JP2002272675A - カテーテル - Google Patents
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- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M25/0105—Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
- A61M25/0133—Tip steering devices
- A61M25/0138—Tip steering devices having flexible regions as a result of weakened outer material, e.g. slots, slits, cuts, joints or coils
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Abstract
(57)【要約】
【課題】挿入部を内視鏡の先端から所望の方向で突出さ
せることができるとともに、その突出方向を安定して維
持でき、しかも、手元側の操作力を先端側に効率良く正
確に伝達して挿入部の先端を的確且つ迅速に生体の所望
部位に方向付けることができるカテーテルの提供を目的
としている。 【解決手段】本発明は、可撓性を有する管状の挿入部2
を備え、この挿入部2の先端側の外面には、挿入部2の
長手中心軸Oを通る平面に対して一方側に、挿入部2の
長手方向に沿って複数の切り欠き10が形成され、切り
欠き10が形成された挿入部2の先端側を操作ワイヤ1
3の進退操作によって湾曲動作させることができるカテ
ーテルにおいて、挿入部2の外周面に、挿入部2の長軸
方向の圧縮を規制する補強チューブ24が、切り欠き1
0が形成されている先端側を除く略全長にわたって被嵌
されていることを特徴とする。
せることができるとともに、その突出方向を安定して維
持でき、しかも、手元側の操作力を先端側に効率良く正
確に伝達して挿入部の先端を的確且つ迅速に生体の所望
部位に方向付けることができるカテーテルの提供を目的
としている。 【解決手段】本発明は、可撓性を有する管状の挿入部2
を備え、この挿入部2の先端側の外面には、挿入部2の
長手中心軸Oを通る平面に対して一方側に、挿入部2の
長手方向に沿って複数の切り欠き10が形成され、切り
欠き10が形成された挿入部2の先端側を操作ワイヤ1
3の進退操作によって湾曲動作させることができるカテ
ーテルにおいて、挿入部2の外周面に、挿入部2の長軸
方向の圧縮を規制する補強チューブ24が、切り欠き1
0が形成されている先端側を除く略全長にわたって被嵌
されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば生体管路等
の狭い部位に挿入され、造影剤の注入、異物の回収、細
胞の採取、病変部の切除・ガイドワイヤの挿入等の医療
処置を行なうためのカテーテルに関する。
の狭い部位に挿入され、造影剤の注入、異物の回収、細
胞の採取、病変部の切除・ガイドワイヤの挿入等の医療
処置を行なうためのカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】造影剤の注入、異物の回収、細胞の採
取、病変部の切除・ガイドワイヤの挿入等の医療処置を
行なうために生体管路等に挿入されるカテーテルは、一
般に、柔軟で長尺な挿入部と、手元側の操作部とを備え
ている。また、前記挿入部の先端を生体内の所望の部位
に方向付けられるように、前記挿入部の先端側は湾曲操
作可能になっている。具体的には、前記挿入部の先端部
に接続固定された操作ワイヤを手元側の前記操作部で押
し引き操作することにより、挿入部の先端側を湾曲動作
させることができる。
取、病変部の切除・ガイドワイヤの挿入等の医療処置を
行なうために生体管路等に挿入されるカテーテルは、一
般に、柔軟で長尺な挿入部と、手元側の操作部とを備え
ている。また、前記挿入部の先端を生体内の所望の部位
に方向付けられるように、前記挿入部の先端側は湾曲操
作可能になっている。具体的には、前記挿入部の先端部
に接続固定された操作ワイヤを手元側の前記操作部で押
し引き操作することにより、挿入部の先端側を湾曲動作
させることができる。
【0003】ところで、生体の深部の狭い部位に前記カ
テーテルを導く作業は、非常に難しく、かなりの熟練を
要する。図12は、内視鏡100のチャンネルを通じて
カテーテル102を十二指腸乳頭105の近傍に導くと
ともに、内視鏡100のチャンネルから突出されたカテ
ーテル102を介して処置具104を十二指腸乳頭10
5の開口から胆管106内に挿入する様子を示している
が、このような処置では、カテーテル102の挿入部1
02aの先端側を所定の方向に所定の量だけ湾曲させ
て、挿入部102aの先端を十二指腸乳頭105の開口
部に的確に方向付けなければ、カテーテル102のルー
メン内に挿入された処置具104を十二指腸乳頭105
から胆管106内に挿入することができない。
テーテルを導く作業は、非常に難しく、かなりの熟練を
要する。図12は、内視鏡100のチャンネルを通じて
カテーテル102を十二指腸乳頭105の近傍に導くと
ともに、内視鏡100のチャンネルから突出されたカテ
ーテル102を介して処置具104を十二指腸乳頭10
5の開口から胆管106内に挿入する様子を示している
が、このような処置では、カテーテル102の挿入部1
02aの先端側を所定の方向に所定の量だけ湾曲させ
て、挿入部102aの先端を十二指腸乳頭105の開口
部に的確に方向付けなければ、カテーテル102のルー
メン内に挿入された処置具104を十二指腸乳頭105
から胆管106内に挿入することができない。
【0004】生体の所望の部位にカテーテルの先端を方
向付ける工夫は、従来から様々な形態で試みられてき
た。例えば、特開平5−38342号公報には、図12
に示されるように、カテーテル102の挿入部102a
の先端側に、この挿入部102aの軸心から偏心して複
数の切り欠き103を設け、これらの切り欠き103が
設けられた方向に湾曲し易くすることで、目的の部位へ
挿入部102を方向付け易くする技術が開示されてい
る。
向付ける工夫は、従来から様々な形態で試みられてき
た。例えば、特開平5−38342号公報には、図12
