JP2002270563A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JP2002270563A
JP2002270563A JP2001063294A JP2001063294A JP2002270563A JP 2002270563 A JP2002270563 A JP 2002270563A JP 2001063294 A JP2001063294 A JP 2001063294A JP 2001063294 A JP2001063294 A JP 2001063294A JP 2002270563 A JP2002270563 A JP 2002270563A
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rotating
processing
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Application number
JP2001063294A
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English (en)
Inventor
Hideki Adachi
秀喜 足立
Akira Izumi
昭 泉
Tsutomu Kamiyama
勉 上山
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の下面に近接可能な上下移動部材を配設
する構成によらずに、基板の回転処理中に基板の下面側
空間への雰囲気ガスの巻き込みを無くし、基板の下面側
への処理液の回り込みや基板下面への処理液のミストの
付着を防止できる装置を提供する。 【解決手段】 基板Wを水平姿勢で支持する支持ピン1
0を、回転自在に支持された回転ベース部材12の上面
に対して昇降自在に支持し、支持ピンを回転ベース部材
の上面に対して上下方向へ往復移動させる手段を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用あるいは光
ディスク用の基板などの各種基板を水平姿勢に保持して
鉛直軸回りに回転させながらエッチング液、現像液、フ
ォトレジスト液等の処理液を基板の上面へ供給して基板
を処理する基板処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ等の基板を、鉛直軸回りに
回転自在に支持された回転ベース部材上に支持し、基板
を回転させながら処理液を基板の上面へ供給して基板を
処理する基板処理装置では、回転ベース部材の上面に複
数本、例えば3本の支持ピンを植設し、これらの支持ピ
ンによって基板を位置決めし支持するようにしている。
したがって、基板は、回転ベース部材の上面から少し間
隔をあけた状態で支持されることになる。このような状
態で回転ベース部材上に支持された基板を回転させる
と、基板の下面側空間への雰囲気ガスの巻き込みを生じ
る。この結果、基板の上面に供給された処理液が基板の
周縁から基板の下面側へ回り込んだり、処理中に飛散し
た処理液のミストが基板の下面側空間へ入り込んで基板
下面に付着したりする、といったことが起こる。
【0003】上記したような問題を解消するものとし
て、例えば特開平7−130695号公報や特開平9−
167751号公報等には、基板と同程度の大きさを有
し薄い板材からなる円形状の上下移動部材を基板の下面
側に配設し、その上下移動部材を、基板の下面と回転ベ
ース部材との間で上下方向へ往復移動させることができ
るように支持し、基板の処理中に上下移動部材を基板の
下面に近接させてミストが基板の下面側へ回り込むのを
防止するように構成した基板処理装置が開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−13069
5号公報等に開示された基板処理装置のように、基板の
下面に上下移動部材を近接させて、基板の下面側空間へ
の雰囲気ガスの巻き込みを無くし、基板の下面側への処
理液の回り込みや基板下面へのミストの付着を防止す
る、といった構成による場合、十分な効果を得るために
は、上下移動部材を基板の下面に対して1mm程度くら
いまで近接させる必要がある。ところが、基板と同程度
の大きさを有する円形状薄板材からなる上下移動部材
を、要求される加工精度で製作することは難しく、必要
とされる平面度が中々得られ難い。このため、基板の回
転中に上下移動部材の一部が基板下面に接触する恐れが
ある。
【0005】また、従来の装置構成に上下移動部材を追
加することになるので、その上下移動部材の重量分だ
け、基板の回転始動時における慣性負荷が大きくなる。
このため、回転駆動モータの容量を大きくする必要があ
る。さらに、上下移動部材の下面側や周面に処理液やミ
ストが付着することになるので、上下移動部材の下面等
を純水などで洗浄することが必要になってくる。このた
め、従来から設けられている回転ベース部材などの洗浄
機構の他に、上下移動部材用の洗浄機構を新たに設ける
必要があり、装置構成が複雑化する、といった問題点が
ある。
