JP2002268469A - 画像形成装置 - Google Patents
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 厚さ0μm以上500μm以下の弾性層を有
する定着体を備える定着装置を採用する場合において、
定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止し、均一
できれいな定着画像を得ることができる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 加圧ローラ201が、アルミ芯金107
dの周囲に設けられる厚さ500μm以上の弾性層10
8dを有し、定着装置が、記録材105上の一方の面に
形成されたトナー像104を定着ローラ203に接する
ように定着ニップ部111に記録材105の一回目の通
紙をして定着処理を施し、定着処理を受けた記録材10
5上のトナー像104が加圧ローラ201に接するよう
に表裏反転して再度定着ニップ部111に記録材105
の二回目の通紙をさせる第二動作モードとが設定され、
第二動作モードの実行時に、記録材105の他方の面で
ある定着ローラ203との接触面にトナー像を形成しな
いよう設定されている。
する定着体を備える定着装置を採用する場合において、
定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止し、均一
できれいな定着画像を得ることができる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 加圧ローラ201が、アルミ芯金107
dの周囲に設けられる厚さ500μm以上の弾性層10
8dを有し、定着装置が、記録材105上の一方の面に
形成されたトナー像104を定着ローラ203に接する
ように定着ニップ部111に記録材105の一回目の通
紙をして定着処理を施し、定着処理を受けた記録材10
5上のトナー像104が加圧ローラ201に接するよう
に表裏反転して再度定着ニップ部111に記録材105
の二回目の通紙をさせる第二動作モードとが設定され、
第二動作モードの実行時に、記録材105の他方の面で
ある定着ローラ203との接触面にトナー像を形成しな
いよう設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、電子写真
方式、熱転写方式、インクジェット方式等さまざまな方
式が用いられている。このうち、電子写真方式を用いた
ものは、高速、高画質、静粛性の点で他の方式に比べ優
れており、複写機、ページプリンタの像形成エンジンと
して広く採用されている。
方式、熱転写方式、インクジェット方式等さまざまな方
式が用いられている。このうち、電子写真方式を用いた
ものは、高速、高画質、静粛性の点で他の方式に比べ優
れており、複写機、ページプリンタの像形成エンジンと
して広く採用されている。
【0003】電子写真方式では、静電的な力を利用し、
トナー粒子による画像を紙等の記録材上に形成し、その
後上記画像を熱及び圧力によって上記記録材上に溶融固
着(定着)させ、安定した画像を得る。近年、電子写真
方式の画像形成装置では、カラー対応、両面対応等の高
機能化が進んでいる。
トナー粒子による画像を紙等の記録材上に形成し、その
後上記画像を熱及び圧力によって上記記録材上に溶融固
着(定着)させ、安定した画像を得る。近年、電子写真
方式の画像形成装置では、カラー対応、両面対応等の高
機能化が進んでいる。
【0004】ここで、電子写真方式を採用する画像形成
装置の画像形成原理及び構成について、電子写真方式を
採用するカラー画像形成装置を例に挙げて説明する。
装置の画像形成原理及び構成について、電子写真方式を
採用するカラー画像形成装置を例に挙げて説明する。
【0005】図4は、電子写真方式を採用するカラー画
像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。図4
に示すカラー画像形成装置は、電子写真方式の中でも中
間転写方式として知られる方式を採用している。
像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。図4
に示すカラー画像形成装置は、電子写真方式の中でも中
間転写方式として知られる方式を採用している。
【0006】かかるカラー画像形成装置にあっては、先
ず、潜像担持体たる感光ドラム1が矢印に示す方向に回
転駆動され、その表面は帯電ローラ2によりマイナス電
荷が付与され−600Vに一様帯電される。
ず、潜像担持体たる感光ドラム1が矢印に示す方向に回
転駆動され、その表面は帯電ローラ2によりマイナス電
荷が付与され−600Vに一様帯電される。
【0007】その後、レーザー露光光学系3等による画
像データに基づいた走査光4の感光ドラム1への照射に
より、感光ドラム1の表面の一部のマイナス電荷が除去
され、感光ドラム1の表面には画像に対応する潜像が形
成される。尚、潜像部の電位はおよそ−200Vであ
る。
像データに基づいた走査光4の感光ドラム1への照射に
より、感光ドラム1の表面の一部のマイナス電荷が除去
され、感光ドラム1の表面には画像に対応する潜像が形
成される。尚、潜像部の電位はおよそ−200Vであ
る。
【0008】一方、現像剤であるトナーを内包した各色
の現像装置たる現像器5(黒)、現像器6(マゼン
タ)、現像器7(シアン)、現像器8(イエロー)は、
感光ドラム1近傍のロータリ27に図のように配置され
ており、ロータリ27が90度ごとに公転することで、
順次感光ドラム1と対向した現像位置に配置可能となっ
ている。図4では黒の現像器5が現像位置に配置した様
子が示されている。
の現像装置たる現像器5(黒)、現像器6(マゼン
タ)、現像器7(シアン)、現像器8(イエロー)は、
感光ドラム1近傍のロータリ27に図のように配置され
ており、ロータリ27が90度ごとに公転することで、
順次感光ドラム1と対向した現像位置に配置可能となっ
ている。図4では黒の現像器5が現像位置に配置した様
子が示されている。
【0009】感光ドラム1に対向した現像ローラ5a上
には負の極性に帯電されたトナーが一定量供給されてお
り、又、現像ローラ5aには電源(図示せず)により現
像バイアスが印加されている。上記現像バイアスを帯電
電位と潜像(露光部)電位との間の適切な値に設定する
ことで、感光ドラム1上の潜像に選択的にトナーを付着
させ現像を行うことができる。
には負の極性に帯電されたトナーが一定量供給されてお
り、又、現像ローラ5aには電源(図示せず)により現
像バイアスが印加されている。上記現像バイアスを帯電
電位と潜像(露光部)電位との間の適切な値に設定する
ことで、感光ドラム1上の潜像に選択的にトナーを付着
させ現像を行うことができる。
【0010】このようにして感光ドラム1上に形成され
た単色トナー像は、矢印で示す方向に感光ドラム1とほ
ぼ等速で回転する中間転写ベルト9上へ順次転写される
(一次転写)。このとき、一次転写ローラ10には、電
源19によりプラス極性の転写バイアス(200V〜7
00V)が印加されている。
た単色トナー像は、矢印で示す方向に感光ドラム1とほ
ぼ等速で回転する中間転写ベルト9上へ順次転写される
(一次転写)。このとき、一次転写ローラ10には、電
源19によりプラス極性の転写バイアス(200V〜7
00V)が印加されている。
【0011】一方、転写後感光ドラム1表面に残留した
トナーはクリーナ17により除去される。
トナーはクリーナ17により除去される。
【0012】フルカラー画像形成時(フルカラーモー
ド)には、上記行程を中間転写ベルト9の回転に同期し
て各色現像器5〜8について順次行い、中間転写ベルト
9上に4色重ねのカラー像を形成する。単色画像形成時
(単色モード)には、スループット短縮のため上記行程
は黒現像器についてのみ行われる。
ド)には、上記行程を中間転写ベルト9の回転に同期し
て各色現像器5〜8について順次行い、中間転写ベルト
9上に4色重ねのカラー像を形成する。単色画像形成時
(単色モード)には、スループット短縮のため上記行程
は黒現像器についてのみ行われる。
【0013】こうして中間転写ベルト9上に画像が形成
されると、搬送される記録材の背面に二次転写ローラ1
1が当接され、印加されるプラス極性のバイアス(1k
v)によりカラー像は記録材上に一括して二次転写され
る。このように、本例では、転写手段として、一次転写
ローラ10及び二次転写ローラ11によって中間転写ベ
ルト9を介して感光ドラム1上のトナー像を記録材に転
写するよう構成されている。ここで、給紙カセット24
又は給紙トレイ26にセットされた記録材は、給紙機構
23又は給紙機構25により給紙され、二次転写に間に
合うようレジローラ22から送り出され、搬送経路18
を搬送される。
されると、搬送される記録材の背面に二次転写ローラ1
1が当接され、印加されるプラス極性のバイアス(1k
v)によりカラー像は記録材上に一括して二次転写され
る。このように、本例では、転写手段として、一次転写
ローラ10及び二次転写ローラ11によって中間転写ベ
ルト9を介して感光ドラム1上のトナー像を記録材に転
写するよう構成されている。ここで、給紙カセット24
又は給紙トレイ26にセットされた記録材は、給紙機構
23又は給紙機構25により給紙され、二次転写に間に
合うようレジローラ22から送り出され、搬送経路18
を搬送される。
【0014】上述の行程が終了すると、二次転写後中間
転写ベルト9上に残留したトナーはクリーナ13により
除去され、中間転写ベルト9は除電帯電器(図示せず)
により除電される。除電帯電器としては、ACコロナ帯
電を用いることが多い。又、除電効率をあげるため、中
間転写ベルト9の背面に電極を設けるのが一般的であ
る。中間転写ベルト9は、テンションローラ16、駆動
ローラ15、二次転写対向ローラ12によって張設され
ている。
転写ベルト9上に残留したトナーはクリーナ13により
除去され、中間転写ベルト9は除電帯電器(図示せず)
により除電される。除電帯電器としては、ACコロナ帯
電を用いることが多い。又、除電効率をあげるため、中
間転写ベルト9の背面に電極を設けるのが一般的であ
る。中間転写ベルト9は、テンションローラ16、駆動
ローラ15、二次転写対向ローラ12によって張設され
ている。
【0015】中間転写ベルト9として、通常厚さ70μ
m〜200μm、体積抵抗率1010Ωcm〜1016Ωc
m程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PET、
ポリカーボネート等の樹脂フィルムベルトや0.5〜2
mm厚程度の低抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μmの離
型性の良い高抵抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を用い
ることができる。
m〜200μm、体積抵抗率1010Ωcm〜1016Ωc
m程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PET、
ポリカーボネート等の樹脂フィルムベルトや0.5〜2
mm厚程度の低抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μmの離
型性の良い高抵抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を用い
ることができる。
【0016】記録材上に転写されたフルカラートナー像
は、その後定着装置21を通過することで記録材上に定
着され、装置の出力画像となる。
は、その後定着装置21を通過することで記録材上に定
着され、装置の出力画像となる。
【0017】上述した方式以外にも、感光ドラムや現像
器、レーザー露光光学系等を含み単色のトナー像を形成
可能な像形成ステーションを各色ごとに独立して設けて
構成される、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置が
知られている。タンデム方式にも、各色の像形成ステー
ションを中間転写ベルトの周上に配置し、中間転写ベル
トがそれぞれの像形成ステーションを通過することで各
色トナー像が一次転写されて中間転写ベルト上にフルカ
ラー画像を形成し、更に記録材上に二次転写する方式
(中間転写タンデム方式)、又は中間転写ベルトを用い
ず、各々の像形成ステーションを記録材搬送路上に配置
し、記録材が搬送中に各色の像形成ユニットを順次通過
してフルカラー画像を形成する方式(直接転写タンデム
方式)等が知られている。
器、レーザー露光光学系等を含み単色のトナー像を形成
可能な像形成ステーションを各色ごとに独立して設けて
構成される、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置が
知られている。タンデム方式にも、各色の像形成ステー
ションを中間転写ベルトの周上に配置し、中間転写ベル
トがそれぞれの像形成ステーションを通過することで各
色トナー像が一次転写されて中間転写ベルト上にフルカ
ラー画像を形成し、更に記録材上に二次転写する方式
(中間転写タンデム方式)、又は中間転写ベルトを用い
ず、各々の像形成ステーションを記録材搬送路上に配置
し、記録材が搬送中に各色の像形成ユニットを順次通過
してフルカラー画像を形成する方式(直接転写タンデム
方式)等が知られている。
【0018】又、その他、画像形成装置の中には、記録
材の両面に画像形成が可能な、所謂両面画像形成に対応
したものがある。両面の画像形成を行うためには、1度
片面に画像形成を終えた記録材を表裏反転して再度給紙
する必要がある。両面画像形成には、自動両面搬送装置
を備えこれを自動的で行う場合(自動両面)と、ユーザ
ーが1度画像形成を終えた記録材を搬送時の面が逆にな
るよう再度給紙トレイ等にセットして行う場合(手動両
面)とがある。図4中に点線で示した部分は自動両面機
構を用いた場合の記録材搬送経路である。
材の両面に画像形成が可能な、所謂両面画像形成に対応
したものがある。両面の画像形成を行うためには、1度
片面に画像形成を終えた記録材を表裏反転して再度給紙
する必要がある。両面画像形成には、自動両面搬送装置
を備えこれを自動的で行う場合(自動両面)と、ユーザ
ーが1度画像形成を終えた記録材を搬送時の面が逆にな
るよう再度給紙トレイ等にセットして行う場合(手動両
面)とがある。図4中に点線で示した部分は自動両面機
構を用いた場合の記録材搬送経路である。
【0019】ここで、従来の定着装置について図5に基
づき詳述する。
づき詳述する。
【0020】従来の定着装置は、図5に示すように、互
いに圧接してニップ領域を形成し回転する2本の加熱ロ
ーラ(定着体たる定着ローラ100、加圧体たる加圧ロ
ーラ101)を備え、未定着のトナー像104を担持す
る記録材105を上記ニップ領域に通紙しながら加熱及
び加圧することによりトナー像104を記録材105に
定着させるようになっている。
いに圧接してニップ領域を形成し回転する2本の加熱ロ
ーラ(定着体たる定着ローラ100、加圧体たる加圧ロ
ーラ101)を備え、未定着のトナー像104を担持す
る記録材105を上記ニップ領域に通紙しながら加熱及
び加圧することによりトナー像104を記録材105に
定着させるようになっている。
【0021】定着ローラ100、加圧ローラ101の中
心位置にはハロゲンヒータ106a,106bが備えら
れており、ハロゲンヒータ106a,106bの発する
輻射エネルギーが定着ローラ100、加圧ローラ101
の内側の芯金たるアルミ芯金107a,107bで吸収
され加熱される。
心位置にはハロゲンヒータ106a,106bが備えら
れており、ハロゲンヒータ106a,106bの発する
輻射エネルギーが定着ローラ100、加圧ローラ101
の内側の芯金たるアルミ芯金107a,107bで吸収
され加熱される。
【0022】又、定着ローラ100、加圧ローラ101
の各々の表面にはサーミスタ120a,120bが接触
配設され、サーミスタ120a,120bによって定着
ローラ100、加圧ローラ101の表面の温度が検知さ
れ、この検知温度に基づき定着ローラ100、加圧ロー
ラ101の温度が所定温度に維持されるようハロゲンヒ
ータ106a,106bの駆動が制御される。
の各々の表面にはサーミスタ120a,120bが接触
配設され、サーミスタ120a,120bによって定着
ローラ100、加圧ローラ101の表面の温度が検知さ
れ、この検知温度に基づき定着ローラ100、加圧ロー
ラ101の温度が所定温度に維持されるようハロゲンヒ
ータ106a,106bの駆動が制御される。
【0023】定着ローラ100、加圧ローラ101は、
アルミ芯金107a,107bの周りに厚さ2mmのシ
リコンゴムより成る弾性層108a,108bが設けら
れており、更にその外側の定着ローラ100、加圧ロー
ラ101の表面にはトナーや紙粉が固着するのを防ぐた
めPFA、PTFE、FEP等の離型性の良い樹脂によ
るコーティング層109a,109bが設けられてい
る。尚、定着ローラ、加圧ローラの外径は共に35mm
とした。
アルミ芯金107a,107bの周りに厚さ2mmのシ
リコンゴムより成る弾性層108a,108bが設けら
れており、更にその外側の定着ローラ100、加圧ロー
ラ101の表面にはトナーや紙粉が固着するのを防ぐた
めPFA、PTFE、FEP等の離型性の良い樹脂によ
るコーティング層109a,109bが設けられてい
る。尚、定着ローラ、加圧ローラの外径は共に35mm
とした。
【0024】定着ローラや加圧ローラに弾性層を設けた
理由は、次のような2つの理由からである。
理由は、次のような2つの理由からである。
【0025】先ず、1つ目は、比較的小径のローラで十
分な定着ニップ部を確保するためである。
分な定着ニップ部を確保するためである。
【0026】2つ目は、カラーのトナー像表面を綺麗に
