JP2002269843A - 板状記憶媒体の排出装置、板状記憶媒体の供給排出装置、及び、合成樹脂板用画像形成装置 - Google Patents

板状記憶媒体の排出装置、板状記憶媒体の供給排出装置、及び、合成樹脂板用画像形成装置

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JP2002269843A
JP2002269843A JP2001068041A JP2001068041A JP2002269843A JP 2002269843 A JP2002269843 A JP 2002269843A JP 2001068041 A JP2001068041 A JP 2001068041A JP 2001068041 A JP2001068041 A JP 2001068041A JP 2002269843 A JP2002269843 A JP 2002269843A
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JP
Japan
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JP2001068041A
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English (en)
Inventor
Masayuki Saito
正幸 斎藤
Masamune Koyanagi
正宗 小柳
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状記憶媒体を所定の位置に供給したり所定
の位置から排出したりする板状記憶媒体の排出装置にお
いて、板状記憶媒体の排出時間の削減及び装置の長寿命
化を実現することができるようにする。 【解決手段】 第1ロボットアーム13aが光ディスク
Dを受け取り水平に旋回してディスク排出ボックスのデ
ィスクホルダー120の上方へ搬送して停止する。ソレ
ノイド114がONされ解除板112のソレノイド接続
位置が下方に押し下げられると、チャック解除ピン11
1が上昇する。これによって、チャック解除ピンの先端
部でチャック爪110が押し上げられて内向きに湾曲
し、光ディスクの保持が解除され、光ディスクが落下す
る。落下する光ディスクの孔に嵌合する位置に案内軸1
31が設けられており、光ディスクは孔に案内軸が嵌合
した状態で鉛直下方向に案内されながら落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の板
状記憶媒体を所定の位置から排出する板状記憶媒体の排
出装置、該板状記憶媒体を所定の供給位置へ供給し所定
の排出位置から排出する板状記憶媒体の供給排出装置、
及び、該排出装置を有し板状記憶媒体としての合成樹脂
板表面に画像を作像し定着させる合成樹脂板用画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光ディスク(CD、CD−
R、CD−RW、LD、DVD等)など合成樹脂板の表
面に画像を形成する合成樹脂板用画像形成装置が種々提
案されている。
【0003】例えば、特開平5−212857号公報な
どにおいて、電子写真方式によって光ディスクなどの合
成樹脂板に画像を形成する合成樹脂板用画像形成装置が
提案されている。
【0004】この合成樹脂板用画像形成装置は、一時的
に画像を担持する像担持体上に画像を形成するための画
像形成工程と、像担持体上の画像を合成樹脂板上に転写
するための転写工程と、転写した画像を合成樹脂板上に
定着させるための定着工程とを有している。そして、転
写工程では、像担持体上の画像を合成樹脂板表面に正し
く位置決めして転写するため、合成樹脂板の収容部から
合成樹脂板が1枚づつ供給されるようになっている。画
像の転写が行われた合成樹脂板は、次の定着工程で画像
の定着が行われ、定着が終了すると定着終了後の合成樹
脂板を収容する位置へ排出されるようになっている。こ
のような合成樹脂板用画像形成装置においては、供給用
の合成樹脂板を収容している収容部から転写部への合成
樹脂板の供給と、定着終了後の合成樹脂板の排出用の収
容部への排出とをスムースに行うことが望まれるところ
である。
【0005】図9は、本出願人が先に出願した合成樹脂
板用画像形成装置(特願2000−229502)で用
いた合成樹脂板用の供給排出装置と同様の構成の供給排
出装置を示したものである。この装置の供給排出機構に
ついて以下に説明する。
【0006】この供給排出装置は、画像形成前の光ディ
スクDを収容する供給用ディスクホルダー120aと、
画像形成後の光ディスクDを収容する図示しないディス
ク排出ボックスと、第1ディスク供給排出機構13と、
第2ディスク供給排出機構14とを有している。これら
ディスク供給排出機構13、14は、供給用ディスクホ
ルダー120aから光ディスクDを取り出してディスク
を保持搬送する保持テーブル31に供給するとともに、
画像形成後の光ディスクDを保持テーブル31から受け
取ってディスク排出ボックスに排出するものである。
【0007】上記第1ディスク供給排出機構13の第1
ロボットアーム13aは、供給用ディスクホルダー12
0a内に積み重ねられた一番上の光ディスクDを取り出
した後、回転軸13bを中心に半回転する。このように
半回転せしめられた位置で第1ロボットアーム13aに
保持される光ディスクDは、第2ディスク供給排出機構
14のクランプ部14bに一旦受け渡された後、更に第
2ロボットアーム14aに受け渡される。そして、第2
ロボットアーム14aが図中矢印方向に揺動すること
で、この光ディスクDが上記保持テーブル31上に供給
される。
【0008】この供給の後、一連の画像形成プロセスに
