JP2002267227A - 給気装置 - Google Patents

給気装置

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JP2002267227A
JP2002267227A JP2001069307A JP2001069307A JP2002267227A JP 2002267227 A JP2002267227 A JP 2002267227A JP 2001069307 A JP2001069307 A JP 2001069307A JP 2001069307 A JP2001069307 A JP 2001069307A JP 2002267227 A JP2002267227 A JP 2002267227A
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air
space
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air supply
outside
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JP2001069307A
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Mitsuharu Kamata
光晴 蒲田
Tadayoshi Onishi
忠良 大西
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AC SOGO SEKKEI KK
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    • F24S20/60Solar heat collectors integrated in fixed constructions, e.g. in buildings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助的な暖房と冷房と換気との総合空調効果
の得られる給気装置を提供する。 【解決手段】 給気装置は、外部101側のガラス板1
1、集熱板1、前部空間8、断熱板2、後部空間9、こ
れらの周囲を閉鎖する枠板3、上端通気孔4、下端通気
孔5、上風路61、下風路62、上換気扇71、下換気
扇72、等で構成されている。 【効果】 順次、上端通気孔4、集熱板1、前部空間
8、下風路62、換気扇72を経路して室内102に暖
気を入れ、下端通気孔5、後部空間9、上風路61、換
気扇71を経路して室内102に温度降下した空気を入
れ、室内を介してそれぞれ系で上記とは反対方向に空気
を流して排気することができる。又、前部空間の上昇流
及び下降流と上記径路とを利用して自然換気できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外部から内
部に外気を供給可能にする給気装置に関し、特に主たる
冷暖房装置を補助するための補助空調技術に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽熱を利用した空調の補助的装置とし
ては、従来、建物の日の当たる壁面に四方を枠組みした
集熱板を設置し、又は集熱板の前に更にガラス板を設置
し、集熱板と外壁との間に空間部を設け、直接又はガラ
ス板を通して下端側から、太陽光からの熱を吸収した集
熱板の空気をその通気穴を介して空間部に入れつつ上昇
させ、枠内の上端側に設けた換気扇によって昇温した空
気を室内に取り入れるようにしていた。このような装置
は冬期の補助暖房装置として一応効果的であった。一
方、室内の換気としては、雨戸一体型の窓サッシにおい
て、サッシの上部枠部分に換気板を設けて、これを開閉
することにより、窓を開けることなく換気できる構造の
ものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに従来の装置は、暖房の補助装置としての機能を有す
るだけのものであり、建物の南面を塞ぐ割に利用価値が
それ程高くないものであった。又、集熱板が取り付けら
れた壁面では、その温度が上がり余分な冷房負荷になっ
ていた。一方、サッシの隙間程度の部分からの換気で
は、換気能力として不十分なものであった。特に現在の
住宅は気密性が高くなっていて、換気が不十分であると
一酸化炭素や二酸化窒素による中毒のおそれもある位で
ある。又、カビやダニ、シックハウスなど、換気不足に
起因する各種不具合が発生するおそれもあった。この場
合、補助暖房のみでなく、十分な換気のために別に独立
して換気扇を取り付けるとすれば、別の設置場所や施工
工事が必要になり、余分な費用が発生した。又、補助暖
房装置部分との連携的な機能を持たせられない。
【0004】そこで本発明は、従来技術における上記問
題を解決し、余分の設置スペースや工事や大きな追加費
用を必要とせず、暖房効果と適温送気効果と十分な換気