に示されるように、カテーテル102の挿入部102a
の先端側に、この挿入部102aの軸心から偏心して複
数の切り欠き103を設け、これらの切り欠き103が
設けられた方向に湾曲し易くすることで、目的の部位へ
挿入部102を方向付け易くする技術が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−38342
号公報に開示されているように、挿入部102aにその
軸心から偏心する複数の切り欠き103を設ければ、確
かに、挿入部102aの湾曲方向をある程度規定するこ
とができるが、それだけでは、抜本的な解決とは言えな
い。
号公報に開示されているように、挿入部102aにその
軸心から偏心する複数の切り欠き103を設ければ、確
かに、挿入部102aの湾曲方向をある程度規定するこ
とができるが、それだけでは、抜本的な解決とは言えな
い。
【0006】すなわち、カテーテル102を十二指腸乳
頭105に導くためには、まず、生体内で曲がりくねっ
た内視鏡100の挿入部のチャンネル内に柔軟で長尺な
カテーテル102の挿入部102aを挿入していくとと
もに、その挿入部102aの先端側を内視鏡100の挿
入部の先端から突出させ、その後、突出する挿入部10
2aの先端側を湾曲操作して十二指腸乳頭に方向付け
る。この作業で重要なことは、切り欠き103が設けら
れている挿入部102aの側を十二指腸乳頭105(図
中上側)に向けた状態で、カテーテル102の挿入部1
02aを内視鏡100の挿入部の先端から突出させ、そ
の後、この突出方向を維持したまま、挿入部102aの
先端側を所望量だけ湾曲させることである。
頭105に導くためには、まず、生体内で曲がりくねっ
た内視鏡100の挿入部のチャンネル内に柔軟で長尺な
カテーテル102の挿入部102aを挿入していくとと
もに、その挿入部102aの先端側を内視鏡100の挿
入部の先端から突出させ、その後、突出する挿入部10
2aの先端側を湾曲操作して十二指腸乳頭に方向付け
る。この作業で重要なことは、切り欠き103が設けら
れている挿入部102aの側を十二指腸乳頭105(図
中上側)に向けた状態で、カテーテル102の挿入部1
02aを内視鏡100の挿入部の先端から突出させ、そ
の後、この突出方向を維持したまま、挿入部102aの
先端側を所望量だけ湾曲させることである。
【0007】しかしながら、カテーテル102の挿入部
102aは、内視鏡100のチャンネルに対してどのよ
うな向きで挿入されていくか分からない。つまり、カテ
ーテル102を内視鏡100のチャンネル内に挿入し始
める段階で、カテーテル102の方向付けを行なったと
しても、生体内で複雑に曲がった内視鏡100のチャン
ネル内をカテーテル102が通っていく間に、カテーテ
ル102が内視鏡100のチャンネル内で回転するなど
して向きが変化し、結果的に、切り欠き103が設けら
れている挿入部102aの側を十二指腸乳頭105に向
けた状態でカテーテル102を内視鏡100から突出さ
せることができない場合も生じ得る。
102aは、内視鏡100のチャンネルに対してどのよ
うな向きで挿入されていくか分からない。つまり、カテ
ーテル102を内視鏡100のチャンネル内に挿入し始
める段階で、カテーテル102の方向付けを行なったと
しても、生体内で複雑に曲がった内視鏡100のチャン
ネル内をカテーテル102が通っていく間に、カテーテ
ル102が内視鏡100のチャンネル内で回転するなど
して向きが変化し、結果的に、切り欠き103が設けら
れている挿入部102aの側を十二指腸乳頭105に向
けた状態でカテーテル102を内視鏡100から突出さ
せることができない場合も生じ得る。
【0008】また、切り欠き103がある側を十二指腸
乳頭105側に向けた状態でカテーテル102を内視鏡
100から突出できても、その突出方向を維持させたま
まカテーテル102を湾曲させなければ、カテーテル1
02の先端を十二指腸乳頭105にうまく方向付けるこ
とができない。特に、カテーテル102の先端部に切り
欠き103が設けられていると、切り欠き103が設け
られた部位の剛性が弱くなるため、カテーテル103の
突出方向を安定して維持することが難しい。
乳頭105側に向けた状態でカテーテル102を内視鏡
100から突出できても、その突出方向を維持させたま
まカテーテル102を湾曲させなければ、カテーテル1
02の先端を十二指腸乳頭105にうまく方向付けるこ
とができない。特に、カテーテル102の先端部に切り
欠き103が設けられていると、切り欠き103が設け
られた部位の剛性が弱くなるため、カテーテル103の
突出方向を安定して維持することが難しい。
【0009】また、カテーテルは長尺で柔軟であること
から、操作ワイヤを押し引きしてカテーテル102の挿
入部の先端側を湾曲動作させる際にカテーテルが蛇行し
てしまい、手元側のストロークが先端側にうまく伝わら
ず、所望の湾曲量が得られない場合がある。挿入部10
2aの先端側を必要な量だけ湾曲させることができなけ
れば、カテーテル102の先端を十二指腸乳頭105に
うまく方向付けることができない。
から、操作ワイヤを押し引きしてカテーテル102の挿
入部の先端側を湾曲動作させる際にカテーテルが蛇行し
てしまい、手元側のストロークが先端側にうまく伝わら
ず、所望の湾曲量が得られない場合がある。挿入部10
2aの先端側を必要な量だけ湾曲させることができなけ
れば、カテーテル102の先端を十二指腸乳頭105に
うまく方向付けることができない。
【0010】以上のように、切り欠き103をせっかく
設けても、この切り欠き103を十二指腸乳頭105に
向けた状態でカテーテル102を内視鏡から突出させる
ことができなければ、結果として、カテーテル102の
先端を十二指腸乳頭105に方向付けることが難しくな
る。また、切り欠き103を十二指腸乳頭105に向け
た状態でカテーテル102を内視鏡100から突出させ
ることができても、その突出方向を維持したまま手元側
の操作力を効率良く正確に先端側に伝達できなければ、
カテーテル102の先端側を所望の方向に所望の量だけ
湾曲することができず、的確且つ迅速に挿入部102a
の先端を十二指腸乳頭105に方向付けることができな
い。
設けても、この切り欠き103を十二指腸乳頭105に
向けた状態でカテーテル102を内視鏡から突出させる
