JP2007260065A - 衣類の仕上げ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 皺取り効果が高く、室内の結露も防止できる小型の衣類の仕上げ装置を提供する。
【解決手段】 衣類5を上下動させながら当該衣類5の上下方向から加熱蒸気を噴き出して仕上げ室R内に充満させ、衣類5の上下動に合わせて所定のタイミングで該衣類5の両側から加熱された金属プレート板20により押動する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、密閉された仕上げ室内に衣類を吊り下げて加熱蒸気を充満させることにより皺を伸ばして仕上げを行う衣類の仕上げ装置に関する。
従来、背広、ズボン、ブラウス、ジャンパー、スカート、ワンピースなどの衣類をクリーニング後、手作業によりアイロンをかけて仕上げていたが、アイロンがけには熟練を要し、プレスにより毛先がつぶれて凹凸が生じたりする上に、手作業による作業効率が悪いことから、自動機により仕上げを行う衣類の仕上げ装置が用いられている。
この仕上げ装置は、例えば密閉可能な仕上げ室内に衣類をハンガーに掛けた状態で密閉し、室内底部に設けた蒸気ヒータより、加熱蒸気を噴出させて仕上げ室内に加熱蒸気を充満させることにより、自然な状態で皺を伸ばして仕上げを行い、該仕上げ室内から熱気を脱気してから仕上がった衣類を取り出すようになっている。
具体的には、スチームボックス内に衣類を吊下げてその両側に設けたスチーム噴射装置を昇降させながらスチームを噴射するスチーム装置(特許文献1)や、加熱蒸気を充満させた室内でハンガーを往復動させて、該ハンガーに吊り下げられた衣類に振動与えて皺取りをするようにしたスチーム装置(特許文献2)などが提案されている。或いはハンガーに吊り下げた衣類を蒸気室にて蒸気に晒し、ハンガーを移動させて仕上げ室にて熱風を吹き付けて乾燥仕上げする装置も提案されている(特許文献3)。
実開平2−71498号公報 実開平3−1999号公報 特開2002−45598号公報
しかしながら、従来の装置では、衣類の大まかな皺はのばせるが、襟などの折り目や袖などはプレス効果が不十分であるため、衣類を取り出してから逐一手作業により細部をアイロンで手直しをする必要があり作業効率が悪い。また、スチーム噴射後、外気を導入しながら熱気を排出すると室内に結露が生じ易い。更に、衣類の仕上げに要する時間がかかるため、大量の衣類を仕上げるには作業効率が悪い。
また、衣類を振動させるだけでは皺取り効果が不十分であるうえに、加熱蒸気が偏って衣類に噴き付けられ易いという課題があった。
更には、蒸気室と乾燥室を分けて行なうとすれば、衣類の出入りにともなって室内を所定温度に維持することが難しいため、仕上げが不十分になり易い。また、仕上げ装置が大型化して設置面積が必要になり、限られた店舗の敷地内で効率よく仕上げ作業することが難しくなる。
本願発明の目的は、上述した従来の課題を解決し、皺取り効果が高く、室内の結露も防止できる小型の衣類の仕上げ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る衣類の仕上げ装置は以下の構成を備える。
即ち、密閉された仕上げ室内に吊り下げられた衣類を上下動させる衣類上下動部と、前記衣類を上下動させながら当該衣類の上下方向から加熱蒸気を噴出して仕上げ室内に充満させる蒸気噴出し部と、前記衣類を挟んで両側に配置され、当該衣類の上下動にタイミングを合わせて衣類の両側から所定温度に加熱された金属プレートを押動するプレス部を具備したことを特徴とする。
また、前記金属プレートの衣類へのプレス面と反対面側にヒートパイプが一体に接合されていることを特徴とする。
また、前記蒸気噴出し部は電磁弁を所定時間開弁して噴出する加熱蒸気に常温の水分を混合して拡散される水蒸気を室内に噴き出すことを特徴とする。
また、プレス部は衣類上下動部により衣類を上動させる際に該衣類の両側から加熱された金属プレートを押し当て、衣類を下動させる際に前記金属プレートを衣類の両側に退避させるプレス動作を所定時間繰り返すことを特徴とする。