効果とを兼ね備えていて、主たる空調装置を総合的に補
助可能で稼働率の高い給気装置を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、建物の外部から内部に
外気を供給可能にする給気装置において、前記建物の外
部のうち太陽光の当たる位置に前記外部と前記内部との
境界部から間隔を明けて設けられた集熱板と、前記間隔
の中間部分に前記集熱板と対向し該集熱板との間で第1
空間部を形成すると共に前記境界部との間で第2空間部
を形成するように設けられた仕切板と、前記第1空間部
と前記第2空間部の周囲をほぼ閉鎖するように設けられ
た閉鎖部材と、前記外部と前記第1空間部との間で空気
の通過を可能にする第1開口部と、前記外部と前記第2
空間部との間に形成された第2開口部と、前記内部に対
して前記第1空間部と前記第2空間部とを別個に導通可
能にする導通部と、該導通部を介して前記外部から前記
内部に前記外気を導入可能にする送風機と、を有するこ
とを特徴とする。
【0006】上記において、外部は外界であり内部は例
えば家屋やビルの室内である。外部と内部との境界部
は、通常建物の外壁表面になるが、給気装置が外壁自体
を形成することもあり、そのときには内部の内装板の表
面等になる。又、境界面が壁表面であっても、雨戸の戸
袋が介在することもあり、そのときには、間隔は雨戸の
戸袋から更に外側に設けられる。
【0007】仕切板としては、断熱材の入った断熱性の
大きいものが望ましいが、ある程度の厚みを持った板材
であればある程度の熱遮断性を持つので、使用可能であ
る。第1、第2空間部はできるだけ閉鎖されることが望
ましいが、多少外気との導通部があっても熱的性能にそ
れ程大きな影響を与えないので、ほぼ周囲が閉鎖されて
いればよい。特に第2空間部では、主として日影効果を
利用するため、閉鎖されていることが望ましいがその要
求度はそれ程高くなく、例えば周囲の一面側が明いてい
る状態も許容され得る。
【0008】第1空間部と第2空間部とを別個に内部と
導通させる導通部としては、それぞれの空間部用として
別個に設けられるのが通常であるが、それぞれの空間部
を別々に内部と導通させるダンパを設けて、このような
ダンパを含む1つの導通部としてもよい。又、このよう
な導通部を介して外部から内部に外気を導入可能にする
送風機も、導通部が別々に設けられるときには別々に設
けられたり一方の送風機を可逆式にすることによって他
方の送風機に代替させたり、ダンパ切換式で導通部が1
つのになるときにはその導通部に対して1台設けらるこ
とになる。
【0009】請求項2の発明は、上記に加えて、前記導
通部は前記第2空間と導通する上導通部とこれより下の
位置に在り前記第1空間と導通する下導通部とを有し、
前記送風機は少なくとも前記下部導通部に設けられてい
ることを特徴とする。
【0010】暖房補助が第1目的になるので、下導通部
に送風機を設けて内部に送風可能にしている。夏期等に
ある程度温度の下がった降温空気による換気は、第1空
間部の吸熱昇温による上昇気流を利用し、第2空間部か
らの降温空気の導入−上導通部−室内−下導通部−第1
空間部−上昇気流による外部への排出という自然換気作
用を利用したり、下部導通部に設けられた送風機を可逆
式にすることにより行うことができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
に加えて、給気装置が、前記外部と前記内部との間の壁
の一部分を形成するように前記建物に取り付けられるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
か1の発明の特徴に加えて、前記第2空間部が前記建物
に装備される雨戸を収納可能な雨戸収納部であることを
特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れ
か1の発明の特徴に加えて、前記集熱板の前記外部の側
に前記集熱板に対向するように光透過材からなる風防部
材を設け、前記第1開口部を前記風防部材の上端部分に
形成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明を適用した
給気装置の全体構成の一例を示す。給気装置は、家屋や
ビル等の建物100の屋外である外部101から内部と
しての例えば室内102に外気を供給可能にする装置で
あり、集熱板1、仕切板としての断熱板2、第1閉鎖部
材及び第2閉鎖部材としての上下左右の枠板31〜34
から成る枠板3、第1開口部である上端通気孔4、第2
開口部である下端通気孔5、導通部として本例では上導
通部である上風路61及び下導通部である下風路62か
ら成る風路6、送風機として本例では上換気扇71及び
下換気扇72から成る換気扇7、等で構成されている。
【0015】集熱板1は、建物100の外部101のう
ち太陽光の当たる位置に外部101と室内102との境
界部として本例では壁103の表面104から間隔dを
明けて設けられ、通常、アルミニウム等の熱伝導率が高
く軽い材料でできていて蓄熱容積を増やすようにコルゲ
ート状に形成されている。又、図示していないが本例の
ものは適当なピッチで設けられた多数の通気穴を備えて
いる。集熱板1の種類によっては、このような通気穴の
ないものもある。
【0016】断熱板2は、間隔dの中間部分として表面
104に近い側に、集熱板1と対向し集熱板との間で第
1空間部である前部空間8を形成すると共に、表面10
4との間で第2空間である後部空間9を形成するように
設けられている。この断熱板2は、断熱材の一体形又は
内部に断熱材を装填した組立形等の通常の構造のもので
ある。なお、仕切板としては、輻射や対流による熱を遮
断できるものであれば、断熱材を備えていない適当な板
材にすることも可能である。
【0017】枠板3は、前部空間8と後部空間9の周囲
をほぼ閉鎖するように設けられている。この枠板3に
は、必要に応じて前後空間8、9のための適当な通気孔
や水抜き穴等が設けられる。このような枠板3として
は、通常、アルミニウムや銅や塗装鋼板等の耐候性のあ
る金属材料が使用される。
【0018】上端通気孔4は、外部101と前部空間8
との間で空気の通過を可能にするように設けられるが、
本例では、集熱板1から隙間10を隔てて集熱板1の外
部101の側に集熱板1と対向するように、太陽光を通
過可能な光透過材として強化ガラスからなる風防部材と
してのガラス板11を設けて、その上端部分として本例
では、前部空間8を閉鎖する枠板3のうちの上側部分の
ものである上枠板31の延長部31aとガラス板11の
先端11aとの隙間部分で形成されている。
【0019】なお、このような上端通気孔4は、上端部
分としてガラス板11の上端部分を切り欠いだりガラス
板自体の上方部分に開口を設けることにより形成されて
もよい。又、このようなガラス板11を装備しない場合
には、後に説明する図15〜19の構造のように、集熱
板1の通気穴を第1開口部にしたり、集熱板1を通気穴
を持たない構造のものにしてその上端部分を上端通気孔
4にすることができる。更に、強化ガラスに代えて、透
明プラスチックやビニールシート等のより軽量な光透過
材材料を用いてもよい。
【0020】下端通気孔5は、外部101と後部空間9
との間に形成されるが、本例では、後部空間9の周囲が
枠板4で囲われているので、そのうちの下枠32に部分
的に長孔を開けることによって形成されている。なお、
後部空間9の周囲の二方又は三方が囲われていて周囲を
囲われていない場合には、その囲われていない部分が第
2開口部になるので、特別に第2開口部を設ける必要は
ない。
【0021】風路6は、内部102に対して前部空間8
と後部空間9とを別個に導通可能にする。そのため本例
では、前記の如くこの風路が後部空間9と導通する上風
路61とこれより下の位置に在り前部空間8と導通する
下風路通62とからなり、これらに対応して上下換気扇
71、72が設けられている。但し、換気扇を正転及び
逆転の可能な可逆式にして、これを上下風路の何れか一
方だけに設ける構成を採用することも可能である。換気
扇の風量は、設置場所の日照状態や外気温度等の緒条件
によって異なるが、例えば集熱板の単位表面積当たり1
0〜20m3 /hr/m2 程度にされる。
【0022】以上のような給気装置は次のように使用さ
れ、その作用効果を発揮する。冬季の日中に居室等にな
る室内102で暖房効果を得たいときには、下換気扇7
2を運転する。これにより、換気扇72の吸気能力に基
づいて、図3(a)の矢印で示す如く、相対的に多少温
度の上がっている上方の上端通気孔4から外気が流入
し、ガラス板11と集熱板1との隙間10を下降しつつ
集熱板1の通気穴を通過して前部空間8に入り、下降し
つつ集合されて下風路62から換気扇72に吸い込ま
れ、室内102の下部に送り出される。
【0023】この場合、ガラス板11が太陽光を透過さ
せると共に外気との導通を遮断し、太陽光を受けた隙間
部分の空気が直接その熱線を吸収して昇温し、集熱板1
が同様に太陽光の熱線を吸収してコルゲート状になった
厚み部分に熱を蓄えると共に前部空間8にその熱を放射
することにより、吸入された空気が隙間10と集熱板1
と前部空間8の全ての部分で昇温し、室内102内には
十分温度の高い暖気が導入される。又、この暖気が下方
から吹き出され、更に壁103に取り付けた風向ガイド
103aによって下方に向けられているので、室内10
2に床暖房的な十分な暖房効果を与えることになる。
【0024】発明者等の実験によれば、以下のような実
験条件の下に以下のような暖房効果が得られることが確
認された。: 集熱板の寸法 幅90cm×高さ1.8m 表面積 1.62m2 換気扇風量 27m3 /hr 換気扇入口温度 約10℃ 同 出口温度 約65℃ 持ち込み熱量 約500 Kcal/h 暖房能力の電気換算値 約680W 以上から、本例の給気装置は、補助暖房装置として十分
な能力を有することになる。この場合、熱気を室内10
2の下から下向きに導入するので、熱気が上に溜まって
しまうことがなく、暖房効果が大きくなっている。又、
室内の窓等を完全に閉鎖できるので、室内からの放熱が
少なく、この点からでも暖房効果が上がる。更に、この
暖房によれば、外の新鮮空気を100%取り入れるの
で、石油ファンヒータのように燃焼ガスを室内に発散さ
せることがなく、クリーンな熱エネルギーを供給でき
る。そして、常時換気効果により、人の健康に極めて良
い条件を提供することができる。
【0025】次に、夏期に冷房の補助的効果を得ようと
するときには、上風路61の上換気扇71を運転する。
それにより、図3(b)の矢印で示す如く、下端通気孔
5から相対的に温度が低くなっている外気が吸入され、
後部空間9を通って上風路61から室内102の上部で
且つ風向ガイド103bによって上向きに吹き出され
る。
【0026】この場合、後部空間9は、直射日光から遮
断されていて低温空気の滞留部になると共に、熱容量が
あって同様に日陰になることによって温度が下がってい
る壁103から低熱源の供給を受けているので、この部
分を通過するときに外気の温度が下がり、室内102に
は涼しい空気が入ってくる。即ち、盛夏の時期には、建
物の外壁近くの温度として、日影側の温度が日向側の温
度より8〜10℃低くなることが一般に知られており、
本例の給気装置の後部空間9は日影側に近い温度条件に
なるため、室内に温度の下がった涼しい空気を取り入れ
られることになる。
【0027】なお、壁103がコンクリート等の熱容量
の大きいものであれば、空気の冷却効果がより大きくな
る。又、本装置の装着部の近くの地面に芝生や花を植え
たり、花や野菜を植えた花壇やプランターを配置すれ
ば、これらの植物の葉や茎から水分の蒸散作用により、
給気装置の下端通気孔5に一層温度の下がった空気を供
給することができる。
【0028】一方、室内102に外気が導入されると、
室内が正圧になり、窓等を開けることなく、室内空気を
下風路62から下換気扇72をバイパスして通過させ、
前部空間8及び集熱板1を経て上端通気孔4から排出さ
せることができる。このとき、前部空間8内の熱気が排
出され、集熱板1によるその部分の温度上昇が防止され
る。従って、断熱板2の効果も加わって、後部空間9内
への表面側からの熱の持ち込みが阻止される。その結
果、後部空間9が前記の如く十分な低熱源供給作用をす
ることになる。
【0029】又、このような涼風取込みの可能な給気装
置によれば、例えば午前中や夕方以後では、冷房機に代
えてこれを専用的に使用することも可能になる。そし
て、補助暖房時と同様に常時換気に伴う諸効果を得るこ
とができる。更に、日中や酷暑日には冷房機と併用し、
冷房空気に換気効果と冷房緩和効果を与えることができ
る。この場合、冷房された室内の冷気が下風路62から
前部空間8を通過して排出されるので、後部空間9内の
空気の温度が下がり、より低温の外気を室内に取り入れ
ることができる。
【0030】更に、本例の装置によれば、極めて効果的
な自然換気作用が得られる。即ち、夏期の日中や暖房が
不要な中間期に下換気扇72の運転を停止させていると
きには、集熱板1が吸熱して前部空間8内の空気の温度
が高くなって上昇気流が生じ、下風路6を介して室内1
02の空気が前部空間8に流入し、上昇して上端通気孔
4から排出されると共に、室内圧力が下がって外気が下
端通気孔5から後部空間9及び上風路61を介して室内
に流入する。従って、上換気扇71を運転しなくても、
自然換気作用が生じ、換気扇の運転音がなくすると共に
省エネ効果を得つつ、適当な換気による良好な室内環境
を実現できる。この自然換気作用は、冷房装置を運転し
ていても同様に発生するので、必要に応じてそのように
すれば、より快適な空調条件を提供することができる。
【0031】又、同様に夏期やある程度暑い日には、夜
間に放射冷却現象が生じて集熱板1が冷却され、前部空
間8内の空気の温度が下がって下降気流になり、上端通
気孔4から外気が導入されつつ下降し、下風路6を通過
して室内102に流入し、室内で過剰になった空気が上
風路61から後部空間9内に入り、壁103や周囲から
冷却も伴って下降し、下端通気孔5から排出される。こ
れにより、夜間の自然冷房効果が極めて有効に発生す
る。そしてこの場合、取り入れられる外気が集熱板で冷
やされるときに、外気中の水蒸気分が結露して除去され
るので、室内102にはある程度湿気の取れた良い条件
の空気が入れられる。
【0032】以上の如く、本発明の給気装置は、冬期の
補助暖房と夏期の補助冷房に特に効果的であると共に、
春や秋の中間期であっても、本給気装置を運転すべき条
件の時は多々あり、又換気装置としても極めて有効であ
り、快適な空調環境を提供することができる。従って、
本装置は稼働率の高い極めて有用な装置である。
【0033】以上のような給気装置によれば、補助的な
暖房、冷房及び換気という空調の全システムを一か所で
一度の工事で完工することができる。従って、本発明に
よれば、給気装置を、暖房のみを目的とした従来の太陽
熱利用の装置と同じ設置スペースで殆ど同じ工事内容で
同程度のコストの下に、総合的補助空調効果の得られる
画期的な装置にすることができる。
【0034】なお以上では、上下に換気扇71、72を
設けた場合について説明したが、例えば上の換気扇71
を省略し、下の換気扇72を可逆式にして、装置の簡素
化、省エネ、運転音源の減少等を図ることも可能であ
る。その場合には、補助暖房時には換気扇72を正転さ
せ、これまで説明した通りの運転をして図3(a)のよ
うに空気を流し、涼風供給時には、換気扇72を逆転さ
せ、室内101の空気を下風路62から排出する。これ
により、室内が多少負圧になるが、図3(b)と同じ空
気流れを形成させ、ほぼ同様な涼風供給効果を得ること
ができる。
【0035】図4乃至図6は本発明を適用した給気装置
の他の例を示す。本例の給気装置は、外部101と内部
である室内102との間の図5に示す壁103(図1に
も示す)の一部分を形成するように建物100に取り付
けられるように構成された装置である。即ち、本例の給
気装置は、図1の装置のように境界部が壁103の表面
104でありこの面に取り付けられる装置ではなく、例
えば建物100の内装板105が境界部になり、この部
分に設けられ、それ自体によって壁103を形成するよ
うにされた装置である。
【0036】従って、本例の給気装置では、上下左右の
枠板31〜34が壁面を構成するときに必要になる構造
強度を備えるようにある程度強固なものになっている。
このような枠板3は、例えば梁と柱を用いた在来工法の
木造家屋であれば、これらの梁と柱からなる構造体自体
に、又はこのような構造体の中に追加装備された梁及び
柱部分に、即ち図示の上下の梁106、107及び左右
の柱108、109の構造ブロックに装着される。
【0037】本例の給気装置は、図6に示す空気流れを
作るように運転され、図1の装置と全く同じ作用効果を
奏する。又、本例の給気装置は、装着されたときに建物
の壁面から突出しないので、狭い敷地に建てられた家等
にとっては、空間スペースを節約できる利点がある。又
外観的にも良くなる。本例の給気装置は、家屋等の改装
時にも装着可能であるが、通常、新築時に家屋の建築工
程に合わせて装着される。なお図1の装置は、新築時に
外壁完成後又はそれ以後いつでも装着可能である。
【0038】図7乃至図10は本発明を適用した給気装
置の更に他の例を示す。本例の給気装置は、図1等に後
部空間9として示した第2空間部として、建物100の
雨戸110を収納可能な雨戸収納部である戸袋12を使
用した例を示す。符号111は雨戸110を乗せるよう
に形成された雨戸受けである。
【0039】この構造では、通常、集熱板1として雨戸
110の高さより高いものを用いて、下枠32と雨戸受
け111とを別体として構成し、戸袋12の下に後部下
空間13を形成すると共に、下端通気孔5を下枠32及
び雨戸受け11にそれぞれ51、52として形成する。
そして後部下空間13には、その一部分として通常幅方
向の中央位置に図9にも示すように下風路62を形成し
ている。符号112は窓である。
【0040】本例の給気装置も図1のものとほぼ同様の
作用効果を有する。この場合、雨戸の戸袋を第2空間部
として利用するので、その中には2〜3枚程度の雨戸が
収納されていて、図10(b)に示す如く、2枚の雨戸
110のうちの壁側雨戸1101 と壁の表面104との
間に実質上の後部空間9が形成され、冷風取り入れ時に
は、下端通気孔51及び52からこの後部空間9を外気
が通過する。そのため、断熱板1からの熱の侵入をより
完全に遮断することができる。従って、本例では仕切板
を断熱板2にしているが、仕切板を特に断熱材の入って
いない金属性や木製やプラスチック製等の単なる板材に
することも可能である。なお、操作上の問題であるが、
図9示す如く、雨戸110のうち最後のもの1101
後端を右枠板34に設けた雨戸入口34a部分に臨ませ
るようにすれば、図示しない雨戸引出し用の切欠きはあ
るものの、この部分からの直接の外気吸入をほぼ防止す
ることができる。
【0041】本例の給気装置によれば、窓として大きな
開口があると共にその雨戸収納スペース等で占められて
利用可能な所が極めて制限されている建物の日の当たる
側の壁面に対して、これを確実に装着できることにな
る。本例の給気装置は、建物の新築時に雨戸収納部や雨
戸及び窓サッシと共に一体的に製造されたり、雨戸収納
部付きの建物に後から追加装備されることによって建物
に装着される。
【0042】図11乃至図14は本発明を適用した給気
装置の更に他の例を示す。本例の給気装置は、内部に対
して第1空間部と第2空間部とを別個に導通可能にする
導通部として、図1等の装置のように別個独立に風路を
設けるのではなく、上部空間14及びこれと連通した上
風路61を設ける共に、ダンパー15を設けている。そ
して、ダンパー15を実線で示す位置と二点鎖線で示す
位置とに切り換えることにより、前部空間8を開いて後
部空間9を閉める動作とその反対の動作をさせるように
している。
【0043】このようなダンパーを設ける構造のうち、
図11及び図12に示す給気装置では、上記の如く導通
部を上風路61だけにしているので、第1開口部を、図
1等に示す上端通気孔4に代えて、前部下端通気孔16
にしている。これに対して図13の給気装置では、上風
路だけを設ける場合でも、集熱板1を通気孔のないもの
にすると共に、これを下枠32から少し浮かせて配置す
ることにより、図1と同様に第1開口部を上端通気孔4
とし、導入空気を集熱板1の下端で反転させて上昇させ
るような構造にしてもよい。このようにすれば、図1
1、12の装置よりも吸熱量が多くなり暖房効果が上が
る。
【0044】図14は図8のように雨戸の戸袋を利用し
た給気装置に図11、12と同様のダンパー構造を用い
た例である。本例の装置では、図8の下風路62を設け
ていない。そして、断熱板1を雨戸110と同程度の大
きさにして、雨戸受け111と下枠32とを共通部材に
している。
【0045】図11〜図14の装置によれば、これまで
の装置よりも多少暖房効果が下がるが、構造が簡単で工
事が容易になり、製造コストを下げることができる。そ
の結果、給気装置を簡易に設置できることになる。
【0046】図15及び図16は本発明を適用した給気
装置の更に他の例を示す。本例の給気装置は、図1の装
置に対して、ガラス板11を設けていないと共に、導通
部を上の二箇所に上風路61として611 、612 を設
けている。即ち、ガラス板11がないため、集熱板1の
全面から通気孔を通過して昇温した空気を上方に集めて
上風路611 に導入するようにしている。なお、上風路
を2個にする代わりに、図10乃至14の装置のように
ダンパー切換構造にすることも可能である。
【0047】本例の給気装置によれば、これまでの装置
より暖房効果はかなり低下するが、構造を一層簡単にす
ることができる。又、集熱板1は通常アルミニウム等の
軽金属製であるので、重い強化ガラス11を無くするこ
とにより、装置の大幅な軽量化を図ることができる。
又、軽量化によって強度構造も簡素化でき、取付工事も
容易になり、製造コストを一層下げることができる。発
明者等の実験によれば、本例の装置では、図1の装置と
同じ実験条件において、室内101への暖房空気の温度
を約40℃に上げることができた。従って、図1の装置
の55%程度の暖房効果が得られた。
【0048】図17乃至図19は本発明を適用した給気
装置の更に他の例を示す。本例の給気装置は、図1の装
置に対して、ガラス板11を設けていない点が相違す
る。第1開口部としては上端通気孔4を設けている。そ
のため本例では、集熱板1として通気孔を持たない表面
が完全な板状のものを使用している。本例の給気装置で
は、図1の装置より暖房効果が多少低下するが、図1
5、16の装置と同様に、構造の簡素化、重量軽減、軽
量化による強度構造の簡素化、取付工事の容易化等を図
ることができる。
【0049】なお、以上では給気装置を建物の壁面に取
り付けた例について説明したが、建物の外部で太陽光の
当たる位置であれば、屋根等の壁面以外の部分にも本装
置を設けることができる。
【0050】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、給気装置として所定の構成を備えた集
熱板と仕切板と第1及び第2空間部と第1及び第2開口
部と導通部と送風機とを設けるので、建物の外部のうち
太陽光の当たる位置に外部と内部との境界部から間隔を
明けて設けられた集熱板によって太陽光から熱エネルギ
ーを吸収し、間隔の中間部分に集熱板と対向して設けら
れた仕切板と集熱板との間で形成され閉鎖部材で周囲を
ほぼ閉鎖された第1空間部に吸収した熱エネルギーを放
出し、外気を導入可能にする送風機により、第1開口部
から第1空間部に外気を通過させ、第2空間部とは別個
に導通部を介して、即ち、別々の導通部を介して又はダ
ンパー切換によって同じ導通部を介して、第1空間部で
熱エネルギーの供給を受けて温度の上昇した空気を外部
から内部に取り入れることができる。
【0051】従って、冬期やその他の必要な時期に、太
陽熱により、送風機だけの少ないエネルギー消費の下に
多くの熱エネルギーの供給を受けたクリーンで且つ換気
効果のある暖房用の空気を取り入れることができる。
【0052】又、外気を導入可能にする送風機により、
第2開口部から第2空間部に外部の空気を通過させ、導
通部を介して第1空間部とは別個に、即ち別々の導通部
を介して又はダンパー切換によって同じ導通部を介し
て、第1空間部から仕切板で仕切られていて仕切板と内
部との境界部との間に形成され閉鎖部材で周囲をほぼ閉
鎖された第2空間部の空気を外部から内部に取り入れる
ことができる。
【0053】この場合、第2空間部が仕切板から建物側
に形成されていて日影側になっていて低温空気の滞留部
になると共に、同様に日影になることによって温度が下
がっている壁面等の境界部から低熱源の供給を受けてい
るので、この部分を通過するときに外気の温度が下が
り、夏期やその他の必要な時期に居室等の建物の内部に
ある程度温度の降下した降温空気を換気用空気として供
給することができる。
【0054】又、従来の集熱板を使用した補助暖房装置
では、集熱板と建物の壁面との間が熱気の上昇ダクトに
なっていて、夏期にはその熱気が内部に熱を侵入させ、
冷房するときには熱負荷になっていたが、本発明で形成
している第2空間部は第1空間とは仕切板を隔てて形成
されていて、日影になって温度が下がっているので、境
界部から内部に熱負荷を持ち込むことがない。
【0055】以上の如く、請求項1の発明の給気装置に
よれば、集熱板を使用して暖房のみを目的とした従来の
太陽熱利用の装置と同じ設置スペースで同程度の工事内
容及びコストの下に、補助的な暖房、降温空気の供給に
よる補助的な冷房及び換気という総合的な補助空調効果
を得ることができる。そして本発明は、結局石油資源を
使用する暖冷房装置の運転時間を減らし、省エネ化、二
酸化炭素発生量の削減による大気汚染や地球温暖化の抑
制等の省資源や環境保護という公益的目的達成にも寄与
するものである。
【0056】請求項2の発明においては、導通部を、第
2空間部と導通する上導通部とこれより下の位置に在り
前記第1空間部と導通する下導通部とで構成し、送風機
を少なくとも下部導通部に設けるので、第1空間部で加
熱された空気は下導通部から内部に導入されるため、内
部では床暖房的効果が生じ、暖房効果が一層向上する。
一方、第2空間部は上導通部と導通するので、夏期等に
降温空気を上から内部に導入し、涼風供給効果を一層向
上させることができる。
【0057】又、上下導通部が独立して設けられている
ので、例えば上導通部から内部に冷風を送っているとき
には、内部に生じた正圧により、下導通部から第1空間
部を介して第1開口から外に空気を排出し、窓等を明け
ることなく内部を換気することができる。又、このとき
には、集熱板で持ち込まれた第1空間部の熱気が排出さ
れるので、第1空間部が仕切板を介して第2空間部の温
度を上昇させる作用もなくなる。この場合、夏期の日中
や他の暑い日に冷房装置と併用すれば、冷房された内部
の冷気が下導通部から第1空間部を通過して排出される
ので、第2空間部内の空気の温度が下がり、より低温の
外気を室内に取り入れることができる。下導通部から暖
気を送るときにも同様に自動換気作用が生ずる。従っ
て、別個に工事をすることなく、又、別に操作をするこ
となく、補助暖房若しくは降温空気の供給と換気とを自
動的に組み合わせることができる。
【0058】請求項3の発明においては、給気装置が外
部と内部との間の壁の一部分を形成するように建物に取
り付けられるので、装着されたときに建物の壁面から突
出しない装着状態にすることが可能になる。その結果、
空間スペースを節約することができる。又、壁面材や壁
面工事をその部分だけ減らすことができる。更に外観も
良くなる。
【0059】請求項4の発明においては、第2空間部を
建物に装備される雨戸を収納可能な雨戸収納部にするの
で、窓やその雨戸収納スペース等で占められて利用可能
な部分が極めて制限されている建物の日の当たる側の壁
面において、給気装置を装着できる場所を確保すること
ができる。又、雨戸の戸袋には通常2〜3枚の雨戸が収
納されているので、仕切板と共に、雨戸が第2空間部に
対して断熱効果を与えるので、第1空間部からの熱伝達
を一層完全に遮断できる。その結果、内部に一層条件の
良い空気を取り入れることができる。
【0060】請求項5の発明においては、集熱板の外部
の側に集熱板に対向するように光透過材からなる風防部
材を設け、第1開口部を風防部材の上端部に形成したの
で、風防部材と集熱板との間にも風防部材を透過した光
を通過させてこの部分にも太陽熱を吸収させられると共
に、外部の風がこの部分や集熱板表面から熱を取り去る
ことがない。その結果、第1空間部の空気の温度上昇を
大幅に大きくすることができる。
【0061】又、集熱板が通常の空気を通過させる穴の
明いているものである場合に、上端から吸入した空気を
下降させつつ穴を通過させて集熱板の熱を受け取って第
1空間部内を下降させ、下端側に導通部を形成して内部
に下から昇温空気を導入させることができる。即ち、シ
ングルパスの最も簡単な風路で下から昇温空気を入れて
最も良い暖房時にすることができる。
【0062】更に、夏期等の日中で、第1空間部の昇温
による空気上昇を利用して、内部に空気を導入する送風
機を運転しないようにすれば、第1及び第2空間部に対
して別々に導通部を設けることにより、順次、外部−第
2開口部−第2空間−第2空間との導通部−内部−第1
空間との導通部−第1空間部−第1開口部−外部の順
に、外気を取り入れて排出させる循環系を形成させ、自
然換気をすることができる。
【0063】同様に、夏期等の夜間には、放射冷却によ
って第1空間部に生ずる冷却空気の下降流を利用して、
送風機を運転することなく、上記と逆の順に循環系を形
成させ、冷風による自然換気をすることができる。
【0064】その結果、送風機や冷房装置を運転させる
ことなく、電力を消費したり運転音を発生させることな
く、内部を良好な空調環境にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した給気装置の全体構成の一例を
示す縦断面図である。
【図2】(a)及び(b)は図1のa−a線及びb−b
線断面図である。
【図3】(a)及び(b)は上記給気装置における暖気
導入時と降温空気導入時の空気流れの状態を示す説明図
である。
【図4】本発明を適用した給気装置の全体構成の他の例
を示す縦断面図である。
【図5】(a)及び(b)は図4のa−a線及びb−b
線断面図である。
【図6】(a)及び(b)は上記給気装置における暖気
導入時と降温空気導入時の空気流れの状態を示す説明図
である。
【図7】本発明を適用した給気装置の全体構成の更に他
の例を示す斜視図である。
【図8】上記給気装置の全体構成を示す縦断面図であ
る。
【図9】図8の上風路部分の横断面図である。
【図10】(a)及び(b)は上記給気装置における暖
気導入時と降温空気導入時の空気流れの状態を示す説明
図である。
【図11】本発明を適用した給気装置の全体構成の更に
他の例を示す斜視図である。
【図12】上記給気装置の全体構成を示す縦断面図であ
る。
【図13】(a)及び(b)はダンパー切換式の更に他
の例を示す縦断面図である。
【図14】ダンパー切換式の更に他の例を示す縦断面図
である。
【図15】(a)及び(b)はガラス板を装備していな
い給気装置の例を示す縦断面図である。
【図16】上記装置の風路部の横断面図である。
【図17】ガラス板を装備していない給気装置の他の例
を示す縦断面図である。
【図18】(a)及び(b)は図17のa−a線及びb
−b線断面図である。
【図19】(a)及び(b)は上記給気装置における暖
気導入時と降温空気導入時の空気流れの状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 集熱板 2 断熱板 3 枠板(閉鎖部材) 4 上端通気孔(第1開口部) 5 下端通気孔(第2開口部) 6 風路(導通部) 7 換気扇(送風機) 8 前部空間(第1空間部) 9 後部空間(第2空間部) 11 ガラス板(風防部材) 12 戸袋(雨戸収納部) 13 後部下空間(第2空間部) 14 上部空間(導通部) 15 ダンパー(導通部) 31 上枠板(閉鎖部材のうちの上
側のもの) 51、52 下端通気孔(第2開口部) 61 上風路(導通部、上導通部) 62 下風路(導通部、下部導通
部) 71 上送風機(送風機) 72 下送風機(送風機) 100 建物 101 外部 102 室内(内部) 103 壁 104 表面(境界部) 110 雨戸 d 間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外部から内部に外気を供給可能に
    する給気装置において、 前記建物の外部のうち太陽光の当たる位置に前記外部と
    前記内部との境界部から間隔を明けて設けられた集熱板
    と、前記間隔の中間部分に前記集熱板と対向し該集熱板
    との間で第1空間部を形成すると共に前記境界部との間
    で第2空間部を形成するように設けられた仕切板と、前
    記第1空間部と前記第2空間部の周囲をほぼ閉鎖するよ
    うに設けられた閉鎖部材と、前記外部と前記第1空間部
    との間で空気の通過を可能にする第1開口部と、前記外
    部と前記第2空間部との間に形成された第2開口部と、
    前記内部に対して前記第1空間部と前記第2空間部とを
    別個に導通可能にする導通部と、該導通部を介して前記
    外部から前記内部に前記外気を導入可能にする送風機
    と、を有することを特徴とする給気装置。
  2. 【請求項2】 前記導通部は前記第2空間と導通する上
    導通部とこれより下の位置に在り前記第1空間と導通す
    る下導通部とを有し、前記送風機は少なくとも前記下部
    導通部に設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の給気装置。
  3. 【請求項3】 前記外部と前記内部との間の壁の一部分
    を形成するように前記建物に取り付けられることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の給気装置。
  4. 【請求項4】 前記第2空間部が前記建物に装備される
    雨戸を収納可能な雨戸収納部であることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れか1に記載の給気装置。
  5. 【請求項5】 前記集熱板の前記外部の側に前記集熱板
    に対向するように光透過材からなる風防部材を設け、前
    記第1開口部を前記風防部材の上端部分に形成したこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1に記載の給気装
    置。
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