ことができなければ、結果として、カテーテル102の
先端を十二指腸乳頭105に方向付けることが難しくな
る。また、切り欠き103を十二指腸乳頭105に向け
た状態でカテーテル102を内視鏡100から突出させ
ることができても、その突出方向を維持したまま手元側
の操作力を効率良く正確に先端側に伝達できなければ、
カテーテル102の先端側を所望の方向に所望の量だけ
湾曲することができず、的確且つ迅速に挿入部102a
の先端を十二指腸乳頭105に方向付けることができな
い。
【0011】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、挿入部を内視鏡の先
端から所望の方向で突出させることができるとともに、
その突出方向を安定して維持でき、しかも、手元側の操
作力を先端側に効率良く正確に伝達して挿入部の先端を
的確且つ迅速に生体の所望部位に方向付けることができ
るカテーテルを提供することにある。
であり、その目的とするところは、挿入部を内視鏡の先
端から所望の方向で突出させることができるとともに、
その突出方向を安定して維持でき、しかも、手元側の操
作力を先端側に効率良く正確に伝達して挿入部の先端を
的確且つ迅速に生体の所望部位に方向付けることができ
るカテーテルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、可撓性を有する管状の挿入部を備え、こ
の挿入部の先端側の外面には、挿入部の長手中心軸を通
る平面に対して一方側に、挿入部の長手方向に沿って複
数の切り欠きが形成され、該切り欠きが形成された挿入
部の先端側を操作ワイヤの進退操作によって湾曲動作さ
せるカテーテルにおいて、前記挿入部の外周面に、挿入
部における長軸方向の圧縮を規制する補強チューブが、
前記切り欠きが形成されている先端側を除く略全長にわ
たって被嵌されていることを特徴とする。また、切り欠
きが形成された挿入部の前記一方側に、挿入部の長手中
心軸と平行な1つの平面を規定する少なくとも2本の補
強ワイヤが、挿入部の長手方向に沿って設けられている
ことを特徴とする。
に、本発明は、可撓性を有する管状の挿入部を備え、こ
の挿入部の先端側の外面には、挿入部の長手中心軸を通
る平面に対して一方側に、挿入部の長手方向に沿って複
数の切り欠きが形成され、該切り欠きが形成された挿入
部の先端側を操作ワイヤの進退操作によって湾曲動作さ
せるカテーテルにおいて、前記挿入部の外周面に、挿入
部における長軸方向の圧縮を規制する補強チューブが、
前記切り欠きが形成されている先端側を除く略全長にわ
たって被嵌されていることを特徴とする。また、切り欠
きが形成された挿入部の前記一方側に、挿入部の長手中
心軸と平行な1つの平面を規定する少なくとも2本の補
強ワイヤが、挿入部の長手方向に沿って設けられている
ことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
一実施形態について説明する。
一実施形態について説明する。
【0014】図1〜図4は、本発明の一実施形態に係る
カテーテルの挿入部2を示している。図示のように、挿
入部2は、長尺で柔軟なマルチルーメン構造の可撓性チ
ューブ4から成る。図2に明確に示されるように、チュ
ーブ4には、その全長にわたって、長手方向に、大径の
第1のルーメン3と、小径の第2〜第4のルーメン5,
7,9とが形成されている。第1のルーメン3の中心軸
はチューブ4の長手中心軸Oから一方側に所定量偏心し
ており、小径の第2〜第4のルーメン5,7,9の長手
中心軸はチューブ4の長手中心軸Oから他方側に所定量
偏心している。具体的には、第2および第3のルーメン
5,7の長手中心軸は、第1のルーメン3の長手中心軸
の偏心方向と反対の方向にほぼ同じ量だけチューブ4の
長手中心軸Oから偏心するとともに、チューブ4の長手
中心軸Oおよび第1のルーメン3の長手中心軸を通る平
面に対して略対称に位置している。また、第4のルーメ
ン9の長手中心軸は、第2および第3のルーメン5,7
よりもチューブ4の長手中心軸Oから大きく偏心して、
第2および第3のルーメン5,7間に位置している。
カテーテルの挿入部2を示している。図示のように、挿
入部2は、長尺で柔軟なマルチルーメン構造の可撓性チ
ューブ4から成る。図2に明確に示されるように、チュ
ーブ4には、その全長にわたって、長手方向に、大径の
第1のルーメン3と、小径の第2〜第4のルーメン5,
7,9とが形成されている。第1のルーメン3の中心軸
はチューブ4の長手中心軸Oから一方側に所定量偏心し
ており、小径の第2〜第4のルーメン5,7,9の長手
中心軸はチューブ4の長手中心軸Oから他方側に所定量
偏心している。具体的には、第2および第3のルーメン
5,7の長手中心軸は、第1のルーメン3の長手中心軸
の偏心方向と反対の方向にほぼ同じ量だけチューブ4の
長手中心軸Oから偏心するとともに、チューブ4の長手
中心軸Oおよび第1のルーメン3の長手中心軸を通る平
面に対して略対称に位置している。また、第4のルーメ
ン9の長手中心軸は、第2および第3のルーメン5,7
よりもチューブ4の長手中心軸Oから大きく偏心して、
第2および第3のルーメン5,7間に位置している。
【0015】図1に示されるように、チューブ4の先端
側の外面には、チューブ4の長手中心軸Oに対して第1
のルーメン3と反対側(すなわち、第2〜第4のルーメ
ン5,7,9が形成されている側)に、複数の切り欠き
(スリット)10が形成されている。これらの切り欠き
10は、チューブ4をその長手中心軸Oに対して略直交
する方向に切り欠くことによって形成されており、チュ
ーブ4の長手方向に沿って互いに所定の間隔で離間して
いる。また、切り欠き10の深さは、第1のルーメン3
に達することなく且つ第4のルーメン9を径方向で完全
に横切る寸法に設定されている。したがって、チューブ
4の先端側には、これらの切り欠き10によって、互い
に長手方向に離間して第4のルーメン9の一部を断続的
に形作る複数の管状部19が形成されている。
側の外面には、チューブ4の長手中心軸Oに対して第1
のルーメン3と反対側(すなわち、第2〜第4のルーメ
ン5,7,9が形成されている側)に、複数の切り欠き
(スリット)10が形成されている。これらの切り欠き
10は、チューブ4をその長手中心軸Oに対して略直交
する方向に切り欠くことによって形成されており、チュ