また、前記衣類の上下動とプレス動作を行ないながら、仕上げ室内の熱気を所定時間循環させて衣類の仕上げを行うことを特徴とする。
また、前記仕上げ室の底部近傍に外気導入口が設けられており、熱気循環路を形成するダンパー位置を切り換えて外気導入口を開放して外気を導入しながら熱気を室外に排出することを特徴とする。
上述した衣類の仕上げ装置を用いれば、衣類を上下動させながら当該衣類の上下方向から加熱蒸気を噴き出して仕上げ室内に充満させることにより、衣類に満遍なく加熱蒸気を噴きつけることができる。また、衣類の上下動に合わせて所定のタイミングで該衣類の両側から加熱された金属プレート板により押動するので、衣類の両側からはさみ込むようにプレスするプレス面積が大きいので皺取り効果が高く、高品位な仕上がりを実現することができる。
また、金属プレートの衣類へのプレス面と反対面側にヒートパイプが一体に接合されているので熱伝導性が高く、衣類を押圧するプレート面の温度を上げることができるので、皺取り効果を向上させることができる。
また、蒸気噴出し部は電磁弁を所定時間開弁して噴出する加熱蒸気に常温の水分を混合して拡散される水蒸気を室内に噴き出すので、加熱蒸気が気化する前に衣類全体に噴き付けることができるので、金属プレートのプレス動作と相俟って十分な皺伸ばし効果が得られる。
また、プレス部は衣類上下動部により衣類を上動させる際に該衣類の両側から加熱された金属プレートを押し当て、衣類を下動させる際に前記金属プレートを衣類の両側に退避させるプレス動作を所定時間繰り返すので、衣類がしわにならず短時間で効率よく衣類を仕上げることができる。
また、衣類の上下動とプレス動作を行ないながら、仕上げ室内の熱気を所定時間循環させて衣類の仕上げを行うので、衣類へ残留する湿気や室内の結露を防いで高品位な仕上げを行なうことができる。
また、前記仕上げ室の底部近傍に外気導入口が設けられており、熱気循環路を形成するダンパー位置を切り換えて外気導入口を開放して外気を導入しながら熱気を室外に排出するので、仕上げ室のドアを開けなくても熱気を排出して室内を常温に戻して衣類を取り出すことができる。
本発明に係る衣類の仕上げ装置の最良の実施形態について図面を参照して説明する。
先ず、衣類の仕上げ装置の全体構成について図1〜図6を参照して説明する。図1において、縦長状の装置本体1はドア2を開閉して仕上げ室Rに衣類を出し入れするようになっている。装置本体1の前面には、スタートスイッチ1a、モード切替スイッチ1b、ドア2の開閉スイッチ1cなどのスイッチ群を備えた操作部3が設けられている。また、装置本体1の前面下部には、外気導入口4が開閉可能に設けられている。
図2において、仕上げ室Rはドア2を閉めることにより密閉可能になっている。この仕上げ室R内にはハンガーに掛けられた衣類5を吊り下げるフック部6や加熱蒸気を上下方向から噴出す蒸気噴出し部7が設けられている。
図4において、ドア2にはリンク8の一端が連結しており該リンク8の他端はスライド冶具9に連結されている。スライド冶具9には吊下げロッド10が保持されている。吊下げロッド10の下端に設けたフック部6に衣類5をかけたハンガーを吊り下げるようになっている。また、図3において、仕上げ室R内の上部には、ドア2側より室内中心部側にわたって設けられたスライドガイド11が設けられている。スライド冶具9はドア2の開閉動作に応じてスライドガイド11に沿って装置本体1の開口近傍から仕上げ室Rの中心部付近まで移動するようになっている。
図3において、蒸気ヒータ12は仕上げ室Rの底部及び上部に設けられた循環ダクト13内に設けられている。この蒸気ヒータ12は、図示しない金属パイプに加熱蒸気が送り込まれて、該金属パイプが挿通するフィン間に形成された噴出穴より加熱蒸気を仕上げ室R内に上下方向に噴出させる。蒸気ヒータ12より噴出する加熱蒸気は、図示しないボイラー装置より供給されており、後述する電磁弁(図6参照)を所定時間開放することで水を混合して噴出するようになっている。仕上げ室Rの底部には、フィルター網14が設けられており、循環ダクト13との通気性が確保されている。また、循環ダクト13のブロワー15の手前側にもフィルター網14が設けられており、ブロワー15への塵などの侵入を防止している。
また、図3において、仕上げ室Rの上部には上下動部16が設けられている。上下動部16には、上下動シリンダ(エアシリンダ)17が設けられている。この上下動シリンダ17のシリンダロッド18は仕上げ室Rの下方に向かって進退可能に設けられている。また、シリンダロッド18の先端(下端)には連結冶具18aが設けられている。スライド冶具9に保持された吊下げロッド10に衣類5を吊下げたままドア2を閉じて該スライド冶具9を仕上げ室Rの中心部へ移動させた際に(図4参照)、吊下げロッド10の上端に設けられた連結冶具10aと、上下動シリンダ17のシリンダロッド18の下端に設けられた連結冶具18aどうしが連結する。この状態で上下動シリンダ17を作動させることにより、吊下げロッド10に吊下げられた衣類5を上下動するようになっている。
尚、衣類5を上下動させる機構は、揺動アームの一端にワイヤ、リンクなどを介して吊下げた衣類5を揺動アームの他端に連結したシリンダにより揺動させて上下動するようにしても良い。またシリンダの代わりに、例えばモータによりワイヤを巻き上げ/巻き戻してワイヤに吊下げた衣類5を上下動させたり、モータに連繋して回転するクランク機構を用いて衣類5を上下動させたりしても良い。
図2において、プレス部19は、衣類5を挟んで両側に配置され、衣類5の上下動に合わせて所定のタイミングで該衣類5の両側から押動する。具体的には、プレス部19は、上下動部16により衣類5を上動させる際に金属プレート20を衣類5の両側から押当てる。また、衣類5を下動させる際に、金属プレート20を衣類5の両側に退避させる。このように、衣類5が上下動するタイミングに合わせて該衣類5に対して金属プレート20が押当及び退避を繰り返す。金属プレート20は両肩から両袖に掛けて衣類の厚みが膨らむため両端側をプレス面より反らせた形状をしている。金属プレート20としては、熱伝導性が高く耐食性がある金属板(ステンレススチール板、アルミ板、銅板等)が好適に用いられる。
図4において、金属プレート20の衣類5へのプレス面と反対面側にヒートパイプ21が一体に接合されている。ヒートパイプ21は、図5のようにジグザグ状(つづらおり状)に折り返して形成された銅パイプやステンレスパイプなどの金属パイプが用いられる。これにより金属プレート20の全面を効率よく加熱するようになっている、このヒートパイプ21には接続パイプ(フレキシブルなスチール製接続パイプ)を介して図示しないボイラー装置より加熱蒸気が供給される。
図4においてヒートパイプ21の金属プレート20への接合側と反対側は支柱22に接合されている。支柱22の背後には押動シリンダ23(エアシリンダ)が設けられている。この押動シリンダ23のシリンダロッド24は支柱22に連結されている。押動シリンダ23を作動させると金属プレート20が衣類5の両側から押当てられるようになっている。押動シリンダ23の押圧力は、衣類5に対して金属プレート20が両側より押し当てられると、衣類5の厚みによる反力との均衡が保たれた位置で止まってプレスするようにエアー圧が予め調整されている。これによって、金属プレート20を衣類5へ無理無く押し当ててプレスするので衣類5の毛先がつぶれて凹凸や光沢が生ずることは無くソフトな仕上げを行うことができる。
尚、衣類5の両側から押し当てられる金属プレート20どうしの間隔は、衣類5(厚いもの若しくは薄いもの)によって、押当用シリンダ23のシリンダロッド24の突き出し量を調整することで最適な押当て状態を維持することができる。
図3において、循環ダクト13は装置本体1の上部から背面側に上下方向設けられている。循環ダクト13の一部にはブロワー15が設けられており、仕上げ室R内の熱気を循環させたり、熱気を仕上げ室R外へ脱気したりする。熱気を室外へ脱気するには、仕上げ室Rの上部に設けられた開閉用シリンダ25を作動させてドア2を開放することにより行われる(図4の破線位置)。開閉用シリンダ25のシリンダロッド25aは、ドア2の上端に設けられたリンク2aに連結しており、該開閉用シリンダ25を作動させると、ドア2が開放するようになっている。仕上げを行う衣類5を吊下げロッド10に吊り下げる際や仕上げが完了した衣類5を取り出す際に、開閉スイッチ1c(図1参照)を押すと開閉用シリンダ25が作動してドア2が開放し、再度スイッチ1cを押すとドア2を閉じて仕上げ室Rを密閉するようになっている。
また、循環ダクト13の途中には、図3の実線矢印Pに示す熱気の循環動作と、図3の一点鎖線矢印Qに示す熱気の仕上げ室R外への脱気動作とを切り換えるダンパーD1,D2、D3が開閉可能に設けられている。ダンパーD1、D2は循環ダクト13の途中に設けられ、ダンパーD3は外気導入口4に設けられている。上記ダンパーD1,D2、D3は、後述する切換えシリンダ(エアシリンダ)K1,K2、K3(図6参照)により開閉されるようになっている。尚、ダンパーD1,D2、D3の切換えは、エアシリンダに限らず、例えばソレノイドなどの他の手段を採用しても良い。また、循環ダクト13の上部側であってドア2の近傍には、循環する熱気を仕上げ室Rの上部から下部に向かって導くための整流板26が設けられている。
次に衣類の仕上げ装置の制御系の構成について、図6を参照して説明する。制御部27は装置本体1に設けられた操作部3(図1参照))からの入力信号に基づいて演算処理を行ったり、装置全体の動作を制御したりする。
具体的には、制御部27には、操作部3に設けられたスタートスイッチ1aより運転開始信号が入力される。また、モード切替スイッチ1bにより選択した仕上げモード(ハード仕上げかソフト仕上げか)のモード切替信号が入力される。更には、開閉スイッチ1cよりドア2の開閉用の信号が入力される。
また、制御部27には、上下動シリンダ17及び押動シリンダ23の動作を時限制御するタイマーT1、加熱蒸気を噴出させる電磁弁28の開閉を時限制御するタイマーT2、ブロワー15の動作を時限制御するタイマーT3、各種シリンダ(開閉用シリンダ25、上下動シリンダ17及び押動シリンダ23など)のシリンダロッドの動作位置を検出する位置検出センサ(図示せず)などから各々出力信号が入力される。尚、衣類5を仕上げ室Rの中心部へ搬入して上下動を確実に行うため、また衣類5の上下動とプレス部19の押動動作と退避動作の同期を取って行うため、開閉用シリンダ25、上下動シリンダ17、押動シリンダ23にはシリンダロッドの動作位置を検出する位置検出センサ(図示せず)が各々設けられている。制御部27はこれら位置検出センサからの検出信号に基づいて各部の動作を切換え制御するようになっている。また、上下動シリンダ17及び押動用シリンダ23の動作スピードは同時に調整できるようになっている。
また、制御部27からは、衣類5を上下動させる上下動シリンダ17や押動シリンダ23を所定時間作動させたり、電磁弁28を開放して蒸気ヒータ12より加熱蒸気を所定時間噴出させたり、切換えシリンダK1、K2、K3によりダンパーD1、D2、D3を切換え制御したりする。
次に衣類の仕上げ装置の1サイクル分の仕上げ動作について、図7に示すタイミングチャートに基づいて図8(a)〜(d)に示す模式図を適宜参照しながら説明する。
装置本体1のドア2を開放した状態では、図3の破線に示すようにスライド冶具9がスライドガイド11のドア2側にあり、この状態で吊下げロッド10の下端にハンガーに掛けられた衣類5を吊り下げる。開閉スイッチ1cを押すと、開閉用シリンダ25が作動してドア2を閉じ、スライド冶具9がスライドガイド11に沿って仕上げ室Rの中心側の所定位置(上下動位置)へ移動し、吊下げロッド10の連結冶具10aとシリンダロッド18の連結冶具18aが連結する。衣類5が上下動位置へ搬入された(連結冶具10a、18aが連結された)ことは、開閉用シリンダ25に設けた図示しない位置検出センサによりドア2が完全に閉じたことから検出される。
スタートスイッチ1aを押すと仕上げ動作が開始される。即ち、上下動シリンダ17を作動させて衣類5の上下動を開始し、電磁弁28を開いて蒸気ヒータ12から仕上げ室R内に加熱蒸気を所定時間(例えば3秒間)だけ衣類5の上下方向から噴き付け、仕上げ室R内に加熱蒸気を充満させる。蒸気ヒータ12の動作時間はタイマーT2により管理されている(図8(a)参照)。
また、上下動シリンダ17の作動と同期を取って押動シリンダ23を作動させる。即ち、衣類5の上下動のタイミングにあわせて金属プレート20を衣類5の両側から押し当て/退避させる。具体的には、金属プレート20が衣類5の両側で押し当てられたまま(図8(b)矢印W参照)当該衣類5を上動させる(図8(c)矢印X参照)。このときの金属プレート20の温度はおおよそ100℃〜110℃に保たれている。また、金属プレート20の退避動作(図8(d)矢印Y参照)と同期をとって、衣類5を元の位置まで下動させる(図8(d)矢印Z参照)。このときの上下動シリンダ17及び押動シリンダ23の動作時間はタイマーT1により時間管理されている。
上記図8(a)〜(d)に示す衣類5の上下動とプレス部19の押動/退避動作が所定時間(本実施例では18S)繰り返して行われる。このとき、仕上げ室Rの室内温度は、およそ90℃〜100℃程度に保たれている。このように衣類5を上下動しながら上下から加熱蒸気を噴き付け、金属プレート20により衣類5を両側から挟むように押し当てながら上動させる動作を重畳して行なうことにより、吊り下げによる自然の皺を伸ばしに加えてアイロンがけと同等の十分なプレス効果が得られる。
また、上下の蒸気ヒータ12から仕上げ室R内に加熱蒸気を噴出し終わると、ブロワー15が作動して、仕上げ室R内で熱気循環させる。このとき、ダンパーD1、D2、D3は図3のA位置にあるため、仕上げ室R内の熱気は図3の実線矢印P方向に循環ダクト23を通って所定時間(本実施例では15S)循環する。このとき、金属プレート20は衣類5の上動に合わせて両側から押当てながら乾燥するので、プレス効果を維持するとともに、細かい皺まで伸ばして凹凸や光沢のないソフトな仕上がりが得られる。熱気循環が終了すると、タイマーT1により上下動シリンダ17及び押動シリンダ23の動作時間満了となるため、金属プレート20が衣類5の両側へ退避し、衣類5が下動した状態で停止する(図8(d)参照)。
次に、切換えシリンダK1、K2、K3を作動させてダンパーD1、D2、D3をA位置からB位置へ切換えて脱気が行なわれる。このとき、ブロワー15が作動したまま外気導入口4(図1参照)が開放されて、図3の一点鎖線矢印Qに示すように仕上げ室R内に外気が導入される。仕上げ室R内の熱気は所定時間(本実施例では2S)だけ室外には排出され、ブロワー15の動作が停止する。これにより、装置本体1の仕上げ室R内を室温より若干高い程度(およそ40°C程度)まで下げることができる。ブロワー15の動作時間はタイマーT3により時間管理されている。
次に、開閉スイッチ1c(図1参照)を押すと、開閉シリンダ27を作動させてドア2が開く。このとき、図3において、吊下げロッド10の連結冶具10aとシリンダロッド18の連結冶具18aとの連結が解除されて、スライド冶具9が仕上げ室Rの中心側の上下動位置よりスライドガイド11に沿って前扉2側へ移動する。
最後に、仕上げ室Rの手前側に移動したスライド冶具9の吊下げロッド10より衣類5を取り外して1サイクルの仕上げ作業を終了する。再度仕上げ動作を行う場合には、新たな衣類5を吊下げロッド10にかけかえて、ドア2を閉めてスタートスイッチ1aを押すことにより同様の動作を繰り返す。
このように、衣類5の上下動とその両側に配置した金属プレート20による押当/退避動作と、蒸気ヒータ12による加熱蒸気の噴出動作やブロワー15による熱気循環動作を各々時限制御により並行することにより、サイクルタイムを短縮化して、大量の衣類5の高速仕上げが可能となる。
