JP3914694B2 - クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置 - Google Patents

クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3914694B2
JP3914694B2 JP2000231728A JP2000231728A JP3914694B2 JP 3914694 B2 JP3914694 B2 JP 3914694B2 JP 2000231728 A JP2000231728 A JP 2000231728A JP 2000231728 A JP2000231728 A JP 2000231728A JP 3914694 B2 JP3914694 B2 JP 3914694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
guarantee
amount
credit card
guarantor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000231728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002042018A (ja
Inventor
雅之 平塚
維康 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sompo Japan Insurance Inc
Original Assignee
Sompo Japan Insurance Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sompo Japan Insurance Inc filed Critical Sompo Japan Insurance Inc
Priority to JP2000231728A priority Critical patent/JP3914694B2/ja
Publication of JP2002042018A publication Critical patent/JP2002042018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3914694B2 publication Critical patent/JP3914694B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレジットカードを利用してサービス享受者がサービス保証者による代金負担が保証されたサービスを受けた場合のクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サービスの提供を内容とする契約等や社会保障等に基づき、あるいは保険契約や売買契約に付随するなどの形態で、サービス享受者が特定のサービスについてサービス保証者の代金負担によりサービスを受けることができるサービス保証が広く行われている。例えば、医療機関の利用や、会員制の娯楽施設の利用や、会社・学校の構成員による宿泊施設や飲食店の利用や、建物の保守管理契約に基づく建物の修理・保全や、自動車や家庭電化製品の保証期間内の保証や、自動車保険契約による自動車の修理・陸送、傷害の治療、代車のレンタル、宿泊などである。例えば緊急の場合などに、これらのサービスを受けるためにはサービス提供者に対する代金の負担を強いられることがあるが、保証の範囲内であれば後日支払代金がサービス保証者より支払われる。
【0003】
しかしサービス享受者が予期せぬ事故時などの緊急時に十分対応できる現金を常に持ち歩いているはずもなく、また現金を所持していたとしても一時的に経済的負担を与えることになる。よってサービス提供者が売掛金として処理し、サービス提供者が後からサービス保証者に支払を請求することが行われているが、このときサービス享受者が保証されているサービスの内容等をサービス提供者に説明しなければならず、面倒で時間を要し、誤りも生じやすい。またサービス提供者が売掛金になることを嫌がり、サービス享受者が満足のいくサービスを受けることができないこともある。そのため予めサービス保証者と個々のサービス提供者との間でサービス内容や支払方法や支払の保証などについて細目を定めて提携しておくことが行われているが、サービスの回数等により限定的で定型的な提携内容になりがちであった。またサービスの範囲を広げる場合等に提携内容について細部にわたって見直す必要が生じるなど、サービス提供者と個別に提携すると、サービス享受者の便のためにサービス提供者を多くすればするほど、その管理に多大な手間と経費を要するようになっていた。このような従来の支払方法における障害により、サービスの提供が十分保証されているとは言い難かった。また、近来では、例えば自動車保険の被保険者が軽微な事故や故障に際して無償でさまざまなサービスを受けられる特約の付随した商品も現れており、この無償サービスの場合には保険金の中からではないが保険者からサービス提供者にサービス代金が支払われるという点では担保種目の特約と同様の事情が存在していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
よって本発明の目的は、サービス保証者による代金負担が保証されたサービスの提供をよりスムーズに行わせることのできるクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、サービス保証者による代金負担が保証され、サービス提供者により提供された保証サービスの代金を、サービス享受者が自己の保有するクレジットカードにより決済した場合のクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置であって、サービス享受者個人情報と、前記サービス享受者が前記保証サービスを受けることができるか否か及び前記保証サービスの内容及び保証額とを相互に関連づけて記憶した保証内容データベース手段と、前記サービス提供者から送られた前記サービス享受者個人情報、サービスの内容及び実費請求の額を含む売上票データが入力されて、前記売上票データに含まれる実費請求の額の全部または一部についてはサービス保証者負担分請求とし、その余の額についてはサービス享受者負担分請求とする負担分計算手段と、前記負担分計算手段から出力されるサービス保証者負担分請求及びサービス享受者負担分請求のそれぞれの額を含むデータを受け取ってサービス保証者向け請求書及びサービス享受者向け請求書を作成する請求書発行手段とを備え、前記負担分計算手段は、前記売上票データが入力されると、前記サービス享受者個人情報を検索条件として前記保証内容データベース手段を検索して前記サービス享受者が前記保証サービスを受けることができるか否かを判断し、該当するサービス享受者が検索された場合、該サービス享受者についての前記保証サービスの内容及び保証額を読み取り、読み取られた前記保証サービスの内容及び保証額と前記売上票データに含まれる提供されたサービスの内容及び実費請求の額とを照合して、前記保証サービスの内容及び保証額の範囲内の前記サービス保証者負担分請求の額及びその余のサービス享受者負担分請求の額を決定し、決定した前記サービス保証者負担分請求及びサービス享受者負担分請求の額を含むデータを前記請求書発行手段に出力するようにクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置を構成した。
【0007】
このようなクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置においては、サービス享受者がサービス提供者から受けた保証サービスについてクレジットカードによりサービス代金を決済すると、サービス提供者はクレジットカード発行者に対し実費請求を行う。クレジットカード発行者は、サービス保証者に対して請求を行うが、サービス保証者の負担分は、サービス保証者とサービス享受者との間で予め定められた保証サービスの内容及び保証額の範囲を越えることはなく、クレジットカード発行者はサービス保証者に対し実費請求の一部または全部の額のサービス保証者負担分請求を行うために、それぞれの両方または一方に対する請求書を発行する。保証サービスの内容の範囲とは、例えば自動車保険の契約内容が修理・陸送は保証の範囲内であるが代車の提供は範囲外であるような場合である。また保証額の範囲とは、例えば自動車保険において保険金額が100万円であれば100万円が範囲内であり、100万円を超えるような修理は範囲外になる。保証額には無制限の場合も含まれる。さらに「サービスの内容」には、特定のサービス提供者を含むことができる。例えば自動車保険において修理に特定の提携ロードアシスタンス会社を呼ぶことは範囲内であり、それ以外の自動車修理業者に頼むと範囲外となるようにしてもよい。クレジットカード発行者は、実費請求のうち保証サービスの内容及び保証額を超えたその余の額についてはサービス享受者に対しサービス享受者負担分請求を行う。なお、ここで「クレジットカード」には、いわゆる家族カードのようなクレジットカードに紐付けされた専用カードを含む。さらに「サービス」には部品の交換など物の譲渡を伴うものも含み、燃料やオイルの補給や消耗品の補充や医薬・食料品の購入などの物の移転のみである場合をも含むものとする。
【0008】
よって本発明に係るクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置によると、サービス享受者がサービス保証者による代金負担が保証されたサービスを受けた場合のサービス代金のクレジットカードを利用した支払いが可能となり、サービス提供者にとっては所定の範囲内で代金回収が保証され、回収についての不安や売掛金の発生がかなり取り除かれ、サービス享受者にサービスを安心して提供することができる。またサービス享受者は直ちに満足のいくサービスを享受することができる。サービス保証者にとっては、個々のサービス提供者と提携する必要がなく、サービス提供者との提携やその管理に要する手間を省略して、経費を節減することができる。同時に、所定の範囲外の内容や価額のサービスについてはサービス享受者に負担させるようにしたので、サービス保証者は予定外の支出を避けることができる。従って、サービス享受者やサービス提供者による不正・不法なサービスの享受や請求を抑止することにもなる。
【0009】
サービス享受者が上記のような保証サービスの提供を受けるためには、必ずしも新しいクレジットカードの交付を要するものではなく、クレジットカード発行に要する手間や費用の節約を考慮すれば、むしろサービス保証者とサービス享受者とは既にサービス享受者が保有していたクレジットカードによる決済に関して、保証サービスの内容及び/または保証額について予め合意していることが好ましい。この合意は例えば契約に基づく。また、サービス保証者とクレジットカード発行者とは、保証サービスを受けられるサービス享受者、及び各サービス享受者に保証された保証サービスの内容及び/または保証額について予め合意しておくことが好ましい。例えばサービス保証者が新規にサービス享受者となった者の情報をクレジットカード発行者に伝達することにより、サービス享受者がクレジットカードを使用して保証サービスを受けた場合に上記のような処理をなすように両者の間で提携しておく。あるいは、サービス保証者はサービス享受者から保証サービスを受けるとき、あるいは事後に連絡を受け、サービス保証者が連絡を受けた保証サービスの実費請求についてはクレジットカード発行者に上記のような処理をするように連絡してもよい。
【0010】
サービス享受者が保証サービスの提供を求める旨の要求を受けたときに、サービス享受者が保証サービスを受けられるか否か及び保証サービスの内容及び/または保証額を検索し、検索結果に基づいて保証サービスを提供可能なサービス提供者を選択し、選択されたサービス提供者に対してサービス享受者に提供可能な保証サービスの内容及び/または保証額を連絡するとともに、サービス享受者に対して選択されたサービス提供者についての情報を連絡するサービス仲介機関を設けてもよい。これによりサービス享受者は容易に保証サービスを提供するサービス提供者を見つけることができる。サービス仲介機関は、通常は、サービス保証者が各地に設けたコールセンターあるいはサポートセンター等の名称で呼ばれる連絡先で、サービス保証者の支部またはサービス保証者の委託を受けた機関である。サービス仲介機関は、所定のクレジットカードを保有するサービス享受者からのサービスの提供を求める旨の要求を受ける。サービス仲介機関はサービス享受者が保証サービスを受けられるか否か、及び保証サービスを受けられる場合には保証サービスの内容及び/または保証額が検索される。例えば自動車保険の場合、サービス享受者の自動車保険が契約期間内であるか、契約期間内であれば車両運送や修理に要する事故付随費用や代車費用などのサービスが特約として含まれているかどうか、さらに特約が含まれていた場合にその保険金額が検索される。また例えば自動車保険にキーの閉じ込み・バッテリー上がり・パンク・落輪のような軽微な故障や事故に対する無償サービスの特約が付随していた場合、これらも保証サービスに含まれる。
【0011】
サービスの提供を求める旨の要求は文書、口頭、インターネットを通じた端末からのデータ通信等によってもなされうるが、実際には電話を通じてなされることが多いと推定される。電話には、公衆回線網を利用した有線の電話及び公衆電話、無線の携帯電話、自動車電話、衛星電話、PHS等が含まれる。電話により要求がなされたとき、送信されてくる制御信号には、通常呼出端末側の電話番号を含む。もしも連絡がサービス享受者の所有する電話によりなされた場合には、電話番号からサービス享受者を特定し、保証内容を検索することもできる。また要求がサービス享受者の保有するICカードを利用して公衆電話やインターネットに接続された端末等により行われたときには、ICカードの識別記号に基づいて検索することもできる。
【0012】
次に、保証サービスの内容及び/または保証額の検索結果に基づいて、サービス享受者の保有するクレジットカードを発行したクレジットカード発行者と提携していて、検索された保証サービスを提供可能なサービス提供者を選択する。例えば、車両運送や修理が必要ならば自動車修理業者やロードアシスタンス業者であり、代車が必要ならばレンタカー業者などが選択される。
【0013】
この選択においては、サービス享受者の現在位置を検索条件の一つとしてもよい。すなわちサービス享受者がなるべく早くサービスの提供を受けることができ、しかも費用が安くて済むのは、サービス享受者の現在位置に最も早く到達することのできるサービス提供者であり、通例はサービス享受者の現在位置に最も近くに所在地を有するサービス提供者である。もっともこれは、全国規模のロードアシスタンス業者など各地に支部を有するサービス提供者には当てはまらないことはいうまでもない。また検索されるサービス提供者の数は1つ以上を自由に設定可能であるが、好ましくは複数検索されるように設定すれば休業の場合やスケジュールが許さない場合などにも対応できる。
【0014】
サービス享受者の現在位置は、サービスの提供を求める旨の要求が電話を通じてなされたときに、電話番号により検知することができる。電話がサービス享受者の保有する有線の電話であれば、電話番号から特定されたサービス享受者の住所により現在位置が判明する。その他の有線の電話または公衆電話も、電話番号に含まれる市外局番より電話の設置されている位置がわかる。市外局番が含まれていなければ市内からの電話であることはいうまでもない。また携帯電話やPHSの場合、電話業者が提供する発信地点特定サービスを利用することができる。
【0015】
以上のような検索や選択はデータベースを利用して行うことができる。保証内容データベースは、サービス保証者による代金負担が保証された保証サービスを受けることのできるサービス享受者についてのサービス享受者個人情報と、サービス享受者が保証サービスを受けることができるか否か及び保証サービスの内容及び/または保証額とを相互に関連づけて記憶している。サービス提供者データベースは、サービス享受者それぞれの保有するクレジットカードによる代金の決済が可能なサービス提供者についてのサービス提供者個人情報と、サービス提供者が提供可能なサービスとを相互に関連づけて記憶している。ここでサービス提供者個人情報とは、サービス享受者がサービス提供者の提供するサービスを受けるために必要な情報であり、その名称・住所・電話番号などである。もちろんクレジットカード番号を含む。サービス提供者データベースの検索情報にサービス享受者の現在位置を含む場合には、サービス提供者データベースは、さらにサービス提供者の所在地情報を記憶している。
【0016】
このようにしてサービス提供者が選択されると、そのサービス提供者に対してサービス享受者に保証された保証サービスの内容及び/または保証額が連絡される。これによりサービス提供者は、サービス享受者に提供してよいサービスとその価額の範囲について知らされ、その範囲内で代金の支払がほぼ保証されていることを確認することができる。またサービス享受者に対しては、サービス提供者についての情報を連絡する。この情報には、サービス提供者の名称・住所・電話番号等が含まれる。サービス享受者はこの情報を利用してサービス提供者と連絡を取り、あるいはサービス提供者の所在地に出向いてサービスを受けることができる。
【0017】
サービス享受者はサービス提供者からサービスを提供された後、サービス提供者との間でクレジットカードにより決済を行う。この際、サービス提供者はクレジットカードの有効性を確認することもできるが、これは通常のクレジットカードの利用時と同様であり、サービス提供者が保険契約の有効性などを確認することは不要となる。サービス代金は、サービス提供者の実費請求によりクレジットカード発行者からサービス提供者に支払われ、クレジットカード発行者からサービス保証者にサービス保証者負担分請求を行い、場合によってはサービス享受者にサービス享受者負担分請求がなされる。サービス保証者は保証サービスの内容及び/または保証額の範囲内をサービス保証者負担分としてクレジットカード発行者にサービス代金の支払を行い、範囲外の代金についてはサービス享受者に請求される。
【0018】
また本発明は、サービス保証者による代金負担が保証された保証サービスを受けることのできるサービス享受者についてのサービス享受者個人情報と、前記サービス享受者が前記保証サービスを受けることができるか否か及び前記保証サービスの内容及び/または保証額とを相互に関連づけて記憶した保証内容データベース手段と、前記サービス享受者それぞれの保有するクレジットカードによる代金の決済が可能なサービス提供者についてのサービス提供者個人情報と、サービス業者が提供可能なサービスとを相互に関連づけて記憶したサービス提供者データベース手段と、前記サービス享受者個人情報の少なくとも1つが入力され、入力された前記サービス享受者個人情報を検索条件として、前記保証内容データベース手段から前記保証サービスの内容及び/または保証額を検索して出力する保証内容検索手段と、前記保証内容検索手段から前記保証サービスの内容が入力され、入力された前記保証サービスの内容を検索条件として、前記サービス提供者データベース手段から前記サービス提供者個人情報を検索して出力するサービス提供者検索手段とを含んでサービス提供者検索装置を構成した。
【0019】
本発明に係るサービス提供者検索装置によると、保証内容検索手段にサービス享受者個人情報を検索条件として入力すると、保証内容データベース手段から保証サービスの内容及び/または保証額を検索して出力する。保証内容検索手段から出力された保証サービスの内容はサービス提供者検索手段に入力され、入力された保証サービスの内容を検索条件として、サービス提供者データベース手段からサービス提供者個人情報が検索されて出力される。サービス享受者が、契約が切れていたり保証期間が超過していたりして保証サービスを受けられない状態になっていた場合には、保証内容検索手段からサービス提供者検索手段に出力される対象がないことはいうまでもない。
【0020】
このようなサービス提供者検索装置によると、サービス享受者が保証サービスの提供を希望したときに、サービス享受者情報を入力するだけで保証サービスを提供可能なサービス提供者のサービス提供者情報が出力される。これによりサービス享受者はサービス提供者からサービスを受けることができる。
【0021】
このサービス提供者検索装置は典型的にはコンピュータにより構成でき、保証内容データベース手段及びサービス提供者検索手段は物理的に一つのデータベースでも物理的に別体でもよく、一方または両方が各検索手段に対してローカルに配置されていてもネットワークや専用通信回線を介して接続されていてもよい。また保証内容検索手段及びサービス提供者検索手段も物理的には一つの処理制御装置で構成されていてもよい。なお、例えば保証内容データベース手段はサービス保証者が所有する契約管理用のデータベースでもよく、サービス提供者データベース手段はクレジットカード発行者が所有する提携業者管理用データベースでもよい。これらのデータベースと各地に配置されたサービス提供者検索装置とを専用線により接続するようにすると、最新かつ正確度の高いデータが得られる。また、これらのデータベースから必要なデータのみを転送してローカルなデータベースを構築してもよく、この場合には定期的にデータ更新が行われる。
【0022】
サービス提供者検索装置は、サービス享受者からの連絡に応じてオペレータにより使用されるキーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ等を通じて入出力を行うことができるが、保証内容検索手段へサービス享受者個人情報が入力され、かつサービス提供者検索手段からサービス提供者個人情報が出力される入出力手段は、通信網を介して保証内容検索手段及びサービス提供者検索手段に接続された端末とすることもできる。端末は例えば有線の電話、携帯電話、PHS、インターネットに接続されたパソコン端末などである。
【0023】
サービス提供者データベース手段は、さらにサービス提供者の所在地情報を記憶しており、サービス提供者検索手段は、さらにサービス享受者の現在位置が入力され、現在位置を検索条件の一つとして検索を行うようにしてもよい。これにより、サービス享受者の現在位置に近接する所在地を有するサービス提供者が検索され、より迅速かつ確実にサービスを受けることが可能である。また、サービス享受者により通信網を通じて接続された端末の識別記号に基づいてサービス享受者の現在位置を検知し、検知された現在位置をサービス提供者検索手段に入力する現在位置検知手段をさらに含むようにしてもよい。識別記号は例えば電話番号、IPアドレス、ICカードの識別記号等である。電話番号の場合には市外局番から現在位置が判明し、また電話業者の提供する発信地点特定サービスを利用することもできる。またサービス享受者の保有する固定端末であれば、識別記号により保証内容データベース手段を検索して住所を知ることができる。この場合、保証内容データベース手段は、サービス享受者の保有するサービス享受者端末についての識別記号を記憶している。また保証内容検索手段は、識別記号を検索条件として検索を行うようにすることができる。
【0024】
サービス提供者データベース手段は、サービス提供者の保有するサービス提供者端末に通信網を通じて接続するための接続情報を有しており、サービス提供者データベース手段から読み出された接続情報を利用してサービス提供者端末に接続し、保証内容検索手段により検索された保証サービスの内容及び/または保証額をサービス提供者端末に転送する転送手段をさらに含むことができる。これにより、サービス提供者はサービス享受者に提供してもよいサービスの内容及びその価額の範囲を知ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置の実施の形態について説明する。
【0026】
図1は、本発明に係るクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置の一つの実施の形態を含むシステムの主要な構成を示すブロック図である。
【0027】
図1において、保険者であるサービス保証者10と被保険者であるサービス享受者20との間で自動車保険の契約が結ばれる。ここでは説明の便宜上事故付随費用の補償を特約とした自動車保険の契約とするが本発明はこれに限定されるものではなく、その他の保険、娯楽施設を利用する会員制クラブ、自動車や家庭電気製品のメーカによる保証期間中の保証、会社・学校の構成員による施設や輸送機関の利用、公保険や社会保障のような行政サービス等様々な形態を含む。サービス享受者20はクレジットカード発行者30により発行されたクレジットカードを保有している。このクレジットカードは、サービス享受者20がサービス提供者40に対してクレジットカードを用いて決済したときにサービス享受者20に替わってサービス保証者10が代金をクレジットカード発行者30に支払うことを、サービス保証者10とクレジットカード発行者30との間で提携することにより容認しているクレジットカードである。アシスタンスサービスとは、以下に詳述するように、保険契約により補償される項目についてクレジットカードによる決済をしたときにはサービス保証者10が保証サービスの内容及び/または保証額の範囲内において支払を行う、という内容のサービスである。
【0028】
サービス享受者20は自動車事故が発生した場合、直ちにコールセンター50に連絡する。コールセンター50は、サービス保証者10がサービス享受者20が補償を受けるための連絡先として日本各地に設けたサービス仲介機関である。コールセンター50は、クレジットカード発行者30の発行したクレジットカードを保有するサービス享受者20から補償を受け得る事由が生じた旨の連絡を受け、さらにサービス享受者20は状況に応じてサービスの提供を求める旨の要求をする。これに対してコールセンター50は、サービス享受者20について保証サービスを受けられるか否か、及び保証サービスの内容及び保証額の検索、すなわち保険契約の生死並びに生きていた場合の補償可能なサービス及び保険金額などの保証内容を検索する。自動車保険の場合、サービス享受者20の自動車保険が契約期間内であるか、契約期間内であれば担保種目に車両運送や修理に要する事故付随費用や代車費用などのサービスが特約として含まれているかどうか、さらに特約が含まれていた場合にその保険金額が検索される。
【0029】
コールセンター50は、保証内容の検索結果が得られたら、その検索結果に基づいて、サービス享受者20の保有するクレジットカードを発行したクレジットカード発行者30と提携しており、かつ保証サービスを提供可能なサービス提供者40を選択する。例えば車両運送や修理が必要ならば自動車修理業者やロードアシスタンス業者であり、代車が必要ならばレンタカー業者、宿泊が必要になればホテル業者、移動が必要ならばタクシー業者、動かなくなった車を保管する必要があれば駐車場管理業者などが選択される。なお、もしも適当なサービス提供者40が選択できなければ、クレジットカード発行者30と提携していない他のサービス提供者まで範囲を広げて選択されることになろう。
【0030】
コールセンター50は、サービス享受者20の現在位置を検索条件の一つとしてもよい。すなわちサービス享受者20がなるべく早くサービスの提供を受けることができ、しかも費用が安くて済むのは、サービス享受者20の現在位置に最も早く到達することのできるサービス提供者40であり、通例はサービス享受者20の現在位置に最も近くに所在地を有するサービス提供者40である。もっともこれは、全国規模のロードアシスタンス業者など各地に支部を有するサービス提供者には当てはまらないことはいうまでもない。また検索されるサービス提供者40の数は1つ以上を自由に設定可能であるが、複数検索されるようにすれば休業の場合やスケジュールが許さない場合などにも対応できる。
【0031】
サービス享受者20の現在位置は、サービスの提供を求める旨の要求が電話を通じてなされたときに、電話番号により検知することができる。電話がサービス享受者の保有する有線の電話であれば、電話番号から特定されたサービス享受者20の住所により現在位置が判明する。自動車保険の場合は、サービス享受者20は自宅近くではなく出先で事故に遭遇することの方が多く、その場合にはサービス享受者20が自らの現在位置を明確に説明することが難しい。そのような場合に依頼者20の説明に頼らずに依頼者20の現在位置を検知することは迅速にサービスを提供するために非常に有用である。例えば公衆電話ならば、電話番号に含まれる市外局番より公衆電話の設置されている位置がわかる。市外局番が含まれていなければ市内からの電話であることはいうまでもない。また携帯電話やPHSの場合、電話業者はこれらが交信中の基地局の位置を検知して提供する発信地点特定サービスを実施しており、これを利用することができる。
【0032】
最適なサービス提供者40が選択されると、コールセンター50はそのサービス提供者40に対してサービス享受者20に補償可能なサービス及び保険金額を連絡する。これによりサービス提供者40は、サービス享受者20に提供してよい保証サービスの内容と保証額の範囲について知らされ、その範囲内で代金の支払がほぼ保証されていることを確認することができる。またサービス享受者20に対してはサービス提供者40についての情報を連絡する。この情報には、サービス提供者40の名称・住所・電話番号等が含まれる。この情報を利用してサービス享受者20はサービス提供者40と連絡を取って事故を起こした場所に来てもらい、あるいはサービス提供者40の所在地に出向いてサービスを受けることができる。
【0033】
サービス享受者20はサービス提供者40からサービスを提供された後、サービス提供者40との間でクレジットカードにより決済を行う。サービス代金は、サービス提供者40からの実費請求に応じて、クレジットカード発行者30からサービス提供者40に支払われる。さらに代金はクレジットカード発行者30からサービス保証者10に請求される。但し、クレジットカード発行者30がサービス保証者10に請求するのは保証サービスの内容及び/または保証額の範囲内であり、したがって実費請求の額の全部であることもあり、一部となることもある。もしも実費請求の額が保証サービスの内容及び/または保証額の範囲を越えていたならば、範囲内の額についてはサービス保証者10に対しサービス保証者負担分請求を行い、その余の額についてはサービス享受者20に対しサービス享受者負担分請求を行う。
【0034】
このクレジットカードによるサービス代金支払システムによると、サービス享受者20はコールセンター50を通じてサービスの提供を受け、サービス代金はクレジットカードにより決済される。これにより、サービス享受者20の経済的負担や面倒な説明を不要にし、サービス提供者40の代金回収の不安や売掛金の発生を取り除いて、サービス享受者20が直ちに満足のいくサービスを享受できるようにすることができる。よってサービス保証者10の保険によるサービスの提供の補償を十分に実現することができる。また、サービス保証者10が個々のサービス提供者と提携する必要がなく、カード会社30がサービス提供者40との加盟店契約を交わせばよい。よってサービス保証者10はサービス提供者40との提携やその管理に要する手間を省略し、経費を節減することも可能である。
【0035】
図2は、図1のようなクレジットカードによる保険契約に基づくサービス代金支払システムの運用に適した、クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置を含むサービス提供者検索装置の一つの実施の形態を示す。図1のシステムは、一部または全部をコンピュータにより遂行することが可能であることはいうまでもないが、図2のサービス提供者検索装置はサービス提供者を検索する過程及びクレジットカード発行者30による請求書発行の過程をコンピュータにより遂行できるように構成したものである。
【0036】
図2において、コールセンター50はコンピュータである。コールセンター50は、サービス保証者10の保有する保険契約のサービス享受者20についてのサービス享受者個人情報と、その保険契約の生死並びに生きていた場合の補償可能なサービス及び保険金額とを相互に関連づけて記憶した契約内容データベース12にデータ通信回線を介して接続されている。またコールセンター50は、クレジットカード発行者30の保有するサービス提供者についてのサービス提供者個人情報と、提供可能なサービスの内容とを相互に関連づけて記憶したサービス提供者データベース32にもデータ通信回線を介して接続されている。
【0037】
コールセンター50は、契約内容データベース12に接続され、サービス享受者個人情報の少なくとも1つが入力され、入力されたサービス享受者個人情報を検索条件として、契約内容データベース12から補償可能なサービス及び保険金額を検索して出力する保証内容検索部54と、サービス提供者データベース32に接続され、保証内容検索部54から補償可能なサービスが入力され、入力された補償可能なサービスを検索条件として、サービス提供者データベース32からサービス提供者個人情報を検索して出力するサービス提供者検索部とを有する。
【0038】
サービス享受者20及びサービス提供者40は、それぞれインターネットに接続可能な携帯電話22、42を有している。携帯電話22はパケット網を通じ、電話業者60の交換部62を介してインターネットに接続され、コールセンター50の現在位置検知部52と交信することができる。携帯電話42も交換部を介して転送部58に接続されるが、ここでは省略して示してある。
【0039】
現在位置検知部52は、サービス享受者20の端末からの識別記号に基づいてサービス享受者20の現在位置を検知する機能を有する。携帯電話22の場合、電話業者60は携帯電話の発信地特定サービスを行っているので、現在位置検知部52は電話番号により特定される携帯電話22の発信地を知らせるように電話業者60に指示を発し、電話業者60の発信地検知部64により検知された携帯電話22の発信地を受信し、保証内容検索部54に出力する。また現在位置検知部52は、それ以外の識別記号に基づいてサービス享受者20の現在位置を検知可能であり、例えば公衆電話回線を通じて連絡された場合には電話番号に含まれる市外局番から現在位置を知ることができる。市外局番データは現在位置検知部52に記憶されている。サービス享受者20の保有する固定端末の場合には、契約内容データベース12より保証内容検索部54が検索することができる。
【0040】
保証内容検索部54は、現在位置検知部52から携帯電話22の電話番号またはその他のサービス享受者情報、及び現在位置検知部52により検知されたサービス享受者20の現在位置が入力され、これらを検索条件として契約内容データベース12の検索を行う。検索条件となるサービス享受者情報は電話番号の他、証券番号、サービス享受者20の住所・氏名、自動車登録番号、車台番号などであり、特に電話番号ではサービス享受者20が特定できない場合(他人の携帯電話を使用した場合など)に、携帯電話22を操作することにより入力されるようにする。検索対象は、これらサービス享受者情報により特定されるサービス享受者とサービス保証者との間の保険契約の生死、並びに生きていた場合の補償可能なサービス及び保険金額である。保険契約が死んでいた場合、または検索対象が存在しない場合には、その旨が携帯電話22に伝達される。なお個人情報をサービス享受者本人以外に知られないようにするために、コールセンター50は接続の際に、携帯電話22の電話番号やユーザID等によりサービス享受者本人の接続であることを確認し、また出力されるのは必要最低限の範囲の情報に限定しておくことが好ましい。
【0041】
サービス提供者検索部56は、保証内容検索部54からサービス及び保険金額と現在位置とが入力され、これらを検索条件としてサービス提供者データベース32の検索を行う。検索対象は、クレジットカード発行者30と提携しており、補償可能なサービスを提供可能であり、かつ現在位置に近い所在地を有するサービス提供者40である。補償可能なサービスが複数の場合(例えば自動車の修理及び代車の用意)には、それぞれについてのサービス提供者40を検索し、また各サービスについて複数のサービス提供者40を検索することが可能である。検索結果はサービス提供者40の住所・名称や電話番号及び提供可能なサービスであり、携帯電話22及び転送部58に出力される。
【0042】
転送部58は、検索されたサービス提供者40のサービス提供者情報が入力され、サービス提供者情報に含まれる携帯電話42の電話番号を利用して、携帯電話42に接続し、サービス享受者20のサービス享受者情報、補償可能なサービス及び保険代金の範囲を送信する。この連絡は例えばメールや合成音声により行われる。
【0043】
このようなサービス提供者検索装置によると、サービスの提供を受けようとするサービス享受者20は、その保有に係る携帯電話22によりインターネットを介してコールセンター52に接続するだけで、保険により補償可能なサービスを提供するサービス提供者40の住所・名称や電話番号を知ることができる。またサービス提供者40は、サービスの提供を求めてきたサービス享受者に提供可能なサービス及び価額の範囲を知ることができる。
【0044】
以上の説明は、携帯電話22からインターネットを介してコールセンター50に接続された場合の例であり、これはパソコン端末の場合でも同様である。この場合、サービス享受者情報の及び必要なサービスの選択の入力はコールセンター50のHPに用意されたフォームに従って行うことができる。電話を利用した音声通話によりコールセンター50に接続された場合には、サービス享受者情報の入力はコールセンター50により用意された音声による案内に従って、キーを操作することにより行うことができる。また、オペレータがサービス享受者20と通話してコールセンター50を操作することも可能である。
【0045】
クレジットカード発行者30は、サービス提供者から送付された売上票を読み取り売上票データを生成するOCR部34と、売上票データに含まれるサービス享受者個人情報に基づいて、サービス提供を受けた者がサービス保証者により代金支払を保証された保証サービスを受けることのできるサービス享受者であるかどうかを判断し、もしもサービス享受者であれば保証サービスの内容及び/または保証額を読み取り、売上票データに含まれるサービス提供者40により提供されたサービスの内容と照合し、サービスの内容の少なくとも一部が一致すれば、売上票データに含まれる実費請求の額の全部または一部についてはサービス保証者10に請求するサービス保証者負担分請求とし、その余の額についてはサービス享受者20に請求するサービス享受者負担分請求とする負担分計算部36と、負担分計算部からサービス保証者負担分請求及びサービス享受者負担分請求のそれぞれの額及び項目等のデータを受け取ってサービス保証者向け請求書及びサービス享受者向け請求書を作成する請求書発行部38とからなる請求書発行システムを有する。OCR部34はOCR装置により構成でき、負担分計算部36はコンピュータにより構成でき、請求書発行部38はコンピュータ及びプリンタから構成することができる。
【0046】
次に、このような請求書発行システムの作用について説明する。サービス享受者20がサービス提供者40の提供する保証サービスを受ける際に、または受けた後に、サービス提供者40はインプリンターのような売上票作成部44により売上票を作成してクレジット発行者30に郵送する。クレジットカード発行者30はOCR部34により売上票に記載された文字・数字・記号を読み取る。これによりテキストデータ化された売上票データは負担分計算部36に入力される。
【0047】
負担分計算部36は、売上票データに含まれるサービス享受者20のサービス享受者個人情報(クレジットカード番号が最も容易である)を検索条件として、契約内容データベース12を検索し、サービス保証者10と契約した者であるかどうかを検索する。該当するサービス享受者20が検索されれば、さらにサービス享受者10に対して、サービス保証者10の代金負担が保証された保証サービスの内容及び/または保証額、すなわちここでは補償可能なサービス及び保険金額を読み取る。次に負担分計算部36は、補償可能なサービスの内容と、売上票データに含まれるサービス提供者40が実際に提供したサービスの内容とを照合する。もしも両者の一部または全部が一致すれば、サービス保証者負担分の計算を行う。もしも全部不一致であれば、実費請求の額の全てはサービス享受者20の負担となることはいうまでもない。
【0048】
この計算は、次のような基準で行う。まず提供されたサービスの内容が補償可能なものでなければ、サービス享受者負担分とする。例えば自動車保険契約に故障時の修理・陸送は含まれていたが代車の手配までは含まれていなかった場合、修理・陸送の分はサービス保証者負担分となるが代車の手配分の実費はサービス享受者負担分となる。次に、提供されたサービスの価額が保証額を超えていれば、サービス享受者負担分とする。例えば自動車保険契約の保険金額が100万円である場合、100万円を限度として修理代金はサービス保証者負担分となるが、100万円を超えた分についてはサービス享受者負担分となる。さらに、サービス提供者が特定の者に限定される場合、その他のサービス提供者によるサービスについてはサービス享受者負担分となる。例えばサービス保証者10が提携している全国規模のロードアシスタンス業者による修理は保証するが、他の自動車修理業者による修理はサービス享受者負担とする。サービス保証者10は提携した信頼できる業者に限定することにより予定外の額の保証を強いられることを防止することができる。
【0049】
また保証サービスの内容及び/または保証額の範囲内であっても無条件に保証するとは限らない。例えば自動車の鍵の閉じ込み処理に法外な額の請求がなされたり、事故に伴う宿泊費が非常識な額であったりした場合には、たとえ保険金額の範囲内であっても自動車保険による補償の範囲を越えている。このような場合には、予め負担分計算部36に不自然な請求をチェックする機能を設けておき、サービス保証者10に知らせて承認を待つようにすることができる。また一応は機械的に請求書を発行しておき、後からサービス保証者10とサービス享受者20及びサービス提供者40との間で調整を行うようにしてもよい。
【0050】
以上のように本実施の形態に係るクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置によると、サービス享受者20がサービス保証者10による代金負担が保証されたサービスを受けた場合のサービス代金のクレジットカードを利用した支払いが可能となり、サービス提供者40にとっては所定の範囲内で代金回収が保証され、回収についての不安や売掛金の発生がかなり取り除かれ、サービス享受者20にサービスを安心して提供することができる。またサービス享受者20は直ちに満足のいくサービスを享受することができる。サービス保証者10にとっては、個々のサービス提供者40と提携する必要がなく、サービス提供者40との提携やその管理に要する手間を省略して、経費を節減することができる。同時に、所定の範囲外の内容や価額のサービスについてはサービス享受者20に負担させるようにしたので、サービス保証者10は予定外の支出を避けることができる。従って、サービス享受者20やサービス提供者40による不正・不法なサービスの享受や請求を抑止することにもなる。
【0051】
なお図2の実施の形態においては売上票及び請求書はそれぞれ郵送されるようにしたが、インターネット等を通じてデータとして送受信されてもよい。
【0052】
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形可能であることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置によると、サービス享受者がサービス保証者による代金負担が保証されたサービスを受けた場合のサービス代金のクレジットカードを利用した支払いが可能となり、サービス提供者にとっては所定の範囲内で代金回収が保証され、回収についての不安や売掛金の発生がかなり取り除かれ、サービス享受者にサービスを安心して提供することができる。またサービス享受者は直ちに満足のいくサービスを享受することができる。サービス保証者にとっては、個々のサービス提供者と提携する必要がなく、サービス提供者との提携やその管理に要する手間を省略して、経費を節減することができる。同時に、所定の範囲外の内容や価額のサービスについてはサービス享受者に負担させるようにしたので、サービス保証者は予定外の支出を避けることができる。従って、サービス享受者やサービス提供者による不正・不法なサービスの享受や請求を抑止することにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置の一つの実施の形態を実施するためのサービス代金支払システムの主要な構成を表すブロック図である。
【図2】図2は図1の実施の形態におけるサービス代金支払方法を実行するためのクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置の構成を示すブロック図である。

Claims (4)

  1. サービス保証者による代金負担が保証され、サービス提供者により提供された保証サービスの代金を、サービス享受者が自己の保有するクレジットカードにより決済した場合のクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置であって、
    サービス享受者個人情報と、前記サービス享受者が前記保証サービスを受けることができるか否か及び前記保証サービスの内容及び保証額とを相互に関連づけて記憶した保証内容データベース手段と、
    前記サービス提供者から送られた前記サービス享受者個人情報、サービスの内容及び実費請求の額を含む売上票データが入力されて、前記売上票データに含まれる実費請求の額の全部または一部についてはサービス保証者負担分請求とし、その余の額についてはサービス享受者負担分請求とする負担分計算手段と、
    前記負担分計算手段から出力されるサービス保証者負担分請求及びサービス享受者負担分請求のそれぞれの額を含むデータを受け取ってサービス保証者向け請求書及びサービス享受者向け請求書を作成する請求書発行手段とを備え、
    前記負担分計算手段は、
    前記売上票データが入力されると、前記サービス享受者個人情報を検索条件として前記保証内容データベース手段を検索して前記サービス享受者が前記保証サービスを受けることができるか否かを判断し、
    該当するサービス享受者が検索された場合、該サービス享受者についての前記保証サービスの内容及び保証額を読み取り、
    読み取られた前記保証サービスの内容及び保証額と前記売上票データに含まれる提供されたサービスの内容及び実費請求の額とを照合して、前記保証サービスの内容及び保証額の範囲内の前記サービス保証者負担分請求の額及びその余のサービス享受者負担分請求の額を決定し、
    決定した前記サービス保証者負担分請求及びサービス享受者負担分請求の額を含むデータを前記請求書発行手段に出力することを特徴とするクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置。
  2. 前記サービス提供者が作成した売上票を読み取り、前記売上票データを生成して、前記負担分計算手段に出力するOCR手段をさらに備えた請求項1に記載のクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置。
  3. 前記売上票データは、前記サービス提供者からインターネットを通じて送信される請求項1に記載のクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置。
  4. 前記負担分計算手段は、照合の結果、
    前記サービス提供者により提供されたサービスの内容が補償可能なものでなければ、その分の額は前記サービス享受者負担分とし、前記サービス提供者により提供されたサービスの実費請求の額が保証額を超えていれば、超過分の額は前記サービス享受者負担分とする請求項1ないし3のいずれかに記載のクレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置。
JP2000231728A 2000-07-31 2000-07-31 クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置 Expired - Fee Related JP3914694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231728A JP3914694B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231728A JP3914694B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002042018A JP2002042018A (ja) 2002-02-08
JP3914694B2 true JP3914694B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=18724517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000231728A Expired - Fee Related JP3914694B2 (ja) 2000-07-31 2000-07-31 クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3914694B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052648A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Wakai & Co Ltd 決済代行システム
JP6362513B2 (ja) * 2014-11-07 2018-07-25 株式会社日立製作所 通信方法、サーバ装置、及び通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002042018A (ja) 2002-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6534043B2 (ja) 個人間カーレンタル支援システム
US20130030964A1 (en) Location-based payer charging system
US20070285280A1 (en) Providing toll services utilizing a cellular device
US20090125341A1 (en) Coordinating and managing the rental of parking spaces
JP5458467B2 (ja) 決済システム、決済サーバおよび店舗システム
JP2004094699A (ja) 車両共同利用の仲介システム
JP2002083325A (ja) 交通料金自動精算システムおよび交通機関用記憶装置
JP2004030454A (ja) ポイント運用システム、及びポイント運用方法
JP5831373B2 (ja) 売上データ処理システム及びプログラム
MX2015001257A (es) Sistemas y metodos para proporcionar, recargar y finiquitar tarjetas de valor almacenado usadas en aplicaciones de transito.
JP2012244785A (ja) 電気自動車の充電システム
US20050149374A1 (en) Tow management system
KR20090101133A (ko) 카풀운영시스템 및 방법
CN111339397A (zh) 用于获得交通指南的系统和方法
KR100408931B1 (ko) 통신망을 이용한 승객/화물 운송 최적화 시스템 및 방법
JP3914694B2 (ja) クレジットカード発行者のためのサービス代金請求書発行装置
JP2002032629A (ja) 移動端末を利用した取引方法及び装置、システム並びに記録媒体
JP2003256981A (ja) 回送レンタカー運用方法及びそのシステム
JP2002334217A (ja) 保険の保険料支払いシステム
KR20090127790A (ko) 인터넷을 이용한 논스톱 퀵 서비스 배송 시스템
JP2010134917A (ja) タクシー又は運転代行サービスの業務支援システム及び業務支援方法
JP2021182293A (ja) 配送マッチングシステム
JP2001350924A (ja) クレジットカードによる保険契約に基づくサービス代金支払方法、及びサービス提供者検索装置
KR101029608B1 (ko) 골프 멤버 클럽 운용방법
US20030154119A1 (en) Online method and system for issuing vehicle repossession assignments to vehicle repossession contractors

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees