JP2002271689A - 撮像装置および撮像装置のアイリス制御方法 - Google Patents

撮像装置および撮像装置のアイリス制御方法

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JP2002271689A
JP2002271689A JP2001069151A JP2001069151A JP2002271689A JP 2002271689 A JP2002271689 A JP 2002271689A JP 2001069151 A JP2001069151 A JP 2001069151A JP 2001069151 A JP2001069151 A JP 2001069151A JP 2002271689 A JP2002271689 A JP 2002271689A
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iris
luminance level
control
period
signal
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JP2001069151A
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English (en)
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Keisuke Okamura
敬介 岡村
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アイリスの時間分解能を改善する。 【解決手段】撮像信号から輝度レベルを測定する期間内
に検出された撮像信号に基づいて平均輝度レベルが算出
され、算出された平均輝度レベルに基づいて光学レンズ
系に設けられたアイリスの開閉が制御される。そしてア
イリスの時間分解能をp倍とするときには、基準照度下
における単位時間当たりのアイリス変化量と、そのとき
の外部照度とから予測した上記測定期間における輝度レ
ベル変化値に、実測した平均輝度レベルを加算した値
を、上記アイリスの制御信号として使用する。またアイ
リスの開閉制御周期を1/pに設定する。こうすれば、
測定期間を1/pに短縮できるので、アイリスを細かな
周期で制御できるため、時間分解能が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オートアイリス
機能を備えた撮像装置および撮像装置のアイリス制御方
法に関する。詳しくは、直前に計測された現在の輝度レ
ベルから次のアイリス開閉制御周期における輝度レベル
を予測することで、レンズ系に設けられたアイリス駆動
機構の時間分解能を改善できるようにしたものである。
またアイリス駆動機構の動作遅延を補償すると共に、ア
イリス駆動機構などに起因するハンチングを防止し、安
定したカメラコントロールを実現したものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラなどの業務用や家庭用の撮
像装置には、その光学レンズ系にオートアイリス機能を
搭載したものがある。オートアイリス機能は外光に応じ
てアイリス(絞り)を調整して、常に一定の光量となさ
れた被写体像が撮像素子に結像するようにするためであ
る。オートアイリス手段を有する光学レンズ系としては
通常DCサーボレンズが使用され、ドライバ(何れも図
示はしない)からサーボレンズ駆動信号が供給され、そ
の値に応じてアイリスが開閉制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーボレン
ズ駆動信号は撮像信号から生成した輝度信号より生成さ
れる。通常はマイコンなどの制御手段が設けられ、この
制御手段に輝度信号を供給して、所定の測定期間での平
均輝度レベルを算出する。測定期間としては、1フィー
ルドか1フレームの期間を利用するのが一般的である。
【0004】この平均輝度レベルを利用してオートアイ
リス動作を説明すると、図8のようになる。図8Aはフ
ィールド周期で得られる撮像信号のうち輝度信号の一例
を示す。この輝度信号が上述した制御手段に供給され
て、フィールド単位でその平均輝度レベルが算出され
る。
【0005】したがって平均輝度レベルが得られるタイ
