JP3255900B2 - 衣類用仕上げ機 - Google Patents

衣類用仕上げ機

Info

Publication number
JP3255900B2
JP3255900B2 JP2000043861A JP2000043861A JP3255900B2 JP 3255900 B2 JP3255900 B2 JP 3255900B2 JP 2000043861 A JP2000043861 A JP 2000043861A JP 2000043861 A JP2000043861 A JP 2000043861A JP 3255900 B2 JP3255900 B2 JP 3255900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
steam
garment
finishing
clothing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000043861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001232099A (ja
Inventor
実 久保田
勝榮 笠原
Original Assignee
実 久保田
勝榮 笠原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 実 久保田, 勝榮 笠原 filed Critical 実 久保田
Priority to JP2000043861A priority Critical patent/JP3255900B2/ja
Publication of JP2001232099A publication Critical patent/JP2001232099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3255900B2 publication Critical patent/JP3255900B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密閉可能な仕上げ
室内に衣類を吊り下げて加熱蒸気を充満させることによ
り皺を伸ばして仕上げを行う衣類用仕上げ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、背広、ズボン、ブラウス、ジャン
パー、スカート、ワンピースなどの衣類をクリーニング
後、手作業によりアイロンをかけて仕上げていたが、ア
イロンがけには熟練を要し、プレスにより毛先がつぶれ
て凹凸が生じたりする上に、手作業による作業効率が悪
いことから、自動機により仕上げを行う衣類用仕上げ機
が用いられている。
【0003】この衣類用仕上げ機は、例えば密閉可能な
仕上げ室内に2,3着程度の衣類をハンガーに掛けた状
態で密閉し、室内底部に設けた蒸気ヒーターより、加熱
蒸気を噴出させて仕上げ室内に加熱蒸気を充満させるこ
とにより、自然な状態で皺を伸ばして仕上げを行い、該
仕上げ室内から熱気を脱気してから仕上がった衣類を取
り出すようになっている。具体的には、実開平2−71
498号公報に示すように、スチームボックス内に衣類
を吊下げてその両側に設けたスチーム噴射装置を昇降さ
せながらスチームを噴射するスチーム装置や、実開平3
−1999号公報に示すように、加熱蒸気を充満させた
室内でハンガーを往復動させて、該ハンガーに吊り下げ
られた衣類に振動与えて皺取りをするようにしたスチー
ム装置などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平2−71498号公報のスチーム装置は、衣類の大
まかな皺はのばせるが、襟などの折り目や袖などはプレ
ス効果が不十分であるため、衣類を取り出してから逐一
手作業により細部をアイロンで手直しをする必要があり
作業効率が悪い。また、スチーム噴射後、外気を導入し
ながらスチームを排出すると、ボックス内に結露が生じ
易い。更に、衣類の仕上げに要する時間も、2、3分程
度かかるため、大量の衣類を仕上げるには、サイクルタ
イムがかかり過ぎて、迅速処理にも限界があった。ま
た、実開平3−1999号公報に示すスチーム装置にお
いても、衣類を振動させるだけでは皺取り効果が不十分
であるうえに、加熱蒸気を直接衣類に向かって噴出して
いるので、加熱蒸気が偏って衣類に吹き付けられ易いう
えに室内に結露も生じ易いという課題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の課題を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、完全自
動化により高速仕上げでき、しかも皺取り効果が高く、
室内の結露も防止できる衣類用仕上げ機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため次の構成を有する。即ち、密閉可能な仕上げ室
内に衣類を吊り下げて加熱蒸気を充満させることにより
皺を伸ばして仕上げを行う衣類用仕上げ機において、仕
上げ室内に吊り下げられた衣類を上下動させる衣類上下
動部と、衣類を挟んで両側に配置され、衣類の上下動に
合わせて所定のタイミングで該衣類の両側から押動する
