JP2002271948A - 無機繊維マット、及び区画貫通部の防火措置構造 - Google Patents

無機繊維マット、及び区画貫通部の防火措置構造

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JP2002271948A
JP2002271948A JP2001063739A JP2001063739A JP2002271948A JP 2002271948 A JP2002271948 A JP 2002271948A JP 2001063739 A JP2001063739 A JP 2001063739A JP 2001063739 A JP2001063739 A JP 2001063739A JP 2002271948 A JP2002271948 A JP 2002271948A
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inorganic fiber
fiber mat
penetrating
mat
fire
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JP2001063739A
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Masami Tanimoto
正己 谷本
Hiromitsu Atsumi
博充 渥美
Hitoshi Morimoto
仁志 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的段差の大きなでこぼこが形成された場
合でも、この様なでこぼこに追従して貫通部材に密着
し、貫通部材周囲の空間を十分な防火性能を保持する様
に閉塞することが可能な無機繊維マットを提供する。 【解決手段】 互いに隣接する2つの室を隔離する仕切
り部に形成され、複数の貫通部材が配設される区画貫通
部の防火措置のために使用される無機繊維マット20で
ある。所定の厚さを有するとともに、使用時に貫通部材
と接触する表面21と、その表面21と厚さ方向に沿っ
て対向する裏面24とを有し、厚さ方向に大略沿って所
定の深さを有するとともに表面21に水平な1つの方向
に沿って互いに略平行に並んで延在する複数のスリット
22によって互いに分離された分割片23を有し、それ
ぞれの分割片23は無機繊維を含有し、かつ弾性的に圧
縮可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、区画貫通部に防
火措置を施すために使用される無機繊維マット、および
区画貫通部の防火措置構造に関する。本発明の無機繊維
マットを用いた防火措置工法によれば、貫通部材周囲の
空間を閉塞するために防火パテ等の液状充填材を用いる
必要がなく、現場施工の作業性を改善できる。
【0002】
【従来の技術】 通常、建築物には、互いに隣接する2
つの室を隔離する仕切りである、床、壁、間仕切り等と
呼ばれる仕切り部に、複数の貫通部材が配設される貫通
孔、すなわち、区画貫通部が形成される。この区画貫通
部に配設される貫通部材は、たとえば、通信ケーブル、
被覆電線等のケーブル、樹脂管,被覆付銅管等のパイプ
などが含まれる。これらの貫通部材の長さ方向(貫通方
向)に垂直な断面形状は、通常、略円形である。したが
って、区画貫通部に並んで配設された互いに隣接する貫
通部材は、その断面において点接触し、その接触点を挟
んで、貫通部材の並列方向と直交する断面円の直径方向
の両端(たとえば、区画貫通部が壁の貫通孔の場合は上
下端)部分に隙間ができる。この隙間は、貫通部材の貫
通方向に沿って連続し、区画貫通部を貫通する。
【0003】 この様に貫通部材が配設された後に残さ
れ、区画貫通部を貫通する空間には防火のために充填材
を充填して閉塞する、防火措置工法が施される。このよ
うな充填材による閉塞は、仕切り部で仕切られた一方の