均して定着するためである。弾性層がないと記録材やト
ナーの凹凸に定着ローラ表面が追随せず、場所による当
り方の違いが画像の光沢むらとなり現れてしまうためで
ある。
均して定着するためである。弾性層がないと記録材やト
ナーの凹凸に定着ローラ表面が追随せず、場所による当
り方の違いが画像の光沢むらとなり現れてしまうためで
ある。
【0027】図5に示す定着装置のように、定着ローラ
に十分な厚さをもつ弾性層を有する定着装置を以下でソ
フトローラタイプ定着装置と呼ぶことにする。
に十分な厚さをもつ弾性層を有する定着装置を以下でソ
フトローラタイプ定着装置と呼ぶことにする。
【0028】一方、図5に示すような定着装置を用いた
場合、定着ローラに2mmと厚い弾性層を設けたことに
より、ハロゲンヒータの輻射熱を吸収して加熱される芯
金と、記録材を加熱する定着ローラの表面との間の距離
が長くなり、熱が定着ローラ表面に達するまでに時間を
要してしまう(熱伝達が悪い)。その結果、定着ローラ
を定着可能温度まで昇温させるのに多くの待ち時間(ウ
ェイトタイム)を要し、又、連続通紙により定着ローラ
表面の熱が急速に奪われた場合、定着ローラの芯金から
の熱供給が間に合わず定着ローラ表面の温度が低下し、
定着不良を招きやすい。定着ローラ表面の温度低下を補
うためにより強い加熱を行うこともできるが、定着ロー
ラの芯金付近のシリコーンゴムの温度が高くなる(熱負
荷が集中する)ため、ゴムの劣化を早めてしまう。
場合、定着ローラに2mmと厚い弾性層を設けたことに
より、ハロゲンヒータの輻射熱を吸収して加熱される芯
金と、記録材を加熱する定着ローラの表面との間の距離
が長くなり、熱が定着ローラ表面に達するまでに時間を
要してしまう(熱伝達が悪い)。その結果、定着ローラ
を定着可能温度まで昇温させるのに多くの待ち時間(ウ
ェイトタイム)を要し、又、連続通紙により定着ローラ
表面の熱が急速に奪われた場合、定着ローラの芯金から
の熱供給が間に合わず定着ローラ表面の温度が低下し、
定着不良を招きやすい。定着ローラ表面の温度低下を補
うためにより強い加熱を行うこともできるが、定着ロー
ラの芯金付近のシリコーンゴムの温度が高くなる(熱負
荷が集中する)ため、ゴムの劣化を早めてしまう。
【0029】従来では、ヒータを加圧ローラ側にも配置
し、少しでも熱供給を助け、熱負荷を分散する構成とし
たが、それでも問題は十分には解決できず、又、ヒータ
を追加した分だけコストアップしてしまうという問題が
生じた。
し、少しでも熱供給を助け、熱負荷を分散する構成とし
たが、それでも問題は十分には解決できず、又、ヒータ
を追加した分だけコストアップしてしまうという問題が
生じた。
【0030】上記の問題を解決するため、例えば図6に
示すような定着ローラの弾性層を省略した定着装置(以
下、ハードローラタイプ定着装置という)を用いること
ができる。
示すような定着ローラの弾性層を省略した定着装置(以
下、ハードローラタイプ定着装置という)を用いること
ができる。
【0031】図6に示すハードローラタイプ定着装置
は、定着体たる定着ローラ203と、加圧体たる加圧ロ
ーラ201と、加熱手段たるヒータランプ106cと、
定着ローラ203の表面の温度を検知するサーミスタ1
20cとを備えている。
は、定着体たる定着ローラ203と、加圧体たる加圧ロ
ーラ201と、加熱手段たるヒータランプ106cと、
定着ローラ203の表面の温度を検知するサーミスタ1
20cとを備えている。
【0032】定着ローラ203は、図6に示すように、
芯金たるアルミ芯金107cの表面にフッ素樹脂からな
る離型層109cを形成したものを採用している。
芯金たるアルミ芯金107cの表面にフッ素樹脂からな
る離型層109cを形成したものを採用している。
【0033】加圧ローラ201は、ヒータを備えておら
ず、小径化した芯金たるアルミ芯金107dの周りに、
シリコーンゴムからなる弾性層108dを設け、更にそ
の上にフッ素樹脂からなる離型層109dを設けたもの
を採用している。
ず、小径化した芯金たるアルミ芯金107dの周りに、
シリコーンゴムからなる弾性層108dを設け、更にそ
の上にフッ素樹脂からなる離型層109dを設けたもの
を採用している。
【0034】このような構成のハードローラタイプ定着
装置では、アルミ芯金107cと加熱対象である記録材
上のトナーに接する定着ローラ203の表面との距離が
近く熱伝達に優れるため、ウェイトタイムを短縮化し熱
負荷の低減することができる。更に、加圧ローラ201
側のヒータを省略しているためコストダウンを図ること
もできる。
装置では、アルミ芯金107cと加熱対象である記録材
上のトナーに接する定着ローラ203の表面との距離が
近く熱伝達に優れるため、ウェイトタイムを短縮化し熱
負荷の低減することができる。更に、加圧ローラ201
側のヒータを省略しているためコストダウンを図ること
もできる。
【0035】尚、図6に示したハードローラタイプ定着
装置では、定着ローラ203について、弾性層を省略し
たが、弾性層を設けても500μm以下の薄層であれば
上記と同様の効果を保つことができる。
装置では、定着ローラ203について、弾性層を省略し
たが、弾性層を設けても500μm以下の薄層であれば
上記と同様の効果を保つことができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなハードローラタイプ定着装置では、定着処理時に
記録材の画像面に接する定着ローラについて弾性層を省
略或いは500μm以下の薄層としたため、次のような
問題が避けられない。つまり、定着処理時に記録材の凹
凸を定着ローラの弾性層で十分吸収することができない
ため、定着処理時の記録材について定着ローラの表面と
接触し熱と圧力が加わる部分とそうでない部分とができ
てしまい、その影響が記録材上の画像の光沢ムラとなっ
て現れてしまう。又、たとえ凹凸が少なく平滑な記録材
を定着処理した場合であっても、記録材上のトナー層の
厚み違いによる段差や、定着ローラの表面の凹凸等を十
分吸収することができず、定着処理後の記録材上の画像
に光沢のムラとなって現れてしまうのである。特に、O
HPシート上に画像形成を行った場合、光沢のムラは投
影したときの明るさのむらとして更に強調されてしまう
ため大きな問題であった。
ようなハードローラタイプ定着装置では、定着処理時に
記録材の画像面に接する定着ローラについて弾性層を省
略或いは500μm以下の薄層としたため、次のような
問題が避けられない。つまり、定着処理時に記録材の凹
凸を定着ローラの弾性層で十分吸収することができない
ため、定着処理時の記録材について定着ローラの表面と
接触し熱と圧力が加わる部分とそうでない部分とができ
てしまい、その影響が記録材上の画像の光沢ムラとなっ
て現れてしまう。又、たとえ凹凸が少なく平滑な記録材
を定着処理した場合であっても、記録材上のトナー層の
厚み違いによる段差や、定着ローラの表面の凹凸等を十
分吸収することができず、定着処理後の記録材上の画像
に光沢のムラとなって現れてしまうのである。特に、O
HPシート上に画像形成を行った場合、光沢のムラは投
影したときの明るさのむらとして更に強調されてしまう
ため大きな問題であった。
【0037】上述したように、ハードローラタイプ定着
装置は、ソフトローラタイプ定着装置に比べ構造が簡素
でローコストである点、熱負荷が少なく長寿命である
点、ウェイトタイムが短い点で優れているが、特にカラ
ーで用いる場合には、画像面の光沢ムラが出やすく、
又、OHPの投影画像に明るさムラが出やすいという欠
点あった。
装置は、ソフトローラタイプ定着装置に比べ構造が簡素
でローコストである点、熱負荷が少なく長寿命である
点、ウェイトタイムが短い点で優れているが、特にカラ
ーで用いる場合には、画像面の光沢ムラが出やすく、
又、OHPの投影画像に明るさムラが出やすいという欠
点あった。
【0038】そこで、本発明は、厚さ0μm以上500
μm以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採
用する場合において、定着処理後の記録材上の画像の光
沢ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得ることが
できる画像形成装置の提供を目的とする。
μm以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採
用する場合において、定着処理後の記録材上の画像の光
沢ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得ることが
できる画像形成装置の提供を目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に現
像剤を付与することにより上記潜像を現像剤像として可
視化する現像装置と、該現像装置による現像剤像を記録
材に転写する転写手段と、該転写手段によって上記現像
剤像の転写を受けた上記記録材を加熱及び加圧すること
により上記現像剤像を上記記録材に定着させる定着装置
とを備える画像形成装置であって、定着装置が、互いに
圧接してニップ領域を形成し回転する定着体及び加圧体
と、該定着体を加熱する加熱手段とを備え、現像剤像を
担持する記録材を上記ニップ領域に通紙しながら加熱及
び加圧することにより、上記現像剤像を上記記録材に定
着させるようになっており、定着体が、芯金と、該芯金
の周囲に設けられる厚さ0μm以上500μm以下の弾
性層とを有している画像形成装置において、加圧体が、
芯金と、該芯金の周囲に設けられる厚さ500μm以上
の弾性層を有し、定着装置が、記録材上の一方の面に形
成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に
上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施す第一動
作モードと、第一動作モードにて定着処理を受けた記録
材上の現像剤像が加圧体に接するように表裏反転して再
度ニップ領域に上記記録材の二回目の通紙をさせる第二
動作モードとが設定され、第二動作モードの実行時に、
記録材の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を
形成しないよう設定されているという第一の発明によっ
て達成される。
的は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に現
像剤を付与することにより上記潜像を現像剤像として可
視化する現像装置と、該現像装置による現像剤像を記録
材に転写する転写手段と、該転写手段によって上記現像
剤像の転写を受けた上記記録材を加熱及び加圧すること
により上記現像剤像を上記記録材に定着させる定着装置
とを備える画像形成装置であって、定着装置が、互いに
圧接してニップ領域を形成し回転する定着体及び加圧体
と、該定着体を加熱する加熱手段とを備え、現像剤像を
担持する記録材を上記ニップ領域に通紙しながら加熱及
び加圧することにより、上記現像剤像を上記記録材に定
着させるようになっており、定着体が、芯金と、該芯金
の周囲に設けられる厚さ0μm以上500μm以下の弾
性層とを有している画像形成装置において、加圧体が、
芯金と、該芯金の周囲に設けられる厚さ500μm以上
の弾性層を有し、定着装置が、記録材上の一方の面に形
成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に
上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施す第一動
作モードと、第一動作モードにて定着処理を受けた記録
材上の現像剤像が加圧体に接するように表裏反転して再
度ニップ領域に上記記録材の二回目の通紙をさせる第二
動作モードとが設定され、第二動作モードの実行時に、
記録材の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を
形成しないよう設定されているという第一の発明によっ
て達成される。
【0040】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、第一動作モードの動作から第二動作モー
ドの動作へを一連の動作とする第三動作モードが設定さ
れているという第二の発明によっても達成される。
発明において、第一動作モードの動作から第二動作モー
ドの動作へを一連の動作とする第三動作モードが設定さ
れているという第二の発明によっても達成される。
【0041】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明において、第三動作モード実行時における記録材
のニップ領域への一回目の通紙の際に定着体が上記記録
材に付与する熱量が、第一動作モードのみの実行時にお
ける記録材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さ
く設定されているという第三の発明によっても達成され
る。
の発明において、第三動作モード実行時における記録材
のニップ領域への一回目の通紙の際に定着体が上記記録
材に付与する熱量が、第一動作モードのみの実行時にお
ける記録材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さ
く設定されているという第三の発明によっても達成され
る。
【0042】又、本出願によれば、上記目的は、第二の
発明又は第三の発明において、第三動作モード実行時に
おける記録材のニップ領域への一回目の通紙の際に定着
体の温度が、第一動作モードのみの実行時における記録
材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さく設定さ
れているという第四の発明によっても達成される。
発明又は第三の発明において、第三動作モード実行時に
おける記録材のニップ領域への一回目の通紙の際に定着
体の温度が、第一動作モードのみの実行時における記録
材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さく設定さ
れているという第四の発明によっても達成される。
【0043】更に、本出願によれば、上記目的は、第二
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、第三動作モ
ード実行時における記録材のニップ領域への一回目の通
紙の際に定着体の回転速度が、第一動作モードのみの実
行時における記録材のニップ領域への一回目の通紙の際
より大きく設定されているという第五の発明によっても
達成される。
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、第三動作モ
ード実行時における記録材のニップ領域への一回目の通
紙の際に定着体の回転速度が、第一動作モードのみの実
行時における記録材のニップ領域への一回目の通紙の際
より大きく設定されているという第五の発明によっても
達成される。
【0044】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙の際に定着体が上記記録材に付
与する熱量が、記録材のニップ領域への一回目の通紙の
際より大きく設定されているという第六の発明によって
も達成される。
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙の際に定着体が上記記録材に付
与する熱量が、記録材のニップ領域への一回目の通紙の
際より大きく設定されているという第六の発明によって
も達成される。
【0045】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第六の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際に定着体の回転速度が、
記録材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さく設
定されているという第七の発明によっても達成される。
の発明乃至第六の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際に定着体の回転速度が、
記録材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さく設
定されているという第七の発明によっても達成される。
【0046】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第七の発明のいずれかにおいて、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙の際に定着体の温度が、記録材
のニップ領域への一回目の通紙の際より大きく設定され
ているという第八の発明によっても達成される。
発明乃至第七の発明のいずれかにおいて、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙の際に定着体の温度が、記録材
のニップ領域への一回目の通紙の際より大きく設定され
ているという第八の発明によっても達成される。
【0047】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際に加圧体の温度が、記録
材のニップ領域への一回目の通紙の際より大きく設定さ
れているという第九の発明によっても達成される。
の発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際に加圧体の温度が、記録
材のニップ領域への一回目の通紙の際より大きく設定さ
れているという第九の発明によっても達成される。
【0048】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、加圧体を予熱
した後に、記録材のニップ領域への二回目の通紙を実行