加熱部とを備えたことを特徴とする。これにより、仕上
げ室内に吊り下げられた衣類を上下動させながら該衣類
の両側から加熱部により所定のタイミングで押動するの
で、衣類の上下動と共に加熱押動動作を組み合わせるこ
とで皺取り効果を高め、しかもソフトなプレス仕上げで
きるので、後に手直し用のアイロンがけは不要であり、
仕上げ作業の完全自動化を実現し、しかも良好な仕上が
り状態が得られる。
【0007】特に、加熱部は、衣類上下動部により衣類
を上動させる際に該衣類の両側から加熱押当部を押当て
ると共に該加熱押当部の背後に配置された蒸気噴出部よ
り噴出させた加熱蒸気を吹き付け、衣類を下動させる際
に加熱押当部を衣類の両側に退避させることにより、衣
類の上下動による自然の皺伸ばし状態に加えて、加熱押
当部を衣類へ無理無く押当ててプレスするので衣類の毛
先がつぶれて凹凸や光沢が生ずることは無くソフトな仕
上げを行うことができる。また、蒸気噴出部より加熱蒸
気を所定時間噴出させた後、加熱部を衣類の上下動に合
わせて進退移動させたまま、室内の熱気を所定時間循環
させて仕上げを行うことにより、仕上げに要するサイク
ルタイムを大幅に短縮して高速処理を行うことができ、
大量の衣類を効率良く仕上げることができる。また、加
熱部は、蒸気噴出部より噴出させた加熱蒸気を加熱拡散
板に吹き付けてから衣類に向かって拡散させる蒸気拡散
部と、蒸気拡散部を加熱する加熱支持部とを備えている
場合には、蒸気噴出部より噴出させた加熱蒸気を加熱拡
散板により拡散させて、該拡散した加熱蒸気を衣類に向
かってむらなく吹き付けることができるので、良好な仕
上がり状態を維持することができる。また、加熱拡散板
は加熱支持板により加熱されているので加熱蒸気が冷や
されて水滴が発生することが無く、室内に結露が生ずる
事も無い。また、加熱部を衣類の上下動に合わせて所定
のタイミングで上下動させる上下動機構が設けられてい
る場合には、加熱部が衣類に対して押当てする(プレス
する)範囲が、静止状態で押当/退避を繰り返す場合よ
りも倍増するため、衣類に応じてプレス範囲を広げるこ
とが可能である。また、衣類は扉の開閉に連繋して仕上
げ室の扉側と室内側とを移動可能に吊下げられている場
合には、扉を開放する際に衣類が手前側に移動すること
により仕上がった衣類を取り出し新たに仕上げを行う衣
類をつけ替える交換作業がし易く、作業性、安全性を向
上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は衣類用仕上
げ機の内部構造を示す正面説明図、図2はその内部構造
を示す上視図、図3は加熱押当パイプの配管説明図、図
4は仕上げ室内の熱気の流れを示す説明図、図5は加熱
蒸気の吹き付け部分の拡大説明図、図6は制御系の構成
を示すブロック図、図7は1サイクル分の仕上げ動作の
タイミングチャート、図8は加熱部の押当/退避動作と
衣類の上下動のサイクルを示す模式図、図9は衣類用仕
上げ機を自動ラインに組み込んだ構成を示す説明図であ
る。
【0009】先ず、衣類用仕上げ機の全体構成について
図1〜図6を参照して説明する。図1において、1は仕
上げ機本体であり、密閉可能な仕上げ室R内に衣類3を
吊り下げて加熱蒸気を充満させることにより皺を伸ばし
てプレス仕上げを行う。仕上げ機本体1は前扉2を開閉
して衣類3を出し入れするようになっている。
【0010】図2において、前扉2にはリンク35の一
端が連結しており該リンク35の他端はスライド冶具7
に連結されている。スライド冶具7には吊下げロッド8
が上下動可能に保持されており、該吊下げロッド8の下
端には衣類3をハンガーなどにかけたまま吊下げるよう
になっている。また、仕上げ室R内の上部には、前扉2
側より室内中心部側にわたって設けられたスライドガイ
ド36が設けられており、スライド冶具7は前扉2の開
閉動作に応じてスライドガイド36に沿って前扉2の付
近から仕上げ室Rの中心部付近まで移動するようになっ
ている。
【0011】4は蒸気ヒータであり、装置底部及び装置
上部に設けられた循環ダクト23内に設けられている。
この蒸気ヒータ4は、図示しない金属パイプに加熱蒸気
が送り込まれて、該金属パイプが挿通するフィン間に形
成された噴出穴より加熱蒸気を仕上げ室R内に噴出させ
る。仕上げ室Rの底部には、フィルター網5が設けられ
ており、循環ダクト23との通気性が確保されている。
また、循環ダクト23のブロワ24の手前側にもフィル
ター網5が設けられており、ブロワ24への塵などの侵
入を防止している(図4参照)。
【0012】また、図1において、仕上げ室Rの上部に
は衣類上下動部6が設けられている。衣類上下動部6に
は、上下動シリンダ(エアシリンダ)9が設けられてい
る。この上下動シリンダ9のシリンダロッド10は仕上
げ室Rの下方に向かって進退可能に設けられている。ま
た、シリンダロッド10の先端(下端)には連結冶具1
0aが設けられている。スライド冶具7に保持された吊
下げロッド8に衣類3を吊下げたまま前扉2を閉じて該
スライド冶具7を仕上げ室Rの中心部へ移動させた際に
(図2参照)、吊下げロッド8の上端に設けられた連結
冶具8aと、上下動シリンダ9のシリンダロッド10の
下端に設けられた連結冶具10aどうしが連結する。こ
の状態で上下動シリンダ9を作動させることにより、吊