ミングは図8Bのように平均輝度レベルを算出した現フ
ィールドより後である。通常は現在のフィールドが終了
したタイミングから次のフィールドが開始する間の期間
か、次のフィールド開始直後である。図8Bは後者の例
を示す。
【0006】このようにして算出された平均輝度レベル
が、後述するように電子ボリューム回路(EVR)やド
ライバを介してアイリス駆動機構(図示はしない)に供
給される。そして、この平均輝度レベル信号をEVR回
路に伝えるための通信時間、実際にEVR回路が動作す
るまでの時間、さらにはアイリス駆動機構が動作するま
での時間などが必要なため、平均輝度レベルが算出され
て実際にアイリスが動作するまでには、これらの時間だ
け遅延することになる。したがって実際には図8Cに示
すように、次のフィールドの途中からアイリス制御が開
始されることになる。
【0007】この遅れ具合によってはアイリス制御系が
発散し、ハンチングの問題が生ずる場合がある。ここ
に、ハンチングとは、アイリス制御の結果、画像が明る
くなったり、暗くなったりし続けることによって、輝度
レベルが安定しない現象を言うものとする。
【0008】このハンチングの問題を解決するには、輝
度レベルを測定する時間を今までよりも短縮すればよ
い。例えば1フィールドを測定期間に設定してある場合
には、その測定時間つまり、アイリスを開閉制御するた
めの周期を短くすればよい。しかし、そうすると1フィ
ールド内の画像レベル(平均レベル)にむらが多いため
に、単に測定時間を短縮しただけでは制御精度にばらつ
きが生じてしまうので、単に測定時間を短縮しただけで
はハンチングの問題を解決できない。
【0009】また、フィールド単位若しくはフレーム単
位で輝度レベルを測定し、そしてアイリスをコントロー
ルする場合には、アイリス制御の時間分解能がこれら測
定単位となってしまうので、この測定単位以上にアイリ
スの時間分解能を上げることができない。
【0010】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、特に予測した輝度レベルを加
味しながら平均輝度レベルの予測処理を行うと共に、ア
イリス開閉制御周期を短縮することによって、アイリス
制御の時間分解能を改善すると共に、アイリス制御遅れ
を改善してハンチングの問題を解決し、安定したカメラ
コントロールを実現できるようにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る撮像装置のアイ
リス制御方法では、撮像信号から輝度レベルを測定する
期間が1フィールドまたは1フレームに選定され、上記
測定期間内に検出された上記撮像信号に基づいて平均輝
度レベルが算出され、算出された上記平均輝度レベルに
基づいて光学レンズ系に設けられたアイリスの開閉が制
御されると共に、上記アイリスの時間分解能をp倍(p
は整数)とするときには、基準照度下における単位時間
当たりのアイリス変化量と、そのときの外部照度とから
予測した上記測定期間における輝度レベル変化値に、実
測した上記平均輝度レベルを加算した値を、上記アイリ
スの制御信号として使用すると共に、上記アイリスの開
閉制御周期を1/pに設定したことを特徴とする。
【0012】また請求項3に記載したこの発明に係る撮
像装置のアイリス制御方法では、撮像信号から輝度レベ
ルを測定する期間が1フィールドまたは1フレームに選
定され、上記測定期間内に検出された上記撮像信号に基
づいて平均輝度レベルが算出され、算出された上記平均
輝度レベルに基づいて光学レンズ系に設けられたアイリ
スの開閉が制御されると共に、上記アイリスを制御した
ときから実際にその制御結果が得られるまでの期間がm
フィールドであるときには、mフィールドの期間上記ア
イリスを制御したときの輝度レベル変化値を予測し、予
測したこの輝度レベル変化値に、実測された上記平均輝
度レベルを加算した値を、mフィールド前のアイリス制
御信号として使用することによって、上記アイリス制御
による遅れを補償するようにしたことを特徴とする。
【0013】また請求項5に記載したこの発明に係る撮
像装置のアイリス制御方法では、撮像信号から輝度レベ
ルを測定する期間が1フィールドまたは1フレームに選
定され、上記測定期間内に検出された上記撮像信号に基
づいて平均輝度レベルが算出され、算出された上記平均