するよう設定されているという第十の発明によっても達
成される。
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、加圧体を予熱
した後に、記録材のニップ領域への二回目の通紙を実行
するよう設定されているという第十の発明によっても達
成される。
【0049】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際、記録材の他方の面にベ
タ白画像を形成するよう設定されているという第十一の
発明によっても達成される。
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際、記録材の他方の面にベ
タ白画像を形成するよう設定されているという第十一の
発明によっても達成される。
【0050】又、本出願によれば、上記目的は、第十一
の発明において、ベタ白画像の形成はモノカラーモード
にて行なうという第十二の発明によっても達成される。
の発明において、ベタ白画像の形成はモノカラーモード
にて行なうという第十二の発明によっても達成される。
【0051】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際、記録材の他方の面に画
像を形成しないよう設定されているという第十三の発明
によっても達成される。
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の際、記録材の他方の面に画
像を形成しないよう設定されているという第十三の発明
によっても達成される。
【0052】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第十三の発明のいずれかにおいて、ニップ領域
への一回目の通紙後の記録材を再び該ニップ領域へ搬送
する自動搬送手段を備えるという第十四の発明によって
も達成される。
発明乃至第十三の発明のいずれかにおいて、ニップ領域
への一回目の通紙後の記録材を再び該ニップ領域へ搬送
する自動搬送手段を備えるという第十四の発明によって
も達成される。
【0053】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第十四の発明のいずれかにおいて、画像形成
装置本体の所定位置に位置しニップ領域への記録材の給
紙をする給紙部を備え、ニップ領域への一回目の通紙を
終了した記録材が上記給紙部に供給された後に、記録材
のニップ領域への二回目の通紙が可能となっているとい
う第十五の発明によっても達成される。
の発明乃至第十四の発明のいずれかにおいて、画像形成
装置本体の所定位置に位置しニップ領域への記録材の給
紙をする給紙部を備え、ニップ領域への一回目の通紙を
終了した記録材が上記給紙部に供給された後に、記録材
のニップ領域への二回目の通紙が可能となっているとい
う第十五の発明によっても達成される。
【0054】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第十五の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の開始のための指示をする指
示手段を備え、該指示手段による上記開始の指示がなさ
れてから記録材のニップ領域への二回目の通紙が可能と
なっているという第十六の発明によっても達成される。
発明乃至第十五の発明のいずれかにおいて、記録材のニ
ップ領域への二回目の通紙の開始のための指示をする指
示手段を備え、該指示手段による上記開始の指示がなさ
れてから記録材のニップ領域への二回目の通紙が可能と
なっているという第十六の発明によっても達成される。
【0055】更に、本出願によれば、上記目的は、第十
六の発明において、指示手段は、画像形成装置本体に設
けられた操作部が操作されることにより、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙の開始のための指示が可能であ
るという第十七の発明によっても達成される。
六の発明において、指示手段は、画像形成装置本体に設
けられた操作部が操作されることにより、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙の開始のための指示が可能であ
るという第十七の発明によっても達成される。
【0056】又、本出願によれば、上記目的は、第十六
の発明又は第十七の発明において、指示手段は、画像形
成装置本体と通信可能なホストコンピュータが操作され
ることにより、記録材のニップ領域への二回目の通紙の
開始のための指示が可能であるという第十八の発明によ
っても達成される。
の発明又は第十七の発明において、指示手段は、画像形
成装置本体と通信可能なホストコンピュータが操作され
ることにより、記録材のニップ領域への二回目の通紙の
開始のための指示が可能であるという第十八の発明によ
っても達成される。
【0057】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第十八の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、現像
処理を行なわないよう設定されているという第十九の発
明によっても達成される。
の発明乃至第十八の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、現像
処理を行なわないよう設定されているという第十九の発
明によっても達成される。
【0058】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第十九の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、潜像担持体に対向して配設され現像剤を担持しなが
ら該潜像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体を備
え、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、現像
剤担持体を潜像担持体から離間するよう設定されている
という第二十の発明によっても達成される。
発明乃至第十九の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、潜像担持体に対向して配設され現像剤を担持しなが
ら該潜像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体を備
え、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、現像
剤担持体を潜像担持体から離間するよう設定されている
という第二十の発明によっても達成される。
【0059】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第二十の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、潜像担持体に対向して配設され現像剤を担持しなが
ら該潜像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体を備
え、該現像剤担持体が、上記潜像担持体との間にバイア
ス電圧が印加されることにより上記潜像担持体に現像剤
を供給するようになっており、記録材のニップ領域への
二回目の通紙の際に、バイアス電圧を停止若しくは低下
させるよう設定されているという第二十一の発明によっ
ても達成される。
の発明乃至第二十の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、潜像担持体に対向して配設され現像剤を担持しなが
ら該潜像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体を備
え、該現像剤担持体が、上記潜像担持体との間にバイア
ス電圧が印加されることにより上記潜像担持体に現像剤
を供給するようになっており、記録材のニップ領域への
二回目の通紙の際に、バイアス電圧を停止若しくは低下
させるよう設定されているという第二十一の発明によっ
ても達成される。
【0060】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第二十一の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、駆動
を停止するよう設定されているという第二十二の発明に
よっても達成される。
発明乃至第二十一の発明のいずれかにおいて、現像装置
は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、駆動
を停止するよう設定されているという第二十二の発明に
よっても達成される。
【0061】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第二十二の発明のいずれかにおいて、転写手
段は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、転
写処理を行なわないよう設定されているという第二十三
の発明によっても達成される。
の発明乃至第二十二の発明のいずれかにおいて、転写手
段は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、転
写処理を行なわないよう設定されているという第二十三
の発明によっても達成される。
【0062】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
四の発明において、記録材のニップ領域への二回目の通
紙の際に、潜像担持体と転写手段を離間させるよう設定
されているという第二十四の発明によっても達成され
る。
四の発明において、記録材のニップ領域への二回目の通
紙の際に、潜像担持体と転写手段を離間させるよう設定
されているという第二十四の発明によっても達成され
る。
【0063】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第二十四の発明のいずれかにおいて、転写手
段は、現像剤像を担持可能な中間転写体と、潜像担持体
上の現像剤像を上記中間転写体に転写する一次転写体
と、上記中間転写体上の現像剤像を記録材に転写する二
次転写体とを有しているという第二十五の発明によって
も達成される。
の発明乃至第二十四の発明のいずれかにおいて、転写手
段は、現像剤像を担持可能な中間転写体と、潜像担持体
上の現像剤像を上記中間転写体に転写する一次転写体
と、上記中間転写体上の現像剤像を記録材に転写する二
次転写体とを有しているという第二十五の発明によって
も達成される。
【0064】又、本出願によれば、上記目的は、第二十
五の発明において、転写手段は、記録材のニップ領域へ
の二回目の通紙の際に、潜像担持体と中間転写体若しく
は一次転写体を離間、又は、中間転写体と二次転写体を
離間させるよう設定されているという第二十六の発明に
よっても達成される。
五の発明において、転写手段は、記録材のニップ領域へ
の二回目の通紙の際に、潜像担持体と中間転写体若しく
は一次転写体を離間、又は、中間転写体と二次転写体を
離間させるよう設定されているという第二十六の発明に
よっても達成される。
【0065】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第二十六の発明のいずれかにおいて、転写手
段は、潜像担持体上からの現像剤像と記録材との間にバ
イアス電圧が印加されることにより、記録材上に上記現
像剤像を転写するようになっており、記録材のニップ領
域への二回目の通紙の際に、バイアス電圧を停止若しく
は低下させるよう設定されているという第二十七の発明
によっても達成される。
の発明乃至第二十六の発明のいずれかにおいて、転写手
段は、潜像担持体上からの現像剤像と記録材との間にバ
イアス電圧が印加されることにより、記録材上に上記現
像剤像を転写するようになっており、記録材のニップ領
域への二回目の通紙の際に、バイアス電圧を停止若しく
は低下させるよう設定されているという第二十七の発明
によっても達成される。
【0066】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第二十七の発明のいずれかにおいて、潜像担持
体は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、駆
動を停止するよう設定されているという第二十八の発明
によっても達成される。
発明乃至第二十七の発明のいずれかにおいて、潜像担持
体は、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、駆
動を停止するよう設定されているという第二十八の発明
によっても達成される。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
て、添付図面に基づき説明する。
【0068】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
実施形態について説明する。
【0069】本発明にかかる画像形成装置の一実施形態
として、電子写真方式を採用するカラー画像形成装置を
例に挙げて説明する。本実施形態の画像形成装置は、中
間転写方式を採用し、又、自動両面機構を備えている。
図1中点線で示した部分は自動両面機構による記録材搬
送経路である。
として、電子写真方式を採用するカラー画像形成装置を
例に挙げて説明する。本実施形態の画像形成装置は、中
間転写方式を採用し、又、自動両面機構を備えている。
図1中点線で示した部分は自動両面機構による記録材搬
送経路である。
【0070】図1は、電子写真方式を採用するカラー画
像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。図1
に示すカラー画像形成装置は、電子写真方式の中でも中
間転写方式として知られる方式を採用している。
像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。図1
に示すカラー画像形成装置は、電子写真方式の中でも中
間転写方式として知られる方式を採用している。
【0071】かかるカラー画像形成装置にあっては、先
ず、潜像担持体たる感光ドラム1が矢印に示す方向に回
転駆動され、その表面は帯電ローラ2によりマイナス電
荷が付与され−600Vに一様帯電される。
ず、潜像担持体たる感光ドラム1が矢印に示す方向に回
転駆動され、その表面は帯電ローラ2によりマイナス電
荷が付与され−600Vに一様帯電される。
【0072】その後、レーザー露光光学系3等による画
像データに基づいた走査光4の感光ドラム1への照射に
より、感光ドラム1の表面の一部のマイナス電荷が除去
され、感光ドラム1の表面には画像に対応する潜像が形
成される。尚、潜像部の電位はおよそ−200Vであ
る。
像データに基づいた走査光4の感光ドラム1への照射に
より、感光ドラム1の表面の一部のマイナス電荷が除去
され、感光ドラム1の表面には画像に対応する潜像が形
成される。尚、潜像部の電位はおよそ−200Vであ
る。
【0073】一方、現像剤であるトナーを内包した各色
の現像装置たる現像器5(黒)、現像器6(マゼン
タ)、現像器7(シアン)、現像器8(イエロー)は、
感光ドラム1近傍のロータリ27に図のように配置され
ており、ロータリ27が90度ごとに公転することで、
順次感光ドラム1と対向した現像位置に配置可能となっ
ている。図1では黒の現像器5が現像位置に配置した様
子が示されている。
の現像装置たる現像器5(黒)、現像器6(マゼン
タ)、現像器7(シアン)、現像器8(イエロー)は、
感光ドラム1近傍のロータリ27に図のように配置され
ており、ロータリ27が90度ごとに公転することで、
順次感光ドラム1と対向した現像位置に配置可能となっ
ている。図1では黒の現像器5が現像位置に配置した様
子が示されている。
【0074】感光ドラム1に対向した現像ローラ5a上
には負の極性に帯電されたトナーが一定量供給されてお
り、又、現像ローラ5aには電源(図示せず)により現
像バイアスが印加されている。上記現像バイアスを帯電
電位と潜像(露光部)電位との間の適切な値に設定する
ことで、感光ドラム1上の潜像に選択的にトナーを付着
させ現像を行うことができる。
には負の極性に帯電されたトナーが一定量供給されてお
り、又、現像ローラ5aには電源(図示せず)により現
像バイアスが印加されている。上記現像バイアスを帯電
電位と潜像(露光部)電位との間の適切な値に設定する
ことで、感光ドラム1上の潜像に選択的にトナーを付着
させ現像を行うことができる。
【0075】このようにして感光ドラム1上に形成され
た単色トナー像は、矢印で示す方向に感光ドラム1とほ
ぼ等速で回転する中間転写ベルト9上へ順次転写される
(一次転写)。このとき、一次転写ローラ10には、電
源19によりプラス極性の転写バイアス(200V〜7
00V)が印加されている。
た単色トナー像は、矢印で示す方向に感光ドラム1とほ
ぼ等速で回転する中間転写ベルト9上へ順次転写される
(一次転写)。このとき、一次転写ローラ10には、電
源19によりプラス極性の転写バイアス(200V〜7
00V)が印加されている。
【0076】一方、転写後感光ドラム1表面に残留した
トナーはクリーナ17により除去される。
トナーはクリーナ17により除去される。
【0077】フルカラー画像形成時(フルカラーモー
ド)には、上記行程を中間転写ベルト9の回転に同期し
て各色現像器5〜8について順次行い、中間転写ベルト
9上に4色重ねのカラー像を形成する。単色画像形成時
(単色モード)には、スループット短縮のため上記行程
は黒現像器についてのみ行われる。
ド)には、上記行程を中間転写ベルト9の回転に同期し
