JP2002269172A - エネルギー消費量評価システム、エネルギー消費量評価方法、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

エネルギー消費量評価システム、エネルギー消費量評価方法、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2002269172A
JP2002269172A JP2001068408A JP2001068408A JP2002269172A JP 2002269172 A JP2002269172 A JP 2002269172A JP 2001068408 A JP2001068408 A JP 2001068408A JP 2001068408 A JP2001068408 A JP 2001068408A JP 2002269172 A JP2002269172 A JP 2002269172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energy consumption
building
thermal environment
calculating
theoretical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001068408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4643038B2 (ja
Inventor
Isamu Ota
勇 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Institute of Research and Development Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Institute of Research and Development Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Institute of Research and Development Co Ltd filed Critical Misawa Homes Institute of Research and Development Co Ltd
Priority to JP2001068408A priority Critical patent/JP4643038B2/ja
Publication of JP2002269172A publication Critical patent/JP2002269172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4643038B2 publication Critical patent/JP4643038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の快適性および省エネ性能を明確にする
ことが可能なエネルギー消費量評価システムを提供する
こと。 【解決手段】 エネルギー消費量評価システム1は、熱
負荷算出手段21と、理論エネルギー消費量算出手段2
2と、熱環境維持率算出手段23と、修正エネルギー消
費量算出手段24とを備える。このようなエネルギー消
費量評価システム1を利用することで、数値化したエネ
ルギー消費量を求めることができ、当該数値化したエネ
ルギー消費量によって、建物の断熱性能のバランスを簡
単に判断(評価)することができるので、建物の快適性
を考慮した省エネ性能を明確にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のエネルギー
消費量を評価するエネルギー消費量評価システム、エネ
ルギー消費量評価方法、およびコンピュータによって建
物のエネルギー消費量を評価するためのエネルギー消費
量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、建物の性能評価に、熱損失係数
であるQ値が利用されている。このQ値とは、建物の内
部から外部へ逃げる熱の割合を示すもので、これによっ
て建物全体の断熱性能を判断することが可能となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Q値を
用いると、例えば、壁、床、天井、窓をバランスよく断
熱した建物と、ある部分のみ極端に断熱した建物とが同
じ断熱性(Q値)を有していると評価されることがあ
る。実際には、バランスよく断熱した建物の方が快適で
省エネ性も高いが、Q値は建物全体の平均値であるため
に細かな部分までは判断できない。このため、Q値で
は、建物の快適性および省エネ性能を判断することが困
難であるという問題がある。また、Q値は、一般的に浸
透してないので、当該Q値によって断熱性能が示されて
もわかりにくいという問題がある。
【0004】本発明の目的は、建物の快適性および省エ
ネ性能を明確にすることが可能なエネルギー消費量評価
システム、エネルギー消費量評価方法、およびエネルギ
ー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、建物のエネルギー消費量を評価するエネ
ルギー消費量評価システム1であって、建物に関する複
数の条件に基づいて、少なくとも、当該建物内に発生す
る熱負荷、および平均放射温度を算出する熱負荷算出手
