JP2002267078A - ワンタッチジョイント - Google Patents

ワンタッチジョイント

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JP2002267078A
JP2002267078A JP2001067428A JP2001067428A JP2002267078A JP 2002267078 A JP2002267078 A JP 2002267078A JP 2001067428 A JP2001067428 A JP 2001067428A JP 2001067428 A JP2001067428 A JP 2001067428A JP 2002267078 A JP2002267078 A JP 2002267078A
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touch joint
pipe
male
female
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JP2001067428A
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English (en)
Inventor
Masaaki Nagata
雅昭 永田
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水栓器具から延び出した接続配管と水又は湯と
を供給する供給配管とを接続するに際して、ワンタッチ
で簡単に接続することができるワンタッチジョイントを
提供する。またそのワンタッチジョイントの要素をなす
抜止クリップを安価に簡単に製造できるようにする。 【解決手段】ワンタッチジョイント38をソケット部材
46と、ソケット部材46に対して軸直角方向に装着さ
れるカム部81を備えた弾性を有する抜止クリップ72
とを含んで構成する。その抜止クリップ72は、何れの
断面においても厚みが実質的に均等な厚みであってその
全体を金属板材の曲げ加工にて形成したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は管接続用のジョイ
ントに関し、詳しくは水栓器具等の水回り機器と供給配
管との接続等に適用して好適で、ワンタッチ動作で簡単
に接続を行うことのできるワンタッチジョイントに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来こ
の種管接続用のジョイントとして図28に示すようなも
のが公知である。
【0003】同図において200は雌管で軸方向一端に
挿入開口202を有しており、更に挿入開口202に続
いて断面円形の雌嵌合面204を有している。また軸方
向端の外周面にフランジ部(突出部)206が形成され
ている。
【0004】208は雄管で、雄嵌合面210とそこに
装着されたOリング212とを有しており、その雄嵌合
面210が雌嵌合面204に挿入されて嵌合され、そし
てそれら嵌合面の間がOリング212にて水密にシール
されるようになっている。この雄管208の側にも、雌
管200におけるのと同様のフランジ部(突出部)21
4が形成されている。
【0005】216はこれら雌管200と雄管208と
を軸方向に締結するための弾性を有する抜止クリップで
あって、幅方向中間部に係入溝218を有するととも
に、周方向の一部が切り欠かれた形態をなしていて、そ
の切欠部分が開口220を成しており、更にその開口2
20に続いてハの字状に開いた形のガイド222が連続
して形成されている。
【0006】この抜止クリップ216は、雄管208を
雌管200内部に挿入し、そして一対のフランジ部20
6,214を合せた状態でそれらフランジ部206,2
14に対して、開口220を通じて軸直角方向に弾性的
に嵌め合され、それらフランジ部206,214を係入
溝218内に係入させることで、雌管200と雄管20
8とを軸方向に抜止状態に締結する。
【0007】224は安全カバーで内向きに折れ曲がっ
た一対の係止部226を有しており、それら係止部22
6を抜止クリップ216の一対のガイド222に嵌め合
せ係止することで、突出状態のガイド222をカバーす
るとともに抜止クリップ216の開きを防止する。しか
しながらこのジョイントは、管接続に際して雄管208
を雌管200内部に挿入する動作(アクション)と、そ
の状態で抜止クリップ216を軸直角方向に弾性的に嵌
め合せる動作及びその後において安全カバー224を嵌
め合せる動作の少なくとも3段階の動作が必要であり、
管接続に際しての作業性の点で尚十分簡単ではない問題
がある。
【0008】他方、径方向に弾性的に拡開・収縮可能な
抜止部材を雌管の開口からその内部に軸方向に押込装着
しておき、そして雄管を雌管に対し且つ抜止部材内部に
軸方向に押し込むことによって、その抜止部材を介して
雄管と雌管とを軸方向に接続する形態のジョイントも知
られている。しかしながらこのジョイントの場合、抜止
部材をソケットの内部に挿入する状態に装着した上、更
にその抜止部材の内部に雄管を挿入するものであるた
め、それらが軸直角方向に三重に重なった状態で必然的
にソケットが大径化し、管接続部分が部分的に大型化し
て同部分の外観が悪化してしまう問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のワンタッチジョ
イントはこのような課題を解決するために案出されたも
のである。而して請求項1のものは、(イ)雌嵌合面を
有する雌管と、(ロ)雄嵌合面を有し、該雌管に対して
軸方向に挿入されて該雄嵌合面を該雌嵌合面に嵌合させ
る雄管と、(ハ)前記雌管に対して軸直角方向に装着さ
れるとともに弾性的に拡開・収縮可能であって、該収縮
状態で該雌管からの該雄管の抜けを防止する抜止クリッ
プと、(ニ)前記雄管の外周面より突出した突出部に対
して、該雄管の挿入時に接触し、該雄管の挿入運動に従
動して前記抜止クリップを拡開運動させ、該抜止クリッ
プに対して前記突出部を抜止位置まで軸方向に移動可能
とするカム部とを有しており、該抜止位置において前記
抜止クリップが収縮運動して前記雄管を抜止めするよう
になしてあり、更に前記抜止クリップは何れの断面にお
いても厚みが実質的に均等な厚みをなしていて、全体が
金属板材の曲げ加工にて形成してあることを特徴とす
る。
【0010】請求項2のものは、請求項1において、前
記抜止クリップが一対の弾性脚と、それら弾性脚の各一
端の間に形成された前記雌管への嵌込用の開口と、該開
口とは反対側においてそれら一対の弾性脚を連結する連
結部と、該弾性脚の前記開口側の端に形成された、前記
雌管からの抜け防止用のストッパ爪とを備えた形態をな
しており、それらが実質的に均等な厚みをなしていて何
れの部分も金属板材の曲げ加工にて形成してあることを
特徴とする。
【0011】請求項3のものは、請求項2において、前
記ストッパ爪が前記弾性脚の板面と平行な方向に突き出
していることを特徴とする。
【0012】請求項4のものは、請求項2,3の何れか
において、前記抜止クリップは前記雌管への装着前の自
由形状の状態で、前記一対の弾性脚が少なくとも先端側
の一定長さ部分において前記開口に向って互いに間隔が
狭まる形状をなしていることを特徴とする。
【0013】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記抜止クリップが打抜加工品を曲げ加工し
て成るものであって、該抜止クリップの前記一対の弾性
脚に、前記雄管の挿入方向である前方に進むにつれて前
記雌管の中心側に接近するすり鉢形状のカム部が曲げ加
工により一体形成されており、且つ平板状の前記打抜加
工品の状態において該カム部を形成すべき部分の外形線
が、前記弾性脚を形成すべき部分の外形線より弧状に膨
出した形状をなし、曲げ加工後において該カム部の外形
線が該弾性脚の外形線と直線をなすようにしてあること
を特徴とする。
【0014】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
において、前記抜止クリップが前記雌管を周方向に切り
欠いて成る切欠部に装着されていることを特徴とする。
【0015】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記抜止クリップに対して外側から被さるカ
バーを更に備えていることを特徴とする。
【0016】請求項8のものは、請求項1〜7の何れか
において、前記ワンタッチジョイントが水回り機器から
延び出す接続配管と水又は湯の供給配管とを接続するも
のであることを特徴とする。
【0017】請求項9のものは、請求項8において、前
記水回り機器が水栓器具であることを特徴とする。
【0018】請求項10のものは、請求項8において、
前記水回り機器が便器の洗浄用の水を内部に貯える洗浄
タンクに対して給水を行うボールタップであることを特
徴とする。
【0019】請求項11のものは、請求項8において、
前記水回り機器が便器に備えられてノズルより人体局部
に洗浄用の水を噴射する局部洗浄装置であることを特徴
とする。
【0020】請求項12のものは、請求項1〜7の何れ
かにおいて、前記ワンタッチジョイントがシャワーホー
スと水栓本体とを接続するものであることを特徴とす
る。
【0021】
【作用及び発明の効果】以上のような本発明のワンタッ
チジョイントにあっては、単に雄管を雌管に挿入動作す
るだけでそれらの接続を行うことができる。即ち雌管を
設けた一方の部材と雄管を設けた他方の部材とをワンタ
ッチで迅速に且つ簡単に接続作業することができる。
【0022】加えて本発明のワンタッチジョイントにあ
っては、抜止クリップが雌管に対して軸直角方向に装着
されるため、雄管と雌管との接続部分が特に大径化且つ
大型化しまって、同部分の外観が悪化してしまう問題も
解決できる。
【0023】本発明のワンタッチジョイントは、抜止ク
リップが何れの断面においても厚みが実質的に均等な厚
みをなしている点を特徴としている。このような抜止ク
リップは、金属板材の曲げ加工(板金加工)にて形成す
ることができ、而して抜止クリップを金属板材の曲げ加
工にて形成できることから、抜止クリップを簡単に且つ
安価に製造することができ、これによりワンタッチジョ
イントのコストを低減することができる。
【0024】本発明においては、上記抜止クリップを一
対の弾性脚と、それらの間に形成された開口と、一対の
弾性脚を連結する連結部と、抜け防止用のストッパ爪と
を備えた形態となし、それらを実質的に均等な厚みとな
しておくことができる(請求項2)。
【0025】この場合において、そのストッパ爪を弾性
脚の板面と平行な方向に突き出した形態となしておくこ
とができる(請求項3)。ストッパ爪をこのような形態
で形成しておくことで、かかるストッパ爪をも金属板材
の曲げ加工によって容易に形成することができる。
【0026】上記抜止クリップは、雌管への装着前の自
由形状の状態で、一対の弾性脚の少なくとも先端側の一
定長さ部分を開口に向って互いに間隔が狭まる形状とな
しておくことができる(請求項4)。抜止クリップをこ
のような形状となしておくことより、これを雌管に対し
軸直角方向に弾性的に嵌め合せ装着したとき、抜止クリ
ップのばね力をより強くすることができる。即ち抜止ク
リップの雌管からの抜けに対する抵抗力を強くすること
ができる。
【0027】次に請求項5のものは、すり鉢形状のカム
部を抜止クリップの弾性脚に一体形成し、そして打抜き
後の平板状の状態(打抜加工品の状態)において、カム
部を形成すべき部分の外形線を、弾性脚を形成すべき部
分の外形線より弧状に膨出した形状となしておいて、曲
げ加工後においてカム部の外形線を弾性脚の外形線と直
線をなすようにしたものである。抜止クリップの弾性脚
に一体形成したカム部は、曲げ加工後においてその外形
線が弾性脚の外形線と直線をなすようにしておくこと
で、そのカム部の外形部分をも弾性脚とともに雌管のス