て各色現像器5〜8について順次行い、中間転写ベルト
9上に4色重ねのカラー像を形成する。単色画像形成時
(単色モード)には、スループット短縮のため上記行程
は黒現像器についてのみ行われる。
【0078】こうして中間転写ベルト9上に画像が形成
されると、搬送される記録材の背面に二次転写ローラ1
1が当接され、印加されるプラス極性のバイアス(1k
v)によりカラー像は記録材上に一括して二次転写され
る。このように、本実施形態では、転写手段として、中
間転写ベルト9を介して感光ドラム1上のトナー像を記
録材に転写するよう構成されている。ここで、給紙カセ
ット24又は給紙トレイ26にセットされた記録材は、
給紙機構23又は給紙機構25により給紙され、二次転
写に間に合うようレジローラ22から送り出され、搬送
経路18を搬送される。
されると、搬送される記録材の背面に二次転写ローラ1
1が当接され、印加されるプラス極性のバイアス(1k
v)によりカラー像は記録材上に一括して二次転写され
る。このように、本実施形態では、転写手段として、中
間転写ベルト9を介して感光ドラム1上のトナー像を記
録材に転写するよう構成されている。ここで、給紙カセ
ット24又は給紙トレイ26にセットされた記録材は、
給紙機構23又は給紙機構25により給紙され、二次転
写に間に合うようレジローラ22から送り出され、搬送
経路18を搬送される。
【0079】上述の行程が終了すると、二次転写後中間
転写ベルト9上に残留したトナーはクリーナ13により
除去され、中間転写ベルト9は除電帯電器(図示せず)
により除電される。除電帯電器としては、ACコロナ帯
電を用いることが多い。又、除電効率をあげるため、中
間転写ベルト9の背面に電極を設けるのが一般的であ
る。中間転写ベルト9は、テンションローラ16、駆動
ローラ15、二次転写対向ローラ12によって張設され
ている。
転写ベルト9上に残留したトナーはクリーナ13により
除去され、中間転写ベルト9は除電帯電器(図示せず)
により除電される。除電帯電器としては、ACコロナ帯
電を用いることが多い。又、除電効率をあげるため、中
間転写ベルト9の背面に電極を設けるのが一般的であ
る。中間転写ベルト9は、テンションローラ16、駆動
ローラ15、二次転写対向ローラ12によって張設され
ている。
【0080】中間転写ベルト9として、通常、厚さ70
μm〜200μm、体積抵抗率10 10Ωcm〜1016Ω
cm程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PE
T、ポリカーボネート等の樹脂フィルムベルトや0.5
〜2mm厚程度の低抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μm
の離型性の良い高抵抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を
用いることができる。
μm〜200μm、体積抵抗率10 10Ωcm〜1016Ω
cm程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PE
T、ポリカーボネート等の樹脂フィルムベルトや0.5
〜2mm厚程度の低抵抗なゴム基層の上に厚さ数十μm
の離型性の良い高抵抗な樹脂層を設けたゴムベルト等を
用いることができる。
【0081】記録材上に転写されたフルカラートナー像
は、その後定着装置21を通過することで記録材上に定
着され、装置の出力画像となる。
は、その後定着装置21を通過することで記録材上に定
着され、装置の出力画像となる。
【0082】ここで、本実施形態の定着装置21につい
て詳細に説明する。定着装置21は、ハードローラタイ
プの定着装置である。
て詳細に説明する。定着装置21は、ハードローラタイ
プの定着装置である。
【0083】定着装置21は、図2に示すように、定着
体たる定着ローラ203と、加圧体たる加圧ローラ20
1と、加熱手段たるヒータランプ106cとを備えてい
る。
体たる定着ローラ203と、加圧体たる加圧ローラ20
1と、加熱手段たるヒータランプ106cとを備えてい
る。
【0084】定着ローラ203は、外径φ30、肉厚
1.8mmの円筒状の芯金たるアルミ芯金107cの上
に、例えばPFA等の高離型材料より成る厚さ30μm
の表面層である離型層109cを形成したものである。
又、定着ローラ203は、内部に出力700Wのヒータ
ランプ106cを内包しており、ヒータランプ106c
による輻射エネルギーをアルミ芯金107c内側で吸収
し加熱される。尚、基体層と表面層の間に500μm以
下の薄い弾性層を設けてもよい。発明者の検討によれ
ば、弾性層が500μm以下の薄層であれば先に述べた
ハードローラタイプの定着装置における効果を保つこと
ができる。
1.8mmの円筒状の芯金たるアルミ芯金107cの上
に、例えばPFA等の高離型材料より成る厚さ30μm
の表面層である離型層109cを形成したものである。
又、定着ローラ203は、内部に出力700Wのヒータ
ランプ106cを内包しており、ヒータランプ106c
による輻射エネルギーをアルミ芯金107c内側で吸収
し加熱される。尚、基体層と表面層の間に500μm以
下の薄い弾性層を設けてもよい。発明者の検討によれ
ば、弾性層が500μm以下の薄層であれば先に述べた
ハードローラタイプの定着装置における効果を保つこと
ができる。
【0085】本実施形態では、定着ローラ203の表面
に接触配設されるサーミスタ120cによって、定着ロ
ーラ203の表面温度が検知され、この検知温度に基づ
き定着ローラ203の表面温度を所定温度に維持するよ
うヒータランプ106cの駆動が制御される。
に接触配設されるサーミスタ120cによって、定着ロ
ーラ203の表面温度が検知され、この検知温度に基づ
き定着ローラ203の表面温度を所定温度に維持するよ
うヒータランプ106cの駆動が制御される。
【0086】加圧ローラ201は、外形17mmの芯金
たるアルミ芯金107dの上に厚さ4mmのシリコーン
ゴムの弾性層108dを設け、更にその上に離型層とし
て厚さ20μmのPFA、FEPよりなるコート層であ
る離型層109dを設けたものを用いている。本実施形
態では、加圧ローラ201の製品硬度を50度(ASK
ER−C 荷重600gf)としている。尚、加圧ロー
ラ201は、加圧機構(図示せず)により定着ローラ2
03に向けて総圧16kgの力で押圧されている。この
とき、この加圧力を受け弾性層108dが変形すること
によりできたニップ領域たる定着ニップ部111の幅は
およそ6mmである。本実施形態では、定着ローラ20
3が駆動手段(図示せず)によって回転駆動されるよう
になっており、加圧ローラ201は定着ローラ203と
の当接部(定着ニップ部111)で働く摩擦力により定
着ローラ203に従動して矢印方向に回転する。
たるアルミ芯金107dの上に厚さ4mmのシリコーン
ゴムの弾性層108dを設け、更にその上に離型層とし
て厚さ20μmのPFA、FEPよりなるコート層であ
る離型層109dを設けたものを用いている。本実施形
態では、加圧ローラ201の製品硬度を50度(ASK
ER−C 荷重600gf)としている。尚、加圧ロー
ラ201は、加圧機構(図示せず)により定着ローラ2
03に向けて総圧16kgの力で押圧されている。この
とき、この加圧力を受け弾性層108dが変形すること
によりできたニップ領域たる定着ニップ部111の幅は
およそ6mmである。本実施形態では、定着ローラ20
3が駆動手段(図示せず)によって回転駆動されるよう
になっており、加圧ローラ201は定着ローラ203と
の当接部(定着ニップ部111)で働く摩擦力により定
着ローラ203に従動して矢印方向に回転する。
【0087】坪量60〜100g/m2の普通紙等の記
録材上に画像形成を行う通常の画像形成時は、加圧ロー
ラ201が100mm/sの周速度で回転すると共に、
定着ニップ部111がトナー像の定着に適した温度とな
るようヒータランプ106cへの通電が調整される。そ
して、転写プロセスまでを終え未定着トナー像104を
担持する記録材105は、定着ニップ部111へ導か
れ、定着ニップ部111で加えられる圧力及び熱により
トナーが溶融され未定着トナー像104が記録材105
上に定着される。
録材上に画像形成を行う通常の画像形成時は、加圧ロー
ラ201が100mm/sの周速度で回転すると共に、
定着ニップ部111がトナー像の定着に適した温度とな
るようヒータランプ106cへの通電が調整される。そ
して、転写プロセスまでを終え未定着トナー像104を
担持する記録材105は、定着ニップ部111へ導か
れ、定着ニップ部111で加えられる圧力及び熱により
トナーが溶融され未定着トナー像104が記録材105
上に定着される。
【0088】本実施形態の定着装置21は、上記の構成
を採用した結果、アルミ芯金107cから定着ローラ2
03の表面への熱伝達が向上するため、ウェイトタイム
を短縮化し熱負荷の低減することができる。又、加圧ロ
ーラ201側にヒータを設けていないためローコスト化
を図ることができた。
を採用した結果、アルミ芯金107cから定着ローラ2
03の表面への熱伝達が向上するため、ウェイトタイム
を短縮化し熱負荷の低減することができる。又、加圧ロ
ーラ201側にヒータを設けていないためローコスト化
を図ることができた。
【0089】しかし、その一方で、ハードローラタイプ
の定着装置においては、従来、上述したように、画像面
側にある定着ローラは弾性層を持たないか、持つとして
も薄層としたため、画像の光沢むら、OHTを投影した
場合の明るさのむら等が発生しやすい。
の定着装置においては、従来、上述したように、画像面
側にある定着ローラは弾性層を持たないか、持つとして
も薄層としたため、画像の光沢むら、OHTを投影した
場合の明るさのむら等が発生しやすい。
【0090】そこで、本実施形態では、ハードローラタ
イプの定着装置を採用する場合において、画像の光沢ム
ラ、OHTを投影した場合の明るさのムラ等を改善した
画像出力をも可能とするため、通常の画像形成を行う画
像形成モードである通常モードの他に、画像形成装置に
新たな画像形成モードである光沢均一モードが設定され
ている。
イプの定着装置を採用する場合において、画像の光沢ム
ラ、OHTを投影した場合の明るさのムラ等を改善した
画像出力をも可能とするため、通常の画像形成を行う画
像形成モードである通常モードの他に、画像形成装置に
新たな画像形成モードである光沢均一モードが設定され
ている。
【0091】つまり、本実施形態では、記録材105上
の一方の面(以下、トナー像面という)に形成されたト
ナー像104を定着ローラ203に接するように定着ニ
ップ部111に記録材105の一回目の通紙をして定着
処理を施す第一動作モードと、第一動作モードにて定着
処理を受けた記録材105上のトナー像104が加圧ロ
ーラ201に接するように表裏反転して再度ニップ領域
に記録材105の二回目の通紙をさせる第二動作モード
とが設定され、通常モード時には上記第一動作モードの
みを実行し、光沢均一モード時には上記第一動作モード
及び上記第二動作モードを一連の動作とする第三動作モ
ードを実行するようになっている。
の一方の面(以下、トナー像面という)に形成されたト
ナー像104を定着ローラ203に接するように定着ニ
ップ部111に記録材105の一回目の通紙をして定着
処理を施す第一動作モードと、第一動作モードにて定着
処理を受けた記録材105上のトナー像104が加圧ロ
ーラ201に接するように表裏反転して再度ニップ領域
に記録材105の二回目の通紙をさせる第二動作モード
とが設定され、通常モード時には上記第一動作モードの
みを実行し、光沢均一モード時には上記第一動作モード
及び上記第二動作モードを一連の動作とする第三動作モ
ードを実行するようになっている。
【0092】より具体的には、本実施形態の光沢均一モ
ードでは、第一動作モードにて通常の画像形成時と同様
に記録材105のトナー像面を定着ローラ203側にし
て定着(1回目の通紙)した後、自動両面搬送機構(図
示せず)により記録材105の面を表裏反転させ再度定
着装置21へ記録材105を給紙し、上記トナー像面を
加圧ローラ201側にして定着装置21を通過させ再度
定着(2回目の通紙)する。図3は、記録材105がト
ナー像面を加圧ローラ201側にして定着装置21を通
過している様子を示している。
ードでは、第一動作モードにて通常の画像形成時と同様
に記録材105のトナー像面を定着ローラ203側にし
て定着(1回目の通紙)した後、自動両面搬送機構(図
示せず)により記録材105の面を表裏反転させ再度定
着装置21へ記録材105を給紙し、上記トナー像面を
加圧ローラ201側にして定着装置21を通過させ再度
定着(2回目の通紙)する。図3は、記録材105がト
ナー像面を加圧ローラ201側にして定着装置21を通
過している様子を示している。
【0093】このように、本実施形態では、画像形成装
置があらかじめ自動両面搬送機構を備えているので、ユ
ーザーが光沢均一モードを指定した場合、第三動作モー
ドとして、第一動作モード及び第二動作モードの1連の
動作が自動的に行われる。
置があらかじめ自動両面搬送機構を備えているので、ユ
ーザーが光沢均一モードを指定した場合、第三動作モー
ドとして、第一動作モード及び第二動作モードの1連の
動作が自動的に行われる。
【0094】よって、本実施形態においては、光沢均一
モードにおける記録材の定着ニップ部111への2回目
の通紙では、トナー像面を十分な弾性層のある加圧ロー
ラ201側にして定着処理するため、弾性層の効果によ
り加圧ローラ201の表面は、記録材の凹凸を始めとす
る各種凹凸や厚みむらに追随することができ、記録材に
対し熱及び圧力を均一にかけることができる。その結
果、記録材上の画像表面の光沢やOHT透過画像の明る
さ等を均一化できる。
モードにおける記録材の定着ニップ部111への2回目
の通紙では、トナー像面を十分な弾性層のある加圧ロー
ラ201側にして定着処理するため、弾性層の効果によ
り加圧ローラ201の表面は、記録材の凹凸を始めとす
る各種凹凸や厚みむらに追随することができ、記録材に
対し熱及び圧力を均一にかけることができる。その結
果、記録材上の画像表面の光沢やOHT透過画像の明る
さ等を均一化できる。
【0095】本実施形態の定着装置21では、定着ニッ
プ部111のニップ幅を確保する必要もありため、加圧
ローラ201の弾性層を4mmと厚くしている。発明者
の検討によれば、記録材の定着ニップ部への2回目の通
紙で上記記録材上の画像面を均一化するためには加圧ロ
ーラに500μm以上の弾性層があれば良い。
プ部111のニップ幅を確保する必要もありため、加圧
ローラ201の弾性層を4mmと厚くしている。発明者
の検討によれば、記録材の定着ニップ部への2回目の通
紙で上記記録材上の画像面を均一化するためには加圧ロ
ーラに500μm以上の弾性層があれば良い。
【0096】又、本実施形態の光沢均一モードでは、ト
ナー像面を表裏反転した記録材が定着ニップ部111へ
2回目の通紙のために搬送されるとき、記録材のトナー
像面の裏面(他方の面)にトナー像を形成する必要はな
い。逆に、上記裏面への不用意なトナー像形成は定着ロ
ーラ等へのオフセット等の原因になってしまうため、記
録材の定着ニップ部への2回目の通紙の際には、画像形
成を停止するか、又は、記録材上に形成する画像を限定
する(つまり、任意の画像形成を行わないようにする)
必要がある。
ナー像面を表裏反転した記録材が定着ニップ部111へ
2回目の通紙のために搬送されるとき、記録材のトナー
像面の裏面(他方の面)にトナー像を形成する必要はな
い。逆に、上記裏面への不用意なトナー像形成は定着ロ
ーラ等へのオフセット等の原因になってしまうため、記
録材の定着ニップ部への2回目の通紙の際には、画像形
成を停止するか、又は、記録材上に形成する画像を限定
する(つまり、任意の画像形成を行わないようにする)
必要がある。
【0097】そこで、本実施形態では、記録材の定着ニ
ップ部111への2回目の通紙のための搬送時に、画像
形成装置は、ベタ白画像を上記記録材上に形成し、記録
材が転写位置を通過しても記録材のトナー像面の裏面に
トナー像が形成されないようにした。具体的には、ベタ
白画像を形成するため、レーザー露光光学系による走査
光照射を停止し感光ドラム1への潜像形成を行わないよ
うにした。尚、レーザー露光光学系を停止しなくても画
像データをベタ白とするだけにしても良い。本実施形態
では、いずれの場合のベタ白画像の形成においても帯電
及び現像については従来の場合と同様に行った。又、本
実施形態では、時間短縮のためベタ白画像の形成は、各
色毎の潜像形成や現像等を行わず、単色モードにて行っ
た。
ップ部111への2回目の通紙のための搬送時に、画像
形成装置は、ベタ白画像を上記記録材上に形成し、記録
材が転写位置を通過しても記録材のトナー像面の裏面に
トナー像が形成されないようにした。具体的には、ベタ
白画像を形成するため、レーザー露光光学系による走査
光照射を停止し感光ドラム1への潜像形成を行わないよ
うにした。尚、レーザー露光光学系を停止しなくても画
像データをベタ白とするだけにしても良い。本実施形態
では、いずれの場合のベタ白画像の形成においても帯電
及び現像については従来の場合と同様に行った。又、本
実施形態では、時間短縮のためベタ白画像の形成は、各
色毎の潜像形成や現像等を行わず、単色モードにて行っ
た。
【0098】光沢均一モードにおける記録材のニップ領
域への2回目の通紙時には、トナー像面が記録材を介し
て反対側に位置する定着ローラ203からの熱で主に加
熱される。そのため、記録材の種類によっては記録材の
トナー像面への熱伝達が悪くなり均一に定着するのに必
要な熱量が不足する場合がある。
域への2回目の通紙時には、トナー像面が記録材を介し
て反対側に位置する定着ローラ203からの熱で主に加
熱される。そのため、記録材の種類によっては記録材の