ーブ4の長手方向に沿って互いに所定の間隔で離間して
いる。また、切り欠き10の深さは、第1のルーメン3
に達することなく且つ第4のルーメン9を径方向で完全
に横切る寸法に設定されている。したがって、チューブ
4の先端側には、これらの切り欠き10によって、互い
に長手方向に離間して第4のルーメン9の一部を断続的
に形作る複数の管状部19が形成されている。
【0016】チューブ4に切り欠き10を形成するため
の治具が図11に示されている。図示のように、治具6
0は、チューブ4が配置される縦溝61と、縦溝61を
これと直交するように横切る複数の横溝62とを有して
いる。横溝62の形状は、チューブ4に形成するべき切
り欠き10の形状に対応している。また、縦溝61の幅
はチューブ4の外径と略一致しており、縦溝61および
横溝62の深さは、チューブ4を縦溝61内に配置して
図11の(b)に示されるように治具60の側方から見
て横溝62内で露出するチューブ4の部位4aをカット
した時に、チューブ4に形成するべき切り欠き10の幅
および深さが得られるような寸法に設定されている。し
たがって、チューブ4を縦溝61内に配置して、側方か
ら見て横溝62内に露出するチューブ4の部位4aを、
図11の(b)に矢印で示されるように横溝62の形状
に沿ってカットすれば、切り欠き10を短い時間で簡単
に形成できるとともに、加工精度も向上する。
の治具が図11に示されている。図示のように、治具6
0は、チューブ4が配置される縦溝61と、縦溝61を
これと直交するように横切る複数の横溝62とを有して
いる。横溝62の形状は、チューブ4に形成するべき切
り欠き10の形状に対応している。また、縦溝61の幅
はチューブ4の外径と略一致しており、縦溝61および
横溝62の深さは、チューブ4を縦溝61内に配置して
図11の(b)に示されるように治具60の側方から見
て横溝62内で露出するチューブ4の部位4aをカット
した時に、チューブ4に形成するべき切り欠き10の幅
および深さが得られるような寸法に設定されている。し
たがって、チューブ4を縦溝61内に配置して、側方か
ら見て横溝62内に露出するチューブ4の部位4aを、
図11の(b)に矢印で示されるように横溝62の形状
に沿ってカットすれば、切り欠き10を短い時間で簡単
に形成できるとともに、加工精度も向上する。
【0017】図1および図3に明確に示されるように、
チューブ4の先端部11は先細りのテーパ状に形成され
ており、これに伴って、第2〜第4のルーメン5,7,
9の先端部はテーパ孔5a,7a,9aを形成するが、
第1のルーメン3の先端部は、所望量の造影剤の注入及
び所望サイズのガイドワイヤが挿入可能な内径を確保
し、開口3aを形成している(テーパ孔5aは図示され
ていない)。
チューブ4の先端部11は先細りのテーパ状に形成され
ており、これに伴って、第2〜第4のルーメン5,7,
9の先端部はテーパ孔5a,7a,9aを形成するが、
第1のルーメン3の先端部は、所望量の造影剤の注入及
び所望サイズのガイドワイヤが挿入可能な内径を確保
し、開口3aを形成している(テーパ孔5aは図示され
ていない)。
【0018】第4のルーメン9内には、チューブ4の先
端側を湾曲操作するための操作ワイヤ13が進退自在に
挿通されている。操作ワイヤ13の先端側は、切り欠き
10によって形成された複数の管状部19内を貫通して
テーパ孔9a内に達しており、その一部が切り欠き10
を通じて外部に露出されている。また、操作ワイヤ13
の先端には、テーパ状の段差部を有する先端チップ21
が固定されている。先端チップ21は、断面が略円錐台
形状の複数の筒状部を長手方向に連接して成る(所謂、
竹の子形状を成している)。先端チップ21と操作ワイ
ヤ13との固定は、操作ワイヤ13の先端部を先端チッ
プ21の内孔に挿通した状態で、操作ワイヤ13の先端
を先端チップ21の先端にプラズマ溶接することによっ
て成されている。
端側を湾曲操作するための操作ワイヤ13が進退自在に
挿通されている。操作ワイヤ13の先端側は、切り欠き
10によって形成された複数の管状部19内を貫通して
テーパ孔9a内に達しており、その一部が切り欠き10
を通じて外部に露出されている。また、操作ワイヤ13
の先端には、テーパ状の段差部を有する先端チップ21
が固定されている。先端チップ21は、断面が略円錐台
形状の複数の筒状部を長手方向に連接して成る(所謂、
竹の子形状を成している)。先端チップ21と操作ワイ
ヤ13との固定は、操作ワイヤ13の先端部を先端チッ
プ21の内孔に挿通した状態で、操作ワイヤ13の先端
を先端チップ21の先端にプラズマ溶接することによっ
て成されている。
【0019】先端チップ21のテーパ状の段差部の縁部
(角部)は、第4のルーメン9を形成するチューブ4の
内面、具体的には、テーパ孔9aの内面に食い込んで係
止されており、これにより、先端チップ21を介して操
作ワイヤ13がチューブ4の先端に固定されている。し
たがって、操作ワイヤ13を第4のルーメン9内で先端
側に押し出すと、チューブ4の先端側が図1に示すDO
WN方向に湾曲動作し、また、操作ワイヤ13を第4の
ルーメン9内で手元側(基端側)に引張ると、チューブ
4の先端側が図1に示すUP方向に湾曲動作する。な
お、チューブ4に対する操作ワイヤ13の固定を強固に
するために、操作ワイヤ13が露出する例えば最先端の
切り欠き10に接着剤を塗布して、操作ワイヤ13をチ
ューブ4に接着固定しても良い。
(角部)は、第4のルーメン9を形成するチューブ4の
内面、具体的には、テーパ孔9aの内面に食い込んで係
止されており、これにより、先端チップ21を介して操
作ワイヤ13がチューブ4の先端に固定されている。し
たがって、操作ワイヤ13を第4のルーメン9内で先端
側に押し出すと、チューブ4の先端側が図1に示すDO
WN方向に湾曲動作し、また、操作ワイヤ13を第4の
ルーメン9内で手元側(基端側)に引張ると、チューブ
4の先端側が図1に示すUP方向に湾曲動作する。な
お、チューブ4に対する操作ワイヤ13の固定を強固に
するために、操作ワイヤ13が露出する例えば最先端の
切り欠き10に接着剤を塗布して、操作ワイヤ13をチ
ューブ4に接着固定しても良い。
【0020】また、第2および第3のルーメン5,7内
にはそれぞれ、補強ワイヤ(以下、スタビライザとい
う。)29が挿通されている。この2本のスタビライザ