輝度レベルに基づいて光学レンズ系に設けられたアイリ
スの開閉が制御されると共に、上記アイリスを制御した
ときから実際にその制御結果が得られるまでの期間がm
フィールド(mは整数)であり、かつ上記アイリスの時
間分解能をp倍の時間分解能とするときには、基準照度
下における単位時間当たりのアイリス変化量と、そのと
きの外部照度とから、上記(m+1/p)フィールド後
における輝度レベル変化値を予測すると共に、上記アイ
リスの開閉制御周期をp倍に設定することを特徴とす
る。
【0014】さらに、請求項7に記載したこの発明に係
る撮像装置では、被写体を撮像する撮像素子と、その前
段に設けられたオートアイリス手段を有する光学レンズ
系と、上記オートアイリス手段に供給するサーボレンズ
駆動信号生成手段と、上記撮像素子から得られる撮像信
号から映像信号を生成する信号処理部と、この信号処理
部から出力される映像信号のうち輝度信号のレベルを検
出する制御手段とを有し、この制御手段では、上記輝度
信号のレベルに基づいて算出された平均輝度レベルに、
上記アイリス開閉制御周期と、上記アイリスを制御した
ときから実際にその制御結果が得られるまでの期間を考
慮して予測された輝度レベル変化値を加算した値を、ア
イリス制御信号として使用するようにしたことを特徴と
する。
【0015】この発明では、アイリス制御の時間分解能
を上げるときには、アイリス開閉制御周期を短縮する。
時間分解能をp倍(pは整数)に上げたいときには、ア
イリス開閉制御周期を1/pとする。アイリス開閉制御
周期を短縮してアイリス制御回数を増やすと同時に、増
やした分だけそのときに使用するアイリス制御信号とし
ては、予測した輝度レベルを併用する。時間分解能がp
倍になるので、応答性の速いアイリス駆動機構にも対処
できる。
【0016】またこの発明では、アイリス駆動機構を含
めてアイリス制御系の応答性が悪い撮像系にも対応でき
る。応答特性が悪いと、アイリスを制御してから実際に
その制御結果がでるのは、mフィールド後となる。その
場合にはmフィールド後の輝度レベルの変化量を予測
し、予測したこの輝度レベルを併用しながら、mフィー
ルド前に制御する。これによってアイリス制御系の遅れ
に対処できるようになり、ハンチングを防止して安定し
たカメラコントロールを実現できる。
【0017】アイリス制御の時間分解能を改善すると共
に、アイリス制御系の遅れをも改善するには、上述した
解決手段を併用すればよい。つまり、アイリス開閉制御
周期を1/pに短縮すると共に、(m+1/p)フィー
ルド目の輝度レベルを予測してアイリスを制御すればよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る撮像装置
および撮像装置のアイリス制御方法の一実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1はこの発明に係る撮像
装置10の実施の形態を示すもので、被写体12はレン
ズ系14を介して撮像素子16に結像されて被写体像に
応じた撮像信号が得られる。レンズ系14としてはオー
トアイリス機構が搭載された光学レンズ系が使用され
る。光学レンズ系としてはDCサーボレンズなどを使用
することができる。
【0019】撮像素子16は、CCDなどの固体撮像素
子を使用することができる。撮像素子16は通常カラー
用の撮像素子が使用される。撮像素子16より出力され
た撮像信号は前置信号処理部18において、得られた撮
像信号の相関2重サンプリング(CDS)処理が行われ
ると共に、相関2重サンプリング処理された撮像信号の
自動ゲイン調整(AGC)処理が行われる。さらにゲイ
ン調整された撮像信号に対して、この実施の形態ではデ
ジタル処理を行う関係で、A/D変換処理がなされて、
所定ビット数のデジタル信号に変換される。
【0020】デジタル変換された撮像信号は主信号処理
部20において、この例では輝度信号Yと色信号Cから
なる映像信号が生成される。主信号処理部20としては
DSP(Digital Signal Processor)回路が使用され、
このDSP回路20で上述した映像信号変換処理が行わ
れる。この映像信号は出力端子22を介して外部回路に
供給できるようになされている。
【0021】映像信号のうち、撮像検波出力である輝度
信号Yはマイコンで構成された制御手段24に供給され