トナー像面への熱伝達が悪くなり均一に定着するのに必
要な熱量が不足する場合がある。
【0099】そこで、本実施形態では、記録材の定着ニ
ップ部111への2回目の通紙時における記録材搬送速
度を通常モード(第一動作モードのみの実行時)におけ
る速度や、光沢均一モードにおける記録材の定着ニップ
部111への1回目の通紙時における速度より遅い速度
とし、記録材に対する加熱時間を長くして定着を行なう
ようになっている。この方法以外にも、定着ローラの温
度を高く設定する等としても良い。又、記録材の定着ニ
ップ部への2回目の通紙前に、定着ローラを加熱しなが
ら空回転することで加圧ローラを前もって加熱し、ある
程度蓄熱した状態とした上で定着するようにして、定着
ローラからの熱量不足を補っても良い。これらの方法に
よりトナー像面への熱供給が十分行なうことができ、光
沢均一モードにおける効果をより高めることができる。
もちろん、上記の複数の方法を併用することも可能であ
る。
ップ部111への2回目の通紙時における記録材搬送速
度を通常モード(第一動作モードのみの実行時)におけ
る速度や、光沢均一モードにおける記録材の定着ニップ
部111への1回目の通紙時における速度より遅い速度
とし、記録材に対する加熱時間を長くして定着を行なう
ようになっている。この方法以外にも、定着ローラの温
度を高く設定する等としても良い。又、記録材の定着ニ
ップ部への2回目の通紙前に、定着ローラを加熱しなが
ら空回転することで加圧ローラを前もって加熱し、ある
程度蓄熱した状態とした上で定着するようにして、定着
ローラからの熱量不足を補っても良い。これらの方法に
よりトナー像面への熱供給が十分行なうことができ、光
沢均一モードにおける効果をより高めることができる。
もちろん、上記の複数の方法を併用することも可能であ
る。
【0100】上述したように、本実施形態によれば、ハ
ードローラタイプの定着装置を採用した場合であって
も、上述の光沢均一モードの実行により、一度定着処理
を施された記録材をトナー像面が加圧ローラ側になるよ
う再度定着ニップ部へ通紙するため、加圧ローラの十分
な弾性層による効果でトナー像面が均され、画像の光沢
やOHTを投影したときの明るさ(光透過画像)が均一
な画像出力が可能となる。
ードローラタイプの定着装置を採用した場合であって
も、上述の光沢均一モードの実行により、一度定着処理
を施された記録材をトナー像面が加圧ローラ側になるよ
う再度定着ニップ部へ通紙するため、加圧ローラの十分
な弾性層による効果でトナー像面が均され、画像の光沢
やOHTを投影したときの明るさ(光透過画像)が均一
な画像出力が可能となる。
【0101】又、本実施形態によれば、新に光沢均一モ
ードの実行を追加しても、特に新たな装置の追加は不要
であり、コストアップすることもなく上記の効果を得る
ことができる。
ードの実行を追加しても、特に新たな装置の追加は不要
であり、コストアップすることもなく上記の効果を得る
ことができる。
【0102】尚、本実施形態では、中間転写方式を採用
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0103】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0104】本実施形態では、画像形成装置が自動両面
機構を備えていない場合でも、第一の実施形態と同様、
光沢むら等を改善した画像出力が得られるよう、光沢均
一モードが設定されている。つまり、本実施形態の光沢
均一モード時には、第二動作モードのみを実行するよう
設定され、第一動作モードによる通常の画像形成後の記
録材について、ユーザーによる操作等によって光沢均一
モードを実行するようになっている。
機構を備えていない場合でも、第一の実施形態と同様、
光沢むら等を改善した画像出力が得られるよう、光沢均
一モードが設定されている。つまり、本実施形態の光沢
均一モード時には、第二動作モードのみを実行するよう
設定され、第一動作モードによる通常の画像形成後の記
録材について、ユーザーによる操作等によって光沢均一
モードを実行するようになっている。
【0105】より具体的には、本実施形態の光沢均一モ
ードでは、第一動作モードにて通常の画像形成時と同様
に記録材のトナー像面を定着ローラ203側にして一回
目の定着処理した後、ユーザーが定着装置21への記録
材の搬送時にトナー像面が一回目と表裏反転するよう、
その記録材を給紙トレイ26等の給紙部に再度セットす
る。その後、ユーザーが画像形成装置に対し光沢均一モ
ードによる記録材の定着ニップ部111への2回目の通
紙の開始指令を与える。記録材の定着ニップ部111へ
の2回目の通紙では、第一の実施形態と同様、トナー像
面を十分な弾性層のある加圧ローラ201側にして定着
ニップ部111に通紙するため、記録材上の画像表面の
光沢やOHT透過画像の明るさ等を均一化できる。
ードでは、第一動作モードにて通常の画像形成時と同様
に記録材のトナー像面を定着ローラ203側にして一回
目の定着処理した後、ユーザーが定着装置21への記録
材の搬送時にトナー像面が一回目と表裏反転するよう、
その記録材を給紙トレイ26等の給紙部に再度セットす
る。その後、ユーザーが画像形成装置に対し光沢均一モ
ードによる記録材の定着ニップ部111への2回目の通
紙の開始指令を与える。記録材の定着ニップ部111へ
の2回目の通紙では、第一の実施形態と同様、トナー像
面を十分な弾性層のある加圧ローラ201側にして定着
ニップ部111に通紙するため、記録材上の画像表面の
光沢やOHT透過画像の明るさ等を均一化できる。
【0106】又、定着ニップ部111への2回目の通紙
のための記録材のセットをユーザーが手動で行うため、
本実施形態では、ユーザーがその場で画像形成装置に備
えられた操作ボタン又は操作パネル等を使い記録材の定
着ニップ部111への2回目の通紙開始を指示可能とし
ている。尚、記録材の定着ニップ部111への2回目の
通紙開始の指示は、画像形成装置と通信可能なホストコ
ンピュータ上から行うようにしても良い。尚、本実施形
態では、記録材の定着ニップ部111への2回目の通紙
中における画像形成装置及び定着装置の動作は第一の実
施形態と同様である。
のための記録材のセットをユーザーが手動で行うため、
本実施形態では、ユーザーがその場で画像形成装置に備
えられた操作ボタン又は操作パネル等を使い記録材の定
着ニップ部111への2回目の通紙開始を指示可能とし
ている。尚、記録材の定着ニップ部111への2回目の
通紙開始の指示は、画像形成装置と通信可能なホストコ
ンピュータ上から行うようにしても良い。尚、本実施形
態では、記録材の定着ニップ部111への2回目の通紙
中における画像形成装置及び定着装置の動作は第一の実
施形態と同様である。
【0107】上述したように、本実施形態によれば、自
動両面機構を用いずとも、上述の光沢均一モードの実行
により、第一の実施形態と同様、コストアップすること
なく画像の光沢やOHTを投影したときの明るさ(光透
過画像)が均一な画像出力が可能となる。
動両面機構を用いずとも、上述の光沢均一モードの実行
により、第一の実施形態と同様、コストアップすること
なく画像の光沢やOHTを投影したときの明るさ(光透
過画像)が均一な画像出力が可能となる。
【0108】又、本実施形態によれば、記録材の定着ニ
ップ部への一回目の通紙後にユーザー自身がその仕上が
りを確認することができ、必要な時だけ更に光沢を均一
化する2回目の通紙を行うよう判断することができる。
又、過去に通常の画像形成を行い出力しておいたものに
対し、後になって光沢の均一性が必要になった場合、記
録材の定着ニップ部への2回目の通紙だけ追加で行い光
沢の均一な画像に変えることもできる。
ップ部への一回目の通紙後にユーザー自身がその仕上が
りを確認することができ、必要な時だけ更に光沢を均一
化する2回目の通紙を行うよう判断することができる。
又、過去に通常の画像形成を行い出力しておいたものに
対し、後になって光沢の均一性が必要になった場合、記
録材の定着ニップ部への2回目の通紙だけ追加で行い光
沢の均一な画像に変えることもできる。
【0109】尚、本実施形態では、中間転写方式を採用
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0110】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0111】本実施形態においても、第一の実施形態又
は第二の実施形態と同様、光沢むら等を改善した画像出
力が得られるよう光沢均一モードが設定されている。
は第二の実施形態と同様、光沢むら等を改善した画像出
力が得られるよう光沢均一モードが設定されている。
【0112】本実施形態の光沢均一モードは、基本的に
は第一の実施形態又は第二の実施形態の光沢均一モード
と同様であるが、記録材を定着ニップ部111へ2回目
の通紙のための搬送する際、画像形成装置が現像処理を
行わないようになっている。具体的には、現像器5と感
光ドラム1を離間させ、現像処理を行なわないようにな
っている。本実施形態では、各現像器がロータリ27の
回転により現像位置に配置されたとき、カム等(図示せ
ず)の動作により各現像器を感光ドラム1に対して接触
又は離間させることができる。
は第一の実施形態又は第二の実施形態の光沢均一モード
と同様であるが、記録材を定着ニップ部111へ2回目
の通紙のための搬送する際、画像形成装置が現像処理を
行わないようになっている。具体的には、現像器5と感
光ドラム1を離間させ、現像処理を行なわないようにな
っている。本実施形態では、各現像器がロータリ27の
回転により現像位置に配置されたとき、カム等(図示せ
ず)の動作により各現像器を感光ドラム1に対して接触
又は離間させることができる。
【0113】通常の現像時は現像器が感光ドラム1に接
触した状態で行われるのに対し、本実施形態の光沢均一
モードにおける記録材の定着ニップ部111への2回目
の通紙時には現像器が感光ドラム1と離間した状態とし
現像を行わないため、感光ドラム1にトナーが移ること
がなく、記録材のトナー像面の裏面にトナーが移ること
がない。
触した状態で行われるのに対し、本実施形態の光沢均一
モードにおける記録材の定着ニップ部111への2回目
の通紙時には現像器が感光ドラム1と離間した状態とし
現像を行わないため、感光ドラム1にトナーが移ること
がなく、記録材のトナー像面の裏面にトナーが移ること
がない。
【0114】尚、感光ドラム1と現像器を離間する方法
として、上記の方法以外にもロータリ27の公転により
現像器を現像位置よりずらし、感光ドラム1から離間す
る方法を採用してもよい。光沢均一モードにおける記録
材の定着ニップ部への2回目の通紙時における感光ドラ
ムに対する現像器の離間後は現像ローラ5aの駆動の必
要はないため駆動を停止しても良く、又、感光ドラムの
帯電や露光を停止しても良い。
として、上記の方法以外にもロータリ27の公転により
現像器を現像位置よりずらし、感光ドラム1から離間す
る方法を採用してもよい。光沢均一モードにおける記録
材の定着ニップ部への2回目の通紙時における感光ドラ
ムに対する現像器の離間後は現像ローラ5aの駆動の必
要はないため駆動を停止しても良く、又、感光ドラムの
帯電や露光を停止しても良い。
【0115】又、現像を行わないための方法として、現
像バイアスの印加を停止する、又、現像バイアス値を現
像不可能な設定値とすることで、現像を行わないように
しても良い。通常の現像時は感光ドラムの表面電位(帯
電電位−700V〜露光部電位−200V)に対し現像
スリーブに印加する現像バイアス値は中間の−300〜
−400Vとして現像を行っていたが、記録材の定着ニ
ップ部への2回目の通紙時には現像バイアス値をより正
極性寄り(0〜−200V)に設定することで、マイナ
ス極性を持つトナーが感光ドラムに移るのを防止し、更
には記録材のトナー像面の裏面にトナーが移るのを防止
することができる。
像バイアスの印加を停止する、又、現像バイアス値を現
像不可能な設定値とすることで、現像を行わないように
しても良い。通常の現像時は感光ドラムの表面電位(帯
電電位−700V〜露光部電位−200V)に対し現像
スリーブに印加する現像バイアス値は中間の−300〜
−400Vとして現像を行っていたが、記録材の定着ニ
ップ部への2回目の通紙時には現像バイアス値をより正
極性寄り(0〜−200V)に設定することで、マイナ
ス極性を持つトナーが感光ドラムに移るのを防止し、更
には記録材のトナー像面の裏面にトナーが移るのを防止
することができる。
【0116】上述したように、本実施形態によれば、第
一の実施形態及び第二の実施形態と同様の効果が得られ
るのに加え、光沢均一モードにおける記録材の定着ニッ
プ部への2回目の通紙時に現像を行わないことで、記録
材のトナー像面の裏面に確実に不要なトナーが移らなく
なる。又、光沢均一モードにおける記録材の定着ニップ
部への2回目の通紙中に現像器を感光ドラム1から離間
した場合には、現像器の動作を止めておくこともでき現
像器やトナーの劣化を最低限に留めることができる。
一の実施形態及び第二の実施形態と同様の効果が得られ
るのに加え、光沢均一モードにおける記録材の定着ニッ
プ部への2回目の通紙時に現像を行わないことで、記録
材のトナー像面の裏面に確実に不要なトナーが移らなく
なる。又、光沢均一モードにおける記録材の定着ニップ
部への2回目の通紙中に現像器を感光ドラム1から離間
した場合には、現像器の動作を止めておくこともでき現
像器やトナーの劣化を最低限に留めることができる。
【0117】尚、本実施形態では、中間転写方式を採用
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0118】(第四の実施形態)次に、本発明の第四の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0119】本実施形態においても、第一の実施形態又
は第二の実施形態と同様、光沢むら等を改善した画像出
力が得られるよう光沢均一モードが設定されている。
は第二の実施形態と同様、光沢むら等を改善した画像出
力が得られるよう光沢均一モードが設定されている。
【0120】本実施形態の光沢均一モードは、基本的に
は第一の実施形態又は第二の実施形態の光沢均一モード
と同様であるが、記録材を定着ニップ部111へ2回目
の通紙のための搬送する際、画像形成装置が転写処理を
行わないようになっている。具体的には、画像形成装置
が転写処理をしないための方法として、1)一次転写を
行わないことによるもの、2)二次転写を行わないこと
によるものの2つの方法があり、これらの各々について
説明する。
は第一の実施形態又は第二の実施形態の光沢均一モード
と同様であるが、記録材を定着ニップ部111へ2回目
の通紙のための搬送する際、画像形成装置が転写処理を
行わないようになっている。具体的には、画像形成装置
が転写処理をしないための方法として、1)一次転写を
行わないことによるもの、2)二次転写を行わないこと
によるものの2つの方法があり、これらの各々について
説明する。
【0121】1)一次転写を行わないことにより画像形
成装置が転写処理をしないようにする場合 本実施形態では、光沢均一モードにおける記録材の定着
ニップ部111への2回目の通紙のための搬送時に中間
転写ベルト9と感光ドラム1とを離間し、一次転写を行
わないように構成している。具体的には、駆動ローラ1
5を軸として中間転写ベルト9及び二次転写対向ローラ
12、テンションローラ16、一次転写ローラ10より
なるベルト架設部を感光ドラム1から遠ざかる方向(図
1中矢印A方向)に少し回転させ、一次転写部を離間し
た。
成装置が転写処理をしないようにする場合 本実施形態では、光沢均一モードにおける記録材の定着
ニップ部111への2回目の通紙のための搬送時に中間
転写ベルト9と感光ドラム1とを離間し、一次転写を行
わないように構成している。具体的には、駆動ローラ1
5を軸として中間転写ベルト9及び二次転写対向ローラ
12、テンションローラ16、一次転写ローラ10より
なるベルト架設部を感光ドラム1から遠ざかる方向(図
1中矢印A方向)に少し回転させ、一次転写部を離間し
た。
【0122】本実施形態の画像形成装置では、二次転写
対向ローラ12の位置変化に伴い、記録材の搬送経路が
少し変わるが、特に問題はなかった。このとき、本実施
形態では、中間転写ベルト9と感光ドラム1が離間して
いるので、感光ドラム1の駆動を停止しても良く、又、
帯電、露光、現像を停止しても良い。
対向ローラ12の位置変化に伴い、記録材の搬送経路が
少し変わるが、特に問題はなかった。このとき、本実施
形態では、中間転写ベルト9と感光ドラム1が離間して
いるので、感光ドラム1の駆動を停止しても良く、又、
帯電、露光、現像を停止しても良い。
【0123】尚、上記のように中間転写ベルト9と感光
ドラム1を離間せずとも、一次転写バイアスを印加しな
いか、又は逆極性の一次転写バイアスを印加する等して
一次転写を行わないように構成しても良い。
ドラム1を離間せずとも、一次転写バイアスを印加しな
いか、又は逆極性の一次転写バイアスを印加する等して
一次転写を行わないように構成しても良い。
【0124】2)二次転写を行わないことにより画像形
成装置が転写処理をしないようにする場合 本実施形態では、光沢均一モードにおける記録材の定着
ニップ部111への2回目の通紙のための搬送時に中間
転写ベルト9と二次転写ローラ11を離間し、二次転写
を行わないように構成した。具体的には、カム等(図示
せず)の動作により二次転写ローラ11を中間転写ベル
ト9より離間した。
成装置が転写処理をしないようにする場合 本実施形態では、光沢均一モードにおける記録材の定着
ニップ部111への2回目の通紙のための搬送時に中間
転写ベルト9と二次転写ローラ11を離間し、二次転写
を行わないように構成した。具体的には、カム等(図示
せず)の動作により二次転写ローラ11を中間転写ベル
