JP2002273339A - 屋根の塗装方法および屋根材 - Google Patents

屋根の塗装方法および屋根材

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JP2002273339A JP2001081977A JP2001081977A JP2002273339A JP 2002273339 A JP2002273339 A JP 2002273339A JP 2001081977 A JP2001081977 A JP 2001081977A JP 2001081977 A JP2001081977 A JP 2001081977A JP 2002273339 A JP2002273339 A JP 2002273339A
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淳史 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根は、紫外線や酸性雨等の晒されやすく、
経年による表面劣化が起こり易い。また、チョーキング
で白化したり劣化による発色性の低下によって意匠性も
見劣りし易いものである。従来の屋根材では、2年程度
で表面の塗装が剥がれてしまい、屋根母材もが劣化して
クラック等が発生することとなる。本発明は、従来にな
いような重厚な質感を付与するとともに、耐候性や耐久
性にも優れた屋根の塗装方法および屋根材を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 屋根母材に合成樹脂エマルションのシー
ラーを塗布し、次いで合成樹脂エマルションに着色骨材
が含有されてなる塗材を塗布することを特徴とする屋根
の塗装方法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の屋根に
塗材を塗布する屋根の塗装方法、および塗材の塗布され
た屋根材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】屋根
は、通常、建造物等の最上部に位置し、風雨や太陽の直
射日光を遮ることによって、その屋根の下にある例えば
居住空間などを所定の環境に維持するための重要な役割
を果たす。従って、このような屋根は、厳しい自然環境
の影響を直接受けるものであり、他の建築物内外壁面と
比較して、最も悪条件に晒されるものである。例えば、
直射日光の強い夏場であれば日中は80℃以上、夜間は
25℃以下という激しい温度変化に晒され、また近年指
摘されているオゾンホールによる紫外線の増加や、大気
汚染による酸性雨などの影響にも晒されることとなる。
【0003】従来の屋根材は、瓦、スレート、金属板、
セメントモルタル等の種々の屋根母材に、樹脂バインダ
ーと体質顔料あるいは着色顔料その他添加材からなる塗
料が塗布されてなるものである。しかしながら、このよ
うな屋根材は、上述したような悪条件に晒されるが故に
経年による表面劣化が起こり易く、また、チョーキング
で白化したり樹脂の劣化による発色性の低下によって意
匠性も見劣りし易いものである。よって、このような従
来の屋根材によれば、2年程度で表面の塗装が剥がれて
しまい、屋根母材もが劣化してクラック等が発生するこ
ととなる。また、このような状態で再び表面塗装を行っ
たとしても、屋根母材と塗装との密着性が悪いために、
「割れ」や「剥離」等が起こりやすく、頻繁に補修ある
いは塗装を行う必要がある。
【0004】また、建築物の多様化に伴ない、屋根材に
も高い意匠性が求められているが、従来の塗装は体質顔
料や着色顔料によってモノトーンに呈色されているだけ
であり、そのような要望に応じることは困難である。
【0005】さらに、屋根の上を利用する場合や、寒冷
地で雪降ろしをする場合などには、人が屋根の上にあが
り、屋根材上を歩く必要があるが、このような場合には
スリップして落下すると非常に危険であり、耐スリップ
性を改善することも求められている。
【0006】そこで、本発明は、このような従来技術の
問題点に鑑み、このような屋根材における従来の問題点
を改善することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するためになされたものであり、その解決手段
は、屋根母材に合成樹脂エマルションのシーラーを塗布
し、次いで合成樹脂エマルションに着色骨材が含有され
てなる塗材を塗布することを特徴とする屋根の塗装方法
にある。
【0008】斯かる屋根の塗装方法によれば、着色骨材
の含有された塗材を塗布することによって、従来の塗装
では得ることができないような重量感を与えることがで
き、全く新規な意匠性のある屋根に仕上ることができ
る。
【0009】また、本発明の解決手段は、前記塗材によ
って厚さ0.5〜2mmの塗膜を形成する塗装方法にあ
り、これによって質感や重量感が得られるとともに、そ
のような厚さであっても「垂れ」や「割れ」が生じるこ
とがなく、耐候性および耐久性に優れた塗装に仕上るこ
とができる。
【0010】また、本発明の解決手段は、前記シーラー
および塗材を構成する合成樹脂が、ともにアクリルシリ
コン系共重合樹脂である前記屋根の塗装方法にあり、さ
らに前記塗材が、合成樹脂エマルションの固形分100
重量部に対して着色骨材が30〜300重量部の割合で
配合されてなる前記屋根の塗装方法にある。
【0011】アクリルシリコン系共重合樹脂とすること
によって、耐候性、耐久性、耐水性を高めることがで
き、また、着色骨材を前記割合で配合することによっ
て、塗膜の表面には着色骨材が積層されて生じたエンボ
ス模様が形成されることとなり、屋根の意匠性を高める
とともに表面の微細な凹凸によって耐スリップ性を付与
することが可能となる。
【0012】また、本発明の解決手段は、前記塗材中
に、鱗片状のアルミフレーク又はステンレスフレークを
配合し、且つアルミフレークとステンレスフレークとの
合計量を合成樹脂エマルションの固形分100重量部に
対して0.5〜20重量部とする前記屋根の塗装方法に
ある。
【0013】鱗片状のアルミフレーク又はステンレスフ
レークは、塗膜面と略平行となって塗膜の上層に浮き上
がり易い(「リーフィング」ともいう)という性質を有
している為、これによって金属光沢のある意匠性を付与
することができる。また、塗膜内部に光が進入しにくく
なるため、塗膜および屋根母材の劣化を防止することが
可能となる。
【0014】さらに、本発明の他の解決手段は、合成樹
脂のシーラーが含浸された屋根母材の表面に、合成樹脂
中に着色骨材が分散された塗膜、好ましくは厚さ0.5
〜2mmの塗膜が形成されてなることを特徴とする屋根
材にある。
【0015】また、好ましくは前記シーラーおよび塗材
を構成する合成樹脂が、ともにアクリルシリコン系共重
合樹脂である屋根材にあり、好ましくは前記塗膜が合成
樹脂100重量部に対して着色骨材30〜300重量部
の割合で構成されている屋根材にある。さらに、前記塗
膜中には鱗片状のアルミフレーク又はステンレスフレー
クが含有され、該アルミフレークとステンレスフレーク
との合計量が合成樹脂100重量部に対して0.5〜2
0重量部である屋根材にある。
【0016】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明に係る塗材を構成する合成樹脂エマルションとして
は、アクリル系樹脂エマルション、メタアクリル系樹脂
エマルション、酢酸ビニル系樹脂エマルション、塩化ビ
ニル系樹脂エマルション、ウレタン系樹脂エマルション
等を使用することができる。中でも、耐候性、耐水性お
よび強靭性の点から、アクリルシリコン系共重合樹脂エ
マルションとすることが好ましく、樹脂のガラス転移点
が−20〜60℃、とりわけ0〜40℃であるものが好
ましい。ガラス転移点が−20℃以下であると塗膜の透
水量が多くなってしまい、塗膜の劣化を早めてしまう虞
がある。一方、60℃以上であると、樹脂が硬過ぎるた
めに熱挙動による屋根母材の膨張、収縮に追従できず、
割れや剥離を起こす虞がある。また、作業性や環境への
影響という観点からも、前記合成樹脂を水に懸濁させて
なる水性塗材、すなわちエマルションが好ましい。
【0017】斯かる塗材を塗布する前には、屋根母材に
シーラーを塗布しておく必要がある。シーラーとして
は、塗材と同様の合成樹脂を使用することができ、同じ
くアクリルシリコン系共重合樹脂エマルションとするこ
とが好ましく、樹脂のガラス転移点も−20〜60℃、
とりわけ0〜40℃であるものが好ましい。また、屋根
母材への浸透性の点からは、エマルションの粒径が1〜
100nmとりわけ20〜70nmであるような、いわ
ゆるマイクロエマルション型とすることが好ましい。
【0018】さらに、必要に応じて水溶性の溶剤、例え
ばイソプロピルアルコール、エチレングリコール、エタ
ノールなどのアルコール系溶剤や、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類溶剤、あるいはブチルセロソ
ルブなどのエーテル系溶剤を混合することにより、屋根
母材への浸透性をさらに高めることが可能となる。
【0019】また、シーラーは、合成樹脂中にシラノー
ル基などの架橋基を持ち、塗膜内で架橋反応を起こすこ
とによって防水性と耐水性とを高めるものが好ましい。
【0020】このようなシーラーを用いることによっ
て、屋根母材からの水の浸入を防ぐことができ、塗膜と
の濡れ性の向上および密着性の向上を図ることができ
る。具体的には、透水量が1ml以下であるような防水
性を有するものを好適に使用することができる。ここで
透水量とは、該シーラーをJIS A 5430に準ず
る4mm厚のスレート板に100g/m2(wet)に
なるように塗布し、これをJIS A6909透水試験
B法によって測定したものをいう。
【0021】また、樹脂中にエポキシ基などの反応性基
をもつシーラーを使用することが好ましく、エポキシ基
と塗膜との化学的結合によって長期間にわたる密着性を
発現させることができる。
【0022】着色骨材としては、セラミックスや天然石
(硅砂等)の表面に着色顔料が焼き付けられたもの、又
はマイカやセラミックス、天然石の表面にエポキシ樹脂
をバインダーにして着色顔料を固着させたものなどを例
示することができる。とりわけ、セラミックスや天然石
の表面に無機系の着色顔料が焼き付けられた着色骨材
は、耐候性に優れ、退色の生じ難いものとして好適に使
用することができる。
【0023】斯かる着色骨材の配合量は、前記合成樹脂
エマルションの固形分100重量部に対して30〜30
0重量部であることが好ましい。30重量部以下である
と、適正な膜厚を得るために数回塗布しなければなら
ず、施工性に欠けるものとなる。一方、300重量部を
越えると、塗材の粘度が高くなりすぎて屋根母材と屋根
母材との間隙へ効率よく塗材が浸入せず、同じく施工性
に欠けるものとなる。また、全塗材重量に占める樹脂の
割合が少なくなりすぎるために、屋根母材への密着性が
低下して剥離等を生じる虞がある。加えて、耐候性など
の塗膜物性の低下を招く虞もある。
【0024】塗材中には鱗片状のアルミフレーク又はス
テンレスフレークの少なくとも何れか一方を配合し、且
つ該アルミフレークとステンレスフレークとの合計量が
合成樹脂エマルションの固形分100重量部に対して
0.5〜20重量部とすることが好ましい。
【0025】また、該アルミフレーク又はステンレスフ
レークは、表面がステアリン酸などの潤滑剤によって処
理され、酸化保護されているものが好ましい。さらに、
アルミフレーク又はステンレスフレークの形状は、長径
30〜500μm、厚み0.1〜10μmであることが
好ましい。長径が30μm以下であれば、塗膜が灰色と
なって着色骨材による発色を妨げることとなるため好ま
しくない。また、長径が500μm以上であれば、リー
フィングし難いうえ互いに重なり合う部分が多くなり、
骨材による発色を妨げて意匠性の低下を招くために好ま
しくない。厚みが0.1μm以下であると、該フレーク
の強度が低下することとなり、合成樹脂と混練する際や
塗布する際などにおいて、着色骨材と摩擦、衝突するこ
とによって該フレークが微細化してしまうため、好まし
くない。厚みが10μm以上であると、単位重量当たり
のフレーク数が少なくなり、経済性に劣るため好ましく
ない。
【0026】斯かるアルミフレーク等を添加すると、該
アルミフレーク等は塗膜の上層へリーフィングすること
となり、塗膜に金属光沢を与えて高級な意匠性を付与す
ることとなる。また、塗膜表面においてアルミフレーク
等が紫外線を反射し、塗膜への紫外線の浸入を防ぐこと
が可能となるため、紫外線による塗膜および屋根母材の
劣化を防止することができる。よって、斯かるアルミフ
レークを添加することによって、屋根材のメンテナンス
サイクルを長くし、ライフコストを低減させることが可
能となる。
【0027】上述したような塗膜を形成する屋根母材に
ついては特に限定されるものではない。即ち、従来使用
されている瓦やスレート、モルタル、コンクリート、木
質性材料、金属性材料、樹脂性材料等の何れに対しても
塗装を行うことができる。
【0028】図1に、本発明に係る屋根材の一実施形態
についての概略断面図を示す。即ち、屋根材1は、屋根
母材2の表面にシーラー層3が形成され、さらにその上
に塗膜4が形成されてなる。また、この塗膜4は、合成
樹脂5中に着色骨材6と、アルミフレーク及びステンレ
スフレーク7が分散して構成されたものである。そし
て、該塗膜4の表面4aは、着色骨材6が所々突出し且
つこれに沿って合成樹脂5の表面が凹凸状に硬化した状
態となっている。
【0029】このような塗膜4を形成することにより、
着色骨材6によって、従来の屋根の塗装では得られない
ような、重厚な質感を呈する屋根に仕上げることができ
る。また屋根では、通常、経年劣化による合成樹脂層の
摩耗や変質が起こりやすいが、本発明によれば、仮に合
成樹脂が摩耗した場合であっても、着色骨材6が残存し
て点描調となって浮かび上がるため、恒久的に豪華な意
匠性を維持することが可能となる。即ち、屋根という劣
悪な環境であるにもかかわらず、長期間の使用に耐え得
る塗装を提供することができ、従来の屋根塗装と比較し
て極めて経済性に優れたものとなる。
【0030】さらに、塗膜4の表面4aには着色骨材6
によって生じたエンボス模様が形成されるため、屋根の
意匠性を高めるとともに表面の微細な凹凸によって耐ス
リップ性を付与することが可能となる。よって、屋根上
での作業がより安全なものとなる。
【0031】尚、前記塗材又は塗膜を構成する合成樹脂
中には、着色骨材による発色を妨げないように、必要に
応じて硅石粉、クレー、タルク、沈降性硫酸バリウム等
の体質顔料や、ベンガラ、チタン白、カーボンブラック
等の着色顔料を添加することができ、これによって増量
によるコスト低下と作業性の改善を図ることができる。
また、着色顔料の添加によって体質顔料が一様に染まる
こととなる。
【0032】
【実施例】JIS A5430に準ずる4mm厚のスレ
ート板を屋根母材とし、これにアクリルシリコン系合成
樹脂シーラーを100g/m2塗布し、さらに表1に示
す配合(数値は重量部を示す)の塗材を0.5mm厚と
なるようにローラーで塗布し、実施例および比較例の試
験体を作成した。尚、各材料については、以下のものを
使用した。
【0033】 アクリルシリコン系合成樹脂 : 旭化成(株)製、ポリデュレックスG−625 着色骨材 : 瀬戸セラミ−(株)製、着色硅砂 No.8レッド 硅石粉 : 瀬戸セラミ−(株)製、特粉 A−1 アルミフレーク : 大和金属粉工業(株)製 No.18000 ステンレスフレーク : 東西化学(株)製 SPエース ♯7700 消泡剤 : ビックケミー・ジャパン(株)製、BYK−022 分散剤 : ビックケミー・ジャパン(株)製、BYK−190 粘性調整剤 : 旭電化工業(株)製、アデカノール UH−420 着色顔料分散液 : 三国色素(株)製、GPブラウン チタン白 : 石原産業(株)製、タイペーク CR−80
【0034】
【表1】
【0035】(評価方法)作成した試験体を用いて促進
耐候性試験機(岩崎電気(株)製、SUV−W151)
による500時間の促進暴露を行い、促進試験前後の色
差(ΔE値)を比較した。結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】実施例2と比較例1とを比べると、着色骨
材を含有した実施例2の方が試験前後における色差(Δ
E)が小さく、耐候性や耐久性等に優れていることがわ
かる。また、アルミフレークおよびステンレスフレーク
の配合された実施例1では、色差(ΔE)が極めて小さ
く、耐候性等が顕著に改善されていることがわかる。
【0038】(日射反射率試験)JIS H4000に
準ずる0.8mm厚のアルミ板を屋根母材とし、これに
実施例および比較例の塗材をアプリケータ−によって1
mm厚に塗布したものを試験体とした。これを、分光光
度計(島津製作所製、UV−3150)にて反射スペク
トルを測定し、得られたスペクトルに基づいて反射率を
算出した。結果を図2に示す。
【0039】地上に届く電磁波のうち、紫外線は約30
0〜400nmの波長を有するものであり、この紫外線
が塗膜等の劣化を引き起こすものである。そこで図2を
参照すると、波長が300〜400nmに相当する領域
の反射率については、実施例1が比較例1を上回ってお
り、紫外線を良く反射していることがわかる。尚、紫外
線より波長の大きい領域で比較例2の反射率が大きい値
を示しているが、これは比較例2にチタン白を添加した
ために生じた相違であり、本件発明の効果によるもので
はない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る屋根の塗装
方法および屋根材によれば、従来にない重厚な質感のあ
る高い意匠性を付与できるとともに、屋根材に形成され
た塗膜が厚く耐候性および耐久性に優れているため、頻
繁に塗装および補修する必要がないという効果を奏す
る。
【0041】また、着色骨材によって生じたエンボス模
様は、意匠性を高めるだけでなく屋根上での作業の安全
性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋根材の一実施例を示した概略断
面図。
【図2】実施例および比較例について、紫外線等の反射
率の測定結果を示したグラフ。
【符号の説明】
1…屋根材、2…屋根母材、3…シーラー層、4…塗
膜、5…合成樹脂、6…着色骨材、7…アルミフレーク
及びステンレスフレーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/10 C09K 3/10 G Q R E04D 1/00 E04D 1/00 A Fターム(参考) 4D075 CA03 CA13 CA15 CA32 CA38 CA43 CA48 CB02 CB13 DA06 DB01 DB12 DB14 DB21 DB31 DC01 EA13 EA23 EA39 EB15 EB19 EB22 EB38 EB42 EB53 EB57 EC11 EC53 EC54 4H017 AA23 AA39 AB01 AB15 AD06 AE03 4J038 CD021 CF021 CG001 DG001 HA066 MA08 MA10 NA03 NA10 PB05 PC02 PC04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根母材に合成樹脂エマルションのシー
    ラーを塗布し、次いで合成樹脂エマルションに着色骨材
    が含有されてなる塗材を塗布することを特徴とする屋根
    の塗装方法。
  2. 【請求項2】 前記塗材によって厚さ0.5〜2mmの
    塗膜を形成することを特徴とする請求項1記載の屋根の
    塗装方法。
  3. 【請求項3】 前記シーラーおよび塗材を構成する合成
    樹脂が、ともにアクリルシリコン系共重合樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の屋根の塗装方法。
  4. 【請求項4】 前記塗材が、合成樹脂エマルションの固
    形分100重量部に対して着色骨材が30〜300重量
    部の割合で配合されてなることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の屋根の塗装方法。
  5. 【請求項5】 前記塗材中に、鱗片状のアルミフレーク
    又はステンレスフレークを配合し、且つ該アルミフレー
    クとステンレスフレークとの合計量を合成樹脂エマルシ
    ョンの固形分100重量部に対して0.5〜20重量部
    とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の屋根の塗装方法。
  6. 【請求項6】 屋根母材の表面にシーラーが塗布され、
    さらに合成樹脂中に着色骨材が分散された塗膜が形成さ
    れてなることを特徴とする屋根材。
  7. 【請求項7】 前記塗膜の厚さが0.5〜2mmである
    ことを特徴とする請求項6記載の屋根材。
  8. 【請求項8】 前記シーラーおよび塗材を構成する合成
    樹脂が、ともにアクリルシリコン系共重合樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項6又は7記載の屋根材。
  9. 【請求項9】 前記塗膜が、合成樹脂100重量部に対
    して着色骨材30〜300重量部の割合で構成されてい
    ることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の屋
    根材。
  10. 【請求項10】 前記塗膜中には鱗片状のアルミフレー
    ク又はステンレスフレークが含有されており、該アルミ
    フレークとステンレスフレークとの合計量が合成樹脂1
    00重量部に対して0.5〜20重量部であることを特
    徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の屋根材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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