室で発生した火災による火や煙などが、他方の室へ到達
することを防止し、または遅らせるように作用する。充
填材には、モルタル、防火パテ等の液状のものを隙間に
充填した後、固化(硬化を含む)させるタイプと、固体
状の詰め物タイプとがある。
【0004】 たとえば、特開昭62−296712号
公報には、ロックウール等の不燃性繊維を含む板材と、
液状充填材とを使用した防火工法(防火措置工法)が開
示されている。この工法では、ケーブルの燃焼を遅らせ
るために、ケーブルの周囲を被覆する様に、上記不燃性
板材を巻き回しているが、通常の不燃性板材は比較的剛
直で弾性変形が困難であるので、板材とケーブルとの間
には、ケーブル周囲に空間(隙間)が残ってしまう。そ
こで、この空間を閉塞するには、防火パテ等の液状充填
材を充填する必要があった。
【0005】 特許第2916668号公報にも、同様
に耐火用板材(遮蔽板)とケーブル周囲の空間を液状充
填材で閉塞する工法及び防火構造が開示されている。こ
の公報に記載の防火構造では、2枚の遮蔽板でケーブル
を挟み込むが、この様な遮蔽板は曲げることができない
ので、やはり、2枚の遮蔽板間のケーブル周囲には空間
が残る。したがって、その空間に防火パテ等の液状充填
材を塗布、充填する必要があった。
【0006】 この様に液状充填材の充填が必要な工法
は、液状充填材の塗布作業に手間がかかることに加え
て、塗布後の硬化(乾燥、固化も含む。)に時間を要す
るので、作業性が高いとは言えなかった。
【0007】 一方、特許第3014535号公報に記
載の防火措置工法では、柔軟性のある難燃性発泡体を不
燃性シートで被覆して形成した、耐火性ブロックを用い
てケーブル周囲の空間を閉塞する。この様な耐火性ブロ
ックは、前述の板材に比べて柔軟であるので、弾性的に
圧縮変形可能である。したがって、耐火性ブロックをケ
ーブルに圧接する様に区画貫通部に詰め込み、ケーブル
周囲の空間を閉塞し、液状充填材の使用を省略すること
も可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前述
の耐火性ブロックは、互いに略平行に配列された複数の
ケーブルからなるケーブル群の貫通方向と直交する周方
向に沿って、比較的段差の大きなでこぼこが形成される
様な場合には、ケーブル周囲の空間を、十分な防火性能
(たとえば、所定の条件の耐火試験において1時間以
上、延焼防止可能なレベルの性能。耐火性能とも呼ばれ
る。)を保持する状態で閉塞することはできなかった。
【0009】 たとえば、図2に示される様な、寸法が
異なる3種類以上(図示の例では7種類)のケーブル1
3をケーブルラック14に配列した場合、なるべく規則
正しくなる様に並べても、ケーブル群13Aの周方向に
沿って比較的段差の大きなでこぼこができる。この様な
でこぼこに追従してケーブル群13Aに密着し、ケーブ
ル13の周囲の空間を、十分な防火性能を保持する様に
閉塞することは、前述の耐火性ブロックでも困難であっ
た。
【0010】 したがって、本発明の目的は、複数のケ
ーブル等の貫通部材からなる貫通部材群の周方向に沿っ
て比較的段差の大きなでこぼこが形成された場合でも、
この様なでこぼこに追従して貫通部材に密着し、貫通部
材周囲の空間を十分な防火性能を保持する様に閉塞する
ことが可能な、固体状の詰め物タイプの充填材として使
用される無機繊維マットを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明によれば、互い
に隣接する2つの室を隔離する仕切り部に形成され、複
数の貫通部材が配設される区画貫通部の防火措置のため
に使用されるマットであって、所定の厚さを有するとと
もに、使用時に前記貫通部材と接触する表面と、その表
面と厚さ方向に沿って対向する裏面とを有し、前記厚さ
方向に大略沿って所定の深さを有するとともに前記表面
に水平な1つの方向に沿って互いに略平行に並んで延在
する複数のスリットによって互いに分離された分割片を
有し、それぞれの分割片は無機繊維を含有し、かつ弾性
的に圧縮可能であることを特徴とする無機繊維マット、
が提供される。
【0012】 本発明の無機繊維マットにおいては、ス
リットの延在方向と直交する方向に沿って測定された間
隔が3〜50mmであることが好ましく、また、分割片
の嵩密度が30〜140kg/m3であることが好まし
い。さらに、無機繊維としてはロックウールを用いるこ
とが望ましい。
【0013】 また、本発明によれば、互いに隣接する
2つの室を隔離する仕切り部に形成された区画貫通部
と、その区画貫通部に配設された複数の貫通部材と、該
複数の貫通部材周囲の空間を閉塞する様に配置された上
記の無機繊維マットとを備えた防火措置構造であって、
前記貫通部材の貫通方向と、前記無機繊維マットの前記
スリットの延在方向とがほぼ一致し、かつ前記分割片が
圧縮変形する様に、前記無機繊維マットは前記表面を前
記貫通部材に向けて前記貫通部材に圧接されていること
を特徴とする区画貫通部の防火措置構造が提供される。
【0014】 この防火措置構造において、前記複数の
貫通部材は、少なくとも前記仕切り部を介して隣接する
一方の室側の前記区画貫通部近傍において露出した部分
が無い様に前記無機繊維マットによって被覆されている
ことが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】 本発明の無機繊維マットは、マ
ットの厚さ方向(表面から裏面に向かう方向)に大略沿
って所定の深さを有するとともに表面に水平な1つの方
向に沿って互いに略平行に並んで延在する複数のスリッ
トによって、互いに分離された複数の分割片を有し、そ
れぞれの分割片は、無機繊維を含有し、かつ弾性的に圧
縮変形可能であることを特徴とする。
【0016】 この様な構成では、各分割片が互いに独
立して圧縮変形すること(すなわち、それぞれが異なる
圧縮程度で変形すること)が可能となる。したがって、
本発明の無機繊維マットでは、貫通部材群の周方向に沿
って形成された比較的段差の大きなでこぼこへの追従性
が改善され、圧接により貫通部材表面に沿って容易に密
着可能である。
【0017】 すなわち、本発明の無機繊維マットで
は、それを貫通部材に向かって圧接しつつ、部分的にま
たは全体を区画貫通部内に挿入するだけで、貫通部材周
囲の空間を十分な防火性能を保持する状態で閉塞するこ
とができる。また、この様にすれば、貫通部材周囲の空
間を閉塞するために、液状充填材の使用を省略すること
が可能である。
【0018】 前述の従来技術(特許第3014535
号公報)による耐火性ブロックの場合、その内容物は弾
性変形が容易な発泡体であるものの、その内容物を被覆
し、実際に貫通部材と接触する部分である不燃性シート
は、そのままでは凹凸追従性に劣る。不燃性シートは、
比較的硬質な不燃性繊維を主成分とする材料だからであ
る。一方、本発明の無機繊維マットでは、貫通部材に接
触する面に複数のスリットが設けられ、実際に貫通部材
と接触する部分が互いに独立して変形可能である。した
がって、貫通部材と接触する部分が比較的硬質な不燃性
の無機繊維を含有していても、比較的段差の大きなでこ
ぼこへの追従性を非常に良好にすることができる。
【0019】 本発明の無機繊維マットでは、貫通部材
群の周方向に沿って形成された段差の大きさや、貫通部
材群に含まれる最小寸法(直径)の貫通部材の寸法(直
径)に応じて、スリットの間隔や深さ、または、分割片
の材質や嵩密度を決定することにより、上記追従性がさ
らに改善できる。
【0020】(無機繊維マット)本発明の無機繊維マッ
トの好適な1例について、添付の図3及び図4に沿って
説明する。図3は、無機繊維マットの一実施例を示す正
面図であり、スリットの延在方向が紙面と直交してい
る。図4は、貫通部材群としてのケーブル群を挟みこむ
様にして配置された2枚の無機繊維マットが、ケーブル
群に軽く圧力をかけて接触した状態を模式的に示す図で
ある。なお、図4は、無機繊維マットのスリットの延在
方向が紙面と直交する方向における、本発明による防火
措置構造の横断面図である。
【0021】 図示の無機繊維マット20(図4では、
上側マット20aと下側マット20b)は、複数の無機
繊維と、それら無機繊維間に存在する空孔とを含む原料
マット25の表面21に、複数のスリット22を設けて
形成されている。これらのスリット22を設けることに
より、互いに分離された原料マット25の部分からなる
複数の短冊状の分割片23が形成できる。この様にすれ
ば、裏面24を有する原料マット25の一部からなる基
部26と、その基部26と一体的に結合された複数の分
割片23とからなる無機繊維マット20が形成できる。
【0022】 無機繊維は、無機繊維マットに、不燃性
または難燃性を付与するために必要である。また、分割
片に、弾性的に圧縮変形可能な物性を付与することも容
易である。好適には不燃性を有する繊維、たとえば、ロ
ックウールやセラミック繊維である。中でもロックウー
ルは、比較的高い不燃性を持ちながら、それを含有する
分割片が弾性的に圧縮変形する性質を効果的に高めるの
で、貫通部材群のでこぼこへの追従性改善に特に有利で
ある。なお、ここで、「弾性的に圧縮変形する」とは、
物体表面に圧接された時、物体表面の凹凸(でこぼこ)
に追従可能に変形しつつ、物体表面の凹部(隙間)を閉
塞し続ける様に、圧縮された分割片が反発弾性を有する
ことを意味する。この様な反発弾性は、複数の繊維を含
む材料、特には繊維間に空孔が存在する材料であれば、
必ず有する性質である。
【0023】 図3からも分る様に、スリット22は、
マット表面21から裏面24に向かって(すなわち、厚
さ方向に沿って)、マット表面21に対してほぼ垂直に
なる様に形成されている。この様なスリット22は、た
とえば、原料マット25の表面21に回転刃を当てて形
成できる。スリット22の深さは、原料マット25の厚
さに対して通常20〜99%、好適には30〜90%、
特に好適には50〜80%である。スリット深さが大き
過ぎると、マット全体のコシが弱くなり、ロックウール
ボードやセラミックマットの様な通常の板状充填材と同
様にして取り扱うことが困難になるおそれがあり、反対
に小さ過ぎると、貫通部材群周囲のでこぼこの段差が比
較的大きな場合に、追従性が低下する。なお、マットの
コシの問題は、マット裏面にポリマーを含有する塗膜を
密着させて補強することで解決できる。
【0024】 なお、マット20の厚さは、通常、貫通
部材等を配置完了した後に区画貫通部に残される隙間2
8の寸法によって決定され、通常20〜200mm、好
適には30〜150mm、特に好適には40〜100m
mである。マットの厚さが薄すぎると、貫通部材群周囲
のでこぼこの段差が比較的大きな場合に、追従性が低下
するおそれがあり、また、貫通部の密閉性を高めること
ができず、防火措置構造の防火性能が低下するおそれが
ある。反対に隙間に対して大き過ぎる場合、無機繊維マ
ットの貫通部への充填が困難になるおそれがある。
【0025】 スリット間隔、すなわち、前記スリット
の延在方向と直交する方向に沿って測定された間隔は、
通常3〜50mm、好適には5〜30mm、特に好適に
は10〜25mmである。スリット間隔は、通常、分割
片の幅(延在方向と直交する方向の寸法)と同一であ
る。スリット間隔が小さ過ぎると分割片自体のコシが弱
くなり、貫通部材周囲の空間に比較的小さい場合、貫通
部材に当接した状態で圧接する力を増すと分割片が折れ
曲がり、その空間に侵入できないおそれがある。反対に
大き過ぎると、圧縮変形が困難になり、凹凸追従性が低
下するおそれがある。
【0026】 なお、分割片の幅は、無機繊維マットに
よって被覆される貫通部材の寸法や、複数の貫通部材が
形成する段差の大きさに応じて、上記範囲内で適切な値
に決定するのが好ましい。たとえば、互いの寸法(直
径)が異なる複数種類の貫通部材を含む貫通部材群に無
機繊維マットを圧接する場合、一般的には、図4に示さ
れる様に、ほとんどの分割片23において、1つの分割
片23が複数の貫通部材29に実質的に接触することが
ない様にする。
【0027】 分割片の長さは(分割片の幅と直交する
長さ方向寸法)は、分割片の幅に対して相対的に長い方
が良い。図5を参照して説明すると、分割片23の幅
(W)に対する分割片23の長さ(L)の比率(L/
W)は、通常5以上、好適には10以上、特に好適には
15〜100である。この比率L/Wが小さすぎると、
マット20を貫通部材群に圧接した時に、分割片23が
ねじれて貫通部材周囲の空間を閉塞できないおそれがあ
る。なお、分割片23の長さは、スリット22の長さと
一致する。
【0028】 一方、分割片長さの上限は次の様な観点
から決定されるのが良い。スリットは、通常、マット表
面に水平な1つの方向におけるマット表面の一端から他
端まで連続し、マット表面を横切っている。したがっ
て、スリット長さ(すなわち、分割片の長さ)は、上記
マット表面の一端から他端までの水平方向寸法と一致す
る。さらに、この水平方向寸法は、無機繊維マットを区
画貫通部に備え付けた時には、貫通部材の延在方向に沿
った寸法に一致する。したがって、スリット長さが長す
ぎるとマットの上記水平方向寸法が大きくなり、無機繊
維マットを区画貫通部に備え付けた時に、仕切り部から
貫通部材の延在方向に沿って延びるマットの部分が長く
なり、防火措置構造の外観を損なうおそれがある。この
様な観点から、マットの上記水平方向寸法、すなわち分
割片長さの上限を決定すれば良い。なお、マットの上記
水平方向寸法(備え付け時に貫通部材の延在方向に沿う
長さ)は、通常50cm以下、好適には40cm以下で
ある。
【0029】 分割片の嵩密度は、通常30〜140k
g/m3、好適には40〜120kg/ m3、特に好適
には45〜100kg/ m3である。嵩密度が小さ過ぎ
ると分割片のコシが弱くなり過ぎて、前述の様な問題が
同様に生じるおそれがあり、また、それを用いて形成し
た防火措置構造の防火性能が低下する。反対に嵩密度が
大き過ぎると、圧縮変形が困難になり、凹凸追従性が低
下するおそれがある。なお、嵩密度の制御の観点から
は、バーミキュライト等を含有する熱膨張性の繊維が、
無機繊維中に実質的に含まれないのが好ましい。
【0030】 ここで、本発明による無機繊維マットの
使用法の1例について、図4に沿って説明する。前述の
様に、本発明の無機繊維マットは、区画貫通部に配設さ
れた複数の貫通部材周囲の空間を閉塞するために好適に
使用される。
【0031】 図示の様に、まず、無機繊維マット20
a,20bを、貫通部材29の貫通方向と、無機繊維マ
ット20a,20bのスリット22の延在方向とがほぼ
一致する様に配置する。この時、貫通部材29は、少な
くとも区画貫通部の近傍において露出した部分を持たな
い様に、無機繊維マット20a,20bによって被覆さ
れるのが良い。たとえば、貫通部材群29Aの貫通方向
と直交する周方向に沿って、無機繊維マット20を巻き
回しても良いし、図示の様に、2枚の無機マット20
a,20bで挟みこんでも良い。
【0032】 上記の様に配置した後、無機繊維マット
20a,20bを貫通部材群29Aに対して圧接させ
る。図4は、軽い力で貫通部材群29Aに接触させた状
態を模式的に示している。図示の様に、各分割片23
は、貫通部材群29Aの周囲のでこぼこに追従して、そ
れぞれが異なる程度で、分割片23の高さ(マット20
a,20bの厚み方向に沿った方向の寸法)が収縮して
いる。一部の分割片23では、分割片23の接触端(マ
ット表面側の端)で圧縮変形が生じているが、この様な
軽い力での圧接では、主に分割片高さの収縮が生じる。
したがって、図示の状態では、無機繊維マット20a,
20bと貫通部材群29Aとの間に小さな隙間28がま
だ残っている。この状態からさらに加える圧力を大きく
すると、分割片23の接触端で圧縮変形が効果的に生
じ、貫通部材29の周囲の空間を十分な防火性能を保持
する様に閉塞することができる。
【0033】 この様に無機繊維マット20a,20b
にかかった圧力は、使用中(すなわち、防火措置構造を
維持する間)はかけ続ける必要がある。たとえば、貫通
部材群29Aに圧接された無機繊維マット20a,20
bの周りをバンドでしばったり、挟着部材を使用して、
それらの間に、無機繊維マット20a,20bで被覆さ
れた貫通部材群29Aを挟着し、無機繊維マット20
a,20bを固定する。挟着部材は、たとえば、長さ方
向の両端に穿設された2つの穿孔を有する2つのバー部
材と、それらバー部材の穿孔に挿入され、それらバー部
材を互いの位置関係を保持する様に固定する螺着部材
(たとえば、ボルトとナット)とから構成される。バー
部材及び螺着部材は、通常、金属製である。なお、詳細
は後述するが、本発明による区画貫通部の防火措置構造
を説明するため図1では、この様な挟着部材を用い、無
機繊維マットを固定している。
【0034】 なお、互いに接触する3以上の貫通部材
29に囲まれた小さな隙間28は、上記の様に無機繊維
マット20a,20bを配置しただけでは、閉塞できな
い。この様な隙間28が防火性能を低下させるおそれが
ある場合、一般的な対処法と同様に、詰め物タイプの充
填材の小片を充填すれば良い。
【0035】(区画貫通部の防火措置構造)ここで、本
発明による区画貫通部の防火措置構造(防火措置工法)
の好適な1例について、図1及び、前述の図2に沿って
説明する。図1に示される様に、本発明による防火措置
構造は、前述の無機繊維マットを用い、液状充填材を用
いていない以外は、従来のものと同じである。
【0036】 図1を参照して説明すると、仕切り部
(壁)1に設けられた区画貫通部11に、複数のケーブ
ル13からなるケーブル群13Aおよびケーブルラック
14が、一方の室Aから仕切り部1を挟んで隣接する他
方の室Bに向けて貫通する様に配置されている。ケーブ
ルラック14は、そのケーブル群13Aを載せる面が水
平方向に沿う様に配置される。通常、区画貫通部11の
貫通孔の面積は、ケーブルラック14の断面(貫通方向
と直交する断面)の面積よりも大きい。したがって、ケ
ーブルラック14の周囲には隙間が残る。この隙間の
内、ケーブルラック14上のケーブル群13Aの周囲の
空間は、本発明の無機繊維マットで閉塞するが、さらに
その周りに残存する隙間は、耐火充填材12で閉塞す
る。耐火充填材12は、たとえば、比較的嵩密度が大き
な(たとえば、150kg/m3以上の)ロックウール
ボード、熱膨張性マット等からなる不燃性材料からな
る。
【0037】 本発明の区画貫通部の防火措置構造は、
たとえば次の様にして完成させる。図示の様に、複数の
ケーブル13からなるケーブル群13A、及びケーブル
ラック14を区画貫通部11内に配設し、貫通部11内
のケーブル群13Aの周囲に残された空間に、前述の様
にして、分割片を有する無機繊維マットでケーブル群1
3Aの周囲を被覆し、密着させる様に充填する。
【0038】 図示の区画貫通部の防火措置構造を形成
する際には、無機繊維マットは、次の様にして使用され
る。まず、2つの無機繊維マット2及び2’を用意し、
それらを鉛直方向上下からケーブル群13Aに向かって
圧接しつつ、少なくとも区画貫通部11の近傍において
露出した部分が無い様に、無機繊維マット2,2’によ
ってケーブル群13Aを被覆する。この時、図示の様
に、無機繊維マット2,2’の一部分が、ケーブル群1
3Aの周囲を被覆しながら貫通孔内の空間を埋める様に
充填される。この状態で、前述した様にして挟着部材1
5,15’を使用し、無機繊維マット2,2’がケーブ
ル群13Aに向かって圧接した状態を保ち、かつケーブ
ル群13Aが被覆された状態を保ちながら、無機繊維マ
ット2,2’を固定する。図示の挟着部材15,15’
は、2つのバー部材153,153’と、それらのバー
部材153,153’を互いの位置関係を保持する様に
固定する螺着部材(ボルトとナット)151とから構成
されている。
【0039】 なお、図示の様に、下側の無機繊維マッ
ト2は、ラック14の、互いに間隔を置いて隣接する梯
子状バー141どうしの間隔部分の隙間を通して、ケー
ブル群13Aに圧接される。
【0040】 また、無機繊維マット2,2’を配置し
ただけでは閉塞できない隙間には、液状の充填材は一切
用いず、耐火充填材12を、隙間に対応する形と寸法に
裁断して充填する。
【0041】 この様に、本発明の無機繊維マット、お
よびその無機繊維マットを用いた区画貫通部の防火措置
構造を使用することにより、防火措置工法において、貫
通部材周囲の空間を閉塞するために防火パテ等の液状充
填材を用いる必要がなく、現場施工の作業性を改善でき
る。また、仕切り部を介して隣接する2室のうちの、少
なくとも一方の室側に無機繊維マットの一部分がはみ出
す様にし、少なくとも一方の室側の区画貫通部近傍にお
いて露出した部分が無い様に、複数の貫通部材の周りを
無機繊維マットによって被覆することにより、延焼遅延
効果を効果的に高めることができる。
【0042】
【実施例】 続いて、本発明を実施例によってさらに具
体的に説明する。なお、本実施例では、図1に示される
構造の区画貫通部の防火措置構造を用いて防火措置を行
った。
【0043】(実施例)防火区画壁の区画貫通部に、幅
800mm、高さ100mmのケーブルラック14を、
鉛直方向に2段になる様に貫通させて配置した。各ケー
ブルラック14上には、図1に示す様にして、複数のケ
ーブル13からなるケーブル群13Aを配置した。
【0044】 無機繊維マットは、図3に示される様な
構造を有していた。この無機繊維マット20は、嵩密度
が60kg/m3、幅800×長さ300×厚さ50m
mのロックウールボードを用意し、これに、複数のスリ
ット22を、ピッチ(スリット間隔)15mm、スリッ
ト深さ40mmの各寸法を有する様に入れて形成した。
この様にして形成された無機繊維マット20は、表面に
水平かつ幅方向に沿って互いに略平行に並んで延在し、
上記複数のスリット22によって互いに分離された分割
片23を有し、それぞれの分割片23は無機繊維を含有
し、かつ弾性的に圧縮可能であった。
【0045】 上記の様にして形成された無機繊維マッ
ト2,2’を2枚用い、スリットが形成された表面側を
ケーブル群13Aに圧接し、無機繊維マット2,2’が
ケーブル群13Aに密着された状態を保つ様にケーブル
ラック14の梯子状バー141ごとケーブル群13Aを
挟み、図示の様にして挟着部材15,15’で固定し
た。なお、後述する耐火試験を行う際に火災発生室の反
対側の室(非火災発生室)となる側に、無機繊維マット
の一部分がはみ出す様にし、少なくとも一方の室側の区
画貫通部の近傍において露出した部分が無い様に、無機
繊維マットによって被覆した。また、上記の様に無機繊
維マットを配置しただけでは、閉塞できない隙間には、
液状の充填材は一切用いず、嵩密度150kg/m3
厚さ50mmのロックウールボードを対応する形と寸法
に裁断した小片を充填して閉塞した。
【0046】 この様にして作製した区画貫通部の防火
措置構造に対して、ISO加熱曲線に準じて、1時間耐火
試験を行った結果、火災発生室と隣接する非火災室側へ
の延焼は生じなかった。
【0047】
【発明の効果】 以上説明した通り、本発明の無機繊維
マットと防火措置構造によれば、複数のケーブル等の貫
通部材からなる貫通部材群の周方向に沿って比較的段差
の大きなでこぼこが形成された場合であっても、この様
なでこぼこに追従して貫通部材に密着し、貫通部材周囲
の空間を十分な防火性能を保持する様に閉塞することが
可能であるというきわめて優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による区画貫通部の防火措置構造(防
火措置工法)の好適な一例を示しており、(a)は平面
図、(b)は(a)のX−X断面図である。
【図2】 寸法が異なる7種類のケーブルをケーブルラ
ックに配列し、上下から無機繊維マットにて圧接する防
火措置構造を示す断面説明図である。
【図3】 無機繊維マットの一実施例を示す正面図であ
る。
【図4】 本発明による防火措置構造の一実施例で、貫
通部材群としてのケーブル群を挟みこむ様にして配置さ
れた2枚の無機繊維マットが、ケーブル群に軽く圧力を
かけて接触した状態を模式的に示す図である。
【図5】 無機繊維マットの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】 1…仕切り部(壁)、2,2’…無機繊維マット、11
…区画貫通部、12…耐火充填材、13…ケーブル、1
3A…ケーブル群、14…ケーブルラック、A…一方の
室、B…他方の室、141…梯子状バー、15,15’
…挟着部材、151…螺着部材(ボルトとナット)、1
53,153’…2つのバー部材、20(20a,20
b)…無機繊維マット、21…原料マットの表面、22
…スリット、23…分割片、24…原料マットの裏面、
25…原料マット、26…基部、28…隙間、29…貫
通部材、29A…貫通部材群、W…分割片の幅、L…分
割片の長さ。
フロントページの続き (72)発明者 森本 仁志 東京都世田谷区玉川台2−33−1 住友ス リーエム株式会社内 Fターム(参考) 5G357 BA01 BB02 BC05 BC07 5G363 AA05 BA01 CA08 CB12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接する2つの室を隔離する仕切
    り部に形成され、複数の貫通部材が配設される区画貫通
    部の防火措置のために使用されるマットであって、 所定の厚さを有するとともに、使用時に前記貫通部材と
    接触する表面と、その表面と厚さ方向に沿って対向する
    裏面とを有し、 前記厚さ方向に大略沿って所定の深さを有するとともに
    前記表面に水平な1つの方向に沿って互いに略平行に並
    んで延在する複数のスリットによって互いに分離された
    分割片を有し、それぞれの分割片は無機繊維を含有し、
    かつ弾性的に圧縮可能であることを特徴とする無機繊維
    マット。
  2. 【請求項2】 前記スリットの延在方向と直交する方向
    に沿って測定された間隔が3〜50mmである請求項1
    記載の無機繊維マット。
  3. 【請求項3】 前記分割片の嵩密度が30〜140kg
    /m3である請求項1記載の無機繊維マット。
  4. 【請求項4】 前記無機繊維がロックウールである請求
    項1記載の無機繊維マット。
  5. 【請求項5】 互いに隣接する2つの室を隔離する仕切
    り部に形成された区画貫通部と、その区画貫通部に配設
    された複数の貫通部材と、該複数の貫通部材周囲の空間
    を閉塞する様に配置された請求項1の無機繊維マットと
    を備えた防火措置構造であって、 前記貫通部材の貫通方向と、前記無機繊維マットの前記
    スリットの延在方向とがほぼ一致し、かつ前記分割片が
    圧縮変形する様に、前記無機繊維マットが前記表面を前
    記貫通部材に向けて前記貫通部材に圧接されていること
    を特徴とする区画貫通部の防火措置構造。
  6. 【請求項6】 前記複数の貫通部材は、少なくとも前記
    仕切り部を介して隣接する一方の室側の前記区画貫通部
    近傍において露出した部分が無い様に前記無機繊維マッ
    トによって被覆されている請求項5記載の区画貫通部の
    防火措置構造。
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