JP2002273100A - 洗濯物自動仕上げ方法およびその装置 - Google Patents

洗濯物自動仕上げ方法およびその装置

Info

Publication number
JP2002273100A
JP2002273100A JP2001071099A JP2001071099A JP2002273100A JP 2002273100 A JP2002273100 A JP 2002273100A JP 2001071099 A JP2001071099 A JP 2001071099A JP 2001071099 A JP2001071099 A JP 2001071099A JP 2002273100 A JP2002273100 A JP 2002273100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laundry
finishing
automatic
hanger
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001071099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Shimomura
善和 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIMONZU KK
Original Assignee
SHIMONZU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIMONZU KK filed Critical SHIMONZU KK
Priority to JP2001071099A priority Critical patent/JP2002273100A/ja
Publication of JP2002273100A publication Critical patent/JP2002273100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯物の皺を移送しながら自動的にのばす。 【解決手段】洗濯された皺のある洗濯物をハンガー2に
取り付けて、この洗濯物の取り付けられたハンガー2
を、筐体1内に設置されハンガーコンベア3のチェーン
4に設けられたフック7に吊しながら搬送させ、筐体1
の下方から送風または蒸気を送り、洗濯物をネット21
で保護し、昇降装置13により筐体上を昇降するアイロ
ン12によって洗濯物の皺をのばし、皺ののばされた洗
濯物を搬送端9で、払出部材10によって自動的に取り
出すようにした洗濯物の皺をのばすための仕上げ方法お
よびその装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯された洗濯物
の仕上げをする方法およびその装置に関わる。さらに詳
しくは、搬送されてきた洗濯物の皺を皺のばし装置で自
動的にのばすようにした洗濯物自動仕上げ方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯された衣服等の洗濯物は皺が
多く生じており、家庭や業者においては、子供服あるい
は下着等の一部を除いて、洗濯物を乾かした後アイロン
等によって皺をのばすことが行われている。この皺のば
しの方法は、アイロン台に洗濯された洗濯物を平たく平
面状にして載せ、アイロンにより圧摺動させ皺をのばす
方法である。この作業は、表面と裏面の両方を行わねば
ならず、また、ボタン等が付いている場合は、その皺の
ばし作業も複雑になり手数のかかるものである。また、
場合によっては、トンネル乾燥、ボックス乾燥等高温乾
燥装置を必要とすることもある。一般にこの皺のばし作
業は、家庭はもちろんのこと業者においても手作業によ
って行われている。
【0003】従来から行われている洗濯(業として行う
場合はクリーニングと称している)後の洗濯物の仕上げ
作業は、人手を要し長時間労働を余儀なくされている。
特に、業として行う場合は、限られた時間内に仕上げな
ければならないことと、作業現場においては、大量の衣
類等の加熱処理で臭気や洗剤の残り香が発生し、作業環
境を著しく悪化させる等の問題点があった。
【0004】このような環境下にあって現状は、過酷な
労働を強いられ、疲労が甚だしく能率が落ち、健康も害
する等多くの解決すべき課題を有していた。また、最近
は作業者が高齢化しており、特に腰に負担のかかる作業
は敬遠される傾向にあり、早くからこの問題を解決する
ことが要望されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
背景に基づいてなされたもので、下記の目的を達成する
ものである。本発明の目的は、人手作業を要せず自動で
洗濯物の皺をのばすことによって、洗濯後の仕上げ作業
の能率化を図った洗濯物の仕上げ方法およびその装置を
提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、低価格で操作性のよ
い洗濯物の自動仕上げ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。本発明の洗濯物自動仕上げ方
法は、洗濯された洗濯物の皺をのばす仕上げ方法であっ
て、皺のある洗濯物をハンガーに取り付ける工程と、洗
濯物の取り付けられた前記ハンガーを吊し所定位置に設
置または搬送させる工程と、吊されている前記ハンガー
上の洗濯物の皺をのばす工程と、皺ののばされた洗濯物
を取り出す工程とからなっている。
【0008】また、前記洗濯物の取り付けられた前記ハ
ンガーを吊し所定位置に設置または搬送させる工程に、
前記洗濯物に空気を送風する送風工程を付加してもよ
く、洗濯物を着付け状態にする効果がある。さらに、前
記洗濯物の取り付けられた前記ハンガーを吊し所定位置
に設置または搬送させる工程に、前記洗濯物に蒸気また
は噴霧水を吹きかける工程を付加してもよく、洗濯物を
湿らせ着付け状態にする効果がある。
【0009】さらに、吊されている前記ハンガー上の洗
濯物の皺をのばす工程は、洗濯物の表面と裏面を同時に
皺のばしするようにした工程であってもよく、皺のばし
能率を高めるのに効果がある。さらに、吊されている前
記ハンガー上の洗濯物の皺をのばす工程は、蒸気の噴射
するアイロンを昇降させて洗濯物の皺をのばす工程であ
ってもよく、従来から使用されているアイロンを適用し
洗濯物全長に亘って皺をのばす効果がある。
【0010】さらに、吊されている前記ハンガー上の洗
濯物の皺をのばす工程は、前記皺のばし装置を洗濯物に
接触させないで皺をのばすようにしてもよく、洗濯物を
皺のばし装置から保護するのに効果がある。さらに、前
記洗濯物に蒸気または噴霧水を吹きかける工程の後に、
温風を吹きかける工程を付加してもよく、洗濯物を着付
け状態にし皺のばしを補完する効果がある。
【0011】本発明の洗濯物自動仕上げ装置は、洗濯さ
れた洗濯物の皺をのばす仕上げ装置であって、筐体と、
皺のある洗濯物を取り付けたハンガーと、このハンガー
を前記筐体内に設置または搬送させる搬送装置と、前記
筐体内にあって設置または搬送過程の洗濯物の皺をのば
す皺のばし装置と、皺ののびた洗濯物を取り出す取り出
し手段とからなっている。また、前記筐体内の所定位置
に設置または搬送される洗濯物に、空気を送風する送風
装置を前記筐体内に設けてもよく、洗濯物を着付け状態
にする効果がある。
【0012】さらに、前記筐体内の所定位置に設置また
は搬送される洗濯物に、蒸気または噴霧液を吹きかける
吹きかけ装置を前記筐体内に設けてもよく、洗濯物を湿
らせ着付け状態にする効果がある。さらに、前記筐体内
の所定位置に設置または搬送される洗濯物に、前記皺の
ばし装置が接触するのを防止する保護装置を前記筐体内
に設けてもよく、洗濯物を皺のばし装置から保護するの
に効果がある。
【0013】さらに、前記搬送装置で搬送される洗濯物
の位置を検知するための検知手段を、前記筐体内に設け
てもよく、洗濯物の位置を確認するのに効果がある。さ
らに、洗濯物の皺のばし長さを検知するための検知手段
を前記皺のばし装置に設けてもよく、皺のばし装置を無
駄に動作させない効果がある。さらに、前記皺のばし装
置は、洗濯物を挟んで前記筐体の表面側と裏面側の各々
に設けられていてもよく、皺のばし能率を高めるのに効
果がある。さらに、前記皺のばし装置は、蒸気を噴射す
る自動アイロンを有していてもよく、従来から使用され
ているアイロンを適用し洗濯物全長に亘って皺をのばす
効果がある。
【0014】さらに、前記皺のばし装置を昇降させる昇
降装置を前記筐体内に設けてもよく、洗濯物を全長に亘
って満遍なく皺のばしを行うのに効果がある。さらに、
皺ののびた洗濯物を取り出す取り出し手段は、搬送され
る洗濯物が当接して払い出されるように、前記筐体に設
けられた払出部材であってもよく、構成がシンプルで簡
素となる効果がある。
【0015】さらに、搬送される洗濯物の皺のばし条件
を最適なものにして制御するための制御装置を前記筐体
内に設けてもよく、多様性があって確実な制御ができる
効果がある。さらに、前記搬送装置は、無端で回動する
搬送体であって洗濯物を取り付けるための取り付け部材
を有していてもよく、構成がシンプルで簡素となる効果
がある。さらに、仕上げ装置を移動可能とするための転
動体を前記筐体下部に設けてもよく、筐体を適切な位置
に移動し設置することができることの効果がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
もとに説明する。図1に示すものは、洗濯物自動仕上げ
装置の全体を示す正面図で、図2はその側面図である。
筐体1に自動搬送装置を含め各装置が組み込まれてい
る。この筐体1は、フレーム構成で、アングル材で構築
されていて、所要部には図示していないカバーが設けら
れている。洗濯物は洗濯あるいはクリーニングされた後
のものが対象で、通常は皺が多く残っているものであ
る。洗濯物はハンガー2に吊り下げられてこの筐体1に
搬入される。
【0017】ハンガー2は一般に使用されているもの
で、例えば、合成樹脂製または針金等で組まれた公知の
ものである。作業者は事前作業として、このハンガー2
に衣服等の洗濯物を取り付ける。筐体1の上方には無端
で回動するハンガーコンベア3が設けられている。この
ハンガーコンベア3は、チェーン4で構成されており、
このハンガーコンベア3はモータ5により駆動され、基
体に支持されたスプロケット6を介して回動される。実
施の形態では垂直方向に回動しているが、回動の向きは
水平方向であってもよい。
【0018】このハンガーコンベア3のチェーン4に
は、所定間隔をおいてフック7が取り付けられていて、
ハンガー2を吊り下げられるようになっている。作業者
は、洗濯物の吊り下げられたハンガー2を、ハンガーコ
ンベア3の搬入口8側から手でフック7に吊り下げる。
この吊り下げ方法は自動にしてもよく、例えば、所定の
位置に予め洗濯物の吊り下げられたハンガー2を保管し
ておき、この場所から自動手段を介してフック7に順次
吊り下げるようにしてもよい。また、作業性をよくする
意味で、チェーン4を吊り下げ位置まで延長してもよ
い。
【0019】このハンガーコンベア3の後端は搬出口9
となっており、皺のばしが完了した洗濯物の回収口とな
っている。この搬出口9には払出部材10(取り出し部
材)が取り付けられていて、この払出部材10は、搬送
されてくる洗濯物に当接し、自動的にハンガーコンベア
3のフック7から取り外す役目をなす。
【0020】その詳細を示したのが図3,図4である。
図3は、フック7にハンガー2が吊り下げられた搬送過
程で払出部材10に当接する直前の状態を示している。
フック7は棒状の形状をなし搬送方向に対し直角方向に
突き出してチェーン4に固定されている。突き出し長さ
はハンガー2が搬送中にずれて落下しない長さに設定さ
れている。ハンガー2は、この棒状のフック7に移動自
在に引っかけられて所定間隔をもって搬送される。
【0021】搬出口9の位置にハンガー2が搬送される
と、図4に示すようにハンガー2は払出部材10に当接
するようになっている。この払出部材10は三角形状の
板材で筐体1にボルト締めで固定されている。搬送され
たハンガー2は、その吊り部が払出部材10の傾斜部に
当接し、チェーン4の動きとともに傾斜部に沿って外側
に強制的に移動させられる。フック7の先端に達したと
きハンガー2はフック7から外れる。
【0022】ハンガーコンベア3から外された洗濯物
は、このハンガーコンベア3の下に設けられたシュータ
11に自動的に排出される。シュータ11は、特定して
いないが、例えば、フック7から外されたハンガー2の
吊り部を受けるバー状のシューター部材であってもよ
く。フラット状の傾斜部材に落下させてもよく、また、
布等の柔らかい部材で構成されたものであってもよい。
【0023】自動的に排出された洗濯物は、作業者によ
り点検されてクリーニング完了品となる。また、この筐
体1の中央部には、向かい合わせに皺のばし装置として
2つのアイロン12が設けられていて、洗濯物はこの2
つのアイロン間を搬送される。このアイロン12はアイ
ロン移動装置13により上下方向に進退自在に移動し、
洗濯物を撫でながらアイロン掛けをして皺をのばす。2
つのアイロン12を設けることにより、洗濯物の表面と
裏面を同時にアイロン掛けすることになるので、能率的
な作業となる。アイロン12は、スチームアイロンで蒸
気がアイロン12面から洗濯物に噴射されるようになっ
ている。このアイロン12に対しては、図示していない
が筐体1内あるいは外部に設置されている蒸気発生装置
からチューブ等を介して蒸気が送り込まれる。
【0024】アイロン移動装置13は、このアイロン1
2を上下方向に移動させる装置で、後述するモータとベ
ルトにより構成され、アイロンに対応して向かい合わせ
に2組設けられている。皺のばし装置としてアイロン1
2以外に、例えば洗濯物の幅に合わせたプレートあるい
はパイプ状のものに複数の小穴を明けて蒸気を噴射でき
るものであってもよい。また、これに吸い込み穴を複数
個設け空気を吸い込むことにより洗濯物を皺のばし装置
側に吸い寄せ、撫でるようにして皺のばしのできる装置
にしてもよい。
【0025】アイロン12を取り付けた摺動体14が、
筐体1の上下に橋渡されたガイド15に跨ってアイロン
移動装置13により駆動され摺動するようになってい
る。またこのアイロン12は、この摺動体14に設けら
れた支持部材を支点に左右または、前後に首振りが可能
である。従って、アイロン12はロボット的に洗濯物の
姿勢状態に応じ対応することも可能である。ガイド15
の下方にはアイロン移動装置13の駆動用のモータ16
が設置されていて、このモータ16によってベルト17
が回動するようになっている。
【0026】このベルト17の一端に摺動体14が連結
されていて、モータ16の駆動により摺動体14は上下
方向に移動可能である。このベルト17にアイロン12
を案内可能な構成で直接取り付けてもよい。また、この
ベルト17はスリップの生じない歯付きベルトになって
いる。この構成は向かい合わせに設けられている他方の
摺動体14も同様な構成になっている。従って、吊され
て搬送される洗濯物は、前述のとおりその表と裏を同時
にアイロン掛けされる。このアイロン掛け動作は2つの
モータ16の回転を同期させて行ってもよく、また別々
に駆動させてもよい。
【0027】また、表と裏のアイロン掛け動作を全く同
じものにするのであれば、1つのモータ16で2つの摺
動体14を同時に駆動させる構成も可能である。また、
摺動体14には、検知手段24が設けられていて、洗濯
物の端部の位置、即ち、洗濯物の皺のばし長さを検出す
るようになっている。アイロン12はこの検知信号を受
けて洗濯物の範囲のみ繰り返しアイロン掛け動作を行
う。筐体1の下部には、モータ16と隣接して送風機1
8が設けられている。この送風機18から送られる空気
は洗濯物の下方から上方に向かって流れ、洗濯物の内側
に入り込み洗濯物を膨らませ、着付け状態にする。ま
た、この送風機18に替わって蒸気発生装置19(吹き
かけ装置)または噴霧液発生装置(吹きかけ装置)をこ
の場所に設置してもよい。この場合には、空気に替わっ
て蒸気等が洗濯物に吹きかけられる。
【0028】また、送風機18と蒸気発生装置19等の
両方を設置してもよく、蒸気等を吹きかけた後に温風を
吹きかけてもよい。洗濯物の条件により最適な方法を採
用すればよい。さらに、筐体1上部にも送風機20が設
けられ空気が下方の洗濯物側に吹きかけられ、下方から
上ってくる空気あるいは蒸気等が筐体の上方に離散する
のを防止し、空気等を押し戻す役目をなす。これによ
り、下方からの空気または蒸気等は上方への流れが規制
され満遍なく均等に筐体1内に充満することになる。
【0029】さらに、筐体1の中央部には、洗濯物を挟
む状態で2つのネット21(保護装置)が上下方向に延
設されている。ハンガー2に吊り下げられた洗濯物は、
このネット21間に挟まれて移動していく。下方から送
風された空気等により膨らまされ、洗濯物はネット側に
寄せられる。また、このネット21は、洗濯物がアイロ
ン12へ直接接触するのを防止し、保護する機能を有し
ている。また、ネット21を設けたことにより、衣服等
の洗濯物の一部がアイロン等に巻き込まれトラブルを起
こすようなことも避けられる。
【0030】洗濯物が所定の搬送位置に達したことを検
知手段23により確認すると、アイロン12は洗濯物に
沿って上下の移動を繰り返しアイロン掛けを行う。ま
た、洗濯物を水平に少しづつずらしながら、あるいはア
イロン12が首振りをして位置を変えながら洗濯物の皺
をのばしていくようにしてもよい。このようにこのアイ
ロン掛け動作を繰り返すことによって、洗濯物の全面に
亘って満遍なく皺のばしの仕上げを行うことができる。
この制御は筐体1に設置された制御装置22によって自
動的に行われる。この制御装置は、操作盤を有していて
各押ボタンの配列されたもので、作業者が操作できるよ
うになっている。従って、作業者の操作のし易い位置に
設置されている。
【0031】前述のとおり、アイロンは検知手段23,
24からの位置信号を受けて、制御装置の制御のもと
に、洗濯物の適正位置のみを往復移動するので、無駄な
動作をすることなく効率のよいアイロン掛けを行う。洗
濯物の状況により経験的に最適なデータを選択しなが
ら、即ち、範囲、回数、圧摺力、温度、タイミング、時
間等を自動的に管理し、あるいは蒸気の有無等を加味し
ながら最適条件を設定し制御される。
【0032】あるいは、一定時間内に洗濯物が所定の位
置に搬送されなかった場合に、搬送を停止しアイロン用
蒸気の吹き出しも止めることや、その後、接続されてい
る自動供給装置等により所定の位置に洗濯物が設置され
たとき、再び搬送しアイロン蒸気を吹き出させること
と、また、アイロンに溜まっている水を洗濯物が搬送さ
れる前に吐き出すこともできる。
【0033】図5は、搬送装置による皺のばし作業を行
った場合において、1つの洗濯物に対してその制御に伴
う基本的動作フローを示したものである。2つ目以降の
洗濯物に対してもこのフローの動作を同様に繰り返し行
っていく。アイロンによる皺のばし状態の可否は、制御
をシンプルなものにするため予め繰り返しの回数を設定
しておく。所定の繰り返しの回数になったら、アイロン
の昇降動作を止め、皺のばしを可とする。また、コスト
は上がるが、洗濯物の皺のばし状態を正確に認識しフィ
ードバック制御を行えば、皺のばし状態が均一で品質の
よいものとなる可能性はある。
【0034】移動する洗濯物についてその都度形状認識
を行って制御されるのが理想であるが、前述のとおり、
コストと時間の上昇を招くおそれがある。しかし、位
置、回数のみの認識でも効果的である。皺のばしの完了
した洗濯物は、前述のとおり搬出口9に達すると、搬送
動作で筐体1に固定されている払出部材10に突き当て
られ、自動的にフック7から取り外される。取り外され
た洗濯物は、筐体1に固定されたシュータ11を介して
回収され所定の場所に整理して保管される。さらに、筐
体1は底部にキャスター25(転動体)を取り付けてい
るので、作業者は都合のよい位置にこの筐体1を容易に
移動することができる。
【0035】以上本発明の内容について詳細に説明し
た。ただし、実施の形態の説明として洗濯物が搬送装置
で搬送される形態を前提に説明したが、自動搬送のない
場合であっても洗濯物の仕上げの自動化は可能である。
本発明の基本とするところは、従来手作業で行われてい
た作業を自動化したことにある。図示していないが、洗
濯物の吊られたハンガーを所定位置に設置し、アイロン
掛け動作をロボット化し、昇降、回転等を織り交ぜた動
作で満遍なく皺のばしを行うことも可能である。この場
合の搬送動作は人手によるが、装置としては安価でシン
プルなものとなる。実施例に限定されないことはいうま
でもない。
【0036】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は、洗濯物
の皺のばし作業を完全自動化したので、省力化に大きな
効果を果たし、大量の洗濯物の仕上げ処理を短時間で行
うことができた。また、クリーニングコストの削減にな
り、手作業で付随する高温乾燥装置などが不要となるの
で省エネルギーにもなり経済効果も大きなものとなっ
た。さらに、簡素で平易な仕上げ方法に加えコンパクト
な装置としたことで、スペースの狭い規模の小さいクリ
ーニング業者にも容易に導入できるものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の選択物自動仕上げ装置の正面
図である。
【図2】図2は、図2の側面図である。
【図3】図3は、洗濯物を取り出す部分の部分図で、ハ
ンガーが払出部材に当接する直前の状態を示す部分拡大
図である。
【図4】図4は、洗濯物を取り出す部分の部分図で、ハ
ンガーが払出部材に当接しフックから外れる瞬間の状態
を示す部分拡大図である。
【図5】図5は、動作フローを示した説明図である。
【符号の説明】
1…筐体 2…ハンガー 3…ハンガーコンベア 7…フック 10…払出部材 11…シュータ 12…アイロン 13…アイロン移動装置 14…摺動体 15…ガイド 18、20…送風機 19…蒸気発生装置 21…ネット 22…制御装置

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯された洗濯物の皺をのばす仕上げ方法
    であって、 皺のある洗濯物をハンガーに取り付ける工程と、 洗濯物の取り付けられた前記ハンガーを吊し所定位置に
    設置または搬送させる工程と、 吊されている前記ハンガー上の洗濯物の皺をのばす工程
    と、 皺ののばされた洗濯物を取り出す工程とからなる洗濯物
    自動仕上げ方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の洗濯物自動仕上げ方法にお
    いて、 前記洗濯物の取り付けられた前記ハンガーを吊し所定位
    置に設置または搬送させる工程に、前記洗濯物に空気を
    送風する送風工程を付加したことを特徴とする洗濯物自
    動仕上げ方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の洗濯物自動仕上げ方法にお
    いて、 前記洗濯物の取り付けられた前記ハンガーを吊し所定位
    置に設置または搬送させる工程に、前記洗濯物に蒸気ま
    たは噴霧水を吹きかける工程を付加したことを特徴とす
    る洗濯物自動仕上げ方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の洗濯物自動仕上げ方法にお
    いて、 吊されている前記ハンガー上の洗濯物の皺をのばす工程
    は、洗濯物の表面と裏面を同時に皺のばしするようにし
    た工程であることを特徴とする洗濯物自動仕上げ方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の洗濯物自動仕上げ方法にお
    いて、 吊されている前記ハンガー上の洗濯物の皺をのばす工程
    は、蒸気の噴射するアイロンを昇降させて洗濯物の皺を
    のばす工程であることを特徴とする洗濯物自動仕上げ方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の洗濯物自動仕上げ方法にお
    いて、 吊されている前記ハンガー上の洗濯物の皺をのばす工程
    は、皺のばし装置を洗濯物に接触させないで皺をのばす
    ようにしたことを特徴とする洗濯物自動仕上げ方法。
  7. 【請求項7】請求項3記載の洗濯物自動仕上げ方法にお
    いて、 前記洗濯物に蒸気または噴霧水を吹きかける工程の後
    に、温風を吹きかける工程を付加したことを特徴とする
    洗濯物自動仕上げ方法。
  8. 【請求項8】洗濯された洗濯物の皺をのばす仕上げ装置
    であって、 筐体と、 皺のある洗濯物を取り付けたハンガーと、 このハンガーを前記筐体内に設置または搬送させる搬送
    装置と、 前記筐体内にあって設置または搬送過程の洗濯物の皺を
    のばす皺のばし装置と、 皺ののびた洗濯物を取り出す取り出し手段とからなる洗
    濯物自動仕上げ装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置に
    おいて、 前記筐体内の所定位置に設置または搬送される洗濯物
    に、空気を送風する送風装置を前記筐体内に設けたこと
    を特徴とする洗濯物自動仕上げ装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記筐体内の所定位置に設置または搬送される洗濯物
    に、蒸気または噴霧液を吹きかける吹きかけ装置を前記
    筐体内に設けたことを特徴とする洗濯物自動仕上げ装
    置。
  11. 【請求項11】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記筐体内の所定位置に設置または搬送される洗濯物
    に、前記皺のばし装置が接触するのを防止する保護装置
    を前記筐体内に設けたことを特徴とする洗濯物自動仕上
    げ装置。
  12. 【請求項12】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記搬送装置で搬送される洗濯物の位置を検知するため
    の検知手段を、前記筐体内に設けたことを特徴とする洗
    濯物自動仕上げ装置。
  13. 【請求項13】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 洗濯物の皺のばし長さを検知するための検知手段を前記
    皺のばし装置に設けたことを特徴とする洗濯物自動仕上
    げ装置。
  14. 【請求項14】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記皺のばし装置は、洗濯物を挟んで前記筐体内の表面
    側と裏面側の各々に設けられていることを特徴とする洗
    濯物自動仕上げ装置。
  15. 【請求項15】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記皺のばし装置は、蒸気を噴射する自動アイロンを有
    していることを特徴とする洗濯物自動仕上げ装置。
  16. 【請求項16】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記皺のばし装置を昇降させる昇降装置を前記筐体内に
    設けたことを特徴とする洗濯物自動仕上げ装置。
  17. 【請求項17】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 皺ののびた洗濯物を取り出す取り出し手段は、搬送され
    る洗濯物が当接して払い出されるように、前記筐体に設
    けられた払出部材であることを特徴とする洗濯物自動仕
    上げ装置。
  18. 【請求項18】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 搬送される洗濯物の皺のばし条件を最適なものにして制
    御するための制御装置を前記筐体内に設けたことを特徴
    とする洗濯物自動仕上げ装置。
  19. 【請求項19】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 前記搬送装置は、無端で回動する搬送体であって洗濯物
    を取り付けるための取り付け部材を有しているものであ
    ることを特徴とする洗濯物自動仕上げ装置。
  20. 【請求項20】請求項8に記載の洗濯物自動仕上げ装置
    において、 仕上げ装置を移動可能とするための転動体を前記筐体下
    部に設けたことを特徴とする洗濯物自動仕上げ装置。
JP2001071099A 2001-03-13 2001-03-13 洗濯物自動仕上げ方法およびその装置 Pending JP2002273100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001071099A JP2002273100A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 洗濯物自動仕上げ方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001071099A JP2002273100A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 洗濯物自動仕上げ方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002273100A true JP2002273100A (ja) 2002-09-24

Family

ID=18928869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001071099A Pending JP2002273100A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 洗濯物自動仕上げ方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002273100A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101126204A (zh) * 2006-08-14 2008-02-20 赫伯特坎尼吉塞尔有限公司 用于整平衣物的方法和隧道式整理机
JP2011232154A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Fuji Electric Co Ltd ランドリモニタシステム
KR20160122420A (ko) * 2015-04-14 2016-10-24 유지훈 의류 이송컨베이어용 옷걸이 스프레딩 장치
CN106592187A (zh) * 2016-12-20 2017-04-26 广州视源电子科技股份有限公司 一种熨烫方法及熨烫装置
JP2017086135A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 三菱電機株式会社 衣類メンテナンス装置
CN109487518A (zh) * 2019-01-15 2019-03-19 上海理工大学 一种基于高温蒸汽的衣物摆动熨烫结构
CN109695146A (zh) * 2019-02-19 2019-04-30 韩志强 一种衣物护理机
CN109750477A (zh) * 2019-01-15 2019-05-14 上海理工大学 一种便携式全自动熨烫机
CN110093768A (zh) * 2019-06-13 2019-08-06 金华优地工业设计有限公司 移动熨烫机的折叠传送结构
CN110499633A (zh) * 2019-08-05 2019-11-26 温州大学 一种多功能洗晾机器人
CN111170003A (zh) * 2020-01-03 2020-05-19 福建省奔浪体育用品有限公司 一种泳衣加工生产线用的传送装置
CN111317271A (zh) * 2020-03-31 2020-06-23 陕西科技大学 一种智能衣柜及其工作方法
CN112011981A (zh) * 2020-07-23 2020-12-01 东莞业基工业有限公司 一种自动烫衣收衣方法及其设备
CN112227046A (zh) * 2020-10-10 2021-01-15 温州大学 自动熨衣机
CN112359570A (zh) * 2020-12-09 2021-02-12 浙江康鸟服饰有限公司 一种新型服装熨烫装置
CN113123105A (zh) * 2021-05-31 2021-07-16 湖北陈贵顺富纺织服装有限公司 一种服装加工用具有张紧机构的熨烫装置
CN113445285A (zh) * 2020-03-24 2021-09-28 青岛海尔洗衣机有限公司 一种熨烫机的控制方法及熨烫机

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101126204A (zh) * 2006-08-14 2008-02-20 赫伯特坎尼吉塞尔有限公司 用于整平衣物的方法和隧道式整理机
JP2011232154A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Fuji Electric Co Ltd ランドリモニタシステム
KR20160122420A (ko) * 2015-04-14 2016-10-24 유지훈 의류 이송컨베이어용 옷걸이 스프레딩 장치
KR101715060B1 (ko) 2015-04-14 2017-03-10 유지훈 의류 이송컨베이어용 옷걸이 스프레딩 장치
JP2017086135A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 三菱電機株式会社 衣類メンテナンス装置
CN106592187A (zh) * 2016-12-20 2017-04-26 广州视源电子科技股份有限公司 一种熨烫方法及熨烫装置
CN109750477A (zh) * 2019-01-15 2019-05-14 上海理工大学 一种便携式全自动熨烫机
CN109487518B (zh) * 2019-01-15 2024-04-16 上海理工大学 一种基于高温蒸汽的衣物摆动熨烫结构
CN109750477B (zh) * 2019-01-15 2023-12-15 上海理工大学 一种便携式全自动熨烫机
CN109487518A (zh) * 2019-01-15 2019-03-19 上海理工大学 一种基于高温蒸汽的衣物摆动熨烫结构
CN109695146A (zh) * 2019-02-19 2019-04-30 韩志强 一种衣物护理机
CN110093768B (zh) * 2019-06-13 2021-05-25 青岛海尔智能技术研发有限公司 移动熨烫机的折叠传送结构
CN110093768A (zh) * 2019-06-13 2019-08-06 金华优地工业设计有限公司 移动熨烫机的折叠传送结构
CN110499633A (zh) * 2019-08-05 2019-11-26 温州大学 一种多功能洗晾机器人
CN111170003A (zh) * 2020-01-03 2020-05-19 福建省奔浪体育用品有限公司 一种泳衣加工生产线用的传送装置
CN111170003B (zh) * 2020-01-03 2021-11-23 福建省奔浪体育用品有限公司 一种泳衣加工生产线用的传送装置
CN113445285A (zh) * 2020-03-24 2021-09-28 青岛海尔洗衣机有限公司 一种熨烫机的控制方法及熨烫机
CN113445285B (zh) * 2020-03-24 2024-03-15 青岛海尔洗衣机有限公司 一种熨烫机的控制方法及熨烫机
CN111317271B (zh) * 2020-03-31 2022-12-23 陕西科技大学 一种智能衣柜及其工作方法
CN111317271A (zh) * 2020-03-31 2020-06-23 陕西科技大学 一种智能衣柜及其工作方法
CN112011981B (zh) * 2020-07-23 2023-12-08 东莞业基工业有限公司 一种自动烫衣收衣方法及其设备
CN112011981A (zh) * 2020-07-23 2020-12-01 东莞业基工业有限公司 一种自动烫衣收衣方法及其设备
CN112227046A (zh) * 2020-10-10 2021-01-15 温州大学 自动熨衣机
CN112227046B (zh) * 2020-10-10 2022-08-02 温州大学 自动熨衣机
CN112359570A (zh) * 2020-12-09 2021-02-12 浙江康鸟服饰有限公司 一种新型服装熨烫装置
CN113123105A (zh) * 2021-05-31 2021-07-16 湖北陈贵顺富纺织服装有限公司 一种服装加工用具有张紧机构的熨烫装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002273100A (ja) 洗濯物自動仕上げ方法およびその装置
US2845786A (en) Cleaning apparatus
CN110318233B (zh) 自动熨烫干衣设备及其控制方法
EP2765236A2 (en) Automated clothing steamer
KR20170030098A (ko) 의복 및 외투들의 세척, 세탁, 건조 및 다림질을 위한 세탁기
US8025190B2 (en) Upgraded ironing machine for ironing trousers
JP4476969B2 (ja) 布類の整形装置
EP0122569B1 (en) Machine for steam ironing clothes
JP2007260065A (ja) 衣類の仕上げ装置
CN112477817A (zh) 一种无人值守隧道式洗车机
JPH1034094A (ja) 基板カセットラックの洗浄方法
US2635370A (en) Laundry shake-out device
CN111663312B (zh) 自动熨烫干衣设备及其控制方法
CA2244375A1 (en) An automatic plant for pressing and unloading articles of clothing
JP2536956B2 (ja) 自動スクリ―ン捺染機におけるスクリ―ン枠の交換装置
KR20110021167A (ko) 의류 처리 장치 및 의류 처리 장치 시스템
CN207831826U (zh) 一种电热恒温干燥箱
JPH06170344A (ja) 洗浄装置の洗浄籠保持装置
CN118106164B (zh) 一种门窗生产用漆面烘干装置
CN216269158U (zh) 一种无人值守隧道式洗车机
JPH07299428A (ja) ワーク洗浄方法および洗浄装置
JPH0675395U (ja) トンネルフィニッシャ
JPH07313947A (ja) ワーク洗浄方法および洗浄装置
JP2003340200A (ja) クリーニングシステム
CN214917502U (zh) 一种汽车按钮喷漆用摆放架