JP2002269256A - 駐車場管理システム - Google Patents

駐車場管理システム

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JP2002269256A
JP2002269256A JP2001112003A JP2001112003A JP2002269256A JP 2002269256 A JP2002269256 A JP 2002269256A JP 2001112003 A JP2001112003 A JP 2001112003A JP 2001112003 A JP2001112003 A JP 2001112003A JP 2002269256 A JP2002269256 A JP 2002269256A
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parking
application
parking lot
user
basin
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JP2001112003A
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Masahito Kageyama
雅人 影山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駐車場の出入り口ゲートや発進阻止装置など特
別な設備投資がなくとも、不特定多数に対して短期の駐
車場貸し出しを可能とする駐車場課金システムを提供
し、従来利用度の低かった月極めなど長期貸し出し駐車
場や、商業設備の駐車場の高度な利用を促進させること
である。 【解決手段】利用期間、利用者への連絡コードおよび、
駐車場の申し込み意思を示す申し込み信号を入力可能な
申し込み端末と、各駐車枡の申し込み状態を記憶する記
憶手段と、各駐車枡の申し込み状態より、前記申し込み
端末より入力された利用期間における駐車場の利用可否
を判定する利用可否判定手段と、前記申し込み端末に駐
車場の利用可否を送信する駐車場利用可否送信手段と、
前記申し込み端末より利用者への連絡コードと申し込み
信号の両者が入力されたことを条件に、前記申し込み端
末より入力された利用期間にて利用可能な駐車枡の駐車
枡IDを申し込み端末に送信する駐車枡ID送信手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駐車場の運用および課
金のシステムおいて、特に小規模な駐車場での駐車場の
出入り口ゲートや発進阻止装置への設置費用を削減する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来大規模な駐車場においては、駐車場
の出入り口に遮断機などを備えたゲートを設け、該ゲー
トにて発券したチケットなどを用いた課金システムが広
く使われている。つまり、駐車場に空車枡があり、入り
口ゲートにて発行されたチケットを受領したことを条件
に入場を許可し、退場時には出口ゲートにて前記チケッ
トより駐車時間を求め、駐車時間により定まる金額に応
じた料金を支払ったことを条件に退場を許可するもので
ある。
【0003】出入り口のゲート設置が困難な小規模な駐
車場においても、個々の駐車枡に発進阻止装置を設けた
技術が知られている。特開平06−349000号に
は、駐車枡それぞれに駐車車両があるか否かを検出する
装置を設け、駐車車両が検出された後、駐車枡の駐車時
間を計時し、かつ所定時間が経過すると各駐車枡ごとの
発進阻止装置を動作させる技術が開示されている。
【0004】また、特開平09−16898号には、管
理コンピュータを用いて、利用状況および予約状況を管
理し、利用者よりの予約を受け付けた上で、その予約情
報を駐車場の出入り口ゲートに伝達して、予約せずに駐
車場を利用する利用者と別に予約者を受け付ける方法が
開示されている。つまり、管理コンピュータ内の台帳を
用いて、駐車枡毎の予約、現在の利用状況を管理し、駐
車場利用者より駐車場の利用申し込みを受けると、申し
込み期間の予約状況を管理コンピュータ内の台帳にて調
べ利用の可否を連絡する。利用者は利用当日駐車場の窓
口である駐車場の出入り口ゲートに立ち寄り利用する駐
車枡の位置を指示される。
【0005】さらにまた、特開平11−130445号
や、上記特開平09−16898号には、予約した駐車
場料金の支払いを利用者指定の金融機関に請求して決済
する決済手段を備えた駐車場予約装置が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲート
あるいは、特開平06−349000号に開示されてい
る発進阻止装置などの装置の設置費用は一般に数百万円
〜数千万円と高額である。特に個々の駐車枡ごとに発進
阻止装置を設置する小規模な駐車場では、駐車場全体と
しての設置費用は大きくなる。したがって、商業地域や
鉄道の駅よりやや離れた駐車場は、ゲートなどの設備の
不要な月極め駐車場として、個々の駐車枡を長期間貸し
出す形体にて利用されていることが多い。また、銀行、
病院などの施設の駐車場はその施設の休業日には利用さ
れないまま閉鎖されていることが多い。
【0007】また、特開平09−16898号によって
も、利用状況および予約状況は管理コンピュータを用い
て管理されているが、行き先駐車枡への誘導、満車時の
駐車不可能な車両の排除、退場する車両への課金、さら
には支払いを行わない車両の退場拒否に駐車場の出入り
口のゲートが用いられており、設置費用および運営費用
の削減効果は望めない。
【0008】さらにまた、特開平11−130445号
や、上記特開平09−16898号では、決算手段はゲ
ート装置の退場する車両への課金手段の代換手段として
利用されている。駐車場の出入り口のゲートは、行き先
駐車枡への誘導、満車時の駐車不可能な車両の排除、さ
らには支払いを行わない車両の退場拒否に利用されてい
る。出入り口のゲートは駐車場の運営に不可欠な装置で
あり、これらの技術を用いても駐車場運営に必要な設備
費用および運営費用は変わらない。
【0009】過密化が進んだ都市部での駐車場不足や、
あるいは近郊都市部においても鉄道の利用を促す駅周辺
の安価な駐車場の不足は深刻である。しかしながら、利
用効率の高い短期間貸し出しの駐車場は、駐車場の出入
り口ゲートや、発進阻止装置などの大きな設備投資が必
要になり、小規模あるいは地理的にやや不便な駐車場
は、設備投資が小さい月極めなど長期貸し出しの駐車場
として利用されている。例えば、通勤に利用される長期
貸し出し駐車場は、利用者の休日には利用されず、利用
効率が低い。また、金融機関など商業設備の駐車場もそ
の休業日だけ短期の駐車場として貸し出しても設備の投
資回収が望めない為、休業日には閉鎖されてしまう。
【0010】また、企業などで駐車場を長期借用し、該
企業の社員が共同で駐車場を利用する例はよく見られ
る。同様に個人が集まり、共同して駐車場を長期借用
し、相互利用することも可能である。しかしながら、企
業やグループに属さない個人ではそのような駐車場を利
用することは出来ない。
【0011】したがって本発明では、駐車場の出入り口
ゲートや発進阻止装置など特別な設備投資がなくとも、
不特定多数に対して短期の駐車場貸し出しを可能とする
駐車場課金システムを提案する。従来利用度の低かった
月極めなど長期貸し出し駐車場や、商業設備の駐車場の
高度な利用を促進させ、都市部や鉄道駅周辺にて不足し
ている駐車場の供給を促すことを目的としている。
【0012】
【課題を解決する為の手段および効果】上記目的を達成
するために本発明に係る駐車場管理システム(1)は、
複数の駐車枡を備える駐車場を管理する駐車場管理シス
テムにおいて、駐車枡にはそれぞれ駐車枡IDが設けら
れるとともに、利用期間、利用者への連絡コードおよ
び、駐車場の申し込み意思を示す申し込み信号を入力可
能な申し込み端末と、各駐車枡の申し込み状態を記憶す
る記憶手段と、各駐車枡の申し込み状態より、前記申し
込み端末より入力された利用期間における駐車場の利用
可否を判定する利用可否判定手段と、前記申し込み端末
に駐車場の利用可否を送信する駐車場利用可否送信手段
と、前記申し込み端末より利用者への連絡コードと申し
込み信号の両者が入力されたことを条件に、前記申し込
み端末より入力された利用期間にて利用可能な駐車枡の
駐車枡IDを申し込み端末に送信する駐車枡ID送信手
段とを備えたことを特徴としている。
【0013】上記駐車場管理システム(1)によれば、
電話番号や電子メールアドレスなどの利用者への連絡コ
ードを入力し、かつ、申し込みの意思を示した利用者に
対してのみ利用可能な駐車枡を指示し、申し込みの検討
を行う利用者に対しては駐車場全体としての利用可否の
みを伝達することを可能としている。不正な利用者が、
仮に、ある時点で空いている駐車枡に了解なしに駐車し
たとしても、その後に正規の利用者がいるか否かがわか
らず。正規の利用者が該駐車枠を利用した時に、不正な
利用が暴露される為、不正な利用を排除することができ
る。また、申し込みの意思を示さない一般の利用者に
も、駐車場の利用可否を広報することができ、駐車場の
利用を促すことができる。
【0014】さらに、申し込みを行い利用可能な駐車枡
を知った上で、支払いを行わなかい不正な利用者がいた
場合でも、該不正な利用者の連絡先が駐車場管理システ
ムに入力されている為、駐車場管理システムから該不正
な利用者への連絡が可能となり、料金の請求が可能とな
る。
【0015】これにより、設置費用の大きい駐車場の出
入り口ゲートや、発進阻止装置を設けることなく、行き
先駐車枡への誘導、満車時の駐車不可能な車両の排除、
不正な利用者の排除を行う駐車場管理システムを実現し
ている。
【0016】本発明に係る駐車場管理システム(2)
は、複数の駐車枡を備える駐車場を管理する駐車場管理
システムにおいて、駐車枡にはそれぞれ駐車枡IDが設
けられるとともに、利用期間、支払いコードおよび、駐
車場の申し込み意思を示す申し込み信号を入力可能な申
し込み端末と、各駐車枡の申し込み状態を記憶する記憶
手段と、各駐車枡の申し込み状態より、前記申し込み端
末より入力された利用期間における駐車場の利用可否を
判定する利用可否判定手段と、前記申し込み端末に駐車
場の利用可否を送信する駐車場利用可否送信手段と、前
記申し込み端末より支払いコードと申し込み信号の両者
が入力された条件に、前記申し込み端末より入力された
利用期間にて利用可能な駐車枡の駐車枡IDを申し込み
端末に送信する駐車枡ID送信手段とを備えたことを特
徴としている。
【0017】上記駐車場管理システム(2)によれば、
クレジットカードナンバー、デビットカードナンバー、
あるいは電子マネー等の利用者への支払いコードを入力
し、支払いと申し込みを行う意思を示した利用者に対し
てのみ利用可能な駐車枡を指示し、申し込みの検討を行
う利用者に対しては駐車場全体としての利用可否のみを
伝達することを可能としている。駐車場管理システム
(1)と同様に、駐車場で入り口のゲートなどの設備の
設置費用がなく、空いている駐車枡に了解なしに駐車し
た不正利用者の排除や、一般の利用者へ駐車場の利用可
否の広報することを可能としている。
【0018】さらに、支払いコードと申し込み信号の両
者が入力された条件に、利用可能な駐車枡の駐車枡ID
を送信する駐車枡ID送信手段を設けているため、駐車
場の管理者にとっては申し込みを受領すると同時に支払
いの確認ができ、駐車場の利用料金の確実な受け取りを
可能としている。
【0019】本発明に係る駐車場管理システム(3)
は、駐車場管理システム(2)、駐車場管理システム
(3)に基づき、駐車場管理システムは、複数の駐車場
を管理し、利用者への連絡コードまたは、支払いコード
と過去に利用した駐車場との対応関係を記憶する記憶手
段と、申し込み端末より入力された利用者への連絡コー
ドまたは、支払いコードに応じた過去に利用した駐車場
の、申し込み端末より入力された利用期間における利用
可否を、申し込み端末に送信する送信手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0020】複数の駐車場を管理する駐車場管理システ
ムにおいて、利用者は、複数の駐車場の中から駐車場を
選択する必要がある。利用期間に応じて数多くの駐車場
の利用可否を計算し表示することは、駐車場管理システ
ムの管理コンピュータにとって計算負荷の大きい仕事と
なる。また、利用者にとっても数多くの駐車場より希望
する駐車場を選択することは煩雑な作業である。
【0021】上記駐車場管理システム(3)によれば、
利用者が過去に利用した駐車場を記憶し、過去に利用し
た駐車場のみを対象とすることで、管理コンピュータの
計算負荷を削減し、利用者の簡素な操作も実現した。ま
た利用者にとっては、既に利用したことがありその位置
も記憶している駐車場を容易に選択でき、利用したこと
がなく、位置の不明確な駐車場を探す手間を削減でき
る。
【0022】本発明に係る駐車場管理システム(4)
は、複数の駐車枡を備える駐車場を管理する駐車場管理
システムにおいて、駐車枡にはそれぞれ駐車枡IDが設
けられるとともに、利用期間、車両ナンバーおよび、駐
車場の申し込み意思を示す申し込み信号を入力可能な申
し込み端末と、各駐車枡の申し込み状態を利用者の車両
ナンバーと関連付けて記憶する記憶手段と、各駐車枡の
申し込み状態より、前記申し込み端末より入力された利
用期間における駐車場の利用可否を判定する利用可否判
定手段と、前記申し込み端末に駐車場の利用可否を送信
する駐車場利用可否送信手段と、少なくとも前記申し込
み端末より申し込み信号を受領したことを条件に、前記
申し込み端末より入力された利用期間にて利用可能な駐
車枡の駐車枡IDを申し込み端末に送信する駐車枡ID
送信手段と、現時刻における駐車枡の利用申し込み状態
を、駐車枡IDと車両ナンバーとの対応関係にて表示す
る申し込み状態表示端末とを備えたことを特徴としてい
る。
【0022】上記駐車場管理システム(4)によれば、
設置費用の大きい駐車場の出入り口ゲートや、発進阻止
装置を設けることなく、申し込みの意思を示した利用者
に対してのみ利用可能な駐車枡を指示し、申し込みの検
討を行う利用者に対しては駐車場全体としての利用可否
のみを伝達することを可能としている。さらに、不正な
利用者が空いている駐車枡に了解なしに駐車したとして
も、正規の利用者あるいは、正規の利用者以外の第三者
も、各駐車枡の正規の利用車両を申し込み状態表示端末
によって知ることが出来、不正な利用を容易に察知する
ことが可能となる。
【0023】本発明に係る駐車場管理システム(5)
は、駐車場管理システム(4)に基づき、申し込み状態
表示端末は、車両ナンバーと駐車枡IDを入力可能であ
り、駐車場管理システムは、現時刻において該入力され
た駐車枡IDの駐車枡を利用可能な車両の車両ナンバー
が、該入力された車両ナンバーと一致したとき、該入力
された車両ナンバーの車両は、正規の利用者の車両であ
ると判定し、該入力された車両ナンバーの車両が、現時
刻において他の駐車枡を利用可能であるとき該入力され
た車両ナンバーの車両は、駐車枡を誤った利用者の車両
であると判定する判定手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0024】上記駐車場管理システム(5)によれば、
駐車枡を誤って別の駐車枡に駐車してしまった利用者を
すばやく発見でき、正規の利用者を、駐車枡を誤った利
用者が本来申し込んだ駐車枡に誘導するなどの対応が容
易となる。
【0025】本発明に係る駐車場管理システム(6)
は、駐車場管理システム(4)に基づき、車両ナンバー
を作成する車両ナンバー作成手段と、現時刻における駐
車枡の利用申し込み状態を、駐車枡IDと、車両ナンバ
ーとの対応関係にて表示し、現時刻において駐車枡が申
し込まれていないとき、車両ナンバー作成機にて作成し
た車両ナンバーを表示する申し込み状態表示端末とを、
備えることを特徴としている。
【0026】上記駐車場管理システム(6)によれば、
駐車枡が申し込まれていないとき、車両ナンバーとし
て、車両ナンバー作成手段にて作成した車両ナンバーを
表示するので、利用者のいない空いている駐車枡を開示
することがなく、現時刻における駐車枡の利用申し込み
状態を、駐車枡IDと、車両ナンバーとの対応関係にて
表示することを可能としている。
【0027】つまり、各駐車枡の申し込み状況を表示す
るとき、空いている駐車枡を表示すると、かえって、そ
の駐車枡に無断で停車する不正な利用を誘発する恐れが
ある。上記駐車場管理システム(6)により、空いてい
る駐車枡を開示せず、駐車枡に了解なしに駐車している
不正な利用者を、正規の利用者あるいは、正規の利用者
以外の第三者も、申し込み状態表示端末によって容易に
察知することが可能となる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の駐車場管理システムを具体
化した第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0029】本実施の形態の駐車場管理システムは、図
1に示されるように、管理コンピュータ(30)、申し
込み端末(32)、及び申し込み状態表示端末(33)
にて構成されている。管理対象となる各駐車場には、個
々の車両が駐車する駐車枡に駐車枡IDを記したプレー
トが装着され、駐車場入り口には駐車場名と、同一のシ
ステムに管理される他の駐車場の位置を示した地図が掲
示されている。各駐車枡IDは、利用者が誤らないよう
少なくとも地域内でユニークなIDが設けられている。
【0030】また、管理コンピュータ(30)は複数の
申し込み端末(32)、及び複数の申し込み状態表示端
末(33)と、インターネット(31)等の通信回線を
介して双方向データ通信可能に接続している。さらにま
た、管理コンピュータ(30)は図に示さない支払い受
付機関のコンピュータとも同様にインターネットを通じ
て接続している。
【0031】次に、図1において、管理コンピュータ
(30)のハードウェアの構成を説明する。管理コンピ
ュータ(30)は図2に示されるように、CPU(1
1)、ROM(16)、RAM(17)、キーボード
(15)、CRT(12)、LANポート(13)、ハ
ードディスク(14)がそれぞれバス(19)によって
接続され、相互にデータの伝送ができるように構成され
ている。この構成は一般的なコンピュータの構成と同じ
である。そして、LANポート(13)よりLAN(2
1)によって接続されたルータ(20)を介してインタ
ーネット(31)に接続されている。このインターネッ
ト(31)を利用して管理コンピュータ(30)は、申
し込み端末(32)、及び申し込み状態表示端末(3
3)とデータ通信を行う。また、ハードディスク(1
4)には、図8〜17のフローチャートで示した動作を
管理コンピュータが行うためのプログラムと、図19〜
23にその内容を示したデータテーブルが記憶されてお
り、CPU(11)はそこからプログラムを読み出して
実行する。また、申し込み端末(32)には図2、図
3、図4、図6、図7のフロチャートに示したプログラ
ムが、申し込み状態表示端末(33)には、図5のフロ
チャートに示したプログラムが格納されている。なお、
以下実施例において、フローチャートの条件分岐表示
は、図中枠内の文章につけた’?’マークにて示され
る。
【0032】1.データテーブル 管理コンピュータ(30)には、複数の駐車場の申し込
み状況を示すデータテーブルと、各利用者の連絡コード
や車両ナンバーが記憶されているデータテーブルが管理
されている。これらのデータはDBM(Data Ba
se Management system)によって
管理され、申し込み端末(32)、及び申し込み状態表
示端末(33)からの要求により、データレコードの挿
入、削除、必要なデータレコードの検索などが行われ
る。
【0033】これらのデータテーブルについてさらに詳
しく説明する。駐車場の利用状況を示すデータテーブル
として、駐車場データテーブル(図19)、駐車枡デー
タテーブル(図20)、駐車枡申し込みデータテーブル
(図21)、地域データテーブル(図22)、利用者デ
ータテーブル(図23)がある。それぞれのデータテー
ブルは表に示した項目を収めたデータレコードを複数記
憶している。例えば、駐車枡データテーブル(図20)
の場合、データレコードは1つの駐車枡に関するデータ
を、利用者データテーブル(図23)の場合、データレ
コードは1人の利用者に関するデータを収めている。
【0034】駐車場データテーブルを図19に示す。駐
車場名(101)には、駐車場の名称が収められてい
る。駐車場ID(102)には、各駐車場毎にユニーク
な番号が収められている。このコードは、各駐車場の表
示板にも表示され、各駐車場の申し込み状態を確認する
ためにも利用される。地域ID(103)には、駐車場
が所在する市町村などの地域の数値コードが収められて
いる。該数値コードは、地域データテーブル(図22)
に収められている数値であり、該テーブルには地域名称
と、地域IDとの対応関係が示されている。駐車場位置
座標(104)には、GPSで計測した駐車場の位置座
標が収められている。この位置座標は、申し込み端末
(32)に伝達され申し込み端末(32)がGPSを備
えるときに、申し込み端末(32)の位置と駐車場の位
置とを同一地図上にて表示する。駐車場地図(105)
は、駐車場を含む地図が収められている画像データであ
る。駐車場管理者名(106)、駐車場管理者電話番号
(107)、駐車場支払い口座番号(108)、駐車場
管理者パスワード(109)、駐車場管理者メールアド
レス(110)には、それぞれの駐車場の管理者への連
絡先を示す。駐車場管理者は、駐車場管理者電話番号
と、パスワードにより管理コンピュータ(30)にアク
セスして、駐車場の申し込み状況や、入金の状況を知る
ことができる。月々の駐車場利用料金は集計され、駐車
場支払い口座番号(108)に対して払い込まれる。
【0035】駐車場時間単価(昼)(111)、駐車場
時間単価(夜)(112)、駐車場1日単価(平日)
(113)、駐車場1日単価(休日)(114)、駐車
場1日単価(12時以降当日申し込み)(115)、駐
車場月極単価(平日のみ)(116)、駐車場月極単価
(全日)(117)には、該駐車場の利用単価が利用期
間、利用日に応じて納められている。このうち、駐車場
1日単価(12時以降当日申し込み)とあるのは、当日
昼12時以降に申し込まれた駐車場料金であり、申し込
み時刻より1日の利用終了時間まで借りる場合の料金で
ある。これらの料金設定はさらに細かくしてもよい。例
えば、曜日毎、時間帯毎に料金設定を変えても良い。
【0036】利用可能日限定フラグ(118)は、駐車
場としての利用可能日を限定するか否かを示すフラグで
ある。商業施設などに付属する駐車場であって本来の営
業日以外の日に短期の駐車場として貸し出す場合には、
このフラグが’限定’になり、それ以外の場合には’非
限定’となる。’限定’の場合、駐車場利用可能日配列
(119)に、リストアップされたその商業設備の休日
つまり、駐車場が貸し出される日時のデータが利用され
る。より具体的にはこのデータは、2年分365x2の
要素を持った配列であり、1日毎の利用可能性が’可
能’、利用不可能な日が’不可能’のフラグにてそれぞ
れ示されている。駐車場空き枡数配列(120)は、申
し込みを受けておらず、利用可能な空き枡数を表わして
いる。申し込みがまったくない状態では、駐車枡数(1
21)と同じ数値であり、空きがない状態では0であ
る。
【0037】これらの配列は、システムが定める基準日
を基点として、その基準日からの日数で管理される。基
準日が2月1日である場合、2月1日は配列の先頭の要
素に、2月3日は配列の3番目の要素によって示され
る。基準日は毎月一回更新され、各配列も一月分シフト
される。これにより、配列には常時13ヶ月分の未来の
駐車場のスケジュールが保存されている。
【0038】駐車枡数(121)は、駐車場に駐車可能
な枡数である。月極め利用上限枡数(123)は、月極
め駐車場として利用する枡数の上限であり、残りの駐車
枡は1日貸し出しまたは、時間貸し出しの駐車場として
利用される。1日利用上限枡数(122)は、1日貸し
出しに使われる駐車場で、1日利用上限枡数(122)
を除いた残りの駐車枡が時間貸し駐車場として利用され
る。
【0039】駐車枡データテーブル(図20)には、各
駐車枡のデータが収められている。駐車枡ID(20
1)は、駐車枡毎にユニークな番号である。駐車場ID
(202)は該駐車枡が所属する駐車場のIDを示し、
駐車場データテーブル(図19)の駐車場IDで用いら
れた番号と同じ番号が入る。駐車枡申し込み配列(20
3)は、2年分365x2の要素を持った配列であり、
システムが定める基準日を基点として、その基準日から
の日数で管理され、日々の申し込みの申し込みデータI
Dが収められている。この駐車枡申し込み配列(20
3)により、該駐車枡の日々の申し込み状態を示してい
る。申し込みデータIDは、駐車枡申し込みデータテー
ブル(図21)の申し込みデータID(301)と同一
の番号が収められ、駐車枡申し込みデータテーブル(図
21)のデータレコードを示す。新たに申し込みがあっ
たときには申し込みデータテーブル(図21)に新たに
データレコードが挿入され、そのデータレコードの申し
込みデータID(301)と、同一の番号が駐車枡申し
込み配列(203)の申込日に該当する位置に収められ
る。例えば、’平日のみの月極め’契約の場合には利用
者の個々の予定に従い、利用日に該当する配列に同一の
数値が格納され、駐車枡申し込みデータテーブル(図2
1)の同一のデータレコードを示している。申し込みが
ないとき駐車枡申し込み配列(203)の該当日の配列
の値は、’NULL’となる。
【0040】駐車枡申し込み配列(203)の値が’N
ULL’であり、駐車場データテーブル(図19)の駐
車場利用可能日配列(119)の値が’可能’である場
合、その日駐車枡は、1日駐車場あるいは時間貸し駐車
場として利用可能である。1日駐車場あるいは、時間貸
し駐車場と申し込みされた場合にも、駐車枡申し込み配
列(203)には、駐車枡申し込みデータテーブル(図
21)に新たに生成されたデータレコードの申し込みデ
ータID(301)と同一の番号が収められる。複数の
日が連続して申し込まれた場合には、同じ申し込みデー
タIDが収められる。
【0041】月極め利用利用者ID(204)は、該駐
車枡が’月極め’あるいは、’平日のみ月極め’にて利
用されている場合にその利用者の利用者IDが収めら
れ、それ以外の場合’NULL’が収められる。
【0042】駐車枡申し込みデータテーブル(図21)
には、申し込み毎のデータが収められている。申し込み
データID(301)は、利用者が申し込み時に管理コ
ンピュータ(30)がつけるシステム内でユニークな番
号であり、個々の申し込みの判別に用いる。申し込みタ
イプが、’月極め’、’平日のみ月極め’の場合この番
号には、1,000,000以下の値が用いられ、その
他の申し込みタイプの場合には、1,000,000よ
り大きい値が用いられ申し込みタイプを大別している。
駐車枡ID(302)は、本申し込みにて貸し出される
駐車枡のIDであり、駐車枡データテーブル(図20)
の駐車枡ID(201)と同一の数値を用て、個々の駐
車枡を区別する。利用者ID(303)は、申し込んだ
利用者のIDであり、利用者データ(図23)の利用者
ID(501)と同一の数値を用いて、個々の利用者を
区別する。
【0042】申し込みタイプ(304)は、申し込みの
タイプを’月極め’、’1日’、’時間’、’超過利
用’,’平日のみ月極め’の5通りのフラグにて示して
いる。申し込まれた利用日は、駐車枡データテーブル
(図20)の駐車枡申し込み配列(203)にて示され
るが、申し込みタイプが’時間’または、’超過利用’
の場合には、その日の利用する時刻を、利用開始時刻
(305)と、利用終了時刻(306)に記述する。そ
の他の申し込みタイプのぱあいには利用開始時刻(30
5)と、利用終了時刻(306)の領域は利用しない。
なお、2日間に渡っての’時間’利用の申し込みは、申
し込み時に2つの申し込みデータを用いて収められる。
【0043】申し込み時点価格(307)には、申し込
みの期間と申し込みタイプにより、その駐車場毎の価格
が申し込み時に計算され記憶される。支払いID(30
8)は、コンビニエンスストアなど支払い受け付け機関
との確認のためのコードである。利用者は、支払いID
(308)を支払い受付機関の支店などに提示し、指定
の金額を支払う。支払い受け付け機関に対しては、支払
いID(308)と共に利用期間や利用駐車場など支払
い内容が伝達されており、利用者が支払う時点で、利用
者に支払いの内容を提示しお互いの確認をとる。支払い
がなされたことは、支払い受け付け機関より、支払いI
Dを用いて本システムに連絡される。
【0044】支払い済みフラグ(309)は、支払いが
なされたか否かを示すフラグで、支払い受け付け機関よ
りの伝達を受け、’支払い未’より’支払い完’にセッ
トされる。支払い期限(310)は、支払いが必要な期
限を示す日付データが入る。
【0045】地域データテーブル(図22)は、駐車場
が存在する地域のデータである。地域ID(401)
は、システムに地域毎にユニークなIDである。地域名
称(402)には、その地域の名称が示されている。地
域駐車場地図(403)には、その地域に存在する駐車
場の位置を示している。
【0046】利用者データテーブル(図23)は、利用
者のデータが管理される。利用者ID(501)は、シ
ステム内で利用者毎にユニークなIDである。利用者連
絡先電話番号(502)、利用者連絡先メールアドレス
(503)、利用者車両ナンバー(504)、利用者車
両サイズ(505)、利用者車両型式(506)が、申
し込み時に入力されたデータに従い記憶される。利用者
パスワード(507)は、利用者が設定するパスワード
であり2回目以降の申し込み時に、利用者のデータ入力
を省略する為や、申し込んだ内容をキャンセルするため
に利用する。
【0047】利用済み駐車場ID1(508)、利用済
み駐車場ID2(510)、利用済み駐車場ID3(5
12)は、既に利用したことのある駐車場のIDが示さ
れる。次回以降の申し込み時に表示され、利用者が駐車
場を選択する手助けをする。駐車場を利用したことがな
い場合変数には’NULL’が代入される。駐車場評価
1(509)、駐車場評価2(511)、駐車場評価3
(513)は、利用者が設定する駐車場に対する評価で
あり、評価内容に従い申し込み時の表示順番が変更さ
れ、やはり、利用者が駐車場を選択する手助けとなる。
【0048】利用ポイント(514)は、利用者がシス
テムを利用した回数や、金額に応じて加算される点数で
あり、ここでは詳述しないが点数に応じて料金の割引な
どのサービスが受けられる。
【0049】これらのデータテーブルには、個々のデー
タ毎にデータレコードが追加される。例えば、利用者デ
ータテーブル(図23)には、新たな利用者毎にそれぞ
れの項目を収めたデータレコードが追加される。
【0050】また、複数のデータテーブルにて共通する
項目を利用して、相互のデータテーブルの関連を知るこ
とができる。例えば、ある駐車枡IDから駐車枡を利用
している利用者の電話番号を知りたいとき、駐車枡申し
込みデータテーブル(図21)より、その駐車枡IDと
一致する駐車枡ID(302)を持つデータレコードを
検索する。検索されたデータレコードの利用者ID(3
03)が、その駐車枡を利用する利用者の利用者IDで
ある。この値を、変数Xuserに代入する。次に、利
用者データテーブル(図23)より、Xuserと一致
する利用者ID(501)を持つデータレコードを検索
する。該データレコードの利用者連絡先電話番号(50
2)が、その駐車枡を利用している利用者の電話番号で
ある。
【0051】なお、Xuserは利用者データテーブル
(図23)内で、利用者毎にユニークなIDであり、テ
ーブル内でキーとなるデータである。Xuserと一致
する利用者ID(501)を持つ利用者データテーブル
(図23)のデータレコードのことを、Xuserが示
すデータレコードと記述する。他の、駐車場ID、駐車
枡IDなどの、テーブル内でユニークなデータの場合に
も、同様の記述をする。
【0052】2.利用申し込み システムが管理する駐車場は複数の駐車枡を備え、シス
テムは利用者に対して駐車場の利用可否を示した後、利
用者の申し込みを受けて、個々の駐車枡の駐車枡IDを
送信する。不必要に空き駐車枡を公開することなく、申
し込みをした利用者のみに、空いている駐車枡を連絡す
ることができる。以下、申し込み端末(32)からの申
し込み時や、月極め利用者の利用日の変更などシステム
のプログラムの流れを説明する。申し込み端末(32)
は、無線あるいは有線にて、インターネット(31)経
由で管理コンピュータ(30)に接続されている。
【0053】2.1.利用者の確認/利用者の登録 申し込み端末(32)の処理のフローチャートを図2、
図3、図4にて示す。利用者は、申し込み端末(32)
にて「利用申し込み画面」を選択表示させる(S20
1)。「利用申し込み画面」では、連絡先電話番号と、
利用者パスワードが入力可能であり、「次へ」ボタン、
「はじめて利用」ボタン、および、「中止」ボタンがあ
る。「中止」ボタンは、ボタンを押すことにより、端末
からの手続きを中止するものであり、以下全ての画面に
表示されている。煩雑を避ける為「中止」ボタンに関し
ては、以下の説明より割愛する。
【0054】利用者が「はじめて利用」のボタンを押す
と(S202)、申し込み端末(32)は「利用者パラ
メータ入力画面」を表示する(S203)。「利用者パ
ラメータ入力画面」では、連絡先電話番号、連絡先メー
ルアドレス、利用者車両ナンバー、利用者車両サイズ、
利用者車両型式、利用者パスワードが入力可能であり、
各データを入力後「次へ」ボタン押されると(S20
4)、申し込み端末(32)は、入力されたパラメータ
と「利用者登録依頼」信号を管理コンピュータ(30)
に送信する(S205)。2回目以降の利用の場合、利
用者は「利用申し込み画面」にて連絡先電話番号と利用
者パスワードを入力し(S206)、「次へ」のボタン
を押す。「次へ」ボタンが押されると(S207)、申
し込み端末(32)は、入力されたパラメータと「利用
者確認依頼」信号を管理コンピュータ(30)に送信す
る(S208)。
【0055】管理コンピュータ(30)では、申し込み
端末(32)より信号を受け取ると、該申し込み端末
(32)との間にセッションを確立する。このセッショ
ンは、申し込み端末(32)か、管理コンピュータで切
断されるまで保持され、通信をしてきた申し込み端末毎
に、送信してきたデータや、管理コンピュータ(30)
側で求めた中間的パラメータを保存する。例えば、管理
コンピュータ(30)がある申し込み端末(32)から
の通信の結果として、該申し込み端末(32)の利用者
の利用者IDを変数Xuserに保存したとすると、そ
の変数Xuserは、該申し込み端末(32)のセッシ
ョンに関する変数Xuserとして保存され、他の申し
込み端末(32)からの通信には利用されない。セッシ
ョンは、管理コンピュータ(30)の処理が終了した時
点、あるいは、端末からの通信が一定時間ない場合に切
断され、保存していた中間的パラメータ等が破棄され
る。
【0056】管理コンピュータ(30)では、「利用者
確認依頼」信号を受けると(S804)、利用者データ
テーブル(図23)の利用者連絡先電話番号(502)
と利用者パスワード(507)より、電話番号と利用者
パスワードの整合性を確認する(S805)。つまり、
利用者データテーブル(図23)を検索し、入力された
電話番号と同一の利用者連絡先電話番号(502)のデ
ータレコードを探し出す。ついで、入力された利用者パ
スワードが、検索されたデータレコードの利用者パスワ
ード(507)と同一か判定する。
【0057】同一の場合には、該データレコードの利用
者ID(501)を変数Xuserに代入し(S81
0)、利用者データをメッセージ化し申し込み端末(3
2)に送信する(S901)。Xuserと同一の利用
者IDを、駐車枡申し込みデータテーブル(図21)よ
り検索し、検索した申し込みデータが支払い期限を過ぎ
ている場合(S902)、「前回利用時の支払いが済ん
でおりません。」とのメッセージと申し込みデータの支
払いIDをメッセージ化し申し込み端末(32)に送信
する(S903)。支払い期限を過ぎておりさらに、支
払い期限の遅延が一定範囲を超えている場合(S90
4)、「ご利用は前回の支払い後にお願いします」との
メッセージを送信し、「利用不能」信号を申し込み端末
(32)に送信する(S905)。支払い期限の遅延が
一定範囲を超えている申し込みデータがない場合、「利
用者確認」信号を端末(32)に送信する(S90
6)。
【0058】同一でない場合、「利用者パスワードをメ
ールにて送信するか」とのメッセージと、「パスワード
送信質問」信号を申し込み端末(32)に送信する(S
806)。その後申し込み端末より「パスワード送信依
頼」信号を受信すると(S807)、Xuserが示す
利用者データテーブル(図23)のデータレコードに記
憶されている利用者連絡先メールアドレス(503)に
対して、パスワードをメールにて送信し(S808)、
処理を終了する。なお、ここでメールとはインターネッ
トを経由する電子メールのことを示す、以下電子メール
をメールと呼ぶ。また、ここでは2回以降の利用でも電
話番号を申し込み端末より入力したが、始めての利用時
の利用者登録にて電話番号などの連絡コードを記憶し、
次回以降は会員番号などの電話番号などと対応するコー
ドを連絡コードとして入力してもよい。
【0059】管理コンピュータ(30)は、「利用者登
録依頼」信号を受けると(S802)、受信した連絡先
メールアドレスと同一の利用者連絡先メールアドレス
(503)のデータレコードが利用者データテーブル
(図23)に既に登録されていないかを検索し(S10
01)、登録されている場合には、該データレコードの
利用者ID(501)を変数Xuserに代入する(S
1002)。Xuserと同一の利用者IDを持つ、デ
ータレコードを駐車枡申し込みデータテーブル(図2
1)より検索し、一致したデータレコードの支払い期限
(310)を確認する(S1003)、検索したデータ
レコードが支払い期限を過ぎている場合、「前回利用時
の支払いが済んでおりません。」とのメッセージと、申
し込みデータの支払いIDをメッセージ化し申し込み端
末(32)に送信し(S1004)、さらに、「ご利用
は前回の支払い後にお願いします」とのメッセージと
「利用不能」信号を申し込み端末(32)に送信し(S
1005)、処理を終了する。
【0060】上記、「利用不可能」信号を送信しない場
合、管理コンピュータ(30)は、新たな利用者IDを
生成して、利用者データテーブル(図23)に新たなデ
ータレコードを追加する(S1006)。データレコー
ドには、生成した利用者IDと共に、受信したパラメー
タを、利用者連絡先電話番号(502)、利用者連絡先
メールアドレス(503)、利用者車両ナンバー(50
4)、利用者車両サイズ(505)、利用者車両型式
(506)、利用者パスワード(507)として記録
し、「利用者登録確認」信号を申し込み端末(32)に
送信する(S1008)。利用済み駐車場ID1(50
8)、利用済み駐車場ID2(510)、利用済み駐車
場ID3(512)には’NULL’が代入され、利用
ポイント(514)、払い戻し金額(515)、利用追
加金額(516)には0が代入される。生成した利用者
IDは、変数Xuserに代入される(S1007)。
【0061】2.2.駐車場の利用可否判定の表示 申し込み端末(32)は、「利用者登録依頼」あるい
は、「利用者確認依頼」信号を送信した後、受信したメ
ッセージを表示する(S209)。次いで、「利用不
能」を受信したときは(S210)、「利用申し込み画
面」を終了する(S211)。「パスワード送信質問」
を受け付けた場合、受信したメッセージに従い、パスワ
ードをメールアドレス宛て送信するかと表示されてい
る。YESのボタンが押されると(S213)、管理コ
ンピュータ(30)に入力された電話番号と、「パスワ
ード送信依頼」信号を送信し(S214)、処理を終了
する。
【0062】申し込み端末(32)は、「利用者登録確
認」あるいは、「利用者確認」信号を受信すると(S2
16)、「利用日入力画面」を表示する(S301)。
「利用日入力画面」では、’時間’、’1日’どちらか
の申し込みタイプと、申し込み期日が入力でき、「次
へ」ボタンが表示されている。’時間’の申し込みの場
合は、利用開始は現時点であり、利用者は利用終了時刻
のみを入力する。’1日’の場合には利用開始日と、利
用期間を入力する。’1日’の申し込みタイプの場合の
利用開始日は、現在より3日間の以内に制限されてい
る。利用者が「次へ」ボタンを押すと(S303)、申
し込み端末(32)は「利用日時決定」信号と、入力さ
れた申し込みタイプおよび、申し込みタイプが’時間’
のときは利用終了時刻、’1日’の場合には利用開始日
と、利用期間を管理コンピュータ(30)に送信する
(S304)。
【0063】管理コンピュータ(30)は、「利用日時
決定」信号を受け取ると(S1103)、受け取った利
用開始日を変数Xday_beginに、利用期間を変
数Xdaysに、申し込みタイプをXtypeに、利用
終了時刻をXtime_endに、それぞれ代入する。
また、「利用日時決定」信号を受け取った時刻を変数X
time_nowに代入する。申し込みタイプが’時
間’の場合には、Xday_beginは通信した当
日、Xdaysは1日になる(S1104)。
【0064】また、重複した予約を禁止するため、駐車
枡申し込みデータテーブル(図21)より、利用者ID
(303)がXuserと一致するデータレコードを全
て検索し、さらに、該データレコードの駐車枡ID(3
02)が示す駐車枡データテーブル(図20)の駐車枡
申し込み配列(203)の要素より、申し込まれている
利用日を検出する(S1105)。Xday_begi
nから、Xdaysの間に利用者が既に申し込んだ駐車
枡がある場合、新たな駐車枡を申し込むことは出来な
い。その場合「既に申し込まれている駐車枡がありま
す、以前の申し込みをキャンセルした後、申し込みをし
てください。」とのメッセージを申し込み端末(32)
に送信し、「利用不能」信号を申し込み端末(32)に
送信し(S1106)、処理を終了する(S110
7)。
【0065】重複した予約がなければ、管理コンピュー
タ(30)は利用者データテーブル(図23)より利用
者ID(501)が変数Xuserと一致するデータレ
コードを検索する。検索したデータレコードの利用済み
駐車場ID1(508)、利用済み駐車場ID2(51
0)、利用済み駐車場ID3(512)のデータが’N
ULL’でない場合、それぞれの駐車場の利用可否を判
定する。駐車場の利用可否判定については、2.4.節
にて詳しく述べる。
【0066】利用済み駐車場ID1(508)、利用済
み駐車場ID2(510)、利用済み駐車場ID3(5
12)の中で利用可能な駐車場がある場合、利用可能な
駐車場の駐車場評価1(509)、駐車場評価2(51
1)、駐車場評価3(513)および、それぞれの駐車
場の駐車場名(101)、駐車場ID(102)、駐車
場位置座標(104)、駐車場地図(105)、申し込
みタイプと利用期間に応じた利用料金を駐車場データテ
ーブル(図19)より検索し、申し込み端末(32)に
する(S1108)。
【0067】また、Xuserにて示される利用者デー
タテーブル(図23)のデータレコードから払い戻し金
額(515)を求め、その金額も申し込み端末(32)
に送信する(S1109)。払い戻し金額は、料金支払
い後に申し込みをキャンセルした場合、支払い済みの料
金の一部を管理コンピュータ(30)が記憶したもの
で、利用料金より、払い戻し金額を引いた額が今回の利
用に対して支払う必要がある請求金額である。ついで管
理コンピュータ(30)は、地域データテーブル(図2
2)より、記憶されている全ての地域の地域ID(40
1)および、地域名称(402)と、「地域一覧送信」
信号を申し込み端末(32)に送信する(S111
0)。
【0068】申し込み端末(32)は、受信したメッセ
ージを表示し(S305)、「利用不能」を受信したと
きは(S306)、「利用申し込み画面」を終了する。
「地域一覧送信」信号を受信したとき(S308)、地
域選択画面を表示する(S309)。地域選択画面に
は、受信した地域名称を表示し、地域名称選択する選択
メニューと共に、過去に利用した駐車場の利用可否と、
該駐車場の駐車場評価、利用料金、利用者の払い戻し金
額、「駐車場を申し込み」ボタン、「新たな駐車場を選
択」ボタンが表示されている。
【0069】利用者が、過去に利用した駐車場を選択し
(S310)、「駐車場を申し込み」ボタンを押すと
(S311)、管理コンピュータ(30)に、選択され
た駐車場の駐車場IDと、利用料金と、「申しこみ」信
号が送信される(S312)。地域名称を選択し(S3
10)、「新たな駐車場を選択」ボタンを押すと(S3
13)、申し込み端末(32)は、選択された地域名称
に対応した地域IDと「地域選択」信号を管理コンピュ
ータ(30)に送信する(S314)。
【0070】管理コンピュータ(30)は「地域選択」
信号を受信すると(S1201)、駐車場データテーブ
ル(図19)より、地域ID(103)が申し込み端末
(32)より送られた地域IDと一致する駐車場を示す
データレコードを検索し、該データレコードの駐車場I
Dから駐車場の利用可否判定をおこなう(S120
2)。
【0071】ついで、駐車場利用可否送信処理をおこな
う(S1203)。つまり、利用可能な駐車場それぞれ
の駐車場の駐車場名(101)、駐車場ID(10
2)、駐車場位置座標(104)、駐車場地図(10
5)、申し込みタイプと利用期間に応じた利用料金を駐
車場データテーブル(図19)より検索し、申し込み端
末(32)に送信し、同時に、受信した地域IDに対応
した地域駐車場地図(403)を送信する。さらに、
「駐車場利用可否送信」信号を送信する。利用可能な駐
車場がないときには、駐車場名(101)、駐車場ID
(102)は送信せず、「駐車場利用可否送信」信号の
みを送信する。
【0072】2.3.申し込み処理および駐車枡ID送
信処理 申し込み端末(32)は、「駐車場利用可否送信」を受
信すると(S401)、「駐車場申し込み画面」を表示
する(S402)。「駐車場申し込み画面」には、受信
した駐車場名を表示し、駐車場名を選択する選択メニュ
ーと共に、該駐車場の利用可否と、利用料金が表示され
ている。申し込み端末(32)が地図データを備える場
合、受信した駐車場位置座標に応じて、ぞれぞれの駐車
場位置を表示する。あるいは、申し込み端末(32)が
グラフィック表示機能を備えている場合には、受信した
地域駐車場地図を表示する。個々の駐車場の地図を表示
させても良い。利用者が、駐車場を選択し、「駐車場を
申し込み」ボタンを押すと(S404)、管理コンピュ
ータ(30)に選択された駐車場の駐車場IDと、利用
料金と、「申しこみ」信号が送信される(S405)。
【0073】管理コンピュータ(30)は、「申し込み
信号」を受信すると(S1204)、受信した駐車場I
DをXparkに、利用料金をXpriceに代入す
る。駐車場データテーブル(図19)より、駐車場ID
(102)がXparkに一致するデータレコードを検
索し、申し込んだ全ての利用日 Xday={Xday_start,Xday_sta
rt+1,…,Xday_start+Xdays−
1} における、駐車場空き枡数配列[Xday](119)
の数値を減算する(S1205)。ついで、駐車枡デー
タテーブル(図20)より、駐車場ID(202)がX
park一致し、全ての利用日における、駐車枡申し込
み配列(203)の値が’NULL’でありる駐車枡を
示すデータレコードを全て検索し、検索したデータレコ
ードの中から、利用日を挟んだ連続した利用可能日がも
っとも小さい駐車枡を探し出し、その駐車枡ID(20
1)を変数Xslotに代入する(S1206)。
【0074】駐車枡を利用するために、利用者の過去の
払い戻し金額がまず利用される。払い戻し金額は、利用
料金を支払い後に、利用をキャンセルしたとき利用料金
に応じて蓄積される金額である。Xuserにて示され
る利用者データテーブル(図23)のデータレコードか
ら払い戻し金額(515)を求める。利用料金Xpri
ceより、払い戻し金額を引いた額が今回の利用に対し
て支払う必要がある請求金額である。この金額をXpr
ice2に代入する。Xpriceより、払い戻し金額
が大きい場合、利用者は今回支払いの必要はない。請求
金額Xprice2には0が代入される(S120
7)。上記、Xuserが示すデータレコードの払い戻
し金額(515)からは、Xpriceが引かれる。結
果がマイナスとなった場合には、0が代入される(S1
208)。なお、支払い受け付け機関が一定の取引手数
料を要求し小額の請求が出来ない場合、払い戻し金額を
全額利用せず、請求金額Xprice2が一定の金額以
上になるようにしても良い。
【0075】また、新たにユニークな申し込みデータI
D Xorderと、支払いID Xpayを生成し、
駐車枡申し込みデータテーブル(図21)に新しいデー
タレコードを追加する(S1209)。新たなデータレ
コードの申し込みデータID(301)にはXorde
r、支払いID(308)にはXpay、駐車枡ID
(302)にはXslot、申し込みタイプ(304)
にはXtype、利用者ID(303)にはXuse
r、申し込み時点価格(307)には請求金額Xpri
ce2の値をそれぞれ代入する。また、Xtypeが’
時間’である場合、利用開始時刻(305)にXtim
e_now、利用終了時刻(306)にXtime_e
ndを代入し、支払い済みフラグ(309)には’支払
い未’が、支払い期限(310)には、現在より30日
後の日付が代入される。
【0076】次に、変数Xslotにて示される駐車枡
データテーブル(図20)のデータスロットの、全ての
利用期間 Xday={Xday_start,Xday_sta
rt+1,…,Xday_start+Xdays−
1} の駐車枡申し込み配列(203)にXorderを代入
する(S1210)。
【0077】ついで、管理コンピュータ(30)は、駐
車枡ID送信処理を行う。つまり、Xuserにて示さ
れる利用者データテーブル(図23)のデータレコード
から利用者連絡先メールアドレス(503)を検索し、
該メールアドレス宛てに支払いIDXpay、請求金額
Xprice2、支払期限、駐車場名、駐車枡ID X
slot、および利用期間Xday、Xdays、Xt
ime_endを、メッセージ化し送信する(S121
1)。
【0078】また、Xparkより、Xuserが示す
データレコードの利用済み駐車場ID1(508)、利
用済み駐車場ID2(510)、利用済み駐車場ID3
(512)、駐車場評価1(509)、駐車場評価2
(511)、駐車場評価3(513)を更新する。駐車
場評価は、駐車場の利用回数であり、今回の申し込みに
より1加算される。
【0079】さらにまた、請求金額Xprice2が0
でないとき(S1212)、管理コンピュータ(30)
は、支払い受け付け機関に対して、支払いIDXpay
および、請求金額Xprice2、利用者名、駐車場
名、利用期間をメールにて送信する(S1213)。利
用者が支払い受け付け機関に料金を支払うと、支払い受
け付け機関より、支払いIDを用いて支払いが完了した
旨、管理コンピュータ(30)にメールが送信される。
該メールの受信により、管理コンピュータ(30)は、
駐車枡申し込みデータテーブル(図21)の支払いID
(308)を検索し、検索されたデータレコードの支払
済みフラグ(309)を’支払い完’にセットする。
【0080】これらの処理の後、管理コンピュータ(3
0)は、申し込み端末(32)に対して、申し込み手続
きを完了し、駐車枡IDをメールにて送信した旨のメッ
セージと、「申し込み受け付け」信号を送信し、処理を
終了する(S1214)。申し込み端末(32)は、受
信したメッセージを表示した後(S406)、「申し込
み受け付け」信号の受信待ちとなる。「申し込み受け付
け」信号を受信後(S407)、処理を終了する。な
お、本実施例では地域名称より駐車場名一覧を表示させ
たが、直接駐車場IDを申し込み端末(32)より入力
しても良い。携帯端末などにて、駐車場に到着後その駐
車場に表示されているIDを入力しても良い。
【0081】2.4.駐車場の利用可否判定処理 駐車場の駐車場IDと、’時間’と’1日’との申し込
みタイプより、駐車場が利用可能か判定する方法につい
て述べる。管理コンピュータ(30)は駐車場データテ
ーブル(図19)より、利用済み駐車場IDと一致する
データレコードを検索し、利用可能な駐車場があるかど
うかを判定する。すなわち、検索したデータレコードの
利用可能日限定フラグ(118)、駐車場利用可能日配
列(119)、駐車場空き枡数配列(120)および、
駐車枡数(121)、1日利用上限枡数(122)、月
極め利用上限枡数(123)より駐車場に利用可能な駐
車枡があるかを判定する。すなわち、申し込んだ全ての
利用日 Xday={Xday_start,Xday_sta
rt+1,…,Xday_start+Xdays−
1} に関して、下記条件式f求める。 X[Xday]=f(Xday,駐車場データテーブ
ル)=((利用可能日限定フラグ=’限定’and駐車
場利用可能日配列[Xday]=’可能’)or(利用
可能日限定フラグ=’非限定’))and(((申し込
みタイプ=’1日’)and(駐車場空き枡数配列[X
day]>(駐車枡数−1日利用上限枡数)))or
((申し込みタイプ=’時間’)and(駐車場空き枡
数配列[Xday]>0)))
【0082】申し込んだ全ての利用日Xdayに対して
X[Xday]=YESである場合さらに、駐車枡デー
タテーブル(図20)より、駐車場ID(202)が一
致するデータレコードを検索し、全ての利用日におけ
る、駐車枡申し込み配列の値が’NULL’である駐車
枡を検索する。駐車枡がある場合その駐車場は利用可能
である。その他の場合、その駐車場は利用不可能であ
る。なお、上記条件式fにおいて、駐車場空き枡数配列
[Xday]は、Xday日の該駐車場の空き枡数を、
駐車場利用可能日配列[Xday]は、Xday日の駐
車場の利用可否を示す。
【0083】3.利用状況の確認 駐車場の不正利用を防止するため、駐車場の利用状況は
公開されている。つまり、現時点において、駐車枡に対
して利用許可を持っている車両の車両ナンバーと駐車枡
IDとの対応関係は、第3者に公開されており、不信な
車両が不正利用車であるかを誰でも判定できる。このと
き車両枡が空いていることを公開すると、逆に不正な利
用を誘発することがある。予約が入っていない場合で
も、第3者には駐車枡が空いていることを開示せず、か
つ、駐車枡に停車している車両の不正利用を判定できな
ければならない。
【0084】申し込み状態表示端末(33)の処理のフ
ローチャートを図5に示す。利用者は申し込み状態表示
端末(33)より「利用状況確認」画面を選択、表示さ
せ(S502)、駐車枡IDと、駐車している車両の車
両ナンバーを入力し、「確認」ボタンを押す。確認ボタ
ンが押されると(S504)、申し込み状態表示端末
(33)は、入力された駐車枡IDと、車両ナンバー
と、「駐車枡確認要求」信号を管理コンピュータ(3
0)に送信する(S505)。
【0085】管理コンピュータ(30)は、「駐車枡確
認要求」を受信すると(S803)、現時点の駐車枠の
利用者の車両ナンバーをXcar_number2に代
入する。現時点の利用者が存在しないとき、車両ナンバ
ー作成手段により車両ナンバーを作成しXcar_nu
mber2に代入する。この処理を以下のように行う。
【0086】受信した駐車枡IDが示す駐車枡データテ
ーブル(図20)のデータレコードの現時点の駐車枡申
し込み配列の値をXorder2に代入する。Xord
er2が’NULL’のとき、駐車枡IDが示す駐車枡
データテーブル(図20)のデータレコードの月極め利
用利用者ID(204)を、Xuser2に代入する。
Xorder2が’NULL’でないとき、つまり、現
時点での利用者がいる場合、Xorder2が示す駐車
枡申し込みデータテーブル(図21)のデータレコード
の、利用者ID(303)を求め、Xuser2に代入
する。
【0087】ついで、Xuser2が示す利用者データ
テーブル(図23)のデータレコードの利用者車両ナン
バー(504)の値を、Xcar_number2に代
入する。Xuser2が’NULL’であるとき、実在
しない車両ナンバーを作成し、変数Xcar_numb
er2に代入する。実在しない車両ナンバーとして例え
ば、他の駐車場を現時点にて利用している車両ナンバー
を利用する。
【0088】この処理によって、入力された駐車枡ID
に現時点の利用者がいる場合(S1302)、Xcar
_number2には、該利用者の車両ナンバーが代入
され(S1303)、また、現時点の利用者はおらず、
月極め利用者がいる場合、Xcar_number2に
は、月極め利用者の車両ナンバーが代入される(S13
05)。さらに、月極め利用者もいない場合(S130
4)、Xcar_number2には、実在しない車両
ナンバーが代入される(S1306)。
【0089】この変数Xcar_number2と、入
力された車両ナンバーとの一致を判定し(S130
7)、一致したときには「正規利用者」、一致しないと
きには「不正利用者」である。正規利用者であるとき、
「車両は正規利用者です。駐車枡と申し込み時間を確認
してください」とのメッセージを、申し込み状態表示端
末(33)に伝達する(S1308)。
【0090】ここでは、駐車枡の申し込みがない場合に
は月極め利用者の車両ナンバーを不正利用者の判定に利
用している。これによって、例えば不正利用を試みる第
三者が、月極め利用者の車両ナンバーを記憶し、その車
両ナンバーを申し込み状態表示端末(33)より入力す
ることによって、駐車枡の申し込みがない状態であるこ
とを知ることを防止している。
【0091】さて、「不正利用者である」とき、管理コ
ンピュータ(30)はさらに、入力された車両ナンバー
の車両を利用者データテーブル(図23)より検索し、
一致する利用者のデータレコードを検索し、そのデータ
レコードの利用者IDをXuser3に代入する。利用
者データテーブル(図23)に入力された車両ナンバー
がないとき(S1309)、「不正利用者は、システム
未利用者」(S1310)であり、入力された車両ナン
バーがあるとき、「不正利用者は、システム利用者」で
ある。「不正利用者は、システム利用者」であるとき、
駐車枡データテーブル(図20)と、駐車枡申し込みデ
ータテーブル(図21)より、前回の利用者の利用者I
Dを検索し、該利用者IDがXuser3と一致するか
判定する(S1311)。一致するとき、「不正利用者
は、利用時間超過」であると判定できる(S131
2)。一致しないとき、駐車枡データテーブル(図2
0)と、駐車枡申し込みデータテーブル(図21)よ
り、Xuser3が示す利用者の現時点での申し込みが
ないかを判定する(S1313)。申し込みがある場
合、「不正利用者は駐車枡を誤っている」と判定する
(S1314)。申し込みがない場合、「不正利用者
は、システム利用者であるが、利用時間超過や、駐車枡
の誤りでない」と判定する(S1305)。
【0092】さらに、「不正利用者は、利用時間超過」
であるとき(S1401)、新たにユニークな申し込み
データIDと、支払いIDを生成し、通常の申し込みと
同様に、駐車枡申し込みデータテーブル(図21)に新
しいデータレコードを追加する(S1402)。申し込
みタイプ(304)は、’超過利用’と設定される。駐
車枡データテーブル(図20)の駐車枡申し込み配列
(203)も、新たな申し込みデータIDによって更新
される(S1403)。申し込み時点価格(307)に
は、超過時間に応じて、超過利用料金が設定される。X
user3のユーザには、超過料金が発生した旨と共
に、超過料金と、支払いIDがメールにて送信される
(S1404)。
【0093】これらの判定結果は、駐車枡IDと共に駐
車場データテーブル(図19)の駐車場管理者メールア
ドレス(120)を用いて、駐車場の管理者に伝達され
る(S1405)。申し込み状態表示端末(33)に
も、判定結果と、駐車場データテーブル(図19)の駐
車場管理者電話番号(107)が送信される(S140
6)。
【0094】ここには詳述しないが、駐車場管理者は、
駐車場管理者パスワードを用いて、駐車枡を無料で予約
することができる。また、駐車枡の利用が不可能になっ
た利用者に対して、利用料金の減免や、払い戻しもでき
る。さらにまた、「不正利用者は駐車枡を誤っている」
場合、該不正利用者の本来の申し込み内容を知ることが
出来、不正利用者の為に駐車が不可能になった利用者に
対して、該不正利用者の本来の駐車枡を割り当てること
もできる。
【0095】ここでは、申し込み状態表示端末(33)
より、駐車枡IDと、駐車している車両の車両ナンバー
を入力したが、例えば駐車枡IDのみを入力し、申し込
みを受け付けた車両の車両ナンバーを表示しても良い。
あるいは、駐車場内の駐車枡毎の車両ナンバーを全て表
示してもよい。このとき、もし、申し込みがないとき、
空いている駐車枡を表示すると不正な利用を誘発する危
険がある為、空いている駐車枡でも利用可能な車両ナン
バーとして何らかの車両ナンバーを表示する必要があ
る。ランダムに発生させた車両ナンバーや、あらかじめ
定めた車両ナンバーでも良いが、上記のように月極め利
用者の車両ナンバーを表示させてもよい、前回の利用者
の車両ナンバーを表示させてもよい。
【0096】また、本実施例では、不正利用者が発生し
た場合の対応を駐車場管理者に対して移管しているが、
システムが自動的に対応してもよい。例えば、不正利用
者の為に駐車枡が利用できなかった利用者の利用期間に
応じて、他の駐車枡を無料で割り当ててもよいし、ある
いは、「不正利用者は駐車枡を誤っている」場合には、
該不正利用者の本来の駐車枡を割り当てても良い。
【0097】さらにまた、駐車場の出入り台数をカウン
トする装置を設け、該駐車場に予約されている台数と、
出入りした台数より積算した台数が多いとき、不正利用
者が駐車していると判定し管理者に警報しても良い。
【0098】4.月極め利用者の利用日の変更 月極め利用者の利用日の変更も、申し込み端末(32)
より行うことができる。申し込み端末のフローチャート
を図6に示す。
【0099】利用者は、「月極め利用日の変更画面」を
選択、表示させる(S602)。「月極め利用日の変更
画面」では、電話番号と利用者パスワードの入力ができ
(S603)、「次へ」のボタンが表示されている。利
用者は、電話番号と利用者パスワードを入力し、「次
へ」のボタンを押す。申し込み端末(32)は、「次
へ」のボタンが押されると(S604)、電話番号と利
用者パスワードと共に「利用者確認依頼」信号が管理コ
ンピュータ(30)に送信する(S605)。
【0100】管理コンピュータ(30)の、「利用者確
認依頼」信号に対する対応は、’1日’、’時間’の申
し込み処理の場合と同様なので省略する。すなわち管理
コンピュータ(30)は、利用者データテーブル(図2
3)より、電話番号と利用者パスワードの整合性を確認
し 一致している場合には、該データレコードの利用者
ID(501)を変数Xuserに代入し、駐車枡申し
込みデータテーブル(図21)より支払い期限の遅延が
一定範囲を超えている場合「利用不能」信号を申し込み
端末(32)に送信する。支払期限の問題がない場合、
「利用者確認」信号を申し込み端末(32)に送信す
る。同一でない場合、「利用者パスワードメールにて送
信するか」とのメッセージと、「パスワード送信質問」
信号を申し込み端末(32)に送信する(S804−S
906)。
【0101】申し込み端末(32)は、「利用者確認」
信号を受信すると(S613)、「月極め利用日送信依
頼」を送信する(S614)。「利用不能」信号や「パ
スワード送信質問」信号に対する対応は、’1日’、’
時間’の申し込み処理の場合と同様なので省略する(S
607−S612)。
【0102】管理コンピュータ(30)は、「月極め利
用日送信依頼」信号を受信すると(S1101)、駐車
枡データテーブル(図20)より、Xuserが月極め
利用利用者ID(204)と一致するデータレコードを
検索する。該データレコードの駐車枡申し込み配列(2
03) の値が、1,000,000以下の’月極
め’、’平日のみ月極め’の申し込みタイプであり、
1,000,000より大きい値の場合はその他の申し
込みタイプの場合である。これにより、利用者が申し込
みをしている日と、駐車枡申し込み配列(203)が’
NULL’でなく、他の利用者が申し込みしている日を
検索し、その結果を「月極め利用日データ」として送信
する。また、「月極め利用日検索」信号を送信する(S
1501)。
【0103】申し込み端末(32)にて、「月極め利用
日データ」と、「月極め利用日検索」信号を受信すると
(S615)、利用者は、他の利用者の申し込みしてい
る日を除いて、新たに利用日を追加、又は削除する(S
616)。「利用日の変更」ボタンを押すと(S61
7)申し込み端末(32)は変更された利用日を「利用
日変更通知」信号と共に管理コンピュータ(30)に送
信し(S618)、処理を終了する。
【0104】管理コンピュータ(30)は、「利用日変
更通知」信号を受信すると(S1502)、変更された
利用日に基づき、駐車枡データテーブル(図20)の該
当データレコードの駐車枡申し込み配列(203)を変
更する(S1503)。利用者の申し込みタイプが’平
日のみ月極め’の場合でかつ、利用日数がその月の平日
日数を超過している場合(S1504)、駐車場1日単
価(平日)(113)、駐車場1日単価(休日)(11
4)に基づいて、超過日数分の駐車料金を利用者データ
テーブル(図23)の該利用者のデータレコードの利用
追加金額に料金を記憶する(S1505)。このとき、
月極め利用者に対する追加料金には一定の割引料金を指
定しても良い。
【0105】5.1日利用のキャンセル 1日利用の場合、利用のキャンセルも、申し込み端末
(32)より行うことができる。申し込み端末のフロー
チャートを図7に示す。
【0106】利用者は、「申し込みキャンセル画面」を
選択、表示させる(S702)。「申し込みキャンセル
画面」には、電話番号と利用者パスワードの入力ができ
(S703)、「次へ」のボタンが表示されている。利
用者は電話番号と利用者パスワードを入力後、「次へ」
のボタンを押す。申し込み端末(32)は、「次へ」の
ボタンが押されると(S704)、電話番号と利用者パ
スワードと共に「利用者確認依頼」信号が管理コンピュ
ータ(30)に送信される(S705)。
【0107】管理コンピュータ(30)の、「利用者確
認依頼」信号に対する対応は、’1日’、’時間’の申
し込み処理の場合と同様なので省略する。利用者パスワ
ードが正しく、支払期限の問題がない場合、利用者ID
を変数Xuserに代入し、「利用者確認」信号を申し
込み端末(32)に送信する(S804−S906)。
【0108】申し込み端末(32)は、「利用者確認」
信号を受信すると(S713)、「利用日送信依頼」を
送信する(S714)。「利用不能」信号や「パスワー
ド送信質問」信号に対する対応は、’1日’、’時間’
の申し込み処理の場合と同様なので省略する。
【0109】管理コンピュータ(30)は、「利用日送
信依頼」信号を受信すると、駐車枡申し込みデータテー
ブル(図21)と駐車枡データテーブル(図20)よ
り、本日と本日より過去を除く、Xuserが’1日’
にて申し込みしている駐車枡IDと申し込み日を「利用
日検索」信号と共に申し込み端末(32)に送信する
(S1602)。
【0110】申し込み端末(32)は、「利用日検索」
信号を受信すると(S715)、受信した駐車枡IDと
申し込み日の一覧と、「申し込みのキャンセル」ボタン
を表示し、利用者の申し込み日を選択を受け付ける(S
716)。キャンセルする申込日が選択され、「申し込
みのキャンセル」ボタンを押されると(S717)、選
択された駐車枡IDと、申込日と「申し込みキャンセ
ル」信号を管理コンピュータ(30)に送信し(S71
8)、処理を終了する。
【0111】管理コンピュータ(30)は、「申し込み
キャンセル信号」を受信すると(S1603)、選択さ
れた駐車枡IDが示す駐車枡データテーブル(図20)
のデータレコードの駐車枡申し込み配列(203)の選
択された申込日の値をXorderに代入する。駐車枡
申し込み配列(203)の選択された申込日の値に
は、’NULL’を挿入する(S1604)。このXo
rderは、駐車枡申し込みデータテーブル(図21)
のデータレコードを示す、申し込みデータIDである。
既に料金が支払われている場合、支払われた料金は記憶
され、次回以降の申し込みに利用できる。つまり、Xo
rderが示す駐車枡申し込みデータテーブル(図2
1)のデータレコードの支払い済みフラグ(309)
が’支払い完’であるとき(S1605)、該データレ
コードの申し込み時点価格(307)より、一定金額の
手数料を引いた金額を、Xuserが示す利用者データ
テーブル(図23)のデータレコードの払い戻し金額
(515)に加算する(S1606)。この処理の後、
駐車枡申し込み配列(203)が示していた駐車枡申し
込みデータテーブル(図21)のデータレコードは削除
される(S1607)。
【0112】駐車枡が複数の日付で連続して申し込まれ
ており、その申し込みの全ての申し込み日がキャンセル
されたのではない場合(S1608)、管理コンピュー
タ(30)は、新規の申し込みと同様に、新たにユニー
クな申し込みデータIDと、支払いIDを生成し、駐車
枡申し込みデータテーブル(図21)に新しいデータレ
コードを追加する(S1610)。利用料金には、新規
の申し込みと同様に利用者データテーブル(図23)の
データレコードの払い戻し金額(515)が利用され
る。新たな申し込みデータIDに基づいて、駐車枡デー
タテーブル(図20)の該当データレコードの駐車枡申
し込み配列(203)を再度変更する(S1611)。
生成された支払いIDおよび、支払い金額、支払期限、
駐車場名、駐車枡ID、利用期間が利用者のメールアド
レス宛てに送信する(S1612)。さらにまた、管理
コンピュータ(30)は、支払い受け付け機関に対し
て、支払いIDおよび、支払い金額、利用者名、駐車場
名、利用期間をメールにて送信する(S1613)。全
ての申し込み日がキャンセルされた場合(S160
8)、管理コンピュータ(30)は、利用者のメールア
ドレス宛てに予約をキャンセルした旨を送信する(S1
609)。
【0113】6.定刻処理 管理コンピュータ(30)は、5分毎に割り込みを発生
させ、駐車枡申し込みデータテーブル(図21)を検索
する。申し込みタイプ(304)が’時間’であるデー
タレコードを検出し、該レコードの利用終了時刻(30
6)と、現時点を比較し、利用終了時刻が経過していた
ら、駐車枡ID(302)の示す駐車枡データテーブル
(図20)のデータレコードの、駐車枡申し込み配列
(203)の本日の値を’NULL’にセットし、その
駐車枡配列を利用可能とする。
【0114】また、管理コンピュータ(30)は、1月
に1回割り込みを発生させ、以下の処理を行う。処理の
内容を図17にフローチャートとして示す。駐車枡申し
込みデータテーブル(図21)の支払い済みフラグ(3
09)が’支払い完’でかつ、申し込みタイプ(30
4)が、’1日’あるいは’時間’であるデータレコー
ドを検索する(S1702)。この駐車場利用料金の一
定割合はシステムの利用料として徴収され、さらに一定
割合は駐車場を提供した月極め利用者に対して支払わ
れ、残金が駐車場管理者に支払われる。 検索されたデ
ータレコードがあるとき(S1703)、データレコー
ド毎に次の処理を行う。
【0115】まず、駐車枡ID(302)が示す駐車枡
データテーブル(図20)のデータレコードより、駐車
場ID(202)を得、Xparkに代入する。該デー
タレコードの駐車枡申し込み配列(203)の値が、申
し込みデータID(301)と一致する日より、利用開
始日Xday_startと利用期間Xdaysを求め
る。さらに、駐車枡データテーブル(図20)より、駐
車場ID(202)が、Xparkと一致し、全ての利
用日 Xday={Xday_start,Xday_
start+1,…,Xday_start+Xday
s−1}における、駐車枡申し込み配列(203)の値
が’NULL’あるいは、1,000,000より大き
く、未利用あるいは、’1日’、’時間’、’超過利
用’であるデータレコードを全て検索し、その月極め利
用利用者ID(204)を配列Xslot_possi
ble_userに、その数をXslop_possi
ble_numberに代入する(1704)。
【0116】各駐車枡の月極め利用者に対する返金金額
は、駐車場利用料金の一定割合をXslot_poss
ible_numberにて除した値となる(170
5)。Xslot_possible_userにて示
される利用者データテーブル(図23)の払い戻し金額
(515)に、「駐車場利用料金の一定割合/Xslo
t_possible_number」が加算される
(1706)。Xslot_possible_use
rにて示されるデータがNULLの場合、該駐車枡は誰
にも貸し出されていない状態を示す。したがって、この
駐車枡に対する返金金額は全て駐車場管理者に返金され
る。駐車場利用料金より、システムの利用料および、月
極め利用者に対する返金を除いた残りが駐車場管理者へ
の対価であり、駐車枡申し込みデータテーブル(図2
1)の該当するデータレコードの駐車場管理者対価(3
11)に加算される(1708)。
【0117】これらの処理の後、駐車場管理者への対価
の支出および、月極め利用者への払い戻しを行う。ま
ず、駐車枡の貸し出しに対する駐車場管理者への対価を
支払う。すなわち、駐車枡申し込みデータテーブル(図
21)の支払い済みフラグ(309)が’支払い完’で
あるデータレコードを検索し、該データレコードの駐車
場管理者対価(311)を駐車場毎に集計する。集計さ
れた金額は、駐車場データテーブル(図19)の駐車場
支払い口座番号(108)へそれぞれ払い込まれる。集
計後、支払い済みフラグ(309)が’支払い完’であ
るデータレコードは消去される(1709)。次に、駐
車枡申し込みデータテーブル(図21)の申し込みタイ
プ(304)が’月極め’あるいは、’平日のみ月極
め’であるデータレコードを検索し、該レコードの利用
者ID(302)の示す利用者データテーブル(図2
0)のデータレコードを用いて、利用者に請求書を送付
する。請求金額は、申し込みデータテーブル(図21)
の申し込み時点価格(307)に利用者データテーブル
(図20)の払い戻し金額(515)を減算し、利用追
加金額(516)を加算した金額である(1710)。
【0118】また、支払い期限を超えている申し込みデ
ータへの対応を行う。すなわち、駐車枡申し込みデータ
テーブル(図21)の支払い済みフラグ(309)が’
支払い未’かつ、支払い期限(310)が現時点を超え
ているデータレコードを検索し、該データレコードの利
用者ID(303)が示している利用者データテーブル
(図23)のデータレコードを用いて、未払い利用者に
支払いを促す電子メールを送信する(1711)。
【0119】7.支払いコードの利用 以下に、支払いコードを利用した第2の実施の形態を説
明する。ここで言う支払いコードとは、銀行や、クレジ
ット会社など支払いコード発行機関が利用者に与える数
値コードであり、利用者が商品の販売者に伝達すること
によって、料金の支払いが行われる。より具体的に言う
と、支払いコードとは、クレジットカードナンバー、デ
ビットカードナンバー、あるいは電子マネーのことであ
る。
【0120】クレジットカードナンバーは、クレジット
会社が発行し、利用者に与える。クレジット会社は、利
用者の与信を管理し、販売者からの支払いが保証される
かどうかの問い合わせに答えると共に、商品の代金を販
売者の銀行口座に振り込む。代金は、後に利用者の銀行
口座より引き落とされる。
【0121】デビットカードナンバーは、銀行が発行し
利用者に与える。利用者はあらかじめ銀行の利用者口座
に貯金を行う。銀行は、販売者からの支払い保証の問い
合わせに答えると共に、利用者口座の残高を上限に、商
品の代金を利用者の銀行口座より、販売者の銀行口座に
移動する。複製を困難にしたものとして、SET(Se
cure Electronic Transacti
on)等の通信プロトコルがある。
【0122】電子マネーは、銀行などの電子マネー発行
機関が発行し利用者に与える。利用者は、あらかじめ電
子マネー発行機関に対して料金を支払い、その料金に応
じた電子マネーを電子マネー発行機関より受け取る。電
子マネーは、電気的な複写が困難になるよう設計さた支
払いコードであり、電子マネーを受け渡すことにより、
料金の支払いが行われ電子的な紙幣あるいはコインとし
て利用される。電子マネー発行機関は、発行した電子マ
ネーに応じて、発行見合い資金を保持する。電子マネー
を受け取った販売者が、電子マネーを電子マネー発行機
関に渡すことにより、その代価が電子マネー発行機関よ
り、販売者に受け渡される。
【0123】第2の実施例の構成は、第1の実施例と変
わず、図1に示した管理コンピュータ(30)、申し込
み端末(32)、及び申し込み状態表示端末(33)に
て構成される。さらにまた、管理コンピュータ(30)
は図に示さない支払いコード発行機関のコンピュータと
も同様にインターネットを通じて接続している。申し込
み状態表示端末(33)に搭載されるプログラムは同一
である。管理コンピュータ(30)、申し込み端末(3
2)に搭載されるプログラムもほぼ同一であるが、支払
いコードは受領すること、あるいは受領時に支払いコー
ド発行機関に確認を行うことにより、支払いコードは受
領時点で、支払いが成立する。このため申し込み受付時
の処理が、コンビニエンスストアなど支払い受け付け機
関を利用した第1の実施例と異なる。つまり、「利用者
の確認/利用者の登録」、「駐車場の利用可能性の表
示」、「駐車場の利用可能判定処理」、「利用状況の確
認」、「月極め利用者の利用日の変更」、「1日利用の
キャンセル」、「定刻処理」の各処理、および「データ
テーブル」、に関しては、第1の実施例と同様である。
「申し込み処理」のみが異なる。
【0124】7.1.支払いコード利用時の申し込み処
理 申し込み端末からは、「申し込みボタン」を押す前に、
支払いコード入力処理が必要となる。支払いコード入力
処理とは、クレジットカードナンバーあるいは、デビッ
トカードナンバーの入力と、必要である場合にはその為
の暗証番号の入力である。あるいは、電子マネーのコー
ドが保存されているIDカード等の電子マネー保存装置
から、端末に電子マネーを入力する処理である。この場
合の金額は、利用料金より払い戻し金額を引いた金額で
ある。支払いコード入力処理は、S310の直後に入
る。S312または、S405にて管理コンピュータに
送信される「申しこみ」信号と同時に、入力された支払
いコードは管理コンピュータに送信されるる。このと
き、SSL(Secure Sockets Laye
r)などの暗号化処理を施しても良い。
【0125】このときの管理コンピュータの処理を図1
8にフローチャートとして示す。第1の実施例の図12
と異なる部分を説明する。管理コンピュータ(30)
は、「申し込み信号」を受信(S1804)した後、S
1807にて、駐車データテーブルの空き枡数を更新す
る前に、支払いコード発行機関に照会を行う(S180
5)。クレジットカードの場合にはクレジット会社へ、
デビットカードの場合には銀行へ利用者の支払い保証の
問い合わせを行う。電子マネーの場合には、電子マネー
を受領した時点で支払いが完了しているので、電子マネ
ー発行機関に対する照会は行わなくても良いが、電子マ
ネー発行機関が、電子マネーが複製されていないかを確
認する機能を持つ場合には、照会を行ってもよい。これ
らの照会の結果、クレジット会社や銀行などの支払いコ
ード発行機関が支払いコードの利用を否定した場合(S
1806)、管理コンピュータ(30)は、支払いコー
ドの利用は拒否された旨のメッセージと「申し込み受け
付け」信号を送信し(S1812)、処理を終了する
(S1813)。支払いコード発行機関が支払いコード
の利用を肯定した場合のみ、S1807以降の処理が行
われる。
【0126】S1807にて行われる処理は、第1の実
施例と同様である。ただ、利用者に送信されるメッセー
ジには、支払いIDは含まれない。また、生成された駐
車枡申し込みデータテーブル(図21)のデータレコー
ドの支払い済みフラグ(309)は’支払い完’にセッ
トされる。S1807の処理後、請求金額が0ない場
合、受領した支払いコードを用いて、支払いコード発行
機関へ請求金額Xprice2を請求する(S180
9)。
【0127】最後に、管理コンピュータ(30)は、第
1の実施例と同様に、申し込み端末(32)に対して、
申し込み手続きを完了し、駐車枡IDをメールにて送信
した旨のメッセージと、「申し込み受け付け」信号を送
信し(S1810)、処理を終了する(S1811)。
【0128】ここでは、申し込み端末(32)、申し込
み状態表示端末(33)を用いて駐車場の利用を行うシ
ステムを異なる端末として説明してきたが、同一の端末
に両者の機能を持たせても良い。あるいは、端末には例
えばHTML(Hyper TextMarkup L
anguage)で記述された文章を表示するブラウザ
機能のみを持たせ、管理コンピュータ(30)上でCG
I(Common Gateway Interfac
e)等の技術を用いたスクリプトの実行を行い、その結
果をHTMLに変換して送信してもよい。
【0129】なお、実施例では始めに、利用者電話番号
など利用者を判別するデータの入力を求め、その後利用
期日に応じた駐車場の利用可否を表示したが、申し込み
端末への通信容量、申し込み端末の表示機能、計算機能
が十分であれば、始め利用期日に応じた駐車場の利用可
否あるいは、当日の駐車場の利用可否を表示し、その後
の申し込み時に利用者を判別するデータの入力を求めて
も良い。
【0130】さらにまた、この実施例では駐車枡毎に駐
車枡IDを設けたが、駐車場内に複数の駐車枡群を設
け、それぞれ駐車枡群ごとに駐車枡IDを割り当てる実
施例も可能である。これによっても、申し込みをしない
利用者は、利用可能な駐車枡を知ることができず、実施
例と同様な効果を得ることができる。逆に、近隣の複数
の規模の駐車場、例えば駐車枡が1台の駐車場を集め
て、1つの駐車場として取り扱っても、実施例と同様な
効果を得ることができる。
【0131】なお、駐車枡IDはシステム内でユニーク
なIDであり、個々の駐車枡にこの駐車枡IDが表示さ
れているとしたが、実際の運用では例えば駐車枡IDを
上5桁と下3桁に別け、上5桁を駐車場のID、下3桁
を駐車場内の駐車枡のIDとして、個々の駐車枡にはこ
の下3桁のみを表示しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 駐車場管理システム構成図である。
【図2】
【図3】
【図4】第1の実施例の申し込み端末による利用申し込
みに関するフローチャートである。
【図5】第1の実施例の申し込み状態表示端末による利
用状況の確認に関するフローチャートである。
【図6】第1の実施例の申し込み端末による月極め利用
者の利用日の変更に関するフローチャートである。
【図7】第1の実施例の申し込み端末による1日利用の
キャンセルに関するフローチャートである。
【図8〜17】 第1の実施例の管理コンピュータの処
理に関するフローチャートである。
【図18】第2実施例の管理コンピュータの申し込み処
理に関するフローチャートである。
【図19】駐車場データテーブルのデータレコードの内
容である。
【図20】駐車枡データテーブルのデータレコードの内
容である。
【図21】駐車枡申し込みデータテーブルのデータレコ
ードの内容である。
【図22】地域データテーブルのデータレコードの内容
である。
【図23】利用者データテーブルのデータレコードの内
容である。第1実施例のメインルーチンのフローチャー
トである。
【符号の説明】
11…CPU、12…CRT、13…LANボード、1
4…ハードディスク、15…キーボード、16…RO
M、17…RAM、19…内部バス、20…ルータ、2
1…LAN、30…管理コンピュータ、31…インター
ネット、32…申し込み端末、33…申し込み状態表示
端末
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月28日(2001.5.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 駐車場管理システム構成図である。
【図2】第1の実施例の申し込み端末による利用申し込
みに関するフローチャートである。
【図3】第1の実施例の申し込み端末による利用申し込
みに関するフローチャートの続きである。
【図4】第1の実施例の申し込み端末による利用申し込
みに関するフローチャートの続きである。
【図5】第1の実施例の申し込み状態表示端末による利
用状況の確認に関するフローチャートである。
【図6】第1の実施例の申し込み端末による月極め利用
者の利用日の変更に関するフローチャートである。
【図7】第1の実施例の申し込み端末による1日利用の
キャンセルに関するフローチャートである。
【図8】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関す
るフローチャートである。
【図9】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関す
るフローチャートの続きである。
【図10】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図11】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図12】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図13】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図14】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図15】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図16】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図17】第1の実施例の管理コンピュータの処理に関
するフローチャートの続きである。
【図18】第2実施例の管理コンピュータの申し込み処
理に関するフローチャートである。
【図19】駐車場データテーブルのデータレコードの内
容である。
【図20】駐車枡データテーブルのデータレコードの内
容である。
【図21】駐車枡申し込みデータテーブルのデータレコ
ードの内容である。
【図22】地域データテーブルのデータレコードの内容
である。
【図23】利用者データテーブルのデータレコードの内
容である。
【符号の説明】 11…CPU、12…CRT、13…LANボード、1
4…ハードディスク、15…キーボード、16…RO
M、17…RAM、19…内部バス、20…ルータ、2
1…LAN、30…管理コンピュータ、31…インター
ネット、32…申し込み端末、33…申し込み状態表示
端末

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の駐車枡を備える駐車場を管理する駐
    車場管理システムにおいて、駐車枡にはそれぞれ駐車枡
    IDが設けられるとともに、利用期間、利用者への連絡
    コードおよび、駐車場の申し込み意思を示す申し込み信
    号を入力可能な申し込み端末と、各駐車枡の申し込み状
    態を記憶する記憶手段と、各駐車枡の申し込み状態よ
    り、前記申し込み端末より入力された利用期間における
    駐車場の利用可否を判定する利用可否判定手段と、前記
    申し込み端末に駐車場の利用可否を送信する駐車場利用
    可否送信手段と、前記申し込み端末より少なくとも利用
    者への連絡コードと申し込み信号の両者が入力されたこ
    とを条件に、前記申し込み端末より入力された利用期間
    にて利用可能な駐車枡の駐車枡IDを申し込み端末に送
    信する駐車枡ID送信手段とを備えたことを特徴とする
    駐車場管理システム。
  2. 【請求項2】複数の駐車枡を備える駐車場を管理する駐
    車場管理システムにおいて、駐車枡にはそれぞれ駐車枡
    IDが設けられるとともに、利用期間、支払いコードお
    よび、駐車場の申し込み意思を示す申し込み信号を入力
    可能な申し込み端末と、各駐車枡の申し込み状態を記憶
    する記憶手段と、各駐車枡の申し込み状態より、前記申
    し込み端末より入力された利用期間における駐車場の利
    用可否を判定する利用可否判定手段と、前記申し込み端
    末に駐車場の利用可否を送信する駐車場利用可否送信手
    段と、前記申し込み端末より少なくとも支払いコードと
    申し込み信号の両者が入力された条件に、前記申し込み
    端末より入力された利用期間にて利用可能な駐車枡の駐
    車枡IDを申し込み端末に送信する駐車枡ID送信手段
    とを備えたことを特徴とする駐車場管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1、2の駐車場管理システムにおい
    て、駐車場管理システムは、複数の駐車場を管理し、利
    用者への連絡コードまたは、支払いコードと過去に利用
    した駐車場との対応関係を記憶する記憶手段と、申し込
    み端末より入力された利用者への連絡コードまたは、支
    払いコードに応じた過去に利用した駐車場の、申し込み
    端末より入力された利用期間における利用可否を、申し
    込み端末に送信する送信手段とを備えたことを特徴とす
    る駐車場管理システム
  4. 【請求項4】複数の駐車枡を備える駐車場を管理する駐
    車場管理システムにおいて、駐車枡にはそれぞれ駐車枡
    IDが設けられるとともに、利用期間、車両ナンバーお
    よび、駐車場の申し込み意思を示す申し込み信号を入力
    可能な申し込み端末と、各駐車枡の申し込み状態を利用
    者の車両ナンバーと関連付けて記憶する記憶手段と、各
    駐車枡の申し込み状態より、前記申し込み端末より入力
    された利用期間における駐車場の利用可否を判定する利
    用可否判定手段と、前記申し込み端末に駐車場の利用可
    否を送信する駐車場利用可否送信手段と、前記申し込み
    端末より少なくとも申し込み信号を受領したことを条件
    に、前記申し込み端末より入力された利用期間にて利用
    可能な駐車枡の駐車枡IDを申し込み端末に送信する駐
    車枡ID送信手段と、現時刻における駐車枡の申し込み
    状態を、駐車枡IDと車両ナンバーとの対応関係にて表
    示する申し込み状態表示端末とを備えたことを特徴とす
    る駐車場管理システム。
  5. 【請求項5】請求項4の駐車場管理システムにおいて、
    申し込み状態表示端末は、車両ナンバーと駐車枡IDを
    入力可能であり、駐車場管理システムは、現時刻におい
    て該入力された駐車枡IDの駐車枡を利用可能な車両の
    車両ナンバーが、該入力された車両ナンバーと一致した
    とき、該入力された車両ナンバーの車両は、正規の利用
    者の車両であると判定し、該入力された車両ナンバーの
    車両が、現時刻において他の駐車枡を利用可能であると
    き該入力された車両ナンバーの車両は、駐車枡を誤った
    利用者の車両であると判定する判定手段を備えたことを
    特徴とする駐車場管理システム
  6. 【請求項6】請求項4の駐車場管理システムにおいて、
    車両ナンバーを作成する車両ナンバー作成手段と、現時
    刻における駐車枡の申し込み状態を、駐車枡IDと、車
    両ナンバーとの対応関係にて表示し、現時刻において駐
    車枡が申し込まれていないとき、車両ナンバー作成機に
    て作成した車両ナンバーを表示する申し込み状態表示端
    末とを、備えることを特徴とする駐車場管理システム
JP2001112003A 2001-03-06 2001-03-06 駐車場管理システム Pending JP2002269256A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003006787A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Nissan Motor Co Ltd 車両共同利用システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003006787A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Nissan Motor Co Ltd 車両共同利用システム

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