【0006】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、基板の下面に近接可能な上下移動部
材を配設する、といった構成によらずに、基板の回転処
理中に基板の下面側空間への雰囲気ガスの巻き込みを無
くし、基板の下面側への処理液の回り込みや基板下面へ
の処理液のミストの付着を防止することができる基板処
理装置および基板処理方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上面側に、その上面と間隔を設けて基板を水平姿勢で支
持する支持部材を有し、鉛直軸回りに回転自在に支持さ
れた回転ベース部材と、この回転ベース部材を回転させ
る回転手段と、前記回転ベース部材上に支持された基板
に処理液を供給する処理液供給手段と、を備えた基板処
理装置において、前記支持部材を前記回転ベース部材の
上面に対して相対的に昇降自在に支持し、その支持部材
を回転ベース部材の上面に対して相対的に上下方向へ往
復移動させる上下移動手段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の基
板処理装置において、前記支持部材が、同一高さ位置の
少なくとも3本の支持ピンであり、その各支持ピンが、
前記回転ベース部材に穿設された各小孔をそれぞれ貫通
して上下方向へ往復移動することを特徴とする。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2記載の基板処理装置において、前記回転ベース部
材に、その回転ベース部材上に支持されてその上面から
離間した状態の基板の下面に向かってリンス液を吹き付
けるリンスノズルを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明は、回転ベース部材上
に基板を水平姿勢で支持して鉛直軸回りに回転させなが
ら処理液を基板の上面へ供給して基板を処理する基板処
理方法において、基板上面への処理液の供給時に、基板
の下面を前記回転ベース部材に近接させて基板の下面側
の空間を狭小にすることを特徴とする。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項4記載の基
板処理方法において、基板を処理液で処理した後に基板
の上・下両面に向かってリンス液を吹き付けて基板をリ
ンス処理し、そのリンス処理時に基板の下面を前記回転
ベース部材から離間させることを特徴とする。
【0012】請求項6に係る発明は、請求項5記載の基
板処理方法において、基板をリンス処理した後に基板を
高速で回転させて基板を乾燥処理し、その乾燥処理時に
基板の下面を前記回転ベース部材に近接させることを特
徴とする。
【0013】請求項1に係る発明の基板処理装置におい
ては、上下移動手段によって支持部材を回転ベース部材
の上面に対し相対的に上下方向へ移動させることによ
り、支持部材によって支持された基板の下面に回転ベー
ス部材を近接させることができる。そして、基板の下面
に回転ベース部材が近接した状態で、回転手段により回
転ベース部材および基板を回転させ、処理液供給手段に
より基板に処理液を供給して基板を処理したとき、基板
の下面に回転ベース部材が近接して基板の下面側の空間
が狭小になっているため、基板の下面側空間への雰囲気
ガスの巻き込みが無くなる。したがって、基板に供給さ
れた処理液が基板の周縁から基板の下面側へ回り込んだ
り飛散した処理液のミストが基板の下面側空間へ入り込
んで基板下面に付着したりする、といったことが起こら
ない。
【0014】請求項2に係る発明の基板処理装置では、
複数本の支持ピンによって基板が支持され、基板を支持
した支持ピンが回転ベース部材の小孔を貫通して上下方
向へ移動することにより、基板の下面に回転ベース部材
が近接したり基板の下面から回転ベース部材が離間した
りする。
【0015】請求項3に係る発明の基板処理装置では、
回転ベース部材に設けられたリンスノズルから、回転ベ
ース部材から離間した状態で回転する基板の下面に向か
ってリンス液が吹き付けられ、基板の下面がリンス処理
される。そして、基板の下面と回転ベース部材の上面と
が間隔をあけているので、リンス液が回転ベース部材の
上面に撥ね返ってくることがない。
【0016】請求項4に係る発明の基板処理方法による
と、回転中の基板の上面への処理液の供給時に、基板の
下面に回転ベース部材が近接して基板の下面側の空間が
狭小になっているため、基板の下面側空間への雰囲気ガ
スの巻き込みが無くなる。したがって、基板に供給され
た処理液が基板の周縁から基板の下面側へ回り込んだり
飛散した処理液のミストが基板の下面側空間へ入り込ん
で基板下面に付着したりする、といったことが起こらな
い。
【0017】請求項5に係る発明の基板処理方法では、
リンス処理時に基板の下面が回転ベース部材から離間し
て両者に間隔があいているので、回転中の基板の下面に
吹き付けられたリンス液が回転ベース部材の上面に跳ね
返ってくることがない。
【0018】請求項6に係る発明の基板処理方法では、
基板を高速で回転させて基板を乾燥処理するときに、基
板の下面に回転ベース部材が近接している。乾燥処理時
には(処理液による処理時やリンス処理時にも)、通
常、基板の下面側に(上面側にも)窒素ガス等の不活性
ガスが供給されて基板の下面と回転保持ベース部材との
間の空間がパージされるが、その空間が狭小であるた
め、基板の下面側の空間に存在する酸素量が少なくなっ
てウォーターマークの形成が抑制され、また、乾燥速度
が大きくなって乾燥時間が短縮される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
について図面を参照しながら説明する。
【0020】図1および図2は、この発明の実施形態の
1例である基板処理装置の一部を示す断面図であって、
図1は、基板を支持する支持ピンが上昇した状態を示
し、図2は、支持ピンが下降した状態を示す。また、図
3は、図1および図2に示した基板処理装置の主要部の
構成を概略的に表した部分断面図であり、図4は、回転
ベース部材を模式的に表した図である。図1および図2
と図3および図4とは表現方法が異なっているが、これ
らの図においては、同一機能を有し同一作用をなす部材
に同一の符号を付している。
【0021】この基板処理装置は、基板板Wを水平姿勢
で支持する同一高さ位置の複数本、例えば3本の支持ピ
ン10を有し鉛直軸回りに回転する回転ベース部材12
を備えている。回転ベース部材12は、図1および図2
では図示を省略しているが、図3に示すように、中心部
に回転支軸14の上端部が一体的に固着され、回転支軸
14によって水平姿勢で回転自在に支持されている。回
転支軸14は、モータ16の回転軸に連結されており、
モータ16を駆動させることにより、回転ベース部材1
2が回転して基板板Wが回転させられる。また、回転ベ
ース部材12には、3個所に小孔18が穿設されてお
り、各支持ピン10は、その各小孔18をそれぞれ貫通
して上下方向へ往復移動することができるようになって
いる。
【0022】3本の支持ピン10は、図1および図2に
示すように、それぞれL字形の連接アーム20を介して
回転内リング部材22に連接されている。回転内リング
部材22は、回転支軸14と同心的に配置され、この回
転内リング部材22には、ベアリング24を介在させて
昇降外リング部材26が外嵌されている。昇降外リング
部材26には、複数個、例えば2個のナット28が一体
的に固着されている。各ナット28には、ボールねじ3
0がそれぞれ螺合しており、各ボールねじ30の下端部
に小ギア32がそれぞれ固着されている。2つの小ギア
32は、1つの大ギア34にそれぞれ噛合している。大
ギア34は、回転支軸14と同心的に配置され、この大
ギア34には、2つの小ギア32の他に駆動ギア36が
噛合している。そして、駆動ギア36は、上下移動用モ
ータ38の回転軸に連結されている。上下移動用モータ
38は、基板の一連の処理における各工程に応じて正転
および逆転するように、図示しない制御装置によって制
御される。また、大ギア34の内周面側にはベアリング
40が装着され、そのベアリング40を介在させてその
内周側に、図1および図2には図示していないが回転支
軸14が配設されている。さらに、回転内リング部材2
2は、図3に示すように、回転支軸14と一体的に回転
可能にかつ回転支軸14に対して軸線方向へ摺動可能
に、滑動形スプライン構造などにより回転支軸14と係
合している。
【0023】以上のような構成により、支持ピン10を
回転ベース部材12の上面に対して上下方向へ移動させ
ることができるようにするとともに、回転支軸14、回
転ベース部材12および支持ピン10が一体となって回
転するようにする。すなわち、支持ピン10を回転ベー
ス部材12の上面に対して上下方向へ移動させるとき
は、上下移動用モータ38を正方向または逆方向に回転
駆動させて駆動ギア36を回転させる。この駆動ギア3
6の回転力を大ギア34から小ギア32へ伝達して、小
ギア32に固着されたボールねじ30を回転させる。ボ
ールねじ30がその位置で回転すると、ボールねじ30
に螺合したナット28が上下方向へ移動する。ナット2
8が上下方向へ移動することにより、ナット28が固着
された昇降外リング部材26、および、昇降外リング部
材26にベアリング24を介在させて連接された回転内
リング部材22が上下方向へ移動する。そして、回転内
リング部材22が上下方向へ移動することにより、回転
内リング部材22に連接アーム20を介して連接された
3本の支持ピン10が、回転ベース部材12の小孔18
を貫通して回転ベース部材12に対し上下方向へ移動す
る。
【0024】また、上下移動用モータ38、駆動ギア3
6、大ギア34、小ギア32、ボールねじ30、ナット
28および昇降外リング部材26と、回転支軸14、回
転ベース部材12、支持ピン10、連接アーム20およ
び回転内リング部材22とは、ベアリング24を介在さ
せて連接しており、また、回転支軸14は、大ギア34
の内周側にベアリング40を介在させて支持されている
ので、回転支軸14、回転ベース部材12および支持ピ
ン10は、一体となって自由に回転することができる。
【0025】回転支軸14は、軸心部が中空になってい
て、基板Wの下面中央部と対向する先端部に、純水等の
リンス液を基板Wの下面に向かって吹き付けるリンスノ
ズル42が設けられている。リンスノズル42には、回
転支軸14の中空部に軸心線に沿って内設された管路4
4が接続されており、管路44は、リンス液の供給源に
接続され開閉制御弁48が介挿されたリンス液供給管4
6に接続されている。また、回転支軸14の先端部に
は、ガス吹出し口50が設けられており、ガス吹出し口
50は、回転支軸14の中空部により形成された通路5
2を経て、不活性ガス、例えば窒素ガスの供給源に接続
され開閉制御弁56が介挿された窒素ガス供給管54に
接続されている。この回転支軸14の先端部のガス吹出
し口50からは、基板の一連の処理が行われている期間
中、基板Wの下面に向かって窒素ガスが吹き出される。
【0026】また、図示していないが、従来からの基板
処理装置と同様に、回転ベース部材12の上方には、処
理の内容に応じてエッチング液、現像液、フォトレジス
ト液等の処理液を基板Wの上面へ供給するための処理液
ノズル、純水等のリンス液を基板Wの上面に向かって吹
き付けるリンスノズル、不活性ガス、例えば窒素ガスを
基板Wの上面に向かって吹き付けるガス吹出し口などが
配設されている。また、回転ベース部材12の周囲に
は、処理液やリンス液の飛散を防止するためのカップが
昇降可能に配設されており、カップの底部には、カップ
内に回収された処理液やリンス液を装置外へ排出すると
ともにカップ内の排気を行うための排液・排気管が設け
られている。
【0027】上記したような構成の基板処理装置を使用
して基板の一連の処理を行う場合において、図示しない
搬送アームにより基板Wを搬入して支持ピン10上に支
持させる時は、図1に示し図4に実線で示すように、支
持ピン10を上昇させる。
【0028】次に、支持ピン10によって水平姿勢に支
持された基板Wを回転させながら基板W上へ処理液を供
給して基板Wを処理する時は、図2に示し図4に二点鎖
線で示すように、支持ピン10を下降させて基板Wの下
面を回転ベース部材12に近接させ、基板Wの下面側の
空間を狭小にする。このように基板Wの下面側空間が狭
小になっているため、基板Wの下面側空間への雰囲気ガ
スの巻き込みが無くなる。したがって、基板Wに供給さ
れた処理液が基板Wの周縁から基板Wの下面側へ回り込
んだり、飛散した処理液のミストが基板Wの下面側空間
へ入り込んで基板W下面に付着したりする、といったこ
とを防止することができる。
【0029】処理液による基板Wの処理が終了した後、
基板Wを回転させながら基板Wの上・下両面に向かって
リンス液を吹き付けて基板Wをリンス処理する時は、図
1および図3に示し図4に実線で示すように、支持ピン
10を上昇させて基板Wの下面を回転ベース部材12か
ら離間させる。このように基板Wの下面と回転ベース部
材12の上面とが間隔をあけた状態で、基板Wに対して
リンス液が供給されるので、基板Wの下面側に吹き付け
られたリンス液が回転ベース部材12の上面に撥ね返っ
てくることがない。
【0030】リンス処理が終了した後、基板Wを高速で
回転させて基板Wを乾燥処理する時は、図2に示し図4
に二点鎖線で示すように、支持ピン10を再び下降させ
て基板Wの下面を回転ベース部材12に近接させ、基板
Wの下面側の空間を狭小にする。このように基板Wの下
面側空間が狭小になっていて、その狭小な空間が窒素ガ
スによりパージされるので、基板Wの下面側空間に存在
する酸素量が少なくなってウォーターマークの形成が抑
制され、また、乾燥速度が大きくなって乾燥時間が短縮
されることとなる。
【0031】以上の一連の処理が終了して搬送アームに
より基板Wを搬出する時は、図1に示し図4に実線で示
すように、元の通りに支持ピン10を上昇させる。
【0032】この発明に係る基板処理装置は、以上説明
したように構成されているが、この発明の範囲は、上記
説明および図面の内容によって限定されない。すなわ
ち、支持ピン10を昇降させる機構は、図示例のものに
限らず種々の機構を採用し得る。また、上記実施形態で
は、支持ピン10を上下方向へ往復移動させるようにし
ているが、支持ピンの高さ位置を固定し、回転ベース部
材を上下方向へ往復移動させるような構成としてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】請求項1に係る発明の基板処理装置を使
用すると、基板の回転処理中に基板の下面側空間への雰
囲気ガスの巻き込みを無くし、基板の下面側への処理液
の回り込みや基板下面への処理液のミストの付着を防止
することができる。そして、基板の下面に近接可能な上
下移動部材を配設する場合のように、上下移動部材の製
作上の問題や、基板の回転始動時における慣性負荷の増
大、装置構成の複雑化などといった問題が無い。
【0034】請求項2に係る発明の基板処理装置では、
支持ピンの上下方向への移動により、基板の下面と回転
ベース部材との間の間隔を変更することができ、構成が
比較的簡単になる。
【0035】請求項3に係る発明の基板処理装置では、
回転中の基板の下面に吹き付けられたリンス液が回転ベ
ース部材の上面に撥ね返ってくることをなくすことが可
能である。
【0036】請求項4に係る発明の基板処理方法による
と、基板の回転処理中に基板の下面側空間への雰囲気ガ
スの巻き込みを無くし、基板の下面側への処理液の回り
込みや基板下面への処理液のミストの付着を防止するこ
とができる。
【0037】請求項5に係る発明の基板処理方法では、
回転中の基板の下面に吹き付けられたリンス液が回転ベ
ース部材の上面に跳ね返ってくることをなくすことがで
きる。
【0038】請求項6に係る発明の基板処理方法では、
ウォーターマークの形成を抑制し、乾燥速度を大きくし
て乾燥時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の1例である基板処理装置
の一部を示す断面図であって、基板を支持する支持ピン
が上昇した状態を示す図である。
【図2】同じく断面図であって、支持ピンが下降した状
態を示す図である。
【図3】図1および図2に示した基板処理装置の主要部
の構成を概略的に表した部分断面図である。
【図4】図1および図2に示した基板処理装置の構成要
素である回転ベース部材を模式的に表した図である。
【符号の説明】
10 支持ピン 12 回転ベース部材 14 回転支軸 16 モータ 18 回転ベース部材の小孔 20 連接アーム 22 回転内リング部材 24、40 ベアリング 26 昇降外リング部材 28 ナット 30 ボールねじ 32 小ギア 34 大ギア 36 駆動ギア 38 上下移動用モータ 42 リンスノズル 44 管路 46 リンス液供給管 50 ガス吹出し口 52 通路 54 窒素ガス供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 1/40 B05D 1/40 A G03F 7/30 502 G03F 7/30 502 H01L 21/027 H01L 21/30 564C 569C (72)発明者 泉 昭 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 上山 勉 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA25 AA30 GA29 GA31 4D075 AC06 AC64 AC73 AC79 AC84 AC88 AE24 BB65Z CA47 DA08 DB13 DB14 DC22 DC24 DC27 EA06 EA07 EA45 4F042 AA07 AA10 CC04 CC09 EB01 EB09 EB17 EB25 EB28 5F046 JA07 JA09 JA10 JA15 LA02 LA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面側に、その上面と間隔を設けて基板
    を水平姿勢で支持する支持部材を有し、鉛直軸回りに回
    転自在に支持された回転ベース部材と、 この回転ベース部材を回転させる回転手段と、 前記回転ベース部材上に支持された基板に処理液を供給
    する処理液供給手段と、を備えた基板処理装置におい
    て、 前記支持部材を前記回転ベース部材の上面に対して相対
    的に昇降自在に支持し、その支持部材を回転ベース部材
    の上面に対して相対的に上下方向へ往復移動させる上下
    移動手段を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が、同一高さ位置の少なく
    とも3本の支持ピンであり、その各支持ピンが、前記回
    転ベース部材に穿設された各小孔をそれぞれ貫通して上
    下方向へ往復移動する請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ベース部材に、その回転ベース
    部材上に支持されてその上面から離間した状態の基板の
    下面に向かってリンス液を吹き付けるリンスノズルが設
    けられた請求項1または請求項2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 回転ベース部材上に基板を水平姿勢で支
    持して鉛直軸回りに回転させながら処理液を基板の上面
    へ供給して基板を処理する基板処理方法において、 基板上面への処理液の供給時に、基板の下面を前記回転
    ベース部材に近接させて基板の下面側の空間を狭小にす
    ることを特徴とする基板処理方法。
  5. 【請求項5】 基板を処理液で処理した後に基板の上・
    下両面に向かってリンス液を吹き付けて基板をリンス処
    理し、そのリンス処理時に基板の下面を前記回転ベース
    部材から離間させる請求項4記載の基板処理方法。
  6. 【請求項6】 基板をリンス処理した後に基板を高速で
    回転させて基板を乾燥処理し、その乾燥処理時に基板の
    下面を前記回転ベース部材に近接させる請求項5記載の
    基板処理方法。
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