29は、チューブ4の長手中心軸Oと平行(本実施形態
では、更に、切り欠き10の底面17と平行)な1つの
平面Pを規定しており(図2参照)、この平面Pによっ
て、チューブ4が生体内や内視鏡のチャンネル内に導入
される際の切り欠き10の向きを規定する。すなわち、
スタビライザ29は、チューブ4の挿通動作および湾曲
動作を回転方向で安定化させる役目を果たす。なお、ス
タビライザ29の基端はカテーテルの後述する操作部4
0に固定されている。
にはそれぞれ、補強ワイヤ(以下、スタビライザとい
う。)29が挿通されている。この2本のスタビライザ
29は、チューブ4の長手中心軸Oと平行(本実施形態
では、更に、切り欠き10の底面17と平行)な1つの
平面Pを規定しており(図2参照)、この平面Pによっ
て、チューブ4が生体内や内視鏡のチャンネル内に導入
される際の切り欠き10の向きを規定する。すなわち、
スタビライザ29は、チューブ4の挿通動作および湾曲
動作を回転方向で安定化させる役目を果たす。なお、ス
タビライザ29の基端はカテーテルの後述する操作部4
0に固定されている。
【0021】また、チューブ4の外周面には、切り欠き
10が形成されている先端側を除く挿入部2の略全長に
わたって、熱収縮チューブから成る補強チューブ24が
被嵌されている。この補強チューブ24は、操作ワイヤ
13によるチューブ4の湾曲動作時において、チューブ
4の長軸方向の圧縮を規制して、チューブ4の蛇行を防
止する。
10が形成されている先端側を除く挿入部2の略全長に
わたって、熱収縮チューブから成る補強チューブ24が
被嵌されている。この補強チューブ24は、操作ワイヤ
13によるチューブ4の湾曲動作時において、チューブ
4の長軸方向の圧縮を規制して、チューブ4の蛇行を防
止する。
【0022】なお、図1および図4に示されるように、
チューブ4の先端部には、互いに長手方向に沿って離間
する複数のマーキング25が設けられており、これらの
マーキング25によってチューブ4の十二指腸乳頭への
挿入量を知ることできるようになっている。また、図3
に示されるように、チューブ4の先端には、チューブ4
の先端の位置を示すためのX線不透過チップ27が設け
られている。
チューブ4の先端部には、互いに長手方向に沿って離間
する複数のマーキング25が設けられており、これらの
マーキング25によってチューブ4の十二指腸乳頭への
挿入量を知ることできるようになっている。また、図3
に示されるように、チューブ4の先端には、チューブ4
の先端の位置を示すためのX線不透過チップ27が設け
られている。
【0023】図5〜図10は、本実施形態に係るカテー
テルの操作部40を示している。図5に示されるよう
に、操作部40は、挿入部2に接続される接続部40A
と、接続部40Aの基端に別個に接続される導入体40
Bおよび操作体40Cとから成る。導入体40Bは、管
状の本体43から成り、造影剤やガイドワイヤ等を挿入
部2内に導入するために使用される。また、操作体40
Cは、接続管部32と操作体本体70とから成り、操作
ワイヤ13を進退操作するために使用される。
テルの操作部40を示している。図5に示されるよう
に、操作部40は、挿入部2に接続される接続部40A
と、接続部40Aの基端に別個に接続される導入体40
Bおよび操作体40Cとから成る。導入体40Bは、管
状の本体43から成り、造影剤やガイドワイヤ等を挿入
部2内に導入するために使用される。また、操作体40
Cは、接続管部32と操作体本体70とから成り、操作
ワイヤ13を進退操作するために使用される。
【0024】このような構成の操作部40と挿入部2と
の接続は、接続部40Aを形成するチューブ体31の直
線部31a内に挿入部2を圧入固定することによって成
される。この場合、挿入部2の補強チューブ24は、チ
ューブ体31の直線部31aの基端部近傍まで延びてい
る。また、挿入部2のチューブ4は、チューブ体31の
直線部31a内から第2の分岐部31cを通じて操作体
40Cの接続管部32内へと延び、接続管部32の途中
で終端している。この場合、チューブ4の第4のルーメ
ン9内に挿通された操作ワイヤ13は、チューブ4の基
端を超えて接続管部32内を延び、操作体本体70の後
述するスライダ51(図8参照)に接続されている。ま
た、チューブ4の第2および第3のルーメン5,7内に
挿通されたスタビライザ29は、接続管部32内でチュ
ーブ4の基端から突出されて先端側に折り返された後、
第1のルーメン3内に挿入されて、この第1のルーメン
3内で固着されている(図6および図7参照)。
の接続は、接続部40Aを形成するチューブ体31の直
線部31a内に挿入部2を圧入固定することによって成
される。この場合、挿入部2の補強チューブ24は、チ
ューブ体31の直線部31aの基端部近傍まで延びてい
る。また、挿入部2のチューブ4は、チューブ体31の
直線部31a内から第2の分岐部31cを通じて操作体
40Cの接続管部32内へと延び、接続管部32の途中
で終端している。この場合、チューブ4の第4のルーメ
ン9内に挿通された操作ワイヤ13は、チューブ4の基
端を超えて接続管部32内を延び、操作体本体70の後
述するスライダ51(図8参照)に接続されている。ま
た、チューブ4の第2および第3のルーメン5,7内に
挿通されたスタビライザ29は、接続管部32内でチュ
ーブ4の基端から突出されて先端側に折り返された後、
第1のルーメン3内に挿入されて、この第1のルーメン
3内で固着されている(図6および図7参照)。
【0025】図5に示されるように、導入体40Bの本
体43の先端からは管体39が延びており、この管体3
9は、接続部40Aのチューブ体31の第1の分岐部3
1bを通じて延びるとともに、挿入部2のチューブ4の
側壁を貫通して、チューブ4の第1のルーメン3内に圧
入されている。また、本体43の側部には、造影剤等を
注入するためのシリンジが接続される口金44が一体に
形成されている。この場合、口金44の内孔は、本体4
3の内孔および管体39の内孔を介して、挿入部2の第
1のルーメン3に連通している。したがって、口金44
から造影剤を注入すれば、この造影剤を第1のルーメン
3内に導くことができる(ひいては、造影剤を第1のル
ーメン3の先端開口3aから体内へと導入できる)。
体43の先端からは管体39が延びており、この管体3
9は、接続部40Aのチューブ体31の第1の分岐部3
1bを通じて延びるとともに、挿入部2のチューブ4の
側壁を貫通して、チューブ4の第1のルーメン3内に圧
入されている。また、本体43の側部には、造影剤等を
注入するためのシリンジが接続される口金44が一体に
形成されている。この場合、口金44の内孔は、本体4
3の内孔および管体39の内孔を介して、挿入部2の第
1のルーメン3に連通している。したがって、口金44
から造影剤を注入すれば、この造影剤を第1のルーメン
3内に導くことができる(ひいては、造影剤を第1のル
ーメン3の先端開口3aから体内へと導入できる)。
【0026】また、口金44の基部にはガイドワイヤ導
入筒45が螺着されている。この場合、導入筒45と口
金44との間には環状の弾性体49が介挿されており、
導入筒45の内孔は、弾性体49の内孔を通じて、口金
44の内孔に連通するようになっている。また、導入筒
45を口金44に対して捩じ込むと、弾性体49が押し
潰されて弾性変形し、弾性体49の内孔が縮径するよう
になっている。したがって、導入筒45の開口45aか
ら導入筒45内に挿通されるガイドワイヤは、弾性体4
9の内孔を通じて本体43の内孔から挿入部2の第1の
ルーメン3内に導入され、第1のルーメン3の先端開口
3aから突出できる。また、この時、導入筒45を本体
43に対して捩じ込んで弾性体49を縮径させれば、弾
性体49とこれを貫通するガイドワイヤとの間にクリア
ランスが無くなる。すなわち、ガイドワイヤを使用した
状態で造影剤を注入する際の水密を確保できるようにな
る。ガイドワイヤを使用しない場合においても、同様
に、導入管45を口金44に捩じ込むことで、水密を確
保することができる。
入筒45が螺着されている。この場合、導入筒45と口
金44との間には環状の弾性体49が介挿されており、
導入筒45の内孔は、弾性体49の内孔を通じて、口金
44の内孔に連通するようになっている。また、導入筒
45を口金44に対して捩じ込むと、弾性体49が押し
潰されて弾性変形し、弾性体49の内孔が縮径するよう
になっている。したがって、導入筒45の開口45aか
ら導入筒45内に挿通されるガイドワイヤは、弾性体4
9の内孔を通じて本体43の内孔から挿入部2の第1の
ルーメン3内に導入され、第1のルーメン3の先端開口
3aから突出できる。また、この時、導入筒45を本体
43に対して捩じ込んで弾性体49を縮径させれば、弾
性体49とこれを貫通するガイドワイヤとの間にクリア
ランスが無くなる。すなわち、ガイドワイヤを使用した
状態で造影剤を注入する際の水密を確保できるようにな
る。ガイドワイヤを使用しない場合においても、同様
に、導入管45を口金44に捩じ込むことで、水密を確
保することができる。
【0027】図8〜図10には操作体本体70の詳細な
構成が示されている。図8に示されるように、操作体本
体70は、本体部材50と、この本体部材50の長手方
向に沿って進退できるスライダ51とから主に構成され
ている。スライダ51には2つの指掛け部51a,51
bが設けられている。また、スライダ51には、本体部
材50内に突出するワイヤ固定ピン53が取り付けられ
ており、このワイヤ固定ピン53には、接続管部32内
から本体部材50内へと延出された操作ワイヤ13の基
端部が接続固定されている。
構成が示されている。図8に示されるように、操作体本
体70は、本体部材50と、この本体部材50の長手方
向に沿って進退できるスライダ51とから主に構成され
ている。スライダ51には2つの指掛け部51a,51
bが設けられている。また、スライダ51には、本体部
材50内に突出するワイヤ固定ピン53が取り付けられ
ており、このワイヤ固定ピン53には、接続管部32内
から本体部材50内へと延出された操作ワイヤ13の基
端部が接続固定されている。
【0028】図9に分かり易く示されるように、本体部
材50には、スライダ51の進退動作をガイドする案内
孔50aが長手方向に沿って形成されている。また、ス
ライダ51と一体のワイヤ固定ピン53も案内孔50a
に沿って進退するようになっている。また、ワイヤ固定
ピン53が本体部材50に対して所定の摩擦抵抗を持っ
て摺動できるように、具体的には、チューブ4が湾曲動
作されている状態でワイヤ固定ピン53(したがって、
スライダ51)の進退位置を保持してチューブ4の湾曲
状態を保持し得るように、ワイヤ固定ピン53の外周面
には、所定の摩擦係数をもって案内孔50aの内面に摺
接されるチューブ52が被覆されている。
材50には、スライダ51の進退動作をガイドする案内
孔50aが長手方向に沿って形成されている。また、ス
ライダ51と一体のワイヤ固定ピン53も案内孔50a
に沿って進退するようになっている。また、ワイヤ固定
ピン53が本体部材50に対して所定の摩擦抵抗を持っ
て摺動できるように、具体的には、チューブ4が湾曲動
作されている状態でワイヤ固定ピン53(したがって、
スライダ51)の進退位置を保持してチューブ4の湾曲
状態を保持し得るように、ワイヤ固定ピン53の外周面
には、所定の摩擦係数をもって案内孔50aの内面に摺
接されるチューブ52が被覆されている。
【0029】また、スライダ51の後退量を規制してチ
ューブ4の湾曲量を制限するために、本体部材50に
は、案内孔50aを横切るように延びてスライダ51と
当接可能なストッパピン54が設けられている(図10
参照)。
ューブ4の湾曲量を制限するために、本体部材50に
は、案内孔50aを横切るように延びてスライダ51と
当接可能なストッパピン54が設けられている(図10
参照)。
【0030】したがって、このような構成によれば、ス
ライダ51を手で進退させれば、操作ワイヤ13が押し
引きされ、ストッパピン54によって決定される所定の
範囲でチューブ4の先端側がUP/DOWN方向に湾曲
するとともに、スライダ51から手を離せば、その位置
でスライダ51が保持され、チューブ4の湾曲状態が保
持される。
ライダ51を手で進退させれば、操作ワイヤ13が押し
引きされ、ストッパピン54によって決定される所定の
範囲でチューブ4の先端側がUP/DOWN方向に湾曲
するとともに、スライダ51から手を離せば、その位置
でスライダ51が保持され、チューブ4の湾曲状態が保
持される。
【0031】次に、上記構成のカテーテルを経内視鏡的
に例えば十二指腸乳頭に導く場合について簡単に説明す
る。
に例えば十二指腸乳頭に導く場合について簡単に説明す
る。
【0032】まず、図12に示される場合と同様に、内
視鏡の挿入部を十二指腸乳頭の近傍まで挿入し、続い
て、本実施形態に係るカテーテルの挿入部2を、内視鏡
の挿入部のチャンネル内に挿入していく。また、カテー
テルの挿入部2を内視鏡のチャンネル内に挿入する際に
は、予め、挿入部2の方向付け(回転方向での方向付
け)を行なって、切り欠き10が十二指腸乳頭に向いた
状態で挿入部2が内視鏡の挿入部先端から突出するよう
にする。このように、本実施形態のカテーテルにあって
は、内視鏡のチャンネルへの挿入段階で予め挿入部2の
方向付けを行なっておけば、その後、生体内で内視鏡の
挿入部が複雑に曲がりくねっていても、内視鏡のチャン
ネル内を挿入部2が通っていく間に、挿入部2が回転す
るなどして向きが変化することはない。なぜなら、本実
施形態のカテーテルの挿入部2には、挿入部2(チュー
ブ4)の長手中心軸Oと平行な1つの平面Pを規定する
2本のスタビライザ29が設けられており、この平面P
によって、挿入部2が内視鏡のチャンネル内に導入され
る際の切り欠き10の向きが規定されるからである。し
たがって、結果として、切り欠き10が設けられている
挿入部2の側を十二指腸乳頭に向けた状態で、挿入部2
を内視鏡の先端から突出させることができる。
視鏡の挿入部を十二指腸乳頭の近傍まで挿入し、続い
て、本実施形態に係るカテーテルの挿入部2を、内視鏡
の挿入部のチャンネル内に挿入していく。また、カテー
テルの挿入部2を内視鏡のチャンネル内に挿入する際に
は、予め、挿入部2の方向付け(回転方向での方向付
け)を行なって、切り欠き10が十二指腸乳頭に向いた
状態で挿入部2が内視鏡の挿入部先端から突出するよう
にする。このように、本実施形態のカテーテルにあって
は、内視鏡のチャンネルへの挿入段階で予め挿入部2の
方向付けを行なっておけば、その後、生体内で内視鏡の
挿入部が複雑に曲がりくねっていても、内視鏡のチャン
ネル内を挿入部2が通っていく間に、挿入部2が回転す
るなどして向きが変化することはない。なぜなら、本実
施形態のカテーテルの挿入部2には、挿入部2(チュー
ブ4)の長手中心軸Oと平行な1つの平面Pを規定する
2本のスタビライザ29が設けられており、この平面P
によって、挿入部2が内視鏡のチャンネル内に導入され
る際の切り欠き10の向きが規定されるからである。し
たがって、結果として、切り欠き10が設けられている
挿入部2の側を十二指腸乳頭に向けた状態で、挿入部2
を内視鏡の先端から突出させることができる。
【0033】以上のようにして、切り欠き10を十二指
腸乳頭に向けた状態でカテーテルの挿入部2の先端側を
内視鏡の挿入部の先端から突出させたら、突出する挿入
部12の先端側を湾曲操作して十二指腸乳頭に方向付け
る。操作部40のスライダ51を手元側に引いて挿入部
2の先端側を湾曲させれば、 挿入部2の先端を十二指
腸乳頭にうまく方向付けることができる。この時も、2
本のスタビライザ29によって挿入部2の湾曲動作が回
転方向で安定化される。
腸乳頭に向けた状態でカテーテルの挿入部2の先端側を
内視鏡の挿入部の先端から突出させたら、突出する挿入
部12の先端側を湾曲操作して十二指腸乳頭に方向付け
る。操作部40のスライダ51を手元側に引いて挿入部
2の先端側を湾曲させれば、 挿入部2の先端を十二指
腸乳頭にうまく方向付けることができる。この時も、2
本のスタビライザ29によって挿入部2の湾曲動作が回
転方向で安定化される。
【0034】また、このような湾曲動作時、長尺なチュ
ーブ4の柔軟性に起因して、チューブ4が蛇行すること
がない。なぜなら、本実施形態において、チューブ4の
外周面には、切り欠き10が形成されている先端側を除
く挿入部2の略全長にわたって、熱収縮チューブから成
る補強チューブ24が被嵌されているからである。この
補強チューブ24は、操作ワイヤ13によるチューブ4
の湾曲動作時において、チューブ4の圧縮を規制して蛇
行を防止するため、手元側のスライダ51の操作力が先
端側に効率良く正確に伝達される。したがって、挿入部
2の先端側を必要な量だけ湾曲させることができ、挿入
部2の先端を的確且つ迅速に十二指腸乳頭に方向付ける
ことができる。
ーブ4の柔軟性に起因して、チューブ4が蛇行すること
がない。なぜなら、本実施形態において、チューブ4の
外周面には、切り欠き10が形成されている先端側を除
く挿入部2の略全長にわたって、熱収縮チューブから成
る補強チューブ24が被嵌されているからである。この
補強チューブ24は、操作ワイヤ13によるチューブ4
の湾曲動作時において、チューブ4の圧縮を規制して蛇
行を防止するため、手元側のスライダ51の操作力が先
端側に効率良く正確に伝達される。したがって、挿入部
2の先端側を必要な量だけ湾曲させることができ、挿入
部2の先端を的確且つ迅速に十二指腸乳頭に方向付ける
ことができる。
【0035】更に、この湾曲動作では、切り欠き10に
よってチューブ4の先端側の剛性が弱くなってこの先端
側が湾曲し易くなっているため、少ない操作力量で所望
の湾曲量を得ることができるとともに、切り欠き10の
偏心的な形成形態によって、挿入部2の湾曲方向をある
程度規定することができる(切り欠き10が設けられた
方向が湾曲し易くなる)。
よってチューブ4の先端側の剛性が弱くなってこの先端
側が湾曲し易くなっているため、少ない操作力量で所望
の湾曲量を得ることができるとともに、切り欠き10の
偏心的な形成形態によって、挿入部2の湾曲方向をある
程度規定することができる(切り欠き10が設けられた
方向が湾曲し易くなる)。
【0036】以上説明したように、本実施形態のカテー
テルでは、チューブ4の先端側に切り欠き10が設けら
れているだけでなく、スタビライザ29の作用によっ
て、切り欠き10を十二指腸乳頭に向けた状態で挿入部
2を内視鏡から突出させることができるとともに、その
突出方向を安定して維持したまま、スタビライザ29と
協働して作用する補強チューブ24により、手元側の操
作力を効率良く正確に先端側に伝達できるため、挿入部
2の先端側を所望の方向に所望の量だけ湾曲することが
でき、挿入部2の先端を的確且つ迅速に十二指腸乳頭に
方向付けることができる。
テルでは、チューブ4の先端側に切り欠き10が設けら
