JP2002269353A - 銀行取引方法 - Google Patents

銀行取引方法

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JP2002269353A
JP2002269353A JP2001071949A JP2001071949A JP2002269353A JP 2002269353 A JP2002269353 A JP 2002269353A JP 2001071949 A JP2001071949 A JP 2001071949A JP 2001071949 A JP2001071949 A JP 2001071949A JP 2002269353 A JP2002269353 A JP 2002269353A
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account
customer
bank
transaction
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JP2001071949A
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English (en)
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Toyoki Taniguchi
豊樹 谷口
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Ogaki Kyoritsu Bank
Original Assignee
Ogaki Kyoritsu Bank
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀行で口座を保有する顧客の利便性を図り、
柔軟な銀行取引を実現することができる銀行取引方法を
提供することにある。 【解決手段】 店舗11と銀行12を電話回線13で接
続する。そして、前記店舗11にあるカードリーダ15
に顧客の保有するキャッシュカードCDの記録情報T1
を読み取らせ、ホストコンピュータ17は前記記録情報
T1からテレホンバンキングシステム10で一時的に利
用可能な第1の口座(仮想取引口座)を特定する。ま
た、ホストコンピュータ17は、当該第1の口座に対応
する顧客情報から顧客が保有する全ての保有口座を抽出
すると共に、当該保有口座からテレホンバンキングシス
テム10で一時的に利用可能な他の口座(仮想取引口
座)を特定する。そして、顧客は特定された仮想取引口
座を使用し、テレホンバンキングによって銀行取引を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信手段を
介して得られる情報に基づき所定の銀行取引をコンピュ
ータによって処理する銀行取引方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀行では、振込、振替などの様
々な銀行取引が行われている。そして、銀行には、これ
らの銀行取引を一般業務(窓口業務)として処理するた
めに行員が操作する店舗用端末が多数導入されており、
各端末は銀行の本店などに設置されたホストコンピュー
タとオンライン接続されている。また、銀行では、前記
銀行取引を一般業務(窓口業務)として行うだけではな
く、店舗内や店舗外に現金自動預払機(以下、「AT
M」という。)を設置して顧客の利便性を図っている。
ところが、前記店舗用端末が設置された店舗の出店や前
記ATMが備えられた店舗外キャッシュコーナなどの設
置においては銀行側が多大な費用を負担する必要があっ
た。
【0003】そのため、近時では、低コストの出店形態
を実現するために、電話回線やインターネットなどの通
信手段を利用した銀行取引システム(所謂、「テレホン
バンキング」、「インターネットバンキング」)を導入
した店舗の出店が検討されている。なお、前記テレホン
バンキングとは、顧客からの電話による処理依頼に基づ
き、各種照会(例えば、残高照会)、振込、振替などの
銀行取引を行うことができるシステムである。そして、
このようなテレホンバンキングの利用ができる店舗を出
店することで、前記店舗用端末やATMを設置すること
なく顧客の利便性を図ると共に低コスト化を実現した店
舗の出店を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、テレ
ホンバンキングなどの銀行取引システムは、その利用に
際して予め銀行に会員登録しておく必要があり、非会員
の顧客は銀行に口座を保有していながらテレホンバンキ
ングを利用して銀行取引を行うことができなかった。ま
た、通常テレホンバンキングでは、会員登録の際に顧客
がテレホンバンキングで利用する口座を予め登録してお
く必要があり、未登録の口座を利用して銀行取引を行う
ことができず銀行取引システムとしては柔軟性に欠けて
いた。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、銀行で口座を保有する顧客の利便性を図り、柔軟な
銀行取引を実現することができる銀行取引方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、所定の通信手段を介し
て得られる情報に基づき所定の銀行取引をコンピュータ
によって処理する銀行取引方法において、サーバが、顧
客の保有する情報記録媒体から情報読取手段で読み出し
た記録情報を前記通信手段を介して受信し、前記記録情
報に対応する前記顧客の口座を特定する第1の口座特定
ステップと、サーバが、前記第1の口座特定ステップで
特定した前記口座に対応する顧客情報に基づき前記顧客
が取引可能銀行で保有する他の口座を特定する第2の口
座特定ステップと、サーバが、前記第1,第2の口座特
定ステップで特定した前記各口座を銀行取引処理の対象
となる仮想取引口座として記憶する仮想取引口座記憶ス
テップと、サーバが、前記顧客からの処理依頼情報を前
記通信手段を介して受信し、前記処理依頼情報に基づき
前記仮想取引口座を使用して前記銀行取引処理を実行す
る処理実行ステップとを備えたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の銀行取引方法において、前記処理実行ステップでは、
前記顧客がサーバに送信した認証のための特定情報と、
前記第1の口座特定ステップで特定した前記口座に対し
固有に付与されている特定情報とが一致した場合に前記
銀行取引処理を実行することを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の銀行取引方法において、前記第2の口座
特定ステップでは、前記顧客が前記銀行で保有する全て
の口座のうち前記第1の口座特定ステップで特定した前
記口座と所定の条件が一致する口座が存在する場合に当
該口座を他の口座として特定することを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のうちいずれか一項に記載の銀行取引方法におい
て、前記処理依頼情報には、前記通信手段を介して前記
顧客がサーバに送信した仮想取引口座指定情報が少なく
とも含まれており、前記処理実行ステップでは、前記顧
客が送信した前記仮想取引口座指定情報に一致する前記
仮想取引口座を使用して前記銀行取引処理を実行するこ
とを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のうちいずれか一項に記載の銀行取引方法におい
て、前記銀行取引処理の終了後、サーバが、前記仮想口
座記憶ステップで記憶した前記仮想取引口座を前記銀行
取引処理の対象から解除する仮想取引口座解除ステップ
をさらに備えたことを要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項5のうちいずれか一項に記載の銀行取引方法におい
て、前記銀行取引処理の終了後、サーバが、前記通信手
段を介して処理完了通知を前記顧客に対して通知する通
知ステップをさらに備えたことを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る銀行取引方法
をテレホンバンキングによる銀行取引が可能な形態に具
体化した一実施形態を図1〜図4に基づき説明する。
【0013】図1には、本実施形態における銀行取引シ
ステム(以下、「テレホンバンキングシステム」とい
う。)10の全体構成が概略的に示されている。そし
て、同図において、前記テレホンバンキングシステム1
0は、一般業務(窓口業務)の取扱いが可能な店舗外
(例えば、食品販売店などの商業施設内)に出店され、
前記一般業務のうち特定の業務を取扱う店舗11と銀行
12(ホスト17)が通信手段を構成する電話回線13
を介して双方方向通信が可能な形態で接続されている。
なお、本実施形態のテレホンバンキングシステム10で
は、前記店舗11側がクライアント側に、前記銀行12
がサーバ側に相当している。
【0014】また、本実施形態において「一般業務の取
扱いが可能な店舗」とは、フルバンキング機能を備えた
店舗を言う。さらに、本実施形態における「銀行取引」
とは、顧客と銀行12との間で行われる金銭に係る取引
全般を意味し、例えば、振込、振替などの金銭移動を伴
うものや、金銭移動を伴わない残高照合などの各種照会
サービスも含むものである。
【0015】そして、前記店舗11には、通信手段を構
成する電話14、情報読取手段としてのカードリーダ1
5、及びプリンタ16が設置されており、当該各機器1
4〜16は前記電話回線13に接続されている。また、
前記カードリーダ15は、前記銀行12において顧客が
保有する口座に対して発行される情報記憶媒体としての
キャッシュカードCDに記録保持された記録情報T1
(例えば、口座番号など)を読み取る手段となってい
る。
【0016】従って、銀行取引を行うために店舗11に
来店した顧客は、自身で保有するキャッシュカードCD
の記録情報T1を前記カードリーダ15で読み取らせる
ことで当該記録情報T1を前記電話回線13を介して銀
行12側に送信するようになっている。また、テレホン
バンキングを利用する際に入力する処理依頼情報(本実
施形態では、取引内容T2、口座指定(仮想取引口座指
定情報)T3、暗証番号(特定情報)T4)は、顧客が
前記電話14を操作することで前記電話回線13を介し
て銀行12側に送信するようになっている。
【0017】一方、前記銀行12には、テレホンバンキ
ングシステム10全体を統括して制御するためのサーバ
としてのホストコンピュータ(以下、「ホスト」とい
う。)17が設置されている。そして、前記ホスト17
はCPU18を備え、当該CPU18にはRAMやRO
Mから構成される記憶部19が接続されている。また、
前記記憶部19には、本システムのオペレーションプロ
グラムなどの各種プログラム20や銀行12の顧客に関
する各種顧客情報を書き込んだ顧客データファイル21
が記憶保持されている。
【0018】従って、前記ホスト17は、顧客が送信し
た前記記録情報T1や処理依頼情報T2〜T4を前記電
話回線13を介して受信し、当該各情報T1〜T4に基
づき顧客が依頼する所定の銀行取引をコンピュータによ
って処理するようになっている。また、前記ホスト17
(CPU18)は、銀行取引処理の実行に伴って前記店
舗11の電話14やプリンタ16に対し前記電話回線1
3を介して各種指示情報(本実施形態では、取引内容入
力指示T5、暗証番号入力指示T6、処理完了通知T
