JP2002271137A - 電圧制御発振器 - Google Patents
電圧制御発振器Info
- Publication number
- JP2002271137A JP2002271137A JP2001068995A JP2001068995A JP2002271137A JP 2002271137 A JP2002271137 A JP 2002271137A JP 2001068995 A JP2001068995 A JP 2001068995A JP 2001068995 A JP2001068995 A JP 2001068995A JP 2002271137 A JP2002271137 A JP 2002271137A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip conductor
- oscillation frequency
- oscillation
- resonance circuit
- controlled oscillator
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発振周波数を高い方にも低い方にも変えら
れ、確実に調整できるようにする。 【解決手段】 発振トランジスタ1と、一端が発振トラ
ンジスタ1のベースに結合された共振回路4とを備え、
共振回路には少なくとも発振周波数を変えるためのバラ
クタダイオード4bと第一のストリップ導体4aとを設
け、共振回路4の一端には先端が解放された第二のスト
リップ導体6を接続した。
れ、確実に調整できるようにする。 【解決手段】 発振トランジスタ1と、一端が発振トラ
ンジスタ1のベースに結合された共振回路4とを備え、
共振回路には少なくとも発振周波数を変えるためのバラ
クタダイオード4bと第一のストリップ導体4aとを設
け、共振回路4の一端には先端が解放された第二のスト
リップ導体6を接続した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリップ導体の
トリミングによって発振周波数の調整を行う電圧制御発
振器に関する。
トリミングによって発振周波数の調整を行う電圧制御発
振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧制御発振器の回路を図6に示
す。発振トランジスタ11のコレクタは高周波的に接地
され、ベースとエミッタとの間及びエミッタとコレクタ
(接地ポイント)との間にそれぞれ帰還コンデンサ1
2、13が接続される。ベースには共振回路14の一端
が結合され、その他端は接地される。共振回路14は直
列接続されたストリップ導体14aとバラクタダイオー
ド14bとからなり、ストリップ導体14aの一端が接
地され、バラクタダイオード14bのカソードがクラッ
プコンデンサ15を介して発振トランジスタ11のベー
スに結合される。ストリップ導体14aはこの電圧制御
発振器を構成するためのプリント基板(図示せず)上に
設けられた帯状の導体箔などによって形成される。
す。発振トランジスタ11のコレクタは高周波的に接地
され、ベースとエミッタとの間及びエミッタとコレクタ
(接地ポイント)との間にそれぞれ帰還コンデンサ1
2、13が接続される。ベースには共振回路14の一端
が結合され、その他端は接地される。共振回路14は直
列接続されたストリップ導体14aとバラクタダイオー
ド14bとからなり、ストリップ導体14aの一端が接
地され、バラクタダイオード14bのカソードがクラッ
プコンデンサ15を介して発振トランジスタ11のベー
スに結合される。ストリップ導体14aはこの電圧制御
発振器を構成するためのプリント基板(図示せず)上に
設けられた帯状の導体箔などによって形成される。
【0003】バラクタダイオード14bのカソードはチ
ョークインダクタ16を介して制御端子17に接続さ
れ、ここに印加する制御電圧を変えることによって発振
周波数が変えられる。発振信号は発振トランジスタ11
のエミッタから出力される。
ョークインダクタ16を介して制御端子17に接続さ
れ、ここに印加する制御電圧を変えることによって発振
周波数が変えられる。発振信号は発振トランジスタ11
のエミッタから出力される。
【0004】以上のように構成された電圧制御発振器は
各回路素子の常数がばらついたり、ストリップ導体14
aの物理的な寸法精度がばらつくため、制御電圧を或る
一定の値にした場合でも発振周波数がばらつく。一方、
電圧制御発振器には所定の制御電圧に対する発振周波数
の精度が規定されている。そのために、制御端子17に
所定の制御電圧を印加した状態で、共振回路のストリッ
プ導体に切り込み等によるいわゆるトリミングを施し
て、発振周波数を調整している。
各回路素子の常数がばらついたり、ストリップ導体14
aの物理的な寸法精度がばらつくため、制御電圧を或る
一定の値にした場合でも発振周波数がばらつく。一方、
電圧制御発振器には所定の制御電圧に対する発振周波数
の精度が規定されている。そのために、制御端子17に
所定の制御電圧を印加した状態で、共振回路のストリッ
プ導体に切り込み等によるいわゆるトリミングを施し
て、発振周波数を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ストリップ導体のトリ
ミングでは、インダクタンスが増加する方向に変化する
ので発振周波数を高くすることはできない。従って、周
波数調整以前に発振周波数が規定値以下であった場合に
は発振周波数の調整が出来ないという問題がある。ま
た、誤って過度のトリミングを行った場合には発振周波
数を高い方向に戻すような調整が出来なかった。
ミングでは、インダクタンスが増加する方向に変化する
ので発振周波数を高くすることはできない。従って、周
波数調整以前に発振周波数が規定値以下であった場合に
は発振周波数の調整が出来ないという問題がある。ま
た、誤って過度のトリミングを行った場合には発振周波
数を高い方向に戻すような調整が出来なかった。
【0006】そこで、本発明の電圧制御発振器は、発振
周波数を高い方にも低い方にも変えられ、確実に調整で
きるようにすることを目的とする。
周波数を高い方にも低い方にも変えられ、確実に調整で
きるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、発振トランジスタと、一端が前記発振ト
ランジスタのベースに結合された共振回路とを備え、前
記共振回路には少なくとも発振周波数を変えるためのバ
ラクタダイオードと第一のストリップ導体とを設け、前
記共振回路の一端には先端が解放された第二のストリッ
プ導体を接続した。
解決するため、発振トランジスタと、一端が前記発振ト
ランジスタのベースに結合された共振回路とを備え、前
記共振回路には少なくとも発振周波数を変えるためのバ
ラクタダイオードと第一のストリップ導体とを設け、前
記共振回路の一端には先端が解放された第二のストリッ
プ導体を接続した。
【0008】また、前記第一のストリップ導体の一端を
接地し、前記第二のストリップ導体の長さを発振周波数
の波長の1/4以下とした。
接地し、前記第二のストリップ導体の長さを発振周波数
の波長の1/4以下とした。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電圧制御発振器の
回路を示し、発振トランジスタ1のコレクタは高周波的
に接地され電源から電圧Bが供給される。ベースとエミ
ッタとの間及びエミッタとコレクタ(接地ポイント)と
の間にそれぞれ帰還コンデンサ2、3が接続される。ベ
ースには共振回路4の一端が結合され、その他端は接地
される。共振回路4は直列接続された第一のストリップ
導体4aとバラクタダイオード4bとからなる。第一の
ストリップ導体4aの一端が接地され、他端にはバラク
タダイオード4bのアノードが接続され、カソードがク
ラップコンデンサ5を介して発振トランジスタ1のベー
スに結合される。
回路を示し、発振トランジスタ1のコレクタは高周波的
に接地され電源から電圧Bが供給される。ベースとエミ
ッタとの間及びエミッタとコレクタ(接地ポイント)と
の間にそれぞれ帰還コンデンサ2、3が接続される。ベ
ースには共振回路4の一端が結合され、その他端は接地
される。共振回路4は直列接続された第一のストリップ
導体4aとバラクタダイオード4bとからなる。第一の
ストリップ導体4aの一端が接地され、他端にはバラク
タダイオード4bのアノードが接続され、カソードがク
ラップコンデンサ5を介して発振トランジスタ1のベー
スに結合される。
【0010】また、共振回路4の一端には先端が解放さ
れた第二のストリップ導体6が接続される。第二のスト
リップ導体6の長さは発振周波数の波長の1/4以下に
設定されている。従って、第二のストリップ導体6は容
量手段として機能する。第一のストリップ導体4a及び
第二のストリップ導体6はこの電圧制御発振器を構成す
るためのプリント基板(図示せず)上に被着された帯状
の導体箔などによって形成される。そして、少なくとも
各ストリップ導体4a、6に対応してプリント基板の下
面等に接地導体が設けられる。
れた第二のストリップ導体6が接続される。第二のスト
リップ導体6の長さは発振周波数の波長の1/4以下に
設定されている。従って、第二のストリップ導体6は容
量手段として機能する。第一のストリップ導体4a及び
第二のストリップ導体6はこの電圧制御発振器を構成す
るためのプリント基板(図示せず)上に被着された帯状
の導体箔などによって形成される。そして、少なくとも
各ストリップ導体4a、6に対応してプリント基板の下
面等に接地導体が設けられる。
【0011】バラクタダイオード4bのカソードはチョ
ークインダクタ7を介して制御端子8に接続され、ここ
に印加する制御電圧を変えることによって発振周波数が
変えられる。発振信号は発振トランジスタ1のエミッタ
から出力端子9に出力される。
ークインダクタ7を介して制御端子8に接続され、ここ
に印加する制御電圧を変えることによって発振周波数が
変えられる。発振信号は発振トランジスタ1のエミッタ
から出力端子9に出力される。
【0012】以上のように構成された電圧制御発振器の
発振周波数の調整は次のように行う。先ず、制御端子8
に所定の制御電圧を印加した状態で発振周波数を調べ、
発振周波数が規定値よりも高い場合には、図2に示すよ
うに第一のストリップ導体4aに切り込み等によるいわ
ゆるトリミングを施す。すると切り込みの深さDが大き
くなるほど図3に示すように発振周波数が低くなる。発
振周波数が既定値に至ればトリミングを中止すればよ
い。
発振周波数の調整は次のように行う。先ず、制御端子8
に所定の制御電圧を印加した状態で発振周波数を調べ、
発振周波数が規定値よりも高い場合には、図2に示すよ
うに第一のストリップ導体4aに切り込み等によるいわ
ゆるトリミングを施す。すると切り込みの深さDが大き
くなるほど図3に示すように発振周波数が低くなる。発
振周波数が既定値に至ればトリミングを中止すればよ
い。
【0013】しかし、誤って過度なトリミングが施され
ると発振周波数が既定値よりも低下する。このような場
合には図4に示すように、第二のストリップ導体6を切
断してその長さが短縮するようにトリミングする。する
と、第二のストリップ導体はその切断の長さLが大きく
なるほど等価的な容量が少なくなって図5に示すように
発振周波数は高くなる。このように、第一のストリップ
導体4aのトリミングによる発振周波数の変化と第二の
ストリップ導体6のトリミングによる発振周波数の変化
が逆方向となるので、一旦発振周波数が既定値を外れて
もトリミングの繰り返しによって規定の発振周波数とな
るように調整可能となる。
ると発振周波数が既定値よりも低下する。このような場
合には図4に示すように、第二のストリップ導体6を切
断してその長さが短縮するようにトリミングする。する
と、第二のストリップ導体はその切断の長さLが大きく
なるほど等価的な容量が少なくなって図5に示すように
発振周波数は高くなる。このように、第一のストリップ
導体4aのトリミングによる発振周波数の変化と第二の
ストリップ導体6のトリミングによる発振周波数の変化
が逆方向となるので、一旦発振周波数が既定値を外れて
もトリミングの繰り返しによって規定の発振周波数とな
るように調整可能となる。
【0014】なお、共振回路4は直列共振回路で構成さ
れているが、此を並列共振回路とそてもよい。
れているが、此を並列共振回路とそてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明では、発振トラン
ジスタと、一端が発振トランジスタのベースに結合され
た共振回路とを備え、共振回路には少なくとも発振周波
数を変えるためのバラクタダイオードと第一のストリッ
プ導体とを設け、共振回路の一端には先端が解放された
第二のストリップ導体を接続したので、第一のストリッ
プ導体のトリミングによる発振周波数の変化と第二のス
トリップ導体のトリミングによる発振周波数の変化が逆
方向となるので、一旦発振周波数が既定値を外れてもト
リミングの繰り返しによって規定の発振周波数となるよ
うに調整可能となる。
ジスタと、一端が発振トランジスタのベースに結合され
た共振回路とを備え、共振回路には少なくとも発振周波
数を変えるためのバラクタダイオードと第一のストリッ
プ導体とを設け、共振回路の一端には先端が解放された
第二のストリップ導体を接続したので、第一のストリッ
プ導体のトリミングによる発振周波数の変化と第二のス
トリップ導体のトリミングによる発振周波数の変化が逆
方向となるので、一旦発振周波数が既定値を外れてもト
リミングの繰り返しによって規定の発振周波数となるよ
うに調整可能となる。
【0016】また、第一のストリップ導体の一端を接地
し、第二のストリップ導体の長さを発振周波数の波長の
1/4以下としたので、第一のストリップ導体のトリミ
ングによって波信州端数が低くなり、第二のストリップ
導体のトリミングによって発振周波数を高くできる。
し、第二のストリップ導体の長さを発振周波数の波長の
1/4以下としたので、第一のストリップ導体のトリミ
ングによって波信州端数が低くなり、第二のストリップ
導体のトリミングによって発振周波数を高くできる。
【図1】本発明の
【図2】本発明の
【図3】本発明の
【図4】本発明の
【図5】本発明の
【図6】従来の
1 発振トランジスタ 2、3 帰還コンデンサ 4 共振回路 4a 第一のストリップ導体 4b バラクタダイオード 5 クラップコンデンサ 6 第二のストリップ導体 7 チョークインダクタ 8 制御端子 9 出力端子
Claims (2)
- 【請求項1】 発振トランジスタと、一端が前記発振ト
ランジスタのベースに結合された共振回路とを備え、前
記共振回路には少なくとも発振周波数を変えるためのバ
ラクタダイオードと第一のストリップ導体とを設け、前
記共振回路の一端には先端が解放された第二のストリッ
プ導体を接続したことを特徴とする電圧制御発振器。 - 【請求項2】 前記第一のストリップ導体の一端を接地
し、前記第二のストリップ導体の長さを発振周波数の波
長の1/4以下としたことを特徴とする請求項1に記載
の電圧制御発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001068995A JP2002271137A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 電圧制御発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001068995A JP2002271137A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 電圧制御発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002271137A true JP2002271137A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18927096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001068995A Withdrawn JP2002271137A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 電圧制御発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002271137A (ja) |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001068995A patent/JP2002271137A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040517 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060404 |