トッパ面に当接させることができ、これにより雄管に対
する抜止力を強くすることができる。
【0028】しかしながら、打抜き後の平板状の状態で
カム部を形成すべき部分の外形線と弾性脚を形成すべき
部分の外形線とが直線をなしていると、その後において
打抜加工品に対してカム部を形成するよう曲げ加工した
とき、カム部の外形線が弾性脚の外形線よりも部分的に
落ち込んだ形となって、そのカム部と雌管のストッパ面
との間に隙間が生じてしまう。即ちカム部の外形部分を
弾性脚の外形部分とともに雌管のストッパ面に対してと
もに当接させることができなくなってしまい、これによ
り抜止クリップによる雄管の抜止力が低下してしまう。
しかるに本発明に従えば抜止クリップによる抜止力を強
くすることができる。
【0029】本発明においては、上記抜止クリップを雌
管を周方向に切り欠いて成る切欠部に装着しておくこと
ができる(請求項6)。更にまた本発明においては、抜
止クリップに対して外側から被さるカバーをワンタッチ
ジョイントに備えておくことができる(請求項7)。こ
のようにしておけば、ワンタッチジョイントにおける雄
管と雌管との接続部分の外観を更に良好となすことがで
きる。
【0030】本発明は水回り機器から延び出す接続配管
と水又は湯の供給配管との接続に際して好適に適用可能
なものである(請求項8)。請求項9はその水回り機器
としての水栓器具から延び出す接続配管と水又は湯の供
給配管との接続に本発明を適用したもので、この場合一
般に水栓器具と供給配管との接続のための作業空間はカ
ウンター下などの狭い空間であり、そのような場合であ
っても作業性良くその水栓器具から延び出す接続配管と
供給配管とを接続することができる。
【0031】一方請求項10のものは、水回り機器とし
てのボールタップから延び出す接続配管と供給配管との
接続に本発明を適用したもので、この場合においても狭
い作業空間で作業性良く接続作業を行うことができる。
更に請求項11のものは、水回り機器としての局部洗浄
装置から延び出す接続配管と供給配管との接続に本発明
を適用したもので、この場合においても狭い作業空間で
作業性良く接続作業を行うことができる。
【0032】一方請求項12のものは、シャワーホース
と水栓本体との接続に本発明を適用したもので、この場
合においても作業性良く簡単に接続作業を行うことがで
きる。
【0033】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1〜図18は本発明のワンタッチジョイン
トを水回り機器としての水栓器具と水又は湯の供給配管
との接続用に用いた場合の実施例を示したもので、図1
中10は図示を省略するカウンター等の上面に設置され
る水栓器具(この例ではシングルレバー式の湯水混合水
栓)で、12は水栓本体、14はその上部に設けられた
レバー式の操作部、16は水栓本体12から延び出した
吐水管である。
【0034】吐水管16は、水栓本体12に一体的に構
成された管本体18と、ホース24とともに引出可能な
吐水ヘッド20とから成っている。ここで吐水ヘッド2
0は先端に吐水口22を有しており、この吐水口22か
ら吐水を行うようになっている。尚この例において、吐
水ヘッド20は吐水を整流吐水からシャワー吐水に若し
くはその逆に切替可能なものとされている。
【0035】26は水,湯の供給配管で壁Wから室内側
に横向きに突き出している。これら一対の供給配管26
の先端部には止水栓28が設けられている。止水栓28
は上向きの接続口30を有している。この接続口30の
外周面には雄ねじ32が形成されている。
【0036】この例において、水栓器具10と一対の供
給配管26とは接続配管装置34にて互いに接続されて
いる。接続配管装置34は、可撓性の接続配管36と、
本例のワンタッチジョイント38とを備えており、その
接続配管36の端部がワンタッチジョイント38にて供
給配管26に、具体的にその先端部の止水栓28に接続
されている。
【0037】接続配管36は水又は湯のサプライ管を成
すもので、供給配管26を通じて送られて来た水又は湯
がこれら接続配管36を通じて水栓本体12に送られ
る。水栓本体12に送られた水と湯とはその内部で所定
比率で混合された上、その混合水が流出管40を通じて
外部に流出する。そしてその流出管40に接続された上
記ホース24を通じて吐水ヘッド20へと送られ、先端
の吐水口22から吐水される。
【0038】尚、42はホース24を案内するホースガ
イドであり、44はホース24の引出量を一定量に規制
するためのストッパである。ホース24は、このストッ
パ44がホースガイド42に当接することでそれ以上の
引出しが阻止される。
【0039】本例のワンタッチジョイント38は、図2
〜図5に示しているように雌管としてのソケット部材4
6と、雄管としての端部部材48とをその主要素として
備えている。端部部材48はニップル部50を有してお
り、そのニップル部50が接続配管36の内部に挿入さ
れ、その状態で接続配管36の外周面にかしめ付けられ
たスリーブ52とともに接続配管36の先端部に固定さ
れている。
【0040】また端部部材48は、その外周面から径方
向外方に突出する環状のフランジ部(突出部)53と、
更にそのフランジ部53に続いて先端側に断面円形の雄
嵌合面54とを有しており、その雄嵌合面54にシール
部材としてのOリング56が装着されている。
【0041】一方ソケット部材46は、全体として円筒
形状をなしているとともに軸方向一端(図2及び図5中
下端)に雌ねじ58を有しており、その雌ねじ58が止
水栓28における接続口30の雄ねじ32にねじ結合さ
れている。即ちソケット部材46が止水栓28にねじ接
続されている。
【0042】ソケット部材46は図4,図9に示してい
るように図中上端に挿入開口60を有しており、更にそ
れより図中下側位置においてソケット部材46を所定周
長に亘って切り欠いて成る切欠部62が形成されてい
る。また図2に示しているように、この切欠部62に臨
むようにして端部部材48におけるフランジ部53を収
容する凹部64が形成されており、更にこの凹部64に
続いて図中下側に雌嵌合面66が形成されている。
【0043】上記端部部材48は、このソケット部材4
6に対して図中上端の挿入開口60より内部に挿入さ
れ、そして雄嵌合面54が雌嵌合面66に嵌合して且つ
それら嵌合面がOリング56によって水密にシールされ
る。尚このとき、フランジ部53がソケット部材46の
凹部64内に収容される。
【0044】図4に示しているように、ソケット部材4
6の下端部には大径且つ六角形状の工具掛部68が一体
に形成されている。この工具掛部68は平坦な工具掛面
70を有しており、この工具掛面70に工具を掛けるこ
とで、ソケット部材46を回転操作することができる。
即ちその回転操作によってソケット部材46の雌ねじ5
8を止水栓28の雄ねじ32にねじ結合することができ
る。
【0045】図2〜図5に示しているように、本例のワ
ンタッチジョイント38はソケット部材46から端部部
材48が軸方向に抜けるのを防止するための抜止クリッ
プ72を有している。
【0046】この抜止クリップ72は、図4,図10に
示しているように金属板ばね材を板金加工により略U字
状に曲げ加工した形態のもので、一対の弾性脚74と、
それら弾性脚74の各一端の間に形成された開口144
と、開口144と反対側において一対の弾性脚74を連
結する連結部76と、開口144側の一端において弾性
脚74に形成された、ハの字状に開いた形態のガイド7
8と、ガイド78から弾性脚74の板面と平行方向に突
出するストッパ爪80とを有している。
【0047】この抜止クリップ72は、ソケット部材4
6に対して軸直角方向に嵌め合わされ、一対の弾性脚7
4のそれぞれが切欠部62内に位置する状態でソケット
部材46に装着されている。而してその装着状態でこの
抜止クリップ72は、図2に示しているように、その前
端(図2中下端)が端部部材48のフランジ部53に当
接し、また後端(図2中上端)がソケット部材46の切
欠部62における当接面82に当接することで、ソケッ
ト部材46からの端部部材48の抜けを防止する。
【0048】尚抜止クリップ72における上記ガイド7
8は、抜止クリップ72をソケット部材46に対し軸直
角方向に且つ弾性的に嵌め合せる際の案内をなすもので
ある。
【0049】一方ストッパ爪80はソケット部材46に
装着した抜止クリップ72がソケット部材46から軸直
角方向に抜け出してしまうのを防止するためのものであ
る。即ちソケット部材46の外面には係止凹部84が形
成されており、その係止凹部84内にストッパ爪80が
収容されている。この係止凹部84にはストッパ面86
が形成されており、そのストッパ面86と抜止クリップ
72のストッパ爪80との当接作用によって、抜止クリ
ップ72がソケット部材46から軸直角方向に抜け出す
のが防止される。
【0050】但しストッパ爪80は係止凹部84内部に
おいて、一定距離軸直角方向に移動可能である。即ち抜
止クリップ72が軸直角方向に一定距離移動可能な状態
でソケット部材46に装着されている。
【0051】この抜止クリップ72の一対の弾性脚74
のそれぞれには、これを曲げ加工して成るカム部81が
一体に形成されている。ここでカム部81は、図4に示
しているようにすり鉢形状をなしている。詳しくは端部
部材48の挿入方向である前方に進むにつれてソケット
部材46の中心側に接近する形状をなしている。
【0052】このカム部81は次のように作用する。即
ち端部部材48をソケット部材46に対して軸方向に押
し込むと、その押込みの途中でカム部81が端部部材4
8のフランジ部53に接触し、その後更なる端部部材4
8の押込みに伴って、そのカム部81がカム作用で抜止
クリップ72の一対の弾性脚74を弾性的に拡開運動さ
せる。
【0053】これによって抜止クリップ72がフランジ
部53の通過を許容し、そしてフランジ部53が抜止ク
リップ72の拡開運動に伴いをこれを通過したところ
(抜止位置)で、抜止クリップ72が自身の復元力によ
って収縮運動する。この時点で抜止クリップ72の前端
がフランジ部53に当接し、また後端が切欠部62の当
接面82に当接した状態となって、ソケット部材46か
らの端部部材48、つまり接続配管36の抜けを防止す
る。
【0054】この抜止クリップ72は、図10(A)に
示しているように、ソケット部材46への装着前の自由
形状状態において、開口144の幅が一対の弾性脚74
の連結部76による連結側の基端の間隔よりも狭くされ
ている。即ち一対の弾性脚74が、その基端から開口1
44側の端にかけて互いの間隔が漸次狭まるような形状
をなしており、ソケット部材46への装着状態における
開口144の幅に対して、装着前の自由形状状態におけ
る開口144の幅が、図10(A)中Δd分小さくなっ
ている。
【0055】本例において、抜止クリップ72は金属板
ばね材を打抜加工して、これを更に曲げ加工して成るも
のである。図13はその金属板ばね材の打抜加工品の形
状を示したもので、同図中72Aが打抜加工品である。
図示のようにこの打抜加工品72Aは、全体として上辺
及び下辺が互いに平行且つ直線状の帯状をなしている。
尚図中74Aは弾性脚74の形成部分を、また76Aは
連結部76の形成部分を、78Aはガイド78の形成部
分を、80Aはストッパ爪80の形成部分を、更に81
Aはカム部81の形成部分をそれぞれ表している。
【0056】而して本例ではこの帯状の打抜加工品72
Aを曲げ加工することで、上記抜止クリップ72を形成
している。この帯状の打抜加工品72Aから曲げ加工に
よって抜止クリップ72を製造すると、図10(C)に
示しているようにカム部81の上縁(外形線)が若干下
向きに湾曲した形状となって、その上縁部分が弾性脚7
4の上縁(外形線)より部分的に落ち込んだ形状とな
る。このため図2に示す抜止クリップ72の装着状態の
下で、そのカム部81とソケット部材46における切欠
部62の当接面82との間に若干の隙間が生ずることと
なる。
【0057】図2〜図5において、88は装着状態の抜
止クリップ72に対して外側から被さる状態にソケット
部材46に装着されたカバー(本例では樹脂製)であっ
て、図11にも示しているように略円筒形状をなしてい
る。カバー88はその下端が開放形状をなしており、ま
た上端には内向きの鍔状部90が形成されていて、その
鍔状部90の内側に端部部材48とともに接続配管36
を挿入するための開口92を有している。
【0058】また図3に示しているように周壁部98の
周方向所定箇所に、抜止クリップ72の連結部76を内
部に収容する膨出部94を有しており、更にこれとは略
反対側の位置において、抜止クリップ72における一対
のガイド78に対応した一対の突出部96を有してい
る。
【0059】これら突出部96は、抜止クリップ72を
ソケット部材46に装着状態の下で、そのソケット部材
46に対し軸方向に嵌め合せられるように、断面形状が
図12に示しているように略U字形状をなしている。
【0060】尚、これら突出部96はソケット部材46
に装着された抜止クリップ72の一対のガイド78より
も外側に突出しており、ハの字状に開いた形態のガイド
78が露出状態で且つ単独で突き出した状態とならない
ようにし、手等がガイド78に突き当たったりするのを
防止するためのガードをも兼ねている。
【0061】カバー88には周壁部98に沿って所定周
長で窓100が設けられている。抜止クリップ72は、
この窓100の部分においてソケット部材46の径方向
に弾性的に拡開・収縮することができる。カバー88に
おける周壁部98の下端部には、周方向所定位置にスリ
ット102が形成されており、それらスリット102と
102との間に弾性係止部104が形成されている。
【0062】弾性係止部104の内面には、図12に示
しているように内向きに突出する係止爪106が形成さ
れている。一方ソケット部材46の外周面には、それら
係止爪106に対応する軸方向位置において係止溝10
8が環状に形成されており、その係止溝108に対して
係止爪106が弾性的に係止するようになっている。カ
バー88は、係止溝108に対する係止爪106の弾性
係止作用によって、ソケット部材46に着脱可能に装着
されている。
【0063】次に本例のワンタッチジョイント38によ
る接続の手順をその作用とともに以下に詳述する。本例
では、先ず接続配管36の端部を水栓器具10に接続し
ておき、その状態で接続配管36の他端部をワンタッチ
ジョイント38にて供給配管26、具体的にはその先端
部の止水栓28に接続する。その際の手順は次のように
なる。
【0064】先ずワンタッチジョイント38におけるソ
ケット部材46を止水栓28にねじ接続しておき、更に
そのソケット部材46に対して、図6に示しているよう
に抜止クリップ72及びカバー88を装着しておく。尚
このときの手順は、先ず抜止クリップ72をソケット部
材46に対して軸直角方向(図4参照)から嵌め合せて
装着し、その後にカバー88をソケット部材46に対し
軸方向に嵌め合せて装着する。図14(I)はこのとき
の状態を示している。
【0065】この状態で接続配管36に装着した端部部
材48を、カバー88の開口92及びソケット部材46
の軸方向端の挿入開口60を通じてソケット部材46内
部に挿入する。その挿入の過程で端部部材48の雄嵌合
面54がソケット部材46の雌嵌合面66内部に入り込
み(図14(II)参照)、続いてフランジ部53が抜止
クリップ72のカム部81に当接し接触する。
【0066】この状態から端部部材48、つまり接続配
管36を図中更に下向きに押し込むと、図15(III)
に示しているようにカム部81のカム作用によって抜止
クリップ72の一対の弾性脚74が接続配管36の押込
みに従動して弾性的に拡開運動し、端部部材48のフラ
ンジ部53の通過を許容する。
【0067】而してフランジ部53が抜止クリップ72
を通過し、ソケット部材46の段付面65に当接し且つ
凹部64内に収容されたところで、抜止クリップ72が
自身の復元力で収縮運動する。そして抜止クリップ72
がその前端をフランジ部53に当接させ、また後端を切
欠部62の当接面82に当接させた状態となって、ここ
において接続配管36のソケット部材46からの抜けを
防止した状態となる。図15(IV)及び図7,図8はこ
のときの状態を表している。
【0068】尚、接続配管36の押込みに伴って抜止ク
リップ72が拡開運動するとき、抜止クリップ72が図
4において軸直角方向且つ嵌合せ方向とは逆方向に若干
相対移動しようとする。しかしながらこの例ではカバー
88がソケット部材46に装着されていて、抜止クリッ
プ72を外側から包んでおり且つその軸直角方向の移動
を阻止した状態にあるため、抜止クリップ72が円滑に
拡開運動し、従って接続配管36を円滑にソケット部材
46内部に挿入作業することができる。
【0069】図16〜図18は接続配管36をソケット
部材46から抜き出す際の手順とその作用を表してい
る。先ず図16(I)及び(II)に示しているように、
接続配管36をソケット部材46から抜き出すには、カ
バー88を図中上方に持ち上げてソケット部材46から
外した状態とする。その後に図17(III)及び(IV)
に示しているように抜止クリップ76を軸直角方向且つ
嵌合せ方向とは逆方向に移動させて、端部部材48に対
する抜止めの作用を解除する。
【0070】その後、端部部材48を接続配管36とと
もに図中上方に引き抜く。ここにおいて図18(V)に
示しているように端部部材48がソケット部材46から
軸方向に抜出状態となる。即ち接続配管36が供給配管
26から外れた状態となる。
【0071】以上のような本例のワンタッチジョイント
38は、単に端部部材48をソケット部材46に挿入動
作するだけで接続配管36と止水栓28とをワンタッチ
で迅速に且つ簡単に接続作業することができる。加えて
本例のワンタッチジョイント38は抜止クリップ72が
ソケット部材46に対して軸直角方向に装着されている
ので、端部部材48とソケット部材46との接続部分が
特に大径化且つ大型化してしまい、同部分の外観が悪化
してしまう問題も解決できる。
【0072】本例のワンタッチジョイント38は、抜止
クリップ72が何れの断面においても厚みが実質的に均
等な厚みをなしていて、金属板ばね材の曲げ加工にて形
成してあり、従って本例によれば抜止クリップ72を簡
単に且つ安価に製造することができる。これによりワン
タッチジョイント38のコストを低減することができ
る。
【0073】また本例のワンタッチジョイント38の抜
止クリップ72は、ソケット部材46への装着前の自由
形状の状態で、一対の弾性脚74全体を、開口144に
向って互いに間隔が狭まる形状となしてあるので、これ
をソケット部材46に対し軸直角方向に弾性的に嵌め合
せ装着したとき、抜止クリップ72のばね力をより強く
でき、ソケット部材46からの抜けに対する抵抗力を強
くすることができる。
【0074】更にまた本例では抜止クリップ72に対し
て外側から被さるカバー88が設けてあるため、ワンタ
ッチジョイント38による端部部材48とソケット部材
46との接続部分の外観を更に良好となすことができ
る。
【0075】また本例によれば、ワンタッチジョイント
38による接続作業を、カウンター下の狭い作業空間で
あっても作業性良く水栓器具10と供給配管26とを接
続することができる。
【0076】図19及び図20は本発明の他の実施例を
示している。図19において、110は便器(洋風便
器)であって、112は便器本体、114は便座、11
6は便蓋、118は便器110の洗浄用の水を内部に貯
える洗浄タンクである。
【0077】この例では、ノズル122から人体局部に
向けて洗浄用の水を噴射する局部洗浄装置(水回り機
器)120が便器110に備えられている。また図20
に示しているように、洗浄タンク118内部には浮玉1
23の昇降に連動して吐水部124から洗浄タンク11
8内部に給水を行い、又は給水を停止するボールタップ
(水回り機器)126が配設されている。
【0078】而してこれら局部洗浄装置120,ボール
タップ126が、それぞれ接続配管36を介し本例のワ
ンタッチジョイント38にて壁Wから突き出した供給配
管26に接続されている。詳しくは、供給配管26先端
部の止水栓28に接続された分岐栓127の一方の分岐
口に対して局部洗浄装置120が接続配管36を介し本
例のワンタッチジョイント38にて接続され、また他方
の分岐口に対してボールタップ126が接続配管36を
介しワンタッチジョイント38にて接続されている。以
上の場合においても、狭い作業空間で作業性良く接続作
業を行うことができる。
【0079】次に図21は本発明の更に他の実施例を示
している。同図において128は浴室内のカウンター
で、そのカウンター128の前板にて構成される壁Wに
洗い場水栓130が取り付けられている。図中132は
その洗い場水栓130における水栓本体であり、134
は吐水管である。
【0080】135はシャワーヘッドであって、このシ
ャワーヘッド135がに接続されたシャワーホース(接
続配管36)の他端がワンタッチジョイント38により
水栓本体132に接続されている。詳しくはシャワーエ
ルボ136を介して水栓本体132に接続されている。
本例においても作業性良く簡単に接続作業を行うことが
できる。
【0081】次に図22及び図23は本発明の他の実施
例を示している。図22及び図23(C)に示している
ように、この例では抜止クリップ72のカム部81の外
形線、具体的には図23(C)中上縁が弾性脚74の上
縁と直線状をなしている。この結果、図22に示してい
るようにカム部81の上縁が弾性脚74の上縁ととも
に、ソケット部材46における切欠部62のストッパ面
82に対して全体的に当接した状態となっている。
【0082】図23(B)はこの例の抜止クリップ72
を曲げ加工により製造する前の打抜加工品72Aの形状
を表している。図示のようにこの例では、帯状の打抜加
工品72Aがカム部81の形成部分81Aにおいて外形
線が弧状に膨出した形状をなしている。而してこのよう
な帯状の打抜加工品72Aを曲げ加工して、弾性脚7
4,連結部76,ガイド78,ストッパ爪80を形成
し、更に同じく曲げ加工によってカム部81を形成した
とき、そのカム部81の外形線、即ち上縁が弾性脚74
の上縁と一直線をなす状態となる。
【0083】以上のような本例のワンタッチジョイント
38によれば、カム部81の外形線の部分をも弾性脚7
4とともにソケット部材46のストッパ面86に当接さ
せることができるため、端部部材48に対する抜止クリ
ップ72の抜止力を強くすることができる。
【0084】図24及び図25は本発明のワンタッチジ
ョイント38の他の例を示したものである。この例にお
いては、雄管としての端部部材48の側のみならず雌管
としてのソケット部材46の側にもフランジ部53が設
けられている。
【0085】一方抜止クリップ72は、金属板ばね材を
曲げ加工して形成した点については上記実施例(図1〜
図23)と同様であるが、この例では一対の弾性脚74
のそれぞれが円弧形状をなしており、更にまた幅方向中
間部において係入溝138が設けられている点で上記実
施例と異なっている。
【0086】この抜止クリップ72は、一対のフランジ
部53を合せた状態で係入溝138内部に係入させ、こ
れによってソケット部材46と端部部材48、つまり接
続配管36とを軸方向に抜止状態に締結する。尚抜止ク
リップ72に上記と同様の形状のカム部81が一体に形
成されている点で、上記実施例と同様である。
【0087】この例においては、図24に示しているよ
うに抜止クリップ72をソケット部材46に予め装着し
ておく。詳しくは、ソケット部材46のフランジ部53
が抜止クリップ72の係入溝138に係入する状態に抜
止クリップ72をソケット部材46に予め装着してお
く。
【0088】この状態で接続配管36、具体的には端部
部材48を下向きに押し込むと、端部部材48側のフラ
ンジ部53がカム部81のカム作用によって抜止クリッ
プ72を径方向に弾性的に拡開運動させながら係入溝1
38内部の位置(抜止位置)に到り、ここにおいて抜止
クリップ72が自身の復元力で収縮運動して、一対のフ
ランジ部53を合せた状態で係入溝138内部に係入さ
せる。ここにおいて端部部材48とソケット部材46と
が軸方向に抜止状態に締結される。この例においても、
雄管としての端部部材48を雌管としてのソケット部材
46に挿入するだけで、即ちワンアクションで自動的に
それらを接続作業することができる。
【0089】図26及び図27はワンタッチジョイント
38の他の例を示している。この例では、抜止クリップ
72がソケット部材46の切欠部62に装着されてお
り、更にまた抜止クリップ72が金属板ばね材を曲げ加
工した形態をなしていて、一対の弾性脚74と連結部7
6とを有している点で上記実施例(図1〜図23)と同
様であるが、この例では抜止クリップ72に上記のカム
部81は形成されていない。
【0090】これに代って図23に示しているように、
ソケット部材46に装着されたカバー88にカム部81
が一体に設けられている。ここでカム部81はカバー8
8に設けられた略傾斜形状の弾性片140にて構成され
ている。この弾性片140は、図中下向きに折れ曲がっ
た曲げ部142を有していて、その曲げ部142が抜止
クリップ72の一対の弾性脚74の幅方向端部に係合し
ている。
【0091】この例の場合、雄管としての端部部材48
を図中下向きに押し込むとカバー88のカム部81が押
し拡げられ、これに伴って抜止クリップ72が径方向に
弾性的に拡開運動し、フランジ部53の通過を許容す
る。
【0092】而してフランジ部53が抜止クリップ72
を通過したところ(抜止位置)で、抜止クリップ72が
自身の復元力によって収縮運動し、ここにおいて抜止ク
リップ72の前端がフランジ部53に、また後端が切欠
部62の当接面82に当接した状態となって、端部部材
48の即ち接続配管36のソケット部材46からの抜け
を防止する。
【0093】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明は上例以外の他の水
回り機器と相手部材との接続用として用いることが可能
であるなど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変
更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワンタッチジョイントを水栓器具と供
給配管との接続用に用いた例を示す図である。
【図2】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を示す要部拡大縦断面図である。
【図3】同じ実施例のワンタッチジョイントの要部拡大
横断面図である。
【図4】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を分解して示す斜視図である。
【図5】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を分解して示す縦断面図である。
【図6】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を接続配管を挿入する前の状態で示す斜視図である。
【図7】同じ実施例のワンタッチジョイントとその周辺
部を接続配管を挿入し接続した状態で示す斜視図であ
る。
【図8】図7と同じ状態を示す正面図及び側面図であ
る。
【図9】同じ実施例のワンタッチジョイントにおけるソ
ケット部材を単体状態で示す図である。
【図10】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
抜止クリップを単体状態で示す図である。
【図11】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
カバーを単体状態で示す斜視図である。
【図12】図11のカバーの構造を詳細に示す図であ
る。
【図13】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
抜止クリップの曲げ加工前の打抜加工品の形状を示す図
である。
【図14】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
接続の手順を示す図である。
【図15】図14に続く手順の説明図である。
【図16】同じ実施例のワンタッチジョイントにおける
接続を外す際の手順を示す図である。
【図17】図16に続く手順の説明図である。
【図18】図17に続く手順の説明図である。
【図19】本発明の他の実施例を示す図である。
【図20】図19の要部を拡大して示す部分断面図であ
る。
【図21】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図22】本発明の他の実施例のワンタッチジョイント
の要部を拡大して示す断面図である。
【図23】図22の抜止クリップの曲げ加工前の打抜加
工品の形状と加工後の抜止クリップの形状を示す図であ
る。
【図24】本発明のワンタッチジョイントの他の形態例
を示す図である。
【図25】図24のワンタッチジョイントを分解して示
す斜視図である。
【図26】本発明のワンタッチジョイントの更に他の形
態例を示す図である。
【図27】図26のワンタッチジョイントの斜視図であ
る。
【図28】従来のジョイントの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 水栓器具(水回り機器) 26 供給配管 36 接続配管 38 ワンタッチジョイント 46 ソケット部材(雌管) 48 端部部材(雄管) 53 フランジ部(突出部) 54 雄嵌合面 62 切欠部 66 雌嵌合面 72 抜止クリップ 72A 打抜加工品 74 弾性脚 76 連結部 80 ストッパ爪 81 カム部 88 カバー 110 便器 118 洗浄タンク 120 局部洗浄装置(水回り機器) 122 ノズル 126 ボールタップ(水回り機器) 132 水栓本体 144 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D038 JA00 JC00 2D039 BA07 2D060 AC03 BF09 3J106 AB01 BA01 BB01 BC04 BD01 BE18 BE21 BE29 BE40 CA03 EA03 EB02 EC01 EC07 ED33 ED35 ED36 EE02 EF04 EF05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)雌嵌合面を有する雌管と(ロ)雄嵌合
    面を有し、該雌管に対して軸方向に挿入されて該雄嵌合
    面を該雌嵌合面に嵌合させる雄管と(ハ)前記雌管に対
    して軸直角方向に装着されるとともに弾性的に拡開・収
    縮可能であって、該収縮状態で該雌管からの該雄管の抜
    けを防止する抜止クリップと(ニ)前記雄管の外周面よ
    り突出した突出部に対して、該雄管の挿入時に接触し、
    該雄管の挿入運動に従動して前記抜止クリップを拡開運
    動させ、該抜止クリップに対して前記突出部を抜止位置
    まで軸方向に移動可能とするカム部とを有しており、該
    抜止位置において前記抜止クリップが収縮運動して前記
    雄管を抜止めするようになしてあり、 更に前記抜止クリップは何れの断面においても厚みが実
    質的に均等な厚みをなしていて、全体が金属板材の曲げ
    加工にて形成してあることを特徴とするワンタッチジョ
    イント。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記抜止クリップが
    一対の弾性脚と、それら弾性脚の各一端の間に形成され
    た前記雌管への嵌込用の開口と、該開口とは反対側にお
    いてそれら一対の弾性脚を連結する連結部と、該弾性脚
    の前記開口側の端に形成された、前記雌管からの抜け防
    止用のストッパ爪とを備えた形態をなしており、それら
    が実質的に均等な厚みをなしていて何れの部分も金属板
    材の曲げ加工にて形成してあることを特徴とするワンタ
    ッチジョイント。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ストッパ爪が前
    記弾性脚の板面と平行な方向に突き出していることを特
    徴とするワンッタッチジョイント。
  4. 【請求項4】 請求項2,3の何れかにおいて、前記抜
    止クリップは前記雌管への装着前の自由形状の状態で、
    前記一対の弾性脚が少なくとも先端側の一定長さ部分に
    おいて前記開口に向って互いに間隔が狭まる形状をなし
    ていることを特徴とするワンタッチジョイント。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記抜
    止クリップが打抜加工品を曲げ加工して成るものであっ
    て、該抜止クリップの前記一対の弾性脚に、前記雄管の
    挿入方向である前方に進むにつれて前記雌管の中心側に
    接近するすり鉢形状のカム部が曲げ加工により一体形成
    されており、且つ平板状の前記打抜加工品の状態におい
    て該カム部を形成すべき部分の外形線が、前記弾性脚を
    形成すべき部分の外形線より弧状に膨出した形状をな
    し、曲げ加工後において該カム部の外形線が該弾性脚の
    外形線と直線をなすようにしてあることを特徴とするワ
    ンタッチジョイント。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記抜
    止クリップが前記雌管を周方向に切り欠いて成る切欠部
    に装着されていることを特徴とするワンタッチジョイン
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記抜
    止クリップに対して外側から被さるカバーを更に備えて
    いることを特徴とするワンタッチジョイント。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記ワ
    ンタッチジョイントが水回り機器から延び出す接続配管
    と水又は湯の供給配管とを接続するものであることを特
    徴とするワンタッチジョイント。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記水回り機器が水
    栓器具であることを特徴とするワンタッチジョイント。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記水回り機器が
    便器の洗浄用の水を内部に貯える洗浄タンクに対して給
    水を行うボールタップであることを特徴とするワンタッ
    チジョイント。
  11. 【請求項11】 請求項8において、前記水回り機器が
    便器に備えられてノズルより人体局部に洗浄用の水を噴
    射する局部洗浄装置であることを特徴とするワンタッチ
    ジョイント。
  12. 【請求項12】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記
    ワンタッチジョイントがシャワーホースと水栓本体とを
    接続するものであることを特徴とするワンタッチジョイ
    ント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190021A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Inax Corp 便器

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