ト9より離間した。
【0125】本実施形態の画像形成装置では、二次転写
ローラ11の離間により記録材を中間転写ベルト9と二
次転写ローラ11との間で挟持し搬送することができな
いが、記録材を挟持するレジローラ22部と定着ニップ
部111との間の距離を、光沢均一モードで通紙可能な
記録材の搬送方向長さより短くなるようにしたため、記
録材はレジローラ22部又は定着ニップ部111のいず
れかで常に挟持され、安定して搬送することができるよ
うになっている。このとき、本実施形態では、中間転写
ベルト9と二次転写ローラ11との離間により、中間転
写ベルト9が記録材搬送路から離れるため、中間転写ベ
ルト9及び感光ドラム1の駆動を停止しても良く又、帯
電、露光、現像を停止しても良い。
ローラ11の離間により記録材を中間転写ベルト9と二
次転写ローラ11との間で挟持し搬送することができな
いが、記録材を挟持するレジローラ22部と定着ニップ
部111との間の距離を、光沢均一モードで通紙可能な
記録材の搬送方向長さより短くなるようにしたため、記
録材はレジローラ22部又は定着ニップ部111のいず
れかで常に挟持され、安定して搬送することができるよ
うになっている。このとき、本実施形態では、中間転写
ベルト9と二次転写ローラ11との離間により、中間転
写ベルト9が記録材搬送路から離れるため、中間転写ベ
ルト9及び感光ドラム1の駆動を停止しても良く又、帯
電、露光、現像を停止しても良い。
【0126】尚、上記のように中間転写ベルト9と二次
転写ローラ11を離間せずとも、二次転写バイアスを印
加しないか、又は逆極性の二次転写バイアスを印加する
等して二次転写を行わないように構成しても良い。
転写ローラ11を離間せずとも、二次転写バイアスを印
加しないか、又は逆極性の二次転写バイアスを印加する
等して二次転写を行わないように構成しても良い。
【0127】上述したように、本実施形態によれば、第
一の実施形態及び第二の実施形態と同様の効果が得られ
るのに加え、転写を行わないことで、記録材のトナー像
面の裏面に確実に不要なトナー像を形成しなくなる。
又、記録材の定着ニップ部への2回目の通紙のための搬
送中に転写部を離間する場合、感光ドラム1の駆動及び
帯電を停止することもでき、帯電時の放電やクリーナ1
7との当接による感光ドラムの表面の削れ等、感光ドラ
ムの劣化を最低限に留めることができる。
一の実施形態及び第二の実施形態と同様の効果が得られ
るのに加え、転写を行わないことで、記録材のトナー像
面の裏面に確実に不要なトナー像を形成しなくなる。
又、記録材の定着ニップ部への2回目の通紙のための搬
送中に転写部を離間する場合、感光ドラム1の駆動及び
帯電を停止することもでき、帯電時の放電やクリーナ1
7との当接による感光ドラムの表面の削れ等、感光ドラ
ムの劣化を最低限に留めることができる。
【0128】尚、本実施形態では、中間転写方式を採用
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、直
接転写タンデム方式の場合、感光ドラムから記録材に直
接転写するため一次転写、二次転写の区別はないが、感
光ドラムと記録材搬送路を離間する、転写バイアスを印
加しない等として同様に転写を行わないようにすること
ができる。
する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、タ
ンデム方式を採用する画像形成装置に適用した場合にも
本実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、直
接転写タンデム方式の場合、感光ドラムから記録材に直
接転写するため一次転写、二次転写の区別はないが、感
光ドラムと記録材搬送路を離間する、転写バイアスを印
加しない等として同様に転写を行わないようにすること
ができる。
【0129】(第五の実施形態)次に、本発明の第五の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0130】本実施形態においても、第一の実施形態又
は第二の実施形態と同様、光沢むら等を改善した画像出
力が得られるよう光沢均一モードが設定されている。
は第二の実施形態と同様、光沢むら等を改善した画像出
力が得られるよう光沢均一モードが設定されている。
【0131】本実施形態の光沢均一モードは、基本的に
は第一の実施形態又は第二の実施形態の光沢均一モード
と同様であるが、光沢均一モードにおける記録材の定着
ニップ部111への1回目の通紙時に定着装置21が記
録材のトナー像面に付与する熱量を通常の画像形成時に
比べて小さく設定されている。具体的には、光沢均一モ
ードにおける記録材の定着ニップ部111への1回目の
通紙時には、通常の画像形成時に比べ、定着ローラ20
3の温調温度を低下させ、記録材のトナー像面に付与す
る熱量を低下させた。その他にも、定着速度(定着ロー
ラ203の回転速度)を上げることで記録材のトナー像
面に付与する熱量を低下させても良い。
は第一の実施形態又は第二の実施形態の光沢均一モード
と同様であるが、光沢均一モードにおける記録材の定着
ニップ部111への1回目の通紙時に定着装置21が記
録材のトナー像面に付与する熱量を通常の画像形成時に
比べて小さく設定されている。具体的には、光沢均一モ
ードにおける記録材の定着ニップ部111への1回目の
通紙時には、通常の画像形成時に比べ、定着ローラ20
3の温調温度を低下させ、記録材のトナー像面に付与す
る熱量を低下させた。その他にも、定着速度(定着ロー
ラ203の回転速度)を上げることで記録材のトナー像
面に付与する熱量を低下させても良い。
【0132】ここで述べた通常の画像形成時とは、記録
材の定着ニップ部への1回のみの通紙で記録材上のトナ
ー像の定着処理を完了させ、完成画像とする通常の場合
を指す。記録材の定着ニップ部への1回のみの通紙で記
録材上のトナー像の定着処理を完了させるためには、記
録材の定着ニップ部への1回の通紙で記録材に十分な熱
量を付与し最終画像として必要十分な定着性を確保する
必要があるのである。
材の定着ニップ部への1回のみの通紙で記録材上のトナ
ー像の定着処理を完了させ、完成画像とする通常の場合
を指す。記録材の定着ニップ部への1回のみの通紙で記
録材上のトナー像の定着処理を完了させるためには、記
録材の定着ニップ部への1回の通紙で記録材に十分な熱
量を付与し最終画像として必要十分な定着性を確保する
必要があるのである。
【0133】一方、光沢均一モードにおける記録材の定
着ニップ部への1回目の通紙時に通常の画像形成時と同
様に定着を行った場合、トナー像面を加圧ローラ側にし
て引き続き行う記録材の定着ニップ部への2回目の通紙
後においても、画像面の光沢むらが少々残ってしまう場
合がある。特に、OHTを記録材として使用した場合、
光沢むらがOHT透過画像の明るさむらとして強調して
現れるため、この程度の光沢むらでも許容できない場合
がある。
着ニップ部への1回目の通紙時に通常の画像形成時と同
様に定着を行った場合、トナー像面を加圧ローラ側にし
て引き続き行う記録材の定着ニップ部への2回目の通紙
後においても、画像面の光沢むらが少々残ってしまう場
合がある。特に、OHTを記録材として使用した場合、
光沢むらがOHT透過画像の明るさむらとして強調して
現れるため、この程度の光沢むらでも許容できない場合
がある。
【0134】上述のように、記録材の定着ニップ部への
2回目の通紙においても記録材上のトナー像を完全には
光沢の均一化できなかったのは次の理由によると思われ
る。つまり、従来例について述べたとおり、記録材の定
着ニップ部への1回目の通紙時には、記録材上のトナー
像に対し熱が加わり光沢が出る部分とそうでない部分と
ができ光沢むらとなるが、定着時に付与する熱量が多い
と両者間の光沢の差が大きくなり、記録材の定着ニップ
部への2回目の通紙によってもその差を完全には消しき
れなかったものと思われる。
2回目の通紙においても記録材上のトナー像を完全には
光沢の均一化できなかったのは次の理由によると思われ
る。つまり、従来例について述べたとおり、記録材の定
着ニップ部への1回目の通紙時には、記録材上のトナー
像に対し熱が加わり光沢が出る部分とそうでない部分と
ができ光沢むらとなるが、定着時に付与する熱量が多い
と両者間の光沢の差が大きくなり、記録材の定着ニップ
部への2回目の通紙によってもその差を完全には消しき
れなかったものと思われる。
【0135】そこで、本実施形態では、光沢均一モード
における記録材の定着ニップ部への1回目の通紙時は定
着ローラ203から記録材に付与する熱量を減らし、記
録材上のトナー像に熱が加わり光沢の出る部分において
もその光沢を低く抑え、記録材の定着ニップ部への1回
目の通紙後の画像の光沢むらをより少なくした。光沢均
一モードでは、記録材の定着ニップ部への2回の定着で
完成画像とするため、記録材の定着ニップ部への1回目
の通紙後時点における定着性は、記録材の定着ニップ部
への2回目の通紙のための記録材の給紙、搬送に耐えら
れる程度で十分である。つまり、記録材の定着ニップ部
への1回目の通紙時に記録材に付与する熱量を減らすこ
とは可能である。
における記録材の定着ニップ部への1回目の通紙時は定
着ローラ203から記録材に付与する熱量を減らし、記
録材上のトナー像に熱が加わり光沢の出る部分において
もその光沢を低く抑え、記録材の定着ニップ部への1回
目の通紙後の画像の光沢むらをより少なくした。光沢均
一モードでは、記録材の定着ニップ部への2回の定着で
完成画像とするため、記録材の定着ニップ部への1回目
の通紙後時点における定着性は、記録材の定着ニップ部
への2回目の通紙のための記録材の給紙、搬送に耐えら
れる程度で十分である。つまり、記録材の定着ニップ部
への1回目の通紙時に記録材に付与する熱量を減らすこ
とは可能である。
【0136】次に、OHT上に画像形成を行う場合を例
に挙げ、光沢均一モードにおける記録材の定着ニップ部
への1回目の通紙を通常の画像形成時と同様に行った場
合と、本実施形態に従い実行した場合とを具体的に比較
しながら説明する。
に挙げ、光沢均一モードにおける記録材の定着ニップ部
への1回目の通紙を通常の画像形成時と同様に行った場
合と、本実施形態に従い実行した場合とを具体的に比較
しながら説明する。
【0137】1)記録材の定着ニップ部への1回目の通
紙を通常の画像形成時と同様に行った場合 記録材上のトナー像の定着を記録材の定着ニップ部への
1回の通紙で終える通常のOHTモードの場合、定着速
度は30mm/s、定着ローラの温度を180℃として
おり、一方、光沢均一モードにおいても同条件にて記録
材の定着ニップ部への1回目の通紙を行った。トナー像
面を加圧ローラ側にして引き続き行う光沢均一モードお
ける記録材の定着ニップ部への2回目の通紙時は定着速
度30mm/s、定着ローラの温度を210℃とした。
紙を通常の画像形成時と同様に行った場合 記録材上のトナー像の定着を記録材の定着ニップ部への
1回の通紙で終える通常のOHTモードの場合、定着速
度は30mm/s、定着ローラの温度を180℃として
おり、一方、光沢均一モードにおいても同条件にて記録
材の定着ニップ部への1回目の通紙を行った。トナー像
面を加圧ローラ側にして引き続き行う光沢均一モードお
ける記録材の定着ニップ部への2回目の通紙時は定着速
度30mm/s、定着ローラの温度を210℃とした。
【0138】その結果、記録材の定着ニップ部への1回
の通紙終了時点での画像をOHT透過画像としてみた場
合、場所によって明るいところと暗いところができ全体
に不均一であった。記録材の定着ニップ部への2回目の
通紙終了後の画像では、だいぶ明るさが均一になったも
のの、記録材の定着ニップ部への1回目の通紙で作った
ムラが消えきらず、残留しているのが確認できた。
の通紙終了時点での画像をOHT透過画像としてみた場
合、場所によって明るいところと暗いところができ全体
に不均一であった。記録材の定着ニップ部への2回目の
通紙終了後の画像では、だいぶ明るさが均一になったも
のの、記録材の定着ニップ部への1回目の通紙で作った
ムラが消えきらず、残留しているのが確認できた。
【0139】2)本実施形態に従い記録材の定着ニップ
部への1回目の通紙を行った場合 本実施形態に従いOHT用の光沢均一モードにおける記
録材の定着ニップ部への1回目の通紙時は、定着速度5
0mm/s、定着ローラの温度を150℃としてOHT
に付与する熱量を上述の場合より下げた。トナー像面を
加圧ローラ側にする記録材の定着ニップ部への2回目の
通紙時は上述と同様に、定着速度30mm/s、定着ロ
ーラの温度を210℃とした。
部への1回目の通紙を行った場合 本実施形態に従いOHT用の光沢均一モードにおける記
録材の定着ニップ部への1回目の通紙時は、定着速度5
0mm/s、定着ローラの温度を150℃としてOHT
に付与する熱量を上述の場合より下げた。トナー像面を
加圧ローラ側にする記録材の定着ニップ部への2回目の
通紙時は上述と同様に、定着速度30mm/s、定着ロ
ーラの温度を210℃とした。
【0140】記録材の定着ニップ部への1回目の通紙後
時点の画像は全体に光沢が無くOHTとして投影した場
合も全体的にかなり暗い画像であったが、光沢ムラや透
過画像の明るさムラは激しく現れておらず、又、記録材
の定着ニップ部への2回の通紙に耐えられる定着性を有
していた。続いて、記録材の定着ニップ部への2回目の
通紙を行った後は全体的に均一な光沢が与えられ、OH
Tの透過画像も均一で明るいものとなっていた。
時点の画像は全体に光沢が無くOHTとして投影した場
合も全体的にかなり暗い画像であったが、光沢ムラや透
過画像の明るさムラは激しく現れておらず、又、記録材
の定着ニップ部への2回の通紙に耐えられる定着性を有
していた。続いて、記録材の定着ニップ部への2回目の
通紙を行った後は全体的に均一な光沢が与えられ、OH
Tの透過画像も均一で明るいものとなっていた。
【0141】上述したように、本実施形態によれば、光
沢均一モードにおける記録材の定着ニップ部への1回目
の通紙時に定着ローラから記録材に付与する熱量を減ら
すことで、記録材のトナー像面の状態を、全体的に光沢
がなくむらが目立たない程度に留めておくことができ、
続けて記録材の定着ニップ部への2回目の定着を行った
後における画像の光沢均一性をより高めることができ
た。つまり、第一の実施形態及び第二の実施形態におけ
る効果をより高めることができた。
沢均一モードにおける記録材の定着ニップ部への1回目
の通紙時に定着ローラから記録材に付与する熱量を減ら
すことで、記録材のトナー像面の状態を、全体的に光沢
がなくむらが目立たない程度に留めておくことができ、
続けて記録材の定着ニップ部への2回目の定着を行った
後における画像の光沢均一性をより高めることができ
た。つまり、第一の実施形態及び第二の実施形態におけ
る効果をより高めることができた。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、第一動作モードの実行時に、記録材
上の一方の面に形成された現像剤像を定着体に接するよ
うにニップ領域に上記記録材の一回目の通紙をして定着
処理を施し、第二動作モード実行時に、第一動作モード
にて定着処理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正
化の図られた加圧体に接するように表裏反転して再度ニ
ップ領域に上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、
記録材の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を
形成しないよう設定されているので、厚さ0μm以上5
00μm以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置
を採用する場合において、定着処理後の記録材上の画像
の光沢ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得るこ
とができる。
一の発明によれば、第一動作モードの実行時に、記録材
上の一方の面に形成された現像剤像を定着体に接するよ
うにニップ領域に上記記録材の一回目の通紙をして定着
処理を施し、第二動作モード実行時に、第一動作モード
にて定着処理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正
化の図られた加圧体に接するように表裏反転して再度ニ
ップ領域に上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、
記録材の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を
形成しないよう設定されているので、厚さ0μm以上5
00μm以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置
を採用する場合において、定着処理後の記録材上の画像
の光沢ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得るこ
とができる。
【0143】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定着処
理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られ
た加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に
上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他
方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しない
よう設定されているので、厚さ0μm以上500μm以
下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する