段21と、熱負荷に基づいて、建物における理論上の理
論エネルギー消費量を算出する理論エネルギー消費量算
出手段22と、平均放射温度に基づいて、建物の快適性
の指標となる熱環境維持率を算出する熱環境維持率算出
手段23と、理論エネルギー消費量、および熱環境維持
率に基づいて、建物の快適性を考慮した修正エネルギー
消費量を算出する修正エネルギー消費量算出手段24と
を備えて構成されていることを特徴とする。ここで、条
件としては、少なくとも、建物周辺の気温および湿度、
日射量(直達日射および散乱日射などの合計)、建物内
の在室人数、窓開放の設定、機械換気の設定、建物内の
発生湿度および設定温度、発熱機器の設定が採用でき
る。また、エネルギー消費量は、理論エネルギー消費量
を熱環境維持率で割ることによって求めることができ
る。このような本発明によれば、数値化したエネルギー
消費量によって、建物の断熱性能のバランスを簡単に判
断(評価)することが可能となるので、建物の快適性お
よび省エネ性能を明確にすることが可能となる。
【0006】以上において、前述の熱環境維持率算出手
段23は、平均放射温度に基づいて、建物の熱環境での
不満足者率を算出し、この不満足者率から熱環境維持率
を求めることが好ましい。ここで、建物の熱環境での不
満足者率は、建物内の温度、湿度、気流、輻射、および
内部で生活する人の着衣量、活動量等によって決まるも
のである。このようにすれば、熱環境維持率に基づいて
得られるエネルギー消費量は、この建物の快適性を考慮
した省エネ性能を表すものとすることが可能となる。
【0007】また、前述のエネルギー消費量評価システ
ム1は、熱負荷算出手段21、理論エネルギー消費量算
出手段22、熱環境維持率算出手段23、および修正エ
ネルギー消費量算出手段24で行われた手順を表示する
表示手段(例えば、ディスプレイ5)を備え、修正エネ
ルギー消費量算出手段24は、修正エネルギー消費量の
グラフが作成可能とされ、このグラフは、表示手段に表
示されることが望ましい。さらに、修正エネルギー消費
量算出手段24は、修正エネルギー消費量の日数換算が
算出可能とされ、この算出された日数換算値は、表示手
段に表示されることが好ましい。ここで、グラフとして
は、年別、月別、日別、曜日別、時間別等が採用でき
る。このグラフとしては、一日や一ヶ月などの周期的な
時間経過における変動が把握しやすい形式が好ましく、
例えばレーダーチャートが好ましい。このように、エネ
ルギー消費量をグラフで表したり、日数換算で表せば、
単に算出しただけのエネルギー消費量の数値で建物の評
価を行う場合に比べて、一目で理解・評価することが可
能となり、これにより、建物の快適性および省エネ性能
をより一層明確にすることが可能となる。
【0008】本発明は、前記のようなシステム1だけで
なく、建物に関する複数の条件に基づいて、少なくと
も、当該建物内に発生する熱負荷、および平均放射温度
を算出する熱負荷算出手順と、熱負荷に基づいて、建物
における理論上の理論エネルギー消費量を算出する理論
エネルギー消費量算出手順と、平均放射温度に基づい
て、建物の快適性の指標となる熱環境維持率を算出する
熱環境維持率算出手順と、理論エネルギー消費量、およ
び熱環境維持率に基づいて、建物の快適性を含んだ修正
エネルギー消費量を算出するエネルギー消費量算出手順
とを備えたエネルギー消費量評価方法や、これら手順を
コンピュータに実行させるために、当該手順からなるエ
ネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体としても成立し、作用効果は同
じであるうえ、次のような作用効果が得られる。このよ
うに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に、建物の
エネルギー消費量を評価するためのエネルギー消費量評
価プログラムを記録しておけば、その記録媒体の内容を
一般の汎用コンピュータで読み取ることで、建物におけ
るエネルギー消費量の評価をすることが可能となり、専
用のコンピュータを用いなくてよい。これにより、汎用
のコンピュータによって建物のエネルギー消費量を容易
に評価することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
係るエネルギー消費量評価システム1が示されている。
このエネルギー消費量評価システム1は、建物のエネル
ギー消費量を評価するものであり、本発明のエネルギー
消費量評価方法がプログラムされた専用のコンピュータ
2と、このコンピュータ2に各種情報を入力する入力装
置であるキーボード3およびマウス4と、コンピュータ
2で処理された情報を表示する表示手段であるディスプ
レイ5と、コンピュータ2で処理された情報を印刷する
印刷装置6とを備えて構成されている。
【0010】コンピュータ2には、図2に示されるよう
に、建物に関する複数の条件に基づいて、少なくとも、
当該建物内に発生する熱負荷、および平均放射温度を算
出する熱負荷算出手段21と、熱負荷に基づいて、建物
における理論上の理論エネルギー消費量を算出する理論
エネルギー消費量算出手段22と、平均放射温度に基づ
いて、建物の快適性の指標となる熱環境維持率を算出す
る熱環境維持率算出手段23と、理論エネルギー消費
量、および熱環境維持率に基づいて、建物の快適性を含
んだ修正エネルギー消費量を算出する修正エネルギー消
費量算出手段24とがプログラムされており、これらプ