下げロッド8に吊下げられた衣類3を上下動可能になっ
ている。尚、衣類3を上下動させる機構は、揺動アーム
の一端にワイヤ、リンクなどを介して吊下げた衣類3
を、揺動アームの他端に連結したシリンダにより揺動さ
せて上下動するようにしても良く、またシリンダの代り
に、例えばモータによりワイヤを巻き上げ/巻き戻して
ワイヤに吊下げた衣類3を上下動させたり、モータに連
繋して回転するクランク機構を用いて衣類3を上下動さ
せるようにしても良い。
【0013】11は加熱部であり、衣類3を挟んで両側
に配置され、衣類3の上下動に合わせて所定のタイミン
グで該衣類3の両側から押動する。具体的には、加熱部
11は、衣類上下動部6により衣類3を上動させる際に
加熱押当部としての加熱押当パイプ12を衣類3の両側
から押当てると共に該加熱押当パイプ12の背後に配置
された蒸気噴出部としての蒸気噴出パイプ13より噴出
させた加熱蒸気を吹き付ける。また、衣類3を下動させ
る際に、加熱押当パイプ12を衣類3の両側に退避させ
る。このように、衣類3が上下動するタイミングに合わ
せて該衣類3に対して加熱部11が押当/退避を繰り返
す。
【0014】図3において、加熱押当パイプ12は、ジ
グザグ状に折り返して全体として板状或いは曲面状に折
り畳まれた銅パイプやステンレスパイプなどの金属パイ
プが用いられる。この加熱押当パイプ12内には図示し
ないボイラー装置より加熱蒸気が供給される。また、図
2に示すように、加熱押当パイプ12は、衣類3に対し
て両袖部分を押圧する部位がハの字状に外方に開いたよ
うに形成されており、両袖部分の膨らみに応じて適切に
衣類3をプレスするようになっている。また、図1にお
いて、加熱押当パイプ12の接触面側は防護カバー14
に覆われている。防護カバー14は、衣類3と加熱され
た加熱押当パイプ12が直接接触しないよう、かつ衣類
3のボタンなどに加熱押当パイプ12が引っ掛からない
ように設けられる、この防護カバー14としては、例え
ばポリエチレン製の網が好適に用いられる。蒸気噴出パ
イプ13は、加熱押当パイプ12の背後に上下方向に設
けられており、例えばアルミニウムパイプ、銅パイプな
どの金属パイプが好適に用いられる。この蒸気噴出パイ
プ13には図示しないボイラー装置より加熱蒸気が供給
され、加熱押当パイプ12(衣類3)とは反対側に設け
られた開口16より加熱蒸気を噴出するようになってい
る(図5参照)。
【0015】また、図5において、加熱部11には、蒸
気拡散部が設けられており、蒸気噴出パイプ13に対向
して波型形状に湾曲した金属製の加熱加熱拡散板17が
設けられている。加熱拡散板17の湾曲凸部17aは蒸
気噴出パイプ13間に進入して仕切るように配置されて
おり(図2参照)、蒸気噴出パイプ13の開口16より
噴出させた加熱蒸気を、一旦加熱拡散板17の湾曲凹部
17bに向かって吹き付けてから衣類3に向かって拡散
させる。加熱拡散板17は蒸気噴出パイプ13の開口1
6に対向して設けられ、背後に設けられた加熱支持部と
しての銅、鉄などの中空金属製の加熱支持板18に溶接
或いは嵌め込みなどにより一体に取り付けられている。
加熱支持板18には図示しないボイラー装置より加熱蒸
気が供給され、加熱拡散板17が冷えて結露が生じない
ように加熱している。また、図2において、蒸気噴出パ
イプ13は、加熱押当パイプ12の背後に複数本)並ん
で上下方向に設けられており、加熱支持板18は加熱拡
散板17を支持すると共に両側が加熱押当パイプ12に
対して溶接或いは嵌め込みされて、蒸気噴出パイプ13
を取り囲むように設けられている。上述した加熱部11
を構成する加熱押当パイプ12、蒸気噴出パイプ13、
加熱拡散板17及び加熱支持板18は一体となって移動
可能に組み付けられている。
【0016】図1、図2において、加熱支持板18の背
後には押当用シリンダ19(エアシリンダ)が設けられ
ており、該押当用シリンダ19のシリンダロッド20は
加熱支持板18に連結されている。押当用シリンダ19
を作動させると加熱部11を移動ガイド37に沿って押
動して加熱押当パイプ12が衣類3の両側から押当てら
れるようになっている(図1参照)。押当用シリンダ1
9の押圧力は、衣類3に対して加熱押当パイプ12が両
側より押し当てられると、衣類3の厚みによる反力との
均衡が保たれた位置で止まってプレスするようにエアー
圧が予め調整されている。これによって、加熱押当パイ
プ12を衣類3へ無理無く押当ててプレスするので衣類
3の毛先がつぶれて凹凸や光沢が生ずることは無くソフ
トな仕上げを行うことができる。尚、衣類3の両側から
押し当てられる加熱押当パイプ12どうしの間隔は、衣
類3(厚いもの/薄いもの)によって、押当用シリンダ
19のシリンダロッド20の突き出し量を調整すること
で最適な押当て状態を維持することができる。また、加
熱部11が可動になっているため、加熱押当パイプ1
2、蒸気噴出パイプ13及び加熱支持板18に加熱蒸気
を供給するパイプは、可撓性を有する樹脂パイプが用い
られる。
【0017】蒸気噴出パイプ13には、開口16が長手
方向に所定の間隔で形成されており、該開口16より加
熱蒸気が加熱拡散板17に向けて図5の矢印方向(右
側)に噴出される。この噴出された加熱蒸気は加熱され
た加熱拡散板17に突き当たって拡散するとともに加熱
押当パイプ12により再加熱されて防護カバー14を通
り抜けて衣類3にむらなく一様に吹き付けられる。蒸気
噴出パイプ13や蒸気ヒータ4より噴出する加熱蒸気
は、図示しないボイラー装置より供給されており、後述
するように電磁弁22(図6参照)を所定時間開放する
ことで噴出するようになっている。
【0018】このように、加熱蒸気が、一旦加熱拡散板
17に吹き当てられるので、ミスト化して衣類3に対し
てむらなく吹き付けることができる。また、加熱蒸気は
加熱押当パイプ12により再加熱されるため、加熱蒸気
が冷却されて水滴が発生することはなく、仕上げ室R内
の湿度が高くなったり、衣類3に水滴が付着して染みに
なることもない。
【0019】図4において、23は循環ダクトであり、
仕上げ機本体1の上部から背面側に上下方向設けられて
いる。循環ダクト23の一部にはブロワ24が設けられ
ており、仕上げ機本体1の仕上げ室R内の熱気を循環さ
せたり、熱気を仕上げ室R外へ脱気したりする。熱気を
室外へ脱気するには、仕上げ室Rの上部に設けられた開
閉用シリンダ27を作動させて前扉2を開放することに
より行われる(図2の破線位置)。開閉用シリンダ27
のシリンダロッド27aは、前扉2の上端に設けられた
リンク2aに連結しており、該開閉用シリンダ27を作
動させると、前扉2が開放するようになっている。この
開閉用シリンダ27は、仕上げを行う衣類3を吊下げロ
ッド8に吊下げたり、熱気を室外へ脱気しながら衣類3
を取り出す際に前扉2を開放し、仕上げ動作中は仕上げ
室Rを閉じて密閉するようになっている。また、循環ダ
クト23の途中には、図4の実線矢印Pに示す熱気の循
環動作と、図4の一点鎖線矢印Qに示す熱気の仕上げ室
R外への脱気動作とを切り換えるダンパD1,D2が開
閉可能に設けられている。上記ダンパD1,D2は、切
換えシリンダ(エアシリンダ)K1,K2(図6参照)
により開閉されるようになっている。尚、ダンパーD
1,D2の切換えは、シリンダーに限らず、例えばソレ
ノイドなどの他の手段を採用しても良い。また、循環ダ
クト23の上部側であって前扉2側の近傍には、循環す
る熱気を仕上げ室Rの上部から下部に向かって導くため
の整流板28が設けられている。
【0020】次に衣類用仕上げ機の制御系の構成につい
て、図6を参照して説明する。25は制御部であり、仕
上げ機本体1に設けられた操作部(図示せず)からの入
力信号に基づいて演算処理を行ったり、装置全体の動作
を制御したりする。具体的には、制御部25には、操作
部に設けられたスタートボタン26より運転開始信号が
入力される。尚、操作部には、仕上げ動作を非常停止さ
せる非常停止ボタン、上下動シリンダ9、押当用シリン
ダ19の動作を停止させるシリンダ停止ボタンなどが設
けられている。また、上下動シリンダ9及び押当用シリ
ンダ19の動作を時限制御するタイマーT1、加熱蒸気
を噴出させる電磁弁22の開閉を時限制御するタイマー
T2、ブロワ24の動作を時限制御するタイマーT3、
各種シリンダ(開閉用シリンダ27、上下動シリンダ9
及び押当用シリンダ19など)のシリンダロッドの動作
位置を検出する位置検出センサ(図示せず)などから各
々出力信号が入力される。
【0021】また、制御部25からは、衣類3を上下動
させる上下動シリンダ9や押当用シリンダ19を所定時
間作動させたり、電磁弁22を開放して蒸気ヒータ4や
蒸気噴出パイプ13より加熱蒸気を所定時間噴出させた
り、切換えシリンダK1,K2によりダンパーD1,D
2を切換え制御したりする。尚、衣類3を仕上げ室Rの
中心部へ搬入して上下動を確実に行うため、また衣類3
の上下動と加熱部11の押当/退避動作とを確実に同期
どりして行うため、開閉用シリンダ27、上下動シリン
ダ9及び押当用シリンダ19にはシリンダロッドの動作
位置を検出する位置検出センサ(図示せず)が各々設け
られている。制御部25はこれら位置検出センサからの
検出信号に基づいて各部の動作を切換え制御するように
なっている。また、上下動シリンダ9及び押当用シリン
ダ19は同期して作動するため、これらの動作スピード
は同時に調整できるようになっている。
【0022】次に衣類用仕上げ機の1サイクル分の仕上
げ動作について、図7に示すタイミングチャート及び図
8(a)〜(d)に示す模式図を参照して説明する。仕
上げ機本体1の開閉用シリンダ27を作動させて前扉2
が開放した状態では、図2の破線に示すようにスライド
冶具7がスライドガイド36の前扉2側にあり、この状
態で吊下げロッド8の下端にハンガーに掛けられた衣類
3を吊り下げる。スタートボタン26を押すと、開閉用
シリンダ27が作動して前扉2を閉じ、スライド冶具7
がスライドガイド36に沿って仕上げ室Rの中心側の所
定位置(上下動位置)へ移動して、吊下げロッド8の連
結冶具8aとシリンダロッド10の連結冶具10aとが
連結すると仕上げ動作が開始される。衣類3が上下動位
置へ搬入された(連結冶具10a、8aが連結された)
ことは、開閉用シリンダ27に設けた図示しない位置検
出センサにより前扉2が完全に閉じたことを検出するこ
とによって確認して行う。また、前扉2が完全に閉じる
と、蒸気ヒータ4及び加熱部11の各部に加熱蒸気が供
給されるため、蒸気ヒータ4から仕上げ室R内に加熱蒸
気を供給可能な状態となり、加熱部11により衣類3を
加熱可能な状態となる(図8(a)参照)。
【0023】仕上げ動作が開始されると、先ず押当用シ
リンダ19を作動させて加熱部11を押動して加熱押当
パイプ12を衣類3の両側から押当て(矢印)、同時
に電磁弁22を開放して蒸気ヒータ4や蒸気噴出パイプ
13より加熱蒸気(およそ160°C程度)を所定時間
(本実施例では3S)噴出させて、仕上げ機本体1の仕
上げ室R内に加熱蒸気を充満させる(図8(b)参
照)。蒸気ヒータ4や蒸気噴出パイプ13の動作時間は
タイマーT2により管理されている。また、押当用シリ
ンダ19の押当て動作と同期取りして、上下動シリンダ
9のシリンダロッド10を上動させて、衣類3をその両
側から加熱押当パイプ12を押当てたまま上動させる
(図8(c)参照)。また、押当用シリンダ19の退避
動作(矢印)と同期取りして、上下動シリンダ9のシ
リンダロッド10を下動させ(矢印)、衣類3を元の
位置まで下動させる(図8(d)参照)。上記図8
(a)〜(d)に示す加熱部11の押当/退避動作と衣
類3の上下動を繰り返し所定時間(本実施例では13
S)連続して行われる。このとき、仕上げ室Rの室内温
度は、およそ130°C程度に保たれている。
【0024】また、図5において、蒸気噴出パイプ13
の開口16より噴出された加熱蒸気は、加熱拡散板17
に吹き当てられてミスト化して拡散すると共に加熱押当
パイプ12により再加熱されて防護カバー14を透過し
て衣類3に両側からむらなく吹き付けられ、同時に加熱
押当パイプ12により衣類3を両側から挟むように押し
当てながら上動させるので、吊り下げによる自然の皺を
伸ばしに加えてアイロンがけと同等の十分なプレス効果
が得られる。
【0025】次に、ダンパーD1,D2を図4のA位置
にある状態で、ブロワー20を作動させて仕上げ室R内
で熱気循環させる。このとき、仕上げ室R内の熱気は図
4の実線矢印P方向に循環ダクト23を通って所定時間
(本実施例では10S)循環する。このとき、左右の加
熱部11は衣類3の上動に合わせて両側から押当てなが
ら乾燥するので、プレス効果を維持するとともに、細か
い皺まで伸ばして凹凸や光沢のないソフトな仕上がりが
得られる。タイマーT1により上下動シリンダ9及び押
当用シリンダ19の動作時間満了となるため、加熱部1
1が衣類3の両側へ退避し、衣類3が下動した状態で停
止する(図8(d)参照)。
【0026】次に、開閉シリンダ27を作動させて前扉
2を開放しながら外気を取り込む。このとき、吊下げロ
ッド8の連結冶具8aとシリンダロッド10の連結冶具
10aとの連結が解除されて、スライド冶具7が仕上げ
室Rの中心側の上下動位置よりスライドガイド36に沿
って前扉2側へ移動する。また、切換えシリンダK1,
K2を作動させてダンパーD1,D2をA位置からB位
置へ切換える。すると、図4の一点鎖線矢印Qに示すよ
うに、前扉2より仕上げ室R内に進入した外気は、循環
ダクト23を通って仕上げ室R内の熱気を所定時間(本
実施例では4S)だけ室外に脱気する。これによって、
仕上げ機本体1の仕上げ室R内を室温より若干高い程度
(およそ40°C程度)まで下げる。尚、前扉2を開放
すると、循環ダクト23方向へのエアーの流れを遮断或
いは弱めることができるので、図4に示すダンパーD
1,D2のA位置からB位置への切換えは比較的スムー
ズに行われる。また、衣類3は前扉2の開放によりエア
ー吸引の抵抗を受けながら冷却されつつスライド冶具7
がスライドガイド36に沿って前扉2側へ移動し、前扉
開口より露出した状態で取出し可能となる(図2参
照)。
【0027】そして、タイマーT3によりブロワー24
の動作時間満了となるためブロワー24の動作を停止さ
せて1サイクルの仕上げ動作を終了する。最後に、仕上
げ室Rの手前側に移動したスライド冶具7の吊下げロッ
ド8より衣類3を取り外して1サイクルの仕上げ作業を
終了する。再度仕上げ動作を行う場合には、新たな衣類
3を吊下げロッド8にかけかえて、スタートボタン26
を押すことにより同様の動作を繰り返す。
【0028】このように、衣類3の上下動とその両側に
配置した加熱部11による押当/退避動作と、蒸気ヒー
タ4や蒸気噴出パイプ13による加熱蒸気の噴出動作や
ブロワー24による熱気循環動作を各々時限制御により
並行することにより、サイクルタイムを短縮化して、大
量の衣類3の高速仕上げが可能となる。また、衣類3は
前扉2の開閉に連繋して仕上げ室Rの前扉側と室内中心
側とを移動するので、前扉2の開放に応じて仕上がった
衣類3を取り出し、新たに仕上げを行う衣類3を吊下げ
ロッド8につけ替える交換作業がし易く、作業性、安全
性を向上させることができる。
【0029】また、衣類用仕上げ機は、衣類3の種類に
よってソフト仕上げモードを有しており、シリンダ停止
ボタンを押して衣類3の上下動及び加熱部11の押当/
退避動作を停止させる。この状態で、タイマーT2の時
限制御により電磁弁22を開放して蒸気ヒータ4や蒸気
噴出パイプ13より加熱蒸気を所定時間噴出させて、ソ
フト仕上げをすることも可能である。
【0030】また、本実施例に示す衣類用仕上げ機は、
それ自体単体として使用しても良いが、自動ラインの一
部に組み込んで使用しても良い。例えば、図9におい
て、衣類用仕上げ機29の前後にスクリューコンベア3