よって画像が定着せしめられた光ディスクDは、第1デ
ィスク供給排出機構13及び第2ディスク供給排出機構
14の制御が上記供給時とは逆の順序で実行されること
により、上記排出用ディスクホルダー120bに排出さ
れる。
【0009】図10は、上記の第1ディスク供給排出機
構13として採用可能な更に詳しい機構の説明図であ
る。第1ロボットアーム13aは、光ディスクを供給用
ディスクホルダー120aから取り出し第2ディスク供
給排出機構14へ渡す位置へ搬送する供給用アーム10
1と、画像の定着が終了した光ディスクを第2ディスク
供給排出機構14から受け取り排出用ディスクホルダー
120bへ収容する排出用アーム102とからなってい
る。供給用アーム101と排出用アーム102は共に所
定のタイミングで上下動及び旋回可能に軸支されてい
る。そして、光ディスクの供給時には、供給用アームが
供給用ディスクホルダー120aの上方まで旋回し、ゆ
っくり下降して積載されている光ディスクの最上部の1
枚を保持し、再び上昇した後、旋回して第2ディスク供
給排出機構14へ渡す位置へ光ディスクを搬送する。光
ディスクの排出時には、排出用アーム102が第2ディ
スク供給排出機構14から光ディスクを受け取った後、
旋回して排出用ディスクホルダー120bの上方へ搬送
して停止し、ゆっくり下降して光ディスクをボックス内
に収容する。
【0010】図11は、光ディスクDが、排出用ディス
クホルダー120b上部に搬送されてきてから排出用デ
ィスクホルダー120b内に収容されるまでの排出用ア
ーム102の動作を示した図である。排出用アーム10
2の揺動によって保持している光ディスクDが排出用デ
ィスクホルダー120b上方にくると、揺動を停止する
(図11(b))。次に、回転軸に沿って排出用アーム
102を降下させ、排出用ディスクホルダー120bの
空間領域内の底部近傍まで光ディスクDを保持したまま
搬送する(図11(c))。次に、排出用アーム102
による光ディスクDの保持を解除し、排出用ディスクホ
ルダー120b内に載置する(図11(d))。光ディ
スクDを開放した排出用アーム102は、回転軸に沿っ
て再び上昇し、第2ディスク供給排出機構14から次の
光ディスクDが供給されるのを待つ。次の光ディスクD
が供給されると、上記手順と同様にして排出用ディスク
ホルダー120b内の既に収容されている光ディスクD
の上に重ねるように載置する(図11(e))。このよ
うにして、定着終了後の光ディスクDの排出が行われる
ようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
供給排出装置における合成樹脂板排出のための機構は、
第1ロボットアーム13aを合成樹脂板を保持した状態
で排出用ディスクホルダー120bの底面近くまで降下
させ、合成樹脂板を開放した後再び上昇させる必要があ
った。このため、合成樹脂板を1枚排出するごとに時間
がかかっていた。また、アームの上下方向への往復動作
距離が長いために、装置の劣化が早いという不具合もあ
った。
【0012】尚、排出時間の低減は、排出される物体が
合成樹脂板でなくとも同様に生じる要求である。従っ
て、合成樹脂板のみでなく板状の記憶媒体を所定の位置
に対して供給排出する供給排出装置全てにおいて、排出
時間の短縮、装置の長寿命化が望まれるところである。
【0013】また、排出時間の短縮及び装置の長寿命化
という要求は、板状の記憶媒体を収容位置から供給位置
へ供給する供給手段の有無に関わらず、板状の記憶媒体
を排出位置から排出する排出装置であれば生じるもので
ある。
【0014】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、板状記憶媒体を所定の
位置から排出したりする板状記憶媒体の排出装置におい
て、板状記憶媒体の排出時間の削減及び装置の長寿命化
を実現することができる板状記憶媒体の排出装置を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の板状記憶媒体の排出装置は、貫通した孔
を有する板状の記憶媒体を収容する媒体収容部と、該記
憶媒体の排出を必要とする排出位置から該媒体収容部に
向けて該記憶媒体を排出する媒体排出手段とを有する板
状記憶媒体の排出装置において、上記媒体排出手段を、
上記排出位置から上記媒体収容部の上方に向けて該記憶
媒体を搬送する排出用搬送手段と、該排出用搬送手段に
よって該媒体収容部の上方に搬送されてきた該記憶媒体
を該媒体収容部に向けて落下させる落下手段とから構成
し、該媒体収容部に、立った状態で設けられかつ該記憶
媒体の孔に貫通可能な案内軸を設け、該落下手段によっ
て該記憶媒体を落下させることにより、該案内軸を該記
憶媒体の孔に貫通させた状態で該記憶媒体を媒体収容部
内に収容することを特徴とするものである。
【0016】請求項1の板状記憶媒体の排出装置におい
ては、排出用搬送手段によって媒体収容部の上方に記憶
媒体を搬送し、落下手段によって媒体収容部内に落下さ
せる。落下する記憶媒体の孔に媒体収容部に立った状態
で設けられている案内軸が貫通し、記憶媒体は案内軸に
案内されて媒体収容部内を落下し、底部に到達して収容
が完了する。同様にして板状の記憶媒体がその孔に案内
軸が貫通した状態で順次積載されて収容される。
【0017】また、請求項2の板状記憶媒体の排出装置
は、請求項1の板状記憶媒体の排出装置において、上記
案内軸の上部先端近傍を、先端方向に向かって次第に細
くしたことを特徴とするものである。
【0018】請求項2の板状記憶媒体の排出装置におい
ては、案内軸の先端近傍を先端方向に向かって次第に細
くしているので、細くしていない場合に比して上方から
落下する記憶媒体の孔により確実に案内軸の先端を進入
させることが可能となる。
【0019】請求項3の板状記憶媒体の排出装置は、請
求項1又は2の板状記憶媒体の排出装置において、上記
案内軸の外径を、収容する可能性のある記憶媒体に設け
られている孔のうち、最も内径の小さい孔に貫通可能と
なる大きさに構成したことを特徴とするものである。
【0020】請求項3の板状記憶媒体の排出装置におい
ては、孔の内径の異なる複数の記憶媒体のうち内径の最
も小さい孔でも案内軸を貫通可能にし、孔の内径の異な
る多種類の記憶媒体を同一の媒体収容部内に収容可能に
する。
【0021】請求項4の板状記憶媒体の排出装置は、請
求項1,2又は3の板状記憶媒体の排出装置において、
上記案内軸の上記媒体収容部内での位置を決める位置決
め部材を設けたことを特徴とするものである。
【0022】請求項4の板状記憶媒体の排出装置におい
ては、記憶媒体の孔に貫通させる案内軸の位置を位置決
め部材によって正確に設定する。これによって、記憶媒
体の孔に案内軸が確実に貫通するようにする。
【0023】請求項5の板状記憶媒体の供給排出装置
は、貫通した孔を有する板状の記憶媒体を収容する第一
及び第二の媒体収容部と、該第一の媒体収容部内の記憶
媒体の孔を把持することにより該記憶媒体を保持する保
持手段を有し、該保持手段で保持した記憶媒体を該記憶
媒体の供給を必要とする供給位置へ向けて供給する媒体
供給手段と、該記憶媒体の排出を必要とする排出位置か
ら該第二の媒体収容部に向けて該記憶媒体を排出する媒
体排出手段とを有する板状記憶媒体の供給排出装置にお
いて、上記第二の媒体収容部と上記媒体排出手段とから
なる板状記憶媒体の排出装置として、請求項1,2,3
又は4の板状記憶媒体の排出装置を用い、かつ、上記案
内軸を上記第二の媒体収容部に対して着脱可能に構成し
たことを特徴とするものである。ここで、孔を把持する
とは、孔の縁の一部を摘んで保持する、孔の内側に圧接
させて保持する、孔の縁を下方から支持する等、孔の近
傍に外力を及ぼして記憶媒体を保持することをいうもの
とする。
【0024】請求項5の板状記憶媒体の供給排出装置に
おいては、媒体排出手段によって排出位置から排出した
記憶媒体を収容するための第二の媒体収容部には案内軸
を設けておき、記憶媒体の孔に案内軸を貫通させて収容
する。一方、媒体供給手段によって供給位置へ供給する
ための記憶媒体を収容する第一の媒体収容部は、第二の
媒体収容部から案内軸を取り外した構造とし、内部に収
容されている記憶媒体の孔を保持部材で保持できるよう
にする。これによって、第一と第二の媒体収容部を同一
の規格で形成できるようにし、案内軸の着脱によって兼
用できるようにする。
【0025】請求項6の合成樹脂板用画像形成装置は、
像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、
貫通した孔を有する板状の記憶媒体である合成樹脂板に
像担持体上のトナー像を転写する転写手段と、転写手段
で転写された該合成樹脂板上のトナー像を定着する定着
手段と、合成樹脂板を装置内の供給位置に供給し排出位
置から媒体収容部へ排出する供給排出装置とを備えた合
成樹脂板用画像形成装置において、上記供給排出装置に
おける、上記排出位置から上記媒体収容部への排出装置
として、請求項1,2,3又は4の板状記憶媒体の排出
装置を用いるか、又は、上記供給排出装置として請求項
5の板状記憶媒体の供給排出装置を用いることを特徴と
するものである。
【0026】請求項6の合成樹脂板用画像形成装置にお
いては、画像の転写工程への合成樹脂板の供給及び定着
工程終了後の合成樹脂板の排出を行うための供給排出装
置のうちの排出装置として請求項1,2,3又は4の排
出装置を用いるか、又は、請求項5の供給排出装置を用
いる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、合成樹脂板表面
に画像を形成する合成樹脂板用画像形成装置としての電
子写真プリンタ(以下、「プリンタ」という。)に適用
した一実施形態について説明する。
【0028】まず、本実施形態に係るプリンタ全体の構
成及び動作について説明する。図1は、本実施形態に係
るプリンタ全体の概略構成図である。このプリンタは、
このプリンタに接続された図示しないコンピュータから
の画像情報に基づいて、板状記憶媒体としての光ディス
クD上に画像を作像するトナー像形成手段及び転写手段
としての作像部1と、この作像部1で作像された画像を
光ディスクDに定着する定着手段としての定着ユニット
8と、画像形成前の光ディスクD及び画像形成後の光デ
ィスクDを収容し、後述するディスク搬送部への光ディ
スクの供給とディスク搬送部からの光ディスクの排出と
を行う供給排出部10と、この供給排出部10からの画
像形成前の光ディスクDを搬送し、画像形成後の光ディ
スクDを再び供給排出部10まで搬送するディスク搬送
部20と、各部を制御する制御手段としての制御部30
とから主に構成されている。
【0029】上記作像部1は、潜像担持体としての感光
体ベルト2の周囲に、感光体ベルト2表面を一様帯電す
る一様帯電手段としての帯電チャージャ3と、感光体ベ
ルト2上に潜像を形成する潜像形成手段としての光書込
装置4と、顕像化物質としてのシアン(以下、「C」と
省略する。)、マゼンタ(以下、「M」と省略す
る。)、イエロー(以下、「Y」と省略する。)、ブラ
ック(以下、「Bk」と省略する。)の各色現像剤によ
り上記潜像をそれぞれ現像する現像手段としての4つの
現像器5C,5M,5Y,5Bkと、感光体ベルト2上
に形成された各色トナー像が1次転写される像担持体と
しての中間転写体である中間転写ドラム6とを有する。
また、この作像部1には、上記中間転写ドラム6上のト
ナー像を光ディスクD上に2次転写するために光ディス
クDに電荷を付与する電荷付与手段としての2次転写チ
ャージャ7a,7bが設けられている。
【0030】フルカラー画像を形成する場合、上記コン
ピュータからのプリント信号を受けると、まず、感光体
ベルト2が図中矢印Aの方向に回転し、帯電チャージャ
3がコロナ放電を開始する。これにより、感光体ベルト
2の表面は、負電荷で所定電位に一様に帯電される。ま
た、中間転写ドラム6は、感光体ベルト2に対して等速
で、図中矢印Bの方向に回転する。そして、まず、光書
込装置4からC画像データに基づくレーザ光Lが発射さ
れ、感光体ベルト2上にC静電潜像が形成される。
【0031】このようにして書き込まれたC静電潜像
は、シアン現像器5C内で負帯電されたC現像剤により
現像され、感光体ベルト2上にCトナー像が形成され
る。このCトナー像は、上記中間転写ドラム6と対向す
る1次転写位置において中間転写ドラム6上に1次転写
される。この1次転写位置では、上記Cトナー像が搬送
されるタイミングに合わせて所定の1次転写電界が形成
され、感光体ベルト2上のCトナー像は、1次転写電界
を受けて中間転写ドラム6へ静電的に移動する。また、
1次転写後の感光体ベルト2の表面は、図示しない所定
の感光体クリーニング手段によりクリーニングされる。
【0032】また、上記Cトナー像の1次転写工程と並
行して、上記感光体ベルト2上には上記光書込装置4に
より次のM静電潜像が形成される。このM静電潜像は、
マゼンタ現像器5Mにより上記C静電潜像の現像と同様
にして現像される。これにより感光体ベルト2上に形成
されたMトナー像は、上記1次転写位置において、中間
転写ドラム6上に既に1次転写されたCトナー像に重な
り合うように所定のタイミングで、中間転写ドラム6上
に1次転写される。以下、同様にして、Y及びBkトナ
ー像についても、中間転写ドラム6上に順次重ね合わせ
て1次転写される。以上のように、感光体ベルト2上の
各色トナー像を1次転写することで、中間転写ドラム6
上には、各色トナー像が重なり合った4色重ねトナー像
が形成される。
【0033】尚、上記光書込装置4による書込タイミン
グや、現像バイアスの印加タイミング等の作像部1内の
制御は、上記制御部30により図示しないプリンタコン
トローラを介して行われる。また、以上は、フルカラー
画像を形成する場合について説明したが、Bkのみ用い
たモノクロ画像を形成したり、他の1色あるいは任意の
2色又は3色からなる画像を形成したりすることも可能
である。
【0034】上記供給排出部10は、画像形成前の光デ
ィスクDを収容する第一の媒体収容部としての供給用デ
ィスクホルダー120aを収容するディスク供給ボック
ス11と、画像形成後の光ディスクDを収容する第二の
媒体収容部としての排出用ディスクホルダー120bを
収容するディスク排出ボックス(図示せず)と、第1デ
ィスク供給収容機構13及び第2ディスク供給収容機構
14とを有する。これらディスク供給収容機構13,1
4は、供給用ディスクホルダー120aから光ディスク
Dを取り出して上記ディスク搬送部20に供給するとと
もに、ディスク搬送部20により搬送されてきた画像形
成後の光ディスクDをディスク搬送部から取り出して排
出用ディスクホルダー120bに収容する。第2ディス
ク供給収容機構14によりディスク搬送部20に光ディ
スクDが供給される位置又はディスク搬送部20から光
ディスクDを取り出す位置(以下、この位置を「供給収
容位置」という。)が、上記定着ユニット8による定着
が行われる定着位置及び作像位置としての2次転写位置
と同一線上に位置するように配置されている。
【0035】上記供給用ディスクホルダー120a内で
積み重ねられた一番上の光ディスクDは、上記第1ディ
スク供給収容機構13の第1ロボットアーム13aに保
持され、第1ロボットアームは回転軸13bを中心に半
回転する。その位置で、第1ロボットアーム13aに保
持された光ディスクDは、上記第2ディスク供給収容機
構14の第2ロボットアーム14aに受け渡される。そ
して、第2ロボットアーム14aが図1中矢印Cの方向
に回動することで、その光ディスクDは、上記ディスク
搬送部20にセットされる。
【0036】上記ディスク搬送部20は、光ディスクD
を保持する保持手段としての保持テーブル21が設けら
れている。この保持テーブル21の保持面には、圧力ス
イッチ22を介してエアポンプ23に接続された吸引孔
21aが形成されている。保持テーブル21に供給され
た光ディスクDは、エアポンプ23からのエア吸引によ
り、その記録面が上記保持面上に吸着し、その保護層面
が露出した状態で垂直に保持される。以下、保持テーブ
ル21上に保持されたときに露出した面を上面という。
また、上記ディスク搬送部20は、上記保持テーブル2
1が固定された搬送ベルト24(図2(a)参照)と、
搬送ベルト上の保持テーブル21が図中上下方向に往復
移動するように搬送ベルト24を駆動する図示しないベ
ルト駆動機構とを有する。上記搬送ベルト24は、図中
下方に位置する固定ローラ24aを中心として全体が回
動可能に構成されており、上記保持テーブル21が図中
最も上方の位置にあるときをホームポジションとしてい
る。また、ディスク搬送部20は、揺動支点25を中心
として図中矢印Gの方向に揺動し、二点鎖線で示す退避
位置まで揺動するように構成されている。
【0037】図2(a)及び(b)は、上記ディスク搬
送部20による光ディスクDの搬送動作を示す説明図で
ある。搬送ベルト24は、図示しない移動機構により、
図中上側の移動ローラ24b側が、図中下側の固定ロー
ラ24aを中心に、図2(a)の実線で示す往路位置
と、図2(b)の実線で示す復路位置との間で揺動す
る。上記第2ディスク供給収容機構14により保持テー
ブル21に光ディスクDがセットされると、搬送ベルト
24は往路位置に位置決めされる。そして、上記保持テ
ーブル21は、画像形成前の光ディスクDを保持した状
態で、搬送ベルト24の駆動により、上記固定ローラ2
4aに向かって図中矢印Eの方向に移動する。このと
き、上記光ディスクDは、上記定着位置及び上記2次転
写位置を通過しない経路、すなわち、その上面が定着ユ
ニット8に設けられたヒートローラ8a及び中間転写ド
ラム6と近接又は接触しない経路を通って搬送される。
【0038】このようにして保持テーブル21が固定ロ
ーラ24a側に搬送されると、上記搬送ベルト24は、
上記移動機構により固定ローラ24aを中心に揺動し、
図2(b)の実線に示す復路位置に位置決めされる。そ
して、保持テーブル21は、搬送ベルト24に沿って往
路時とは逆方向の図中矢印Fの方向に移動する。この移
動の際、保持テーブル21に保持された光ディスクDの
上面は、2次転写位置で中間転写ドラム6と近接又は接
触し、定着位置で定着ユニット8のヒートローラ8aに
近接又は接触するような経路を通る。搬送ベルト24が
復路位置に位置決めされた後、保持テーブル21上の光
ディスクDは、その上面が表裏判別手段としての表裏判
別装置40と対向するように位置する。この位置におい
て、光ディスクDは、表裏判別装置40により、画像形
成面となる保護層面が上面となっているか否かが判別さ
れる。
【0039】上記表裏判別装置40による検出結果に基
づいて、光ディスクDの保護層面が上面にある(正常)
と判断された場合、上記制御部30は、上記2次転写位
置に中間転写ドラム6上の4色重ねトナー像の先端が到
達するタイミングに合わせて、上記保持テーブル21を
移動させ、その光ディスクDを搬送する。この保持テー
ブル21に保持された光ディスクDは、2次転写位置に
対してディスク搬送方向上流側と下流側のそれぞれに配
置された2つの2次転写チャージャ7a,7bにより、
その上面となっている保護層面が正極性に帯電される。
これにより、2次転写位置において、光ディスクDと中
間転写ドラム6との間に所定の2次転写電界が形成され
る。そして、中間転写ドラム6上の4色重ねトナー像
は、この2次転写電界を受けて光ディスクDの保護層面
に静電的に移動し、一括して2次転写される。
【0040】このようにして4色重ねトナー像が付着し
た光ディスクDは、上記保持テーブル21に保持された
まま、上記定着ユニット8に設けられたヒートローラ8
aと対向する定着位置に搬送される。この定着位置で
は、ヒートローラ8aが光ディスクDの保護層面に接触
し、保護層面上の4色重ねトナー像を加圧、加熱して光
ディスクD上に定着する。定着後の光ディスクDは、上
記保持テーブル21に保持されたまま、ホームポジショ
ンまで移動する。そして、第2ディスク供給収容機構1
4及び第1ディスク供給収容機構13の制御が上記供給
時とは逆の順序で実行されることにより、排出用ディス
クホルダー120bの上方の位置まで搬送される。
【0041】そして、本実施形態においては、光ディス
クDの排出用ディスクホルダー120b内への収容動作
をす速く行うことができるよう排出装置を設けている。
図3(a)は、光ディスクDを排出用ディスクホルダー
120bに収容するときに第1ディスク供給収容機構1
3に用いる第1ロボットアーム13a先端のディスク保
持部の部分拡大図である。このディスク保持部は、第1
ロボットアーム13a先端の下面に固着されたチャック
爪110と、このチャック爪110と同心状で第1ロボ
ットアーム13aを貫通する軸111bを有するチャッ
ク解除ピン111と、解除ピン111の軸111bのう
ち第1ロボットアーム13a上部に固設された解除板1
12とを有している。
【0042】上記チャック爪110は、先端が解除ピン
111の軸心方向へ向かって湾曲した弾性体からなり、
外力がかからないときには先端よりやや中央部側が光デ
ィスクDの孔の内径より僅かに大径となっている。
【0043】上記チャック解除ピン111は、先端にチ
ャック爪110に下側から当接又はやや間隙を有して対
向する光ディスクDの孔の内径よりやや小さい外径の先
端部111aを有している。また、チャック解除ピン1
11の軸111bは、第1ロボットアーム13aに貫通
した状態で設けられ第1ロボットアーム13aに対して
上下動可能となっている。解除板112は、図3(b)
に示すように、長手方向中央部に第1ロボットアーム1
3aとの間隙を保つためのイモビス113が設けられ、
イモビス113が設けられている位置から解除ピン11
1が固設されている側とは反対側にはソレノイド114
が接続されている。また、このソレノイドは本体側に固
設されており、ソレノイドをONすると、解除板112
はソレノイド接続部が下方に押されイモビス113が設
けられている位置を支点としてチャック解除ピン固設側
が上昇する。
【0044】第1ロボットアーム13aが光ディスクD
を保持しているとき、チャック爪110が光ディスクD
の孔の内面に圧接して光ディスクDを保持している。第
1ロボットアーム13aから光ディスクDを開放すると
き、ソレノイドをONし、チャック解除ピン111を上
昇させる。これに同期して、チャック解除ピン111の
先端部も上昇してチャック爪110を押し上げると、チ
ャック爪110が内向きに湾曲させられ、孔の内面に対
する当接圧が低下して、第1ロボットアーム13aによ
る光ディスクDの保持が解除される。これによって、光
ディスクDは、重力方向へ落下する。そして、これが、
光ディスクDを排出用ディスクホルダー120b内に向
けて落下させる落下手段となっている。
【0045】図4は、光ディスクDを収容するための排
出用ディスクホルダー120bと、排出用ディスクホル
ダー120b内に設ける案内軸ユニット130とを示し
た斜視図である。案内軸ユニット130は、光ディスク
Dの孔の内径(φ15mm)より小さい外径(φ14.
5mm)を有し、先端方向に向かって次第に細くなって
いる先端テーパ形状の案内軸131と、案内軸131を
垂直に支持する位置決め部材としての支持板132と、
支持板上面に案内軸131が支持されている位置の周輪
部のみに設けられたゴムブレード133とからなってい
【0046】図5は、排出用ディスクホルダー120b
と案内軸ユニット130とを、底面側から見た斜視図で
ある。排出用ディスクホルダー120bには、把手12
0aが設けられている。また、案内軸ユニット130の
支持板外径は、排出用ディスクホルダー120b内部の
底面部と同径にしている。
【0047】図6は、案内軸ユニット130を排出用デ
ィスクホルダー120b内に装着した図である。支持板
132が排出用ディスクホルダー120b内の底面に装
着されると、支持板132が排出用ディスクホルダー1
20b内に固定される。支持板中央に設けられた突起1
32aに案内軸131が嵌合され、これによって案内軸
131が排出用ディスクホルダー120b内で正しく位
置決めされると共に鉛直上方に向けて支持される。ま
た、支持板132の案内軸周輪部は、円盤状のゴムブレ
ード133で被覆されている。
【0048】上記構成によって、画像の定着が終了した
光ディスクDを第2ディスク供給排出機構14から受け
取り排出用ディスクホルダー120bに収容する方法を
説明する。第1ロボットアーム13aが第2ロボットア
ーム14aから光ディスクDを受け取り水平に旋回して
排出用ディスクホルダー120bの上方へ搬送して停止
するまでの制御は、ディスク供給時とは逆の順序で行わ
れる。そして、光ディスクDを排出用ディスクホルダー
120上方まで搬送した第1ロボットアーム13aは、
保持している光ディスクDを案内軸上端のやや上方の位
置に搬送するまで下降し、停止する。これらによって排
出用搬送手段が構成されている。そして、本実施例にお
いては、ソレノイド114がONされて解除板112の
ソレノイド接続位置が下方に押し下げられると、チャッ
ク解除ピン固設側が上昇してチャック解除ピン111が
上昇する。これによって、チャック解除ピン111の先
端部でチャック爪110が押し上げられて内向きに湾曲
し、光ディスクDの保持が解除され、光ディスクDが落
下する。
【0049】図7は、排出用ディスクホルダー120b
内を光ディスクDが落下していく様子を示した図であ
る。図に示すように、落下する光ディスクDの孔に嵌合
する位置に案内軸131が設けられており、光ディスク
Dは孔に案内軸131が嵌合した状態で鉛直下方向に案
内されながら落下する。
【0050】図8は、排出用ディスクホルダー120b
底面に光ディスクDが到達した状態を示した図である。
支持板132の上部に設けた円盤状のゴムブレード13
3に、光ディスクDのスタッカリングd1が初めに衝突
し、ゴムの弾性によって落下の衝撃が弱められる。これ
によって、空の状態の排出用ディスクホルダー120b
に最初に落下する光ディスクDが、底面に衝突する衝撃
によって傷つくことを防止することができる。
【0051】以上の構成のようにして、光ディスクDの
排出用ディスクホルダー120bへの収容機構を構成す
ると、光ディスクDを第1ロボットアーム13aに保持
した状態のまま排出用ディスクホルダー120bの底ま
で降下させる必要がなくなる。従って、光ディスクDの
収容時間を短縮することができる。また、案内軸131
で光ディスクDの落下経路を鉛直方向真下に案内するの
で、落下時に光ディスクDが裏返ったり、排出用ディス
クホルダー120b内で散乱したりすることもない。本
実施形態においては、案内軸131の外径を光ディスク
Dの孔の内径φ15mmに対して僅かに狭いφ14.5
mmに設定し、案内軸131の孔の間の隙間を管理して
いるので、案内軸131に案内されて落下する光ディス
クDが傾くことなく略水平の向きを維持しながら落下す
る。従って、既に排出用ディスクホルダー120bに収
容されている下側の光ディスクDに、上方から落下して
くる光ディスクDの外周面の角が衝突して下側の光ディ
スクDを傷つけてしまうことがないようにしている。ま
た、第1ロボットアーム13aを案内軸上端近傍まで降
下させればよいので、光ディスクDを1枚収容するごと
に、第1ロボットアーム13aを排出用ディスクホルダ
ー120b底近く又は収容されている光ディスクDの最
上部近くまで降下させる必要がなくなり、第1ロボット
アーム13aの駆動機構の劣化を遅らせることができ
る。また、案内軸131の先端近傍を先端方向に向かっ
て次第に細くしているので、細くしていない場合に比し
て上方から落下する光ディスクDの孔に、より確実に案
内軸先端を進入させることができ、案内軸131を用い
た光ディスクDの収容がより確実にできる。また、支持
板132によって、案内軸131の排出用ディスクホル
ダー120b内での位置を正確に位置決めしているの
で、第1ロボットアーム13aから落下する光ディスク
Dの孔に案内軸131が確実に貫通させることができ
る。また支持板132を設けることによって、排出用デ
ィスクホルダー120b内部の空間の形状に関わらず、
所望の位置に光ディスクDを積み重ねて収容させること
が可能となる。
【0052】更に、本実施形態においては、案内軸ユニ
ット130が排出用ディスクホルダー120bから取り
出し可能となっている。そして、案内軸ユニット130
が内部に設けられている状態のディスクホルダーは、排
出用ディスクホルダー120bに用いる。また、案内軸
ユニット130を取り出した状態のディスクホルダー
は、これから画像のプリントを行う供給用の光ディスク
Dを収容するための供給用ディスクホルダー120aに
用いる。これによって、ディスクホルダーの形状を排出
用と供給用とで共通にすることができ、形状を変えるの
に比して低コスト化に役立つという優れた効果がある。
【0053】尚、以上の実施形態においては、板状記憶
媒体が同一形状の光ディスクD1種類のみの場合につい
て説明したが、形状の異なる複数種類の板状記憶媒体へ
の画像形成が可能なプリンタにおいて、排出用ディスク
ホルダー120b及び案内軸ユニット130を記憶媒体
の種類ごとに変えずに、1種類を共通して利用すること
も可能である。この場合、複数の板状記憶媒体の異なる
内径の孔のうち、内径の最も小さい孔でも貫通可能な大
きさに案内軸131を形成する。これによって、孔の内
径の異なる多種類の記憶媒体を同一のディスクホルダー
内に収容可能することができる。従って、内径の異なる
複数種類の記憶媒体に画像を形成するときでも、記憶媒
体の形状ごとにディスクホルダーや案内軸ユニット13
0を準備する必要がなく、1種類のディスクホルダー内
に収容することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の板状記憶媒体の排出装置によ
れば、記憶媒体を媒体収容部の上方から落下させること
で収容することができるので、記憶媒体をアームなどの
保持部材に保持した状態で媒体収容部内を降下させる必
要がなく、保持部材に保持したまま降下させるのに比し
て収容時間が短縮できるという優れた効果がある。ま
た、案内軸で落下経路を案内するので、落下時に記憶媒
体が裏返ったり、媒体収容部内で散乱したりすることも
ない。また、保持部材の上下方向への往復動作距離が短
くなるので、排出装置の劣化を遅らせることができると
いう優れた効果もある。また、記憶媒体の孔の大きさ、
形状等に応じて案内軸の径、断面形状等の設定を行うこ
とによって、記憶媒体の落下時の傾きを抑えることがで
き、下に収容されている記憶媒体を落下する記憶媒体の
角で傷つけることも防止できる。
【0055】請求項2の板状記憶媒体の排出装置によれ
ば、記憶媒体の孔により確実に案内軸の先端を進入させ
ることができるので、案内軸を用いた記憶媒体の収容を
より確実に行うことができるという優れた効果がある。
【0056】請求項3の板状記憶媒体の排出装置によれ
ば、孔の内径の異なる多種類の記憶媒体を同一の媒体収
容部内に収容できるので、1つの媒体収容部で多種類の
記憶媒体を収容できるという優れた効果がある。
【0057】請求項4の板状記憶媒体の排出装置によれ
ば、位置決め部材によって記憶媒体の孔に案内軸が確実
に貫通するようにでき、記憶媒体の収容がスムースにで
きるようになるという優れた効果がある。また、案内軸
の位置を位置決め部材によって所望の位置に設けること
によって、媒体収容部内部空間の形状に関わらず所望の
位置に記憶媒体を収容できるという優れた効果がある。
【0058】請求項5の板状記憶媒体の供給排出装置に
よれば、同じ形状の媒体収容部を排出用と供給用とのど
ちらにも使用できるので、第一及び第二の媒体収容部と
なる筺体を同じ規格で大量生産することができ、それぞ
れ異なる形状の媒体収容部を準備するのに比して部品コ
ストが削減できるという優れた効果がある。
【0059】請求項6の合成樹脂板用画像形成装置によ
れば、合成樹脂板の排出時間を短縮できると共に、排出
した合成樹脂板が媒体収容部内への落下時に裏返った
り、媒体収容部内で散乱したりすることもないという優
れた効果がある。また、合成樹脂板用画像形成装置に用
いる排出装置の劣化を遅らせることができるという優れ
た効果がある。また特に、1つの媒体収容部を排出用と
供給用とに兼用できる請求項5の発明に従属する態様に
おいては、媒体収容部を排出用と供給用の2種類準備す
る場合に比して低コスト化できるという優れた効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るプリンタ全体の概略構成図。
【図2】(a)及び(b)は、ディスク搬送部による光
ディスクDの搬送動作を示す説明図。
【図3】(a)は、第1ディスク供給収容機構に用いる
ディスク保持部の部分拡大図。(b)は、解除板に設け
たイモビスの説明図。
【図4】本実施形態にかかるディスクホルダーと案内軸
ユニットとを示した斜視図。
【図5】同、ディスクホルダーと案内軸ユニットとを底
面側から見た斜視図。
【図6】案内軸ユニットのディスクホルダー内への装着
状態の説明図。
【図7】本発明にかかるディスクホルダー内を光ディス
クが落下していく様子を示した図。
【図8】本発明にかかるディスクホルダーの底面に光デ
ィスクが到達した状態を示した図。
【図9】従来提案されていたものと同様の構成の供給排
出装置の説明図。
【図10】従来技術にかかる第1ディスク供給排出機構
の更に詳しい説明図。
【図11】(a)〜(e)は、従来技術にかかる排出用
アームの動作の説明図。
【符号の説明】
1 画像形成部 2 感光体ベルト 6 中間転写ドラム 7a,7b 2次転写チャージャ 8 定着ユニット 8a 定着ローラ 10 供給排出部 13 第1ディスク供給排出機構 13a 第1ロボットアーム 14 第2ディスク供給排出機構 20 ディスク搬送部 21 保持テーブル 24 搬送ベルト 30 制御部 110 チャック爪 111 チャック解除ピン 112 解除板 114 ソレノイド 120a 供給用ディスクホルダー 120b 排出用ディスクホルダー 130 案内軸ユニット 131 案内軸 132 支持板 133 ゴムブレード D 光ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通した孔を有する板状の記憶媒体を収容
    する媒体収容部と、該記憶媒体の排出を必要とする排出
    位置から該媒体収容部に向けて該記憶媒体を排出する媒
    体排出手段とを有する板状記憶媒体の排出装置におい
    て、 上記媒体排出手段を、上記排出位置から上記媒体収容部
    の上方に向けて該記憶媒体を搬送する排出用搬送手段
    と、該排出用搬送手段によって該媒体収容部の上方に搬
    送されてきた該記憶媒体を該媒体収容部に向けて落下さ
    せる落下手段とから構成し、該媒体収容部に、立った状
    態で設けられかつ該記憶媒体の孔に貫通可能な案内軸を
    設け、該落下手段によって該記憶媒体を落下させること
    により、該案内軸を該記憶媒体の孔に貫通させた状態で
    該記憶媒体を媒体収容部内に収容することを特徴とする
    板状記憶媒体の排出装置。
  2. 【請求項2】請求項1の板状記憶媒体の排出装置におい
    て、 上記案内軸の上部先端近傍を、先端方向に向かって次第
    に細くしたことを特徴とする板状記憶媒体の排出装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の板状記憶媒体の排出装置
    において、 上記案内軸の外径を、収容する可能性のある記憶媒体に
    設けられている孔のうち、最も内径の小さい孔に貫通可
    能となる大きさに構成したことを特徴とする板状記憶媒
    体の排出装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3の板状記憶媒体の排出
    装置において、 上記案内軸の上記媒体収容部内での位置を決める位置決
    め部材を設けたことを特徴とする板状記憶媒体の排出装
    置。
  5. 【請求項5】貫通した孔を有する板状の記憶媒体を収容
    する第一及び第二の媒体収容部と、該第一の媒体収容部
    内の記憶媒体の孔を把持することにより該記憶媒体を保
    持する保持手段を有し、該保持手段で保持した記憶媒体
    を該記憶媒体の供給を必要とする供給位置へ向けて供給
    する媒体供給手段と、該記憶媒体の排出を必要とする排
    出位置から該第二の媒体収容部に向けて該記憶媒体を排
    出する媒体排出手段とを有する板状記憶媒体の供給排出
    装置において、 上記第二の媒体収容部と上記媒体排出手段とからなる板
    状記憶媒体の排出装置として、請求項1,2,3又は4
    の板状記憶媒体の排出装置を用い、かつ、上記案内軸を
    上記第二の媒体収容部に対して着脱可能に構成したこと
    を特徴とする板状記憶媒体の供給排出装置。
  6. 【請求項6】像担持体上にトナー像を形成するトナー像
    形成手段と、貫通した孔を有する板状の記憶媒体である
    合成樹脂板に像担持体上のトナー像を転写する転写手段
    と、転写手段で転写された該合成樹脂板上のトナー像を
    定着する定着手段と、合成樹脂板を装置内の供給位置に
    供給し排出位置から媒体収容部へ排出する供給排出装置
    とを備えた合成樹脂板用画像形成装置において、 上記供給排出装置における、上記排出位置から上記媒体
    収容部への排出装置として、請求項1,2,3又は4の
    板状記憶媒体の排出装置を用いるか、又は、上記供給排
    出装置として請求項5の板状記憶媒体の供給排出装置を
    用いることを特徴とする合成樹脂板用画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7237857B2 (en) 2003-05-09 2007-07-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus capable of printing disc and disc-printing unit for the image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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