JP2002273410A - 加熱滅菌装置 - Google Patents

加熱滅菌装置

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JP2002273410A
JP2002273410A JP2001082217A JP2001082217A JP2002273410A JP 2002273410 A JP2002273410 A JP 2002273410A JP 2001082217 A JP2001082217 A JP 2001082217A JP 2001082217 A JP2001082217 A JP 2001082217A JP 2002273410 A JP2002273410 A JP 2002273410A
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fluid
temperature
heating
heat exchanger
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JP2001082217A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kojima
島 弘 小
Atsushi Honda
田 淳 本
Hideki Sato
藤 秀 樹 佐
Takeo Matsumoto
本 健 男 松
Kazuya Kurimoto
本 一 哉 栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 各種設備で必要なレベルに十分な加熱滅菌を
可能とする滅菌装置の提供。 【解決手段】 滅菌の対象となる流体の利用設備1に連
通し、利用設備1から戻る循環系Jから成り、循環系内
で流体を流過せしめるポンプ手段2を備え、利用設備1
から戻った流体を加熱する加熱熱交換器3と、加熱熱交
換器3よりも利用設備1側の領域に介装された予熱熱交
換器4と、加熱熱交換器3への加熱流体が流加する加熱
流体ラインHと、加熱熱交換器3と利用設備1を連通す
るラインLから分岐して加熱熱交換器3の利用設備1側
の領域に合流する再循環ラインMと、加熱熱交換器3で
加熱された流体の温度T1の計測手段5と、加熱熱交換
器3で加熱された流体を利用設備1側或いは再循環ライ
ンMに分配する三方弁V1と、温度T1に基いて三方弁
V1の開度制御手段6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば食品や飲料
品等の加工設備や、冷凍機、風呂等に水等を供給するに
際して、水その他の流体を加熱滅菌するための加熱滅菌
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、食品や飲料品等の加工設備や、
冷凍機、風呂等に水等を供給するに際して、水その他の
流体を殺菌する手法として、水その他の流体を循環させ
る循環管路に濾過器を設け、水その他の流体がこの濾過
器を通るときにオゾンで殺菌する方法が行われており、
また、大浴場では浴槽内に塩素を入れて殺菌する方法が
行われている。また、金型等の冷却用工業用水も、殺菌
を行わないと金型に藻が生えるという問題があり、この
ため、紫外線を用いて殺菌が行われている。
【0003】しかしながら、オゾンや塩素を用いて殺菌
する方法は被処理液を通す管路がこれら塩素やオゾンに
よって腐食されるとともに環境汚染を惹起すると言う問
題がある。
【0004】また、紫外線を用いて殺菌する方法は、装
置が大掛かりとなり、被処理液が循環管路を通る短時間
のうちに殺菌を行うことが難しく、さらに、雑菌の死骸
が積層されて紫外線照射が妨害されるという問題があ
る。
【0005】上記問題に対処するために、水その他の流
体を加熱殺菌する手法が提案されている。一般に、細菌
は60℃以上の温度で死滅することが知られており、被
処理液を例えば70℃の温度に加熱することにより短時
間で被処理液の殺菌を行うことが出来る。この加熱手段
として、戻り側の水その他の流体を熱交換器で加熱し
て、滅菌を図るタイプが主流となっている。しかし、加
熱滅菌では、加熱量が少なく、温度が低いと、完全滅菌
が出来ない恐れある。そして、完全滅菌が出来ないと、
細菌が繁殖して、衛生上その他において、問題がある。
そこで、熱交換器を介装した領域に、温度が低い水を再
循環させることが出来れば、完全滅菌が可能となる。し
かしながら、その様な再循環は、制御が困難であり、従
来技術では採用されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、各種設
備で必要なレベルの滅菌を行うのに十分な加熱滅菌を可
能とする滅菌装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】滅菌の対象となる流体を
利用する利用設備(1)に連通(ラインL)し且つ利用
設備(1)から戻る(ラインJ)循環系から成り、該循
環系内で流体を流過せしめるポンプ手段(2)を備え、
利用設備から戻った流体(ラインJ)を加熱する加熱熱
交換器(3)と、該加熱熱交換器(3)よりも利用設備
(1)側の領域に介装された予熱熱交換器(4)と、加
熱熱交換器(3)に熱量を投入する加熱流体が流加する
加熱流体ライン(H)と、加熱熱交換器(3)と利用設
備(1)を連通するライン(L)から分岐(弁V1の介
装個所)して加熱熱交換器(3)の利用設備(1)側の
領域に合流する再循環ライン(M)と、加熱熱交換器
(3)で加熱された流体の温度(T1)を計測する温度
計測手段(5)と、加熱熱交換器(3)で加熱された流
体を利用設備(1)側或いは再循環ライン(M)に分配
する三方弁(V1)と、温度計測手段(5)の計測結果
に基いて三方弁(V1)の開度を制御する制御手段
(6)、とを有する(請求項1)。
【0008】前記制御手段(6)は、温度計測手段
(5)で計測された流体温度(T1)が設定値より低温
である場合には前記三方弁(V1)を再循環ライン
(M)側に切り換え、設定値以上の高温である場合には
利用設備(1)側に切り換える制御を行う様に構成され
ている(請求項2)。
【0009】前記制御手段(6)は、温度計測手段
(5)で計測された流体温度(T1)が設定値以下の低
温である場合には前記ポンプ手段(2)の吐出流量を減
少し、且つ、計測された流体温度(T1)が設定値より
高温である場合には前記ポンプ手段(2)の吐出流量を
増加する制御を行う様に構成されていると共に、前記ポ
ンプ手段(2)の吐出流量が最低流量よりも多量であれ
ば前記三方弁(V1)を利用設備(1)側に切り換え、
前記ポンプ手段(2)の吐出流量が最低流量に等しくな
った際には再循環ライン(M)側に切り換える様に構成
されている(請求項3)。
【0010】前記載循環ライン(M)にバッファタンク
(30)が介装されている(請求項4)。
【0011】滅菌の対象となる流体を利用する利用設備
(1)に連通(L)し且つ利用設備(1)から戻る(ラ
インJ)循環系から成り、該循環系内で流体を流過せし
めるポンプ手段(2)を備え、利用設備から戻った流体
(ラインJ)を加熱する加熱熱交換器(3)と、該加熱
熱交換器(3)よりも利用設備(1)側の領域に介装さ
れた予熱熱交換器(4)と、加熱熱交換器(3)に熱量
を投入する加熱流体が流加する加熱流体ライン(H)
と、加熱熱交換器(3)と利用設備(1)を連通するラ
イン(L)から分岐(弁V1の介装個所)して系外に連
通する排出ライン(E)と、加熱熱交換器(3)で加熱
された流体の温度(T1)を計測する温度計測手段
(5)と、加熱熱交換器(3)で加熱された流体を利用
設備(1)側或いは排出ライン(E)に分配する三方弁
(V1)と、温度計測手段(5)の計測結果に基いて三
方弁(V1)の開度を制御する制御手段(6)、とを有
する(請求項5)。
【0012】前記制御手段(6)は、温度計測手段
(5)で計測された流体温度(T1)が設定値より低温
である場合には前記三方弁(V1)を排出ライン(E)
側に切り換え、設定値以上の高温である場合には利用設
備(1)側に切り換える制御を行う様に構成されている
(請求項6)。
【0013】利用設備(10)に連通する領域(ライン
L)と、利用設備(10)から戻る領域(ラインJ)と
を有する循環系から成り、利用設備(10)から戻る領
域(ラインJ)は、利用設備(10)に連通する領域
(ラインL)に連通するライン(N)と、加熱手段
(3、4)を介装した滅菌系統(J)とに分岐(B2)
しており、利用設備(10)に供給される流体の温度
(5t1)或いは利用設備(10)から戻った流体の温
度(5t2)の何れかを計測する温度計測手段(51、
52)と、利用設備(10)に連通する領域(ライン
L)に連通するライン(N)に介装され(V4)或いは
前記滅菌系統(J)に介装されて流量を調節する流量調
節手段(弁「V4」或いは「V5」)と、前記温度計測
手段(51、52)の計測結果に基いて前記流量調節手
段(弁「V4」或いは「V5」)の流量を制御する様に
構成された制御手段(6)、とを有する(請求項7)。
【0014】前記制御手段(6)は、温度計測手段
(5)で計測された温度(T1)が、上限値(TH)よ
りも高温であれば利用設備(10)に連通する領域(ラ
インL)に連通するライン(N)の流量を増加し、上限
値(TH)以下で下限値(TL)以上の温度である場合
には前記ライン(N)の流量を保持し、下限値(TL)
よりも低温であれば前記ライン(N)の流量を減少する
制御を行う様に構成されている(請求項8)。
【0015】運転時間を計測するタイマー(55)を設
け、前記制御手段(6)は、前記タイマー(55)の数
値により滅菌運転モードであるか否かを判断し、滅菌運
転モードでなければ利用設備(10)に連通する領域
(ラインL)に連通するライン(N)の流量を最大とす
る制御を行うと共に、滅菌運転モードであり且つ温度計
測手段(52)で計測された温度(T1)が上限値(T
H)以下であれば前記ライン(N)を閉鎖するか或いは
その流量を減少し、滅菌運転モードであり且つ温度計測
手段(52)で計測された温度(T1)が上限値(T
H)よりも高温である場合には前記ライン(N)の流量
を最大とする制御を行う様に構成されている(請求項
9)。
【0016】滅菌の対象となる流体を利用する利用設備
(11)に連通(ラインL)し且つ利用設備(11)か
ら戻る(ラインJ)循環系から成り、該循環系内で流体
を流過せしめるポンプ手段(2)を備え、利用設備から
戻った流体(ラインJ)を加熱する予熱熱交換器(4)
及び加熱熱交換器(3)と、加熱熱交換器(3)に熱量
を投入する加熱流体が流加する加熱流体ライン(H)
と、利用設備(11)内に存在する流体の温度(T1)
を計測する温度計測手段(5)と、時間を計測するタイ
マー(55)と、温度計測手段(5)及びタイマーの
(55)計測結果に基いてポンプ手段(2)を制御する
制御手段(6)とを有し、制御手段(6)は、温度計測
手段(5)で計測された利用設備(11)内の流体温度
(T1)と、タイマー(55)の計測結果である当該温
度(T1)に到達してからの経過時間とから、利用設備
(11)内に存在する流体中の細菌増殖率を演算し、演
算された細菌増殖率が危険値を超えた場合に前記ポンプ
手段(2)を稼動する様に構成されている(請求項1
0)。
【0017】係る構成を具備する本発明によれば、加熱
熱交換器によって滅菌された流体の温度が設定値に達し
ていない場合には流体は再度流出ラインに戻され、予熱
交換器及び加熱熱交換器によって完全に滅菌が行われ
る。また、過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器に
よって再利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加
熱効率を向上せしめる)ために省エネルギが図られる。
さらに、予熱熱交換器は、加熱熱交換器の上流側に設け
られており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷
却に要するエネルギが節約できる。また、加熱処理後の
流体を再循環させる再循環ラインMにバッファタンク3
0を設けることにより、装置の立上げ時等において、再
循環時間が長く出来、流体の昇温がより効果的に図られ
る。また、ポンプ流量を減少させることで被滅菌流体の
温度上昇が図られ、ライン中の圧力低下が抑制され省エ
ネルギが図られる。また、バイパスラインを設けること
により、熱交換器での圧力損失を軽減し、省エネルギ運
転が可能となる。さらに、バイパスライン設けることに
より、流体を必要最小限に熱交換器内を硫過させられる
ためにより効果的に滅菌できる。また、タイマーによる
運転管理によって、更に木目細かな省エネルギ運転が可
能となる。また、滅菌運転のインターバルや、流体の温
度管理により、細菌の繁殖率の増加を正確に把握でき、
経済的で且安全な滅菌処理管理が出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1には第1実施形態の模式構成が示され
ている。図1において、滅菌の対象となる流体を利用す
る利用設備1の流入側1aには全体をLで示す流入ライ
ンを接続し、利用設備の流出側1bには全体をJで示す
流出ラインを接続してある。
【0019】前記流入ラインLは、加熱熱交換器3の滅
菌の対象流体の流過する被加熱管31の出口31aから
前記利用設備1の流入口1aまで順に、流入管L1、L
2、(予熱熱交換器4の被冷却管41を介して)L3、
L4、L5が接続されている。
【0020】一方、前記流出ラインJは、前記利用設備
1の流出口1bから前記加熱熱交換器3の被加熱管31
の入り口31bまで順に、流出管J1、J2、J3、
(前記予熱熱交換器4の被加熱管42を介して)J4が
接続されている。そして、流出管J1とJ2の間には逆
止弁7が、流出間J2とJ3の間には流体を循環させる
ためのポンプ2が介装されている。尚、逆止弁7は矢印
方向の流れに対する逆流を阻止する為のものである。
【0021】前記加熱熱交換器3の加熱管32には過熱
流体管H1、H2で構成され、加熱流体が流過する加熱
流体ラインHが接続されており、矢印向きに加熱流体が
流れて前記滅菌の対象流体を加熱している。
【0022】前記流入管L1には前記加熱熱交換器3で
加熱滅菌された流体(主として水)の温度T1を計測す
る温度センサ(請求項1では温度計測手段:以降温度セ
ンサと記載する)5が、前記流入管L1と流入管L2の
接続位置には三方弁V1が2つのポートに前記流入管L
1と流入管L2が夫々接続されるように介装されてい
る。三方弁の残されたポートには再循環ラインMの一端
が接続され、該再循環ラインMの他端は前記流出ライン
Jの流出管J2に接続され、前記三方弁V1の切り換え
によって加熱処理をされた流体が流出ラインJに再循環
されるように構成されている。
【0023】前記温度センサ5は入力信号ラインSL1
により、また、前記三方弁V1は出力信号ラインSL2
により、夫々制御手段6に接続されている。
【0024】また、前記再循環ラインMの途中には排出
弁V3を介装した排出ラインEが分岐して設けられてい
る。但し、該排出弁V3は常時閉弁で、非常の際に開弁
されるものである。
【0025】前記流入管L3と流入管L4の接続位置に
は加熱滅菌された流体中の菌の死骸及び流体中の不純物
を除去するフィルタ8が、また、流入管L4と流入管L
5との間には利用先設備1に流入する流体を例えば25
℃程度に保たせる様に流体を冷却する冷却塔11が介装
されている。
【0026】前記過熱流体管H1には流量制御弁V2が
介装され、前記制御手段6と出力信号ラインSL3によ
り接続されている。
【0027】また、前記流入管L5にはサーモスタット
51が介装され、管内を流過する流体温度を検知し、信
号ラインSL4によってサーモスタット51と接続した
前記冷却塔11の冷却ファン11aの作動をON、OF
Fさせ、25℃程度に保たせるように構成されている。
【0028】ここで、前記利用設備1は、例えば食品加
工設備であり、完全滅菌、即ち循環する流体中に雑菌の
混入を認めないレベルである。従って、加熱熱交換器1
では60から90℃での加熱が必要とされる。
【0029】また、前記加熱熱交換器3から輩出される
流体の温度T1が低い場合には完全滅菌が出来ていない
可能性がある。その場合には前記三方弁V1を作動し、
加熱された流体を予熱熱交換器4、又は加熱熱交換器3
の共に上流側の回路に再循環させ、再度熱交換器3、4
で過熱することにより完全滅菌を図るのが好ましい。
【0030】前記三方弁V1の制御を図2に基づいて図
1を参照して説明する。制御を開始して、ステップS1
において温度センサ5は加熱滅菌後の流体の温度T1を
計測し、ステップS2において前記制御手段6はT1が
設定値(例えば80℃)を越しているか否かを判断す
る。
【0031】T1が設定値80℃を越している場合には
(ステップS2においてYES)、ステップS3に進
み、三方弁V1の流路を利用先設備1に連通させてステ
ップS1に戻る。
【0032】一方、T1が設定値を超えていない場合に
は(ステップS2においてNO)、ステップS4に進
み、三方弁を前記再循環ラインMに連通させ流体が再び
流出ラインJ(流出管J2)に戻る様にして、制御はス
テップS1に戻る。
【0033】前記流量制御弁V2の制御を図3に基づい
て図1を参照して説明する。制御を開始して、ステップ
S11において温度センサ5は加熱滅菌後の流体の温度
T1を計測し、ステップS12において前記制御手段6
はT1がどのような領域かを判断する。
【0034】T1が上限値より高い場合には、ステップ
S13に進み、流量制御弁V2の開度を減じ、加熱熱交
換器3への過熱流体の供給を減じて制御はステップS1
に戻る。T1が下限値より低い場合には、ステップS1
4に進み、流量制御弁V2の開度を増し、加熱熱交換器
3への過熱流体の供給を増やして制御はステップS1に
戻る。また、T1が所定の範囲であれば、流量制御弁V
2の開度を維持し、制御はステップS1に戻る。
【0035】係る構成を具備する本発明によれば、加熱
熱交換器によって滅菌された流体の温度が設定値に達し
ていない場合には流体は再度流出ラインに戻され、予熱
交換器及び加熱熱交換器によって完全に滅菌が行われ
る。また、過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器に
よって再利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加
熱効率を向上せしめる)ために省エネルギが図られる。
さらに、予熱熱交換器は、加熱熱交換器の上流側に設け
られており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷
却に要するエネルギが節約できる。
【0036】第2実施形態を図4の模式構成図に基づき
説明する。同図は図1に対して、再循環ラインMを廃止
し、三方弁V1の再循環ラインMの接続されたポートに
直接排出ラインEを接続したこと、及び、流入ラインL
中にフィルタと冷却塔を省略したことが異なるのみであ
るので構成の説明は省略する。尚、本実施形態は完全滅
菌が確認できるまでは、利用設備側から戻ってきた流体
は全て排水するものである。
【0037】前記三方弁V1の制御を図5を用いて説明
する。制御を開始して、ステップS21において温度セ
ンサ5は加熱滅菌後の流体の温度T1を計測し、ステッ
プS22において前記制御手段6はT1が設定値を越し
ているか否かを判断する。
【0038】T1が設定値を越えている場合には(ステ
ップS2においてYES)、ステップS22に進み、三
方弁V1の流路を利用先設備1に連通させてステップS
21に戻る。
【0039】一方、T1が設定値を超えていない場合に
は(ステップS2においてNO)、ステップS23に進
み、三方弁を排出ラインEに連通させ流体を排出して、
制御はステップS1に戻る。
【0040】係る構成を具備する本発明によれば、当該
被滅菌流体が加熱熱交換器によって完全滅菌され、且過
熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器によって再利用
される(滅菌処理前の流体を予熱して、加熱効率を向上
せしめる)ために省エネルギが図られる。さらに、予熱
熱交換器4は、加熱熱交換器3の上流側に設けられてお
り、滅菌処理された流体を冷却しているため冷却に要す
るエネルギが節約できる。
【0041】図6には第3実施形態の模式構成が示され
ている。同図は図4(第2実施形態)に対して、三方弁
V1の介装位置を流入管L1とL2の間から、流入管L
2とL3の間に変わったのみで三方弁の制御も第2実施
形態と同じであるので以降の説明は省略する。
【0042】係る構成を具備する本発明によれば、当該
被滅菌流体が加熱熱交換器3によって完全滅菌され、且
過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器4によって再
利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加熱効率を
向上せしめる)ために省エネルギが図られる。さらに、
予熱熱交換器4は、加熱熱交換器3の上流側に設けられ
ており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷却に
要するエネルギが節約できる。
【0043】第4実施形態を図7の模式構成図に基づき
説明する。同図は図1(第1実施形態)に対して、再循
環ラインMから分岐する排出ラインEを廃止した(第
2、3実施形態のように排水(排出)はしない)こと、
及び、流入ラインL中のフィルタと冷却塔を省略したこ
とが異なる。その他の構成、制御態様(制御フロー)、
作用効果については、図1、図2の第1実施形態と同様
である。
【0044】係る構成を具備する本発明によれば、加熱
熱交換器によって滅菌された流体の温度が設定値に達し
ていない場合には流体は再度流出ラインに戻され、予熱
交換器及び加熱熱交換器によって完全に滅菌が行われ
る。また、過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器に
よって再利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加
熱効率を向上せしめる)ために省エネルギが図られる。
さらに、予熱熱交換器は、加熱熱交換器の上流側に設け
られており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷
却に要するエネルギが節約できる。
【0045】第5実施形態を図9の模式構成図に基づき
説明する。同図は図7(第4実施形態)に対して、三方
弁V1に接続する再循環ラインMから分岐する排出ライ
ンが追加されたものである。排水はケースバイケースで
行われるので、排水の詳細については省略する。その他
の構成、制御態様、作用効果については、図7、図8の
第4実施形態と同様である。
【0046】係る構成を具備する本発明によれば、加熱
熱交換器によって滅菌された流体の温度が設定値に達し
ていない場合には流体は再度流出ラインに戻され、予熱
交換器及び加熱熱交換器によって完全に滅菌が行われ
る。また、過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器に
よって再利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加
熱効率を向上せしめる)ために省エネルギが図られる。
さらに、予熱熱交換器は、加熱熱交換器の上流側に設け
られており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷
却に要するエネルギが節約できる。
【0047】第6実施形態を図10の模式構成図に基づ
き説明する。同図において、滅菌の対象となる流体を利
用する利用設備1の流入側には全体をLで示す流入ライ
ンを接続し、利用設備の流出側には全体をJで示す流出
ラインを接続してある。
【0048】前記流入ラインLは、加熱熱交換器3の滅
菌の対象流体の流過する被加熱管31の出口31aから
前記利用設備1の流入口1aまで順に、流入管L1、L
2、(予熱熱交換器4の被冷却管41を介して)L3が
接続されている。
【0049】一方、前記流出ラインJは、前記利用設備
1の流出口1bから前記加熱熱交換器3の被加熱回路3
1の入り口31bまで順に、流出管J1、J2、(前記
予熱熱交換器4の被加熱回路42を介して)J3、J4
が接続されている。そして、流出管J1とJ2の間には
流体を循環させるためのポンプ2が、流出間J3とJ4
の間には逆止弁7が介装されている。尚、逆止弁7は矢
印方向の流れに対する逆流を阻止する為のものである。
【0050】前記加熱熱交換器3の加熱管32には過熱
流体管H1、H2で構成され、加熱流体が流過する加熱
流体ラインHが接続されており、矢印向きに加熱流体が
流れて前記滅菌の対象流体を加熱している。
【0051】前記第1の流入管L1には前記加熱熱交換
器3で加熱滅菌された流体の温度T1を計測する温度セ
ンサ5が、前記流入管L1と流入管L2の接続位置には
三方弁V1が2つのポートに前記流入管L1と流入管L
2が夫々接続されるように介装されている。三方弁V1
の残されたポートには、再循環管M1と、バッファタン
ク30と、再循環管M2、とで構成される再循環ライン
Mの一端(再循環管M1の上流側)が接続される。、ま
た、前記再循環ラインMの他端(再循環管M2の下流
側)は前記流出ラインJの流出管J4に接続される。
【0052】前記バッファタンク30の底の2箇所に
は、出口30aと出口30bが設けられ、30aには前
記再循環管M2の上流側が接続され、出口30bには排
出ラインEが接続されている。また、前記再循環管M2
には、流体を排出させるポンプ21が介装されている。
【0053】前記温度センサ5は入力信号ラインSL1
により、また、前記三方弁V1は出力信号ラインSL2
により夫々制御手段6に接続されている。
【0054】制御に関しては第4実施例と同様な制御を
行う。
【0055】係る構成を具備する本発明によれば加熱処
理後の流体を再循環させる再循環ラインMにバッファタ
ンク30を設けることにより、装置の立上げ時等におい
て、再循環時間が長く出来、流体の昇温がより効果的に
図られる。
【0056】第7実施形態を図11の模式構成図に基づ
き説明する。同図は図10(第6実施形態)に対して、
再循環ラインMの合流位置が流出管J4から流出管J2
に変わったとこのみが異なる。再循環ラインの合流位置
を除くその他の構成、制御様態(制御フロー)、作用効
果については図10の第6実施形態と同様である。
【0057】係る構成を具備する本発明によれば加熱処
理後の流体を再循環させる再循環ラインMにバッファタ
ンク30を設けることにより、装置の立上げ時等におい
て、再循環時間が長く出来、流体の昇温がより効果的に
図られる。
【0058】第8実施形態を図12の模式構成図に基づ
き説明する。図12は図7(第4実施形態)に対して、
流出ラインJに介装されたポンプ2にポンプの流量を調
整するためのアクチュエータ2aを設け、該アクチュエ
ータ2aと制御手段6が出力信号ラインSL4によって
接続され、温度センサ5からの滅菌後の流体温度情報に
基づき、前記制御手段6が前記ポンプ2の流量を変える
べくアクチュエータ2aに出力信号を与える様に構成さ
れたことが異なる。その他の構成については図7(第4
実施形態)と同様である。
【0059】第8実施形態の制御に関して図13を用い
て図12を参照して説明する。制御を開始して、ステッ
プS41において、温度センサ5によって加熱滅菌後の
流体の温度T1を計測して、次のステップS42では制
御手段6は計測した温度T1が設定値を超えているか否
かを判断する。
【0060】計測した温度T1が設定値を超えている場
合は(ステップS42においてYES)、ステップS4
3に進み、超えていない場合は(ステップS42におい
てNO)、ステップS44に進む。
【0061】ステップS43では制御手段6は出力信号
ラインSL4を介して前記アクチュエータ2aにポンプ
流量を増すように指令を与え、ポンプは流量を増して次
のステップS45に進む。ステップS45では、利用設
備1側に流体を流す様に三方弁を切り換えて制御は元の
ステップS41に戻る。
【0062】ステップS44では制御装置6はポンプは
最低流量であるか否かを判断する。最低流量である場合
は(ステップS44においてYES)、ステップS46
に進み、最低流量でない場合は(ステップS44におい
てNO)、ステップS47に進む。
【0063】ステップS46では、三方弁を流体が再循
環ラインMに流れる様に切換え、制御は元のS41に戻
る。
【0064】また、ステップS47では、制御手段6は
出力信号ラインSL4を介して前記アクチュエータ2a
にポンプ流量を減らすように指令を与え、ポンプは流量
を減らして次のステップS45に進む。ステップS45
では、利用設備1側に流体を流す様に三方弁を切り換え
て制御は元のステップS41に戻る。
【0065】係る構成を具備する本発明によれば、ポン
プ流量を減少させることで被滅菌流体の温度上昇が図ら
れ、ライン中の圧力低下が抑制され省エネルギが図られ
る。
【0066】第9実施形態を図14の模式構成図に基づ
き説明する。同図は図10(第6実施形態)に対して、
バッファタンク30の底に接続する排出ラインEを廃止
して装置を簡素化したものである。その他の構成は図1
0(第6実施形態)と同様である。
【0067】第9実施形態の制御に関して図15を用い
て図14を参照して説明する。制御を開始して、ステッ
プS51において温度センサ5は加熱滅菌後の流体の温
度T1を計測し、ステップS52において前記制御手段
6はT1が設定値を越しているか否かを判断する。
【0068】T1が設定値を越している場合には(ステ
ップS52においてYES)、ステップS53に進み、
三方弁V1の流路を利用先設備1、即ち予熱熱交換器4
の被冷却管41に連通させて、ステップS1に戻る。
【0069】一方、T1が設定値を超えていない場合に
は(ステップS52においてNO)、ステップS54に
進み、三方弁を前記再循環ラインM中のバッファタンク
30に連通させ流体が再び流出ラインJ(流出管J4)
に戻る様にして、制御はステップS1に戻る。
【0070】係る構成を具備する本発明によれば、バッ
ファタンク30の下流の再循環管M2に介装したポンプ
21の作動を任意に遅らせれば、加熱熱交換器に投ずる
エネルギー量を削減することが出来る。
【0071】第10実施形態を図16の模式構成図に基
づき説明する。同図は図7(第4実施形態)に対して、
加熱流体管H1側に流量制御弁V2を設け、該流量制御
弁V2と制御手段6が出力信号ラインSL3によって接
続され、温度センサ5からの滅菌後の流体温度情報に基
づき、前記制御手段6が加熱熱交換器3に流入する過熱
流体の流量を制御できるようにしたことが異なる。その
他の構成については図7の第4実施形態と同様である。
【0072】第10実施形態の制御に関して図17を用
いて図16を参照して説明する。制御を開始して、ステ
ップS61において、温度センサ5によって加熱滅菌後
の流体の温度T1を計測して、次のステップS62では
制御手段6は計測した温度T1が設定値を超えているか
否かを判断する。
【0073】計測した温度T1が設定値を超えている場
合は(ステップS62においてYES)、ステップS6
3に進み、超えていない場合は(ステップS62におい
てNO)、ステップS64に進む。
【0074】ステップS63では制御手段6は出力信号
ラインSL3を介して流量制御弁V2に加熱流体の流量
を減らすように指令を与え、流量制御弁V2は開度を減
じて流量を減らして次のステップS65に進む。ステッ
プS65では、利用設備1側に流体を流す様に三方弁V
1を切り換えて制御は元のステップS61に戻る。
【0075】ステップS64では制御装置6は流量制御
弁V2の開度が最大であるか否かを判断する。最大開度
である場合は(ステップS64においてYES)、ステ
ップS66に進み、最大開度でない場合は(ステップS
64においてNO)、ステップS67に進む。
【0076】ステップS66では、三方弁V1を流体が
再循環ラインMに流れる様に切換え、制御は元のS61
に戻る。
【0077】また、ステップS67では、制御手段6は
出力信号ラインSL3を介して前記流量制御弁V2に開
度を開くように指令を与え、加熱流体の流量を増やして
次のステップS65に進む。ステップS65では、利用
設備1側に流体を流す様に三方弁V1を切り換えて制御
は元のステップS61に戻る。
【0078】係る構成を具備する本発明によれば、加熱
熱交換器によって滅菌された流体の温度が設定値に達し
ていない場合には流体は再度流出ラインに戻され、予熱
熱交換器及び加熱熱交換器によって完全に滅菌が行われ
る。また、過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器に
よって再利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加
熱効率を向上せしめる)ために省エネルギが図られる。
さらに、予熱熱交換器は、加熱熱交換器の上流側に設け
られており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷
却に要するエネルギが節約できる。
【0079】第11実施形態を図18の模式構成図に基
づき説明する。同図において、滅菌の対象となる流体
(例えば冷却水:以降冷却水と記載する)を利用する利
用設備(例えば冷凍機:以降冷凍機と記載する)10の
流入側には全体をLで示す流入ラインを接続し、利用設
備の流出側には全体をJで示す流出ラインを接続してあ
る。
【0080】前記流入ラインLは、加熱熱交換器3の滅
菌の対象冷却水の流過する被加熱管31の出口31aか
ら前記冷凍機10の流入口10aまで順に、流入管L1
1、(予熱熱交換器4の被冷却管41を介して)L1
2、L13、L14、L15、L16が接続されてい
る。
【0081】また、前記流入管L12とL13の接続位
置には加熱滅菌された冷却水中の菌の死骸及び冷却水中
の不純物を除去するフィルタ8が、また、流入管L14
とL15との間には冷凍機10に流入する冷却水を一定
温度に冷却し、保たせる様に冷却水を冷却する冷却塔1
1が介装されている。そして、前記流入管L15とL1
6との接続位置には循環ラインLJに冷却水を循環させ
るためのポンプ2が介装されている。また、流入管L1
3とL14の接続点は後述するバイパスラインNの分岐
点B1となっている。
【0082】一方、前記流出ラインJは、前記冷凍機1
0の流出口10bから前記加熱熱交換器3の被加熱回路
31の入り口31bまで順に、流出管J11、J12、
J13、前記予熱熱交換器4の被加熱回路42を介し
て)J14が接続され、J11とJ12の接続点は分岐
点B2を形成する。
【0083】そして前記分岐点B1とB2がバイパスラ
インNによって接続されている。該バイパスラインN、
或いは流出ラインJの前記流出管J12とJ13の間の
何れか一方には流量制御弁V4(バイパスラインN
内)、或いはV5(流出ライン内)が介装されている。
また、該流量制御弁V4、V5を制御する際に必要とさ
れる冷却水の温度情報は、流入ラインLに介装された温
度センサ51、又は流出ラインJに介装された温度セン
サ52の何れか一方を設ければよい。流量制御弁V4を
バイパスラインNに介装するのは、通常は省エネルギの
観点から冷却水の一部を流入ラインLに迂回させるが、
滅菌が必要となった場合に流量制御弁V4の開度を絞る
ことにより、通常圧力損失が大きな滅菌側、即ち熱交換
器3、4側に冷却水が流れ易くするものである。一方、
流量制御弁V5を流出ラインJに介装するのは、省エネ
ルギの観点から必要以上に滅菌側に冷却水を流したくな
い場合に流量制御弁V5の開度を絞っておくことにより
流入ラインLに冷却水の多くを迂回させるためである。
【0084】係る構成によれば、バイパスラインによ
り、熱交換器での圧力損失を軽減し、省エネルギ運転が
可能となる。
【0085】第12実施形態を図19の模式構成図に基
づき説明する。同図は図18(第11実施形態)におい
て、温度センサを52の位置に設け、流量制御弁をV4
の位置に設けた実施形態である。また流入ラインに設け
られた冷却塔11及びポンプ2は省略してある。
【0086】第12実施形態の制御に関して図20を用
いて図19を参照して説明する。制御を開始して、ステ
ップS71において温度センサ52は冷凍機10で使用
後の冷却水の温度T1を計測し、ステップS72におい
て制御手段6はT1がどのような領域かを判断する。
【0087】T1が許容値内(TL<T1<TH)であ
ればステップS71に戻る。T1が上限値THを上回れ
ばステップS73に進み流量制御弁V4の開度を増し、
制御はステップS71に戻る。T1が下限値TLを下回
ればステップS74に進み流量制御弁V4の開度を減ら
し、制御はステップS71に戻る。尚、上限値TH、下
限値TLは定数でも良いし、冷凍付加の関数でも良い
し、温度センサ52の計測結果(T1)の関数であって
も良い。
【0088】係る構成を具備する本発明によれば、バイ
パスライン設けることにより、流体を必要最小限に熱交
換器内を流過させられるためにより効果的に滅菌でき
る。
【0089】第13実施形態を図21の模式構成図に基
づき説明する。同図は図19、図20(第12実施形
態)において、制御パラメータにタイマ55による計測
時間を加えたものである。その他の構成に関しては第1
2実施形態と同様である。
【0090】第13実施形態の制御に関して、図22を
用いて図21を参照して説明する。制御を開始して、ス
テップS81において温度センサ52は冷凍機10で使
用後の冷却水の温度T1を計測し、ステップS82にお
いて前記タイマー55の経過時間によって殺菌モード運
転をするか否かを判断する。
【0091】殺菌モード運転をする場合は(ステップS
82においてYES)、ステップS83に進み、殺菌モ
ード運転をしない場合は(ステップS82においてN
O)、ステップS84に進む。
【0092】ステップS83では、制御手段6はT1が
どのような領域かを判断する。
【0093】T1が上限値THを上回ればステップS8
5に進み、流量制御弁V4の開度を全開とし、制御はス
テップS81に戻る。T1が上限値TH以下であればス
テップS86に進み、流量制御弁V4の開度を全閉とす
るか、或いは開度を減じ、制御はステップS81に戻
る。
【0094】かかる構成を具備する本発明によれば、タ
イマーによる運転管理によって、第12実施形態に対し
て、更に木目細かな省エネルギ運転が可能となる。
【0095】第14実施形態を図23の模式構成図に基
づき説明する。同図において、装置全体は、利用設備と
しての、例えば風呂水12の入った営業用の大型の風呂
11と、加熱熱交換器3と、予熱熱交換器4と、前記加
熱熱交換器3で滅菌された水が前記風呂11へ流入する
流入ラインLと、風呂11から予熱熱交換器4を介して
加熱熱交換器3に戻る流出ラインJと、前記加熱熱交換
器3において循環する風呂水を加熱する加熱ラインHと
で構成されている。
【0096】前記流入ラインLは、前記加熱熱交換器3
の被加熱間31の出口31bから前記風呂11の入り口
11aまで接続順に、流出管L21と、前記予熱熱交換
器4の被冷却管41と、流出管L22、とによって構成
される。
【0097】一方、前記流出ラインJは、前記風呂11
の出口11bから前記加熱熱交換器3の被加熱管31の
入り口31aまで接続順に、流入管J21と、ポンプ2
と、流出管J22と、前記予熱熱交換器4の被加熱管4
2と、流出管J23、とによって構成される。
【0098】他方前記加熱ラインHは流入側の加熱管H
1と、流出側の加熱管H2、とによって構成される。
【0099】前記風呂11の浴槽内には温度センサ5が
設けてあり、風呂水の温度を検出し、入力信号ラインS
L11により温度情報が制御手段6に送られる。また、
該制御手段6は、前記温度情報と、入力信号ラインSL
12を介してのタイマー55からの運転情報、とに基づ
き前記ポンプ2に出力信号ラインSL13を介して流量
制御信号を送る様に構成されている。
【0100】第14実施形態の制御に関して、図24を
用いて図23を参照して説明する。制御を開始して、ス
テップS91において、温度センサ5により浴槽内の風
呂水12の温度を検出し、ステップS92に進む。
【0101】ステップS92においてタイマー55によ
り経過時間が監視されている。次のステップS93にお
いて、制御手段6は記検出された風呂水の温度情報、及
び、経過時間により風呂水12中の菌の増殖量fを計算
して次のステップS94に進む。
【0102】ステップS94において、制御装置6は菌
の増殖量fを判断して、fが危険値未満であればステッ
プS93に戻り、fが危険値以上であればステップS9
6に進む。
【0103】ステップS95では加熱熱交換器3におい
て滅菌を行い、流出ラインJに設けられたポンプを駆動
して、次のステップS96に進む。
【0104】ステップS96では制御装置6はタイマー
55で設定された指定時間が経過したか否かを判断す
る。経過していれば(ステップS96においてYE
S)、ステップS93に戻り、経過していなければ(ス
テップS96においてNO)、ステップS95に戻る。
【0105】係る構成を具備する本発明によれば、滅菌
運転のインターバルや、流体の温度管理により、細菌の
繁殖率の増加を正確に把握でき、経済的で且安全な滅菌
処理管理が出来る。
【0106】そして、加熱熱交換器によって滅菌された
流体の温度が設定値に達していない場合には、流体は再
度流出ラインに戻され、予熱交換器及び加熱熱交換器に
よって完全に滅菌が行われる。また、過熱に投ぜられる
エネルギは予熱熱交換器によって再利用される(滅菌処
理前の流体を予熱して、加熱効率を向上せしめる)ため
に省エネルギが図られる。さらに、予熱熱交換器は、加
熱熱交換器の上流側に設けられており、滅菌処理された
流体を冷却しているため冷却に要するエネルギが節約で
きる。また、加熱処理後の流体を再循環させる再循環ラ
インMにバッファタンク30を設けることにより、装置
の立上げ時等において、再循環時間が長く出来、流体の
昇温がより効果的に図られる。また、ポンプ流量を減少
させることで被滅菌流体の温度上昇が図られ、ライン中
の圧力低下が抑制され省エネルギが図られる。また、バ
イパスラインを設けることにより、熱交換器での圧力損
失を軽減し、省エネルギ運転が可能となる。さらに、バ
イパスライン設けることにより、流体を必要最小限に熱
交換器内を硫過させられるためにより効果的に滅菌でき
る。また、タイマーによる運転管理によって、更に木目
細かな省エネルギ運転が可能となる。また、滅菌運転の
インターバルや、流体の温度管理により、細菌の繁殖率
の増加を正確に把握でき、経済的で且安全な滅菌処理管
理が出来る。
【0107】
【発明の効果】本発明の作用効果を以下に列記する。 (a) 加熱熱交換器によって滅菌された流体の温度が
設定値に達していない場合には流体は再度流出ラインに
戻され、予熱交換器及び加熱熱交換器によって完全に滅
菌が行われる。 (b) 過熱に投ぜられるエネルギは予熱熱交換器によ
って再利用される(滅菌処理前の流体を予熱して、加熱
効率を向上せしめる)ために省エネルギが図られる。 (c) 予熱熱交換器は、加熱熱交換器の上流側に設け
られており、滅菌処理された流体を冷却しているため冷
却に要するエネルギが節約できる。 (d) 加熱処理後の流体を再循環させる再循環ライン
Mにバッファタンク30を設けることにより、装置の立
上げ時等において、再循環時間が長く出来、流体の昇温
がより効果的に図られる。 (e) ポンプ流量を減少させることで被滅菌流体の温
度上昇が図られ、ライン中の圧力低下が抑制され省エネ
ルギが図られる。 (f) バイパスラインを設けることにより、熱交換器
での圧力損失を軽減し、省エネルギ運転が可能となる。 (g) バイパスライン設けることにより、流体を必要
最小限に熱交換器内を硫過させられるためにより効果的
に滅菌できる。 (h) タイマーによる運転管理によって、更に木目細
かな省エネルギ運転が可能となる。 (i) 滅菌運転のインターバルや、流体の温度管理に
より、細菌の繁殖率の増加を正確に把握でき、経済的で
且安全な滅菌処理管理が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の模式構成図。
【図2】本発明の第1実施形態の三方弁の制御フローチ
ャート。
【図3】本発明の第1実施形態の流量制御弁の制御フロ
ーチャート。
【図4】本発明の第2実施形態の模式構成図。
【図5】本発明の第2実施形態の制御フローチャト。
【図6】本発明の第3実施形態の模式構成図。
【図7】本発明の第4実施形態の模式構成図。
【図8】本発明の第4実施形態の制御フローチャト。
【図9】本発明の第5実施形態の模式構成図。
【図10】本発明の第6実施形態の模式構成図。
【図11】本発明の第7実施形態の模式構成図。
【図12】本発明の第8実施形態の模式構成図。
【図13】本発明の第8実施形態の制御フローチャト。
【図14】本発明の第9実施形態の模式構成図。
【図15】本発明の第9実施形態の制御フローチャト。
【図16】本発明の第10実施形態の模式構成図。
【図17】本発明の第10実施形態の制御フローチャ
ト。
【図18】本発明の第11実施形態の模式構成図。
【図19】本発明の第12実施形態の模式構成図。
【図20】本発明の第12実施形態の制御フローチャ
ト。
【図21】本発明の第13実施形態の模式構成図。
【図22】本発明の第13実施形態の制御フローチャ
ト。
【図23】本発明の第14実施形態の模式構成図。
【図24】本発明の第14実施形態の制御フローチャ
ト。
【符号の説明】
1・・・利用設備 2・・・ポンプ 3・・・加熱熱交換器 4・・・予熱熱交換器 5・・・温度計測手段 6・・・制御手段 H・・・加熱流体ライン剪断補強筋 V1・・・三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐 藤 秀 樹 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 松 本 健 男 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 栗 本 一 哉 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 Fターム(参考) 3L024 CC02 DD21 DD34 HH47 4C058 AA20 BB03 CC04 DD13 JJ06 4D034 AA00 CA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌の対象となる流体を利用する利用設
    備(1)に連通(ラインL)し且つ利用設備(1)から
    戻る(ラインJ)循環系から成り、該循環系内で流体を
    流過せしめるポンプ手段(2)を備え、利用設備から戻
    った流体(ラインJ)を加熱する加熱熱交換器(3)
    と、該加熱熱交換器(3)よりも利用設備(1)側の領
    域に介装された予熱熱交換器(4)と、加熱熱交換器
    (3)に熱量を投入する加熱流体が流過する加熱流体ラ
    イン(H)と、加熱熱交換器(3)と利用設備(1)を
    連通するライン(L)から分岐(弁V1の介装個所)し
    て加熱熱交換器(3)の利用設備(1)側の領域に合流
    する再循環ライン(M)と、加熱熱交換器(3)で加熱
    された流体の温度(T1)を計測する温度計測手段
    (5)と、加熱熱交換器(3)で加熱された流体を利用
    設備(1)側或いは再循環ライン(M)に分配する三方
    弁(V1)と、温度計測手段(5)の計測結果に基いて
    三方弁(V1)の開度を制御する制御手段(6)、とを
    有することを特徴とする加熱滅菌装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(6)は、温度計測手段
    (5)で計測された流体温度(T1)が設定値より低温
    である場合には前記三方弁(V1)を再循環ライン
    (M)側に切り換え、設定値以上の高温である場合には
    利用設備(1)側に切り換える制御を行う様に構成され
    ている請求項1の加熱滅菌装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(6)は、温度計測手段
    (5)で計測された流体温度(T1)が設定値以下の低
    温である場合には前記ポンプ手段(2)の吐出流量を減
    少し、且つ、計測された流体温度(T1)が設定値より
    高温である場合には前記ポンプ手段(2)の吐出流量を
    増加する制御を行う様に構成されていると共に、前記ポ
    ンプ手段(2)の吐出流量が最低流量よりも多量であれ
    ば前記三方弁(V1)を利用設備(1)側に切り換え、
    前記ポンプ手段(2)の吐出流量が最低流量に等しくな
    った際には再循環ライン(M)側に切り換える様に構成
    されている請求項1の加熱滅菌装置。
  4. 【請求項4】 前記載循環ライン(M)にバッファタン
    ク(30)が介装されている請求項1、2の何れかの加
    熱滅菌装置。
  5. 【請求項5】 滅菌の対象となる流体を利用する利用設
    備(1)に連通(L)し且つ利用設備(1)から戻る
    (ラインJ)循環系から成り、該循環系内で流体を流過
    せしめるポンプ手段(2)を備え、利用設備から戻った
    流体(ラインJ)を加熱する加熱熱交換器(3)と、該
    加熱熱交換器(3)よりも利用設備(1)側の領域に介
    装された予熱熱交換器(4)と、加熱熱交換器(3)に
    熱量を投入する加熱流体が流加する加熱流体ライン
    (H)と、加熱熱交換器(3)と利用設備(1)を連通
    するライン(L)から分岐(弁V1の介装個所)して系
    外に連通する排出ライン(E)と、加熱熱交換器(3)
    で加熱された流体の温度(T1)を計測する温度計測手
    段(5)と、加熱熱交換器(3)で加熱された流体を利
    用設備(1)側或いは排出ライン(E)に分配する三方
    弁(V1)と、温度計測手段(5)の計測結果に基いて
    三方弁(V1)の開度を制御する制御手段(6)、とを
    有することを特徴とする加熱滅菌装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段(6)は、温度計測手段
    (5)で計測された流体温度(T1)が設定値より低温
    である場合には前記三方弁(V1)を排出ライン(E)
    側に切り換え、設定値以上の高温である場合には利用設
    備(1)側に切り換える制御を行う様に構成されている
    請求項5の加熱滅菌装置。
  7. 【請求項7】 利用設備(10)に連通する領域(ライ
    ンL)と、利用設備(10)から戻る領域(ラインJ)
    とを有する循環系から成り、利用設備(10)から戻る
    領域(ラインJ)は、利用設備(10)に連通する領域
    (ラインL)に連通するライン(N)と、加熱手段
    (3、4)を介装した滅菌系統(J)とに分岐(B2)
    しており、利用設備(10)に供給される流体の温度
    (5t1)或いは利用設備(10)から戻った流体の温
    度(5t2)の何れかを計測する温度計測手段(51、
    52)と、利用設備(10)に連通する領域(ライン
    L)に連通するライン(N)に介装され(V4)或いは
    前記滅菌系統(J)に介装され(V5)て流量を調節す
    る流量調節手段(弁「V4」或いは「V5」)と、前記
    温度計測手段(51、52)の計測結果に基いて前記流
    量調節手段(弁「V4」或いは「V5」)の流量を制御
    する様に構成された制御手段(6)、とを有することを
    特徴とする加熱滅菌装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段(6)は、温度計測手段
    (52)で計測された温度(T1)が、上限値(TH)
    よりも高温であれば利用設備(10)に連通する領域
    (ラインL)に連通するライン(N)の流量を増加し、
    上限値(TH)以下で下限値(TL)以上の温度である
    場合には前記ライン(N)の流量を保持し、下限値(T
    L)よりも低温であれば前記ライン(N)の流量を減少
    する制御を行う様に構成されている請求項6の加熱滅菌
    装置。
  9. 【請求項9】 運転時間を計測するタイマー(55)を
    設け、前記制御手段(6)は、前記タイマー(55)の
    数値により滅菌運転モードであるか否かを判断し、滅菌
    運転モードでなければ利用設備(10)に連通する領域
    (ラインL)に連通するライン(N)の流量を最大とす
    る制御を行うと共に、滅菌運転モードであり且つ温度計
    測手段(52)で計測された温度(T1)が上限値(T
    H)以下であれば前記ライン(N)を閉鎖するか或いは
    その流量を減少し、滅菌運転モードであり且つ温度計測
    手段(5)で計測された温度(T1)が上限値(TH)
    よりも高温である場合には前記ライン(N)の流量を最
    大とする制御を行う様に構成されている請求項6の加熱
    滅菌装置。
  10. 【請求項10】 滅菌の対象となる流体を利用する利用
    設備(11)に連通(ラインL)し且つ利用設備(1
    1)から戻る(ラインJ)循環系から成り、該循環系内
    で流体を流過せしめるポンプ手段(2)を備え、利用設
    備から戻った流体(ラインJ)を加熱する予熱熱交換器
    (4)及び加熱熱交換器(3)と、加熱熱交換器(3)
    に熱量を投入する加熱流体が流過する加熱流体ライン
    (H)と、利用設備(11)内に存在する流体の温度
    (T1)を計測する温度計測手段(5)と、時間を計測
    するタイマー(55)と、温度計測手段(5)及びタイ
    マーの(55)計測結果に基いてポンプ手段(2)を制
    御する制御手段(6)とを有し、制御手段(6)は、温
    度計測手段(5)で計測された利用設備(11)内の流
    体温度(T1)と、タイマー(55)の計測結果である
    当該温度(T1)に到達してからの経過時間とから、利
    用設備(11)内に存在する流体中の細菌増殖率を演算
    し、演算された細菌増殖率が危険値を超えた場合に前記
    ポンプ手段(2)を稼動する様に構成されていることを
    特徴とする加熱滅菌装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007051235A1 (en) * 2005-11-02 2007-05-10 Packaged Environmental Solutions Pty Ltd Disinfection system improvements
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