場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラ
を防止し、均一できれいな定着画像を得ることができ
る。
第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定着処
理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られ
た加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に
上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他
方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しない
よう設定されているので、厚さ0μm以上500μm以
下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する
場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラ
を防止し、均一できれいな定着画像を得ることができ
る。
【0144】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定
着処理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図
られた加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領
域に上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材
の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成し
ないよう設定されているので、厚さ0μm以上500μ
m以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用
する場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢
ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得ることがで
きる。
ば、第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定
着処理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図
られた加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領
域に上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材
の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成し
ないよう設定されているので、厚さ0μm以上500μ
m以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用
する場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢
ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得ることがで
きる。
【0145】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定着処
理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られ
た加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に
上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他
方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しない
よう設定されているので、厚さ0μm以上500μm以
下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する
場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラ
を防止し、均一できれいな定着画像を得ることができ
る。
第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定着処
理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られ
た加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に
上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他
方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しない
よう設定されているので、厚さ0μm以上500μm以
下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する
場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラ
を防止し、均一できれいな定着画像を得ることができ
る。
【0146】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定
着処理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図
られた加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領
域に上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材
の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成し
ないよう設定されているので、厚さ0μm以上500μ
m以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用
する場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢
ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得ることがで
きる。
ば、第三動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、定
着処理を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図
られた加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領
域に上記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材
の他方の面である定着体との接触面に現像剤像を形成し
ないよう設定されているので、厚さ0μm以上500μ
m以下の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用
する場合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢
ムラを防止し、均一できれいな定着画像を得ることがで
きる。
【0147】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第二動
作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を受け
た記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加圧体
に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記記録
材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の面で
ある定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう設定
されているので、厚さ0μm以上500μm以下の弾性
層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合にお
いて、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止
し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第二動
作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を受け
た記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加圧体
に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記記録
材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の面で
ある定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう設定
されているので、厚さ0μm以上500μm以下の弾性
層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合にお
いて、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止
し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0148】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0149】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第二動
作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を受け
た記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加圧体
に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記記録
材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の面で
ある定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう設定
されているので、厚さ0μm以上500μm以下の弾性
層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合にお
いて、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止
し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第二動
作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を受け
た記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加圧体
に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記記録
材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の面で
ある定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう設定
されているので、厚さ0μm以上500μm以下の弾性
層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合にお
いて、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止
し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0150】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0151】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第二動
作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を受け
た記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加圧体
に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記記録
材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の面で
ある定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう設定
されているので、厚さ0μm以上500μm以下の弾性
層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合にお
いて、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止
し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に形成
された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域に上
記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第二動
作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を受け
た記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加圧体
に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記記録
材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の面で
ある定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう設定
されているので、厚さ0μm以上500μm以下の弾性
層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合にお
いて、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防止
し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0152】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0153】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0154】更に、本出願にかかる第十三の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0155】又、本出願にかかる第十四の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0156】更に、本出願にかかる第十五の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0157】又、本出願にかかる第十六の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0158】更に、本出願にかかる第十七の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0159】又、本出願にかかる第十八の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0160】更に、本出願にかかる第十九の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0161】又、本出願にかかる第二十の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0162】更に、本出願にかかる第二十一の発明によ
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0163】又、本出願にかかる第二十二の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0164】更に、本出願にかかる第二十三の発明によ
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0165】又、本出願にかかる第二十四の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0166】更に、本出願にかかる第二十五の発明によ
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0167】又、本出願にかかる第二十六の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0168】更に、本出願にかかる第二十七の発明によ
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
れば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面
に形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領
域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、
第二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理
を受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた
加圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上
記記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方
の面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよ
う設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下
の弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場
合において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを
防止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【0169】又、本出願にかかる第二十八の発明によれ
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
ば、第一動作モードの実行時に、記録材上の一方の面に
形成された現像剤像を定着体に接するようにニップ領域
に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を施し、第
二動作モード実行時に、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が弾性の適正化の図られた加
圧体に接するように表裏反転して再度ニップ領域に上記
記録材の二回目の通紙をさせると共に、記録材の他方の
面である定着体との接触面に現像剤像を形成しないよう
設定されているので、厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置を採用する場合
において、定着処理後の記録材上の画像の光沢ムラを防
止し、均一できれいな定着画像を得ることができる。
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における第二動作モー
ド時における定着装置の状態を示す図である。
ド時における定着装置の状態を示す図である。
【図4】従来の画像形成装置の概略構成を示す模式的断
面図である。
面図である。
【図5】従来の定着装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
である。
【図6】従来における厚さ0μm以上500μm以下の
弾性層を有する定着体を備える定着装置の概略構成を示
す模式的断面図である。
弾性層を有する定着体を備える定着装置の概略構成を示
す模式的断面図である。
1 感光ドラム(潜像担持体) 5,6,7,8 現像器(現像装置) 5a 現像ローラ(現像剤担持体) 9 中間転写ベルト(中間転写体) 10 一次転写ローラ(一次転写体) 11 二次転写ローラ(二次転写体) 21 定着装置 104 トナー像(現像剤像) 105 記録材 106c ヒータランプ(加熱手段) 107c アルミ芯金(芯金) 107d アルミ芯金(芯金) 108d 弾性層 111 定着ニップ部(ニップ領域) 201 加圧ローラ(加圧体) 203 定着ローラ(定着体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/06 101 G03G 15/06 101 2H077 15/08 507 15/16 103 2H200 15/16 103 15/20 103 3F100 15/20 103 109 109 15/08 507H Fターム(参考) 2H027 DA12 DC05 EA12 EB04 ED02 ED03 ED06 ED09 ED24 ED25 EE03 EF09 FA11 FA35 2H030 AA03 AD02 AD04 AD05 AD06 AD17 BB16 BB24 BB33 BB34 BB42 BB44 BB46 BB53 BB54 BB56 2H033 AA06 AA10 AA20 AA21 AA23 AA30 AA31 AA46 BA02 BA08 BA11 BA25 BA30 BA50 BA59 BB02 BB03 BB05 BB13 BB14 BB15 BB18 BB29 BB30 BB33 BB34 CA02 CA04 CA09 CA22 CA27 CA30 CA36 CA37 CA40 CA41 2H072 AB14 CB01 CB03 JA02 2H073 AA05 BA02 BA09 BA13 BA45 CA22 2H077 AD35 BA01 BA07 DB08 DB13 DB14 DB15 GA13 GA17 2H200 GA05 GA06 GA12 GA14 GA23 GA29 GA34 GA44 GA47 GA56 GA59 GB12 GB22 GB25 HA02 HA12 HA28 HB12 HB22 JA02 JA16 JA18 JA29 JB10 JB49 JC03 JC11 JC12 JC13 JC15 JC16 JC19 LA12 LA24 LB13 MA03 MA20 MB01 MB02 MB04 PA03 PA11 PA13 PA15 PA23 PA25 PA26 PB07 PB12 3F100 AA02 CA12 CA13 CA15 CA17 EA05
Claims (28)
- 【請求項1】 潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担
持体に現像剤を付与することにより上記潜像を現像剤像
として可視化する現像装置と、該現像装置による現像剤
像を記録材に転写する転写手段と、該転写手段によって
上記現像剤像の転写を受けた上記記録材を加熱及び加圧
することにより上記現像剤像を上記記録材に定着させる
定着装置とを備える画像形成装置であって、定着装置
が、互いに圧接してニップ領域を形成し回転する定着体
及び加圧体と、該定着体を加熱する加熱手段とを備え、
現像剤像を担持する記録材を上記ニップ領域に通紙しな
がら加熱及び加圧することにより、上記現像剤像を上記
記録材に定着させるようになっており、定着体が、芯金
と、該芯金の周囲に設けられる厚さ0μm以上500μ
m以下の弾性層とを有している画像形成装置において、
加圧体が、芯金と、該芯金の周囲に設けられる厚さ50
0μm以上の弾性層を有し、定着装置が、記録材上の一
方の面に形成された現像剤像を定着体に接するようにニ
ップ領域に上記記録材の一回目の通紙をして定着処理を
施す第一動作モードと、第一動作モードにて定着処理を
受けた記録材上の現像剤像が加圧体に接するように表裏
反転して再度ニップ領域に上記記録材の二回目の通紙を
させる第二動作モードとが設定され、第二動作モードの
実行時に、記録材の他方の面である定着体との接触面に
現像剤像を形成しないよう設定されていることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項2】 第一動作モードの動作から第二動作モー
ドの動作へを一連の動作とする第三動作モードが設定さ
れていることとする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 第三動作モード実行時における記録材の
ニップ領域への一回目の通紙の際に定着体が上記記録材
に付与する熱量が、第一動作モードのみの実行時におけ
る記録材のニップ領域への一回目の通紙の際より小さく
設定されていることとする請求項2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 第三動作モード実行時における記録材の
ニップ領域への一回目の通紙の際に定着体の温度が、第
一動作モードのみの実行時における記録材のニップ領域
への一回目の通紙の際より小さく設定されていることと
する請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 第三動作モード実行時における記録材の
ニップ領域への一回目の通紙の際に定着体の回転速度
が、第一動作モードのみの実行時における記録材のニッ
プ領域への一回目の通紙の際より大きく設定されている
こととする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載
の画像形成装置。 - 【請求項6】 記録材のニップ領域への二回目の通紙の
際に定着体が上記記録材に付与する熱量が、記録材のニ
ップ領域への一回目の通紙の際より大きく設定されてい
ることとする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記
載の画像形成装置。 - 【請求項7】 記録材のニップ領域への二回目の通紙の
際に定着体の回転速度が、記録材のニップ領域への一回
目の通紙の際より小さく設定されていることとする請求
項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項8】 記録材のニップ領域への二回目の通紙の
際に定着体の温度が、記録材のニップ領域への一回目の
通紙の際より大きく設定されていることとする請求項1
乃至請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 記録材のニップ領域への二回目の通紙の
際に加圧体の温度が、記録材のニップ領域への一回目の
通紙の際より大きく設定されていることとする請求項1
乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 加圧体を予熱した後に、記録材のニッ
プ領域への二回目の通紙を実行するよう設定されている
こととする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載
の画像形成装置。 - 【請求項11】 記録材のニップ領域への二回目の通紙
の際、記録材の他方の面にベタ白画像を形成するよう設
定されていることとする請求項1乃至請求項10のいず
れか一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項12】 ベタ白画像の形成はモノカラーモード
にて行なうこととする請求項11に記載の画像形成装
置。 - 【請求項13】 記録材のニップ領域への二回目の通紙
の際、記録材の他方の面に画像を形成しないよう設定さ
れていることとする請求項1乃至請求項10のいずれか
一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項14】 ニップ領域への一回目の通紙後の記録
材を再び該ニップ領域へ搬送する自動搬送手段を備える
こととする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記
載の画像形成装置。 - 【請求項15】 画像形成装置本体の所定位置に位置し
ニップ領域への記録材の給紙をする給紙部を備え、ニッ
プ領域への一回目の通紙を終了した記録材が上記給紙部
に供給された後に、記録材のニップ領域への二回目の通
紙が可能となっていることとする請求項1乃至請求項1
4のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項16】 記録材のニップ領域への二回目の通紙
の開始のための指示をする指示手段を備え、該指示手段
による上記開始の指示がなされてから記録材のニップ領
域への二回目の通紙が可能となっていることとする請求
項1乃至請求項16のいずれか一項に記載の画像形成装
置。 - 【請求項17】 指示手段は、画像形成装置本体に設け
られた操作部が操作されることにより、記録材のニップ
領域への二回目の通紙の開始のための指示が可能である
こととする請求項16に記載の画像形成装置。 - 【請求項18】 指示手段は、画像形成装置本体と通信
可能なホストコンピュータが操作されることにより、記
録材のニップ領域への二回目の通紙の開始のための指示
が可能であることとする請求項16に記載の画像形成装
置。 - 【請求項19】 現像装置は、記録材のニップ領域への
二回目の通紙の際に、現像処理を行なわないよう設定さ
れていることとする請求項1乃至請求項18のいずれか
一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項20】 現像装置は、潜像担持体に対向して配
設され現像剤を担持しながら該潜像担持体に現像剤を供
給する現像剤担持体を備え、記録材のニップ領域への二
回目の通紙の際に、現像剤担持体を潜像担持体から離間
するよう設定されていることとする請求項1乃至請求項
19のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項21】 現像装置は、潜像担持体に対向して配
設され現像剤を担持しながら該潜像担持体に現像剤を供
給する現像剤担持体を備え、該現像剤担持体が、上記潜
像担持体との間にバイアス電圧が印加されることにより
上記潜像担持体に現像剤を供給するようになっており、
記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、バイアス
電圧を停止若しくは低下させるよう設定されていること
とする請求項1乃至請求項20のいずれか一項に記載の
画像形成装置。 - 【請求項22】 現像装置は、記録材のニップ領域への
二回目の通紙の際に、駆動を停止するよう設定されてい
ることとする請求項1乃至請求項21のいずれか一項に
記載の画像形成装置。 - 【請求項23】 転写手段は、記録材のニップ領域への
二回目の通紙の際に、転写処理を行なわないよう設定さ
れていることとする請求項1乃至請求項22のいずれか
一項に記載の画像形成装置。 - 【請求項24】 記録材のニップ領域への二回目の通紙
の際に、潜像担持体と転写手段を離間させるよう設定さ
れていることとする請求項24に記載の画像形成装置。 - 【請求項25】 転写手段は、現像剤像を担持可能な中
間転写体と、潜像担持体上の現像剤像を上記中間転写体
に転写する一次転写体と、上記中間転写体上の現像剤像
を記録材に転写する二次転写体とを有していることとす
る請求項1乃至請求項24のいずれか一項に記載の画像
形成装置。 - 【請求項26】 転写手段は、記録材のニップ領域への
二回目の通紙の際に、潜像担持体と中間転写体若しくは
一次転写体を離間、又は、中間転写体と二次転写体を離
間させるよう設定されていることとする請求項25に記
載の画像形成装置。 - 【請求項27】 転写手段は、潜像担持体上からの現像
剤像と記録材との間にバイアス電圧が印加されることに
より、記録材上に上記現像剤像を転写するようになって
おり、記録材のニップ領域への二回目の通紙の際に、バ
イアス電圧を停止若しくは低下させるよう設定されてい
ることとする請求項1乃至請求項26のいずれか一項に
記載の画像形成装置。 - 【請求項28】 潜像担持体は、記録材のニップ領域へ
の二回目の通紙の際に、駆動を停止するよう設定されて
いることとする請求項1乃至請求項27のいずれか一項
に記載の画像形成装置。
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---|---|---|---|
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---|---|
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ID=18921488
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001062336A Withdrawn JP2002268469A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002268469A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7392010B2 (en) | 2005-05-02 | 2008-06-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with preheating mode operating before image formation |
JP2018194791A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001062336A patent/JP2002268469A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7392010B2 (en) | 2005-05-02 | 2008-06-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with preheating mode operating before image formation |
JP2006313234A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
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