ログラムは、当該コンピュータ2を構成する図示しない
CPU等で動作制御するOS上で制御されている。ここ
で、建物に関する条件としては、少なくとも、建物周辺
の気温および湿度、日射量(直達日射および散乱日射な
どの合計)、建物内の在室人数、窓開放の設定、機械換
気の設定、建物内の発生湿度および設定温度、発熱機器
の設定の10のモード等が採用できる。
【0011】熱負荷算出手段21は、いわゆる住宅用熱
負荷計算プログラム(SMASH)であって、この計算
法によって熱負荷および平均放射温度を算出する。熱環
境維持率算出手段23は、平均放射温度に基づいて、建
物の熱環境での不満足者率を算出し、この不満足者率か
ら、次式によって熱環境維持率を求める。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、PPDは、不満足者率、PPDm
axは、不満足者率の最大値、PPDminは、不満足
者率の最小値、PPD(t)は、不満足者率の時間関数
である。なお、建物の熱環境での不満足者率は、建物内
の温度、湿度、気流、輻射、および内部で生活する人の
着衣量、活動量等によって決まる。
【0014】修正エネルギー消費量算出手段24は、理
論エネルギー消費量算出手段22で算出された理論エネ
ルギー消費量を、熱環境維持率算出手段23で算出され
た熱環境維持率で割ることで月数換算の修正エネルギー
消費量を求める。ここで、修正エネルギー消費量算出手
段24は、算出した修正エネルギー消費量から、当該修
正エネルギー消費量のレーダーチャートグラフが作成可
能となっている。この作成されたグラフは、ディスプレ
イ5に表示される。同様に、修正エネルギー消費量算出
手段24は、算出した修正エネルギー消費量から、当該
修正エネルギー消費量の日数換算が算出可能となってい
る。この算出された日数換算値は、ディスプレイ5に表
示される。
【0015】このようなエネルギー消費量評価システム
1では、図3に示されるように、まず、作業者が評価し
たい建物に関する情報をキーボード3等で入力し、当該
建物の特定を行う(S1)。ここで、情報としては、例
えば、延床面積、外壁・床の厚さ、天井の高さ、窓の材
質、気密、開口率等が挙げられる。次に、この建物に関
する、建物周辺の気温および湿度、直達日射、散乱日
射、建物内の在室人数、窓開放の設定、機械換気の設
定、建物内の発生湿度および設定温度、発熱機器の設定
の10のモードにおける各データを入力する(S2)。
【0016】熱負荷算出手段21は、特定された建物に
おける10のモードに基づいて、熱負荷および平均放射
温度を算出する(S3)。理論エネルギー消費量算出手
段22は、熱負荷算出手段21で算出された熱負荷に基
づいて、理論エネルギー消費量を算出する(S4)。熱
環境維持率算出手段23は、熱負荷算出手段21で算出
された平均放射温度に基づいて不満足者率を算出し、こ
の不満足者率から熱環境維持率を算出する(S5)。
【0017】修正エネルギー消費量算出手段24は、理
論エネルギー消費量算出手段22で算出された理論エネ
ルギー消費量、および熱環境維持率算出手段21で算出
された熱環境維持率に基づいて、建物の月数換算の修正
エネルギー消費量を算出する(S6)。同時に、修正エ
ネルギー消費量算出手段24は、算出した修正エネルギ
ー消費量から、当該修正エネルギー消費量のグラフを作
成するとともに、当該修正エネルギー消費量の日数換算
を算出する(S7)。なお、各算出手段で算出・作成し
たものは、逐一ディスプレイ5に表示する(S8)。最
終的には、図4に示されるように、ディスプレイ5の画
面に表示される。
【0018】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、このようなエネルギー消
費量評価システム1を利用することで、数値化したエネ
ルギー消費量を求めることができ、当該数値化したエネ
ルギー消費量によって、建物の断熱性能のバランスを簡
単に判断(評価)することができるので、建物の快適性
を考慮した省エネ性能を明確にすることができる。
【0019】また、熱環境維持率を、平均放射温度に基
づいて算出した不満足者率によって求めることで、理論
エネルギー消費量および熱環境維持率に基づいて得られ
るエネルギー消費量を、より正確な数値として得ること
ができ、当該建物の快適性を考慮した省エネ性能をより
明確にすることができる。
【0020】さらに、エネルギー消費量をグラフで表し
たり、日数換算で表すようにしたので、単に算出しただ
けの月数換算のエネルギー消費量の数値で建物の評価を
行う場合に比べて、一目で理解・評価することができ、
これにより、建物の快適性を考慮した省エネ性能をより
一層明確にすることができる。
【0021】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、エネルギー消費量評価方法
のプログラムが組み込まれた専用のコンピュータによっ
てエネルギー消費量の評価を行っていたが、コンピュー
タによって建物のエネルギー消費量を評価するためのエ
ネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を用い、汎用のコンピュータに
エネルギー消費量評価プログラムを読み込ませてエネル
ギー消費量の評価を行ってもよい。このようにすれば、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に、建物のエネル
ギー消費量を評価するためのエネルギー消費量評価プロ
グラムを記録しておくことによって、その記録媒体の内
容を一般の汎用コンピュータで読み取ることで、建物に
おけるエネルギー消費量の評価をすることができるの
で、専用のコンピュータを用いなくてよい。これによ
り、汎用のコンピュータによって建物のエネルギー消費
量を容易に評価することができる。
【0022】また、前記実施形態では、修正エネルギー
消費量算出手段に、グラフ作成機能やエネルギー消費量
の日数換算機能を備えたが、これに限らず、例えば、月
数換算のエネルギー消費量のみで十分であれば、これら
の機能は備えなくてもよい。
【0023】さらに、前記実施形態では、熱環境維持率
を不満足者率から算出したが、これに限らず、例えば、
平均放射温度から直接求めてもよく、算出方法は実施に
当たって適宜決めればよい。
【0024】また、条件としては、前記実施形態の項目
に限らず、例えば、建物内のドアの有無等、詳細な設定
を項目に加えてもよく、実施に当たって適宜決めればよ
い。
【0025】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のエネルギ
ー消費量評価システム、エネルギー消費量評価方法、お
よびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体によれば、次のような効
果がある。すなわち、請求項1、2に記載のエネルギー
消費量評価システムによれば、数値化したエネルギー消
費量によって、建物の断熱性能のバランスを簡単に判断
(評価)することができるので、建物の快適性を考慮し
た省エネ性能を明確にすることができる。
【0026】また、請求項3に記載のエネルギー消費量
評価システムによれば、理論エネルギー消費量および熱
環境維持率に基づいて得られるエネルギー消費量を、よ
り正確な数値として得ることができるので、当該建物の
快適性を考慮した省エネ性能をより明確にすることがで
きる。
【0027】さらに、請求項4、5に記載のエネルギー
消費量評価システムによれば、エネルギー消費量をグラ
フで表したり、日数換算で表せば、単に算出しただけの
エネルギー消費量の数値で建物の評価を行う場合に比べ
て、一目で理解・評価することができ、これにより、建
物の快適性を考慮した省エネ性能をより一層明確にする
ことができる。
【0028】また、請求項6、7に記載のエネルギー消
費量評価方法によれば、数値化したエネルギー消費量に
よって、建物の断熱性能のバランスを簡単に判断(評
価)することができ、建物の快適性を考慮した省エネ性
能を明確にすることができる。
【0029】さらに、請求項8に記載のエネルギー消費
量評価方法によれば、理論エネルギー消費量および熱環
境維持率に基づいて得られるエネルギー消費量を、より
正確な数値として得ることができるので、当該建物の快
適性を考慮した省エネ性能をより明確にすることができ
る。
【0030】また、請求項9、10に記載のエネルギー
消費量評価方法によれば、エネルギー消費量をグラフで
表したり、日数換算で表せば、単に算出しただけのエネ
ルギー消費量の数値で建物の評価を行う場合に比べて、
一目で理解・評価することができ、これにより、建物の
快適性を考慮した省エネ性能をより一層明確にすること
ができる。
【0031】さらに、請求項11に記載のエネルギー消
費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体によれば、コンピュータ読み取り可能な記
録媒体に、建物のエネルギー消費量を評価するためのエ
ネルギー消費量評価プログラムを記録しておけば、その
記録媒体の内容を一般の汎用コンピュータで読み取るこ
とで、建物におけるエネルギー消費量の評価をすること
ができ、専用のコンピュータを用いなくてよい。これに
より、汎用のコンピュータによって建物のエネルギー消
費量を容易に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるエネルギー消費量
評価システムを示す概略構成図である。
【図2】前記実施形態におけるコンピュータのプログラ
ム構成を示すブロック図である。
【図3】前記実施形態におけるエネルギー消費量評価シ
ステムの処理手順を示すフローチャートである。
【図4】前記実施形態におけるディスプレイの表示画面
を示す図である。
【符号の説明】
1 エネルギー消費量評価システム 21 熱負荷算出手段 22 理論エネルギー消費量算出手段 23 熱環境維持率算出手段 24 修正エネルギー消費量算出手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物のエネルギー消費量を評価するエネル
    ギー消費量評価システムであって、 前記建物に関する複数の条件に基づいて、少なくとも、
    当該建物内に発生する熱負荷、および平均放射温度を算
    出する熱負荷算出手段と、 前記熱負荷に基づいて、前記建物における理論上の理論
    エネルギー消費量を算出する理論エネルギー消費量算出
    手段と、 前記平均放射温度に基づいて、前記建物の快適性の指標
    となる熱環境維持率を算出する熱環境維持率算出手段
    と、 前記理論エネルギー消費量、および熱環境維持率に基づ
    いて、前記建物の快適性を含んだ修正エネルギー消費量
    を算出する修正エネルギー消費量算出手段とを備えて構
    成されていることを特徴とするエネルギー消費量評価シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のエネルギー消費量評価シ
    ステムにおいて、 前記条件は、少なくとも、前記建物周辺の気温および湿
    度、日射量、前記建物内の在室人数、窓開放の設定、機
    械換気の設定、前記建物内の発生湿度および設定温度、
    発熱機器の設定であることを特徴とするエネルギー消費
    量評価システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のエネルギ
    ー消費量評価システムにおいて、 前記熱環境維持率算出手段は、前記平均放射温度に基づ
    いて、前記建物の熱環境での不満足者率を算出し、この
    不満足者率から前記熱環境維持率を求めることを特徴と
    するエネルギー消費量評価システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエ
    ネルギー消費量評価システムにおいて、 前記熱負荷算出手段、理論エネルギー消費量算出手段、
    熱環境維持率算出手段、および修正エネルギー消費量算
    出手段で行われた手順を表示する表示手段を備え、 前記修正エネルギー消費量算出手段は、前記エネルギー
    消費量のグラフが作成可能とされ、このグラフは、前記
    表示手段に表示されることを特徴とするエネルギー消費
    量評価システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエ
    ネルギー消費量評価システムにおいて、 前記熱負荷算出手段、理論エネルギー消費量算出手段、
    熱環境維持率算出手段、および修正エネルギー消費量算
    出手段で行われた手順を表示する表示手段を備え、 前記修正エネルギー消費量算出手段は、前記エネルギー
    消費量の日数換算が算出可能とされ、この算出された日
    数換算値は、前記表示手段に表示されることを特徴とす
    るエネルギー消費量評価システム。
  6. 【請求項6】建物のエネルギー消費量を評価するエネル
    ギー消費量評価方法であって、 前記建物に関する複数の条件に基づいて、少なくとも、
    当該建物内に発生する熱負荷、および平均放射温度を算
    出する熱負荷算出手順と、 前記熱負荷に基づいて、前記建物における理論上の理論
    エネルギー消費量を算出する理論熱負荷エネルギー消費
    量算出手順と、 前記平均放射温度に基づいて、前記建物の快適性の指標
    となる熱環境維持率を算出する熱環境維持率算出手順
    と、 前記理論エネルギー消費量、および熱環境維持率に基づ
    いて、前記建物の快適性を含んだ修正エネルギー消費量
    を算出するエネルギー消費量算出手順とを備えて構成さ
    れていることを特徴とするエネルギー消費量評価方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のエネルギー消費量評価方
    法において、 前記条件は、少なくとも、前記建物周辺の気温および湿
    度、日射量、前記建物内の在室人数、窓開放の設定、機
    械換気の設定、前記建物内の発生湿度および設定温度、
    発熱機器の設定であることを特徴とするエネルギー消費
    量評価方法。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7に記載のエネルギ
    ー消費量評価方法において、 熱環境維持率算出手順は、前記平均放射温度に基づい
    て、前記建物の熱環境での不満足者率を算出し、この不
    満足者率から前記熱環境維持率を求めることを特徴とす
    るエネルギー消費量評価方法。
  9. 【請求項9】請求項6〜請求項8のいずれかに記載のエ
    ネルギー消費量評価方法において、 前記熱負荷算出手順、理論エネルギー消費量算出手順、
    熱環境維持率算出手順、およびエネルギー消費量算出手
    順を表示する表示手段を備え、 前記エネルギー消費量算出手順は、前記エネルギー消費
    量のグラフが作成可能とされ、このグラフは、前記表示
    手段に表示されることを特徴とするエネルギー消費量評
    価方法。
  10. 【請求項10】請求項6〜請求項9のいずれかに記載の
    エネルギー消費量評価方法において、 前記熱負荷算出手順、理論エネルギー消費量算出手順、
    熱環境維持率算出手順、およびエネルギー消費量算出手
    順を表示する表示手段を備え、 前記エネルギー消費量算出手順は、前記エネルギー消費
    量の日数換算が算出可能とされ、この算出された日数換
    算値は、前記表示手段に表示されることを特徴とするエ
    ネルギー消費量評価方法。
  11. 【請求項11】コンピュータによって建物のエネルギー
    消費量を評価するためのエネルギー消費量評価プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
    って、 前記建物に関する複数の条件に基づいて、少なくとも、
    当該建物内に発生する熱負荷、および平均放射温度を算
    出する熱負荷算出手順と、 前記熱負荷に基づいて、前記建物における理論上の理論
    エネルギー消費量を算出する理論エネルギー消費量算出
    手順と、 前記平均放射温度に基づいて、前記建物の快適性の指標
    となる熱環境維持率を算出する熱環境維持率算出手順
    と、 前記理論エネルギー消費量、および熱環境維持率に基づ
    いて、前記建物の快適性を含んだ修正エネルギー消費量
    を算出するエネルギー消費量算出手順とをコンピュータ
    に実行させるエネルギー消費量評価プログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001068408A 2001-03-12 2001-03-12 エネルギー消費量評価システム、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP4643038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068408A JP4643038B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 エネルギー消費量評価システム、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068408A JP4643038B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 エネルギー消費量評価システム、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002269172A true JP2002269172A (ja) 2002-09-20
JP4643038B2 JP4643038B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=18926606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001068408A Expired - Fee Related JP4643038B2 (ja) 2001-03-12 2001-03-12 エネルギー消費量評価システム、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4643038B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101390146B1 (ko) * 2012-07-13 2014-04-29 한국에너지기술연구원 건물 에너지 성능 평가 장치 및 방법
WO2015019744A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 日本電気株式会社 みなし消費量計算システム、サーバ、みなし消費量計算方法およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN106250621A (zh) * 2016-07-29 2016-12-21 西南交通大学 列车空调能耗计算系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0593538A (ja) * 1991-03-19 1993-04-16 Shimizu Corp 建築設計段階における空調計画評価システム
JPH06274093A (ja) * 1993-03-19 1994-09-30 Agency Of Ind Science & Technol 住宅の省エネルギー性能評価システム
JPH0835706A (ja) * 1994-07-21 1996-02-06 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調熱負荷予測システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0593538A (ja) * 1991-03-19 1993-04-16 Shimizu Corp 建築設計段階における空調計画評価システム
JPH06274093A (ja) * 1993-03-19 1994-09-30 Agency Of Ind Science & Technol 住宅の省エネルギー性能評価システム
JPH0835706A (ja) * 1994-07-21 1996-02-06 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 空調熱負荷予測システム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNH199900074001, 鈴木 力, "需要予測型統合ビル管理システムBUILDAC<SB>TM</SB>−GT", 東芝レビュー, 19990201, 第54巻 第2号, 45−48頁, 株式会社東芝 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101390146B1 (ko) * 2012-07-13 2014-04-29 한국에너지기술연구원 건물 에너지 성능 평가 장치 및 방법
WO2015019744A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 日本電気株式会社 みなし消費量計算システム、サーバ、みなし消費量計算方法およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN106250621A (zh) * 2016-07-29 2016-12-21 西南交通大学 列车空调能耗计算系统
CN106250621B (zh) * 2016-07-29 2020-01-21 西南交通大学 列车空调能耗计算系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4643038B2 (ja) 2011-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6940623B2 (ja) 無風感制御方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体、エアコン
Causone Climatic potential for natural ventilation
US20170030607A1 (en) Environment control system
CN109682032A (zh) 空调控制装置
Kamaruzzaman et al. Occupants’ satisfaction toward building environmental quality: structural equation modeling approach
JP2008528922A (ja) 環境設備制御システム
Roelofsen A computer model for the assessment of employee performance loss as a function of thermal discomfort or degree of heat stress
JP2009257617A (ja) 空調システム及びその制御方法
JP6126380B2 (ja) 居住環境評価方法および装置
EP2985540A1 (en) Air environment regulating system, and controlling device
JP2011242101A (ja) 設定値管理方法および装置
JP6373396B2 (ja) 省エネルギ化診断装置、省エネルギ化診断方法およびプログラム
JP6601758B2 (ja) 目標環境推奨装置、空調システム、目標環境推奨方法、及び空調制御方法
JP2005077066A (ja) 空調管理装置、空調管理プログラム、および空調管理システム
KR101927984B1 (ko) 습공기선도를 이용한 에너지절감 공조기 운영 시스템 및 이를 이용한 운영방법
JP7062475B2 (ja) 空調制御装置、空調システム、空調制御方法及びプログラム
JP6843720B2 (ja) 計画生成装置、計画生成方法、空調システムおよびプログラム
Esfandiari et al. A field study on thermal comfort and cooling load demand optimization in a tropical climate
JP2002269172A (ja) エネルギー消費量評価システム、エネルギー消費量評価方法、およびエネルギー消費量評価プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
Roelofsen A new methodology for the evaluation of the perceived air quality depending on the air pollution, caused by human bioeffluents, the temperature, the humidity as well as the air velocity
JP2009109033A (ja) 空調制御支援データ生成装置、空調制御支援データ表示装置、および空調制御支援データ生成方法
JP4509755B2 (ja) 快適値管理方法及び快適値管理システム
JP2002213795A (ja) 空調制御装置
JPH10239161A (ja) 建築物の温熱環境シミュレーション装置及び方法
JPH06347077A (ja) 室内環境制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20020110

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20020110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20020110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20020110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20020226

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070827

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070904

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20070928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071023

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080107

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees