JP2002267452A - 振動検出装置及び像振れ補正装置 - Google Patents

振動検出装置及び像振れ補正装置

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JP2002267452A
JP2002267452A JP2001068353A JP2001068353A JP2002267452A JP 2002267452 A JP2002267452 A JP 2002267452A JP 2001068353 A JP2001068353 A JP 2001068353A JP 2001068353 A JP2001068353 A JP 2001068353A JP 2002267452 A JP2002267452 A JP 2002267452A
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amplifying
vibration
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Junichi Murakami
村上  順一
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の振動検出開始の指示タイミングから
早期に正確な振動検出を行えるようにする。 【解決手段】 基準電圧を出力する基準電圧出力手段1
0と、振動検出手段1の出力と前記基準電圧出力とを差
動増幅する第1増幅手段3と、該第1増幅手段の出力に
基づいて前記基準電圧出力を制御することにより、前記
振動検出手段の出力に重畳したオフセット成分の除去を
行うオフセット除去手段6と、前記振動検出手段の出力
と所定の基準電圧とを差動増幅する、前記第1増幅手段
より増幅度の低い第2増幅手段5とを有し、前記オフセ
ット除去手段は、前記第2増幅手段の出力を基に前記基
準電圧出力を制御した後、前記第1の増幅手段の出力と
所定の目標出力値との差分に応じて前記基準電圧出力を
制御して前記第1増幅手段の出力を所定の目標出力値と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に搭載さ
れる振動検出装置及び像振れ補正装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラを初めとする光学系の
振れ補正、つまり手振れなどによる振動を抑制して像安
定を行うための装置が提案されている。カメラ等に用い
られる振れ補正方式のうちの一つの典型的なものとして
は、振れセンサにて検知したカメラの振れ情報に基づき
撮影光学系の一部、或いは全部を駆動して結像面上の像
振れを抑制するというものである。
【0003】ここで、前記振れセンサとしては、一般的
に角速度センサ又は加速度センサ等が用いられている。
このような角速度センサ又は加速度センサ自体は与えら
れた振動に対して微小な電圧しか出力されないために、
該センサの外部に適当な増幅器を設けて、必要な電圧を
出力するような構成をとっている。しかし、こうした振
動を検出するセンサ、特に、カメラなどにおいて一般的
に使用されている圧電型振動ジャイロなどは、電源投入
直後の数十〜数百msec間においては不安定な出力をし、
低周波のドリフトが電源投入後も発生する。また、振動
を与えないときの静止時出力電圧(ヌル電圧)も振動ジ
ャイロの個々のばらつきや使用環境の変化により、特に
使用温度により極めて大きく変化してしまう。よって、
出力信号を必要な電圧に増幅する際に、前記ドリフト成
分やヌル電圧成分も増幅してしまうことになり、信号が
飽和してしまう。
【0004】上記の点に鑑み従来より開示されている方
法としては、検出しようとする振動の周波数に対して許
容できる低い周波数以下を角速度センサの出力からカッ
トするハイパスフィルタ回路を設けて、このハイパスフ
ィルタ回路を通過した信号を増幅器にて増幅する方法が
一般的に取られている。
【0005】また、上記従来例においてハイパスフィル
タ回路を構成する大容量コンデンサを排除し、コスト上
や実装上で有利な振れ緩和装置が特開平8−14936
3号公報に開示されている。これは、振動ジャイロの出
力を反転増幅回路にて所定の利得で増幅後、A/D変換
を行い、そのデジタル信号を入力としてデジタル積分し
た出力をD/A変換して前記反転増幅回路の非反転入力
端子に出力する構成をとったものである。つまり、A/
D変換値に応じて反転増幅器の基準電圧を制御すること
で、低周波成分を排除するようにしている。このよう
に、大容量コンデンサを用いずD/A変換器を用いてハ
イパスフィルタ回路を実現した例もある。
【0006】また、上記と同様にD/A変換器を用いた
例として、特開平10−228043号公報に開示され
た振動検出装置がある。これは、振動ジャイロからの出
力をローパスフィルタ回路及び加算器及び増幅回路から
成る回路を通じてマイコンに入力し、該マイコンは、前
記回路の出力信号が所定レベル範囲を超えているか及び
基準レベルに対して偏っているかを判定し、所定レベル
範囲を超えている又は基準レベルに対して偏っていると
きは制御信号を発生し、該信号によりD/A変換器の出
力を可変制御する。前記D/A変換器の出力は前記加算
器に接続されており、出力信号を所定レベル範囲内及び
基準レベルに調整する。このような構成により、電源投
入時の不安定な出力を飽和させることなく増幅し、所望
の出力値を得るようにしている。
【0007】ここで、上記特開平10−228043号
公報におけるD/A変換器の出力の具体的制御方法を述
べると、一回の制御におけるD/A変換器の出力信号可
変量はある所定の式に基づき決定し、その制御回数はあ
らかじめ決定した回数だけ行うことで出力信号を所定レ
ベル範囲内又は基準レベルに調整するようにしている。
このため、出力信号がどのような出力レベルにあろう
と、つまり、出力が飽和していてもいなくても、所定レ
ベル範囲内又は基準レベルに調整するまで同じように演
算時間がかかってしまうことになる。よって、この方法
ではオフセット除去制御が必ずしも効率的には行われて
いなかった。したがって、出力が所定の基準レベルまた
はその近傍に達してから振動検出動作又は像振れ補正動
作を開始する場合に、動作開始タイミングが致命的なも
のではないが若干遅れてしまう場合があるという欠点が
あった。
【0008】この点に鑑み、本出願人は特願平2000
−381567号により、振動ジャイロからの出力信号
とD/A変換器の出力信号を差動増幅してマイコンに入
力する構成とし、前記D/A変換器の出力を以下のよう
に制御する装置を提案している。
【0009】始めに前記D/A変換器の出力を初期値と
する(初期値の設定方法としては、例えばそのセンサ基
準電圧のTYP値(中心値)とする)。そして、上記差
動増幅出力信号が飽和しないレベルになるように、前記
D/A変換器の出力を所定の時間間隔で繰り返し粗調整
する。その後、前記差動増幅出力信号が飽和しないレベ
ルとなると、今度は前記差動増幅出力信号の出力目標値
とその時の差動増幅出力信号の差分に応じた微調整の為
のD/A変更値を取得し、これを前記D/A変換器に出
力して前記差動増幅出力信号を出力目標値とするもので
ある。この制御方法により、差動増幅出力信号を出力目
標値とするまで(電源投入時の不安定な出力を飽和させ
ることなく増幅し所望の出力値を得るまで)の時間を短
縮することを可能にしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の装置においては、D/A変換器の出力初期値を前述
した様にセンサ基準電圧のTYP値、つまり固定値とし
ている。ところが、前記基準電圧はセンサのばらつき、
温度等により大きく変化してしまう。このため、差動増
幅出力信号の前記調整は出力目標値から大きくずれたと
ころから開始されることになり、出力目標値に安定する
までには未だかなりの時間を要するものであった。
【0011】(発明の目的)本発明の第1の目的は、使
用者の振動検出開始の指示タイミングから早期に正確な
振動検出を行うことのできる振動検出装置を提供しよう
とするものである。
【0012】本発明の第2の目的は、使用者の振動検出
開始の指示タイミングから早期に正確な振動検出及び像
振れ補正を行うことのできる像振れ補正装置を提供しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4に記載の発明は、振動を検出す
る振動検出手段と、基準電圧を出力する基準電圧出力手
段と、前記振動検出手段の出力と前記基準電圧出力とを
差動増幅する第1増幅手段と、該第1増幅手段の出力に
基づいて前記基準電圧出力を制御することにより、前記
振動検出手段の出力に重畳したオフセット成分の除去を
行うオフセット除去手段と、前記振動検出手段の出力と
所定の基準電圧とを差動増幅する、前記第1増幅手段よ
り増幅度の低い第2増幅手段とを有し、前記オフセット
除去手段は、前記第2増幅手段の出力を基に前記基準電
圧出力を制御した後、前記第1の増幅手段の出力と所定
の目標出力値との差分に応じて前記基準電圧出力を制御
して前記第1増幅手段の出力を所定の目標出力値とする
ことを特徴とする振動検出装置とするものである。
【0014】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5〜8に記載の発明は、振動を検出する振動検出
手段と、基準電圧を出力する基準電圧出力手段と、前記
振動検出手段の出力と前記基準電圧出力とを差動増幅す
る第1増幅手段と、該第1増幅手段の出力に基づいて前
記基準電圧出力を制御することにより、前記振動検出手
段の出力に重畳したオフセット成分の除去を行うオフセ
ット除去手段と、前記振動検出手段の出力と所定の基準
電圧とを差動増幅する、前記第1増幅手段より増幅度の
低い第2増幅手段と、前記第1の増幅手段の出力に基づ
いて像振れ補正手段を制御し、像振れ補正を行う像振れ
補正制御手段とを有し、前記オフセット除去手段は、前
記第2増幅手段の出力を基に前記基準電圧出力を制御し
た後、前記第1の増幅手段の出力と所定の目標出力値と
の差分に応じて前記基準電圧出力を制御して前記第1増
幅手段の出力を所定の目標出力値とする像振れ補正装置
とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は本発明の実施の一形態に係る一眼レ
フカメラのブロック図であり、振れセンサや像振れ補正
装置は交換レンズ内に搭載される場合を例にしている。
【0017】図1において、101はレンズマイコンで
あり、カメラ本体側から通信用の接点109c(クロッ
ク信号用),109d(カメラ本体→レンズ信号伝達
用)を通じて通信を受け、その指令値によって、振れ補
正系102、フォーカス駆動系104、絞り駆動系10
5の動作を行わせる。前記振れ補正系102は、振れを
検知する振れセンサ106、補正レンズ変位検出用の位
置センサ107、及び、前記振れセンサ106と位置セ
ンサ107の出力を基にレンズマイコン101にて算出
された制御信号によって補正レンズを駆動して振れ補正
動作を行う振れ補正駆動系108から成る。また、12
4(SWIS)は振れ補正動作を選択する為の防振スイ
ッチであり、振れ補正動作を選択する場合はこの防振ス
イッチ124をONにする。
【0018】前記フォーカス駆動系104は、レンズマ
イコン101からの指令値によって、焦点調節用のレン
ズを駆動してフォーカシングを行う。前記絞り駆動系1
05は、レンズマイコン101からの指令値によって、
絞りを設定された位置まで絞る又は開放状態に復帰させ
るという動作を行う。また、前記レンズマイコン101
は、レンズ内の状態(フォーカス位置、絞り値の状態な
ど)や、レンズに関する情報(開放絞り値、焦点距離、
測距演算に必要なデータなど)を通信用の接点109e
(レンズ→カメラ本体信号伝達用)よりカメラ本体側に
伝達することも行う。前述のレンズマイコン101、振
れ補正系102、フォーカス駆動系104及び絞り駆動
系105から、レンズ電気系110が構成される。そし
て、このレンズ電気系110に対しては、電源接点10
9a、グランド接点109bを通じてカメラ内電源11
8から給電が行われる。
【0019】カメラ本体内部には、カメラ本体内電気系
111として、測距部112、測光部113、シャッタ
部114、表示部115、その他の制御部116、及
び、これらの動作開始、停止などの管理、露出演算、測
距演算などを行うカメラマイコン117が内蔵されてい
る。これらカメラ内電気系111に対しても、その電源
はカメラ内電源118より供給される。また、121
(SW1)は測光や測距を開始させる為のスイッチであ
り、122(SW2)はレリーズ動作を開始させる為の
レリーズスイッチであり、これらは一般的には2段スト
ロークスイッチであって、レリーズボタンの第1ストロ
ークでスイッチ121がONし、第2ストロークでレリ
ーズスイッチ122がONになるように構成されてい
る。123(SWM)は露出モード選択スイッチであ
り、露出モード変更は、該スイッチのON,OFFで行
ったり、該スイッチ123と他の操作部材との同時操作
により行う方法等がある。
【0020】図2は、上記レンズ電気系110のレンズ
マイコン101及び振れ補正系102の具体的回路構成
を示すブロック図である。
【0021】振れを検出する角速度センサであるところ
の振動ジャイロ1からの出力は、抵抗R1,R2、コン
デンサC1、オペアンプ2より構成される第1の増幅部
3と、抵抗R3,R4、コンデンサC2、オペアンプ4
より構成される第2の増幅部5を経て、レンズマイコン
6のA/D変換器7及びA/D変換器8に入力される。
【0022】前記第1の増幅部3において、その増幅率
は「R2/R1」により決定され、ノイズ除去のために
コンデンサC1と抵抗R2により決定される遮断周波数
の1次高域遮断フィルタが形成されている。また、前記
第2の増幅部5において、その増幅率は(R4/R3)
により決定され、ノイズ除去のためにコンデンサC2と
抵抗R4により決定される遮断周波数の1次高域遮断フ
ィルタが形成されている。また、オペアンプ4の非反転
入力端子には所定の基準電圧Vref が接続されている。
【0023】電源投入初期時等には、振動ジャイロ1の
オフセット成分除去の演算のためにオフセット除去手段
9(出力飽和回避制御部9a、制御データ記憶部9b、
データ選択・制御部9c、D/A変換器初期出力制御部
9dにより構成されている)が動作し、該オフセット除
去手段9は12bit D/A変換器10の出力を制御す
る。該D/A変換器10の出力は第1の増幅部3のオペ
アンプ2の非反転入力端子に接続されており、該D/A
変換器10の出力が制御されることによりオペアンプ2
の基準電圧が制御され、振動ジャイロ1のオフセット成
分が除去される。
【0024】前記第1の増幅部3の出力は後述の防振制
御に用いるため、所望の分解能を必要とし、その増幅率
(R2/R1で決定される)を例えば64倍とする。前
記第2の増幅部5の出力はD/A変換器10の初期値を
導出するために用いるため、少なくとも出力が飽和しな
いことを必要とし、その増幅率(R4/R3で決定され
る)を、前記第1の増幅部3の増幅率よりも低い例えば
4倍とする。
【0025】前記振動ジャイロ1の出力よりオフセット
成分が除去さた後は、像振れ補正演算開始指示手段11
により像振れ補正演算開始の指示がなされ、ハイパスフ
ィルタ(HPF)12、積分器13を経て角変位信号へ
と変換される。そして、補正レンズの位置を検知する位
置センサ14の出力(増幅器15及びA/D変換器16
を介する)が逆極性で加算されてフィードバック演算さ
れ、その信号がPWM信号変換器17よりレンズマイコ
ン6の出力ポートよりPWMとして出力され(17)、
コイルドライバ18によって補正レンズが駆動され、像
振れを打ち消すことになる。
【0026】図3は、図2のレンズマイコン4内での具
体的な処理動作を示したフローチャートである。
【0027】ここで、像振れ補正動作は一定周期毎(例
えば500μsec )に発生する割り込み処理によって行
われる。そして、第1の方向、例えばピッチ方向(縦方
向)の制御と第2の方向、例えばヨー方向(横方向)の
制御を交互に行うので、この場合の片方向のサンプリン
グ周期は1msecとなる。割り込みが発生すると、レンズ
マイコン4は、図3のステップ#101からの動作を開
始する。
【0028】図3のステップ#101においては、今回
の制御方向はピッチ方向であるかヨー方向であるかの判
定を行う。ピッチ方向であればステップ#102へ進
み、各種フラグや係数、計算結果等をピッチデータとし
て読み書きできるようにデータアドレスを設定してステ
ップ#104へ進む。また、ヨー方向であればステップ
#101からステップ#103へ進み、各種フラグや係
数、計算結果等をヨーデータとして読み書きできるよう
にデータアドレスを設定してステップ#104へ進む。
【0029】ステップ#104へ進むと、ここでは角速
度センサである振動ジャイロ1の出力をA/D変換し、
その結果をRAMに予め定義されたAD_DATAに格
納する。そして、次のステップ#105において、像振
れ補正動作の開始指示が為されたか否かを判定する。こ
れは、例えばスイッチSWISのONとスイッチSW1
のONのAND(論理積)によって像振れ補正開始とす
る。開始の指示が為されていればステップ#106へ進
み、指示が為されていなければステップ#114へ進
む。
【0030】ここでは像振れ補正動作の開始の指示が為
されており、ステップ#106へ進むものとする。また
同時に、振動ジャイロ1、第1の増幅部3、第2の増幅
部5及び12bit D/A変換器10に給電動作が行われ
る。
【0031】ステップ#106においては、像振れ補正
演算の開始を指示するフラグの判定を行う。開始指示が
なされていればHレベル、なされていなければLレベル
である。フラグがLレベルであればステップ#107へ
進み、振動ジャイロ1の出力をダイナミックレンジ内に
収めかつ所定の目標値に出力させるため、オフセット除
去のための演算を行う。この演算後はステップ#114
へ進む。上記ステップ#107でのオフセット除去の演
算についての詳細は図4のフローチャートを用いて後述
する。
【0032】また、上記ステップ#106にてフラグが
Hレベルであればステップ#108へ進み、前記オフセ
ット除去後さらにDC成分のカットのため、ハイパスフ
ィルタ(HPF)演算を行う。そして、次のステップ#
109において、防振制御のための積分演算を行い、像
振れの角変位信号(BURE_DATA)へ変換する。
次いでステップ#110において、補正レンズの位置を
検知する位置センサ11の出力を取り込み、これをA/
D変換し(変換後=PSD_DATA)、続くステップ
#111において、フィードバック演算{(BURE_
DATA)−(PSD_DATA)}を行う。そして、
ステップ#112において、安定な制御系にするために
位相補償演算を行い、次のステップ#113において、
コイルドライバ18へPWM出力を行う。これにより、
防振制御が為され、像振れが補正されることになる。
【0033】上記ステップ#105にて像振れ補正動作
開始の指示が為されていない場合や上記ステップ#10
7のオフセット演算の終了後はステップ#114へ進
み、ここではハイパスフィルタ(HPF)演算、積分演
算の初期化を行う。このとき像振れ補正動作はなされ
ず、補正レンズは所定の位置に静止している。
【0034】次に、前述した図3のステップ#107に
て実行されるオフセット除去演算について、図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0035】ここでは、第1の増幅部3の出力が 1.8V
±0.1Vを出力するように設定を行うものとし、オペア
ンプ4の非反転入力端子に入力する所定の基準電圧Vre
f を1.8Vとする。
【0036】まず、ステップ#201において、D/A
変換器10から初期出力を出力するための設定がなされ
ているか否かを判定する。これは、例えばフラグのH又
はLレベルで判定する。未設定で出力されていなければ
ステップ#202へ進み、設定されていれば直ちにステ
ップ#203へ進む。
【0037】ステップ#202へ進んだ場合、D/A変
換器10から初期出力を出力させるために該D/A変換
器10に初期値を設定する。ここで、初期値の設定方法
としては、第2の増幅部5の出力をA/D変換器8を介
して取り込み、該A/D変換器8の出力(この出力をA
/D2値と記す)をもとにD/A変換器10の初期値を
設定するものであり、その具体的方法を以下に記載す
る。
【0038】まず、第2の増幅部5の出力が温度等の影
響により、 2.0Vであったとする。
【0039】1.8Vが目標値であり、第2の増幅部5の
増幅率が4倍であることからセンサのオフセット量は ( 2.0− 1.8)/4=0.05 である。前述の通り、第1の増幅部3の増幅率は64倍
であり、該第1の増幅部3の出力においてセンサのオフ
セット0.05Vをキャンセルするためには、オペアンプ2
の非反転入力端子を「 1.8V−ΔV」すればよいことに
なる。
【0040】 ΔV=(第1の増幅部3の増幅率)/(第1の増幅部3の増幅率+1) ×センサオフセット量 =64/65×0.05 =0.492 [V] D/A変換器10のD/A基準電圧を例えば 3.0Vとす
ると、「12bit =4096 LSB」の分解能を持つこと
から、 となり、その値をD/A変換器10に設定する。
【0041】次にステップ#203へ進むと、ここでは
振動ジャイロ1の出力信号のA/D変換器7の出力(こ
の出力をA/D1値と記す)がダイナミックレンジ内に
収まっているか否かの判定を行う。ここで、A/D変換
器7のA/D基準電圧が例えば 3.6Vであるとすると、
A/D1値が 3.5V以上であるか否かの判定を行う。こ
の結果、 3.5V以上であれば出力は飽和に近い、又は飽
和している可能性が高いのでステップ#204へ進み、
3.5V未満であればステップ#205へ進む。
【0042】ステップ#204へ進むと、A/D1値が
ダイナミックレンジ内に収まらず、Hレベル側に飽和し
ている可能性が高いので、オペアンプ2の非反転入力端
子に接続されているD/A変換器10の出力を変更して
A/D1値が飽和しないように出力を制御する。増幅後
の出力の可変量としては、一回のD/A変換処理で、A
/D1の基準電圧量を超えないような変更量に設定する
のが好ましい。前述したように、A/D変換器7のA/
D基準電圧が例えば 3.6Vであるとすると、 3.6V未満
の変更量が好ましい。これは、まず初めに飽和している
出力を飽和しない任意のレベルに出力させることが目的
であるため、可能な限り少ない電圧変更回数にするため
である。
【0043】ここで、オペアンプ2の非反転入力端子を
ΔVだけ変更すると、増幅出力(A/D変換前出力)
は、 (第1の増幅部3の増幅率+1)×ΔV=65×ΔV だけ変化する。増幅後の出力変化量を例えば 3.0Vとす
れば、「ΔV=0.0462V」となる。よって、D/A変換
器10の出力を「ΔV=0.0462V」変化させれば増幅後
の出力は 3.0V変化することになる。
【0044】D/A変換器10は「12bit =4096
LSB」の分解能を持つことから「0.0462V≒64LSB 」
だけ設定値を変更する。ここでは現在の設定値から「0.
0462V≒64LSB 」だけ減算し設定する。これにより、
増幅出力は 3.0V分減少する。この後、オフセット除去
演算を終了する。
【0045】上記A/D1値が 3.5V未満であれば前述
したようにステップ#203からステップ#205へ進
み、今度はA/D1値が 0.1V以上であるか否かの判定
を行い、0.1V以上であれば出力は飽和しておらず、ダ
イナミックレンジ内にあるのでステップ#207へ進
む。一方、 0.1V以下であればLレベル側に飽和してい
る可能性が高いのでステップ#206へ進む。
【0046】ステップ#206へ進むと、A/D1値は
ダイナミックレンジ内に収まらず、Lレベル側に飽和し
ている可能性が高いので、オペアンプ2の非反転入力端
子に接続されているD/A変換器10の出力を変更して
A/D1値が飽和しないように出力を制御する。詳細は
上記ステップ#204と同様な考え方により、現在の設
定値に「0.0462V≒64LSB 」だけ加算し設定する。こ
れにより、増幅出力は3.0V分増加する。この後、オフ
セット除去演算を終了する。
【0047】つまり、上記ステップ#204又はステッ
プ#206を複数回行うことにより、増幅出力の飽和を
回避する(ステップ#204,#206の動作を行うの
が出力飽和回避制御部6dである)。
【0048】上記A/D1値が 0.1V以上であれば前述
したようにステップ#205からステップ#207へ進
み、A/D1値は 0.1V以上 3.5V未満であるので、こ
の時点でセンサ増幅出力は飽和しないダイナミックレン
ジ内に存在している。そこで、ここではこの出力が目標
値、例えば 1.8V± 0.1V以内に存在するか否かを判定
する。なお、ここでは目標値± 0.1V以内に収めるよう
にしているが、より狭い範囲に限定しても良い。前記範
囲内であれば後述するステップ#211へ進み、前記範
囲外であればステップ#208へ進む。
【0049】ステップ#208へ進むと、出力は飽和し
ていないが目標値からの偏差が大きいので目標値に出力
させるようにD/A変換器10の出力を制御する。ここ
では、目標値、例えば 1.8Vとの偏差量X X=(目標値電圧−A/D1値) =( 1.8V=A/D1値) を計算する。
【0050】そして、次のステップ#209において、
あらかじめ上記Xの値に対応する、目標値に出力させる
為のD/A変換器10の出力変化量データを記憶したデ
ータテーブル(制御データ記憶部9bに相当する)よ
り、上記Xの値に対応する制御データ(±YLSB )を読
み込む。続くステップ#210においては、前記制御デ
ータ(±YLSB )に基づき、D/A変換器10の出力を
変更する。
【0051】つまり、上記ステップ#209,#210
によりダイナミックレンジ内にある出力値が目標値又は
その近傍に出力されることになる(ステップ#209,
#210の動作を行う部分がデータ選択・制御部9cで
ある)。
【0052】また、ここでのD/A出力分解能は、12bi
t D/A変換器10で基準電圧が 3.0Vであることか
ら、「0.00073 V/LSB 」となる。よって、増幅出力の
制御最小分解能は、 (第1の増幅部3の増幅率+1)×ΔV=65×ΔV =0.0475V となる。
【0053】上記ステップ#207からステップ#21
1へ進むと、ここでは目標値の近傍にあるのでセンサの
オフセット除去はほぼ完了したとみなし、像振れ補正演
算開始を指示するため、像振れ補正演算開始フラグ=H
に設定する。また、よりオフセット除去の精度を高める
為、増幅出力値が規定時間の間、 規定範囲内に存在し
ていることを確認してから像振れ補正開始フラグをHレ
ベルに設定するなどとしても良い(ステップ#211の
動作を行うのが像振れ補正演算開始手段11である)。
【0054】以上の実施の形態によれば、第1の増幅部
3の増幅率よりも低い第2の増幅部5を具備し、該第2
の増幅部5のA/D変換出力を基にD/A変換器10の
出力を制御するようにしているので、センサのばらつ
き、温度等に依存せず適正に前記D/A変換器10の初
期出力を設定することが可能となる。よって、従来の様
にセンサのばらつき、温度等によって前記第1の増幅部
3の差動増幅出力信号が出力目標値から大きくずれたと
ころから調整が開始されるといったことがなくなり、出
力目標値に安定するまでの時間を大幅に短縮することが
できる。つまり、振動ジャイロ1の増幅出力信号に重畳
するオフセット成分を効率的に素早く除去でき、ダイナ
ミックレンジ内の目標値近傍に出力させることができ
る。従って、使用者の振れ補正動作開始の指示タイミン
グから早期に正確な振動検出が可能となり、その結果像
振れ補正動作を早期に開始することができる。
【0055】(変形例)以上の実施の形態においては、
分解能の高い12bit のD/A変換器10を用いた例を
示したが、比較的安価に入手可能な8bit D/A変換器
(2個)を粗調整用、微調整用として用い、より安価
で、増幅出力のオフセット除去制御を行ってもよい。
【0056】また、振動検出手段として、振動ジャイロ
(角速度センサ)を使用した例を示しているが、角加速
度センサ、加速度センサ、速度センサ、角変位センサ、
変位センサ等、振れが検出できる手段であればどのよう
なものであってもよい。
【0057】また、像振れ補正手段として、光軸に垂直
な面内で光学部材を動かすシフト光学系や可変頂角等の
光束変更手段や、光軸に垂直な面内で撮影画面を動かす
もの等、像振れが補正できるものであればどのようなも
のであってもよい。
【0058】また、各請求項記載の発明または実施の各
形態の構成が、全体として一つの装置を形成する様なも
のであっても、又は、分離もしくは他の装置と結合する
様なものであっても、又は、装置を構成する要素のよう
なものであってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4の何
れかに記載の発明によれば、使用者の振動検出開始の指
示タイミングから早期に正確な振動検出を行うことがで
きる振動検出装置を提供できるものである。
【0060】また、請求項5〜8の何れかに記載の発明
によれば、使用者の振動検出開始の指示タイミングから
早期に正確な振動検出及び像振れ補正を行うことができ
る像振れ補正装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラシステムの
回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る主要部分の具体的
な回路構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態における像振れ補正割り
込み制御動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の一形態におけるオフセット除去
演算の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 振動ジャイロ 3 第1の増幅部 4 レンズマイコン 5 第2の増幅部 6 オフセット除去手段 6a 出力飽和回避制御部 6b 制御データ記憶部 6c データ選択・制御部 6d D/A変換器初期出力制御部 7,8 A/D変換器 10 D/A変換器 11 像振れ補正演算開始指示手段 15 コイルドライバ 101 レンズマイコン 102 振れ補正系 106 振れセンサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を検出する振動検出手段と、基準電
    圧を出力する基準電圧出力手段と、前記振動検出手段の
    出力と前記基準電圧出力とを差動増幅する第1増幅手段
    と、該第1増幅手段の出力に基づいて前記基準電圧出力
    を制御することにより、前記振動検出手段の出力に重畳
    したオフセット成分の除去を行うオフセット除去手段
    と、前記振動検出手段の出力と所定の基準電圧とを差動
    増幅する、前記第1増幅手段より増幅度の低い第2増幅
    手段とを有し、 前記オフセット除去手段は、前記第2増幅手段の出力を
    基に前記基準電圧出力を制御した後、前記第1の増幅手
    段の出力と所定の目標出力値との差分に応じて前記基準
    電圧出力を制御して前記第1増幅手段の出力を所定の目
    標出力値とすることを特徴とする振動検出装置。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧出力手段は、1個または複
    数のD/A変換器により構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の振動検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1増幅手段は、前記振動検出手段
    の出力から高域周波数成分を除去する高域遮断フィルタ
    部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の振
    動検出装置。
  4. 【請求項4】 前記オフセット除去手段は、前記第1増
    幅手段の出力及び前記第2増幅手段の出力をA/D変換
    器によりデジタル信号に変換し、該デジタル信号に基づ
    いて前記D/A変換器の出力を制御するためのデジタル
    信号を発生することを特徴とする請求項2に記載の振動
    検出装置。
  5. 【請求項5】 振動を検出する振動検出手段と、基準電
    圧を出力する基準電圧出力手段と、前記振動検出手段の
    出力と前記基準電圧出力とを差動増幅する第1増幅手段
    と、該第1増幅手段の出力に基づいて前記基準電圧出力
    を制御することにより、前記振動検出手段の出力に重畳
    したオフセット成分の除去を行うオフセット除去手段
    と、前記振動検出手段の出力と所定の基準電圧とを差動
    増幅する、前記第1増幅手段より増幅度の低い第2増幅
    手段と、前記第1の増幅手段の出力に基づいて像振れ補
    正手段を制御し、像振れ補正を行う像振れ補正制御手段
    とを有し、 前記オフセット除去手段は、前記第2増幅手段の出力を
    基に前記基準電圧出力を制御した後、前記第1の増幅手
    段の出力と所定の目標出力値との差分に応じて前記基準
    電圧出力を制御して前記第1増幅手段の出力を所定の目
    標出力値とすることを特徴とする像振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記基準電圧出力手段は、1個または複
    数のD/A変換器により構成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の像振れ補正装置。
  7. 【請求項7】 前記第1増幅手段は、前記振動検出手段
    の出力から高域周波数成分を除去する高域遮断フィルタ
    部を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の像
    振れ補正装置。
  8. 【請求項8】 前記オフセット除去手段は、前記第1増
    幅手段の出力及び前記第2増幅手段の出力をA/D変換
    器によりデジタル信号に変換し、該デジタル信号に基づ
    いて前記D/A変換器の出力を制御するためのデジタル
    信号を発生することを特徴とする請求項6に記載の像振
    れ補正装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011012987A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Citizen Holdings Co Ltd 振動型ジャイロセンサ
US8593130B2 (en) 2009-09-11 2013-11-26 Seiko Epson Corporation Detector, physical quantity measuring device, and electronic apparatus
US8613222B2 (en) 2009-09-11 2013-12-24 Seiko Epson Corporation Detector, physical quantity measuring device, and electronic apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011012987A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Citizen Holdings Co Ltd 振動型ジャイロセンサ
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