7)を送信するようになっている。
【0019】次に、前記記憶部19に記憶保持された前
記顧客データファイル21について図2に基づき説明す
る。前記顧客データファイル21は、銀行12の顧客毎
に分類されており、各顧客毎に付される顧客番号を記憶
する顧客番号項目22、前記顧客番号に対応する顧客名
を記憶する顧客名項目23を備えている。また、前記顧
客データファイル21は、顧客の保有口座の支店番号を
記憶する支店番号項目24、顧客の保有口座の番号を記
憶する口座番号項目25及び当該保有口座の種別(例え
ば、普通預金口座、貯蓄預金口座など)を記憶する種別
項目26を備えている。
【0020】さらに、前記顧客データファイル21は、
口座の開設時に各口座毎に固有に付与された認証のため
の暗証番号を記憶する暗証番号項目27及び顧客の保有
口座が共通印鑑届出に基づき開設されたか否かを記憶す
る共通印項目28を備えている。また、前記顧客データ
ファイル21は、顧客の保有口座のうち、本実施形態の
テレホンバンキングシステム10の利用時において銀行
取引処理の対象とされた口座(仮想取引口座)であるか
否かを記憶する登録項目29を備えている。
【0021】なお、本実施形態の顧客データファイル2
1では、前記種別項目26において「普通」は「普通預
金口座」を、「定期」は「定期預金口座」を、「貯蓄」
は「貯蓄預金口座」を示している。また、前記暗証番号
項目27において「−−−−」は、暗証番号が付与され
ていないことを示している。さらに、前記共通印項目2
8において「○」印は、共通印鑑届出に基づき開設され
た口座を示している。また、登録項目29では、銀行取
引処理の対象とされた仮想取引口座のうち、後述する第
1の口座にはフラグ「1」が、他の口座にはフラグ
「2」がテレホンバンキングシステム10を利用した銀
行取引の処理実行中において一時的に付与されるように
なっている。
【0022】次に、前記テレホンバンキングシステム1
0を構成するホスト17(CPU18)による銀行取引
処理に伴う制御ルーチンを図3及び図4に示すフローチ
ャートに基づき説明する。なお、以下の説明では、銀行
12の顧客であって、テレホンバンキングの非会員であ
る「大垣 花子」さんが自身の保有する普通預金口座か
ら貯蓄預金口座に振替を行う場合を例にして説明する。
【0023】前記ホスト17(CPU18)は、顧客か
らの依頼を受けて前記テレホンバンキングシステム10
を利用した銀行取引処理が実行されるまでの間、待機状
態となっている(ステップS1)。また、この状態にお
いて、大垣花子さんが保有する全ての保有口座は、テレ
ホンバンキングで利用できない口座となっており、各口
座に対応する登録項目29にはフラグが付与されていな
い。そして、前記ステップS1の待機状態において前記
CPU18は、顧客が前記カードリーダ15でキャッシ
ュカードCDを読み取らせて前記記録情報T1を送信し
たか否か、即ち、前記CPU18は前記記録情報T1を
受信したか否かを判定している(ステップS2)。な
お、本実施形態のテレホンバンキングシステム10で
は、前記カードリーダ15がキャッシュカードCDの記
録情報T1を読み取ることによって、顧客(電話14)
と銀行12(ホスト17)との間で前記電話回線13を
介して双方向通信が可能な状態とされる。
【0024】そして、前記ステップS2の判定結果が肯
定である場合、前記CPU18は、前記記録情報T1か
ら口座番号(0000001)を把握し、顧客(大垣花
子さん)が使用した前記キャッシュカードCDに対応す
る前記口座を第1の口座として特定する(ステップS
3)。このとき、前記ホスト17(CPU18)は、前
記ステップS3において前記第1の口座が特定された段
階で顧客が前記銀行12で少なくとも1つの口座を保有
していることを把握する。そして、前記ホスト17は、
前記第1の口座を特定することでテレホンバンキングの
会員顧客に限らず非会員顧客に対してもテレホンバンキ
ングシステム10が利用できる権限を一時的に付与す
る。また、前記第1の口座は、以降のステップにおい
て、本実施形態のテレホンバンキングシステム10で利
用可能な後述する仮想取引口座を特定する上で基本とな
る口座とされる。
【0025】一方、前記ステップS2の判定結果が否定
である場合、前記CPU18は前記ステップS1に移行
し、待機状態となる。なお、本実施形態において、前記
ステップS2,S3は、ホスト17による第1の口座特
定ステップに相当すると共に、前記両ステップS2,S
3の実行中において前記CPU18はホスト17が備え
る第1の口座特定手段となる。
【0026】そして、前記CPU18は、前記ステップ
S3で特定した前記第1の口座をテレホンバンキングを
利用した銀行取引処理の対象となる仮想取引口座として
記憶する(ステップS4)。即ち、前記CPU18は、
前記顧客データファイル21のうち、前記第1の口座と
して特定した口座(普通預金口座)に対応する登録項目
29にフラグ「1」を付与する。なお、仮想取引口座と
は、テレホンバンキングシステム10を利用して銀行取
引処理を行うことが一時的に許可された口座であり、会
員顧客がテレホンバンキングを利用する際に予め登録し
た口座と同等の権限が付与されたものである。そして、
本実施形態において、前記ステップS4は、ホスト17
による仮想取引口座記憶ステップに相当し、記憶部19
はホスト17が備える仮想取引口座記憶手段に相当す
る。
【0027】次に、前記CPU18は、前記ステップS
3で特定した前記第1の口座の口座番号に基づき、前記
顧客データファイル21から前記第1の口座を保有する
顧客(大垣花子さん)の顧客情報(例えば、顧客番号な
ど)を抽出する(ステップS5)。そして、前記CPU
18は、前記ステップS5で抽出した顧客情報に基づ
き、銀行12において前記顧客が前記第1の口座の他に
保有する保有口座を抽出する(ステップS6)。なお、
前記ステップS6において、大垣花子さんの場合は、第
1の口座である普通預金口座(0000001)の他に
保有口座として定期預金口座(0000002)及び貯
蓄預金口座(0000003)の2つの保有口座が抽出
される。
【0028】次に、前記CPU18は、前記ステップS
6において前記第1の口座以外の保有口座が抽出された
か否かを判定する(ステップS7)。そして、この判定
結果が否定(例えば、銀行12で一つの口座のみを保有
する顧客などの場合)、即ち、第1の口座以外に保有口
座が存在しない場合、前記CPU18は仮想取引口座を
前記第1の口座のみとしてステップS11に移行する。
一方、前記ステップS7の判定結果が肯定、即ち、第1
の口座以外に保有口座が存在する場合、前記CPU18
は抽出された前記保有口座の中からテレホンバンキング
を利用した銀行取引処理の対象となる前記第1の口座以
外の他の口座(仮想取引口座)を特定する(ステップS
8)。
【0029】このとき、前記CPU18は、前記ステッ
プS8において前記保有口座の中に前記第1の口座と所
定の条件が一致する口座が存在するか否かを判定する。
即ち、本実施形態では、前記第1の口座の届出印と同一
の届出印であるか否か(口座開設時に共通印鑑届出が出
されているか否か)を前記他の口座として特定するため
の条件としている。従って、前記CPU18は、保有口
座として抽出された2つの口座のうち、最初に定期預金
口座(0000002)が前記第1の口座と同一の届出
印であるか否かを判定する。
【0030】そして、前記CPU18は、前記顧客デー
タファイル21に示されるように、前記定期預金口座に
対応する共通印項目28には「○」印が付されていない
ために両口座の届出印が異なると判定しステップS10
に移行する。次に、前記CPU18は、前記ステップS
6で抽出した全ての保有口座に対し照合(ステップS8
の処理)が完了したか否かを判定する(ステップS1
0)。そして、この判定結果が肯定である場合、前記C
PU18はステップS11に移行し、前記ステップS1
0の判定結果が否定である場合、前記CPU18はステ
ップS8に移行する。
【0031】なお、本実施形態において前記CPU18
は、前記ステップS10において全ての照合が完了して
いないため前記ステップS8に移行し、続いて貯蓄預金
口座(0000003)が前記第1の口座と同一の届出
印であるか否かを判定する。そして、前記CPU18
は、前記顧客データファイル21に示されるように、前
記貯蓄預金口座に対応する共通印項目28には「○」印
が付されていることから両口座の届出印が一致すると判
定し、前記貯蓄預金口座を他の口座として特定する。ま
た、前記CPU18は、前記ステップS8の判定結果が
肯定であることからステップS9に移行する。
【0032】そして、前記CPU18は、前記他の口座
として特定した前記貯蓄預金口座をテレホンバンキング
を利用した銀行取引処理の対象となる仮想取引口座とし
て記憶する(ステップS9)。即ち、前記CPU18
は、前記顧客データファイル21のうち、前記他の口座
として特定した口座(貯蓄預金口座)に対応する登録項
目29にフラグ「2」を付与する。その結果、前記貯蓄
預金口座は、前記第1の口座(普通預金口座)と同様に
仮想取引口座とされる。そして、前記CPU18は前記
ステップS10に移行し、前記ステップS6で抽出した
保有口座の全ての照合が完了している場合、ステップS
11に移行する。
【0033】なお、本実施形態において前記ステップS
7,S8,S10は、ホスト17による第2の口座特定
ステップに相当すると共に、前記各ステップS7,S
8,S10の実行中において前記CPU18はホスト1
7が備える第2の口座特定手段となる。また、前記ステ
ップS9はホスト17による仮想取引口座記憶ステップ
に相当し、記憶部19はホスト17が備える仮想取引口
座記憶手段に相当する。
【0034】次に、仮想取引口座を特定した前記CPU
18は、顧客に対しテレホンバンキングによる銀行取引
の内容を指示させるための取引内容入力指示T5を前記
電話回線13を介して前記電話14に送信する(ステッ
プS11)。そして、前記取引内容入力指示T5を受信
した前記電話14では、希望する銀行取引の入力指示を
行うための音声ガイダンスが流れる。このとき、前記ホ
スト17では、テレホンバンキングで利用可能な口座、
即ち、仮想取引口座として記憶された口座情報(本実施
形態では、普通預金口座及び貯蓄預金口座)を顧客に対
し通知する。そして、前記顧客は、前記音声ガイダンス
に従って希望する銀行取引の取引内容T2(本実施形態
では、「振替」)を前記電話14の番号キーを操作して
指示する。
【0035】また、前記顧客が指示した前記取引内容T
2は、前記電話回線13を介して前記ホスト17に送信
され、前記取引内容T2を受信した前記ホスト17で
は、振替に係る銀行取引に必要な取引内容入力指示T5
をさらに前記電話14に送信する。そして、前記取引内
容入力指示T5を受信した前記電話14では、口座指定
T3としての出金口座、振替金額及び口座指定T3とし
ての入金口座の入力指示を行うための音声ガイダンスが
流れる。そのため、前記顧客は、前記音声ガイダンスに
従って前記仮想取引口座とされた口座の中から出金口座
(普通預金口座)、入金口座(貯蓄預金口座)及び振替
金額(例えば、10万円)などの取引内容T2を前記電
話14の番号キーを操作して指示する。そして、前記顧
客が指示した前記取引内容T2は、前記電話回線13を
介して前記ホスト17に送信され、前記ホスト17は送
信された前記取引内容T2を受信する。
【0036】次に、前記CPU18は、顧客に対し前記
第1の口座に付与された特定情報としての暗証番号を入
力させるための暗証番号入力指示T6を前記電話回線1
3を介して前記電話14に送信する(ステップS1
2)。そして、前記暗証番号入力指示T6を受信した前
記電話14では、顧客に暗証番号を入力させるための音
声ガイダンスが流れる。そのため、前記顧客は、前記音
声ガイダンスに従って暗証番号T4を前記電話14の番
号キーを使用して入力する。そして、前記顧客が入力し
た前記暗証番号T4は、前記電話回線13を介して前記
ホスト17に送信され、前記ホスト17は送信された前
記暗証番号T4を受信する。
【0037】次に、前記CPU18は、前記顧客が送信
した認証のための暗証番号T4と、前記第1の口座とし
て特定した口座(普通預金口座)に対し固有に付与され
た暗証番号が一致するか否かを判定する(ステップS1
3)。そして、この判定結果が肯定、即ち、両暗証番号
が一致した場合、前記CPU18は、前記ステップS1
1,S12で入力された取引内容T2に基づき銀行取引
処理を実行する(ステップS14)。即ち、前記CPU
18は、顧客が指示した「普通預金口座から貯蓄預金口
座に10万円を振替る」という銀行取引をコンピュータ
によって処理する。そして、前記CPU18は、ステッ
プS15において前記ステップS14の処理が完了した
か否かを判定し、前記ステップS15の判定結果が肯定
になるとステップS16に移行する。
【0038】一方、前記ステップS13の判定結果が否
定、即ち、顧客が送信した暗証番号T4と暗証番号項目
27に記憶された暗証番号が不一致の場合、前記CPU
18は不当な銀行取引が行われる可能性があると判定
し、テレホンバンキングシステム10による銀行取引を
終了する。なお、本実施形態において前記ステップS1
1〜S15は、ホスト17による処理実行ステップに相
当すると共に、前記ステップS11〜S15の実行中に
おいて前記CPU18はホスト17が備える処理実行手
段となる。
【0039】そして、前記ステップS15において銀行
取引処理が完了した前記CPU18は、顧客に対し銀行
取引(本実施形態では、「振替」)の完了通知を送信す
る(ステップS16)。即ち、前記CPU18は、前記
処理完了通知T7を前記電話回線13を介して前記プリ
ンタ16に送信する。そして、前記プリンタ16では、
前記処理完了通知T7を受信し、テレホンバンキングシ
ステム10において実行された銀行取引処理の完了通知
が出力される。なお、本実施形態において前記ステップ
S16はホスト17による通知ステップに相当し、前記
ステップS16の実行中において前記CPU18はホス
ト17が備える通知手段に相当する。
【0040】次に、前記CPU18は、前記ステップS
4及びステップS9で記憶した仮想取引口座(普通預金
口座及び貯蓄預金口座)をテレホンバンキングシステム
10を利用した銀行取引処理の対象から解除する(ステ
ップS17)。即ち、前記CPU18は、前記登録項目
29に記憶されたフラグ「1」,「2」を消去し、顧客
(大垣花子さん)が保有する口座の何れもテレホンバン
キングシステム10における銀行取引処理の対象から解
除する。従って、前記ステップS17によって、非会員
顧客が保有する口座は、前記ステップS1においてホス
ト17が待機状態であるときと同様にテレホンバンキン
グで利用できない口座とされる。なお、本実施形態にお
いて前記ステップS17はホスト17による仮想取引口
座解除ステップに相当し、前記ステップS17の実行中
において前記CPU18はホスト17が備える仮想取引
口座解除手段に相当する。
【0041】その後、前記CPU18は、テレホンバン
キングシステム10による銀行取引処理を終了すると共
に、顧客(電話14)と銀行12(ホスト17)との間
で前記電話回線13を介して双方向通信が可能な状態を
終了させる。
【0042】また、本実施形態のテレホンバンキングシ
ステム10では、テレホンバンキングの会員顧客も前述
した非会員顧客の場合と同様に利用することができる。
即ち、会員顧客が保有するキャッシュカードCDを前記
カードリーダ15に読み取らせることで、会員登録の際
に予め登録した口座に関係なく仮想取引口座が特定され
る。そして、特定された前記仮想取引口座を利用して所
望の銀行取引を行うことができる。
【0043】従って、本実施形態によれば、以下に示す
効果を得ることができる。 (1)顧客の保有するキャッシュカードCDの記録情報
T1からテレホンバンキングシステム10で利用できる
口座(仮想取引口座)を特定し、当該口座を使用してテ
レホンバンキングによる銀行取引ができるようになって
いる。そのため、キャッシュカードCDを保有する顧
客、即ち、銀行12において口座を保有する顧客であれ
ば、テレホンバンキングシステム10を利用することが
できる。従って、テレホンバンキングシステム10は、
テレホンバンキングの会員顧客又は非会員顧客に関係な
く利用でき、顧客の利便性を向上させることができる。
また、テレホンバンキングの会員として事前に登録手続
きをする必要がなく、顧客の利便性をさらに向上させる
ことができる。さらに、顧客の利便性を図った低コスト
の出店形態を確立することができる。
【0044】(2)また、カードリーダ15に読み取ら
せたキャッシュカードCDの記録情報T1によって特定
された口座(第1の口座)からテレホンバンキングシス
テム10で利用できる口座を特定している。そのため、
テレホンバンキングで利用する口座を事前に登録してお
く必要がなく、また、未登録の口座を利用して銀行取引
を行うことができ、柔軟な銀行取引システム(銀行取引
方法)を構築することができる。
【0045】(3)ホスト17(CPU18)は、暗証
番号の一致により銀行取引処理を実行するようになって
いる。そのため、不当な銀行取引による顧客側若しくは
銀行12側の不利益を回避できる。また、テレホンバン
キングシステム10を利用する顧客がキャッシュカード
CDを保持していること、並びに、暗証番号を知ってい
ることという条件に基づき銀行取引が行われるため、本
人確認の精度が向上し安全な銀行取引システムを構築す
ることができる。
【0046】(4)ホスト17(CPU18)は、顧客
が保有する全ての保有口座のうち、第1の口座と所定の
条件が一致する口座を他の口座とし、前記第1の口座及
び他の口座を仮想取引口座として特定している。そのた
め、大量の仮想取引口座が特定されることなく顧客の操
作性を向上させることができると共に、顧客の誤操作を
抑制することもできる。また、仮想取引口座の特定に当
たって条件を付与することで、より安全な銀行取引シス
テムを構築することができる。さらに、同一の届出印で
あるか否かを条件とすることで、テレホンバンキングシ
ステム10において仮想取引口座として特定される条件
を明確にすることができる。そのため、顧客は、銀行取
引を行う上でどのキャッシュカードCDを使用すれば良
いか明確となり操作性を向上させることができる。
【0047】(5)顧客が入力した口座指定T3に対応
する仮想取引口座を使用して銀行取引を実行するように
なっている。そのため、顧客は、仮想取引口座として特
定された口座の中から所望の銀行取引を行うために必要
な口座を任意に選択することができる。従って、例え
ば、銀行取引で使用したい口座のキャッシュカードCD
を保持せずに来店した場合でも、別の口座のキャッシュ
カードCDによって銀行取引を行うことができる。
【0048】(6)ホスト17(CPU18)は、銀行
取引の終了後、仮想取引口座として特定された口座をテ
レホンバンキングシステム10で利用できる銀行取引処
理の対象から解除するようになっている。そのため、特
定された仮想取引口座は、テレホンバンキングシステム
10において一時的に利用可能な権限が与えられたこと
を明確にすることができ、顧客データファイル21の管
理性を向上させることができる。また、顧客が再度、テ
レホンバンキングシステム10を利用する場合には、既
に登録項目29がクリアされているため、ホスト17が
正確に動作し正確な銀行取引を実現することができる。
【0049】(7)ホスト17(CPU18)は、銀行
取引の終了後、顧客に対し処理完了通知T7を送信する
ようになっている。そのため、顧客は、当該処理完了通
知T7の内容を見て正確な銀行取引が行われたか否かを
判断することができる。
【0050】(8)顧客が通常保持しているキャッシュ
カードCDによってテレホンバンキングシステム10の
利用ができるようになっている。そのため、顧客は、既
存のATMと同じ感覚で利用することができると共に、
急な用事でも手軽に利用することができ、顧客の利便性
をさらに向上させることができる。また、銀行12側に
おいては、利用客の増加に伴う会員証などの発行業務が
発生することを回避することができる。
【0051】(9)カードリーダ15にキャッシュカー
ドCDの記録情報T1を読み取らせることで、顧客と銀
行12との間での双方向通信が可能な形態となってい
る。また、銀行取引処理の終了により双方向通信が終了
するようになっている。そのため、顧客は、簡単な操作
によりテレホンバンキングシステム10を利用すること
ができる。
【0052】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ・前記実施形態では、ホスト17が店舗11のプリンタ
16に対し処理完了通知T7を送信しているが、前記プ
リンタ16に代えてディスプレイからなる表示装置を店
舗11に設置し、当該表示装置に処理完了通知を表示さ
せても良い。また、電話14に代えて前記表示装置から
前記処理依頼情報T2〜T4を入力(指示)しても良
い。さらに、テレホンバンキングシステム10で利用可
能な仮想取引口座を前記表示装置に表示させても良い。
また、CPU18によって銀行取引が開始される前に、
顧客が入力(指示)した銀行取引の内容を前記表示装置
に表示し、顧客に確認させるようにしても良い。
【0053】・前記実施形態では、仮想取引口座として
特定された第1の口座を使用して銀行取引が行われてい
るが、必ずしも前記第1の口座が使用される必要はな
い。この場合、例えば、前記実施形態において他の口座
として特定された口座(貯蓄預金口座)のみを使用して
振込に係る銀行取引を行っても良い。即ち、前記テレホ
ンバンキングシステム10の利用に際して、カードリー
ダ15で読み取らせたキャッシュカードCDに対応する
口座と、銀行取引で使用する口座が一致している必要は
ない。
【0054】・前記実施形態では、第1の口座と同一の
届出印である保有口座を他の口座として特定している
が、全ての保有口座を他の口座(仮想取引口座)として
特定しても良い。また、前記他の口座を特定するための
条件は、例えば、口座開設時における顧客の指示など適
宜変更することができる。
【0055】・前記実施形態では、口座に付与された暗
証番号の一致によって銀行取引が実行されるようになっ
ているが、前記暗証番号に代えて、例えば、顧客番号や
口座開設時にテレホンバンキングシステム10専用のパ
スワードを作成し、当該パスワードによって銀行取引が
実行されても良い。即ち、銀行取引を実行させために入
力する認証のための特定情報は、適宜変更することがで
きる。また、前記ステップS13の処理は、複数回(例
えば、3回,5回)の入力・判定によって暗証番号が一
致しない場合に銀行取引を終了させるようにしても良
い。
【0056】・前記実施形態では、ステップS11の実
行後にステップS12で暗証番号を入力するようになっ
ているが、第1の口座を特定するステップS3の前、即
ち、キャッシュカードCDをカードリーダ15で読み取
らせた直後に暗証番号を入力するようにしても良い。
【0057】・前記実施形態では、キャッシュカードC
Dに対応する口座に付与された暗証番号を入力している
が、口座指定T3として指定した口座に付与された暗証
番号を入力し、その暗証番号の一致によって銀行取引を
実行しても良い。
【0058】・前記実施形態では、特定された仮想取引
口座の登録項目29にフラグを付しているが、仮想取引
口座として特定された口座に対応する情報(例えば、顧
客番号、種別など)を記憶部19の別の記憶領域に記憶
させても良い。
【0059】・前記実施形態では、同一銀行の同一支店
で開設した口座を対象として仮想取引口座を特定してい
るが、当該口座に加えて、例えば、同一銀行の別支店で
開設した口座を対象として仮想取引口座を特定しても良
い。
【0060】・前記実施形態では、テレホンバンキング
システム10の利用に際して会員顧客と非会員顧客に同
一の権限が与えられているが、例えば、非会員顧客の場
合には仮想取引口座として特定される口座や実行可能な
銀行取引に制限を加えるなど利用可能な範囲を区別して
も良い。
【0061】・前記実施形態では、店舗11と銀行12
とが一般公衆網である電話回線13を介して接続されて
いるが、前記電話回線13に代えて専用線を使用してテ
レホンバンキングシステム10を構築しても良い。
【0062】・前記実施形態では、前記店舗11の電話
14に対しホスト17のCPU18によって音声ガイダ
ンスを流すようになっているが、オペレータ(行員)に
よって銀行取引の入力指示などのアナウンスを行っても
良い。また、前記アナウンスに基づき顧客が指示した取
引内容T2や暗証番号T4などは、オペレータによって
ホスト17に入力されても良いし、ホスト17で直接受
信するようにしても良い。そして、何れの場合も仮想取
引口座の特定や銀行取引処理の実行などは、ホスト17
によって本実施形態と同様にコンピュータ処理される。
【0063】・前記実施形態では、前記店舗11におい
てテレホンバンキングを利用した銀行取引が行われてい
るが、インターネットバンキングを利用した銀行取引を
行うことができる店舗11であっても良い。
【0064】・前記実施形態における店舗11は、固定
タイプとして設置された店舗、若しくは、可動タイプ
(自由に移転可能な形態)として設置された店舗の何れ
の形態であっても良い。
【0065】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について、以下に追記する。 (イ)前記実施形態から把握される銀行取引方法におい
て、前記情報記録媒体は、前記顧客が保持する現金自動
預払機で使用するための情報記録媒体である。
【0066】(ロ)前記実施形態から把握される銀行取
引方法において、前記第2の口座特定ステップでは、前
記顧客が前記銀行で保有する全ての口座のうち前記第1
の口座特定ステップで特定した前記口座の届出印と同一
の届出印である口座を他の口座として特定する。
【0067】(ハ)前記実施形態から把握される銀行取
引方法において、前記通信手段は、前記情報読取手段に
おいて前記情報記録媒体の記録情報を読み取ることによ
って前記顧客と前記銀行との間で双方向通信が可能な状
態とし、前記銀行取引処理の終了後、前記顧客と前記銀
行との間の双方向通信が可能な状態を終了させるもので
ある。
【0068】(ニ)所定の通信手段を介して得られる情
報に基づき所定の銀行取引をコンピュータによって処理
する銀行取引システムにおいて、サーバには、顧客の保
有する情報記録媒体から情報読取手段で読み出した記録
情報を前記通信手段を介して受信し、前記記録情報に対
応する前記顧客の口座をサーバが特定するための第1の
口座特定手段と、前記第1の口座特定手段で特定した前
記口座に対応する顧客情報に基づき前記顧客が取引可能
銀行で保有する他の口座をサーバが特定するための第2
の口座特定手段と、前記第1,第2の口座特定手段で特
定した前記各口座を銀行取引処理の対象となる仮想取引
口座としてサーバが記憶するための仮想取引口座記憶手
段と、前記顧客からの処理依頼情報を前記通信手段を介
して受信し、前記処理依頼情報に基づき前記仮想取引口
座を使用して前記銀行取引処理をサーバが実行するため
の処理実行手段とを備えた銀行取引システム。
【0069】(ホ)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、前記処理実行手段は、前記顧客が
サーバに送信した認証のための特定情報と、前記第1の
口座特定手段で特定した前記口座に対し固有に付与され
ている特定情報とが一致した場合に前記銀行取引処理を
実行する。
【0070】(ヘ)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、前記第2の口座特定手段は、前記
顧客が前記銀行で保有する全ての口座のうち前記第1の
口座特定手段で特定した前記口座と所定の条件が一致す
る口座が存在する場合に当該口座を他の口座として特定
する。
【0071】(ト)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、前記第2の口座特定手段は、前記
顧客が前記銀行で保有する全ての口座のうち前記第1の
口座特定手段で特定した前記口座の届出印と同一の届出
印である口座を他の口座として特定する。
【0072】(チ)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、前記処理依頼情報には、前記通信
手段を介して前記顧客がサーバに送信した仮想取引口座
指定情報が少なくとも含まれており、前記処理実行手段
は、前記顧客が送信した前記仮想取引口座指定情報に一
致する前記仮想取引口座を使用して前記銀行取引処理を
実行する。
【0073】(リ)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、サーバには、前記銀行取引処理の
終了後、前記仮想口座記憶手段で記憶した前記仮想取引
口座を前記銀行取引処理の対象からサーバが解除するた
めの仮想取引口座解除手段をさらに備えた。
【0074】(ヌ)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、サーバには、前記銀行取引処理の
終了後、前記通信手段を介して処理完了通知を前記顧客
に対してサーバが通知するための通知手段をさらに備え
た。
【0075】(ル)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、前記情報記録媒体は、前記顧客が
保持する現金自動預払機で使用するための情報記録媒体
である。
【0076】(ヲ)前記実施形態から把握される銀行取
引システムにおいて、前記通信手段は、前記情報読取手
段において前記情報記録媒体の記録情報を読み取ること
によって前記顧客と前記銀行との間で双方向通信が可能
な状態とし、前記銀行取引処理の終了後、前記顧客と前
記銀行との間の双方向通信が可能な状態を終了させるも
のである。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、銀行で口座を保有する
顧客の利便性を図り、柔軟な銀行取引を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における銀行取引システムの構成
図。
【図2】 同じく、顧客データファイルのフォーマット
を示す説明図。
【図3】 同じく、銀行取引方法を説明するフローチャ
ート。
【図4】 同じく、銀行取引方法を説明するフローチャ
ート。
【符号の説明】
CD…キャッシュカード(情報記憶媒体)、T1…記録
情報、T2…取引内容(処理依頼情報)、T3…口座指
定(処理依頼情報,仮想取引口座指定情報)、T4…暗
証番号(特定情報)、T7…処理完了通知、10…テレ
ホンバンキングシステム、13…電話回線(通信手段を
構成する)、14…電話(通信手段を構成する)、15
…プリンタ(情報読取手段)、17…ホストコンピュー
タ(サーバ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 19/00 G07D 9/00 476

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信手段を介して得られる情報に
    基づき所定の銀行取引をコンピュータによって処理する
    銀行取引方法において、 サーバが、顧客の保有する情報記録媒体から情報読取手
    段で読み出した記録情報を前記通信手段を介して受信
    し、前記記録情報に対応する前記顧客の口座を特定する
    第1の口座特定ステップと、 サーバが、前記第1の口座特定ステップで特定した前記
    口座に対応する顧客情報に基づき前記顧客が取引可能銀
    行で保有する他の口座を特定する第2の口座特定ステッ
    プと、 サーバが、前記第1,第2の口座特定ステップで特定し
    た前記各口座を銀行取引処理の対象となる仮想取引口座
    として記憶する仮想取引口座記憶ステップと、 サーバが、前記顧客からの処理依頼情報を前記通信手段
    を介して受信し、前記処理依頼情報に基づき前記仮想取
    引口座を使用して前記銀行取引処理を実行する処理実行
    ステップとを備えた銀行取引方法。
  2. 【請求項2】 前記処理実行ステップでは、前記顧客が
    サーバに送信した認証のための特定情報と、前記第1の
    口座特定ステップで特定した前記口座に対し固有に付与
    されている特定情報とが一致した場合に前記銀行取引処
    理を実行する請求項1に記載の銀行取引方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の口座特定ステップでは、前記
    顧客が前記銀行で保有する全ての口座のうち前記第1の
    口座特定ステップで特定した前記口座と所定の条件が一
    致する口座が存在する場合に当該口座を他の口座として
    特定する請求項1又は請求項2に記載の銀行取引方法。
  4. 【請求項4】 前記処理依頼情報には、前記通信手段を
    介して前記顧客がサーバに送信した仮想取引口座指定情
    報が少なくとも含まれており、前記処理実行ステップで
    は、前記顧客が送信した前記仮想取引口座指定情報に一
    致する前記仮想取引口座を使用して前記銀行取引処理を
    実行する請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載
    の銀行取引方法。
  5. 【請求項5】 前記銀行取引処理の終了後、サーバが、
    前記仮想口座記憶ステップで記憶した前記仮想取引口座
    を前記銀行取引処理の対象から解除する仮想取引口座解
    除ステップをさらに備えた請求項1〜請求項4のうちい
    ずれか一項に記載の銀行取引方法。
  6. 【請求項6】 前記銀行取引処理の終了後、サーバが、
    前記通信手段を介して処理完了通知を前記顧客に対して
    通知する通知ステップをさらに備えた請求項1〜請求項
    5のうちいずれか一項に記載の銀行取引方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010128953A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Sumitomo Mitsui Banking Corp 口座管理システムおよび口座管理プログラム
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