る。この制御手段24では得られた輝度信号Yからアイ
リス制御のための平均輝度レベルを予測し、予測した平
均輝度レベルに基づいてオートアイリスを行うためのサ
ーボレンズ駆動信号を生成するための変換信号が出力さ
れ、この変換信号が電子ボリューム(EVR)回路26
に供給されて、輝度レベルに応じたサーボレンズ駆動信
号が生成される。
【0022】サーボレンズ駆動信号はドライバ28を介
してレンズ系(光学レンズ系)14に設けられたアイリ
ス駆動機構(図示はしない)に供給されて、これが制御
されて入射光量の調整が行われる。この入射光量の調整
を行うことで、被写体像を最適な光量の下で撮像するこ
とができる。
【0023】さてこの発明では、平均輝度レベルを予測
することでカメラコントロールの改善と、アイリス制御
の時間分解能の向上を同時に達成する。そのための構成
および動作を次に説明する。
【0024】アイリス制御の時間分解能を上げるには、
実質的な測定期間を短縮し、測定期間内でのアイリス開
閉制御回数を従来よりも増やせばよい。アイリス開閉制
御回数を増やすと同時に、増やした分だけ輝度レベルを
予測し、予測した輝度レベルを併用しながら、アイリス
を制御すればよい。
【0025】今、撮像素子16が撮像すべき被写体の照
度Dや、単位照度下における単位時間当たりに変化する
アイリス変化量ELがそれぞれ既知の値とする。そして
平均輝度レベルを測定する時間をT、測定期間の連続番
号をnとする。アイリスが等速で開閉制御されていると
きには、次の測定タイミングでの平均輝度レベルYは以
下のような式で近似できる。 Y{(n+1)T}=Y(nT)+D(nT)・EL ・・・・(1)
【0026】ここで、(1)式の右辺第1項目Y(n
T)は現在の平均輝度レベルである。第2項目{D(n
T)・EL}は、単位時間当たりの輝度レベルの変化量
(予測輝度レベル)を表す。これは予測輝度レベルは照
度に比例すると共に、アイリス変化量ELにも比例する
からである。
【0027】したがって、n番目の測定期間での輝度レ
ベルに基づいて算出した平均輝度レベルY(nT)に、
その測定期間でのアイリス開閉によって生ずる予測輝度
レベル{D(nT)・EL}を加算すれば、現在のまま
アイリスが動き続けた場合の、(n+1)番目の測定期
間における平均輝度レベルY{(n+1)T}を予測で
きる。
【0028】したがって、この予測輝度レベルを併用す
れば、測定期間を従来のまま(1フィールド若しくは1
フレーム)の期間に固定した場合でも、アイリス制御の
時間分解能を上げることができる。もちろん時間分解能
と共に、制御の遅れから生ずるハンチングの問題も解決
できる。
【0029】続いて、具体例に基づいて説明する。測定
期間は1フィールド若しくは1フレームであるが、説明
の便宜上、以後の説明では1フィールドを測定期間とす
る。従来の制御方法では、アイリスを制御する時間分解
能はT(=1フィールド)である。時間分解能を2倍に
するには、制御タイミングを従来の1/2にすればよい
ので、予測値との関係は次のようになる。 Y{(n+0.5)T}=Y(nT)+D(nT)・(EL/2) ・・・・(2)
【0030】測定周期が1/2に短縮される結果、アイ
リスを変化させる時間も1/2となり、時間T/2後の
平均輝度レベルを(2)式によって予測できる。したが
って、そのときのアイリス制御動作は図2のようにな
る。図2Aは輝度信号である。フィールド単位で輝度信
号が得られるものとする。
【0031】図2Bは平均輝度レベルを取得できるタイ
ミングを示す。この例では、次のフィールドの垂直駆動
パルスVDが得られるタイミングに前フィールドの平均
輝度レベルが算出される場合を示す。したがって実際の
輝度信号からそのときの平均輝度レベルが算出されるの
は、フィールド単位である。そして、それぞれのフィー
ルドの後半に使用されるアイリス制御信号のために使用
する平均輝度レベルは、(2)式によって算出した値で
あるので、予測輝度レベルを加味した状態でアイリスが
制御される。
【0032】つまり、直前のフィールドnの輝度信号を
用いて算出した平均輝度レベルそのものによって、直前
フィールドnに続く次のフィールド(n+1)の前半の
フィールドでの輝度レベルが制御され、その後半のフィ
ールドでの輝度レベルは、(2)式に基づいて算出され
た平均輝度レベル(直前フィールドでの撮像信号から算
出した実測の平均輝度レベルと、予測輝度レベルの和)
で制御される。また予測輝度レベルを加味することによ
って、アイリス制御の連続性が担保される。
【0033】なお、制御手段24では、アイリス開閉制
御タイミングが従来の1/2となるようにアイリス開閉
制御タイミングの設定処理がなされる。平均輝度レベル
とアイリス制御信号(サーボレンズ駆動信号)との関係
を図示すると図3のようにリミッタがかかった制御特性
となる。
【0034】このように、n=2の場合には、フィール
ドの前半は実際に測定した平均輝度レベルによってアイ
リス制御が行われ、後半のフィールドでは0.5フィー
ルド毎に得られる予測した輝度レベルの値を加味した平
均輝度レベルによってアイリス制御が行われる。そし
て、このようにアイリス制御の時間分解能を2倍に高め
た場合には、応答性の速いアイリス駆動部を搭載した撮
像装置に適用して好適である。
【0035】上述した実施の形態では、時間分解能pと
して、p=2を例示したが、p=3に設定したときに
は、予測輝度レベルが按分されて使用される。したがっ
て1フィールド(若しくは1フレーム)期間は3分割さ
れ、前半1/3フィールド期間では、直前のフィールド
から算出した実測平均輝度レベルそのものを使用してア
イリス制御が行われ、次の2/3フィールド期間では予
測輝度レベルD(nT)・(EL/3)が併用されてア
イリスが制御されることになる。そして残りのフィール
ド期間では、予測輝度レベルD(nT)・(EL)・
(2/3)が併用されてアイリスが制御される。これと
同時にアイリス開閉制御サイクルが1フィールドの1/
3に短縮されるように制御手段24での設定処理が行わ
れる。
【0036】ところで、p=2に選んだときには、アイ
リス制御の開始タイミングは図2Cのようになる。この
実施の形態では制御手段24で変換信号が得られてから
実際にアイリスのコントロールが開始されるまで、0.
5フィールド程度遅延するものとして図示してある。
【0037】そして、この図2Bの平均輝度レベルでア
イリスが制御されると、その結果が反映されるフィール
ドは(n+2)フィールド目となる。したがって、この
(n+2)フィールド目での制御結果は、図2Cに示す
ように次のフィールドである(n+3)フィールド目に
現れることになる。つまり、nフィールド目の平均輝度
レベルに基づいて制御された結果は少なくとも2フィー
ルド遅れの、(n+3)フィールド目に現れる。
【0038】上述した予測制御の場合では、測定期間を
短くすることによってアイリス制御の時間分解能を改善
することができた。その反面、図2Cのように少なくと
も2フィールド遅れで平均輝度レベルによってアイリス
が制御されることになる。
【0039】この制御遅れをさらに改善するには、平均
輝度レベルを実測したときの照度Dとアイリス変化量E
Lから2フィールド先の輝度レベルを予測し、その予測
値に基づいてアイリスをコントロールすれば、遅れのな
いレベル制御を実現できる。そのためには、次のような
関係式に基づいて2フィールド(M=2)先を予測すれ
ばよい。 Y{(n+2)T}=Y{(n+1)T}+D・EL =Y(nT)+2D・EL ・・・・(3)
【0040】ここで、(3)式の右辺第1項目Y(n
T)は現在の平均輝度レベルである。第2項目2D・E
Lは、単位時間当たりの輝度レベルの変化量を2倍した
値である。つまり単位時間が1フィールドであるから、
アイリスを2フィールドの間、連続的に動かしたときの
輝度レベルの値(予測輝度レベル)である。
【0041】したがって図3Aに示す輝度信号のとき、
最初に平均輝度レベルを算出できるのは、nフィールド
が終了したタイミングであり(図3B)、これによって
アイリスがコントロールされるタイミングは次に(n+
1)フィールドの途中である(図3C)。そして、その
結果が(n+2)フィールド目の輝度信号に反映される
ので、正しい結果が得られるタイミングは(n+3)フ
ィールド目となる(図3D)。
【0042】このように現在のアイリス開閉状態と同じ
状態で開閉されると見なしたとき、2フィールド先のア
イリス開閉による輝度レベルを予測し、これを現在の時
点で算出した平均輝度レベルに加算したものを、2フィ
ールド先の平均輝度レベルとしてアイリスを制御すれ
ば、遅れのないアイリス制御を実現できる。
【0043】上述したようにアイリス開閉制御期間を短
縮することによって時間分解能が改善され、mフィール
ド(mは整数)先の予測値を使用すれば、mフィールド
分のアイリスの制御遅れを改善できる。したがって両者
を併用すれば、時間分解能と、制御遅れの双方を改善で
きることになる。この場合のアイリスコントロール用の
平均輝度レベルは次式によって算出されることになる。 Y{n+(m+k/p)T}=Y{nT}+(m+k/p)D・EL ・・・・(4) ここに、n=1,2,・・・ k=0,1,2,・・・(p−1)
【0044】図4を参照して説明する。アイリス制御の
時間分解能を改善するため、測定期間を従来よりも短く
する。同時に2フィールド先の輝度レベルの変化量を予
測する。したがって図4Bのように輝度信号から平均輝
度レベルを参照できるタイミングは従来と同じくフィー
ルド単位である。
【0045】時間分解能を2倍にすると、予測輝度レベ
ル値は0.5フィールド単位で得られる(図4C)。こ
の予測輝度レベル値が2フィールド先となるように
(4)式から2フィールド先の平均輝度レベルを予測す
ると、図4Dのように(n+1)フィールド目に算出さ
れた平均輝度レベルは2フィールド先の平均輝度レベル
となる。この図4Dの平均輝度レベルに基づいてアイリ
スがコントロールされるタイミングは図4Eのようにほ
ぼ0.5フィールド遅れである。その結果が反映される
平均輝度レベルが得られたタイミング(正しい結果が得
られるタイミング)は、図4Fで示すように、2フィー
ルド遅れの時点である。
【0046】図4からも明らかなように、後半のフィー
ルドでの輝度レベルの予測値を使用する結果、アイリス
制御の時間分解能を2倍にすることができると共に、2
フィールド先を予測しながらアイリスをコントロールす
ることができるので、遅れのないアイリス制御を実現で
きる。
【0047】図5以下はこれらのアイリス制御を実現す
るための制御手段24に格納された制御プログラムを実
行したときの制御手順の実施の形態を示す。図5は時間
分解能を改善するための一例を示すフローチャートであ
って、図は上述したと同じく時間分解能を2倍にする例
である。そのため、アイリスの制御周期が通常モードに
対して1/2となるようにセットする(ステップ3
1)。次に、制御周期が計測され、設定したサイクルが
nTであるときには現在の平均輝度レベルを出力する
(ステップ32,33)。そしてこの平均輝度レベルに
基づいてEVR回路26に対する変換信号(サーボレン
ズ駆動信号に変換するために使用される信号)が算出さ
れる(ステップ35)。次に、このサーボレンズ駆動信
号に基づいてアイリスがコントロールされる(ステップ
36)。
【0048】そして、次のタイミングでオートアイリス
モードが解除になったか、電源がオフされたかをチェッ
クし(ステップ37)、電源がオン状態でしかもオート
アイリスモードが継続中であるときには、再びステップ
32に戻って経過時間がチェックされる。
【0049】経過時間が(n+0.5)Tになったとき
には、(1)式に含まれる0.5T後の予測輝度レベル
を出力する(ステップ34)。そして、この予測された
輝度レベル値と実測した平均輝度レベルとに基づいてア
イリスの制御が行われることになる。このような一連の
アイリス制御によって時間的な分解能を改善できる。
【0050】図6は制御遅れを改善する処理を実現する
ためのフローチャートであって、この場合には2フィー
ルド先のアイリス変化量に基づく輝度レベルの変化量を
使用するものであるから、図6のように上述したように
2フィールド先の輝度レベルの変化量を予測する(ステ
ップ41)。その輝度レベル変化量と現在の平均輝度レ
ベルからアイリス制御用の変換信号が生成される(ステ
ップ42)。この変換信号に関連したアイリスコントロ
ール信号によってアイリスが開閉制御される(ステップ
43)。そしてこのアイリス制御処理はオートアイリス
モードが解除されるか、電源が解除されるまで継続して
行われる(ステップ44)。
【0051】図7は時間分解能と制御遅れの双方を改善
する処理を実現するためのフローチャートの一例を示
す。この場合には図5のフローチャートにおける、ステ
ップ33で使用した時間として、現在時間ではなく(n
+2)T後の予測値を出力する(ステップ53)。ま
た、図5のステップ34では予測した輝度レベルをその
まま使用しているが、図7の場合には時間(n+0.
5)T後の予測値を使用する(ステップ54)。これ以
外の処理ステップは図5の場合と同じであるのでその説
明は割愛する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、アイ
リス制御の時間分解能を上げるときには、アイリス開閉
制御周期を短縮するようにしたものである。時間分解能
をp倍に上げたいときには、アイリス開閉制御周期を1
/pのようにアイリス開閉制御周期を短縮してアイリス
制御回数を増やすと同時に、増やした分だけそのときに
使用するアイリス制御信号としては、予測した輝度レベ
ルを併用する。こうすれば、時間分解能がp倍になるの
で、応答性の速いアイリス駆動機構にも対処できる。
【0053】またこの発明では、アイリス駆動機構を含
めてアイリス制御系の遅れがあるときは、その遅れ分を
見越して予測したアイリス制御信号に基づいてアイリス
を制御するようにしたものである。
【0054】応答特性が悪いと、アイリスを制御してか
ら実際にその制御結果がでるのは、mフィールド後とな
るので、mフィールド後の輝度レベルの変化量を予測
し、予測したこの輝度レベルを併用しながら、mフィー
ルド前に制御することによってアイリス制御系の遅れに
対処できるようになり、ハンチングを防止して安定した
カメラコントロールを実現できる。
【0055】また、この発明ではアイリス開閉制御時間
を短縮すると共に、制御遅れ分を見越したアイリス制御
を行うようにしたものである。これによればアイリス制
御の時間分解能を改善すると共に、アイリス制御系の遅
れをも改善することができ、常に安定したカメラコント
ロールを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る撮像装置の実施の形態を示す要
部の系統図である。
【図2】アイリスの時間分解能を考慮した予測制御例を
示す波形図である(その1)。
【図3】アイリスの制御遅れを考慮した予測制御例を示
す波形図である(その2)。
【図4】アイリスの時間分解能と、制御遅れをそれぞれ
考慮した予測制御例を示す波形図である(その3)。
【図5】アイリスの時間分解能を考慮した予測制御例を
示すフローチャートである。
【図6】アイリスの制御遅れを考慮した予測制御例を示
すフローチャートである。
【図7】アイリスの時間分解能と、制御遅れをそれぞれ
考慮した予測制御例を示すフローチャートである。
【図8】従来のアイリス制御例を示す波形図である。
【図9】輝度レベルとアイリスコントロール信号との関
係を示す特性図である。
【符号の説明】
10・・・撮像装置、14・・・オートアイリス機構を
含めた光学レンズ系、16・・・撮像素子、20・・・
主信号処理部、24・・・制御手段、26・・・電子ボ
リューム回路、28・・・ドライバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像信号から輝度レベルを測定する期間
    が1フィールドまたは1フレームに選定され、 上記測定期間内に検出された上記撮像信号に基づいて平
    均輝度レベルが算出され、 算出された上記平均輝度レベルに基づいて光学レンズ系
    に設けられたアイリスの開閉が制御されると共に、 上記アイリスの時間分解能をp倍(pは整数)とすると
    きには、基準照度下における単位時間当たりのアイリス
    変化量と、そのときの外部照度とから予測した上記測定
    期間における輝度レベル変化値に、実測した上記平均輝
    度レベルを加算した値を、上記アイリスの制御信号とし
    て使用すると共に、 上記アイリスの開閉制御周期を1/pに設定したことを
    特徴とする撮像装置のアイリス制御方法。
  2. 【請求項2】 上記1フィールド若しくは1フレーム期
    間をp分割し、それぞれの期間でのアイリス制御信号と
    して、実測した上記平均輝度レベルに、上記輝度レベル
    変化値を上記pで按分した値を用いることを特徴とする
    請求項1記載の撮像装置のアイリス制御方法。
  3. 【請求項3】 撮像信号から輝度レベルを測定する期間
    が1フィールドまたは1フレームに選定され、 上記測定期間内に検出された上記撮像信号に基づいて平
    均輝度レベルが算出され、 算出された上記平均輝度レベルに基づいて光学レンズ系
    に設けられたアイリスの開閉が制御されると共に、 上記アイリスを制御したときから実際にその制御結果が
    得られるまでの期間がmフィールドであるときには、m
    フィールドの期間上記アイリスを制御したときの輝度レ
    ベル変化値を予測し、 予測したこの輝度レベル変化値に、実測された上記平均
    輝度レベルを加算した値を、mフィールド前のアイリス
    制御信号として使用することによって、上記アイリス制
    御による遅れを補償するようにしたことを特徴とする撮
    像装置のアイリス制御方法。
  4. 【請求項4】 上記予測すべき輝度レベル変化値として
    は、基準照度下における単位時間当たりのアイリス変化
    量と、そのときの外部照度から予測した上記測定期間に
    おける輝度レベル変化値に、上記mを乗じた値を使用す
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の撮像装置
    のアイリス制御方法。
  5. 【請求項5】 撮像信号から輝度レベルを測定する期間
    が1フィールドまたは1フレームに選定され、 上記測定期間内に検出された上記撮像信号に基づいて平
    均輝度レベルが算出され、 算出された上記平均輝度レベルに基づいて光学レンズ系
    に設けられたアイリスの開閉が制御されると共に、 上記アイリスを制御したときから実際にその制御結果が
    得られるまでの期間がmフィールド(mは整数)であ
    り、かつ上記アイリスの時間分解能をp倍の時間分解能
    とするときには、基準照度下における単位時間当たりの
    アイリス変化量と、そのときの外部照度とから、上記
    (m+1/p)フィールド後における輝度レベル変化値
    を予測すると共に、上記アイリスの開閉制御周期をp倍
    に設定することを特徴とする撮像装置のアイリス制御方
    法。
  6. 【請求項6】 上記1フィールド若しくは1フレーム期
    間をp分割し、それぞれの期間でのアイリス制御信号と
    して、実測した上記平均輝度レベルに、上記mフィール
    ド後における輝度レベル変化値を上記pで按分した値を
    用いて上記アイリスを開閉制御するようにしたことを特
    徴とする請求項5記載の撮像装置のアイリス制御方法。
  7. 【請求項7】 被写体を撮像する撮像素子と、 その前段に設けられたオートアイリス手段を有する光学
    レンズ系と、 上記オートアイリス手段に供給するサーボレンズ駆動信
    号生成手段と、 上記撮像素子から得られる撮像信号から映像信号を生成
    する信号処理部と、 この信号処理部から出力される映像信号のうち輝度信号
    のレベルを検出する制御手段とを有し、 この制御手段では、上記輝度信号のレベルに基づいて算
    出された平均輝度レベルに、上記アイリス開閉制御周期
    と上記アイリスを制御したときから実際にその制御結果
    が得られるまでの期間を考慮して予測された輝度レベル
    変化値を加算した値を、アイリス制御信号として使用す
    るようにしたことを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段で、上記アイリス開閉制御
    周期が設定されることを特徴とする請求項7記載の撮像
    装置。
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