また、衣類5はドア2の開閉に連繋して仕上げ室Rの開口側と室内中心側とを移動するので、ドア2の開放に応じて仕上がった衣類5を取り出し、新たに仕上げを行う衣類5をフック部6へつけ替える交換作業がし易なる。
また、仕上げ装置は、衣類5の種類によってソフト仕上げモードを有しており、モード切替スイッチ1b(図1参照)を押してプレス部19の動作を停止させる。この状態で、衣類5を上下動させた状態でタイマーT2の時限制御により電磁弁28を開放して蒸気ヒータ12より加熱蒸気を所定時間噴出させて、熱気循環させてソフト仕上げをすることも可能である。
また、プレス部19は、シリンダ駆動により金属プレート20を衣類5に押当て/退避する動作を繰り返すようになっているが、プレス部19全体が例えばシリンダ駆動や電動モータ駆動などにより上下動する上下動機構が設けられていても良い。
以上、本発明の好適な実施例について述べてきたが、本発明は前述した実施の態様に限定されるものではなく、例えば、衣類5の上下動はシリンダ駆動に限らずモータ駆動でも良く、衣類5の仕上げに要する1サイクルの動作時間(衣類の上下動時間、加熱蒸気の噴出時間、熱気の循環時間、脱気時間)、仕上げ室R内の加熱温度などは、任意に変更可能である。
また、衣類の仕上げ装置は、クリーニング用に限らず、衣類の縫製工場等における仕上げ用など、様々な用途に使用することが可能である。
衣類の仕上げ装置の正面図である。 仕上げ装置のドアを開けた状態の正面図である。 仕上げ室内の熱気循環の説明図である。 仕上げ装置の内部構造を示す上視図である。 ヒートパイプの配管説明図である。 制御系のブロック図である。 1サイクル分の仕上げ動作のタイミングチャートである。 プレス部のプレス動作と衣類の上下動動作のタイミングを示す動作説明図である。
符号の説明
1 装置本体
2 ドア
3 操作部
4 外気導入口
5 衣類
6 フック部
7 蒸気噴出し部
8 リンク
9 スライド冶具
10 吊下げロッド
11 スライドガイド
12 蒸気ヒータ
13 循環ダクト
14 フィルター網
15 ブロワー
16 上下動部
17 上下動シリンダ
18、24 シリンダロッド
10a、18a 連結冶具
19 プレス部
20 金属プレート
21 ヒートパイプ
22 支柱
23 押動シリンダ
25 開閉用シリンダ
26 整流板
27 制御部
28 電磁弁

Claims (6)

  1. 密閉された仕上げ室内に吊り下げられた衣類を上下動させる衣類上下動部と、
    前記衣類を上下動させながら当該衣類の上下方向から加熱蒸気を噴出して仕上げ室内に充満させる蒸気噴出し部と、
    前記衣類を挟んで両側に配置され、当該衣類の上下動にタイミングを合わせて衣類の両側から所定温度に加熱された金属プレートを押動するプレス部を具備したことを特徴とする衣類の仕上げ装置。
  2. 前記金属プレートの衣類へのプレス面と反対面側にヒートパイプが一体に接合されていることを特徴とする請求項1記載の衣類の仕上げ装置。
  3. 前記蒸気噴出し部は電磁弁を所定時間開弁して噴出する加熱蒸気に常温の水分を混合して拡散される水蒸気を室内に噴き出すことを特徴とする請求項1記載の衣類の仕上げ装置。
  4. 前記プレス部は衣類上下動部により衣類を上動させる際に該衣類の両側から加熱された金属プレートを押し当て、衣類を下動させる際に前記金属プレートを衣類の両側に退避させるプレス動作を所定時間繰り返すことを特徴とする請求項1記載の衣類の仕上げ装置。
  5. 前記衣類の上下動とプレス動作を行ないながら、仕上げ室内の熱気を所定時間循環させて衣類の仕上げを行うことを特徴とする請求項1記載の衣類の仕上げ装置。
  6. 前記仕上げ室の底部近傍に外気導入口が設けられており、熱気循環路を形成するダンパ位置を切り換えて外気導入口を開放して外気を導入しながら熱気を室外に排出することを特徴とする請求項1記載の衣類の仕上げ装置。
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