れているだけでなく、スタビライザ29の作用によっ
て、切り欠き10を十二指腸乳頭に向けた状態で挿入部
2を内視鏡から突出させることができるとともに、その
突出方向を安定して維持したまま、スタビライザ29と
協働して作用する補強チューブ24により、手元側の操
作力を効率良く正確に先端側に伝達できるため、挿入部
2の先端側を所望の方向に所望の量だけ湾曲することが
でき、挿入部2の先端を的確且つ迅速に十二指腸乳頭に
方向付けることができる。
【0037】また、本実施形態のカテーテルでは、スラ
イダ51から手を離せば、その位置でスライダ51が保
持され、チューブ4の湾曲状態が保持されるようになっ
ているため、湾曲を掛けた状態でスライダ51を押さえ
ておく必要がない。そのため、ガイドワイヤの操作や造
影剤の注入など、他の処置や作業に集中できる。
イダ51から手を離せば、その位置でスライダ51が保
持され、チューブ4の湾曲状態が保持されるようになっ
ているため、湾曲を掛けた状態でスライダ51を押さえ
ておく必要がない。そのため、ガイドワイヤの操作や造
影剤の注入など、他の処置や作業に集中できる。
【0038】なお、本実施形態では、カテーテルを十二
指腸乳頭にアプローチする場合について説明したが、本
実施形態のカテーテルは、十二指腸乳頭に限らず、様々
な生体部位へのアプローチに際しても、前述した作用効
果を得ることができることは言うまでもない。また、本
実施形態では、スタビライザ29が2本設けられている
が、1つの平面Pを規定できれば、3本以上であっても
良い。
指腸乳頭にアプローチする場合について説明したが、本
実施形態のカテーテルは、十二指腸乳頭に限らず、様々
な生体部位へのアプローチに際しても、前述した作用効
果を得ることができることは言うまでもない。また、本
実施形態では、スタビライザ29が2本設けられている
が、1つの平面Pを規定できれば、3本以上であっても
良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカテーテ
ルによれば、挿入部を内視鏡の先端から所望の方向で突
出させることができるとともに、その突出方向を安定し
て維持でき、しかも、手元側の操作力を先端側に効率良
く正確に伝達して挿入部の先端を的確且つ迅速に生体の
所望部位に方向付けることができる。
ルによれば、挿入部を内視鏡の先端から所望の方向で突
出させることができるとともに、その突出方向を安定し
て維持でき、しかも、手元側の操作力を先端側に効率良
く正確に伝達して挿入部の先端を的確且つ迅速に生体の
所望部位に方向付けることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るカテーテルの挿入部
の略断面図である。
の略断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1の挿入部の側面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るカテーテルの操作部
の断面図であり、図7のD−E線に沿う断面図である。
の断面図であり、図7のD−E線に沿う断面図である。
【図6】図7のD−F線に沿う断面図である。
【図7】図5のC−C線に沿う断面図である。
【図8】図5の操作部を構成する操作体の本体の断面図
である。
である。
【図9】図8のG−G線に沿う断面図である。
【図10】図8のH−H線に沿う断面図である。
【図11】(a)は切り欠きを形成するための治具の平
面図、(b)は(a)の治具の側面図である。
面図、(b)は(a)の治具の側面図である。
【図12】従来のカテーテルを十二指腸乳頭にアプロー
チした状態を示す図である。
チした状態を示す図である。
2…挿入部 10…切り欠き 13…操作ワイヤ 24…補強チューブ 29…補強ワイヤ
フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 AA01 AA30 DD03 GG15 HH36 HH39 JJ06 JJ17 4C167 AA02 AA05 BB02 BB07 CC04 CC23 FF01 HH17
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性を有する管状の挿入部を備え、こ
の挿入部の先端側の外面には、挿入部の長手中心軸を通
る平面に対して一方側に、挿入部の長手方向に沿って複
数の切り欠きが形成され、該切り欠きが形成された挿入
部の先端側を操作ワイヤの進退操作によって湾曲動作さ
せるカテーテルにおいて、 前記挿入部の外周面には、挿入部における長軸方向の圧
縮を規制する補強チューブが、前記切り欠きが形成され
ている先端側を除く略全長にわたって被嵌されているこ
とを特徴とするカテーテル。 - 【請求項2】 可撓性を有する管状の挿入部を備え、こ
の挿入部の先端側の外面には、挿入部の長手中心軸を通
る平面に対して一方側に、挿入部の長手方向に沿って複
数の切り欠きが形成され、切り欠きが形成された挿入部
の先端側を操作ワイヤの進退操作によって湾曲動作させ
ることができるカテーテルにおいて、 切り欠きが形成された挿入部の前記一方側には、挿入部
の長手中心軸と平行な1つの平面を規定する少なくとも
2本の補強ワイヤが、挿入部の長手方向に沿って設けら
れていることを特徴とするカテーテル。
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-
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- 2002-03-13 DE DE10211050A patent/DE10211050A1/de not_active Withdrawn
- 2002-03-14 US US10/095,824 patent/US7232434B2/en not_active Expired - Lifetime
-
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- 2007-01-26 US US11/698,375 patent/US20070123911A1/en not_active Abandoned
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