0などの搬送手段を設けておき、ハンガーにかかった衣
類3を吊り下げたまま、回転させて矢印方向に順送りし
ながら衣類用仕上げ機29へ搬送する。前扉31が開放
された仕上げ機29の前扉開口側において、ハンガーご
と衣類3はスクリューコンベア30よりスライド冶具の
吊下げロッドに受け渡され(図示せず)、前扉31が閉
じると共にスライド冶具が仕上げ室Rの中心部へ移動し
て仕上げ動作が行われる。仕上げ動作が終了すると、後
扉32が開放すると共にしてスライド冶具が移動して後
扉開口側においてスライド冶具の吊下げロッドから再び
スクリューコンベア30に受け渡されて搬送されるよう
になっている。尚、衣類3は可能であればスクリューコ
ンベア30に吊下げられたまま、衣類用仕上げ機29内
に搬入して仕上げを行うようにしても良い。また、循環
ダクト23は衣類3の進行方向に対して一方側に配設さ
れている。衣類用仕上げ機29による乾燥仕上げが終了
すると、衣類3はスクリューコンベア30により自動包
装機33に搬送されて包装されて一連の工程を完了する
ようにしても良い。
【0031】また、加熱部11は、衣類3に対して両側
から押当シリンダ19により押当/退避を繰り返すよう
になっているが、加熱部11全体が例えばシリンダ駆動
や電動モータ駆動などにより上下動する上下動機構が設
けられていても良い。この場合、衣類3が上動する際に
加熱押当パイプ12を両側から押当て、該加熱押当パイ
プ12によりプレスしたまま衣類3が上動する間加熱部
11を下動させる。また、衣類3が下動する場合には、
加熱押当パイプ12を衣類3より両側に退避させて、該
加熱押当パイプ12を退避させたまま加熱部11を元の
位置まで上動させる。これによって、加熱部11が衣類
3に対して押当てする(プレスする)範囲が、静止状態
で押当/退避を繰り返す場合よりも倍増するため、衣類
3に応じてプレス範囲を広げることが可能である。尚、
上記構成においては、衣類3の上下動機構を作動させる
ことなく、加熱部11のみを衣類3の両側から押当てた
まま下動させて仕上げを行えるようにしても良い。この
場合には、複数の仕上げモードのうちから、衣類3に応
じてスイッチ切換えにより仕上げ動作を選択して行える
ので、汎用性、利便性が向上する。
【0032】以上、本発明の好適な実施例について述べ
てきたが、本発明は前述した実施の態様に限定されるも
のではなく、例えば、衣類3の上下動は上下動シリンダ
10に限らず、衣類3の仕上げに要する1サイクルの動
作時間(衣類の上下動時間、加熱蒸気の噴出時間、熱気
の循環時間、脱気時間)、仕上げ室R内の加熱温度など
は、任意に変更可能である。また、衣類用仕上げ機は、
クリーニング用に限らず、衣類の縫製工場等における仕
上げ用など、様々な用途に使用することが可能である
等、発明の精神を逸脱しない範囲内でさらに多くの改変
を施し得るのはもちろんのことである。
【0033】
【発明の効果】本発明は、前述したように、仕上げ室内
に吊り下げられた衣類を上下動させながら該衣類の両側
から加熱部により所定のタイミングで押動するので、衣
類の上下動と共に加熱押動動作を組み合わせることで、
皺取り効果を高め、しかもソフトにプレス仕上げできる
ので、後に手直し用のアイロンがけは不要であり、仕上
げ作業の完全自動化を実現し、しかも良好な仕上がり状
態が得られる。特に、加熱部は、衣類上下動部により衣
類を上動させる際に該衣類の両側から加熱押当部を押当
てると共に該加熱押当部の背後に配置された蒸気噴出部
より噴出させた加熱蒸気を吹き付け、衣類を下動させる
際に加熱押当部を衣類の両側に退避させることにより、
衣類の上下動による自然の皺伸ばし状態に加えて、加熱
押当部を衣類へ無理無く押当ててプレスするので衣類の
毛先がつぶれて凹凸や光沢が生ずることは無くソフトな
仕上げを行うことができる。また、蒸気噴出部より加熱
蒸気を所定時間噴出させた後、加熱部を衣類の上下動に
合わせて進退移動させたまま、室内の熱気を所定時間循
環させて仕上げを行うことにより、仕上げに要するサイ
クルタイムを大幅に短縮して高速処理を行うことがで
き、大量の衣類を効率良く仕上げることができる。ま
た、加熱部は、蒸気噴出部より噴出させた加熱蒸気を加
熱拡散板より衣類に向かって拡散させる蒸気拡散部と、
蒸気拡散部を加熱する加熱支持部とを備えている場合に
は、蒸気噴出部より噴出させた加熱蒸気を加熱拡散板に
より拡散させて、該拡散した加熱蒸気を衣類に向かって
むらなく吹き付けることができるので、良好な仕上がり
状態を維持することができる。また、加熱拡散板は加熱
支持板により加熱されているので加熱蒸気が冷やされて
水滴が発生することが無く、室内に結露が生ずる事も無
い。また、加熱部を衣類の上下動に合わせて所定のタイ
ミングで上下動させる上下動機構が設けられている場合
には、加熱部が衣類に対して押当てする(プレスする)
範囲が、静止状態で押当/退避を繰り返す場合よりも倍
増するため、衣類に応じてプレス範囲を広げることが可
能である。また、衣類は扉の開閉に連繋して仕上げ室の
扉側と室内側とを移動可能に吊下げられている場合に
は、扉を開放する際に衣類が手前側に移動することによ
り仕上がった衣類を取り出し、新たに仕上げを行う衣類
をつけ替える交換作業がし易く、作業性、安全性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衣類用仕上げ機の内部構造を示す正面説明図で
ある。
【図2】図1の衣類用仕上げ機の内部構造を示す上視図
である。
【図3】加熱押当パイプの配管説明図である。
【図4】仕上げ室内の熱気の流れを示す説明図である。
【図5】加熱蒸気の吹き付け部分の拡大説明図である。
【図6】制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】1サイクル分の仕上げ動作のタイミングチャー
トである。
【図8】加熱部の押当/退避動作と衣類の上下動のサイ
クルを示す模式図である。
【図9】衣類用仕上げ機を自動ラインに組み込んだ構成
を示す説明図である。
【符号の説明】
R 仕上げ室 1 仕上げ機本体 2、31 前扉 3 衣類 4 蒸気ヒータ 5 フィルター網 6 衣類上下動部 7 スライド冶具 8 吊下げロッド 8a、10a 連結冶具 9 上下動シリンダ 10、20 シリンダロッド 11 加熱部 12 加熱押当パイプ 13 蒸気噴出パイプ 14 防護カバー 16 開口 17 加熱拡散板 18 加熱支持板 19 押当用シリンダ 22 電磁弁 23 循環ダクト 24 ブロワ 25 制御部 26 スタートボタン 27 開閉用シリンダ 28 整流板 29 衣類用仕上げ機 30 スクリューコンベア 32 後扉 33 自動包装機 35 リンク 36 スライドガイド 37 移動ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−33199(JP,A) 特開2000−24398(JP,A) 実開 平4−3699(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 73/00 103 D06F 73/00 102 D06F 57/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能な仕上げ室内に衣類を吊下げて
    加熱蒸気を充満させることにより皺を伸ばして仕上げを
    行う衣類用仕上げ機において、 前記仕上げ室内に吊り下げられた衣類を上下動させる衣
    類上下動部と、 前記衣類を挟んで両側に配置され、前記衣類の上下動に
    合わせて所定のタイミングで該衣類の両側から押動する
    加熱部と、を備えたことを特徴とする衣類用仕上げ機。
  2. 【請求項2】 前記加熱部は、前記衣類上下動部により
    前記衣類を上動させる際に該衣類の両側から加熱押当部
    を押当てると共に該加熱押当部の背後に配置された蒸気
    噴出部より噴出させた加熱蒸気を吹き付け、衣類を下動
    させる際に前記加熱押当部を衣類の両側に退避させるよ
    う移動することを特徴とする請求項1記載の衣類用仕上
    げ機。
  3. 【請求項3】 前記蒸気噴出部より加熱蒸気を所定時間
    噴出させた後、前記加熱部を前記衣類の上下動に合わせ
    て移動させたまま、室内の熱気を所定時間循環させて仕
    上げを行うことを特徴とする請求項2記載の衣類用仕上
    げ機。
  4. 【請求項4】 前記加熱部は、前記蒸気噴出部より噴出
    させた加熱蒸気を加熱拡散板に吹き付けてから前記衣類
    に向かって拡散させる蒸気拡散部と、前記蒸気拡散部を
    加熱する加熱支持部とを備えていることを特徴とする請
    求項3記載の衣類用仕上げ機。
  5. 【請求項5】 前記加熱部を前記衣類の上下動に合わせ
    て所定のタイミングで上下動させる上下動機構が設けら
    れていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の衣類用仕上げ機。
  6. 【請求項6】 前記衣類は扉の開閉に連繋して仕上げ室
    の扉側と室内側とを移動可能に吊下げられていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の衣類用仕
    上げ機。
JP2000043861A 2000-02-22 2000-02-22 衣類用仕上げ機 Expired - Fee Related JP3255900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000043861A JP3255900B2 (ja) 2000-02-22 2000-02-22 衣類用仕上げ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000043861A JP3255900B2 (ja) 2000-02-22 2000-02-22 衣類用仕上げ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001232099A JP2001232099A (ja) 2001-08-28
JP3255900B2 true JP3255900B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=18566708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000043861A Expired - Fee Related JP3255900B2 (ja) 2000-02-22 2000-02-22 衣類用仕上げ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3255900B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006050015B4 (de) * 2006-08-14 2021-12-02 Herbert Kannegiesser Gmbh Verfahren zum Glätten von Bekleidungsstücken und Tunnelfinisher
US9447538B2 (en) 2009-06-03 2016-09-20 Blue Spruce Holdings, LLC System for steam treatment of textiles
US10006161B2 (en) 2009-06-03 2018-06-26 Blue Spruce Holdings, LLC System for steam treatment of textiles
CN107964773A (zh) * 2017-12-07 2018-04-27 奥普家居股份有限公司 具有自动挂烫功能的晾衣机
CN108221251A (zh) * 2018-03-13 2018-06-29 重庆润江羊绒制品有限公司 一种毛衣生产用熨平装置
KR20210049389A (ko) * 2019-10-25 2021-05-06 삼성전자주식회사 주름관리기 및 이를 포함하는 의류관리기
AR118321A1 (es) * 2020-03-04 2021-09-29 Marcelo Hugo Andrada Máquina de planchado y alisado de telas en forma automática con funcionamiento inercial

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001232099A (ja) 2001-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110318233B (zh) 自动熨烫干衣设备及其控制方法
JP3255900B2 (ja) 衣類用仕上げ機
JP2007260065A (ja) 衣類の仕上げ装置
US8025190B2 (en) Upgraded ironing machine for ironing trousers
GB1604748A (en) Apparatus for ironing garments by means of steam and hot and cold air
US10023984B2 (en) Clipping device for holding a textile piece for a washing process and/or drying process
CN111663312B (zh) 自动熨烫干衣设备及其控制方法
US3719311A (en) Pressing apparatus and method
EP0122569A2 (en) Machine for steam ironing clothes
TW538172B (en) Processing method and device for ironing clothes
US3415430A (en) Machine for finishing trousers
WO1996025545A1 (en) Pressing and finishing shirt portions
US4473961A (en) Trouser finisher center buck with vacuum, steaming, and drying apparatus
CN112030501B (zh) 自动熨烫机
JP2000024398A (ja) 衣類用仕上げ機
US4479314A (en) Trouser finisher with independently retractable and extendable waist and leg expanders
CN212006661U (zh) 一种具有烘干机的输送系统
US4485572A (en) Waist expander for trouser finisher
US4479315A (en) Steaming apparatus for a vertical side chest in a trouser presser
US3484028A (en) Trouser mounting device
US3021606A (en) Garment finishing machine
US3473708A (en) Double buck garment drying apparatus
JPH0696080B2 (ja) アイロン仕上げ装置
US3484820A (en) Uniform finishing machine
JPH088798Y2 (ja) 衣類の仕上げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees