルコンピュ
ータ50と通信できた場合には、当該ペットロボット1
が通信可能な範囲内に位置していると判断し、メモリ1
0Aから移動履歴データを消去する。
【0029】これに対してコントローラ10は、パーソ
ナルコンピュータ50から応答がなく当該パーソナルコ
ンピュータ50と通信できなかった場合には、当該ペッ
トロボット1が通信可能な範囲外に位置していると判断
し、メモリ10Aに記憶されている移動履歴データに基
づいて前回移動方向を変化させた位置まで戻る。
【0030】そしてコントローラ10は、前回移動方向
を変化させた位置まで戻ると、パーソナルコンピュータ
50に向けて電波を発信し、それに対する応答の有無に
応じて通信できたか否かを判断する。
【0031】コントローラ10は、パーソナルコンピュ
ータ50から応答があって当該パーソナルコンピュータ
50と通信できた場合には、当該ペットロボット1が通
信可能な範囲内にまで移動したと判断し、メモリ10A
から移動履歴データを消去する。
【0032】これに対してコントローラ10は、パーソ
ナルコンピュータ50から応答がなく当該パーソナルコ
ンピュータ50と通信できなかった場合には、当該ペッ
トロボット1がまだ通信可能な範囲外に位置していると
判断し、メモリ10Aに記憶されている移動履歴データ
に基づいてさらに前回移動方向を変化させた位置まで戻
り、当該位置において通信可能か否かを判断する。
【0033】このようにペットロボット1は、パーソナ
ルコンピュータ50と通信不可能な位置に移動したとし
ても、上述の動作を順次繰り返すことにより、パーソナ
ルコンピュータ50と通信可能な範囲内に戻ることがで
き、従って故障や破損の原因となる場所に移動すること
を回避することができる。
【0034】ここで、例えば図4に示すように、ペット
ロボット1が位置P1から位置P2及びP3を順次経由
して位置P4に移動し当該位置P4に位置する場合にお
けるペットロボット1の行動制御処理について説明す
る。この図4において、(L1、D1)は位置P1及び
P2間の移動ベクトルを示し、(L2、D2)は位置P
2及びP3間の移動ベクトルを示し、(L3、D3)は
位置P3及びP4間の移動ベクトルを示す。
【0035】この場合、ペットロボット1のコントロー
ラ10は、ペットロボット1が位置P1に位置している
状態において、無線LANカード15、アンテナ16及
び通信装置51を順次介してパーソナルコンピュータ5
0に向けて電波を発信し、パーソナルコンピュータ50
から応答があって通信できたと仮定する。
【0036】そしてコントローラ10は、ペットロボッ
ト1が位置P1から位置P4まで移動するまでの間、移
動ベクトル(L1、D1)、(L2、D2)、(L3、
D3)を順次メモリ10Aに記憶していくことにより、
当該移動ベクトルの履歴を移動履歴データとしてメモリ
10Aに保持する。
【0037】このようにして一定期間が経過しペットロ
ボット1が位置P4に位置している状態において、当該
ペットロボット1のコントローラ10は、無線LANカ
ード15、アンテナ16及び通信装置51を順次介して
パーソナルコンピュータ50に向けて電波を発信する
と、コントローラ10は図5に示す行動処理手順RT1
を実行する。
【0038】この図5においてコントローラ10は行動
制御処理手順RT1に入ると、ステップSP1におい
て、パーソナルコンピュータ50からの応答の有無に応
じて通信可能か否かを判断する。
【0039】ステップSP1において肯定結果が得られ
ると、このことは当該ペットロボット1が通信可能な範
囲内に位置していることを表しており、このときコント
ローラ10はステップSP2に移って、メモリ10Aに
記憶されている移動履歴データを消去する。
【0040】これに対してステップSP1において否定
結果が得られると、ことことは当該ペットロボット1が
通信可能な範囲外に位置していることを表しており、こ
のときコントローラ10はステップSP3に移って、メ
モリ10Aに記憶されている移動履歴データに基づいて
ペットロボット1が位置P4から位置P3まで戻るよう
に当該ペットロボット1の行動を制御する。
【0041】そしてコントローラ10は、ペットロボッ
ト1が位置P4から位置P3まで戻ると、ステップSP
4に移って、パーソナルコンピュータ50に向けて電波
を発信し、パーソナルコンピュータ50からの応答の有
無に応じて通信できたか否かを判断する。
【0042】ステップSP4において肯定結果が得られ
ると、このことは当該ペットロボット1が通信可能な範
囲内にまで移動したことを表しており、このときコント
ローラ10はステップSP5に移って、メモリ10Aに
記憶されている移動履歴データを消去する。
【0043】これに対してステップSP4において否定
結果が得られると、このことは当該ペットロボット1が
まだ通信可能な範囲外に位置していることを表してお
り、このときコントローラ10はステップSP6に移っ
て、メモリ10Aに記憶されている移動履歴データに基
づいてさらにペットロボット1が位置P3から位置P2
まで戻るように当該ペットロボット1の行動を制御す
る。
【0044】そしてコントローラ10は、ペットロボッ
ト1が位置P3から位置P2まで戻ると、ステップSP
7に移って、パーソナルコンピュータ50に向けて電波
を発信し、パーソナルコンピュータ50からの応答の有
無に応じて通信できたか否かを判断する。
【0045】ステップSP7において肯定結果が得られ
ると、このことは当該ペットロボット1が通信可能な範
囲内にまで移動したことを表しており、このときコント
ローラ10はステップSP8に移って、メモリ10Aに
記憶されている移動履歴データを消去する。
【0046】これに対してステップSP7において否定
結果が得られると、このことは当該ペットロボット1が
まだ通信可能な範囲外に位置していることを表してお
り、このときコントローラ10はステップSP9に移っ
て、メモリ10Aに記憶されている移動履歴データに基
づいてさらにペットロボット1が位置P2から位置P1
まで戻るように当該ペットロボット1の行動を制御す
る。そしてコントローラ10は、ペットロボット1が直
近に通信可能であった位置P1まで戻ると、ステップS
P10に移って当該処理手順RT1を終了する。
【0047】(3)本実施の形態による動作及び効果 以上の構成において、ペットロボットシステム52は、
ユーザの指定操作に応じて、パーソナルコンピュータ5
0を基準として当該パーソナルコンピュータ50とペッ
トロボット1との間で無線通信する際の通信可能な距離
を設定する。
【0048】このペットロボット1のコントローラ10
は、当該ペットロボット1が移動することに応じて当該
移動の履歴を示す移動履歴データを生成し、これをメモ
リ10Aに記憶していく。
【0049】これと共にコントローラ10は、無線LA
Nカード15及びアンテナ16を順次介して定期的にパ
ーソナルコンピュータ50に向けて電波を発信し、パー
ソナルコンピュータ50からの応答の有無に応じて当該
パーソナルコンピュータ50と通信可能か否かを判断す
る。
【0050】コントローラ10は、パーソナルコンピュ
ータ50と通信できた場合には、当該ペットロボット1
が通信可能な範囲内に位置していると判断し、メモリ1
0Aに記憶されている移動履歴データを消去する。
【0051】これに対してコントローラ10は、パーソ
ナルコンピュータ50と通信できなかった場合には、当
該ペットロボット1が通信可能な範囲内に位置していな
いと判断し、メモリ10Aに記憶されている移動履歴デ
ータに基づいて、パーソナルコンピュータ50との間の
通信を試行しながら当該ペットロボット1が当該パーソ
ナルコンピュータ50と通信可能な範囲内にまで戻るよ
うに当該ペットロボット1の行動を制御する。
【0052】このようにペットロボット1は、パーソナ
ルコンピュータ50と通信不可能な位置に移動したとし
ても、直ちにパーソナルコンピュータ50と通信可能な
範囲内に戻ることができ、かくして従来のようにリード
をペットロボット1に付けることなく容易に所定範囲内
のみで行動することができ、故障や破損の原因となる場
所に移動することを回避することができる。
【0053】以上の構成によれば、ペットロボット1の
移動履歴データをメモリ10Aに記憶しておき、パーソ
ナルコンピュータ50と通信不可能になった場合には、
当該移動履歴データに基づいてペットロボット1が当該
パーソナルコンピュータ50と通信可能な範囲内にまで
戻るように当該ペットロボット1の行動を制御すること
により、リードをペットロボット1に付けることなく容
易にペットロボット1を所定範囲内のみで行動させるこ
とができ、従って故障や破損の原因となる場所にペット
ロボット1が移動することを回避することができる。
【0054】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、パーソナルコンピュ
ータ50と1台のペットロボット1を無線接続した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナル
コンピュータ50と複数のペットロボット1を無線接続
するようにしても良い。
【0055】また上述の実施の形態においては、通信装
置として、パーソナルコンピュータ50に通信装置51
を有線接続したものを適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータ50に
無線LAN機能を搭載するPC(Personal Computer )
カードを所定位置にセットしたものを適用するようにし
ても良い。
【0056】また上述の実施の形態においては、無線通
信規格としてIEEE802.11bを採用した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばブルー
トウースのような他の種々の無線通信規格を採用するよ
うにしても良い。
【0057】また上述の実施の形態においては、本発明
を図1のように構成された4足歩行型のペットロボット
1に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、他の種々のロボット装置に本発明を広く適用する
ようにしても良い。
【0058】また上述の実施の形態においては、通信手
段として無線LANカード15及びアンテナ16を適用
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、所
定の通信装置と無線交信するための他の種々の通信手段
を適用するようにしても良い。
【0059】また上述の実施の形態においては、記憶手
段としてメモリ10Aを適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、自己の移動履歴を記憶する
他の種々の記憶手段を適用するようにしても良い。
【0060】さらに上述の実施の形態においては、制御
手段としてコントローラ10を適用するようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、通信装置と
通信不可能になった場合、移動履歴に基づいてロボット
装置を通信装置と通信可能な範囲内に移動させるように
ロボット装置の移動動作を制御する他の種々の制御手段
を適用するようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、自己の移
動履歴を記憶手段に記憶し、通信装置と通信不可能にな
った場合、当該移動履歴に基づいてロボット装置を通信
装置と通信可能な範囲内に移動させるようにロボット装
置の移動動作を制御することにより、容易にロボット装
置を所定の範囲内のみで行動させることができ、従って
故障や破損の原因となる場所にロボット装置が移動する
ことを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペットロボットの一実施の形態を
示す斜視図である。
【図2】ペットロボットの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】ペットロボットシステムの構成を示す略線図で
ある。
【図4】ペットロボットの行動の説明に供する略線図で
ある。
【図5】行動制御処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1……ペットロボット、2……胴体部ユニット、3A〜
3D……脚部ユニット、3AA1〜3AAK、3BA1
3BAK、3CA1〜3CAK、3DA1〜3DAK、4A1
〜4AL、5A1〜5AM……アクチュエータ、4……頭
部ユニット、5……尻尾部ユニット、10……コントロ
ーラ、10A……メモリ、11……バッテリ、12……
バッテリセンサ、13……熱センサ、14……内部セン
サ部、15……無線LANカード、16……アンテナ、
25……マイク、26……CCD、27……タッチセン
サ、28……スピーカ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05D 1/02 G05D 1/02 H Fターム(参考) 2C150 AA14 CA02 CA04 DA05 DA24 DA25 DA26 DA27 DA28 DF03 DF04 DF06 DF33 ED42 ED47 ED52 EF03 EF07 EF13 EF16 EF23 EF28 EF29 EF33 EF36 3C007 AS36 CS08 JS07 MS22 WA04 WA14 WB14 WB15 5H301 BB14 DD07 DD17 GG09 GG11 GG16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の通信装置と無線交信するための通信
    手段と、 自己の移動履歴を記憶する記憶手段と、 上記通信装置と通信不可能になった場合、上記移動履歴
    に基づいて上記ロボット装置を上記通信装置と通信可能
    な範囲内に移動させるように当該ロボット装置の移動動
    作を制御する制御手段とを具えることを特徴とするロボ
    ット装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、 上記通信装置と通信できた場合には上記記憶手段に記憶
    されている移動履歴を消去することを特徴とする請求項
    1に記載のロボット装置。
  3. 【請求項3】上記移動履歴は、 上記ロボット装置が移動方向を変化する毎に、前回移動
    方向を変化させた位置から今回移動方向を変化させた位
    置までの直線移動距離と、前回の移動方向に対する今回
    の移動方向の角度を示す移動角度とからなる移動ベクト
    ルを順次上記記憶手段に記憶することにより生成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、 上記通信装置と通信不可能になった場合、上記移動履歴
    に基づいて上記ロボット装置が前回移動方向を変化させ
    た位置まで戻るように上記ロボット装置の移動動作を制
    御し、当該位置において上記通信装置と通信可能か否か
    を判断することを特徴とする請求項3に記載のロボット
    装置。
  5. 【請求項5】所定の通信装置と無線交信する第1のステ
    ップと、 自己の移動履歴を記憶手段に記憶する第2のステップ
    と、 上記通信装置と通信不可能になった場合、上記移動履歴
    に基づいて上記ロボット装置を上記通信装置と通信可能
    な範囲内に移動させるように当該ロボット装置の移動動
    作を制御する第3のステップとを具えることを特徴とす
    るロボット装置の制御方法。
  6. 【請求項6】上記第3のステップでは、 上記通信装置と通信できた場合には上記記憶手段に記憶
    されている移動履歴を消去することを特徴とする請求項
    5に記載のロボット装置の制御方法。
  7. 【請求項7】上記移動履歴は、 上記ロボット装置が移動方向を変化する毎に、前回移動
    方向を変化させた位置から今回移動方向を変化させた位
    置までの直線移動距離と、前回の移動方向に対する今回
    の移動方向の角度を示す移動角度とからなる移動ベクト
    ルを順次上記記憶手段に記憶することにより生成される
    ことを特徴とする請求項5に記載のロボット装置の制御
    方法。
  8. 【請求項8】上記第3のステップでは、 上記通信装置と通信不可能になった場合、上記移動履歴
    に基づいて上記ロボット装置が前回移動方向を変化させ
    た位置まで戻るように上記ロボット装置の移動動作を制
    御し、当該位置において上記通信装置と通信可能か否か
    を判断することを特徴とする請求項7に記載のロボット
    装置の制御方法。
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